JPH06332179A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Publication number
JPH06332179A
JPH06332179A JP12137493A JP12137493A JPH06332179A JP H06332179 A JPH06332179 A JP H06332179A JP 12137493 A JP12137493 A JP 12137493A JP 12137493 A JP12137493 A JP 12137493A JP H06332179 A JPH06332179 A JP H06332179A
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JP
Japan
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film
semiconductor chip
polyimide precursor
photosensitive polyimide
group
Prior art date
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Pending
Application number
JP12137493A
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English (en)
Inventor
Kazutaka Kusano
一孝 草野
Masuichi Eguchi
益市 江口
Masaya Asano
昌也 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明は、半導体チップ上にポリイミド樹脂か
らなる保護膜を備えた半導体装置の製造方法において、
該保護膜をポジ型感光性ポリイミド前駆体組成物を用い
て形成することを特徴とする半導体装置の製造方法に関
する。 【効果】本発明によると、ポジ型の感光性ポリイミド前
駆体を用いることで、半導体チップへの水分、イオン成
分の侵入防止、リーク電流の増大防止、耐電圧の低下防
止に有効な効果があり、信頼性の優れた半導体装置を提
供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関するものであり、さらに詳しくは、ポリイミド樹脂
を半導体チップの保護膜に用いた半導体装置の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LSIの高集積化に伴い、チップサイズ
の大型化や配線の微細化が進んでいる。これらに伴い、
封止樹脂の硬化収縮および熱歪に起因する内部応力が問
題となっている。これらの内部応力は、配線のスライ
ド、パッシベーションクラック、半導体チップと封止樹
脂との間のクラックなどを引き起こす原因となってい
る。これらの問題解決のためにポリイミド樹脂を窒化ケ
イ素膜のような無機のパッシベーション膜の上に形成し
たり、あるいは、直接半導体チップの上にポリイミド樹
脂をパッシベーション膜として形成することが行われて
いる。このポリイミド樹脂の形成には、配線用のホール
を形成するためにパターン加工が必要であるが、非感光
性のポリイミド樹脂は、ポジレジストをマスクにしてポ
ジレジストの現像と同時にポリイミドのエッチングを行
う方法(例えば、R.A.Dine−Hart,他 B
r.Polym.J.3,222(1971))やネガ
レジストをマスクにしてネガレジストの現像後にポリイ
ミドをヒドラジンのような有機アルカリでエッチングす
る方法(例えば、特開昭53−49701号公報)でパ
ターン加工されるため工程が繁雑である。そのため、ポ
リイミド前駆体に感光性を付与し、直接パターンを形成
する方法(例えば、特開昭54−145794号公報、
特公昭54−44453号公報、特公昭59−5282
2号公報)が用いられている。
【0003】しかしながら、該ポリイミド前駆体に感光
性を付与し、直接パターンを形成する方法に用いられる
感光性ポリイミド前駆体は、露光した部分が現像により
残るネガ型のものであった。該ネガ型の感光性ポリイミ
ド前駆体でポリイミドパターンを形成した場合、露光時
に使用するマスクなどにダストなどが付着しているとそ
の部分が欠陥となり、ポリイミド皮膜にピンホールが形
成されるため、半導体チップへの水分、イオン成分の侵
入やリーク電流の増大あるいは耐電圧の低下などが起こ
り、ポリイミド樹脂を形成しても信頼性が低下したり、
歩留まりが低下するという問題が生じてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術に鑑み創案されたもので、その目的は、上記欠点、
すなわち、感光性ポリイミド前駆体を用いた場合に生じ
る信頼性が低下する問題を解決し、ポリイミド樹脂の形
成が簡略化され、信頼性の向上した半導体装置の製造方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
半導体チップ上にポリイミド樹脂からなる保護膜を備え
た半導体装置の製造方法において、該保護膜をポジ型感
光性ポリイミド前駆体組成物を用いて形成することを特
徴とする半導体装置の製造方法により達成される。
【0006】本発明における半導体チップとは、MOS
構造をとるもの、すなわち、金属と酸化物よりなる絶縁
膜と半導体の3層構造を基本としたもの、バイポーラ構
造をとるもの、すなわち、p型とn型の2種にドープし
た半導体を接合した構造を基本としたものに分類でき
る。このような半導体チップは、いずれもシリコンやガ
リウムヒ素のような半導体物質に周知の方法で形成され
る。
【0007】本発明における半導体装置は、このような
半導体チップ上にポリイミド樹脂からなる保護膜を備え
たものであり、該保護膜を、ポジ型感光性ポリイミド前
駆体組成物を用いて形成することを特徴とする。
【0008】ポジ型感光性ポリイミド前駆体とは、露光
した部分が現像により溶解除去できるもので、例えば、
ポリアミド酸にエステル基で光分解性の感光性を導入
し、露光、現像によりポジ型のパターンを形成するもの
(例えば、特開平1−61747号公報)、特定の構造
のポリアミド酸に特定の構造のナフトキノンジアジド化
合物を添加し、特定の温度範囲で熱処理し、露光、現像
によりポジ型のパターンを形成するもの(例えば、高分
子学会予稿集、40巻、3号、821(1991)、化
学線感応型ポリイミド前駆体の被膜を露光し、露光後、
未露光部が露光部より硬化度が高くなる処理を施し、現
像により露光部を除去し、ポジ型のパターンを形成する
ものなどが挙げられる。
【0009】実用面からは、化学線感応型ポリイミド前
駆体の被膜を露光し、露光後、未露光部が露光部より硬
化度が高くなる処理を施し、現像により露光部を除去
し、ポジ型のパターンを形成するものが好ましい。
【0010】例えば、 (a)一般式(1)で表される構造単位を主成分とする
ポリマ(A)、
【化2】 (ただし、式中R1 は少なくとも2個の炭素原子を有す
る3価または4価の有機基、R2 は少なくとも2個の炭
素原子を有する2価の有機基、R3 は水素、アルカリ金
属イオン、アンモニウムイオンまたは炭素数1〜30の
有機基を表す。nは1または2である。) (b)エチレン性不飽和二重結合およびアミノ基を含む
化合物(B)、および (c)光開始剤および/または増感剤および/または光
反応性モノマーを含有するポジ型感光性ポリイミド前駆
体組成物があげられる。
【0011】一般式(1)で表される構造単位を主成分
とするポリマ(A)とは、加熱あるいは適当な触媒によ
り、イミド環や、その他の環状構造を有するポリマ(以
下、ポリイミド系ポリマという)となり得るものであ
る。
【0012】上記一般式(1)中、R1 は少なくとも2
個の炭素原子を有する3価または4価の有機基である。
耐熱性の面から、R1 は芳香族環または芳香族複素環を
含有し、かつ、炭素数6〜30の3価または4価の基が
好ましい。
【0013】R1 の例として、フェニル基、ビフェニル
基、ターフェニル基、ナフタレン基、ペリレン基、ジフ
ェニルエーテル基、ジフェニルスルホン基、ジフェニル
プロパン基、ベンゾフェノン基、ビフェニルトリフルフ
ォロプロパン基などが挙げられるが、これらに限定され
ない。
【0014】上記一般式(1)中、R2 は少なくとも2
個の炭素原子を有する2価の有機基であるが、耐熱性の
面から、R2 は芳香族環または芳香族複素環を含有し、
かつ炭素数6〜30の2価の基が好ましい。
【0015】R2 の例として、フェニル基、ビフェニル
基、ターフェニル基、ナフタレン基、ペリレン基、ジフ
ェニルエーテル基、ジフェニルスルホン基、ジフェニル
プロパン基、ベンゾフェノン基、ビフェニルトリフルフ
ォロプロパン基などが挙げられるが、これらに限定され
ない。
【0016】さらに、基板との接着性を向上させるため
に、耐熱性を低下させない範囲でR1 、R2 として、シ
ロキサン構造を有する脂肪族の基を共重合してもよい。
【0017】R3 は、水素、アルカリ金属イオン、アン
モニウムイオンまたは炭素数1〜30の有機基を表す。
3 の好ましい例としては、水素基、メチル基、エチル
基、イソプロピル基、ブチル基、メタクリル酸エチル
基、アクリル酸エチル基、o−ニトロベンジル基などが
挙げられるが、これらに限定されない。特にR3 として
は、水素が好ましい。
【0018】ポリマ(A)は、R1 、R2 、R3 がこれ
らのうち各々1種から構成されていても良いし、各々2
種以上から構成される共重合体であつてもよい。
【0019】ポリマ(A)は、一般式(1)で表される
構造単位のみからなるものであっても良いし、他の構造
単位との共重合体あるいはブレンド体であっても良い。
その際、一般式(1)で表される構造単位を90モル%
以上含有していることが好ましい。共重合あるいはブレ
ンドに用いられる構造単位の種類および量は最終加熱処
理によって得られるポリイミド系ポリマの耐熱性を損な
わない範囲で選択することが好ましい。
【0020】ポリマ(A)の具体的な例として、ピロメ
リット酸二無水物と4、4´−ジアミノジフェニルエー
テル、3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸二無水物と4,4´−ジアミノジフェニルエーテ
ル、3,3´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物と4,4´−ジアミノジフェニルエーテル、
3,3´,4,4´−ビフェニルトリフルフォロプロパ
ンテトラカルボン酸二無水物と4,4´−ジアミノジフ
ェニルエーテル、3,3´,4,4´−ビフェニルスル
ホンテトラカルボン酸二無水物と4,4´−ジアミノジ
フェニルエーテル、ピロメリット酸二無水物と3,3´
−(または4,4´)ジアミノジフェニルスルホン、
3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物と3,3´−(または4,4´)ジアミノジフ
ェニルスルホン、3,3´,4,4´−ビフェニルテト
ラカルボン酸二無水物と3,3´−(または4,4´)
ジアミノジフェニルスルホン、ピロメリット酸二無水物
と4,4´−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3
´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水
物と4,4´−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3
´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物と
4,4´−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3´,
4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物と
パラフェニレンジアミン、3,3´,4,4´−ビフェ
ニルテトラカルボン酸二無水物とパラフェニレンジアミ
ン、3,3´,4,4´−ジフェニルエーテルテトラカ
ルボン酸二無水物とパラフェニレンジアミン、3,3
´,4,4´−ビフェニルトリフルフォロプロパンテト
ラカルボン酸二無水物とパラフェニレンジアミン、3,
3´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
とターフェニルジアミン、3,3´,4,4´−ビフェ
ニルテトラカルボン酸二無水物および3,3´,4,4
´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物とパラフ
ェニレンジアミン、ピロメリット酸二無水物および3,
3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無
水物と3,3´−(または4,4´)ジアミノジフェニ
ルエーテル、ピロメリット酸二無水物および3,3´,
4,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物とパラ
フェニレンジアミン、3,3´,4,4´−ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸二無水物と4,4´−ジアミノジ
フェニルエーテルおよびビス(3−アミノプロピル)テ
トラメチルジシロキサン、ピロメリット酸二無水物と
4,4´−ジアミノジフェニルエーテルおよびビス(3
−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン、3,3
´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物と
4,4´−ジアミノジフェニルエーテルおよびビス(3
−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン、などか
ら合成されたポリアミド酸およびエステル化合物が挙げ
られるがこれらに限定されない。
【0021】これらのポリアミド酸およびそのエステル
化物は公知の方法によって合成される。すなわち、ポリ
アミド酸の場合はテトラカルボン酸二無水物とジアミン
を選択的に組み合わせ、これらをN−メチル−2−ピロ
リドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメ
チルホルムアミドなどを主成分とする極性溶媒や、γ−
ブチロラクトン中で反応させることにより合成される。
ポリアミド酸のエステル化物は例えば、特開昭61−7
2022号公報、特公昭55−30207号公報に記載
されている方法などで合成される。
【0022】エチレン性不飽和二重結合およびアミノ基
を有する化合物(B)としては、エチレン性不飽和二重
結合およびアミノ基を有し、炭素数3〜30の有機基か
らなる化合物である。さらに、炭素数3〜30の脂肪族
有機基からなる化合物が好ましい。アミノ基が脂肪族の
基と結合している化合物がより好ましい。有機基として
は、アミノ基の他に炭化水素基、水酸基、カルボニル
基、カルボキシル基、ウレタン基、ウレア基、アミド基
などが挙げられるが、これらに限定されない。
【0023】具体的な例として、アクリル酸ジメチルア
ミノエチル、アクリル酸ジエチルアミノエチル、メタク
リル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルア
ミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノプロピル、
N,N´−ジメチルアミノエチルメタクリルアミド、
N,N´−ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド、
N,N´−ジメチルアミノエチルメタクリルアミド、
N,N´−ジエチルアミノプロピルメタクリルアミドな
どが挙げられる。
【0024】これらの化合物(B)は単独あるいは二種
以上の混合物として使用される。
【0025】化合物(B)はポリマの全構成単位の5
%、好ましくは30%に相当する当量以上で、かつポリ
マ中の全カルボキシル基の当量の5倍以下の割合で、混
合されているのが望ましい。この範囲をはずれると感度
が悪くなったり、現像への制約が多くなる。
【0026】光開始剤としてはミヒラーズケトン、4,
4´−ジエチルアミノベンゾフェノン、N−フェニルジ
エタノールアミン、N−フェニルグリシンなど芳香族ア
ミン化合物、1−フェニルプロパンジオン−2−(0−
エトキシカルボニル)オキシムに代表される鎖状オキシ
ム化合物、3−フェニル−5−イソオキサゾロンに代表
される環状オキシム化合物が有効であるがこれらに限定
されない。とくに3−フェニル−5−イソオキサゾロン
に代表される環状オキシム化合物が感度面で望ましい。
これらの光開始剤は、単独あるいは二種以上の混合物と
して使用される。
【0027】光開始剤の量はポリマに対して1重量%〜
100重量%、好ましくは5重量%〜50重量%混合さ
れているのが望ましい。この範囲をはずれると感度が悪
くなったり、現像への制約が多くなる。
【0028】増感剤としてはミヒラーズケトン、4,4
´−ジエチルアミノベンゾフェノン、3,3´−カルボ
ニルビス(ジエチルアミノクマリン)、コダック社
(株)の“クマリン”339、“クマリン”338、
“クマリン”314、“クマリン”7などがが有効であ
るがこれらに限定されない。これらの増感剤は単独もし
くは2種以上の混合物として使用される。
【0029】増感剤の量はポリマに対して0.1重量%
〜20重量%、好ましくは0.2重量%〜10重量%混
合されているのが感度面で望ましい。
【0030】光反応性モノマーとしては2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート、トリメチロールプロパントリア
クリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、エチレングリコールジメタクリレートなど光重合性
のモノマーをポリマに対して1重量%〜20重量%、添
加するとさらに感度の向上が期待できる。これらの光反
応性モノマーは単独あるいは二種以上の混合物として使
用される。
【0031】上記ポリマ(A)、化合物(B)および光
開始剤および/または増感剤および/または光反応性モ
ノマーを溶媒と混合することによりポジ型感光性ポリイ
ミド前駆体組成物を得る。
【0032】このとき用いられる溶媒としては、N−メ
チル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミ
ド、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホオ
キシド、ヘキサメチルホスホロトリアミド、γ−ブチロ
ラクトン、N,N−ジメチルアクリルアミドなどの非プ
ロトン性極性溶媒が単独もしくは二種以上の混合物とし
て好ましく用いられるが、これらに限定されない。
【0033】次に、ポジ型感光性ポリイミド前駆体を用
いたポリイミド樹脂膜の形成方法の一例について説明す
る。
【0034】まず、上記ポジ型感光性ポリイミド前駆体
組成物のワニスをシリコンウエハなどの上に塗布し、乾
燥を行い、ポジ型感光性ポリイミド前駆体組成物の被膜
を得る。この被膜上にマスクを置き、化学線を照射し、
選択的に露光する。露光後に、ポジ型感光性ポリイミド
前駆体の種類により、熱処理を施した後、現像を行い、
露光部を除去することにより、配線用のホールの加工を
施す。さらにホールの加工後、キュアすることによりポ
リイミド樹脂の半導体チップの保護膜をえる。保護膜は
半導体チップの上に直接形成されるものであってもよい
し、窒化ケイ素などの無機膜が半導体チップの上に形成
され、その上に形成されるパッシベーション膜であって
もよい。
【0035】塗布は、スピンナーを用いた回転塗布、ス
プレコータ、浸漬、ロールコーティングなどの方法によ
って行われる。塗布膜厚は、塗布手段、組成物の固形分
濃度、粘度等によって異なるが、通常、乾燥後の膜厚
が、0.1〜150μmになるように塗布される。
【0036】乾燥は、50〜100℃の範囲で1分〜数
時間行なうのが好ましい。露光後の熱処理は必要によ
り、乾燥の工程と同じかそれより高い温度で1分〜数時
間行なうのが好ましい。露光後の熱処理温度は60〜1
80℃、さらに好ましくは90〜150℃の温度がよ
い。
【0037】露光は、公知の方法により行われる。紫外
線、可視光線、電子線、X線などがあげられるが、紫外
線、可視光線が好ましい。
【0038】露光後の熱処理は、例えば、前記のポリマ
(A)、化合物(B)および、光開始剤および/または
増感剤および/または光反応性モノマーを含有するポジ
型感光性ポリイミド前駆体組成物などを用いるときに
は、施す必要がある。その場合、その熱処理によって、
未露光部の被膜が露光部の被膜より硬化度が高くなるよ
うにする。すると、未露光部の被膜の方が、現像液に対
する耐性が高くなり、現像すると露光部の方が未露光部
より早く除去され、ポジ型の像が形成される。
【0039】現像は、剥離、溶解、エッチングなどの方
法により行われる。現像に用いる現像液としては水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、テトラメチルアンモニウ
ムハイドロオキサイド、テトラエチルアンモニウムハイ
ドロオキサイド、コリンなどのアルカリ水溶液が望まし
い。またこれらのアルカリとN−メチル−2−ピロリド
ン、N,N−ジメチルアセトアミド、などの極性溶媒
や、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール
などのアルコールとの組み合わせた現像液も使用でき
る。現像後、水またはメタノール、エタノール、イソプ
ロピルアルコールなどのアルコールでリンスをする。
【0040】現像後のキュアは温度を選び、段階的に昇
温するかある温度範囲を選び連続的に昇温しながら5分
〜5時間実施する。このキュアの最高温度は、200〜
500℃、好ましくは、300〜450℃で行うのがよ
い。例えば、130℃、200℃、400℃で各々30
分熱処理する。また、室温から400℃まで2時間かけ
て直線的に昇温してもよい。
【0041】このようにして得られた半導体チップをト
ランスファー成型を行い樹脂封止をする。さらに、封止
樹脂のポストキュアを行い最終的な製品を得る。
【0042】半導体の樹脂封止に持ちいられる封止樹脂
としては、代表的なものとしてエポキシ樹脂系のものが
挙げられ、例えば主としてノボラック系のエポキシ樹脂
とシリカ粒子からなり、硬化剤として、アミン類やトリ
フェニルフォスフィンなどを用いて、硬化させるものが
挙げられる。勿論架橋に際してエポキシを開環させる各
種エポキシ硬化剤や硬化触媒が使用できるのはいうまで
もない。この架橋のために封止樹脂をポストキュアす
る。このポストキュア温度は、上記樹脂の場合、例えば
170℃前後で行うことができる。このポストキュアの
温度があまり低いと架橋反応が完全に進行せず、その後
の信頼性に問題が生じる。また、ポストキュアの温度が
高すぎると、封止樹脂の劣化が起こり、信頼性の面で問
題となる。すなわち、使用される封止樹脂に応じてポス
トキュアの温度が適切に選択される。
【0043】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらに限定されない。
【0044】実施例1 3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物 80.55g,ピロメリット酸二無水物 54.53gを
エタノール2.3 g,N−メチル−2−ピロリドン 549g
と共に、70℃で3時間反応させた。その後20℃に冷
却し、4,4´−ジアミノジフェニルエーテル 95.10g
およびビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロ
キサン 6.2gを添加し、さらに60℃で3時間反応さ
せ、粘度122ポアズ(25℃)のポリマ(A)溶液を
得た。この溶液にメタクリル酸ジメチルアミノエチル 1
57.3g(ポリマ中の全カルボキシル基と当量)、3−フ
ェニル−5−イソオキサゾロン 47.27g、3,3´−カ
ルボニルビス(ジエチルアミノクマリン) 2.36 gおよ
びN−メチル−2−ピロリドン 190gを添加し、感光性
ポリイミド前駆体組成物を得た。
【0045】該感光性ポリイミド前駆体組成物を6イン
チシリコンウエハ上に塗布、乾燥し、半分を露光し、露
光後、ホットプレートで140℃で3分熱処理を施し
た。NMD−3(東京応化(株)製)で露光部を現像
後、130℃、200℃、400℃で各々30分窒素雰
囲気中でキュアし、6インチシリコンウエハ上の半面に
形成された膜厚5μmのポリイミド被膜を得た。この被
膜を弗硝酸を用いて基板から剥離し、JIS C211
0に準拠し、耐電圧を測定したところ、1.9KVであ
った。
【0046】実施例2 実施例1で得られた感光性ポリイミド前駆体組成物を6
インチアルミニウムウエハ上に塗布、乾燥し、半分を露
光し、露光後、ホットプレートで140℃で3分熱処理
を施した。NMD−3(東京応化(株)製)で露光部を
現像後、130℃、200℃、400℃で各々30分窒
素雰囲気中でキュアし、6インチアルミニウムウエハ上
の半面に形成された膜厚5μmのポリイミド被膜を得
た。該サンプルをJIS C3003に準拠し、ピンホ
ール密度を測定したところ、1×10-1個/cm2 以下
であった。
【0047】実施例3 9mm×9mmの大きさのシリコンチップの上にライン
・アンド・スペースが8μmのアルミ配線を取り付け、
実施例1で得られた感光性ポリイミド前駆体組成物のワ
ニスをキュア後の膜厚が3μmになるように塗布し、全
面を未露光部とし、ホットプレートで140℃で3分熱
処理を施した。NMD−3(東京応化(株)製)で現像
後、130℃、200℃、400℃で各々30分窒素雰
囲気中でキュアし、膜厚3μmのポリイミド被膜を形成
した。
【0048】このチップを16mm×16mmの48ピ
ンQFP(Quad Flat Package)パッ
ケージへ封止樹脂として東レ(株)製TH−7006を
用いて金型温度170℃で成型時間120秒、その後、
170℃で5時間のポストキュア条件で樹脂封止を行っ
た。
【0049】このようにして得た試作品で121℃、
2.1気圧で100時間プレッシャークッカー試験を行
った。試験後、内部のチップを発煙硝酸を用いて開封
し、アルミの腐食状態を調べたが、腐食は見られなかっ
た。また、アルミの変形も観察されなかった。
【0050】比較例1 3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物 32.2 g,ピロメリット酸二無水物 43.6 g,
2−ヒドロキシエチルメタクリレート 51.1 ml,γ−
ブチロラクトン 740mlおよびピリジン 105mlを室温
で20時間攪拌した。この溶液に氷冷下、塩化チオニル
50gを1時間かけて滴下し、その後、室温で2時間攪拌
した。この溶液に4,4´−ジアミノジフェニルエーテ
ル 38.4gおよびビス(3−アミノプロピル)テトラメ
チルジシロキサン 2.0g,γ−ブチロラクトン 350ml
を添加し更に2時間攪拌した。更にエタノール 59.1 m
lを加え10時間攪拌した。次いで、γ−ブチロラクト
ン 800mlを加え、水中に滴下し、折出した固形物を得
た。その後、水、エタノールで洗浄した後、真空乾燥し
た。このポリマ 100gと1−フェニル−プロパンジオン
−2−(o−ベンゾイル)オキシム 4g,ミヒラーケト
ン 2gをN−メチル−2−ピロリドン 120mlに溶かし
感光性ポリイミド前駆体組成物を得た。
【0051】該感光性ポリイミド前駆体組成物を6イン
チシリコンウエハ上に塗布、乾燥し、半分を露光し、N
−メチル−2−ピロリドンとキシレンからなる現像液で
未露光部を現像後、130℃、200℃、400℃で各
々30分窒素雰囲気中でキュアし、6インチシリコンウ
エハ上の半面に形成された膜厚5μmのポリイミド被膜
を得た。この被膜を弗硝酸を用いて基板から剥離し、J
IS C2110に準拠し、耐電圧を測定したところ、
0.3KVであり、ポジ型の感光性ポリイミド前駆体組
成物を用いて形成したポリイミドよりも1桁小さい値で
あった。
【0052】比較例2 比較例1で得られた感光性ポリイミド前駆体組成物を6
インチアルミニウムウエハ上に塗布、乾燥し、半分を露
光し、N−メチル−2−ピロリドンとキシレンからなる
現像液で未露光部を現像後、130℃、200℃、40
0℃で各々30分窒素雰囲気中でキュアし、6インチア
ルミニウムウエハ上の半面に形成された膜厚5μmのポ
リイミド被膜を得た。該サンプルをJIS C3003
に準拠し、ピンホール密度を測定したところ、5個/c
2 であった。
【0053】比較例3 9mm×9mmの大きさのシリコンチップの上にライン
・アンド・スペースが8μmのアルミ配線を取り付け、
比較例1で得られた感光性ポリイミド前駆体組成物のワ
ニスをキュア後の膜厚が3μmになるように塗布し、全
面を露光し、N−メチル−2−ピロリドンとキシレンか
らなる現像液で現像後、130℃、200℃、400℃
で各々30分窒素雰囲気中でキュアし、膜厚3μmのポ
リイミド被膜を形成した。
【0054】このチップを16mm×16mmの48ピ
ンQFP(Quad Flat Package)パッ
ケージへ封止樹脂として東レ(株)製TH−7006を
用いて金型温度170℃で成型時間120秒、その後、
170℃で5時間のポストキュア条件で樹脂封止を行っ
た。
【0055】このようにして得た試作品で121℃、
2.1気圧で100時間プレッシャークッカー試験を行
った。試験後、内部のチップを発煙硝酸を用いて開封
し、アルミの腐食状態を調べたところ、アルミの変形は
観察されなかったが、腐食が観察された。
【0056】
【発明の効果】ネガ型の感光性ポリイミド前駆体でポリ
イミドパターンを形成した場合、露光時に使用するマス
クなどにダストなどが付着しているとその部分が欠陥と
なり、ポリイミド被膜にピンホールが形成されるため、
半導体チップへの水分、イオン成分の侵入やリーク電流
の増大あるいは耐電圧の低下などが起こり、ポリイミド
樹脂を形成しても信頼性が低下したり、歩留まりが低下
するなどの問題があるが、ポジ型の感光性ポリイミド前
駆体を用いることで、半導体チップへの水分、イオン成
分の侵入防止、リーク電流の増大防止、耐電圧の低下防
止に有効な効果があり、信頼性の優れた半導体装置を提
供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 23/31

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体チップ上にポリイミド樹脂からなる
    保護膜を備えた半導体装置の製造方法において、該保護
    膜をポジ型感光性ポリイミド前駆体組成物を用いて形成
    することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】ポジ型感光性ポリイミド前駆体組成物が、 (a)一般式(1)で表される構造単位を主成分とする
    ポリマ(A)、 【化1】 (ただし、式中R1 は少なくとも2個の炭素原子を有す
    る3価または4価の有機基、R2 は少なくとも2個の炭
    素原子を有する2価の有機基、R3 は水素、アルカリ金
    属イオン、アンモニウムイオンまたは炭素数1〜30の
    有機基を表す。nは1または2である。) (b)エチレン性不飽和二重結合およびアミノ基を有す
    る化合物(B)、および (c)光開始剤および/または増感剤および/または光
    反応性モノマーを含有するポジ型感光性ポリイミド前駆
    体組成物であることを特徴とする請求項1記載の半導体
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】ポジ型感光性ポリイミド前駆体組成物を半
    導体チップ上に、塗布、乾燥して該組成物の被膜を半導
    体チップ上に形成し、化学線で選択的に露光した後、現
    像によって露光部分を除去し、つづいてキュアすること
    により半導体チップ上にポリイミド樹脂膜を形成するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置の製
    造方法。
  4. 【請求項4】化学線で選択的に露光した後、現像によっ
    て露光部分を除去する前に、熱処理を施すことを特徴と
    する請求項3記載の半導体装置の製造方法。
JP12137493A 1993-05-24 1993-05-24 半導体装置の製造方法 Pending JPH06332179A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010026395A (ja) * 2008-07-23 2010-02-04 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd レジスト組成物およびレジストパターン形成方法

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