JPH0633039A - 改良された研磨助剤配合物 - Google Patents

改良された研磨助剤配合物

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JPH0633039A
JPH0633039A JP5106432A JP10643293A JPH0633039A JP H0633039 A JPH0633039 A JP H0633039A JP 5106432 A JP5106432 A JP 5106432A JP 10643293 A JP10643293 A JP 10643293A JP H0633039 A JPH0633039 A JP H0633039A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 研磨布紙と併用した場合に研磨性能を向上さ
せ、研磨寿命を長くさせる研磨助剤配合物を提供する。 【構成】 少なくとも50重量%のハロゲン含有率を有
し、約 400℃まで熱的に安定であるが約 600℃において
は熱的に不安定な水に不溶性のハロゲン化炭化水素、及
び硬化して凝集性フィルムを形成する高分子バインダー
を含む研磨助剤配合物であって、配合物はバインダーと
研磨助剤の混合物の固形分重量を基準として少なくとも
50重量%の研磨助剤を含み、25℃において1000〜12000c
psの粘度を有し、少なくとも1.5 の研磨指数を有する研
磨助剤配合物である。ハロゲン化炭化水素は好ましくは
60重量%以上のハロゲン含有率を有する塩化パラフィン
炭化水素、ペンタブロモトルエン等であり、高分子バイ
ンダーは好ましくはフェノール樹脂またはエポキシ樹脂
からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は研磨布紙に関係し、より
詳しくは研磨布紙製品と併用した場合に特に有利な結果
を与える研磨助剤配合物に関係する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般的
に研磨布紙製品は、通常平らなシート、ベルト、ディス
ク等の形状の基材の上に砥粒を堆積させ、砥粒を表面に
メーカーコートを使用して接着させることによって形成
される。この層の上に、砥粒の基材への接着性を向上さ
せるためにサイズコートと称されるもう一つの層が適用
される。場合により、製品の使用中の研削性能を改良す
るために、研削助剤を含む更にもう一つの層をサイズコ
ートの上に追加することが望まれる。このコートは一般
にスーパーサイズコートと称されるが、ここでスーパー
は、質よりも位置を意味すると理解すべきである。
【0003】一般に種々の層は、硬化後に連続フィルム
を形成する高分子バインダー材料を基礎とする。このポ
リマーはフェノール樹脂、電磁線硬化樹脂、エポキシ樹
脂、ポリウレタン等より選択することができる。使用さ
れる最も一般的なバインダーはフェノール樹脂である。
しばしば同じベース樹脂が、隣接する層の間の適合性の
程度を確保するためにこれらの全ての層について使用さ
れる。
【0004】金属基材を研磨するために研磨布紙製品を
使用するとかなりの熱が発生する。その結果、砥粒が鈍
化することがあり、工作物が燃え、砥粒が研磨布紙から
脱落することがある。時にはこれら3つの好ましくない
結果が続いて起きる。研磨助剤と称される特定の材料
が、それを併用すると研磨作用を容易にし、そのため研
磨布紙の研磨寿命を長くすることが見出されている。こ
の向上の理由は完全には分かっていない。種々の理論
が、化学的相互作用や低温の研磨条件を仮定して観察結
果を説明するために提案されている。理論の正しさはと
もかくとして、この向上は一般に約 120かそれより粗い
比較的粗い砥粒サイズについてのみ見られ、砥粒が小さ
いと研磨助剤は効果が殆どないように見られる。このこ
とは砥粒間に蓄積するための隙間が殆どなく、層が本質
的に完全に表面上にとどまるためであろう。結果として
効果を有する機会を得る前に除去されるであろう。理論
に含まれるか否かをを問わず、研磨助剤の使用は一般に
比較的粗い砥粒製品に限定される。
【0005】研磨助剤として種々の材料が提案されてい
るが、最も広く商業的に使用され、効率の標準としての
実績を挙げてきたものの一つはKBF4(テトラフルオロ
ホウ酸カリウム)であった。研磨助剤は一般に、サイズ
層よりもスーパーサイズ層に適用される。これは、サイ
ズコートのバインダーの主な機能のように、組成物のバ
インダー成分もまた砥粒の基材への結合を向上する機能
を有するのでなければ、研磨助剤の高い充填が可能なた
めである。ここで、研磨助剤がサイズ層とスーパーサイ
ズ層の両方に存在できない理由はない。しかし、スーパ
ーサイズコートに存在するサイズコートの研磨助剤は観
察されるすべての改良に殆ど寄与することができないと
の指摘がある。
【0006】本発明は特に有益な研磨助剤配合物の発見
に基づく。これらの配合物の使用はスーパーサイズ、サ
イズ、あるいはその両者のいずれであれ、現在知られる
配合物を超える顕著な長所の実現を可能にする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用効果】本発明は、
少なくとも50重量%のハロゲン含有率を有し、約400 ℃
まで熱的に安定であるが約600 ℃未満で熱的に不安定な
水に不溶なハロゲン化炭化水素、及び凝集性(coherent)
フィルムに硬化する高分子バインダーを含んでなり、炭
化水素とバインダーは得られた配合物がB型粘度計での
粘度(80°F で測定、#3スピンドルを12rpm で使用、
以降は単に「粘度」と称す)で1000〜12000cps、好まし
くは2000〜6000cps 、及び少なくとも1.5 の研磨指数(g
rinding index)を有するように選択された研磨助剤配合
物を提供する。
【0008】塗装プロセスには或る粘度の限界があると
認識することが重要である。配合物は一回のパスで十分
な量が付着できないような流体であってはならず、また
平らに塗装することが不可能になるような粘稠であって
はならない。一般に1000〜12000cpsの粘度の限界は使用
できる広い範囲を限定し、2000〜6000cps の範囲は通常
の装置を使用して最も容易に適応できる範囲である。ま
た、剪断応答指数はニュートン流体のそれにできるだけ
近いことが好ましく、いずれにしても約2.5 未満が好ま
しい。剪断応答指数は#3スピンドルを用いた6rpm で
の粘度を、同じスピンドルの30rpm で得られた粘度で割
ることによって求まる。これはバインダーを注意深く選
択し、分散助剤、界面活性剤、消泡剤のような添加剤を
使用することによって行われる。
【0009】従って、この粘度の必要条件は成分の適切
な量の選択に関係するであろう。一般的な規則として、
研磨助剤の最大量は 1) 粘度が許容範囲にあり、 2) バ
インダーは硬化後に未だ凝集性のフィルムを形成するこ
とができ、 3) 分散が未だ安定である、とすれば含まれ
るべきである。本発明の好ましいスーパーサイズ配合物
中の研磨助剤の量は広く変化することができるが、一般
にバインダーと研磨助剤が混合された固形物の重さの約
50%より多いことが往々にして好ましい。頻繁に研磨助
剤は、研磨助剤とバインダーが混合された固形物の重さ
の約60〜80%を示し、望ましい範囲内に粘度が保持され
れば、この範囲内で量は多い程良い。また高い充填量は
研磨製品にとって曇った外観となることが知られてお
り、これは一般に取引先から好まれる。
【0010】本明細書において、用語「ハロゲン化炭化
水素」は、化合物が基本的に炭化水素の構造を含み、少
なくともいくつか(恐らく全て)の水素原子がハロゲン
によって置換されていることを示すものとする。「ハロ
ゲン化炭化水素」の用語「ハロゲン」は、塩素または臭
素に限定されるであろう。このことは必ずしも他のハロ
ゲンの存在を除外することではないが、他の元素はハロ
ゲン化炭化水素中のハロゲンの割合の計算に含めない。
研磨助剤成分はハロゲン化炭化水素として記載される
が、この用語は基本的なハロゲン化炭化水素構造の中の
結合や側基としてのハロゲン、水素、炭素以外の原子の
存在を排除するものではないことを理解すべきである。
従って化合物は、例えばエーテル結合、カルボキシル
基、酸無水物基、ヒドロキシル基の形態の酸素原子を含
むことがある。また、例えば結合イミド、アミン側基の
形態の窒素原子を含むこともできる。また、化合物はハ
ロゲン含有ポリマー、例えばポリブロモスチレン、また
は塩化ビニリデンとアクリロニトリルのような高温成分
やアクリレートモノマーのような柔軟化成分とのコポリ
マーであることができる。この後者の場合、熱特性がこ
の明細書で示した必要条件に合えば、ポリマーは研磨助
剤そのものとしても機能することができる。
【0011】また、本発明の配合物に使用される研磨助
剤は、約400 ℃まで熱的に安定として記されるが、熱分
解による重量減少は約600 ℃の温度未満で始まる。化合
物を或る温度で加熱し、その化合物の重さの50%以下の
減少であればその温度で熱的に安定とみなされる。この
ように、本発明の配合物に有用な化合物は、400 ℃より
高く600 ℃より低い温度(必ずではないが、しばしばそ
の化合物の融点に一致する)でかなりの量のハロゲン含
有分解生成物の放出を開始する。好ましい化合物は、約
600℃の温度に加熱されたときにその重さの少なくとも
半分を失う。この範囲の重要性は、研磨中に工作物の表
面でこの範囲の温度が経験されることを示す証拠がある
ことである。従って、使用中に研磨助剤が本当に研磨性
能を向上するに有効であろうことを保証することを目的
とする。
【0012】本発明の配合物の重要で有益な特性は研磨
指数である。この用語は、本発明の配合物の性能の正確
で現実的な指標を表すために定義され、標準的研磨操作
において、本発明によるスーパーサイズとして適用され
た配合物を有する研磨布紙製品の研磨性能と、スーパー
サイズ配合物のない同様な製品との研磨性能の比較に基
づくものである。
【0013】比較のための基礎として使用した標準的研
磨操作は、3000sfpmで動く研磨布紙ベルトを使用したス
テンレススチール304 試験片の磨耗である。試験片は寸
法が0.5×2.5 ×9.75インチで、水平に支持し、15 lb
の圧力でベルトに押しつける(砥石に接触したゴムで支
持)。試験片の速度は7sfpmである。研磨は2分間行
い、次の2分間の研磨の前に放冷し、合計で20分間の研
磨を行った。
【0014】ここで記載のような、研磨助剤配合物の評
価に使用した研磨布紙のベースは、製造業者には普通の
基材、サイズコート、同じ性質の砥粒、研磨指数の計算
の基礎を形成する各々の比較のための粒子サイズであ
る。研磨助剤配合物の研磨指数は20分後に評価する。こ
こで、本発明の配合物の安定で継続的な有効性を示す途
中の時間に研磨指数を比較することは有益である。評価
は本発明によるスーパーサイズ配合物を有するベルトに
よって金属試験片から除去された金属の累積量と、スー
パーサイズがない他は同様なベルトによって除去された
量の比較を含む。二つの比が配合物の研磨指数である。
本発明によるスーパーサイズを有するベルトは、スーパ
ーサイズ配合物がない他は同様なベルトと比較して、少
なくとも 150%良好に(即ち、少なくとも1.5 の研磨指
数)研磨し、しばしば200 %あるいはそれ以上も多く研
磨する。
【0015】本発明による配合物に使用されるハロゲン
化炭化水素は室温で固体であり、少なくとも約80℃ま
で、好ましくは約100 ℃まで固体であり、少なくとも約
50重量%、好ましくは約60〜約90重量%、最も好ましく
は約65〜約85重量%のハロゲンを含む。本発明に有用な
典型的なハロゲン化炭化水素は、Chlorez 700 と760(約
70重量%の塩素を含む塩素化されたC20〜C30のパラフ
ィンワックス、商品名Chlorez として Dover Chemical
社より入手できる、700 と760 の名称はこのグループの
中の化合物の異なる融点(それぞれ 100℃と 160℃)の
対応を示す)、Dechlorane Plus(約 650の分子量と約65
重量%の塩素含有量のハロゲン化脂環式炭化水素)、ペ
ンタブロモトルエン(82重量%臭素)、デカブロモジフ
ェニルオキサイド(83重量%ハロゲン)、ヘキサブロモ
シクロドデカン(76重量%ハロゲン)、エチレンビス
(テトラブロモフタルイミド)(67重量%ハロゲン)、
クロレンド酸無水物(57重量%塩素)、及び類似の物質
を含む。塩化炭化水素と臭化炭化水素で良好な結果が得
られるが、塩化物の方がやや好ましい。
【0016】好ましいハロゲン化炭化水素はしばしばポ
リマーである(本発明の目的のためには、これらは分子
量が約1000未満と低い分子量のようにしばしば記載され
るオリゴマーではなく、繰り返し単位を有する約1000よ
り高い分子量の化合物であるように考えられる)。この
ような化合物は所望の温度まで安定な傾向にあり、分解
中に適切な速度でハロゲン化水素を放出する。
【0017】バインダーは意向の特定のハロゲン化炭化
水素と共に選択される。研磨助剤との反応は必ずしも不
利益である必要はないが、これを配合物そのものの寿命
に影響させるべきでない。使用中の良好な流動制御を保
証するため、出来るだけ少ない剪断減粘性(shear thinn
ing)であるべきである。粘度は、研磨助剤が分解を開始
する温度未満の作業温度で配合物が塗布できる粘度であ
ることが必要である。また好ましくは、バインダーは高
い研磨助剤充填量において硬化直後にフィルムを形成で
きる十分な結合能力を有するべきである。適切なバイン
ダーはフェノール樹脂、エポキシ樹脂分散体、低分子量
のメラミンとフェノール/メラミンのオリゴマー混合
物、及び米国特許第 4047903号、同第 4588419号、同第
4773920号、同第 4903440号、同第 5055113号に記載の
ような電磁線硬化樹脂を含むことができる。また、バイ
ンダーとしてハロゲン含有ポリマー例えば塩化ビニリデ
ンポリマーまたはコポリマーを使用することができる。
事実として、これは利用できるハロゲン含有率に関して
付加的な利益を与えることができる。このようなポリマ
ーの例は、次の商品名の商業的に入手可能な製品を含
む:Geon X80(塩化ビニリデンとアクリルモノマーとの
コポリマー)、Geon 151(ポリ塩化ビニル)、Daran SL
-112(フッ化ビニリデン、アクリロニトリル、アクリル
モノマーのコポリマー)。
【0018】バインダーによって行われる極めて重要な
機能の1つは、研磨の際に発生するガスの量を制限する
ことである。この驚くべき効果は、発生ガスがハロゲン
ガスまたはハロゲン化水素を含むため極めて重要であ
り、この両者は極めて刺激的で不快である。例えば米国
特許第 3676092号に記載のような研磨材の表面へ塗布し
た水系エマルジョンとしてのChlorez-700 の使用は、作
業中の工作物の上の塩化水素ガス濃度が容認できない1.
00mg/m3 であったことが知られている。しかしながら、
以降の例3で記すようにエポキシ樹脂との混合物として
適用したことを除き同じ添加剤を同じ量で適用したなら
ば、検出される塩化水素の量は研磨助剤を水系エマルジ
ョンとして使用したときに検出されるレベルの1/4 に低
下した。この程度の改良は極めて重要であり、従来技術
の経験を基礎とすると予想外と考えられる。
【0019】本発明の配合物のもう一つの重要な長所
は、研磨助剤の使用から得られる長所をしばしば持続さ
せることである。典型的に、KBF4 のような研磨助剤
は大きな初期の長所を示すが初期研磨の後は急速に衰え
る。本発明の配合物は以降の例に示すように極めて長い
改良された研磨を持続し、殆ど研磨助剤が一様なレリー
ス形態にある如くである。
【0020】本発明の配合物中のバインダーの使用の予
期しないもう一つの長所は、工作物の表面を研磨助剤が
汚す傾向がかなり減少することである。バインダーがな
いと研磨助剤が研磨箇所の付近で分解する程度が非常に
大きい。ここで、バインダーを使用すると、研磨助剤が
研磨条件に供されることがより制限され、研磨助剤の広
範囲の過度な分解が避けられるように観察される。実際
問題として、レリースはより制御された状態にあり、効
果は長く続くことを意味する。
【0021】また、配合物は他の成分、例えば着色剤、
消泡剤、分散剤等を含むことができる。
【0022】
【実施例】本発明を次の特定の例を参照して更に記す
が、例として示すものであり本発明の本質的な範囲に何
ら必要な制限を加えるものではない。次の例に記した比
較はいずれも、研磨材基材として朱子織の7オンス生地
の裏のりづけされたポリエステルを使用して行い、フェ
ノール系メーカーコートの上に研磨材の一次及び二次層
で処理し、次いでフェノール系サイズコートで処理し
た。比較用の評価の場合を除き、これを次いで特定のス
ーパーサイズ層で処理した。粒子サイズは他に記載がな
い限り通常は36とした。使用した粒子は種晶ゾルゲルア
ルミナまたは融解アルミナ/ジルコニアとした。比較例
を含む全ての場合において、研磨助剤配合物の下で同じ
基材を使用した。
【0023】例(比較) この例は、以降の例で記載の本発明のスーパーサイズ配
合物について測定する研磨性能に対する不スーパーサイ
ズ研磨布紙の研磨性能を示す。この例及び他の例から、
本発明の配合物の使用による性能の改良は、不スーパー
サイズ試料のそれと比較して50%よりはるかに高いこと
が明らかになるであろう。
【0024】不スーパーサイズ試料の性能に加え、下記
の表1に示す結果に通常のスーパーサイズである、フェ
ノール/メラミン(5:3の重量比)樹脂バインダー中
のフルオロケイ酸カリウムで得られた結果を併記する。
配合物の10.8重量%に相当するフェノール系成分は Oxy
chem社から入手のV-1402であり、配合物の 6.2重量%に
相当するメラミン系成分はOccidental Chemicals社から
入手のBTLM-817であった。配合物中の研磨助剤対バイン
ダー樹脂の固形分の比は3:1であり、配合物は付加的
に水と分散剤(W.R. Grace社からのDaxed 11, Nalco 社
からのNalco 2311, ICI 社からの赤色染料)を含んだ。
配合物の粘度(本明細書での用語)は4000cps であっ
た。より具体的には6rpm では5000cps で、30rpm では
3200cps であった。従って、剪断応力指数は1.56であっ
た。
【0025】標準配合物(KBF4 を含む)の配合物組
成(単位はg)は次の通りである。 水 150 Dexad 11 50 V−1402 130 BTLM−817 75 E−5260 40 Nalco 2311 10 KBF4 750 上記の標準試験法における各々の研磨結果は次の通りで
ある。
【0026】 表1 金属研磨量の累積(g) スーパーサイズ 4分 8分 12分 16分 20分 無し 29 42 53 66 78 KBF4 72 102 121 139 156
【0027】例2 この例は、同じ研磨助剤(上記のChlorez 760)、及び2
つの異なるバインダー(例1のフェノール/メラミン樹
脂混合物を2回繰り返し、1つの実験は熱硬化性エポキ
シ/メラミン樹脂バインダーの分散体を使用)をほぼ同
じ重量比で用いて作成した3つの配合物(A、B、C)
について記す。表2のデータから分かるように、バイン
ダーの変更は研磨助剤の有効性に殆ど違いを与えない。
【0028】配合物は、フェノール系メーカーとサイズ
コートを使用した布ベルトの上の36グリットより大きい
種晶ゾルゲルアルミナスーパーサイズについて評価し
た。試料とその試験法は研磨助剤の性質以外は同じとし
た。下記の表2において、試験した試料を含まれる研磨
助剤によって区分した。
【0029】 表2 金属研磨量の累積(g) バインダー 4分 8分 12分 16分 20分 G.I. フェノール/メラミン 99 147 174 192 211 2.71 フェノール/メラミン(1) 104 151 175 191 206 2.64 エポキシ/ノボラック(2) 103 145 168 185 203 2.60 スーパーサイズ(例1) 29 42 53 66 78 G.I. は実験全体の累積の研磨指数である。
【0030】(1) 最初の実験と同一で新しく調製したベ
ルトについての繰り返し実験である。フェノール/メラ
ミンバインダーは例1で使用したものと同じである。 (2) エポキシ/ノボラック配合物は75%の研磨助剤を含
んだ(バインダーと樹脂を混合した重量を基準)。配合
物の粘度は3200cps であった。エポキシ/ノボラック樹
脂(Interez社から入手のCMD-35201,及び2-メチルイミダ
ゾール架橋剤)に加えて、配合物は塗布できる分散系の
生成を容易にするための少量の分散剤(キシレンスルホ
ン酸ナトリウムとDowfax 2A1) を含んだ。
【0031】上記から分かるように、Chlorez 760 はフ
ェノール系とエポキシ/ノボラック樹脂バインダー配合
物に対して殆ど同等な性能を与えた。また、その有効性
は例1に示した不スーパーサイズ試料の数倍良好であ
り、通常のKBF4 よりかなり良好であった。
【0032】例3 この例は、上記の Chlorez 760と類似であるが分子量の
低いもう一つの研磨助剤 Chlorez 700の使用の長所を例
証する。研磨助剤は4つの別な配合物に適用した。2つ
は例1に記載の同じフェノール/メラミン樹脂バインダ
ーを使用し、2つは例2に記載のエポキシバインダーを
使用した。結果を次の表3に示す。
【0033】 表3 金属研磨量の累積(g) バインダー 4分 8分 12分 16分 20分 G.I. フェノール/メラミン 107 175 214 239 260 3.33 フェノール/メラミン(1) 105 168 200 221 240 3.08 エポキシ/ノボラック 72 93 110 125 139 1.78 エポキシ/ノボラック(1) 94 130 149 168 180 2.31 G.I.は比較基準として例1を用いた研磨指数である。こ
の表のこれらの値は、実験を同じバッチからのスチール
について同じ時間に行っていないため、注意して扱うべ
きである。従って、固有の実験上のバラツキがあり、結
果はリストに挙げたグループ内の添加剤の性能を主に比
較するために用いるべきである。
【0034】(1) 各々のケースの配合物は主な成分を同
じ比で含んだが、追加の分散剤(キシレンスルホン酸ナ
トリウム、及びDow Chemical社から入手のDowfax 2A1)
を各々の2番目の実験で使用した。表から分かるよう
に、追加の分散剤はフェノール/メラミン系配合物に添
加した場合よりも、エポキシ/ノボラック系配合物に添
加した場合のほうがかなり有用である。
【0035】上記の実験で評価した全ての試料は例1で
評価した不スーパーサイズ試料よりもかなり優れること
が注目される。
【0036】例4 この例は、本発明による配合物のいくつかの代わりの研
磨助剤の使用を示す。用いた添加剤は次の通りである。 A. Rez-O-Sperse A-1、Chlorez-700 の分散剤、Dover C
hemical社からこの商品名で入手 B. デカブロモジフェニルオキサイド C. ヘキサブロモシクロドデカン D. Pyrochek-68PBG、Ferro 社から入手のポリ臭化スチ
レンのポリマー E. FR-105、Ameribrom 社から入手のペンタブロモトル
エン F. BT-93 、Ethyl Chemicals から入手のエチレンビス
(テトラブロモフタルイミド) (比較、例2記載のエポキシ配合物のKBF4)添加剤A
〜Fは、例2に記載のエポキシ/ノボラック系樹脂に、
約25%の研磨助剤を含み2000〜6000cps の粘度を有する
配合物を得るように配合した。
【0037】B〜Fと比較を含む配合物は、いずれも上
記のキシレンスルホン酸ナトリウムとDowfax 2A1分散剤
の組み合わせを有した。配合物は上記と同様な方法でス
ーパーサイズについてそれぞれ評価し、得られた結果を
次の表4に示す。
【0038】 表4 配合物 金属研磨量の累積(g) (添加剤) 4分 8分 12分 16分 20分 G.I. A 100 162 204 229 250 3.21 B 76 101 119 133 149 1.91 C 98 145 173 195 211 2.71 D 62 80 95 107 120 1.54 E 60 78 92 107 120 1.54 F 64 85 99 114 126 1.62 比較 51 72 87 102 117 1.50 G.I.は例1の結果を基準に用いて計算した。このデータ
の利用についての例3のコメントを参照されたい。
【0039】上記の本発明による配合物に関して、上記
のスーパーサイズ配合物を有する研磨布紙は通常のKB
4 配合物よりも明らかに優れ、その改良点を研磨の継
続期間全体で保持した。
【0040】例5 この例は、研磨助剤としてのクロレンド酸無水物を含む
配合物の使用を例証する。Velsicol社から入手のこの化
合物は、塩素化したビシクロヘプタンを基にし、フェノ
ールまたはエポキシ樹脂系との反応を可能にする酸無水
基(anhydride group) を有する。このため、選択された
バインダーはW.R. Grace社から入手の商品名がSL-112
の、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、アクリレート
モノマーの商業的なコポリマーであった。
【0041】本発明による配合物は次の通りであった
(単位はg)。 SL−112 400(固形
分含有率50%) 水 500 アンモニア 30 BYK 118(分散剤) 30 BYK 156(分散剤) 20 Dowfax 2A1(界面活性剤) 100 Daxad−11(分散剤) 20 E−5260(赤色染料) 40 Nalco 2311(消泡剤) 10 クロレンド酸無水物 650 BYK 分散剤はBYK Chemie USAから入手できる。
【0042】Dowfax 2A1はジフェニルオキサイドのジナ
トリウムスルホン酸塩である。界面活性剤はDow Chemic
al社から入手できる。Dexad-11はW.R. Grace社から入手
できる。Nalco 2311は Nalco社から入手できる。上記配
合物の粘度は望ましい2000〜6000cps の範囲にあり、研
磨助剤はバインダーと研磨助剤の固形分の混合重量の約
76%である。上記の標準試験法において20分間の研磨後
の累積研磨量を、上記の配合物をスーパーサイズとして
使用した試料と、配合物中の研磨助剤を等量のKBF4
で置き換えた試料について得た。
【0043】本発明による配合物においては累積研磨量
は 152gであったが、KBF4 研磨助剤においては累積
研磨量はわずか 104gであった。
【0044】例6 この例は多数の研磨助剤について、上記のようにして計
算した研磨指数を詳しく記す。同じ基材とバインダー、
及び明記したものを除き36グリットの研磨材粒子をそれ
ぞれ使用した。結果を次の表5に示す。
【0045】 表5 研磨助剤 G.I. ・ペンタブロモベンジルアクリレート(オリゴマー)(Ameribron社) 1.63 ・平均的な分子量(Med. M.Wt.)の臭化スチレンポリマー(Ferro社) 1.54 (450℃で80重量%の減少) ・エチレンビステトラブロモ−フタルイミド(Ethyl社) 1.62 ・ペンタブロモトルエン(Ameribron社) 2.24 ・クロレンド酸無水物 (Velsicol社) (1) 2.45 ・ヘキサブロモシクロドデカン(Great Lakes Chem.社) 2.71 ・デカブロモジフェニルオキサイド(Ethyl社) 2.01 (融点 300℃、414 ℃で50重量%の減少) ・Dechlorane Plus* (Occidental Chem.社) (2)2.49 (融点 350℃、この温度で20%が分解) ・Chlorez 700(及び760)(Dover Chem.社) 2.64 (KBF4 1.83) *ドデカクロロ,ドデカヒドロ−ジメタノジベンゾシク
ロオクテン (1)グリットサイズ50、 (2)グリットサイズ40 G.I.値の使用についての先のコメントを参照されたい。
これらの値は先に記載の例に対応する一連の評価につい
て計算した。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも50重量%のハロゲン含有率を
    有し、約 400℃まで熱的に安定であるが約 600℃におい
    ては熱的に不安定な水に不溶性のハロゲン化炭化水素、
    及び硬化して凝縮性フィルムを形成する高分子バインダ
    ーを含む研磨助剤配合物であって、該配合物は、バイン
    ダーと研磨助剤の混合物の固形分重量を基準として少な
    くとも50重量%の研磨助剤を含み、25℃において1000〜
    12000cpsの粘度を有し、少なくとも1.5 の研磨指数を有
    する研磨助剤配合物。
  2. 【請求項2】 ハロゲン化炭化水素が少なくとも60重量
    %のハロゲン含有率を有する請求項1記載の配合物。
  3. 【請求項3】 高分子バインダーがフェノール樹脂とエ
    ポキシ樹脂からなる群より選択された請求項1記載の配
    合物。
  4. 【請求項4】 粘度が2000〜6000cps である請求項1記
    載の配合物。
  5. 【請求項5】 ハロゲン化炭化水素は、分子量が600 〜
    1000で少なくとも60重量%のハロゲン含有率を有する塩
    化パラフィン炭化水素である請求項1記載の配合物。
  6. 【請求項6】 ハロゲン化炭化水素がポリマーである請
    求項1記載の配合物。
  7. 【請求項7】 ポリマーがポリブロモスチレン、及び塩
    化ビニリデン、アクリロニトリル、アクリレートモノマ
    ーのコポリマーからなる群より選択された請求項6記載
    の配合物。
  8. 【請求項8】 研磨助剤の量が、研磨助剤とバインダー
    の混合物の固形分の少なくとも70重量%に相当する請求
    項1記載の配合物。
  9. 【請求項9】 ハロゲン化炭化水素がペンタブロモトル
    エン、クロレンド酸無水物、ヘキサブロモシクロドデカ
    ン、ドデカクロロドデカヒドロジメタノジベンゾシクロ
    オクテン、塩化C20〜C30炭化水素からなる群より選択
    された請求項1記載の配合物。
  10. 【請求項10】 選択されたハロゲン化炭化水素が 600
    ℃の温度に加熱されたときに20%より多い重量減少を生
    じる請求項1記載の配合物。
  11. 【請求項11】 該ハロゲン化炭化水素が 500℃の温度
    に加熱されたときに20%より多い重量減少を生じる請求
    項10記載の配合物。
  12. 【請求項12】 約60重量%より多いハロゲン含有率を
    有し、少なくとも約400℃まで熱的に安定であるが約 60
    0℃未満で重量減少が始まり、 700℃に加熱されたとき
    はその重量の少なくとも80%が減少する水に不溶性のハ
    ロゲン化炭化水素、及び硬化して凝縮性フィルムを形成
    するエポキシ樹脂とフェノール樹脂から選択された高分
    子バインダーを含む研磨助剤配合物であって、これら成
    分の割合は、配合物が25℃において2000〜6000cps の粘
    度を有し、ハロゲン化炭化水素は配合物の固形分の少な
    くとも60重量%を構成し、配合物は少なくとも2の研磨
    指数を有するような割合である研磨助剤配合物。
  13. 【請求項13】 ハロゲン化炭化水素がペンタブロモト
    ルエン、クロレンド酸無水物、ヘキサブロモシクロドデ
    カン、ドデカクロロドデカヒドロジメタノジベンゾシク
    ロオクテン、塩化C20〜C30炭化水素からなる群より選
    択された請求項12記載の配合物。
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