JPH0633288A - 金属電解採取方法 - Google Patents
金属電解採取方法Info
- Publication number
- JPH0633288A JPH0633288A JP21222092A JP21222092A JPH0633288A JP H0633288 A JPH0633288 A JP H0633288A JP 21222092 A JP21222092 A JP 21222092A JP 21222092 A JP21222092 A JP 21222092A JP H0633288 A JPH0633288 A JP H0633288A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal
- conductive
- plate
- fiber
- mixture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 48
- 239000002184 metal Substances 0.000 title claims abstract description 48
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 22
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims abstract description 41
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims abstract description 20
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 11
- 229920000049 Carbon (fiber) Polymers 0.000 claims abstract description 5
- 239000004917 carbon fiber Substances 0.000 claims abstract description 5
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 4
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 claims abstract description 4
- 238000005363 electrowinning Methods 0.000 claims description 22
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims description 20
- 238000005868 electrolysis reaction Methods 0.000 claims description 7
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 6
- 238000002156 mixing Methods 0.000 claims description 4
- 239000012528 membrane Substances 0.000 claims description 3
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 claims description 2
- -1 polypropylene Polymers 0.000 claims description 2
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 claims description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 6
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 abstract 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 15
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 15
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 15
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 11
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 7
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 6
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 5
- 238000003411 electrode reaction Methods 0.000 description 5
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 5
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 5
- PEVJCYPAFCUXEZ-UHFFFAOYSA-J dicopper;phosphonato phosphate Chemical compound [Cu+2].[Cu+2].[O-]P([O-])(=O)OP([O-])([O-])=O PEVJCYPAFCUXEZ-UHFFFAOYSA-J 0.000 description 4
- 238000004070 electrodeposition Methods 0.000 description 4
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 4
- 239000012266 salt solution Substances 0.000 description 4
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 2
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 2
- 239000010842 industrial wastewater Substances 0.000 description 2
- 239000012811 non-conductive material Substances 0.000 description 2
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 2
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002659 electrodeposit Substances 0.000 description 1
- 239000008151 electrolyte solution Substances 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000010943 off-gassing Methods 0.000 description 1
- 239000013618 particulate matter Substances 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 230000008929 regeneration Effects 0.000 description 1
- 238000011069 regeneration method Methods 0.000 description 1
- 229910001925 ruthenium oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- WOCIAKWEIIZHES-UHFFFAOYSA-N ruthenium(iv) oxide Chemical compound O=[Ru]=O WOCIAKWEIIZHES-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000001568 sexual effect Effects 0.000 description 1
- 239000011550 stock solution Substances 0.000 description 1
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Electrolytic Production Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 充填床式金属電解採取装置を用いた金属の電
解採取に際して、初期の高い電解採取効率を長時間に亘
って維持させることができるような金属採取方法を提供
することを目的とする。 【構成】 板状アノードと該板状アノードに対向して設
置された板状カソードと、該板状アノードの近傍に該板
状アノードの表面から隔離して設けられた透液性隔膜
と、該板状カソードと該透液性隔膜との間に設けられた
導電性媒体物質よりなる充填床とを備えた充填床式電解
採取装置を用いて金属の電解採取を行なうに際して、該
充填床を形成する導電性媒体物質として導電性繊維を用
い、且つ該導電性繊維を非導電性繊維とからませて混合
体として該充填床に充填し、電解槽内部に採取金属を含
む溶液を流通させ、両極間に通電することによって電解
を行ない該混合体表面に金属を析出させることを特徴と
する金属電解採取方法。
解採取に際して、初期の高い電解採取効率を長時間に亘
って維持させることができるような金属採取方法を提供
することを目的とする。 【構成】 板状アノードと該板状アノードに対向して設
置された板状カソードと、該板状アノードの近傍に該板
状アノードの表面から隔離して設けられた透液性隔膜
と、該板状カソードと該透液性隔膜との間に設けられた
導電性媒体物質よりなる充填床とを備えた充填床式電解
採取装置を用いて金属の電解採取を行なうに際して、該
充填床を形成する導電性媒体物質として導電性繊維を用
い、且つ該導電性繊維を非導電性繊維とからませて混合
体として該充填床に充填し、電解槽内部に採取金属を含
む溶液を流通させ、両極間に通電することによって電解
を行ない該混合体表面に金属を析出させることを特徴と
する金属電解採取方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属塩溶液、特に比較的
低電気伝導度、稀薄濃度で有価金属または有害金属を含
有する金属塩溶液からこれらの金属を採取するための金
属電解採取方法に関するものである。
低電気伝導度、稀薄濃度で有価金属または有害金属を含
有する金属塩溶液からこれらの金属を採取するための金
属電解採取方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】めっき廃液やその他の工業廃水等比較的
低濃度で有価金属や有害金属を含む低電気伝導度の溶液
から金属を回収または除去するために用いられる装置と
して、従来から図1に示されるような充填床式の電解採
取装置が知られている。
低濃度で有価金属や有害金属を含む低電気伝導度の溶液
から金属を回収または除去するために用いられる装置と
して、従来から図1に示されるような充填床式の電解採
取装置が知られている。
【0003】この装置は電解槽1内に垂直に設けられた
板状陽極2と、該陽極2に対峙するようにして設けられ
た板状陰極3とを備え、陽極2と陰極3との間に導電性
媒体物質6として、例えばグラファイト粒子等を充填し
たものであって、処理すべき溶液を両電極間に流して通
電することにより、該溶液に含まれている金属を前記グ
ラファイト等の導電性媒体物質6の表面に電析させて採
取するものである。
板状陽極2と、該陽極2に対峙するようにして設けられ
た板状陰極3とを備え、陽極2と陰極3との間に導電性
媒体物質6として、例えばグラファイト粒子等を充填し
たものであって、処理すべき溶液を両電極間に流して通
電することにより、該溶液に含まれている金属を前記グ
ラファイト等の導電性媒体物質6の表面に電析させて採
取するものである。
【0004】そして該装置においては、導電性媒体物質
6は陰極3と接触して稼動時には陰極の一部として機能
するものであるために、陽極2と接触して短絡を起こさ
ないように間隙を保っておく必要がある。そのため陽極
2の近傍に非導電性物質によって形成された格子状、ス
パイラル状等適宜の形状のスペーサー5を介して、陽極
2の表面から隔離して隔膜4が設けられ、該隔膜4と陰
極3によって形成される空間(充填室)に導電性媒体物
質6を充填することによって、該導電性媒体物質6が陽
極2と接触するのを防止している。
6は陰極3と接触して稼動時には陰極の一部として機能
するものであるために、陽極2と接触して短絡を起こさ
ないように間隙を保っておく必要がある。そのため陽極
2の近傍に非導電性物質によって形成された格子状、ス
パイラル状等適宜の形状のスペーサー5を介して、陽極
2の表面から隔離して隔膜4が設けられ、該隔膜4と陰
極3によって形成される空間(充填室)に導電性媒体物
質6を充填することによって、該導電性媒体物質6が陽
極2と接触するのを防止している。
【0005】この充填床式電解採取装置については、金
属の採取を高収率で行なうことができるように従来から
多くの提案が行なわれている。例えば、1)採取金属を
含む水溶液の電気伝導度に応じて該原液水溶液入口側で
ある下層部の陰極板と隔膜との面間隔を狭くし、目的と
する採取金属の濃度が低く電気伝導度が小さくなった上
層部ほど面間隔を大きくして電極反応を効率的に行なう
方法(特開昭62−20891号公報)、2)プラステ
ィック、セラミックス等の粒子状非導電物質を導電性粒
子状物質と混合させて複極現象を起こすことなく陰極と
同一極性を示すように充填し、陰極板と隔膜との面間に
連続して充填される導電性粒子状物質に長短の変化をつ
けることによって電極反応面積を拡大する方法(特開昭
58−130292号公報)、3)陰極表面積を極力大
きくする方法等がある。
属の採取を高収率で行なうことができるように従来から
多くの提案が行なわれている。例えば、1)採取金属を
含む水溶液の電気伝導度に応じて該原液水溶液入口側で
ある下層部の陰極板と隔膜との面間隔を狭くし、目的と
する採取金属の濃度が低く電気伝導度が小さくなった上
層部ほど面間隔を大きくして電極反応を効率的に行なう
方法(特開昭62−20891号公報)、2)プラステ
ィック、セラミックス等の粒子状非導電物質を導電性粒
子状物質と混合させて複極現象を起こすことなく陰極と
同一極性を示すように充填し、陰極板と隔膜との面間に
連続して充填される導電性粒子状物質に長短の変化をつ
けることによって電極反応面積を拡大する方法(特開昭
58−130292号公報)、3)陰極表面積を極力大
きくする方法等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
1)の方法においては、粒子状導電性媒体物質の陽極に
近い側ほど高電流密度となり金属が電析しやすい状態と
なり、このような状態で金属が電析し成長していくと導
電性媒体物質が相互に金属によって癒着されてしまうた
めに、この電気抵抗の低い部分に電流が集中しやすくな
る。このような現象がさらに進むといままで陰極板の一
部として3次元的に機能して導電性媒体粒子の内部層や
板状陰極に近い部分では電析が行なわれるような状態に
ならず、まだ電析が可能な空隙が十分に残っているにも
かかわらず初期の大きな電極反応面積が極端に低下して
しまうという問題があった。
1)の方法においては、粒子状導電性媒体物質の陽極に
近い側ほど高電流密度となり金属が電析しやすい状態と
なり、このような状態で金属が電析し成長していくと導
電性媒体物質が相互に金属によって癒着されてしまうた
めに、この電気抵抗の低い部分に電流が集中しやすくな
る。このような現象がさらに進むといままで陰極板の一
部として3次元的に機能して導電性媒体粒子の内部層や
板状陰極に近い部分では電析が行なわれるような状態に
ならず、まだ電析が可能な空隙が十分に残っているにも
かかわらず初期の大きな電極反応面積が極端に低下して
しまうという問題があった。
【0007】また、2)の方法においては、1)よりも
導電性媒体物質を有効に陰極として使用することができ
るが、電解槽内に非導電性粒子を均一に分散して充填す
ることが難しいために処理原液が部分的に素通りする可
能性があるという問題があった。またさらに、3)の方
法においては、導電性媒体物質として表面積の大きい導
電性繊維を使用した場合、電解中に発生する水素ガス等
により導電性繊維が部分的にガスに包まれ電極反応に関
与しなくなることが認められた。そしてこの場合繊維の
嵩密度、充填密度を最適値に設定することによってガス
抜けを考慮し初期の高い電解採取効率をある程度維持さ
せることはできるが、電析量が増加するにつれて1)と
同様に導電性繊維相互の癒着が起こって有効電極面積が
極端に低下する問題があった。
導電性媒体物質を有効に陰極として使用することができ
るが、電解槽内に非導電性粒子を均一に分散して充填す
ることが難しいために処理原液が部分的に素通りする可
能性があるという問題があった。またさらに、3)の方
法においては、導電性媒体物質として表面積の大きい導
電性繊維を使用した場合、電解中に発生する水素ガス等
により導電性繊維が部分的にガスに包まれ電極反応に関
与しなくなることが認められた。そしてこの場合繊維の
嵩密度、充填密度を最適値に設定することによってガス
抜けを考慮し初期の高い電解採取効率をある程度維持さ
せることはできるが、電析量が増加するにつれて1)と
同様に導電性繊維相互の癒着が起こって有効電極面積が
極端に低下する問題があった。
【0008】このために従来においては電解槽に充填さ
れている導電性媒体物質を短いサイクルで交換したり、
あるいは再生処理を行なう必要があるなどの不都合があ
り、特に処理すべき溶液の電気伝導度が低い場合には上
記の不都合点は一層顕著であった。
れている導電性媒体物質を短いサイクルで交換したり、
あるいは再生処理を行なう必要があるなどの不都合があ
り、特に処理すべき溶液の電気伝導度が低い場合には上
記の不都合点は一層顕著であった。
【0009】本発明の目的は充填床式金属電解採取装置
を用いた金属の電解採取に際しての上記した不都合を解
消し、初期の高い電解採取効率を長時間に亘って維持さ
せることができるような金属電解採取方法を提供するこ
とを目的とするものである。
を用いた金属の電解採取に際しての上記した不都合を解
消し、初期の高い電解採取効率を長時間に亘って維持さ
せることができるような金属電解採取方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ための本発明の金属電解採取方法は、板状アノードと該
板状アノードに対向して設置された板状カソードと、該
板状アノードの近傍に該板状アノードの表面から隔離し
て設けられた透液性隔膜と、該板状カソードと該透液性
隔膜との間に設けられた導電性媒体物質よりなる充填床
とを備えた充填床式電解採取装置を用いて金属の電解採
取を行なうに際して、該充填床を形成する導電性媒体物
質として導電性繊維を用い、且つ該導電性繊維を非導電
性繊維とからませた混合体として該充填床に充填し、電
解槽内部に採取金属を含む溶液を流通させ、両極間に通
電することによって電解を行ない、これによって該混合
体表面に金属を析出させることを特徴とするものであ
る。
ための本発明の金属電解採取方法は、板状アノードと該
板状アノードに対向して設置された板状カソードと、該
板状アノードの近傍に該板状アノードの表面から隔離し
て設けられた透液性隔膜と、該板状カソードと該透液性
隔膜との間に設けられた導電性媒体物質よりなる充填床
とを備えた充填床式電解採取装置を用いて金属の電解採
取を行なうに際して、該充填床を形成する導電性媒体物
質として導電性繊維を用い、且つ該導電性繊維を非導電
性繊維とからませた混合体として該充填床に充填し、電
解槽内部に採取金属を含む溶液を流通させ、両極間に通
電することによって電解を行ない、これによって該混合
体表面に金属を析出させることを特徴とするものであ
る。
【0011】本発明において充填床における導電性媒体
物質として用いられる導電性繊維の形状は10〜15μ
m程度が適当であり、またこれと非導電性繊維とからま
せて得られる混合体充填物の形態はフェルト状であるこ
とが望ましい。
物質として用いられる導電性繊維の形状は10〜15μ
m程度が適当であり、またこれと非導電性繊維とからま
せて得られる混合体充填物の形態はフェルト状であるこ
とが望ましい。
【0012】
【作用】次に本発明の詳細およびその作用について説明
する。
する。
【0013】本発明において、電解槽の充填床として使
用される導電性媒体物質には炭素繊維、繊維状活性炭等
の導電性繊維にポリエステル、ポリプロピレン等の非導
電性繊維をからませて混合体としたものが用いられる
が、このようにすることによって採取金属を含む電解液
を電解して導電性物質表面に金属を電析させた場合に、
析出金属が成長しても、部分的に非導電性繊維が存在す
るために導電性繊維相互の癒着が起こり難く3次元電極
としての機能を長時間に亘って持続させることが可能と
なる。
用される導電性媒体物質には炭素繊維、繊維状活性炭等
の導電性繊維にポリエステル、ポリプロピレン等の非導
電性繊維をからませて混合体としたものが用いられる
が、このようにすることによって採取金属を含む電解液
を電解して導電性物質表面に金属を電析させた場合に、
析出金属が成長しても、部分的に非導電性繊維が存在す
るために導電性繊維相互の癒着が起こり難く3次元電極
としての機能を長時間に亘って持続させることが可能と
なる。
【0014】また、導電性媒体物質として繊維状物質を
使用することによって、従来使用されている粒子状物質
に比べて表面積を大きく、また空隙率を2倍以上も高く
することができるので、これにより電極反応面積と金属
の成長空間を大きくとることができるため初期電解採取
効率を高くすることができ、且つこれを長時間維持させ
ることができるのである。
使用することによって、従来使用されている粒子状物質
に比べて表面積を大きく、また空隙率を2倍以上も高く
することができるので、これにより電極反応面積と金属
の成長空間を大きくとることができるため初期電解採取
効率を高くすることができ、且つこれを長時間維持させ
ることができるのである。
【0015】このような本発明の利点を有利に達成する
ための導電性繊維および非導電性繊維の混合比率、充填
量、材料等は、採取金属を含む溶液の特性やこれに基づ
く電解条件等に即応してその最適条件を定めればよい。
例えば、電気伝導度が2mS/cmの溶液を電解する場
合には混合体充填物の体積固有抵抗が35.5Ω・cm
以下になるような混合比率、充填量を選択すればよい。
ための導電性繊維および非導電性繊維の混合比率、充填
量、材料等は、採取金属を含む溶液の特性やこれに基づ
く電解条件等に即応してその最適条件を定めればよい。
例えば、電気伝導度が2mS/cmの溶液を電解する場
合には混合体充填物の体積固有抵抗が35.5Ω・cm
以下になるような混合比率、充填量を選択すればよい。
【0016】本発明の金属電解採取方法において使用さ
れる導電性繊維と非導電性繊維との混合体は、各繊維を
ほぐした状態にしてからませ、ニードルパンチしてフェ
ルト状混合体とすることが望ましい。これはこのように
フェルト状にすることによって、混合体を電解槽に充填
するに際して混合体の均一性を調整することができ、且
つその状態を変化させることなく充填することができる
ためである。そしてこのために使用される繊維の形状
は、直径10〜15μm程度とするのが適当である。繊
維混合体が上記以外の形態、例えばチョップ状にすると
均一に充填することが困難で再現性よく電解採取効率を
維持することができない。
れる導電性繊維と非導電性繊維との混合体は、各繊維を
ほぐした状態にしてからませ、ニードルパンチしてフェ
ルト状混合体とすることが望ましい。これはこのように
フェルト状にすることによって、混合体を電解槽に充填
するに際して混合体の均一性を調整することができ、且
つその状態を変化させることなく充填することができる
ためである。そしてこのために使用される繊維の形状
は、直径10〜15μm程度とするのが適当である。繊
維混合体が上記以外の形態、例えばチョップ状にすると
均一に充填することが困難で再現性よく電解採取効率を
維持することができない。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例を比較例とともに説明
する。 実施例1 図1に示した形状の充填床式電解採取装置において、電
解槽を横幅6cm、奥行4cm、高さ10cm(以上内
法)の塩化ビニール製電解槽とし、電解槽内に設置する
板状陽極と隔膜との面間距離を0.3cm、隔膜と板状
陰極との面間距離を3cmになるようにし、板状陽極に
は5.5×12.0×0.2cmの酸化ルテニウム(T
DK社製)を、板状陰極には6.0×12.0×0.5
cmのグラファイト板(東洋カーボン社製)を、また隔
膜には5.5×10.0cmの濾布を用いた。
する。 実施例1 図1に示した形状の充填床式電解採取装置において、電
解槽を横幅6cm、奥行4cm、高さ10cm(以上内
法)の塩化ビニール製電解槽とし、電解槽内に設置する
板状陽極と隔膜との面間距離を0.3cm、隔膜と板状
陰極との面間距離を3cmになるようにし、板状陽極に
は5.5×12.0×0.2cmの酸化ルテニウム(T
DK社製)を、板状陰極には6.0×12.0×0.5
cmのグラファイト板(東洋カーボン社製)を、また隔
膜には5.5×10.0cmの濾布を用いた。
【0018】そして充填床に直径12〜13μm、体積
固有抵抗率1.5〜1.6×10− 2Ω・cmの炭素繊
維(大阪ガス社製)に重量比44%のポリエステル繊維
を混合してニードルパンチし、嵩密度0.017g/c
m3、体積固有抵抗率35.5Ω・cmのフェルト状混
合体としたものを充填密度0.023g/cm3で充填
した。このときの充填物の空隙率は95%であった。
固有抵抗率1.5〜1.6×10− 2Ω・cmの炭素繊
維(大阪ガス社製)に重量比44%のポリエステル繊維
を混合してニードルパンチし、嵩密度0.017g/c
m3、体積固有抵抗率35.5Ω・cmのフェルト状混
合体としたものを充填密度0.023g/cm3で充填
した。このときの充填物の空隙率は95%であった。
【0019】次に処理液として銅500mg/lのピロ
リン酸銅溶液を電気伝導度が7.8mS/cmになるよ
うに調整したものを用い、該溶液を上記電解採取装置の
陰極室の下方液入口より0.29l/hの供給率で供給
し、上方のオーバーフロー出口より外部に放流する一過
処理方式で、室温20℃で、板状電極に対する電流密度
を2.0A/dm2で電解を行ない、充填物表面に銅を
電析させることによって溶液から銅を採取した。
リン酸銅溶液を電気伝導度が7.8mS/cmになるよ
うに調整したものを用い、該溶液を上記電解採取装置の
陰極室の下方液入口より0.29l/hの供給率で供給
し、上方のオーバーフロー出口より外部に放流する一過
処理方式で、室温20℃で、板状電極に対する電流密度
を2.0A/dm2で電解を行ない、充填物表面に銅を
電析させることによって溶液から銅を採取した。
【0020】このときの採取効率の目標下限値を95%
とし、オーバーフロー出口より放流される溶液中の銅濃
度を原子吸光光度計で測定し、銅の採取効率が95%以
下となったときその時までに電析した銅量および電解処
理時間を測定した。
とし、オーバーフロー出口より放流される溶液中の銅濃
度を原子吸光光度計で測定し、銅の採取効率が95%以
下となったときその時までに電析した銅量および電解処
理時間を測定した。
【0021】その結果を表1に示す。表1から電解採取
効率が95%以下になるまでの間に電析した銅量は1
4.1gであり、電解処理時間は130時間であること
が判かる。
効率が95%以下になるまでの間に電析した銅量は1
4.1gであり、電解処理時間は130時間であること
が判かる。
【0022】
【表1】 比較例1 充填材として−7〜+9メッシュ(JIS規格)、体積
固有抵抗率0.8Ω・cmのグラファイト粒子を用い、
空隙率95%で充填床に充填した以外は、実施例1と同
様の電解条件でピロリン酸銅からの銅の電解採取を行な
った。
固有抵抗率0.8Ω・cmのグラファイト粒子を用い、
空隙率95%で充填床に充填した以外は、実施例1と同
様の電解条件でピロリン酸銅からの銅の電解採取を行な
った。
【0023】実施例1と同様にして電析銅量および電解
処理時間の測定を行なった結果を表1に示す。表1から
銅の電析量は1.0gであり、電解処理時間は8.2時
間であることが判かる。 比較例2 充填材として嵩密度0.02g/cm3、体積固有抵抗
率1.48Ω・cmの炭素繊維を充填密度0.039g
/cm3、空隙率95%で充填床に充填した以外は実施
例1と同様の電解条件でピロリン酸銅からの銅の電解採
取を行なった。
処理時間の測定を行なった結果を表1に示す。表1から
銅の電析量は1.0gであり、電解処理時間は8.2時
間であることが判かる。 比較例2 充填材として嵩密度0.02g/cm3、体積固有抵抗
率1.48Ω・cmの炭素繊維を充填密度0.039g
/cm3、空隙率95%で充填床に充填した以外は実施
例1と同様の電解条件でピロリン酸銅からの銅の電解採
取を行なった。
【0024】実施例1と同様にして電析銅量および電解
処理時間の測定を行なった結果を表1に示す。表1から
銅の電析量は4.2gであり、電解処理時間は38時間
であることが判かる。 比較例3 充填材として−7〜+9メッシュ(JIS規格)、体積
固有抵抗率0.8Ω・cmのグラファイト粒子に容量比
44%の直径2mmのガラス・ビーズを混合したものを
用い、空隙率47%で充填床に充填した以外は、実施例
1と同様の電解条件でピロリン酸銅からの銅の電解採取
を行なった。
処理時間の測定を行なった結果を表1に示す。表1から
銅の電析量は4.2gであり、電解処理時間は38時間
であることが判かる。 比較例3 充填材として−7〜+9メッシュ(JIS規格)、体積
固有抵抗率0.8Ω・cmのグラファイト粒子に容量比
44%の直径2mmのガラス・ビーズを混合したものを
用い、空隙率47%で充填床に充填した以外は、実施例
1と同様の電解条件でピロリン酸銅からの銅の電解採取
を行なった。
【0025】実施例1と同様にして電析銅量および電解
処理時間の測定を行なった結果を表1に示す。表1から
銅の電析量は4.2gであり、電解処理時間は29時間
であることが判かる。
処理時間の測定を行なった結果を表1に示す。表1から
銅の電析量は4.2gであり、電解処理時間は29時間
であることが判かる。
【0026】以上の結果から明らかなように、実施例1
において示した充填材に導電性繊維と非導電性繊維の適
量をからませて混合体として使用した本発明の方法は、
初期の高い電解採取効率を長時間持続することができる
ので、比較例に示した従来の方法によるよりも遥かに優
れた方法であることが確認された。
において示した充填材に導電性繊維と非導電性繊維の適
量をからませて混合体として使用した本発明の方法は、
初期の高い電解採取効率を長時間持続することができる
ので、比較例に示した従来の方法によるよりも遥かに優
れた方法であることが確認された。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように本発明の方法によると
きは充填床式金属電解採取装置を使用して金属塩溶液、
特に低電気伝導度、稀薄濃度の金属塩溶液から金属を電
解採取するに際して、初期の高い採取効率を長時間維持
することによって高収率で金属の採取を行なうことがで
きるので、めっき廃液その他の工業排水の処理に優れた
効果を発揮することができる。
きは充填床式金属電解採取装置を使用して金属塩溶液、
特に低電気伝導度、稀薄濃度の金属塩溶液から金属を電
解採取するに際して、初期の高い採取効率を長時間維持
することによって高収率で金属の採取を行なうことがで
きるので、めっき廃液その他の工業排水の処理に優れた
効果を発揮することができる。
【図1】本発明の方法に使用される充填床式金属電解採
取装置の概略を示す縦断面図である。
取装置の概略を示す縦断面図である。
1 電解槽 2 板状陽極 3 板状陰極 4 隔膜 5 スペーサー 6 導電性媒体物質(充填床) 7 液入口 8 オーバーフロー出口
Claims (4)
- 【請求項1】 板状アノードと該板状アノードに対向し
て設置された板状カソードと、該板状アノードの近傍に
該板状アノードの表面から隔離して設けられた透液性隔
膜と、該板状カソードと該透液性隔膜との間に設けられ
た導電性媒体物質よりなる充填床とを備えた充填床式電
解採取装置を用いて金属の電解採取を行なうに際して、
該充填床を形成する導電性媒体物質として導電性繊維を
用い、且つ該導電性繊維を非導電性繊維とからませた混
合体として充填床に充填し、電解槽内部に採取金属を含
む溶液を流通させ、両極間に通電することによって電解
を行ない該混合体表面に金属を析出させることを特徴と
する金属電解採取方法。 - 【請求項2】 導電性繊維は炭素繊維、繊維状活性炭の
うちのいずれか1種またはこれら両者の混合体からなる
ものである請求項1記載の金属電解採取方法。 - 【請求項3】 非導電性繊維はポリエステル繊維、また
はポリプロピレン繊維である請求項1記載の金属電解採
取方法。 - 【請求項4】 導電性および非導電性繊維の形状は直径
10〜15μmで、且つ両者を混合してなる繊維の形態
はフェルト状である請求項1記載の金属電解採取方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21222092A JPH0633288A (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 金属電解採取方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21222092A JPH0633288A (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 金属電解採取方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0633288A true JPH0633288A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16618937
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21222092A Pending JPH0633288A (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 金属電解採取方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0633288A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021171751A (ja) * | 2020-04-17 | 2021-11-01 | 生態環境部華南環境科学研究所 | 廃銅廃液を処理するための3次元電解装置 |
| CN115976578A (zh) * | 2022-12-23 | 2023-04-18 | 中国矿业大学 | 一种湿法回收金属的阴膜填充床电极反应器及其回收方法 |
-
1992
- 1992-07-16 JP JP21222092A patent/JPH0633288A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021171751A (ja) * | 2020-04-17 | 2021-11-01 | 生態環境部華南環境科学研究所 | 廃銅廃液を処理するための3次元電解装置 |
| CN115976578A (zh) * | 2022-12-23 | 2023-04-18 | 中国矿业大学 | 一种湿法回收金属的阴膜填充床电极反应器及其回收方法 |
| CN115976578B (zh) * | 2022-12-23 | 2024-06-07 | 中国矿业大学 | 一种湿法回收金属的阴膜填充床电极反应器及其回收方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4226685A (en) | Electrolytic treatment of plating wastes | |
| US4004994A (en) | Electrochemical removal of contaminants | |
| US883170A (en) | Electrode for the recovery of metals from solutions by electrolysis. | |
| US3977951A (en) | Electrolytic cells and process for treating dilute waste solutions | |
| EP0171478B1 (en) | Electrolyzing process and electrolytic cell employing fluidized bed | |
| EP0071443A1 (en) | Device for waste water treatment | |
| JP2010163699A (ja) | 電解採取により金属粉末を生成するための装置 | |
| US3783114A (en) | Method of electrolytic treatment of waste water | |
| US4556469A (en) | Electrolytic reactor for cleaning wastewater | |
| US2273036A (en) | Electrodeposition of metals | |
| JPH02213492A (ja) | 金属含有鉱石または精鉱から金属を回収するための電解槽用電極およびその製造方法 | |
| JPH0633288A (ja) | 金属電解採取方法 | |
| US4702806A (en) | Method of and apparatus for recovering a metal from a solution, namely an electrolyte-containing metal | |
| KR20110027192A (ko) | 수용액 중의 귀금속 회수를 위한 전해채취 방법 및 장치 | |
| KR101717204B1 (ko) | 인듐을 포함한 메탈의 회수 장치, 인듐 회수 시스템 및 인듐-주석 혼합메탈로부터의 인듐 회수 방법 | |
| US1414423A (en) | Electrolytic separation of metals | |
| RU2178017C2 (ru) | Объемно-пористый электродный материал и проточный электрод на его основе | |
| US4208258A (en) | Method for the recovery of mercury and other heavy metal ions from a liquid stream | |
| KR920002415B1 (ko) | 금속 전해 회수 방법 | |
| JP4006859B2 (ja) | 電気化学的水処理装置および方法 | |
| JPH0313313B2 (ja) | ||
| JPH06510332A (ja) | 多孔質攪拌電極を有する電解装置及び方法 | |
| JPH0210875B2 (ja) | ||
| US3262871A (en) | Preparation of phosphine | |
| JPH11253924A (ja) | 重金属汚染土壌の浄化方法及び浄化用電解槽 |