JPH06335601A - Pt、Pd及びAuの抽出剤並びに該抽出剤を使用するPt、Pd及び/又はAuの分離方法 - Google Patents
Pt、Pd及びAuの抽出剤並びに該抽出剤を使用するPt、Pd及び/又はAuの分離方法Info
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- JPH06335601A JPH06335601A JP15117593A JP15117593A JPH06335601A JP H06335601 A JPH06335601 A JP H06335601A JP 15117593 A JP15117593 A JP 15117593A JP 15117593 A JP15117593 A JP 15117593A JP H06335601 A JPH06335601 A JP H06335601A
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- extractant
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- hydrochloric acid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 Pt、Pd及びAuのみ高効率で抽出し、C
u、Fe、Ni等の不純物を抽出しない抽出剤、及び該
抽出剤を使用するPt、Pd及び/又はAuの分離方法
を提供すること。 【構成】 【化1】 (ここでn=2乃至5およびm=2乃至5)で表される
Pt、Pd及びAuの抽出剤。また塩酸濃度0.01乃至6
規定に調整されたPt、Pd及び/又はAuを含有する
酸性水相に、上記抽出前0.01乃至0.5M/lを含有する有機
相を接触させることにより、Pt、Pd及び/又はAu
を有機相に抽出することを特徴とするPt、Pd及び/
又はAuの分離法。
u、Fe、Ni等の不純物を抽出しない抽出剤、及び該
抽出剤を使用するPt、Pd及び/又はAuの分離方法
を提供すること。 【構成】 【化1】 (ここでn=2乃至5およびm=2乃至5)で表される
Pt、Pd及びAuの抽出剤。また塩酸濃度0.01乃至6
規定に調整されたPt、Pd及び/又はAuを含有する
酸性水相に、上記抽出前0.01乃至0.5M/lを含有する有機
相を接触させることにより、Pt、Pd及び/又はAu
を有機相に抽出することを特徴とするPt、Pd及び/
又はAuの分離法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はPt、Pd及びAuの回
収、精製時に用いられる、Pt、Pd及びAuの抽出剤
及び該抽出剤を使用するPt、Pd及び/又はAuの分
離方法に関するものである。
収、精製時に用いられる、Pt、Pd及びAuの抽出剤
及び該抽出剤を使用するPt、Pd及び/又はAuの分
離方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来貴金属の回収精製方法には種々のも
のがあり、溶解、晶析に基づく分離法を用いたり、溶媒
抽出法を用いたりしており、白金族金属用抽出剤(L.M.G
indin,S.N.Ivonava, A.A.Mazurova, and L.Ya.Mironova
: THE EXTRACTION OF PLATINUM METALS BY SALTS OF Q
UATERNARY AMMONIUM BASES, Russian Journal of Inorg
anic Chemistry, Vol.10, 269 〜272(1965))なども報告
されている。しかしながら溶解、晶析による従来法に
は、晶析分離が不完全で高純度化できない、回収率が低
い、処理工程が長く複雑である等の欠点があった。
のがあり、溶解、晶析に基づく分離法を用いたり、溶媒
抽出法を用いたりしており、白金族金属用抽出剤(L.M.G
indin,S.N.Ivonava, A.A.Mazurova, and L.Ya.Mironova
: THE EXTRACTION OF PLATINUM METALS BY SALTS OF Q
UATERNARY AMMONIUM BASES, Russian Journal of Inorg
anic Chemistry, Vol.10, 269 〜272(1965))なども報告
されている。しかしながら溶解、晶析による従来法に
は、晶析分離が不完全で高純度化できない、回収率が低
い、処理工程が長く複雑である等の欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来法
の欠点を解決し、Pt、Pd及びAuを選択的に高効率
で抽出する抽出剤及びその抽出剤を用いてPt、Pd及
び/又はAuを効率よく分離できるPt、Pd及び/又
はAuの分離方法を提供するものである。
の欠点を解決し、Pt、Pd及びAuを選択的に高効率
で抽出する抽出剤及びその抽出剤を用いてPt、Pd及
び/又はAuを効率よく分離できるPt、Pd及び/又
はAuの分離方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は(化1)で示さ
れるPt、Pd及びAuの抽出剤であり、塩酸濃度0.01
乃至6規定に調整されたPt、Pd及び/又はAuを含
有する酸性水相に、(化1)を0.01乃至 0.5M/l 含有す
る有機相を接触させることにより、Pt、Pd及び/又
はAuを有機相に抽出することを特徴とするPt、Pd
及び/又はAuの分離法である。本発明を用いることに
より、Pt、Pd及び/又はAuを含有する溶液から、
Pt、Pd及び/又はAuのみを選択的に高効率で分離
することが可能となる。
れるPt、Pd及びAuの抽出剤であり、塩酸濃度0.01
乃至6規定に調整されたPt、Pd及び/又はAuを含
有する酸性水相に、(化1)を0.01乃至 0.5M/l 含有す
る有機相を接触させることにより、Pt、Pd及び/又
はAuを有機相に抽出することを特徴とするPt、Pd
及び/又はAuの分離法である。本発明を用いることに
より、Pt、Pd及び/又はAuを含有する溶液から、
Pt、Pd及び/又はAuのみを選択的に高効率で分離
することが可能となる。
【0005】なお、本発明者らは以前(化1)がRhの
抽出剤として有効であることを見い出したが(特願平4
−124154)、その後の研究により(化1)がPt、Pd
及びAuの抽出剤としても有効であることがあきらかと
なったものである。
抽出剤として有効であることを見い出したが(特願平4
−124154)、その後の研究により(化1)がPt、Pd
及びAuの抽出剤としても有効であることがあきらかと
なったものである。
【0006】(化1)の抽出剤としては、例えば3、−
(4ピクジル)1、5−ジフェニルペンタンがあげら
れ、有機溶媒としてはケロシン等が用いられる。Pt、
Pd及び/又はAu抽出時の水相の塩酸濃度を0.01乃至
6規定とするのは、それ以外の範囲では他の卑金属の抽
出率が高くなってしまうためであり、この範囲で抽出を
行なうことにより、Pt、Pd及び/又はAuのみ高効
率で抽出され、Cu、Ni、Feなどの不純物はほとん
ど抽出されないため、Pt、Pd及び/又はAuをC
u、Ni、Feなどの不純物から分離することができ
る。
(4ピクジル)1、5−ジフェニルペンタンがあげら
れ、有機溶媒としてはケロシン等が用いられる。Pt、
Pd及び/又はAu抽出時の水相の塩酸濃度を0.01乃至
6規定とするのは、それ以外の範囲では他の卑金属の抽
出率が高くなってしまうためであり、この範囲で抽出を
行なうことにより、Pt、Pd及び/又はAuのみ高効
率で抽出され、Cu、Ni、Feなどの不純物はほとん
ど抽出されないため、Pt、Pd及び/又はAuをC
u、Ni、Feなどの不純物から分離することができ
る。
【0007】
【実施例1】Pt(IV)濃度 100mg/l、Pd(II)濃度 100
mg/l、Fe濃度 1,000mg/l、Ni濃度 1,000mg/lで、塩
酸濃度0.01乃至 6.0規定の範囲で変化させた処理液を用
意した。また抽出用の有機溶媒としては、ケロシンに
3、−(4ピリジル)1、5−ジフェニルペンタン 2.2
×10-1M/1 を加え、さらに改質剤としてp−ノニルフェ
ノール80g/l を溶解したものを用いた。分液ロートに処
理液をそれぞれ50mlづつ入れ、その中に上記抽出用有機
溶媒を50ml加え、60分間激しく振とうさせた。その後静
置して二相が分離した後、水相を排出した。このときの
水相中のPt濃度及びPd濃度並びにFe、Ni濃度を
原子吸光法により分析し、これからそれぞれの有機相へ
の抽出率として計算したものを図1に示す。図1よりわ
かる通り、処理液の塩酸濃度0.01乃至 6.0規定の範囲で
は、Pt及びPdの抽出率は100 %であり、反面Fe、
Niの抽出率は非常に低い値となっている。
mg/l、Fe濃度 1,000mg/l、Ni濃度 1,000mg/lで、塩
酸濃度0.01乃至 6.0規定の範囲で変化させた処理液を用
意した。また抽出用の有機溶媒としては、ケロシンに
3、−(4ピリジル)1、5−ジフェニルペンタン 2.2
×10-1M/1 を加え、さらに改質剤としてp−ノニルフェ
ノール80g/l を溶解したものを用いた。分液ロートに処
理液をそれぞれ50mlづつ入れ、その中に上記抽出用有機
溶媒を50ml加え、60分間激しく振とうさせた。その後静
置して二相が分離した後、水相を排出した。このときの
水相中のPt濃度及びPd濃度並びにFe、Ni濃度を
原子吸光法により分析し、これからそれぞれの有機相へ
の抽出率として計算したものを図1に示す。図1よりわ
かる通り、処理液の塩酸濃度0.01乃至 6.0規定の範囲で
は、Pt及びPdの抽出率は100 %であり、反面Fe、
Niの抽出率は非常に低い値となっている。
【0008】
【実施例2】Au(III) 濃度 100mg/l、Cu濃度20,000
mg/lで塩酸濃度を0.01乃至 6.0規定の範囲で変化させた
処理液を用意した。その後実施例1と同様の抽出用有機
溶媒、抽出方法にて処理した結果を図2に示す。図2よ
りわかる通り、処理液の塩酸濃度0.01乃至 6.0規定の範
囲ではAuの抽出率は 100%であり、反面Cuの抽出率
は非常に低い値となっている。
mg/lで塩酸濃度を0.01乃至 6.0規定の範囲で変化させた
処理液を用意した。その後実施例1と同様の抽出用有機
溶媒、抽出方法にて処理した結果を図2に示す。図2よ
りわかる通り、処理液の塩酸濃度0.01乃至 6.0規定の範
囲ではAuの抽出率は 100%であり、反面Cuの抽出率
は非常に低い値となっている。
【0009】
【比較例1】処理液の塩酸濃度を 8.0乃至10.0規定の範
囲で変化させた以外はすべて実施例1と同様の方法で処
理を行い、有機相中へ抽出されたPt濃度及びPd濃度
Fe、Ni濃度を分析し、それぞれの抽出率として計算
したものを図1に示す。この塩酸濃度範囲ではFeの抽
出率が高くなってしまいPt及びPdを分離しきれない
ものであった。
囲で変化させた以外はすべて実施例1と同様の方法で処
理を行い、有機相中へ抽出されたPt濃度及びPd濃度
Fe、Ni濃度を分析し、それぞれの抽出率として計算
したものを図1に示す。この塩酸濃度範囲ではFeの抽
出率が高くなってしまいPt及びPdを分離しきれない
ものであった。
【0010】
【比較例2】処理液の塩酸濃度を 8.0乃至10.0規定の範
囲で変化させた以外はすべて同様の方法で処理を行い、
有機相中へ抽出されたAu濃度及びCu濃度を分析し、
それぞれの抽出率として計算したものを図2に示す。こ
の塩酸濃度範囲ではCuの抽出率も高くなってしまいA
uを分離しきれないものであった。
囲で変化させた以外はすべて同様の方法で処理を行い、
有機相中へ抽出されたAu濃度及びCu濃度を分析し、
それぞれの抽出率として計算したものを図2に示す。こ
の塩酸濃度範囲ではCuの抽出率も高くなってしまいA
uを分離しきれないものであった。
【0011】
【発明の効果】以上の通り、本発明のPt、Pd及びA
uの抽出剤及び該抽出剤を使用するPt、Pd及び/又
はAuの分離方法を用いることにより、Pt、Pd及び
/又はAuのみを高効率で抽出でき、不純物のCu、F
e、Ni等は抽出しないため、Pt、Pd及び/又はA
uと不純物の混合溶液からPt、Pd及び/又はAuの
みを分離することができ、回収精製に多大な効果を奏す
るものである。
uの抽出剤及び該抽出剤を使用するPt、Pd及び/又
はAuの分離方法を用いることにより、Pt、Pd及び
/又はAuのみを高効率で抽出でき、不純物のCu、F
e、Ni等は抽出しないため、Pt、Pd及び/又はA
uと不純物の混合溶液からPt、Pd及び/又はAuの
みを分離することができ、回収精製に多大な効果を奏す
るものである。
【0012】
【図1】実施例1及び比較例1でのPt、Pd、Fe及
びNiの抽出率を示したグラフである。
びNiの抽出率を示したグラフである。
【図2】実施例2及び比較例2でのAu及びCuの抽出
率を示したグラフである。
率を示したグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】 式 【化1】 (ここでn=2乃至5およびm=2乃至5である)で表
されるPt、Pd及びAuの抽出剤。 - 【請求項2】 (化1)が3、−(4ピリジル)1、5
−ジフェニルペンタンであるPt、Pd及びAuの抽出
剤。 - 【請求項3】 塩酸濃度0.01乃至6規定に調整されたP
t、Pd及び/又はAuを含有する酸性水相に、(化
1)を0.01乃至 0.5M/l 含有する有機相を接触させるこ
とにより、Pt、Pd及び/又はAuを有機相に抽出す
ることを特徴とするPt、Pd及び/又はAuの分離方
法。 - 【請求項4】 上記(化1)を0.01乃至 0.5M/l 含有す
る有機相にさらにP−ノニルフェノールを添加しておく
ことを特徴とする請求項3に記載のPt、Pd及び/又
はAuの分離方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15117593A JPH06335601A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | Pt、Pd及びAuの抽出剤並びに該抽出剤を使用するPt、Pd及び/又はAuの分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15117593A JPH06335601A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | Pt、Pd及びAuの抽出剤並びに該抽出剤を使用するPt、Pd及び/又はAuの分離方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06335601A true JPH06335601A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=15512951
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15117593A Pending JPH06335601A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | Pt、Pd及びAuの抽出剤並びに該抽出剤を使用するPt、Pd及び/又はAuの分離方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06335601A (ja) |
-
1993
- 1993-05-28 JP JP15117593A patent/JPH06335601A/ja active Pending
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