JPH06328521A - フロッピーディスク用ハーフケースの成形用金型 - Google Patents
フロッピーディスク用ハーフケースの成形用金型Info
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- JPH06328521A JPH06328521A JP11604393A JP11604393A JPH06328521A JP H06328521 A JPH06328521 A JP H06328521A JP 11604393 A JP11604393 A JP 11604393A JP 11604393 A JP11604393 A JP 11604393A JP H06328521 A JPH06328521 A JP H06328521A
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- mold
- window
- molding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 左右のゲートから注入される樹脂量を調整す
る等の操作を必要としないため成形条件の幅を狭くする
ことがなく、しかもフロッピーディスク用の下ケースの
ウエルドラインの位置を比較的容易に、より大きくずら
すことができる成形用金型を提供する。 【構成】 下ケース裏面側に対応する金型1の彫刻面1
1のうち、下ケースの肉厚部54の範囲内で、かつゲー
トg1と下ケースの長孔55aとの間の位置に対応する
個所に、溶融樹脂の流れを規制する突起Tを設けた。
る等の操作を必要としないため成形条件の幅を狭くする
ことがなく、しかもフロッピーディスク用の下ケースの
ウエルドラインの位置を比較的容易に、より大きくずら
すことができる成形用金型を提供する。 【構成】 下ケース裏面側に対応する金型1の彫刻面1
1のうち、下ケースの肉厚部54の範囲内で、かつゲー
トg1と下ケースの長孔55aとの間の位置に対応する
個所に、溶融樹脂の流れを規制する突起Tを設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3.5インチマイクロ
フロッピーディスクにおける磁気記憶用ディスク体収納
のための上下一対のハーフケースのうち、少なくとも下
ケースを成形するための成形用金型に関するものであ
る。
フロッピーディスクにおける磁気記憶用ディスク体収納
のための上下一対のハーフケースのうち、少なくとも下
ケースを成形するための成形用金型に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】3.5インチマイクロフロッピーディス
クは、磁気記憶用ディスク体を、上下一対のプラスチッ
ク製ハーフケース内に収納することで構成されている。
上下一対のハーフケースのうち下ケース80は、図7
(a)(b)に示すように、表面にシャッターエリア81の凹
部を有し、裏面に磁気記憶用ディスク体収納用の凹部8
2を有するとともに、シャッターエリア81内でかつデ
ィスク体収納用凹部82の範囲内に磁気ヘッド導入用の
窓83、窓83と最も近い下ケース外縁との間、シャッ
ターエリア81内でかつディスク体収納用凹部82の範
囲外の肉厚部84の表面側に、下ケース外縁と並行に、
シャッターガイド用の溝85、当該溝85内でかつ窓8
3に近接した位置に長孔85aをそれぞれ備えた形状を
有している。
クは、磁気記憶用ディスク体を、上下一対のプラスチッ
ク製ハーフケース内に収納することで構成されている。
上下一対のハーフケースのうち下ケース80は、図7
(a)(b)に示すように、表面にシャッターエリア81の凹
部を有し、裏面に磁気記憶用ディスク体収納用の凹部8
2を有するとともに、シャッターエリア81内でかつデ
ィスク体収納用凹部82の範囲内に磁気ヘッド導入用の
窓83、窓83と最も近い下ケース外縁との間、シャッ
ターエリア81内でかつディスク体収納用凹部82の範
囲外の肉厚部84の表面側に、下ケース外縁と並行に、
シャッターガイド用の溝85、当該溝85内でかつ窓8
3に近接した位置に長孔85aをそれぞれ備えた形状を
有している。
【0003】シャッターエリア81には、図中一点鎖線
で示すシャッターSが、上記シャッターガイド用の溝8
5によって左右方向にスライド自在にガイドされつつ装
着されて、窓83を塞ぐようになっている。またディス
ク体収納用凹部82の中心部には、磁気記憶用ディスク
体回転用の円孔82aが形成され、下ケース80の表面
の、シャッターエリア81側と反対側の外縁部近傍に
は、上ケースのラベルエリアに貼付されたラベルの端が
折り返して貼付されるラベルエリア86の凹部が形成さ
れている。
で示すシャッターSが、上記シャッターガイド用の溝8
5によって左右方向にスライド自在にガイドされつつ装
着されて、窓83を塞ぐようになっている。またディス
ク体収納用凹部82の中心部には、磁気記憶用ディスク
体回転用の円孔82aが形成され、下ケース80の表面
の、シャッターエリア81側と反対側の外縁部近傍に
は、上ケースのラベルエリアに貼付されたラベルの端が
折り返して貼付されるラベルエリア86の凹部が形成さ
れている。
【0004】上記下ケース80を2点ゲートの金型で成
形する場合、シャッターエリア81に対応する下ケース
表面側の金型の彫刻面のうち、窓83を挟む2個所にゲ
ートが配置される(図(a) 中符号81a,81bは、成
形品である下ケース80の表面に残されたゲート痕を示
している)。また4点ゲートの金型で上記下ケース80
を成形する場合は、上記2つのゲートに加えて、ラベル
エリア86内に2点のゲートが追加される。
形する場合、シャッターエリア81に対応する下ケース
表面側の金型の彫刻面のうち、窓83を挟む2個所にゲ
ートが配置される(図(a) 中符号81a,81bは、成
形品である下ケース80の表面に残されたゲート痕を示
している)。また4点ゲートの金型で上記下ケース80
を成形する場合は、上記2つのゲートに加えて、ラベル
エリア86内に2点のゲートが追加される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】2点あるいは4点のゲ
ートを有する成形用金型を用いて、通常の成形条件で上
記下ケース80の射出成形を行うと、溝85内の長孔8
5aと下ケース80の外縁に挟まれた幅狭部84a、お
よび窓83と長孔85aに挟まれた幅狭部84bの両方
に、図8(a)(b)に示すように、樹脂流の合流位置を示す
成形品のウエルドラインWLが発生する。
ートを有する成形用金型を用いて、通常の成形条件で上
記下ケース80の射出成形を行うと、溝85内の長孔8
5aと下ケース80の外縁に挟まれた幅狭部84a、お
よび窓83と長孔85aに挟まれた幅狭部84bの両方
に、図8(a)(b)に示すように、樹脂流の合流位置を示す
成形品のウエルドラインWLが発生する。
【0006】幅狭部84a,84bの両方にウエルドラ
インWLが発生すると、この部分の強度が著しく低下
し、成形後、下ケース80を金型から取り出す際やある
いはフロッピーディスクを組み立てる際等、外力が加わ
った際に、ウエルドラインWLの部分で、窓83から下
ケース80の外縁に達する割れが生じ、製品が使いもの
にならなくなるおそれがある。
インWLが発生すると、この部分の強度が著しく低下
し、成形後、下ケース80を金型から取り出す際やある
いはフロッピーディスクを組み立てる際等、外力が加わ
った際に、ウエルドラインWLの部分で、窓83から下
ケース80の外縁に達する割れが生じ、製品が使いもの
にならなくなるおそれがある。
【0007】そこで従来は、左右のゲートから注入され
る樹脂量を調整して、ウエルドラインWLの位置をずら
すことが行われているが、その場合、成形条件の幅が狭
くなり、成形が困難になる等の問題を生じる。本発明は
以上の事情に鑑みてなされたものであって、左右のゲー
トから注入される樹脂量を調整する等の操作を必要とし
ないため成形条件の幅を狭くすることがなく、しかもフ
ロッピーディスク用の下ケースのウエルドラインの位置
を比較的容易に、より大きくずらすことができる成形用
金型を提供することを目的としている。
る樹脂量を調整して、ウエルドラインWLの位置をずら
すことが行われているが、その場合、成形条件の幅が狭
くなり、成形が困難になる等の問題を生じる。本発明は
以上の事情に鑑みてなされたものであって、左右のゲー
トから注入される樹脂量を調整する等の操作を必要とし
ないため成形条件の幅を狭くすることがなく、しかもフ
ロッピーディスク用の下ケースのウエルドラインの位置
を比較的容易に、より大きくずらすことができる成形用
金型を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、本発明のフロッピーディスク用ハーフケースの成形
用金型は、上下一対のハーフケースのうち下ケースを成
形するためのキャビティーを少なくとも備えており、当
該下ケースのうちシャッターエリアに対応する表面側の
金型の彫刻面のうち、窓を挟む2個所に設けたゲートの
いずれか一方とシャッターガイド用溝内の長孔との間
で、かつディスク体収納用凹部の範囲外の肉厚部に対応
する下ケース裏面側の金型の彫刻面に、溶融樹脂の流れ
を規制する突起を設けたことを特徴とする。
の、本発明のフロッピーディスク用ハーフケースの成形
用金型は、上下一対のハーフケースのうち下ケースを成
形するためのキャビティーを少なくとも備えており、当
該下ケースのうちシャッターエリアに対応する表面側の
金型の彫刻面のうち、窓を挟む2個所に設けたゲートの
いずれか一方とシャッターガイド用溝内の長孔との間
で、かつディスク体収納用凹部の範囲外の肉厚部に対応
する下ケース裏面側の金型の彫刻面に、溶融樹脂の流れ
を規制する突起を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成からなる本発明のフロッピーディスク
用ハーフケースの成形用金型によれば、窓を挟む左右2
個所のゲートからキャビティー内に注入され、当該キャ
ビティー内を流れる2つの樹脂流のうち一方の流量を、
肉厚部に対応する下ケース裏面側の金型の彫刻面に形成
した突起で規制できるので、左右の樹脂流の合流位置を
示す成形品のウエルドラインを、左右のゲートから注入
される樹脂量を調整する等の操作を行うことなしに、大
きくずらすことが可能となる。
用ハーフケースの成形用金型によれば、窓を挟む左右2
個所のゲートからキャビティー内に注入され、当該キャ
ビティー内を流れる2つの樹脂流のうち一方の流量を、
肉厚部に対応する下ケース裏面側の金型の彫刻面に形成
した突起で規制できるので、左右の樹脂流の合流位置を
示す成形品のウエルドラインを、左右のゲートから注入
される樹脂量を調整する等の操作を行うことなしに、大
きくずらすことが可能となる。
【0010】
【実施例】以下に本発明を、図面を参照しつつ説明す
る。まず、フロッピーディスク用の下ケースの形状につ
いて説明する。下ケース5は、図5(a)(b)に示すように
略正方形の薄肉面状で、その表面に、シャッターS(一
点鎖線で示す)が左右方向にスライド自在に装着される
シャッターエリア51の凹部を備えるとともに、このシ
ャッターエリア51内に、矩形状の磁気ヘッド導入用の
窓53と、シャッターガイド用の溝55および長孔55
aとを有している。またシャッターエリア51内の、窓
53の両側には、金型のゲートに対応してゲート痕51
a,51bがみられる。
る。まず、フロッピーディスク用の下ケースの形状につ
いて説明する。下ケース5は、図5(a)(b)に示すように
略正方形の薄肉面状で、その表面に、シャッターS(一
点鎖線で示す)が左右方向にスライド自在に装着される
シャッターエリア51の凹部を備えるとともに、このシ
ャッターエリア51内に、矩形状の磁気ヘッド導入用の
窓53と、シャッターガイド用の溝55および長孔55
aとを有している。またシャッターエリア51内の、窓
53の両側には、金型のゲートに対応してゲート痕51
a,51bがみられる。
【0011】溝55は、窓53と、これに最も近い下ケ
ース外縁との間に、当該下ケース外縁と並行に形成され
ており、長孔55aは、上記溝55内でかつ窓53に近
接した位置に設けられている。なお長孔55aは、下ケ
ース5の裏面においては、後述する肉厚部54の範囲内
に位置している。シャッターエリア51側と反対側の外
縁部近傍には、上ケースのラベルエリアに貼付されたラ
ベルの端を折り返して貼付するための、ラベルエリア5
6の凹部が形成され、このラベルエリア56の両側に
は、それぞれライトプロテクター用の孔57aとフロッ
ピー識別用の孔57bが形成されている。
ース外縁との間に、当該下ケース外縁と並行に形成され
ており、長孔55aは、上記溝55内でかつ窓53に近
接した位置に設けられている。なお長孔55aは、下ケ
ース5の裏面においては、後述する肉厚部54の範囲内
に位置している。シャッターエリア51側と反対側の外
縁部近傍には、上ケースのラベルエリアに貼付されたラ
ベルの端を折り返して貼付するための、ラベルエリア5
6の凹部が形成され、このラベルエリア56の両側に
は、それぞれライトプロテクター用の孔57aとフロッ
ピー識別用の孔57bが形成されている。
【0012】一方、下ケース5の裏面には、その外縁部
のほぼ全域にわたって外枠58aが形成され、かつこの
外枠58aに連なって円弧状のリブ58bが形成されて
いる。そしてリブ58bの内側に、記憶用ディスク体を
収納するディスク体収納用凹部52が形成されている。
またこのディスク体収納用凹部52の中心部には、磁気
記憶用ディスク体回転用の円孔52aが形成されてい
る。さらにディスク体収納用凹部52の、円孔52aを
挟んで窓53と反対側の位置には、金型に設けたガスベ
ントに対応して、その痕52bがみられる。
のほぼ全域にわたって外枠58aが形成され、かつこの
外枠58aに連なって円弧状のリブ58bが形成されて
いる。そしてリブ58bの内側に、記憶用ディスク体を
収納するディスク体収納用凹部52が形成されている。
またこのディスク体収納用凹部52の中心部には、磁気
記憶用ディスク体回転用の円孔52aが形成されてい
る。さらにディスク体収納用凹部52の、円孔52aを
挟んで窓53と反対側の位置には、金型に設けたガスベ
ントに対応して、その痕52bがみられる。
【0013】ディスク体収納用凹部52の外、窓53と
当該窓53に最も近い下ケース外縁との間には、外枠5
8aおよびリブ58bと連なる形で、肉厚部54が設け
られている。上記形状の下ケース5を成形するための、
本実施例のフロッピーディスク用ハーフケースの成形用
金型は、図2および図3に示すように、上下一対のハー
フケースを2組、合計で4個同時に成形する、いわゆる
4個取りのものであって、上ケースおよび下ケース5の
裏面形状に対応する彫刻面10,11を有する可動型1
(図2)と、両ケースの表面形状に対応する彫刻面2
0,21を有する固定型2(図3)とを備えている。
当該窓53に最も近い下ケース外縁との間には、外枠5
8aおよびリブ58bと連なる形で、肉厚部54が設け
られている。上記形状の下ケース5を成形するための、
本実施例のフロッピーディスク用ハーフケースの成形用
金型は、図2および図3に示すように、上下一対のハー
フケースを2組、合計で4個同時に成形する、いわゆる
4個取りのものであって、上ケースおよび下ケース5の
裏面形状に対応する彫刻面10,11を有する可動型1
(図2)と、両ケースの表面形状に対応する彫刻面2
0,21を有する固定型2(図3)とを備えている。
【0014】そして両型1,2を合わせ面で合わせる
と、図4に一部を拡大して示すように、下ケース5の裏
面に対応する可動型1の彫刻面11と、下ケース5の表
面に対応する固定型2の彫刻面21とで、下ケースの形
状に対応したキャビティーCが形成される。下ケース5
の裏面形状に対応する可動型1の彫刻面11は、図1、
図2および図4にみるように、ディスク体収納用凹部5
2に対応する凸部11a、窓53に対応し、固定型2の
彫刻面21に当接する凸部11b、外枠58aに対応す
る段部11c、リブ58bに対応する溝11d、肉厚部
54に対応する段部11e、長孔55aに対応し、固定
型2の彫刻面21のうち溝55に対応する凸部21cに
当接する凸部11f、磁気記憶用ディスク体回転用の円
孔52aに対応し、固定型2の彫刻面21に当接する凸
部11g、固定型2の彫刻面21のうち孔57aに対応
する凸部21dが当接される仕上げ面11h、孔57b
に対応し、固定型2の彫刻面21に当接する凸部11i
などで構成されている。
と、図4に一部を拡大して示すように、下ケース5の裏
面に対応する可動型1の彫刻面11と、下ケース5の表
面に対応する固定型2の彫刻面21とで、下ケースの形
状に対応したキャビティーCが形成される。下ケース5
の裏面形状に対応する可動型1の彫刻面11は、図1、
図2および図4にみるように、ディスク体収納用凹部5
2に対応する凸部11a、窓53に対応し、固定型2の
彫刻面21に当接する凸部11b、外枠58aに対応す
る段部11c、リブ58bに対応する溝11d、肉厚部
54に対応する段部11e、長孔55aに対応し、固定
型2の彫刻面21のうち溝55に対応する凸部21cに
当接する凸部11f、磁気記憶用ディスク体回転用の円
孔52aに対応し、固定型2の彫刻面21に当接する凸
部11g、固定型2の彫刻面21のうち孔57aに対応
する凸部21dが当接される仕上げ面11h、孔57b
に対応し、固定型2の彫刻面21に当接する凸部11i
などで構成されている。
【0015】また彫刻面11の複数箇所には、成形品で
ある下ケース5を可動型1から突き出すための突出ピン
pが、その先端面を彫刻面11と面一にした状態で組み
込まれており、ディスク体収納用凹部52に対応する凸
部11a上で、かつ円孔52aに対応する凸部11gを
挟んで、窓53に対応する凸部11bと反対側の位置に
はガスベントvが、凸部11aと面一になるように組み
込まれている。
ある下ケース5を可動型1から突き出すための突出ピン
pが、その先端面を彫刻面11と面一にした状態で組み
込まれており、ディスク体収納用凹部52に対応する凸
部11a上で、かつ円孔52aに対応する凸部11gを
挟んで、窓53に対応する凸部11bと反対側の位置に
はガスベントvが、凸部11aと面一になるように組み
込まれている。
【0016】さらに上記彫刻面11の、肉厚部54に対
応する段部11eの範囲内で、かつ固定型2の彫刻面2
1に2個所設けられたゲートg1,g2(図1中に二点
鎖線で示す)のうち上側のゲートg1と、長孔55aに
対応する凸部11fとの間の位置には、突起Tとしての
ピンが、彫刻面11から先端を高さhだけ突出させた状
態(図4参照)で組み込まれている。
応する段部11eの範囲内で、かつ固定型2の彫刻面2
1に2個所設けられたゲートg1,g2(図1中に二点
鎖線で示す)のうち上側のゲートg1と、長孔55aに
対応する凸部11fとの間の位置には、突起Tとしての
ピンが、彫刻面11から先端を高さhだけ突出させた状
態(図4参照)で組み込まれている。
【0017】一方、下ケース5の表面形状に対応する固
定型2の彫刻面21は、図4にみるように下ケース5の
厚み分の凹部からなり、その底面に、図3にみるよう
に、シャッターエリア51、ラベルエリア56に対応す
る凸部21a,21b、溝55に対応する凸部21c、
孔57aに対応する凸部21dなどが形成されて構成さ
れている。
定型2の彫刻面21は、図4にみるように下ケース5の
厚み分の凹部からなり、その底面に、図3にみるよう
に、シャッターエリア51、ラベルエリア56に対応す
る凸部21a,21b、溝55に対応する凸部21c、
孔57aに対応する凸部21dなどが形成されて構成さ
れている。
【0018】なお図3中符号21e,21f,21gは
それぞれ、凸部11b,11g,11hが当接する仕上
げ面を示している。また上記シャッターエリア51に対
応する凸部21aには、仕上げ面21eを挟む位置に、
2個所のゲートg1,g2が設けられている。上記可動
型1および固定型2を備えた、本実施例のフロッピーデ
ィスク用ハーフケースの成形用金型を用いて下ケース5
を成形すると、2個所のゲートg1,g2から注入され
た溶融樹脂が、従来同様にキャビティーC内に充填され
る。
それぞれ、凸部11b,11g,11hが当接する仕上
げ面を示している。また上記シャッターエリア51に対
応する凸部21aには、仕上げ面21eを挟む位置に、
2個所のゲートg1,g2が設けられている。上記可動
型1および固定型2を備えた、本実施例のフロッピーデ
ィスク用ハーフケースの成形用金型を用いて下ケース5
を成形すると、2個所のゲートg1,g2から注入され
た溶融樹脂が、従来同様にキャビティーC内に充填され
る。
【0019】その際、図5(a) 、図6(a) において右側
のゲート痕51bに対応するゲートg2から長孔55a
の方向に向かう樹脂流は何の規制も受けないが、左側の
ゲート痕51aに対応するゲートg1から長孔55aの
方向に向かう樹脂流は、キャビティー内に突出させた前
記突起T(図中二点鎖線で示す)によって直接的な規制
を受けるので、左右の樹脂流の合流位置を示す成形品の
ウエルドラインWLの位置は従来よりも左方向に大きく
移動し、図中二点鎖線で示すように、長孔55aの両側
の幅狭部54a,54bのうち、窓53と長孔55aと
の間の幅狭部54bにかからなくなる。
のゲート痕51bに対応するゲートg2から長孔55a
の方向に向かう樹脂流は何の規制も受けないが、左側の
ゲート痕51aに対応するゲートg1から長孔55aの
方向に向かう樹脂流は、キャビティー内に突出させた前
記突起T(図中二点鎖線で示す)によって直接的な規制
を受けるので、左右の樹脂流の合流位置を示す成形品の
ウエルドラインWLの位置は従来よりも左方向に大きく
移動し、図中二点鎖線で示すように、長孔55aの両側
の幅狭部54a,54bのうち、窓53と長孔55aと
の間の幅狭部54bにかからなくなる。
【0020】このため成形品は、幅狭部54aに依然と
してウエルドラインWLがかかっているものの、長孔の
両側の幅狭部にウエルドラインがかかる図7の従来品に
比べて、その強度が格段に向上する。とくに窓53から
下ケース5の外縁に達する割れが生じるおそれがないの
で、上記従来品とは違い、十分実用に耐え得るものとな
る。
してウエルドラインWLがかかっているものの、長孔の
両側の幅狭部にウエルドラインがかかる図7の従来品に
比べて、その強度が格段に向上する。とくに窓53から
下ケース5の外縁に達する割れが生じるおそれがないの
で、上記従来品とは違い、十分実用に耐え得るものとな
る。
【0021】成形品である下ケース5の裏面には、図5
(b) 、図6(b) に実線で示すように突起Tの痕が凹部5
4cとなって残るが、この凹部54cは、フロッピーデ
ィスクを組み立てた際には内部に隠れるため、外観上問
題とはならない。ウエルドラインWLの移動量は、突起
Tの突出高さh、または突起Tの断面積を変えることで
調整できる。実施例の場合、突起Tは可動型1と一体で
なく、可動型1から容易に取り外せるピンで構成されて
いるので、たとえば長さの違うピンと交換するだけで、
突起Tの突出高さhを変えることができる。また突出高
さは同じで、突出部分の断面積が違うピンと交換すれ
ば、突起Tの断面積を変えることもできる。したがって
本実施例によれば、ウエルドラインWLの移動量を比較
的容易に調整できるという利点がある。
(b) 、図6(b) に実線で示すように突起Tの痕が凹部5
4cとなって残るが、この凹部54cは、フロッピーデ
ィスクを組み立てた際には内部に隠れるため、外観上問
題とはならない。ウエルドラインWLの移動量は、突起
Tの突出高さh、または突起Tの断面積を変えることで
調整できる。実施例の場合、突起Tは可動型1と一体で
なく、可動型1から容易に取り外せるピンで構成されて
いるので、たとえば長さの違うピンと交換するだけで、
突起Tの突出高さhを変えることができる。また突出高
さは同じで、突出部分の断面積が違うピンと交換すれ
ば、突起Tの断面積を変えることもできる。したがって
本実施例によれば、ウエルドラインWLの移動量を比較
的容易に調整できるという利点がある。
【0022】なおこれまでの説明と反対に、突起Tを、
図6(a) 中に破線で示すように、右側のゲート痕51b
に対応するゲートg2側に設けると、ウエルドラインW
Lは、同図中に短い破線で示すように右方向にずれて、
長孔55aの両側の幅狭部54a,54bにかからなく
なるので、同様の作用効果が期待される。但し樹脂の流
れる性質を考慮すると、突起Tは、ゲートg2側に設け
るより、ゲートg1側に設けた方が、ウエルドラインW
Lをずらす効果が大きいことが予想される。つまり図6
(b) にみるようにゲートg1側に突起Tを設けた場合に
は、突起Tによって規制された樹脂流が、肉厚部54と
つながった厚肉の外枠58aへ逃げるため、長孔55a
の方へ向かう樹脂流を効率よく止めることができるが、
ゲートg2側に突起Tを設けた場合には、外枠58aの
ような樹脂流の逃げ場がないため、長孔55aの方へ向
かう樹脂流の速度こそ遅くできるが、その流れを止める
効果は、先の場合よりやや低くなるのである。
図6(a) 中に破線で示すように、右側のゲート痕51b
に対応するゲートg2側に設けると、ウエルドラインW
Lは、同図中に短い破線で示すように右方向にずれて、
長孔55aの両側の幅狭部54a,54bにかからなく
なるので、同様の作用効果が期待される。但し樹脂の流
れる性質を考慮すると、突起Tは、ゲートg2側に設け
るより、ゲートg1側に設けた方が、ウエルドラインW
Lをずらす効果が大きいことが予想される。つまり図6
(b) にみるようにゲートg1側に突起Tを設けた場合に
は、突起Tによって規制された樹脂流が、肉厚部54と
つながった厚肉の外枠58aへ逃げるため、長孔55a
の方へ向かう樹脂流を効率よく止めることができるが、
ゲートg2側に突起Tを設けた場合には、外枠58aの
ような樹脂流の逃げ場がないため、長孔55aの方へ向
かう樹脂流の速度こそ遅くできるが、その流れを止める
効果は、先の場合よりやや低くなるのである。
【0023】本発明の実施例の説明は以上のとおりであ
るが、本発明は上記の実施例に限定されるものではな
い。たとえば上記の実施例では、突起Tが彫刻面から先
端を突出させた状態で金型に組み込まれたピンであった
が、突起はピンでなくてもよく、たとえば金型の彫刻面
に直接に、突起を形成することもできる。
るが、本発明は上記の実施例に限定されるものではな
い。たとえば上記の実施例では、突起Tが彫刻面から先
端を突出させた状態で金型に組み込まれたピンであった
が、突起はピンでなくてもよく、たとえば金型の彫刻面
に直接に、突起を形成することもできる。
【0024】実施例は4個取りの場合を示していたが、
本発明のフロッピーディスク用ハーフケースの成形用金
型は4個取りには限定されない。たとえば2個取り、6
個取り、8個取り等の、4個取り以外の多数個取りの金
型に、本発明のフロッピーディスク用ハーフケースの成
形用金型の構成を適用できることは、いうまでもない。
また本発明の構成は、下ケースを1個だけ成形する1個
取りの金型に適用することも、もちろん可能である。
本発明のフロッピーディスク用ハーフケースの成形用金
型は4個取りには限定されない。たとえば2個取り、6
個取り、8個取り等の、4個取り以外の多数個取りの金
型に、本発明のフロッピーディスク用ハーフケースの成
形用金型の構成を適用できることは、いうまでもない。
また本発明の構成は、下ケースを1個だけ成形する1個
取りの金型に適用することも、もちろん可能である。
【0025】その他、本発明の要旨を変更しない範囲
で、種々の設計変更を施すことができる。
で、種々の設計変更を施すことができる。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のフロッピー
ディスク用ハーフケースの成形用金型においては、左右
2個所のゲートからキャビティー内に注入され、当該キ
ャビティー内を流れる2つの樹脂流のうち一方の流量
を、その流路に相当する箇所に突設した突起により規制
することで、左右の樹脂流の合流位置を示す成形品のウ
エルドラインを、従来より簡単に、より大きくずらすこ
とが可能となる。
ディスク用ハーフケースの成形用金型においては、左右
2個所のゲートからキャビティー内に注入され、当該キ
ャビティー内を流れる2つの樹脂流のうち一方の流量
を、その流路に相当する箇所に突設した突起により規制
することで、左右の樹脂流の合流位置を示す成形品のウ
エルドラインを、従来より簡単に、より大きくずらすこ
とが可能となる。
【0027】したがって本発明の成形用金型によれば、
上記ウエルドラインの位置を、成形品としての下ケース
の幅狭部からずらしてその強度を向上させることがで
き、とくに窓から外縁に達する割れが生じるおそれのな
い、十分実用に耐え得る下ケースを成形することができ
る。
上記ウエルドラインの位置を、成形品としての下ケース
の幅狭部からずらしてその強度を向上させることがで
き、とくに窓から外縁に達する割れが生じるおそれのな
い、十分実用に耐え得る下ケースを成形することができ
る。
【図1】本発明のフロッピーディスク用ハーフケースの
成形用金型の一実施例のうち、可動型の彫刻面の一部を
拡大して示す正面図である。
成形用金型の一実施例のうち、可動型の彫刻面の一部を
拡大して示す正面図である。
【図2】上記実施例の成形用金型の、可動型の彫刻面全
体を示す正面図である。
体を示す正面図である。
【図3】上記実施例の成形用金型の、固定型の彫刻面全
体を示す正面図である。
体を示す正面図である。
【図4】上記可動型と固定型の彫刻面同士を合わせて形
成される、キャビティーの部分拡大断面図である。
成される、キャビティーの部分拡大断面図である。
【図5】上記実施例の成形用金型で成形された下ケース
を示す図であって、同図(a)は正面図、同図(b)は背面図
である。
を示す図であって、同図(a)は正面図、同図(b)は背面図
である。
【図6】上記下ケースの要部を拡大した図であって、同
図(a)は正面図、同図(b)は背面図である。
図(a)は正面図、同図(b)は背面図である。
【図7】従来の成形用金型で成形された下ケースを示す
図であって、同図(a)は正面図、同図(b)は背面図であ
る。
図であって、同図(a)は正面図、同図(b)は背面図であ
る。
【図8】上記下ケースの要部を拡大した図であって、同
図(a)は正面図、同図(b)は背面図である。
図(a)は正面図、同図(b)は背面図である。
T 突起 1 可動型(金型) 11 彫刻面 54 肉厚部 55a 長孔 g1 ゲート g2 ゲート
Claims (2)
- 【請求項1】磁気記憶用ディスク体収納のための上下一
対のハーフケースのうち、表面にシャッターエリアの凹
部、裏面中央に磁気記憶用ディスク体収納用の凹部を有
し、上記シャッターエリア内でかつディスク体収納用凹
部の範囲内に磁気ヘッド導入用の窓、窓とこの窓に最も
近い下ケース外縁との間、シャッターエリア内でかつデ
ィスク体収納用凹部の範囲外の肉厚部の表面側に、下ケ
ース外縁と並行に、シャッターガイド用の溝、当該溝内
でかつ窓に近接した位置に長孔をそれぞれ有する形状の
下ケースを成形するためのキャビティーを少なくとも備
えるとともに、少なくとも、上記シャッターエリアに対
応する下ケース表面側の金型の彫刻面のうち窓を挟む2
個所に、キャビティー内へ溶融樹脂を注入するためのゲ
ートを設けた成形用金型において、上記2個所のうちい
ずれか一方のゲートとシャッターガイド用溝内の長孔と
の間で、かつ肉厚部の範囲内に対応する下ケース裏面側
の金型の彫刻面に、溶融樹脂の流れを規制する突起を設
けたことを特徴とするフロッピーディスク用ハーフケー
スの成形用金型。 - 【請求項2】突起が、彫刻面から先端を突出させた状態
で金型に組み込まれたピンにより構成されている請求項
1記載のフロッピーディスク用ハーフケースの成形用金
型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11604393A JPH06328521A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | フロッピーディスク用ハーフケースの成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11604393A JPH06328521A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | フロッピーディスク用ハーフケースの成形用金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06328521A true JPH06328521A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14677306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11604393A Pending JPH06328521A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | フロッピーディスク用ハーフケースの成形用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06328521A (ja) |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP11604393A patent/JPH06328521A/ja active Pending
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