JPH06334015A - 半導体素子の絶縁膜の評価方法 - Google Patents
半導体素子の絶縁膜の評価方法Info
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- JPH06334015A JPH06334015A JP11668693A JP11668693A JPH06334015A JP H06334015 A JPH06334015 A JP H06334015A JP 11668693 A JP11668693 A JP 11668693A JP 11668693 A JP11668693 A JP 11668693A JP H06334015 A JPH06334015 A JP H06334015A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体素子の絶縁膜に印加される電界を補正
し、絶縁膜の正確な寿命予測を行うことができる半導体
素子の絶縁膜の評価方法を提供する。 【構成】 TZDB測定からTDDB特性の真性不良領
域の予測を行う半導体素子の絶縁膜の評価方法におい
て、TZDB測定時に酸化膜に印加される低電界領域の
電流−電圧特性からファウラー−ノルドハイム(Fow
ler−Nordheim)式を算出し(ステップS
1)、前記酸化膜に印加される高電界領域の電流の実測
値を求め(ステップS2)、該実測値が前記ファウラー
−ノルドハイム式に該当する電界を求め(ステップS
3)、該電界を前記酸化膜に印加される電界として補正
する(ステップS4)。
し、絶縁膜の正確な寿命予測を行うことができる半導体
素子の絶縁膜の評価方法を提供する。 【構成】 TZDB測定からTDDB特性の真性不良領
域の予測を行う半導体素子の絶縁膜の評価方法におい
て、TZDB測定時に酸化膜に印加される低電界領域の
電流−電圧特性からファウラー−ノルドハイム(Fow
ler−Nordheim)式を算出し(ステップS
1)、前記酸化膜に印加される高電界領域の電流の実測
値を求め(ステップS2)、該実測値が前記ファウラー
−ノルドハイム式に該当する電界を求め(ステップS
3)、該電界を前記酸化膜に印加される電界として補正
する(ステップS4)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MIS(Metal−
Insulator−Semiconductor)型
トランジスタ等の半導体素子の絶縁膜の評価方法、特に
その絶縁膜の寿命予測方法に関するものである。
Insulator−Semiconductor)型
トランジスタ等の半導体素子の絶縁膜の評価方法、特に
その絶縁膜の寿命予測方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば「Projecting Gate Oxide
Reliability and Optimizi
ngReliability Screens,REZ
A MOAZZAMI IEEE TRANSACTI
ONS ON ELECTRON DEVICES,V
OL.37,NO.7,JULY,p.1643,19
90」に開示されるものがあった。
例えば「Projecting Gate Oxide
Reliability and Optimizi
ngReliability Screens,REZ
A MOAZZAMI IEEE TRANSACTI
ONS ON ELECTRON DEVICES,V
OL.37,NO.7,JULY,p.1643,19
90」に開示されるものがあった。
【0003】従来、絶縁膜の寿命を評価する方法として
は、例えば、TZDB(Time−zero−diel
ectric−breakdown)測定からTDDB
(Time−dependent−dielectri
c−breakdown)測定の寿命を予測する方法が
提案されている。ここで、TZDB測定は、ゲート電極
に印加する電圧を、ステップ又はランプ状に上げていっ
た時に、絶縁膜破壊が起こる破壊電界EBDを測定する方
法である。また、TDDB測定は、ゲート電極に一定の
電圧又は電流を印加した場合に、絶縁膜破壊が起こる破
壊時間tBDを測定する方法である。
は、例えば、TZDB(Time−zero−diel
ectric−breakdown)測定からTDDB
(Time−dependent−dielectri
c−breakdown)測定の寿命を予測する方法が
提案されている。ここで、TZDB測定は、ゲート電極
に印加する電圧を、ステップ又はランプ状に上げていっ
た時に、絶縁膜破壊が起こる破壊電界EBDを測定する方
法である。また、TDDB測定は、ゲート電極に一定の
電圧又は電流を印加した場合に、絶縁膜破壊が起こる破
壊時間tBDを測定する方法である。
【0004】TZDB測定とTDDB測定を行う場合、
図3に示すように、評価対象となるMIS型トランジス
タ10により測定系を構成する。すなわち、MIS型ト
ランジスタ10は、半導体基板11、ゲート絶縁膜12
及びゲート電極13で構成されているが、その半導体基
板11と接地電位との間に電流計14を接続し、ゲート
電極13と接地電位との間に電源15を接続してその間
に電圧を印加する。
図3に示すように、評価対象となるMIS型トランジス
タ10により測定系を構成する。すなわち、MIS型ト
ランジスタ10は、半導体基板11、ゲート絶縁膜12
及びゲート電極13で構成されているが、その半導体基
板11と接地電位との間に電流計14を接続し、ゲート
電極13と接地電位との間に電源15を接続してその間
に電圧を印加する。
【0005】以下、絶縁膜の寿命予測方法を上記文献に
記載されている内容をもとに説明する。まず、絶縁膜破
壊のモデルについて説明する。絶縁膜を流れるホール電
流の総量が、ある一定量を越えた時に、絶縁膜の真性破
壊が起こると仮定すると、真性寿命tBDは以下の式で表
される。
記載されている内容をもとに説明する。まず、絶縁膜破
壊のモデルについて説明する。絶縁膜を流れるホール電
流の総量が、ある一定量を越えた時に、絶縁膜の真性破
壊が起こると仮定すると、真性寿命tBDは以下の式で表
される。
【0006】 tBD=τO exp(G/EOX) =τO exp(GXOX/VOX) …(1) ここで、EOXは酸化膜(絶縁膜)にかかる電界、XOXは
酸化膜厚、VOXは酸化膜にかかる電圧、τO ,Gは係数
である。しかしながら、この式では、初期・ランダム寿
命を示すことができない。
酸化膜厚、VOXは酸化膜にかかる電圧、τO ,Gは係数
である。しかしながら、この式では、初期・ランダム寿
命を示すことができない。
【0007】一般に、初期・ランダム不良は、図4に示
すような、Si基板21とゲート電極としての多結晶シ
リコン電極23との間のゲート絶縁膜22における
(a)薄いスポット(a thin spot)、
(b)ラフネス(roughness)、(c)欠陥ス
ポットの低い障壁高さ(lower barrier
height at the defect spo
t)、(d)増加したトラップ発生レート(incre
ased trap generation rat
e)により起こると言われている。
すような、Si基板21とゲート電極としての多結晶シ
リコン電極23との間のゲート絶縁膜22における
(a)薄いスポット(a thin spot)、
(b)ラフネス(roughness)、(c)欠陥ス
ポットの低い障壁高さ(lower barrier
height at the defect spo
t)、(d)増加したトラップ発生レート(incre
ased trap generation rat
e)により起こると言われている。
【0008】Hu氏のモデルでは、このような劣化原因
を全て“局所的な薄膜化ΔXeff ”に置き換えること
で、実際の酸化膜の寿命は、酸化膜厚XOXで決まるので
はなく、実効膜厚XOX−ΔXeff で決まると考えた。し
たがって、初期〜真性までの全ての寿命tBDは以下の式
で表わされる。 tBD=τO exp〔G(XOX−ΔXeff )/VOX〕 =τO exp(GXeff /VOX) …(2) ここで、Xeff は酸化膜の実効膜厚である。
を全て“局所的な薄膜化ΔXeff ”に置き換えること
で、実際の酸化膜の寿命は、酸化膜厚XOXで決まるので
はなく、実効膜厚XOX−ΔXeff で決まると考えた。し
たがって、初期〜真性までの全ての寿命tBDは以下の式
で表わされる。 tBD=τO exp〔G(XOX−ΔXeff )/VOX〕 =τO exp(GXeff /VOX) …(2) ここで、Xeff は酸化膜の実効膜厚である。
【0009】次に、TDDB測定による絶縁膜破壊につ
いて説明する。電流が酸化膜を介して流れることで、酸
化膜にダメージが蓄積されていき、このダメージ量が、
以下に示すようなある一定量Dに達すると、絶縁膜破壊
が起こると仮定すると、ダメージ量Dは(3) 式で表され
る。
いて説明する。電流が酸化膜を介して流れることで、酸
化膜にダメージが蓄積されていき、このダメージ量が、
以下に示すようなある一定量Dに達すると、絶縁膜破壊
が起こると仮定すると、ダメージ量Dは(3) 式で表され
る。
【0010】
【数1】
【0011】ここで、V,T,Xeff はダメージを加速
する項として用いている。これを定電圧TDDBで考え
ると、定電圧TDDBは時間に対して一定のストレスを
かけるので、(3) 式は次式で表される。 D=g(VOX,T,Xeff )tBD ∴tBD=D/g(VOX,T,Xeff ) …(4) 上記(2) と上記(4) 式を比較すると、 tBD=τO (T)exp〔G(T)Xeff /VOX〕 =D/g(VOX,T,Xeff ) ∴g(VOX,T,Xeff ) =〔D/τO (T)〕exp〔−G(T)Xeff /V〕 …(5) ここで、τO (T),G(T)は係数である。
する項として用いている。これを定電圧TDDBで考え
ると、定電圧TDDBは時間に対して一定のストレスを
かけるので、(3) 式は次式で表される。 D=g(VOX,T,Xeff )tBD ∴tBD=D/g(VOX,T,Xeff ) …(4) 上記(2) と上記(4) 式を比較すると、 tBD=τO (T)exp〔G(T)Xeff /VOX〕 =D/g(VOX,T,Xeff ) ∴g(VOX,T,Xeff ) =〔D/τO (T)〕exp〔−G(T)Xeff /V〕 …(5) ここで、τO (T),G(T)は係数である。
【0012】上記(5) 式を上記(3) 式に代入して、
【0013】
【数2】
【0014】したがって、定電圧TDDBの絶縁膜破壊
は、上記(6) 式で表される。TZDB測定をランプ電圧
で行った場合、電圧と測定時間には、以下の関係が成り
立つ。 V(t) =R×t ここで、Rはランプレート(v/sec)、tは測定時
間である。
は、上記(6) 式で表される。TZDB測定をランプ電圧
で行った場合、電圧と測定時間には、以下の関係が成り
立つ。 V(t) =R×t ここで、Rはランプレート(v/sec)、tは測定時
間である。
【0015】これを上記(6) 式に代入して、
【0016】
【数3】
【0017】VBD=RtBD,T(t) =Tvbd として、上
記(7) 式を解くと、
記(7) 式を解くと、
【0018】
【数4】
【0019】
【数5】
【0020】ここで、VBDは絶縁破壊電圧、tBDは絶縁
破壊寿命、G(Tvbd ),τO (T vbd )は係数であ
る。上記(9) 式を上記(2) 式に代入して、
破壊寿命、G(Tvbd ),τO (T vbd )は係数であ
る。上記(9) 式を上記(2) 式に代入して、
【0021】
【数6】
【0022】したがって、TDDB測定とTZDB測定
の関係は、上記(10)式で表されるため、この上記(10)式
を用いて絶縁膜の寿命予測を行う。ここで、上記(10)式
を用いて寿命予測を行うには、係数であるG(Tvbd )
及びτO (Tvbd )と絶縁膜の実効膜厚Xeff を求める
必要がある。G(Tvbd )とτO (Tvbd )の算出方法
は、上記(1) 式の真性寿命を用いる。上記(1) 式の両対
数をとると、ln(tBD)と1/EOXの間に、次式のよ
うな直線関係が成り立つ。
の関係は、上記(10)式で表されるため、この上記(10)式
を用いて絶縁膜の寿命予測を行う。ここで、上記(10)式
を用いて寿命予測を行うには、係数であるG(Tvbd )
及びτO (Tvbd )と絶縁膜の実効膜厚Xeff を求める
必要がある。G(Tvbd )とτO (Tvbd )の算出方法
は、上記(1) 式の真性寿命を用いる。上記(1) 式の両対
数をとると、ln(tBD)と1/EOXの間に、次式のよ
うな直線関係が成り立つ。
【0023】 ln(tBD)=G/EOX+ln(τO ) …(11) よって、G(Tvbd )とτO (Tvbd )は、この直線の
切片1n(τO )と、傾きGから算出できる。また、実
効膜厚Xeff は、TZDB測定により得られる絶縁破壊
電圧VBDと、係数G(Tvbd ),τO (Tvbd )を(8)
式に代入することで算出できる。
切片1n(τO )と、傾きGから算出できる。また、実
効膜厚Xeff は、TZDB測定により得られる絶縁破壊
電圧VBDと、係数G(Tvbd ),τO (Tvbd )を(8)
式に代入することで算出できる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た寿命予測方法では、次のような結果が得られる。図5
に、キャパシタ面積の0.42mm2 に、12MV/c
mの定電圧ストレスを印加した場合の予測値と実施値を
示す。なお、図5は、破壊時間(秒)tBDに対する累積
不良率(%)をワイブルプロットした結果で、予測値が
*印、実測値が□印である。
た寿命予測方法では、次のような結果が得られる。図5
に、キャパシタ面積の0.42mm2 に、12MV/c
mの定電圧ストレスを印加した場合の予測値と実施値を
示す。なお、図5は、破壊時間(秒)tBDに対する累積
不良率(%)をワイブルプロットした結果で、予測値が
*印、実測値が□印である。
【0025】この図より、予測値と実測値は破壊時間1
00秒以上の領域で大きく異なることがわかる。これ
は、上記寿命予測方法に以下の問題点があるためであ
る。 (A)TZDB測定において、絶縁膜以外(ゲート電
極、半導体基板)の抵抗の影響を考慮していない。
00秒以上の領域で大きく異なることがわかる。これ
は、上記寿命予測方法に以下の問題点があるためであ
る。 (A)TZDB測定において、絶縁膜以外(ゲート電
極、半導体基板)の抵抗の影響を考慮していない。
【0026】(B)TDDB測定において、絶縁膜の電
子トラッピングの影響を考慮していない。 本発明は、以上述べたように、正確に絶縁膜の寿命を予
測できないという問題点を解決するため、半導体素子の
絶縁膜に印加される電界を補正し、絶縁膜の正確な寿命
予測を行うことができる半導体素子の絶縁膜の評価方法
を提供することを目的とする。
子トラッピングの影響を考慮していない。 本発明は、以上述べたように、正確に絶縁膜の寿命を予
測できないという問題点を解決するため、半導体素子の
絶縁膜に印加される電界を補正し、絶縁膜の正確な寿命
予測を行うことができる半導体素子の絶縁膜の評価方法
を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、TZDB測定からTDDB特性の真性不
良領域の予測を行う半導体素子の絶縁膜の評価方法にお
いて、TZDB測定時に絶縁膜に印加される低電界領域
の電流−電圧特性からファウラー−ノルドハイム(Fo
wler−Nordheim)式を算出し、前記絶縁膜
に印加される高電界領域の電流の実測値を求め、該実測
値が前記ファウラー−ノルドハイム式に該当する電界を
求め、該電界を前記絶縁膜に印加される電界として補正
するようにしたものである。
成するために、TZDB測定からTDDB特性の真性不
良領域の予測を行う半導体素子の絶縁膜の評価方法にお
いて、TZDB測定時に絶縁膜に印加される低電界領域
の電流−電圧特性からファウラー−ノルドハイム(Fo
wler−Nordheim)式を算出し、前記絶縁膜
に印加される高電界領域の電流の実測値を求め、該実測
値が前記ファウラー−ノルドハイム式に該当する電界を
求め、該電界を前記絶縁膜に印加される電界として補正
するようにしたものである。
【0028】また、TZDB測定からTDDB特性の全
ての領域の予測を行う半導体素子の絶縁膜の評価方法に
おいて、TDDB測定時に、絶縁膜に流れる電流を測定
し、絶縁膜破壊直前の電流値からファウラー−ノルドハ
イム式を用いて、前記絶縁膜に印加される電界を補正す
るようにしたものである。
ての領域の予測を行う半導体素子の絶縁膜の評価方法に
おいて、TDDB測定時に、絶縁膜に流れる電流を測定
し、絶縁膜破壊直前の電流値からファウラー−ノルドハ
イム式を用いて、前記絶縁膜に印加される電界を補正す
るようにしたものである。
【0029】
【作用】本発明によれば、上記したように、半導体素子
の絶縁膜の評価方法において、TZDB測定時にファウ
ラー−ノルドハイム(Fowler−Nordhei
m)電流を用いて電界補正を行う。したがって、絶縁膜
以外(ゲート電極、半導体基板)の抵抗の影響を考慮し
た絶縁膜の寿命予測を正確に行うことができる。
の絶縁膜の評価方法において、TZDB測定時にファウ
ラー−ノルドハイム(Fowler−Nordhei
m)電流を用いて電界補正を行う。したがって、絶縁膜
以外(ゲート電極、半導体基板)の抵抗の影響を考慮し
た絶縁膜の寿命予測を正確に行うことができる。
【0030】また、TDDB測定において、I−t(電
流の時間変化)特性を別途測定して、ファウラー−ノル
ドハイム式を用いて電界補正を行う。したがって、絶縁
膜の電子トラッピングの影響を考慮した絶縁膜の寿命予
測を的確に行うことができる。
流の時間変化)特性を別途測定して、ファウラー−ノル
ドハイム式を用いて電界補正を行う。したがって、絶縁
膜の電子トラッピングの影響を考慮した絶縁膜の寿命予
測を的確に行うことができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を参照しな
がら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例を示
す半導体素子の絶縁膜の評価フローチャート、図2はF
−N(ファウラー−ノルドハイム)電流を示す図であ
る。ここでは、図3に示すような、半導体基板11、ゲ
ート絶縁膜(酸化膜)12及びゲート電極13で構成さ
れているMIS型トランジスタ10のTZDB測定にお
いて、F−N電流から電界補正を行うことにより、絶縁
膜以外の抵抗の影響を考慮できるよう構成する。
がら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例を示
す半導体素子の絶縁膜の評価フローチャート、図2はF
−N(ファウラー−ノルドハイム)電流を示す図であ
る。ここでは、図3に示すような、半導体基板11、ゲ
ート絶縁膜(酸化膜)12及びゲート電極13で構成さ
れているMIS型トランジスタ10のTZDB測定にお
いて、F−N電流から電界補正を行うことにより、絶縁
膜以外の抵抗の影響を考慮できるよう構成する。
【0032】以下、本発明の第1の実施例の半導体素子
の絶縁膜の評価方法を図1,図2及び図3を用いて説明
する。まず、図1及び図2に示すように、TZDB測定
時に酸化膜12に印加される低電界領域aの電流−電圧
特性からファウラー−ノルドハイム(Fowler−N
ordheim)式を算出する(ステップS1)。
の絶縁膜の評価方法を図1,図2及び図3を用いて説明
する。まず、図1及び図2に示すように、TZDB測定
時に酸化膜12に印加される低電界領域aの電流−電圧
特性からファウラー−ノルドハイム(Fowler−N
ordheim)式を算出する(ステップS1)。
【0033】次に、前記酸化膜12に印加される高電界
領域の電流の実測値Aを求める(ステップS2)。次い
で、実測値Aが前記ファウラー−ノルドハイム式に該当
する電界Bを求める(ステップS3)。次に、その電界
Bを前記酸化膜12に印加される電界として補正し、寿
命を予測する(ステップS4)。
領域の電流の実測値Aを求める(ステップS2)。次い
で、実測値Aが前記ファウラー−ノルドハイム式に該当
する電界Bを求める(ステップS3)。次に、その電界
Bを前記酸化膜12に印加される電界として補正し、寿
命を予測する(ステップS4)。
【0034】以下に、本発明の半導体素子の評価方法を
具体的に説明する。ここで、MIS型トランジスタ10
のゲート絶縁膜(酸化膜)12を流れる電流は、次式に
示すような、F−N(Fowler−Nordhei
m)電流で表される。 J=A・EOX 2 ・exp(B/EOX) …(12) ここで、Jは電流密度、EOXは酸化膜に印加される電
界、A,Bは定数である。
具体的に説明する。ここで、MIS型トランジスタ10
のゲート絶縁膜(酸化膜)12を流れる電流は、次式に
示すような、F−N(Fowler−Nordhei
m)電流で表される。 J=A・EOX 2 ・exp(B/EOX) …(12) ここで、Jは電流密度、EOXは酸化膜に印加される電
界、A,Bは定数である。
【0035】この上記(12)式の両対数をとると、次式が
得られる。 ln(J/EOX 2 )=B/(EOX+C) …(13) ここで、Cは定数である。したがって、酸化膜を流れる
F−N電流は、1/EOXとln(J/EOX 2 )の直線で
表される。
得られる。 ln(J/EOX 2 )=B/(EOX+C) …(13) ここで、Cは定数である。したがって、酸化膜を流れる
F−N電流は、1/EOXとln(J/EOX 2 )の直線で
表される。
【0036】この上記(13)式を用いて、図2に示すよう
な電界補正を行う。ここで、図2の○印は、TZDB測
定から定めたF−N電流の実測値である。この実測値か
らわかるように、TZDB測定は酸化膜以外の抵抗の影
響を受けるため、電界が高くなるにつれて、F−N電流
からのズレが大きくなる。したがって、図に示すよう
に、低電界領域(ここでは、約12MV/cm以下の電
界)aから、理想的なF−Nプロットを求め、実測値と
同じ値Aとなる理想値のBを算出し、電界を補正した。
な電界補正を行う。ここで、図2の○印は、TZDB測
定から定めたF−N電流の実測値である。この実測値か
らわかるように、TZDB測定は酸化膜以外の抵抗の影
響を受けるため、電界が高くなるにつれて、F−N電流
からのズレが大きくなる。したがって、図に示すよう
に、低電界領域(ここでは、約12MV/cm以下の電
界)aから、理想的なF−Nプロットを求め、実測値と
同じ値Aとなる理想値のBを算出し、電界を補正した。
【0037】この方法により、TZDB測定における酸
化膜以外の抵抗の影響をも考慮できるようにした。次
に、本発明の第2の実施例について説明する。ここで、
図3に示すように、半導体基板11、ゲート絶縁膜(酸
化膜)12及びゲート電極13で構成されているMIS
型トランジスタ10のTDDB測定において、I−t特
性から電界の補正を行うことで、酸化膜12の電子トラ
ッピングの影響を考慮できるようにする。
化膜以外の抵抗の影響をも考慮できるようにした。次
に、本発明の第2の実施例について説明する。ここで、
図3に示すように、半導体基板11、ゲート絶縁膜(酸
化膜)12及びゲート電極13で構成されているMIS
型トランジスタ10のTDDB測定において、I−t特
性から電界の補正を行うことで、酸化膜12の電子トラ
ッピングの影響を考慮できるようにする。
【0038】以下にこの方法を具体的に説明する。ゲー
ト絶縁膜(酸化膜)に定電圧ストレスを印加してTDD
B測定を行った場合、図6に示すように、I−t特性は
時間に対して一定の電流値を示すはずである。しかしな
がら、実際にTDDB測定を行うと、図7に示すよう
に、I−t特性は時間(秒)に対して一定ではなく、破
壊前に電流値の低下が起こる。つまり、ゲート絶縁膜の
電子トラッピングの影響により、ゲート絶縁膜に印加さ
れる電界が時間とともに変化することがわかる。
ト絶縁膜(酸化膜)に定電圧ストレスを印加してTDD
B測定を行った場合、図6に示すように、I−t特性は
時間に対して一定の電流値を示すはずである。しかしな
がら、実際にTDDB測定を行うと、図7に示すよう
に、I−t特性は時間(秒)に対して一定ではなく、破
壊前に電流値の低下が起こる。つまり、ゲート絶縁膜の
電子トラッピングの影響により、ゲート絶縁膜に印加さ
れる電界が時間とともに変化することがわかる。
【0039】したがって、次のような方法を用いて電界
補正を行う。まず、TDDB測定のI−t特性から、絶
縁膜破壊直前の電流値IBD(図7参照)を求める。次い
で、この絶縁膜破壊直前の電流値IBDを、第1の実施例
で求めた理想的なF−N(ファウラー−ノルドハイム)
直線に代入することで電界補正を行う。この方法によ
り、TDDB測定における絶縁膜の電子トラッピングの
影響を考慮できる。
補正を行う。まず、TDDB測定のI−t特性から、絶
縁膜破壊直前の電流値IBD(図7参照)を求める。次い
で、この絶縁膜破壊直前の電流値IBDを、第1の実施例
で求めた理想的なF−N(ファウラー−ノルドハイム)
直線に代入することで電界補正を行う。この方法によ
り、TDDB測定における絶縁膜の電子トラッピングの
影響を考慮できる。
【0040】図8は酸化膜の面積0.42mm2 のMI
S型トランジスタに、12MV/cmの定電圧ストレス
を印加した場合のTDDB測定結果(以後、実測値と呼
ぶ)を示す図である。なお、図中の□印が実測値、*印
が予測値である。図5に示す従来方法では、実測値と予
測値は大きく異なるのに対して、図8に示す本発明の第
1及び第2の実施例によると、実測値と予測値はよく一
致することがわかる。
S型トランジスタに、12MV/cmの定電圧ストレス
を印加した場合のTDDB測定結果(以後、実測値と呼
ぶ)を示す図である。なお、図中の□印が実測値、*印
が予測値である。図5に示す従来方法では、実測値と予
測値は大きく異なるのに対して、図8に示す本発明の第
1及び第2の実施例によると、実測値と予測値はよく一
致することがわかる。
【0041】したがって、本発明の第1及び第2の実施
例を用いることにより、絶縁膜(酸化膜)の、より正確
な寿命予測が可能である。なお、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の
変形が可能であり、それらを本発明の範囲から排除する
ものではない。
例を用いることにより、絶縁膜(酸化膜)の、より正確
な寿命予測が可能である。なお、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の
変形が可能であり、それらを本発明の範囲から排除する
ものではない。
【0042】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、次のような効果を奏することができる。 (1)TZDB測定における絶縁膜以外(ゲート電極、
半導体基板)の抵抗の影響を、F−N電流を用いて電界
を補正することにより、考慮することができ、絶縁膜の
正確な寿命予測を行うことができる。
よれば、次のような効果を奏することができる。 (1)TZDB測定における絶縁膜以外(ゲート電極、
半導体基板)の抵抗の影響を、F−N電流を用いて電界
を補正することにより、考慮することができ、絶縁膜の
正確な寿命予測を行うことができる。
【0043】(2)また、TDDB測定における絶縁膜
の電子トラッピングの影響をI−t特性を用いて電界補
正することで考慮することができる。 したがって、従来の絶縁膜の寿命予測方法より、更に正
確な寿命予測結果を得ることができる。
の電子トラッピングの影響をI−t特性を用いて電界補
正することで考慮することができる。 したがって、従来の絶縁膜の寿命予測方法より、更に正
確な寿命予測結果を得ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す半導体素子の絶縁
膜の評価フローチャートである。
膜の評価フローチャートである。
【図2】F−N(ファウラー−ノルドハイム)電流を示
す図である。
す図である。
【図3】MIS型トランジスタの絶縁膜の測定系を示す
図である。
図である。
【図4】MIS型トランジスタの初期・ランダム不良を
示す図である。
示す図である。
【図5】従来の方法による半導体素子の絶縁膜の寿命予
測結果を示す図である。
測結果を示す図である。
【図6】理想的なI−t特性を示す図である。
【図7】実際のI−t特性を示す図である。
【図8】酸化膜の面積0.42mm2 のMIS型トラン
ジスタに、12MV/cmの定電圧ストレスを印加した
場合のTDDB測定結果を示す図である。
ジスタに、12MV/cmの定電圧ストレスを印加した
場合のTDDB測定結果を示す図である。
10 MIS型トランジスタ 11 半導体基板 12 ゲート絶縁膜(酸化膜) 13 ゲート電極 14 電流計 15 電源 21 Si基板 22 ゲート絶縁膜 23 多結晶シリコン電極
Claims (3)
- 【請求項1】 TZDB測定からTDDB特性の真性不
良領域の予測を行う半導体素子の絶縁膜の評価方法にお
いて、 (a)TZDB測定時に絶縁膜に印加される低電界領域
の電流−電圧特性からファウラー−ノルドハイム(Fo
wler−Nordheim)式を算出し、 (b)前記絶縁膜に印加される高電界領域の電流の実測
値を求め、 (c)該実測値が前記ファウラー−ノルドハイム式に該
当する電界を求め、 (d)該電界を前記絶縁膜に印加される電界として補正
することを特徴とする半導体素子の絶縁膜の評価方法。 - 【請求項2】 前記絶縁膜は酸化膜であり、前記低電界
領域の電界の上限を12MV/cmとすることを特徴と
する請求項1項記載の半導体素子の絶縁膜の評価方法。 - 【請求項3】 TZDB測定からTDDB特性の全ての
領域の予測を行う半導体素子の絶縁膜の評価方法におい
て、 (a)TDDB測定時に、絶縁膜に流れる電流を測定
し、 (b)絶縁膜破壊直前の電流値からファウラー−ノルド
ハイム式を用いて、前記絶縁膜に印加される電界を補正
することを特徴とする半導体素子の絶縁膜の評価方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11668693A JPH06334015A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 半導体素子の絶縁膜の評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11668693A JPH06334015A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 半導体素子の絶縁膜の評価方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06334015A true JPH06334015A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=14693365
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11668693A Withdrawn JPH06334015A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 半導体素子の絶縁膜の評価方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06334015A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002100663A (ja) * | 2000-09-22 | 2002-04-05 | Komatsu Electronic Metals Co Ltd | 半導体素子の電圧計測装置および電圧計測方法並びに測定装置 |
| US8680883B2 (en) | 2010-05-11 | 2014-03-25 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Time dependent dielectric breakdown (TDDB) test structure of semiconductor device and method of performing TDDB test using the same |
| JP2014107374A (ja) * | 2012-11-27 | 2014-06-09 | Sumco Corp | 半導体試料の電気的評価方法および評価装置 |
| CN109307831A (zh) * | 2018-09-25 | 2019-02-05 | 长江存储科技有限责任公司 | 集成电路中栅极氧化层的tddb测试方法 |
| US10620258B2 (en) | 2017-01-13 | 2020-04-14 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method of testing semiconductor device and method of manufacturing a semiconductor device including the testing method |
| US11668743B2 (en) | 2021-01-26 | 2023-06-06 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Semiconductor device defect analysis method |
-
1993
- 1993-05-19 JP JP11668693A patent/JPH06334015A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002100663A (ja) * | 2000-09-22 | 2002-04-05 | Komatsu Electronic Metals Co Ltd | 半導体素子の電圧計測装置および電圧計測方法並びに測定装置 |
| US8680883B2 (en) | 2010-05-11 | 2014-03-25 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Time dependent dielectric breakdown (TDDB) test structure of semiconductor device and method of performing TDDB test using the same |
| JP2014107374A (ja) * | 2012-11-27 | 2014-06-09 | Sumco Corp | 半導体試料の電気的評価方法および評価装置 |
| US10620258B2 (en) | 2017-01-13 | 2020-04-14 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method of testing semiconductor device and method of manufacturing a semiconductor device including the testing method |
| CN109307831A (zh) * | 2018-09-25 | 2019-02-05 | 长江存储科技有限责任公司 | 集成电路中栅极氧化层的tddb测试方法 |
| CN109307831B (zh) * | 2018-09-25 | 2020-03-31 | 长江存储科技有限责任公司 | 集成电路中栅极氧化层的tddb测试方法 |
| US11668743B2 (en) | 2021-01-26 | 2023-06-06 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Semiconductor device defect analysis method |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000801 |