JPH0633870A - ピストンポンプ - Google Patents
ピストンポンプInfo
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- JPH0633870A JPH0633870A JP20090191A JP20090191A JPH0633870A JP H0633870 A JPH0633870 A JP H0633870A JP 20090191 A JP20090191 A JP 20090191A JP 20090191 A JP20090191 A JP 20090191A JP H0633870 A JPH0633870 A JP H0633870A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポンプ自身により油圧回路の圧力を自動的に
調整し、リリーフバルブなどの油圧調整装置を不要とす
る。 【構成】 ピストンポンプのシリンダ6にピストン20
を収装し、このピストン20をカム方向に押し付けるバ
ネ21を設けるとともに、ピストン20の内側を摺動自
由に案内されるフリーピストン22をカム4に当接さ
せ、このフリーピストン22をカム4に押し付けるバネ
23をピストン20とフリーピストン22の間に設けて
構成する。
調整し、リリーフバルブなどの油圧調整装置を不要とす
る。 【構成】 ピストンポンプのシリンダ6にピストン20
を収装し、このピストン20をカム方向に押し付けるバ
ネ21を設けるとともに、ピストン20の内側を摺動自
由に案内されるフリーピストン22をカム4に当接さ
せ、このフリーピストン22をカム4に押し付けるバネ
23をピストン20とフリーピストン22の間に設けて
構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定シリンダ式のピス
トンポンプの改良に関する。
トンポンプの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のピストンポンプ、例えば図3〜5
に示すラジアルピストンポンプでは、シリンダブロック
1に設けたシリンダ6内へ摺動自由に収装したピストン
30が、カムシャフト5の偏心位置で固定したカム4の
回転により往復動するものである。ピストン30はバネ
31によってカム4に当接するよう押し付けられてお
り、上方への過大な運動をストッパ32によって規制さ
れている。また、ピストン30の側面には作動流体を吸
い込む吸込孔26が設けられている。
に示すラジアルピストンポンプでは、シリンダブロック
1に設けたシリンダ6内へ摺動自由に収装したピストン
30が、カムシャフト5の偏心位置で固定したカム4の
回転により往復動するものである。ピストン30はバネ
31によってカム4に当接するよう押し付けられてお
り、上方への過大な運動をストッパ32によって規制さ
れている。また、ピストン30の側面には作動流体を吸
い込む吸込孔26が設けられている。
【0003】カム4を回転させ、シリンダ6の容積が拡
大する行程では、ピストン30が降下して吸込孔26が
シリンダブロック1を抜けてカム室2に開口し、カム室
2に満たされた作動流体を吸い込む。シリンダ6の容積
が縮小する行程では、ピストン30が上昇して吸込孔2
6がシリンダブロック1によって閉鎖されると、吸い込
んだ作動流体を圧縮して吐出口7から、チェックバルブ
8を経由して吐出通路9に圧送し、ポンプに接続された
図示しない油圧回路に供給する。チェックバルブ8は、
吐出口7へ送られてきた作動流体の圧力が設定された圧
力に達すると開弁し、作動流体を吐出通路9に送り出す
が、逆方向に閉弁して逆流を阻止する。
大する行程では、ピストン30が降下して吸込孔26が
シリンダブロック1を抜けてカム室2に開口し、カム室
2に満たされた作動流体を吸い込む。シリンダ6の容積
が縮小する行程では、ピストン30が上昇して吸込孔2
6がシリンダブロック1によって閉鎖されると、吸い込
んだ作動流体を圧縮して吐出口7から、チェックバルブ
8を経由して吐出通路9に圧送し、ポンプに接続された
図示しない油圧回路に供給する。チェックバルブ8は、
吐出口7へ送られてきた作動流体の圧力が設定された圧
力に達すると開弁し、作動流体を吐出通路9に送り出す
が、逆方向に閉弁して逆流を阻止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ポンプから
油圧回路への吐出流体の圧力を設定した値に保つため、
油圧回路中にはリリーフバルブ等の油圧調整装置が設け
られ、油圧回路が許容する圧力を越えた場合、このリリ
ーフバルブが作動して作動流体をリザーバタンクなどの
油圧回路外部へ放出して、油圧回路内の圧力を一定に保
っている。
油圧回路への吐出流体の圧力を設定した値に保つため、
油圧回路中にはリリーフバルブ等の油圧調整装置が設け
られ、油圧回路が許容する圧力を越えた場合、このリリ
ーフバルブが作動して作動流体をリザーバタンクなどの
油圧回路外部へ放出して、油圧回路内の圧力を一定に保
っている。
【0005】しかし、リリーフバルブが作動して作動流
体を放出するときに発生する流体音が、油圧回路の静粛
性を損なっている。
体を放出するときに発生する流体音が、油圧回路の静粛
性を損なっている。
【0006】そこで本発明は、油圧回路のリリーフバル
ブ等の油圧調整装置を廃止して作動流体の放出による流
体音の発生を防止するため、ポンプ自身により油圧回路
の設定圧力を調整することを目的とする。
ブ等の油圧調整装置を廃止して作動流体の放出による流
体音の発生を防止するため、ポンプ自身により油圧回路
の設定圧力を調整することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリンダへ収
装したピストンを回転軸に固定したカムを介して往復動
させ、ピストンの変位に伴い作動流体を吸入、吐出する
ピストンポンプにおいて、ピストンをカム方向に押し付
ける第1の弾性体をシリンダに収装し、前記ピストンに
摺動自由に案内されるフリーピストンをカムに当接さ
せ、このフリーピストンをカムに押し付ける第2の弾性
体を前記ピストンとフリーピストンの間に設ける。
装したピストンを回転軸に固定したカムを介して往復動
させ、ピストンの変位に伴い作動流体を吸入、吐出する
ピストンポンプにおいて、ピストンをカム方向に押し付
ける第1の弾性体をシリンダに収装し、前記ピストンに
摺動自由に案内されるフリーピストンをカムに当接さ
せ、このフリーピストンをカムに押し付ける第2の弾性
体を前記ピストンとフリーピストンの間に設ける。
【0008】
【作用】ポンプの吐出行程ではカムの回転によりフリー
ピストンが下死点から上死点まで移動し、これに伴って
第2の弾性体を圧縮する。第2の弾性体の反力により第
1の弾性体を圧縮しつつピストンは上死点に向かって移
動する。ピストンの移動に伴ってシリンダ内圧も上昇
し、ピストンはシリンダ内圧と第1の弾性体の反力の合
力と、第2の弾性体の反力との平衡点まで上昇し、作動
流体を吐出する。
ピストンが下死点から上死点まで移動し、これに伴って
第2の弾性体を圧縮する。第2の弾性体の反力により第
1の弾性体を圧縮しつつピストンは上死点に向かって移
動する。ピストンの移動に伴ってシリンダ内圧も上昇
し、ピストンはシリンダ内圧と第1の弾性体の反力の合
力と、第2の弾性体の反力との平衡点まで上昇し、作動
流体を吐出する。
【0009】ポンプ吐出行程でシリンダ内圧は油圧回路
の圧力とほぼ等しくなるが、シリンダ内圧と第1の弾性
体の反力の合力が、第2の弾性体の反力より大きい場
合、ピストンは平衡点で上昇を止め、作動流体の吐出を
行わない。すなわち、第2の弾性体のバネ定数にもとづ
いて決まる圧縮圧力に達すると、それ以降は第2の弾性
体のみが圧縮され、ピストンの上昇が止まり、油圧回路
の圧力は設定圧力に維持される。
の圧力とほぼ等しくなるが、シリンダ内圧と第1の弾性
体の反力の合力が、第2の弾性体の反力より大きい場
合、ピストンは平衡点で上昇を止め、作動流体の吐出を
行わない。すなわち、第2の弾性体のバネ定数にもとづ
いて決まる圧縮圧力に達すると、それ以降は第2の弾性
体のみが圧縮され、ピストンの上昇が止まり、油圧回路
の圧力は設定圧力に維持される。
【0010】したがって、シリンダ内圧を受けるピスト
ンの受圧面積及び第1の弾性体のバネ定数、並びに第2
の弾性体のバネ定数を適宜選択することによって、油圧
回路の圧力を設定値に保つことが可能となるのであり、
このため、油圧回路にリリーフバルブ等の油圧調整装置
を設ける必要がなくなる。
ンの受圧面積及び第1の弾性体のバネ定数、並びに第2
の弾性体のバネ定数を適宜選択することによって、油圧
回路の圧力を設定値に保つことが可能となるのであり、
このため、油圧回路にリリーフバルブ等の油圧調整装置
を設ける必要がなくなる。
【0011】
【実施例】以下、図面に従って本発明の実施例を説明す
る。
る。
【0012】図1及び図2は、本発明の実施例を示すも
ので、1はポンプを構成するシリンダブロック、2は作
動流体に満たされたカム室で、吸入ポート3と連通して
常時作動流体の供給を受けている。5は図示されない動
力により回転されるカムシャフトで、偏心位置に固定さ
れた円形のカム4を回転させる。シリンダブロック1に
設けられたシリンダ6には、ピストン20が摺動自由に
収装されている。
ので、1はポンプを構成するシリンダブロック、2は作
動流体に満たされたカム室で、吸入ポート3と連通して
常時作動流体の供給を受けている。5は図示されない動
力により回転されるカムシャフトで、偏心位置に固定さ
れた円形のカム4を回転させる。シリンダブロック1に
設けられたシリンダ6には、ピストン20が摺動自由に
収装されている。
【0013】ピストン20は円筒形に形成され、その内
部は中央付近で仕切20Aで2つに仕切られており、仕
切20Aの上面とプラグ10の間に収装した第1のバネ
21によってピストン20全体がカム4の方向に押し付
けられる。ピストン20の仕切20Aの下方にはフリー
ピストン22が摺動自由に収装され、仕切20Aの下面
に収装した第2のバネ23によってカム4に当接するよ
う押し付けられる。
部は中央付近で仕切20Aで2つに仕切られており、仕
切20Aの上面とプラグ10の間に収装した第1のバネ
21によってピストン20全体がカム4の方向に押し付
けられる。ピストン20の仕切20Aの下方にはフリー
ピストン22が摺動自由に収装され、仕切20Aの下面
に収装した第2のバネ23によってカム4に当接するよ
う押し付けられる。
【0014】フリーピストン22も円筒状に形成される
が、カム4と接触する底部は平坦部となっている。ま
た、フリーピストン22はピストン20から脱落しない
ようにストッパ25により、段部22Aの下降位置が規
制されている。
が、カム4と接触する底部は平坦部となっている。ま
た、フリーピストン22はピストン20から脱落しない
ようにストッパ25により、段部22Aの下降位置が規
制されている。
【0015】ピストン20の中央部側面には、カム室2
の作動流体をピストン20の内側へ吸い込む吸込孔26
が仕切20Aの上方に設けられており、また、フリーピ
ストン22の下部側面には、フリーピストン22の往復
動によって、仕切20Aの下方に満たされた作動流体の
圧力上昇を防止する連通孔27が設けられている。した
がって、フリーピストン22がピストン20の内部を上
昇しても、作動流体は連通孔27より排出され、ピスト
ン20に対するフリーピストン22の相対運動を妨げる
ことはない。
の作動流体をピストン20の内側へ吸い込む吸込孔26
が仕切20Aの上方に設けられており、また、フリーピ
ストン22の下部側面には、フリーピストン22の往復
動によって、仕切20Aの下方に満たされた作動流体の
圧力上昇を防止する連通孔27が設けられている。した
がって、フリーピストン22がピストン20の内部を上
昇しても、作動流体は連通孔27より排出され、ピスト
ン20に対するフリーピストン22の相対運動を妨げる
ことはない。
【0016】したがって、ピストン20はシリンダ6内
で、カム4とプラグ10の間に収装したバネ21及びバ
ネ23の圧縮反力によってのみ支持されている。ただ
し、バネ21とバネ23のバネ定数、初期荷重は油圧回
路の圧力を目標とする設定値に維持するため、後述する
条件式を満足させている。
で、カム4とプラグ10の間に収装したバネ21及びバ
ネ23の圧縮反力によってのみ支持されている。ただ
し、バネ21とバネ23のバネ定数、初期荷重は油圧回
路の圧力を目標とする設定値に維持するため、後述する
条件式を満足させている。
【0017】シリンダ6の上部は、シリンダブロック1
に固定されたプラグ10により密閉されており、吐出口
7と連通している。吐出口7には吐出時に開き、吸い込
み時に閉じるチェックバルブ8が設けられ、チェックバ
ルブ8を介して吐出通路9に連通し、さらに図示しない
油圧回路に接続している。
に固定されたプラグ10により密閉されており、吐出口
7と連通している。吐出口7には吐出時に開き、吸い込
み時に閉じるチェックバルブ8が設けられ、チェックバ
ルブ8を介して吐出通路9に連通し、さらに図示しない
油圧回路に接続している。
【0018】一方、ピストン20のバネ21によってス
トッパ24がプラグ10に密着しており、ピストン20
の圧縮行程におけるプラグ10方向への過剰ストローク
を規制している。
トッパ24がプラグ10に密着しており、ピストン20
の圧縮行程におけるプラグ10方向への過剰ストローク
を規制している。
【0019】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
説明する。
【0020】図1において、フリーピストン22は下死
点にある状態を示している。この状態で、フリーピスト
ン22の底部の位置、すなわちカム4と当接している面
をx 20とし、ピストン20の側面の吸込孔26の開口部
下端の位置をx10とする。また、このx10からピストン
20がプラグ10方向への移動によって吸込孔26がシ
リンダブロック1で完全に閉じるまでの移動量をLと
し、x10から移動した吸込孔26の開口部下端の位置を
x1とする。同様にx20から移動したフリーピストン2
2の底部の位置をx2とする。
点にある状態を示している。この状態で、フリーピスト
ン22の底部の位置、すなわちカム4と当接している面
をx 20とし、ピストン20の側面の吸込孔26の開口部
下端の位置をx10とする。また、このx10からピストン
20がプラグ10方向への移動によって吸込孔26がシ
リンダブロック1で完全に閉じるまでの移動量をLと
し、x10から移動した吸込孔26の開口部下端の位置を
x1とする。同様にx20から移動したフリーピストン2
2の底部の位置をx2とする。
【0021】この下死点の位置からカム4を回転させる
と、フリーピストン22が仕切20Aの方向へ移動し、
同時にバネ23を圧縮する。このバネ23に加わる反力
により、ピストン20の仕切り20Aにプラグ10の方
向への力が加わり、バネ21の反力と釣り合う位置まで
ピストン20はプラグ10の方向へ移動する。ピストン
20の位置x1がx10≦x1<Lのとき、ピストン20に
加わる力の釣り合いは、次式のように表される。
と、フリーピストン22が仕切20Aの方向へ移動し、
同時にバネ23を圧縮する。このバネ23に加わる反力
により、ピストン20の仕切り20Aにプラグ10の方
向への力が加わり、バネ21の反力と釣り合う位置まで
ピストン20はプラグ10の方向へ移動する。ピストン
20の位置x1がx10≦x1<Lのとき、ピストン20に
加わる力の釣り合いは、次式のように表される。
【0022】 k1×Δx1+F1=k2×(Δx2−Δx1)+F2 ただし Δx1=x1−x10:ピストン20の移動量 Δx2=x2−x20:ピストン22の移動量 k1:バネ21のバネ定数 k2:バネ23のバネ定数 F1:バネ21のセット荷重 F2:バネ23のセット荷重
【0023】カム4がさらに回転し、ピストン20の吸
込孔26がシリンダブロック1によって完全に閉鎖され
ると、ピストン20の仕切20Aの上部に吸い込まれた
作動流体の圧縮が開始され、フリーピストン22が上死
点に達するまでの間、ピストン20に加わる力の釣り合
いは次式のように表される。
込孔26がシリンダブロック1によって完全に閉鎖され
ると、ピストン20の仕切20Aの上部に吸い込まれた
作動流体の圧縮が開始され、フリーピストン22が上死
点に達するまでの間、ピストン20に加わる力の釣り合
いは次式のように表される。
【0024】 k1×Δx1+F1+P×A=k2×(Δx2−Δx1)+F2 …(a) ただし P:シリンダ6の内圧 A:ピストン20の受圧面積(A=πD2/4) D:ピストン20の直径 式(a)より Δx1= [1/(k1+k2)]×[(F2−F1)−P
×A+k2×Δx2]
×A+k2×Δx2]
【0025】ここで、便宜上F1=F2、すなわち、バネ
21とバネ23のセット荷重を等しくすると、次式が成
立する。
21とバネ23のセット荷重を等しくすると、次式が成
立する。
【0026】 Δx1= [1/(k1+k2)]×[−P×A+k2×Δx2] …(b)
【0027】上記(b)式で、シリンダ内圧Pをパラメー
タとすると、ピストン20の移動量Δx1はPによって
変化する。すなわち、吐出通路9以降に接続した図示し
ない油圧回路に設定した供給圧力をPSETとすると、フ
リーピストン22に加わる力について次式のような関係
を満足させねばならない。
タとすると、ピストン20の移動量Δx1はPによって
変化する。すなわち、吐出通路9以降に接続した図示し
ない油圧回路に設定した供給圧力をPSETとすると、フ
リーピストン22に加わる力について次式のような関係
を満足させねばならない。
【0028】PSET×A−k2×Δx2≧0
【0029】つまり、上式を満たすようにピストンの受
圧面積A、バネ23のバネ定数k2、フリーピストン2
2の変位量Δx2にそれぞれ適切な値を与えると、シリ
ンダ6の内圧PがP≧PSETのとき、ピストン20の移
動量はΔx1≒Lとなり、第2のバネ23が圧縮される
のみでピストン20はそれ以上変位せず、吐出が行われ
ない。
圧面積A、バネ23のバネ定数k2、フリーピストン2
2の変位量Δx2にそれぞれ適切な値を与えると、シリ
ンダ6の内圧PがP≧PSETのとき、ピストン20の移
動量はΔx1≒Lとなり、第2のバネ23が圧縮される
のみでピストン20はそれ以上変位せず、吐出が行われ
ない。
【0030】一方、P<PSETのときは、シリンダ内圧
Pの値に依存してピストン20の移動量はΔx1>Lと
なり、吸込孔26を閉じた後にピストン20の上昇に応
じて作動流体が吐出口7から吐出される。
Pの値に依存してピストン20の移動量はΔx1>Lと
なり、吸込孔26を閉じた後にピストン20の上昇に応
じて作動流体が吐出口7から吐出される。
【0031】したがって、フリーピストン22の上死点
付近においては、P<PSETのとき、すなわちシリンダ
6の内圧が油圧回路の供給圧力より低い場合、PとP
SETの差圧に応じてポンプから油圧回路への吐出が行わ
れる。一方、P≧PSETのとき、すなわち、シリンダ6
の内圧が油圧回路の供給圧力と等しいかあるいは高い場
合、ピストン20の移動量Δx1は、吐出に必要な移動
量を得られず、ポンプから油圧回路への吐出が行われな
い。このようにして、シリンダ内圧Pと油圧回路への供
給圧力PSETの差圧に応じて吐出を行うため、油圧回路
の圧力は設定された圧力PSETを越えることなく、常時
一定に保たれる。
付近においては、P<PSETのとき、すなわちシリンダ
6の内圧が油圧回路の供給圧力より低い場合、PとP
SETの差圧に応じてポンプから油圧回路への吐出が行わ
れる。一方、P≧PSETのとき、すなわち、シリンダ6
の内圧が油圧回路の供給圧力と等しいかあるいは高い場
合、ピストン20の移動量Δx1は、吐出に必要な移動
量を得られず、ポンプから油圧回路への吐出が行われな
い。このようにして、シリンダ内圧Pと油圧回路への供
給圧力PSETの差圧に応じて吐出を行うため、油圧回路
の圧力は設定された圧力PSETを越えることなく、常時
一定に保たれる。
【0032】カム4がさらに回転して、フリーピストン
22が上死点から下死点に向かい、ピストン20も前記
(a)式によりカム4側へ移動すると、シリンダ6の容積
が拡大し、またシリンダ6の内部圧力が下がりチェック
バルブ8が閉じる。チェックバルブ8が閉じてから、さ
らにピストン20がカム4側へ下降し続けると、シリン
ダ6の内部の圧力は負圧となる。
22が上死点から下死点に向かい、ピストン20も前記
(a)式によりカム4側へ移動すると、シリンダ6の容積
が拡大し、またシリンダ6の内部圧力が下がりチェック
バルブ8が閉じる。チェックバルブ8が閉じてから、さ
らにピストン20がカム4側へ下降し続けると、シリン
ダ6の内部の圧力は負圧となる。
【0033】ピストン20がさらにカム4側に下降し、
シリンダブロック1によって閉じていた吸込孔26がカ
ム室2に開口すると、シリンダ6の内圧が負圧であるた
めピストン20の内部にカム室2の作動流体が流入し、
ピストン20はさらに下死点に向かう。
シリンダブロック1によって閉じていた吸込孔26がカ
ム室2に開口すると、シリンダ6の内圧が負圧であるた
めピストン20の内部にカム室2の作動流体が流入し、
ピストン20はさらに下死点に向かう。
【0034】以上のようにして、ピストン20及びフリ
ーピストン22は吸入、吐出(圧縮)の行程を繰り返
し、シリンダ6の内圧が油圧回路の設定圧力に達すれば
吐出を行わず、逆にシリンダ6の内圧が油圧回路の設定
圧力より低いときには差圧分についてのみ吐出を行うと
いう圧力の自己調整機能を備えている。したがって、油
圧回路が要求する圧力に応じてピストン20の受圧面
積、バネ21及びバネ23のバネ定数並びにセット荷重
を選択することにより、油圧回路にリリーフバルブ等を
設けなくても、要求された圧力でのみ作動流体を圧送
し、油圧回路の圧力をを常時一定に保つものである。言
い換えれば、被圧送回路の回路圧力に感応して、自動的
に流量を変化させるものである。
ーピストン22は吸入、吐出(圧縮)の行程を繰り返
し、シリンダ6の内圧が油圧回路の設定圧力に達すれば
吐出を行わず、逆にシリンダ6の内圧が油圧回路の設定
圧力より低いときには差圧分についてのみ吐出を行うと
いう圧力の自己調整機能を備えている。したがって、油
圧回路が要求する圧力に応じてピストン20の受圧面
積、バネ21及びバネ23のバネ定数並びにセット荷重
を選択することにより、油圧回路にリリーフバルブ等を
設けなくても、要求された圧力でのみ作動流体を圧送
し、油圧回路の圧力をを常時一定に保つものである。言
い換えれば、被圧送回路の回路圧力に感応して、自動的
に流量を変化させるものである。
【0035】なお、本実施例においてフリーピストン2
2により構成したが、カム4の回転運動を往復運動に変
換し、この往復運動をバネ23に伝動するものであれば
特に限定されるものではない。フリーピストン22の代
わりに図示はしないが、カム4に当接するシューとピス
トン20により摺動自由に案内されるロッドを結合し、
このシューとピストン20の間にバネ23を設けても、
本実施例と同様の作用、効果を得ることができる。
2により構成したが、カム4の回転運動を往復運動に変
換し、この往復運動をバネ23に伝動するものであれば
特に限定されるものではない。フリーピストン22の代
わりに図示はしないが、カム4に当接するシューとピス
トン20により摺動自由に案内されるロッドを結合し、
このシューとピストン20の間にバネ23を設けても、
本実施例と同様の作用、効果を得ることができる。
【0036】また、本実施例においてバネ21及びバネ
23をコイルバネにより構成したが、上記(a)式及び
(b)式を満足するバネ定数をもつ弾性体であれば、特に
これに限定されるものではない。
23をコイルバネにより構成したが、上記(a)式及び
(b)式を満足するバネ定数をもつ弾性体であれば、特に
これに限定されるものではない。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ピストン
をカム方向に押し付ける第1の弾性体と、カムに当接し
かつピストンに摺動自由に案内されるフリーピストン
と、ピストンからカム方向へフリーピストンを押し付け
る第2の弾性体を備えたため、シリンダ内圧と接続され
る油圧回路の供給圧力の差圧に応じて吐出量を自動的に
変化させ、油圧回路の圧力を常時一定に保つことが可能
となり、リリーフバルブ等の圧力調整装置を油圧回路中
に設ける必要がなくなり、したがって、圧力調整装置の
作動に伴う流体音を排除することができ、さらに油圧回
路の構成を簡易化することが可能となった。
をカム方向に押し付ける第1の弾性体と、カムに当接し
かつピストンに摺動自由に案内されるフリーピストン
と、ピストンからカム方向へフリーピストンを押し付け
る第2の弾性体を備えたため、シリンダ内圧と接続され
る油圧回路の供給圧力の差圧に応じて吐出量を自動的に
変化させ、油圧回路の圧力を常時一定に保つことが可能
となり、リリーフバルブ等の圧力調整装置を油圧回路中
に設ける必要がなくなり、したがって、圧力調整装置の
作動に伴う流体音を排除することができ、さらに油圧回
路の構成を簡易化することが可能となった。
【図1】本発明の実施例を示す部分断面図である。
【図2】図1のピストン部の部分斜視図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
【図4】図3のA部の部分拡大図である。
【図5】図4のピストン部の斜視図である。
1 シリンダブロック 2 カム室 4 カム 6 シリンダ 20 ピストン 20A仕切 21 バネ 22 フリーピストン 23 バネ 26 吸込孔 27 連通孔
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダへ収装したピストンを回転軸に
固定したカムを介して往復動させ、ピストンの変位に伴
い作動流体を吸入、吐出するピストンポンプにおいて、
ピストンをカム方向に押し付ける第1の弾性体をシリン
ダに収装し、前記ピストンに摺動自由に案内されるフリ
ーピストンをカムに当接させ、このフリーピストンをカ
ムに押し付ける第2の弾性体を前記ピストンとフリーピ
ストンの間に設けたことを特徴とするピストンポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20090191A JPH0633870A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | ピストンポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20090191A JPH0633870A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | ピストンポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0633870A true JPH0633870A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16432147
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20090191A Pending JPH0633870A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | ピストンポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0633870A (ja) |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP20090191A patent/JPH0633870A/ja active Pending
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