JPH06335B2 - 表面被覆用繊維強化ラジカル重合型熱硬化性樹脂板及びその製造方法 - Google Patents

表面被覆用繊維強化ラジカル重合型熱硬化性樹脂板及びその製造方法

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JPH06335B2
JPH06335B2 JP61158023A JP15802386A JPH06335B2 JP H06335 B2 JPH06335 B2 JP H06335B2 JP 61158023 A JP61158023 A JP 61158023A JP 15802386 A JP15802386 A JP 15802386A JP H06335 B2 JPH06335 B2 JP H06335B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は被保護基材の特性改良の目的で該基材の表面に
接着して用いられるガラス繊維強化熱硬化性樹脂(以
下、FRPと略称する。)板およびその製造方法に関す
るものである。
<従来の技術> 木材や発泡体等の素材は吸水性が高く、表面硬度や強度
が低い等の欠点を有している為、これらの素材で造られ
た物体(以下、基材という。)の表面をFRPで被覆す
ることによりこれらの欠点の改良が行なわれている。こ
の際、基材の表面に直接FRPを積層して被覆する場
合、表面の平滑性が悪く、また生産性が悪いという欠点
は解消し難いのが実状である。
従つて現在は上記欠点を解消する為に実質的に基材の表
面形状に合せて、予じめ、連続生産等の効率的な方法で
成形されたFRP板を基材の表面に接着する方法が主と
して用いられている。しかしながら、この方式も必ずし
も満足し得るものではない。すなわち、基材とFRP板
との接着を確実かつ強固なものとするにはFRP板の接
着すべき表面の研磨や溶剤による脱脂が不可欠であり、
生産性においても必ずしも満足できるものではなく、更
に新たに粉塵や溶剤による作業環境上の問題を惹起しが
ちである。また、このような方式においては予じめFR
P板を最終的なニーズに合せて着色しておくことは実質
的に不可能である為に着色や柄付が必要な場合はもつぱ
ら後塗装により実施される。この際にも塗料の密着を確
実かつ強固なものにするには研磨や溶剤による脱脂を余
儀なくされる場合がある。
<発明の目的> 本発明はこのような問題を解決すべく鋭意検討された結
果達成されたものであり、その目的とするところは、研
磨や溶剤による脱脂を要することなく、確実かつ強固に
基材に接着し得る、また塗料と密着し得るFRP板およ
びそのようなFRP板の効率的な生産手段を提供するこ
とにある。
<発明の開示> すなわち、本願の第1の発明は、 「少なくとも一方の面が不完全硬化状態であり、かつそ
の面の粗度が50μ以下であることを特徴とする表面被
覆用繊維強化ラジカル重合型熱硬化性樹脂板(以下、本
願FRP板と略称する。)。」に関するものであり、こ
の本願FRP板を提供することにより従来技術の諸問題
点を解決し本発明の目的を達成したものである。
次に本願の第2の発明は、 「同一方向に移動するフイルムに挟まれた熱硬化樹脂と
ガラス繊維とよりなる樹脂含浸ガラス繊維層(以下、F
RP層という。)を、必要により付形しながら該樹脂を
硬化させることによりガラス繊維強化樹脂板を連続的に
製造する方法において、熱硬化性樹脂としてラジカル重
合型熱硬化性樹脂を用い、かつ上記の硬化工程において
該樹脂がゲル化後実質的に完全硬化に致る前に、FRP
層の面に接触しているフイルムの少なくとも片方を剥離
することを特徴とする少なくとも一方の面が不完全硬化
状態であり、かつその面の粗度が50μ以下である表面
被覆用繊維強化ラジカル重合型熱硬化性樹脂板の製造方
法。」に関するものであり、この製造方法により本願F
RP板の効率良い生産を可能とし本願FRP板の産業上
の価値を向上できたのである。
本発明において「不完全硬化状態」なる語は、アセトン
と接触した状態で放置もしくは軽く指で擦つた際、本願
FRP板の表面に粘着性が発現される状態を表わすもの
である。また粗度とは比較的短かい周期(面方向距離で
表わして約1mm以下)で変化する表面の凹凸をその頂部
と底部の距離で表わしたものであり、比較的長い周期
(面方向距離で表わして約1〜10mm)で変化する表面
の凹凸である「うねり」とは区別されるものである。
本願FRP板は少なくとも基材に接着する面が不完全硬
化状態でなければならない。もし接着する面がこの要件
を満たしていない場合は、本発明の目的を達成すること
ができず好ましくない。更に本願FRP板は基材と接着
される不完全硬化状態である面の粗度が50μ以下、好
ましくは40μ以下である。該粗度がこの範囲を越えて
大きくなると、当該面の全ての部分を接着剤で濡らすこ
とが困難になつたり、接着剤の消費量が多くなつたり、
接着剤の層の厚さの変動が大きくなり接着剤が固化する
際に内部歪が大きくなり接着強度を低下させたりするの
で好ましくない。また、本願FRP板の厚さは特に限定
されるものではなく、用途に応じて種々の厚みのものが
製造できるが、通常の使用目的から言えば0.3〜10.0mm
の範囲の厚さである事が好ましい。
本願FRP板は通常の補強用ガラス繊維およびエポキシ
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ(メタ)アク
リレート樹脂、不飽和ポリウレタン樹脂、アクリルシロ
ツプ、ウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂とより種々の方法
により製造することができるものである。
その中でも、本願第2の発明(以下、単に第2発明とい
う。)として先述したラジカル重合型熱硬化性樹脂を用
いた連続成形法による製造方法は、その優れた生産効率
およびFRP板の主たる部分は実質的に完全硬化させし
かも所定の面の極めて薄い表層のみを効率良く不完全硬
化状態に制御できる為に特に好ましいものである。
第2発明の特徴は、FRP層の構成成分である熱硬化
性樹脂としてラジカル重合型熱硬化性樹脂を用い、その
樹脂を硬化工程において該樹脂がゲル化後、実質的に
完全硬化に致る前にFRP層の両面に接しているフイル
ムのいずれか一方のフイルムを剥離する工程(以下、単
に「フイルム剥離工程」という。)と組合せて用いる点
にある。すなわち第2発明は上記の如く特定の樹脂を特
定の工程と組み合せて用いることによつてはじめて本願
FRP板を効率良く生産できるという作用効果を発揮で
きるのである。
仮にラジカル重合型熱硬化性樹脂以外の樹脂(例えばエ
ポキシ樹脂やウレタン樹脂)を「フイルム剥離工程」と
組合せて用いても第2発明の作用効果は発揮されない。
すなわち得られたFRP板の表層を不完全硬化状態に制
御しようとすればFRP板全体が不完全硬化状態となり
軟弱なFRP板しか得られず、逆にFRP板を実質的に
完全硬化させて強固なものとすると表層まで完全硬化状
態となりもはや本願FRP板として不適当なものになつ
てしまう。また、ラジカル重合型熱硬化性樹脂を用いる
場合も、「フイルム剥離工程」と組合せて用いなければ
第2発明の作用効果を発揮させることができない。すな
わちFRP層の片方の面のフイルムを最初から用いない
かもしくは該樹脂がゲル化する以前に剥離した場合には
当該面の粗度が大きくなり、またFRP層内部の脱泡が
不十分になつたりする為に得られたFRP板は本願FR
P板として不適当なものである。逆にフイルムを剥離す
るタイミングが上記の「フイルム剥離工程」の範囲を越
えて遅れた場合、すなわち該樹脂が実質的に完全硬化し
た後フイルムを剥離した場合は、表面の粗度という観点
からは問題はないものの得られたFRP板は表層も完全
硬化状態となり、該FRP板を使用するに際して、基材
との接着を確実かつ強固なものとする為にはFRP板の
当該面の研磨もしくは溶剤による脱脂等の処理を余儀な
くされ、本願FRP板としては不適当なものしか得られ
ない。従つて「フイルム剥離工程」でいう「該樹脂がゲ
ル化後、実質的に完全硬化する前」と規定されたタイミ
ングは該工程の必須の構成要件でありこのタイミングを
はずれてフイルムを剥離しても上述の如く第2発明の作
用効果は発揮されないものであり、上記規定のタイミン
グをはずれてフイルムを剥離する工程はもはや本願でい
う「フイルム剥離工程」に該当しないものである。
尚「フイルム剥離工程」でいう「実質的に完全硬化する
前」とは加熱炉におけるFRP層の硬化途上において該
樹脂がゲル化した後のある時期でフイルムを剥離して得
られたFRP板の当該面をアセトンと接触させた際もは
や粘着性が発現しない状態よりも前の時点の意味する。
このような時点は該樹脂がゲル化した後の適当な時期を
選定してフイルムを剥離しその結果得られたFRP板の
当該面にアセトンを接触させて粘着性が発現するか否か
を試べるという簡単なテストの繰返しにより容易に知る
ことができる。上記の如き「フイルム剥離工程」におい
て「該樹脂がゲル化した後最高発熱に致るまでの間にフ
イルムを剥離する」実施態様は得られた本願FRP板の
特性の変動が少なく特に好ましい実施態様である。
本発明においてラジカル重合型熱硬化性樹脂の代表的な
例は不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ(メタ)アクリ
レート樹脂、架橋性アクリルシロツプ、不飽和ポリウレ
タン樹脂、多官能アクリルオリゴマー組成物等を挙げる
ことができ、中でも不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ
(メタ)アクリレート樹脂は特に好ましいものである。
ラジカル重合型熱硬化性樹脂を使用するに際しては不飽
和ポリエステル樹脂業界で実施されている方法に従つて
実施することができる。例えば硬化剤および必要により
硬化促進剤と共に使用される。更に必要により硬化速度
調節剤、安定剤、紫外線吸収剤、着色剤、充填材、界面
カツプリング剤等の各種添加剤や配合材と共に使用する
ことができる。これらの硬化剤、硬化促進剤、その他の
各種添加剤や配合材の種類や使用量についてはすでに不
飽和ポリエステル樹脂業界関連の各種報文(例えば日刊
工業新聞社刊行の「ポリエステル樹脂」(滝山栄一郎
著)や強化プラスチツクス誌(財団法人強化プラスチツ
ク協会の協会誌)等)にて衆知の通りである。
第2発明を実施する当つては「上記の必須の構成要件を
満す範囲内」という第2発明に基づき、新規に付加され
た条件下に不飽和ポリエステル樹脂業界で公知のFRP
板の連続成形に従つて実施することができる。例えばフ
イルムとしてはナイロン、ビニロン、飽和ポリエステ
ル、セロハン等を使用できる。またフイルムの間にFR
P層を形成させるに当つては移動するフイルムの上に切
断されたガラス繊維および硬化剤、硬化促進剤その他の
添加剤や配合材を適宜配合されたラジカル重合型熱硬化
性樹脂液を相前後して供給した後、次のフイルムを乗
せ、必要により更にその上にガラス繊維および該樹脂液
の供給およびフイルムを乗せる作業を繰返しながら適宜
含浸脱泡してフイルムの間にFRP層を形成せしめる方
法に従つて実施することができる。FRP層を硬化する
に当つては常温または加熱下に実施することができる。
中でも加熱下に硬化する方法は生産性が良く好ましいも
のである。例えば40〜180℃、好ましくは60〜1
20℃の温度範囲下での実施が好ましい。また硬化工程
において必要によりFRP板に基材の表面形状と同様の
形状を付形することもできる。
第2発明の代表的な例は次の通りである。
「移動するフイルムの上に硬化剤およびその他の添加剤
や配合材を適宜配合したラジカル重合型熱硬化性樹脂液
を供給し、次に切断したガラス繊維を散布した後その上
にフイルムを乗せてロールの間で含浸及び脱泡を行ない
次に硬化炉の中に導き硬化させる。硬化炉の中では必要
により付形しながら該樹脂がゲル化し流動性が消失した
後、実質的に完全硬化に致る前の適当な時点で少なくと
もFRP層の片面からフイルムを剥離し、更にフイルム
を剥された面以外の部分が実質的に完全硬化するまで硬
化される。続いて残りのフイルムを剥離もしくは剥離せ
ずして適当な寸法に切断され本願FRP板が製造され
る。」 <発明の効果> 本願FRP板は基板と接着される面が不完全硬化状態で
あり、その面の粗度が50μ以下と比較的平滑な為にそ
のままの状態で単に接着剤で接着することにより確実か
つ強固に基板と接着することができ、しかも接着剤の消
費量が少なく極めて産業上利用価値が高いものである。
これらの効果は前述のように従来技術においては接着さ
れる面の研磨や溶剤による洗浄を余儀なくされ生産性が
悪くしかも環境衛生上の問題を惹起していた事実を考え
合せると本願FRP板においてはじめて発揮される優れ
た作用効果であることが容易に理解するようことができ
る。
また第2発明の作用効果は以上の説明でも明らかなよう
に、本願FRP板を極めて簡便な操作により効率良く生
産でき、上記特徴を有する本願FRP板を安価に提供で
きる点にある。
<実施例> 以下例を挙げて本願発明をより詳しく説明する。尚例示
中「部」とあるのは原則的に「重量部」を意味するもの
とする。
尚例示中の各テストは下記の方法に従つて実施した。
表面粗度テスト 表面粗度計(東京精密(株)製、サーフコム2B)でテ
ストピースの所定面を10cmの長さ測定した。
アセトンテスト テストピースの所定の面にアセトンを約0.5ml滴下し指
先で10回擦つた後粘着性の有無、大小をチエツクす
る。
不完全硬化層の厚さの測定法 テストピースの所定面の裏面に10点マークを付け、マ
イクロメーターで各点における初期厚さ(t0)を測定した
後、所定面をアセトンを含ませた布でもはや粘着性がな
くなるまで強く拭いた後乾燥し各点における不完全硬化
層除去後の厚さ(t1)を測定し、各点におけるt0−t1を算
出後その値の最大値、最小値を除外した8個の値の平均
値をもつて不完全硬化層の厚さとして表わす。
ハンマーテスト 厚さ10mmのベニヤ板(30×30cm)にFRP平板の
所定面(フイルム剥離面、もしくは特別に処理した面が
ある場合はその処理面)が接着面となるようにしてウレ
タン系接着剤(東洋ポリマー(株)製ルビロンK)で接
着し、全面当りに20kgの荷重下に25℃で48時間硬
化後FRP板側を木槌で強打し接着部分に剥離が生ずる
か否かを調べた。
実施例1 不飽和ポリエステル樹脂(日本触媒化学(株)製、エポ
ラツク G−153AL)100部当りにベンゾイルパ
ーオキサイド1.0部およびチタン白トーナー(G15
3AL100部、チタン白100部を予じめ3本ロール
で混練して得た組成物)0.1部を配合してラジカル重
合型熱硬化性樹脂液(以下、樹脂「I」という。)を得
た。
次に第1図に示された略図と同様の機能を備えた連続成
形装置において以下の手順に従つて平板を成形した。引
張られることにより毎分1mのスピードで水平方向に移
動するビニロンフイルムの上に樹脂「I」を1kg/m2
割合で供給し、その上から約50mmの長さに切断された
ガラス繊維(ロービング)を300g/mの割合で散
布した。次にその上から更にビニロンフイルムを重ねた
後ロールの間に導き含浸、脱泡を行なつた。次にビニロ
ンフイルムの両端部を上下2枚のフイルムを同時にチヤ
ツクで挟み両サイドに引張りながらフイルムと同調させ
て移動することにより、上下のフイルムを平滑に保ちな
がら約100℃に加熱された炉の中に導いたところFR
P層は約5分後にゲル化した。更に2分経過後上面のフ
イルムの両端にナイフを挿入して切断しFRP層の上面
から剥離した。この時点でFRP層は軟弱な硬化物であ
つたが更に30分100℃に保つことにより強固なFR
P層となつた。次に硬化炉から出て来たFRP板を冷却
・切断して約1.1mmの厚さのFRP平板(FRP板
(I)という。)を得た。FRP板(I)のフイルム剥
離面(硬化工程終了前にフイルムを剥離された面をさ
す。以後同様。)の粗度は19μであり、該剥離面の表
層はアセトンテストの結果粘着性が生じ不完全硬化状態
であることが判明した。またその不完全硬化層の厚さは
0.021mmであつた。次にFRP板(I)の接着性をハン
マーテストによりテストした結果全く剥離はなく良好な
接着性を示した。
比較例1 実施例1において硬化炉内にて上面のフイルムを剥離し
なかつた以外は実施例1と同様にして厚さ約1.1mmのF
RP平板(比較FRP板(I)という)を得た。
比較FRP板(I)の上面(フイルム除去後)の粗度は
10μであり、アセトンテストの結果粘着性は生じず上
面の表層まで完全硬化状態である事が判明した。またハ
ンマーテストにより比較FRP板(I)の接着性をテス
トした結果、比較FRP板(I)と接着剤との界面で剥
離した。
次に比較FRP板(I)の表面をアセトンを含ませた布
で拭いた後同様にハンマーテストを実施した結果、剥離
は生じなかつた。
実施例2 実施例1において上面のフイルムの剥離を樹脂がゲル化
した時点より7分経過後実施した以外は実施例1と同様
にして得たFRP平板(FRP板(II)という。)につ
いて特性をテストした結果を第1表に示す。
実施例3 実施例1において上面のフイルムの剥離を樹脂がゲル化
した時点より13分経過後実施した以外は実施例1と同
様にして得たFRP平板(FRP板(III)という。)
について特性をチエツクした結果を第1表に示す。尚本
例において樹脂がゲル化した時点より約11分後FRP
板上面のフイルムの表面温度は最高(132℃)を記録
した。
比較例2 実施例1において上面のフイルムの剥離を樹脂がゲル化
した時点より25分経過後実施した以外は実施例1と同
様にして得たFRP平板(比較FRP板(II)とい
う。)について特性をテストした結果を第1表に示す。
比較例3 実施例1において上面のフイルムを用いず、従つて実施
例1においてロール間を通すことによりFRP層の含浸
・脱泡を実施したのに代えてFRP層を直接脱泡ロール
(円周に沿つて多数の溝を有するロール)で押さえて含
浸・脱泡した以外は実施例1と同様にして得たFRP平
板(比較FRP板(III)という。)について特性をテ
ストした結果を第1表に示す。
尚ハンマーテストを実施するに当つて比較FRP板(II
I)をベニヤ板に接着する為には他の例示(実施例2〜
3および比較例2)の場合に比べて約2.5〜3倍量の
接着剤が必要であつた。
実施例4〜6、比較例4〜6 第1表に示したハンマーテストにおいて、剥離する場合
はFRP板と接着剤の界面で剥した事実に基づき、FR
P板の接着性能をより定量的に把握する為に以下の接着
テストを行なつた。その結果を第2表に示す。
第2表からも明らかなように、本発明の表面被覆用繊維
強化ラジカル重合型熱硬化性樹脂板は、基材との界面に
おいて優れた接着性を有していた。
接着テスト法 25mm×100mmのFRP板を2枚用意し、その端部が
20mm重なり合うように所定の面同志を接着剤(ルビロ
ンK)で接着し巾25mm全長180mm(中央部20mmが
接着部分)のテストピースを作成した。接着後25℃で
48時間硬化後テストピースの両端約30mmをチヤツク
で固定し5mm/minの引張り速度で引張り試験を行つ
て、単位接着面積当りの最大荷重(引張強度)および破
壊の状態を調べた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための工程図の1例である。 1:下フイルム 8:フイルムテンター装置 2:ガラスロービング 9:加熱炉 3:ガラスカツター 10:上フイルム切断装置 4:ガラスチヨツプ 11:上フイルム巻取り装置 5:樹脂「I」 12:牽引装置 6:脱泡ロール 13:樹脂板(平板製品) 7:上フイルム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一方の面が不完全硬化状態であ
    り、かつその面の粗度が50μ以下であることを特徴と
    する表面被覆用繊維強化ラジカル重合型熱硬化性樹脂
    板。
  2. 【請求項2】同一方向に移動するフイルムに挟まれた熱
    硬化樹脂とガラス繊維とよりなる樹脂含浸ガラス繊維層
    (以下、FRP層という。)を、必要により付形しなが
    ら該樹脂を硬化させることによりガラス繊維強化樹脂板
    を連続的に製造する方法において、熱硬化性樹脂として
    ラジカル重合型熱硬化性樹脂を用い、かつ上記の硬化工
    程において、該樹脂がゲル化後実質的に完全硬化に致る
    前に、FRP層の面に接触しているフイルムの少なくと
    も片方を剥離することを特徴とする少なくとも一方の面
    が不完全硬化状態であり、かつその面の粗度が50μ以
    下である表面被覆用繊維強化ラジカル重合型熱硬化性樹
    脂板の製造方法。
JP61158023A 1986-07-07 1986-07-07 表面被覆用繊維強化ラジカル重合型熱硬化性樹脂板及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH06335B2 (ja)

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