JPH06327769A - 血漿処理装置 - Google Patents
血漿処理装置Info
- Publication number
- JPH06327769A JPH06327769A JP5143050A JP14305093A JPH06327769A JP H06327769 A JPH06327769 A JP H06327769A JP 5143050 A JP5143050 A JP 5143050A JP 14305093 A JP14305093 A JP 14305093A JP H06327769 A JPH06327769 A JP H06327769A
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- JP
- Japan
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- pump
- plasma
- dialyzer
- filter
- discharge
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 血漿を濾過するフィルター3と、フィルター
3へ血漿を導入する第1のポンプP1 と、第1のポンプ
P1 から吐出された血漿を透析処理する透析器51と、
透析器51の下流側に接続された第2のポンプP2 とか
ら構成し、第1のポンプP1 の吐出量Q1 を第2のポン
プP2 の吐出量Q2 より大きくし、透析器51に透析液
を送る水処理装置52における透析液のポンプ(図示せ
ず)の吐出量調節は行わない構成とした。 【効果】 透析器における逆濾過の発生を防止し、透析
器における除水量制御の精度を維持しつつ、装置の簡素
化と低コスト化を図った。
3へ血漿を導入する第1のポンプP1 と、第1のポンプ
P1 から吐出された血漿を透析処理する透析器51と、
透析器51の下流側に接続された第2のポンプP2 とか
ら構成し、第1のポンプP1 の吐出量Q1 を第2のポン
プP2 の吐出量Q2 より大きくし、透析器51に透析液
を送る水処理装置52における透析液のポンプ(図示せ
ず)の吐出量調節は行わない構成とした。 【効果】 透析器における逆濾過の発生を防止し、透析
器における除水量制御の精度を維持しつつ、装置の簡素
化と低コスト化を図った。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血漿処理装置に関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、血液を浄化する方法の1つとし
て、血漿を塩析処理する方法が知られている。この方法
は、患者から採取した血液を血球成分と血漿成分に分離
し、そのうちの血漿成分を血漿バッグ内へ収納する。こ
の血漿バック内には、予め血漿蛋白質分画分離剤(凝集
剤)が入れられており、血漿バッグ内へ導入された血漿
は、前記凝集剤の作用により、該血漿バッグ内で高分子
量蛋白質成分を析出させる。
て、血漿を塩析処理する方法が知られている。この方法
は、患者から採取した血液を血球成分と血漿成分に分離
し、そのうちの血漿成分を血漿バッグ内へ収納する。こ
の血漿バック内には、予め血漿蛋白質分画分離剤(凝集
剤)が入れられており、血漿バッグ内へ導入された血漿
は、前記凝集剤の作用により、該血漿バッグ内で高分子
量蛋白質成分を析出させる。
【0003】このような血漿バッグを有する血漿浄化回
路は、血漿内に析出している高分子量蛋白質成分を濾別
するフィルターと、血漿内に残存する過剰の凝集剤等を
除去する透析器と、血漿バッグからフィルターへと血漿
を吸引する1つのポンプとから構成されている。
路は、血漿内に析出している高分子量蛋白質成分を濾別
するフィルターと、血漿内に残存する過剰の凝集剤等を
除去する透析器と、血漿バッグからフィルターへと血漿
を吸引する1つのポンプとから構成されている。
【0004】上記のような構成においては、ポンプによ
る吸引を続けていくと、フィルターの目詰まりなどによ
って、ポンプの吐出量が減少し、透析器内において透析
液が血漿内へ混入するといった逆濾過が生ずる可能性が
ある。
る吸引を続けていくと、フィルターの目詰まりなどによ
って、ポンプの吐出量が減少し、透析器内において透析
液が血漿内へ混入するといった逆濾過が生ずる可能性が
ある。
【0005】このため、逆濾過が生じないように、透析
液と血漿の流量を常時精密に制御する必要があり、従来
では、透析器に透析液を送り込む量を制御する除水コン
トロールシステムが用いられている。上記のような血漿
処理においては、処理される血漿に対する、除水される
量の比率は、高精度で一定に維持されなければならず、
精度の高い制御機構が必要とされている。
液と血漿の流量を常時精密に制御する必要があり、従来
では、透析器に透析液を送り込む量を制御する除水コン
トロールシステムが用いられている。上記のような血漿
処理においては、処理される血漿に対する、除水される
量の比率は、高精度で一定に維持されなければならず、
精度の高い制御機構が必要とされている。
【0006】特に、前記除水コントロールシステムは、
血漿の流量変化に合わせて、除水率が一定となるよう
に、透析液の流量を調整する構成であるため、制御機構
が複雑となって、高価で取扱が複雑なものとなり、メン
テナンスにも手間がかかるといった欠点があった。
血漿の流量変化に合わせて、除水率が一定となるよう
に、透析液の流量を調整する構成であるため、制御機構
が複雑となって、高価で取扱が複雑なものとなり、メン
テナンスにも手間がかかるといった欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、安価
かつ容易な構成にて、透析器における逆濾過が防止でき
る血漿処理装置を提供することにある。
かつ容易な構成にて、透析器における逆濾過が防止でき
る血漿処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、以下
の本発明により達成される。即ち、
の本発明により達成される。即ち、
【0009】(1) 血漿を濾過するフィルターと、前
記フィルターの血漿流出側に接続された第1のポンプ
と、前記第1のポンプの吐出側に接続された透析器と、
前記透析器の血漿流出側に接続された第2のポンプとを
有し、前記第1のポンプおよび第2のポンプを作動し
て、前記フィルターにて濾過された血漿を前記透析器に
て透析処理する血漿処理装置であって、前記第1のポン
プの吐出量を前記第2のポンプの吐出量よりも大きくす
ることを特徴とする血漿処理装置。
記フィルターの血漿流出側に接続された第1のポンプ
と、前記第1のポンプの吐出側に接続された透析器と、
前記透析器の血漿流出側に接続された第2のポンプとを
有し、前記第1のポンプおよび第2のポンプを作動し
て、前記フィルターにて濾過された血漿を前記透析器に
て透析処理する血漿処理装置であって、前記第1のポン
プの吐出量を前記第2のポンプの吐出量よりも大きくす
ることを特徴とする血漿処理装置。
【0010】(2) 少なくとも第2のポンプの吐出量
を制御する制御手段と、前記フィルター内の圧力を検出
する圧力検出手段とを有し、前記制御手段は、前記圧力
検出手段からの検出値に基づいて、前記第2のポンプの
吐出量を制御する上記(1)に記載の血漿処理装置。
を制御する制御手段と、前記フィルター内の圧力を検出
する圧力検出手段とを有し、前記制御手段は、前記圧力
検出手段からの検出値に基づいて、前記第2のポンプの
吐出量を制御する上記(1)に記載の血漿処理装置。
【0011】(3) 前記制御手段は、前記圧力検出手
段からの検出値に基づいて、さらに第1のポンプの吐出
量も制御する上記(2)に記載の血漿処理装置。
段からの検出値に基づいて、さらに第1のポンプの吐出
量も制御する上記(2)に記載の血漿処理装置。
【0012】(4) 少なくとも第2のポンプの吐出量
を制御する制御手段と、フィルターからの血漿の流出量
を検出する流量検出手段とを有し、前記制御手段は、前
記流量検出手段からの検出値に基づいて、前記第2のポ
ンプの吐出量を制御する上記(1)に記載の血漿処理装
置。
を制御する制御手段と、フィルターからの血漿の流出量
を検出する流量検出手段とを有し、前記制御手段は、前
記流量検出手段からの検出値に基づいて、前記第2のポ
ンプの吐出量を制御する上記(1)に記載の血漿処理装
置。
【0013】(5) 前記制御手段は、前記流量検出手
段からの検出値に基づいて、さらに第1のポンプの吐出
量も制御する上記(4)に記載の血漿処理装置。
段からの検出値に基づいて、さらに第1のポンプの吐出
量も制御する上記(4)に記載の血漿処理装置。
【0014】(6) 前記制御手段は、前記透析器にお
ける除水率が実質的に一定に維持されるように前記第1
および/または第2のポンプの吐出量を制御するもので
ある上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の血漿処
理装置。
ける除水率が実質的に一定に維持されるように前記第1
および/または第2のポンプの吐出量を制御するもので
ある上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の血漿処
理装置。
【0015】
【実施例】以下本発明の血漿処理装置1の実施例につい
て、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明
の第1実施例の構成を示す回路全体図である。
て、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明
の第1実施例の構成を示す回路全体図である。
【0016】この血漿処理装置1は、血漿バッグ2、フ
ィルター3、ポンプP1 、チャンバ4、透析器(ダイア
ライザー)51、ポンプP2 、貯留バッグ6および圧力
検出手段である圧力センサSE1 を有している。
ィルター3、ポンプP1 、チャンバ4、透析器(ダイア
ライザー)51、ポンプP2 、貯留バッグ6および圧力
検出手段である圧力センサSE1 を有している。
【0017】血漿バッグ2には、患者から採取した血液
から分離された血漿成分と、所定量の空気が収納されて
いる。この血漿バック2内には、予め血漿蛋白質分画分
離剤としての凝集剤が入れられており、血漿バッグ2内
へ導入された血漿は、前記凝集剤の作用により、該血漿
バッグ2内で高分子量蛋白質成分を析出させている。こ
のような血漿バッグ2は、図1に示されているように、
複数接続して、一度にまたは順次処理することができ
る。
から分離された血漿成分と、所定量の空気が収納されて
いる。この血漿バック2内には、予め血漿蛋白質分画分
離剤としての凝集剤が入れられており、血漿バッグ2内
へ導入された血漿は、前記凝集剤の作用により、該血漿
バッグ2内で高分子量蛋白質成分を析出させている。こ
のような血漿バッグ2は、図1に示されているように、
複数接続して、一度にまたは順次処理することができ
る。
【0018】血漿バッグ2の流出口は、チューブ91を
介してフィルター3の液流入口31に接続されている。
フィルター3は、前記析出物を除去するためのものであ
る。このフィルター3は、図2に示されているように、
液流入口31と液流出口32とが形成されたハウジング
30を有し、このハウジング30内には袋状に形成され
たシート状の濾材33が収納されている。この濾材33
には、前記ハウジング30に設けられている液流入口3
1に連通する開口部が形成されている。
介してフィルター3の液流入口31に接続されている。
フィルター3は、前記析出物を除去するためのものであ
る。このフィルター3は、図2に示されているように、
液流入口31と液流出口32とが形成されたハウジング
30を有し、このハウジング30内には袋状に形成され
たシート状の濾材33が収納されている。この濾材33
には、前記ハウジング30に設けられている液流入口3
1に連通する開口部が形成されている。
【0019】さらに、濾材33によって、ハウジング3
0内は、液流入口31が連通する液流入空間Aと、液流
出口32が連通する液流出空間Bとに分割される。ハウ
ジング30の両側には、規制板36、37が配置され、
その外側に配置された外カバー38によって、ハウジン
グ30全体が覆われている。この外カバー38によっ
て、間にハウジング30を位置させている2枚の規制板
36、37の間隔が所定の距離に規制される。この規制
板36、37によって、ハウジング30が膨らんで、必
要以上に液体充填量が増えることが防止される。
0内は、液流入口31が連通する液流入空間Aと、液流
出口32が連通する液流出空間Bとに分割される。ハウ
ジング30の両側には、規制板36、37が配置され、
その外側に配置された外カバー38によって、ハウジン
グ30全体が覆われている。この外カバー38によっ
て、間にハウジング30を位置させている2枚の規制板
36、37の間隔が所定の距離に規制される。この規制
板36、37によって、ハウジング30が膨らんで、必
要以上に液体充填量が増えることが防止される。
【0020】ハウジング30は、変形可能に構成された
ものであり、そのように構成するための材料は、例え
ば、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエチレンビニ
ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)などの柔
軟な樹脂材料、および、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、アクリル等の
硬質樹脂等の硬質な材料をある程度薄肉に形成したもの
が挙げられるが、内部が肉眼で確認できるように、例え
ば半透明または透明なものであることが望ましい。
ものであり、そのように構成するための材料は、例え
ば、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエチレンビニ
ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)などの柔
軟な樹脂材料、および、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、アクリル等の
硬質樹脂等の硬質な材料をある程度薄肉に形成したもの
が挙げられるが、内部が肉眼で確認できるように、例え
ば半透明または透明なものであることが望ましい。
【0021】ハウジング30の形状は、全体が矩形をな
しており、液流入口31と液流出口32とが、それぞれ
ハウジング30の対角線上の角部の位置またはその近傍
位置に配置されていることが望ましい。これにより、濾
材33の濾過能力をより均一に発揮させることができる
からである。
しており、液流入口31と液流出口32とが、それぞれ
ハウジング30の対角線上の角部の位置またはその近傍
位置に配置されていることが望ましい。これにより、濾
材33の濾過能力をより均一に発揮させることができる
からである。
【0022】図2に示すように、フィルター3の液流入
口31から流入した、析出物を含む血漿は、開口部を通
過して袋状の濾材33の内側、即ち、液流入空間A内に
流入し、濾材33を透過する際に析出物が濾別されて浄
化血漿となり、液流出空間B内に流入し、液流出口32
から流出する。
口31から流入した、析出物を含む血漿は、開口部を通
過して袋状の濾材33の内側、即ち、液流入空間A内に
流入し、濾材33を透過する際に析出物が濾別されて浄
化血漿となり、液流出空間B内に流入し、液流出口32
から流出する。
【0023】前記袋状に形成されている本実施例におけ
る濾材33は、例えば繊維の集合体をシート状に形成し
たものが好適に使用される。前記繊維体としては、例え
ばナイロン、ポリプロピレンやポリエステルのような合
成繊維を編成して構成され、例えば合成繊維を均一に積
み重ねた不織布や織布などでよい。繊維としては、一本
または複数本の長い繊維よりなるもの、または多数の短
繊維をからませたもの等いかなる形態でもよい。
る濾材33は、例えば繊維の集合体をシート状に形成し
たものが好適に使用される。前記繊維体としては、例え
ばナイロン、ポリプロピレンやポリエステルのような合
成繊維を編成して構成され、例えば合成繊維を均一に積
み重ねた不織布や織布などでよい。繊維としては、一本
または複数本の長い繊維よりなるもの、または多数の短
繊維をからませたもの等いかなる形態でもよい。
【0024】前記袋状に形成された濾材33の外側およ
び内側面には、スぺーサー35a,35bが重ねられて
いる。このスぺーサー35a,35bは、例えば織布、
不織布、メッシュなどのように、通気性および通液性が
良好な材質で構成される。
び内側面には、スぺーサー35a,35bが重ねられて
いる。このスぺーサー35a,35bは、例えば織布、
不織布、メッシュなどのように、通気性および通液性が
良好な材質で構成される。
【0025】図1に示されているように、前記フィルタ
ー3の液流出口32には、チューブ92を介して第1の
ポンプP1 の吸入口が接続されており、さらに、前記フ
ィルター3とポンプP1 の間には、圧力センサSE1 が
接続されている。このポンプP1 によって、血漿は血漿
バッグ2から導出され、フィルター3内へ導かれる。そ
して、前記圧力センサSE1 は、フィルター3内の圧力
を検出する。
ー3の液流出口32には、チューブ92を介して第1の
ポンプP1 の吸入口が接続されており、さらに、前記フ
ィルター3とポンプP1 の間には、圧力センサSE1 が
接続されている。このポンプP1 によって、血漿は血漿
バッグ2から導出され、フィルター3内へ導かれる。そ
して、前記圧力センサSE1 は、フィルター3内の圧力
を検出する。
【0026】ポンプP1 の吐出口には、チューブ93を
介してチャンバ4が接続されている。血漿に混入してい
る空気は、前記チャンバ4内において浮上し、分離され
る。チャンバ4の流出口には、チューブ94を介して透
析器51の血漿導入口が接続されている。
介してチャンバ4が接続されている。血漿に混入してい
る空気は、前記チャンバ4内において浮上し、分離され
る。チャンバ4の流出口には、チューブ94を介して透
析器51の血漿導入口が接続されている。
【0027】透析器51は、濾過済血漿中に残存する過
剰の凝集剤を除去するものである。透析器51には、図
3に示されているように、後述する水処理装置52から
透析液が供給される。透析器51に供給された透析液
は、水処理装置52へ排出される。
剰の凝集剤を除去するものである。透析器51には、図
3に示されているように、後述する水処理装置52から
透析液が供給される。透析器51に供給された透析液
は、水処理装置52へ排出される。
【0028】本実施例における透析器51は、中空糸膜
型であって、筒状に形成されたハウジングと、該ハウジ
ングの両端部に形成された血漿流入室および血漿流出室
と、ハウジング内を区切って前記血漿流入室と血漿流出
室とをそれぞれ形成する一対の隔壁と、前記血漿流入室
と血漿流出室とにそれぞれ形成された血漿導入口および
血漿導出口と、前記隔壁によってそれぞれの開口が閉塞
されない状態で両端部が液密に支持された複数の多孔質
中空糸膜(以下単に中空糸膜という)とを有している。
型であって、筒状に形成されたハウジングと、該ハウジ
ングの両端部に形成された血漿流入室および血漿流出室
と、ハウジング内を区切って前記血漿流入室と血漿流出
室とをそれぞれ形成する一対の隔壁と、前記血漿流入室
と血漿流出室とにそれぞれ形成された血漿導入口および
血漿導出口と、前記隔壁によってそれぞれの開口が閉塞
されない状態で両端部が液密に支持された複数の多孔質
中空糸膜(以下単に中空糸膜という)とを有している。
【0029】このような透析器51において、血漿は血
漿導入口から血漿流入室内に流入し、中空糸膜の内腔を
通過して、血漿流出室内へ流入し、血漿導出口から透析
器外へ流出する。
漿導入口から血漿流入室内に流入し、中空糸膜の内腔を
通過して、血漿流出室内へ流入し、血漿導出口から透析
器外へ流出する。
【0030】一方、透析液は、中空糸膜の外表面と、ハ
ウジング内壁および一対の隔壁とによって画成された透
析液流通部内へ、ハウジングの一方の隔壁の近傍に形成
された流入口から流入し、他方の隔壁の近傍に形成され
た流出口から流出する。
ウジング内壁および一対の隔壁とによって画成された透
析液流通部内へ、ハウジングの一方の隔壁の近傍に形成
された流入口から流入し、他方の隔壁の近傍に形成され
た流出口から流出する。
【0031】血漿は、中空糸膜内を通過する際、血漿中
の凝集剤が中空糸膜の多孔を介して、膜外部の透析液側
へ移行し、透析処理がなされる。
の凝集剤が中空糸膜の多孔を介して、膜外部の透析液側
へ移行し、透析処理がなされる。
【0032】なお、上記透析器は、血漿が中空糸膜の内
側を流れる内部還流型であるが、血漿が中空糸膜の外側
を流通し、透析液が中空糸膜の内側を流通する外部還流
型であってもよい。
側を流れる内部還流型であるが、血漿が中空糸膜の外側
を流通し、透析液が中空糸膜の内側を流通する外部還流
型であってもよい。
【0033】中空糸膜の構成材料としては、例えばポリ
プロピレンやセルロースなどが挙げられる。
プロピレンやセルロースなどが挙げられる。
【0034】また、透析器51の有効膜面積は、過剰な
凝集剤を生体レベルで除去しうる大きさならばいかなる
ものでもよく、特に限定されないが、具体的には例えば
1.5m2 程度とするのが好ましい。
凝集剤を生体レベルで除去しうる大きさならばいかなる
ものでもよく、特に限定されないが、具体的には例えば
1.5m2 程度とするのが好ましい。
【0035】透析器51の血漿導出口は、チューブ95
を介して第2のポンプP2 の吸入口に接続され、ポンプ
P2 の吐出口には、チューブ96の一端が接続されてい
る。一方貯留バッグ6には、処理済血漿をバッグ内に導
入するための導入チューブ61が接続されており、該導
入チューブ61の先端は前記チューブ96の他端に接続
されている。
を介して第2のポンプP2 の吸入口に接続され、ポンプ
P2 の吐出口には、チューブ96の一端が接続されてい
る。一方貯留バッグ6には、処理済血漿をバッグ内に導
入するための導入チューブ61が接続されており、該導
入チューブ61の先端は前記チューブ96の他端に接続
されている。
【0036】また、チューブ96と導入チューブ61と
の接続部分には、生理食塩水バッグ8から延長されてい
る導出チューブ81の先端が接続されている。
の接続部分には、生理食塩水バッグ8から延長されてい
る導出チューブ81の先端が接続されている。
【0037】チューブ96には血漿中のナトリウムイオ
ン濃度を検出する濃度センサSE2が設けられており、
透析器51で処理された血漿中のナトリウムイオン濃度
の検出や、流通する生理食塩水の空液の検出をする(プ
ライミング時)。
ン濃度を検出する濃度センサSE2が設けられており、
透析器51で処理された血漿中のナトリウムイオン濃度
の検出や、流通する生理食塩水の空液の検出をする(プ
ライミング時)。
【0038】また、前記チューブ93には、排気廃液バ
ッグ7が、該排気廃液バッグ7に接続されている導入チ
ューブ71を介して接続されており、また、チューブ9
2には一端に空気導入口11を有する導入チューブ97
が接続されている。そして、導入チューブ61にはクラ
ンプ12が、導出チューブ81にはクランプ13が、導
入チューブ71にはクランプ14が、導入チューブ97
にはクランプ15がそれぞれ設けられており、血漿また
は空気の流通と遮断を操作できるようになっている。
ッグ7が、該排気廃液バッグ7に接続されている導入チ
ューブ71を介して接続されており、また、チューブ9
2には一端に空気導入口11を有する導入チューブ97
が接続されている。そして、導入チューブ61にはクラ
ンプ12が、導出チューブ81にはクランプ13が、導
入チューブ71にはクランプ14が、導入チューブ97
にはクランプ15がそれぞれ設けられており、血漿また
は空気の流通と遮断を操作できるようになっている。
【0039】上記各チューブの構成材料は、柔軟性を有
し、外側から押し潰して内腔を容易に閉塞できるものが
好ましく、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、PET、PBTのようなポリエステル、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリエ
ステルエラストマー、スチレン−ブタジエン−スチレン
共重合体等の熱可塑性エラストマー等が挙げられるが、
そのなかでも特にポリ塩化ビニルが好ましい。
し、外側から押し潰して内腔を容易に閉塞できるものが
好ましく、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、PET、PBTのようなポリエステル、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリエ
ステルエラストマー、スチレン−ブタジエン−スチレン
共重合体等の熱可塑性エラストマー等が挙げられるが、
そのなかでも特にポリ塩化ビニルが好ましい。
【0040】各チューブがポリ塩化ビニル製であれば、
十分な可撓性、柔軟性が得られるので取扱が容易で、ま
たクランプ等による閉塞に特に適し、しかも血漿バッグ
2、フィルター3、チャンバ4、透析器51などとの接
合性が良好となる。
十分な可撓性、柔軟性が得られるので取扱が容易で、ま
たクランプ等による閉塞に特に適し、しかも血漿バッグ
2、フィルター3、チャンバ4、透析器51などとの接
合性が良好となる。
【0041】上記水処理装置52は、図3に示されてい
るように、透析液を貯留する貯液部521と、透析器5
1から透析液を吸引する第3のポンプP3 とを有してお
り、貯液部521の透析液はポンプP3 の吸引によって
透析器51内へ導入される。透析器51内に導入された
透析液は前記ポンプP3 の吸引によって排出されるた
め、ポンプP3 を一定速度で運転した場合、透析器51
から排出される透析液の量は常時一定に維持される。
るように、透析液を貯留する貯液部521と、透析器5
1から透析液を吸引する第3のポンプP3 とを有してお
り、貯液部521の透析液はポンプP3 の吸引によって
透析器51内へ導入される。透析器51内に導入された
透析液は前記ポンプP3 の吸引によって排出されるた
め、ポンプP3 を一定速度で運転した場合、透析器51
から排出される透析液の量は常時一定に維持される。
【0042】このように、透析液の透析器51からの排
出量が一定であるため、貯液部521から透析器51に
供給される透析液の量は、透析器51内で血漿が除水さ
れた量に応じて変動する。つまり、除水量が増加すれ
ば、透析液を透析器51へ供給する量は減少し、除水量
が減少すれば、透析液の供給量は増加する。すなわち、
透析液の流量を血漿の流量に合わせて変動させるような
水処理装置52側の特別の制御は不要となる。
出量が一定であるため、貯液部521から透析器51に
供給される透析液の量は、透析器51内で血漿が除水さ
れた量に応じて変動する。つまり、除水量が増加すれ
ば、透析液を透析器51へ供給する量は減少し、除水量
が減少すれば、透析液の供給量は増加する。すなわち、
透析液の流量を血漿の流量に合わせて変動させるような
水処理装置52側の特別の制御は不要となる。
【0043】一方、透析器51での除水量は、ポンプP
1 とポンプP2 の吐出量の差によって決定される。即
ち、透析器51における除水量の制御は、ポンプP1 、
ポンプP2 の吐出量のみを制御すればよく、演算が容易
となって制御機構が簡単となる。
1 とポンプP2 の吐出量の差によって決定される。即
ち、透析器51における除水量の制御は、ポンプP1 、
ポンプP2 の吐出量のみを制御すればよく、演算が容易
となって制御機構が簡単となる。
【0044】ところで、本発明の装置に用いられるポン
プP1 、P2 、P3 は、ポンプチューブの径の選択と、
ローラの駆動速度を調節することで、吐出量を正確に調
整できることから、ローラポンプを用いることが好まし
い。
プP1 、P2 、P3 は、ポンプチューブの径の選択と、
ローラの駆動速度を調節することで、吐出量を正確に調
整できることから、ローラポンプを用いることが好まし
い。
【0045】図4は、上記各ポンプP1 、P2 、P3 の
駆動や、クランプの開閉を制御する制御系を示すブロッ
ク図である。該制御系は、例えばマイクロコンピュータ
などで構成される制御手段10と、前記制御手段10に
よって制御されるポンプP1、P2 、P3 およびクラン
プ12〜15と、制御手段10に検出値を入力する圧力
センサSE1 と濃度センサSE2 、さらに操作パネル1
6とを有している。
駆動や、クランプの開閉を制御する制御系を示すブロッ
ク図である。該制御系は、例えばマイクロコンピュータ
などで構成される制御手段10と、前記制御手段10に
よって制御されるポンプP1、P2 、P3 およびクラン
プ12〜15と、制御手段10に検出値を入力する圧力
センサSE1 と濃度センサSE2 、さらに操作パネル1
6とを有している。
【0046】以上のように構成された血漿処理装置1に
おいて、透析器51における除水量を一定の値に調節す
るために、第2のポンプP2 の吐出量を制御手段10に
より制御する。以下その制御方法について説明する。
おいて、透析器51における除水量を一定の値に調節す
るために、第2のポンプP2 の吐出量を制御手段10に
より制御する。以下その制御方法について説明する。
【0047】第1のポンプP1 において最初に設定され
ている吐出量(ポンプの回転数とチューブ径とから算出
される理論値または実測値)をQ1 とし、第2のポンプ
P2において最初に設定されている吐出量(ポンプの回
転数とチューブ径とから算出される理論値または実測
値)をQ2 として処理が開始される。この時透析処理、
及び除水を行なうため、Q1≧Q2とされている。
ている吐出量(ポンプの回転数とチューブ径とから算出
される理論値または実測値)をQ1 とし、第2のポンプ
P2において最初に設定されている吐出量(ポンプの回
転数とチューブ径とから算出される理論値または実測
値)をQ2 として処理が開始される。この時透析処理、
及び除水を行なうため、Q1≧Q2とされている。
【0048】血漿の処理を続けていくと、血漿バッグ2
内の残量の減少や、フィルター3における濾材33の目
詰まり等が原因で、フィルター3の内圧が低下する。こ
れにより、フィルター3からの血漿の流出量が減少し、
ポンプP1 の回転数が一定であっても、ポンプP1 から
の実際の吐出量q1 が最初に設定した量Q1 より減少す
る。
内の残量の減少や、フィルター3における濾材33の目
詰まり等が原因で、フィルター3の内圧が低下する。こ
れにより、フィルター3からの血漿の流出量が減少し、
ポンプP1 の回転数が一定であっても、ポンプP1 から
の実際の吐出量q1 が最初に設定した量Q1 より減少す
る。
【0049】ポンプP1 の実際の吐出量q1 が低下して
いるにもかかわらず、ポンプP2 の吐出量をQ2 のまま
にしておくと、q1 <Q2 となってしまい、透析器51
内において血漿内に透析液が混入するバックフィルトレ
ーション(逆濾過)が発生する。これを防止するため、
ポンプP2 の吐出量をポンプP1 の実際の吐出量q1に
合わせて補正した吐出量q2 として、実際の吐出量q1
が減少しても、常にq1 >q2 となるように、ポンプP
2 の吐出量を制御する。ここで吐出量とは、単位時間あ
たりにポンプから吐出される血漿の量を示すものであ
る。
いるにもかかわらず、ポンプP2 の吐出量をQ2 のまま
にしておくと、q1 <Q2 となってしまい、透析器51
内において血漿内に透析液が混入するバックフィルトレ
ーション(逆濾過)が発生する。これを防止するため、
ポンプP2 の吐出量をポンプP1 の実際の吐出量q1に
合わせて補正した吐出量q2 として、実際の吐出量q1
が減少しても、常にq1 >q2 となるように、ポンプP
2 の吐出量を制御する。ここで吐出量とは、単位時間あ
たりにポンプから吐出される血漿の量を示すものであ
る。
【0050】制御手段10では、ポンプP1 の実際の吐
出量q1 を検出し、この吐出量q1に基づき、補正した
ポンプP2 の吐出量q2 を決定する。この決定方法を以
下に述べると、予め実験によって、所定間隔で設定され
たフィルター内圧値に対するポンプP1 の実際の吐出量
q1 を求め、これらの関係を例えば表1に示すようにテ
ーブル化して制御手段10のメモリに記憶しておく。そ
して、実際に測定したフィルター内圧値から表1に示す
データに基づいて、ポンプP1 の実際の吐出量q1 を決
定する。
出量q1 を検出し、この吐出量q1に基づき、補正した
ポンプP2 の吐出量q2 を決定する。この決定方法を以
下に述べると、予め実験によって、所定間隔で設定され
たフィルター内圧値に対するポンプP1 の実際の吐出量
q1 を求め、これらの関係を例えば表1に示すようにテ
ーブル化して制御手段10のメモリに記憶しておく。そ
して、実際に測定したフィルター内圧値から表1に示す
データに基づいて、ポンプP1 の実際の吐出量q1 を決
定する。
【0051】
【表1】
【0052】なお、表1から吐出量q1 を選択する場合
には、例えば、表1に示されている圧力値の内、最も近
い値を選択し、その値における吐出量q1 を選択する方
法、あるいは、検出された圧力値より大きい値の内の最
も近いものを選択する方法が可能である。また、前記の
ような選択によって直接吐出量q1 を決定せず、検出さ
れた圧力値の前後の圧力値に対応する吐出量から補間処
理をして求めてもよい。また、表1から回帰曲線を求め
て補間してもよい。
には、例えば、表1に示されている圧力値の内、最も近
い値を選択し、その値における吐出量q1 を選択する方
法、あるいは、検出された圧力値より大きい値の内の最
も近いものを選択する方法が可能である。また、前記の
ような選択によって直接吐出量q1 を決定せず、検出さ
れた圧力値の前後の圧力値に対応する吐出量から補間処
理をして求めてもよい。また、表1から回帰曲線を求め
て補間してもよい。
【0053】透析器51において、血漿から単位時間あ
たりに除水される除水量Qrは、最初に設定したポンプ
P1 、P2 の吐出量Q1 、Q2 を用いて表すと、数1の
ようになる。
たりに除水される除水量Qrは、最初に設定したポンプ
P1 、P2 の吐出量Q1 、Q2 を用いて表すと、数1の
ようになる。
【0054】
【数1】
【0055】また、前記除水量Qrの吐出量Q1 に対す
る割合を除水率R(血漿を単位量流した時に除水される
量)として表すと、除水率Rは数2で定められる。
る割合を除水率R(血漿を単位量流した時に除水される
量)として表すと、除水率Rは数2で定められる。
【0056】
【数2】
【0057】上記数1、数2から、Q2 を表すと数3の
ようになる。
ようになる。
【0058】
【数3】
【0059】数3におけるQ1 にq1 を代入すれば、数
4のようになり、Q2 の補正値q2が決定される。
4のようになり、Q2 の補正値q2が決定される。
【0060】
【数4】
【0061】制御手段においては、上記数4の演算が行
われ、ポンプP2 の補正値q2 が決定される。
われ、ポンプP2 の補正値q2 が決定される。
【0062】以上の動作を示したのが、図5に示されて
いるフローチャートである。圧力センサSE1 にて、フ
ィルター3内の圧力を検出する(ステップ101)。前
記検出値により、フィルター3内が陰圧か陽圧かを判断
し(ステップ102)、陽圧の場合にはステップ101
へ戻る。
いるフローチャートである。圧力センサSE1 にて、フ
ィルター3内の圧力を検出する(ステップ101)。前
記検出値により、フィルター3内が陰圧か陽圧かを判断
し(ステップ102)、陽圧の場合にはステップ101
へ戻る。
【0063】陰圧(大気圧との差が0未満)の場合に
は、その圧力に最も近いものを制御手段のメモリに予め
記憶されている表1の中から選択し、これに対応する吐
出量q1 を第1のポンプP1 の実際の吐出量q1 として
決定する(ステップ103)。
は、その圧力に最も近いものを制御手段のメモリに予め
記憶されている表1の中から選択し、これに対応する吐
出量q1 を第1のポンプP1 の実際の吐出量q1 として
決定する(ステップ103)。
【0064】ステップ103で得られた実際の吐出量q
1 および最初に設定された吐出量Q1 、Q2 から、数4
の式を用いて第2のポンプP2 の吐出量の補正値q2 を
算出する(ステップ104)。
1 および最初に設定された吐出量Q1 、Q2 から、数4
の式を用いて第2のポンプP2 の吐出量の補正値q2 を
算出する(ステップ104)。
【0065】ポンプP2 の回転数を制御して吐出量をq
2 とする(ステップ105)。本血漿処理装置1による
血漿の処理が終了したかどうかを判断し(ステップ10
6)、未終了の場合にはステップ101へ戻り、終了し
た場合にはプログラムを終了する。
2 とする(ステップ105)。本血漿処理装置1による
血漿の処理が終了したかどうかを判断し(ステップ10
6)、未終了の場合にはステップ101へ戻り、終了し
た場合にはプログラムを終了する。
【0066】以上説明した制御方法の他、ポンプP1 、
ポンプP2 の吐出量(回転数)を共に制御する方法とし
てもよい。この場合には、表2に示されているように、
制御手段10のメモリにフィルター3の各内圧値に対す
る最適なポンプP1 、ポンプP2 の吐出量をそれぞれ記
憶しておき、圧力センサSE1 で検出したフィルター3
の内圧値に基づき、表2を用いてフィルター3の内圧に
対応した各ポンプP1、P2 の吐出量q1 、q2 を決定
する。表2から吐出量q1 、q2 を求める方法は、前記
表1と同様である。
ポンプP2 の吐出量(回転数)を共に制御する方法とし
てもよい。この場合には、表2に示されているように、
制御手段10のメモリにフィルター3の各内圧値に対す
る最適なポンプP1 、ポンプP2 の吐出量をそれぞれ記
憶しておき、圧力センサSE1 で検出したフィルター3
の内圧値に基づき、表2を用いてフィルター3の内圧に
対応した各ポンプP1、P2 の吐出量q1 、q2 を決定
する。表2から吐出量q1 、q2 を求める方法は、前記
表1と同様である。
【0067】
【表2】
【0068】そして、前記で得られた吐出量q1 、q2
に基づき、ポンプP1 、P2 の吐出量(回転数)を同時
に制御する。この制御方法によれば、ポンプP1 とポン
プP2 の吐出量を常時正確に調整できるので、透析器5
1での除水量をより正確に制御することができる。ま
た、フィルター3からの血漿の流出量の変動に応じてポ
ンプP1 の吐出量(回転数)を制御できるので、ポンプ
P1 の過剰吸引による気泡の発生や、フィルターおよび
チューブ92の破損を防止できる。
に基づき、ポンプP1 、P2 の吐出量(回転数)を同時
に制御する。この制御方法によれば、ポンプP1 とポン
プP2 の吐出量を常時正確に調整できるので、透析器5
1での除水量をより正確に制御することができる。ま
た、フィルター3からの血漿の流出量の変動に応じてポ
ンプP1 の吐出量(回転数)を制御できるので、ポンプ
P1 の過剰吸引による気泡の発生や、フィルターおよび
チューブ92の破損を防止できる。
【0069】また、本発明における他の制御方法として
は、第1のポンプP1 の吐出量のみを制御してもよい。
は、第1のポンプP1 の吐出量のみを制御してもよい。
【0070】以上説明した実施例では、フィルター3の
内圧の値から各ポンプP1 、P2 の吐出量を決定してい
るが、この他、直接上記回路中に流量計を設置して、直
接ポンプP1 、P2 の吐出量を検出する構成とすること
もできる。流量計を設置する位置としては、ポンプP1
の吐出量を検出する位置として、フィルター3よりポン
プP1 に至るまでのポンプP1 の上流側が好ましく、ま
たポンプP2 の吐出量を検出する位置として、ポンプP
2 の上流側または下流側のどちらでもよい。
内圧の値から各ポンプP1 、P2 の吐出量を決定してい
るが、この他、直接上記回路中に流量計を設置して、直
接ポンプP1 、P2 の吐出量を検出する構成とすること
もできる。流量計を設置する位置としては、ポンプP1
の吐出量を検出する位置として、フィルター3よりポン
プP1 に至るまでのポンプP1 の上流側が好ましく、ま
たポンプP2 の吐出量を検出する位置として、ポンプP
2 の上流側または下流側のどちらでもよい。
【0071】なお、このように設置される流量計として
は、タービン流量計、電磁流量計、超音波流量計、レー
ザー流量計、絞り流量計などが挙げられる。但し、絞り
流量計を用いる場合には、ポンプP2 の下流側に設置す
る。
は、タービン流量計、電磁流量計、超音波流量計、レー
ザー流量計、絞り流量計などが挙げられる。但し、絞り
流量計を用いる場合には、ポンプP2 の下流側に設置す
る。
【0072】このように、流量計を設置した場合には、
随時各ポンプの吐出量を検出し、その検出値に基づい
て、ポンプの吐出量をフィードバッグ制御する構成とす
ることができる。
随時各ポンプの吐出量を検出し、その検出値に基づい
て、ポンプの吐出量をフィードバッグ制御する構成とす
ることができる。
【0073】以上のように制御された本発明の装置の作
動を説明する。なお、血漿処理装置1は、各クランプを
例えばソレノイド式ピンチバルブなど、自動制御可能な
機構を用いれば、制御手段により全ての動作を自動化す
ることができる。
動を説明する。なお、血漿処理装置1は、各クランプを
例えばソレノイド式ピンチバルブなど、自動制御可能な
機構を用いれば、制御手段により全ての動作を自動化す
ることができる。
【0074】最初に作動準備のためのプライミングを行
う。水処理装置52を駆動させて、透析器51内の透析
液の循環を開始する。クランプ13とクランプ14を開
放し、ポンプP2 を逆回転させて、生理食塩水バッグ8
内の生理食塩水を所定の流量(例えば100ml/min )
で回路内に導入し、透析器51をプライミングする。同
時にポンプP1 を回転させて、フィルター3内の空気を
排出する。導入された生理食塩水や、フィルター3から
排出された空気は、導入チューブ71を通って、排気廃
液バッグ7内に溜められる。
う。水処理装置52を駆動させて、透析器51内の透析
液の循環を開始する。クランプ13とクランプ14を開
放し、ポンプP2 を逆回転させて、生理食塩水バッグ8
内の生理食塩水を所定の流量(例えば100ml/min )
で回路内に導入し、透析器51をプライミングする。同
時にポンプP1 を回転させて、フィルター3内の空気を
排出する。導入された生理食塩水や、フィルター3から
排出された空気は、導入チューブ71を通って、排気廃
液バッグ7内に溜められる。
【0075】濃度センサSE2 がチューブ96内の空液
を検出したら、ポンプP2 を停止させてクランプ13を
閉じる。また、圧力センサSE1 が所定の圧力以下(例
えば−350mmHg以下)を検出したら、ポンプP1 を停
止させる。上記、濃度センサSE2 と圧力センサSE1
が、共に上記検出を行った時に、クランプ14を閉じ
る。さらに水処理装置52の準備が完了していれば、本
装置1の準備は完了する。
を検出したら、ポンプP2 を停止させてクランプ13を
閉じる。また、圧力センサSE1 が所定の圧力以下(例
えば−350mmHg以下)を検出したら、ポンプP1 を停
止させる。上記、濃度センサSE2 と圧力センサSE1
が、共に上記検出を行った時に、クランプ14を閉じ
る。さらに水処理装置52の準備が完了していれば、本
装置1の準備は完了する。
【0076】次に血漿処理を開始する時の作動について
説明する。水処理装置52を駆動させて透析液の循環を
開始する。クランプ12を開き、ポンプP1 、P2 を回
転させる。この時、ポンプP1 、P2 の最初に設定され
ている各吐出量Q1 、Q2 は、Q1 >Q2 (例えばQ1
=35ml/min 、Q2 =30ml/min )となるように制
御される。そして、ポンプP1 とポンプP2 の吐出量
は、血漿処理中はポンプP1 の吐出量がポンプP2 の吐
出量より常に大きくなるように制御される。
説明する。水処理装置52を駆動させて透析液の循環を
開始する。クランプ12を開き、ポンプP1 、P2 を回
転させる。この時、ポンプP1 、P2 の最初に設定され
ている各吐出量Q1 、Q2 は、Q1 >Q2 (例えばQ1
=35ml/min 、Q2 =30ml/min )となるように制
御される。そして、ポンプP1 とポンプP2 の吐出量
は、血漿処理中はポンプP1 の吐出量がポンプP2 の吐
出量より常に大きくなるように制御される。
【0077】ポンプP1 によって血漿バッグ2から導出
された血漿は、フィルター3内を通過するとき、析出物
が濾別される。フィルター3を通過した血漿は、チャン
バ4内で気泡が浮上して血漿と分離され、透析器51内
で除水されるとともに、過剰な凝集剤が除去される。そ
して、ポンプP2 を介して貯留バッグ6内へ導入され
る。
された血漿は、フィルター3内を通過するとき、析出物
が濾別される。フィルター3を通過した血漿は、チャン
バ4内で気泡が浮上して血漿と分離され、透析器51内
で除水されるとともに、過剰な凝集剤が除去される。そ
して、ポンプP2 を介して貯留バッグ6内へ導入され
る。
【0078】圧力センサSE1 が、所定の圧力(例えば
−250mmHg)以下の圧力を検出したら、血漿バッグ2
内の血漿はほぼ全量を処理したものと判断して、クラン
プ15を開き、空気の導入を開始する。濃度センサSE
2 が空液を検出した後、所定の時間(例えば10秒)経
過したとき、各クランプを閉じ、ポンプP1 、P2 など
の各部の駆動を停止して、処理動作を終了する。
−250mmHg)以下の圧力を検出したら、血漿バッグ2
内の血漿はほぼ全量を処理したものと判断して、クラン
プ15を開き、空気の導入を開始する。濃度センサSE
2 が空液を検出した後、所定の時間(例えば10秒)経
過したとき、各クランプを閉じ、ポンプP1 、P2 など
の各部の駆動を停止して、処理動作を終了する。
【0079】なお、上記説明における表1、表2に代わ
る表として、フィルター内圧値に対し、常に適正な量の
吐出量q1 、q2 を得るためのポンプP1 、P2 の回転
数や、ポンプP1 、P2 を制御する操作量(例えばポン
プP1 、P2 を駆動する電圧値や電流値)を記憶したも
のを用いてもよい。
る表として、フィルター内圧値に対し、常に適正な量の
吐出量q1 、q2 を得るためのポンプP1 、P2 の回転
数や、ポンプP1 、P2 を制御する操作量(例えばポン
プP1 、P2 を駆動する電圧値や電流値)を記憶したも
のを用いてもよい。
【0080】また、検出されたフィルター内圧値から吐
出量q1 を所定の演算式を用いて求める方法を採用して
もよい。
出量q1 を所定の演算式を用いて求める方法を採用して
もよい。
【0081】以上説明した制御方法は、透析器51での
除水率を一定に保持することを前提とした方法である
が、この他、以下のような制御方法であってもよい。
除水率を一定に保持することを前提とした方法である
が、この他、以下のような制御方法であってもよい。
【0082】例えば、除水量(q1 −q2 )が一定とな
るように制御する方法、ポンプP1とポンプP2 の吐出
量q1 、q2 の割合(K=q2 /q1 )が一定で、かつ
K<1となるように制御する方法、あるいは前記除水量
を、圧力センサSE1 で検出されたフィルター内圧の関
数とし、フィルター内圧に基づいて随時制御する方法な
どが挙げられる。
るように制御する方法、ポンプP1とポンプP2 の吐出
量q1 、q2 の割合(K=q2 /q1 )が一定で、かつ
K<1となるように制御する方法、あるいは前記除水量
を、圧力センサSE1 で検出されたフィルター内圧の関
数とし、フィルター内圧に基づいて随時制御する方法な
どが挙げられる。
【0083】以上のような本発明の血漿処理装置は、上
記した構成に限定されるものではない。例えば、血漿バ
ッグを接続せず、患者の血管から採取した血液を血球成
分と血漿とに分離する血漿分離器と、前記血漿分離器に
よって分離された血漿に前記血漿蛋白質分画分離剤を混
合して溶解する混合容器とを有するラインを接続しても
よい。
記した構成に限定されるものではない。例えば、血漿バ
ッグを接続せず、患者の血管から採取した血液を血球成
分と血漿とに分離する血漿分離器と、前記血漿分離器に
よって分離された血漿に前記血漿蛋白質分画分離剤を混
合して溶解する混合容器とを有するラインを接続しても
よい。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の血漿処理
装置によれば、透析器の前後にそれぞれ吐出量の異なる
2つのポンプを有するため、透析器における逆濾過の発
生を確実に防止することができるとともに、除水量の制
御を従来の除水コントロールシステムに比較して、より
単純な構成で精密に行うことができる。よって、イニシ
ャルコストが安く、また、メンテナンスが簡易となるた
め、ランニングコストの低減も図ることができる。
装置によれば、透析器の前後にそれぞれ吐出量の異なる
2つのポンプを有するため、透析器における逆濾過の発
生を確実に防止することができるとともに、除水量の制
御を従来の除水コントロールシステムに比較して、より
単純な構成で精密に行うことができる。よって、イニシ
ャルコストが安く、また、メンテナンスが簡易となるた
め、ランニングコストの低減も図ることができる。
【0085】特に、第2のポンプのみを制御する場合に
は、さらに制御系が簡易となり、また第1のポンプと第
2のポンプを制御する場合には、除水量の制御をより正
確に行うことができる。
は、さらに制御系が簡易となり、また第1のポンプと第
2のポンプを制御する場合には、除水量の制御をより正
確に行うことができる。
【図1】本発明の血漿処理装置の構成を示す血漿処理回
路図である。
路図である。
【図2】フィルターの全体断面図である。
【図3】水処理装置の構成を示す、模式図である。
【図4】制御系の構成を示すブロック図である。
【図5】制御手段によるポンプの吐出量の制御作動を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
1 血漿処理装置 2 血漿バッグ 3 フィルター 30 ハウジング 31 液流入口 32 液流出口 33 濾材 36、37 規制板 38 外カバー 4 チャンバ 51 透析器 52 水処理装置 6 貯留バッグ 61 導入チューブ 7 排気廃液バッグ 71 導入チューブ 8 生理食塩水バッグ 81 導出チューブ 91〜97 チューブ 10 制御手段 11 空気導入口 12〜15 クランプ
Claims (1)
- 【請求項1】 血漿を濾過するフィルターと、前記フィ
ルターの血漿流出側に接続された第1のポンプと、前記
第1のポンプの吐出側に接続された透析器と、前記透析
器の血漿流出側に接続された第2のポンプとを有し、 前記第1のポンプおよび第2のポンプを作動して、前記
フィルターにて濾過された血漿を前記透析器にて透析処
理する血漿処理装置であって、 前記第1のポンプの吐出量を前記第2のポンプの吐出量
よりも大きくすることを特徴とする血漿処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5143050A JPH06327769A (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 血漿処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5143050A JPH06327769A (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 血漿処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06327769A true JPH06327769A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=15329751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5143050A Pending JPH06327769A (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 血漿処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06327769A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3939630A1 (de) * | 1988-11-30 | 1990-05-31 | Fuji Heavy Ind Ltd | System zur erfassung von anormalitaeten bei elektrischen schaltungen |
| DE3942165A1 (de) * | 1988-12-20 | 1990-06-21 | Fuji Heavy Ind Ltd | Fehlererfassungseinrichtung fuer elektrische schaltungen |
| DE4004413A1 (de) * | 1989-02-16 | 1990-08-23 | Fuji Heavy Ind Ltd | Fehlerfeststellsystem fuer elektrische schaltungen |
| JP2013514806A (ja) * | 2009-12-22 | 2013-05-02 | リキッド・バイオプシー・エイビイ | 生体試料の精製及び濃縮のための装置及び方法 |
| JP2021504003A (ja) * | 2017-11-22 | 2021-02-15 | エイチディーエル セラピューティクス インコーポレイテッドHdl Therapeutics, Inc. | 血漿処理システムの流体回路をプライミングするシステムおよび方法 |
-
1993
- 1993-05-21 JP JP5143050A patent/JPH06327769A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3939630A1 (de) * | 1988-11-30 | 1990-05-31 | Fuji Heavy Ind Ltd | System zur erfassung von anormalitaeten bei elektrischen schaltungen |
| DE3942165A1 (de) * | 1988-12-20 | 1990-06-21 | Fuji Heavy Ind Ltd | Fehlererfassungseinrichtung fuer elektrische schaltungen |
| DE4004413A1 (de) * | 1989-02-16 | 1990-08-23 | Fuji Heavy Ind Ltd | Fehlerfeststellsystem fuer elektrische schaltungen |
| JP2013514806A (ja) * | 2009-12-22 | 2013-05-02 | リキッド・バイオプシー・エイビイ | 生体試料の精製及び濃縮のための装置及び方法 |
| JP2021504003A (ja) * | 2017-11-22 | 2021-02-15 | エイチディーエル セラピューティクス インコーポレイテッドHdl Therapeutics, Inc. | 血漿処理システムの流体回路をプライミングするシステムおよび方法 |
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