JPH06324222A - イメージファイバ - Google Patents
イメージファイバInfo
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- JPH06324222A JPH06324222A JP5111797A JP11179793A JPH06324222A JP H06324222 A JPH06324222 A JP H06324222A JP 5111797 A JP5111797 A JP 5111797A JP 11179793 A JP11179793 A JP 11179793A JP H06324222 A JPH06324222 A JP H06324222A
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- fibers
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Links
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Landscapes
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】クロストークを抑えて画質の劣化を防止できる
と共に明るさむらの無い細径且つ高解像度のイメージフ
ァイバを提供する。 【構成】クラッド外径は一定で且つ5種類の異なるコア
径を有するファイバ(素線)を夫々600本づつランダ
ムに混ぜ合わせて紡糸して構成されている。具体的に
は、ファイバをランダムに束ねた後、加熱して軟化させ
た状態で引き伸ばして細径化させる。この結果、コアが
熔合してコンジット化されたイメージファイバが形成さ
れる。このような方法で形成されたイメージファイバの
コア径(紡糸後)は、5種類の異なる値となったが、繊
維間隔は、で一定であった。また、かかるイメージファ
イバに対して所定の光(NA=0.495、λ=65
0)を入射させた場合、V値は、5種類の異なる値とな
った。
と共に明るさむらの無い細径且つ高解像度のイメージフ
ァイバを提供する。 【構成】クラッド外径は一定で且つ5種類の異なるコア
径を有するファイバ(素線)を夫々600本づつランダ
ムに混ぜ合わせて紡糸して構成されている。具体的に
は、ファイバをランダムに束ねた後、加熱して軟化させ
た状態で引き伸ばして細径化させる。この結果、コアが
熔合してコンジット化されたイメージファイバが形成さ
れる。このような方法で形成されたイメージファイバの
コア径(紡糸後)は、5種類の異なる値となったが、繊
維間隔は、で一定であった。また、かかるイメージファ
イバに対して所定の光(NA=0.495、λ=65
0)を入射させた場合、V値は、5種類の異なる値とな
った。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高画質の細径イメージ
ファイバに関する。
ファイバに関する。
【0002】
【従来の技術】イメージファイバを用いた内視鏡とし
て、従来、例えば図6に示すような内視鏡1が知られて
いる。図6に示すように、照明光学系(図示しない)に
よって照明された物体Tの像(T)は、対物レンズ群2
を介して複数のファイバを束ねて構成されたイメージフ
ァイバ3の入射端面3aに結像される。入射端面3aに
結像された像(T)は、イメージファイバ3の出射端面
3bから出射された後、接眼レンズ4を介して観察され
る。この内視鏡1は、近年細径化が進み、血管内を観察
できるように、その外径が1mm以下の内視鏡の研究開
発がされている。
て、従来、例えば図6に示すような内視鏡1が知られて
いる。図6に示すように、照明光学系(図示しない)に
よって照明された物体Tの像(T)は、対物レンズ群2
を介して複数のファイバを束ねて構成されたイメージフ
ァイバ3の入射端面3aに結像される。入射端面3aに
結像された像(T)は、イメージファイバ3の出射端面
3bから出射された後、接眼レンズ4を介して観察され
る。この内視鏡1は、近年細径化が進み、血管内を観察
できるように、その外径が1mm以下の内視鏡の研究開
発がされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような内視鏡に適
用されるイメージファイバは、その外径が数百μm程度
と極めて細く、コア径が数μmで画素数は2〜3千本程
度であって、必ずしも満足な画質が得られる訳ではな
い。
用されるイメージファイバは、その外径が数百μm程度
と極めて細く、コア径が数μmで画素数は2〜3千本程
度であって、必ずしも満足な画質が得られる訳ではな
い。
【0004】このような細径イメージファイバは、各フ
ァイバを別々にせず、クラッドを共有したファイバコン
ジットと呼ばれる構造のものが主に用いられている。図
7は、ファイバコンジット5の断面を模式的に示す図で
あって、このファイバコンジット5は、共通のクラッド
6の中に互いに離間して配置された複数のコア7を備え
て構成されている。
ァイバを別々にせず、クラッドを共有したファイバコン
ジットと呼ばれる構造のものが主に用いられている。図
7は、ファイバコンジット5の断面を模式的に示す図で
あって、このファイバコンジット5は、共通のクラッド
6の中に互いに離間して配置された複数のコア7を備え
て構成されている。
【0005】このような構造では、クラッド6が連続し
ているために、クラッド6とコア7との間の境面からク
ラッド6中に漏れ出た光成分が他のコア7に混入するい
わゆるクロストーク現象が起こり易い。
ているために、クラッド6とコア7との間の境面からク
ラッド6中に漏れ出た光成分が他のコア7に混入するい
わゆるクロストーク現象が起こり易い。
【0006】この現象は、特にコア7相互の間隔を10
μm以下程度に細径化させた場合に著しくなる。このた
め、ファイバ相互間でクロストーク現象が起こらないよ
うに、充分に厚いクラッド6を設ける必要があった。
μm以下程度に細径化させた場合に著しくなる。このた
め、ファイバ相互間でクロストーク現象が起こらないよ
うに、充分に厚いクラッド6を設ける必要があった。
【0007】しかしながら、近年では、これらの極細径
イメージファイバも高画素化が望まれている。このた
め、コア7の径を小さくすると共にコア7の間のクラッ
ド6を薄くして画素密度(コア7の密度)を大きくする
必要がある。
イメージファイバも高画素化が望まれている。このた
め、コア7の径を小さくすると共にコア7の間のクラッ
ド6を薄くして画素密度(コア7の密度)を大きくする
必要がある。
【0008】しかし、コア相互の間隔が小さくなってク
ラッド厚が光の波長の数倍以下になると、ファイバ間の
モード結合によってクロストークが発生して、画質を著
しく低下させる結果となる。
ラッド厚が光の波長の数倍以下になると、ファイバ間の
モード結合によってクロストークが発生して、画質を著
しく低下させる結果となる。
【0009】このようなクロストークによる画質の低下
を防止するためには、クラッド6の厚みを大きくする必
要があるが、そうすると、今度はファイバ束断面におけ
る単位面積当りのコアの占有率が小さくなってしまい、
結果、明るい画像を得ることができなくなると共に高画
素化も達成できなくなるという欠点が残る。
を防止するためには、クラッド6の厚みを大きくする必
要があるが、そうすると、今度はファイバ束断面におけ
る単位面積当りのコアの占有率が小さくなってしまい、
結果、明るい画像を得ることができなくなると共に高画
素化も達成できなくなるという欠点が残る。
【0010】従って、従来の技術では、クロストークを
防止する必要上、イメージファイバの高解像度化を達成
することは困難であった。本発明は、このような弊害を
除去するためになされ、その目的は、クロストークを抑
えて画質の劣化を防止できると共に明るさむらの無い細
径且つ高解像度のイメージファイバを提供することを目
的とする。
防止する必要上、イメージファイバの高解像度化を達成
することは困難であった。本発明は、このような弊害を
除去するためになされ、その目的は、クロストークを抑
えて画質の劣化を防止できると共に明るさむらの無い細
径且つ高解像度のイメージファイバを提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】ファイバは、波
動論的には、一種の導波管とみなすことができ、ファイ
バに光を入射させると、コア内に種々の波動モードが励
起され、各モードがファイバ中を伝搬することにより光
の伝達が行われる。そして、イメージファイバは、この
ような光導波路を多数集積したものとして、その光伝達
特性を解析することができる。
動論的には、一種の導波管とみなすことができ、ファイ
バに光を入射させると、コア内に種々の波動モードが励
起され、各モードがファイバ中を伝搬することにより光
の伝達が行われる。そして、イメージファイバは、この
ような光導波路を多数集積したものとして、その光伝達
特性を解析することができる。
【0012】イメージファイバにおけるクロストーク現
象は、論文「イメージファイバの伝送特性」 (電子通信
学会論文誌’83.11 vol.J66-C No.11)に解析されてお
り、かかる論文内に示された数式によってクロストーク
の様子が推察できる。
象は、論文「イメージファイバの伝送特性」 (電子通信
学会論文誌’83.11 vol.J66-C No.11)に解析されてお
り、かかる論文内に示された数式によってクロストーク
の様子が推察できる。
【0013】この論文内に示されているクロストークパ
ラメータ(論文内では、漏話パラメータと呼んでいる)
という値(以下、B値という)は、クロストークの大小
関係を示す値であり、B値が大きい程、クロストークは
著しくなる。例えば、LP01モードにおけるB値は、下
記の数1式で与えられている。
ラメータ(論文内では、漏話パラメータと呼んでいる)
という値(以下、B値という)は、クロストークの大小
関係を示す値であり、B値が大きい程、クロストークは
著しくなる。例えば、LP01モードにおけるB値は、下
記の数1式で与えられている。
【0014】
【数1】
【0015】ここで、u01,w01はLP01モードの固有
値、aはファイバのコア半径、dはファイバのピッチ、
zはファイバの長さ、βはLP01モードの伝搬定数、K
m はm次の第2種変形ベッセル関数である。また、vは
ファイバのスペックによって決定される正規化周波数で
あり、下記の数2式で表される。
値、aはファイバのコア半径、dはファイバのピッチ、
zはファイバの長さ、βはLP01モードの伝搬定数、K
m はm次の第2種変形ベッセル関数である。また、vは
ファイバのスペックによって決定される正規化周波数で
あり、下記の数2式で表される。
【0016】
【数2】
【0017】但し、k=2π/λ(λはファイバ内を伝
搬する光の波長)、n1 ,n2 は夫々コアとクラッドの
屈折率である。また、下記の数3式は、ファイバの開口
数(NA)と呼ばれるパラメータである。
搬する光の波長)、n1 ,n2 は夫々コアとクラッドの
屈折率である。また、下記の数3式は、ファイバの開口
数(NA)と呼ばれるパラメータである。
【0018】
【数3】
【0019】なお、その他の高次モードについても、上
述の論文中に示された考え方によって、そのB値が算出
される。ところで、上述の論文の考え方に基づいて、光
の波長は500nm、ファイバのコア径は1.95μ
m、画素間隔は3.68μm、NA=0.49、ファイ
バ長は1.5mのイメージファイバについて、B値を計
算してみると、下記の表1のような値が得られる。
述の論文中に示された考え方によって、そのB値が算出
される。ところで、上述の論文の考え方に基づいて、光
の波長は500nm、ファイバのコア径は1.95μ
m、画素間隔は3.68μm、NA=0.49、ファイ
バ長は1.5mのイメージファイバについて、B値を計
算してみると、下記の表1のような値が得られる。
【0020】
【表1】
【0021】表1から、LP01モードのB値が最も少な
い値であることが分かる。従って、LP01モードのクロ
ストークが最も少ないことが推察される。ここで、ファ
イバ中を伝送される光は、各モードの線形結合であるみ
なして、これらをEtotal すると、このEtotal は下記
の数4式で表される。
い値であることが分かる。従って、LP01モードのクロ
ストークが最も少ないことが推察される。ここで、ファ
イバ中を伝送される光は、各モードの線形結合であるみ
なして、これらをEtotal すると、このEtotal は下記
の数4式で表される。
【0022】
【数4】
【0023】ここで、Amlは各モードのウェイトであ
り、Emlは各モードの電界分布関数(モード関数)であ
る。ウェイトAmlは、ファイバ端面に入射する光の電界
分布関数に依存し、下記の数5式により求めることがで
きる。
り、Emlは各モードの電界分布関数(モード関数)であ
る。ウェイトAmlは、ファイバ端面に入射する光の電界
分布関数に依存し、下記の数5式により求めることがで
きる。
【0024】
【数5】
【0025】ここで、O(r,θ)は入射光の電界分布
であり、r,θはファイバのコア中心を原点とする極座
標を示すものであり、rが距離、θが角度である。前述
したように、クロストークの大きさは、LP01モードが
最も少ないため、LP01モードのウェイトが最も大き
く、且つ、他のモードのウェイトが小さくなるような入
射光を与えると、上記数4式により、ファイバで伝送さ
れるトータルのクロストークが最も少なくなることが分
かる。
であり、r,θはファイバのコア中心を原点とする極座
標を示すものであり、rが距離、θが角度である。前述
したように、クロストークの大きさは、LP01モードが
最も少ないため、LP01モードのウェイトが最も大き
く、且つ、他のモードのウェイトが小さくなるような入
射光を与えると、上記数4式により、ファイバで伝送さ
れるトータルのクロストークが最も少なくなることが分
かる。
【0026】上記の説明は、イメージファイバを構成す
る各ファイバの伝搬定数(β)が互いに等しい場合のも
ので、伝搬定数(β)が互いに異なるファイバ相互間で
のクロストークは考慮していない。
る各ファイバの伝搬定数(β)が互いに等しい場合のも
ので、伝搬定数(β)が互いに異なるファイバ相互間で
のクロストークは考慮していない。
【0027】実際のファイバでは、屈折率の揺らぎ、コ
アとクラッドの境界面の不均一性、ファイバに混入した
不純物による散乱等、種々の要因によりモード変換が起
こり、また、伝搬定数(β)が異なるファイバ相互間で
もクロストーク現象が起こる。
アとクラッドの境界面の不均一性、ファイバに混入した
不純物による散乱等、種々の要因によりモード変換が起
こり、また、伝搬定数(β)が異なるファイバ相互間で
もクロストーク現象が起こる。
【0028】しかし、伝搬定数(β)が異なる場合に
は、伝搬定数が等しい場合よりもクロストークは小さく
なる。ファイバの伝搬定数(β)を異ならせるために
は、正規化周波数(V)の値が異なるようにすればよ
い。
は、伝搬定数が等しい場合よりもクロストークは小さく
なる。ファイバの伝搬定数(β)を異ならせるために
は、正規化周波数(V)の値が異なるようにすればよ
い。
【0029】先に示した数2式から、V値は、コアの半
径(a)に依存していることが分かる。かかる点に着目
したクロストーク対策としていわゆるランダムイメージ
ファイバが知られている。
径(a)に依存していることが分かる。かかる点に着目
したクロストーク対策としていわゆるランダムイメージ
ファイバが知られている。
【0030】従って、図1に示すように、ランダムイメ
ージファイバは、大きさや形状が相互に異なる複数のコ
ア8をクラッド9中にランダムに分散させ、且つ、隣接
するファイバ相互間の伝搬定数(β)を異ならせること
によって、クロストークを減少させるように構成されて
いる。
ージファイバは、大きさや形状が相互に異なる複数のコ
ア8をクラッド9中にランダムに分散させ、且つ、隣接
するファイバ相互間の伝搬定数(β)を異ならせること
によって、クロストークを減少させるように構成されて
いる。
【0031】ところで、ランダムイメージファイバにお
いて、隣接するコア相互間のクロストークのみを考えた
場合、最も近いコア8が必ず相互に異なるV値を持つよ
うにするためには、各ファイバの順序を決めて規則的に
配列したとしても最低3種類のV値の異なるファイバが
必要である。
いて、隣接するコア相互間のクロストークのみを考えた
場合、最も近いコア8が必ず相互に異なるV値を持つよ
うにするためには、各ファイバの順序を決めて規則的に
配列したとしても最低3種類のV値の異なるファイバが
必要である。
【0032】このため、従来のランダムイメージファイ
バには、3種類のファイバを用いた例が知られている。
しかしながら、数千本ものファイバを規則的に配列する
ことは現実的に困難であるため、適当に混ぜ合わせるこ
とになる。このとき、n種類のファイバにおいて、隣接
する他のファイバが同種類でない確率は、下記の数6式
によって算出される。
バには、3種類のファイバを用いた例が知られている。
しかしながら、数千本ものファイバを規則的に配列する
ことは現実的に困難であるため、適当に混ぜ合わせるこ
とになる。このとき、n種類のファイバにおいて、隣接
する他のファイバが同種類でない確率は、下記の数6式
によって算出される。
【0033】
【数6】
【0034】この式において、n=3とすると、その確
率は0.27%となり、確率的に非常に低いことが分か
る。そこで、本発明においては、ファイバの種類を増や
すことにより、この確率を向上させ、画質の向上を図る
ものである。例えば、5種類(n=5)のファイバを用
いた場合、その確率は4.7%となり、確率的に約17
倍の向上を達成させることができる。同様に、同一のコ
アが1つ又は2つ隣接する確率を考えても5種類以上の
ファイバを用いることにより、画質が飛躍的に向上する
ことが分かる。
率は0.27%となり、確率的に非常に低いことが分か
る。そこで、本発明においては、ファイバの種類を増や
すことにより、この確率を向上させ、画質の向上を図る
ものである。例えば、5種類(n=5)のファイバを用
いた場合、その確率は4.7%となり、確率的に約17
倍の向上を達成させることができる。同様に、同一のコ
アが1つ又は2つ隣接する確率を考えても5種類以上の
ファイバを用いることにより、画質が飛躍的に向上する
ことが分かる。
【0035】この場合、イメージファイバを構成する各
ファイバのV値の差異が大きい程、クロストークは減少
することになるが、一方、大き過ぎるとコア径の違いに
より各ファイバの伝達光量の差が大きくなるため、明る
さむら等の弊害が生じる。
ファイバのV値の差異が大きい程、クロストークは減少
することになるが、一方、大き過ぎるとコア径の違いに
より各ファイバの伝達光量の差が大きくなるため、明る
さむら等の弊害が生じる。
【0036】そこで、伝搬モードの数の異なるファイバ
が少なくとも1つ在れば最も高次のモードがV値の小さ
いファイバに依存しなくなるので、クロストークを減少
される上で望ましい。この場合、V値の差も小さくで済
むので、コア径の違いによる明るさむらの影響も問題の
無いレベルに抑えることができる。
が少なくとも1つ在れば最も高次のモードがV値の小さ
いファイバに依存しなくなるので、クロストークを減少
される上で望ましい。この場合、V値の差も小さくで済
むので、コア径の違いによる明るさむらの影響も問題の
無いレベルに抑えることができる。
【0037】先に述べたように、低次モードのほうがク
ロストークが少ないという原理を用いると、例えば、2
つのファイバの伝搬可能なモードの数を異ならせた場
合、一方のファイバの伝搬可能な最高次数以上のモード
の光は、他方のファイバ中に伝わらないため、クロスト
ークにならないことが分かる。
ロストークが少ないという原理を用いると、例えば、2
つのファイバの伝搬可能なモードの数を異ならせた場
合、一方のファイバの伝搬可能な最高次数以上のモード
の光は、他方のファイバ中に伝わらないため、クロスト
ークにならないことが分かる。
【0038】V値の差だけでクロストークを減らす場合
には、V値の差をなるべく大きくしなければならない
が、モードの数を異ならせることによって、V値の差を
小さ目にしても同レベルのクロストークが実現される。
には、V値の差をなるべく大きくしなければならない
が、モードの数を異ならせることによって、V値の差を
小さ目にしても同レベルのクロストークが実現される。
【0039】図2は、均一コア光ファイバの分散曲線を
示す図であり、各モードにおける正規化周波数(V値)
と伝搬定数(β)との関係を示す図である(出典、「光
ファイバ」:オーム社、著者;大越孝敬ほか2名)。同
図では、横軸をV値、縦軸をβ/k(kは波数)として
表示されている。なお、下記の数7式
示す図であり、各モードにおける正規化周波数(V値)
と伝搬定数(β)との関係を示す図である(出典、「光
ファイバ」:オーム社、著者;大越孝敬ほか2名)。同
図では、横軸をV値、縦軸をβ/k(kは波数)として
表示されている。なお、下記の数7式
【0040】
【数7】
【0041】で算出される正規化変数(b)を縦軸とし
た場合のスケールも示されている。図2から明らかなよ
うに、例えばLP01モードを示す分散曲線(A)は、最
低次数モードを示しており、V値の如何にかかわらず、
常に、ファイバ中を伝搬する(カットオフがない)が、
それ以上のモード(B,C,D,E,F,G)では、カ
ットオフが存在する。
た場合のスケールも示されている。図2から明らかなよ
うに、例えばLP01モードを示す分散曲線(A)は、最
低次数モードを示しており、V値の如何にかかわらず、
常に、ファイバ中を伝搬する(カットオフがない)が、
それ以上のモード(B,C,D,E,F,G)では、カ
ットオフが存在する。
【0042】例えば、LP11モードを示す分散曲線
(B)は、V=2.405で途切れているが、これは、
LP11モードは、V<2.405のファイバ中では、伝
搬定数(β)を任意に設定した場合でも励起されず、か
かるモードの光は、ファイバ中を伝搬し得ないことを意
味している。
(B)は、V=2.405で途切れているが、これは、
LP11モードは、V<2.405のファイバ中では、伝
搬定数(β)を任意に設定した場合でも励起されず、か
かるモードの光は、ファイバ中を伝搬し得ないことを意
味している。
【0043】同様に、LP21モード(C)及びLP02モ
ード(D)は、V=3.83においてカットオフ状態と
なる。従って、仮に、第1のファイバのV値を“3”と
し、第2のファイバのV値を“4”に設定したとする
と、第2のファイバ中には、LP01、LP11、LP21、
LP02の各モードが伝搬するが、第1のファイバ中に
は、LP01、LP11モードしか伝搬しないことになる。
ード(D)は、V=3.83においてカットオフ状態と
なる。従って、仮に、第1のファイバのV値を“3”と
し、第2のファイバのV値を“4”に設定したとする
と、第2のファイバ中には、LP01、LP11、LP21、
LP02の各モードが伝搬するが、第1のファイバ中に
は、LP01、LP11モードしか伝搬しないことになる。
【0044】この結果、これら2種類のファイバを混在
させて構成したイメージファイバにおいては、LP21、
LP02の各モードは、第2のファイバ中にだけ伝搬され
るので、これらモードについては、第1のファイバと第
2のファイバとの間でクロストークは発生せず、全体の
クロストークが減少することになる。
させて構成したイメージファイバにおいては、LP21、
LP02の各モードは、第2のファイバ中にだけ伝搬され
るので、これらモードについては、第1のファイバと第
2のファイバとの間でクロストークは発生せず、全体の
クロストークが減少することになる。
【0045】次に、イメージファイバにより伝達される
光の伝達効率について説明する。イメージファイバを細
径化し、且つ、高解像を保つためには、必然的に繊維間
隔を小さくし、且つ、コア径も小さくする必要がある。
更に、コア径を小さくすると、伝搬モードが減少して、
V値が2.405以下でシングルモードになる。
光の伝達効率について説明する。イメージファイバを細
径化し、且つ、高解像を保つためには、必然的に繊維間
隔を小さくし、且つ、コア径も小さくする必要がある。
更に、コア径を小さくすると、伝搬モードが減少して、
V値が2.405以下でシングルモードになる。
【0046】図3には、開口数(NA)が0.5の光フ
ァイバに、Fナンバーが1.4の光を入射した際、励起
される各モード(波長が600nm)のエネルギー割合
のグラフが示されている。
ァイバに、Fナンバーが1.4の光を入射した際、励起
される各モード(波長が600nm)のエネルギー割合
のグラフが示されている。
【0047】同図では、横軸をコア径、縦軸をエネルギ
ーの比率で任意スケールである。このグラフから明らか
なように、LP01モード(A)だけでなく、LP11モー
ド(B)及びLP21モード(C)が伝送するエネルギー
割合も大きいことが分かる。また、LP11モード(B)
を伝送するためには、コア径が約1μm以上、LP21モ
ード(C)を伝送するためには、コア径が約1.5μm
以上の大きさが必要であり、これを下回ると明るさが著
しく劣化することが予測される。また、入射光束のFナ
ンバーが2〜1の範囲では概略同様のことが言える。
ーの比率で任意スケールである。このグラフから明らか
なように、LP01モード(A)だけでなく、LP11モー
ド(B)及びLP21モード(C)が伝送するエネルギー
割合も大きいことが分かる。また、LP11モード(B)
を伝送するためには、コア径が約1μm以上、LP21モ
ード(C)を伝送するためには、コア径が約1.5μm
以上の大きさが必要であり、これを下回ると明るさが著
しく劣化することが予測される。また、入射光束のFナ
ンバーが2〜1の範囲では概略同様のことが言える。
【0048】そこで、明るさを確保するためには、可視
域(約400nm〜650nm)でLP11モード(B)
が伝搬されることが必要であるため、 V>2.405 の関係を満足する必要がある。
域(約400nm〜650nm)でLP11モード(B)
が伝搬されることが必要であるため、 V>2.405 の関係を満足する必要がある。
【0049】なお、伝送効率を充分大きくさせるには、
LP21モード(C)も伝搬可能であれば、更に望まし
い。このとき、LP21モード(C)の伝搬条件は、 V>3.83 の関係を満足する必要がある。
LP21モード(C)も伝搬可能であれば、更に望まし
い。このとき、LP21モード(C)の伝搬条件は、 V>3.83 の関係を満足する必要がある。
【0050】ランダムイメージファイバは、V値の異な
る複数のファイバを束ねて構成されているため、実用上
中心値のファイバ中間の太さのものが、“V>3.8
3”の関係を満足していれば足りる。
る複数のファイバを束ねて構成されているため、実用上
中心値のファイバ中間の太さのものが、“V>3.8
3”の関係を満足していれば足りる。
【0051】更に、すべての種類のファイバが、“V>
2.405及びV>3.83”の関係を満足していれば
理想的である。例えば、実際実用化されている血管内視
鏡に用いられるイメージファイバは、その外径が0.3
mm程度であって、2〜3μm程度のコアが繊維間隔4
μm程度で3000本程度充填されている。このスペッ
クにおいて、“V>3.83”の関係を満足するために
は、下記の数8式
2.405及びV>3.83”の関係を満足していれば
理想的である。例えば、実際実用化されている血管内視
鏡に用いられるイメージファイバは、その外径が0.3
mm程度であって、2〜3μm程度のコアが繊維間隔4
μm程度で3000本程度充填されている。このスペッ
クにおいて、“V>3.83”の関係を満足するために
は、下記の数8式
【0052】
【数8】 の関係を満足する必要がある。
【0053】しかしながら、3000画素程度の画像
は、その画質が貧弱であるため、1万画素程度のイメー
ジファイバが望まれている。このスペックを実現するた
めには、コア径を1μm、繊維間隔を2μm程度にする
必要があり、“V>3.83”の関係を満足することは
困難となる。このため、多少明るさを下げて“V>2.
405”の関係を満足するための条件を求めると、下記
の数9式
は、その画質が貧弱であるため、1万画素程度のイメー
ジファイバが望まれている。このスペックを実現するた
めには、コア径を1μm、繊維間隔を2μm程度にする
必要があり、“V>3.83”の関係を満足することは
困難となる。このため、多少明るさを下げて“V>2.
405”の関係を満足するための条件を求めると、下記
の数9式
【0054】
【数9】 となる。
【0055】従って、コア径が2〜3μm以下の場合に
は、ファイバのNAは0.4以上、また、コア径が1μ
m以下の場合には、NAは0.498以上必要になる。
また、クラッドの厚み(d)については、その厚み
(d)が薄くなるに従ってクロストークが増大し、一
方、厚すぎると明るさが足りなくなるといった弊害があ
る。これら両者を両立させるためには、その厚み(d)
を下記の関係、即ち、 1.8μm>d>0.8μm の関係に規定させることが望ましい。
は、ファイバのNAは0.4以上、また、コア径が1μ
m以下の場合には、NAは0.498以上必要になる。
また、クラッドの厚み(d)については、その厚み
(d)が薄くなるに従ってクロストークが増大し、一
方、厚すぎると明るさが足りなくなるといった弊害があ
る。これら両者を両立させるためには、その厚み(d)
を下記の関係、即ち、 1.8μm>d>0.8μm の関係に規定させることが望ましい。
【0056】ここで、NAを上記数8式又は数9式の関
係に規定させるために、ファイバに適用されるガラス材
としては、石英系よりも多成分系が好ましい。しかしな
がら、多成分系の場合、クラッドの屈折率を約1.5以
下にするのは困難であるため、コアの屈折率(n1 )を n1 >1.56 に規定させる必要がある。
係に規定させるために、ファイバに適用されるガラス材
としては、石英系よりも多成分系が好ましい。しかしな
がら、多成分系の場合、クラッドの屈折率を約1.5以
下にするのは困難であるため、コアの屈折率(n1 )を n1 >1.56 に規定させる必要がある。
【0057】コアの屈折率(n1 )が、1.7を越えた
場合に、長さ0.5〜5mのファイバではガラス材の性
質により、ファイバは黄色又は緑色に着色されることに
なる。
場合に、長さ0.5〜5mのファイバではガラス材の性
質により、ファイバは黄色又は緑色に着色されることに
なる。
【0058】従って、コアの屈折率(n1 )は、1.7
>n1 の関係を満足させることが望ましい。なお、クラ
ッドの屈折率(n2 )が、 1.53>n2 >1.48 の関係を満足していれば、多成分系のガラス材でクラッ
ドを形成することも可能である。
>n1 の関係を満足させることが望ましい。なお、クラ
ッドの屈折率(n2 )が、 1.53>n2 >1.48 の関係を満足していれば、多成分系のガラス材でクラッ
ドを形成することも可能である。
【0059】なお、上述した関係は、全て、後述する本
発明の実施例に適用することができる。また、異なるコ
ア径のファイバ素線を束ねる場合、夫々のファイバのV
値が互いに相違することに起因して、各モードのカット
オフ周波数が異なる。
発明の実施例に適用することができる。また、異なるコ
ア径のファイバ素線を束ねる場合、夫々のファイバのV
値が互いに相違することに起因して、各モードのカット
オフ周波数が異なる。
【0060】このため、コア径の小さいファイバの伝達
効率が低下していまい、明るさ的に不利になることがあ
る。このような場合、例えば後述する第3の実施例に示
すように、コア径の小さいファイバの本数とコア径の大
きいファイバの本数とを夫々減らして、中間のファイバ
の本数を増やすことにより、カットオフ現象による伝達
効率の低下を減少させることができる。
効率が低下していまい、明るさ的に不利になることがあ
る。このような場合、例えば後述する第3の実施例に示
すように、コア径の小さいファイバの本数とコア径の大
きいファイバの本数とを夫々減らして、中間のファイバ
の本数を増やすことにより、カットオフ現象による伝達
効率の低下を減少させることができる。
【0061】なお、上述した内容から明らかなように、
伝達効率を向上させ、且つ、明るさむらを除去するため
の構成は、クロストークを減少させるための構成と相矛
盾することになる場合がある。
伝達効率を向上させ、且つ、明るさむらを除去するため
の構成は、クロストークを減少させるための構成と相矛
盾することになる場合がある。
【0062】特に極めて細いファイバを適用した場合に
は、コアを伝搬するモードの数が元来少ないため、各フ
ァイバ毎の伝搬モードの数を異ならせてクロストークを
減少させることが難しい場合がある。
は、コアを伝搬するモードの数が元来少ないため、各フ
ァイバ毎の伝搬モードの数を異ならせてクロストークを
減少させることが難しい場合がある。
【0063】従って、実際のイメージファイバの構成パ
ラメータ(コア径、屈折率等)を決定するに際し、クロ
ストークと、光量及び明るさとの釣り合いを考慮する必
要がある。
ラメータ(コア径、屈折率等)を決定するに際し、クロ
ストークと、光量及び明るさとの釣り合いを考慮する必
要がある。
【0064】
【実施例】以下、上述した関係を満足させることによっ
て、クロストークを抑えて画質の劣化を防止できる高細
径且つ高解像度のイメージファイバについて、具体的な
例を掲げて説明する。
て、クロストークを抑えて画質の劣化を防止できる高細
径且つ高解像度のイメージファイバについて、具体的な
例を掲げて説明する。
【0065】なお、後述する表2〜表5中に記載された
クラッド外径、コア径(素線)、コア径(紡糸後)及び
繊維間隔の単位は、全て“μm”である。第1の実施例
について説明する。
クラッド外径、コア径(素線)、コア径(紡糸後)及び
繊維間隔の単位は、全て“μm”である。第1の実施例
について説明する。
【0066】
【表2】
【0067】上記の表2に示すように、本実施例に適用
されたイメージファイバは、クラッド外径は一定で且つ
5種類の異なるコア径を有するファイバ(素線)を夫々
600本づつランダムに混ぜ合わせて紡糸して構成され
ている。
されたイメージファイバは、クラッド外径は一定で且つ
5種類の異なるコア径を有するファイバ(素線)を夫々
600本づつランダムに混ぜ合わせて紡糸して構成され
ている。
【0068】具体的には、ファイバをランダムに束ねた
後、加熱して軟化させた状態で引き伸ばして細径化させ
る。この結果、コアが熔合してコンジット化されたイメ
ージファイバが形成される。
後、加熱して軟化させた状態で引き伸ばして細径化させ
る。この結果、コアが熔合してコンジット化されたイメ
ージファイバが形成される。
【0069】このような方法で形成されたイメージファ
イバのコア径(紡糸後)は、5種類の異なる値となった
が、繊維間隔は、3.8μmで一定であった。この結
果、明るさむらを解消させることが可能となった。
イバのコア径(紡糸後)は、5種類の異なる値となった
が、繊維間隔は、3.8μmで一定であった。この結
果、明るさむらを解消させることが可能となった。
【0070】また、かかるイメージファイバに対して所
定の光(NA=0.495、λ=650)を入射させた
場合、V値は、5種類の異なる値となった。この結果、
クロストークを減少させることが可能となった。
定の光(NA=0.495、λ=650)を入射させた
場合、V値は、5種類の異なる値となった。この結果、
クロストークを減少させることが可能となった。
【0071】このように本実施例では、クロストークを
抑えて画質の劣化を防止できると共に明るさむらの無い
細径且つ高解像度のイメージファイバを提供することが
できる。第2の実施例について説明する。
抑えて画質の劣化を防止できると共に明るさむらの無い
細径且つ高解像度のイメージファイバを提供することが
できる。第2の実施例について説明する。
【0072】
【表3】
【0073】上記の表3に示すように、本実施例に適用
されたイメージファイバは、クラッド外径及びコア径が
共に異なる5種類のファイバ(素線)を夫々600本づ
つランダムに混ぜ合わせて紡糸して構成されている。
されたイメージファイバは、クラッド外径及びコア径が
共に異なる5種類のファイバ(素線)を夫々600本づ
つランダムに混ぜ合わせて紡糸して構成されている。
【0074】このような方法で形成されたイメージファ
イバのコア径(紡糸後)は、5種類の異なる値となった
が、繊維間隔は、平均3.8μmであった。この結果、
明るさむらを解消させることが可能となった。
イバのコア径(紡糸後)は、5種類の異なる値となった
が、繊維間隔は、平均3.8μmであった。この結果、
明るさむらを解消させることが可能となった。
【0075】また、かかるイメージファイバに対して所
定の光(NA=0.495、λ=650)を入射させた
場合、V値は、5種類の異なる値となった。この結果、
クロストークを減少させることが可能となった。
定の光(NA=0.495、λ=650)を入射させた
場合、V値は、5種類の異なる値となった。この結果、
クロストークを減少させることが可能となった。
【0076】このように本実施例では、クロストークを
抑えて画質の劣化を防止できると共に明るさむらの無い
細径且つ高解像度のイメージファイバを提供することが
できる。第3の実施例について説明する。
抑えて画質の劣化を防止できると共に明るさむらの無い
細径且つ高解像度のイメージファイバを提供することが
できる。第3の実施例について説明する。
【0077】
【表4】
【0078】上記表4には、紡糸後のファイバの構成が
示されている。本実施例に適用されたイメージファイバ
は、コア径(紡糸後)が最も小さいファイバがシングル
モードとなる(λ=650)ため、最も大きいコア(コ
ア径=1.13)及び小さいコア(コア径=0.87)
を夫々全本数の15%とし、2番目に大きいコア(コア
径=1.07)及び小さいコア(コア径=0.93)を
夫々25%とし、残りのコア(コア径=1)を20%と
して構成されている。
示されている。本実施例に適用されたイメージファイバ
は、コア径(紡糸後)が最も小さいファイバがシングル
モードとなる(λ=650)ため、最も大きいコア(コ
ア径=1.13)及び小さいコア(コア径=0.87)
を夫々全本数の15%とし、2番目に大きいコア(コア
径=1.07)及び小さいコア(コア径=0.93)を
夫々25%とし、残りのコア(コア径=1)を20%と
して構成されている。
【0079】なお、1つのファイバの構成比率だけが高
くなると異なるファイバを混在させた意義が薄れてしま
うので、各ファイバの構成比率の差は、約10%程度の
範囲内でランダム化させることが好ましい。
くなると異なるファイバを混在させた意義が薄れてしま
うので、各ファイバの構成比率の差は、約10%程度の
範囲内でランダム化させることが好ましい。
【0080】このように構成することによって本実施例
の場合も、上述した実施例と同様に、クロストークを抑
えて画質の劣化を防止できると共に明るさむらの無い細
径且つ高解像度のイメージファイバを提供することがで
きる。第4の実施例について説明する。
の場合も、上述した実施例と同様に、クロストークを抑
えて画質の劣化を防止できると共に明るさむらの無い細
径且つ高解像度のイメージファイバを提供することがで
きる。第4の実施例について説明する。
【0081】
【表5】
【0082】上記表5には、紡糸後のファイバの構成が
示されている。本実施例に適用されたコア(紡糸後)
は、全て、LP11モードが伝搬可能に構成されており、
各コアの数を同一の比率でランダムに混ぜ合わせること
によって、上述した実施例と同様の効果を達成すること
が可能となる。
示されている。本実施例に適用されたコア(紡糸後)
は、全て、LP11モードが伝搬可能に構成されており、
各コアの数を同一の比率でランダムに混ぜ合わせること
によって、上述した実施例と同様の効果を達成すること
が可能となる。
【0083】本実施例では、各ファイバの伝搬可能な伝
搬モード数が規定されており、V値の差と伝搬モード数
の差の組み合わせによってクロストークの減少が図られ
ている。
搬モード数が規定されており、V値の差と伝搬モード数
の差の組み合わせによってクロストークの減少が図られ
ている。
【0084】第5の実施例について説明する。本実施例
のイメージファイバは、上記表2に示された5種類のコ
アを備えて構成されており、具体的には、図5に示すよ
うに、各コア(A,B,C,D,E)を規則的に配列さ
せて構成されている。
のイメージファイバは、上記表2に示された5種類のコ
アを備えて構成されており、具体的には、図5に示すよ
うに、各コア(A,B,C,D,E)を規則的に配列さ
せて構成されている。
【0085】なお、コア(A)の径が最も大きく、コア
(E)が最も小さくなっている。各コア(A,B,C,
D,E)を図5に示すように配列することによって、隣
接コア相互間には互いに異なる種類のコアが配列される
ことになり、結果、上述した実施例と同様の効果を達成
することが可能となる。
(E)が最も小さくなっている。各コア(A,B,C,
D,E)を図5に示すように配列することによって、隣
接コア相互間には互いに異なる種類のコアが配列される
ことになり、結果、上述した実施例と同様の効果を達成
することが可能となる。
【0086】なお、本実施例は、上述した構成に限定さ
れることはなく、コアの数は、例えば、4種類であって
も同様の効果を奏する。また、本発明は、上述した構成
に限定されることはなく、種々変更可能であることは言
うまでもない。
れることはなく、コアの数は、例えば、4種類であって
も同様の効果を奏する。また、本発明は、上述した構成
に限定されることはなく、種々変更可能であることは言
うまでもない。
【0087】例えば、クロストークが生じている状態に
おいて、光の出射端の光強度パターンを観察すると、入
射コアから離間したコアにおいて高次のモードパターン
が観察される。従って、高次のモードを遮断することに
よって、クロストークを減少させることができることが
分かる。例えば、図4に示すように、イメージファイバ
の一部のみを屈曲させて、ファイバの外径を小さくさせ
ることによって、クロストークを減少させることが可能
となる。
おいて、光の出射端の光強度パターンを観察すると、入
射コアから離間したコアにおいて高次のモードパターン
が観察される。従って、高次のモードを遮断することに
よって、クロストークを減少させることができることが
分かる。例えば、図4に示すように、イメージファイバ
の一部のみを屈曲させて、ファイバの外径を小さくさせ
ることによって、クロストークを減少させることが可能
となる。
【0088】具体的には、コア径が小さいイメージファ
イバを適用した場合、コア径が小さい部分において高次
モードが遮断されるため、結果、クロストークの少ない
低次モードのみを伝搬させることが可能となる。
イバを適用した場合、コア径が小さい部分において高次
モードが遮断されるため、結果、クロストークの少ない
低次モードのみを伝搬させることが可能となる。
【0089】また、他の手法としては、イメージファイ
バの線引きする際に、部分的に急冷を施す等、内部に残
留応力がかかるように構成することによって、各ファイ
バのモードパターンを変化させることができるため、ク
ロストークを減少させることが可能となる。
バの線引きする際に、部分的に急冷を施す等、内部に残
留応力がかかるように構成することによって、各ファイ
バのモードパターンを変化させることができるため、ク
ロストークを減少させることが可能となる。
【0090】また、コア径の異なるファイバを束ねたイ
メージファイバを適用して伝送像を観察する場合、コア
径の違いによって単位面積当りの明るさが異なるため、
明るさ斑を生じる場合がある。この場合、例えば、TV
観察システム(図示しない)において画像処理を施すこ
とによって、明るさ斑を除去することが可能となる。例
えば、内視鏡用TVカメラを用いた場合、観察前に基準
となる白色物体を撮影して、画像のホワイトバランスを
とるのが一般的である。このとき、輝度補正回路(図示
しない)を介してホワイトバランス及び輝度補正を同時
に行うことが好ましい。
メージファイバを適用して伝送像を観察する場合、コア
径の違いによって単位面積当りの明るさが異なるため、
明るさ斑を生じる場合がある。この場合、例えば、TV
観察システム(図示しない)において画像処理を施すこ
とによって、明るさ斑を除去することが可能となる。例
えば、内視鏡用TVカメラを用いた場合、観察前に基準
となる白色物体を撮影して、画像のホワイトバランスを
とるのが一般的である。このとき、輝度補正回路(図示
しない)を介してホワイトバランス及び輝度補正を同時
に行うことが好ましい。
【0091】
【発明の効果】本発明は、クロストークを抑えて画質の
劣化を防止できると共に明るさむらの無い細径且つ高解
像度のイメージファイバを提供することができる。
劣化を防止できると共に明るさむらの無い細径且つ高解
像度のイメージファイバを提供することができる。
【図1】大きさや形状が異なる複数のコアを有するラン
ダムイメージファイバの構成を示す端面図。
ダムイメージファイバの構成を示す端面図。
【図2】均一コア光ファイバの分散曲線を示す図。
【図3】コア径に対する励起される各モードのエネルギ
ー割合をグラフ化した図。
ー割合をグラフ化した図。
【図4】本発明の変形例であって、一部のみを屈曲させ
て、ファイバの外径を小さくさせたイメージファイバの
構成を示す外観図。
て、ファイバの外径を小さくさせたイメージファイバの
構成を示す外観図。
【図5】本発明の第5の実施例に係るイメージファイバ
の構成を模式的に示す図。
の構成を模式的に示す図。
【図6】従来の内視鏡の構成を概略的に示す図。
【図7】ファイバコンジットの断面を模式的に示す図。
Claims (3)
- 【請求項1】 V値が互いに異なる複数のファイバから
成るイメージファイバにおいて、 伝搬モードの数が異なる少なくとも2種類のファイバを
含むことを特徴とするイメージファイバ。 - 【請求項2】 V値が互いに異なる少なくとも5種類の
ファイバから成ることを特徴とするイメージファイバ。 - 【請求項3】 前記V値の異なるファイバの本数が異な
ることを特徴とする請求項1又は2に記載のイメージフ
ァイバ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5111797A JPH06324222A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | イメージファイバ |
| US08/239,529 US5479550A (en) | 1993-05-13 | 1994-05-09 | Image fiber |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5111797A JPH06324222A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | イメージファイバ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06324222A true JPH06324222A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=14570403
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5111797A Pending JPH06324222A (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | イメージファイバ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06324222A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011102191A1 (ja) * | 2010-02-18 | 2011-08-25 | 住友電気工業株式会社 | マルチコア光ファイバ |
| JP5168702B2 (ja) * | 2008-10-03 | 2013-03-27 | 国立大学法人横浜国立大学 | マルチコアファイバのコア配置方法 |
| CN103403591A (zh) * | 2011-03-04 | 2013-11-20 | 株式会社藤仓 | 多芯光纤、以及使用了多芯光纤的多芯光纤的连接方法 |
| JP2018536189A (ja) * | 2015-10-28 | 2018-12-06 | コーニング インコーポレイテッド | ランダムなコア構造を有するマルチコア光ファイバ |
| JP2021177604A (ja) * | 2020-05-08 | 2021-11-11 | ファイバーテック株式会社 | 画像処理方法、撮像装置及び画像処理装置 |
-
1993
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