JPH06336024A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
- Publication number
- JPH06336024A JPH06336024A JP12639293A JP12639293A JPH06336024A JP H06336024 A JPH06336024 A JP H06336024A JP 12639293 A JP12639293 A JP 12639293A JP 12639293 A JP12639293 A JP 12639293A JP H06336024 A JPH06336024 A JP H06336024A
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- JP
- Japan
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- head
- temperature
- ejection
- recording
- recording apparatus
- Prior art date
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- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 記録ヘッドの不吐出の状態における駆動によ
る過昇温の発生の有無を常時、あるいは頻繁に監視し、
そのような状態が発生した場合には、吐出回復処理、記
録ヘッド保護処理、ユーザーへの警告など行うことによ
り、記録ヘッドを保護し、耐久性を向上させる。 【構成】 記録手段から被記録材へインクを吐出して記
録を行うインクジェット記録装置において、記録ヘッド
の温度をモニターし、少なくともヘッドに投入するエネ
ルギーからヘッドの温度の推定を行い、少なくとも先の
2つの情報を用いて記録ヘッドの不吐出の状態の有無を
判定する。 【効果】 記録ヘッドか不吐出となり、過昇温が起こる
のを常時、あるいは頻繁に監視できるようになり、記録
ヘッドがそのような状態になると吐出回復処理、記録ヘ
ッドの保護のための処理、あるいはユーザーへの警告を
行うことにより、記録ヘッドの耐久性の向上をはかると
同時に、インクジェット記録装置の信頼性を高めること
ができた。
る過昇温の発生の有無を常時、あるいは頻繁に監視し、
そのような状態が発生した場合には、吐出回復処理、記
録ヘッド保護処理、ユーザーへの警告など行うことによ
り、記録ヘッドを保護し、耐久性を向上させる。 【構成】 記録手段から被記録材へインクを吐出して記
録を行うインクジェット記録装置において、記録ヘッド
の温度をモニターし、少なくともヘッドに投入するエネ
ルギーからヘッドの温度の推定を行い、少なくとも先の
2つの情報を用いて記録ヘッドの不吐出の状態の有無を
判定する。 【効果】 記録ヘッドか不吐出となり、過昇温が起こる
のを常時、あるいは頻繁に監視できるようになり、記録
ヘッドがそのような状態になると吐出回復処理、記録ヘ
ッドの保護のための処理、あるいはユーザーへの警告を
行うことにより、記録ヘッドの耐久性の向上をはかると
同時に、インクジェット記録装置の信頼性を高めること
ができた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置の不吐出検出手段を備えたインクジェット記録装置に
関する。
置の不吐出検出手段を備えたインクジェット記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置の記録ヘッドで
は、吐出を行わない状態で長時間放置された場合など、
特に吐出口近傍のインク液路内においてインクが増粘し
正常な吐出が行われなくなることがある。また、比較的
印字デューティーが高い記録を行う場合などに吐出が連
続的に行われると、吐出に伴って上記液路内のインク中
に生じる微細な気泡が成長し、この成長した気泡が液路
内に残留して吐出に影響を及ぼし、同様に正常な吐出が
行われなくなることがある。この気泡については上述の
ように吐出に伴って生ずるもの以外に、インク供給路の
接続部等、インク供給系においてインク中に混入するも
のもある。
は、吐出を行わない状態で長時間放置された場合など、
特に吐出口近傍のインク液路内においてインクが増粘し
正常な吐出が行われなくなることがある。また、比較的
印字デューティーが高い記録を行う場合などに吐出が連
続的に行われると、吐出に伴って上記液路内のインク中
に生じる微細な気泡が成長し、この成長した気泡が液路
内に残留して吐出に影響を及ぼし、同様に正常な吐出が
行われなくなることがある。この気泡については上述の
ように吐出に伴って生ずるもの以外に、インク供給路の
接続部等、インク供給系においてインク中に混入するも
のもある。
【0003】上述の不吐出によって記録装置の信頼性が
下がるばかりでなく、正常に吐出できない状態で記録ヘ
ッドで高デューティーの印字を行おうとすると、記録ヘ
ッドの状態が正常な場合よりはるかに高い温度まで昇温
し記録ヘッド自体にダメージが生じ、耐久性が損なわれ
る場合がある。
下がるばかりでなく、正常に吐出できない状態で記録ヘ
ッドで高デューティーの印字を行おうとすると、記録ヘ
ッドの状態が正常な場合よりはるかに高い温度まで昇温
し記録ヘッド自体にダメージが生じ、耐久性が損なわれ
る場合がある。
【0004】これら種々の原因による吐出不良に対し
て、インクジェット記録装置では、例えば吐出を行わな
いときに記録ヘッドの吐出口面を被覆してインクの増粘
を防止するキャッピング処理、また、このキャッピング
状態で吐出口からインクを吸引して増粘インクを排出さ
せるインク吸引や、インク吸収体等で構成される所定の
インク受けに通常の記録時と同様にインクを吐出し同様
に増粘インクを排出する空吐出等の吐出回復処理が行わ
れる。
て、インクジェット記録装置では、例えば吐出を行わな
いときに記録ヘッドの吐出口面を被覆してインクの増粘
を防止するキャッピング処理、また、このキャッピング
状態で吐出口からインクを吸引して増粘インクを排出さ
せるインク吸引や、インク吸収体等で構成される所定の
インク受けに通常の記録時と同様にインクを吐出し同様
に増粘インクを排出する空吐出等の吐出回復処理が行わ
れる。
【0005】上記処理のうち吐出回復処理においては、
例えば装置の電源投入時や記録動作中所定の時間間隔で
自動的に行われたり、あるいはユーザーが必要に応じて
回復ボタン等を押下することによって行われていた。
例えば装置の電源投入時や記録動作中所定の時間間隔で
自動的に行われたり、あるいはユーザーが必要に応じて
回復ボタン等を押下することによって行われていた。
【0006】しかし、装置の電源投入時に吐出回復処理
をするインクジェット記録装置においては、頻繁に電源
のオン・オフを繰り返すユーザーが使用した場合、吐出
回復処理を行う回数が不必要に増加し、インク消費量、
吐出口から吸引された廃インクの量が増加する問題があ
る。一方、ユーザーがその判断に応じ回復ボタンを操作
して回復処理を行うものにおいては、ユーザーには記録
ヘッドが正常な状態にあるのか、不吐出になっているの
かが実際に印字を行わないとユーザーにはわからず、信
頼性に欠けるという問題点がある。
をするインクジェット記録装置においては、頻繁に電源
のオン・オフを繰り返すユーザーが使用した場合、吐出
回復処理を行う回数が不必要に増加し、インク消費量、
吐出口から吸引された廃インクの量が増加する問題があ
る。一方、ユーザーがその判断に応じ回復ボタンを操作
して回復処理を行うものにおいては、ユーザーには記録
ヘッドが正常な状態にあるのか、不吐出になっているの
かが実際に印字を行わないとユーザーにはわからず、信
頼性に欠けるという問題点がある。
【0007】この問題に対し、空吐出によって記録ヘッ
ドに生じる温度上昇及び空吐出後の記録ヘッドに生じる
温度の降下に応じて、記録ヘッドが不吐出か否かを判断
する技術が提案されている。すなわち、記録ヘッドに不
吐出がある場合、昇温の温度差も降音の温度差も良好に
吐出が行われるときよりも大きくなる。従って、例えば
昇温と降温の温度変化が(例えば、その和が)所定値を
越えた場合は、その記録ヘッドに不吐出が生じていると
判断することができる。(以降この処理をインク落ち検
知処理と呼ぶ。)電源投入時や、電源投入後一定時間経
過毎にインク落ち検知処理を行い、記録ヘッドの状態が
インク落ちと判定された場合は吐出回復処理を行う。そ
れにより、不必要な吐出回復処理を行うのを防ぐことが
でき、インク消費量、廃インク量を減らすことができ
る。
ドに生じる温度上昇及び空吐出後の記録ヘッドに生じる
温度の降下に応じて、記録ヘッドが不吐出か否かを判断
する技術が提案されている。すなわち、記録ヘッドに不
吐出がある場合、昇温の温度差も降音の温度差も良好に
吐出が行われるときよりも大きくなる。従って、例えば
昇温と降温の温度変化が(例えば、その和が)所定値を
越えた場合は、その記録ヘッドに不吐出が生じていると
判断することができる。(以降この処理をインク落ち検
知処理と呼ぶ。)電源投入時や、電源投入後一定時間経
過毎にインク落ち検知処理を行い、記録ヘッドの状態が
インク落ちと判定された場合は吐出回復処理を行う。そ
れにより、不必要な吐出回復処理を行うのを防ぐことが
でき、インク消費量、廃インク量を減らすことができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した、インク落ち
検知処理を行うインクジェット記録装置にもまだ次のよ
うな問題がある。電源投入後、一定時間経過毎にインク
落ち検知処理を行うといっても、むやみに行うと記録装
置のスループットが低下する。もし記録ヘッドが何らか
原因により印字中に不吐出の状態になり、ユーザーがそ
れに気付かない場合記録装置はそのまま印字操作を続
け、記録ヘッドに過昇温のためのダメージを与えてしま
う場合が起こり得る。
検知処理を行うインクジェット記録装置にもまだ次のよ
うな問題がある。電源投入後、一定時間経過毎にインク
落ち検知処理を行うといっても、むやみに行うと記録装
置のスループットが低下する。もし記録ヘッドが何らか
原因により印字中に不吐出の状態になり、ユーザーがそ
れに気付かない場合記録装置はそのまま印字操作を続
け、記録ヘッドに過昇温のためのダメージを与えてしま
う場合が起こり得る。
【0009】特に、例えば記録ヘッドにインクカートリ
ッジからインクを供給し、インクカートリッジ内のイン
クがなくなればユーザーが新たなインクカートリッジに
交換して使用する構成のインクジェット記録装置におい
て、インクカートリッジやインク供給系にインクカート
リッジのインクがなくなったことを検知する機能を設け
ていなければ、インクカートリッジのインクがなくなる
度に記録ヘッドはインクが供給されない状態になり、不
吐出の状態になる。その度に、記録ヘッドは過昇温の危
険にさらされる。
ッジからインクを供給し、インクカートリッジ内のイン
クがなくなればユーザーが新たなインクカートリッジに
交換して使用する構成のインクジェット記録装置におい
て、インクカートリッジやインク供給系にインクカート
リッジのインクがなくなったことを検知する機能を設け
ていなければ、インクカートリッジのインクがなくなる
度に記録ヘッドはインクが供給されない状態になり、不
吐出の状態になる。その度に、記録ヘッドは過昇温の危
険にさらされる。
【0010】本発明は上記従来技術が有する問題点に鑑
みてなされたものであって、記録ヘッドが不吐出の状態
となり過昇温が起こるのを常時あるいは頻繁に監視し、
記録ヘッドがそのような状態であると判定すると、吐出
回復処理、記録ヘッドの保護のための処理、あるいはユ
ーザーへの警告などを行い、ヘッドの耐久性の向上、あ
るいはインクジェット記録装置の信頼性の向上を行うこ
とを目的とする。
みてなされたものであって、記録ヘッドが不吐出の状態
となり過昇温が起こるのを常時あるいは頻繁に監視し、
記録ヘッドがそのような状態であると判定すると、吐出
回復処理、記録ヘッドの保護のための処理、あるいはユ
ーザーへの警告などを行い、ヘッドの耐久性の向上、あ
るいはインクジェット記録装置の信頼性の向上を行うこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明においては、記録
ヘッドの温度をモニターする、ヘッド温度モニター手段
と、ヘッドに投入するエネルギーなどからヘッド温度の
推定を行う、ヘッド温度推定手段と、少なくとも、上記
の2つのヘッド温度に関する情報を用いて記録ヘッドの
不吐出の状態の判定を行う、不吐出判定手段を合わせ持
つことにより、上記目的を達成するものである。
ヘッドの温度をモニターする、ヘッド温度モニター手段
と、ヘッドに投入するエネルギーなどからヘッド温度の
推定を行う、ヘッド温度推定手段と、少なくとも、上記
の2つのヘッド温度に関する情報を用いて記録ヘッドの
不吐出の状態の判定を行う、不吐出判定手段を合わせ持
つことにより、上記目的を達成するものである。
【0012】
【作用】上述した手段により、不吐出の状態における記
録ヘッドの駆動による過昇温の発生の有無を常時、ある
いは頻繁に監視し、そのような状態が発生した場合に
は、吐出回復処理、記録ヘッド保護処理、ユーザーへの
警告など行うことができる。
録ヘッドの駆動による過昇温の発生の有無を常時、ある
いは頻繁に監視し、そのような状態が発生した場合に
は、吐出回復処理、記録ヘッド保護処理、ユーザーへの
警告など行うことができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0014】[1]まず、本実施例に用いるインクジェ
ット記録装置の構成例を説明する。
ット記録装置の構成例を説明する。
【0015】図1は本発明によるインクジェット記録装
置の一実施例の構成例を示す図である。
置の一実施例の構成例を示す図である。
【0016】図中、9は図2及び図3につき詳述するイ
ンクジェット記録ヘッドを有したヘッドカートリッジ、
11はこれを搭載して図中S方向に操作するためのキャ
リッジである。13はヘッドカートリッジ9をキャリッ
ジ11に取り付けるためのフック、15はフック13を
操作するための操作レバーである。この操作レバー15
には、不図示の装置カバーに設けられた目盛りを指示し
てヘッドカートリッジ9の記録ヘッドによる印字位置や
設定位置を読みとり可能とするためのマーカ17が設け
られている。19はヘッドカートリッジ9に対する電気
接続部を支持する支持板である。21はその電気接続部
と本体制御部を接続するためのフレキシブルケーブルで
ある。
ンクジェット記録ヘッドを有したヘッドカートリッジ、
11はこれを搭載して図中S方向に操作するためのキャ
リッジである。13はヘッドカートリッジ9をキャリッ
ジ11に取り付けるためのフック、15はフック13を
操作するための操作レバーである。この操作レバー15
には、不図示の装置カバーに設けられた目盛りを指示し
てヘッドカートリッジ9の記録ヘッドによる印字位置や
設定位置を読みとり可能とするためのマーカ17が設け
られている。19はヘッドカートリッジ9に対する電気
接続部を支持する支持板である。21はその電気接続部
と本体制御部を接続するためのフレキシブルケーブルで
ある。
【0017】23は、キャリッジ11をS方向に案内す
るためのガイド軸であり、キャリッジ11の軸受け25
に挿通されている。27はキャリッジ11が固着され、
これをS方向に移動させるための動力を伝達するタイミ
ングベルトであり、装置両側部には位置されたブーリ2
9A、29Bに張架されている。一方のブーリ29Bに
は、ギヤ等の伝導機構を通してキャリッジモーター31
より駆動力が伝達される。
るためのガイド軸であり、キャリッジ11の軸受け25
に挿通されている。27はキャリッジ11が固着され、
これをS方向に移動させるための動力を伝達するタイミ
ングベルトであり、装置両側部には位置されたブーリ2
9A、29Bに張架されている。一方のブーリ29Bに
は、ギヤ等の伝導機構を通してキャリッジモーター31
より駆動力が伝達される。
【0018】33には紙等の記録媒体(以下、記録紙と
もいう)の被記録面を規制すると共に記録等に際してこ
れを搬送するための搬送ローラーであり、搬送モーター
35によって駆動される。37は記録媒体を給紙トレー
側より記録位置に導くためのペーパーパン、39は記録
媒体の送給経路途中に配設されて記録媒体を搬送ローラ
ー33に向けて押圧し、これを搬送するためのフィード
ローラーである。34はヘッドカートリッジ9の吐出口
形成面に対向し記録媒体の被記録面を規制するためのプ
ラテンである。41は記録媒体搬送方向上、記録位置よ
り下流側に配設され、記録媒体を不図時の拝紙口へ向け
て拝紙するための拝紙ローラーである。
もいう)の被記録面を規制すると共に記録等に際してこ
れを搬送するための搬送ローラーであり、搬送モーター
35によって駆動される。37は記録媒体を給紙トレー
側より記録位置に導くためのペーパーパン、39は記録
媒体の送給経路途中に配設されて記録媒体を搬送ローラ
ー33に向けて押圧し、これを搬送するためのフィード
ローラーである。34はヘッドカートリッジ9の吐出口
形成面に対向し記録媒体の被記録面を規制するためのプ
ラテンである。41は記録媒体搬送方向上、記録位置よ
り下流側に配設され、記録媒体を不図時の拝紙口へ向け
て拝紙するための拝紙ローラーである。
【0019】42は拝紙ローラー41に対応して設けら
れる拍車であり、記録媒体を介しローラー41を押圧
し、拝紙ローラー41による搬送力を生じさせる。43
は記録媒体のセット等に際してフィードローラー39、
抑え板45、拍車42それぞれの付勢を解除するための
解除レバーである。
れる拍車であり、記録媒体を介しローラー41を押圧
し、拝紙ローラー41による搬送力を生じさせる。43
は記録媒体のセット等に際してフィードローラー39、
抑え板45、拍車42それぞれの付勢を解除するための
解除レバーである。
【0020】45は記録位置近傍において記録媒体の浮
き上がり等を抑制し、搬送ローラー33に対する密着状
態を確保するための抑え板である。本例においては、記
録ヘッドとしてインク吐出を行うことにより記録を行う
インクジェット記録ヘッドを採用している。従って記録
ヘッドのインク吐出口形成面と記録媒体の被記録面との
距離は比較的微少であり、かつ記録媒体と吐出口形成面
との接触を避けるべくその間隔が厳しく管理されなけれ
ばならないので、抑え板45の配設が有効である。47
は抑え板45に設けた目盛り、49はこの目盛りに対応
してキャリッジ11に設けられたマーカーであり、これ
らによっても記録ヘッドの印字位置や設定位置が読みと
り可能である。
き上がり等を抑制し、搬送ローラー33に対する密着状
態を確保するための抑え板である。本例においては、記
録ヘッドとしてインク吐出を行うことにより記録を行う
インクジェット記録ヘッドを採用している。従って記録
ヘッドのインク吐出口形成面と記録媒体の被記録面との
距離は比較的微少であり、かつ記録媒体と吐出口形成面
との接触を避けるべくその間隔が厳しく管理されなけれ
ばならないので、抑え板45の配設が有効である。47
は抑え板45に設けた目盛り、49はこの目盛りに対応
してキャリッジ11に設けられたマーカーであり、これ
らによっても記録ヘッドの印字位置や設定位置が読みと
り可能である。
【0021】51はホームポジションにおいて記録ヘッ
ドのインク吐出口形成面と対向するゴム等の弾性材料で
形成したキャップであり、記録ヘッドに対し当接、離脱
が可能に支持されている。このキャップ51は、被記録
時等の記録ヘッドの保護やインク乾燥防止、上述の記録
ヘッドの吐出回復処理に際して用いられる。吐出回復処
理とは、インク吐出口内方に設けられてインク吐出のた
めに利用されるエネルギー発生素子を駆動することによ
って全吐出口からインクを吐出させ、これによって気泡
や塵埃、増粘して記録に適さなくなったインク等の吐出
不良要因を除去する処理(上述の空吐出)や、これとは
別に吐出口よりインクを吸引によって強制的に排出させ
ることによりより吐出不良要因を除去する処理(上述の
インク吸引)である。
ドのインク吐出口形成面と対向するゴム等の弾性材料で
形成したキャップであり、記録ヘッドに対し当接、離脱
が可能に支持されている。このキャップ51は、被記録
時等の記録ヘッドの保護やインク乾燥防止、上述の記録
ヘッドの吐出回復処理に際して用いられる。吐出回復処
理とは、インク吐出口内方に設けられてインク吐出のた
めに利用されるエネルギー発生素子を駆動することによ
って全吐出口からインクを吐出させ、これによって気泡
や塵埃、増粘して記録に適さなくなったインク等の吐出
不良要因を除去する処理(上述の空吐出)や、これとは
別に吐出口よりインクを吸引によって強制的に排出させ
ることによりより吐出不良要因を除去する処理(上述の
インク吸引)である。
【0022】53はインク強制排出のために吸引力を作
用するとともに、かかる強制排出による吐出回復処理や
空吐出による吐出回復処理に際してキャップ51に受容
されたインクを吸引するために用いられるポンプであ
る。55はこのポンプ53によって吸引された廃インク
を貯留するための廃インクタンク、57はポンプ53と
廃インクタンク55とを連通するチューブである。
用するとともに、かかる強制排出による吐出回復処理や
空吐出による吐出回復処理に際してキャップ51に受容
されたインクを吸引するために用いられるポンプであ
る。55はこのポンプ53によって吸引された廃インク
を貯留するための廃インクタンク、57はポンプ53と
廃インクタンク55とを連通するチューブである。
【0023】59は記録ヘッドの吐出口形成面のワイピ
ングを行うためのブレードであり、記録ヘッド側に突出
してヘッド移動の過程でワイピングを行うための位置
と、吐出口形成面に係合しない後退位置とに移動可能に
支持されている。61はモーター、63はモーター61
から動力の伝達を受けてポンプ53の駆動及びキャップ
51やブレード59の移動をそれぞれ行わせるためのカ
ム装置である。
ングを行うためのブレードであり、記録ヘッド側に突出
してヘッド移動の過程でワイピングを行うための位置
と、吐出口形成面に係合しない後退位置とに移動可能に
支持されている。61はモーター、63はモーター61
から動力の伝達を受けてポンプ53の駆動及びキャップ
51やブレード59の移動をそれぞれ行わせるためのカ
ム装置である。
【0024】次に上述したヘッドカートリッジ9の詳細
について説明する。
について説明する。
【0025】図2は、インクジェット記録ヘッド本体を
なす吐出ユニット9aとインクタンク9bとを一体とし
たヘッドカートリッジ9の外観斜視図を示し、図におい
て906eは、ヘッドカートリッジ9を装着する際にキ
ャリッジ11に設けられたフック13によって掛止され
るつめである。図から明らかなようにつめ906eは記
録ヘッド全延長の内側に配設される。また、ヘッドカー
トリッジ9の前方吐出ユニット9aの近傍には、キャリ
ッジ11に立設されフレキシブル基板(電気接続部)及
びゴムパットを支持するための支持板が挿入されるヘッ
ド開口部である。
なす吐出ユニット9aとインクタンク9bとを一体とし
たヘッドカートリッジ9の外観斜視図を示し、図におい
て906eは、ヘッドカートリッジ9を装着する際にキ
ャリッジ11に設けられたフック13によって掛止され
るつめである。図から明らかなようにつめ906eは記
録ヘッド全延長の内側に配設される。また、ヘッドカー
トリッジ9の前方吐出ユニット9aの近傍には、キャリ
ッジ11に立設されフレキシブル基板(電気接続部)及
びゴムパットを支持するための支持板が挿入されるヘッ
ド開口部である。
【0026】図3(a)はヘッドカートリッジ9を上方
からみた断面図、図3(b)はヘッドカートリッジ9を
吐出口前面からみた正面図、図3(c)は吐出口の構成
を示す部分拡大図である。
からみた断面図、図3(b)はヘッドカートリッジ9を
吐出口前面からみた正面図、図3(c)は吐出口の構成
を示す部分拡大図である。
【0027】本実施例に用いられる記録ヘッドは上記熱
エネルギーを発生する電気熱変換素子(吐出ヒーター)
及びこれに電気パルスを印加するための電極配線、駆動
素子等が形成されたシリコン等の基板(以後、HB(ヒ
ーターボード)と呼ぶ)と、そのHBを支持し、かつ放
熱板となる、例えばA1で形成されたA1基板及びHB
と接合することで吐出口及びこの吐出口のそれぞれに連
通し上記熱エネルギーの作用部をなすインク液路等を形
成するための天板とから構成される。
エネルギーを発生する電気熱変換素子(吐出ヒーター)
及びこれに電気パルスを印加するための電極配線、駆動
素子等が形成されたシリコン等の基板(以後、HB(ヒ
ーターボード)と呼ぶ)と、そのHBを支持し、かつ放
熱板となる、例えばA1で形成されたA1基板及びHB
と接合することで吐出口及びこの吐出口のそれぞれに連
通し上記熱エネルギーの作用部をなすインク液路等を形
成するための天板とから構成される。
【0028】ヘッドカートリッジは上述したように吐出
ユニット9aとインクタンク9bとからなり、インクタ
ンク9b内のインクは、フィルタ905、インク路90
4を介して吐出ユニット9aの共通液室902に導かれ
る。吐出ユニット9aを構成するA1基板906及びH
B基板907の上には共通液室902とともに、これに
連通する、例えば64個の液路とこの各々に備えられた
吐出口のための隔壁が設けられ、これにより、吐出口列
901が構成される。また、上記液路の各々に対応して
HB基板907上に吐出ヒーター908が形成され、さ
らに同一HB基板907上にヘッド温度センサー903
が形成される。吐出口面側からみるとA1基板906上
に、吐出ヒーター908、ヘッド温度センサー903、
配線等が形成されたHB基板907が接続されており、
さらに、その上に天板909が、積み上げられ、吐出口
が形成される。
ユニット9aとインクタンク9bとからなり、インクタ
ンク9b内のインクは、フィルタ905、インク路90
4を介して吐出ユニット9aの共通液室902に導かれ
る。吐出ユニット9aを構成するA1基板906及びH
B基板907の上には共通液室902とともに、これに
連通する、例えば64個の液路とこの各々に備えられた
吐出口のための隔壁が設けられ、これにより、吐出口列
901が構成される。また、上記液路の各々に対応して
HB基板907上に吐出ヒーター908が形成され、さ
らに同一HB基板907上にヘッド温度センサー903
が形成される。吐出口面側からみるとA1基板906上
に、吐出ヒーター908、ヘッド温度センサー903、
配線等が形成されたHB基板907が接続されており、
さらに、その上に天板909が、積み上げられ、吐出口
が形成される。
【0029】[2]次に本実施例に用いるヘッド温度推
定手段を説明する。。
定手段を説明する。。
【0030】本実施例に於いて記録ヘッドの温度を推定
する基本式は以下の熱伝導の一般式に準じる。
する基本式は以下の熱伝導の一般式に準じる。
【0031】・ 加熱時 △temp=a{1−exp[−m*T]} ……(1) ・ 加熱の途中から冷却 △temp=a{exp[−m(T−T1 )]−exp[−m*T]}……(2) 但し、 temp ;物体の昇温温度 a;熱源による物体の平衡温度 T;経過時間 m;物体の熱時定数 T1 ;熱源を取り去った時間 記録ヘッドを集中定数系として扱えば、熱時定数毎に印
字Dutyに応じて上記(1),(2) を計算する事により、
理論上は記録ヘッドのチップ温度は推定できる。
字Dutyに応じて上記(1),(2) を計算する事により、
理論上は記録ヘッドのチップ温度は推定できる。
【0032】しかし一般には処理速度の問題から上記演
算をそのまま行う事は困難である。 ・ 厳密には全ての構成部材が異なる時定数を持ってお
り、また部材間で時定数が生じるので、演算回数が膨大
になる。
算をそのまま行う事は困難である。 ・ 厳密には全ての構成部材が異なる時定数を持ってお
り、また部材間で時定数が生じるので、演算回数が膨大
になる。
【0033】・ 一般的にMPUでは直接指数演算は行
えないので、近似計算を行うか換算表から求めるなどし
なくてはならず演算時間が短縮できない。
えないので、近似計算を行うか換算表から求めるなどし
なくてはならず演算時間が短縮できない。
【0034】上記問題を本実施例では次にあげるモデル
化、及び演算アルゴリズムで解決している。
化、及び演算アルゴリズムで解決している。
【0035】(1)モデル化 発明者は、前記構成よりなる記録ヘッドにエネルギーを
投入し、該記録ヘッドの昇温過程のデータをサンプリン
グしたところ、図4のような結果を得た。
投入し、該記録ヘッドの昇温過程のデータをサンプリン
グしたところ、図4のような結果を得た。
【0036】上記構成よりなる記録ヘッドは厳密には多
くの熱伝導時間の異なる部材の組み合わせで構成されて
いるが、上記ログ変換を行った昇温データと経過時間の
関数の微分値が一定である範囲に於いては(即ち上表に
於ける傾きが一定であるA、B,Cの範囲に於いて
は)、実用上単一部材の熱伝導として扱えることを示し
ている。
くの熱伝導時間の異なる部材の組み合わせで構成されて
いるが、上記ログ変換を行った昇温データと経過時間の
関数の微分値が一定である範囲に於いては(即ち上表に
於ける傾きが一定であるA、B,Cの範囲に於いて
は)、実用上単一部材の熱伝導として扱えることを示し
ている。
【0037】以上の結果から本実施例では、熱伝導に関
するモデルに於いては記録ヘッドを2つの熱時定数で取
り扱うこととする。(上記結果では、3つの熱時定数を
持つモデル化を行う方がより正確に回帰が行えることを
示しているが、上表のBとCのエリアに於ける傾きがほ
ぼ等しいと判断し演算効率を優先して本実施例では2つ
の熱時定数で記録ヘッドをモデル化するものである。)
具体的には、一方の熱伝導は0.8秒で平衡温度まで昇
温する時定数を有するもののモデル化であり(上表では
Aの領域に相当)、もう一方は512秒で平衡温度まで
昇温する時定数を有するもののモデル化である(上表で
はB及びCの領域のモデル化である)。
するモデルに於いては記録ヘッドを2つの熱時定数で取
り扱うこととする。(上記結果では、3つの熱時定数を
持つモデル化を行う方がより正確に回帰が行えることを
示しているが、上表のBとCのエリアに於ける傾きがほ
ぼ等しいと判断し演算効率を優先して本実施例では2つ
の熱時定数で記録ヘッドをモデル化するものである。)
具体的には、一方の熱伝導は0.8秒で平衡温度まで昇
温する時定数を有するもののモデル化であり(上表では
Aの領域に相当)、もう一方は512秒で平衡温度まで
昇温する時定数を有するもののモデル化である(上表で
はB及びCの領域のモデル化である)。
【0038】更には、本実施例では記録ヘッドを以下の
ように扱いモデル化する。
ように扱いモデル化する。
【0039】・熱伝導中の温度分布は無視できるものと
し全て集中定数系で扱う。
し全て集中定数系で扱う。
【0040】・熱源は、印字のためのヒートと、サブヒ
ータのヒートの2つを想定する。
ータのヒートの2つを想定する。
【0041】図5に本実施例でモデル化した記録ヘッド
の熱伝導の等価回路を示す。
の熱伝導の等価回路を示す。
【0042】(2)演算アルゴリズム 本実施例でのヘッド温度の演算は、前記の熱伝導の一般
式を以下のように展開して用いる。
式を以下のように展開して用いる。
【0043】<EX.熱源ON後nt時間経過後の温度
の推定手段>
の推定手段>
【0044】
【数1】
【0045】以上のように展開したことにより、<1> 式
が<2ー1>+<2-2>+<2-3>+----+<2-n>と一致する。ここで、 <2ーn> 式;時刻0からtまで加熱し、時刻tからntま
で加熱をOFFした場合の、時刻ntに於ける対象物の
温度に等しい。
が<2ー1>+<2-2>+<2-3>+----+<2-n>と一致する。ここで、 <2ーn> 式;時刻0からtまで加熱し、時刻tからntま
で加熱をOFFした場合の、時刻ntに於ける対象物の
温度に等しい。
【0046】<2ー3> 式;時刻(n-3) から(n-2) まで加熱
し、時刻(n-2) からntまで加熱をOFFした場合の、
時刻ntに於ける対象物の温度に等しい。
し、時刻(n-2) からntまで加熱をOFFした場合の、
時刻ntに於ける対象物の温度に等しい。
【0047】<2ー2> 式;時刻(n-2) から(n-1) まで加熱
し、時刻(n-1) からntまで加熱をOFFした場合の、
時刻ntに於ける対象物の温度に等しい。
し、時刻(n-1) からntまで加熱をOFFした場合の、
時刻ntに於ける対象物の温度に等しい。
【0048】<2ー1> 式;時刻(n-1) からn まで加熱した
場合の時刻ntに於ける対象物の温度に等しい。
場合の時刻ntに於ける対象物の温度に等しい。
【0049】上記式の合計が<1> 式に等しいということ
は、即ち対象物1の温度の挙動(昇温温度)を、単位時
間あたりに投入されたエネルギーによって昇温した対象
物1の温度が、単位時間経過後毎に何度に降温していく
かを求め(各々の<2-1> 式、<2-2> 式---<2-n>式に相
当)、現在の対象物1の温度は過去の各単位時間あたり
に昇温した温度が現時点に於いて何度に降温しているか
の総和を求める(<2-1>+<2-1>+-----<2-n>)ことにより
演算推定することが可能であることを示す。
は、即ち対象物1の温度の挙動(昇温温度)を、単位時
間あたりに投入されたエネルギーによって昇温した対象
物1の温度が、単位時間経過後毎に何度に降温していく
かを求め(各々の<2-1> 式、<2-2> 式---<2-n>式に相
当)、現在の対象物1の温度は過去の各単位時間あたり
に昇温した温度が現時点に於いて何度に降温しているか
の総和を求める(<2-1>+<2-1>+-----<2-n>)ことにより
演算推定することが可能であることを示す。
【0050】以上から本実施例では、前記のモデル化に
より記録ヘッドのチップ温度の演算は4回(熱源2*熱
時定数2)行う。
より記録ヘッドのチップ温度の演算は4回(熱源2*熱
時定数2)行う。
【0051】4回の演算の為のそれぞれの、必要演算間
隔、データ保持時間は以下の通りである。
隔、データ保持時間は以下の通りである。
【0052】
【表1】
【0053】また前記ヘッド温度を演算する、投入エネ
ルギーと経過時間の2次元のマトリックスからなる演算
表を図30から図33に記す。
ルギーと経過時間の2次元のマトリックスからなる演算
表を図30から図33に記す。
【0054】図6は、熱源;吐出ヒータ、時定数;ショ
ートレンジの部材群、の演算表、図7は、熱源;吐出ヒ
ータ、時定数;ロングレンジの部材群、の演算表、図8
は、熱源;サブヒータ、時定数;ショートレンジの部材
群、の演算表、図9は、熱源;サブヒータ、時定数;ロ
ングレンジの部材群、の演算表、である。
ートレンジの部材群、の演算表、図7は、熱源;吐出ヒ
ータ、時定数;ロングレンジの部材群、の演算表、図8
は、熱源;サブヒータ、時定数;ショートレンジの部材
群、の演算表、図9は、熱源;サブヒータ、時定数;ロ
ングレンジの部材群、の演算表、である。
【0055】上表に記す通り、0.05秒間隔で、
(1)ショートレンジで代表される熱時定数の部材が、
吐出の為のヒータの駆動で何度昇温しているか(△Tm
h)、(2)ショートレンジで代表される熱時定数の部
材が、サブヒータの駆動で何度昇温しているか(△Ts
h)、1.0秒間隔で、(3)ロングレンジで代表され
る熱時定数の部材が、吐出の為のヒータの駆動で何度昇
温しているか(△Tmb)、(4)ロングレンジで代表
される熱時定数の部材が、サブヒータの駆動で何度昇温
しているか(△Tsb)、以上の演算を適時行い、△T
mh、△Tsh、△Tmb、△Tsbを加え合わせる事
によって(=△Tmh+△Tsh+△Tmb+△Ts
b)その時点でのヘッド温度を演算する事が出来る。
(1)ショートレンジで代表される熱時定数の部材が、
吐出の為のヒータの駆動で何度昇温しているか(△Tm
h)、(2)ショートレンジで代表される熱時定数の部
材が、サブヒータの駆動で何度昇温しているか(△Ts
h)、1.0秒間隔で、(3)ロングレンジで代表され
る熱時定数の部材が、吐出の為のヒータの駆動で何度昇
温しているか(△Tmb)、(4)ロングレンジで代表
される熱時定数の部材が、サブヒータの駆動で何度昇温
しているか(△Tsb)、以上の演算を適時行い、△T
mh、△Tsh、△Tmb、△Tsbを加え合わせる事
によって(=△Tmh+△Tsh+△Tmb+△Ts
b)その時点でのヘッド温度を演算する事が出来る。
【0056】上記のように、複数の熱伝導時間の異なる
部材を組み合わせて構成されている記録ヘッドをモデル
的に実際よりも少い数の熱時定数で代用するモデル化手
段を用いたことにより、 ・ 忠実に全ての熱伝導時間の異なる部材及び部材間の
熱時定数別に演算処理を行うのと比較して、演算精度を
さほど落とすことなく格段に演算処理量を減少すること
ができる。
部材を組み合わせて構成されている記録ヘッドをモデル
的に実際よりも少い数の熱時定数で代用するモデル化手
段を用いたことにより、 ・ 忠実に全ての熱伝導時間の異なる部材及び部材間の
熱時定数別に演算処理を行うのと比較して、演算精度を
さほど落とすことなく格段に演算処理量を減少すること
ができる。
【0057】・ また、時定数を判断基準としてモデル
化したことにより、少ない処理回数で且つ演算精度を落
とさずに演算処理することが可能となる。(例えば上記
の例で説明すれば、時定数毎にモデル化をしなかった場
合、必要演算処理間隔は時定数の小さいA領域で定まり
50msecが必要演算間隔になり、離散化データのデ
ータ保持時間は時定数の大きいB,C領域で定まり51
2secが必要データ保持時間となる。即ち50mse
c間隔で過去512秒分の10240データを積み上げ
演算処理することとなり、本実施例の場合と比較して数
百倍の演算処理回数となる。) 以上のように、記録ヘッドの温度推移を単位時間当たり
の離散値の積み重ねとして扱う離散値積み重ね演算手段
と、該離散値に応じた記録ヘッドの温度の温度推移を投
入可能なエネルギーの範囲内で予め演算しておきテーブ
ル化した既演算テーブル手段と、該テーブルが単位時間
当たりの投入エネルギーと経過時間の2次元のマトリッ
クスで構成されている2次元テーブル構成手段とを有す
る従来の温度演算アルゴリズムに加え、複数の熱伝導時
間の異なる部材を組み合わせて構成されている記録ヘッ
ドをモデル的に実際よりも少い数の熱時定数で代用する
モデル化手段と、該モデル単位(熱時定数)毎に必要演
算間隔と必要データ保持時間を分けて個々に演算を行う
演算アルゴリズム手段と、熱源を複数設定し個々の熱源
毎に上記モデル化単位で昇温幅を演算し後に加え合わせ
てヘッド温度を演算する複数熱源演算アルゴリズム手段
を設けたことにより、記録ヘッドに温度センサ−は設け
ることなく安価な記録装置に於いても記録ヘッドの温度
の推移を全て演算処理にて演算処理することが可能とな
る。
化したことにより、少ない処理回数で且つ演算精度を落
とさずに演算処理することが可能となる。(例えば上記
の例で説明すれば、時定数毎にモデル化をしなかった場
合、必要演算処理間隔は時定数の小さいA領域で定まり
50msecが必要演算間隔になり、離散化データのデ
ータ保持時間は時定数の大きいB,C領域で定まり51
2secが必要データ保持時間となる。即ち50mse
c間隔で過去512秒分の10240データを積み上げ
演算処理することとなり、本実施例の場合と比較して数
百倍の演算処理回数となる。) 以上のように、記録ヘッドの温度推移を単位時間当たり
の離散値の積み重ねとして扱う離散値積み重ね演算手段
と、該離散値に応じた記録ヘッドの温度の温度推移を投
入可能なエネルギーの範囲内で予め演算しておきテーブ
ル化した既演算テーブル手段と、該テーブルが単位時間
当たりの投入エネルギーと経過時間の2次元のマトリッ
クスで構成されている2次元テーブル構成手段とを有す
る従来の温度演算アルゴリズムに加え、複数の熱伝導時
間の異なる部材を組み合わせて構成されている記録ヘッ
ドをモデル的に実際よりも少い数の熱時定数で代用する
モデル化手段と、該モデル単位(熱時定数)毎に必要演
算間隔と必要データ保持時間を分けて個々に演算を行う
演算アルゴリズム手段と、熱源を複数設定し個々の熱源
毎に上記モデル化単位で昇温幅を演算し後に加え合わせ
てヘッド温度を演算する複数熱源演算アルゴリズム手段
を設けたことにより、記録ヘッドに温度センサ−は設け
ることなく安価な記録装置に於いても記録ヘッドの温度
の推移を全て演算処理にて演算処理することが可能とな
る。
【0058】[3]ヘッド温度モニター手段 ヘッド温度モニター手段の一例として、本実施例では図
2に示されるHB基板907上のヘッド温度センサー9
03によりヘッド温度をモニターする。ノイズレベルが
高い場合には、温度センサーの出力を複数回にわたり取
得し平均を取るなど、ノイズを抑えるための処理を行っ
ても良い。
2に示されるHB基板907上のヘッド温度センサー9
03によりヘッド温度をモニターする。ノイズレベルが
高い場合には、温度センサーの出力を複数回にわたり取
得し平均を取るなど、ノイズを抑えるための処理を行っ
ても良い。
【0059】[4]不吐出判定手段 本実施例では記録ヘッド温度と、推定演算による記録ヘ
ッドの推定温度より、記録ヘッドが不吐出の状態にある
か否かの判定を行う。判定の条件を次に示す。
ッドの推定温度より、記録ヘッドが不吐出の状態にある
か否かの判定を行う。判定の条件を次に示す。
【0060】 (記録ヘッド温度) − (推定温度) > ΔTth ΔTthは、ノイズの信号により誤判定しない程度に大き
く、不吐出が発生すれば直ちに判定できる程度に小さく
設定する。
く、不吐出が発生すれば直ちに判定できる程度に小さく
設定する。
【0061】図10は印字中に不吐出になった場合の、
モニターされた記録ヘッド温度(4回平均済み)、記録
ヘッドの温度の推定演算値、記録ヘッド温度から推定演
算値を引いた値をそれぞれ示す模式図である。(以下、
記録ヘッド温度から推定演算値を引いた値をΔTと呼
ぶ。)ΔTは不吐出が起こるとすぐにΔTthを越えてお
り、その時点で吐出不良が発生したと判定される。不吐
出かどうかの判定は一定時間間隔ごとに行う。
モニターされた記録ヘッド温度(4回平均済み)、記録
ヘッドの温度の推定演算値、記録ヘッド温度から推定演
算値を引いた値をそれぞれ示す模式図である。(以下、
記録ヘッド温度から推定演算値を引いた値をΔTと呼
ぶ。)ΔTは不吐出が起こるとすぐにΔTthを越えてお
り、その時点で吐出不良が発生したと判定される。不吐
出かどうかの判定は一定時間間隔ごとに行う。
【0062】吐出不良と判定された場合は直ちに吐出回
復処理などを行っても良いが、本実施例では、希に記録
装置の外部より入る突発的なノイズなどにより吐出不良
と判定してしまう可能性を考慮して、従来技術として先
に述べた、空吐出に伴う記録ヘッドの昇降温の温度変化
量による記録ヘッドの不吐出の判定を行い、記録ヘッド
が不吐出の状態であるか否か確実に判定する。
復処理などを行っても良いが、本実施例では、希に記録
装置の外部より入る突発的なノイズなどにより吐出不良
と判定してしまう可能性を考慮して、従来技術として先
に述べた、空吐出に伴う記録ヘッドの昇降温の温度変化
量による記録ヘッドの不吐出の判定を行い、記録ヘッド
が不吐出の状態であるか否か確実に判定する。
【0063】図11を用いてさらに詳しく説明する。所
定時間(t1 −t0 )の吐出時における記録ヘッドの温
度上昇(T1 −T0 )と、その後の所定時間(t2 −t
1 )の非吐出時における記録ヘッドの温度降温(T1 −
T2 )を検出し、これらの温度の和(T1 −T0 )+
(T1 −T2 )=(2T1 −T0 −T2 )が所定値Tth
以上であれば、記録ヘッドは不吐出の状態にあると判定
する。不吐出判定のフローチャートを図12に示す。本
実施例では上記のように昇温の温度差と降温の温度差の
両方を用いて不吐出の判定を行う。それにより、記録ヘ
ッドか少々降温中の状態であっても、正確に不吐出を検
出できる。記録ヘッドの温度変化が少ないときにのみ、
記録ヘッドの不吐出の判定を行うのなら、昇温の温度
差、降温の温度差のどちらか片方だけで判定しても良
い。
定時間(t1 −t0 )の吐出時における記録ヘッドの温
度上昇(T1 −T0 )と、その後の所定時間(t2 −t
1 )の非吐出時における記録ヘッドの温度降温(T1 −
T2 )を検出し、これらの温度の和(T1 −T0 )+
(T1 −T2 )=(2T1 −T0 −T2 )が所定値Tth
以上であれば、記録ヘッドは不吐出の状態にあると判定
する。不吐出判定のフローチャートを図12に示す。本
実施例では上記のように昇温の温度差と降温の温度差の
両方を用いて不吐出の判定を行う。それにより、記録ヘ
ッドか少々降温中の状態であっても、正確に不吐出を検
出できる。記録ヘッドの温度変化が少ないときにのみ、
記録ヘッドの不吐出の判定を行うのなら、昇温の温度
差、降温の温度差のどちらか片方だけで判定しても良
い。
【0064】[5]吐出回復処理 記録ヘッドが不吐出の状態であると判定されると、吸引
回復処理を行う。その後、再度、空吐出に伴う記録ヘッ
ドの昇降温の温度変化量による記録ヘッドの不吐出の判
定を行い、記録ヘッドが正常の状態に復帰したか否かを
調べる。正常であれば、吐出回復処理を終了する。吸引
回復処理を行ったにも関わらず、不吐出の状態であれば
エラー表示を行いユーザーに警告する。
回復処理を行う。その後、再度、空吐出に伴う記録ヘッ
ドの昇降温の温度変化量による記録ヘッドの不吐出の判
定を行い、記録ヘッドが正常の状態に復帰したか否かを
調べる。正常であれば、吐出回復処理を終了する。吸引
回復処理を行ったにも関わらず、不吐出の状態であれば
エラー表示を行いユーザーに警告する。
【0065】本実施例の不吐出検知方法は、印字デュー
ティーが低い場合は印字による記録ヘッドの昇温も当然
小さくなり、不吐出がある場合でも検知できない場合が
考えられるが、本発明の目的の一つである不吐出による
過昇温からの記録ヘッドの保護は達成できる。なお、第
3実施例以下で、印字デューティーが低い場合も考慮し
た実施例を紹介する。
ティーが低い場合は印字による記録ヘッドの昇温も当然
小さくなり、不吐出がある場合でも検知できない場合が
考えられるが、本発明の目的の一つである不吐出による
過昇温からの記録ヘッドの保護は達成できる。なお、第
3実施例以下で、印字デューティーが低い場合も考慮し
た実施例を紹介する。
【0066】(第2実施例)第2実施例では不吐出の判
定に用いるΔTthを記録装置の状態により変更する。ヘ
ッド温度推定手段、ヘッド温度モニター手段は第1実施
例と同様である。
定に用いるΔTthを記録装置の状態により変更する。ヘ
ッド温度推定手段、ヘッド温度モニター手段は第1実施
例と同様である。
【0067】[1]第2実施例に用いる記録装置の説明 図12は第2実施例に用いるインクジェット記録装置
の、記録部の構成を示したものである。この図におい
て、701はインクカートリッジである。これらは、4
色のカラーインク、ブラック、シアン、マゼンタ、イエ
ローがそれぞれ詰め込まれたインクタンクと、702の
マルチヘッドより構成されている。このマルチヘッド上
に配列するマルチノズルの様子をz方向から示したもの
が図13であり、801はマルチヘッド702上に配列
するマルチノズルである。再び図12に戻る。703は
紙送りローラーで704の補助ローラーと共に印字紙P
を抑えながら図の矢印方向へ回転し、印字紙Pをy方向
に随時送っていく。また、705は給紙ローラーであり
印字紙の給紙を行うとともに、703、704と同様、
印字紙Pを抑える役割も果たす。706は4つのインク
カートリッジを支持し、印字とともにこれらを移動させ
るキャリッジである。これは印字を行っていないとき、
あるいはマルチヘッドの回復作業などを行うときには図
の点線で示した位置のホームポジション(h)に待機す
るようになっている。
の、記録部の構成を示したものである。この図におい
て、701はインクカートリッジである。これらは、4
色のカラーインク、ブラック、シアン、マゼンタ、イエ
ローがそれぞれ詰め込まれたインクタンクと、702の
マルチヘッドより構成されている。このマルチヘッド上
に配列するマルチノズルの様子をz方向から示したもの
が図13であり、801はマルチヘッド702上に配列
するマルチノズルである。再び図12に戻る。703は
紙送りローラーで704の補助ローラーと共に印字紙P
を抑えながら図の矢印方向へ回転し、印字紙Pをy方向
に随時送っていく。また、705は給紙ローラーであり
印字紙の給紙を行うとともに、703、704と同様、
印字紙Pを抑える役割も果たす。706は4つのインク
カートリッジを支持し、印字とともにこれらを移動させ
るキャリッジである。これは印字を行っていないとき、
あるいはマルチヘッドの回復作業などを行うときには図
の点線で示した位置のホームポジション(h)に待機す
るようになっている。
【0068】印字開始前、図の位置(ホームポジショ
ン)にあるキャリッジ(706)は、印字開始命令がく
ると、x方向に移動しながら、マルチヘッド(702)
上のn個のマルチノズル(801)により、紙面上に幅
Lだけの印字を行う。紙面端部までデータの印字が終了
するとキャリッジは元のホームポジションに戻り、再び
x方向への印字を行う。このようにしてキャリッジ1ス
キャン毎にマルチヘッド幅Lだけの印字と紙送りを行う
繰り返しにより、1紙面上のデータ印字が完成する。
ン)にあるキャリッジ(706)は、印字開始命令がく
ると、x方向に移動しながら、マルチヘッド(702)
上のn個のマルチノズル(801)により、紙面上に幅
Lだけの印字を行う。紙面端部までデータの印字が終了
するとキャリッジは元のホームポジションに戻り、再び
x方向への印字を行う。このようにしてキャリッジ1ス
キャン毎にマルチヘッド幅Lだけの印字と紙送りを行う
繰り返しにより、1紙面上のデータ印字が完成する。
【0069】しかし、モノクロプリンタとして、キャラ
クタのみ印字するものと異なり、イメージ画像を印字す
るに当たっては、発色性、諧調性、一様性などさまざま
な要素が必要となる。特に一様性に関しては、マルチヘ
ッド製造工程で生じるわずかなノズル単位のばらつき
が、印字したときに、各ノズルのインクの吐出量や意図
出方向に影響を及ぼし、最終的には印字画像の濃度ムラ
として画像品位を劣化させる原因となる。
クタのみ印字するものと異なり、イメージ画像を印字す
るに当たっては、発色性、諧調性、一様性などさまざま
な要素が必要となる。特に一様性に関しては、マルチヘ
ッド製造工程で生じるわずかなノズル単位のばらつき
が、印字したときに、各ノズルのインクの吐出量や意図
出方向に影響を及ぼし、最終的には印字画像の濃度ムラ
として画像品位を劣化させる原因となる。
【0070】濃度ムラの具体例を簡単化のために単色の
記録ヘッドの例で図14、15を用いて説明する。図1
4−aにおいて、91はマルチヘッドであり、これは図
15のものと同様であるが、今は簡単のため8個のマル
チノズル(92)によって構成されているものとする。
93はマルチノズル92によって吐出されたインクドロ
ップレットであり、通常はこの図のように揃った吐出量
で、揃った方向に吐出されるのが理想である。もし、こ
のような吐出が行われれば、図14−bに示したように
紙面上に揃った大きさのドットが着弾され、全体的にも
濃度ムラのない一様な画像が得られるのである。(図1
4−c) しかし、実際には先にも述べたようにノズル1つ1つに
はそれぞればらつきがあり、そのまま上記と同じように
印字を行ってしまうと、図15−aに示したようにそれ
ぞれのノズルより吐出されるインクドロップの大きさ及
び向きにばらつきが生じ、紙面上においては図15−b
に示すように着弾される。この図によれば、ヘッド主操
作方向に対し、周期的にエリアファクター100%を満
たせない白紙の部分か存在したり、また逆に必要以上に
ドットが重なりあったり、あるいはこの図中央にみられ
るような白筋が発生したりしている。このような状態で
着弾されたドットの集まりはノズル並び方向に対し、図
15−cに示した濃度分布となり、結果的には、通常人
間の目でみた限りで、これらの現象が濃度ムラとして感
知される。また、紙送り量のばらつきに起因する筋も目
立つ場合がある。
記録ヘッドの例で図14、15を用いて説明する。図1
4−aにおいて、91はマルチヘッドであり、これは図
15のものと同様であるが、今は簡単のため8個のマル
チノズル(92)によって構成されているものとする。
93はマルチノズル92によって吐出されたインクドロ
ップレットであり、通常はこの図のように揃った吐出量
で、揃った方向に吐出されるのが理想である。もし、こ
のような吐出が行われれば、図14−bに示したように
紙面上に揃った大きさのドットが着弾され、全体的にも
濃度ムラのない一様な画像が得られるのである。(図1
4−c) しかし、実際には先にも述べたようにノズル1つ1つに
はそれぞればらつきがあり、そのまま上記と同じように
印字を行ってしまうと、図15−aに示したようにそれ
ぞれのノズルより吐出されるインクドロップの大きさ及
び向きにばらつきが生じ、紙面上においては図15−b
に示すように着弾される。この図によれば、ヘッド主操
作方向に対し、周期的にエリアファクター100%を満
たせない白紙の部分か存在したり、また逆に必要以上に
ドットが重なりあったり、あるいはこの図中央にみられ
るような白筋が発生したりしている。このような状態で
着弾されたドットの集まりはノズル並び方向に対し、図
15−cに示した濃度分布となり、結果的には、通常人
間の目でみた限りで、これらの現象が濃度ムラとして感
知される。また、紙送り量のばらつきに起因する筋も目
立つ場合がある。
【0071】そこでこの本実施例に用いるインクジェッ
ト記録装置では次のような方法を用いている。図16、
図17によりその方法を簡単に説明する。この方法によ
ると図14及び図15で示した印字領域を完成させるの
にマルチヘッド91を3回スキャンしているが、その半
分4画素単位の領域は2パスで完成している。この場合
マルチヘッドの8のずるは、上4ノズルと、下4ノズル
のグループに分けられ、1ノズルが1回のスキャンで印
字するドットは、規定の画像データをある所定の画像デ
ータ配列に従い、約半分に間引いたものである。そして
2回目のスキャン時に残りの半分の画像データへドット
を埋め込み、4画素単位の印字を完成させる。以上の様
な記録法を分割記録法と読んでいる。
ト記録装置では次のような方法を用いている。図16、
図17によりその方法を簡単に説明する。この方法によ
ると図14及び図15で示した印字領域を完成させるの
にマルチヘッド91を3回スキャンしているが、その半
分4画素単位の領域は2パスで完成している。この場合
マルチヘッドの8のずるは、上4ノズルと、下4ノズル
のグループに分けられ、1ノズルが1回のスキャンで印
字するドットは、規定の画像データをある所定の画像デ
ータ配列に従い、約半分に間引いたものである。そして
2回目のスキャン時に残りの半分の画像データへドット
を埋め込み、4画素単位の印字を完成させる。以上の様
な記録法を分割記録法と読んでいる。
【0072】このような記録法を用いると、図15で示
したマルチヘッドと等しいものを使用しても、各ノズル
固有の印字画像への影響が半減されるので、印字された
画像は図16−bの様になり、図15−bに見るような
黒筋や白筋が余り目立たなくなる。従って濃度ムラも図
16−cに示すように図15−cの場合と比べ、かなり
緩和される。
したマルチヘッドと等しいものを使用しても、各ノズル
固有の印字画像への影響が半減されるので、印字された
画像は図16−bの様になり、図15−bに見るような
黒筋や白筋が余り目立たなくなる。従って濃度ムラも図
16−cに示すように図15−cの場合と比べ、かなり
緩和される。
【0073】このような記録を行う際、1スキャン目と
2スキャン目では、画像データをある決まった配列に従
いお互いに埋め合わせる形で分割するが、通常この画像
データ配列(間引きパターン)とは図17に示すよう
に、縦横1画素毎に、ちょうど千鳥格子になるようなも
のを用いるのが一般的である。従って単位印字領域(こ
こでは4画素単位)においては千鳥格子を印字する1ス
キャン目と、逆千鳥格子を印字する2スキャン目によっ
て印字が完成されるものである。図17の17−a、1
7−b、17−cはそれぞれこの千鳥、逆千鳥パターン
を用いたときに一定領域の記録がどのように完成されて
行くかを図16〜図18と同様に、8ノズルを持ったマ
ルチヘッドを用いて説明したものである。まず1スキャ
ン目では、下4ノズルを用いて千鳥パターンの記録を行
う(図17−a)。次に2スキャン目には紙送りを4画
素(ヘッド長の1/2)だけ行い。逆千鳥パターンの記
録を行う(図17−b)。さらに3スキャン目には再び
4画素(ヘッド調の1/2)だけの紙送りを行い、再び
千鳥パターンの記録を行う(図17−c)。このように
して順次4画素単位の紙送りと、千鳥、逆千鳥パターン
の記録を交互に行うことにより、4画素単位の記録領域
を1スキャン毎に完成させていく。以上説明したよう
に、同じ領域内に異なる2種類のノズルにより印字が完
成されていくことにより、濃度ムラのない高画質な画像
を得ることができる。
2スキャン目では、画像データをある決まった配列に従
いお互いに埋め合わせる形で分割するが、通常この画像
データ配列(間引きパターン)とは図17に示すよう
に、縦横1画素毎に、ちょうど千鳥格子になるようなも
のを用いるのが一般的である。従って単位印字領域(こ
こでは4画素単位)においては千鳥格子を印字する1ス
キャン目と、逆千鳥格子を印字する2スキャン目によっ
て印字が完成されるものである。図17の17−a、1
7−b、17−cはそれぞれこの千鳥、逆千鳥パターン
を用いたときに一定領域の記録がどのように完成されて
行くかを図16〜図18と同様に、8ノズルを持ったマ
ルチヘッドを用いて説明したものである。まず1スキャ
ン目では、下4ノズルを用いて千鳥パターンの記録を行
う(図17−a)。次に2スキャン目には紙送りを4画
素(ヘッド長の1/2)だけ行い。逆千鳥パターンの記
録を行う(図17−b)。さらに3スキャン目には再び
4画素(ヘッド調の1/2)だけの紙送りを行い、再び
千鳥パターンの記録を行う(図17−c)。このように
して順次4画素単位の紙送りと、千鳥、逆千鳥パターン
の記録を交互に行うことにより、4画素単位の記録領域
を1スキャン毎に完成させていく。以上説明したよう
に、同じ領域内に異なる2種類のノズルにより印字が完
成されていくことにより、濃度ムラのない高画質な画像
を得ることができる。
【0074】第2実施例に用いる記録装置では、グラフ
等の印字を行う際には上述の2回のスキャンで印字を完
成する分割記録法で印字を行い、文章などの濃度ムラの
目立ちにくい印字を行う際には、印字スピードの短縮を
優先し、1回のスキャンで印字を完成する。
等の印字を行う際には上述の2回のスキャンで印字を完
成する分割記録法で印字を行い、文章などの濃度ムラの
目立ちにくい印字を行う際には、印字スピードの短縮を
優先し、1回のスキャンで印字を完成する。
【0075】[2]不吐出判定手段 第2実施例では、2スキャンで印字を完成する印字モー
ドの場合には、1スキャンで印字を完成する印字モード
の場合よりΔTthを小さく変更する。また、従来技術と
して先に述べた空吐出により記録ヘッドに生じる温度上
昇及び空吐出後の温度降下による温度変化量により、記
録ヘッドが不吐出か否かを判定する方法を併用すること
により、不吐出に対する記録装置の信頼性の向上を図
る。
ドの場合には、1スキャンで印字を完成する印字モード
の場合よりΔTthを小さく変更する。また、従来技術と
して先に述べた空吐出により記録ヘッドに生じる温度上
昇及び空吐出後の温度降下による温度変化量により、記
録ヘッドが不吐出か否かを判定する方法を併用すること
により、不吐出に対する記録装置の信頼性の向上を図
る。
【0076】本実施例に用いた、複数のヘッドを並べて
使用する記録装置では、1色のヘッドで印字を行ってい
る場合には、他のヘッドのヘッド温度センサーの信号に
はノイズが入る。また、印字デューティーが高ければ、
他のヘッドのヘッド温度センサーの信号に入るノイズも
大きい。2スキャンで印字を完成する印字モードの場合
は、印字デューティーは低くなるのでノイズも小さくな
る。そして、ΔTthを、比較的に小さく設定することも
可能になる。また、印字デューティーが低くなるため、
印字にともなう記録ヘッドの昇温も小さくなり、この点
からもΔTthを小さく設定することが必要になる。
使用する記録装置では、1色のヘッドで印字を行ってい
る場合には、他のヘッドのヘッド温度センサーの信号に
はノイズが入る。また、印字デューティーが高ければ、
他のヘッドのヘッド温度センサーの信号に入るノイズも
大きい。2スキャンで印字を完成する印字モードの場合
は、印字デューティーは低くなるのでノイズも小さくな
る。そして、ΔTthを、比較的に小さく設定することも
可能になる。また、印字デューティーが低くなるため、
印字にともなう記録ヘッドの昇温も小さくなり、この点
からもΔTthを小さく設定することが必要になる。
【0077】なお、印字データより、印字デューティー
を実際の印字に先立って知り、ΔTthを変更しても良
い。例えば、1ライン毎に印字デューティーが低い場合
にはΔTth を小さく、印字デューティーが高い場合に
はΔTthを大きくしても良い。
を実際の印字に先立って知り、ΔTthを変更しても良
い。例えば、1ライン毎に印字デューティーが低い場合
にはΔTth を小さく、印字デューティーが高い場合に
はΔTthを大きくしても良い。
【0078】本実施例では、一例として印字デューティ
ーの印字モードによる違いについてΔTthを変更した
が、ノイズレベルや、印字による昇温の程度を左右する
ものは印字デューティーだけではない。例えば、記録ヘ
ッドの駆動周波数など、他の要因により、ΔTthを変え
ても良い。
ーの印字モードによる違いについてΔTthを変更した
が、ノイズレベルや、印字による昇温の程度を左右する
ものは印字デューティーだけではない。例えば、記録ヘ
ッドの駆動周波数など、他の要因により、ΔTthを変え
ても良い。
【0079】従来技術で紹介した空吐出により記録ヘッ
ドに生じる温度上昇及び空吐出後の温度降下による温度
変化量により、記録ヘッドが不吐出か否かを判定する方
法は、記録ヘッド不吐出を確実に判定できる。しかし、
非印字時しか行えず、また、実行に時間がかかるため頻
繁に行うと記録装置のスループットが低下する欠点があ
る。上述のヘッド温度のモニター値と、ヘッド温度の推
定値を用いて記録ヘッドの不吐出を判定する方法は、非
印字時に限らず実行でき、スループットの低下もほとん
ど招かないメリットがある。しかし、希に記録装置の外
部から入る突発的なノイズなどにより、誤動作する可能
性があることや、印字デューティーが低い場合はΔTが
小さいため不吐出の判定をし難い欠点がある。
ドに生じる温度上昇及び空吐出後の温度降下による温度
変化量により、記録ヘッドが不吐出か否かを判定する方
法は、記録ヘッド不吐出を確実に判定できる。しかし、
非印字時しか行えず、また、実行に時間がかかるため頻
繁に行うと記録装置のスループットが低下する欠点があ
る。上述のヘッド温度のモニター値と、ヘッド温度の推
定値を用いて記録ヘッドの不吐出を判定する方法は、非
印字時に限らず実行でき、スループットの低下もほとん
ど招かないメリットがある。しかし、希に記録装置の外
部から入る突発的なノイズなどにより、誤動作する可能
性があることや、印字デューティーが低い場合はΔTが
小さいため不吐出の判定をし難い欠点がある。
【0080】そこで本実施例では上述の2つの不吐出判
定方法を併用することにより、不吐出に対する記録装置
の信頼性の向上を図る。具体的には、第1実施例と同様
に、希に記録装置の外部より入る突発的なノイズなどに
より吐出不良と判定してしまう可能性を考慮して、空吐
出に伴う記録ヘッドの昇降温の温度変化量による記録ヘ
ッドの不吐出の判定を行い、記録ヘッドが不吐出の状態
であるか否か確実に判定する。
定方法を併用することにより、不吐出に対する記録装置
の信頼性の向上を図る。具体的には、第1実施例と同様
に、希に記録装置の外部より入る突発的なノイズなどに
より吐出不良と判定してしまう可能性を考慮して、空吐
出に伴う記録ヘッドの昇降温の温度変化量による記録ヘ
ッドの不吐出の判定を行い、記録ヘッドが不吐出の状態
であるか否か確実に判定する。
【0081】それ以外に、記録装置の電源オン時に空吐
出に伴う記録ヘッドの昇降温の温度変化量による記録ヘ
ッドの不吐出の判定を行い、不吐出と判定されると吐出
回復処理を行う。また、記録装置の電源オン後、60時
間の時間が経過すると同様のシーケンスを実行する。
出に伴う記録ヘッドの昇降温の温度変化量による記録ヘ
ッドの不吐出の判定を行い、不吐出と判定されると吐出
回復処理を行う。また、記録装置の電源オン後、60時
間の時間が経過すると同様のシーケンスを実行する。
【0082】不吐出検知手段の処理の流れを図19のフ
ローチャートに示す。なお、本実施例では、記録装置の
印字モードの取得は不吐出の判定の前に行ったが、それ
は必須の構成ではない。例えば、ユーザーや、アプリケ
ーションソフト等による、印字モードの変更の際にΔT
thも、そのモードに対応したものに変更する設定を行っ
ても良い。
ローチャートに示す。なお、本実施例では、記録装置の
印字モードの取得は不吐出の判定の前に行ったが、それ
は必須の構成ではない。例えば、ユーザーや、アプリケ
ーションソフト等による、印字モードの変更の際にΔT
thも、そのモードに対応したものに変更する設定を行っ
ても良い。
【0083】なお、本実施例ではインクジェット記録装
置の印字モードにより、ΔTthを変更したが、それ以外
の記録装置の状態により、ΔTthを変更するのも有効で
ある。
置の印字モードにより、ΔTthを変更したが、それ以外
の記録装置の状態により、ΔTthを変更するのも有効で
ある。
【0084】例えば記録ヘッドの熱的な状態や、記録ヘ
ッドと環境温度の差によりΔTthを変更するのも良い。
印字開始時と、長時間、高デューティーの印字を行った
直後では記録ヘッド内の熱の分布が異なる。前者は、吐
出を開始するとそれにより発生した熱は、吐出ヒーター
付近と比べると相対適に温度の低いヘッドの他の部分に
すばやく伝わっていく。一方、後者の場合は、記録ヘッ
ドの吐出ヒーター付近以外の部分も、すでに温度の高い
状態にあり前者と比べ比較的熱が伝導しにくい状態であ
る。このことから、後者の場合はΔTthを比較的高めに
設定することは適切である。
ッドと環境温度の差によりΔTthを変更するのも良い。
印字開始時と、長時間、高デューティーの印字を行った
直後では記録ヘッド内の熱の分布が異なる。前者は、吐
出を開始するとそれにより発生した熱は、吐出ヒーター
付近と比べると相対適に温度の低いヘッドの他の部分に
すばやく伝わっていく。一方、後者の場合は、記録ヘッ
ドの吐出ヒーター付近以外の部分も、すでに温度の高い
状態にあり前者と比べ比較的熱が伝導しにくい状態であ
る。このことから、後者の場合はΔTthを比較的高めに
設定することは適切である。
【0085】また、ΔTthを記録装置の放置状態に応じ
て変更しても良い。記録ヘッドを長時間放置すると、吐
出口付近のインクが揮発成分が蒸発し、増粘することに
より記録ヘッドは吐出しにくい状態になる。長時間放置
後の初めての吐出は(予備吐も含む)吐出量が小さい、
あるいは吐出しないことがある。このような状態は、Δ
Tは大きくなるのでΔTthを大きく設定するのは好まし
い。
て変更しても良い。記録ヘッドを長時間放置すると、吐
出口付近のインクが揮発成分が蒸発し、増粘することに
より記録ヘッドは吐出しにくい状態になる。長時間放置
後の初めての吐出は(予備吐も含む)吐出量が小さい、
あるいは吐出しないことがある。このような状態は、Δ
Tは大きくなるのでΔTthを大きく設定するのは好まし
い。
【0086】更に、記録装置の所定の状態におけるヘッ
ド温度のモニター値と、ヘッド温度の推定値の差によ
り、ΔTthを変更しても良い。例えば、記録装置が数秒
間印字を行わない状態ではノイズレベルが低くなるの
で、本来、ヘッド温度のモニター値と、ヘッド温度の推
定値は一致しているはずである。しかし、ヘッド温度推
定演算の精度などにより、その2つの温度に差がある場
合は、ヘッド温度のモニター値と、ヘッド温度の推定値
の差による記録ヘッドの不吐出検出の妨げとなる。よっ
て、その差により、ΔTthを補正するのは不吐出判定の
精度を高めるためには有効である。逆に、記録装置が所
定の状態にあるとき、ヘッド温度の推定値をヘッド温度
のモニター値に一致させても、同様の効果がある。
ド温度のモニター値と、ヘッド温度の推定値の差によ
り、ΔTthを変更しても良い。例えば、記録装置が数秒
間印字を行わない状態ではノイズレベルが低くなるの
で、本来、ヘッド温度のモニター値と、ヘッド温度の推
定値は一致しているはずである。しかし、ヘッド温度推
定演算の精度などにより、その2つの温度に差がある場
合は、ヘッド温度のモニター値と、ヘッド温度の推定値
の差による記録ヘッドの不吐出検出の妨げとなる。よっ
て、その差により、ΔTthを補正するのは不吐出判定の
精度を高めるためには有効である。逆に、記録装置が所
定の状態にあるとき、ヘッド温度の推定値をヘッド温度
のモニター値に一致させても、同様の効果がある。
【0087】[3]吐出回復手段 図19を用いて本実施例の吐出回復手段を説明する。記
録ヘッドが不吐出の状態であると判定されると、吸引回
復処理を行う。その後、再度、空吐出に伴う記録ヘッド
の昇降温の温度変化量による記録ヘッドの不吐出の判定
を行い、記録ヘッドが正常の状態に復帰したか否かを調
べる。正常であれば、吐出回復処理を終了する。吸引回
復処理を行ったにも関わらず、不吐出の状態であれば、
インクタンクにインクがないと判断し、エラー表示を行
い、ユーザーの操作を待つ状態になる。
録ヘッドが不吐出の状態であると判定されると、吸引回
復処理を行う。その後、再度、空吐出に伴う記録ヘッド
の昇降温の温度変化量による記録ヘッドの不吐出の判定
を行い、記録ヘッドが正常の状態に復帰したか否かを調
べる。正常であれば、吐出回復処理を終了する。吸引回
復処理を行ったにも関わらず、不吐出の状態であれば、
インクタンクにインクがないと判断し、エラー表示を行
い、ユーザーの操作を待つ状態になる。
【0088】ここで、ユーザーがヘッドタンクを、イン
クの入ったものに交換して、吸引回復のキーを押下する
と、吸引回復処理とそれに続く不吐出の判定を行い、記
録ヘッドが不吐出の状態でないことを確認し、復帰す
る。(不吐出フラグに付いては後で説明する。)ユーザ
ーが吸引回復キーでなく、ON-LINE キーを押下した場合
は、復帰するが、不吐出と判定したヘッドは駆動を行わ
ない。本実施例では、4色のヘッドに対応した4つの不
吐出フラグのうち、不吐出吐判定したヘッドに対応した
フラグを立てる。そして、復帰する。復帰した後は、印
字データに基づき印字を行うのだが、立っている不吐出
フラグに対応するヘッドは駆動を行わない。また、その
ヘッドで印字を行うための制御、例えば温度調節、予備
吐等も行わない。また、印字データの内、そのヘッドの
色に対応したデータはないものとして扱う。つまり、そ
の色の印字データしかなければキャリッジの走査なども
行わない。
クの入ったものに交換して、吸引回復のキーを押下する
と、吸引回復処理とそれに続く不吐出の判定を行い、記
録ヘッドが不吐出の状態でないことを確認し、復帰す
る。(不吐出フラグに付いては後で説明する。)ユーザ
ーが吸引回復キーでなく、ON-LINE キーを押下した場合
は、復帰するが、不吐出と判定したヘッドは駆動を行わ
ない。本実施例では、4色のヘッドに対応した4つの不
吐出フラグのうち、不吐出吐判定したヘッドに対応した
フラグを立てる。そして、復帰する。復帰した後は、印
字データに基づき印字を行うのだが、立っている不吐出
フラグに対応するヘッドは駆動を行わない。また、その
ヘッドで印字を行うための制御、例えば温度調節、予備
吐等も行わない。また、印字データの内、そのヘッドの
色に対応したデータはないものとして扱う。つまり、そ
の色の印字データしかなければキャリッジの走査なども
行わない。
【0089】この処理は、4色の中で1色ヘッドタンク
のインクがなくなった場合、ユーザーが残りのヘッドだ
けで印字を行うことを望めば、それが可能であるように
するためのものである。例えば、ブラック、シアン、マ
ゼンタ、イエローの中で、シアン、マゼンタ、イエロー
の中の一色のヘッドタンクのインクがなくなった場合、
ブラックのヘッドだけでモノクロの印字を行うことが可
能になる。もし、インクのなくなったヘッドも駆動する
と、過昇温が起こりヘッドにダメージか生じる。(イン
クがなくなっても、インクタンクの交換できる構成のヘ
ッドタンクはインクタンクの交換で、そうでないもので
も、インクのリフィルを行うことにより使用する。)ま
た、更に昇温するとヘッドタンクが溶ける。それによ
り、記録装置本体にも悪影響を及ぼす。
のインクがなくなった場合、ユーザーが残りのヘッドだ
けで印字を行うことを望めば、それが可能であるように
するためのものである。例えば、ブラック、シアン、マ
ゼンタ、イエローの中で、シアン、マゼンタ、イエロー
の中の一色のヘッドタンクのインクがなくなった場合、
ブラックのヘッドだけでモノクロの印字を行うことが可
能になる。もし、インクのなくなったヘッドも駆動する
と、過昇温が起こりヘッドにダメージか生じる。(イン
クがなくなっても、インクタンクの交換できる構成のヘ
ッドタンクはインクタンクの交換で、そうでないもので
も、インクのリフィルを行うことにより使用する。)ま
た、更に昇温するとヘッドタンクが溶ける。それによ
り、記録装置本体にも悪影響を及ぼす。
【0090】本実施例のインクジェット記録装置は、印
字すべきデータのない記録領域の走査は、可能な限り行
わない制御を行っている。不吐出であると判定されたヘ
ッドでは印字を行わないので、それに対応した印字デー
タを無視することによりスループットの向上が図れる。
字すべきデータのない記録領域の走査は、可能な限り行
わない制御を行っている。不吐出であると判定されたヘ
ッドでは印字を行わないので、それに対応した印字デー
タを無視することによりスループットの向上が図れる。
【0091】また、記録装置の電源投入時、印字開始時
に、不吐出フラグが立っていると、エラー表示により、
ユーザーへの警告を行う。ユーザーがヘッドタンクをイ
ンクのあるものに取り替え、(または、インクを補充
し)吸引処理を行い、吸引後の不吐出判定で検知で不吐
出でないと判定されると不吐出フラグは倒される。
に、不吐出フラグが立っていると、エラー表示により、
ユーザーへの警告を行う。ユーザーがヘッドタンクをイ
ンクのあるものに取り替え、(または、インクを補充
し)吸引処理を行い、吸引後の不吐出判定で検知で不吐
出でないと判定されると不吐出フラグは倒される。
【0092】この不吐出であるもの以外の記録ヘッドで
の印字を可能にするシーケンスは、本実施例に限らず、
複数色のインクを被記録材へ吐出して印字を行うインク
ジェット記録装置において、一部のインクの吐出装置
(本実施例では4色中、1色の記録ヘッド)が、不吐出
の状態になった場合に有効である。例えば、1つの記録
ヘッドをいくつかに区切り、別々に駆動する構成(例え
ば、インクの色が異なる場合)に、その1部だけが不吐
出になった場合にも有効である。
の印字を可能にするシーケンスは、本実施例に限らず、
複数色のインクを被記録材へ吐出して印字を行うインク
ジェット記録装置において、一部のインクの吐出装置
(本実施例では4色中、1色の記録ヘッド)が、不吐出
の状態になった場合に有効である。例えば、1つの記録
ヘッドをいくつかに区切り、別々に駆動する構成(例え
ば、インクの色が異なる場合)に、その1部だけが不吐
出になった場合にも有効である。
【0093】(第3実施例)第3実施例では不吐出判定
手段として、所定の条件を満たす期間、ヘッドのモニタ
ー温度からヘッド温度の推定温度を引いた値を、積算す
る。本実施例には、第2実施例に用いた記録装置を用
い、ヘッド温度モニター手段、ヘッド温度推定手段、吐
出回復手段は第1実施例と同様である。
手段として、所定の条件を満たす期間、ヘッドのモニタ
ー温度からヘッド温度の推定温度を引いた値を、積算す
る。本実施例には、第2実施例に用いた記録装置を用
い、ヘッド温度モニター手段、ヘッド温度推定手段、吐
出回復手段は第1実施例と同様である。
【0094】不吐出が発生していない状態においてもヘ
ッドのモニター温度とヘッドの推定温度が一致している
わけではない。その原因として、例えばヘッド温度の推
定演算や、ヘッドの温度センサーからの信号の平均処理
などによるソフト的なタイミングのズレ、ヘッド温度推
定の精度、各種ノイズが挙げられる。ヘッドのモニター
温度からヘッド温度の推定値を引いた値で、記録ヘッド
の不吐出を判定しようとする場合、それらは不吐出判定
の精度を下げる要因となる。
ッドのモニター温度とヘッドの推定温度が一致している
わけではない。その原因として、例えばヘッド温度の推
定演算や、ヘッドの温度センサーからの信号の平均処理
などによるソフト的なタイミングのズレ、ヘッド温度推
定の精度、各種ノイズが挙げられる。ヘッドのモニター
温度からヘッド温度の推定値を引いた値で、記録ヘッド
の不吐出を判定しようとする場合、それらは不吐出判定
の精度を下げる要因となる。
【0095】そこで、本実施例では一定の時間間隔で、
ヘッドのモニター値からヘッド温度を引いた値を積算す
る。そして、その一定の時間積算した値が所定のしきい
値ΔTth より大きければ記録ヘッドは不吐出の状態で
あると判定する。一定時間積算を行うことにより、不吐
出判定の精度を挙げると同時により低デューティーの印
字においても吐出不良を検知できる。
ヘッドのモニター値からヘッド温度を引いた値を積算す
る。そして、その一定の時間積算した値が所定のしきい
値ΔTth より大きければ記録ヘッドは不吐出の状態で
あると判定する。一定時間積算を行うことにより、不吐
出判定の精度を挙げると同時により低デューティーの印
字においても吐出不良を検知できる。
【0096】なお、本実施例ではヘッドのモニター温度
からヘッド温度の推定温度を引いた値を積算したが、推
定演算の精度などにより、記録ヘッドの吐出状態が正常
でもヘッドのモニター温度からヘッド温度の推定温度を
引いた値を積算したものが0にならないことがおこる。
そこで、ヘッドのモニター温度、ヘッド温度の推定値の
いずれかに所定の補正を行ってから差をとったものを積
算しても良い。また、ヘッドのモニター温度、ヘッド温
度の推定値をそれぞれ積算して、一定時間が経過したと
ころでそれらの値より記録ヘッドが不吐出であるか否か
の判定を行っても良い。
からヘッド温度の推定温度を引いた値を積算したが、推
定演算の精度などにより、記録ヘッドの吐出状態が正常
でもヘッドのモニター温度からヘッド温度の推定温度を
引いた値を積算したものが0にならないことがおこる。
そこで、ヘッドのモニター温度、ヘッド温度の推定値の
いずれかに所定の補正を行ってから差をとったものを積
算しても良い。また、ヘッドのモニター温度、ヘッド温
度の推定値をそれぞれ積算して、一定時間が経過したと
ころでそれらの値より記録ヘッドが不吐出であるか否か
の判定を行っても良い。
【0097】また、本実施例では所定の時間の間、ヘッ
ドのモニター温度からヘッド温度の推定温度を引いた値
を積算したが、積算する時間間隔はそれに限らず、例え
ば1スキャンの間としても良い。
ドのモニター温度からヘッド温度の推定温度を引いた値
を積算したが、積算する時間間隔はそれに限らず、例え
ば1スキャンの間としても良い。
【0098】また、本実施例は印字中の吐出だけでな
く、印字中、あるいは印字前後の予備吐など非印字時の
吐出も含む。
く、印字中、あるいは印字前後の予備吐など非印字時の
吐出も含む。
【0099】(第4実施例)第4実施例には、第2実施
例に用いた記録装置を用い、ヘッド温度モニター手段、
ヘッド温度推定手段、吐出回復手段は第1実施例と同様
である。
例に用いた記録装置を用い、ヘッド温度モニター手段、
ヘッド温度推定手段、吐出回復手段は第1実施例と同様
である。
【0100】第4実施例では不吐出検出手段として、1
回のスキャンの間ヘッドのモニター温度からヘッド温度
推定値を引いた値(以下、ΔTと呼ぶ)を積算する。ま
た、印字データより1スキャン分の印字デューティーを
知り、その値により積算した値を補正する。本実施例で
は1例として、積算した値を1スキャンの印字デューテ
ィーで割ることにより、スキャン毎の文字数や、印字デ
ューティーの違いを補正する。そして、1スキャンの印
字デューティーがあらかじめ決めた量(Dthと呼ぶ)以
上であり、かつ、その補正した値が所定のしきい値ΔT
th より大きければ記録ヘッドは不吐出の状態であると
判定する。
回のスキャンの間ヘッドのモニター温度からヘッド温度
推定値を引いた値(以下、ΔTと呼ぶ)を積算する。ま
た、印字データより1スキャン分の印字デューティーを
知り、その値により積算した値を補正する。本実施例で
は1例として、積算した値を1スキャンの印字デューテ
ィーで割ることにより、スキャン毎の文字数や、印字デ
ューティーの違いを補正する。そして、1スキャンの印
字デューティーがあらかじめ決めた量(Dthと呼ぶ)以
上であり、かつ、その補正した値が所定のしきい値ΔT
th より大きければ記録ヘッドは不吐出の状態であると
判定する。
【0101】1スキャンで印字を行う印字領域やデュー
ティーは、毎スキャン毎に異なる。第3実施例のよう
に、ΔTを積算したもの印字デューティーによる補正を
行わずΔTthと比較する場合、ΔTthは1スキャンの印
字領域が広く、印字デューティーが広い場合、つまり、
1スキャンの印字デューティーの積算した値が大きい場
合、に合わせ設定しなければならない。それは、もし印
字デューティーの積算値の小さい場合に合わせΔTthを
設定すると、ΔTthは比較的小さめになり、実際の印字
において1スキャンの印字デューティーの積算値の大き
い場合、記録ヘッドの状態は正常の状態でも不吐出と判
定してしまう恐れがあるからである。
ティーは、毎スキャン毎に異なる。第3実施例のよう
に、ΔTを積算したもの印字デューティーによる補正を
行わずΔTthと比較する場合、ΔTthは1スキャンの印
字領域が広く、印字デューティーが広い場合、つまり、
1スキャンの印字デューティーの積算した値が大きい場
合、に合わせ設定しなければならない。それは、もし印
字デューティーの積算値の小さい場合に合わせΔTthを
設定すると、ΔTthは比較的小さめになり、実際の印字
において1スキャンの印字デューティーの積算値の大き
い場合、記録ヘッドの状態は正常の状態でも不吐出と判
定してしまう恐れがあるからである。
【0102】そこで、本実施例では印字デューティーの
1スキャンにわたる積算値による補正を行うことによ
り、1スキャン中の印字領域や印字デューティーがより
小さい場合でも不吐出の判定ができるようにする。本実
施例では1例として、積算した値を1スキャンの印字デ
ューティーで割ることにより、スキャン毎の文字数や、
印字デューティーの違いを補正する。
1スキャンにわたる積算値による補正を行うことによ
り、1スキャン中の印字領域や印字デューティーがより
小さい場合でも不吐出の判定ができるようにする。本実
施例では1例として、積算した値を1スキャンの印字デ
ューティーで割ることにより、スキャン毎の文字数や、
印字デューティーの違いを補正する。
【0103】しかし、1スキャン中の印字領域や、印字
デューティーが非常に小さい場合、当然ながらΔTは小
さく、従ってΔTの積算値も小さい。このような場合は
ΔTの積算値を印字デューティーの積算値で割った値
は、ヘッド温度のモニター値に入るノイズにより大きく
左右される(ノイズレベルが大きい)。そのための、不
吐出の誤判定の可能性も大きい。そこで、1スキャンの
印字デューティーの積算値が所定の値Dthより小さく、
ノイズレベルが大きい場合は不吐出とは判定しない。不
吐出判定と吐出回復の流れを図20のフローチャートに
示す。
デューティーが非常に小さい場合、当然ながらΔTは小
さく、従ってΔTの積算値も小さい。このような場合は
ΔTの積算値を印字デューティーの積算値で割った値
は、ヘッド温度のモニター値に入るノイズにより大きく
左右される(ノイズレベルが大きい)。そのための、不
吐出の誤判定の可能性も大きい。そこで、1スキャンの
印字デューティーの積算値が所定の値Dthより小さく、
ノイズレベルが大きい場合は不吐出とは判定しない。不
吐出判定と吐出回復の流れを図20のフローチャートに
示す。
【0104】この構成により、第3実施例と同等以上に
記録ヘッドの不吐出の検出の精度を高め、より低デュー
ティーの印字においても不吐出の検出が可能となる。
記録ヘッドの不吐出の検出の精度を高め、より低デュー
ティーの印字においても不吐出の検出が可能となる。
【0105】本実施例では1スキャン分の印字デューテ
ィーによりヘッドのモニター温度からヘッド温度推定値
を引いた値を補正したが、1スキャン分の印字デューテ
ィーによりインク落ち判定のしきい値ΔTthの方を補正
しても良い。また、積算を行う期間は1スキャンの間と
は限らない。例えば2スキャンにわたり積算を行っても
良い。
ィーによりヘッドのモニター温度からヘッド温度推定値
を引いた値を補正したが、1スキャン分の印字デューテ
ィーによりインク落ち判定のしきい値ΔTthの方を補正
しても良い。また、積算を行う期間は1スキャンの間と
は限らない。例えば2スキャンにわたり積算を行っても
良い。
【0106】なお、本実施例ではヘッドのモニター温度
からヘッド温度の推定温度を引いた値を積算したが、推
定演算の精度などにより、記録ヘッドの吐出状態が正常
でもヘッドのモニター温度からヘッド温度の推定温度を
引いた値を積算したものが0にならないことがおこる。
そこで、ヘッドのモニター温度、ヘッド温度の推定値の
いずれかに所定の補正を行ってから差をとったものを積
算しても良い。また、ヘッドのモニター温度、ヘッド温
度の推定値をそれぞれ積算して、1スキャンの印字か終
了したところで積算した値より記録ヘッドが不吐出であ
るか否かの判定を行っても良い。
からヘッド温度の推定温度を引いた値を積算したが、推
定演算の精度などにより、記録ヘッドの吐出状態が正常
でもヘッドのモニター温度からヘッド温度の推定温度を
引いた値を積算したものが0にならないことがおこる。
そこで、ヘッドのモニター温度、ヘッド温度の推定値の
いずれかに所定の補正を行ってから差をとったものを積
算しても良い。また、ヘッドのモニター温度、ヘッド温
度の推定値をそれぞれ積算して、1スキャンの印字か終
了したところで積算した値より記録ヘッドが不吐出であ
るか否かの判定を行っても良い。
【0107】(第5実施例)第5実施例では、第2実施
例に用いた記録装置を用い、ヘッド温度モニター手段、
ヘッド温度推定手段、吐出回復手段は実施例1と同様で
ある。
例に用いた記録装置を用い、ヘッド温度モニター手段、
ヘッド温度推定手段、吐出回復手段は実施例1と同様で
ある。
【0108】第5実施例では、印字データより実際の印
字に先立って印字ドット数を知る。ヘッドのモニター温
度からヘッド温度推定値を引いた値(以下ΔTと呼ぶ)
を積算すると同時に、印字ドット数のカウントも行い、
カウントしたドット数がが一定数に達したときに、ΔT
の積算値を所定の不吐出判定のしきい値ΔTthと比較
し、ΔTの積算値の方が大きければ記録ヘッドは不吐出
の状態であると判定する。
字に先立って印字ドット数を知る。ヘッドのモニター温
度からヘッド温度推定値を引いた値(以下ΔTと呼ぶ)
を積算すると同時に、印字ドット数のカウントも行い、
カウントしたドット数がが一定数に達したときに、ΔT
の積算値を所定の不吐出判定のしきい値ΔTthと比較
し、ΔTの積算値の方が大きければ記録ヘッドは不吐出
の状態であると判定する。
【0109】印字デューティーが高い場合は、記録ヘッ
ドか不吐出の状態である時のΔTは十分大きく、不吐出
の判定を高い精度で行うためのΔTの積算は比較的少な
くても良い。印字デューティーが低い場合は、ΔTが小
さく不吐出の判定を正確に行うためには、ΔTの積算を
長く行わなければならない。本実施例では、印字ドット
数のカウントを行い、そのカウントしたドット数があら
かじめ決めた数に達するまでの間、ΔTの積算をするこ
とにより、例えば印字デューティーが100%と50%
の場合では、印字デューティー50%の場合には、10
0%の場合の2倍の印字ドット数にわたりΔTの積算を
行う。
ドか不吐出の状態である時のΔTは十分大きく、不吐出
の判定を高い精度で行うためのΔTの積算は比較的少な
くても良い。印字デューティーが低い場合は、ΔTが小
さく不吐出の判定を正確に行うためには、ΔTの積算を
長く行わなければならない。本実施例では、印字ドット
数のカウントを行い、そのカウントしたドット数があら
かじめ決めた数に達するまでの間、ΔTの積算をするこ
とにより、例えば印字デューティーが100%と50%
の場合では、印字デューティー50%の場合には、10
0%の場合の2倍の印字ドット数にわたりΔTの積算を
行う。
【0110】この構成により、第3実施例、第4実施例
と同様に記録ヘッドの不吐出の検出の精度を高め、更に
低デューティーの印字においても不吐出の検出が可能と
なる。
と同様に記録ヘッドの不吐出の検出の精度を高め、更に
低デューティーの印字においても不吐出の検出が可能と
なる。
【0111】なお、本実施例ではヘッドのモニター温度
からヘッド温度の推定温度を引いた値を積算したが、推
定演算の精度などにより、記録ヘッドの吐出状態が正常
でもヘッドのモニター温度からヘッド温度の推定温度を
引いた値を積算したものが0にならないことがおこる。
そこで、ヘッドのモニター温度、ヘッド温度の推定値の
いずれかに所定の補正を行ってから差をとったものを積
算しても良い。
からヘッド温度の推定温度を引いた値を積算したが、推
定演算の精度などにより、記録ヘッドの吐出状態が正常
でもヘッドのモニター温度からヘッド温度の推定温度を
引いた値を積算したものが0にならないことがおこる。
そこで、ヘッドのモニター温度、ヘッド温度の推定値の
いずれかに所定の補正を行ってから差をとったものを積
算しても良い。
【0112】また、印字デューティーが比較的低い場合
は、印字デューティーが高い場合と比べ、積算の時間が
長いため、ΔTの積算を行っている間に記録ヘッドのヒ
ーター付近から記録ヘッドの他の部分や、外部へ流出す
る熱量も多くなる。これらのことに対応した補正を行っ
たがよい場合も考えられる。例えば、印字デューティー
が比較的低い場合は積算時間が増え、それに伴い記録ヘ
ッドの ヒーター付近から流出する熱量も比較的多くな
ることを考慮し、ΔTの積算時間が短い場合はΔTthを
小さく設定しても良い。
は、印字デューティーが高い場合と比べ、積算の時間が
長いため、ΔTの積算を行っている間に記録ヘッドのヒ
ーター付近から記録ヘッドの他の部分や、外部へ流出す
る熱量も多くなる。これらのことに対応した補正を行っ
たがよい場合も考えられる。例えば、印字デューティー
が比較的低い場合は積算時間が増え、それに伴い記録ヘ
ッドの ヒーター付近から流出する熱量も比較的多くな
ることを考慮し、ΔTの積算時間が短い場合はΔTthを
小さく設定しても良い。
【0113】また、本実施例は印字中の吐出だけでな
く、印字中、あるいは印字前後の予備吐など非印字時の
吐出も含んでも良い。
く、印字中、あるいは印字前後の予備吐など非印字時の
吐出も含んでも良い。
【0114】(第6実施例)第6実施例では、第2実施
例に用いた記録装置を用い、ヘッド温度モニター手段、
ヘッド温度推定手段、吐出回復手段は実施例1と同様で
ある。
例に用いた記録装置を用い、ヘッド温度モニター手段、
ヘッド温度推定手段、吐出回復手段は実施例1と同様で
ある。
【0115】図21は第6実施例を説明するための模式
図である。本実施例では、1スキャンの印字か終了した
直後と、次のスキャンを始める直前の、ヘッドのモニタ
ー温度とヘッド温度推定値を用いて不吐出の判定を行
う。図中、T1は1スキャンの印字終了直後のヘッドの
モニター温度、T2は1スキャンの印字終了直後のヘッ
ド温度の推定値、T3は次のスキャン開始直前の記録ヘ
ッドのモニター温度、T4は次のスキャン開始直前のヘ
ッド温度の推定値である。1スキャン印字終了直後のヘ
ッドのモニター温度からヘッド温度推定値を引いた値か
ら、次のスキャン開始直前のヘッドのモニター温度から
ヘッド温度推定値を引いた値を引いた結果をΔTと呼
ぶ。そして、ΔTと所定の不吐出検出のしきい値ΔTth
を比較し、ΔTがより大きければ記録ヘッドは不吐出の
状態にあると判定する。
図である。本実施例では、1スキャンの印字か終了した
直後と、次のスキャンを始める直前の、ヘッドのモニタ
ー温度とヘッド温度推定値を用いて不吐出の判定を行
う。図中、T1は1スキャンの印字終了直後のヘッドの
モニター温度、T2は1スキャンの印字終了直後のヘッ
ド温度の推定値、T3は次のスキャン開始直前の記録ヘ
ッドのモニター温度、T4は次のスキャン開始直前のヘ
ッド温度の推定値である。1スキャン印字終了直後のヘ
ッドのモニター温度からヘッド温度推定値を引いた値か
ら、次のスキャン開始直前のヘッドのモニター温度から
ヘッド温度推定値を引いた値を引いた結果をΔTと呼
ぶ。そして、ΔTと所定の不吐出検出のしきい値ΔTth
を比較し、ΔTがより大きければ記録ヘッドは不吐出の
状態にあると判定する。
【0116】不吐出が発生した状態で印字を行うと、ヘ
ッドのモニター温度の方がヘッド温度推定値と比べ当然
ながら大きく昇温するが、印字後の降温も同様にヘッド
のモニター温度の方が大きくなるため、ΔTは大きくな
る。記録ヘッドの吐出状態が正常な場合は、記録ヘッド
のモニター温度と記録ヘッド温度の推定値の違いは小さ
いため、ΔTは小さい。判定のしきい値ΔTthは、ノイ
ズなどによる誤動作がない程度に大きく、不吐出を確実
に判定できる程度に小さく設定する。
ッドのモニター温度の方がヘッド温度推定値と比べ当然
ながら大きく昇温するが、印字後の降温も同様にヘッド
のモニター温度の方が大きくなるため、ΔTは大きくな
る。記録ヘッドの吐出状態が正常な場合は、記録ヘッド
のモニター温度と記録ヘッド温度の推定値の違いは小さ
いため、ΔTは小さい。判定のしきい値ΔTthは、ノイ
ズなどによる誤動作がない程度に大きく、不吐出を確実
に判定できる程度に小さく設定する。
【0117】この実施例のメリットは非印字時のヘッド
のモニター温度を用いる点にある。図21には示してい
ないが、印字中には印字によるノイズが信号に含まれ
る。他の並列に並んだヘッドの印字のノイズも含まれ
る。本実施例ではそれらを除くことにより、より高精度
に記録ヘッドの不吐出を判定できる。本実施例では1ス
キャン毎に不吐出の判定を行ったが、例えば数スキャン
分にわたり△Tを積算し、それにより記録ヘッドの不吐
出の判定を行っても良い。
のモニター温度を用いる点にある。図21には示してい
ないが、印字中には印字によるノイズが信号に含まれ
る。他の並列に並んだヘッドの印字のノイズも含まれ
る。本実施例ではそれらを除くことにより、より高精度
に記録ヘッドの不吐出を判定できる。本実施例では1ス
キャン毎に不吐出の判定を行ったが、例えば数スキャン
分にわたり△Tを積算し、それにより記録ヘッドの不吐
出の判定を行っても良い。
【0118】(第7実施例)第7実施例では不吐出判定
手段として、被印字状態で行う空吐出の間、ヘッドのモ
ニター温度からヘッド温度の推定温度を引いた値を、積
算する。本実施例には、第2実施例に用いた記録装置を
用い、ヘッド温度モニター手段、ヘッド温度推定手段、
吐出回復手段は第1実施例と同様である。
手段として、被印字状態で行う空吐出の間、ヘッドのモ
ニター温度からヘッド温度の推定温度を引いた値を、積
算する。本実施例には、第2実施例に用いた記録装置を
用い、ヘッド温度モニター手段、ヘッド温度推定手段、
吐出回復手段は第1実施例と同様である。
【0119】本実施例のインクジェット記録装置では1
ページの印字を開始する前には所定の発数の空吐出を行
っている。それを利用して記録ヘッドの不吐出を判定す
る。
ページの印字を開始する前には所定の発数の空吐出を行
っている。それを利用して記録ヘッドの不吐出を判定す
る。
【0120】印字開始前の空吐出は、印字デューティー
によらないので、印字デューティーが低い場合も記録ヘ
ッドの不吐出の判定を行えるメリットがある。また、高
デューティーの印字を行う場合は、印字中に不吐出の検
出を行い、低デューティーの印字か続く場合は、ページ
印字前の空吐出の発数を多くして空吐出による記録ヘッ
ドの不吐出の判定を行う構成にしても良い。
によらないので、印字デューティーが低い場合も記録ヘ
ッドの不吐出の判定を行えるメリットがある。また、高
デューティーの印字を行う場合は、印字中に不吐出の検
出を行い、低デューティーの印字か続く場合は、ページ
印字前の空吐出の発数を多くして空吐出による記録ヘッ
ドの不吐出の判定を行う構成にしても良い。
【0121】(第8実施例)本実施例では第1実施例と
同様に、記録ヘッドのモニター温度と、推定演算による
記録ヘッドの推定温度より、記録ヘッドが不吐出の状態
にあるか否かの判定を行う。本実施例に用いるインクジ
ェット記録装置、ヘッド温度モニター手段、ヘッド温度
推定手段、吐出回復手段も第1実施例と同様である。
同様に、記録ヘッドのモニター温度と、推定演算による
記録ヘッドの推定温度より、記録ヘッドが不吐出の状態
にあるか否かの判定を行う。本実施例に用いるインクジ
ェット記録装置、ヘッド温度モニター手段、ヘッド温度
推定手段、吐出回復手段も第1実施例と同様である。
【0122】判定の条件を次に示す。
【0123】 (記録ヘッド温度) − (推定温度) > ΔTth 第1実施例では、希に記録装置の外部より入る突発的な
ノイズなどにより吐出不良と判定してしまう可能性を考
慮して、空吐出に伴う記録ヘッドの昇降温の温度変化量
による記録ヘッドの不吐出の判定を行い、最終的に不吐
出の判定を起こった。本実施例では、記録装置が非印字
での光学的に記録ヘッドの不吐出を検出する方法により
最終的な不吐出の判定を行う。
ノイズなどにより吐出不良と判定してしまう可能性を考
慮して、空吐出に伴う記録ヘッドの昇降温の温度変化量
による記録ヘッドの不吐出の判定を行い、最終的に不吐
出の判定を起こった。本実施例では、記録装置が非印字
での光学的に記録ヘッドの不吐出を検出する方法により
最終的な不吐出の判定を行う。
【0124】具体的には、空吐出により記録ヘッドから
吐出されたインクのドロップレットを受ける部分に、例
えば発光ダイオードの光を通し、受光素子で光を受ける
構成にする。そして、空吐出時、インクのドロップレッ
トが、発光ダイオードの光を遮るのを検出することによ
り、不吐出の判定を行う。
吐出されたインクのドロップレットを受ける部分に、例
えば発光ダイオードの光を通し、受光素子で光を受ける
構成にする。そして、空吐出時、インクのドロップレッ
トが、発光ダイオードの光を遮るのを検出することによ
り、不吐出の判定を行う。
【0125】この方法は、実施例1と比較しコストは高
くなるが、記録ヘッドの一部分だけが不吐出な場合も正
確に検出できることや、記録ヘッドから吐出されたイン
ク滴の吐出方向がヨレているのも検出できる。
くなるが、記録ヘッドの一部分だけが不吐出な場合も正
確に検出できることや、記録ヘッドから吐出されたイン
ク滴の吐出方向がヨレているのも検出できる。
【0126】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
により、記録ヘッドか不吐出となり、過昇温が起こるの
を常時、あるいは頻繁に監視できるようになり、記録ヘ
ッドがそのような状態になると吐出回復処理、記録ヘッ
ドの保護のための処理、あるいはユーザーへの警告を行
うことにより、記録ヘッドの耐久性の向上をはかると同
時に、インクジェット記録装置の信頼性を高めることが
できた。
により、記録ヘッドか不吐出となり、過昇温が起こるの
を常時、あるいは頻繁に監視できるようになり、記録ヘ
ッドがそのような状態になると吐出回復処理、記録ヘッ
ドの保護のための処理、あるいはユーザーへの警告を行
うことにより、記録ヘッドの耐久性の向上をはかると同
時に、インクジェット記録装置の信頼性を高めることが
できた。
【図1】 本発明の第1実施例にかかるインクジェット
記録装置の斜視図
記録装置の斜視図
【図2】 図1に示したカートリッジの斜視図である。
【図3】 (a)、(b)、(c)のそれぞれは図1に
示したヘッドカートリッジの上面図、正面図、部分拡大
図である。
示したヘッドカートリッジの上面図、正面図、部分拡大
図である。
【図4】 第1実施例の記録ヘッド温度推定演算におけ
る、記録ヘッドの昇温特性の模式図
る、記録ヘッドの昇温特性の模式図
【図5】 第1実施例の記録ヘッド温度推定演算におけ
る、モデル化した記録ヘッドの熱伝導の等価回路
る、モデル化した記録ヘッドの熱伝導の等価回路
【図6】 第1実施例における、記録ヘッド温度推定演
算における吐出ヒータ、ショートレンジの部材群、の演
算表
算における吐出ヒータ、ショートレンジの部材群、の演
算表
【図7】 第1実施例における、記録ヘッド温度推定演
算における吐出ヒータ、ロングレンジの部材群、の演算
表
算における吐出ヒータ、ロングレンジの部材群、の演算
表
【図8】 第1実施例における、記録ヘッド温度推定演
算におけるサブヒータ、ショートレンジの部材群、の演
算表
算におけるサブヒータ、ショートレンジの部材群、の演
算表
【図9】 第1実施例における、記録ヘッド温度推定演
算におけるサブヒータ、ロングレンジの部材群、の演算
表
算におけるサブヒータ、ロングレンジの部材群、の演算
表
【図10】 第1実施例における不吐出判定手段を説明
するための模式図
するための模式図
【図11】 第1実施例における不吐出判定手段を説明
するための模式図(その2)
するための模式図(その2)
【図12】 第1実施例における不吐出判定手段を説明
するためのフローチャート
するためのフローチャート
【図13】 第2実施例におけるインクジェット記録装
置の概略説明図
置の概略説明図
【図14】 第2実施例に用いる記録ヘッドの部分説明
図
図
【図15】 インクジェット記録装置における理想的な
印字状態の図
印字状態の図
【図16】 濃度ムラのあるインクジェット記録装置の
印字状態の図
印字状態の図
【図17】 分割記録法による濃度ムラ軽減の説明図
【図18】 分割記録法による濃度ムラ軽減の説明図
(その2)
(その2)
【図19】 第2実施例における不吐出判定手段、及び
吐出回復手段を説明するためのフローチャート
吐出回復手段を説明するためのフローチャート
【図20】 第4実施例における不吐出判定手段を説明
するためのフローチャート
するためのフローチャート
【図21】 第6実施例における不吐出判定手段の説明
のための模式図
のための模式図
9 ヘッドカートリッジ 9a 吐出ユニット 9b インクタンク 11 キャリッジ 13 フック 15 操作レバー 17、49 マーカー 19 支持板 23 ガイド軸 25 受け軸 27 タイミングベルト 29A、29B プーリ 31 キャリッジモーター 33 搬送ローラー 34 プラテン 35 搬送モーター 37 ペーパーパン 39 フィードローラー 41 拝紙ローラー 42 拍車 43 解除レバー 45 押え板 47 目盛 51 キャップ 53 ポンプ 55 廃インクタンク 57 チューブ 59 ブレード 901 吐出口列 902 共通液室 903 ヘッド温度センサー 904 インク路 905 フィルタ 906 A1基板 907 HB基板 908 吐出ヒーター 909 天板 906e つめ 906f ヘッド開口部 701 インクカートリッジ 702 マルチヘッド 703 紙送りローラー 705 給紙ローラー 706 キャリッジ 707 マルチノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/04 104 K (72)発明者 杉本 仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 平林 弘光 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 植月 雅哉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 松原 美由紀 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 後藤 史博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (26)
- 【請求項1】 記録手段から被記録材へインクを吐出し
て記録を行うインクジェット記録装置において、記録ヘ
ッドの温度をモニターする、ヘッド温度モニター手段
と、少なくともヘッドに投入するエネルギーからヘッド
の温度の推定を行うヘッド温度推定手段と、少なくとも
先の2つの情報を用いて記録ヘッドの不吐出の状態の有
無を判定する、不吐出判定手段を、合わせ持つことを特
徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項2】 請求項1のインクジェット記録装置の不
吐出判定手段において、ヘッド温度のモニター値とヘッ
ド温度の推定値の差を、あらかじめ決めたしきい値と比
較することにより、記録ヘッドの不吐出の状態の有無を
判定することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 請求項1のインクジェット記録装置にお
いて、記録ヘッドの吐出に伴う昇温、あるいは吐出後の
降温、あるいはその両方の温度変化より記録ヘッドの不
吐出を判定する手段を合わせ持つインクジェット記録装
置。 - 【請求項4】 請求項1のインクジェット記録装置にお
いて、記録ヘッドに印字に用いない空吐出を行わせ、記
録ヘッドの空吐出を行う前の第1の温度と、空吐出終了
時の第2の温度と、空吐出が終了し、所定時間経過後の
第3の温度を検出し、第1の温度と第2の温度に示され
る空吐出による記録ヘッドの昇温値と、第2の温度と第
3の温度に示される空吐出終了後の降温の値によって記
録ヘッドが不吐出の状態の有無を判定する不吐出判定方
を行う手段、を合わせ持つことを特徴とするインクジェ
ット記録装置。 - 【請求項5】 請求項1のインクジェット記録装置にお
いて、不吐出判定のしきい値を、インクジェット記録装
置の状態に応じて変更することを特徴とするインクジェ
ット記録装置。 - 【請求項6】 請求項1のインクジェット記録装置にお
いて、不吐出判定のしきい値を、インクジェット記録装
置の少なくとも印字モードに応じて変更することを特徴
とするインクジェット記録装置。 - 【請求項7】 請求項1のインクジェット記録装置にお
いて、不吐出判定のしきい値を、印字データより検知し
た印字デューティーに応じて変更する事を特徴とするイ
ンクジェット記録装置。 - 【請求項8】 請求項1のインクジェット記録装置の不
吐出判定手段において、所定の条件を満たす期間、ヘッ
ドのモニター温度、あるいは、ヘッド温度の推定値、あ
るいは少なくとも先の2つの値を含めて演算した結果を
積算し、その結果をあらかじめ決めたしきい値と比較す
ることにより、記録ヘッドの不吐出の状態の有無を判定
することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項9】 請求項8のインクジェット記録装置の不
吐出判定手段において、所定の時間、ヘッドのモニター
温度、あるいは、ヘッド温度の推定値、あるいは少なく
とも先の2つの値を含めて演算した結果を積算し、その
結果をあらかじめ決めたしきい値と比較することによ
り、記録ヘッドの不吐出の状態の有無を判定することを
特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項10】 請求項8のインクジェット記録装置の
不吐出判定手段において、スキャンの間、ヘッドのモニ
ター温度、あるいは、ヘッド温度の推定値、あるいは少
なくとも先の2つの値を含めて演算した結果を積算す
る。また、印字データより、印字に先立ち印字デューテ
ィーを知り、上記の積算された値を補正する。その結果
をあらかじめ決めたしきい値と比較することにより、記
録ヘッドの不吐出の状態の有無を判定することを特徴と
するインクジェット記録装置。 - 【請求項11】 請求項8のインクジェット記録装置の
不吐出判定手段において、印字データより印字デューテ
ィーを知り、その積算を行い、それがあらかじめ決めた
量に達するまで、ヘッドのモニター温度、あるいは、ヘ
ッド温度の推定値、あるいは少なくとも先の2つの値を
含めて演算した結果を積算し、その結果をあらかじめ決
めたしきい値と比較することにより、記録ヘッドの不吐
出の状態の有無を判定することを特徴とするインクジェ
ット記録装置。 - 【請求項12】 請求項2のインクジェット記録装置の
不吐出判定手段において、所定の条件を満たす期間、ヘ
ッド温度のモニター値とヘッド温度の推定値の差を積算
し、その結果をあらかじめ決めたしきい値と比較するこ
とにより、記録ヘッドの不吐出の状態の有無を判定する
ことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項13】 請求項12のインクジェット記録装置
の不吐出判定手段において、所定の時間、ヘッド温度の
モニター値とヘッド温度の推定値の差をを積算し、その
結果をあらかじめ決めたしきい値と比較することによ
り、記録ヘッドの不吐出の状態の有無を判定することを
特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項14】 請求項12のインクジェット記録装置
の不吐出判定手段において、スキャンの間、ヘッド温度
のモニター値ヘッド温度の推定値の差を積算する。ま
た、印字データより、印字に先立ち印字デューティーを
知り、上記の積算された値を補正する。その結果をあら
かじめ決めたしきい値と比較することにより、記録ヘッ
ドの不吐出の状態の有無を判定することを特徴とするイ
ンクジェット記録装置。 - 【請求項15】 請求項12のインクジェット記録装置
の不吐出判定手段において、印字データより印字デュー
ティーを知り、その積算を行い、それがあらかじめ決め
た量に達するまで、ヘッド温度のモニター値とヘッド温
度の推定値の差を積算し、その結果をあらかじめ決めた
しきい値と比較することにより、記録ヘッドの不吐出の
状態の有無を判定することを特徴とするインクジェット
記録装置。 - 【請求項16】 請求項1のインクジェット記録装置の
不吐出判定手段において、印字のスキャン終了直後のヘ
ッドのモニター温度からヘッド温度の推定値を引いた
値、より、次の印字のスキャン開始直前のヘッドのモニ
ター温度からヘッド温度の推定値を引いた値、を引いた
値をあらかじめ決めたしきい値と比較することにより、
記録ヘッドの不吐出の状態の有無を判定することを特徴
とするインクジェット記録装置。 - 【請求項17】 請求項1のインクジェット記録装置に
おいて、不吐出の状態であると判定された記録ヘッドに
ついて回復処理を行った後、不吐出の状態が回復したか
否か判定する手段を持つことを特徴とするインクジェッ
ト記録装置。 - 【請求項18】 請求項4のインクジェット記録装置に
おいて、不吐出の状態であると判定された記録ヘッドに
ついて回復処理を行った後、記録ヘッドに印字に用いな
い空吐出を行わせ、記録ヘッドの空吐出を行う前の第1
の温度と、空吐出終了時の第2の温度と、空吐出が終了
し、所定時間経過後の第3の温度を検出し、第1の温度
と第2の温度に示される空吐出による記録ヘッドの昇温
値と、第2の温度と第3の温度に示される空吐出終了後
の降温の値によって記録ヘッドが不吐出の状態から回復
したか否か判定する手段を持つ、インクジェット記録装
置。 - 【請求項19】 記録手段から被記録材へ複数色のイン
クを吐出して記録を行うインクジェット記録装置におい
て、不吐出の状態であると判定した記録ヘッドは駆動を
行わず、それ以外の記録ヘッドで印字を行うことが可能
であることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項20】 記録手段から被記録材へ複数色のイン
クを吐出して記録を行うインクジェット記録装置におい
て、不吐出の状態であると判定した記録ヘッドは温度調
節を行わず、それ以外の記録ヘッドで温度調節を行うこ
とが可能であることを特徴とするインクジェット記録装
置。 - 【請求項21】 記録手段から被記録材へ複数色のイン
クを吐出して記録を行うインクジェット記録装置におい
て、印字データの中で、不吐出の状態であると判定した
記録ヘッドに関する印字データは無視して、印字を行う
ことが可能であることを特徴とするインクジェット記録
装置。 - 【請求項22】 請求項1の記録手段から被記録材へ複
数色のインクを吐出して記録を行うインクジェット記録
装置において、不吐出の状態であると判定した記録ヘッ
ドは駆動を行わず、それ以外の記録ヘッドで印字を行う
ことが可能であることを特徴とするインクジェット記録
装置。 - 【請求項23】 請求項1の記録手段から被記録材へ複
数色のインクを吐出して記録を行うインクジェット記録
装置において、不吐出の状態であると判定した記録ヘッ
ドは温度調節を行わず、それ以外の記録ヘッドで温度調
節を行うことが可能であることを特徴とするインクジェ
ット記録装置。 - 【請求項24】 請求項1の記録手段から被記録材へ複
数色のインクを吐出して記録を行うインクジェット記録
装置において、印字データの中で、不吐出の状態である
と判定した記録ヘッドに関する印字データは無視して、
印字を行うことが可能であることを特徴とするインクジ
ェット記録装置。 - 【請求項25】 請求項1のインクジェット記録装置に
おいて、印字中に不吐出の判定を行うインクジェット記
録装置。 - 【請求項26】 記録手段から被記録材へインクを吐出
して記録を行うインクジェット記録装置において、記録
ヘッドの不吐出の最終判断を行うための直接の不吐出判
定に先だって、上記直接の不吐出判定と異なる方式で記
録ヘッドの不吐出の判断を行うインクジェット記録装
置。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12639293A JPH06336024A (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | インクジェット記録装置 |
| DE69422219T DE69422219T2 (de) | 1993-05-27 | 1994-05-26 | Vorrichtung und Verfahren zur Steuerung der Tintenstrahlaufzeichnungsgeräte in Abhängigkeit von der Erwartungstemperatur |
| AT94303828T ATE187933T1 (de) | 1993-05-27 | 1994-05-26 | Vorrichtung und verfahren zur steuerung der tintenstrahlaufzeichnungsgeräte in abhängigkeit von der erwartungstemperatur |
| DE69434655T DE69434655T2 (de) | 1993-05-27 | 1994-05-26 | Vorrichtung und Verfahren zur Steuerung eines Tintenstrahlaufzeichnungsgerätes in Abhängigkeit von der vermuteten Temperatur |
| EP99200441A EP0924084B1 (en) | 1993-05-27 | 1994-05-26 | Ink jet recording apparatus controlled by presumed temperature and method therefor |
| AT99200441T ATE319574T1 (de) | 1993-05-27 | 1994-05-26 | Vorrichtung und verfahren zur steuerung eines tintenstrahlaufzeichnungsgerätes in abhängigkeit von der vermuteten temperatur |
| EP94303828A EP0626265B1 (en) | 1993-05-27 | 1994-05-26 | Ink jet recording apparatus controlled by presumed temperature and method therefor |
| US08/250,160 US6086180A (en) | 1993-05-27 | 1994-05-27 | Ink jet recording apparatus controlled by presumed temperature and method therefor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12639293A JPH06336024A (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06336024A true JPH06336024A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=14934007
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12639293A Withdrawn JPH06336024A (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06336024A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007301447A (ja) * | 2006-05-09 | 2007-11-22 | Sharp Corp | 液滴塗布装置、液滴塗布方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
| JP2007331354A (ja) * | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Canon Inc | 記録装置及びインク吐出不良検出方法 |
| US8091976B2 (en) | 2008-03-14 | 2012-01-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Inkjet printing apparatus and method of predicting |
| US20130187976A1 (en) * | 2012-01-24 | 2013-07-25 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting head module and liquid ejecting apparatus |
| JP2013154561A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Brother Industries Ltd | 液滴吐出装置 |
| JP2013163367A (ja) * | 2012-01-10 | 2013-08-22 | Canon Inc | 記録装置および記録装置の制御方法 |
| JP2014501105A (ja) * | 2010-12-24 | 2014-01-20 | フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム | 液体基質の減少判定手段を有するエアロゾル生成システム |
| US11186092B2 (en) | 2019-04-05 | 2021-11-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus, printing method and storage medium |
-
1993
- 1993-05-27 JP JP12639293A patent/JPH06336024A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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