JPH06330143A - 含クロム溶鋼の減圧脱炭処理方法 - Google Patents
含クロム溶鋼の減圧脱炭処理方法Info
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- JPH06330143A JPH06330143A JP11625193A JP11625193A JPH06330143A JP H06330143 A JPH06330143 A JP H06330143A JP 11625193 A JP11625193 A JP 11625193A JP 11625193 A JP11625193 A JP 11625193A JP H06330143 A JPH06330143 A JP H06330143A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶鋼中の〔Cr〕酸化を抑え、かつ希釈用の
不活性ガスの使用量を抑えて、効率よく高速で脱炭を行
い、精錬コストの低減をはかる含クロム溶鋼の減圧脱炭
処理方法に関する。 【構成】 同一精錬容器内で大気圧下での脱炭処理後、
真空下での脱炭処理を行う含クロム溶鋼の精錬法におい
て、真空下での脱炭処理は[C]濃度0.7mass%
以下で開始し、真空度は300Torr以下として処理
し、さらに[C]濃度0.05mass%以上の領域に
おいては、溶鋼1トン当り0.1Nm3 /min以上の
二酸化炭素ガスを、酸素ガスまたは酸素ガスと不活性ガ
スの混合ガスまたは不活性ガスに混合して吹込むことを
特徴とする含クロム溶鋼の減圧脱炭処理方法。 【効果】 酸素ガス原単位、不活性ガス原単位が大幅に
低減し、また脱炭酸素効率が向上して還元用Si原単位
が低減するので、精錬コストの大幅な低減がはかれ、効
率的な脱炭が可能となる。
不活性ガスの使用量を抑えて、効率よく高速で脱炭を行
い、精錬コストの低減をはかる含クロム溶鋼の減圧脱炭
処理方法に関する。 【構成】 同一精錬容器内で大気圧下での脱炭処理後、
真空下での脱炭処理を行う含クロム溶鋼の精錬法におい
て、真空下での脱炭処理は[C]濃度0.7mass%
以下で開始し、真空度は300Torr以下として処理
し、さらに[C]濃度0.05mass%以上の領域に
おいては、溶鋼1トン当り0.1Nm3 /min以上の
二酸化炭素ガスを、酸素ガスまたは酸素ガスと不活性ガ
スの混合ガスまたは不活性ガスに混合して吹込むことを
特徴とする含クロム溶鋼の減圧脱炭処理方法。 【効果】 酸素ガス原単位、不活性ガス原単位が大幅に
低減し、また脱炭酸素効率が向上して還元用Si原単位
が低減するので、精錬コストの大幅な低減がはかれ、効
率的な脱炭が可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は含クロム溶鋼の脱炭精錬
において、溶鋼中の[Cr]酸化を抑え、かつ希釈用の
不活性ガスの使用量を抑えて、効率よく脱炭を行う含ク
ロム溶鋼の減圧脱炭処理方法に関する。
において、溶鋼中の[Cr]酸化を抑え、かつ希釈用の
不活性ガスの使用量を抑えて、効率よく脱炭を行う含ク
ロム溶鋼の減圧脱炭処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来ステンレス鋼のごとき11mass
%以上のクロムを含むような含クロム溶鋼の脱炭法とし
ては、浴面下より酸素ガスまたは酸素ガス(以下、単に
酸素という)と不活性ガスの混合ガスを吹込むAOD法
が広く用いられている。AOD法は脱炭が進行して溶鋼
中の[C]濃度が低下してくると[Cr]が酸化されや
すくなることから、[C]濃度の低下にともない吹込み
ガス中のArやN2 ガスのような不活性ガスの比率を高
く、酸素の比率を低くして、[Cr]の酸化を抑える方
法がとられている。しかし、低[C]濃度域では脱炭速
度が低下するために所望の[C]濃度に到達するのに長
時間を要し、かつ吹込みガス中の不活性ガスの比率を高
くするための不活性ガスの消費量が大幅に増大すること
から経済的にも不利になる。
%以上のクロムを含むような含クロム溶鋼の脱炭法とし
ては、浴面下より酸素ガスまたは酸素ガス(以下、単に
酸素という)と不活性ガスの混合ガスを吹込むAOD法
が広く用いられている。AOD法は脱炭が進行して溶鋼
中の[C]濃度が低下してくると[Cr]が酸化されや
すくなることから、[C]濃度の低下にともない吹込み
ガス中のArやN2 ガスのような不活性ガスの比率を高
く、酸素の比率を低くして、[Cr]の酸化を抑える方
法がとられている。しかし、低[C]濃度域では脱炭速
度が低下するために所望の[C]濃度に到達するのに長
時間を要し、かつ吹込みガス中の不活性ガスの比率を高
くするための不活性ガスの消費量が大幅に増大すること
から経済的にも不利になる。
【0003】このような低[C]濃度域における脱炭を
促進する方法として、真空精錬法の利用がなされるよう
になった。例えば、特公昭60−10087号公報に
は、高クロム・ステンレス鋼を0.03mass%以下
の低[C]濃度まで脱炭するために、大気圧下での酸素
による脱炭を[C]=0.2〜0.4mass%まで行
い、その後は非酸化性ガスによる攪拌は続けるが酸素吹
込みは停止し、鋼浴上の圧力を約10Torrまで連続
的に低下させボイリングを起こさせることによって所望
の脱炭を行う方法が記載されている。
促進する方法として、真空精錬法の利用がなされるよう
になった。例えば、特公昭60−10087号公報に
は、高クロム・ステンレス鋼を0.03mass%以下
の低[C]濃度まで脱炭するために、大気圧下での酸素
による脱炭を[C]=0.2〜0.4mass%まで行
い、その後は非酸化性ガスによる攪拌は続けるが酸素吹
込みは停止し、鋼浴上の圧力を約10Torrまで連続
的に低下させボイリングを起こさせることによって所望
の脱炭を行う方法が記載されている。
【0004】該方法は、比較的高[C]濃度より酸素の
供給を止めるために、[Cr]の酸化による損失は少な
くなるが、急激な真空精錬の適用により、COガスが大
量に発生し、爆発の危険を招く。これを回避するために
真空吸引をゆるやかにすれば危険はなくなるが、経過時
間が長くなって溶鋼温度が低下し、かつ反応が遅くな
る。また、圧力を10Torr以下の高真空にすれば、
溶鋼のスプラッシュが激しくなり、合金材料投入用ホッ
パーの閉塞などの問題が生じる。
供給を止めるために、[Cr]の酸化による損失は少な
くなるが、急激な真空精錬の適用により、COガスが大
量に発生し、爆発の危険を招く。これを回避するために
真空吸引をゆるやかにすれば危険はなくなるが、経過時
間が長くなって溶鋼温度が低下し、かつ反応が遅くな
る。また、圧力を10Torr以下の高真空にすれば、
溶鋼のスプラッシュが激しくなり、合金材料投入用ホッ
パーの閉塞などの問題が生じる。
【0005】これらの問題点を解決する方法として、特
開平3−68713号公報および特開平4−25450
9号公報記載の方法が提案されている。これらに記載さ
れている含クロム溶鋼の精錬方法は[C]濃度0.2〜
0.05mass%までは吹込みガスとして非酸化性ガ
スと酸素の混合ガスを使用し、[C]濃度がこの範囲内
に低下した後は、200〜15Torrに減圧し、かつ
吹込みガスとして非酸化性ガスのみを使用するものであ
る。該方法は、比較的低[C]濃度まで大気圧下で精錬
を行うために、[Cr]の酸化損失が大きくなる。また
真空下での脱炭は不活性ガスのみを用いることで[C
r]の酸化は抑えられるが、脱炭の酸素源は溶鋼中の
[O]あるいはスラグ中の酸素となり、酸素の供給速度
が遅くなるために脱炭速度の低下を招き、効率的な脱炭
精錬法とは言えない。
開平3−68713号公報および特開平4−25450
9号公報記載の方法が提案されている。これらに記載さ
れている含クロム溶鋼の精錬方法は[C]濃度0.2〜
0.05mass%までは吹込みガスとして非酸化性ガ
スと酸素の混合ガスを使用し、[C]濃度がこの範囲内
に低下した後は、200〜15Torrに減圧し、かつ
吹込みガスとして非酸化性ガスのみを使用するものであ
る。該方法は、比較的低[C]濃度まで大気圧下で精錬
を行うために、[Cr]の酸化損失が大きくなる。また
真空下での脱炭は不活性ガスのみを用いることで[C
r]の酸化は抑えられるが、脱炭の酸素源は溶鋼中の
[O]あるいはスラグ中の酸素となり、酸素の供給速度
が遅くなるために脱炭速度の低下を招き、効率的な脱炭
精錬法とは言えない。
【0006】また、前記の方法はいずれも攪拌用および
CO分圧の低下用に多量の高価な不活性ガスを使用する
ために、ガス・コストの増大を招く。これを回避する手
段として、二酸化炭素ガス(以下、単にCO2 という)
の利用が挙げられる。脱炭精錬にCO2 を使用する方法
としては、例えば、特開昭55−158208号公報に
は、酸素上吹き製鋼法において浴面下よりCO2 を吹込
み、溶鋼の攪拌を促進させて脱炭を促進させる方法が記
載されている。また特開昭57−32316号公報には
転炉において鋼浴下部の羽口より酸素とともにCO2 を
吹込み、CO2 の冷却効果を利用して羽口の溶損を防止
する方法が記載されている。これらの方法ではCO2 は
完全にCOとOに分解するとしており、CO2 の使用の
効果としては攪拌および冷却の効果だけを考えており、
十分な効果は得られていない。
CO分圧の低下用に多量の高価な不活性ガスを使用する
ために、ガス・コストの増大を招く。これを回避する手
段として、二酸化炭素ガス(以下、単にCO2 という)
の利用が挙げられる。脱炭精錬にCO2 を使用する方法
としては、例えば、特開昭55−158208号公報に
は、酸素上吹き製鋼法において浴面下よりCO2 を吹込
み、溶鋼の攪拌を促進させて脱炭を促進させる方法が記
載されている。また特開昭57−32316号公報には
転炉において鋼浴下部の羽口より酸素とともにCO2 を
吹込み、CO2 の冷却効果を利用して羽口の溶損を防止
する方法が記載されている。これらの方法ではCO2 は
完全にCOとOに分解するとしており、CO2 の使用の
効果としては攪拌および冷却の効果だけを考えており、
十分な効果は得られていない。
【0007】また、特開昭50−37611号公報には
CO2 は分解せず、COの希釈効果をもつためにArガ
スのような不活性ガスの代替として使用する方法が記載
されているが、この方法ではCO2 のCOとOへの分解
率が定量化されていないために、過剰な不活性ガスを使
用する結果となっており、十分な効果が得られていな
い。
CO2 は分解せず、COの希釈効果をもつためにArガ
スのような不活性ガスの代替として使用する方法が記載
されているが、この方法ではCO2 のCOとOへの分解
率が定量化されていないために、過剰な不活性ガスを使
用する結果となっており、十分な効果が得られていな
い。
【0008】さらに、これらの方法ではCO2 の使用は
大気圧下に限定されており、真空精錬での利用例は示さ
れていない。
大気圧下に限定されており、真空精錬での利用例は示さ
れていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はArガスのよ
うな不活性ガスを多量に使用する含クロム溶鋼の脱炭精
錬法において、真空精錬の適用およびCO2 の使用によ
り、溶鋼中の[Cr]酸化を抑え、かつ希釈用の不活性
ガスの使用量を抑えて、効率よく脱炭を行い、精錬コス
トを低減できる含クロム溶鋼の減圧脱炭処理方法を提供
することを目的とするものである。
うな不活性ガスを多量に使用する含クロム溶鋼の脱炭精
錬法において、真空精錬の適用およびCO2 の使用によ
り、溶鋼中の[Cr]酸化を抑え、かつ希釈用の不活性
ガスの使用量を抑えて、効率よく脱炭を行い、精錬コス
トを低減できる含クロム溶鋼の減圧脱炭処理方法を提供
することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を有
利に解決したものであり、その要旨とするところは同一
精錬容器内で大気圧下での脱炭処理後、真空下での脱炭
処理を行う含クロム溶鋼の精錬法において、真空下での
脱炭処理は[C]濃度0.7mass%以下で開始し、
真空度は300Torr以下として処理し、さらに
[C]濃度0.05mass%以上の領域においては、
溶鋼1トン当り0.1Nm3 /min以上の二酸化炭素
ガスを、酸素ガスまたは酸素ガスと不活性ガスの混合ガ
スまたは不活性ガスに混合して吹込むことを特徴とする
含クロム溶鋼の減圧脱炭処理方法にある。
利に解決したものであり、その要旨とするところは同一
精錬容器内で大気圧下での脱炭処理後、真空下での脱炭
処理を行う含クロム溶鋼の精錬法において、真空下での
脱炭処理は[C]濃度0.7mass%以下で開始し、
真空度は300Torr以下として処理し、さらに
[C]濃度0.05mass%以上の領域においては、
溶鋼1トン当り0.1Nm3 /min以上の二酸化炭素
ガスを、酸素ガスまたは酸素ガスと不活性ガスの混合ガ
スまたは不活性ガスに混合して吹込むことを特徴とする
含クロム溶鋼の減圧脱炭処理方法にある。
【0011】以下本発明について詳細に説明する。本発
明の含クロム溶鋼の脱炭精錬は[C]濃度が0.7ma
ss%以下の範囲において、図1に例示するような精錬
方法である。精錬容器(1)内で含クロム溶鋼(4)中
に底吹き羽口(2)を通して、酸素,CO2 ,および不
活性ガス等の精錬ガス(5)を吹込む。また、精錬容器
(1)は脱着可能な排気フード(3)を有しており、3
00Torr以下の減圧が可能である。
明の含クロム溶鋼の脱炭精錬は[C]濃度が0.7ma
ss%以下の範囲において、図1に例示するような精錬
方法である。精錬容器(1)内で含クロム溶鋼(4)中
に底吹き羽口(2)を通して、酸素,CO2 ,および不
活性ガス等の精錬ガス(5)を吹込む。また、精錬容器
(1)は脱着可能な排気フード(3)を有しており、3
00Torr以下の減圧が可能である。
【0012】本発明は含クロム溶鋼の減圧脱炭処理にお
いて、CO2 が一定流量以上ではCOとOに分解する比
率が一定となり、CO2 はCOの希釈ガスとしての作用
と酸素を供給する酸化性ガスとしての作用をもつことに
着目し、これらの作用を効率的に利用することを提案す
るものである。また、真空精錬は比較的高[C]濃度の
0.7mass%以下で真空度300Torr以下であ
れば、吹込みガスとしてCO2 を酸素ガスまたは酸素ガ
スと不活性ガスの混合ガスまたは不活性ガスに混合させ
て用いることで、溶鋼中[Cr]の酸化を抑え、脱炭速
度を高位に保つことが可能であることに着目したもので
ある。
いて、CO2 が一定流量以上ではCOとOに分解する比
率が一定となり、CO2 はCOの希釈ガスとしての作用
と酸素を供給する酸化性ガスとしての作用をもつことに
着目し、これらの作用を効率的に利用することを提案す
るものである。また、真空精錬は比較的高[C]濃度の
0.7mass%以下で真空度300Torr以下であ
れば、吹込みガスとしてCO2 を酸素ガスまたは酸素ガ
スと不活性ガスの混合ガスまたは不活性ガスに混合させ
て用いることで、溶鋼中[Cr]の酸化を抑え、脱炭速
度を高位に保つことが可能であることに着目したもので
ある。
【0013】図2にSUS304ステンレス鋼を処理し
た場合の大気圧下精錬における[C]濃度と脱炭酸素効
率の関係を示す。なお、脱炭酸素効率は吹込み酸素のう
ちで脱炭に使用された酸素の割合を示す。また吹錬前の
[Si]濃度は0.1mass%以下であり、吹込みガ
スとして酸素のみを用いた場合の結果である。図2より
[C]濃度0.7mass%以下で脱炭酸素効率が急激
に低下する。従って、[C]濃度0.7mass%以下
で真空精錬を適用すれば脱炭酸素効率の低下を防止する
ことが可能になることがわかる。
た場合の大気圧下精錬における[C]濃度と脱炭酸素効
率の関係を示す。なお、脱炭酸素効率は吹込み酸素のう
ちで脱炭に使用された酸素の割合を示す。また吹錬前の
[Si]濃度は0.1mass%以下であり、吹込みガ
スとして酸素のみを用いた場合の結果である。図2より
[C]濃度0.7mass%以下で脱炭酸素効率が急激
に低下する。従って、[C]濃度0.7mass%以下
で真空精錬を適用すれば脱炭酸素効率の低下を防止する
ことが可能になることがわかる。
【0014】図3にSUS304ステンレス鋼をO2 /
Arガス比率=1/1で処理した場合の[C]濃度=
0.5〜0.7mass%の範囲における真空度と脱炭
酸素効率の関係について示す。真空度300Torr以
下で脱炭酸素効率は高位に安定する。従って、真空精錬
で適用する真空度は300Torr以下が必要である。
なお、急激な真空度の上昇は溶鋼スプラッシュを大量に
発生するために、真空精錬では[C]濃度の低下にとも
ない、300Torrから徐々に低下させることが好ま
しい。
Arガス比率=1/1で処理した場合の[C]濃度=
0.5〜0.7mass%の範囲における真空度と脱炭
酸素効率の関係について示す。真空度300Torr以
下で脱炭酸素効率は高位に安定する。従って、真空精錬
で適用する真空度は300Torr以下が必要である。
なお、急激な真空度の上昇は溶鋼スプラッシュを大量に
発生するために、真空精錬では[C]濃度の低下にとも
ない、300Torrから徐々に低下させることが好ま
しい。
【0015】図4はSUS304ステンレス鋼の脱炭に
CO2 のみを用いた場合のCO2 の吹込み流量とCO2
分解率の関係を示す。CO2 の分解率は吹込んだ全CO
2 量に対するCOとOに分解したCO2 の量の比率であ
り、100よりこの値を引いた残りの値はCO2 がその
ままの状態で存在している量を示す。なお、図中の○印
は大気圧(760Torr)下の結果、△印は真空度約
200Torrでの結果である。図4よりCO2 の分解
率におよぼす真空度の影響は小さく、かつCO 2 吹込み
流量が0.1Nm3 /min・T以上ではCO2 の分解
率は約30%で安定する。つまり、この流量以上では吹
込んだCO2 の3割が酸化性ガスとして作用し、残りの
7割が不活性ガスとして作用する。本発明はこの関係を
用いて効率的な精錬法を提案するものである。
CO2 のみを用いた場合のCO2 の吹込み流量とCO2
分解率の関係を示す。CO2 の分解率は吹込んだ全CO
2 量に対するCOとOに分解したCO2 の量の比率であ
り、100よりこの値を引いた残りの値はCO2 がその
ままの状態で存在している量を示す。なお、図中の○印
は大気圧(760Torr)下の結果、△印は真空度約
200Torrでの結果である。図4よりCO2 の分解
率におよぼす真空度の影響は小さく、かつCO 2 吹込み
流量が0.1Nm3 /min・T以上ではCO2 の分解
率は約30%で安定する。つまり、この流量以上では吹
込んだCO2 の3割が酸化性ガスとして作用し、残りの
7割が不活性ガスとして作用する。本発明はこの関係を
用いて効率的な精錬法を提案するものである。
【0016】図5にSUS304ステンレス鋼の脱炭に
CO2 とArガスの混合ガスを用いた場合の真空度10
0〜200Torrにおける[C]濃度と溶鋼中の[C
r]の酸化指数を示す。なお、CO2 とArガスの混合
ガスとしてはCO2 /Ar比で1/0,1/1,1/4
の3種類のガスを用いた。また、[Cr]酸化指数はC
O2 /Ar比1/1の混合ガスを用いた場合の[C]濃
度0.1mass%における平均の[Cr]酸化量を
1.0として換算した値である。図5よりいずれの混合
ガスにおいても、[C]濃度0.05mass%未満で
[Cr]の酸化量が急激に増大する。従って、CO2 の
使用は[C]濃度0.05mass%以上に限定する必
要がある。
CO2 とArガスの混合ガスを用いた場合の真空度10
0〜200Torrにおける[C]濃度と溶鋼中の[C
r]の酸化指数を示す。なお、CO2 とArガスの混合
ガスとしてはCO2 /Ar比で1/0,1/1,1/4
の3種類のガスを用いた。また、[Cr]酸化指数はC
O2 /Ar比1/1の混合ガスを用いた場合の[C]濃
度0.1mass%における平均の[Cr]酸化量を
1.0として換算した値である。図5よりいずれの混合
ガスにおいても、[C]濃度0.05mass%未満で
[Cr]の酸化量が急激に増大する。従って、CO2 の
使用は[C]濃度0.05mass%以上に限定する必
要がある。
【0017】以上より、Arガスのような不活性ガスを
多量に使用する含クロム溶鋼の減圧脱炭処理方法におい
て、溶鋼中の[Cr]酸化を抑え、かつ希釈用の不活性
ガスの使用量を抑えて、効率よく高速で脱炭を行うため
には、[C]濃度0.7mass%以下で真空精錬を適
用し、真空度は300Torr以下減圧とし、[C]濃
度0.05mass%以上の領域で0.1Nm3 /mi
n・T以上のCO2 を酸素ガスまたは酸素ガスと不活性
ガスの混合ガスまたは不活性ガスに混合して吹込む必要
がある。
多量に使用する含クロム溶鋼の減圧脱炭処理方法におい
て、溶鋼中の[Cr]酸化を抑え、かつ希釈用の不活性
ガスの使用量を抑えて、効率よく高速で脱炭を行うため
には、[C]濃度0.7mass%以下で真空精錬を適
用し、真空度は300Torr以下減圧とし、[C]濃
度0.05mass%以上の領域で0.1Nm3 /mi
n・T以上のCO2 を酸素ガスまたは酸素ガスと不活性
ガスの混合ガスまたは不活性ガスに混合して吹込む必要
がある。
【0018】実操業においては、CO2 の約3割がCO
とOに分解することを考慮することで、任意にCO2 、
酸素および不活性ガスの三者の混合比率を設定すること
が可能である。また、真空精錬の条件と組み合わせるこ
とで種々の精錬操作が可能である。例えば、予定よりも
[Cr]の酸化量が大きく脱炭速度が遅い場合には真空
度を低下させるとともに、酸素の比率を下げ、CO2 お
よび不活性ガスの比率を上げることで[Cr]酸化を抑
えることが可能である。
とOに分解することを考慮することで、任意にCO2 、
酸素および不活性ガスの三者の混合比率を設定すること
が可能である。また、真空精錬の条件と組み合わせるこ
とで種々の精錬操作が可能である。例えば、予定よりも
[Cr]の酸化量が大きく脱炭速度が遅い場合には真空
度を低下させるとともに、酸素の比率を下げ、CO2 お
よび不活性ガスの比率を上げることで[Cr]酸化を抑
えることが可能である。
【0019】
【作用】CO2 を鋼浴中に吹込んだ場合、一部に式で
示されるような分解をせずにそのまま浮上するとの知見
が示されているが、一般には下記式で示されるように
COとOに分解されると考えられてきた。 CO2 (g)=CO2 (g) …… CO2 (g)=CO(g)+〔O〕 …… 本発明ではCO2 の分解におよぼす真空度の影響は小さ
く、かつ一定流量以上でCO2 を吹込んだ場合、式で
の反応が約7割、式での反応が約3割進行することを
見出し、これを含クロム溶鋼の脱炭精錬に適用すること
を創案した。脱炭反応は式、反応平衡定数Kは式、
また脱炭と同時に進行する溶鋼中[Cr]の酸化反応は
式で表される。
示されるような分解をせずにそのまま浮上するとの知見
が示されているが、一般には下記式で示されるように
COとOに分解されると考えられてきた。 CO2 (g)=CO2 (g) …… CO2 (g)=CO(g)+〔O〕 …… 本発明ではCO2 の分解におよぼす真空度の影響は小さ
く、かつ一定流量以上でCO2 を吹込んだ場合、式で
の反応が約7割、式での反応が約3割進行することを
見出し、これを含クロム溶鋼の脱炭精錬に適用すること
を創案した。脱炭反応は式、反応平衡定数Kは式、
また脱炭と同時に進行する溶鋼中[Cr]の酸化反応は
式で表される。
【0020】 〔C〕+〔O〕=CO(g) …… K=PCO/ac ・ao …… 2〔Cr〕+3〔O〕=(Cr2 O3 ) …… ここで、ac ,ao は溶鋼中[C],[O]の活量、P
COは雰囲気中COの分圧を示す。
COは雰囲気中COの分圧を示す。
【0021】式で生成した[O]は溶鋼中[C]ある
いは[Cr]と反応して、あるいは式の反応が進行
する。脱炭を効率的に進行させるには式を優先的に進
行させる必要がある。式より式を優先的に進行させ
るにはPCOの低下が有効である。PCOを低下させる手段
としては雰囲気を真空にすることが有効であり、これと
CO2 の使用を組み合わせることで、さらに効果が上が
ることを見出した。CO2 吹込みでは約7割がCO2 の
まま残存するために、PCOの低下にそのまま作用する。
従って、真空度300Torr以下の減圧下でCO2 を
適量、酸素あるいは酸素と不活性ガスとの混合ガスある
いは不活性ガスに混合させて使用することにより、CO
2 の酸化性ガスとしての作用および不活性ガスとしての
作用を有効に利用することができ、かつ高価な不活性ガ
スの低減をはかることができる。
いは[Cr]と反応して、あるいは式の反応が進行
する。脱炭を効率的に進行させるには式を優先的に進
行させる必要がある。式より式を優先的に進行させ
るにはPCOの低下が有効である。PCOを低下させる手段
としては雰囲気を真空にすることが有効であり、これと
CO2 の使用を組み合わせることで、さらに効果が上が
ることを見出した。CO2 吹込みでは約7割がCO2 の
まま残存するために、PCOの低下にそのまま作用する。
従って、真空度300Torr以下の減圧下でCO2 を
適量、酸素あるいは酸素と不活性ガスとの混合ガスある
いは不活性ガスに混合させて使用することにより、CO
2 の酸化性ガスとしての作用および不活性ガスとしての
作用を有効に利用することができ、かつ高価な不活性ガ
スの低減をはかることができる。
【0022】含クロム溶鋼の脱炭反応は高[C]濃度域
では酸素供給律速、低[C]濃度域では[C]の移動律
速である。酸素供給律速域では脱炭反応促進のためにP
COの低下は必要なく、CO2 の吹込みも必要ない。本発
明ではこの境界の[C]濃度が0.7mass%である
ことを見出した。また、CO2 は約3割が分解するため
に、低[C]濃度域では却って酸素の供給過剰となり、
溶鋼中[Cr]の酸化を招く。本発明ではCO2 供給限
界の[C]濃度が0.05mass%であることを見出
した。
では酸素供給律速、低[C]濃度域では[C]の移動律
速である。酸素供給律速域では脱炭反応促進のためにP
COの低下は必要なく、CO2 の吹込みも必要ない。本発
明ではこの境界の[C]濃度が0.7mass%である
ことを見出した。また、CO2 は約3割が分解するため
に、低[C]濃度域では却って酸素の供給過剰となり、
溶鋼中[Cr]の酸化を招く。本発明ではCO2 供給限
界の[C]濃度が0.05mass%であることを見出
した。
【0023】
【実施例】SUS304ステンレス鋼(8mass%N
i−18mass%Cr)60tonの処理を図1に示
す実施態様で実施した。図6に本発明法による実施例−
1を示す。脱炭開始時の[C]濃度は1.5mass%
であり、[C]濃度0.7mass%までは大気圧下で
の脱炭を行い、その後真空精錬を適用した。真空精錬中
CO2 /O2 /Arガスの比率は3/7/0から3/2
/0,2/0/1とし、[C]濃度0.05mass%
未満ではArガスのみとした。また真空度は300から
200,100および50Torrまで低下させて、
[C]0.03mass%まで脱炭した。その後、真空
度を大気圧まで戻しながら、脱炭中に酸化したクロムを
還元するための還元材としてFe−Siを添加して、A
rガスのみの吹込みにより還元処理を行い、取鍋へ出鋼
した。
i−18mass%Cr)60tonの処理を図1に示
す実施態様で実施した。図6に本発明法による実施例−
1を示す。脱炭開始時の[C]濃度は1.5mass%
であり、[C]濃度0.7mass%までは大気圧下で
の脱炭を行い、その後真空精錬を適用した。真空精錬中
CO2 /O2 /Arガスの比率は3/7/0から3/2
/0,2/0/1とし、[C]濃度0.05mass%
未満ではArガスのみとした。また真空度は300から
200,100および50Torrまで低下させて、
[C]0.03mass%まで脱炭した。その後、真空
度を大気圧まで戻しながら、脱炭中に酸化したクロムを
還元するための還元材としてFe−Siを添加して、A
rガスのみの吹込みにより還元処理を行い、取鍋へ出鋼
した。
【0024】図7には本発明法による実施例−2を示
す。[C]濃度0.7mass%までは実施例−1と同
一の処理を行い、[C]濃度0.7mass%以下で真
空精錬を適用し、[C]濃度の低下にともないCO2 /
O2 /Ar比は3/6/1,4/5/1,1/2/5,
0/0/1、真空度は300,200,100,50T
orrと低下させた。還元処理は実施例−1と同一の方
法で行った。
す。[C]濃度0.7mass%までは実施例−1と同
一の処理を行い、[C]濃度0.7mass%以下で真
空精錬を適用し、[C]濃度の低下にともないCO2 /
O2 /Ar比は3/6/1,4/5/1,1/2/5,
0/0/1、真空度は300,200,100,50T
orrと低下させた。還元処理は実施例−1と同一の方
法で行った。
【0025】図8には従来法として一般に行われている
大気圧下での脱炭法の例(比較例−1)を示す。[C]
濃度の低下にともない、O2 /Ar比を低下させること
で脱炭を行った。図9には従来法として示されている特
開平3−68713号公報記載の方法に従った実施例
(比較例−2)を示す。本方法では[C]濃度0.20
mass%までは大気圧下で精錬し、[C]濃度0.2
0mass%以下で真空度100Torrの条件で、A
rガス吹込みで0.03mass%までの脱炭処理を行
い、その後大気圧下での還元処理を行い、取鍋に出鍋し
た。
大気圧下での脱炭法の例(比較例−1)を示す。[C]
濃度の低下にともない、O2 /Ar比を低下させること
で脱炭を行った。図9には従来法として示されている特
開平3−68713号公報記載の方法に従った実施例
(比較例−2)を示す。本方法では[C]濃度0.20
mass%までは大気圧下で精錬し、[C]濃度0.2
0mass%以下で真空度100Torrの条件で、A
rガス吹込みで0.03mass%までの脱炭処理を行
い、その後大気圧下での還元処理を行い、取鍋に出鍋し
た。
【0026】なお、各実施例では大気圧下処理では全ガ
ス吹込み流量を1.0Nm3 /min・Tとし、真空下
処理ではCO2 の吹込み流量を0.4Nm3 /min・
T以下、酸素吹込み流量を0.4Nm3 /min・T以
下、Arガス吹込み流量を0.3Nm3 /min・Tと
して処理を実施した。図6,7,8,9には各実施例に
おける精錬時間、[C]および[Cr]濃度の推移も示
しているが、比較例に比べ本発明の方が全精錬時間が短
くなり、かつ[Cr]濃度の低下量も小さくなった。こ
れらの精錬結果をまとめて表1に示す。なお、表1の値
は比較例−2による結果を100とした指数で示す。
ス吹込み流量を1.0Nm3 /min・Tとし、真空下
処理ではCO2 の吹込み流量を0.4Nm3 /min・
T以下、酸素吹込み流量を0.4Nm3 /min・T以
下、Arガス吹込み流量を0.3Nm3 /min・Tと
して処理を実施した。図6,7,8,9には各実施例に
おける精錬時間、[C]および[Cr]濃度の推移も示
しているが、比較例に比べ本発明の方が全精錬時間が短
くなり、かつ[Cr]濃度の低下量も小さくなった。こ
れらの精錬結果をまとめて表1に示す。なお、表1の値
は比較例−2による結果を100とした指数で示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】本発明によると、含クロム溶鋼の減圧脱
炭処理において、酸素原単位、不活性ガス原単位が大幅
に低下し、また脱炭酸素効率が向上するので、還元用S
i原単位が低減し、精錬コストの大幅な低減がはかれ
る。CO2 の供給速度を上げれば、さらに脱炭速度が向
上し、精錬時間の短縮が可能となり、生産性の向上がは
かれる。
炭処理において、酸素原単位、不活性ガス原単位が大幅
に低下し、また脱炭酸素効率が向上するので、還元用S
i原単位が低減し、精錬コストの大幅な低減がはかれ
る。CO2 の供給速度を上げれば、さらに脱炭速度が向
上し、精錬時間の短縮が可能となり、生産性の向上がは
かれる。
【0029】また、真空処理を用いるのでArガスの代
替として窒素ガスの使用の拡大および、例えば[C]濃
度0.01mass%以下の極低炭素域までの精錬が容
易になる。
替として窒素ガスの使用の拡大および、例えば[C]濃
度0.01mass%以下の極低炭素域までの精錬が容
易になる。
【図1】本発明の実施態様例の精錬容器を示す図であ
る。
る。
【図2】本発明の真空精錬の開始[C]濃度の限定理由
を示す図である。
を示す図である。
【図3】本発明の真空精錬時の真空度の限定理由を示す
図である。
図である。
【図4】本発明におけるCO2 の吹込み流量の限定理由
を示す図である。
を示す図である。
【図5】本発明における下限の[C]濃度の限定理由を
示す図である。
示す図である。
【図6】本発明の実施例−1の精錬パターンを示す図で
ある。
ある。
【図7】本発明の実施例−2の精錬パターンを示す図で
ある。
ある。
【図8】従来法による実施例(比較例−1)の精錬パタ
ーンを示す図である。
ーンを示す図である。
【図9】従来法による実施例(比較例−2)の精錬パタ
ーンを示す図である。
ーンを示す図である。
1 精錬容器 2 底吹き羽口 3 排気フード 4 溶鋼 5 ガス
フロントページの続き (72)発明者 岩崎 央 山口県光市大字島田3434番地 新日本製鐵 株式会社光製鐵所内
Claims (1)
- 【請求項1】 同一精錬容器内で大気圧下での脱炭処理
後、真空下での脱炭処理を行う含クロム溶鋼の精錬法に
おいて、真空下での脱炭処理は[C]濃度0.7mas
s%以下で開始し、真空度は300Torr以下として
処理し、さらに[C]濃度0.05mass%以上の領
域においては、溶鋼1トン当り0.1Nm3 /min以
上の二酸化炭素ガスを、酸素ガスまたは酸素ガスと不活
性ガスの混合ガスまたは不活性ガスに混合して吹込むこ
とを特徴とする含クロム溶鋼の減圧脱炭処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11625193A JPH06330143A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 含クロム溶鋼の減圧脱炭処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11625193A JPH06330143A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 含クロム溶鋼の減圧脱炭処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06330143A true JPH06330143A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14682510
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11625193A Withdrawn JPH06330143A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 含クロム溶鋼の減圧脱炭処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06330143A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003096514A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-04-03 | Nippon Steel Corp | 含クロム溶鋼の精錬方法 |
| US7497987B2 (en) | 2001-09-20 | 2009-03-03 | Nippon Steel Corporation | Refining method and refining apparatus for chromium-contained molten steel |
| US9045805B2 (en) | 2013-03-12 | 2015-06-02 | Ati Properties, Inc. | Alloy refining methods |
| CN113614255A (zh) * | 2019-02-13 | 2021-11-05 | 沙特基础工业全球技术公司 | 利用二氧化碳进行钢脱碳 |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP11625193A patent/JPH06330143A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003096514A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-04-03 | Nippon Steel Corp | 含クロム溶鋼の精錬方法 |
| US7497987B2 (en) | 2001-09-20 | 2009-03-03 | Nippon Steel Corporation | Refining method and refining apparatus for chromium-contained molten steel |
| US9045805B2 (en) | 2013-03-12 | 2015-06-02 | Ati Properties, Inc. | Alloy refining methods |
| US9683273B2 (en) | 2013-03-12 | 2017-06-20 | Ati Properties Llc | Alloy refining methods |
| CN113614255A (zh) * | 2019-02-13 | 2021-11-05 | 沙特基础工业全球技术公司 | 利用二氧化碳进行钢脱碳 |
| US11970748B2 (en) | 2019-02-13 | 2024-04-30 | Sabic Global Technologies B.V. | Steel decarburization using carbon dioxide |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000801 |