JPH0633684B2 - 4本柱で支持された構造物の倒壊工法 - Google Patents

4本柱で支持された構造物の倒壊工法

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JPH0633684B2
JPH0633684B2 JP15760486A JP15760486A JPH0633684B2 JP H0633684 B2 JPH0633684 B2 JP H0633684B2 JP 15760486 A JP15760486 A JP 15760486A JP 15760486 A JP15760486 A JP 15760486A JP H0633684 B2 JPH0633684 B2 JP H0633684B2
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英則 大野
利美 増田
喜八郎 広畑
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Navitas Co Ltd
Nippon Steel Corp
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Navitas Co Ltd
Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、4本柱で支持された煙突・高架水槽等の構
造物を、安全且つ経済的で短工期に、また、極めて方向
性良く倒壊する工法に関するものである。
〔従来の技術〕
例えば、高さが200m以上といった大型の煙突の場
合、第1図・第2図に示すが如く、4本の柱(A),(B),
(C),(D)で支持することが多い。このような煙突が老朽
化した場合とか、或いは、煙突が設置されている工場が
休止になった場合には、このような煙突を撤去すること
が行われるが、従来この種の撤去工法としては、建て方
の逆順序解体工法が主流であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
所が、上記の工法は、極めて危険性が高いうえ、解体工
事費が高く、また、工期が長いといった難点があった。
この発明は、上記従来工法の欠点を解決し、倒壊の方向
性が極めて優れていると共に、安全性・工事費及び工期
に於いても有利な4本柱で支持された構造物の倒壊工法
を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の特徴とする倒壊工法の要旨は、次の通りであ
る。
(1) 4本柱で支持された構造物に於いて、 平面で見て一方の対角線上の倒壊の支点とする2本の柱
の下部を切断すること、他方の対角線上の2本の柱のう
ち、1本の柱の脚部を撤去し、他の1本の柱の下部を切
断することを、任意の順序で行い、上記倒壊の支点とな
る2本の柱を支点として、脚部を撤去した柱の方向へ倒
壊させることよりなる、4本柱で支持された構造物の倒
壊工法。
(2) 倒壊の支点となる2本の柱の下部に、補強材を接
合する前記(1)項記載の4本柱で支持された構造物の倒
壊工法。
〔作用〕
この発明の第1の特徴は次の通りである。
第2図に示す如く、構造物を支持する4本の柱(A),
(B),(C),(D)は、平面的に矩形をしている。一般に規
模が小さい構造物の倒壊は、相隣する2本の柱(例えば
A,B)を支点にして、横または縦方向(矢印X)に倒
壊させることが可能である。しかし、冒頭にも述べた如
く、煙突の高さが例えば200mもありまた、支柱間距
離が例えば40m以上にも及ぶ大規模なもの(第1図参
照)にあっては、重心(対角線の交点にある煙突E)が
後方にあり、また、かなりの重量であるため、実際には
採用し難いものである。
この発明では、平面で見て一方の対角線上にある2本の
柱(例えばA,C)を支点として、斜め方向(矢印Y)
に倒壊せんとするもので、その際、倒壊に支障となる倒
壊方向にある柱(例えばB)の脚部を撤去するものであ
る。このようにすることにより、重心を倒壊の支点近傍
(直線1)上に置くことが出来、小さな倒壊力でもっ
て、また、安定した方向性が確保出来、確実に倒壊出来
るものである。
この発明の第2の特徴は、倒壊の方向性の信頼度を更に
高めたところにある。上記の斜め倒壊工法によれば、横
または縦方向(矢印X)の倒壊工法に比較して倒壊の方
向性は飛躍的に向上するものであるが、倒壊時に支点と
なる2本の柱(例えばA,C)の脚部に発生する局部座
屈が懸念される場合は、更に倒壊の方向性の信頼度を更
に高める必要がある。
この発明では、後述する実施例で詳細に説明する如く、
支点となる2本の柱(例えばA,C)に対して倒壊時の
方向性を出すための、特殊な補強材を接合し、そして、
その2本の柱(例えばA,C)を切断しておくことによ
り、上述の懸念事項を解消したものである。
〔実施例〕 (a) 斜め倒壊方向の決定 煙突が建設されている周囲に広大な空地がある場合に
は、斜め倒壊の方向は特に問わないが、本実施例では、
第2図の(Y)方向に倒壊に十分な空地があるため、斜め
倒壊方向を(Y)とした。
(b) 倒壊の支点となる柱(A),(C)の補強 第2図に示す如く、平面で見て斜め倒壊方向を(Y)と直
行する直線1上に存在する直径1250mmの2本の柱(A),
(C)の下部の両側に、必要に応じて第3図〜第5図に示
す如く、補強材2を溶接する。この補強材2は基礎コン
クリート4上に設置したものであり、構造物の重量に十
分耐え、且つ倒壊時に局部座屈が生じないよう部材を選
択するものである。
(c) 柱(D)への押し上げ装置の設置 第3図及び第7図に示す如く、斜め倒壊方向(Y)と反対
側にある柱(D)の下部の両側に押し上げ力受け部材5
を、溶接固定し、この部材5と基礎コンクリート4との
複数個のジャッキ6を設置する。
(d) 柱(B)の下部の撤去 斜め倒壊方向(Y)の側にある柱(B)は、倒壊の支障となり
方向性を損なうために、第3図に示す如く脚部を所定の
高さまで撤去7する。
(e) 柱(A),(C),(D)及び煙突(E)の切断 柱(A),(C)の切断8は、第5図に示す如く補強材2と、
基礎コンクリート4との接線に於いて行う。この場合の
柱(A),(C)の切断は、第4図の如く不連続切断(ミシン
目)9とする。これは、一部接続部を残しておくことに
より柱脚部の水平力に抵抗させるためのものである。
煙突(E)(高さ210m・直径4.5m)も第6図に例
示する如く、下部を切断10する。尚、第5図・第6図
中11は、斜め倒壊側に設けたクサビ状の切り欠き部
で、倒壊時に座屈を発生させないためのものである。一
方、柱(D)についても第7図に示す如く切断12する。
(f) 柱(D)のジャッキアップ 以上の工程を経て、いよいよ倒壊作業に入るものであ
り、第7図に示したジャッキ6の作用により押し上げ力
受け部材5を介して柱(D)を押し上げると、柱(A),(C)
を支点として全体が所定の方向(Y)へ方向性良く倒壊す
る。
本発明の倒壊工法の実施例は、上記の通りであり、斜め
倒壊側の柱(B)の下部を撤去して柱(A),(C)を支点とし
て倒壊することにより、方向性良く所定の方向(Y)へ倒
壊することが出来る。
更に、倒壊の支点となる柱(A),(C)の脚部に、斜め倒壊
方向(Y)と平行に補強材2を設けて柱(A),(C)と溶接
し、接合個所より下部に於いて柱(A),(C)を切断してい
るので倒壊時(A),(C)に座屈を生じることがなく、ま
た、2本の柱が同時に傾動することになり、倒壊方向性
の信頼度が大きく向上するものである。
上記の実施例は、本発明の最良の工法を示したものであ
るが、例えば、倒壊の起動力として、柱(D)の押し上げ
に加えて、ワイヤーロープ等で引っ張ることを付加して
も良い。更に、柱(A),(C)に接合する補強材2は必要に
応じて施すものである。
尚、上記説明では、構造物として煙突の倒壊を示した
が、煙突の倒壊に限定されることなく、その他の構造物
〔例えば、高架水槽(第8図)・鉄塔・架台等〕の場合
にも本発明の工法が適用出来ることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上の如く本発明によれば、4本の柱で支持された構造
物を安全、且つ経済的で短工期に、しかも、方向性良く
倒壊出来るものである。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の実施例を示したものであるが、第1図は
4本柱で支持された煙突の立面図、第2図は倒壊方向を
示す平面図、第3図は本発明工法の、実施状況の説明
図、第4図及び第5図は補強材の取り付け及び、柱切断
を示す断面図と立面図、第6図は煙突の切断を示す立面
図、第7図は柱(D)の下部に設けたジャッキの立面図、
第8図(イ),(ロ)は高架水槽及びその倒壊方向を示す立面
図と平面図である。 (A),(B),(C),(D)……柱、(E)……煙突 2……補強材、5……押し上げ力受け部材 6……ジャッキ、7……柱(B)の撤去部 8,10,12……切断部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4本柱で支持された構造物に於いて、 平面で見て一方の対角線上の倒壊の支点とする2本の柱
    の下部を切断すること、 他方の対角線上の2本の柱のうち、1本の柱の脚部を撤
    去し、他の1本の柱の下部を切断すること、 を、任意の順序で行い、 上記倒壊の支点となる2本の柱を支点として、脚部を撤
    去した柱の方向へ倒壊させること、 よりなる、4本柱で支持された構造物の倒壊工法。
  2. 【請求項2】倒壊の支点となる2本の柱の下部に、補強
    材を接合する特許請求の範囲第(1)項記載の4本柱で支
    持された構造物の倒壊工法。
JP15760486A 1986-07-04 1986-07-04 4本柱で支持された構造物の倒壊工法 Expired - Lifetime JPH0633684B2 (ja)

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JP4790357B2 (ja) * 2005-09-21 2011-10-12 ベステラ株式会社 熱風炉の蓄熱炉の倒し方法
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