JPH06324464A - 感光材料処理装置の摺動部構造 - Google Patents
感光材料処理装置の摺動部構造Info
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- JPH06324464A JPH06324464A JP11347893A JP11347893A JPH06324464A JP H06324464 A JPH06324464 A JP H06324464A JP 11347893 A JP11347893 A JP 11347893A JP 11347893 A JP11347893 A JP 11347893A JP H06324464 A JPH06324464 A JP H06324464A
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Landscapes
- Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 摺動部の磨耗を抑えて感光材料の搬送ムラを
防止する。 【構成】 軸受90は、略円筒状に成形したスリーブ1
10をインサートしてナイロン12を成形して軸受部材
100、フランジ部102、ボス部104が一体で形成
されている。また、平歯車94は、歯車部112の軸心
部に略円筒状の簡単な構造に成形したスリーブ114を
挿入溶着して形成されている。軸受とローラ44の回転
軸44A、平歯車とシャフト118の間の摺動部となる
スリーブ110、114は耐磨耗性の超高分子量ポリエ
チレンを用いて成形されているため、水洗水中の沈澱物
が付着した状態で摺動しても、摺動面が磨耗しにくく荒
れたりがたつきが大きくなったりすることがない。
防止する。 【構成】 軸受90は、略円筒状に成形したスリーブ1
10をインサートしてナイロン12を成形して軸受部材
100、フランジ部102、ボス部104が一体で形成
されている。また、平歯車94は、歯車部112の軸心
部に略円筒状の簡単な構造に成形したスリーブ114を
挿入溶着して形成されている。軸受とローラ44の回転
軸44A、平歯車とシャフト118の間の摺動部となる
スリーブ110、114は耐磨耗性の超高分子量ポリエ
チレンを用いて成形されているため、水洗水中の沈澱物
が付着した状態で摺動しても、摺動面が磨耗しにくく荒
れたりがたつきが大きくなったりすることがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光材料を搬送しなが
ら現像液、定着液、水洗水等の処理液に順に浸漬して処
理する感光材料処理装置の摺動部構造に関する。
ら現像液、定着液、水洗水等の処理液に順に浸漬して処
理する感光材料処理装置の摺動部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】画像が露光された感光材料は、感光材料
処理装置によって現像液、定着液、水洗水等の処理液に
順次浸漬されて処理液処理された後に乾燥処理される。
このような感光材料処理装置では、多数のローラを配置
して感光材料の搬送路を構成すると共に、同一の駆動源
から歯車列等を介してそれぞれのローラに駆動力を伝達
するようになっている。
処理装置によって現像液、定着液、水洗水等の処理液に
順次浸漬されて処理液処理された後に乾燥処理される。
このような感光材料処理装置では、多数のローラを配置
して感光材料の搬送路を構成すると共に、同一の駆動源
から歯車列等を介してそれぞれのローラに駆動力を伝達
するようになっている。
【0003】感光材料処理装置に挿入された感光材料
は、このようにして駆動されるローラによって搬送され
ながら、現像液、定着液、水洗水等の処理液に浸漬され
て処理された後、乾燥処理されるようになっている。こ
のような感光材料処理装置に用いられる軸受や歯車は、
精密な加工や複雑な加工を容易に行うことができる点、
耐水性、耐薬品性等を考慮して、一般に樹脂成形品が用
いられている。
は、このようにして駆動されるローラによって搬送され
ながら、現像液、定着液、水洗水等の処理液に浸漬され
て処理された後、乾燥処理されるようになっている。こ
のような感光材料処理装置に用いられる軸受や歯車は、
精密な加工や複雑な加工を容易に行うことができる点、
耐水性、耐薬品性等を考慮して、一般に樹脂成形品が用
いられている。
【0004】ところで、感光材料処理装置では、ローラ
を軸支する軸受や、ローラに駆動力を伝達するためにシ
ャフトに回転自在に支持された歯車は、それぞれ処理液
に浸漬された状態で駆動力が伝達されて回転する。この
とき、ハロゲン化銀乳剤によって感光層を形成した印画
紙、フィルム等の感光材料では、現像液中に感光材料か
ら溶出したハロゲン化銀が沈澱して歯車とこの歯車を回
転自在に支持するシャフトとの間やローラの回転軸と軸
受との間などに付着してしまう。また、定着処理が終了
した後の水洗水中には、感光材料によって持ち込まれた
定着液中の成分が水と反応して水酸化アルミニウム等の
沈澱物が生成される。
を軸支する軸受や、ローラに駆動力を伝達するためにシ
ャフトに回転自在に支持された歯車は、それぞれ処理液
に浸漬された状態で駆動力が伝達されて回転する。この
とき、ハロゲン化銀乳剤によって感光層を形成した印画
紙、フィルム等の感光材料では、現像液中に感光材料か
ら溶出したハロゲン化銀が沈澱して歯車とこの歯車を回
転自在に支持するシャフトとの間やローラの回転軸と軸
受との間などに付着してしまう。また、定着処理が終了
した後の水洗水中には、感光材料によって持ち込まれた
定着液中の成分が水と反応して水酸化アルミニウム等の
沈澱物が生成される。
【0005】このような処理液中の沈澱物が付着した状
態でローラや歯車が回転すると、沈澱物が磨耗剤の作用
をして軸受や歯車の摺動部を磨耗させてしまい、シャフ
トや回転軸との間の間隙を大きくして歯車やローラをが
たつかせたり、シャフトや回転軸に対する摩擦力を大き
くさせたりする。このような摩擦力の増加やがたつきは
負荷トルクの変化や増加の原因となり、感光材料を搬送
するためのローラに回転ムラとして現れ、感光材料に搬
送速度に基づくムラを生じさせる原因となっている。
態でローラや歯車が回転すると、沈澱物が磨耗剤の作用
をして軸受や歯車の摺動部を磨耗させてしまい、シャフ
トや回転軸との間の間隙を大きくして歯車やローラをが
たつかせたり、シャフトや回転軸に対する摩擦力を大き
くさせたりする。このような摩擦力の増加やがたつきは
負荷トルクの変化や増加の原因となり、感光材料を搬送
するためのローラに回転ムラとして現れ、感光材料に搬
送速度に基づくムラを生じさせる原因となっている。
【0006】このような問題点をなくすために耐磨耗性
の材料で軸受、歯車等を造ることが考えられるが、軽量
化のために耐磨耗性樹脂で成形しようとすると、そのよ
うな樹脂は比較的高価であり、しかも複雑な形状あるい
は精度を要する成形には不向きである。また、他の樹脂
と単に組み合わせても精度や強度を維持できなかった。
の材料で軸受、歯車等を造ることが考えられるが、軽量
化のために耐磨耗性樹脂で成形しようとすると、そのよ
うな樹脂は比較的高価であり、しかも複雑な形状あるい
は精度を要する成形には不向きである。また、他の樹脂
と単に組み合わせても精度や強度を維持できなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮してなされたものであり、処理液中の成分や処理によ
って生成された成分等の沈澱物の付着に起因する摺動部
の磨耗を抑えて感光材料の搬送ムラを防止する感光材料
処理装置の摺動部構造を提供することを目的とする。
慮してなされたものであり、処理液中の成分や処理によ
って生成された成分等の沈澱物の付着に起因する摺動部
の磨耗を抑えて感光材料の搬送ムラを防止する感光材料
処理装置の摺動部構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
感光材料処理装置の摺動部構造は、感光材料を搬送する
ための駆動装置のシャフトに対して摺動して相対的に回
転する部材の摺動部を、耐写真処理液性の樹脂成形品で
支持された耐磨耗性の樹脂部材によって形成したことを
特徴とする。
感光材料処理装置の摺動部構造は、感光材料を搬送する
ための駆動装置のシャフトに対して摺動して相対的に回
転する部材の摺動部を、耐写真処理液性の樹脂成形品で
支持された耐磨耗性の樹脂部材によって形成したことを
特徴とする。
【0009】本発明の請求項2に係る感光材料処理装置
の摺動部構造は、請求項1の感光材料処理装置の摺動部
構造であって、前記耐磨耗性の樹脂部材として二硫化モ
リブデンを添加したものを用いることを特徴とする。
の摺動部構造は、請求項1の感光材料処理装置の摺動部
構造であって、前記耐磨耗性の樹脂部材として二硫化モ
リブデンを添加したものを用いることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項3に係る感光材料処理装置
の摺動部構造は、請求項1又は請求項2の感光材料処理
装置の摺動部構造であって、前記相対回転部材が前記耐
磨耗性の樹脂部材を前記樹脂成形品に接合したものであ
ることを特徴とする。
の摺動部構造は、請求項1又は請求項2の感光材料処理
装置の摺動部構造であって、前記相対回転部材が前記耐
磨耗性の樹脂部材を前記樹脂成形品に接合したものであ
ることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項4に係る感光材料処理装置
の摺動部構造は、請求項1又は請求項2の感光材料処理
装置の摺動部構造であって、前記相対回転部材が前記樹
脂成形品に前記耐磨耗性樹脂部材をインサート成形した
ものであることを特徴とする。
の摺動部構造は、請求項1又は請求項2の感光材料処理
装置の摺動部構造であって、前記相対回転部材が前記樹
脂成形品に前記耐磨耗性樹脂部材をインサート成形した
ものであることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の請求項1に記載の感光材料処理装置の
摺動部構造では、シャフトと相対回転する部材のシャフ
トと接触して摺動する面を持つ摺動部に耐磨耗性の樹脂
部材を配置している。この耐磨耗性の樹脂部材として
は、ポリエチレン等があり、ポリエチレンの中でも分子
量が100万以上の超高分子量ポリエチレンが好まし
い。
摺動部構造では、シャフトと相対回転する部材のシャフ
トと接触して摺動する面を持つ摺動部に耐磨耗性の樹脂
部材を配置している。この耐磨耗性の樹脂部材として
は、ポリエチレン等があり、ポリエチレンの中でも分子
量が100万以上の超高分子量ポリエチレンが好まし
い。
【0013】シャフトと相対回転する部材には、回転自
在に配置された歯車、ローラの回転軸を支持する軸受等
がある。軸受や歯車のシャフトとの摺動面に耐磨耗性の
樹脂を用いることによって、例えば現像液中に沈澱して
いるハロゲン化銀、水洗水中で生成されて沈澱する水酸
化ナトリウム等が付着した状態でシャフトと相対回転し
ても、沈澱物によって摺動面が荒らされて摩擦力が大き
くなったり、磨耗してシャフトとの間の間隙が大きくな
るのを抑えることができるため、搬送ムラを生じさせる
ことがない。
在に配置された歯車、ローラの回転軸を支持する軸受等
がある。軸受や歯車のシャフトとの摺動面に耐磨耗性の
樹脂を用いることによって、例えば現像液中に沈澱して
いるハロゲン化銀、水洗水中で生成されて沈澱する水酸
化ナトリウム等が付着した状態でシャフトと相対回転し
ても、沈澱物によって摺動面が荒らされて摩擦力が大き
くなったり、磨耗してシャフトとの間の間隙が大きくな
るのを抑えることができるため、搬送ムラを生じさせる
ことがない。
【0014】耐磨耗性樹脂部材は、シャフトと相対回転
する部材を構成する耐写真処理液性の樹脂の成形品で支
持されるので、回転部材の材質を選択でき、回転部材全
体の強度や精度を高めることができ、また、安価に造る
ことができる。
する部材を構成する耐写真処理液性の樹脂の成形品で支
持されるので、回転部材の材質を選択でき、回転部材全
体の強度や精度を高めることができ、また、安価に造る
ことができる。
【0015】本発明の請求項2に記載の感光材料処理装
置の摺動部構造では、耐磨耗性の樹脂部材に二硫化モリ
ブデンを添加したものを用いている。例えば超高分子量
ポリエチレン等の耐磨耗性の樹脂部材に二硫化モリブデ
ンを添加することによって、硬度をより高くすることが
できると共に、成形したときに表面を滑らかにすること
ができる。これによって、シャフトと相対回転する部材
への適用により好ましくなる。
置の摺動部構造では、耐磨耗性の樹脂部材に二硫化モリ
ブデンを添加したものを用いている。例えば超高分子量
ポリエチレン等の耐磨耗性の樹脂部材に二硫化モリブデ
ンを添加することによって、硬度をより高くすることが
できると共に、成形したときに表面を滑らかにすること
ができる。これによって、シャフトと相対回転する部材
への適用により好ましくなる。
【0016】本発明の請求項3に記載の感光材料処理装
置の摺動部構造では、シャフトに対して相対回転する部
材の摺動部に配置する耐磨耗性の樹脂部材を略円筒状の
簡単な形状に成形し、これをシャフトに対して相対回転
する部材に配置している。例えば、精密な成形が難しい
超高分子量ポリエチレンを摺動部に用いても、精密な成
形加工が必要は歯車や複雑な構造の軸受を簡単に成形す
ることができる。
置の摺動部構造では、シャフトに対して相対回転する部
材の摺動部に配置する耐磨耗性の樹脂部材を略円筒状の
簡単な形状に成形し、これをシャフトに対して相対回転
する部材に配置している。例えば、精密な成形が難しい
超高分子量ポリエチレンを摺動部に用いても、精密な成
形加工が必要は歯車や複雑な構造の軸受を簡単に成形す
ることができる。
【0017】軸受や歯車にスリーブ状に成形した耐磨耗
性樹脂を接合する場合、接着剤を使用することも可能で
あり、また、これと共に超音波溶着等の接合手段を用い
ることもできる。
性樹脂を接合する場合、接着剤を使用することも可能で
あり、また、これと共に超音波溶着等の接合手段を用い
ることもできる。
【0018】本発明の請求項4に記載の感光材料処理装
置の摺動部構造では、耐磨耗性樹脂で成形した摺動部を
相対回転する部材にインサート成形する、所謂二重成形
を施して、例えば、歯車や軸受を成形している。耐磨耗
性樹脂と耐写真処理性の樹脂製の相対回転部材との結合
を強力にし得る。
置の摺動部構造では、耐磨耗性樹脂で成形した摺動部を
相対回転する部材にインサート成形する、所謂二重成形
を施して、例えば、歯車や軸受を成形している。耐磨耗
性樹脂と耐写真処理性の樹脂製の相対回転部材との結合
を強力にし得る。
【0019】このように、耐磨耗性の樹脂部材が例えば
略円筒状の簡単な形状であれば容易に成形加工を施すこ
とができ、精密ないし複雑な加工の必要な部品であって
も簡単にかつ安価で製造することができる。
略円筒状の簡単な形状であれば容易に成形加工を施すこ
とができ、精密ないし複雑な加工の必要な部品であって
も簡単にかつ安価で製造することができる。
【0020】
【実施例】〔実施例1〕図1には、本発明が適用された
感光材料処理装置である自動現像装置10が示されてい
る。この自動現像装置10は、感光材料の一例であるフ
ィルム12を現像液、定着液及び水洗水に浸漬して処理
したのち乾燥処理するものである。
感光材料処理装置である自動現像装置10が示されてい
る。この自動現像装置10は、感光材料の一例であるフ
ィルム12を現像液、定着液及び水洗水に浸漬して処理
したのち乾燥処理するものである。
【0021】自動現像装置10は、機枠14内に現像槽
16を備えた現像部18、定着槽20を備えた定着部2
2、リンス槽24を備えたリンス部26、水洗槽28を
備えた水洗部30及び乾燥部68が設けられている。
16を備えた現像部18、定着槽20を備えた定着部2
2、リンス槽24を備えたリンス部26、水洗槽28を
備えた水洗部30及び乾燥部68が設けられている。
【0022】現像槽16、定着槽20、水洗槽28内に
は、複数のローラ対32、34、36(水洗槽28の場
合はローラ対32、36)をそれぞれ有する搬送ラック
38、40、42が、現像液、定着液、水洗水に浸漬さ
れて配設されている。
は、複数のローラ対32、34、36(水洗槽28の場
合はローラ対32、36)をそれぞれ有する搬送ラック
38、40、42が、現像液、定着液、水洗水に浸漬さ
れて配設されている。
【0023】ローラ対32、34は、それぞれ対向する
ローラ同士の軸芯を結ぶ線が水平とされ、ローラ対36
は、対向するローラ同士の軸線を結ぶ線が垂直とされて
おり、これらのローラ対32、34、36によってフィ
ルム12を挟持搬送する略U字状の搬送路が形成されて
いる。
ローラ同士の軸芯を結ぶ線が水平とされ、ローラ対36
は、対向するローラ同士の軸線を結ぶ線が垂直とされて
おり、これらのローラ対32、34、36によってフィ
ルム12を挟持搬送する略U字状の搬送路が形成されて
いる。
【0024】現像槽16の搬送ラック38には、挿入口
48と対向するローラ対50が設けられ、挿入口48か
ら挿入されるフィルム12を挟持搬送するようになって
いる。ローラ対50に挟持されたフィルム12は、図示
しないガイド板(搬送ラック38と一体形成されてい
る)に案内され、前記ローラ対32へ挟持されるように
なっている。また、搬送ラック38の出口側には、下側
のローラの一部が処理液(現像液)に浸漬された状態の
ローラ対52が配設されている。このローラ対52の互
いの軸線を結ぶ線が傾斜されており、フィルム12を定
着槽20へ受け渡す役目を有している。これに対して、
定着槽20の搬送ラック40の入口側には、下側のロー
ラの一部が処理液(定着液)に浸漬されたローラ対54
が配設され、現像槽16から至るフィルム12を受け取
るようになっている。受け取られたフィルム12は、こ
のローラ対54に挟持されて、下向きとされ前記ローラ
対32、34、36によって略U字状に搬送される。搬
送ラック40の出口側には、下側のローラの一部が処理
液(定着液)に浸漬された状態のローラ対56が配設さ
れている。このローラ対56の互いの軸線を結ぶ線が傾
斜されており、フィルム12をリンス部26へ受け渡す
役目を有している。
48と対向するローラ対50が設けられ、挿入口48か
ら挿入されるフィルム12を挟持搬送するようになって
いる。ローラ対50に挟持されたフィルム12は、図示
しないガイド板(搬送ラック38と一体形成されてい
る)に案内され、前記ローラ対32へ挟持されるように
なっている。また、搬送ラック38の出口側には、下側
のローラの一部が処理液(現像液)に浸漬された状態の
ローラ対52が配設されている。このローラ対52の互
いの軸線を結ぶ線が傾斜されており、フィルム12を定
着槽20へ受け渡す役目を有している。これに対して、
定着槽20の搬送ラック40の入口側には、下側のロー
ラの一部が処理液(定着液)に浸漬されたローラ対54
が配設され、現像槽16から至るフィルム12を受け取
るようになっている。受け取られたフィルム12は、こ
のローラ対54に挟持されて、下向きとされ前記ローラ
対32、34、36によって略U字状に搬送される。搬
送ラック40の出口側には、下側のローラの一部が処理
液(定着液)に浸漬された状態のローラ対56が配設さ
れている。このローラ対56の互いの軸線を結ぶ線が傾
斜されており、フィルム12をリンス部26へ受け渡す
役目を有している。
【0025】リンス部26は、定着槽20と水洗槽28
の間に浅底のリンス槽24を備えており、このリンス槽
24内に定着槽20の搬送ラック40に設けられたロー
ラ対58が配設されている。このローラ対58は、搬送
ラック40の図1の右側が水洗部30方向へ延長された
部分に取付けられている。リンス槽24にはリンス液が
貯留されており、前記ローラ対58の下側のローラによ
って汲み上げられ、フィルム面を洗浄すると共に、定着
液をスクイズする構成である。
の間に浅底のリンス槽24を備えており、このリンス槽
24内に定着槽20の搬送ラック40に設けられたロー
ラ対58が配設されている。このローラ対58は、搬送
ラック40の図1の右側が水洗部30方向へ延長された
部分に取付けられている。リンス槽24にはリンス液が
貯留されており、前記ローラ対58の下側のローラによ
って汲み上げられ、フィルム面を洗浄すると共に、定着
液をスクイズする構成である。
【0026】リンス部26を通過したフィルム12は、
水洗槽28の搬送ラック42の入口側に設けられたロー
ラ対64によって挟持され、搬送方向が下向きに変えら
れ、以後、ローラ対32、36によって略U字状に搬送
され、出口側のローラ対66によって水平方向に方向転
換されるようになっている。ここで、水洗槽28の搬送
ラック42は、図1の右側が乾燥部68方向へ延長さ
れ、ローラ対70が配設されている。このローラ対70
に挟持されることにより、フィルム12はスクイズさ
れ、水平状態で乾燥部68へ送り出されるようになって
いる。
水洗槽28の搬送ラック42の入口側に設けられたロー
ラ対64によって挟持され、搬送方向が下向きに変えら
れ、以後、ローラ対32、36によって略U字状に搬送
され、出口側のローラ対66によって水平方向に方向転
換されるようになっている。ここで、水洗槽28の搬送
ラック42は、図1の右側が乾燥部68方向へ延長さ
れ、ローラ対70が配設されている。このローラ対70
に挟持されることにより、フィルム12はスクイズさ
れ、水平状態で乾燥部68へ送り出されるようになって
いる。
【0027】このように、フィルム12は、挿入口48
から挿入されて各処理槽の搬送ラック38、40、42
に案内されて、現像液、定着液、水洗水に順次浸漬しな
がら搬送されて現像、定着、水洗処理が行われる。ま
た、定着槽20から水洗槽28へ受け渡す途中でリンス
液によってフィルム面が洗浄される。
から挿入されて各処理槽の搬送ラック38、40、42
に案内されて、現像液、定着液、水洗水に順次浸漬しな
がら搬送されて現像、定着、水洗処理が行われる。ま
た、定着槽20から水洗槽28へ受け渡す途中でリンス
液によってフィルム面が洗浄される。
【0028】図2には、ラックの一例とし水洗槽30に
配置した搬送ラック42の要部断面図を示している。な
お、以下搬送ラック42に設けたローラ対36について
主に説明し、概略構成の略同じ搬送ラック38、40及
びローラ対32、34の説明を省略する。
配置した搬送ラック42の要部断面図を示している。な
お、以下搬送ラック42に設けたローラ対36について
主に説明し、概略構成の略同じ搬送ラック38、40及
びローラ対32、34の説明を省略する。
【0029】搬送ラック42の一対のラック側板80の
に関して、フィルム12の搬送路と反対側に歯車列82
が配設されており、個々の歯車はラック側板80に取り
付けられた図示しないシャフトを介して回転可能に支持
されている。
に関して、フィルム12の搬送路と反対側に歯車列82
が配設されており、個々の歯車はラック側板80に取り
付けられた図示しないシャフトを介して回転可能に支持
されている。
【0030】この歯車列82には、図示しない駆動源の
駆動力によって回転するドライブシャフト84に設けら
れたウォーム歯車84Aと噛合する歯車86によって駆
動源からの駆動力が伝達される。なお、ドライブシャフ
ト84は、自動現像装置10の機枠14内に現像部18
から後述する乾燥部68の間に掛け渡されて、現像部1
8の搬送ラック38、定着部22の搬送ラック40、乾
燥部68のそれぞれにも駆動源の駆動力を伝達するよう
になっている。
駆動力によって回転するドライブシャフト84に設けら
れたウォーム歯車84Aと噛合する歯車86によって駆
動源からの駆動力が伝達される。なお、ドライブシャフ
ト84は、自動現像装置10の機枠14内に現像部18
から後述する乾燥部68の間に掛け渡されて、現像部1
8の搬送ラック38、定着部22の搬送ラック40、乾
燥部68のそれぞれにも駆動源の駆動力を伝達するよう
になっている。
【0031】この搬送ラック42に設けられたローラ対
36の各ローラ44、46は、ラック側板80の所定の
位置に穿設された貫通孔88へ挿入されて取り付けられ
た軸受90にそれぞれの回転軸44A、46Aが挿通さ
れて一対のラック側板80の間に掛け渡されている。一
方のローラ44の回転軸44Aのラック側板80から突
出した先端部には、平歯車92が取り付けられており、
この平歯車92が、歯車列82を構成する歯車の一つで
ある平歯車94と噛合している。これによって、ドライ
ブシャフト84から歯車列82に伝達された駆動力が平
歯車94、92を介してローラ44に伝達される。
36の各ローラ44、46は、ラック側板80の所定の
位置に穿設された貫通孔88へ挿入されて取り付けられ
た軸受90にそれぞれの回転軸44A、46Aが挿通さ
れて一対のラック側板80の間に掛け渡されている。一
方のローラ44の回転軸44Aのラック側板80から突
出した先端部には、平歯車92が取り付けられており、
この平歯車92が、歯車列82を構成する歯車の一つで
ある平歯車94と噛合している。これによって、ドライ
ブシャフト84から歯車列82に伝達された駆動力が平
歯車94、92を介してローラ44に伝達される。
【0032】また、ローラ44とローラ46との間に
は、それぞれの軸端部に配置された平歯車96が互いに
噛合しており、ローラ44に伝達された駆動力が平歯車
96を介してローラ46に伝達され、ローラ対36がフ
ィルム12の搬送方向に沿って回転駆動するようになっ
ている。
は、それぞれの軸端部に配置された平歯車96が互いに
噛合しており、ローラ44に伝達された駆動力が平歯車
96を介してローラ46に伝達され、ローラ対36がフ
ィルム12の搬送方向に沿って回転駆動するようになっ
ている。
【0033】図3及び図5Aに示されるように、軸受9
0は、円筒状の軸受本体100の一端部に半径方向に沿
って円弧状に延設されると共に円弧状に延設された反対
側が矩形状に延設されたフランジ部102、フランジ部
100と反対側の端部に複数のボス部104(本実施例
では2個)が一体で形成されている。なお、複数のボス
部104のうちの一つは、フランジ部102と同一方向
に突設されている。
0は、円筒状の軸受本体100の一端部に半径方向に沿
って円弧状に延設されると共に円弧状に延設された反対
側が矩形状に延設されたフランジ部102、フランジ部
100と反対側の端部に複数のボス部104(本実施例
では2個)が一体で形成されている。なお、複数のボス
部104のうちの一つは、フランジ部102と同一方向
に突設されている。
【0034】軸受90は、ラック側板80の所定の位置
に穿設された貫通孔88へボス部104側の端部から軸
受本体100を挿入して取り付けられる。この後、軸受
90を軸受本体100の軸心を中心に僅かに回転させる
ことによって、互いに対応する軸受90のフランジ部1
02が対向するようになっている。この状態では、フラ
ンジ部102と一つのボス部104とが、ラック側板8
0の貫通孔88の周縁部を挟むようになっており、これ
によって、軸受90の抜け止めがなされる。
に穿設された貫通孔88へボス部104側の端部から軸
受本体100を挿入して取り付けられる。この後、軸受
90を軸受本体100の軸心を中心に僅かに回転させる
ことによって、互いに対応する軸受90のフランジ部1
02が対向するようになっている。この状態では、フラ
ンジ部102と一つのボス部104とが、ラック側板8
0の貫通孔88の周縁部を挟むようになっており、これ
によって、軸受90の抜け止めがなされる。
【0035】軸受90には、フランジ部102の円弧状
の周面から矩形状の端部に亘って溝状の凹部102Aが
形成されている。この凹部102Aには、ローラ対36
の間にフィルム12を挟持するニップ力を付与するため
のコイルバネ106が配置される。コイルバネ106は
凹部102Aに嵌め込んだ状態で互いに対向する軸受9
0の間に巻き掛けられ、軸受90の間に互いに接近する
方向への付勢力を付与してローラ対36の間にニップ力
を与えるようになっている。
の周面から矩形状の端部に亘って溝状の凹部102Aが
形成されている。この凹部102Aには、ローラ対36
の間にフィルム12を挟持するニップ力を付与するため
のコイルバネ106が配置される。コイルバネ106は
凹部102Aに嵌め込んだ状態で互いに対向する軸受9
0の間に巻き掛けられ、軸受90の間に互いに接近する
方向への付勢力を付与してローラ対36の間にニップ力
を与えるようになっている。
【0036】図5Aに示されるように、軸受90の軸心
部には、円筒状のスリーブ110が配置されている。軸
受90に挿入される回転軸44A、46Aは、軸受90
の内部のスリーブ110へ挿通されるようになってい
る。
部には、円筒状のスリーブ110が配置されている。軸
受90に挿入される回転軸44A、46Aは、軸受90
の内部のスリーブ110へ挿通されるようになってい
る。
【0037】このスリーブ110としては、耐磨耗性の
高い樹脂である超高分子量ポリエチレンを使用してい
る。また、このスリーブ110が設けられた軸受90
は、コストが低く加工が容易であり、また、現像液、定
着液、、水等に対して安定なナイロン12を一例として
使用している。この軸受90の製作は、複雑な成形加工
の難し超高分子量ポリエチレンを簡単な円筒状に成形し
たスリーブを作り、このスリーブを異種の樹脂の成形金
型にセットし、所謂インサート成形する。例えば、複雑
な成形を簡単に行うことができるナイロン12によって
軸受本体100、フランジ部102及びボス部104を
射出成形等で一体に形成する際、前記のスリーブをイン
サート成形する。
高い樹脂である超高分子量ポリエチレンを使用してい
る。また、このスリーブ110が設けられた軸受90
は、コストが低く加工が容易であり、また、現像液、定
着液、、水等に対して安定なナイロン12を一例として
使用している。この軸受90の製作は、複雑な成形加工
の難し超高分子量ポリエチレンを簡単な円筒状に成形し
たスリーブを作り、このスリーブを異種の樹脂の成形金
型にセットし、所謂インサート成形する。例えば、複雑
な成形を簡単に行うことができるナイロン12によって
軸受本体100、フランジ部102及びボス部104を
射出成形等で一体に形成する際、前記のスリーブをイン
サート成形する。
【0038】図4及び図5Bには、スリーブをインサー
ト成形以外の手段で取り付ける具体的例を示す。ラック
側板80の歯車列82を構成する平歯車94を示してい
る。この平歯車94は、周縁部の歯車部112の軸心部
に略円筒状のスリーブ114を配置して構成されてい
る。スリーブ114は、軸方向の一端部に略矩形形状の
フランジ116が設けられた簡単な形状であり、前記し
たスリーブ110と同様の超高分子量ポリエチレンを成
形してものである。また、歯車部112の材質として
は、前記した軸受90と精密な成形加工が容易なナイロ
ン12を一例として使用している。これらは別個に成形
されている。
ト成形以外の手段で取り付ける具体的例を示す。ラック
側板80の歯車列82を構成する平歯車94を示してい
る。この平歯車94は、周縁部の歯車部112の軸心部
に略円筒状のスリーブ114を配置して構成されてい
る。スリーブ114は、軸方向の一端部に略矩形形状の
フランジ116が設けられた簡単な形状であり、前記し
たスリーブ110と同様の超高分子量ポリエチレンを成
形してものである。また、歯車部112の材質として
は、前記した軸受90と精密な成形加工が容易なナイロ
ン12を一例として使用している。これらは別個に成形
されている。
【0039】平歯車94は、歯車部112の軸心部にこ
のスリーブ114を挿入して組付けられ、その際、スリ
ーブ114の矩形状のフランジ116が歯車部116の
中心に嵌まり、相互の回転方向の動きを規制する。この
歯車部112の軸心部に挿入したスリーブ114との接
合は、超音波溶着等の一般的な樹脂接合によって緊密に
接合されている。なお、シャフト118、ローラ44、
46の回転軸44A、46A等は、処理液による耐腐蝕
性を考慮してステンレスを使用している。
のスリーブ114を挿入して組付けられ、その際、スリ
ーブ114の矩形状のフランジ116が歯車部116の
中心に嵌まり、相互の回転方向の動きを規制する。この
歯車部112の軸心部に挿入したスリーブ114との接
合は、超音波溶着等の一般的な樹脂接合によって緊密に
接合されている。なお、シャフト118、ローラ44、
46の回転軸44A、46A等は、処理液による耐腐蝕
性を考慮してステンレスを使用している。
【0040】この平歯車94はラック側板80の所定の
位置に取り付けられたシャフト118がスリーブ114
へ挿入されて、図示しないEリング等によって抜け止め
が施されて取り付けられている。
位置に取り付けられたシャフト118がスリーブ114
へ挿入されて、図示しないEリング等によって抜け止め
が施されて取り付けられている。
【0041】なお、搬送ラック42に配置されたローラ
対32、64、66もローラ対36と同様に軸受90に
よってラック側板80に回転可能に支持され、また、歯
車列82の他の歯車も平歯車94と略同様の構造でスリ
ーブ114を介してラック側板80に回転可能に支持さ
れ(いずれも図示省略)ており、ドライブシャフト84
からの駆動力が伝達されて回転するようになっている。
また、搬送ラック38、40においても、略同様に歯車
列及びローラ対が取り付けられて、ドライブシャフト8
4からの駆動力によって回転するようになっている。
対32、64、66もローラ対36と同様に軸受90に
よってラック側板80に回転可能に支持され、また、歯
車列82の他の歯車も平歯車94と略同様の構造でスリ
ーブ114を介してラック側板80に回転可能に支持さ
れ(いずれも図示省略)ており、ドライブシャフト84
からの駆動力が伝達されて回転するようになっている。
また、搬送ラック38、40においても、略同様に歯車
列及びローラ対が取り付けられて、ドライブシャフト8
4からの駆動力によって回転するようになっている。
【0042】図1に示されるように、乾燥部68には、
複数の対向ローラ対72が等間隔で配設されている。搬
送方向に沿って隣接する対向ローラ対72の間には、フ
ィルム12をガイドするガイド板74が配設され、確実
に次の対向ローラ対72へとフィルム12を案内するよ
うになっている。ここで、ガイド板74は、図示しない
乾燥風発生手段の乾燥ファンとヒータによって発生され
た乾燥風が供給されるチャンバー76に一体形成されて
いる。このチャンバー76のガイド板74の取付面に
は、フィルム幅方向に沿ってスリット孔76Aが設けら
れ、対向ローラ対72の間からフィルム12に向けて乾
燥風を吹き付けるようになっている。
複数の対向ローラ対72が等間隔で配設されている。搬
送方向に沿って隣接する対向ローラ対72の間には、フ
ィルム12をガイドするガイド板74が配設され、確実
に次の対向ローラ対72へとフィルム12を案内するよ
うになっている。ここで、ガイド板74は、図示しない
乾燥風発生手段の乾燥ファンとヒータによって発生され
た乾燥風が供給されるチャンバー76に一体形成されて
いる。このチャンバー76のガイド板74の取付面に
は、フィルム幅方向に沿ってスリット孔76Aが設けら
れ、対向ローラ対72の間からフィルム12に向けて乾
燥風を吹き付けるようになっている。
【0043】これにより、フィルム12は、対向ローラ
対72に挟持搬送されながら乾燥され、排出口78へ至
るようになっている。なお、乾燥部68に配置された対
向ローラ対72の各ローラの回転軸も軸受90に挿通さ
れて回転可能に支持されており(図示省略)、ドライブ
シャフト84の駆動力が図示しない歯車を介して伝達さ
れるようになっている。
対72に挟持搬送されながら乾燥され、排出口78へ至
るようになっている。なお、乾燥部68に配置された対
向ローラ対72の各ローラの回転軸も軸受90に挿通さ
れて回転可能に支持されており(図示省略)、ドライブ
シャフト84の駆動力が図示しない歯車を介して伝達さ
れるようになっている。
【0044】以下に本実施例の作用を説明する。露光に
よって画像が記録されたフィルム20は、自動現像装置
10の挿入口48から、自動現像装置10内へ挿入され
て処理される。自動現像装置10では、挿入口48から
挿入されたフィルム12を現像部18の搬送ラック38
に設けられたローラ対50によって引き入れて現像槽1
6へ送り込む。
よって画像が記録されたフィルム20は、自動現像装置
10の挿入口48から、自動現像装置10内へ挿入され
て処理される。自動現像装置10では、挿入口48から
挿入されたフィルム12を現像部18の搬送ラック38
に設けられたローラ対50によって引き入れて現像槽1
6へ送り込む。
【0045】現像槽16では、搬送ラック38のローラ
対32、34、36によって略U字状に搬送しながら現
像液に浸漬して現像処理を行う。現像部18での処理が
終了したフィルム12は、定着槽20へ送り込まれる。
定着槽20では、搬送ラック40のローラ対32、3
4、36によってフィルム12を略U字状に案内しなが
ら搬送して定着液に浸漬して定着処理を行う。定着槽2
0での処理が終了したフィルム12は、リンス部26を
通過する。このリンス部26の通過時に、ローラ対58
に挟持されることによって、フィルム12の表面に定着
液が下側のローラによって汲み上げられたリンス液によ
って洗い落とされて、フィルム12は水洗部30へと至
る。
対32、34、36によって略U字状に搬送しながら現
像液に浸漬して現像処理を行う。現像部18での処理が
終了したフィルム12は、定着槽20へ送り込まれる。
定着槽20では、搬送ラック40のローラ対32、3
4、36によってフィルム12を略U字状に案内しなが
ら搬送して定着液に浸漬して定着処理を行う。定着槽2
0での処理が終了したフィルム12は、リンス部26を
通過する。このリンス部26の通過時に、ローラ対58
に挟持されることによって、フィルム12の表面に定着
液が下側のローラによって汲み上げられたリンス液によ
って洗い落とされて、フィルム12は水洗部30へと至
る。
【0046】水洗部30の水洗槽28では、搬送ラック
42の搬送ローラ32、36によってフィルム12を水
洗水に浸漬しながら搬送して、フィルム12の水洗を行
い、フィルム12の表面から定着液成分を除去する。水
洗処理が終了したフィルム12は、水洗部30から乾燥
部68へ至る前にスクイズされると共に水平状態とさ
れ、この水平状態が維持されて乾燥部68へ送り出され
る。
42の搬送ローラ32、36によってフィルム12を水
洗水に浸漬しながら搬送して、フィルム12の水洗を行
い、フィルム12の表面から定着液成分を除去する。水
洗処理が終了したフィルム12は、水洗部30から乾燥
部68へ至る前にスクイズされると共に水平状態とさ
れ、この水平状態が維持されて乾燥部68へ送り出され
る。
【0047】乾燥部68では、まず、対向ローラ対72
によって挟持され、ガイド板74によって案内されるた
め、フィルム12は水平に搬送される。このとき、チャ
ンバー76に設けられたスリット孔76Aから吹き出る
乾燥風によってフィルム12の表裏面が乾燥され、排出
口78から排出され、図示しない受け箱へストックされ
る。
によって挟持され、ガイド板74によって案内されるた
め、フィルム12は水平に搬送される。このとき、チャ
ンバー76に設けられたスリット孔76Aから吹き出る
乾燥風によってフィルム12の表裏面が乾燥され、排出
口78から排出され、図示しない受け箱へストックされ
る。
【0048】ここで、自動現像装置10ではフィルム1
2の処理に伴って、処理液中の成分ないしフィルム12
の処理による生成物の沈澱物が生じる。この沈澱物は処
理液中の歯車や回転軸等の摺動部にも付着する。
2の処理に伴って、処理液中の成分ないしフィルム12
の処理による生成物の沈澱物が生じる。この沈澱物は処
理液中の歯車や回転軸等の摺動部にも付着する。
【0049】水洗槽28の搬送ラック42においては、
例えば歯車列82の平歯車94とシャフト118の間、
軸受90とローラ44、46の回転軸44A、46Aが
この沈澱物を挟んだ状態で摺動することになる。このと
き、シャフト118や回転軸44A、46Aはステンレ
スであるため、この沈澱物によって研磨させることがな
い。また、シャフト118、回転軸44A、46Aに摺
動する平歯車94のスリーブ114、軸受90のスリー
ブ110は、耐磨耗性の高い樹脂によって形成している
ため、それぞれのスリーブ110、114の内面が沈澱
物によって研磨されるのが抑えられている。
例えば歯車列82の平歯車94とシャフト118の間、
軸受90とローラ44、46の回転軸44A、46Aが
この沈澱物を挟んだ状態で摺動することになる。このと
き、シャフト118や回転軸44A、46Aはステンレ
スであるため、この沈澱物によって研磨させることがな
い。また、シャフト118、回転軸44A、46Aに摺
動する平歯車94のスリーブ114、軸受90のスリー
ブ110は、耐磨耗性の高い樹脂によって形成している
ため、それぞれのスリーブ110、114の内面が沈澱
物によって研磨されるのが抑えられている。
【0050】したがって、軸受90のスリーブ110と
ローラ44、46の回転軸44A、46Aとの間の間隙
が大きくなってローラ44、46と軸受90との間にが
たつきが生じるのを防止することができる。また、付着
した沈澱物によってスリーブ110の内周面が荒らされ
ることがないので、負荷トルクが変化したり負荷トルク
が増加することがない。また、平歯車94のスリーブ1
14においても、シャフト118に摺動するスリーブ1
14の内周面が沈澱物によって研磨されて荒らされたり
磨耗して間隙が大きくなるのを抑えられる。
ローラ44、46の回転軸44A、46Aとの間の間隙
が大きくなってローラ44、46と軸受90との間にが
たつきが生じるのを防止することができる。また、付着
した沈澱物によってスリーブ110の内周面が荒らされ
ることがないので、負荷トルクが変化したり負荷トルク
が増加することがない。また、平歯車94のスリーブ1
14においても、シャフト118に摺動するスリーブ1
14の内周面が沈澱物によって研磨されて荒らされたり
磨耗して間隙が大きくなるのを抑えられる。
【0051】このように、シャフト118やローラ4
4、46の回転軸44A、46Aに摺動する平歯車94
のスリーブ114や軸受90のスリーブ110の摺動面
が荒らされたり磨耗させたりするのを抑えることができ
るため、搬送ラック42の負荷トルクの変化ないし負荷
トルクの増加を防止することができ、フィルム12の搬
送速度に速度ムラが生じることがない。これによって、
搬送ラック42によって水洗槽28内を搬送されるフィ
ルム12に搬送ムラが生じることがない。
4、46の回転軸44A、46Aに摺動する平歯車94
のスリーブ114や軸受90のスリーブ110の摺動面
が荒らされたり磨耗させたりするのを抑えることができ
るため、搬送ラック42の負荷トルクの変化ないし負荷
トルクの増加を防止することができ、フィルム12の搬
送速度に速度ムラが生じることがない。これによって、
搬送ラック42によって水洗槽28内を搬送されるフィ
ルム12に搬送ムラが生じることがない。
【0052】自動現像装置10では、現像槽16、定着
槽20においても、歯車及び軸受の摺動部に耐磨耗性樹
脂によるスリーブ110、114等を設けているため、
現像槽16、定着槽20、リンス槽24においてもフィ
ルム12の搬送ムラが生じることがなく、フィルム12
が現像、定着、水洗処理されるときに生じる搬送ムラに
起因して発生する処理ムラを防止することができ、均一
な品質で仕上がるようにフィルム12を処理することが
できる。
槽20においても、歯車及び軸受の摺動部に耐磨耗性樹
脂によるスリーブ110、114等を設けているため、
現像槽16、定着槽20、リンス槽24においてもフィ
ルム12の搬送ムラが生じることがなく、フィルム12
が現像、定着、水洗処理されるときに生じる搬送ムラに
起因して発生する処理ムラを防止することができ、均一
な品質で仕上がるようにフィルム12を処理することが
できる。
【0053】自動現像装置10で使用している軸受90
は、ラック側板に容易に取り付けることができるよう
に、フランジ部102やボス部104を予め形成した複
雑な構造となっている。また、歯車列82等を構成する
平歯車94等は、各ローラ対が略同一周速度で回転する
ように精密に製作する必要がある。しかし、超高分子量
ポリエチレン等の耐磨耗性の高い樹脂は、一般に複雑な
構造や精密に加工することが難しい。
は、ラック側板に容易に取り付けることができるよう
に、フランジ部102やボス部104を予め形成した複
雑な構造となっている。また、歯車列82等を構成する
平歯車94等は、各ローラ対が略同一周速度で回転する
ように精密に製作する必要がある。しかし、超高分子量
ポリエチレン等の耐磨耗性の高い樹脂は、一般に複雑な
構造や精密に加工することが難しい。
【0054】ここで、自動現像装置10に適用した軸受
90や平歯車94等は、加工が複雑であったり精密な加
工を必要すとする部分をナイロン12等の加工が容易で
コストの安い材質を使用し、耐磨耗性の高い樹脂を使用
するスリーブ110、114を略円筒状の簡単な形状と
して成形している。
90や平歯車94等は、加工が複雑であったり精密な加
工を必要すとする部分をナイロン12等の加工が容易で
コストの安い材質を使用し、耐磨耗性の高い樹脂を使用
するスリーブ110、114を略円筒状の簡単な形状と
して成形している。
【0055】軸受90ではスリーブ110をインサート
した所謂二重成形によって形成することにより、スリー
ブ110と軸受90の間に強固な結合をさせることがで
きる。歯車94等は樹脂成形によって形成した歯車部1
12にスリーブ114を挿入して溶着等を施した構造と
することができる。この場合もは、相互間に図4に例示
したような回り止めの工夫が必要である。これらの構成
により、複雑な構造の部品であっても加工が極めて容易
であり、部品コストを抑えることが可能である。また、
摺動部の磨耗を抑えることができるため、部品交換等の
メンテナンス等を頻繁に行う必要がなく、装置のランニ
ングコストを低減させることができる。
した所謂二重成形によって形成することにより、スリー
ブ110と軸受90の間に強固な結合をさせることがで
きる。歯車94等は樹脂成形によって形成した歯車部1
12にスリーブ114を挿入して溶着等を施した構造と
することができる。この場合もは、相互間に図4に例示
したような回り止めの工夫が必要である。これらの構成
により、複雑な構造の部品であっても加工が極めて容易
であり、部品コストを抑えることが可能である。また、
摺動部の磨耗を抑えることができるため、部品交換等の
メンテナンス等を頻繁に行う必要がなく、装置のランニ
ングコストを低減させることができる。
【0056】〔実施例2〕次の本発明の実施例2につい
て説明する。なお、実施例2では、基本的な構成は実施
例1と同様であり詳細な説明は省略している。
て説明する。なお、実施例2では、基本的な構成は実施
例1と同様であり詳細な説明は省略している。
【0057】実施例2では、ラック側板80に取り付け
た平歯車94等のスリーブ114及び軸受90のスリー
ブ110に使用している超高分子量ポリエチレンに二硫
化モリブデンを添加して成形している。この二硫化モリ
ブデンは、摺動部に用いたときに潤滑性が優れており、
これによってスリーブ110、114の表面を円滑にし
ている。
た平歯車94等のスリーブ114及び軸受90のスリー
ブ110に使用している超高分子量ポリエチレンに二硫
化モリブデンを添加して成形している。この二硫化モリ
ブデンは、摺動部に用いたときに潤滑性が優れており、
これによってスリーブ110、114の表面を円滑にし
ている。
【0058】図6(A)〜図6(C)には、それぞれ、
現像槽16、定着槽20、水洗槽28における軸受90
の摺動部であるスリーブ110のフィルム12の処理時
間に対する磨耗量を測定した実験結果を示しており、そ
れぞれのグラフで超高分子ポリエチレンに二硫化モリブ
デンを添加した実施例2における軸受90(スリーブ1
10)の磨耗量の変化を実線で示し、超高分子量ポリエ
チレンのみによって形成した軸受90(スリーブ11
0)の磨耗量を破線で示している。
現像槽16、定着槽20、水洗槽28における軸受90
の摺動部であるスリーブ110のフィルム12の処理時
間に対する磨耗量を測定した実験結果を示しており、そ
れぞれのグラフで超高分子ポリエチレンに二硫化モリブ
デンを添加した実施例2における軸受90(スリーブ1
10)の磨耗量の変化を実線で示し、超高分子量ポリエ
チレンのみによって形成した軸受90(スリーブ11
0)の磨耗量を破線で示している。
【0059】図6(A)に示すように、現像槽16内の
現像液中に配置した軸受90においては、二硫化モリブ
デンを添加しない場合、フィルム12の処理時間が約5
00時間を越えると急激に磨耗量が増加する。これに対
して、二硫化モリブデンを添加することによって、10
00時間経過しても軸受90の磨耗量は極めて少なくな
っている。
現像液中に配置した軸受90においては、二硫化モリブ
デンを添加しない場合、フィルム12の処理時間が約5
00時間を越えると急激に磨耗量が増加する。これに対
して、二硫化モリブデンを添加することによって、10
00時間経過しても軸受90の磨耗量は極めて少なくな
っている。
【0060】現像液中では、フィルム12で感光層を形
成しているハロゲン化銀が現像液に溶出し沈澱する。こ
の沈澱したハロゲン化銀等が摺動部の表面に付着する
と、軸受90のスリーブ110の内面とローラ44、4
6の回転軸44A、46Aとの間で研磨剤として作用
し、スリーブ110の内周面を磨耗させようとする。こ
のとき、スリーブ110に二硫化モリブデンを添加して
いるため、超高分子量ポリエチレンのみに対して硬度が
増すと共に表面が滑らかとなり、沈澱物による磨耗に対
して強くなっている。
成しているハロゲン化銀が現像液に溶出し沈澱する。こ
の沈澱したハロゲン化銀等が摺動部の表面に付着する
と、軸受90のスリーブ110の内面とローラ44、4
6の回転軸44A、46Aとの間で研磨剤として作用
し、スリーブ110の内周面を磨耗させようとする。こ
のとき、スリーブ110に二硫化モリブデンを添加して
いるため、超高分子量ポリエチレンのみに対して硬度が
増すと共に表面が滑らかとなり、沈澱物による磨耗に対
して強くなっている。
【0061】図6(B)に示されるように、定着液中で
は、二硫化モリブデンの添加の如何に拘らず磨耗量は少
なくなっている。これは、定着液中では、研磨剤として
作用する物質の沈澱が見られないためである。
は、二硫化モリブデンの添加の如何に拘らず磨耗量は少
なくなっている。これは、定着液中では、研磨剤として
作用する物質の沈澱が見られないためである。
【0062】図6(C)に示されるように、水洗水中で
は、二硫化モリブデンを添加した軸受90では磨耗量の
変化は少ないが、二硫化モリブデンを添加していない場
合、長時間(実施例2では約750時間)経過すると、
急激に磨耗量が増加する。これは、定着液中に含まれて
いるアルミニウムイオンが水洗水と反応して、水酸化ア
ルミニウムが生成される。この水酸化アルミニウムが除
々に沈澱して軸受90のスリーブ110と回転軸44
A、46Aの間に付着して、ローラ対36等の回転によ
って軸受90のスリーブ110を研磨するためである。
は、二硫化モリブデンを添加した軸受90では磨耗量の
変化は少ないが、二硫化モリブデンを添加していない場
合、長時間(実施例2では約750時間)経過すると、
急激に磨耗量が増加する。これは、定着液中に含まれて
いるアルミニウムイオンが水洗水と反応して、水酸化ア
ルミニウムが生成される。この水酸化アルミニウムが除
々に沈澱して軸受90のスリーブ110と回転軸44
A、46Aの間に付着して、ローラ対36等の回転によ
って軸受90のスリーブ110を研磨するためである。
【0063】このように、軸受90のスリーブ110に
現像液中のハロゲン化銀等、水洗水中で生成される水酸
化アルミニウム等の沈澱物が付着しても、二硫化モリブ
デンを添加していることによってスリーブ110の磨耗
を防止することができ、搬送ラック42の各ローラの駆
動時のがたつきを抑えるこができる。これによって、各
ローラ対を駆動するための負荷トルクの変化が少なく、
また、スリーブ110の表面を円滑にすることができる
ため、フィルム12の搬送ムラを生じさせることがな
い。なお、この二硫化モリブデンは、軸受90のスリー
ブ110のみでなく、歯車94等のスリーブ114に添
加してよい。
現像液中のハロゲン化銀等、水洗水中で生成される水酸
化アルミニウム等の沈澱物が付着しても、二硫化モリブ
デンを添加していることによってスリーブ110の磨耗
を防止することができ、搬送ラック42の各ローラの駆
動時のがたつきを抑えるこができる。これによって、各
ローラ対を駆動するための負荷トルクの変化が少なく、
また、スリーブ110の表面を円滑にすることができる
ため、フィルム12の搬送ムラを生じさせることがな
い。なお、この二硫化モリブデンは、軸受90のスリー
ブ110のみでなく、歯車94等のスリーブ114に添
加してよい。
【0064】また、実施例1及び実施例2では、水洗槽
28の搬送ラック42等の摺動部に耐磨耗性の樹脂を用
いた例を説明したが、乾燥部68に耐磨耗性樹脂によっ
て成形したスリーブ110、114を用いた歯車や軸受
90を使用することによって、乾燥部68におけるフィ
ルム12に搬送ムラに起因する乾燥ムラを防止すること
ができる。
28の搬送ラック42等の摺動部に耐磨耗性の樹脂を用
いた例を説明したが、乾燥部68に耐磨耗性樹脂によっ
て成形したスリーブ110、114を用いた歯車や軸受
90を使用することによって、乾燥部68におけるフィ
ルム12に搬送ムラに起因する乾燥ムラを防止すること
ができる。
【0065】なお、本実施例に適用した軸受90のスリ
ーブ110、平歯車94のスリーブ114は、本発明が
適用される相対回転する部材及びその摺動部の形状を限
定するものではなく、ドライブシャフト84を支持する
軸受等に適用が可能であり、本発明が適用される相対回
転する部材の形状は他の形状であってもよい。
ーブ110、平歯車94のスリーブ114は、本発明が
適用される相対回転する部材及びその摺動部の形状を限
定するものではなく、ドライブシャフト84を支持する
軸受等に適用が可能であり、本発明が適用される相対回
転する部材の形状は他の形状であってもよい。
【0066】また、本実施例では、感光材料としてフィ
ルム12を処理する感光材料処理装置である自動現像装
置10に適用したが、印画紙等の他の感光材料を処理す
る感光材料処理装置に適用が可能である。特に、耐処理
液性、耐磨耗性に優れた材質を用いることによって、長
時間に亘って円滑に感光材料を処理することができる。
また、複雑な構造の部品を製作するのに、低コストの材
料を使用して簡単な成形加工を行うことができるため、
部品コストを低減させることができると共に、装置の組
付けも容易であるため、製品コストを低減させることが
できる。
ルム12を処理する感光材料処理装置である自動現像装
置10に適用したが、印画紙等の他の感光材料を処理す
る感光材料処理装置に適用が可能である。特に、耐処理
液性、耐磨耗性に優れた材質を用いることによって、長
時間に亘って円滑に感光材料を処理することができる。
また、複雑な構造の部品を製作するのに、低コストの材
料を使用して簡単な成形加工を行うことができるため、
部品コストを低減させることができると共に、装置の組
付けも容易であるため、製品コストを低減させることが
できる。
【0067】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の感光材料処
理装置の摺動部構造では、軸受や歯車の摺動部に耐磨耗
性の樹脂を使用しているので、処理液中の沈澱物が付着
した状態で摺動することによる磨耗を抑え、感光材料の
搬送ムラを生じることがない。また、耐磨耗性の樹脂を
スリーブ状の簡単な形状としているので極めて容易に成
形加工することができる優れた効果を有する。
理装置の摺動部構造では、軸受や歯車の摺動部に耐磨耗
性の樹脂を使用しているので、処理液中の沈澱物が付着
した状態で摺動することによる磨耗を抑え、感光材料の
搬送ムラを生じることがない。また、耐磨耗性の樹脂を
スリーブ状の簡単な形状としているので極めて容易に成
形加工することができる優れた効果を有する。
【図1】本実施例に適用した自動現像装置の概略構成図
である。
である。
【図2】搬送ラックの要部断面図である。
【図3】軸受を示す要部斜視図である。
【図4】アイドル歯車を示す要部斜視図である。
【図5】(A)は図3の5A−5A線に沿った要部断面
図、(B)は図4の5B−5B線に沿った要部断面図で
ある。
図、(B)は図4の5B−5B線に沿った要部断面図で
ある。
【図6】(A)乃至(C)はそれぞれローラの駆動時間
に対する軸受の摺動部の磨耗量の変化を示すグラフであ
り、(A)は現像液中の軸受の摺動部の磨耗量示し、
(B)は定着液中の軸受の摺動部の磨耗量を示し、
(C)は定着処理後の水洗水中の軸受の摺動部の磨耗量
を示している。
に対する軸受の摺動部の磨耗量の変化を示すグラフであ
り、(A)は現像液中の軸受の摺動部の磨耗量示し、
(B)は定着液中の軸受の摺動部の磨耗量を示し、
(C)は定着処理後の水洗水中の軸受の摺動部の磨耗量
を示している。
10 自動現像装置(感光材料処理装置) 12 フィルム(感光材料) 16 現像槽 20 定着槽 28 水洗槽 38、40、42 搬送ラック 36 ローラ対 44、46 ローラ 44A、46A 回転軸(シャフト) 82 歯車列 90 軸受 94 平歯車 110、114 スリーブ 118 シャフト
Claims (4)
- 【請求項1】 感光材料を搬送するための駆動装置のシ
ャフトに対して摺動して相対的に回転する部材の摺動部
を、耐写真処理液性の樹脂成形品で支持された耐磨耗性
の樹脂部材によって形成したことを特徴とする感光材料
処理装置の摺動部構造。 - 【請求項2】 前記耐磨耗性の樹脂部材として二硫化モ
リブデンを添加したものを用いることを特徴とする請求
項1の感光材料処理装置の摺動部構造。 - 【請求項3】 前記相対回転部材が前記耐磨耗性の樹脂
部材を前記樹脂成形品に接合したものであることを特徴
とする請求項1又は請求項2の感光材料処理装置の摺動
部構造。 - 【請求項4】 前記相対回転部材が前記樹脂成形品に前
記耐磨耗性樹脂部材をインサート成形したものであるこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2の感光材料処理装
置の摺動部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11347893A JPH06324464A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 感光材料処理装置の摺動部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11347893A JPH06324464A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 感光材料処理装置の摺動部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06324464A true JPH06324464A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=14613300
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11347893A Pending JPH06324464A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 感光材料処理装置の摺動部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06324464A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007124730A (ja) * | 2005-10-25 | 2007-05-17 | Railway Technical Res Inst | パンタグラフの部品 |
| US8555936B2 (en) | 2008-04-24 | 2013-10-15 | Nestec S.A. | Container for refill |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP11347893A patent/JPH06324464A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007124730A (ja) * | 2005-10-25 | 2007-05-17 | Railway Technical Res Inst | パンタグラフの部品 |
| US8555936B2 (en) | 2008-04-24 | 2013-10-15 | Nestec S.A. | Container for refill |
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