JPH0633843B2 - 波付管用継手 - Google Patents

波付管用継手

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JPH0633843B2
JPH0633843B2 JP2226864A JP22686490A JPH0633843B2 JP H0633843 B2 JPH0633843 B2 JP H0633843B2 JP 2226864 A JP2226864 A JP 2226864A JP 22686490 A JP22686490 A JP 22686490A JP H0633843 B2 JPH0633843 B2 JP H0633843B2
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corrugated pipe
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claw
joint
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雄介 金堀
英一 中沢
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、波付管用継手に関し、詳しくは、ジャバラ
状に成形された合成樹脂管等からなり、可とう電線管等
として利用される波付管を、配管構造部材に連結固定し
たり、波付管同士を連結固定したりするのに用いる継手
に関するものである。
〔従来の技術〕
波付管は、建築物の配線施工の際に、電線を通して保護
しておく電線管に用いられており、軽量で強度も高く自
由に曲げることができるので、配線施工の作業性を向上
でき、施工コストを削減できる等の利点を有している。
波付管は、電線管以外にも、各種の線材を保護する保護
管や空気等の流体を通すパイプあるいはホースとしても
利用されている。
波付管を配線ボックス等の構造部材に連結固定したり、
波付管同士を接続するには、専用の継手(コネクタ)が
使用される。これは、波付管の管壁は軸方向に沿ってジ
ャバラ状にうねっており外面には凹凸がついているの
で、従来の通常の鋼管や合成樹脂パイプのような滑らか
な外面を有する管を接続するための継手をそのまま使用
することができず、波付管の凹凸形状に適した継手が必
要になるのである。
第7図は、従来における波付管用継手の構造を示してお
り、短いパイプ状をなす継手本体1の両端には雄ねじ1
a,1bが切られている。継手本体1よりも径の大きな
筒状をなすナット2は、内面に雌ねじ2aが形成されて
いるとともに、ナット2の端縁から内面に沿って軸方向
に延びる爪片2bが周方向に多数設けられ、爪片2bの
先端には中心に向かって突出する爪部2cが設けられて
いる。ナット2は、合成樹脂等から形成されていて、爪
片2bが付け根の部分を基点にして弾力的に屈曲もしく
は旋回できるようになっている。第8図は、波付管を接
続した状態であり、ナット2の爪片2bを設けた側の端
部から波付管3を挿入すると、爪片2bが弾力的に屈曲
変形して波付管3を通過させた後、爪片2bが復元する
ことにより、爪部2cが波付管3の外面に形成されてい
る谷部3aに嵌まって係止される。一旦ナット2に挿入
された波付管3を元の方向に引き抜こうとすると、波付
管3と爪部2cの当接個所に爪片2bを中心側に旋回さ
せる方向の力が作用することになるので、前記爪部2c
が波付管3の谷部3aに余計に押し付けられることにな
り、波付管3は移動できない。このようにして、波付管
3がナット2に連結固定される。ナット2の雌ねじ2a
を継手本体1の一方の雄ねじ1aにねじ込み、継手本体
1の他方の雄ねじ1bを配線ボックス等の構造部材4に
ねじ込み固定することによって、波付管3の取付施工が
行われる。
〔発明が解決しようとする課題〕
建築物の配線施工等においては、設計の変更や施工ミス
その他の原因で、波付管3の長さや接続個所を変える
等、一旦施工した波付管3を取り外す場合がある。この
ときには、継手本体1からナット2および波付管3を取
り外すだけでなく、波付管3をナット2からも取り外す
必要が生じることが多い。
ところが、前記のような構造を有する従来の波付管用継
手では、継手本体1にねじ込み接続されたナット2は、
ナット2を回すことによって継手本体1から取り外すこ
とができるが、ナット2から波付管3を取り外すのが困
難であるという問題があった。前記したように、ナット
2の爪部2cが波付管3の谷部3aに係止されており、
波付管3をナット2から引き抜こうとするほど、爪部2
cが谷部3aに食い込むように押し付けられることにな
るので、一旦ナット2と波付管3を連結してしまうと、
再び取り外すことは極めて困難である。
そのため、従来は、第9図に示すように、ナット2の取
付位置よりも内側(X−X線位置)で波付管3を切断し
た後、ナット2側に残った短い波付管3を矢印方向、す
なわち波付管3の凹凸で爪部2cを押動したときに爪片
2bが外周側に押し除けられる方向に移動させて抜き取
るようにしていた。波付管3の本体部分には再びナット
2を挿入取付して新たな施工を行う。
しかし、この方法では、波付管3の切断、抜き取り、お
よび、ナット2の再装着という工程が必要であり、工数
が多くなって作業性が極めて悪いものである。また、ナ
ット2側に残った短い波付管3を引き抜く際には、爪部
2cおよび爪片2bの弾力的な移動に合わせて丁寧にゆ
っくりと引き抜かなければならず、大変に面倒であり、
波付管3を強引に引き抜くと、爪部2cや爪片2bを損
傷してナット2が再使用できなくなる。さらに、ナット
2を短い波付管3とともに捨ててしまったり、取り外し
たナット2を再使用するまでの間に紛失してしまったり
する可能性も高く、ナット2を保管しておいたり、無く
なったナット2を補充する等、ナット2の管理が面倒で
余計なコストが掛かることになる。
そこで、この発明の課題は、前記したような従来におけ
る波付管用継手の問題点を解消し、ナットと波付管の取
り外し作業が簡単かつ確実に行え、ナットを損傷したり
紛失したりする心配もない波付管用継手を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決する、この発明にかかる波付管用継手
は、継手本体と継手本体に連結自在な筒状のナットから
なり、ナットの内面には、継手本体への連結側と反対側
になる端部側を基点にして軸方向に延び弾力的に旋回可
能な爪片、および、爪片の先端でナットの中心に向かっ
て突出した爪部を備えてなり、波付管をナット内に挿入
し、前記爪部を波付管外面の谷部に係止して、波付管と
ナットを固定する波付管用継手において、ナットの爪片
には先端が軸方向に突出する操作部を備え、ナットの内
面で爪部と別の位置には係合凸部を備えており、継手本
体の外周面にはナットの係合凸部と摺動自在に係合する
係合溝を備え、この係合溝は、継手本体の端縁から軸方
向につづく導入部と、導入部の端部から軸方向と直交す
る周方向につづく固定部と、導入部の端部から周方向に
対して継手本体の奥側に傾斜する方向につづく解除部と
からなり、さらに、継手本体の端部には、先細り状をな
し、ナットの前記操作部に当接する押動部を備えてい
る。
継手本体およびナットの基本的な構造は、通常の波付管
用継手と同様でよい。例えば、継手本体は、一端にナッ
トを連結し、他端を配線ボックス等の構造部材に連結し
て、波付管を構造部材に連結固定するもののほか、継手
本体の両端にナットを連結して、波付管同士を連結固定
するものなどがある。継手本体を構造部材に連結する部
分の構造は、ねじ接続や嵌合接続その他、通常の各種管
継手における接続構造が自由に利用できるが、継手本体
とナットおよびナットと波付管との連結構造を下記のよ
うな構造にする。
ナットには、基本的に従来の波付管用継手と同様の爪片
を設けておく。爪片は、筒状をなすナットの内面で、一
方の端部を基点にして軸方向に延び弾力的に旋回可能に
設けられる。爪片は、ナットの内周方向全体に等間隔で
複数個並べておくのが、波付管の全周を均等に係止でき
て好ましいが、爪片の設置個数や間隔は自由に変更でき
る。爪片は、ナットの本体部分と一体成形して、素材自
体の弾性で弾力的に旋回可能になったものが好ましい
が、爪片をナット本体と別の材料で形成したり、爪片に
弾力的な付勢力を加えるバネを設けておくこともでき
る。
爪部は、取り付ける波付管の凹凸形状に合わせて、波付
管の谷部に係合できる形状および位置に設けておく。波
付管と接触する爪部の側面のうち、波付管をナットに挿
入する際に当接する側面に傾斜をつけておくと、波付管
の挿入がスムーズに行える。
爪片には、先端が軸方向に突出する操作部を備えてお
く。操作部は、継手本体の軸方向端部に設けられる押動
部と当接できるように、爪部よりも軸方向の先端側に設
けておくのが好ましい。操作部は、継手本体の押動部に
当接したときに、互いに滑り易く、また、外周側に持ち
上げられ易い形状をなすものが好ましい。具体的には、
操作部の内周側の端縁を切り落として傾斜をつけておく
と、上記のような動作が行われ易くなる。
爪片の内面で、前記爪部と別の位置には係合凸部を備え
ておく。係合凸部は、後述する継手本体の係合溝に沿っ
て摺動可能な形状であれば、角台状あるいは円形台状、
楕円台状その他の任意の突起形状が採用できる。係合凸
部の形成位置は、前記した爪片の動作の邪魔にならない
位置であれば任意の位置で良い。係合凸部は単独でもよ
いが、ナットの直径方向で対向する位置等に複数個設け
ておけば、ナットと継手本体をスムーズに作動させた
り、ナットと継手本体の組み立て強度を高めたりするこ
とができる。係合凸部は、ナットの他部分と一体成形さ
れていてもよいし、合成樹脂製のナットに金属製の係合
凸部を接合するものでもよい。
継手本体の外周面に形成しておく係合溝は、ナットの係
合凸部が滑らかに摺動できる形状あるいは深さに形成し
ておく。
係合溝のうち、導入部は、継手本体の端縁から軸方向に
つづくように設けられる。導入部は、継手本体に軸方向
から嵌めるナットの係合凸部を、係合溝に導き入れるこ
とができれば、比較的短くても十分であり、また、正確
に軸方向と平行でなくてもよい。
固定部は、ナットの係合凸部を係合した状態で、ナット
を軸方向に引き抜いたり、使用中に振動や衝撃が加わっ
ても、ナットが抜け出さないような形状および長さを有
する。そのため、軸方向と直交する周方向に形成し、係
合凸部を確実に係合しておける長さが必要である。固定
部の一部に係合凸部よりも狭く、かつ、弾力的に変形で
きる部分を設けたり、係合凸部を押圧するバネを設けて
おけば、振動や衝撃が加わっても係合凸部が外れ難くな
る。
解除部は、ナットの係合凸部が解除部に沿って摺動した
ときに、ナット全体が継手本体の奥側に十分な距離だけ
移動し、爪片の操作部が継手本体の押動部に当接して、
爪片および爪部の作動量を確保できるだけの長さが必要
である。解除部の周方向に対する傾斜がきついと、少し
の回転角度でナットが大きく移動するが、傾斜角度がゆ
るいほうが押動部と操作部の当接による爪片の移動はス
ムーズに行える。解除部は、全体が同じ角度で傾斜して
いてもよいし、解除部の端部に周方向と平行な部分を設
けるなど、部分的に傾斜角度の異なる個所があってもよ
い。
継手本体の端部に形成する押動部は、ナットの爪片の操
作部に当接させたときに、押動部で操作部すなわち爪片
および爪部を外周側に移動できるような形状を備えてお
り、そのために、先端に向けて細くなる先細り状をなし
ている。先細りとは、直線的に傾斜しているだけであっ
てもよいし、曲線的に傾斜していたり、一部に段差がつ
いていてもよい。
この発明にかかる波付管用継手は、前記した電気配線用
の可とう電線管の接続に用いるだけでなく、従来、波付
管が用いられている各種の管類の接続にも用いることが
できる。空気等の流体を流す波付管に適用する場合に
は、波付管の挿入部分に、シール構造を設けておくこと
もできる。
〔作用〕
継手本体とナットを組み立てるには、ナットの係合凸部
が継手本体の係合溝に係合されるようにして、継手本体
の端部にナットを嵌める。ナットの係合凸部は継手本体
の端部から係合溝の導入部に入る。その後、ナットを軸
方向から周方向に回動させれば、係合凸部が導入部から
固定部に入り、係合凸部と固定部との係合作用により、
ナットと継手本体が連結固定される。すなわち、継手本
体の軸方向と直交する周方向に沿って形成された固定部
に係合凸部が係合されると、ナットの軸方向への移動が
阻止されるので、継手本体からナットが抜け出すことが
ない。
ナットに波付管を取り付けるには、従来と同様に、波付
管をナットの内部に挿入して、ナットの爪部を波付管外
面の谷部に係止させればよい。継手本体にナットおよび
波付管を取り付けた状態で、通常の波付管用継手と同様
に使用される。
つぎに、継手本体から波付管を取り外す方法を説明す
る。係合凸部が固定部から解除部へと移動するように、
ナットを回すと、係合凸部が解除部の傾斜に沿って摺動
するのに伴い、係合凸部およびナット全体が、回りなが
ら継手本体の軸方向の奥側へと移動することになる。ナ
ットが奥側に移動すると、ナット内面の爪片すなわち操
作部も奥側に移動する。そうすると、操作部は継手本体
の先端に設けられた押動部に当接する。なおもナットが
回されて継手本体の奥側に移動すると、爪片の操作部が
先細り状をなす押動部の傾斜面に沿って乗り上げた状態
になり、爪片が外周側に旋回して、爪部が波付管の谷部
から外周側に外れることになり、波付管と爪部との係合
が解除される。この状態で、波付管をナットから引き抜
けば、波付管は何ら抵抗を受けずにスムーズに引き出さ
れることになる。
また、ナットから波付管を引き抜いた後、別の波付管を
ナットに挿入する際にも、爪片および爪部が外周側に移
動していれば、波付管が爪部および爪片に当たることな
く、スムーズに挿入される。波付管を挿入した後、ナッ
トを回して、係合凸部を固定部側に移動させれば、継手
本体の押動部に乗り上げていたナットの操作部は押動部
から離れて元の位置に戻り、爪片の爪部を波付管の谷部
に係合させて、波付管を固定することができる。
なお、ナットから波付管を引き抜いた後、ナットを回し
て、係合凸部が継手本体の固定部に係合されるようにす
れば、爪片および爪部は、元のように、波付管の谷部に
係止可能な状態、すなわち前記した通常の波付管継手と
同じ状態に戻る。したがって、この状態で、別の波付管
をナットの内部に挿入すれば、波付管の谷部にナットの
爪部が係止されて、波付管をナットに固定できることは
言うまでもない。
したがって、この発明にかかる波付管用継手では、継手
本体とナットは一体的に組み立てられたままの状態で、
波付管の挿入および取り外しが可能である。また、ナッ
トの回転操作のみで、波付管の谷部に爪片の爪部を係合
させた状態および係合を解除させた状態を選択操作する
ことができ、波付管の固定および固定解除を簡単かつ確
実に行える。
〔実施例〕
ついで、この発明の実施例を図面を参照しながら以下に
詳しく説明する。
第1図および第2図には、波付管を配線ボックス等の構
造部材に取り付けるための波付管継手の構造を示してい
る。波付管継手は、筒状の継手本体10と、継手本体1
0よりも径が大きく短い筒状のナット20とからなる。
継手本体10およびナット20は、合成樹脂もしくは金
属で形成されている。後述する爪片のように弾力的に繰
り返し変形させられる構造を有するナット20は、弾力
性に優れた合成樹脂からなるのが好ましい。
ナット20の内面には、第3図および第4図にその断面
構造を示すように、一方の端部を基点にして軸方向にナ
ット20の中央付近までつづく細片状の爪片22が、周
方向に等間隔で多数並べて設けられている。爪片22の
先端近くには、中心に向かって突出する突起状の爪部2
4が設けられている。爪部24は、波付管30の外面に
存在する谷部32の形状に合わせて形成されており、爪
部24が谷部32に嵌まり込むようになっている。爪部
24の先端側の側面はほぼ垂直に形成され、爪部24の
付け根側の側面には傾斜がつけられている。爪片22
は、爪部24からさらに軸方向に延びて、先端が操作部
26となっている。操作部26の内周側の縁は斜めに切
り落とされており、後述する継手本体10の押動部によ
る押動操作が行い易くなっている。
ナット20の内面で、前記爪片22を形成した側とは反
対側の位置に係合凸部28が形成されている。係合凸部
28は、角台状に突出しており、後述する継手本体10
の係合溝に嵌まる。係合凸部28は、ナット20の内面
で直径方向の対向位置にそれぞれ設けられている。(第
1図では、片方の係合凸部28しか表わされていな
い。) ナット20の外面には、周方向に多数の刻みや凹凸線を
形成して、回動操作や取り扱い時に滑らないようにして
いる。
つぎに、継手本体10は、一端にナット連結部12を備
え、他端に雄ねじ部16が形成されている。雄ねじ部1
6の付け根にはフランジ部18が設けられている。雄ね
じ部16は、継手本体10を構造部材に連結固定するた
めの接続手段であり、通常の配線ボックス等への連結構
造と同様のものが設けられている。
ナット連結部12には、外周面に沿って浅い係合溝50
が設けられている。係合溝50は、導入部52、固定部
54および解除部56からなり、継手本体10にナット
20を嵌めたときに、ナット20の係合凸部28が係合
溝50に嵌まり込んで前記各部52〜56に沿って自由
に摺動できるようになっている。係合溝50のうち、導
入部52は継手本体10の端縁から軸方向に沿って短く
つづいており、導入部52の端部で、左右に固定部54
と解除部56がつながっている。固定部54は、軸方向
と直交する周方向に延びている。解除部56は、周方
向、すなわち固定部54の形成方向に対して傾斜して延
びている。したがって、解除部56は先端側ほど継手本
体10の奥側へと進んでいることになる。なお、係合溝
50は、ナット連結部12の外周で直径方向で対向する
位置に対称形状でそれぞれ設けられており、前記したナ
ット20の一対の係合凸部28、28にそれぞれ係合す
るようになっている。
ナット連結部12の端縁には、押動部14が設けられて
いる。押動部14は、ナット連結部12の外周縁を斜め
に切り落として形成されており、先端に向かって先細り
状をなしている。継手本体10のナット連結部12側の
内径は、取り付ける波付管30の外形と同じか少し大き
めをなし、奥部途中には段差17が形成してあって、雄
ねじ部16側の内径は小さくなっている。したがって、
ナット連結部12側から挿入された波付管30は、段差
17の部分まで挿入されることになる。
上記のような構造を備えた継手本体10およびナット2
0の使用方法について説明する。
まず、継手本体10とナット20の連結方法を説明する
と、第1図に示すように、継手本体10の係合溝50の
うち導入部52とナット20の係合凸部28とを位置合
わせした状態で、ナット20を軸方向から継手本体10
のナット連結部12に嵌め込んでいくと、係合凸部28
が導入部52に沿って移動して、ナット20が継手本体
10に嵌まり込む。ナット20の係合凸部28が係合溝
50の導入部52の先まで移動した段階で、ナット20
を係合溝50の固定部54の方向(第1図で時計回り方
向A)に回すと、係合凸部28が固定部54に沿って移
動する。こうして、係合凸部28と係合溝50の固定部
54とが係合すれば、その後、ナット20を軸方向に引
き抜こうとしても、係合凸部28と係合溝50との係合
により移動を阻止されることになり、ナット20は継手
本体10に連結固定されたことになる。この状態では、
第3図に示すように、ナット20の爪片22の先端に設
けられた操作部26は、継手本体10の押動部14との
間に、少し間隔をあけた状態で配置される。
ナット20を継手本体10から取り外す際には、ナット
20を前記と逆の方向に回して、係合凸部28を固定部
54から導入部52との接続点まで移動させてから、ナ
ット20を軸方向に引き抜けばよい。
つぎに、ナット20と波付管30の連結方法を説明す
る。第3図に示すように、ナット20と波付管30の連
結固定は、基本的には従来の継手と同じように行われ
る。すなわち、ナット20の内部に波付管30を挿入し
て、ナット20の爪部24が波付管30外面の谷部32
に係合されることによって、波付管30とナット20が
固定される。このとき、波付管30をナット20の奥側
に向けて移動させたときには、波付管30の谷部32の
側面が、ナット20の爪部24の傾斜した側面に当接す
ることにより、爪部24を押し上げ、爪片22を外周側
に旋回移動させる方向に力が作用するので、比較的スム
ーズに波付管30を差し込むことができる。しかし、波
付管30を逆方向に移動させようとすると、波付管30
の谷部32の側面が、ナット20の爪部24の垂直な側
面に当接するので、外周側に押し上げる方向の力が作用
せず、しかも爪片22を中心側に向かって旋回させる方
向に力が作用するので、爪部24が余計に谷部32の奥
に押し付けられる。したがって、波付管30をナット2
0に挿入するのは容易であるが、一旦挿入された波付管
30をナット20から引き抜くことは出来ない。
波付管30をナット20から取り外すには、前記第1図
において、ナット20を継手本体10に連結固定したと
きとは反対の方向、すなわち図中B方向に回す。そうす
ると、ナット20の係合凸部28が係合溝50の固定部
54から解除部56に入る。解除部56は軸方向の奥に
向かって傾斜しているので、係合凸部28およびナット
20は継手本体10の奥に向かって移動することにな
る。この状態を第4図に示しており、解除部56に係合
凸部28が係合されているとともに、ナット20全体が
継手本体10の奥側に向かって移動している。ナット2
0の内面では、爪片22先端の操作部26が、継手本体
10の押動部14に向かって移動するので、操作部26
が押動部14の傾斜に沿って乗り上げ、爪片22全体が
外周側に向かって旋回することになる。爪片22が外周
側に旋回すると、爪部24も波付管30の谷部32から
外れて外周側に移動する。この状態で、波付管30をナ
ット20から引き抜けば、全く抵抗なくスムーズに引き
抜くことができ、波付管30をナット20から取り外す
ことができる。
波付管30を取り外した後、ナット20を反対側に回し
て、前記第3図の状態に戻しておけば、爪片22の操作
部26は継手本体10の押動部14から離れて、爪部2
4も元の位置に戻るので、新たな波付管30を挿入して
連結固定することができる。また、ナット20を第4図
の状態にしたままで、新たな波付管30を挿入した後、
ナット20を回し、第3図に示すように、爪片22の爪
部24が波付管30の谷部32に係合されるようにして
もよい。したがって、波付管用継手に最初に波付管を取
り付ける際にも、構造部材等に継手本体およびナットを
先に連結固定して取り付けておき、この取付済みのナッ
トに波付管を挿入して、前記したような操作で連結固定
することができる。
以上に説明したように、この発明にかかる波付管用継手
では、使用中の何れの段階においても、継手本体10か
らナット20を取り外す必要はなく、継手本体10にナ
ット20を取り付けたままで、波付管30のみを自由に
取り付けたり取り外したりすることができる。
つぎに、第5図および第6図には、波付管30同士を直
線的に連結するために使用する波付管用継手の実施例を
示している。なお、基本的な構造は前記実施例と共通し
ているので、共通する部分には同じ符号を付け、相違す
る部分を主にして説明する。
前記実施例では、継手本体10の一端にナット連結部1
2を設け、他端には構造部材へ接続する雄ねじ部16を
設けていたが、この実施例では、継手本体10の中央に
筒状部19を設け、この筒状部19の両端に同一構造の
ナット連結部12をそれぞれ設けている。そして、各ナ
ット連結部12にナット20が取り付けられる。ナット
連結部12や係合溝50等あるいはナット20の構造は
前記実施例と同じであり、詳しい説明は省略する。
したがって、継手本体10の両側に取り付けられたナッ
ト20に、それぞれ別の波付管30を連結固定すれば、
波付管30を直線的につなぐことができる。左右のナッ
ト20およびナット連結部12に、口径の異なるものを
用いれば、異径の波付管30同士を直線的につなぐこと
も可能になる。
〔発明の効果〕
以上に述べた、この発明にかかる波付管用継手によれ
ば、ナットの係合凸部と継手本体の係合溝との係合動作
により、波付管を係合固定する爪片の爪部を、波付管外
面の谷部に係合させたり係合解除させたりすることがで
きるようになるので、波付管の取り付けおよび取り外し
が極めて簡単かつ確実に行えるようになる。すなわち、
ナットおよび波付管を継手本体に取り付けたままでも、
ナットを特定の方向に回すだけで、波付管の固定を解除
して波付管を取り外すことができ、従来のように、ま
ず、継手本体からナットおよび波付管を取り外し、つい
で波付管を切断した後で、ナットから波付管を引き抜く
ような面倒な作業は不要になる。その結果、波付管の取
り付け取り外し作業が極めて簡単になり、作業の能率化
を図ることができる。しかも、ナットは継手本体から取
り外す必要がないので、取り外したナットを保管してお
く手間が掛からず、ナットを紛失する心配も解消され
る。さらに、ナットから波付管を取り外す際には、ナッ
トの爪部を波付管の谷部から完全に外した状態にできる
ので、従来のように、爪部と谷部が係合したままで波付
管を引き抜く必要はなく、小さな力でもスムーズに引き
抜くことができるとともに、引き抜き作業の際にナット
の爪部や爪片を損傷したり変形させてしまったりする問
題も解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す斜視図、第2図は半断
面側面図、第3図は波付管を固定した状態の要部拡大断
面図、第4図は波付管の固定を解除した状態の要部拡大
断面図、第5図は別の実施例を示す斜視図、第6図は半
断面側面図、第7図は従来例の斜視図、第8図は使用状
態の断面図、第9図はナットと波付管の取り外し方法を
示す断面図である。 10……継手本体、14……押動部、20……ナット、
22……爪片、24……爪部、26……操作部、28…
…係合凸部、30……波付管、32……谷部、50……
係合溝、52……導入部、54……固定部、56……解
除部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】継手本体と継手本体に連結自在な筒状のナ
    ットからなり、ナットの内面には、継手本体への連結側
    と反対側になる端部側を基点にして軸方向に延び弾力的
    に旋回可能な爪片、および、爪片の先端でナットの中心
    に向かって突出した爪部を備えてなり、波付管をナット
    内に挿入し、前記爪部を波付管外面の谷部に係止して、
    波付管とナットを固定する波付管用継手において、ナッ
    トの爪片には先端が軸方向に突出する操作部を備え、ナ
    ットの内面で爪部と別の位置には係合凸部を備えてお
    り、継手本体の外周面にはナットの係合凸部と摺動自在
    に係合する係合溝を備え、この係合溝は、継手本体の端
    縁から軸方向につづく導入部と、導入部の端部から軸方
    向と直交する周方向につづく固定部と、導入部の端部か
    ら周方向に対して継手本体の奥側に傾斜する方向につづ
    く解除部とからなり、さらに、継手本体の端部には、先
    細り状をなし、ナットの前記操作部に当接する押動部を
    備えていることを特徴とする波付管用継手。
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