JPH06329166A - 飲料容器王冠の露出鉄面の防錆方法 - Google Patents
飲料容器王冠の露出鉄面の防錆方法Info
- Publication number
- JPH06329166A JPH06329166A JP11272493A JP11272493A JPH06329166A JP H06329166 A JPH06329166 A JP H06329166A JP 11272493 A JP11272493 A JP 11272493A JP 11272493 A JP11272493 A JP 11272493A JP H06329166 A JPH06329166 A JP H06329166A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 飲料容器の王冠の露出鉄面を食品衛生面から
も安全にしかも極めて優れた防錆効果を奏する処理法を
提供する。 【構成】 飲料容器の王冠の露出鉄面を食品添加物の乳
化剤として使用されるグリセリン脂肪酸モノエステルと
調味料として使用される飽和ジカルボン酸との反応によ
って得られるオリゴエステル又はポリエステルを含有す
る高純度無臭性パラフィン系又はイソパラフィン系溶剤
溶液で王冠の露出鉄面を処理する。
も安全にしかも極めて優れた防錆効果を奏する処理法を
提供する。 【構成】 飲料容器の王冠の露出鉄面を食品添加物の乳
化剤として使用されるグリセリン脂肪酸モノエステルと
調味料として使用される飽和ジカルボン酸との反応によ
って得られるオリゴエステル又はポリエステルを含有す
る高純度無臭性パラフィン系又はイソパラフィン系溶剤
溶液で王冠の露出鉄面を処理する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は飲料容器の塗装印刷され
たブリキあるいはテイン・フリースチールシート等の王
冠を打ち抜き成型するときに生ずる王冠端面の露出鉄
面、あるいは王冠を飲料容器に打栓する際に締め付け治
具によって生ずる王冠の打栓疵部の露出鉄面等の飲料容
器王冠の露出鉄面を人体に無害な処理剤で処理する方法
に関する。
たブリキあるいはテイン・フリースチールシート等の王
冠を打ち抜き成型するときに生ずる王冠端面の露出鉄
面、あるいは王冠を飲料容器に打栓する際に締め付け治
具によって生ずる王冠の打栓疵部の露出鉄面等の飲料容
器王冠の露出鉄面を人体に無害な処理剤で処理する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、王冠の露出鉄面の防錆法としては
リン酸塩と気化性防錆剤によって王冠を処理する方法
(特開昭48-626号公報)、亜鉛粉末又はアルミ粉末を含
有した樹脂被膜によって王冠を処理する方法(特開昭55
-55947号公報、特開昭58-134867号公報)、脱酸素剤に
よって王冠を処理する方法(特開昭60-131981号公報)
更にワックス、ワセリン又はパラフィン等の油性剤によ
り王冠を処理する方法(特開昭51-90682号公報)等が開
示されている。
リン酸塩と気化性防錆剤によって王冠を処理する方法
(特開昭48-626号公報)、亜鉛粉末又はアルミ粉末を含
有した樹脂被膜によって王冠を処理する方法(特開昭55
-55947号公報、特開昭58-134867号公報)、脱酸素剤に
よって王冠を処理する方法(特開昭60-131981号公報)
更にワックス、ワセリン又はパラフィン等の油性剤によ
り王冠を処理する方法(特開昭51-90682号公報)等が開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、ビール、清涼飲
料等の容器用王冠の平面部には印刷が施されているので
錆が発生することはないが、塗料印刷したテイン・フリ
ースチールシートあるいはブリキシートから王冠を打ち
抜き成型加工するので、王冠の端面は鉄面が露出した状
態になっている。そして王冠を飲料容器に打栓したとき
に締め付け金具と王冠表面塗膜との摩擦によって、部分
的に塗膜剥離を生ずることがある。このように王冠端面
及び締め付け金具との接触部に露出した鉄面は、梅雨季
の高温多湿あるいは冬季の結露を生ずる気象条件におい
ては錆が発生しやすくなる。また夏季にはビール、サイ
ダー、ジュースや酒類等の飲料瓶をクーラーボックスに
直接入れて冷すことがあるので、このような場合王冠の
露出鉄面に水が直接付着して錆の発生を促進させること
となり、錆びた王冠は飲料商品のイメージを著しく低下
させ商品価値に影響を及ぼす。しかし、飲料容器の王冠
の上記部位を防錆処理する際、従来の防錆剤を用いて処
理すると食品衛生面から人体に対する安全性に問題があ
った。特に王冠の成型加工後の端面露出鉄に塗布した防
錆剤が王冠同志の擦れによって生じた粉末が王冠のパッ
キン面に付着し、それが飲料物中に混入する恐れがあ
る。また、抜き取られた王冠を誤って乳幼児が口に入れ
て防錆剤が唾液により溶かされて飲下される恐れもあ
る。従って、飲料容器王冠の露出鉄面に用いる防錆剤は
人体に対する安全性の高いものが要望されている。しか
し、現在この要望に適合した防錆剤はなかった。
料等の容器用王冠の平面部には印刷が施されているので
錆が発生することはないが、塗料印刷したテイン・フリ
ースチールシートあるいはブリキシートから王冠を打ち
抜き成型加工するので、王冠の端面は鉄面が露出した状
態になっている。そして王冠を飲料容器に打栓したとき
に締め付け金具と王冠表面塗膜との摩擦によって、部分
的に塗膜剥離を生ずることがある。このように王冠端面
及び締め付け金具との接触部に露出した鉄面は、梅雨季
の高温多湿あるいは冬季の結露を生ずる気象条件におい
ては錆が発生しやすくなる。また夏季にはビール、サイ
ダー、ジュースや酒類等の飲料瓶をクーラーボックスに
直接入れて冷すことがあるので、このような場合王冠の
露出鉄面に水が直接付着して錆の発生を促進させること
となり、錆びた王冠は飲料商品のイメージを著しく低下
させ商品価値に影響を及ぼす。しかし、飲料容器の王冠
の上記部位を防錆処理する際、従来の防錆剤を用いて処
理すると食品衛生面から人体に対する安全性に問題があ
った。特に王冠の成型加工後の端面露出鉄に塗布した防
錆剤が王冠同志の擦れによって生じた粉末が王冠のパッ
キン面に付着し、それが飲料物中に混入する恐れがあ
る。また、抜き取られた王冠を誤って乳幼児が口に入れ
て防錆剤が唾液により溶かされて飲下される恐れもあ
る。従って、飲料容器王冠の露出鉄面に用いる防錆剤は
人体に対する安全性の高いものが要望されている。しか
し、現在この要望に適合した防錆剤はなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記の課題
を解決する目的で鋭意研究の結果、現在食品添加物の乳
化剤として使用されているグリセリン脂肪酸モノエステ
ルと調味料として使用されているコハク酸との反応によ
って得られるオリゴエステルまたはポリエステルが防錆
性に優れることを見出し、これを高純度無臭性パラフィ
ン系又はイソパラフィン系溶剤に溶解した液を、王冠を
打ち抜き成型する際あるいは王冠を打栓する際に生ずる
露出鉄面に塗布すると容易に錆を防止することが出来る
ことを発見し本発明を完成した。
を解決する目的で鋭意研究の結果、現在食品添加物の乳
化剤として使用されているグリセリン脂肪酸モノエステ
ルと調味料として使用されているコハク酸との反応によ
って得られるオリゴエステルまたはポリエステルが防錆
性に優れることを見出し、これを高純度無臭性パラフィ
ン系又はイソパラフィン系溶剤に溶解した液を、王冠を
打ち抜き成型する際あるいは王冠を打栓する際に生ずる
露出鉄面に塗布すると容易に錆を防止することが出来る
ことを発見し本発明を完成した。
【0005】本発明は飲料容器王冠の露出鉄面を食品添
加物で乳化剤として使用されているグリセリン脂肪酸モ
ノエステルと調味料として使用されている飽和ジカルボ
ン酸との反応によって得られるオリゴ又はポリエステル
を含有する高純度無臭性パラフィン系又はイソパラフィ
ン系溶剤溶液で処理することを特徴とする人体に安全性
の高い防錆処理方法である。
加物で乳化剤として使用されているグリセリン脂肪酸モ
ノエステルと調味料として使用されている飽和ジカルボ
ン酸との反応によって得られるオリゴ又はポリエステル
を含有する高純度無臭性パラフィン系又はイソパラフィ
ン系溶剤溶液で処理することを特徴とする人体に安全性
の高い防錆処理方法である。
【0006】本発明の方法の処理対象はビール、清涼飲
料等の容器に用いられる一般に平面部には印刷が施され
たテイン・フリースチールシート、ブリキシート等から
打ち抜き成型加工された王冠である。従って、打ち抜き
成型加工により王冠の端面は鉄面が露出している。ま
た、この王冠を飲料容器に打栓したとき、締め付け金具
と王冠表面塗膜との摩擦によって塗膜が剥離し鉄面が露
出する等により王冠の鉄露出部分である。
料等の容器に用いられる一般に平面部には印刷が施され
たテイン・フリースチールシート、ブリキシート等から
打ち抜き成型加工された王冠である。従って、打ち抜き
成型加工により王冠の端面は鉄面が露出している。ま
た、この王冠を飲料容器に打栓したとき、締め付け金具
と王冠表面塗膜との摩擦によって塗膜が剥離し鉄面が露
出する等により王冠の鉄露出部分である。
【0007】本発明の処理方法に使用される防錆組成物
は、食品添加物で乳化剤として使用されている、グリセ
リン脂肪酸モノエステルと調味料として使用されている
飽和ジカルボン酸とのオリゴ又はポリエステルである。
グリセリン脂肪酸モノエステルとしては、オレイン酸モ
ノグリセリド、パルミチン酸モノグリセリド、ステアリ
ン酸モノグリセリド等が挙げられる。また、調味料とし
て用いられる飽和ジカルボン酸としては、コハク酸又は
その無水物が挙げられる。そして、このグリセリン脂肪
酸モノエステルとジカルボン酸と反応させる場合は、グ
リセリン脂肪酸モノエステルは同一の脂肪酸のグリセリ
ンエステルであっても、異なる脂肪酸のグリセリンエス
テルであってもよい。また、ジカルボン酸との反応によ
り合成されるジエステルはオリゴエステルでもポリエス
テルでもよい。この防錆性化合物を高純度無臭性パラフ
ィン系又はイソパラフィン系溶剤に溶解して本発明に使
用する防錆組成物とする。この場合上記グリセリン脂肪
酸モノエステルとジカルボン酸との反応によって得られ
るジエステル化合物の1種又は2種以上を含有させる。
そして、高精製した純度の高い無臭性パラフィン系又は
イソパラフィン系溶剤に含有させる上記エステル化合物
は1〜30重量%、好適には2〜20重量%である。
は、食品添加物で乳化剤として使用されている、グリセ
リン脂肪酸モノエステルと調味料として使用されている
飽和ジカルボン酸とのオリゴ又はポリエステルである。
グリセリン脂肪酸モノエステルとしては、オレイン酸モ
ノグリセリド、パルミチン酸モノグリセリド、ステアリ
ン酸モノグリセリド等が挙げられる。また、調味料とし
て用いられる飽和ジカルボン酸としては、コハク酸又は
その無水物が挙げられる。そして、このグリセリン脂肪
酸モノエステルとジカルボン酸と反応させる場合は、グ
リセリン脂肪酸モノエステルは同一の脂肪酸のグリセリ
ンエステルであっても、異なる脂肪酸のグリセリンエス
テルであってもよい。また、ジカルボン酸との反応によ
り合成されるジエステルはオリゴエステルでもポリエス
テルでもよい。この防錆性化合物を高純度無臭性パラフ
ィン系又はイソパラフィン系溶剤に溶解して本発明に使
用する防錆組成物とする。この場合上記グリセリン脂肪
酸モノエステルとジカルボン酸との反応によって得られ
るジエステル化合物の1種又は2種以上を含有させる。
そして、高精製した純度の高い無臭性パラフィン系又は
イソパラフィン系溶剤に含有させる上記エステル化合物
は1〜30重量%、好適には2〜20重量%である。
【0008】なお、飲料容器王冠の露出鉄面の防錆処理
のように、人体に対する安全性が特に要求されない通常
の鋼板防錆に使用する場合の防錆剤組成物としては、脂
肪酸モノグリセリドとの反応に供される二塩基酸にアジ
ピン酸あるいはアゼライン酸等を用いて得られたエステ
ルの1種または2種以上を含有したミネラルスピリット
溶液組成物を使用することができる。
のように、人体に対する安全性が特に要求されない通常
の鋼板防錆に使用する場合の防錆剤組成物としては、脂
肪酸モノグリセリドとの反応に供される二塩基酸にアジ
ピン酸あるいはアゼライン酸等を用いて得られたエステ
ルの1種または2種以上を含有したミネラルスピリット
溶液組成物を使用することができる。
【0009】以上のようにして調製された人体に無害な
防錆組成物を飲料用王冠の露出鉄面に適用して防錆処理
する方法は、防錆組成物を繊維等に含浸させ、王冠を適
応する適宜の工程で鉄露出面に塗布、又は王冠の鉄露出
部を防錆組成物液に浸漬して塗布、又は噴霧塗布等適宜
の処理手段を採用することができる。
防錆組成物を飲料用王冠の露出鉄面に適用して防錆処理
する方法は、防錆組成物を繊維等に含浸させ、王冠を適
応する適宜の工程で鉄露出面に塗布、又は王冠の鉄露出
部を防錆組成物液に浸漬して塗布、又は噴霧塗布等適宜
の処理手段を採用することができる。
【0010】本発明に使用する脂肪酸モノグリセリドと
ジカルボン酸との反応によって得られるジエステルは常
法によって製造する。例えば、ステアリン酸モノグリセ
リド272重量部(1モル)、オレイン酸モノグリセリド7
96重量部(3モル)、無水コハク酸228重量部(3モ
ル)を撹拌棒、温度計、窒素吹き込み管、還流管付き懸
垂管を取付けた2リットル四つ口フラスコに入れ、還流
溶剤としてキシレンを65重量部、触媒として苛性ソーダ
1重量部を加え、200〜220℃で6時間加熱撹拌した。冷
却後120℃減圧下でキシレンを除去し、活性白土で吸着
処理し、酸価0.5の目的とするエステルを得る。
ジカルボン酸との反応によって得られるジエステルは常
法によって製造する。例えば、ステアリン酸モノグリセ
リド272重量部(1モル)、オレイン酸モノグリセリド7
96重量部(3モル)、無水コハク酸228重量部(3モ
ル)を撹拌棒、温度計、窒素吹き込み管、還流管付き懸
垂管を取付けた2リットル四つ口フラスコに入れ、還流
溶剤としてキシレンを65重量部、触媒として苛性ソーダ
1重量部を加え、200〜220℃で6時間加熱撹拌した。冷
却後120℃減圧下でキシレンを除去し、活性白土で吸着
処理し、酸価0.5の目的とするエステルを得る。
【0011】実施例1 塗料印刷が施されているテイン・フリースチールシート
から打ち抜かれた王冠を、ベルトコンベヤーで連続して
移送し、この移送過程で下記表1で示される防錆組成物
の高純度無臭性パラフィン液(防錆処理液)を含浸させ
た布状ベルトを設置して、このベルトを回転させながら
成型した王冠端面の露出鉄面に塗布する。
から打ち抜かれた王冠を、ベルトコンベヤーで連続して
移送し、この移送過程で下記表1で示される防錆組成物
の高純度無臭性パラフィン液(防錆処理液)を含浸させ
た布状ベルトを設置して、このベルトを回転させながら
成型した王冠端面の露出鉄面に塗布する。
【0012】実施例2 飲料瓶に打栓したときの王冠端面の露出鉄面と打栓機に
よる印刷塗膜の剥離によって生ずる露出鉄面に対する錆
性を評価するために、飲料瓶には打栓せずに王冠を打栓
する瓶口径部と同じ太さの木棒を用いて打栓機で成型し
た王冠の露出鉄面をシャーレに5mm量の深さに満たした
下記表1で示される防錆処理液に浸漬した。
よる印刷塗膜の剥離によって生ずる露出鉄面に対する錆
性を評価するために、飲料瓶には打栓せずに王冠を打栓
する瓶口径部と同じ太さの木棒を用いて打栓機で成型し
た王冠の露出鉄面をシャーレに5mm量の深さに満たした
下記表1で示される防錆処理液に浸漬した。
【0013】
【表1】
【0014】試験例 前記実施例1及び2で処理した王冠の防錆性を恒温恒湿
器(60℃/RH95%)を用い入れ、その経時による王冠エ
ッジ部の錆の発生を観察し防錆効果を評価した、その結
果を表2に示す。
器(60℃/RH95%)を用い入れ、その経時による王冠エ
ッジ部の錆の発生を観察し防錆効果を評価した、その結
果を表2に示す。
【0015】
【表2】
【0016】以上の結果から明らかなとおり、本発明の
防錆処理方法により処理した王冠は著しく錆の発生を抑
制した。
防錆処理方法により処理した王冠は著しく錆の発生を抑
制した。
【0017】
【発明の効果】本発明の王冠の防錆処理法は食品衛生面
からも人に安全な成分の防錆処理組成物を用いしかも極
めて優れた防錆効果を有する方法である。
からも人に安全な成分の防錆処理組成物を用いしかも極
めて優れた防錆効果を有する方法である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】本発明の方法に使用される防錆組成物は、
食品添加物で乳化剤として使用されている、グリセリン
脂肪酸モノエステルと、調味料として使用されている飽
和ジカルボン酸とのオリゴエステル又はポリエステルで
ある。グリセリン脂肪酸モノエステルとしては、食用植
物油中の含有成分であるリグノセリン酸モノグリセリ
ド、エルシン酸モノグリセリド、ベヘニン酸モノグリセ
リド、リノール酸モノグリセリド、エイコセン酸モノグ
リセリド、リノレン酸モノグリセリド、オレイン酸モノ
グリセリド、ステアリン酸モノグリセリド、パルミチン
酸モノグリセリド、ミリスチン酸モノグリセリド、ラウ
リン酸モノグリセリド、カプリン酸モノグリセリド、カ
プリル酸モノグリセリド等が挙げられる。なお、具体的
な食用植物油としてはサフラワー油、トウモロコシ油、
大豆油、ひまわり油、綿実油、コメ油、オリーブ油その
他の食用油から得られる上記の脂肪酸を用いることがで
きる。調味料として用いられる飽和ジカルボン酸として
は、コハク酸又はその無水物が挙げられる。そして、こ
のグリセリン脂肪酸モノエステルとジカルボン酸と反応
させる場合は、グリセリン脂肪酸モノエステルは同一の
脂肪酸のグリセリンエステルであっても、異なる脂肪酸
のグリセリンエステルであってもよい。また、ジカルボ
ン酸との反応により合成されるジエステルはオリゴエス
テルでもポリエステルでもよいが、溶剤に対する溶解性
を考えるとオリゴエステルがより好ましい。この防錆性
を有する合成エステルを高純度無臭性パラフィン系又は
イソパラフィン系溶剤に溶解して、本発明に使用する防
錆組成物とする。この場合上記グリセリン脂肪酸モノエ
ステルとジカルボン酸との反応によって得られるジエス
テル化合物の1種又は2種以上を含有させる。そして、
高精製した純度の高い無臭性パラフィン系又はイソパラ
フィン系溶剤に含有させる上記エステル化合物は1〜30
重量%、好適には2〜20重量%である。
食品添加物で乳化剤として使用されている、グリセリン
脂肪酸モノエステルと、調味料として使用されている飽
和ジカルボン酸とのオリゴエステル又はポリエステルで
ある。グリセリン脂肪酸モノエステルとしては、食用植
物油中の含有成分であるリグノセリン酸モノグリセリ
ド、エルシン酸モノグリセリド、ベヘニン酸モノグリセ
リド、リノール酸モノグリセリド、エイコセン酸モノグ
リセリド、リノレン酸モノグリセリド、オレイン酸モノ
グリセリド、ステアリン酸モノグリセリド、パルミチン
酸モノグリセリド、ミリスチン酸モノグリセリド、ラウ
リン酸モノグリセリド、カプリン酸モノグリセリド、カ
プリル酸モノグリセリド等が挙げられる。なお、具体的
な食用植物油としてはサフラワー油、トウモロコシ油、
大豆油、ひまわり油、綿実油、コメ油、オリーブ油その
他の食用油から得られる上記の脂肪酸を用いることがで
きる。調味料として用いられる飽和ジカルボン酸として
は、コハク酸又はその無水物が挙げられる。そして、こ
のグリセリン脂肪酸モノエステルとジカルボン酸と反応
させる場合は、グリセリン脂肪酸モノエステルは同一の
脂肪酸のグリセリンエステルであっても、異なる脂肪酸
のグリセリンエステルであってもよい。また、ジカルボ
ン酸との反応により合成されるジエステルはオリゴエス
テルでもポリエステルでもよいが、溶剤に対する溶解性
を考えるとオリゴエステルがより好ましい。この防錆性
を有する合成エステルを高純度無臭性パラフィン系又は
イソパラフィン系溶剤に溶解して、本発明に使用する防
錆組成物とする。この場合上記グリセリン脂肪酸モノエ
ステルとジカルボン酸との反応によって得られるジエス
テル化合物の1種又は2種以上を含有させる。そして、
高精製した純度の高い無臭性パラフィン系又はイソパラ
フィン系溶剤に含有させる上記エステル化合物は1〜30
重量%、好適には2〜20重量%である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【表1】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】試験例 前記実施例1及び2で処理した王冠の防錆性の評価は、
恒温恒湿槽(60℃/RH95%)を用い、その経時による王
冠エッジ部に発生する錆を観察してその効果を確認し
た。その結果を表2に示す。
恒温恒湿槽(60℃/RH95%)を用い、その経時による王
冠エッジ部に発生する錆を観察してその効果を確認し
た。その結果を表2に示す。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷川 啓一 大阪府大阪市北区梅田1丁目2番2−1400 号 大同化学工業株式会社内 (72)発明者 遠藤 克昭 大阪府大阪市北区梅田1丁目2番2−1400 号 大同化学工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 飲料容器王冠の露出鉄面を食品添加物で
乳化剤として使用されているグリセリン脂肪酸モノエス
テルと調味料として使用されている飽和ジカルボン酸と
の反応によって得られるオリゴエステル又はポリエステ
ルを含有する高純度の無臭性パラフィン系又はイソパラ
フィン系溶剤溶液で防錆処理することを特徴とする飲料
容器王冠の露出鉄面の防錆方法。 - 【請求項2】 グリセリン脂肪酸モノエステルがオレイ
ン酸、パルミチン酸又はステアリン酸のグリセリンモノ
エステルである請求項1記載の防錆方法。 - 【請求項3】 飽和ジカルボン酸がコハク酸又はコハク
酸無水物である請求項1記載の防錆方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11272493A JPH06329166A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 飲料容器王冠の露出鉄面の防錆方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11272493A JPH06329166A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 飲料容器王冠の露出鉄面の防錆方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06329166A true JPH06329166A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14593952
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11272493A Pending JPH06329166A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 飲料容器王冠の露出鉄面の防錆方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06329166A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2790761A1 (fr) * | 1999-03-08 | 2000-09-15 | Agency Ind Science Techn | Copolyester aliphatique biodegradable et son procede d'obtention |
| WO2006043048A1 (en) * | 2004-10-18 | 2006-04-27 | Croda International Plc | Surfactant compounds |
| WO2015075443A1 (en) * | 2013-11-22 | 2015-05-28 | Croda International Plc | Agrochemical concentrates |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58215464A (ja) * | 1982-06-08 | 1983-12-14 | Kirin Brewery Co Ltd | 王冠栓 |
| JPS61134308A (ja) * | 1984-12-04 | 1986-06-21 | Nisshin Oil Mills Ltd:The | 化粧料 |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP11272493A patent/JPH06329166A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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