JPH06336111A - 流体式サスペンションの供給流量制御装置 - Google Patents

流体式サスペンションの供給流量制御装置

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JPH06336111A
JPH06336111A JP12742293A JP12742293A JPH06336111A JP H06336111 A JPH06336111 A JP H06336111A JP 12742293 A JP12742293 A JP 12742293A JP 12742293 A JP12742293 A JP 12742293A JP H06336111 A JPH06336111 A JP H06336111A
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pressure
valve
pump
control valve
engine
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JP12742293A
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Inventor
Atsushi Sugihara
杉原  淳
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フローコントロールバルブによって供給路が遮
断されているエンジンの始動期にはポンプの吸入路を開
くことによってポンプ吐出圧のハンチングを防止するこ
とのできる流体式サスペンションの供給流量制御装置を
提供する。 【構成】流量制御弁17に電磁ソレノイド63を設けて
エンジンの始動期にはそのスプールを強制的に開方向に
作動させる等してポンプ36の吸入路を開放し、当該ポ
ンプ吐出圧をリリーフ弁41のリリーフ圧に保持するこ
とで、前記フローコントロールバルブ8が供給路を遮断
してオリフィス42からのみ,供給されるポンプ吐出圧
のハンチングを防止する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のサスペンション特
性を制御する流体式サスペンションに関するものであ
り、特に能動型サスペンション装置における流体式サス
ペンションの機関始動期の供給流量を制御するのに適す
るものである。
【0002】
【従来の技術】路面状況,走行状態,操舵状況等の諸条
件に応じて、車両のサスペンション特性を制御する能動
型サスペンション装置は従来から多岐にわたって開発さ
れており、その一例として例えば図9に示すようなもの
がある。この能動型サスペンション装置では、リザーバ
タンクアッセンブリ1に貯留されている作動流体をポン
プアッセンブリ2で吸入して,ポンプアキュームレータ
30,マルチ弁3,蓄圧用アキュームレータ54を介し
て各制御弁アッセンブリ4F,4Rに供給し、各制御弁
アッセンブリ4F,4Rは、車両の各輪と車体との間に
介装された流体圧シリンダである油圧アクチュエータ5
FL〜5RRへの流体圧を,現在車高から目標車高を達
成する指令値に応じて制御することによって所望のサス
ペンション特性を得ようとするものである。
【0003】このような従来の能動型サスペンション装
置では、前記作動流体として主に作動油が使用されてお
り、この作動油を加圧して所望の供給流体圧を得るため
に、通常,容積が一定である固定容量のポンプが使用さ
れている。このポンプは一般に、主内燃機関(エンジ
ン)の回転力によって駆動されており、余剰の油圧はリ
リーフ弁によってリリーフされる。しかし、油圧システ
ムの消費エネルギを低減するためには、負荷に見合った
ポンプ流量だけを吐出するようにポンプを可変容量化す
ることが望まれ、そうした可変容量ポンプとしては例え
ば特開平3−213683号公報に記載されるものがあ
る。この可変容量ポンプは図9,図10に示すように,
前記固定容量のオイルポンプ36の吸入路途中に流量制
御弁17を設けたものである。この流量制御弁17は、
リターンスプリング60等の弾性体によって常時開方向
に付勢され且つオイルポンプ36の吐出圧を閉方向への
パイロット圧として導入するスプール61を有する。従
って、図10に示すようにオイルポンプ36の吐出圧が
高くなるとスプール61が閉方向に移動され、図9,図
10の場合にはオリフィス62を介して吸入流量が減少
されるために図11のようにオイルポンプの吐出流量も
小さくなる。
【0004】そしてこのような可変容量オイルポンプを
用いた前記能動型サスペンション装置では、ポンプの圧
力補償作用により吐出圧が一定に保たれるように流量制
御されるから、例えばリリーフ弁41等からリリーフさ
れる余剰流量がなくなり、その分だけ作動油の発熱量が
減少し、消費エネルギが低減される。また、停車中等の
ようにアクチュエータ負荷圧の低いときには、作動流体
の供給流体圧が車高保持圧(通常供給圧の半分程度)ま
で下がるので、更に消費エネルギが低減される。なお、
前記車高保持圧は図示されるオペレートチェック弁45
のパイロット圧によって設定される。
【0005】また、システムの異常が検出された場合,
即ちフェイル状態に陥った場合には、各流体圧シリンダ
である油圧アクチュエータ5FL〜5RR内の油圧を非
制御の車高保持圧に緩やかに復帰させるために、この能
動型サスペンション装置では各制御弁アッセンブリ4
F,4R内の油圧を封じ込める電磁切替弁47と,戻り
側配管35に設けられた固定オリフィス46とから構成
されるフェイルセーフ弁9が設けられており、このフェ
イルセーフ弁9はエンジンの停止状態において車高を緩
やかに変化させ,更に所定状態に保持することを可能と
する。この場合には、前記各制御弁アッセンブリ4F,
4R内の油圧を封じ込めるために,前記車高保持圧未満
で閉状態となるオペレートチェック弁45も作用する。
【0006】一方、長時間エンジンを停止させて車両を
駐車しているようなときには、前記車両が停車してエン
ジンを停止させた直後における保持圧から出力側の油漏
れや油温の低下による体積縮小等により、時間の経過と
共に徐々に保持圧が低下することになり、通常の基準車
高を維持するための中立圧よりも低い油圧となって車高
も基準車高に比較して低くなり、再度のエンジン始動に
伴うオイルポンプの圧力上昇によって車高の変化量が大
きくなることが想定される。
【0007】そこで、前記従来の能動型サスペンション
装置では、オイルポンプ36と各制御弁アッセンブリ4
F,4Rとの間に、電磁切替弁43と,そのバイパス路
にオリフィス42を介装したフローコントロールバルブ
8を配設してある。このフローコントロールバルブ8に
よれば、例えばイグニッションスイッチをオン状態とし
てエンジンを始動させた直後は、ソレノイドを励磁しな
いで電磁切替弁43の入出力側を遮断することにより,
オイルポンプアッセンブリ2からの油圧をオリフィス3
2を介して各制御弁アッセンブリ4F,4Rに徐々に供
給し、例えばエンジンの始動から所定時間後にソレノイ
ドを励磁して電磁切替弁43の入出力側を連通すること
により,ポンプアッセンブリ2と各制御弁アッセンブリ
4F,4Rとを連通する。従って、エンジンを始動して
発生する油圧はポンプアキュームレータ30に蓄圧され
た後、前記オリフィス42を介して徐々に供給される油
圧は蓄圧用アキュームレータ54に蓄圧された後に,各
制御弁アッセンブリ4F,4Rから各油圧アクチュエー
タ5FL〜5RRに徐々に供給され、これにより例えば
前記基準車高に対する偏差は緩やかに補正されるために
車高変化が緩やかになる。
【0008】なお、前記リリーフ弁41のリリーフ圧
は,前記フローコントロールバルブ8のオリフィス42
通過時に流動抵抗として発生する圧力上昇値よりも高く
設定されていることは言うまでもない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な前記従来の油圧式能動型サスペンション装置の油圧制
御装置にあっては、前記リリーフ弁41のリリーフ圧の
設定値や流量制御弁17のオペレート圧の導入箇所等の
諸要因によって、エンジンの始動後,ポンプの吐出圧は
ポンプアキュームレータ30に蓄圧されるが、その後,
ポンプ吐出圧が上昇するために流量制御弁17は閉方向
に作動し、流量制御弁17が閉方向に移動された後は,
未だ各制御弁アッセンブリ4F,4Rの油圧が上昇中で
あるから、当該ポンプ吐出流量の低下に伴う吐出圧の低
下によって,当該流量制御弁17は開方向に作動して吐
出圧が上昇する。このため図12に示すように、前記電
磁切替弁43によって油圧供給路が連通される,フロー
コントロールバルブOFF時までの間、ポンプの吐出圧
が増減を繰り返す,所謂ハンチングが発生してしまう。
この問題は前記した可変容量ポンプに限らず,吐出圧を
フィードバックしてポンプの吸入流量を制御する可変容
量ポンプには同様に発生する可能性がある。
【0010】本発明はこれらの諸問題に鑑みて開発され
たものであり、前記フローコントロールバルブによって
供給路が遮断されている間は,前記ポンプの吸入路を開
くことによってポンプ吐出圧のハンチングを防止するこ
とのできる流体式サスペンションの供給流量制御装置を
提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の流体式サスペン
ションの供給流量制御装置は、車両の機関を直接或いは
間接の回転駆動源として作動し,貯留源から作動流体を
吸入して車体と車輪との間に設けられた流体圧シリンダ
に吐出するポンプと、前記ポンプと前記流体圧シリンダ
との間に配設されて機関の停止時には当該流体圧シリン
ダの流体圧を封じ込めるチェック弁と、前記チェック弁
と前記流体圧シリンダとの間に配設されて機関の停止或
いは始動或いは直後には作動流体路を遮断すると共にオ
リフィスを介装したバイパス路を通じて両者を連通し,
その後は当該作動流体路を直接連通させるフローコント
ロール弁と、前記ポンプの吸入路途中に配設されて,予
め設定された弾性体の弾性力で開方向に付勢され且つ当
該弾性体の弾性力に抗して導入される当該ポンプの吐出
側流体圧が大きいときには閉方向に作動するスプールを
有し,当該ポンプの吸入路の開度を可変調整する流量制
御弁とを備えた流体式サスペンションの供給流量制御装
置において、前記機関の始動時或いは始動直後には,前
記流量制御弁を開方向に作動させてポンプの吸入路を開
放するための始動期開放機構を設けたことを特徴とする
ものである。
【0012】
【作用】本発明の流体式サスペンションの供給流量制御
装置では、例えば前記流量制御弁に電磁ソレノイドを設
けて機関の始動期には前記スプールを強制的に開方向に
作動させるとか,或いは前記リリーフ弁に電磁ソレノイ
ドを設けて機関の始動期にはポンプの吐出圧を強制的に
リリーフすることにより前記流量制御弁を閉方向に作動
させないとか,前記流量制御弁のパイロット圧を前記フ
ローコントロール弁のオリフィスの下流圧から導入して
機関の始動期には前記流量制御弁が閉方向に作動する前
にポンプの吐出圧をリリーフ弁でリリーフしてしまう等
の始動期開放機構を設けたことにより、前記フローコン
トロール弁が供給路を遮断してオリフィスからのみ,ポ
ンプの供給圧が供給されている機関の始動期には、流量
制御弁が開閉作動を繰り返すことがなく、従ってポンプ
吐出圧のハンチングが防止される。
【0013】
【実施例】図1は本発明の流体式サスペンションの供給
流量制御装置を用いた能動型サスペンション装置の第1
実施例であり、まず作動流体として使用される作動油の
油圧源及び各種機能を備えた機能弁(マルチ弁)の構成
について説明する。リザーバタンクアッセンブリ1の作
動油は、ポンプアッセンブリ2からポンプアキュームレ
ータ30によってその脈圧が低減された後、フィルタリ
ング、供給圧の規定・制御・保持等の諸機能を有するマ
ルチ弁3を介し、前輪側制御弁アッセンブリ4F及び後
輪側制御弁アッセンブリ4Rによって圧力制御され、夫
々から出力される制御圧で、車両の各輪に設けられた油
圧シリンダ等から構成される油圧アクチュエータ5FL
〜5RRにサスペンション特性を制御せしめ、更に前記
マルチ弁3を介してオイルクーラ31から前記リザーバ
タンクアッセンブリ1に還元される。なお、前記油圧ア
クチュエータ5FL〜5RRが本発明の流体圧シリンダ
に相当する。
【0014】前記リザーバタンクアッセンブリ1は従来
と同様に、リザーバタンク32と、該リザーバタンク3
2への戻り側配管35に介装されたオイルフィルタ33
と、該オイルフィルタ33のバイパス回路に介装された
逆止弁34とを備えて構成される。前記ポンプアッセン
ブリ2は、吸入側が前記リザーバタンク32に接続され
且つエンジン等の駆動源によって回転されるオイルポン
プ36と、該オイルポンプ36に内蔵され,吐出流の逆
流を防止するチェック弁37と、前記オイルポンプ36
の吸入路に設けられた流量制御弁17とを備えて構成さ
れている。このうち、前記流量制御弁17は,基本的に
前記図10に示すそれと同様の構造をなしており、リタ
ーンスプリング60によって常時開方向に付勢されるス
プール61を有し、当該スプール61を閉方向に作動さ
せるパイロット圧は前記チェック弁37の下流側から導
入している。なお、この実施例では前記パイロット圧に
よってスプール61が閉方向に作動されても,オリフィ
ス62を介して流量制御された作動油がオイルポンプ3
6に吸入されるようにしてある。従って、この流量制御
弁17とオイルポンプ36とで可変容量オイルポンプが
構成されており、例えば各制御弁アッセンブリ4F,4
Rから各油圧アクチュエータ5FL〜5RRで消費され
る油圧が低下することにより,オイルポンプ36の吐出
圧が増加するとスプールが閉方向に作動されて吸入され
る作動油の流量が低減し、結果として各制御弁アッセン
ブリ4F,4Rから各油圧アクチュエータ5FL〜5R
Rに向けて供給される吐出流量が低下して消費エネルギ
を低減することができる。
【0015】一方、この流量制御弁17には,前記スプ
ール61をリターンスプリング60と同方向,即ち開方
向に作動させる電磁ソレノイド63が設けられている。
この電磁ソレノイド63は、図示されないコントローラ
により後述するフローコントロールバルブが油圧供給路
を遮断している間,即ち機関(エンジン)の始動期に励
磁され、この間,流量制御弁17を強制的に開方向に作
動させる。本実施例では、この電磁流量制御弁17の電
磁ソレノイド63が本発明の始動期開放機構に相当す
る。
【0016】前記ポンプアキュームレータ30は前記ポ
ンプアッセンブリ2からの供給側配管38に接続されて
いる。前記マルチ弁3は従来と同様に、オイルフィルタ
39及びその逆止弁40,供給圧を規定するリリーフ弁
41,メインチェック弁44,固定オリフィス42及び
電磁切替弁43で構成されるフローコントロールバルブ
8,オペレートチェック弁45,固定オリフィス46及
び電磁切替弁47で構成されるフェイルセーフ弁9等か
ら構成される。
【0017】この構成例のマルチ弁3では、前記ポンプ
アッセンブリ2からの供給側配管38のうちポンプアキ
ュームレータ30より下流側にオイルフィルタ39が接
続され、該フィルタ39と並列に形成されたフィルタ目
詰まり時のバイパス回路に逆止弁40が介装されてい
る。また、前記供給側配管38の下流側及び戻り側配管
35の上流側が、圧力保持部7、フェイルセーフ弁9を
介して、前記各制御弁アッセンブリ4F,4Rのうち各
車輪に対応している圧力制御弁6FL〜6RRの入力ポ
ートi及び戻りポートoに接続されている。
【0018】前記オイルフィルタ39の下流側で供給側
配管38と戻り側配管35との間に構成された前記圧力
保持部7は、前記オイルフィルタ39の下流側に介装さ
れたメインチェック弁44と、このメインチェック弁4
4の下流側に接続された電磁切替弁43と、この電磁切
替弁43のバイパス回路に介装された固定オリフィス4
2と、前記メインチェック弁44の上流側と戻り側配管
35との間を接続して介装されたリリーフ弁41と、該
戻り側配管35のうち前記リリーフ弁41の上流側で前
記フェイルセーフ弁9の下流側,即ち圧力制御弁6FL
〜6RR側のライン圧がパイロット圧として供給される
オペレートチェック弁45とを備えている。ここで、前
記オペレートチェック弁45は、パイロット圧が予め設
定された所定の中立圧であるときには、逆止弁機能を解
除してその戻り側配管35を連通状態とする開状態とな
り、パイロット圧が中立圧未満であるときには逆止弁機
能が作用してその戻り側配管35を遮断する閉状態とな
る。ここで、前記リザーバタンクアッセンブリ1,ポン
プアッセンブリ2,ポンプアキュームレータ30,オイ
ルフィルタ39を含む圧力保持部7までが流体圧供給手
段14になる。
【0019】前記フェイルセーフ弁9は、スプリングオ
フセット型の4ポート2位置電磁切替弁47で構成さ
れ、前記圧力保持部7のバイパス回路の下流側に接続さ
れたPポートと、オペレートチェック弁45の入力ポー
トに接続されたRポートと、圧力制御弁6FL〜6RR
の入力ポートiに接続されたAポートと、該圧力制御弁
6FL〜6RRの戻りポートoに接続されたBポートと
を有する。そして、リターンスプリング47aによって
切換えられたノーマル切替位置(オフ状態)でPポート
及びRポートが夫々遮断され且つAポート及びBポート
が互いに連通される状態となり、後述するコントローラ
からの制御信号に応じてソレノイド47bがオン状態と
なったオフセット位置でPポート及びAポートを直接連
通する連通路と、Rポート及びBポートを直接連通する
連通路とが形成される。また、フェイルセーフ弁9のR
ポート及びBポート間が固定オリフィス46を介して接
続されている。このフェイルセーフ弁9の、具体的には
電磁切替弁47が制御側と供給側との開閉手段15にな
る。
【0020】前記前輪側制御弁アッセンブリ4F及び後
輪側制御弁アッセンブリ4Rの圧力制御弁6FL〜6R
Rの夫々は、スプール方式リリーフ減圧弁として三方ス
プール弁10を備えている。この三方スプール弁10
は、入力ポートi,戻りポートo及び制御圧ポートcを
有すると共に、制御圧ポートcと入力ポートi及び戻り
ポートoとを遮断状態に又は制御圧ポートcと入力ポー
トi及び戻りポートoの何れか一方とを連通させる連通
状態に切換えるスプールを有するものであり、前記スプ
ールのうちの一端(図1の下方端部)に供給圧がパイロ
ット圧として供給されるように比例ソレノイド48によ
って制御されるポペット弁49が配設された構成を有し
ており、前記制御圧ポートcの圧力が常時、後述するコ
ントローラから比例ソレノイド48に供給される励磁電
流に応じた圧力となるように制御される。これにより三
方スプール弁10のうちの前記一端(図1の下方端部)
側油室はオペレート室10aとなり、他端(図1の上方
端部)側油室はフィードバック室10bとなる。ちなみ
に、これらの各スプール弁10の制御圧ポートcは、図
1に示すように各輪の油圧アクチュエータ5FL〜5R
Rの圧力室5aに接続されている。
【0021】また、図1に示すように前記入力ポートi
は固定オリフィス50を介して前記ポペット弁49の入
出力側に接続され、戻りポートoは固定オリフィス51
を介してポペット弁49の戻り側に接続されると共に、
前記オペレート室10aは図示されていない固定オリフ
ィスを介してポペット弁49の入出力側に接続され、前
記フィードバック室10bは図1に示す固定オリフィス
12を介して制御圧ポートcに接続されている。
【0022】更に前記三方スプール弁10の入力ポート
iは前記フェイルセーフ弁9のAポートに接続され、戻
りポートoは該フェイルセーフ弁9のBポートに接続さ
れ、更に制御ポートcは油圧アクチュエータ5FL〜5
RRの圧力室5aに接続されている。また、図1に示す
ように各圧力制御弁6FL〜6RRの戻りポートo及び
フェイルセーフ弁9のBポート間を連通する戻り側配管
52には背圧吸収用アキュームレータ53が接続され、
これらにより戻り側配管52を流れる作動油の管路抵抗
等によって発生する背圧を吸収している。更にフェイル
セーフ弁9のAポート及び圧力制御弁6FL〜6RRの
入力ポートi間の油圧配管にはオイルフィルタ55及び
蓄圧用アキュームレータ54が接続されており、また油
圧アクチュエータ5FL〜5RRには路面等から入力さ
れる車両バネ下振動の高周波域の圧力変動を吸収するた
めの減衰バルブ56及びアキュームレータ57が接続さ
れ、前記背圧吸収用アキュームレータ53と蓄圧用アキ
ュームレータ54との間にはこの油圧回路をフラッシン
グするためのコック58が取付けられている。また、各
油圧アクチュエータ5FL〜5RRのドレーン圧はドレ
ーン回路中のドレーンフィルタ13及び前記オイルフィ
ルタ33,逆止弁34を介してリザーバタンク32に還
元される。
【0023】ここで前記圧力制御弁6FL〜6RRのサ
スペンション制御装置としての作用について簡単に説明
する。前記比例ソレノイド48による押圧力がポペット
弁49に加えられている状態で、三方スプール弁10の
フィードバック室10b及びオペレート室10aの圧力
が釣り合うと、スプールは制御圧ポートcと供給ポート
i及び戻りポートoとの間を遮断するオーバラップ位置
をとる。そこで比例ソレノイド48への指令電流の大小
によりオペレート室10a内の圧力が調整され、スプー
ルの両端部に配設されたリターンスプリング11a,1
1bの押圧力が均衡するように,このパイロット室10
a内の圧力とフィードバック室10b内の圧力が釣り合
うまでスプールが微動して調圧動作が行われ、制御圧ポ
ートcからの制御圧を指令電流に比例して制御できる。
【0024】また、路面側から低周波数であるバネ上共
振域(例えば1Hz前後)の加振入力があり、その加振
入力に起因して油圧アクチュエータ5FL〜5RRの圧
力室5aに油圧変動が生じたとすると、この油圧変動は
前記圧力制御弁6FL〜6RRの三方スプール弁10の
フィードバック室10bに伝達され、該フィードバック
室10b内の圧力とパイロット室10a内の圧力との平
衡が崩れる。ここでも前記スプールの両端部に配設され
たリターンスプリング11a,11bの押圧力が均衡す
るようにスプールが微動して、供給ポートi,制御圧ポ
ートc間又は制御圧ポートc,戻りポートo間を連通さ
せ、作動油を供給又は戻して所定限度までの圧力変動を
吸収する。
【0025】ここで、前記前輪側制御弁アッセンブリ4
F及び後輪側制御弁アッセンブリ4Rが流体圧シリンダ
への流体圧を制御する流体圧制御手段16になる。一
方、前述したように前記流体圧供給手段14,開閉手段
15,流体圧制御手段16は図示されないコントローラ
からの制御信号によって制御される。このコントローラ
には各輪の油圧アクチュエータ5FL〜5RR近傍に設
けられた車高センサから車高検出信号が入力され、目標
車高を達成するための指令値を前記流体圧制御手段1
6,具体的には前記圧力制御弁6FL〜6RRの三方ス
プール弁10に向けて送出して、車高を制御する。
【0026】ここでこの実施例の車両のサスペンション
制御装置による通常走行時及びイグニッションスイッチ
のオン・オフ時の作用について説明する。例えばイグニ
ッションスイッチをオン状態としてエンジンを始動させ
た後、始動期における所謂,暖気運転が終了した状態で
は,フローコントロールバルブ8の電磁切替弁43をオ
フセット切替位置にオフセットしてオイルポンプ36か
らフェイルセーフ弁9までを連通状態とし、オイルポン
プ36の吐出圧がそれから下方の油圧回路に供給され、
また流量制御弁17のソレノイド63を励磁しないで,
オイルポンプ36の吐出圧が余剰とならないような当該
オイルポンプ36の吐出流量の可変容量化を可能とす
る。
【0027】一方、この状態では前記電磁切替弁37の
ソレノイド47bを励磁してフェイルセーフ弁9のPポ
ートとAポートとが互いに連通され,RポートとBポー
トとが互いに連通されている状態で、フェイルセーフ弁
9のAポートから出力される供給ライン圧はオイルポン
プ36から吐出されるライン圧と等しくなっており、こ
れが圧力制御弁6FL〜6RRに供給されると共に、オ
ペレートチェック弁45にパイロット圧として供給され
るので、このオペレートチェック弁45が開状態となっ
て圧力保持部7が開放状態となる。また、フェイルセー
フ弁9のAポートから出力される供給ライン圧が蓄圧用
アキュームレータ54にも供給されるので、これら蓄圧
用アキュームレータ54の蓄圧もオイルポンプ36から
吐出されるライン圧と等しくなっている。
【0028】このとき、車両が標準積載状態で平坦な道
路を定速で直進走行しているものとすると、前記コント
ローラからは標準車高を維持するために必要な中立圧を
油圧アクチュエータ5FL〜5RRに供給するために、
各圧力制御弁6FL〜6RRに対して中立電流値の励磁
電流を供給しており、従って油圧アクチュエータ5FL
〜5RRの圧力は中立圧と等しい値に維持されている。
【0029】この走行状態から車両を停車させてイグニ
ッションスイッチをオフ状態とすると、これに応じてエ
ンジンが停止状態となってオイルポンプ36が停止する
ので、ポンプアッセンブリ2からの供給圧は急激に大気
圧となるが、供給側配管38には、メインチェック弁4
4が介装されているため、圧力制御弁6FL〜6RR及
び蓄圧用アキュームレータ54,背圧吸収用アキューム
レータ53の圧力が急激に減少することはない。また、
イグニッションスイッチがオフ状態となっても前記コン
トローラは自己保持タイマが作動して所定時間電源の投
入が継続されて,車高調整等の姿勢変化抑制制御が継続
されるようにしてあるので、これにより供給ライン圧が
徐々に消費されて低下する。このとき、供給ライン圧が
中立圧より高い状態では標準車高への車高調整が可能で
あり、車高が標準車高に保持される。
【0030】その後、供給ライン圧が中立圧まで低下す
るとオペレートチェック弁45が全閉状態となり、各圧
力制御弁6FL〜6RRの戻りポートからリザーバタン
クアッセンブリ1に至る戻り側配管35が遮断されて、
圧力保持部7から右側の油圧制御系が閉回路となって圧
力保持状態となる。このように圧力保持状態となると、
戻り側配管35の圧力が上昇を開始すると共に、背圧吸
収用アキュームレータ53の圧力も上昇することにな
り、これらの圧力上昇に応じて供給ライン圧が低下し、
これが戻りライン圧と一致した時点で略一定値となる。
この供給ライン圧の低下に応じて車高も徐々に低下す
る。この場合の車高低下は徐々に行われるので乗員に不
快感を与えることはない。
【0031】その後、再びイグニッションスイッチをオ
ン状態とすると、コントローラに電源が投入されると共
にエンジンが始動してアイドリング状態となり、その出
力軸の回転上昇に伴ってオイルポンプ36の回転も上昇
し、その回転に応じた吐出圧の作動油が供給側配管38
に供給される。このエンジンの始動期にあっては,例え
ば作動油の温度の低下等によりオイルポンプ36の吐出
圧が急激に変動する可能性があり、また長時間の駐車等
においては基準車高よりも低下している車高を速やかに
補正するために車体の姿勢変化が大きくなることも考え
られ、そのためにエンジンの始動から数秒〜数十秒の
間,例えば10秒間を機関(エンジン)の始動期とし
て,前記コントローラに予め記憶されたプログラムに従
って姿勢変化抑制制御が行われる。
【0032】前記のようなイグニッションスイッチのオ
フ操作等に伴うエンジンの停止時にはオイルポンプ36
が回転駆動されないから、姿勢変化抑制制御のためにも
前記フェイルセーフ弁9はノーマル位置において制御弁
アッセンブリ4F,4R及び各油圧アクチュエータ5F
L〜5RR内の油圧を封じ込めると共に、フローコント
ロールバルブ8及び流量制御弁17の各ソレノイドも励
磁されない。
【0033】この状態からイグニッションスイッチをオ
ン状態とするか或いはエンジンが始動した時点でフェイ
ルセーフ弁9のソレノイド47bを励磁すると共に,流
量制御弁17のソレノイド63を励磁してスプール61
を強制的に開状態に保持する一方、エンジンの始動期に
はフローコントロールバルブ8のソレノイドは励磁しな
いでオイルポンプ36の吐出圧がオリフィス42を介し
てそれよりも下流に徐々に供給されるようにし、車両の
急激な姿勢変化を抑制する。特に、車両が長時間エンジ
ンを停止させて駐車しているときには、車両が停車して
エンジンを停止させた直後における中立圧近傍の保持圧
から出力側の油漏れ、油温の低下による体積縮小等によ
って時間の経過と共に徐々に保持圧が低下することにな
り、通常の基準車高を維持するための中立圧より低い保
持圧になるため、車高も基準車高に比較して低くなり、
エンジン始動によるオイルポンプ36の圧力上昇による
車高変化量が大きくなるものであるが、この場合の車高
変化を緩やかに行うことができる。
【0034】この間に,前記オイルポンプ36の吐出圧
はポンプアキュームレータ30,各蓄圧用アキュームレ
ータ54に蓄圧されるが、強制的に開状態に保持されて
いる流量制御弁17によってオイルポンプ36の吸入路
は開放され続けるため、その蓄圧終了後も供給ライン圧
はリリーフ弁41のリリーフ圧まで上昇し続け,当該リ
リーフ圧となった時点からそれに保持される。
【0035】その後,即ちエンジンの始動期の終了に伴
ってフローコントロールバルブ8のソレノイドが励磁さ
れて通常のサスペンション制御を可能にすると共に、前
記流量制御弁17のソレノイド63の励磁が解除され
て,前記可変容量ポンプとしての機能を可能とする。こ
の間に、圧力保持部7においてはフェイルセーフ弁9の
Aポートの圧力でなるパイロット圧がリリーフパイロッ
ト圧,即ち中立圧を越えた時点でオペレートチェック弁
45が開状態となって圧力制御弁6FL〜6RRの戻り
ポートoが戻り側配管35を介してリザーバタンクアッ
センブリ1に連通され、圧力保持部7と圧力制御弁6F
L〜6RRとが連通状態となって供給ライン圧がライン
圧の設定圧力と等しくなり、これと同時にコントローラ
による通常状態の姿勢変化抑制制御が実行される。
【0036】以後、コントローラによって乗員の乗降に
よる車高変化或いは車両走行時のロール,ピッチ,バウ
ンス等による車体の姿勢変化を検出してこれらを抑制す
る指令値の励磁電流を圧力制御弁6FL〜6RRに出力
することにより、油圧アクチュエータ5FL〜5RRの
圧力を制御し、車体の姿勢変化を抑制する。また、車両
の姿勢制御実行時に、圧力制御弁6FL〜6RRに対す
る制御系に断線,ショート等の異常状態が発生したとき
には図示されない異常状態検出器で検出され、その異常
状態検出信号がオン状態となるので、これに基づいてコ
ントローラからフェイルセーフ弁9に向けて出力される
制御信号がオフ状態となって該フェイルセーフ弁9が閉
状態に復帰し、圧力制御弁6FL〜6RRの入力ポート
i及び戻りポートoが連通状態となってオペレートチェ
ック弁45のパイロット圧が低下することになり、前述
したエンジン停止の場合と略同様の制御態様で圧力保持
部7による保持状態に移行し、車高の低下を防止してフ
ェイルセーフ機能を発揮することができる。
【0037】上記のような通常時及びイグニッションス
イッチのオン・オフ時には前記比例電磁リリーフ弁44
は所定のリリーフ圧を達成する位置にスプールが保持さ
れたままになっている。図2は本実施例の前記エンジン
の始動期における各油圧の経時変化を示したものであ
る。
【0038】前記ソレノイド63によって強制的に開状
態に保持された流量制御弁17により、オイルポンプ3
6の吸入路は開放状態となるため、エンジンの始動と共
にポンプ吐出圧は上昇し続け、リリーフ弁41のリリー
フ圧となった時点でそれに保持される。一方、フローコ
ントロールバルブ8のオリフィスを介して供給されるフ
ローコントロールバルブ下流圧は次第に上昇し、フェイ
ルセーフ弁9のリターン圧もこれに合わせて次第に上昇
するが、やがてフローコントロールバルブ下流圧がオペ
レートチェック弁の開閉圧,即ち中立圧以上となった時
点で、戻り側配管35が連通状態となってリターン圧は
大気圧程度まで低下する。
【0039】その後,エンジン始動期の終了に伴ってフ
ローコントロールバルブ8のソレノイドが励磁されると
オイルポンプ36と各制御弁アッセンブリ4F,4Rが
連通される,即ちフローコンロールバルブの機能がOF
Fとなるために、このフローコントロールバルブOFF
時を境いに当該フローコントロールバルブ下流圧が急激
に上昇し、これに合わせてポンプ吐出圧も一時的に低下
するが、やがて両者は前記流量制御弁17等のポンプ制
御系によって決まる吐出圧に安定する。同図からも明ら
かなように,エンジンの始動期には流量制御弁17が常
時開方向に作動されてポンプ吐出圧はリリーフ圧に保持
されるために、従来のようなハンチング現象が防止され
る。
【0040】図3は本発明の流体式サスペンションの供
給流量制御装置の第2実施例を示すものである。この実
施例に使用される油圧制御系では、前記流量制御弁17
を除き全て図1のものと同様の構成としてある。また、
コントローラに関連する構成も、該コントローラ内で処
理されるプログラムを除いて全て同様のものとしてあ
る。
【0041】この実施例のリリーフ弁41は、供給側配
管38のうち,オイルフィルタ39よりも上流側,具体
的にポンプアキュームレータ30の接続箇所と、戻り側
配管35とを接続して配設されている。また、流量制御
弁17には前記図10に示すものと同様のものが使用さ
れており、そのパイロット圧はフローコントロールバル
ブ8のオリフィス42の下流箇所から導入されている。
【0042】本実施例の前記エンジンの始動期における
各油圧の経時変化は,前記図2と同様に現れる。即ち、
エンジンの始動と共にポンプ吐出圧は上昇を開始し、同
時にフローコントロールバルブ8のオリフィスを介して
供給されるフローコントロールバルブ下流圧も次第に上
昇するが、当該フローコントロールバルブ8のオリフィ
ス下流圧をパイロット圧として導入する流量制御弁17
では,このフローコントロールバルブ下流圧がポンプ制
御系によって決まる吐出圧に未だ達していないからこの
間開状態に保持され、従って、上昇したポンプ吐出圧は
リリーフ弁41のリリーフ圧となった時点でそれに保持
される。また、フェイルセーフ弁9のリターン圧は、や
がてフローコントロールバルブ下流圧がオペレートチェ
ック弁の開閉圧,即ち中立圧以上となった時点で、戻り
側配管35が連通状態となって大気圧程度まで低下す
る。
【0043】その後,フローコントロールバルブOFF
時以後の各油圧の経時変化は前記と同様である。同図か
らも明らかなように流量制御弁17が開状態に保持され
てポンプ吐出圧はリリーフ圧に保持されるために、従来
のようなハンチング現象が防止される。図4は本発明の
流体式サスペンションの供給流量制御装置の第3実施例
を示すものである。この実施例に使用される油圧制御系
では、前記リリーフ弁41,流量制御弁17を除き全て
図1のものと同様の構成としてある。また、コントロー
ラに関連する構成も、該コントローラ内で処理されるプ
ログラムを除いて全て同様のものとしてある。
【0044】この実施例のリリーフ弁41は、接続箇所
に関しては図1のものと同様であるが、前記流量制御弁
17のパイロット作動圧,即ちポンプ制御系によって決
まる吐出圧であるスプールの閉方向への設定作動圧より
も低い第2リリーフ圧P2 と,通常のリリーフ圧との切
替えを可能とする電磁リリーフ弁が使用されている。そ
してこのリリーフ圧の切替えはコントローラのプログラ
ムによって実行され、具体的にはイグニッションスイッ
チON或いはエンジンの始動と共にソレノイドを励磁し
ない前記第2リリーフ圧が設定され、フローコントロー
ルバルブOFFタイミングより遅い時刻にソレノイドを
励磁して通常のリリーフ圧に切替えられる。
【0045】また、流量制御弁17には前記図10に示
すものと同様のものが使用されており、そのパイロット
圧は図1と同様にポンプアッセンブリ2の下流箇所から
導入されている。図5は本実施例の前記エンジンの始動
期における各油圧の経時変化を示すものである。
【0046】即ち、エンジンの始動と共にポンプ吐出圧
は上昇を開始するが、この時点でリリーフ弁41はポン
プ制御系によって決まる吐出圧よりも低い第2リリーフ
圧に設定されているから,当該吐出圧がこの第2リリー
フ圧になった時点から当該第2リリーフ圧に保持され
る。そして、フローコントロールバルブOFFに伴って
フローコントロールバルブ下流圧は急激に上昇して前記
第2リリーフ圧と等しくなり、更にその後,リリーフ圧
の切替に伴ってポンプ吐出圧並びにフローコントローフ
バルブ下流圧は前記ポンプ制御系によって決まる吐出圧
まで上昇する。
【0047】なおこの間のフェイルセーフ弁9のリター
ン圧は、前記と同様にフローコントロールバルブ下流圧
が中立圧以上となった時点で大気圧程度まで低下する。
同図からも明らかなようにポンプ吐出圧がポンプ制御系
によって決まる吐出圧に到達する以前に,それよりも低
い第2リリーフ圧でリリーフされてしまうから、従来の
ようなハンチング現象が防止される。
【0048】図6は本発明の流体式サスペンションの供
給流量制御装置の第4実施例を示すものであり、前記図
4の第3実施例の作用を油圧回路の各構成部材の機械的
作動によって達成したものである。この実施例に使用さ
れる油圧制御系では、前記図1のものと比して圧力保持
部7のみが異なる。コントローラに関連する構成も、プ
ログラムを除いて全て同様のものとしてある。
【0049】本実施例では、リリーフ弁41の下流側の
供給側配管38と当該リリーフ弁41の上流側の戻り側
配管35との接続路途中にフローコントロールバルブ8
の電磁切替弁32を介装し、更に当該接続路の上流側に
オリフィス19を介装した。前記電磁切替弁32は、前
記エンジンの始動期においてソレノイドを励磁すること
により前記接続路を連通状態とし、エンジンの始動期の
終了と共にソレノイドの励磁を解除して当該接続路を遮
断状態とする。また、前記オリフィス19は、当該オリ
フィスによる流動抵抗の圧力上昇値が,前記ポンプ制御
系によって決まる吐出圧よりも低い第2リリーフ圧未満
となるように設定してある。
【0050】また、前記リリーフ弁41には,前記接続
路のオリフィス19の下流箇所からリリーフ弁のスプー
ルをリターンスプリングの付勢方向と同方向に作動させ
るためのパイロット圧が導入されている。更に、フェイ
ルセーフ弁9のPポートの上流側にはオペレートチェッ
ク弁18が設けられ、このオペレートチェック弁18の
バイパス回路にフローコントロールバルブ8のオリフィ
ス42とメインチェック弁44とが介装されている。な
お、前記オペレートチェック弁18のオペレート圧は、
前記接続路のオリフィス19の下流箇所から導入されて
おり、前記ポンプ制御系によって決まる吐出圧と同等に
設定されている。
【0051】本実施例の供給流量制御装置においては、
エンジンの始動期にフローコントロールバルブ8の電磁
切替弁43を開状態とするため、前記接続路のオリフィ
ス19の下流側は大気圧程度となり、リリーフ弁41の
リリーフ圧はリターンスプリングによって設定される前
記第2リリーフ圧となっている。合わせて、この状態で
は前記オペレートチェック弁18が閉状態となるから,
ポンプ吐出圧はこの第2リリーフ圧に保持され、フェイ
ルセーフ弁より下流側にはオリフィス32を介して徐々
に上昇するシステム供給圧が供給される。
【0052】この状態からエンジン始動期の終了に伴っ
てフローコントロールバルブOFF時に前記電磁切替弁
43を閉方向に作動すると、接続路のオリフィス19下
流側圧が上昇し、やがて前記ポンプ制御系によって決ま
る吐出圧となるとオペレートチェック弁18が開方向に
作動して供給側配管38が連通状態となり、システム供
給圧も上昇する。一方、前記上昇したオリフィス19下
流圧が,リリーフ弁41のリターンスプリング付勢方向
と同方向に作用するように導入されるから、当該リリー
フ弁41のリリーフ圧は前記第2リリーフ圧よりも高い
通常のリリーフ圧となって、システムの正常な作動を可
能とする。
【0053】図7は本発明の流体式サスペンションの供
給流量制御装置の第5実施例を示すものであり、この実
施例に使用される油圧制御系は,前記流量制御弁の構造
を除いて前記図1のものと同様であり、コントローラに
関連する構成もプログラムを除いて全て同様のものとし
てある。本実施例では、前記流量制御弁17の吸入絞り
バルブスプールのコントロールエッジ部にノッチを設け
るとか、スプールを付勢するスプリングのバネ定数を非
線形とすることによって、フローコントロールバルブ8
の閉状態(フロコン弁閉時)近傍における吐出圧に対す
る流量低下の割合(傾き)を小さくしたものであり、こ
れにより流量制御弁17によってポンプ吸入路が完全に
閉状態となるのを防止する,即ち開状態に保持する。
【0054】図8は、図7の流量特性を有する可変容量
ポンプを用いた本実施例の各油圧の経時変化を示すもの
である。同図から明らかなようにエンジンの始動と共に
ポンプ吐出圧は上昇し、やがて図7で流量が低下する吐
出圧を越えると急激に吐出流量が低下し、更にこの流量
低下に伴って吐出圧が低下するが、フロコン弁閉時の吐
出圧上昇に対する吐出流量変化の傾きが小さいために,
ポンプ吐出圧のハンチングは、フロコン弁閉時の流量及
びその吐出圧に収束し、この間,フローコントロールバ
ルブ下流圧は次第に上昇し、フローコントロールバルブ
OFF時を境いに前記ポンプ制御系によって決まる吐出
圧まで上昇する。
【0055】なおこの間のフェイルセーフ弁9のリター
ン圧は、前記と同様にフローコントロールバルブ下流圧
が中立圧以上となった時点で大気圧程度まで低下する。
同図からも明らかなようにポンプ吐出圧がポンプ制御系
によって決まる吐出圧に収束されるから、従来のような
ハンチング現象が防止される。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明の流体式サス
ペンションの供給流量制御装置によれば、前記フローコ
ントロール弁が供給路を遮断してオリフィスからのみ,
ポンプの供給圧が供給されている機関の始動期には、始
動期開放機構によって流量制御弁が開閉作動を繰り返す
ことがなく、従ってポンプ吐出圧のハンチングが防止さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流体式サスペンションの供給流量制御
装置を用いた能動型サスペンション装置の第1実施例を
示す概略油圧構成図である。
【図2】図1の能動型サスペンション装置のエンジン始
動期における各油圧の経時変化を示すタイムチャートで
ある。
【図3】本発明の流体式サスペンションの供給流量制御
装置を用いた能動型サスペンション装置の第2実施例を
示す概略油圧構成図である。
【図4】本発明の流体式サスペンションの供給流量制御
装置を用いた能動型サスペンション装置の第3実施例を
示す概略油圧構成図である。
【図5】図4の能動型サスペンション装置のエンジン始
動期における各油圧の経時変化を示すタイムチャートで
ある。
【図6】本発明の流体式サスペンションの供給流量制御
装置を用いた能動型サスペンション装置の第4実施例を
示す概略油圧構成図である。
【図7】本発明の流体式サスペンションの供給流量制御
装置を用いた能動型サスペンション装置の第5実施例を
示す可変容量ポンプの吐出圧流量特性図である。
【図8】図7の能動型サスペンション装置のエンジン始
動期における各油圧の経時変化を示すタイムチャートで
ある。
【図9】従来の能動型サスペンション装置の一例を示す
概略油圧構成図である。
【図10】図9の能動型サスペンション装置に用いられ
る可変容量ポンプの一例を示す概略油圧構成図である。
【図11】図10の可変容量ポンプの吐出圧流量特性図
である。
【図12】図9の能動型サスペンション装置のエンジン
始動期における各油圧の経時変化を示すタイムチャート
である。
【符号の説明】
1はリザーバタンクアッセンブリ 2はポンプアッセンブリ 3はマルチ弁 4F,4Rは制御弁アッセンブリ 5FL〜5RRは油圧アクチュエータ 6FL〜6RRは圧力制御弁 7は圧力保持部 8はフローコントロールバルブ 9はフェイルセーフ弁 10は三方スプール弁 17は流量制御弁 18はオペレートチェック弁 19はオリフィス 30はポンプアキュームレータ 36はオイルポンプ 41はリリーフ弁 45はオペレートチェック弁 54は蓄圧予アキュームレータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の機関を直接或いは間接の回転駆動
    源として作動し,貯留源から作動流体を吸入して車体と
    車輪との間に設けられた流体圧シリンダに吐出するポン
    プと、前記ポンプと前記流体圧シリンダとの間に配設さ
    れて機関の停止時には当該流体圧シリンダの流体圧を封
    じ込めるチェック弁と、前記チェック弁と前記流体圧シ
    リンダとの間に配設されて機関の停止或いは始動或いは
    直後には作動流体路を遮断すると共にオリフィスを介装
    したバイパス路を通じて両者を連通し,その後は当該作
    動流体路を直接連通させるフローコントロール弁と、前
    記ポンプの吸入路途中に配設されて,予め設定された弾
    性体の弾性力で開方向に付勢され且つ当該弾性体の弾性
    力に抗して導入される当該ポンプの吐出側流体圧が大き
    いときには閉方向に作動するスプールを有し,当該ポン
    プの吸入路の開度を可変調整する流量制御弁とを備えた
    流体式サスペンションの供給流量制御装置において、前
    記機関の始動時或いは始動直後には,前記流量制御弁を
    開方向に作動させてポンプの吸入路を開放するための始
    動期開放機構を設けたことを特徴とする流体式サスペン
    ションの供給流量制御装置。
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