JPH06335708A - ステンレス鋼板の圧延方法 - Google Patents
ステンレス鋼板の圧延方法Info
- Publication number
- JPH06335708A JPH06335708A JP14858393A JP14858393A JPH06335708A JP H06335708 A JPH06335708 A JP H06335708A JP 14858393 A JP14858393 A JP 14858393A JP 14858393 A JP14858393 A JP 14858393A JP H06335708 A JPH06335708 A JP H06335708A
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- stainless steel
- steel plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ステンレス鋼板の熱間圧延工程の仕上圧延に
おけるエッジ部の肌荒れを防止する。 【構成】 ステンレス鋼板の熱間圧延工程の仕上圧延機
の前またはミル間にC型エッジヒータ3を設置し、エッ
ジ部の肌荒れを防止する方法において、C型エッジヒー
タ3のインダクター4の全長Aに対するステンレス鋼板
2エッジのラップ長さBの割合を示すラップを85〜1
00%の範囲で設定する。 【効果】 コイルグラインダー研削比率を大幅に低減で
きる。
おけるエッジ部の肌荒れを防止する。 【構成】 ステンレス鋼板の熱間圧延工程の仕上圧延機
の前またはミル間にC型エッジヒータ3を設置し、エッ
ジ部の肌荒れを防止する方法において、C型エッジヒー
タ3のインダクター4の全長Aに対するステンレス鋼板
2エッジのラップ長さBの割合を示すラップを85〜1
00%の範囲で設定する。 【効果】 コイルグラインダー研削比率を大幅に低減で
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ステンレス鋼の熱間
圧延におけるエッジ肌荒れを防止できる圧延方法に関す
る。
圧延におけるエッジ肌荒れを防止できる圧延方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ステンレス鋼の熱間圧延においては、仕
上前段ロールのエッジ肌荒れによる品質劣化が問題とな
る。ステンレス鋼の熱間圧延における肌荒れ防止技術と
しては、仕上げ前段ロールの線圧に制約を加える、エッ
ジ部を圧延油により潤滑する、あるいはエッジヒータに
よりエッジ部を昇温して変形抵抗を小さくする等があ
る。しかし、仕上げ前段ロールの線圧に制約を加える方
法は、仕上げ前段のミルパワーを犠牲にせざるを得ず、
また、圧延油によるエッジ部の潤滑は、固体潤滑等が研
究されているが、未だ効果は確認されていない。さら
に、エッジヒータによるエッジ部の昇温は、エッジヒー
タがU型の場合漏れ磁束が多く十分な昇温が難しく、C
型の場合は効率が良いが、加熱電流がエッジ25mm内
に集中するため、肌荒れ領域を全てカバーすることがで
きない。
上前段ロールのエッジ肌荒れによる品質劣化が問題とな
る。ステンレス鋼の熱間圧延における肌荒れ防止技術と
しては、仕上げ前段ロールの線圧に制約を加える、エッ
ジ部を圧延油により潤滑する、あるいはエッジヒータに
よりエッジ部を昇温して変形抵抗を小さくする等があ
る。しかし、仕上げ前段ロールの線圧に制約を加える方
法は、仕上げ前段のミルパワーを犠牲にせざるを得ず、
また、圧延油によるエッジ部の潤滑は、固体潤滑等が研
究されているが、未だ効果は確認されていない。さら
に、エッジヒータによるエッジ部の昇温は、エッジヒー
タがU型の場合漏れ磁束が多く十分な昇温が難しく、C
型の場合は効率が良いが、加熱電流がエッジ25mm内
に集中するため、肌荒れ領域を全てカバーすることがで
きない。
【0003】従来の熱間圧延工程におけるエッジヒータ
としては、搬送軌道上を搬送される帯状被圧延材のエッ
ジ部を加熱する誘導加熱コイルと、前記被圧延材の進行
方向と直角の方向への移動機構を有しかつ前記加熱コイ
ルを搭載したコイル台車体と、前記加熱コイル台車に取
付けられて被圧延材のエッジに接触する接触子とを備
え、加熱中に接触子が被圧延材に接触するように移動機
構を動作させ、被圧延材と加熱コイルとの相対関係位置
を一定に保つようにした誘導加熱装置(特開昭53−7
0063号公報)、厚肉の金属塊の端部を、その上面、
下面および側面にそれぞれ上面、下面および側面間隔を
有して上面、下面および側面誘導子を配置することによ
り加熱する誘導加熱装置において、上記金属塊の側面の
加熱後温度を検出する検温装置と、上記検知温度に基づ
いて上記金属塊側面および側面誘導子間の側面間隔を制
御する制御装置とを備えている誘導加熱装置(特開昭5
9−116318号公報)、搬送中の鋼板の両エッジ部
をそれぞれ加熱コイルで加熱する鋼板エッジの誘導加熱
装置において、前記両エッジ部での加熱コイルにそれぞ
れ投入される電力を検出する手段と、前記投入電力の変
化に基づいて、鋼板の両エッジ部と加熱コイルとの距離
を常に一定に保つように、前記加熱コイルを前記鋼板の
幅方向に移動させる手段とを備えた誘導加熱装置(特開
平3−62495号公報)等が提案されている。
としては、搬送軌道上を搬送される帯状被圧延材のエッ
ジ部を加熱する誘導加熱コイルと、前記被圧延材の進行
方向と直角の方向への移動機構を有しかつ前記加熱コイ
ルを搭載したコイル台車体と、前記加熱コイル台車に取
付けられて被圧延材のエッジに接触する接触子とを備
え、加熱中に接触子が被圧延材に接触するように移動機
構を動作させ、被圧延材と加熱コイルとの相対関係位置
を一定に保つようにした誘導加熱装置(特開昭53−7
0063号公報)、厚肉の金属塊の端部を、その上面、
下面および側面にそれぞれ上面、下面および側面間隔を
有して上面、下面および側面誘導子を配置することによ
り加熱する誘導加熱装置において、上記金属塊の側面の
加熱後温度を検出する検温装置と、上記検知温度に基づ
いて上記金属塊側面および側面誘導子間の側面間隔を制
御する制御装置とを備えている誘導加熱装置(特開昭5
9−116318号公報)、搬送中の鋼板の両エッジ部
をそれぞれ加熱コイルで加熱する鋼板エッジの誘導加熱
装置において、前記両エッジ部での加熱コイルにそれぞ
れ投入される電力を検出する手段と、前記投入電力の変
化に基づいて、鋼板の両エッジ部と加熱コイルとの距離
を常に一定に保つように、前記加熱コイルを前記鋼板の
幅方向に移動させる手段とを備えた誘導加熱装置(特開
平3−62495号公報)等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭53−70
063号公報、特開昭59−116318号公報および
特開平3−62495号公報に開示されているエッジヒ
ータは、いずれも加熱コイルと被圧延材との相対距離を
常に一定に保持するものであって、仕上げ前段ロールの
肌荒れ防止についての記載がない。また、ステンレス鋼
板の場合は、エッジヒータによる昇温値と共にクラウン
が大きくなり、エッジ部の圧下率が大きくなって肌荒れ
を増長する傾向があった。
063号公報、特開昭59−116318号公報および
特開平3−62495号公報に開示されているエッジヒ
ータは、いずれも加熱コイルと被圧延材との相対距離を
常に一定に保持するものであって、仕上げ前段ロールの
肌荒れ防止についての記載がない。また、ステンレス鋼
板の場合は、エッジヒータによる昇温値と共にクラウン
が大きくなり、エッジ部の圧下率が大きくなって肌荒れ
を増長する傾向があった。
【0005】この発明の目的は、ステンレス鋼の熱間圧
延工程の仕上圧延におけるエッジ部の肌荒れを防止でき
るステンレス鋼板の熱間圧延方法を提供することにあ
る。
延工程の仕上圧延におけるエッジ部の肌荒れを防止でき
るステンレス鋼板の熱間圧延方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく種々試験研究を行った。その結果、C型エ
ッジヒータは、インダクターの全長Aに対する鋼板エッ
ジのラップ長さBの割合を示すラップが75%の場合
が、最も効率がよいため、75%ラップで使用するのが
常識とされてきた。しかしステンレス鋼板の場合は、エ
ッジ肌荒れがエッジから50mm程度の範囲で起こるた
め、ラップ75%ではエッジから25〜50mmの昇温
値が不足し、逆にエッジから25mm内はオーバー加熱
となっていることが判明した。さらに、ステンレス鋼板
の場合は、エッジヒータの昇温値が高くなるとエッジか
ら25mmのクラウンが増大する、すなわちエッジ部の
圧下率が大きくなり、耐肌荒れという観点から不利であ
る。上記の欠点を解消するには、ステンレス鋼板の熱間
圧延に限り、エッジヒータの効率を犠牲にし、エッジヒ
ータのラップを85〜100%の範囲で設定することに
よって、肌荒れを防止できることを究明し、この発明に
到達した。
を達成すべく種々試験研究を行った。その結果、C型エ
ッジヒータは、インダクターの全長Aに対する鋼板エッ
ジのラップ長さBの割合を示すラップが75%の場合
が、最も効率がよいため、75%ラップで使用するのが
常識とされてきた。しかしステンレス鋼板の場合は、エ
ッジ肌荒れがエッジから50mm程度の範囲で起こるた
め、ラップ75%ではエッジから25〜50mmの昇温
値が不足し、逆にエッジから25mm内はオーバー加熱
となっていることが判明した。さらに、ステンレス鋼板
の場合は、エッジヒータの昇温値が高くなるとエッジか
ら25mmのクラウンが増大する、すなわちエッジ部の
圧下率が大きくなり、耐肌荒れという観点から不利であ
る。上記の欠点を解消するには、ステンレス鋼板の熱間
圧延に限り、エッジヒータの効率を犠牲にし、エッジヒ
ータのラップを85〜100%の範囲で設定することに
よって、肌荒れを防止できることを究明し、この発明に
到達した。
【0007】すなわちこの発明は、ステンレス鋼板の熱
間圧延工程の仕上圧延機の前またはミル間にC型エッジ
ヒータを設置し、エッジ部の肌荒れを防止する方法にお
いて、C型エッジヒータのインダクターの全長Aに対す
るステンレス鋼板エッジのラップ長さBの割合を示すラ
ップを85〜100%の範囲で設定することを特徴とす
るステンレス鋼板の圧延方法である。
間圧延工程の仕上圧延機の前またはミル間にC型エッジ
ヒータを設置し、エッジ部の肌荒れを防止する方法にお
いて、C型エッジヒータのインダクターの全長Aに対す
るステンレス鋼板エッジのラップ長さBの割合を示すラ
ップを85〜100%の範囲で設定することを特徴とす
るステンレス鋼板の圧延方法である。
【0008】
【作用】この発明においては、C型エッジヒータのイン
ダクターの全長Aに対するステンレス鋼板エッジのラッ
プ長さBの割合を示すラップを85〜100%の範囲で
設定するから、高効率のラップ75%の場合に比較し、
エッジから25mmの範囲の昇温値が低下してオーバー
加熱が緩和され、エッジから25〜50mmの範囲の昇
温値が大幅に上昇し、肌荒れが防止される。また、エッ
ジ部のオーバー加熱がなくなってエッジ部の横流れが緩
和され、板クラウンもラップ75%の場合に比較し小さ
くなり、エッジ部圧下率の増大を防止することができ、
C型エッジヒータの昇温値を高く設定することが可能と
なる。
ダクターの全長Aに対するステンレス鋼板エッジのラッ
プ長さBの割合を示すラップを85〜100%の範囲で
設定するから、高効率のラップ75%の場合に比較し、
エッジから25mmの範囲の昇温値が低下してオーバー
加熱が緩和され、エッジから25〜50mmの範囲の昇
温値が大幅に上昇し、肌荒れが防止される。また、エッ
ジ部のオーバー加熱がなくなってエッジ部の横流れが緩
和され、板クラウンもラップ75%の場合に比較し小さ
くなり、エッジ部圧下率の増大を防止することができ、
C型エッジヒータの昇温値を高く設定することが可能と
なる。
【0009】C型エッジヒータのラップ調整は、C型エ
ッジヒータの前段に幅方向温度検出器を設け、該幅方向
温度検出器の測温結果をラップ制御部に入力し、幅方向
中央部とエッジ部との温度差を演算し、別途予め入力さ
れているラップとヒートパターンと昇温値との関係に基
づいて最適ラップを演算し、C型エッジヒータ3駆動制
御部を介してラップ調整を行うと共に、C型エッジヒー
タの昇温値を設定するのである。
ッジヒータの前段に幅方向温度検出器を設け、該幅方向
温度検出器の測温結果をラップ制御部に入力し、幅方向
中央部とエッジ部との温度差を演算し、別途予め入力さ
れているラップとヒートパターンと昇温値との関係に基
づいて最適ラップを演算し、C型エッジヒータ3駆動制
御部を介してラップ調整を行うと共に、C型エッジヒー
タの昇温値を設定するのである。
【0010】
実施例1 以下にこの発明方法の詳細を実施の一例を示す図1ない
し図4に基づいて説明する。図1はラップの定義の説明
図、図2はC型エッジヒータを設置した仕上圧延ライン
の側面図、図3はラップ75%、85%、95%におけ
るエッジからの距離(mm)と昇温値との関係を示すグ
ラフ、図4はラップ75%と90%の場合のクラウンを
示すもので、(a)図はラップ75%の場合のクラウン
を、(b)図はラップ90%の場合のクラウンを示すグ
ラフである。図2において、1は仕上圧延ライン、2は
仕上圧延ライン1に供給する粗圧延されたステンレス鋼
板、3は仕上圧延ライン1の前に設置されたステンレス
鋼板2のエッジ部を加熱するC型エッジヒータで、図1
に示すとおり、C型エッジヒータ3のインダクター4の
全長Aに対するステンレス鋼板2のエッジのラップ長さ
Bの割合を示すラップ(B/A×100%)が85〜1
00%の範囲で設定される。C型エッジヒータ3のラッ
プの調整は、ステンレス鋼板2では温度上昇と共に変形
抵抗が小さくなる一方であるから、エッジ部が横流れし
易くなりクラウンが大きくなるので、C型エッジヒータ
3の前段に設けた幅方向温度検出器5の測温結果をラッ
プ制御部6に入力し、ステンレス鋼板2の幅方向の中央
部とエッジ部との温度差と別途設定器7から予め入力さ
れているラップとヒートパターンと昇温値との関係に基
づいて最適ラップを演算し、C型エッジヒータ3の駆動
制御部8を介して調整を行うと共に、C型エッジヒータ
3の昇温値を設定するよう構成する。
し図4に基づいて説明する。図1はラップの定義の説明
図、図2はC型エッジヒータを設置した仕上圧延ライン
の側面図、図3はラップ75%、85%、95%におけ
るエッジからの距離(mm)と昇温値との関係を示すグ
ラフ、図4はラップ75%と90%の場合のクラウンを
示すもので、(a)図はラップ75%の場合のクラウン
を、(b)図はラップ90%の場合のクラウンを示すグ
ラフである。図2において、1は仕上圧延ライン、2は
仕上圧延ライン1に供給する粗圧延されたステンレス鋼
板、3は仕上圧延ライン1の前に設置されたステンレス
鋼板2のエッジ部を加熱するC型エッジヒータで、図1
に示すとおり、C型エッジヒータ3のインダクター4の
全長Aに対するステンレス鋼板2のエッジのラップ長さ
Bの割合を示すラップ(B/A×100%)が85〜1
00%の範囲で設定される。C型エッジヒータ3のラッ
プの調整は、ステンレス鋼板2では温度上昇と共に変形
抵抗が小さくなる一方であるから、エッジ部が横流れし
易くなりクラウンが大きくなるので、C型エッジヒータ
3の前段に設けた幅方向温度検出器5の測温結果をラッ
プ制御部6に入力し、ステンレス鋼板2の幅方向の中央
部とエッジ部との温度差と別途設定器7から予め入力さ
れているラップとヒートパターンと昇温値との関係に基
づいて最適ラップを演算し、C型エッジヒータ3の駆動
制御部8を介して調整を行うと共に、C型エッジヒータ
3の昇温値を設定するよう構成する。
【0011】上記のとおり構成したことによって、ラッ
プ制御部6は、ステンレス鋼板2の幅方向温度検出器5
から測温結果が入力されると、ステンレス鋼板2の幅方
向の中央部とエッジ部との温度差を演算し、別途設定器
7から予め入力されているラップとヒートパターンと昇
温値との関係に基づいて最適ヒートパターンが得られる
よう最適ラップを選択し、駆動制御部8を介してC型エ
ッジヒータ3のラップを最適ラップに調整すると共に、
C型エッジヒータ3の昇温値を演算して設定する。
プ制御部6は、ステンレス鋼板2の幅方向温度検出器5
から測温結果が入力されると、ステンレス鋼板2の幅方
向の中央部とエッジ部との温度差を演算し、別途設定器
7から予め入力されているラップとヒートパターンと昇
温値との関係に基づいて最適ヒートパターンが得られる
よう最適ラップを選択し、駆動制御部8を介してC型エ
ッジヒータ3のラップを最適ラップに調整すると共に、
C型エッジヒータ3の昇温値を演算して設定する。
【0012】図3はC型エッジヒータ3の昇温値同一の
場合のラップとヒートパターンの一例を示すもので、C
型エッジヒータ3は、従来75%ラップが最も効率が良
いため、75%ラップを用いるのが常識とされてきた。
しかし、ステンレス鋼板2の場合は、エッジ肌荒れがエ
ッジから50mm程度の範囲で起こるため、ラップ75
%ではエッジから25〜50mmの昇温値が不足し、逆
にエッジから25mm以内はオーバー加熱となってい
る。さらに、ステンレス鋼板は、エッジヒータ昇温値が
高くなるとエッジ25mmのクラウンが増大し、エッジ
部の圧下率が大きくなる傾向にあり、これは肌荒れとい
う観点からは不利である。この欠点を解消するには、ス
テンレス鋼板に限り、C型エッジヒータ3の効率を犠牲
にしてラップを85〜100%の範囲で設定することに
よって、エッジから25mmのオーバー加熱が緩和さ
れ、逆にエッジから25〜50mmの範囲での必要昇温
値を満足することが可能となる。また、エッジのオーバ
ー加熱が無くなるため、エッジ部の横流れが緩和され、
クラウンも図4に示すとおり、90%ラップの場合は、
75%ラップ時の65μmに比較して50μmと小さく
なり、エッジ部圧下率の増大を防止することができ、昇
温値を高く設定することが可能となる。
場合のラップとヒートパターンの一例を示すもので、C
型エッジヒータ3は、従来75%ラップが最も効率が良
いため、75%ラップを用いるのが常識とされてきた。
しかし、ステンレス鋼板2の場合は、エッジ肌荒れがエ
ッジから50mm程度の範囲で起こるため、ラップ75
%ではエッジから25〜50mmの昇温値が不足し、逆
にエッジから25mm以内はオーバー加熱となってい
る。さらに、ステンレス鋼板は、エッジヒータ昇温値が
高くなるとエッジ25mmのクラウンが増大し、エッジ
部の圧下率が大きくなる傾向にあり、これは肌荒れとい
う観点からは不利である。この欠点を解消するには、ス
テンレス鋼板に限り、C型エッジヒータ3の効率を犠牲
にしてラップを85〜100%の範囲で設定することに
よって、エッジから25mmのオーバー加熱が緩和さ
れ、逆にエッジから25〜50mmの範囲での必要昇温
値を満足することが可能となる。また、エッジのオーバ
ー加熱が無くなるため、エッジ部の横流れが緩和され、
クラウンも図4に示すとおり、90%ラップの場合は、
75%ラップ時の65μmに比較して50μmと小さく
なり、エッジ部圧下率の増大を防止することができ、昇
温値を高く設定することが可能となる。
【0013】実施例2 仕上圧延機の前段にC型エッジヒータを設置した熱間圧
延ラインにおいて、ステンレス鋼板の幅方向の測温値に
基づいてラップ75%に設定したC型エッジヒータでエ
ッジ部を加熱し、仕上圧延した場合と、ラップを85〜
100%の範囲で変更した場合のそれぞれについて、板
厚3.2mm、幅1030mmのステンレス鋼板を製造
した。得られたステンレス鋼板について、一般肌荒れと
エッジ肌荒れによるコイルグラインダー研削比率を測定
した。その結果を図5に示す。図5に示すとおり、従来
のラップ75%からラップを85〜100%の範囲に変
更したラップ変更後は、エッジ肌荒れによるコイルグラ
インダー研削比率が0%となっており、ラップ変更によ
るエッジ部肌荒れ防止効果は明白である。
延ラインにおいて、ステンレス鋼板の幅方向の測温値に
基づいてラップ75%に設定したC型エッジヒータでエ
ッジ部を加熱し、仕上圧延した場合と、ラップを85〜
100%の範囲で変更した場合のそれぞれについて、板
厚3.2mm、幅1030mmのステンレス鋼板を製造
した。得られたステンレス鋼板について、一般肌荒れと
エッジ肌荒れによるコイルグラインダー研削比率を測定
した。その結果を図5に示す。図5に示すとおり、従来
のラップ75%からラップを85〜100%の範囲に変
更したラップ変更後は、エッジ肌荒れによるコイルグラ
インダー研削比率が0%となっており、ラップ変更によ
るエッジ部肌荒れ防止効果は明白である。
【0014】
【発明の効果】以上述べたとおり、この発明方法によれ
ば、ステンレス鋼板の熱間圧延における仕上圧延でのエ
ッジ部肌荒れをほぼ完全に防止でき、コイルグラインダ
ー研削比率を大幅に低減することができる。
ば、ステンレス鋼板の熱間圧延における仕上圧延でのエ
ッジ部肌荒れをほぼ完全に防止でき、コイルグラインダ
ー研削比率を大幅に低減することができる。
【図1】エッジヒータのラップの定義の説明図である。
【図2】C型エッジヒータを設置した仕上圧延ラインの
側面図である。
側面図である。
【図3】ラップ75%、85%、95%におけるエッジ
からの距離(mm)と昇温値との関係を示すグラフであ
る。
からの距離(mm)と昇温値との関係を示すグラフであ
る。
【図4】ラップ75%と90%の場合のクラウンを示す
もので、(a)図はラップ75%の場合を、(b)図は
ラップ90%の場合を示すグラフである。
もので、(a)図はラップ75%の場合を、(b)図は
ラップ90%の場合を示すグラフである。
【図5】実施例2におけるラップ変更前後のコイルグラ
インダー研削比率を示すグラフである。
インダー研削比率を示すグラフである。
1 仕上圧延ライン 2 ステンレス鋼板 3 C型エッジヒータ 4 インダクター 5 幅方向温度検出器 6 ラップ制御部 7 設定器 8 駆動制御部
Claims (1)
- 【請求項1】 ステンレス鋼板の熱間圧延工程の仕上圧
延機の前またはミル間にC型エッジヒータを設置し、エ
ッジ部の肌荒れを防止する方法において、C型エッジヒ
ータのインダクターの全長Aに対するステンレス鋼板エ
ッジのラップ長さBの割合を示すラップを85〜100
%の範囲で設定することを特徴とするステンレス鋼板の
圧延方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14858393A JPH06335708A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | ステンレス鋼板の圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14858393A JPH06335708A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | ステンレス鋼板の圧延方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06335708A true JPH06335708A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=15455996
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14858393A Pending JPH06335708A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | ステンレス鋼板の圧延方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06335708A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8980340B1 (en) | 2013-10-08 | 2015-03-17 | Benny Antony | Medicinal composition of extract of seed of emblica officinalis and method of preparing the same |
| US9066911B2 (en) | 2013-10-08 | 2015-06-30 | Benny Antony | Medicinal composition of extract of seed of Emblica officinalis and method of preparing the same |
| US9757423B2 (en) | 2003-03-03 | 2017-09-12 | Arjuna Natural Extracts, Ltd. | Composition to enhance HDL cholesterol and to decrease intima-media thickening in animals and humans and a method for its preparation |
| US10286022B2 (en) | 2013-10-08 | 2019-05-14 | Benny Antony | Medicinal composition of extract of seed of emblica officinalis and method of preparing the same |
-
1993
- 1993-05-26 JP JP14858393A patent/JPH06335708A/ja active Pending
Cited By (9)
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|---|---|---|---|---|
| US9757423B2 (en) | 2003-03-03 | 2017-09-12 | Arjuna Natural Extracts, Ltd. | Composition to enhance HDL cholesterol and to decrease intima-media thickening in animals and humans and a method for its preparation |
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