JPH0828438A - プランジャポンプ - Google Patents
プランジャポンプInfo
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- JPH0828438A JPH0828438A JP16643394A JP16643394A JPH0828438A JP H0828438 A JPH0828438 A JP H0828438A JP 16643394 A JP16643394 A JP 16643394A JP 16643394 A JP16643394 A JP 16643394A JP H0828438 A JPH0828438 A JP H0828438A
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- chamber
- pressure
- pump chamber
- pump
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 サージ圧や油圧脈動を低減する。装置の大型
化や部品耐久性の低下を無くす。ポンプ容量の減少を無
くす。 【構成】 シリンダ7とプランジャ8とによってポンプ
室9を形成する。ポンプ室9に吸い入れた作動油を、逆
止弁20を備えた吐出通路18に吐出する。シリンダ7
の底部とスプリングリテーナ13とによってダンピング
室16を形成する。ダンピング室16とポンプ室9とを
オリフィス17によって連通させる。ダンピング室16
に、ゴム材等の容積変化可能な弾性部材15を収容す
る。ポンプ室9内の圧力が変動すると、ポンプ室9とダ
ンピング室16の間に圧力差が生じ、この圧力差によっ
て両室9,16間に作動油の流動が生じる。この流動に
よってポンプ室9の圧力変動を低減する。
化や部品耐久性の低下を無くす。ポンプ容量の減少を無
くす。 【構成】 シリンダ7とプランジャ8とによってポンプ
室9を形成する。ポンプ室9に吸い入れた作動油を、逆
止弁20を備えた吐出通路18に吐出する。シリンダ7
の底部とスプリングリテーナ13とによってダンピング
室16を形成する。ダンピング室16とポンプ室9とを
オリフィス17によって連通させる。ダンピング室16
に、ゴム材等の容積変化可能な弾性部材15を収容す
る。ポンプ室9内の圧力が変動すると、ポンプ室9とダ
ンピング室16の間に圧力差が生じ、この圧力差によっ
て両室9,16間に作動油の流動が生じる。この流動に
よってポンプ室9の圧力変動を低減する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の油圧サスペン
ション装置やアンチロックブレーキ装置等の圧力供給源
として使用させるプランジャポンプ、とりわけ、サージ
圧や油圧脈動を低減するための機能を備えたプランジャ
ポンプに関する。
ション装置やアンチロックブレーキ装置等の圧力供給源
として使用させるプランジャポンプ、とりわけ、サージ
圧や油圧脈動を低減するための機能を備えたプランジャ
ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のプランジャポンプとしては、従
来、例えば実開平2−67083号公報に示されるよう
なものが案出されている。
来、例えば実開平2−67083号公報に示されるよう
なものが案出されている。
【0003】このプランジャポンプは、カム駆動によっ
て往復動するプランジャがシリンダに嵌合され、このシ
リンダとプランジャとに囲まれた空間がポンプ室となっ
ており、プランジャが吸入室内に突出したときにその周
壁に穿設された吸入孔からポンプ室内に作動油を吸い入
れ、プランジャが後退したときにポンプ室内の作動油を
加圧してその作動油を吐出通路に吐出するようになって
いる。また、通常、吐出通路には吐出方向の流れを許容
する逆止弁が設けられていて、この逆止弁の作動遅れに
起因したサージ圧や油圧脈動が生じ易いが、前記ポンプ
室にはこのサージ圧や油圧脈動を低減するための減衰構
造が設けられている。そして、この減衰構造は、ポンプ
室と連通するケーシングに、ポンプ室の内圧を受けるピ
ストンと、このピストンをポンプ室方向に付勢するコイ
ルスプリングとが収容されて成り、ポンプ室内の急激な
圧力変動をコイルスプリングの弾性によって低減するよ
うになっている。
て往復動するプランジャがシリンダに嵌合され、このシ
リンダとプランジャとに囲まれた空間がポンプ室となっ
ており、プランジャが吸入室内に突出したときにその周
壁に穿設された吸入孔からポンプ室内に作動油を吸い入
れ、プランジャが後退したときにポンプ室内の作動油を
加圧してその作動油を吐出通路に吐出するようになって
いる。また、通常、吐出通路には吐出方向の流れを許容
する逆止弁が設けられていて、この逆止弁の作動遅れに
起因したサージ圧や油圧脈動が生じ易いが、前記ポンプ
室にはこのサージ圧や油圧脈動を低減するための減衰構
造が設けられている。そして、この減衰構造は、ポンプ
室と連通するケーシングに、ポンプ室の内圧を受けるピ
ストンと、このピストンをポンプ室方向に付勢するコイ
ルスプリングとが収容されて成り、ポンプ室内の急激な
圧力変動をコイルスプリングの弾性によって低減するよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のプ
ランジャポンプの場合、圧力変動をコイルスプリングの
弾性によって低減するため、大きなサージ圧を低減しよ
うとするとコイルスプリングの径が大きくなって装置の
大型化を招く不具合があり、さらには、ピストンがケー
シング内を摺動することより、経時使用によってピスト
ンやケーシングが摩耗し易いことが考えられる。
ランジャポンプの場合、圧力変動をコイルスプリングの
弾性によって低減するため、大きなサージ圧を低減しよ
うとするとコイルスプリングの径が大きくなって装置の
大型化を招く不具合があり、さらには、ピストンがケー
シング内を摺動することより、経時使用によってピスト
ンやケーシングが摩耗し易いことが考えられる。
【0005】また、ゴム材のような容積変化可能な弾性
部材を直接ポンプ室内に設置し、この弾性部材によって
圧力変動を低減するようにしたプランジャポンプが従来
より案出されており、このプランジャポンプの場合、装
置の大型化や摩耗等の問題は解消されるものの、弾性部
材がプランジャの圧縮工程開始初期に大きく弾性変形し
てポンプ室内の圧力の立ち上がりを遅くするため、この
圧力の立ち上がり遅れがポンプ容量を減少させるという
別の不具合を生じる。
部材を直接ポンプ室内に設置し、この弾性部材によって
圧力変動を低減するようにしたプランジャポンプが従来
より案出されており、このプランジャポンプの場合、装
置の大型化や摩耗等の問題は解消されるものの、弾性部
材がプランジャの圧縮工程開始初期に大きく弾性変形し
てポンプ室内の圧力の立ち上がりを遅くするため、この
圧力の立ち上がり遅れがポンプ容量を減少させるという
別の不具合を生じる。
【0006】そこで本発明は、装置の大型化や部品耐久
性の低下を招くことなく、しかも、ポンプ容量を減少さ
せずに確実にサージ圧や油圧脈動を低減することのでき
るプランジャポンプを提供しようとするものである。
性の低下を招くことなく、しかも、ポンプ容量を減少さ
せずに確実にサージ圧や油圧脈動を低減することのでき
るプランジャポンプを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段として、請求項1の発明は、シリンダとこの
シリンダに嵌合されたプランジャとによってポンプ室が
形成され、前記プランジャの往復動によってポンプ室に
吸い入れた作動油を、逆止弁を備えた吐出通路に吐出す
るプランジャポンプにおいて、前記ポンプ室に臨むダン
ピング室を設け、このダンピング室とポンプ室とをオリ
フィスによって連通させると共に、ダンピング室に容積
変化可能な弾性部材を収容した。
ための手段として、請求項1の発明は、シリンダとこの
シリンダに嵌合されたプランジャとによってポンプ室が
形成され、前記プランジャの往復動によってポンプ室に
吸い入れた作動油を、逆止弁を備えた吐出通路に吐出す
るプランジャポンプにおいて、前記ポンプ室に臨むダン
ピング室を設け、このダンピング室とポンプ室とをオリ
フィスによって連通させると共に、ダンピング室に容積
変化可能な弾性部材を収容した。
【0008】また、請求項2の発明は、ポンプ室とダン
ピング室の差圧が設定圧以上になると前記オリフィスを
開口する弁装置を設けた。
ピング室の差圧が設定圧以上になると前記オリフィスを
開口する弁装置を設けた。
【0009】
【作用】請求項1の発明の場合、ポンプ室内の圧力が変
動すると、ポンプ室とダンピング室の間に差圧が生じ、
この差圧によって作動油がオリフィスを通過してポンプ
室とダンピング室の間に作動油の流動が生じる。ポンプ
室内の急激な圧力変動はこの流動によって低減される。
また、ポンプ室とダンピング室の間の作動油の流動量
は、ダンピング室の容積と、そこに収容される弾性部材
の量とによって決定されるため、これらを適宜変更する
ことによってポンプ室内の圧力特性を調整することがで
きる。
動すると、ポンプ室とダンピング室の間に差圧が生じ、
この差圧によって作動油がオリフィスを通過してポンプ
室とダンピング室の間に作動油の流動が生じる。ポンプ
室内の急激な圧力変動はこの流動によって低減される。
また、ポンプ室とダンピング室の間の作動油の流動量
は、ダンピング室の容積と、そこに収容される弾性部材
の量とによって決定されるため、これらを適宜変更する
ことによってポンプ室内の圧力特性を調整することがで
きる。
【0010】請求項2の発明の場合、弁装置の開弁圧を
適宜変更することによってポンプ室とダンピング室の間
の作動油の流動開始タイミングを調整することができ
る。
適宜変更することによってポンプ室とダンピング室の間
の作動油の流動開始タイミングを調整することができ
る。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0012】まず、図1〜図3によって本発明の第1実
施例につい説明する。
施例につい説明する。
【0013】図1,図2において、1は、本発明にかか
るプランジャポンプのハウジングであり、このハウジン
グ1には駆動軸2が軸受3,4を介して回転可能に収容
されている。駆動軸2には偏心カム5が設けられてお
り、ハウジング1には、この偏心カム5を偏心回転可能
に収容する吸入室6が形成されている。この吸入室6は
図外の吸入通路に連通し、この吸入通路を通して外部か
ら作動油を導入するようになっている。また、ハウジン
グ1の吸入室6の外域には放射状に複数のシリンダ7が
設けられていて、この各シリンダ7に有底円筒状のプラ
ンジャ8が摺動自在に嵌合されている。この各シリンダ
7とプランジャ8とに囲まれた空間は、プランジャ8の
往復動によって容積の膨張と収縮を繰り返すポンプ室9
を形成する。
るプランジャポンプのハウジングであり、このハウジン
グ1には駆動軸2が軸受3,4を介して回転可能に収容
されている。駆動軸2には偏心カム5が設けられてお
り、ハウジング1には、この偏心カム5を偏心回転可能
に収容する吸入室6が形成されている。この吸入室6は
図外の吸入通路に連通し、この吸入通路を通して外部か
ら作動油を導入するようになっている。また、ハウジン
グ1の吸入室6の外域には放射状に複数のシリンダ7が
設けられていて、この各シリンダ7に有底円筒状のプラ
ンジャ8が摺動自在に嵌合されている。この各シリンダ
7とプランジャ8とに囲まれた空間は、プランジャ8の
往復動によって容積の膨張と収縮を繰り返すポンプ室9
を形成する。
【0014】各シリンダ7の底部は、ハウジング1の外
周側から取り付けられたプラグ10によって閉塞されて
おり、このプラグ10とこれに対向するプランジャ8の
間には、プランジャ8を常時偏心カム5に押し付けるよ
うに付勢するスプリング11が介装されている。このた
め、各プランジャ8は偏心カム5が偏心回転すると、ス
プリング11の弾発力と偏心カム5の押し上げ作用とに
よってシリンダ7からの突出と後退を繰り返す。また、
プランジャ8の周壁には複数個の吸入孔12が形成され
ていて、プランジャ8が下死点近傍まで移動した際に、
この吸入孔12を介して吸入室6の作動油をポンプ室9
内に吸い入れるようになっている。
周側から取り付けられたプラグ10によって閉塞されて
おり、このプラグ10とこれに対向するプランジャ8の
間には、プランジャ8を常時偏心カム5に押し付けるよ
うに付勢するスプリング11が介装されている。このた
め、各プランジャ8は偏心カム5が偏心回転すると、ス
プリング11の弾発力と偏心カム5の押し上げ作用とに
よってシリンダ7からの突出と後退を繰り返す。また、
プランジャ8の周壁には複数個の吸入孔12が形成され
ていて、プランジャ8が下死点近傍まで移動した際に、
この吸入孔12を介して吸入室6の作動油をポンプ室9
内に吸い入れるようになっている。
【0015】また、前記各スプリング11のシリンダ7
の底部(プラグ10)側の端部には断面ハット状のスプ
リングリテーナ13が取り付けられている。このスプリ
ングリテーナ13は、有底円筒状の頂部13aがスプリ
ング11の端部に嵌入される一方で、フランジ部13b
がスプリング11の端部を支持するようになっている。
一方、シリンダ7の底部には凹部14が設けられてお
り、この凹部14に、ゴムやシリコン等の容積変化可能
な弾性部材15が収容されている。前記フランジ部13
bはこの凹部14の周縁部に当接するようになってお
り、この凹部14とスプリングリテーナ13とに囲まれ
た空間が本発明におけるダンピング室16となってい
る。さらに、スプリングリテーナ13の頂部13a端面
には所定径のオリフィス17が設けられており、ポンプ
室9とダンピング室16とがこのオリフィス17によっ
て連通するようになっている。このオリフィス17は、
ポンプ室9とダンピング室16との間に差圧が生じた場
合に作動油が通過し、このときの両室9,16間の作動
油の流動によってポンプ室9内の圧力変動を低減するよ
うになっている。尚、前記弾性部材15はこの両室9,
16間の作動油の流動量を増加させるためのもので、こ
の実施例では凹部14の内周に嵌合するようにリング状
に形成されている。
の底部(プラグ10)側の端部には断面ハット状のスプ
リングリテーナ13が取り付けられている。このスプリ
ングリテーナ13は、有底円筒状の頂部13aがスプリ
ング11の端部に嵌入される一方で、フランジ部13b
がスプリング11の端部を支持するようになっている。
一方、シリンダ7の底部には凹部14が設けられてお
り、この凹部14に、ゴムやシリコン等の容積変化可能
な弾性部材15が収容されている。前記フランジ部13
bはこの凹部14の周縁部に当接するようになってお
り、この凹部14とスプリングリテーナ13とに囲まれ
た空間が本発明におけるダンピング室16となってい
る。さらに、スプリングリテーナ13の頂部13a端面
には所定径のオリフィス17が設けられており、ポンプ
室9とダンピング室16とがこのオリフィス17によっ
て連通するようになっている。このオリフィス17は、
ポンプ室9とダンピング室16との間に差圧が生じた場
合に作動油が通過し、このときの両室9,16間の作動
油の流動によってポンプ室9内の圧力変動を低減するよ
うになっている。尚、前記弾性部材15はこの両室9,
16間の作動油の流動量を増加させるためのもので、こ
の実施例では凹部14の内周に嵌合するようにリング状
に形成されている。
【0016】また、各シリンダ7の底部近傍は夫々吐出
通路18に連通しており、各吐出通路18は、ハウジン
グ1内に設けられた一つの減衰ポット19と連通してい
る。そして、各吐出通路18の減衰ポット19に開口す
る側の端部には、吐出方向の流れのみを許容する逆止弁
20が設けられており、減衰ポット19はハウジング1
外部の吐出配管(図示せず。)に連通している。
通路18に連通しており、各吐出通路18は、ハウジン
グ1内に設けられた一つの減衰ポット19と連通してい
る。そして、各吐出通路18の減衰ポット19に開口す
る側の端部には、吐出方向の流れのみを許容する逆止弁
20が設けられており、減衰ポット19はハウジング1
外部の吐出配管(図示せず。)に連通している。
【0017】以上のような構成であるため、駆動軸2が
エンジン等の外部の動力源によって回転を開始すると、
偏心カム5が各プランジャ8を順次押し上げ、この各プ
ランジャ8にポンプ作用を行わせるようになる。つま
り、各プランジャ8は、シリンダ7からの突出時に吸入
孔12を通してポンプ室9内に作動油を吸い入れ、後退
時に、ポンプ室9内に吸い入れた作動油を吐出通路18
に送り出すようになる。そして、こうして各ポンプ室9
から吐出通路18に送り出された作動油は逆止弁20を
開いて減衰ポット19に流入し、減衰ポット19からハ
ウジング1外部の吐出配管へと送り出される。
エンジン等の外部の動力源によって回転を開始すると、
偏心カム5が各プランジャ8を順次押し上げ、この各プ
ランジャ8にポンプ作用を行わせるようになる。つま
り、各プランジャ8は、シリンダ7からの突出時に吸入
孔12を通してポンプ室9内に作動油を吸い入れ、後退
時に、ポンプ室9内に吸い入れた作動油を吐出通路18
に送り出すようになる。そして、こうして各ポンプ室9
から吐出通路18に送り出された作動油は逆止弁20を
開いて減衰ポット19に流入し、減衰ポット19からハ
ウジング1外部の吐出配管へと送り出される。
【0018】ここで、各吐出通路18に設けられた逆止
弁20は、ポンプ室9内の圧力がライン圧よりも大きい
設定開弁圧になったところで開くのであるが、逆止弁2
0にはその重量や作動油の粘性抵抗等に起因した作動遅
れが必ず生じるため、逆止弁20の開く直前にポンプ室
9内の圧力が急激に大きくなる(サージ圧を生じる)。
しかし、このプランジャポンプにおいては、ダンピング
室16、オリフィス17、及び、弾性部材15から成る
減衰構造を備えるため、サージ圧を以下のようにして効
果的に低減することができる。
弁20は、ポンプ室9内の圧力がライン圧よりも大きい
設定開弁圧になったところで開くのであるが、逆止弁2
0にはその重量や作動油の粘性抵抗等に起因した作動遅
れが必ず生じるため、逆止弁20の開く直前にポンプ室
9内の圧力が急激に大きくなる(サージ圧を生じる)。
しかし、このプランジャポンプにおいては、ダンピング
室16、オリフィス17、及び、弾性部材15から成る
減衰構造を備えるため、サージ圧を以下のようにして効
果的に低減することができる。
【0019】即ち、プランジャ8が下死点近傍で吸入孔
12を開く吸入工程から、シリンダ7の開口縁部によっ
て吸入孔12が閉じられる圧縮工程に移行すると、ポン
プ室9が密閉されてその内部の圧力が急激に上昇しよう
とするが、このとき、ポンプ室9とダンピング室16の
間に圧力差が生じて作動油がオリフィス17を通ってダ
ンピング室16内に緩やかに流入するため、ポンプ室9
内の圧力の急激な立ち上がりが抑えられ、それに伴って
逆止弁20の開弁直前に生じるサージ圧も極めて低く抑
えられる。尚、図3中の破線aは、この実施例のプラン
ジャポンプにおけるポンプ室9内の圧力を示し、破線b
はダンピング室16内の圧力、実線cは減衰構造を持た
ない場合のポンプ室9内の圧力を夫々示すもので、同図
からも明らかなように、このプランジャポンプによれ
ば、サージ圧を確実に低減することができると共に、逆
止弁20の開弁直後の油圧脈動をも低減することができ
る。
12を開く吸入工程から、シリンダ7の開口縁部によっ
て吸入孔12が閉じられる圧縮工程に移行すると、ポン
プ室9が密閉されてその内部の圧力が急激に上昇しよう
とするが、このとき、ポンプ室9とダンピング室16の
間に圧力差が生じて作動油がオリフィス17を通ってダ
ンピング室16内に緩やかに流入するため、ポンプ室9
内の圧力の急激な立ち上がりが抑えられ、それに伴って
逆止弁20の開弁直前に生じるサージ圧も極めて低く抑
えられる。尚、図3中の破線aは、この実施例のプラン
ジャポンプにおけるポンプ室9内の圧力を示し、破線b
はダンピング室16内の圧力、実線cは減衰構造を持た
ない場合のポンプ室9内の圧力を夫々示すもので、同図
からも明らかなように、このプランジャポンプによれ
ば、サージ圧を確実に低減することができると共に、逆
止弁20の開弁直後の油圧脈動をも低減することができ
る。
【0020】また、図3に示すように、吐出工程はプラ
ンジャ8が上死点に達するまで続き、プランジャが上死
点を過ぎたところではポンプ室9内が密閉され、膨張工
程に移行してポンプ室9内の圧力が急激に低下しようと
するが、このときにもポンプ室9とダンピング室16の
間に圧力差が生じるため、ダンピング室16からポンプ
室9に作動油が緩やかに流入する。したがって、このと
きにはポンプ室9内の圧力の立ち下がりは緩やかにな
る。そして、この後プランジャ8が下死点近傍に達した
ところで吸入孔12が開いて吸入工程に移行する。この
とき、ダンピング室16内は吸入室6内の圧力とほぼ同
圧になり、次の圧縮工程に備えられる。
ンジャ8が上死点に達するまで続き、プランジャが上死
点を過ぎたところではポンプ室9内が密閉され、膨張工
程に移行してポンプ室9内の圧力が急激に低下しようと
するが、このときにもポンプ室9とダンピング室16の
間に圧力差が生じるため、ダンピング室16からポンプ
室9に作動油が緩やかに流入する。したがって、このと
きにはポンプ室9内の圧力の立ち下がりは緩やかにな
る。そして、この後プランジャ8が下死点近傍に達した
ところで吸入孔12が開いて吸入工程に移行する。この
とき、ダンピング室16内は吸入室6内の圧力とほぼ同
圧になり、次の圧縮工程に備えられる。
【0021】このプランジャポンプの場合、ポンプ室9
とダンピング室16の間の作動油の流動によってサージ
圧や油圧脈動等の圧力変動を低減するのであるが、その
流動量はダンピング室16の容量や弾性部材15の充填
量を増大させることによって容易に大きくすることがで
きる。また、弾性部材15の充填量を増大させるように
すれば、装置の大型化を招くことなく、大きなサージ圧
を確実に低減することができる。
とダンピング室16の間の作動油の流動によってサージ
圧や油圧脈動等の圧力変動を低減するのであるが、その
流動量はダンピング室16の容量や弾性部材15の充填
量を増大させることによって容易に大きくすることがで
きる。また、弾性部材15の充填量を増大させるように
すれば、装置の大型化を招くことなく、大きなサージ圧
を確実に低減することができる。
【0022】また、このプランジャポンプの減衰構造に
おいては、弾性部材15に対し、ポンプ室9内の圧力が
直接作用するのではなく、オリフィス17を介してポン
プ室9と連通しているダンピング室16内の圧力が作用
するため、プランジャ8の圧縮工程開始初期に急激に弾
性部材15が変形してポンプ室9内の圧力の立ち上がり
を極端に遅らせることがなく、したがって、ポンプ容量
が大幅に減少するといった不具合を生じることはない。
さらに、同ポンプの減衰構造は、部材相互の摺動がない
うえ、ダンピング室16内の圧力も弾性部材15の外面
全域に均等に加わるため、部材耐久性が非常に高く、メ
ンテナンス面において有利である。また、弾性部材15
はリング状に形成されているため、公知のOリングを用
いることがコストの低減を図ることができる。
おいては、弾性部材15に対し、ポンプ室9内の圧力が
直接作用するのではなく、オリフィス17を介してポン
プ室9と連通しているダンピング室16内の圧力が作用
するため、プランジャ8の圧縮工程開始初期に急激に弾
性部材15が変形してポンプ室9内の圧力の立ち上がり
を極端に遅らせることがなく、したがって、ポンプ容量
が大幅に減少するといった不具合を生じることはない。
さらに、同ポンプの減衰構造は、部材相互の摺動がない
うえ、ダンピング室16内の圧力も弾性部材15の外面
全域に均等に加わるため、部材耐久性が非常に高く、メ
ンテナンス面において有利である。また、弾性部材15
はリング状に形成されているため、公知のOリングを用
いることがコストの低減を図ることができる。
【0023】尚、以上ではプランジャ8の周壁に吸入孔
12を設け、吸入孔12が吸入室6内に開口したときに
ポンプ室9内に作動油を吸い入れるタイプのプランジャ
ポンプについて説明したが、図4に示すように、シリン
ダ7の底部に吐出通路18と吸入通路21を連通させ、
これらの通路18,21に吐出方向の流れを許容する逆
止弁20と吸入方向の流れを許容する逆止弁22とを夫
々設けるタイプのプランジャポンプであっても良い。
12を設け、吸入孔12が吸入室6内に開口したときに
ポンプ室9内に作動油を吸い入れるタイプのプランジャ
ポンプについて説明したが、図4に示すように、シリン
ダ7の底部に吐出通路18と吸入通路21を連通させ、
これらの通路18,21に吐出方向の流れを許容する逆
止弁20と吸入方向の流れを許容する逆止弁22とを夫
々設けるタイプのプランジャポンプであっても良い。
【0024】つづいて、図5以下の図面によって本発明
の第2実施例について説明する。尚、図1〜図3に示し
た第1実施例のプランジャポンプと共通する部分には同
一符号を付し、重複する部分の説明は一部省略するもの
とする。
の第2実施例について説明する。尚、図1〜図3に示し
た第1実施例のプランジャポンプと共通する部分には同
一符号を付し、重複する部分の説明は一部省略するもの
とする。
【0025】このプランジャポンプは、請求項2の発明
に対応するもので、シリンダ1底部に設けられた凹部1
4とスプリングリテーナ13とによってダンピング室1
6が形成され、このダンピング室16に弾性部材15が
収容されると共に、スプリングリテーナ13の頂部13
aの端面に、ポンプ室9とダンピング室16とを連通す
るオリフィス17が設けられており、さらに、スプリン
グリテーナ13の頂部13a内にオリフィス17を開閉
する弁装置23が設けられている。
に対応するもので、シリンダ1底部に設けられた凹部1
4とスプリングリテーナ13とによってダンピング室1
6が形成され、このダンピング室16に弾性部材15が
収容されると共に、スプリングリテーナ13の頂部13
aの端面に、ポンプ室9とダンピング室16とを連通す
るオリフィス17が設けられており、さらに、スプリン
グリテーナ13の頂部13a内にオリフィス17を開閉
する弁装置23が設けられている。
【0026】この弁装置23は、ポンプ室9とダンピン
グ室16の間の作動油の流動開始タイミングを調整する
ためのもので、オリフィス17をダンピング室16の内
側から直接開閉するチェックボール24と、このチェッ
クボール24をオリフィス17方向に付勢するスプリン
グ25と、このスプリング25の端部をスプリングリテ
ーナ13に係止されるための係止プレート26とから構
成されている。そして、この弁装置23は、ポンプ室9
内の圧力がダンピング室16内の圧力よりも設定圧以上
に大きくなったときに、チェックボール24がオリフィ
ス17を開いてポンプ室9からダンピング室16への作
動油の流動を許容する。
グ室16の間の作動油の流動開始タイミングを調整する
ためのもので、オリフィス17をダンピング室16の内
側から直接開閉するチェックボール24と、このチェッ
クボール24をオリフィス17方向に付勢するスプリン
グ25と、このスプリング25の端部をスプリングリテ
ーナ13に係止されるための係止プレート26とから構
成されている。そして、この弁装置23は、ポンプ室9
内の圧力がダンピング室16内の圧力よりも設定圧以上
に大きくなったときに、チェックボール24がオリフィ
ス17を開いてポンプ室9からダンピング室16への作
動油の流動を許容する。
【0027】また、このプランジャポンプにおいては、
ポンプ室9の圧力がダンピング室16の圧力よりも設定
圧以上に小さくなった場合に、スプリングリテーナ13
がスプリング11の力に抗してプラグ10から離反し、
リテーナ13とプラグ10の間に若干の隙間dが形成さ
れるようになっている。この場合、ダンピング室16と
ポンプ室9とは前記隙間dを通して連通し、ダンピング
室16からポンプ9へと作動油が緩やかに流動する。
ポンプ室9の圧力がダンピング室16の圧力よりも設定
圧以上に小さくなった場合に、スプリングリテーナ13
がスプリング11の力に抗してプラグ10から離反し、
リテーナ13とプラグ10の間に若干の隙間dが形成さ
れるようになっている。この場合、ダンピング室16と
ポンプ室9とは前記隙間dを通して連通し、ダンピング
室16からポンプ9へと作動油が緩やかに流動する。
【0028】以上のような構成であるため、プランジャ
9が吸入工程から、圧縮、吐出、膨張、そして再び吸入
工程へと移行する間、このプランジャポンプは以下のよ
うに作動する。尚、図9において、破線aはこの実施例
のプランジャポンプにおけるポンプ室内の圧力、破線b
はダンピング室内の圧力、実線cは減衰構造をもたない
場合のポンプ室内の圧力を示す。以下ではこの図9を参
照して説明する。
9が吸入工程から、圧縮、吐出、膨張、そして再び吸入
工程へと移行する間、このプランジャポンプは以下のよ
うに作動する。尚、図9において、破線aはこの実施例
のプランジャポンプにおけるポンプ室内の圧力、破線b
はダンピング室内の圧力、実線cは減衰構造をもたない
場合のポンプ室内の圧力を示す。以下ではこの図9を参
照して説明する。
【0029】吸入工程においては、図5に示すように、
プランジャ8の吸入孔12が吸入室6に開口して作動油
が吸入室6からポンプ室9に吸い入れられる。
プランジャ8の吸入孔12が吸入室6に開口して作動油
が吸入室6からポンプ室9に吸い入れられる。
【0030】これに続く圧縮工程では、図6に示すよう
に、プランジャ8の吸入孔12がシリンダ7の開口縁部
によって閉じられ、ポンプ室9内の圧力が急激に上昇す
る。そして、このときポンプ室9内の圧力がダンピング
室16内の圧力よりも設定圧ΔP1以上に大きくなる
と、弁装置23のチェックボール24がスプリング25
の力に抗してオリフィス17を開き(図9中のe)、ポ
ンプ室9内の作動油がダンピング室16内に緩やかに流
入する。このため、オリフィス17が開口した以降はポ
ンプ室9内の圧力の立ち上がりが緩やかになり、その結
果、逆止弁20の作動遅れに起因するサージ圧は確実に
低減される。そして、サージ圧が低減されるため、逆止
弁20の開弁直後の油圧脈動も生じなくなる。
に、プランジャ8の吸入孔12がシリンダ7の開口縁部
によって閉じられ、ポンプ室9内の圧力が急激に上昇す
る。そして、このときポンプ室9内の圧力がダンピング
室16内の圧力よりも設定圧ΔP1以上に大きくなる
と、弁装置23のチェックボール24がスプリング25
の力に抗してオリフィス17を開き(図9中のe)、ポ
ンプ室9内の作動油がダンピング室16内に緩やかに流
入する。このため、オリフィス17が開口した以降はポ
ンプ室9内の圧力の立ち上がりが緩やかになり、その結
果、逆止弁20の作動遅れに起因するサージ圧は確実に
低減される。そして、サージ圧が低減されるため、逆止
弁20の開弁直後の油圧脈動も生じなくなる。
【0031】また、逆止弁20が開弁して吐出工程に移
行すると、ポンプ室9内の圧力がライン圧に等しい一定
圧になることより、ポンプ室9とダンピング室16の差
圧が一定になり、図7に示すように、弁装置23のチェ
ックボール24がオリフィス17を閉塞する。
行すると、ポンプ室9内の圧力がライン圧に等しい一定
圧になることより、ポンプ室9とダンピング室16の差
圧が一定になり、図7に示すように、弁装置23のチェ
ックボール24がオリフィス17を閉塞する。
【0032】さらに、プランジャ8が上死点を過ぎて膨
張工程に移行すると、図8に示すように、ポンプ室9が
密閉されてその内部の圧力が急激に低下する。そして、
このときポンプ室9内の圧力がダンピング室16内の圧
力よりも設定圧力ΔP2以上に小さくなると、スプリン
グリテーナ13がスプリング11の力に抗してプラグ1
0から離反し(図9中のf)、このリテーナ13とプラ
グ10の間にできた隙間dからダンピング室16内の作
動油がポンプ室9に流入する。このため、このときには
ポンプ室9内の圧力の立ち下がりが緩やかになると共
に、ダンピング室16内の圧力が初期圧力に戻される。
張工程に移行すると、図8に示すように、ポンプ室9が
密閉されてその内部の圧力が急激に低下する。そして、
このときポンプ室9内の圧力がダンピング室16内の圧
力よりも設定圧力ΔP2以上に小さくなると、スプリン
グリテーナ13がスプリング11の力に抗してプラグ1
0から離反し(図9中のf)、このリテーナ13とプラ
グ10の間にできた隙間dからダンピング室16内の作
動油がポンプ室9に流入する。このため、このときには
ポンプ室9内の圧力の立ち下がりが緩やかになると共
に、ダンピング室16内の圧力が初期圧力に戻される。
【0033】そして、この後プランジャ8が下死点近傍
まで移動したところで、プランジャ8の吸入孔12が開
き、吸入工程に再び戻る。
まで移動したところで、プランジャ8の吸入孔12が開
き、吸入工程に再び戻る。
【0034】このプランジャポンプの場合、前記第1実
施例のものと同様にポンプ室9とダンピング室16の間
の作動油の流動によってサージ圧や油圧脈動を確実に低
減することができるが、さらに、弁装置23の開弁圧の
設定を変更することによってポンプ室9とダンピング室
16の間の作動油の流動開始タイミングを自由に設定調
整することができるため、より望ましいポンプ室9内の
圧力特性を容易に得ることができる。例えば、図9に示
すように圧縮工程の後期に作動油の流動を開始するよう
にすれば、圧縮工程前期でのポンプ室9内の圧力の立ち
上がりが早くなり、ポンプ容量の低下をより少なくする
ことが可能となる。
施例のものと同様にポンプ室9とダンピング室16の間
の作動油の流動によってサージ圧や油圧脈動を確実に低
減することができるが、さらに、弁装置23の開弁圧の
設定を変更することによってポンプ室9とダンピング室
16の間の作動油の流動開始タイミングを自由に設定調
整することができるため、より望ましいポンプ室9内の
圧力特性を容易に得ることができる。例えば、図9に示
すように圧縮工程の後期に作動油の流動を開始するよう
にすれば、圧縮工程前期でのポンプ室9内の圧力の立ち
上がりが早くなり、ポンプ容量の低下をより少なくする
ことが可能となる。
【0035】尚、吐出通路と吸入通路をポンプ室に連通
させ、各通路に夫々逆止弁を設けるタイプ(図4に示し
たタイプ)のプランジャポンプにこの第2実施例の減衰
構造を採用することも可能である。
させ、各通路に夫々逆止弁を設けるタイプ(図4に示し
たタイプ)のプランジャポンプにこの第2実施例の減衰
構造を採用することも可能である。
【0036】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、ポンプ
室に臨むダンピング室を設け、このダンピング室とポン
プ室とをオリフィスによって連通させると共に、ダンピ
ング室に容積変化可能な弾性部材を収容し、ポンプ室内
の圧力変動が起こった場合に、ポンプ室とダンピング室
の間で、ポンプ室の圧力変動を抑えるような作動油の流
動が生じるようにしたため、サージ圧や油圧脈動をこの
作動油の流動によって確実に低減することができる。さ
らに、ダンピング室に収容する弾性部材の量を増加させ
ることによってポンプ室とダンピング室の間の作動油の
流動量を増加させることができるため、装置を大型化す
ることなく大きなサージ圧であっても確実に低減するこ
とができる。また、この発明は、基本的にポンプ室とダ
ンピング室の圧力差により作動油を両室間で流動させる
ものであるため、プランジャの圧縮工程開始初期にポン
プ室内の圧力の立ち上がりが大きく遅れることがなく、
したがって、ポンプ容量を大幅に減少させることはな
い。さらにまた、この発明の場合、圧力変動の減衰時に
ダンピング室内で摺動する部材がないうえ、弾性部材を
変形させる圧力も弾性部材に対して局部的にではなく作
動油を介して全域に均等に加わるため、耐久性が高いと
いう利点がある。
室に臨むダンピング室を設け、このダンピング室とポン
プ室とをオリフィスによって連通させると共に、ダンピ
ング室に容積変化可能な弾性部材を収容し、ポンプ室内
の圧力変動が起こった場合に、ポンプ室とダンピング室
の間で、ポンプ室の圧力変動を抑えるような作動油の流
動が生じるようにしたため、サージ圧や油圧脈動をこの
作動油の流動によって確実に低減することができる。さ
らに、ダンピング室に収容する弾性部材の量を増加させ
ることによってポンプ室とダンピング室の間の作動油の
流動量を増加させることができるため、装置を大型化す
ることなく大きなサージ圧であっても確実に低減するこ
とができる。また、この発明は、基本的にポンプ室とダ
ンピング室の圧力差により作動油を両室間で流動させる
ものであるため、プランジャの圧縮工程開始初期にポン
プ室内の圧力の立ち上がりが大きく遅れることがなく、
したがって、ポンプ容量を大幅に減少させることはな
い。さらにまた、この発明の場合、圧力変動の減衰時に
ダンピング室内で摺動する部材がないうえ、弾性部材を
変形させる圧力も弾性部材に対して局部的にではなく作
動油を介して全域に均等に加わるため、耐久性が高いと
いう利点がある。
【0037】請求項2の発明は、ポンプ室とダンピング
室の差圧が設定圧以上になるとオリフィスを開口する弁
装置を設け、弁装置の開口圧を適宜変更することによっ
てポンプ室とダンピング室の間の作動油の流動開始タイ
ミングを調整できるようにしたため、より最適な圧力特
性を容易に得ることができる。
室の差圧が設定圧以上になるとオリフィスを開口する弁
装置を設け、弁装置の開口圧を適宜変更することによっ
てポンプ室とダンピング室の間の作動油の流動開始タイ
ミングを調整できるようにしたため、より最適な圧力特
性を容易に得ることができる。
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の拡大断面図。
【図2】同実施例を示す断面図。
【図3】同実施例のプランジャポンプの特性を示すグラ
フ。
フ。
【図4】同実施例の変形例を示す断面図。
【図5】本発明の第2実施例の要部を示す拡大断面図。
【図6】同実施例を示す拡大断面図。
【図7】同実施例を示す拡大断面図。
【図8】同実施例を示す拡大断面図。
【図9】同実施例のプランジャポンプの特性を示すグラ
フ。
フ。
7…シリンダ、 8…プランジャ、 9…ポンプ室、 15…弾性部材、 16…ダンピング室、 17…オリフィス、 18…吐出通路、 20…逆止弁、 23…弁装置。
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダとこのシリンダに嵌合されたプ
ランジャとによってポンプ室が形成され、前記プランジ
ャの往復動によってポンプ室に吸い入れた作動油を、逆
止弁を備えた吐出通路に吐出するプランジャポンプにお
いて、前記ポンプ室に臨むダンピング室を設け、このダ
ンピング室とポンプ室とをオリフィスによって連通させ
ると共に、ダンピング室に容積変化可能な弾性部材を収
容したことを特徴とするプランジャポンプ。 - 【請求項2】 ポンプ室とダンピング室の差圧が設定圧
以上になると前記オリフィスを開口する弁装置を設けた
ことを特徴とする請求項1記載のプランジャポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16643394A JPH0828438A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | プランジャポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16643394A JPH0828438A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | プランジャポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0828438A true JPH0828438A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15831328
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16643394A Pending JPH0828438A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | プランジャポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0828438A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008290618A (ja) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | Nissin Kogyo Co Ltd | ポンプ装置 |
| JP2018518626A (ja) * | 2015-05-08 | 2018-07-12 | ダンフォス パワー ソリューションズ ゲーエムベーハー ウント コンパニ オーハーゲーDanfoss Power Solutions GmbH&Co.OHG | コンプライアンス体積を有する流体作動システム |
-
1994
- 1994-07-19 JP JP16643394A patent/JPH0828438A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008290618A (ja) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | Nissin Kogyo Co Ltd | ポンプ装置 |
| JP2018518626A (ja) * | 2015-05-08 | 2018-07-12 | ダンフォス パワー ソリューションズ ゲーエムベーハー ウント コンパニ オーハーゲーDanfoss Power Solutions GmbH&Co.OHG | コンプライアンス体積を有する流体作動システム |
| US11499552B2 (en) | 2015-05-08 | 2022-11-15 | Danfoss Power Solutions Gmbh & Co. Ohg | Fluid working systems |
| US11655816B2 (en) | 2015-05-08 | 2023-05-23 | Danfoss Power Solutions Gmbh & Co. Ohg | Fluid working systems |
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