JPH06336934A - 水素エンジンの水素燃料供給装置 - Google Patents
水素エンジンの水素燃料供給装置Info
- Publication number
- JPH06336934A JPH06336934A JP5129366A JP12936693A JPH06336934A JP H06336934 A JPH06336934 A JP H06336934A JP 5129366 A JP5129366 A JP 5129366A JP 12936693 A JP12936693 A JP 12936693A JP H06336934 A JPH06336934 A JP H06336934A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat medium
- hydrogen
- engine
- hydrogen storage
- storage tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/30—Use of alternative fuels, e.g. biofuels
Landscapes
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 減速時に水素吸蔵合金から適正な水素ガスの
放出を行なわせる。 【構成】 燃料としての水素ガスを吸熱によって放出す
る水素吸蔵合金を内蔵した水素吸蔵タンク2を備え、エ
ンジン1によって加熱されたエンジン冷却水を水素吸蔵
タンク2内に供給して水素吸蔵合金に熱量を与えること
により、水素ガスを放出させる。ECU31は、エンジ
ン1の減速時を検出する加減速検出手段311と、この
加減速検出手段311により減速時が検出されたときに
水素吸蔵タンク2に与える熱量を強制的に低下させるバ
イパス通路21及び熱媒バルブ22と熱量低下制御手段
313とを備えた。
放出を行なわせる。 【構成】 燃料としての水素ガスを吸熱によって放出す
る水素吸蔵合金を内蔵した水素吸蔵タンク2を備え、エ
ンジン1によって加熱されたエンジン冷却水を水素吸蔵
タンク2内に供給して水素吸蔵合金に熱量を与えること
により、水素ガスを放出させる。ECU31は、エンジ
ン1の減速時を検出する加減速検出手段311と、この
加減速検出手段311により減速時が検出されたときに
水素吸蔵タンク2に与える熱量を強制的に低下させるバ
イパス通路21及び熱媒バルブ22と熱量低下制御手段
313とを備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水素ガスを燃料として
用いる水素エンジン、特に、水素吸蔵合金に水素ガスを
吸蔵させる水素エンジンの水素燃料供給装置に関するも
のである。
用いる水素エンジン、特に、水素吸蔵合金に水素ガスを
吸蔵させる水素エンジンの水素燃料供給装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】水素吸蔵合金と呼ばれるある種の合金
は、水素と反応して金属水素化合物(メタルハイドライ
ド(MH))となることによって、合金1g当たり15
0ml〜200mlの水素を吸蔵することができるようにな
っており、水素を気体で貯蔵する場合に比して約1/3
の体積で同容量の水素を貯蔵することができる。
は、水素と反応して金属水素化合物(メタルハイドライ
ド(MH))となることによって、合金1g当たり15
0ml〜200mlの水素を吸蔵することができるようにな
っており、水素を気体で貯蔵する場合に比して約1/3
の体積で同容量の水素を貯蔵することができる。
【0003】そして、この水素吸蔵合金を利用すべく、
例えば特開昭53−118607号公報及び特開平2−
218812号公報に示されているように、水素ガスを
燃料とする水素エンジンの燃料タンクとして、上記水素
吸蔵合金を内蔵した水素吸蔵タンク(一般にMHタンク
という。)が提案されている。
例えば特開昭53−118607号公報及び特開平2−
218812号公報に示されているように、水素ガスを
燃料とする水素エンジンの燃料タンクとして、上記水素
吸蔵合金を内蔵した水素吸蔵タンク(一般にMHタンク
という。)が提案されている。
【0004】上記水素吸蔵合金を用いる場合に、水素ガ
ス放出のために水素吸蔵合金を所定の温度に加熱する必
要があるので、加熱された熱媒が水素吸蔵タンクに供給
されるようになっている。
ス放出のために水素吸蔵合金を所定の温度に加熱する必
要があるので、加熱された熱媒が水素吸蔵タンクに供給
されるようになっている。
【0005】例えば、上記特開昭53−118607号
公報及び特開平2−218812号公報の水素エンジン
にあっては、上記水素吸蔵タンクにエンジンからの排気
ガスを導いて、あるいは排気ガスによって加熱されたエ
ンジン冷却水を導いて水素吸蔵合金へ熱量を与えること
により、水素ガスの放出量を維持して水素ガスの安定供
給を図るようにしている。
公報及び特開平2−218812号公報の水素エンジン
にあっては、上記水素吸蔵タンクにエンジンからの排気
ガスを導いて、あるいは排気ガスによって加熱されたエ
ンジン冷却水を導いて水素吸蔵合金へ熱量を与えること
により、水素ガスの放出量を維持して水素ガスの安定供
給を図るようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の水素
エンジンは、水素吸蔵タンクへの排気ガスの供給量を制
御し、あるいは排気ガスによるエンジン冷却水の加熱を
制御することにより、水素吸蔵合金から放出される水素
ガスのガス圧を調整しているが、急減速時のように水素
ガスの消費量が急激に減少した場合には、水素吸蔵合金
への熱量制御の応答遅れによる余熱によって消費量に比
して過大な水素ガスが放出される。そして、この過剰分
の水素ガスによって水素吸蔵タンク及び水素ガスの供給
通路等の圧力が急激に上昇することになる。
エンジンは、水素吸蔵タンクへの排気ガスの供給量を制
御し、あるいは排気ガスによるエンジン冷却水の加熱を
制御することにより、水素吸蔵合金から放出される水素
ガスのガス圧を調整しているが、急減速時のように水素
ガスの消費量が急激に減少した場合には、水素吸蔵合金
への熱量制御の応答遅れによる余熱によって消費量に比
して過大な水素ガスが放出される。そして、この過剰分
の水素ガスによって水素吸蔵タンク及び水素ガスの供給
通路等の圧力が急激に上昇することになる。
【0007】この結果、水素吸蔵タンク及び水素ガスの
供給通路等の疲労を招いて、水素吸蔵タンク及び水素ガ
スの供給通路等の寿命が短くなるとともに、信頼性が低
下するといった問題が生じる。
供給通路等の疲労を招いて、水素吸蔵タンク及び水素ガ
スの供給通路等の寿命が短くなるとともに、信頼性が低
下するといった問題が生じる。
【0008】本発明は、上記の事情に鑑み、減速時であ
っても水素吸蔵合金から適正な水素ガスの放出を行なわ
せる水素エンジンの水素燃料供給装置を提供することを
目的とする。
っても水素吸蔵合金から適正な水素ガスの放出を行なわ
せる水素エンジンの水素燃料供給装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、燃料としての水素ガスを吸熱によって放出
する水素吸蔵合金を内蔵した水素吸蔵タンクを備えると
ともに、加熱された熱媒を上記水素吸蔵タンク内に供給
する熱媒供給手段を有し、上記熱媒から上記水素吸蔵合
金に熱量を与えることにより上記水素ガスを放出させる
水素エンジンの水素燃料供給装置において、エンジンの
減速時を検出する減速検出手段と、この減速検出手段の
検出結果に応じて上記エンジンの減速時に上記水素吸蔵
タンクに与える熱量を強制的に低下させる熱量低下手段
とを備えたものである。
するために、燃料としての水素ガスを吸熱によって放出
する水素吸蔵合金を内蔵した水素吸蔵タンクを備えると
ともに、加熱された熱媒を上記水素吸蔵タンク内に供給
する熱媒供給手段を有し、上記熱媒から上記水素吸蔵合
金に熱量を与えることにより上記水素ガスを放出させる
水素エンジンの水素燃料供給装置において、エンジンの
減速時を検出する減速検出手段と、この減速検出手段の
検出結果に応じて上記エンジンの減速時に上記水素吸蔵
タンクに与える熱量を強制的に低下させる熱量低下手段
とを備えたものである。
【0010】また、熱媒供給手段は、エンジンにより加
熱されたエンジン冷却用の熱媒を上記エンジンから水素
吸蔵タンク内に供給して水素吸蔵合金に熱量を与えるよ
うに構成し、熱量低下手段は、上記エンジンから供給さ
れるエンジン冷却用の熱媒より低温の熱媒を上記水素吸
蔵タンク内へ供給する手段を有し、減速時に上記低温の
熱媒の上記水素吸蔵タンクへの供給割合を増加させるよ
うに構成することが好ましい。
熱されたエンジン冷却用の熱媒を上記エンジンから水素
吸蔵タンク内に供給して水素吸蔵合金に熱量を与えるよ
うに構成し、熱量低下手段は、上記エンジンから供給さ
れるエンジン冷却用の熱媒より低温の熱媒を上記水素吸
蔵タンク内へ供給する手段を有し、減速時に上記低温の
熱媒の上記水素吸蔵タンクへの供給割合を増加させるよ
うに構成することが好ましい。
【0011】さらに、熱量低下手段は、水素吸蔵合金に
よって吸熱された後に水素吸蔵タンクから排出された低
温の熱媒を上記水素吸蔵タンクの上流へ還流させる手段
を有し、減速時に上記水素吸蔵タンクからの低温の還流
割合を増加させるように構成することが好ましい。
よって吸熱された後に水素吸蔵タンクから排出された低
温の熱媒を上記水素吸蔵タンクの上流へ還流させる手段
を有し、減速時に上記水素吸蔵タンクからの低温の還流
割合を増加させるように構成することが好ましい。
【0012】また、熱媒供給手段は、エンジンにより加
熱されたエンジン冷却用の熱媒と水素吸蔵タンクから排
出された熱媒とを合流させ、その合流部分に熱媒を所定
温度に保つサーモバルブを備え、熱量低下手段は、減速
時に上記サーモバルブと上記水素吸蔵タンクとの間の熱
媒通路に上記水素吸蔵タンクから排出された低温の熱媒
を還流させるように構成することが好ましい。
熱されたエンジン冷却用の熱媒と水素吸蔵タンクから排
出された熱媒とを合流させ、その合流部分に熱媒を所定
温度に保つサーモバルブを備え、熱量低下手段は、減速
時に上記サーモバルブと上記水素吸蔵タンクとの間の熱
媒通路に上記水素吸蔵タンクから排出された低温の熱媒
を還流させるように構成することが好ましい。
【0013】さらに、エンジンにより加熱されたエンジ
ン冷却用の熱媒を水素吸蔵タンクへ導く熱媒通路に、運
転状態に応じて制御されて上記熱媒の流量を調整する流
量調整手段を備えることが好ましい。
ン冷却用の熱媒を水素吸蔵タンクへ導く熱媒通路に、運
転状態に応じて制御されて上記熱媒の流量を調整する流
量調整手段を備えることが好ましい。
【0014】また、水素吸蔵合金によって吸熱された後
に水素吸蔵タンクから排出された熱媒の温度を検出する
タンク排出熱媒温度検出手段と、ラジエータによって冷
却されたエンジン冷却用の熱媒の温度を検出するエンジ
ン熱媒温度検出手段と、上記水素吸蔵タンクから排出さ
れた熱媒あるいは上記ラジエータによって冷却されたエ
ンジン冷却用の熱媒のいずれか一方を上記水素吸蔵タン
ク内へ供給する熱媒切換手段とを備え、熱量低下手段
は、減速時に上記熱媒切換手段を制御して上記水素吸蔵
タンクから排出された熱媒あるいはラジエータによって
冷却されたエンジン冷却用の熱媒のうち、低温側の熱媒
を上記水素吸蔵タンク内へ供給するように構成すること
が好ましい。
に水素吸蔵タンクから排出された熱媒の温度を検出する
タンク排出熱媒温度検出手段と、ラジエータによって冷
却されたエンジン冷却用の熱媒の温度を検出するエンジ
ン熱媒温度検出手段と、上記水素吸蔵タンクから排出さ
れた熱媒あるいは上記ラジエータによって冷却されたエ
ンジン冷却用の熱媒のいずれか一方を上記水素吸蔵タン
ク内へ供給する熱媒切換手段とを備え、熱量低下手段
は、減速時に上記熱媒切換手段を制御して上記水素吸蔵
タンクから排出された熱媒あるいはラジエータによって
冷却されたエンジン冷却用の熱媒のうち、低温側の熱媒
を上記水素吸蔵タンク内へ供給するように構成すること
が好ましい。
【0015】
【作用】請求項1の構成によると、加熱された熱媒が水
素吸蔵タンク内に供給されて、水素吸蔵合金に熱量が与
えられることにより、水素吸蔵合金から水素ガスが放出
される。そして、エンジンの減速時が検出され、減速時
が検出されたときに水素吸蔵タンクに与える熱量が強制
的に低下されることにより、減速によってエンジンの水
素ガスの消費量が短時間で低下するのに対応して水素吸
蔵合金から放出される水素ガスの放出量を低下させるこ
とができる。この加熱された熱媒は、エンジン冷却水で
あってもよく、エンジンオイルであってもよく、排気ガ
スであってもよい。
素吸蔵タンク内に供給されて、水素吸蔵合金に熱量が与
えられることにより、水素吸蔵合金から水素ガスが放出
される。そして、エンジンの減速時が検出され、減速時
が検出されたときに水素吸蔵タンクに与える熱量が強制
的に低下されることにより、減速によってエンジンの水
素ガスの消費量が短時間で低下するのに対応して水素吸
蔵合金から放出される水素ガスの放出量を低下させるこ
とができる。この加熱された熱媒は、エンジン冷却水で
あってもよく、エンジンオイルであってもよく、排気ガ
スであってもよい。
【0016】また、請求項2の構成によると、エンジン
により加熱されたエンジン冷却用の熱媒が水素吸蔵タン
ク内に導かれて水素吸蔵合金に熱量が与えられる。そし
て、エンジンの減速時には、上記エンジン冷却用の熱媒
より低温である熱媒の水素吸蔵タンク内への供給割合が
増加されることにより、水素吸蔵タンク内へ供給される
エンジン冷却用の熱媒の温度が引き下げられ、水素吸蔵
タンクに与えられる熱量が強制的に低下される。
により加熱されたエンジン冷却用の熱媒が水素吸蔵タン
ク内に導かれて水素吸蔵合金に熱量が与えられる。そし
て、エンジンの減速時には、上記エンジン冷却用の熱媒
より低温である熱媒の水素吸蔵タンク内への供給割合が
増加されることにより、水素吸蔵タンク内へ供給される
エンジン冷却用の熱媒の温度が引き下げられ、水素吸蔵
タンクに与えられる熱量が強制的に低下される。
【0017】さらに、請求項3の構成によると、エンジ
ンの減速時に水素吸蔵タンクから排出された低温の熱媒
の還流割合が増加されることにより、水素吸蔵タンクに
与えられる熱量が強制的に低下される。
ンの減速時に水素吸蔵タンクから排出された低温の熱媒
の還流割合が増加されることにより、水素吸蔵タンクに
与えられる熱量が強制的に低下される。
【0018】また、請求項4の構成によると、エンジン
冷却用の熱媒と水素吸蔵タンクから排出された熱媒との
合流部においてサーモバルブにより、熱媒が所定温度に
調整されるが、エンジンの減速時には、サーモバルブと
水素吸蔵タンクとの間の熱媒通路に水素吸蔵タンクから
排出された熱媒が還流されることにより、水素吸蔵タン
クに与えられる熱量が強制的に低下される。
冷却用の熱媒と水素吸蔵タンクから排出された熱媒との
合流部においてサーモバルブにより、熱媒が所定温度に
調整されるが、エンジンの減速時には、サーモバルブと
水素吸蔵タンクとの間の熱媒通路に水素吸蔵タンクから
排出された熱媒が還流されることにより、水素吸蔵タン
クに与えられる熱量が強制的に低下される。
【0019】さらに、請求項5の構成によると、エンジ
ンの減速時にエンジン冷却用の熱媒の温度が引き下げら
れるとともに、上記熱媒の流量が調整されることによ
り、水素吸蔵タンクに与えられる熱量の低下が適切に行
なわれる。
ンの減速時にエンジン冷却用の熱媒の温度が引き下げら
れるとともに、上記熱媒の流量が調整されることによ
り、水素吸蔵タンクに与えられる熱量の低下が適切に行
なわれる。
【0020】また、請求項6の構成によると、水素吸蔵
合金によって吸熱された後に水素吸蔵タンクから排出さ
れた熱媒の温度が検出され、ラジエータによって冷却さ
れたエンジン冷却用の熱媒の温度が検出される。そし
て、水素吸蔵タンクから排出された熱媒あるいはラジエ
ータによって冷却されたエンジン冷却用の熱媒のうち、
低温側の熱媒が水素吸蔵タンク内へ導かれることによ
り、水素吸蔵タンクに与えられる熱量が強制的に低下さ
れる。
合金によって吸熱された後に水素吸蔵タンクから排出さ
れた熱媒の温度が検出され、ラジエータによって冷却さ
れたエンジン冷却用の熱媒の温度が検出される。そし
て、水素吸蔵タンクから排出された熱媒あるいはラジエ
ータによって冷却されたエンジン冷却用の熱媒のうち、
低温側の熱媒が水素吸蔵タンク内へ導かれることによ
り、水素吸蔵タンクに与えられる熱量が強制的に低下さ
れる。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施例による水素燃料供給装置を備え
た水素ガスを燃料とする水素エンジンの概略構成を示す
ものである。
図1は本発明の一実施例による水素燃料供給装置を備え
た水素ガスを燃料とする水素エンジンの概略構成を示す
ものである。
【0022】図において、1はエンジンであり、2はメ
タルハイドライドタンク(以下、MHタンクという。)
であり、31はコントロールユニット(ECU)を示
す。MHタンク2は、その内部に水素を吸蔵し、所定温
度(例えば約40℃)に加熱されたときに所定圧力(例
えば5Kg/cm2以上)の水素ガスを放出する水素吸
蔵合金を備えており、このMHタンク2からエンジン1
には、上記放出された水素ガスをエンジン1に供給する
水素供給通路3が配設されている。
タルハイドライドタンク(以下、MHタンクという。)
であり、31はコントロールユニット(ECU)を示
す。MHタンク2は、その内部に水素を吸蔵し、所定温
度(例えば約40℃)に加熱されたときに所定圧力(例
えば5Kg/cm2以上)の水素ガスを放出する水素吸
蔵合金を備えており、このMHタンク2からエンジン1
には、上記放出された水素ガスをエンジン1に供給する
水素供給通路3が配設されている。
【0023】水素供給通路3には、この通路3を開閉す
る水素バルブ4が設けられており、その下流側にエンジ
ン1に供給される水素ガスの圧力を、例えば5Kg/c
m2に調整する圧力調整器5が設けられ、更にその下流
側には、エンジン1への水素ガスの流量を調整する流量
調整弁6が設けられている。また、水素バルブ4の上流
側には水素ガスの圧力(ガス圧)を検出する圧力センサ
7及び圧力計8が設置されている。
る水素バルブ4が設けられており、その下流側にエンジ
ン1に供給される水素ガスの圧力を、例えば5Kg/c
m2に調整する圧力調整器5が設けられ、更にその下流
側には、エンジン1への水素ガスの流量を調整する流量
調整弁6が設けられている。また、水素バルブ4の上流
側には水素ガスの圧力(ガス圧)を検出する圧力センサ
7及び圧力計8が設置されている。
【0024】エンジン1には、エンジン冷却用の熱媒と
してのエンジン冷却水をエンジン1のウォータジャケッ
トとラジエータ9との間で循環させる冷却水循環路10
が設けられている。この冷却水循環路10には、ラジエ
ータ9の出口部下流にエンジン冷却水をエンジン1に強
制的に循環させるウォータポンプ11が設置されるとと
もに、ラジエータ9をバイパスするバイパス通路12が
設けられている。このバイパス通路12のラジエータ9
上流側分岐部には、予め設定された温度以下でバイパス
通路12側を自動的に開いてエンジン1から排出された
エンジン冷却水をラジエータ9を介することなくエンジ
ン1に循環させるサーモスタット13が介設されてい
る。
してのエンジン冷却水をエンジン1のウォータジャケッ
トとラジエータ9との間で循環させる冷却水循環路10
が設けられている。この冷却水循環路10には、ラジエ
ータ9の出口部下流にエンジン冷却水をエンジン1に強
制的に循環させるウォータポンプ11が設置されるとと
もに、ラジエータ9をバイパスするバイパス通路12が
設けられている。このバイパス通路12のラジエータ9
上流側分岐部には、予め設定された温度以下でバイパス
通路12側を自動的に開いてエンジン1から排出された
エンジン冷却水をラジエータ9を介することなくエンジ
ン1に循環させるサーモスタット13が介設されてい
る。
【0025】また、MHタンク2に対する熱媒供給手段
として、上記冷却水循環路10のサーモスタット13上
流側に接続された熱媒取入路14が設けられ、この熱媒
取入路14により、エンジン1から排出されたエンジン
冷却水の一部がMHタンク2の熱媒取入口2aに供給さ
れるようになっている。このMHタンク2の熱媒取出口
2bには、熱媒取出口2bと冷却水循環路10のラジエ
ータ9の出口部下流側とを接続する低温熱媒通路15が
設けられている。
として、上記冷却水循環路10のサーモスタット13上
流側に接続された熱媒取入路14が設けられ、この熱媒
取入路14により、エンジン1から排出されたエンジン
冷却水の一部がMHタンク2の熱媒取入口2aに供給さ
れるようになっている。このMHタンク2の熱媒取出口
2bには、熱媒取出口2bと冷却水循環路10のラジエ
ータ9の出口部下流側とを接続する低温熱媒通路15が
設けられている。
【0026】上記熱媒取入路14には、その上流側か
ら、この取入路14を開閉する熱媒バルブ16と、エン
ジン1から排出された高温のエンジン冷却水とMHタン
ク2から上記低温熱媒通路15へ排出された低温の熱媒
(エンジン冷却水)とを温度に応じて適宜合流させて、
例えば約40℃の所定温度の熱媒(エンジン冷却水)と
してMHタンク2へ導くサーモバルブ17と、このサー
モバルブ17からMHタンク2へのエンジン冷却水の流
量を調整する熱媒ポンプ18とが介設されている。ま
た、熱媒取入路14には、サーモバルブ17をバイパス
して高温のエンジン冷却水をサーモバルブ17の下流側
に導くバイパス通路19が設けられており、このバイパ
ス通路19には、この通路19を開閉する熱媒バルブ2
0が設けられている。
ら、この取入路14を開閉する熱媒バルブ16と、エン
ジン1から排出された高温のエンジン冷却水とMHタン
ク2から上記低温熱媒通路15へ排出された低温の熱媒
(エンジン冷却水)とを温度に応じて適宜合流させて、
例えば約40℃の所定温度の熱媒(エンジン冷却水)と
してMHタンク2へ導くサーモバルブ17と、このサー
モバルブ17からMHタンク2へのエンジン冷却水の流
量を調整する熱媒ポンプ18とが介設されている。ま
た、熱媒取入路14には、サーモバルブ17をバイパス
して高温のエンジン冷却水をサーモバルブ17の下流側
に導くバイパス通路19が設けられており、このバイパ
ス通路19には、この通路19を開閉する熱媒バルブ2
0が設けられている。
【0027】上記低温熱媒通路15には、サーモバルブ
17をバイパスして低温熱媒通路15内の低温のエンジ
ン冷却水をサーモバルブ17の下流側に導くバイパス通
路21が設けられており、このバイパス通路21には、
この通路21を開閉する熱媒バルブ22が設けられてい
る。また、低温熱媒通路15の冷却水循環路10との接
続部には、低温熱媒通路15と冷却水循環路10との接
続を開閉する熱媒バルブ23が設けられている。
17をバイパスして低温熱媒通路15内の低温のエンジ
ン冷却水をサーモバルブ17の下流側に導くバイパス通
路21が設けられており、このバイパス通路21には、
この通路21を開閉する熱媒バルブ22が設けられてい
る。また、低温熱媒通路15の冷却水循環路10との接
続部には、低温熱媒通路15と冷却水循環路10との接
続を開閉する熱媒バルブ23が設けられている。
【0028】また、冷却水循環路10のラジエータ9の
出口部にはラジエータ9から排出されるエンジン冷却水
の温度を検出する温度センサ26が、熱媒取入路14の
熱媒ポンプ18下流側にはMHタンク2への熱媒の温度
を検出する温度センサ27が、低温熱媒通路15のMH
タンク2の熱媒取出口2b下流側にはMHタンク2から
排出された熱媒の温度を検出する温度センサ28及び温
度計29がそれぞれ設けられている。
出口部にはラジエータ9から排出されるエンジン冷却水
の温度を検出する温度センサ26が、熱媒取入路14の
熱媒ポンプ18下流側にはMHタンク2への熱媒の温度
を検出する温度センサ27が、低温熱媒通路15のMH
タンク2の熱媒取出口2b下流側にはMHタンク2から
排出された熱媒の温度を検出する温度センサ28及び温
度計29がそれぞれ設けられている。
【0029】また、低温熱媒通路15のMHタンク2の
熱媒取入口2a上流側には、電気ヒータ30が配設され
ており、冷間時のエンジン冷却水の温度が水素吸蔵合金
から水素ガスが放出可能となる温度(例えば10℃)未
満の場合に、ECU31からの制御信号を受けて作動し
て、MHタンク2の熱媒取入口2aへのエンジン冷却水
を水素ガス放出可能温度以上に予熱するようになってい
る。
熱媒取入口2a上流側には、電気ヒータ30が配設され
ており、冷間時のエンジン冷却水の温度が水素吸蔵合金
から水素ガスが放出可能となる温度(例えば10℃)未
満の場合に、ECU31からの制御信号を受けて作動し
て、MHタンク2の熱媒取入口2aへのエンジン冷却水
を水素ガス放出可能温度以上に予熱するようになってい
る。
【0030】ECU31は、図2に示すように、上記圧
力センサ7及び吸気量を検出するエアフローメータ34
と、スロットル弁の開度を検出するアクセル開度センサ
35と、エンジン回転数を検出する回転数センサ36等
からの検出信号を受け、流量調整弁6へ出力する制御信
号によりエンジン1の運転状態に応じた水素ガスの供給
量に調整し、且つ、水素バルブ4を制御する水素供給調
整手段310を備えている。
力センサ7及び吸気量を検出するエアフローメータ34
と、スロットル弁の開度を検出するアクセル開度センサ
35と、エンジン回転数を検出する回転数センサ36等
からの検出信号を受け、流量調整弁6へ出力する制御信
号によりエンジン1の運転状態に応じた水素ガスの供給
量に調整し、且つ、水素バルブ4を制御する水素供給調
整手段310を備えている。
【0031】また、ECU31は、上記温度センサ2
6,27,28からの検出信号を受け、熱媒バルブ1
6,22,23と熱媒ポンプ18へ出力する制御信号に
より、MHタンク2への熱媒(エンジン冷却水)の流れ
及びエンジン1への水素ガスの供給有無を制御する熱媒
制御手段311を備えている。
6,27,28からの検出信号を受け、熱媒バルブ1
6,22,23と熱媒ポンプ18へ出力する制御信号に
より、MHタンク2への熱媒(エンジン冷却水)の流れ
及びエンジン1への水素ガスの供給有無を制御する熱媒
制御手段311を備えている。
【0032】また、ECU31は、上記圧力センサ7か
らの検出信号を受け、エンジン1の加減速の開始時を検
出する加減速検出手段312と、この加減速検出手段3
12によりエンジン1の減速時が検出されたときには熱
媒バルブ22を開くように制御信号を出力する熱量低下
制御手段313とを備えている。この熱量低下制御手段
313と、上記バイパス通路21及び熱媒バルブ22と
によって、エンジン1の減速時にMHタンク2へ与える
熱量を強制的に低下させる熱量低下手段が構成されてい
る。そして、エンジン1の減速時には、水素吸蔵合金に
よって吸熱されて低温となったエンジン冷却水をサーモ
バルブ17をバイパスして低温状態のままでMHタンク
2へ還流させ、MHタンク2に与える熱量を強制的に低
下させるようになっている。
らの検出信号を受け、エンジン1の加減速の開始時を検
出する加減速検出手段312と、この加減速検出手段3
12によりエンジン1の減速時が検出されたときには熱
媒バルブ22を開くように制御信号を出力する熱量低下
制御手段313とを備えている。この熱量低下制御手段
313と、上記バイパス通路21及び熱媒バルブ22と
によって、エンジン1の減速時にMHタンク2へ与える
熱量を強制的に低下させる熱量低下手段が構成されてい
る。そして、エンジン1の減速時には、水素吸蔵合金に
よって吸熱されて低温となったエンジン冷却水をサーモ
バルブ17をバイパスして低温状態のままでMHタンク
2へ還流させ、MHタンク2に与える熱量を強制的に低
下させるようになっている。
【0033】また、ECU31は、上記加減速検出手段
312によりエンジン1の加速時が検出されたときには
熱媒バルブ20を開くように制御信号を出力し、エンジ
ン1によって加熱されて高温となっているエンジン冷却
水をサーモバルブ17をバイパスして高温状態でMHタ
ンク2へ循環させてMHタンク2に与える熱量を増加さ
せる熱量増加制御手段314を備えている。
312によりエンジン1の加速時が検出されたときには
熱媒バルブ20を開くように制御信号を出力し、エンジ
ン1によって加熱されて高温となっているエンジン冷却
水をサーモバルブ17をバイパスして高温状態でMHタ
ンク2へ循環させてMHタンク2に与える熱量を増加さ
せる熱量増加制御手段314を備えている。
【0034】なお、ECU31は、MHタンク2へ水素
ガスを吸蔵させるときには、水素バルブ4を閉じるとと
もに吸入バルブ32を開くように制御信号を出力するよ
うになっている。これにより、車外の水素ガス供給装置
に接続された取入口33から水素ガスが吸入バルブ32
を介してMHタンク2へ導かれて水素吸蔵合金に吸蔵さ
れる。
ガスを吸蔵させるときには、水素バルブ4を閉じるとと
もに吸入バルブ32を開くように制御信号を出力するよ
うになっている。これにより、車外の水素ガス供給装置
に接続された取入口33から水素ガスが吸入バルブ32
を介してMHタンク2へ導かれて水素吸蔵合金に吸蔵さ
れる。
【0035】次に、上記ECU31による水素ガスの供
給制御動作について説明する。
給制御動作について説明する。
【0036】先ず、冷間状態によってエンジン冷却水の
温度が水素吸蔵合金から水素ガスが放出可能となる温度
未満のときには、水素バルブ4が閉じられ、熱媒バルブ
16,20,23,25が閉じられ、熱媒バルブ22が
開かれ、更に熱媒ポンプ18及び電気ヒータ3が作動さ
れる。これにより、エンジン冷却水をMHタンク2の熱
媒取出口2bから熱媒バルブ22、熱媒ポンプ18、熱
媒取入口2aへ還流する熱媒流が形成され、その還流の
過程でエンジン冷却水が電気ヒータ3によって加熱され
て温度上昇する。
温度が水素吸蔵合金から水素ガスが放出可能となる温度
未満のときには、水素バルブ4が閉じられ、熱媒バルブ
16,20,23,25が閉じられ、熱媒バルブ22が
開かれ、更に熱媒ポンプ18及び電気ヒータ3が作動さ
れる。これにより、エンジン冷却水をMHタンク2の熱
媒取出口2bから熱媒バルブ22、熱媒ポンプ18、熱
媒取入口2aへ還流する熱媒流が形成され、その還流の
過程でエンジン冷却水が電気ヒータ3によって加熱され
て温度上昇する。
【0037】そして、温度センサ27によってMHタン
ク2へのエンジン冷却水の温度が水素ガス放出可能温度
以上となったことが検出されると、水素バルブ4が開い
てエンジン1への水素の供給が開始され、エンジン1の
始動が可能になる。
ク2へのエンジン冷却水の温度が水素ガス放出可能温度
以上となったことが検出されると、水素バルブ4が開い
てエンジン1への水素の供給が開始され、エンジン1の
始動が可能になる。
【0038】この後、エンジン1が始動されて冷却水循
環路10内のエンジン冷却水がエンジン1の熱によって
上昇するまでは、上記熱媒バルブ16,23は共に閉じ
られたままとなり、冷却水循環路10内のエンジン冷却
水がMHタンク2へ還流されないようにしている。この
ように冷却水循環路10をMHタンク2の熱媒流から切
り離すことにより、エンジン始動直後の低温のエンジン
冷却水によってMHタンク2の熱媒流の温度が急激に低
下し、水素吸蔵合金からの水素ガスの放出が減少するこ
とを防いでいる。
環路10内のエンジン冷却水がエンジン1の熱によって
上昇するまでは、上記熱媒バルブ16,23は共に閉じ
られたままとなり、冷却水循環路10内のエンジン冷却
水がMHタンク2へ還流されないようにしている。この
ように冷却水循環路10をMHタンク2の熱媒流から切
り離すことにより、エンジン始動直後の低温のエンジン
冷却水によってMHタンク2の熱媒流の温度が急激に低
下し、水素吸蔵合金からの水素ガスの放出が減少するこ
とを防いでいる。
【0039】そして、温度センサ26の検出結果に基づ
いてエンジン1から排出されるエンジン冷却水が水素ガ
ス放出可能温度以上になったことが検出されると、熱媒
バルブ22が閉じられ、熱媒バルブ16,23が共に開
かれ、電気ヒータ3が停止される。これにより、エンジ
ン冷却水をMHタンク2の熱媒取出口2bから熱媒バル
ブ23、ウォータポンプ11、エンジン1、熱媒バルブ
16、サーモバルブ17、熱媒ポンプ18、熱媒取入口
2aへ還流する熱媒流が形成される。更に熱媒取出口2
bからの低温のエンジン冷却水の一部がサーモバルブ1
7に導かれ、エンジン1からの高温のエンジン冷却水に
合流して所定温度に調整されてMHタンク2に導かれ
る。これによってMHタンク2からは、所定圧の水素ガ
スが放出される状態になる。
いてエンジン1から排出されるエンジン冷却水が水素ガ
ス放出可能温度以上になったことが検出されると、熱媒
バルブ22が閉じられ、熱媒バルブ16,23が共に開
かれ、電気ヒータ3が停止される。これにより、エンジ
ン冷却水をMHタンク2の熱媒取出口2bから熱媒バル
ブ23、ウォータポンプ11、エンジン1、熱媒バルブ
16、サーモバルブ17、熱媒ポンプ18、熱媒取入口
2aへ還流する熱媒流が形成される。更に熱媒取出口2
bからの低温のエンジン冷却水の一部がサーモバルブ1
7に導かれ、エンジン1からの高温のエンジン冷却水に
合流して所定温度に調整されてMHタンク2に導かれ
る。これによってMHタンク2からは、所定圧の水素ガ
スが放出される状態になる。
【0040】また、圧力センサ7の検出結果に応じてこ
の水素ガスの圧力(ガス圧)が一定となるように、熱媒
ポンプ18が制御されてMHタンク2へのエンジン冷却
水の流量が調整される。例えば、エンジン1による水素
ガスの消費量が増えてガス圧が低下すると、熱媒ポンプ
18が制御されてMHタンク2の熱媒取入口2aへの熱
媒の流量が増加し、水素吸蔵合金へ与えられる熱量が増
加し、水素吸蔵合金の水素ガスの放出量が消費量の増加
に応じて増加する。また、水素ガスの消費量が減ってガ
ス圧が上昇した場合には、熱媒ポンプ18が制御されて
MHタンク2の熱媒取入口2aへの熱媒の流量が減少
し、水素吸蔵合金へ与えられる熱量が減少し、水素吸蔵
合金の水素ガスの放出量が消費量の低下に応じて減少す
るようになっている。
の水素ガスの圧力(ガス圧)が一定となるように、熱媒
ポンプ18が制御されてMHタンク2へのエンジン冷却
水の流量が調整される。例えば、エンジン1による水素
ガスの消費量が増えてガス圧が低下すると、熱媒ポンプ
18が制御されてMHタンク2の熱媒取入口2aへの熱
媒の流量が増加し、水素吸蔵合金へ与えられる熱量が増
加し、水素吸蔵合金の水素ガスの放出量が消費量の増加
に応じて増加する。また、水素ガスの消費量が減ってガ
ス圧が上昇した場合には、熱媒ポンプ18が制御されて
MHタンク2の熱媒取入口2aへの熱媒の流量が減少
し、水素吸蔵合金へ与えられる熱量が減少し、水素吸蔵
合金の水素ガスの放出量が消費量の低下に応じて減少す
るようになっている。
【0041】次に、上記ECU31によって行なわれる
MHタンク2へのエンジン冷却水の制御動作について図
4のフローチャートを用いて説明する。
MHタンク2へのエンジン冷却水の制御動作について図
4のフローチャートを用いて説明する。
【0042】先ず、回転数センサ36により検出された
エンジン回転数と、圧力センサ7により検出された水素
ガスのガス圧とが読み取られ、更にエアフローメータ3
4の検出結果に基づいて吸気量が求められる(ステップ
S1)。続いて、上記エンジン回転数と吸気量とに基づ
いてエンジン1の要求する水素流量Qfが算出される
(ステップS2)。次いで、前回算出された水素流量Q
f2と今回算出された水素流量Qf1との差ΔQfが演
算される(ステップS3)。そして、ステップS4で、
上記差ΔQfが0の場合には、エンジン1が一定速度で
運転されており、水素ガスの消費量に変化がないため、
ステップS1に戻る。
エンジン回転数と、圧力センサ7により検出された水素
ガスのガス圧とが読み取られ、更にエアフローメータ3
4の検出結果に基づいて吸気量が求められる(ステップ
S1)。続いて、上記エンジン回転数と吸気量とに基づ
いてエンジン1の要求する水素流量Qfが算出される
(ステップS2)。次いで、前回算出された水素流量Q
f2と今回算出された水素流量Qf1との差ΔQfが演
算される(ステップS3)。そして、ステップS4で、
上記差ΔQfが0の場合には、エンジン1が一定速度で
運転されており、水素ガスの消費量に変化がないため、
ステップS1に戻る。
【0043】一方、ステップS4で、上記差ΔQfが負
の値となった時には(ΔQf<0)、エンジン1の要求
水素流量Qfが減少する減速時となっているので、MH
タンク2から排出された低温のエンジン冷却水をMHタ
ンク2へ還流し、水素吸蔵合金へ与えられる熱量を強制
的に低下させるべく、熱媒バルブ22の作動時間T1が
設定される(ステップS5)。この作動時間T1は、水
素ガスの消費量低下に対応して熱媒ポンプ18が制御さ
れ、この熱媒ポンプ18によってサーモバルブ17から
MHタンク2へのエンジン冷却水の流量が低下されるま
での時間(一定時間)に設定されている。
の値となった時には(ΔQf<0)、エンジン1の要求
水素流量Qfが減少する減速時となっているので、MH
タンク2から排出された低温のエンジン冷却水をMHタ
ンク2へ還流し、水素吸蔵合金へ与えられる熱量を強制
的に低下させるべく、熱媒バルブ22の作動時間T1が
設定される(ステップS5)。この作動時間T1は、水
素ガスの消費量低下に対応して熱媒ポンプ18が制御さ
れ、この熱媒ポンプ18によってサーモバルブ17から
MHタンク2へのエンジン冷却水の流量が低下されるま
での時間(一定時間)に設定されている。
【0044】ステップS6では、上記作動時間T1がE
CU31に内蔵されているタイマにセットされる。続い
て、熱媒バルブ22が開かれる(ステップS7)。これ
により、MHタンク2から排出された低温のエンジン冷
却水が熱媒バルブ22を介してMHタンク2へ還流され
る。この結果、低温のエンジン冷却水のMHタンク2へ
の供給割合が増加し、水素吸蔵合金が強制的に冷却され
て水素ガスの放出量が短時間で低下する。
CU31に内蔵されているタイマにセットされる。続い
て、熱媒バルブ22が開かれる(ステップS7)。これ
により、MHタンク2から排出された低温のエンジン冷
却水が熱媒バルブ22を介してMHタンク2へ還流され
る。この結果、低温のエンジン冷却水のMHタンク2へ
の供給割合が増加し、水素吸蔵合金が強制的に冷却され
て水素ガスの放出量が短時間で低下する。
【0045】そして、上記作動時間T1が経過してタイ
マがタイムアップするまでステップS8で待機し、作動
時間T1が経過すると(ステップS8でYES)、熱媒
バルブ22が閉じられる(ステップS9)。この時に
は、熱媒ポンプ18による熱媒の流量が減少しており、
減速時の水素ガスの消費量に応じた水素ガスが放出され
る。この後、ステップS1に戻ってステップS2以降の
処理が繰り返される。
マがタイムアップするまでステップS8で待機し、作動
時間T1が経過すると(ステップS8でYES)、熱媒
バルブ22が閉じられる(ステップS9)。この時に
は、熱媒ポンプ18による熱媒の流量が減少しており、
減速時の水素ガスの消費量に応じた水素ガスが放出され
る。この後、ステップS1に戻ってステップS2以降の
処理が繰り返される。
【0046】一方、ステップS4で、上記差ΔQfが正
の値となった時には(ΔQf>0)、エンジン1の要求
水素流量Qfが増加する加速時となっているので、この
水素流量Qfの増加に応じてエンジン1から排出された
高温のエンジン冷却水をMHタンク2へ直接供給し、水
素吸蔵合金からの水素ガスの放出量を迅速に増加すべ
く、熱媒バルブ20の作動時間T2が設定される(ステ
ップS10)。この作動時間T2は、水素ガスの消費量
上昇に対応して熱媒ポンプ18が制御され、この熱媒ポ
ンプ18によってサーモバルブ17からMHタンク2へ
のエンジン冷却水の流量が上昇するまでの時間(一定時
間)に設定されている。
の値となった時には(ΔQf>0)、エンジン1の要求
水素流量Qfが増加する加速時となっているので、この
水素流量Qfの増加に応じてエンジン1から排出された
高温のエンジン冷却水をMHタンク2へ直接供給し、水
素吸蔵合金からの水素ガスの放出量を迅速に増加すべ
く、熱媒バルブ20の作動時間T2が設定される(ステ
ップS10)。この作動時間T2は、水素ガスの消費量
上昇に対応して熱媒ポンプ18が制御され、この熱媒ポ
ンプ18によってサーモバルブ17からMHタンク2へ
のエンジン冷却水の流量が上昇するまでの時間(一定時
間)に設定されている。
【0047】ステップS11では、上記作動時間T2が
ECU31のタイマにセットされ、続いて、熱媒バルブ
20が開かれる(ステップS12)。これにより、エン
ジン1の熱によって高温となったエンジン冷却水がその
ままMHタンク2へ供給され、水素吸蔵合金が加熱され
て水素ガスの放出量が短時間で上昇する。
ECU31のタイマにセットされ、続いて、熱媒バルブ
20が開かれる(ステップS12)。これにより、エン
ジン1の熱によって高温となったエンジン冷却水がその
ままMHタンク2へ供給され、水素吸蔵合金が加熱され
て水素ガスの放出量が短時間で上昇する。
【0048】そして、上記作動時間T2が経過してタイ
マがタイムアップするまでステップS13で待機し、作
動時間T2が経過すると(ステップS13でYES)、
熱媒バルブ20が閉じられる(ステップS14)。この
時には、熱媒ポンプ18による熱媒の流量が増加してお
り、加速に応じた水素ガスが放出される。この後、ステ
ップS1に戻ってステップS2以降の処理が繰り返され
る。
マがタイムアップするまでステップS13で待機し、作
動時間T2が経過すると(ステップS13でYES)、
熱媒バルブ20が閉じられる(ステップS14)。この
時には、熱媒ポンプ18による熱媒の流量が増加してお
り、加速に応じた水素ガスが放出される。この後、ステ
ップS1に戻ってステップS2以降の処理が繰り返され
る。
【0049】なお、加速時及び減速時を前回算出された
水素流量Qf2と今回算出された水素流量Qf1との差
ΔQfによって判断したが、これに限られるものではな
く、例えば、スロットル開度の変化率によって加速時及
び減速時を判断するようにしてもよい。
水素流量Qf2と今回算出された水素流量Qf1との差
ΔQfによって判断したが、これに限られるものではな
く、例えば、スロットル開度の変化率によって加速時及
び減速時を判断するようにしてもよい。
【0050】また、上記説明では、減速時の作動時間T
1(加速時には作動時間T2)は一定時間としたが、例
えば図4のマップから上記水素流量Qf2と水素流量Q
f1との差|ΔQf|に応じた作動時間T1(T2)を
読み出し、この読み出された時間をタイマにセットする
ようにしてもよい。
1(加速時には作動時間T2)は一定時間としたが、例
えば図4のマップから上記水素流量Qf2と水素流量Q
f1との差|ΔQf|に応じた作動時間T1(T2)を
読み出し、この読み出された時間をタイマにセットする
ようにしてもよい。
【0051】このように、エンジン1の減速時には、M
Hタンク2からの低温のエンジン冷却水を熱媒バルブ2
2を介してMHタンク2へ還流し、MHタンク2への低
温のエンジン冷却水の供給割合を増加させるので、水素
吸蔵合金を強制的に冷却して水素ガスの放出量を短時間
で低下させることができる。従って、熱媒ポンプ18に
よる熱媒の流量調整の応答遅れによる余熱によりMHタ
ンク2から過剰な水素ガスが放出されるという事態が防
止され、MHタンク2及び水素供給通路3に過大な圧力
が加わることが避けられる。この結果、上記過大な圧力
によるMHタンク2及び水素供給通路3の疲労が防止さ
れ、MHタンク2及び水素供給通路3の寿命が向上する
とともに、信頼性が向上する。また、水素ガスの供給量
の調整が向上する。
Hタンク2からの低温のエンジン冷却水を熱媒バルブ2
2を介してMHタンク2へ還流し、MHタンク2への低
温のエンジン冷却水の供給割合を増加させるので、水素
吸蔵合金を強制的に冷却して水素ガスの放出量を短時間
で低下させることができる。従って、熱媒ポンプ18に
よる熱媒の流量調整の応答遅れによる余熱によりMHタ
ンク2から過剰な水素ガスが放出されるという事態が防
止され、MHタンク2及び水素供給通路3に過大な圧力
が加わることが避けられる。この結果、上記過大な圧力
によるMHタンク2及び水素供給通路3の疲労が防止さ
れ、MHタンク2及び水素供給通路3の寿命が向上する
とともに、信頼性が向上する。また、水素ガスの供給量
の調整が向上する。
【0052】また、エンジン1の加速時には、エンジン
1の熱によって高温となったエンジン冷却水を熱媒バル
ブ20を介してMHタンク2へ還流し、MHタンク2へ
の高温のエンジン冷却水の供給割合を増加させるので、
水素吸蔵合金を強制的に加熱して水素ガスの放出量を短
時間で上昇させることができる。従って、熱媒ポンプ1
8による熱媒の流量調整の応答遅れを低減し、水素ガス
供給の応答性を向上させることができる。
1の熱によって高温となったエンジン冷却水を熱媒バル
ブ20を介してMHタンク2へ還流し、MHタンク2へ
の高温のエンジン冷却水の供給割合を増加させるので、
水素吸蔵合金を強制的に加熱して水素ガスの放出量を短
時間で上昇させることができる。従って、熱媒ポンプ1
8による熱媒の流量調整の応答遅れを低減し、水素ガス
供給の応答性を向上させることができる。
【0053】なお、エンジン1の減速時におけるMHタ
ンク2への低温のエンジン冷却水の供給割合を増加させ
ることに加え、熱媒ポンプ18を制御して、例えば、熱
媒バルブ22を開いた直後に流量増加方向に調整し、水
素吸蔵合金の温度引き下げを促進するようにしてもよ
い。この場合、所定時間経過後にエンジン冷却水の流量
を減少させ、水素吸蔵合金が過剰に冷却されないように
熱媒ポンプ18が制御されることになる。
ンク2への低温のエンジン冷却水の供給割合を増加させ
ることに加え、熱媒ポンプ18を制御して、例えば、熱
媒バルブ22を開いた直後に流量増加方向に調整し、水
素吸蔵合金の温度引き下げを促進するようにしてもよ
い。この場合、所定時間経過後にエンジン冷却水の流量
を減少させ、水素吸蔵合金が過剰に冷却されないように
熱媒ポンプ18が制御されることになる。
【0054】また、減速時に熱媒ポンプ18を一旦停止
してエンジン冷却水による水素吸蔵合金への熱量の供給
を完全に停止することによっても、水素吸蔵合金の温度
引き下げをより促進することができる。
してエンジン冷却水による水素吸蔵合金への熱量の供給
を完全に停止することによっても、水素吸蔵合金の温度
引き下げをより促進することができる。
【0055】また、他の実施例として、冷却水循環路1
0のラジエータ9の出口部下流側に、図1の二点鎖線に
示すように、冷却水循環路10のラジエータ9の出口部
と熱媒取入路14のサーモバルブ17下流側とを連通す
る直結路24を設けるとともに、この直結路24に、こ
の通路24を開閉する熱媒バルブ25を設けるようにし
てもよい。この場合、熱量低下制御手段313は、温度
センサ26及び温度センサ28からの検出結果を受け、
エンジン1の減速時にMHタンク2の熱媒取出口2bか
ら排出されたエンジン冷却水の温度よりもラジエータ9
から排出されたエンジン冷却水の温度が低温のとき、熱
媒バルブ22を開く代わりに熱媒バルブ25を開くよう
に制御信号を出力することになる。この結果、MHタン
ク2から排出されたエンジン冷却水の温度よりもさらに
低温であるラジエータ9からのエンジン冷却水が、直結
路24を介してMHタンク2へ供給される。これによ
り、水素吸蔵合金の温度の引き下げをより迅速に行なう
ことができ、水素ガスの放出をより迅速に低下させるこ
とができる。
0のラジエータ9の出口部下流側に、図1の二点鎖線に
示すように、冷却水循環路10のラジエータ9の出口部
と熱媒取入路14のサーモバルブ17下流側とを連通す
る直結路24を設けるとともに、この直結路24に、こ
の通路24を開閉する熱媒バルブ25を設けるようにし
てもよい。この場合、熱量低下制御手段313は、温度
センサ26及び温度センサ28からの検出結果を受け、
エンジン1の減速時にMHタンク2の熱媒取出口2bか
ら排出されたエンジン冷却水の温度よりもラジエータ9
から排出されたエンジン冷却水の温度が低温のとき、熱
媒バルブ22を開く代わりに熱媒バルブ25を開くよう
に制御信号を出力することになる。この結果、MHタン
ク2から排出されたエンジン冷却水の温度よりもさらに
低温であるラジエータ9からのエンジン冷却水が、直結
路24を介してMHタンク2へ供給される。これによ
り、水素吸蔵合金の温度の引き下げをより迅速に行なう
ことができ、水素ガスの放出をより迅速に低下させるこ
とができる。
【0056】また、上記実施例では、水素吸蔵合金を加
熱する熱媒としてエンジン冷却水を使用したが、これに
限られるものではなく、排気ガス、エンジン冷却用のエ
ンジンオイル等であってもよい。そして、熱媒が排気ガ
スの場合には、排気ガスに外気を合流することで、排気
ガスを所定温度に調整してMHタンク2に導くように構
成する。また、排気ガスの場合、減速時には外気を直接
MHタンク2に導いて水素吸蔵合金を強制的に冷却し、
加速時には排気ガスをMHタンク2に直結して水素吸蔵
合金を加熱するように構成することになる。
熱する熱媒としてエンジン冷却水を使用したが、これに
限られるものではなく、排気ガス、エンジン冷却用のエ
ンジンオイル等であってもよい。そして、熱媒が排気ガ
スの場合には、排気ガスに外気を合流することで、排気
ガスを所定温度に調整してMHタンク2に導くように構
成する。また、排気ガスの場合、減速時には外気を直接
MHタンク2に導いて水素吸蔵合金を強制的に冷却し、
加速時には排気ガスをMHタンク2に直結して水素吸蔵
合金を加熱するように構成することになる。
【0057】また、熱媒がエンジンオイルの場合には、
オイルクーラを備えたオイル循環路に本発明に係る熱媒
取入路及び熱媒路等を設けることになる。
オイルクーラを備えたオイル循環路に本発明に係る熱媒
取入路及び熱媒路等を設けることになる。
【0058】また、本発明はロータリピストンエンジン
であっても、レシプロエンジンであっても適用すること
ができる。
であっても、レシプロエンジンであっても適用すること
ができる。
【0059】
【発明の効果】請求項1,2に記載の発明に係る水素燃
料供給装置は、エンジンの減速時を検出し、減速時が検
出されたときに水素吸蔵タンクに与える熱量を強制的に
低下させるので、減速時の水素ガスの消費量低下に応じ
て、水素吸蔵合金へ与えられる熱量を短時間で低下さ
せ、放出される水素ガスを短時間で減少させることがで
き、適正な水素ガスの放出を行なうことができる。従っ
て、従来のような減速時の水素ガスの消費量低下によっ
て、水素吸蔵タンク及び水素ガスの供給通路等へ過剰な
ガス圧が加わることが防止され、水素吸蔵タンク及び水
素ガスの供給通路等の長寿命化を図るとともに、信頼性
を向上させることができる。また、水素ガスの供給の応
答性を向上させることができる。
料供給装置は、エンジンの減速時を検出し、減速時が検
出されたときに水素吸蔵タンクに与える熱量を強制的に
低下させるので、減速時の水素ガスの消費量低下に応じ
て、水素吸蔵合金へ与えられる熱量を短時間で低下さ
せ、放出される水素ガスを短時間で減少させることがで
き、適正な水素ガスの放出を行なうことができる。従っ
て、従来のような減速時の水素ガスの消費量低下によっ
て、水素吸蔵タンク及び水素ガスの供給通路等へ過剰な
ガス圧が加わることが防止され、水素吸蔵タンク及び水
素ガスの供給通路等の長寿命化を図るとともに、信頼性
を向上させることができる。また、水素ガスの供給の応
答性を向上させることができる。
【0060】また、請求項3に記載のように、エンジン
の減速時に水素吸蔵タンクから排出された低温の熱媒を
水素吸蔵タンク内へ還流して水素吸蔵タンクに与える熱
量を低下させることにより、水素吸蔵合金の吸熱によっ
て低温となった熱媒を有効に利用することができる。
の減速時に水素吸蔵タンクから排出された低温の熱媒を
水素吸蔵タンク内へ還流して水素吸蔵タンクに与える熱
量を低下させることにより、水素吸蔵合金の吸熱によっ
て低温となった熱媒を有効に利用することができる。
【0061】また、請求項4に記載のように、サーモバ
ルブにより熱媒が所定温度に調整されて水素吸蔵タンク
に供給されるが、エンジンの減速時には、水素吸蔵タン
クから排出された低温の熱媒がサーモバルブの下流側に
供給されて水素吸蔵タンクに与える熱量が強制的に低下
されることにより、通常走行時に安定した水素ガスの放
出を図ることができるとともに、減速時であっても適正
な水素ガスの放出を行なうことができる。
ルブにより熱媒が所定温度に調整されて水素吸蔵タンク
に供給されるが、エンジンの減速時には、水素吸蔵タン
クから排出された低温の熱媒がサーモバルブの下流側に
供給されて水素吸蔵タンクに与える熱量が強制的に低下
されることにより、通常走行時に安定した水素ガスの放
出を図ることができるとともに、減速時であっても適正
な水素ガスの放出を行なうことができる。
【0062】さらに、請求項5に記載のように、エンジ
ンの減速時に熱媒の温度が引き下げられるとともに、熱
媒の流量が制御されることにより、エンジンの減速時に
適正な水素ガスの放出を行なうことができる。
ンの減速時に熱媒の温度が引き下げられるとともに、熱
媒の流量が制御されることにより、エンジンの減速時に
適正な水素ガスの放出を行なうことができる。
【0063】また、請求項6に記載のように、水素吸蔵
タンクから排出された熱媒の温度を検出し、ラジエータ
によって冷却されたエンジン冷却用の熱媒の温度を検出
し、水素吸蔵タンクから排出された熱媒あるいはラジエ
ータによって冷却されたエンジン冷却用の熱媒のうち、
低温側の熱媒を水素吸蔵タンクへ導いて水素吸蔵タンク
に与える熱量を低下させることにより、エンジンの減速
時に水素ガスの放出をより迅速に低下させることができ
る。
タンクから排出された熱媒の温度を検出し、ラジエータ
によって冷却されたエンジン冷却用の熱媒の温度を検出
し、水素吸蔵タンクから排出された熱媒あるいはラジエ
ータによって冷却されたエンジン冷却用の熱媒のうち、
低温側の熱媒を水素吸蔵タンクへ導いて水素吸蔵タンク
に与える熱量を低下させることにより、エンジンの減速
時に水素ガスの放出をより迅速に低下させることができ
る。
【図1】本発明の一実施例による水素エンジンの全体構
造の概略図である。
造の概略図である。
【図2】コントロールユニットの構成を示すブロック図
である。
である。
【図3】コントロールユニットによって行なわれる制御
動作を示すフローチャートである。
動作を示すフローチャートである。
【図4】熱媒バルブ及び熱媒バルブの作動時間と、前回
算出された水素流量と今回算出された水素流量との差と
の関係を示すマップである。
算出された水素流量と今回算出された水素流量との差と
の関係を示すマップである。
1 エンジン 2 メタルハイドライドタンク(MHタンク) 4 水素バルブ 7 圧力センサ 9 ラジエータ 17 サーモバルブ 18 熱媒ポンプ 21 バイパス通路(熱量低下手段) 22 熱媒バルブ(熱量低下手段) 16,20,23,25 熱媒バルブ 26,27,28 温度センサ 31 コントロールユニット(ECU) 310 水素供給調整手段 311 熱媒制御手段 312 加減速検出手段(減速検出手段) 313 熱量低下制御手段(熱量低下手段) 314 熱量増加制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 31/16 E J (72)発明者 今田 道宏 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 燃料としての水素ガスを吸熱によって放
出する水素吸蔵合金を内蔵した水素吸蔵タンクを備える
とともに、加熱された熱媒を上記水素吸蔵タンク内に供
給する熱媒供給手段を有し、上記熱媒から上記水素吸蔵
合金に熱量を与えることにより上記水素ガスを放出させ
る水素エンジンの水素燃料供給装置において、エンジン
の減速時を検出する減速検出手段と、この減速検出手段
の検出結果に応じて上記エンジンの減速時に上記水素吸
蔵タンクに与える熱量を強制的に低下させる熱量低下手
段とを備えたことを特徴とする水素エンジンの水素燃料
供給装置。 - 【請求項2】 上記熱媒供給手段は、エンジンにより加
熱されたエンジン冷却用の熱媒を上記エンジンから上記
水素吸蔵タンク内に供給して上記水素吸蔵合金に熱量を
与えるように構成し、上記熱量低下手段は、上記エンジ
ンから供給されるエンジン冷却用の熱媒より低温の熱媒
を上記水素吸蔵タンク内へ供給する手段を有し、上記減
速時に上記低温の熱媒の上記水素吸蔵タンクへの供給割
合を増加させるように構成したことを特徴とする請求項
1記載の水素エンジンの水素燃料供給装置。 - 【請求項3】 上記熱量低下手段は、上記水素吸蔵合金
によって吸熱された後に上記水素吸蔵タンクから排出さ
れた低温の熱媒を上記水素吸蔵タンクの上流へ還流させ
る手段を有し、上記減速時に上記水素吸蔵タンクからの
低温の還流割合を増加させるように構成したことを特徴
とする請求項2記載の水素エンジンの水素燃料供給装
置。 - 【請求項4】 上記熱媒供給手段は、上記エンジンによ
り加熱されたエンジン冷却用の熱媒と上記水素吸蔵タン
クから排出された熱媒とを合流させ、その合流部分に熱
媒を所定温度に保つサーモバルブを備え、上記熱量低下
手段は、上記減速時に上記サーモバルブと上記水素吸蔵
タンクとの間の熱媒通路に上記水素吸蔵タンクから排出
された低温の熱媒を還流させるように構成したことを特
徴とする請求項3記載の水素エンジンの水素燃料供給装
置。 - 【請求項5】 上記エンジンにより加熱されたエンジン
冷却用の熱媒を上記水素吸蔵タンクへ導く熱媒通路に、
運転状態に応じて制御されて上記熱媒の流量を調整する
流量調整手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の
水素エンジンの水素燃料供給装置。 - 【請求項6】 請求項2記載の水素エンジンの水素燃料
供給装置において、上記水素吸蔵合金によって吸熱され
た後に水素吸蔵タンクから排出された熱媒の温度を検出
するタンク排出熱媒温度検出手段と、ラジエータによっ
て冷却されたエンジン冷却用の熱媒の温度を検出するエ
ンジン熱媒温度検出手段と、上記水素吸蔵タンクから排
出された熱媒あるいは上記ラジエータによって冷却され
たエンジン冷却用の熱媒のいずれか一方を上記水素吸蔵
タンク内へ供給する熱媒切換手段とを備え、上記熱量低
下手段は、上記減速時に上記熱媒切換手段を制御して上
記水素吸蔵タンクから排出された熱媒あるいはラジエー
タによって冷却されたエンジン冷却用の熱媒のうち、低
温側の熱媒を上記水素吸蔵タンク内へ供給するように構
成したことを特徴とする水素エンジンの水素燃料供給装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5129366A JPH06336934A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 水素エンジンの水素燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5129366A JPH06336934A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 水素エンジンの水素燃料供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06336934A true JPH06336934A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=15007811
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5129366A Pending JPH06336934A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 水素エンジンの水素燃料供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06336934A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020148524A1 (en) * | 2019-01-14 | 2020-07-23 | Bae Systems Plc | Heat sink for electrical device |
| CN118757259A (zh) * | 2024-09-06 | 2024-10-11 | 潍柴动力股份有限公司 | 动力系统、动力系统控制方法及车辆 |
| JP2024158220A (ja) * | 2023-04-27 | 2024-11-08 | トヨタ自動車株式会社 | 水素供給装置 |
| JP2024158231A (ja) * | 2023-04-27 | 2024-11-08 | トヨタ自動車株式会社 | 水素供給装置 |
| US12486796B2 (en) * | 2021-05-20 | 2025-12-02 | Nabors Energy Transition Solutions Llc | Systems and methods for a hydrogen zero emissions vehicle |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP5129366A patent/JPH06336934A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020148524A1 (en) * | 2019-01-14 | 2020-07-23 | Bae Systems Plc | Heat sink for electrical device |
| US12095125B2 (en) | 2019-01-14 | 2024-09-17 | Bae Systems Plc | Heat sink for electrical device |
| US12486796B2 (en) * | 2021-05-20 | 2025-12-02 | Nabors Energy Transition Solutions Llc | Systems and methods for a hydrogen zero emissions vehicle |
| JP2024158220A (ja) * | 2023-04-27 | 2024-11-08 | トヨタ自動車株式会社 | 水素供給装置 |
| JP2024158231A (ja) * | 2023-04-27 | 2024-11-08 | トヨタ自動車株式会社 | 水素供給装置 |
| CN118757259A (zh) * | 2024-09-06 | 2024-10-11 | 潍柴动力股份有限公司 | 动力系统、动力系统控制方法及车辆 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2712711B2 (ja) | 内燃機関の冷却方法及びその装置 | |
| US20090229543A1 (en) | Cooling device for engine | |
| JPH0650214A (ja) | 水素エンジンに対する水素ガス供給装置 | |
| JP4802811B2 (ja) | エンジンの冷却水回路 | |
| US7243620B2 (en) | Liquid-cooling device for internal combustion engine | |
| GB2420846A (en) | A Cooling System for a Motor Vehicle Engine | |
| JP3185581B2 (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
| EP0908609A2 (en) | Cooling water recirculation apparatus for an internal combustion engine | |
| JP2003172140A (ja) | エンジン冷却システム及び方法 | |
| JPH06336934A (ja) | 水素エンジンの水素燃料供給装置 | |
| EP1891311A1 (en) | Exhaust gas re-circulation apparatus for internal combustion engine | |
| JP2001140701A (ja) | エンジンのegr装置 | |
| JP2021130369A (ja) | 冷却システム及び冷却方法 | |
| WO2022184021A1 (zh) | 车辆及其发动机 | |
| JP3075289B2 (ja) | エンジン冷却装置 | |
| CN118128630A (zh) | 发动机冷却系统、发动机冷却回路的控制方法、装置、车辆、存储介质及计算机程序产品 | |
| JP3292217B2 (ja) | 車両用油温制御装置 | |
| JPH0347422A (ja) | 内燃機関の冷却方法 | |
| JP3799803B2 (ja) | 冷却ファンの制御装置 | |
| JP2701648B2 (ja) | エンジンの冷却水制御装置 | |
| JPH11107754A (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
| US20260071568A1 (en) | System and method for controlling coolant of vehicle | |
| JP2734695B2 (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
| JPH0625637Y2 (ja) | 水冷インタク−ラ付過給エンジン | |
| JPS6034744Y2 (ja) | 内燃機関の冷却制御装置 |