JPH06324313A - 液晶表示素子及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示素子及びその製造方法

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JPH06324313A
JPH06324313A JP5135309A JP13530993A JPH06324313A JP H06324313 A JPH06324313 A JP H06324313A JP 5135309 A JP5135309 A JP 5135309A JP 13530993 A JP13530993 A JP 13530993A JP H06324313 A JPH06324313 A JP H06324313A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
temperature
composition
phase
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Application number
JP5135309A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Nakajima
潤二 中島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP5135309A priority Critical patent/JPH06324313A/ja
Publication of JPH06324313A publication Critical patent/JPH06324313A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は高分子分散型液晶表示素子におい
て、散乱特性を向上させ高コントラストな表示素子を提
供すること。 【構成】 一対の対向電極1a,2aを有する基板1,
2間に、結晶滴3及び気泡4を有する高分子材料組成物
を注入する。こうすれば気泡4を設けることにより高分
子材料による光吸収等の影響が小さくなり、入射光の透
過率が高くなって高輝度が達成できる。又散乱状態では
気体との屈折率差から散乱性能が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスプレイ、光シャ
ッター等に利用される液晶を用いた液晶表示素子及びそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年液晶表示素子が広く用いられている
が、その中でも配向処理を要さないため製造が容易なこ
と、そして、偏光板を要さないため明るい表示が可能な
ことから、高分子・液晶複合体を使った高分子分散型液
晶表示素子が近年、ディスプレイとして着目されて来て
いる。
【0003】一般に、高分子分散型液晶表示素子とは、
液晶が高分子材料組成物からなるマトリックス中に分散
保持された液晶と高分子の複合体を一対の電極付基板間
に挟み込んだものであり、液晶の常光屈折率と高分子マ
トリックスの屈折率とがほぼ一致するように構成された
ものである。即ち、電圧無印加の状態では液晶は前記高
分子マトリックスとの界面付近で、界面に対して略平行
に配向している。この状態で基板に垂直な光が入射する
と、高分子マトリックスの屈折率と液晶の屈折率とが異
なった状態となるため、界面にて光が散乱する。正の誘
電異方性を有するネマティック液晶の場合、基板間に電
圧を印加すると、液晶分子が電極面に対して略垂直に整
列する。そして入射光に対し、高分子マトリックスの屈
折率と液晶の常光屈折率とがほぼ一致することとなるた
め、光が散乱されることなく透過する状態となる。この
ような性質を利用して光シャッター機能が可能となって
いる。
【0004】しかしながら、偏光板を用いないため、オ
ン−オフ時のコントラストが従来の偏光板を用いる表示
モードに比べて、劣りがちである。尚、ここで定義する
コントラストとは、電界がオンの時に受光部に到達する
光量と、オフ時に受光部に到達する光量との比を示して
おり、コントラストが高いほど良好な画質が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】高分子分散型液晶を用
いた表示モードは、前記のように電界の有無で散乱−透
過をスイッチングするもので、電圧無印加状態では完全
に光が散乱し、受光部に最小の透過光が到達するように
なるのが理想である。しかしながら、現実には理想より
も多くの光が散乱されずに透過してしまっている。そこ
で、電圧無印加状態の散乱性能を向上させることが、こ
のモードの性能向上につながり、高コントラストで鮮明
な表示を可能にする。
【0006】又従来の高分子分散型液晶では、電圧無印
加時、即ち、光散乱状態を得る条件として液晶の平均屈
折率と高分子材料の屈折率との差を大きくする必要があ
る。一方電圧印加時、即ち光透過状態には、前記液晶の
常光屈折率と高分子材料の屈折率とを一致させる必要が
あった。そのため、屈折率異方性が比較的小さなフッ素
系の液晶は、信頼性が高いという特長があるにも拘らず
使用できなかった。
【0007】又高分子分散型液晶では電圧印加時には、
偏光板を用いないため従来のツイステッドネマチック
(以下、TN)モードに比べて3倍近い輝度が得られる
はずであるが、実際には、高分子材料層による透過光の
吸収や、液晶材料と高分子マトリックスとの屈折率の不
一致などがあり、十分な輝度を得ることができないこと
が多かった。
【0008】従来の高分子分散型液晶表示素子では使用
する液晶の屈折率と高分子の屈折率との屈折率差によっ
て光散乱性が決定される。しかし、液晶材料の性能の観
点から現実的にはあまり大きな屈折率差を得ることがで
きない。このため、散乱強度に限界があり、高輝度では
あるもののコントラストに関してはTNモードに較べて
かなり低いレベルとなっている。又、電圧印加時(即
ち、光透過時)に、高分子材料による入射光の吸収等に
より透過率が低下するなどの問題があった。
【0009】本発明は、これらの問題点を解決し、高輝
度、高コントラストな液晶表示素子及びその製造方法を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、少なくとも一方が透明な一対の対向電極と、対向電
極間に挟み込まれ、液晶滴及び気泡を有する高分子材料
組成物が混合されてなる構成体と、を有することを特徴
とするものである。
【0011】本願の請求項2の発明では、高分子材料組
成物の気泡中の気体は、窒素もしくは不活性ガスである
ことを特徴とするものである。
【0012】本願の請求項3の発明では、高分子材料組
成物は、光重合性材料であることを特徴とするものであ
る。
【0013】本願の請求項4の発明では、高分子材料組
成物は、その一成分として、少なくともEO変性ビスフ
ェノールAジアクリレートが含まれていることを特徴と
するものである。
【0014】本願の請求項5の発明では、液晶滴の少な
くとも一部は、球形から歪んだ構造を持っていることを
特徴とするものである。
【0015】本願の請求項6の発明では、液晶滴は、フ
ッ素系液晶が含まれたものであることを特徴とするもの
である。
【0016】本願の請求項7の発明では、液晶滴は、塩
素系液晶が含まれたことを特徴とするものである。
【0017】本願の請求項8の発明は、液晶材料と光重
合性材料とを、液晶材料がアイソトロピック相を示す温
度まで加熱して気体で泡立てながら混合する混合工程
と、混合工程で得られた混合物を少なくとも一方が透明
な一対の対向電極間に注入する注入工程と、液晶相と等
方相とが混在する領域にまで温度を降下させる温度降下
工程と、混合工程で得られた混合物に紫外線を照射し、
光重合させる紫外線照射工程と、を有することを特徴と
するものである。
【0018】本願の請求項11の発明は、液晶材料のア
イソトロピック相への転移温度以下において、光重合性
材料と液晶材料とを透明状になるように気体で泡立てな
がら撹拌混合し、均一溶解させる溶解工程と、溶解工程
で得られた混合物を少なくとも一方が透明な一対の対向
電極間に注入する注入工程と、完全相溶した状態にて、
注入した混合物に紫外線を照射し、光重合により液晶相
と高分子材料相とに相分離させる紫外線照射工程と、を
有することを特徴とするものである。
【0019】本願の請求項13の発明は、液晶材料のア
イソトロピック相への転移温度以下において、光重合性
材料と液晶材料とを透明状になるように気体で泡立てな
がら撹拌混合し、均一溶解させる溶解工程と、溶解工程
で得られた混合物を少なくとも一方が透明な一対の対向
電極間に注入する注入工程と、注入工程によって注入し
た組成物を液晶相と等方性液体相との混在領域にまで温
度降下させる温度降下工程と、完全相溶した状態にて、
注入した混合物に紫外線を照射し、光重合により液晶相
と高分子材料相とに相分離させる紫外線照射工程と、を
有することを特徴とするものである。
【0020】本願の請求項16の発明は、液晶材料と高
分子材料と水とを混合し、エマルジョンとする工程と、
エマルジョンから高分子材料を重合させて液晶をカプセ
ル化する工程と、エマルジョンから水を除去する工程
と、工程で得られる組成物に気体を混入し、少なくとも
一方が透明である電極付基板間に挟持する工程と、を有
することを特徴とするものである。
【0021】本発明の液晶表示素子は、従来の高分子分
散型液晶とは違い、光透過状態では、高分子材料の光に
対する影響が殆ど無視され、入射光が従来の高分子分散
型液晶よりも大きく透過し、高輝度が達成できる。
【0022】又光散乱状態では、本発明のように高分子
分散型液晶の高分子層部に気泡を設けることで、散乱状
態では気体との屈折率の大きさから散乱性能が向上し
た。気体との屈折率差から透過光のレベルが低下するこ
とが懸念されるが、落ちなかったのは散乱状態では、光
の光路長(パス)が長くなるため、気泡部の影響を受け
るのに対し、透過状態では、殆ど単パスとなり気泡部の
影響を受けにくい為と考えられる。本発明の液晶表示素
子は従来の高分子分散型液晶よりも散乱能を高めやすく
なり、高コントラストの実現を可能にする。
【0023】尚請求項5の発明では、液晶滴を局部的に
変形した構造にすることで、液晶滴内でのダイレクタの
方向がよりランダムになり、散乱効果が増すという別の
効果も見いだした。これによって、より一層の高コント
ラストの実現が可能となる。
【0024】本発明の液晶表示素子において、高分子分
散型液晶の高分子層中に気泡を設けることによって、従
来の高分子分散型液晶に比べ、高分子材料による光吸収
など、高分子材料の影響が殆ど無視され、入射光が従来
の高分子分散型液晶よりも大きく透過し、高輝度が達成
できる。従って本発明の液晶表示素子は、従来のように
液晶の平均屈折率と高分子材料の屈折率との差を大きく
する必要はなく、屈折率差の小さなフッ素を含む液晶の
使用が可能となる。
【0025】本発明の液晶表示素子の場合は、少なくと
も液晶と光重合性材料を含む組成物を混合し、相溶させ
た混合物を光により高分子材料と液晶に分離する光重合
相分離法を使って簡単に作製できる。(尚、熱重合性材
料を用いて、相分離させることも可能である。)光重合
性組成物は、プレポリマーやモノマーなどの重合性有機
化合物と光硬化開始剤から成っており、組成物調整のた
め高分子化合物や無機系充填剤や有機系添加物を混合し
てもよく、更に、熱重合開始剤を混合しても良い。プレ
ポリマーやモノマーとしてはビニル基を有する化合物が
適しておりなかでも、アクリル系化合物が好ましい。例
えば、t−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレート、2−メトキシエチルアクリレート、2−フ
ェノキシエチルアクリレート、シクロヘキシルアクリレ
ート、トリメトキシプロパントリアクリレート、ネオペ
ンチルグリコールジアクリレート、1、6−ヘキサンジ
オールジアクリレート、トリメチロールプロパントリア
クリレートなどのモノマーや、多官能アクリレート、例
えばMANDA,TC−110,HX−220,HX−
620(商標:日本化薬製)や、ポリエステルアクリレ
ート、エポキシアクリレート、ポリウレタンアクリレー
ト、ポリエーテルアクリレートなどの市販のプレポリマ
ーが単独もしくは組み合わせて使用できる。光硬化開始
剤としては、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイ
ソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、
ベンゾフェノン、ベンジリデンメチルケタール、2、2
−ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メ
チル−1−フェニルプロパン−1−オンなどが適してい
る。又、上記のラジカル重合性組成物以外にも、カチオ
ン重合性エポキシ樹脂組成物を用いることも可能であ
る。本発明に用いられる液晶材料は、電圧によってダイ
レクタ方位を制御できる誘電率異方性を有し、且つ屈折
率異方性を有しておれば良く、組成系及び異方性の正負
は問わない。又、前記液晶材料中に色素のような添加物
を混合することが可能である。
【0026】
【実施例】
(実施例1)モノマーとして2-エチルヘキシルアクリレ
ート7.41wt%、プレポリマーとしてビスコート#3700
(商標:大阪有機化学工業(株)製)11.21 wt%、光硬
化開始剤としてDarocur1173 (商標:メルク社製)0.38
wt%から成る光重合性材料と、液晶として代表的なフッ
素系液晶であるZLI4792[N-I point=92 ℃, ne=
1.573,no=1.479](商標:メルク・ジャパン(株)製)
81.0wt%とを混合して、組成物とした。
【0027】図1に示すように、得られた組成物を窒素
と同体積比率で共に透明電極であるITO電極1a,1
bを施した第1,第2のガラス基板1,2上に噴霧す
る。そして図示しない13.0μmのスペーサーを介して組
成物をITO電極付基板1,2間に挟持する。ここで、
周辺環境は窒素雰囲気下とする。次いで液晶材料をアイ
ソトロピック相に保持するため温度を94℃に保持し、基
板間において組成物を相溶させ、続いて、温度を6℃/
min の速度で61℃まで降下させ、一定温度で保持する。
この時、液晶材料の一部はネマチック液晶相を示してお
り、ネマチック液晶相と、液晶と高分子材料組成物から
なる等方性液体相とが混在した状態となった。この状態
に1分間程放置した後に、紫外線(57mW/cm2,5秒)を照
射した。
【0028】こうして作製された素子の断面構造を走査
型電子顕微鏡(以下、SEM)を用いて観察した結果、
図1に示すように液晶滴径は1.2 μm〜1.8 μmであ
り、気泡4の径は0.4 μm〜0.6 μmであり、液晶滴が
高密度に充填されている様子が観察された。5は高分子
材料である。又、気泡4はパネル内体積比率2〜3%で
保持されていた。ここでいう液晶滴の径とは、図1に示
すような断面構造を有する素子の場合、各液晶滴の断面
方向(言い換えれば、厚さ方向)の最大距離を指す。故
に、必ずしも円形であることは必要でなく、偏平な形状
場合でも液晶滴断面の最大距離を指して液晶滴径と称す
る。気泡径についても同様である。
【0029】得られた素子のパネルに垂直な方向の光変
調性能について、液晶表示評価装置(大塚電子(株)L
CD−5000)を用い、測定周波数30Hz,受光角
2.8゜、30℃の条件で電気光学特性を測定した。電
圧無印加状態の光透過率をT0 (%)、電圧を印加させ
て行き光透過率が最大となるときの光透過率をT
max(%)、T0 を0%でTmax を100 %とした上で、
光透過率が10%となる時の30Hz交流信号の印加電圧
をV10(Vrms )、同様に光透過率が90%となる印加電
圧をV90(Vrms )、CR=コントラスト=Tmax /T
0 と各々表すと、以下のように示すことができた。 T0=0.7 % Tmax =83.1 % V10=4.6(V) V90=7.1(V) CR=119 このように、従来では得られなかった高光遮蔽性能で低
駆動電圧という結果が得られた。又、これまで高分子分
散型液晶において屈折率差が小さいため実現できなかっ
たフッソ系液晶の使用が可能となり、寿命信頼性を確保
した。
【0030】(比較例1)実施例1において、気泡を含
有させないで、同条件で作製した場合、以下のような特
性を示し、気泡を含ませることによってコントラストが
上がることが分かる。 T0=0.9 % Tmax =83.2 % V10=4.6(V) V90=6.8(V) CR=92
【0031】(実施例2)実施例1と同じ材料、即ち、
モノマーとして2-エチルヘキシルアクリレート7.41wt
%、プレポリマーとしてビスコート#3700 (商標:大阪
有機化学工業(株)製)11.21 wt%、光硬化開始剤とし
てDarocur1173 (商標:メルク社製)0.38wt%から成る
光重合性材料と、液晶としてZLI4792[N-I point
=92 ℃, ne=1.573,no=1.479](商標:メルク・ジャパ
ン(株)製)81.0wt%を混合して組成物とした。
【0032】そして一方の全面にITO電極を施した第
1のガラス基板を用い、その一対角上端部に1mm径の穴
を計2つ設ける。次いでもう一方に同種の全面にITO
電極を施した第2のガラス基板を用いて13.0μmのスペ
ーサーを介して重ね合わせ、これらの基板周辺を樹脂で
接着して空セルとする。この空セルに第1のガラス基板
の1つの穴から組成物と窒素とを常温常圧体積比同一と
し、セル内に満ちるまで注入する。ここで、周辺環境は
窒素雰囲気下とする。次いで、温度を94℃に保持し、基
板間において組成物を相溶させ、続いて、温度を6℃/
min の速度で61℃まで降下させ、一定温度で保持する。
この時、液晶材料の一部はネマチック液晶相を示してお
り、ネマチック液晶相と、液晶と高分子材料組成物から
なる等方性液体相とが混在した状態となった。この状態
に1分間程放置した後に、紫外線(57mW/cm2,5秒)を照
射した。
【0033】こうして作製された素子の断面構造をSE
Mを用いて観察した結果、液晶滴径は1.2 μm〜1.8 μ
mであり、気泡径は0.3 μm〜0.5 μmであり、液晶滴
が高密度に充填されている様子が観察された。又、気泡
はパネル内に体積比率2〜3%で保持されていた。
【0034】実施例1に従って電気光学特性を測定した
ところ、以下のように得られた。 T0=0.6 % Tmax =83.2 % V10=4.6(V) V90=6.9(V) CR=139
【0035】(実施例3)実施例2と同様に行い、高分
子材料にポリウレタンジメタクリート4.2 wt%、希釈剤
として2-エチルヘキシルアクリレート12.3wt%から成る
光重合性材料と、液晶としてZLI4792[N-I point
=91 ℃, ne=1.573,no=1.479](商標:メルク・ジャパ
ン(株)製)83.5wt%との組成物を調製した。
【0036】一対の全面にITO電極を施したガラス基
板間に13.0μmのスペーサーを介して、組成物を挟み込
む。次いで、温度を94℃に保持し、基板間において組成
物を完全相溶させ、基板にむらが無いことを確認した
後、続いて、温度を5℃/minの速度で59℃まで降下さ
せ、一定に保持する。1分間程放置した後に、紫外線
(57mW/cm2,5秒)を照射した。
【0037】こうして製造された素子は全面にわたって
均一な散乱性能を示した。この素子に30Hz,7V の交流電
圧を印加すると、全面が透過状態になり、電圧のオン−
オフにより透過−散乱制御が可能であった。
【0038】又、素子内構造はSEMを用いて観察した
結果、液晶滴径は1.5 μm〜1.6 μmであり、液晶滴間
媒体の高分子マトリックスの隔壁厚みは0.2 μm〜0.4
μmとなっていた。電気光学特性は、以下のような特性
を示した。 T0=1.0 % Tmax =83.7 % V10=4.2(V) V90=6.4(V) CR=84
【0039】(比較例2)実施例3に対し、気体を混入
させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示し
た。 T0=1.2 % Tmax =84.0 % V10=4.3(V) V90=6.2(V) CR=70
【0040】(実施例4)実施例2と同様に行い、モノ
マーとして2-エチルヘキシルアクリレート7.41wt%、オ
リゴマーとしてEO変換ビスフェノールジアクリートBP
-4EA(商標:共栄社油脂化学工業(株))製)11.21 wt
%、光硬化開始剤としてDarocur1173 (商標:メルク社
製)0.38wt%から成る光重合性材料と、液晶としてZL
I4792[N-I point=92 ℃, ne=1.573,no=1.479]
(商標:メルク・ジャパン(株)製)81.0wt%を混合し
て組成物とした。そして第2実施例と同様に、一方の全
面にITO電極を施したガラス基板の一対角上端部に1
mm径の穴を計2つ設け、もう一方に同種の全面にITO
電極を施したガラス基板で13.0μmのスペーサーを介し
て、基板周辺を樹脂で接着して空セルとする。空セルに
1つの穴から組成物と窒素とを常温常圧体積比同一と
し、セル内に満ちるまで注入する。ここで、周辺環境は
窒素雰囲気下とする。次いで、温度を94℃に保持し、基
板間において組成物を相溶させ、続いて、温度を6 ℃/
min の速度で55℃まで降下させ、一定温度で保持する。
この時、液晶材料の一部はネマチック液晶相を示してお
り、ネマチック液晶相と、液晶と高分子材料組成物から
なる等方性液体相とが混在した状態となった。この状態
に1分間程放置した後に、紫外線(57mW/cm2,5秒)を照
射した。
【0041】こうして作製された素子の断面構造を走査
型電子顕微鏡を用いて観察した結果、液晶滴径は1.3 μ
m〜1.6 μmであり、気泡径は0.3 μm〜0.5 μmであ
り液晶滴が高密度に充填されている様子が観察された。
又、気泡はパネル内体積比率2〜3%で保持されてい
た。実施例1に従って電気光学特性を測定したところ、
以下のような特性が得られた。 T0=0.6 % Tmax =83.4 % V10=4.9(V) V90=6.9(V) CR=139
【0042】(比較例3)実施例4に対し、気体を混入
させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示し
た。 T0=0.8 % Tmax =83.6 % V10=4.8(V) V90=6.8(V) CR=105
【0043】(実施例5)実施例2に対して光硬化開始
剤をDarocur1173 に変えてイルガキュア651 (商標:日
本チバガイギー(株)製)を使用した。即ち、組成物と
して、モノマーに2-エチルヘキシルアクリレート7.41wt
%、プレポリマーとしてビスコート#3700 (商標:大阪
有機化学工業(株)製)11.21wt%、光硬化開始剤とし
てイルガキュア651 (商標:日本チバガイギー(株)
製)0.38wt%からなる光重合性材料と、液晶としてZL
I4792[N-I point=91℃, ne=1.573,no=1.479]
(商標:メルク・ジャパン(株)製)81.0wt%の混合物
を調製した。そして第2実施例と同様に、一方の全面に
ITO電極を施したガラス基板の一対角上端部に1mm径
の穴を計2つ設け、もう一方に同種の全面にITO電極
を施したガラス基板で13.0μmのスペーサーを介して、
基板周辺を樹脂で接着して空セルとする。空セルに1つ
の穴から組成物と窒素とを常温常圧体積比同一とし、セ
ル内に満ちるまで注入する。ここで、周辺環境は窒素雰
囲気下とする。次いで、温度を94℃に保持し、基板間に
おいて組成物を相溶させ、続いて、温度を6℃/min の
速度で61℃まで降下させ、一定温度で保持する。この
時、液晶材料の一部はネマチック液晶相を示しており、
ネマチック液晶相と、液晶と高分子材料組成物からなる
等方性液体相とが混在した状態となった。この状態に1
分間程放置した後に、紫外線(57mW/cm2,5秒)を照射し
た。
【0044】又、素子内構造は実施例1と同様なSEM
を用いて観察の結果、液晶滴径は1.2 μm〜1.6 μmで
あり、気泡径は0.3 μmであった。気泡はパネル内体積
比率2〜3%で保持されていた。電気光学特性は以下の
ようであった。 T0=0.9 % Tmax =83.4 % V10=4.7(V) V90=6.9(V) CR=93
【0045】(比較例4)実施例5に対し、気体を混入
させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示し
た。 T0=1.0 % Tmax =83.1 % V10=4.7(V) V90=6.8(V) CR=83
【0046】(実施例6)実施例1と同組成、モノマー
として2-エチルヘキシルアクリレート7.41wt%、プレポ
リマーとしてビスコート#3700 (商標:大阪有機化学工
業(株)製)11.21 wt%、光硬化開始剤としてDarocur1
173 (商標:メルク社製)0.38wt%、液晶としてZLI
4792[N-I point=92 ℃, ne=1.573,no=1.479](商
標:メルク・ジャパン(株)製)81.0wt%に対し、次の
工程を踏み、作製する。
【0047】一方の全面にITO電極を施したガラス基
板1の一対角上端部に1mm径の穴を計2つ設け、もう一
方に同種の全面にITO電極2aを施したガラス基板2
で図示しない13.0μmのスペーサーを介して、基板周辺
を樹脂で接着して空セルとする。空セルに1つの穴から
組成物と窒素とを常温常圧体積比同一とし、セル内に満
ちるまで注入する。次いで、温度を94℃に保持し、基板
間において組成物を完全相溶させ、基板にむらが無いこ
とを確認した後、続いて、温度を6℃/min の速度で61
℃まで降下させ、一定に保持する。1分間程放置した後
に、光重合性材料が完全硬化しない弱い照射表示量の紫
外線(ここでは0.7mW/cm2,2 秒)を照射した。次いで1
秒間隔をおいて、重合を完成させるようにこれより強い
紫外線(ここでは11mW/cm2,6.5秒)を照射した。
【0048】こうして、作製された素子は以下のような
特性を示した。 T0=0.5 % Tmax =83.3 % V10=4.6(V) V90=7.1(V) CR=167
【0049】又構造はSEMより高感度な透過型電子顕
微鏡(TEM)による観察の結果、図2に示すように液
晶3Aは局部的に歪んだ構造を取っていることがわかっ
た。液晶3Aの径は0.8 μm〜1.8 μmであり、気泡径
4は0.1 μm〜0.3 μmの範囲にあった。気泡はパネル
内体積比率2〜3%で保持されていた。
【0050】(比較例5)実施例6に対し、気体を混入
させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示し
た。 T0=0.7 % Tmax =83.4 % V10=4.7(V) V90=6.9(V) CR=119
【0051】(実施例7)実施例3と同組成に対し、実
施例6と同様のことを行なう。組成物として、高分子材
料にポリウレタンジメタクリレート4.2 wt%、希釈剤と
して2-エチルヘキシルアクリレート12.3wt%、液晶とし
てZLI4792[N-Ipoint=91 ℃, ne=1.573,no=1.4
79](商標:メルク・ジャパン(株)製)83.5wt%を組
成物とする。又、一方の全面にITO電極を施したガラ
ス基板の一対角上端部に1mm径の穴を計2つ設け、もう
一方に同種の全面にITO電極を施したガラス基板で1
3.0μmのスペーサーを介して、基板周辺を樹脂で接着
して空セルとする。空セルに1つの穴から組成物と窒素
とを常温常圧体積比同一とし、セル内に満ちるまで注入
する。次いで、温度を94℃に保持し、基板間において組
成物を完全相溶させ、基板にむらが無いことを確認した
後、続いて、温度を5℃/min の速度で59℃まで降下さ
せ、一定に保持する。1分間程放置した後に、紫外線
(0.7mW/cm2,2 秒)を照射し、1秒間隔をおいて、紫外
線(11mW/cm2,6.5秒)を照射した。この素子の特性は以
下の通りであった。 T0=0.64% Tmax =83.3 % V10=4.6(V) V90=6.6(V) CR=130
【0052】又構造はTEM観察により局部的に歪んだ
構造を取っていることがわかった。液晶滴の径は0.9 μ
m〜1.4 μmであり、気泡径は0.2 μm〜0.4 μmの範
囲にあった。気泡はパネル内体積比率3〜4%で保持さ
れていた。
【0053】(比較例6)実施例7に対し、気体を混入
させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示し
た。 T0=0.75% Tmax =83.7 % V10=4.5(V) V90=6.4(V) CR=112
【0054】(実施例8)実施例4の組成に対し、実施
例6,7と同様な作業を行なう。即ち、モノマーとして
2-エチルヘキシルアクリレート7.41wt%、オリゴマーと
してBP-4EA(商標:共栄社油脂化学工業(株)製)11.2
1 wt%、光硬化開始剤としてDarocur1173 (商標:メル
ク社製)0.38wt%から成る光重合性材料と、液晶として
ZLI4792[N-I point=92 ℃, ne=1.573,no=1.47
9](商標:メルク・ジャパン(株)製)81.0wt%を混合
して組成物とした。又、一方の全面にITO電極を施し
たガラス基板の一対角上端部に1mm径の穴を計2つ設
け、もう一方に同種の全面にITO電極を施したガラス
基板で13.0μmのスペーサーを介して、基板周辺を樹脂
で接着して空セルとする。空セルに1つの穴から組成物
と窒素とを常温常圧体積比同一とし、セル内に満ちるま
で注入する。ここで、周辺環境は窒素雰囲気下とする。
次いで、温度を94℃に保持し、基板間において組成物を
完全相溶させ、基板間にむらが無いことを確認した後、
続いて、温度を6℃/min の速度で61℃まで降下させ、
一定に保持する。1分間程放置した後に、紫外線(0.7m
W/cm2,2 秒)を照射、1秒間隔をおいて、紫外線(11mW
/cm2,6.5秒)を照射した。
【0055】この素子も、構造はTEMを用いた観察に
より局部的に歪んだ構造を取っていることがわかった。
液晶滴の径は0.5 μm〜1.7 μmであり、気泡径は0.1
μm〜0.3 μmの範囲にあった。気泡はパネル内体積比
率2〜3%で保持されていた。電気光学特性を測定した
結果は、以下の通りであった。 T0=0.53% Tmax =84.0 % V10=5.1(V) V90=7.1(V) CR=158
【0056】(比較例7)実施例8に対し、気体を混入
させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示し
た。 T0=0.6 % Tmax =84.0 % V10=5.1(V) V90=6.9(V) CR=140
【0057】(実施例9)実施例5の組成に対し、実施
例6,7,8と同様な作業を行なう。即ち、組成物とし
て、モノマーに2-エチルヘキシルアクリレート7.41wt
%、プレポリマーとしてビスコート#3700 (商標:大阪
有機化学工業(株)製)11.21wt%、光硬化開始剤とし
てイルガキュア651 (商標:日本チバガイギー(株)
製)0.38wt%からなる光重合性材料と、液晶としてZL
I4792[N-I point=91℃, ne=1.573,no=1.479]
(商標:メルク・ジャパン(株)製)81.0wt%の混合物
を調製した。又、一方の全面にITO電極を施したガラ
ス基板の一対角上端部に1mm径の穴を計2つ設け、もう
一方に同種の全面にITO電極を施したガラス基板で1
3.0μmのスペーサーを介して、基板周辺を樹脂で接着
して空セルとする。空セルに1つの穴から組成物と窒素
とを常温常圧体積比同一とし、セル内に満ちるまで注入
する。ここで、周辺環境は窒素雰囲気下とする。次い
で、温度を94℃に保持し、基板間において組成物を完全
相溶させ、基板間にむらが無いことを確認した後、続い
て、温度を6℃/min の速度で61℃まで降下させ、一定
に保持する。1分間程放置した後に、紫外線(0.7mW/cm
2,2 秒)を照射、1秒間隔をおいて、紫外線(11mW/c
m2,6.5秒)を照射した。
【0058】この素子も、構造はTEMを用いた観察に
より局部的に歪んだ構造を取っていることがわかった。
液晶滴径は1.2 μm〜1.6 μmであり、気泡径は0.3 μ
mの範囲にあった。気泡はパネル内体積比率2〜3%で
保持されていた。電気光学特性を測定した結果は、以下
の通りであった。 T0=0.6 % Tmax =83.7 % V10=5.1(V) V90=7.2(V) CR=167
【0059】(比較例8)実施例9に対し、気体を混入
させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示し
た。 T0=0.7 % Tmax =83.3 % V10=4.9(V) V90=7.2(V) CR=119
【0060】尚、実施例1〜9及び比較例1〜8におい
て、液晶材料のアイソトロピック相に保持する温度を94
℃としているが、ZLI4792液晶のN-I 点92℃以上
の温度であり、且つ基板に損傷を与えたり、組成物が蒸
発、沸騰したり安全性を逸脱する温度以下であれば良
い。実際、92℃<T<105 ℃では、ほぼ同様の結果を得
た。又実施例1〜9は製造方法の請求項8に対応するも
のであり、実施例6〜9は特に請求項9に対応するもの
である。
【0061】(実施例10)一方の全面にITO電極を
施したガラス基板の一対角上端部に1mm径の穴を計2つ
設け、もう一方に同種の全面にITO電極を施したガラ
ス基板で13.0μmのスペーサーを介して、基板周辺を樹
脂で接着して空セルとする。
【0062】そして、実施例1,2の光重合性材料{モ
ノマーとして2-エチルヘキシルアクリレート7.41wt%、
プリポリマーとしてビスコート#3700 (商標:大阪有機
化学工業(株)製)11.21 wt%、光硬化開始剤としてDa
rocur 1173(商標:メルク社製)0.38 twt%}と、液晶
としてシアノ系液晶であるE−8 [主成分3′−フルオ
ロ−4″−プロピル−4−P−テルフェニルカルボニト
リル、 N-I point=72℃, ne=1.771,no=1.525](商
標:BDH社製)81.0wt%を透明な状態になるまでアイ
ソトロピック相への転移温度以下である40℃において撹
拌混合した。次に、この透明な組成物を前記の空セルに
1つの穴から組成物と窒素とを常温常圧体積比同一と
し、セル内に満ちるまで注入する。ここで、周辺環境は
窒素雰囲気下とする。注入した後、引続き、紫外線(57
mW/cm2,5秒)を照射した。
【0063】こうして作製された素子内の構造をSEM
を用いて観察した結果、ほとんど液晶滴径は1μmであ
り、気泡径は0.3 〜0.5 μmであった。気泡はパネル内
体積比率2〜3%で保持されていた。この素子の電気光
学特性を以下に示す。 T0=0.39% Tmax =83.8 % V10=8.7(V) V90=11.8(V) CR=215
【0064】(比較例9)実施例10に対し、気体を混
入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示し
た。 T0=0.45% Tmax =84.0 % V10=8.7(V) V90=11.6(V) CR=187
【0065】(実施例11)実施例10と同様に、一方
の全面にITO電極を施したガラス基板の一対角上端部
に1mm径の穴を計2つ設け、もう一方に同種の全面にI
TO電極を施したガラス基板で13.0μmのスペーサーを
介して、注入口部分を残し、エポキシ系シール材により
貼り合わせ、空セルを作った。
【0066】そして、実施例1の光重合性材料モノマー
として2-エチルヘキシルアクリレート7.41wt%、プレポ
リマーとしてビスコート#3700 (商標:大阪有機化学工
業(株)製)11.21 wt%、光硬化開始剤としてDarocur
1173(商標:メルク社製)0.38wt% }と、液晶としてシ
アノ系の液晶であるBL035[N-I point=96 ℃, ne=
1.795,no=1.528](商標:メルク・ジャパン(株)製)
81.0wt%とを、アイソトロピック相への転移温度以下で
ある40℃にて透明な状態になるまで撹拌混合した。次
に、この透明な組成物を前記の空セルに1つの穴から組
成物と窒素とを常温常圧体積比同一とし、セル内に満ち
るまで注入する。ここで、周辺環境は窒素雰囲気下とす
る。注入した後、引続き、紫外線(57mW/cm2,5秒)を照
射した。
【0067】この素子内の構造をSEMを用いて観察し
た結果、液晶滴径は0.7 〜1.2 μmであり、気泡径は0.
2 〜0.5 μmであった。気泡はパネル内体積比率2〜3
%で保持されていた。電気光学特性を測定した結果は、
以下の通りであった。 T0=0.47% Tmax =83.4 % V10=8.9(V) V90=12.7(V) CR=177
【0068】尚、実施例11の組成の調光層構成材料の
相転移点、もしくは完全相溶温度は39℃程で、この転移
点よりも高く、液晶材料のN-I 点よりも低い温度であれ
ば、同様の結果を得た。
【0069】(比較例10)実施例11に対し、気体を
混入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示
した。 T0=0.52% Tmax =83.7 % V10=8.9(V) V90=12.1(V) CR=161
【0070】(実施例12)実施例1の光重合性材料
{2-エチルヘキシルアクリレート7.41wt%、ビスコート
#3700 (商標:大阪有機化学工業(株)製)11.21 wt
%、Darocur 1173(商標:メルク社製)0.38wt%}と、
液晶として塩素系液晶を含むTL202[N-I point=83
℃, ne=1.708,no=1.523](商標:メルク・ジャパン
(株)製)81.0wt%とをアイソトロピック相への転移温
度以下である50℃にて、透明な状態になるまで撹拌混合
した。次に、この透明な組成物を前記の空セルに1つの
穴から組成物と窒素とを常温常圧体積比同一とし、セル
内に満ちるまで注入する。ここで、周辺環境は窒素雰囲
気下とする。注入した後、引続き、紫外線(57mW/cm2,5
秒)を照射した。
【0071】この素子内の構造をSEMを用いて観察し
た結果、液晶滴径は0.8 〜1.7 μmであり、気泡径は0.
3 〜0.55μmであった。気泡はパネル内体積比率2〜5
%で保持されていた。電気光学特性を測定した結果は、
以下の通りであった。 T0=0.33% Tmax =83.6 % V10=7.9(V) V90=10.3(V) CR=253
【0072】尚、実施例12の組成の調光層構成材料の
相転移点、もしくは完全相溶温度は32℃程で、この転移
点よりも高く、液晶材料のN-I 点よりも低い温度条件下
で製造しても同様の結果を得た。
【0073】(比較例11)実施例12に対し、気体を
混入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示
した。 T0=0.44% Tmax =83.8 % V10=7.8(V) V90=10.1(V) CR=190
【0074】(実施例13)実施例3の光重合性材料
と、液晶としてE−8[N-I point=72 ℃, ne=1.771,n
o=1.525](商標:BDH社製)83.5wt%をアイソトロピ
ック相への転移温度以下である50℃にて、透明な状態に
なるまで撹拌混合した。次に、この透明な組成物と窒素
とを常温常圧体積比同一として、実施例11,12と同
様の空セルに注入した後、引続き、紫外線(57mW/cm2,5
秒)を照射した。
【0075】この素子内の構造をSEMを用いて観察し
た結果、液晶滴径0.77〜1.65μmであり、気泡径は0.3
〜0.45μmであった。気泡はパネル内体積比率2〜6%
で保持されていた。電気光学特性を測定した結果は、以
下の通りであった。 T0=0.31% Tmax =83.9 % V10=8.8(V) V90=12.0(V) CR=271
【0076】(比較例12)実施例13に対し、気体を
混入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示
した。 T0=0.41% Tmax =84.1 % V10=8.8(V) V90=11.5(V) CR=205
【0077】(実施例14)実施例3の光重合性材料
と、液晶としてBL035[N-I point=96 ℃, ne=1.79
5,no=1.528](商標:メルク・ジャパン(株)製)83.5
wt%をアイソトロピック相への転移温度以下である50℃
にて、透明な状態になるまで撹拌混合した。次に、この
透明な組成物と窒素を実施例11と同様に空セルに注入
した後、引続き、紫外線(57mW/cm2,5秒)を照射した。
【0078】この素子内の構造をSEMを用いて観察し
た結果、液晶滴径0.85〜1.55μmであり、気泡径は0.3
〜0.4 μmであった。気泡はパネル内体積比率3〜6%
で保持されていた。電気光学特性を測定した結果は、以
下の通りであった。 T0=0.38% Tmax =84.0 % V10=8.4(V) V90=11.5(V) CR=221
【0079】尚、実施例14の組成の調光層構成材料の
相転移点、もしくは完全相溶温度は46℃程で、この転移
点よりも高く、液晶材料のN-I 点よりも低い温度であれ
ば、同様の結果を得た。
【0080】(比較例13)実施例14に対し、気体を
混入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示
した。 T0=0.49% Tmax =84.0 % V10=8.3(V) V90=11.2(V) CR=171
【0081】(実施例15)実施例3の光重合性材料
と、液晶としてTL202[N-I point=83 ℃, ne=1.70
8,no=1.523](商標:メルク・ジャパン(株)製)83.5
wt%をアイソトロピック相への転移温度以下である50℃
にて、透明な状態になるまで撹拌混合した。次に、この
透明な組成物と窒素を実施例11と同様に空セルに注入
した後、引続き、紫外線(57mW/cm2,5秒)を照射した。
【0082】この素子内の構造をSEMを用いて観察し
た結果、液晶滴径は0.9 〜1.5 μmであり、気泡径は0.
2 〜0.5 μmであった。気泡はパネル内体積比率4〜6
%で保持されていた。電気光学特性を測定した結果は、
以下の通りであった。 T0=0.34% Tmax =83.6 % V10=7.9(V) V90=11.3(V) CR=246
【0083】尚、実施例15の組成の調光層構成材料の
相転移点、もしくは完全相溶温度は42℃程で、この転移
点よりも高く、液晶材料のN-I 点よりも低い温度であれ
ば、同様の結果を得た。
【0084】(比較例14)実施例15に対し、気体を
混入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示
した。 T0=0.46% Tmax =83.8 % V10=7.9(V) V90=10.8(V) CR=182
【0085】(実施例16)実施例4の光重合性材料
と、液晶としてE−8[N-I point=72 ℃, ne=1.771,n
o=1.525](商標:BDH社製)81.0wt%をアイソトロピ
ック相への転移温度以下である50℃で透明な状態になる
まで撹拌混合した。次に、この透明な組成物と窒素を実
施例11と同様に空セルに注入した後、引続き、紫外線
(57mW/cm2,5秒)を照射した。
【0086】こうして作製された素子内の構造をSEM
を用いて観察した結果、ほとんどの液晶滴径は0.8 μm
で、気泡径は0.35μmであった。気泡はパネル内体積比
率4〜7%で保持されていた。電気光学特性は以下の通
りであった。 T0=0.24% Tmax =83.7 % V10=8.8(V) V90=12.8(V) CR=349
【0087】(比較例15)実施例16に対し、気体を
混入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示
した。 T0=0.28% Tmax =84.0 % V10=8.9(V) V90=12.4(V) CR=300
【0088】(実施例17)実施例4の光重合性材料
と、液晶としてBL035[N-I point=96 ℃, ne=1.79
5,no=1.528](商標:メルク・ジャパン(株)製)81.0
wt%を透明な状態になるまでアイソトロピック相への転
移温度以下である40℃において、撹拌混合した。次に、
この透明な組成物と窒素を実施例11と同様に空セルに
注入した後、引続き、紫外線(57mW/cm2,5秒)を照射し
た。
【0089】こうして作製された素子内の構造をSEM
を用いて観察した結果、ほとんど液晶滴径0.7 μmで、
且つ、気泡径は0.2 〜0.3 μmであった。気泡はパネル
内体積比率5〜7%で保持されていた。電気光学特性は
以下の通りであった。 T0=0.22% Tmax =83.7 % V10=8.7(V) V90=12.2(V) CR=380
【0090】尚、実施例17の組成の調光層構成材料の
相転移点、もしくは完全相溶温度は40℃程で、この転移
点よりも高く、液晶材料のN-I 点よりも低い温度であれ
ば、同様の結果を得た。
【0091】(比較例16)実施例17に対し、気体を
混入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示
した。 T0=0.24% Tmax =84.0 % V10=8.7(V) V90=12.0(V) CR=350
【0092】(実施例18)実施例4の光重合性材料
と、液晶としてTL202[N-I point=83 ℃, ne=1.70
8,no=1.523](商標:メルク・ジャパン(株)製)81.0
wt%をアイソトロピック相への転移温度以下である50℃
で透明な状態になるまで撹拌混合した。次に、この透明
な組成物と窒素を実施例11と同様に空セルに注入した
後、引続き、紫外線(57mW/cm2,5秒)を照射した。
【0093】こうして作製された素子内の構造をSEM
を用いて観察した結果、液晶滴径1.1 〜1.3 μmであ
り、且つ、気泡径は0.2 〜0.4 μmであった。気泡はパ
ネル内体積比率5%で保持されていた。電気光学特性は
以下の通りであった。 T0=0.23% Tmax =83.7 % V10=7.9(V) V90=11.6(V) CR=364
【0094】尚、実施例18の組成の調光層構成材料の
相転移点、もしくは完全相溶温度は33℃程で、この転移
点よりも高く、液晶材料のN-I 点よりも低い温度であれ
ば、同様の結果を得た。
【0095】(比較例17)実施例18に対し、気体を
混入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示
した。 T0=0.25% Tmax =83.8 % V10=7.9(V) V90=11.4(V) CR=335
【0096】(実施例19)実施例5の光重合性材料
と、液晶としてE−8[N-I point=72 ℃, ne=1.771,n
o=1.525](商標:BDH社製)81.0wt%を50℃で透明
な状態になるまで撹拌混合した。次に、この透明な組成
物と窒素を実施例11と同様に空セルに注入した後、引
続き、紫外線(57mW/cm2,5秒)を照射した。
【0097】こうして作製された素子内の構造をSEM
を用いて観察した結果、ほとんどの液晶滴径は1.0 μm
で、気泡径は0.35μmであった。気泡はパネル内体積比
率5〜7%で保持されていた。電気光学特性は以下の通
りであった。 T0=0.22% Tmax =83.7 % V10=8.8(V) V90=13.1(V) CR=380
【0098】(比較例18)実施例19に対し、気体を
混入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示
した。電気光学特性は以下の通りであった。 T0=0.25% Tmax =84.0 % V10=8.8(V) V90=12.7(V) CR=336
【0099】(実施例20)実施例5の光重合性材料
と、液晶としてBL035[N-I point=96 ℃, ne=1.79
5,no=1.528](商標:メルク・ジャパン(株)製)81.0
wt%を透明な状態になるまでアイソトロピック相への転
移温度以下である40℃において、撹拌混合した。次に、
この透明な組成物と窒素を実施例11と同様に空セルに
注入した後、引続き、紫外線(57mW/cm2,5秒)を照射し
た。
【0100】こうして作製された素子内の構造をSEM
を用いて観察した結果、ほとんど液晶滴径は0.9 μm
で、且つ、気泡径は0.2 〜0.3 μmであった。気泡はパ
ネル内体積比率5%で保持されていた。電気光学特性は
以下の通りであった。 T0=0.22% Tmax =83.6 % V10=8.7(V) V90=12.5(V) CR=380
【0101】尚、実施例20の組成の調光層構成材料の
相転移点、もしくは完全相溶温度は40℃程で、この転移
点よりも高く、液晶材料のN-I 点よりも低い温度であれ
ば、同様の結果を得た。
【0102】(比較例19)実施例20に対し、気体を
混入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示
した。 T0=0.25% Tmax =84.1 % V10=8.7(V) V90=12.2(V) CR=336
【0103】(実施例21)実施例5の光重合性材料
と、液晶としてTL202[N-I point=83 ℃, ne=1.70
8,no=1.523](商標:メルク・ジャパン(株)製)81.0
wt%をアイソトロピック相への転移温度以下である50℃
で透明な状態になるまで撹拌混合した。次に、この透明
な組成物と窒素を実施例11と同様に空セルに注入した
後、引続き、紫外線(57mW/cm2,5秒)を照射した。
【0104】こうして作製された素子内の構造をSEM
を用いて観察した結果、液晶滴径1.1 〜1.3 μmであ
り、且つ、気泡径は0.2 〜0.4 μmであった。気泡はパ
ネル内体積比率7%で保持されていた。電気光学特性は
以下の通りであった。 T0=0.21% Tmax =83.6 % V10=7.9(V) V90=11.8(V) CR=398
【0105】尚、実施例21の組成の調光層構成材料の
相転移点、もしくは完全相溶温度は33℃程で、この転移
点よりも高く、液晶材料のN-I 点よりも低い温度であれ
ば、同様の結果を得た。
【0106】(比較例20)実施例21に対し、気体を
混入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示
した。 T0=0.23% Tmax =83.8 % V10=7.9(V) V90=11.5(V) CR=364 尚実施例1〜9,比較例10〜20は製造方法の請求項
11に対応するものである。
【0107】(実施例22)光重合性材料として、モノ
マーに2-エチルヘキシルアクリレート7.41wt%、多官能
アクリレートとしてHX620(商標:日本化薬製)1
1.21 wt%、光硬化開始剤としてDarocur 1173(商標:
メルク社製)0.38wt%を混合し20℃での粘度を測定し
たところ2cpであった。これと液晶としてZLI47
92[N-I point=91 ℃, ne=1.573,no=1.479](商標:
メルク・ジャパン(株)製)81.0wt%を70℃にて透明な
状態になるまで撹拌混合した。次に、この透明な組成物
と窒素を実施例2〜21と同様の空セルに注入した後、
温度を6℃/min の速度で58℃まで降下させ、一定に保
持する。1分間程放置した後に、紫外線(57mW/cm2,5
秒)を照射した。
【0108】こうして作製された素子内の構造をSEM
を用いて観察した結果、液晶滴径1.0 〜1.4 μmであ
り、且つ、気泡径は0.3 μmであった。気泡はパネル内
体積比率5%で保持されていた。電気光学特性は以下の
通りであった。 T0=0.62% Tmax =84.0 % V10=5.8(V) V90=7.4(V) CR=135
【0109】尚、温度降下の速度はこれに限定されるも
のではない。又、実施例22の組成の調光層構成材料の
相転移点、もしくは完全相溶温度は60℃程であるため、
撹拌混合はこの転移点よりも高く液晶材料のN-I 点より
も低い温度とし、降下させる温度はこの60℃以下で液晶
相と等方性液体相の混在領域の温度であれば、同様の結
果が得られた。
【0110】(比較例21)実施例22に対し、気体を
混入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示
した。 T0=0.68% Tmax =84.1 % V10=5.8(V) V90=7.2(V) CR=124
【0111】(実施例23)光重合性材料としてオリゴ
エステルアクリレート:M5500(商標:東亜合成
製)2.7 wt%、希釈剤として2-エチルヘキシルアクリレ
ート13.5wt%、光硬化開始剤としてイルガキュア651 を
0.3wt の20℃での粘度を測定したところ4cpであっ
た。この光重合性材料と、液晶としてZLI4792[N
-I point=91 ℃, ne=1.573,no=1.479](商標:メルク
・ジャパン(株)製)83.5wt%とを70℃にて透明な状態
になるまで撹拌混合した。次に、この透明な組成物と窒
素を実施例2〜22と同様の空セルに注入した後、温度
を5℃/min の速度で59℃まで降下させ、一定に保持す
る。1分間程放置した後に、紫外線(57mW/cm2,5秒)を
照射した。
【0112】こうして作製された素子内の構造をSEM
を用いて観察した結果、液晶滴径0.8 〜1.5 μmであ
り、且つ、気泡径は0.2 μmであった。気泡はパネル内
体積比率6%で保持されていた。電気光学特性は以下の
通りであった。 T0=0.69% Tmax =83.6 % V10=5.9(V) V90=7.8(V) CR=121
【0113】尚、温度降下の速度はこれに限定されるも
のではない。又、実施例23の組成の調光層構成材料の
相転移点、もしくは完全相溶温度は63℃程であるため、
撹拌混合はこの転移点よりも高く液晶材料のN-I 点より
も低い温度とし、降下させる温度はこの63℃以下で液晶
相と等方性液体相の混在領域の温度であれば、同様の結
果が得られた。
【0114】(比較例22)実施例23に対し、気体を
混入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示
した。 T0=0.74% Tmax =83.9 % V10=5.9(V) V90=7.4(V) CR=113
【0115】(実施例24)モノマーとして2-ブトキシ
エチルクリレート8.41wt%、プレポリマーとしてビスコ
ート#3700 (商標:大阪有機化学工業(株)製)10.21
wt%、光硬化開始剤としてイルガキュア651 (商標:日
本チバガイギー(株)製)0.38wt%を混合し20℃にお
ける粘度が5cpの光重合性材料を調製し、これと液晶
としてZLI4792[N-I point=91 ℃, ne=1.573,n
o=1.479](商標:メルク・ジャパン(株)製)81.0wt%
を70℃にて透明な状態になるまで撹拌混合した。次に、
この透明な組成物と窒素を実施例2〜23と同様の空セ
ルに注入した後、温度を6℃/min の速度で60℃まで降
下させ、一定に保持する。1分間程放置した後に、紫外
線(57mW/cm2,5秒)を照射した。
【0116】こうして作製された素子内の構造をSEM
を用いて観察した結果、液晶滴径0.5 〜1.75μmであ
り、且つ、気泡径は0.4 μmであった。気泡はパネル内
体積比率5%で保持されていた。電気光学特性は以下の
通りであった。 T0=0.79% Tmax =83.7 % V10=5.2(V) V90=7.3(V) CR=106
【0117】尚、温度降下の速度はこれに限定されるも
のではない。又、実施例24の組成の調光層構成材料の
相転移点、もしくは完全相溶温度は61℃程で、撹拌混合
はこの転移点よりも高く、液晶材料のN-I 点よりも低い
温度とし、降下させる温度はこの61℃以下で液晶相と等
方性液体相の混在領域であれば、同様の結果が得られ
た。
【0118】(比較例23)実施例24に対し、気体を
混入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示
した。 T0=0.87% Tmax =84.0 % V10=5.2(V) V90=6.9(V) CR=97
【0119】(実施例25)組成物として、モノマーと
して2-エチルヘキシルアクリレート7.41wt%、プレポリ
マーとしてビスコート#3700 (商標:大阪有機化学工業
(株)製)11.21 wt%、光硬化開始剤としてDarocur 11
73(商標:メルク社製)0.38wt% を用い、液晶としてZ
LI4792[N-I point=91 ℃, ne=1.573,no=1.479]
(商標:メルク・ジャパン(株)製)81.0wt%を70℃に
て透明な状態になるまで撹拌混合した。次に、この透明
な組成物と窒素を実施例2と同様の空セルに注入した
後、温度を6℃/min の速度で58℃まで降下させ、一定
に保持する。1分間程放置した後に、紫外線(0.7mW/cm
2,2 秒)を照射、1秒間隔をおいて、紫外線(11mW/c
m2,6.5秒)を照射した。
【0120】こうして作製された素子内の構造をSEM
を用いて観察した結果、液晶滴径0.5 〜1.75μmであ
り、且つ、気泡径は0.3 μmであった。気泡はパネル内
体積比率7%で保持されていた。電気光学特性は以下の
通りであった。 T0=0.24% Tmax =84.0 % V10=5.4(V) V90=7.5(V) CR=350
【0121】尚、温度降下の速度はこれに限定されるも
のではない。又、実施例25の組成の調光層構成材料の
相転移点、もしくは完全相溶温度は実施例23と同様60
℃程であるため、撹拌混合はこの転移点よりも高く液晶
材料のN-I 点よりも低い温度とし、降下させる温度はこ
の60℃以下で液晶相と等方性液体相の混在領域の温度で
あれば、同様の結果が得られた。
【0122】(比較例24)実施例25に対し、気体を
混入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示
した。 T0=0.29% Tmax =84.0 % V10=5.4(V) V90=7.2(V) CR=290
【0123】(実施例26)組成物として、高分子材料
にポリウレタンジメタクリレート4.2 wt%、希釈剤とし
て2-エチルヘキシルアクリレート12.3wt%を用い、液晶
としてZLI4792[N-I point=91 ℃, ne=1.573,n
o=1.479](商標:メルク・ジャパン(株)製)83.5wt%
を70℃にて透明な状態になるまで撹拌混合した。次に、
この透明な組成物と窒素を実施例3と同様の空セルに注
入した後、温度を5℃/min の速度で59℃まで降下さ
せ、一定に保持する。1分間程放置した後に、紫外線
(0.7mW/cm2,2 秒)を照射、1秒間隔をおいて、紫外線
(11mW/cm2,6.5秒)を照射した。
【0124】こうして作製された素子内の構造をSEM
を用いて観察した結果、液晶滴径0.6 〜1.55μmであ
り、且つ、気泡径は0.4 μmであった。気泡はパネル内
体積比率4%で保持されていた。電気光学特性は以下の
通りであった。 T0=0.47% Tmax =84.0 % V10=5.6(V) V90=7.9(V) CR=179
【0125】尚、温度降下の速度はこれに限定されるも
のではない。又、実施例26の組成の調光層構成材料の
相転移点、もしくは完全相溶温度は実施例24と同様63
℃程であるため、撹拌混合はこの転移点よりも高く液晶
材料のN-I 点よりも低い温度とし、降下させる温度はこ
の63℃以下で液晶相と等方性液体相の混在領域の温度で
あれば、同様の結果が得られた。
【0126】(比較例25)実施例26に対し、気体を
混入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示
した。 T0=0.53% Tmax =84.2 % V10=5.6(V) V90=7.5(V) CR=159
【0127】(実施例27)組成物として、モノマーと
して2-エチルヘキシルアクリレート7.41wt%、プレポリ
マーとしてBP-4EA(商標:共栄社油脂化学工業(株)
製)11.21 wt%、光硬化開始剤としてDarocur 1173(商
標:メルク社製)0.38wt%を用い、液晶としてZLI4
792[N-I point=91 ℃, ne=1.573,no=1.479](商
標:メルク・ジャパン(株)製)81.0wt%を70℃にて透
明な状態になるまで撹拌混合した。次に、この透明な組
成物と窒素を実施例4と同様の空セルに注入した後、温
度を6℃/min の速度で60℃まで降下させ、一定に保持
する。1分間程放置した後に、紫外線(0.7mW/cm2,2
秒)を照射、1秒間隔をおいて、紫外線(11mW/cm2,6.5
秒)を照射した。
【0128】こうして作製された素子内の構造をSEM
を用いて観察した結果、液晶滴径0.8 〜1.35μmであ
り、且つ、気泡径は0.3 μmであった。気泡はパネル内
体積比率6%で保持されていた。電気光学特性は以下の
通りであった。 T0=0.22% Tmax =84.1 % V10=5.7(V) V90=8.3(V) CR=382
【0129】尚、温度降下の速度はこれに限定されるも
のではない。又、実施例27の組成の調光層構成材料の
相転移点、もしくは完全相溶温度は実施例24と同様61
℃程であるため、撹拌混合はこの転移点よりも高く液晶
材料のN-I 点よりも低い温度とし、降下させる温度はこ
の61℃以下で液晶相と等方性液晶相の混在領域の温度で
あれば、同様の結果が得られた。
【0130】(比較例26)実施例27に対し、気体を
混入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示
した。 T0=0.25% Tmax =84.2 % V10=5.8(V) V90=7.9(V) CR=337
【0131】(実施例28)組成物として、モノマーと
して2-エチルヘキシルアクリレート7.41wt%、プレポリ
マーとしてビスコート#3700 (商標:大阪有機化学工業
(株)製)11.21 wt%、光硬化開始剤としてイルガキュ
ア651 (商標:日本チバガイギー(株)製)0.38wt%、
液晶としてZLI4792[N-I point=91 ℃, ne=1.57
3,no=1.479](商標:メルク・ジャパン(株)製)81.0
wt%を70℃にて透明な状態になるまで撹拌混合した。次
に、この透明な組成物と窒素を実施例5と同様の空セル
に注入した後、温度を6℃/min の速度で60℃まで降下
させ、一定に保持する。1分間程放置した後に、紫外線
(0.7mW/cm2,2 秒)を照射、1秒間隔をおいて、紫外線
(11mW/cm2,6.5秒)を照射した。
【0132】こうして作製された素子内の構造をSEM
を用いて観察した結果、液晶滴径0.8 〜1.35μmであ
り、且つ、気泡径は0.4 μmであった。気泡はパネル内
体積比率7%で保持されていた。電気光学特性は以下の
通りであった。 T0=0.24% Tmax =84.0 % V10=5.3(V) V90=7.3(V) CR=350
【0133】尚、温度降下の速度はこれに限定されるも
のではない。又、実施例28の組成の調光層構成材料の
相転移点、もしくは完全相溶温度は実施例24と同様61
℃程であるため、撹拌混合はこの転移点よりも高く液晶
材料のN-I 点よりも低い温度とし、降下させる温度はこ
の61℃以下で液晶相と等方性液晶相の混在領域の温度で
あれば、同様の結果が得られた。
【0134】(比較例27)実施例28に対し、気体を
混入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示
した。 T0=0.27% Tmax =84.1 % V10=5.3(V) V90=7.1(V) CR=311
【0135】(実施例29)組成物として、56℃におい
て、モノマーとして2-エチルヘキシルアクリレート14.8
8 wt%、プレポリマーとしてビスコート#3700 (商標:
大阪有機化学工業(株)製)8.74wt%、光硬化開始剤と
してイルガキュア651 (商標:日本チバガイギー(株)
製)0.38wt%を用い、液晶としてBL035[N-I point
=96 ℃, ne=1.795,no=1.528](商標:メルク・ジャパ
ン(株)製)76.00 wt%を56℃にて透明な状態になるま
で撹拌混合した。次に、この透明な組成物と窒素を実施
例11と同様の空セルに注入した後、温度を6℃/min
の速度で28℃まで降下させ、一定に保持する。1分間程
放置した後に、紫外線(0.7mW/cm2,2 秒)を照射、1秒
間隔をおいて、紫外線(11mW/cm2,6.5秒)を照射した。
【0136】こうして作製された素子内の構造をT EM
を用いて観察した結果、液晶滴径は0.6 μmであり、気
泡径は0.2 μmであった。気泡はパネル内体積比率5%
で保持されていた。電気光学特性は以下の通りであっ
た。 T0=0.22% Tmax =82.1 % V10=9.3(V) V90=13.2(V) CR=373
【0137】尚、温度降下の速度はこれに限定されるも
のではない。又、実施例29の組成の調光層構成材料の
相転移点、もしくは完全相溶温度は32℃程であるため、
撹拌混合はこの転移点よりも高く液晶材料のN-I 点より
も低い温度とし、降下させる温度はこの32℃以下で液晶
相と等方性液晶相の混在領域の温度であれば、同様の結
果が得られた。
【0138】(比較例28)実施例29に対し、気体を
混入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示
した。 T0=0.27% Tmax =82.5 % V10=9.4(V) V90=12.9(V) CR=305
【0139】(実施例30)組成物として、モノマーと
して2-エチルヘキシルアクリレート7.41wt%、プレポリ
マーとしてBP-4EA(商標:共栄社油脂化学工業(株)
製)11.21 wt%、光硬化開始剤としてDarocur 1173(商
標:メルク社製)0.38wt%を用い、液晶としてフッ素系
液晶であるZLI5091(商標:メルク・ジャパン
(株)製)[N-I point=100℃, ne=1.5899, no=1.483
9] 、81.0wt%を70℃にて透明な状態になるまで撹拌混
合した。次に、この透明な組成物と窒素を実施例4と同
様の空セルに注入した後、温度を6℃/min の速度で60
℃まで降下させ、一定に保持する。1分間程放置した後
に、紫外線(0.7mW/cm2,2 秒)を照射、1秒間隔をおい
て、紫外線(11mW/cm2,6.5秒)を照射した。
【0140】こうして作製された素子内の構造をSEM
を用いて観察した結果、液晶滴径1.6 μmであり、且
つ、気泡径は0.2 μmであった。気泡はパネル内体積比
率7%で保持されていた。電気光学特性は以下の通りで
あった。 T0=0.36% Tmax =84.1 % V10=5.7(V) V90=8.1(V) CR=216
【0141】尚、温度降下の速度はこれに限定されるも
のではない。又、実施例30の組成の調光層構成材料の
相転移点、もしくは完全相溶温度は実施例27と同様61
℃程であるため、撹拌混合はこの転移点よりも高く液晶
材料のN-I 点よりも低い温度とし、降下させる温度はこ
の61℃以下で液晶相と等方性液晶相の混在領域の温度で
あれば、同様の結果が得られた。
【0142】(比較例29)実施例30に対し、気体を
混入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示
した。 T0=1.02% Tmax =84.2 % V10=5.8(V) V90=7.9(V) CR=83 尚実施例22〜30は請求項13を具体化した実施例で
あり、実施例25,30は特に請求項14を具体化した
実施例である。
【0143】(実施例31)実施例30に於いて、窒素
を不活性ガスであるヘリウムに代えた場合、素子内の構
造をSEMを用いて観察した結果、液晶滴径1.4 μmで
あり、且つ、気泡径は0.3 μmであった。気泡はパネル
内体積比率5%で保持されていた。電気光学特性は以下
の通りであった。 T0=0.33% Tmax =83.9 % V10=5.7(V) V90=7.9(V) CR=254 上記のように、窒素を含有させた時よりもヘリウムを含
有させた方が散乱特性が向上した。
【0144】実施例1〜30までにおいても同様に窒素
をヘリウムに置き換えた方が散乱特性を向上させること
ができた。
【0145】(実施例32)実施例5の光重合性材料
と、液晶としてZLI4792[N-I point=92 ℃, ne=
1.573,no=1.479](商標:メルク・ジャパン(株)製)
81.0wt%を50℃で透明な状態になるまで撹拌混合した。
続いて、密閉容器中にて、この組成物とこの組成物に対
して3倍の容積の水を混ぜる。この時容器内の気体は窒
素を充満させて置く。次に、この容器を245rpmで回転さ
せて、泡立ててエマルジョンとする。次いで30秒間静置
させた後、紫外線(57mW/cm2,5秒)を照射した。これに
よって、結晶がカプセル化して白濁物を得た。この白濁
物を電極付き基板上に置き、120℃30分静置して水を蒸
発させた。そして同種の電極付き基板で13μmのスペー
サを介して窒素を封入しながらその上部より挟持した。
こうしてパネル周辺をエポキシ樹脂で固めて保持した。
【0146】こうして作製された素子内の構造をSEM
を用いて観察した結果、液晶滴径は1.5 〜1.8 μmであ
り、且つ、気泡径は0.2 〜0.4 でμmあった。気泡はパ
ネル内体積比率4%で保持されていた。電気光学特性は
以下の通りであった。 T0=0.73% Tmax =84.1 % V10=6.2(V) V90=7.9(V) CR=115
【0147】尚、実施例31の組成の調光層構成材料の
相転移点、もしくは完全相溶温度は31℃程で、この転移
点よりも高く、液晶材料のN-I 点よりも低い温度であれ
ば、同様の結果を得た。
【0148】(比較例30)実施例31に対し、気体を
混入させず気泡を設けない場合、以下のような特性を示
した。 T0=1.05% Tmax =84.4 % V10=5.9(V) V90=7.8(V) CR=80
【0149】(実施例33)実施例32に於いて、窒素
をヘリウムに代えた場合、素子内の構造をSEMを用い
て観察した結果、液晶滴径1.5 μmであり、且つ、気泡
径は0.3 μmであった。気泡はパネル内体積比率5%で
保持されていた。電気光学特性は以下の通りであった。 T0=0.65% Tmax =83.8 % V10=6.1(V) V90=8.1(V) CR=129
【0150】尚、実施例1〜33において紫外線強度は
示している強度のみに限定されるものではなく、実際、
3mW/cm2 〜160mW/cm2 において、本発明の特徴を有する
ものが得られることが確認できた。又、素子のセル厚は
13.0μmに限定されるものではない。
【0151】実施例1〜9及び22〜28,30,31
において紫外線照射前の1分間放置する工程は、2分間
の放置でもほぼ同様の結果が得られたが、15秒の放置で
は特性の再現性が不十分であった。液晶の混合比率が8
0wt%前後以外の場合には、液晶が連続相を成してしま
う結果が多いが、気泡を設けることによって、散乱特性
が向上することは確認できた。実施例32,33は請求
項15及び16に対応するものである。
【0152】
【発明の効果】本発明の液晶表示素子は、基本的には、
光を変調することが可能な液晶滴をセル内に細密状態に
充填した構造を有しており、高分子材料層には気体を含
有したものとなっている。このため従来の高分子分散型
液晶に比べ、高分子材料の光吸収などの悪影響を低減し
電圧印加時の透過光を上げると共に、気体との屈折率差
による効果より散乱性能を向上させることができる。こ
れにより、屈折率異方性の小さなフッ素系液晶材料を用
いても高散乱性を示す高信頼性の素子を提供することが
可能となった。
【0153】又本願の請求項5の発明では、液晶滴の一
部を球形から歪んだ構造とすることによりダイレクタの
方向がよりランダムとなり、散乱効果が増す。従ってよ
りコントラストの高い液晶表示素子が実現できることと
なる。
【0154】又本発明の液晶表示素子を薄膜トランジス
タ(TFT)と組み合わせて用いてアクティブマトリク
ス駆動させることにより、高い表示性能が得られる。
又、本発明の素子を投写光学系と組み合わせることによ
り、優れた表示性能の投写型ディスプレイが実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による液晶表示素子の断面図
である。
【図2】本発明の他の実施例による液晶表示素子の断面
図である。
【符号の説明】 1,2 ガラス基板 1a,2a ITO電極 3,3A 液晶 4 気泡 5 高分子材料

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方が透明な一対の対向電極
    と、 前記対向電極間に挟み込まれ、液晶滴及び気泡を有する
    高分子材料組成物が混合されてなる構成体と、を有する
    ことを特徴とする液晶表示素子。
  2. 【請求項2】 前記高分子材料組成物の気泡中の気体
    は、窒素もしくは不活性ガスであることを特徴とする請
    求項1記載の液晶表示素子。
  3. 【請求項3】 前記高分子材料組成物は、光重合性材料
    であることを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。
  4. 【請求項4】 前記高分子材料組成物は、その一成分と
    して、少なくともEO変性ビスフェノールAジアクリレ
    ートが含まれていることを特徴とする請求項3記載の液
    晶表示素子。
  5. 【請求項5】 前記液晶滴の少なくとも一部は、球形か
    ら歪んだ構造を持っていることを特徴とする請求項1記
    載の液晶表示素子。
  6. 【請求項6】 前記液晶滴は、フッ素系液晶が含まれた
    ものであることを特徴とする請求項1記載の液晶表示素
    子。
  7. 【請求項7】 前記液晶滴は、塩素系液晶が含まれたも
    のであることを特徴とする請求項1記載の液晶表示素
    子。
  8. 【請求項8】 液晶材料と光重合性材料とを、液晶材料
    がアイソトロピック相を示す温度まで加熱して気体で泡
    立てながら混合する混合工程と、 前記混合工程で得られた混合物を少なくとも一方が透明
    な一対の対向電極間に注入する注入工程と、 前記液晶相と等方相とが混在する領域にまで温度を降下
    させる温度降下工程と、 前記混合工程で得られた混合物に紫外線を照射し、光重
    合させる紫外線照射工程と、を有することを特徴とする
    液晶表示素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 紫外線照射工程は、 光重合性材料が完全硬化しない程度の弱い照射光量の紫
    外線を照射して重合反応を開始させる第1の工程と、 前記第1の工程の後に第1の工程の紫外線照射よりも照
    射光量の強い紫外線を照射して重合を完成させる第2の
    工程と、を有する2段階の光重合工程であることを特徴
    とする請求項8記載の液晶表示素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記混合工程で用いられる気体は、窒
    素もしくは不活性ガスのいずれかであることを特徴とす
    る請求項8記載の液晶表示素子の製造方法。
  11. 【請求項11】 液晶材料のアイソトロピック相への転
    移温度以下において、光重合性材料と前記液晶材料とを
    透明状になるように気体で泡立てながら撹拌混合し、均
    一溶解させる溶解工程と、 前記溶解工程で得られた混合物を少なくとも一方が透明
    な一対の対向電極間に注入する注入工程と、 完全相溶した状態にて、注入した混合物に紫外線を照射
    し、光重合により液晶相と高分子材料相とに相分離させ
    る紫外線照射工程と、を有することを特徴とする液晶表
    示素子の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記溶解工程で用いられる気体は、窒
    素もしくは不活性ガスのいずれかであることを特徴とす
    る請求項11記載の液晶表示素子の製造方法。
  13. 【請求項13】 液晶材料のアイソトロピック相への転
    移温度以下において、光重合性材料と前記液晶材料とを
    透明状になるように気体で泡立てながら撹拌混合し、均
    一溶解させる溶解工程と、 前記溶解工程で得られた混合物を少なくとも一方が透明
    な一対の対向電極間に注入する注入工程と、 前記注入工程によって注入した組成物を液晶相と等方性
    液体相との混在領域にまで温度降下させる温度降下工程
    と、 完全相溶した状態にて、注入した混合物に紫外線を照射
    し、光重合により液晶相と高分子材料相とに相分離させ
    る紫外線照射工程と、を有することを特徴とする液晶表
    示素子の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記紫外線照射工程は、 光重合性材料が完全硬化しない弱い照射光量の紫外線を
    照射して重合反応を開始させる第1の工程と、 前記第1の工程の後に前記第1の工程の紫外線照射より
    も照射光量の強い紫外線を照射して重合を完成させる第
    2の工程と、を有する2段階の光重合工程であることを
    特徴とする請求項13記載の液晶表示素子の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記溶解工程において用いられる気体
    は窒素もしくは不活性ガスのいずれかであることを特徴
    とする請求項13記載の液晶表示素子の製造方法。
  16. 【請求項16】 液晶材料と高分子材料と水とを混合
    し、エマルジョンとする工程と、 前記エマルジョンから高分子材料を重合させて液晶をカ
    プセル化する工程と、 前記エマルジョンから水を除去する工程と、 前記工程で得られる組成物に気体を混入し、少なくとも
    一方が透明である電極付基板間に挟持する工程と、を有
    することを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記カプセル化する工程は、紫外線を
    照射することにより結晶をカプセル化するものであり、 前記組成物を気体と混入する工程において用いられる気
    体は窒素又は不活性ガスであることを特徴とする請求項
    16記載の液晶表示素子の製造方法。
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