JPH06340271A - 油圧パワーステアリング装置 - Google Patents
油圧パワーステアリング装置Info
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- JPH06340271A JPH06340271A JP15411293A JP15411293A JPH06340271A JP H06340271 A JPH06340271 A JP H06340271A JP 15411293 A JP15411293 A JP 15411293A JP 15411293 A JP15411293 A JP 15411293A JP H06340271 A JPH06340271 A JP H06340271A
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Landscapes
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 操舵抵抗に応じ相対回転する第1バルブ部材
と第2バルブ部材との間の弁間流路27が、ポンプ70
とタンク71と操舵補助力発生用油圧アクチュエータ2
0とに連通される。その弁間流路27の絞り部A、B、
C、Dは両バルブ部材の相対ねじれ角度が大きくなる程
に操舵補助力が大きくなるよう開度が変化する。その弁
間流路27とタンク71とを連通する流路の第1の可変
絞り部80の開度は、操舵抵抗が大きくなる程に小さく
なるように変化する。その弁間流路27の高圧側を低圧
側に連通するバイパス路90の第2の可変絞り部91の
開度は、車両速度が大きくなる程に大きくなるように変
化すると共に、第1の可変絞り部80の上流側圧力が大
きくなる程に小さくなるよう変化する。 【効果】 操舵フィーリングの低下を防止でき、操舵の
応答性と安定性を向上でき、圧油の流動音を低減でき
る。
と第2バルブ部材との間の弁間流路27が、ポンプ70
とタンク71と操舵補助力発生用油圧アクチュエータ2
0とに連通される。その弁間流路27の絞り部A、B、
C、Dは両バルブ部材の相対ねじれ角度が大きくなる程
に操舵補助力が大きくなるよう開度が変化する。その弁
間流路27とタンク71とを連通する流路の第1の可変
絞り部80の開度は、操舵抵抗が大きくなる程に小さく
なるように変化する。その弁間流路27の高圧側を低圧
側に連通するバイパス路90の第2の可変絞り部91の
開度は、車両速度が大きくなる程に大きくなるように変
化すると共に、第1の可変絞り部80の上流側圧力が大
きくなる程に小さくなるよう変化する。 【効果】 操舵フィーリングの低下を防止でき、操舵の
応答性と安定性を向上でき、圧油の流動音を低減でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操舵抵抗ならびに車速
や舵角等の運転条件に応じた操舵補助力を付与すること
のできる油圧パワーステアリング装置に関する。
や舵角等の運転条件に応じた操舵補助力を付与すること
のできる油圧パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】操舵補助力を発生させる油圧アクチュエ
ータと、その油圧アクチュエータに作用する油圧を操舵
抵抗に応じ制御する油圧制御弁とを備え、操舵抵抗が大
きくなると油圧アクチュエータに供給される油圧を大き
くし、操舵抵抗に応じた操舵補助力を付与する油圧パワ
ーステアリング装置が従来より用いられている。
ータと、その油圧アクチュエータに作用する油圧を操舵
抵抗に応じ制御する油圧制御弁とを備え、操舵抵抗が大
きくなると油圧アクチュエータに供給される油圧を大き
くし、操舵抵抗に応じた操舵補助力を付与する油圧パワ
ーステアリング装置が従来より用いられている。
【0003】そのような油圧制御弁として、筒状の第1
バルブ部材と、この第1バルブ部材に操舵抵抗に応じ相
対回転可能に挿入される第2バルブ部材とを有し、その
第1バルブ部材の内周と第2バルブ部材の外周との間の
弁間流路がポンプとタンクと操舵補助力発生用油圧アク
チュエータとに連通され、その弁間流路に、両バルブ部
材の相対ねじれ角度が大きくなる程に操舵補助力が大き
くなるよう開度が変化する絞り部が設けられたロータリ
ー式制御弁が用いられ、その弁間流路における絞り部の
流路面積を操舵抵抗に応じ変化させることで油圧アクチ
ュエータに作用する油圧を操舵抵抗に応じ制御してい
る。
バルブ部材と、この第1バルブ部材に操舵抵抗に応じ相
対回転可能に挿入される第2バルブ部材とを有し、その
第1バルブ部材の内周と第2バルブ部材の外周との間の
弁間流路がポンプとタンクと操舵補助力発生用油圧アク
チュエータとに連通され、その弁間流路に、両バルブ部
材の相対ねじれ角度が大きくなる程に操舵補助力が大き
くなるよう開度が変化する絞り部が設けられたロータリ
ー式制御弁が用いられ、その弁間流路における絞り部の
流路面積を操舵抵抗に応じ変化させることで油圧アクチ
ュエータに作用する油圧を操舵抵抗に応じ制御してい
る。
【0004】上記のような油圧パワーステアリング装置
において、低速走行時において操舵の高応答性を満足さ
せ、高速走行時において操舵の安定性を満足させるた
め、弁間流路の絞り部を2組に組分けし、一定操舵抵抗
下においては第1の組に属する絞り部の流路面積よりも
第2の組に属する絞り部の流路面積を大きくし、その第
2の組に属する絞り部とタンクとの間に、車速等の運転
条件に応じ排出側油路の流路面積を変更する可変絞り弁
を設けることが提案されている(特開平2‐30687
8号公報参照)。
において、低速走行時において操舵の高応答性を満足さ
せ、高速走行時において操舵の安定性を満足させるた
め、弁間流路の絞り部を2組に組分けし、一定操舵抵抗
下においては第1の組に属する絞り部の流路面積よりも
第2の組に属する絞り部の流路面積を大きくし、その第
2の組に属する絞り部とタンクとの間に、車速等の運転
条件に応じ排出側油路の流路面積を変更する可変絞り弁
を設けることが提案されている(特開平2‐30687
8号公報参照)。
【0005】すなわち、図12に示すように、ポンプ1
00とタンク101と操舵補助力発生用油圧シリンダ1
03の間における弁間流路104、105を2系統と
し、一方の系統の弁間流路104に第1の組に属する絞
り部A、B、C、Dを設け、他方の系統の弁間流路10
5に第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′を
設け、さらに、他方の系統の弁間流路105の下流に可
変絞り弁102を配置している。右操舵時には操舵抵抗
に応じ絞り部A、A′、D、D′を開くと共に絞り部
B、B′、C、C′を閉じ、左操舵時には操舵抵抗に応
じ絞り部A、A′、D、D′を閉じると共に絞り部B、
B′、C、C′を開く。そして、低速走行時には可変絞
り弁102を閉じることで、第1の組に属する絞り部
A、B、C、Dのみで油圧シリンダ103に作用する油
圧を制御し、また、高速走行時には可変絞り弁102を
開くことで、第2の組に属する絞り部A′、B′、
C′、D′によっても油圧シリンダ103に作用する油
圧を制御している。
00とタンク101と操舵補助力発生用油圧シリンダ1
03の間における弁間流路104、105を2系統と
し、一方の系統の弁間流路104に第1の組に属する絞
り部A、B、C、Dを設け、他方の系統の弁間流路10
5に第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、D′を
設け、さらに、他方の系統の弁間流路105の下流に可
変絞り弁102を配置している。右操舵時には操舵抵抗
に応じ絞り部A、A′、D、D′を開くと共に絞り部
B、B′、C、C′を閉じ、左操舵時には操舵抵抗に応
じ絞り部A、A′、D、D′を閉じると共に絞り部B、
B′、C、C′を開く。そして、低速走行時には可変絞
り弁102を閉じることで、第1の組に属する絞り部
A、B、C、Dのみで油圧シリンダ103に作用する油
圧を制御し、また、高速走行時には可変絞り弁102を
開くことで、第2の組に属する絞り部A′、B′、
C′、D′によっても油圧シリンダ103に作用する油
圧を制御している。
【0006】これにより、低速走行時にあっては、操舵
入力トルクが小さく両バルブ部材の相対ねじれ角が小さ
くても、第1の組に属する絞り部(左操舵時にはA、
D、右操舵時にはB、C)の流路面積は小さくなるの
で、操舵抵抗に対する操舵補助力を発生させる油圧の増
加割合が大きくなり、操舵の高応答性を満足させること
ができる。また、高速走行時にあっては、操舵入力トル
クを大きくして両バルブ部材の相対ねじれ角を大きくし
ない限り、第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、
D′の流路面積は大きく保持されるので、操舵抵抗に対
する操舵補助力を発生させる油圧の増加割合は小さく、
操舵の安定性を満足させることができる。
入力トルクが小さく両バルブ部材の相対ねじれ角が小さ
くても、第1の組に属する絞り部(左操舵時にはA、
D、右操舵時にはB、C)の流路面積は小さくなるの
で、操舵抵抗に対する操舵補助力を発生させる油圧の増
加割合が大きくなり、操舵の高応答性を満足させること
ができる。また、高速走行時にあっては、操舵入力トル
クを大きくして両バルブ部材の相対ねじれ角を大きくし
ない限り、第2の組に属する絞り部A′、B′、C′、
D′の流路面積は大きく保持されるので、操舵抵抗に対
する操舵補助力を発生させる油圧の増加割合は小さく、
操舵の安定性を満足させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
中速走行時において、操舵抵抗に応じた操舵補助力を付
与することができなくなる場合がある。すなわち、図1
3において、実線Pは、第1の組に属する絞り部(左操
舵時にはA、D、右操舵時にはB、C)における両バル
ブ部材の相対ねじれ角に対する流路面積の変化特性を示
し、1点鎖線Qは、第2の組に属する絞り部(左操舵時
にはA′、D′、右操舵時にはB′、C′)における両
バルブ部材の相対ねじれ角に対する流路面積の変化特性
を示し、破線Rは、可変絞り弁102の流路面積を示
す。その可変絞り弁102の流路面積は車速により変化
する。低速走行時には可変絞り弁102は全閉状態にな
るので、実線Pで示す第1の組に属する絞り部A、Dま
たはB、Cの流路面積の変化特性に対応した操舵補助力
が操舵抵抗に応じ付与される。また、可変絞り弁102
の流路面積は、高速走行時には第2の組に属する絞り部
A′、D′またはB′、C′の流路面積の最大値よりも
大きくされるので、一点鎖線Qで示す第2の組に属する
絞り部A′、D′またはB′、C′の流路面積の変化特
性、及び実線Pで示す第1の組に属する絞り部A、Dま
たはB、Cの流路面積の変化特性との合成値に対応した
操舵補助力が操舵抵抗に応じ付与される。
中速走行時において、操舵抵抗に応じた操舵補助力を付
与することができなくなる場合がある。すなわち、図1
3において、実線Pは、第1の組に属する絞り部(左操
舵時にはA、D、右操舵時にはB、C)における両バル
ブ部材の相対ねじれ角に対する流路面積の変化特性を示
し、1点鎖線Qは、第2の組に属する絞り部(左操舵時
にはA′、D′、右操舵時にはB′、C′)における両
バルブ部材の相対ねじれ角に対する流路面積の変化特性
を示し、破線Rは、可変絞り弁102の流路面積を示
す。その可変絞り弁102の流路面積は車速により変化
する。低速走行時には可変絞り弁102は全閉状態にな
るので、実線Pで示す第1の組に属する絞り部A、Dま
たはB、Cの流路面積の変化特性に対応した操舵補助力
が操舵抵抗に応じ付与される。また、可変絞り弁102
の流路面積は、高速走行時には第2の組に属する絞り部
A′、D′またはB′、C′の流路面積の最大値よりも
大きくされるので、一点鎖線Qで示す第2の組に属する
絞り部A′、D′またはB′、C′の流路面積の変化特
性、及び実線Pで示す第1の組に属する絞り部A、Dま
たはB、Cの流路面積の変化特性との合成値に対応した
操舵補助力が操舵抵抗に応じ付与される。
【0008】しかし、中速走行時においては、可変絞り
弁102の流路面積は、図13において破線Rで示すよ
うに、0よりも大きく、かつ、第2の組に属する絞り部
A′、D′またはB′、C′の流路面積の最大値(S)
よりも小さくなる。そのため、第1の組に属する絞り部
A、DまたはB、Cが全閉状態になるまでの間(図13
において両バルブ部材の相対ねじれ角がθ1になるまで
の間)は、実線Pで示す第1の組に属する絞り部A、D
またはB、Cの流路面積の変化特性値および可変絞り弁
102の破線Rで示す流路面積値との合成値に対応した
操舵補助力が操舵抵抗に応じ付与される。そして、第1
の組に属する絞り部A、DまたはB、Cが全閉状態にな
った後に、第2の組に属する絞り部A′、D′または
B′、C′の流路面積が可変絞り弁102の流路面積よ
りも小さくなるまでの間(図13において両バルブ部材
の相対ねじれ角がθ1とθ2との間)では、操舵補助力
は可変絞り弁102の流路面積により定まる一定値にな
ってしまう。すなわち、図14において2点鎖線で示す
ように、操舵抵抗に対応する操舵入力トルクおよび両バ
ルブ部材の相対ねじれ角に対する操舵補助力を発生させ
る油圧の関係特性において、操舵抵抗が変化しているに
も拘らず操舵補助力が一定になる。そのような操舵補助
力を操舵抵抗に応じ制御できない領域が大きくなると、
操舵フィーリングを低下させるという問題がある。
弁102の流路面積は、図13において破線Rで示すよ
うに、0よりも大きく、かつ、第2の組に属する絞り部
A′、D′またはB′、C′の流路面積の最大値(S)
よりも小さくなる。そのため、第1の組に属する絞り部
A、DまたはB、Cが全閉状態になるまでの間(図13
において両バルブ部材の相対ねじれ角がθ1になるまで
の間)は、実線Pで示す第1の組に属する絞り部A、D
またはB、Cの流路面積の変化特性値および可変絞り弁
102の破線Rで示す流路面積値との合成値に対応した
操舵補助力が操舵抵抗に応じ付与される。そして、第1
の組に属する絞り部A、DまたはB、Cが全閉状態にな
った後に、第2の組に属する絞り部A′、D′または
B′、C′の流路面積が可変絞り弁102の流路面積よ
りも小さくなるまでの間(図13において両バルブ部材
の相対ねじれ角がθ1とθ2との間)では、操舵補助力
は可変絞り弁102の流路面積により定まる一定値にな
ってしまう。すなわち、図14において2点鎖線で示す
ように、操舵抵抗に対応する操舵入力トルクおよび両バ
ルブ部材の相対ねじれ角に対する操舵補助力を発生させ
る油圧の関係特性において、操舵抵抗が変化しているに
も拘らず操舵補助力が一定になる。そのような操舵補助
力を操舵抵抗に応じ制御できない領域が大きくなると、
操舵フィーリングを低下させるという問題がある。
【0009】また、上記構成では操舵抵抗が大きくなる
程に操舵補助力は大きくなるが、その操舵補助力の増加
割合は操舵抵抗の小さい範囲と大きい範囲とで一定であ
った。これは、操舵抵抗に対する弁間流路の絞り部の流
路面積の変化割合は、操舵補助力の発生領域において
は、操舵抵抗の大小に拘わらず殆ど一定とされているこ
とによる。そのため、その操舵補助力の増加割合を操舵
抵抗の小さい範囲を基準に設定すると、操舵抵抗の大き
い範囲において操舵の応答性が低下し、操舵抵抗の大き
い範囲を基準に設定すると、操舵抵抗の小さい範囲にお
いて操舵の安定性が低下するという問題がある。そこ
で、操舵抵抗に対する上記絞り部の流路面積の変化割合
を、操舵補助力の発生領域において、両バルブ部材の相
対ねじれ角の大きい範囲と小さい範囲とで異なるものに
することが考えられる。しかし、そのためには絞り部の
形状が複雑になり現実には加工困難なものである。ま
た、上記構成では、操舵抵抗が大きくなる程に流路面積
が小さくなる弁間流路の絞り部を通過する圧油の流速が
大きくなるので、大きな流動音が発生するという問題が
ある。
程に操舵補助力は大きくなるが、その操舵補助力の増加
割合は操舵抵抗の小さい範囲と大きい範囲とで一定であ
った。これは、操舵抵抗に対する弁間流路の絞り部の流
路面積の変化割合は、操舵補助力の発生領域において
は、操舵抵抗の大小に拘わらず殆ど一定とされているこ
とによる。そのため、その操舵補助力の増加割合を操舵
抵抗の小さい範囲を基準に設定すると、操舵抵抗の大き
い範囲において操舵の応答性が低下し、操舵抵抗の大き
い範囲を基準に設定すると、操舵抵抗の小さい範囲にお
いて操舵の安定性が低下するという問題がある。そこ
で、操舵抵抗に対する上記絞り部の流路面積の変化割合
を、操舵補助力の発生領域において、両バルブ部材の相
対ねじれ角の大きい範囲と小さい範囲とで異なるものに
することが考えられる。しかし、そのためには絞り部の
形状が複雑になり現実には加工困難なものである。ま
た、上記構成では、操舵抵抗が大きくなる程に流路面積
が小さくなる弁間流路の絞り部を通過する圧油の流速が
大きくなるので、大きな流動音が発生するという問題が
ある。
【0010】本発明は、上記従来技術の問題を解決する
ことのできる油圧パワーステアリング装置を提供するこ
とを目的とする。
ことのできる油圧パワーステアリング装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1バルブ部
材と、この第1バルブ部材に操舵抵抗に応じ相対回転可
能に挿入される第2バルブ部材とを有し、その第1バル
ブ部材と第2バルブ部材との間の弁間流路がポンプとタ
ンクと操舵補助力発生用油圧アクチュエータとに連通さ
れ、その弁間流路に、両バルブ部材の相対ねじれ角度が
大きくなる程に操舵補助力が大きくなるよう開度が変化
する絞り部が設けられている油圧パワーステアリング装
置において、その弁間流路とタンクとを連通する流路に
第1の可変絞り部が設けられ、この第1の可変絞り部の
開度を、操舵抵抗が大きくなる程に小さくするように、
前記両バルブ部材の相対ねじれ角度に応じ変化させる手
段が設けられ、その弁間流路の高圧側を低圧側に連通す
るバイパス路に第2の可変絞り部が設けられ、この第2
の可変絞り部の開度を、車両速度が大きくなる程に大き
くするように運転条件に応じ変化させると共に、第1の
可変絞り部の上流側圧力が大きくなる程に小さくするよ
う変化させる手段が設けられていることを特徴とする。
材と、この第1バルブ部材に操舵抵抗に応じ相対回転可
能に挿入される第2バルブ部材とを有し、その第1バル
ブ部材と第2バルブ部材との間の弁間流路がポンプとタ
ンクと操舵補助力発生用油圧アクチュエータとに連通さ
れ、その弁間流路に、両バルブ部材の相対ねじれ角度が
大きくなる程に操舵補助力が大きくなるよう開度が変化
する絞り部が設けられている油圧パワーステアリング装
置において、その弁間流路とタンクとを連通する流路に
第1の可変絞り部が設けられ、この第1の可変絞り部の
開度を、操舵抵抗が大きくなる程に小さくするように、
前記両バルブ部材の相対ねじれ角度に応じ変化させる手
段が設けられ、その弁間流路の高圧側を低圧側に連通す
るバイパス路に第2の可変絞り部が設けられ、この第2
の可変絞り部の開度を、車両速度が大きくなる程に大き
くするように運転条件に応じ変化させると共に、第1の
可変絞り部の上流側圧力が大きくなる程に小さくするよ
う変化させる手段が設けられていることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の構成によれば、操舵抵抗が大きくなる
程に両バルブ部材の相対ねじれ角度は大きくなり、その
相対ねじれ角度に応じて弁間流路の絞り部の開度は操舵
補助力を大きくするように変化する。一方、操舵抵抗が
小さくなる程に両バルブ部材の相対ねじれ角度は小さく
なり、その相対ねじれ角度に応じて弁間流路の絞り部の
開度は操舵補助力を小さくするように変化する。
程に両バルブ部材の相対ねじれ角度は大きくなり、その
相対ねじれ角度に応じて弁間流路の絞り部の開度は操舵
補助力を大きくするように変化する。一方、操舵抵抗が
小さくなる程に両バルブ部材の相対ねじれ角度は小さく
なり、その相対ねじれ角度に応じて弁間流路の絞り部の
開度は操舵補助力を小さくするように変化する。
【0013】また、車両速度が大きくなる程に弁間流路
の高圧側を低圧側に連通するバイパス路の第2の可変絞
り部の開度は大きくなり、操舵補助力を小さくするよう
に変化することになり、一方、車両速度が小さくなる程
に第2の可変絞り部の開度は小さくなり、操舵補助力を
大きくするように変化することになる。
の高圧側を低圧側に連通するバイパス路の第2の可変絞
り部の開度は大きくなり、操舵補助力を小さくするよう
に変化することになり、一方、車両速度が小さくなる程
に第2の可変絞り部の開度は小さくなり、操舵補助力を
大きくするように変化することになる。
【0014】さらに、操舵抵抗が大きくなる程に第1の
可変絞り部の開度は小さくなって第1の可変絞り部の上
流側圧力は大きくなり、これにより、バイパス路の第2
の可変絞り部の開度は小さくなり、操舵補助力を大きく
するように変化することになる。一方、操舵抵抗が小さ
くなる程に第1の可変絞り部の開度は大きくなって第1
の可変絞り部の上流側圧力は小さくなり、これにより、
バイパス路の第2の可変絞り部の開度は大きくなり、操
舵補助力を小さくするように変化することになる。
可変絞り部の開度は小さくなって第1の可変絞り部の上
流側圧力は大きくなり、これにより、バイパス路の第2
の可変絞り部の開度は小さくなり、操舵補助力を大きく
するように変化することになる。一方、操舵抵抗が小さ
くなる程に第1の可変絞り部の開度は大きくなって第1
の可変絞り部の上流側圧力は小さくなり、これにより、
バイパス路の第2の可変絞り部の開度は大きくなり、操
舵補助力を小さくするように変化することになる。
【0015】上記弁間流路における絞り部の開度と、バ
イパス路における第2の可変絞り部の開度との合成値に
より、操舵補助力を発生させる油圧の増加割合は定ま
る。これにより、操舵抵抗に応じ操舵補助力を制御でき
ない領域が発生することはない。よって、低速走行時や
停車時にあっては操舵抵抗が小さくても操舵補助力を発
生させる油圧の増加割合を大きくし、操舵の高応答性を
満足させることができ、一方、高速走行時にあっては操
舵抵抗が大きくならない限り操舵補助力を発生させる油
圧の増加割合は大きくならず、操舵の安定性を満足させ
ることができ、中速走行時にあっては操舵抵抗に応じた
操舵の応答性と安定性とを得ることができる。
イパス路における第2の可変絞り部の開度との合成値に
より、操舵補助力を発生させる油圧の増加割合は定ま
る。これにより、操舵抵抗に応じ操舵補助力を制御でき
ない領域が発生することはない。よって、低速走行時や
停車時にあっては操舵抵抗が小さくても操舵補助力を発
生させる油圧の増加割合を大きくし、操舵の高応答性を
満足させることができ、一方、高速走行時にあっては操
舵抵抗が大きくならない限り操舵補助力を発生させる油
圧の増加割合は大きくならず、操舵の安定性を満足させ
ることができ、中速走行時にあっては操舵抵抗に応じた
操舵の応答性と安定性とを得ることができる。
【0016】そして、操舵抵抗の変化によって弁間流路
における絞り部の開度だけでなく、第2の可変絞り部の
開度も変化させているので、操舵補助力の発生領域にお
いて弁間流路における絞り部の開度変化割合がかりに一
定であっても、その第2の可変絞り部の開度変化によ
り、操舵抵抗が大きくなる程に操舵補助力発生用油圧の
増加割合を大きくすることができる。これにより、操舵
補助力の増加割合を操舵抵抗の大きい範囲では小さい範
囲よりも大きくし、操舵抵抗の大きい範囲において操舵
の応答性を向上させ、操舵抵抗の小さい範囲において操
舵の安定性を向上させることができる。
における絞り部の開度だけでなく、第2の可変絞り部の
開度も変化させているので、操舵補助力の発生領域にお
いて弁間流路における絞り部の開度変化割合がかりに一
定であっても、その第2の可変絞り部の開度変化によ
り、操舵抵抗が大きくなる程に操舵補助力発生用油圧の
増加割合を大きくすることができる。これにより、操舵
補助力の増加割合を操舵抵抗の大きい範囲では小さい範
囲よりも大きくし、操舵抵抗の大きい範囲において操舵
の応答性を向上させ、操舵抵抗の小さい範囲において操
舵の安定性を向上させることができる。
【0017】弁間流路とタンクとを連通する流路に設け
られた第1の可変絞り部の開度は、操舵抵抗が大きくな
る程に小さくなり、これにより第1の可変絞り部の上流
側圧力は大きくなるので、弁間流路において操舵抵抗が
大きくなると開度が小さくなる絞り部の上流側と下流側
の圧力差は小さくなる。これにより、その絞り部を通過
する圧油の流速を小さくして流動音を低減できる。
られた第1の可変絞り部の開度は、操舵抵抗が大きくな
る程に小さくなり、これにより第1の可変絞り部の上流
側圧力は大きくなるので、弁間流路において操舵抵抗が
大きくなると開度が小さくなる絞り部の上流側と下流側
の圧力差は小さくなる。これにより、その絞り部を通過
する圧油の流速を小さくして流動音を低減できる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0019】図2に示すラックピニオン式油圧パワース
テアリング装置1は、車両のハンドル(図示省略)に連
結される入力軸2と、この入力軸2に挿通されるトーシ
ョンバー6と、その入力軸2にそのトーションバー6を
介し連結される出力軸3とを備えている。そのトーショ
ンバー6は、ピン4を介し入力軸2に連結され、セレー
ション5を介して出力軸3に連結されている。その入力
軸2は、ベアリング8を介しバルブハウジング7により
支持され、シール兼用ブッシュ12を介し出力軸3に形
成された凹部の内周面により相対回転可能に支持されて
いる。その出力軸3は、ベアリング10、11を介して
ラックハウジング9により回転可能に支持されている。
その出力軸3にピニオン15が形成され、このピニオン
15に噛み合うラック16に操舵用車輪(図示省略)が
連結される。これにより、操舵による入力軸2の回転
は、トーションバー6を介してピニオン15に伝達さ
れ、このピニオン15の回転によりラック16は車両幅
方向に移動し、このラック16の移動により車両の操舵
がなされる。なお、入出力軸2、3とバルブハウジング
7との間にはオイルシール42、43が介在する。ま
た、ラック16を支持するサポートヨーク40がバネ4
1の弾性力によりラック16に押し付けられている。
テアリング装置1は、車両のハンドル(図示省略)に連
結される入力軸2と、この入力軸2に挿通されるトーシ
ョンバー6と、その入力軸2にそのトーションバー6を
介し連結される出力軸3とを備えている。そのトーショ
ンバー6は、ピン4を介し入力軸2に連結され、セレー
ション5を介して出力軸3に連結されている。その入力
軸2は、ベアリング8を介しバルブハウジング7により
支持され、シール兼用ブッシュ12を介し出力軸3に形
成された凹部の内周面により相対回転可能に支持されて
いる。その出力軸3は、ベアリング10、11を介して
ラックハウジング9により回転可能に支持されている。
その出力軸3にピニオン15が形成され、このピニオン
15に噛み合うラック16に操舵用車輪(図示省略)が
連結される。これにより、操舵による入力軸2の回転
は、トーションバー6を介してピニオン15に伝達さ
れ、このピニオン15の回転によりラック16は車両幅
方向に移動し、このラック16の移動により車両の操舵
がなされる。なお、入出力軸2、3とバルブハウジング
7との間にはオイルシール42、43が介在する。ま
た、ラック16を支持するサポートヨーク40がバネ4
1の弾性力によりラック16に押し付けられている。
【0020】操舵補助力を付与する油圧アクチュエータ
として油圧シリンダ20が設けられている。この油圧シ
リンダ20は、ラックハウジング9により構成されるシ
リンダチューブと、ラック16に一体化されるピストン
21とを備えている。そのピストン21により仕切られ
る油室22、23に操舵方向と操舵抵抗に応じて圧油を
供給するため、ロータリー式油圧制御バルブ30が設け
られている。
として油圧シリンダ20が設けられている。この油圧シ
リンダ20は、ラックハウジング9により構成されるシ
リンダチューブと、ラック16に一体化されるピストン
21とを備えている。そのピストン21により仕切られ
る油室22、23に操舵方向と操舵抵抗に応じて圧油を
供給するため、ロータリー式油圧制御バルブ30が設け
られている。
【0021】その制御バルブ30は、バルブハウジング
7に回転可能に挿入されている筒状の第1バルブ部材3
1と、この第1バルブ部材31に相対回転可能に挿入さ
れている第2バルブ部材32とを備えている。その第1
バルブ部材31は出力軸3にピン29を介して同行回転
するよう連結されている。その第2バルブ部材32は入
力軸2と一体的に成形され、入力軸2の外周部が第2バ
ルブ部材32とされ、これにより第2バルブ部材32は
入力軸2と同行回転する。
7に回転可能に挿入されている筒状の第1バルブ部材3
1と、この第1バルブ部材31に相対回転可能に挿入さ
れている第2バルブ部材32とを備えている。その第1
バルブ部材31は出力軸3にピン29を介して同行回転
するよう連結されている。その第2バルブ部材32は入
力軸2と一体的に成形され、入力軸2の外周部が第2バ
ルブ部材32とされ、これにより第2バルブ部材32は
入力軸2と同行回転する。
【0022】そのバルブハウジング7に、ポンプ70に
接続される入口ポート34と、タンク71に接続される
出口ポート36と、前記油圧シリンダ20の一方の油室
22に接続される第1ポート37と、他方の油室23に
接続される第2ポート38とが設けられている。各ポー
ト34、36、37、38は、その第1バルブ部材31
と第2バルブ部材32との間に形成された弁間流路27
を介し互いに連通する。その弁間流路27の絞り部の開
度は、入力軸2と出力軸3との相対回転により変化す
る。
接続される入口ポート34と、タンク71に接続される
出口ポート36と、前記油圧シリンダ20の一方の油室
22に接続される第1ポート37と、他方の油室23に
接続される第2ポート38とが設けられている。各ポー
ト34、36、37、38は、その第1バルブ部材31
と第2バルブ部材32との間に形成された弁間流路27
を介し互いに連通する。その弁間流路27の絞り部の開
度は、入力軸2と出力軸3との相対回転により変化す
る。
【0023】すなわち、図4に示すように、第1バルブ
部材31の内周に第1凹部50が周方向に関し互いに等
間隔に8ケ所形成され、第2バルブ部材32の外周に第
2凹部51が周方向に関し互いに等間隔に8ケ所形成さ
れている。その第1凹部50は、第1バルブ部材31に
形成された流路53を介して前記第1ポート37に連通
するものと、第1バルブ部材31に形成された流路54
を介して第2ポート38に連通するものとが周方向に沿
って交互に並列する。その第2凹部51は、第1バルブ
部材31に形成された圧油供給路55を介して前記入口
ポート34に連通するものと、前記出口ポート36に連
通するものとが周方向に沿って交互に並列する。その第
2凹部51は後述の第1の可変絞り部80を介して出口
ポート36に連通する。
部材31の内周に第1凹部50が周方向に関し互いに等
間隔に8ケ所形成され、第2バルブ部材32の外周に第
2凹部51が周方向に関し互いに等間隔に8ケ所形成さ
れている。その第1凹部50は、第1バルブ部材31に
形成された流路53を介して前記第1ポート37に連通
するものと、第1バルブ部材31に形成された流路54
を介して第2ポート38に連通するものとが周方向に沿
って交互に並列する。その第2凹部51は、第1バルブ
部材31に形成された圧油供給路55を介して前記入口
ポート34に連通するものと、前記出口ポート36に連
通するものとが周方向に沿って交互に並列する。その第
2凹部51は後述の第1の可変絞り部80を介して出口
ポート36に連通する。
【0024】その第1凹部50の軸方向に沿う縁と第2
凹部51の軸方向に沿う縁との周方向間が絞り部A、
B、C、Dとされている。
凹部51の軸方向に沿う縁との周方向間が絞り部A、
B、C、Dとされている。
【0025】その入力軸2と出力軸3は、路面から操舵
用車輪を介し伝達される抵抗によるトーションバー6の
捩れによって相対回転する。すなわち、第1バルブ部材
31と第2バルブ部材32とは操舵抵抗に応じ相対回転
する。これにより弁間流路27の絞り部の開度が変化
し、操舵補助力を付与する油圧シリンダ20に操舵方向
と操舵抵抗に応じて圧油が供給される。すなわち、図4
は操舵が行なわれていない状態を示し、入口ポート34
と出口ポート36とが弁間流路27を介し連通し、ポン
プ70から制御バルブ30に流入する油はタンク71に
還流し、操舵補助力は発生しない。この状態から左右一
方へ操舵することによって生じる操舵抵抗により第1バ
ルブ部材31と第2バルブ部材32とが相対回転する
と、第1凹部50に対する第2凹部51の周方向相対位
置が変化し、これにより弁間流路27の絞り部の開度が
変化する。すなわち、入口ポート34と第1ポート37
との間の絞り部Aの開度が大きくなり、第1ポート37
と出口ポート36との間の絞り部Bの開度が小さくな
り、入口ポート34と第2ポート38との間の絞り部C
の開度が小さくなり、第2ポート38と出口ポート36
との間の絞り部Dの開度が大きくなる。これによって、
油圧シリンダ20の一方の油室22に操舵方向と操舵抵
抗に応じた圧力の圧油が供給され、また、他方の油室2
3からタンク71に油が還流し、車両の左右一方への操
舵補助力が油圧シリンダ20によってラック16に作用
する。また、左右他方へ操舵すると入力軸2と出力軸3
とが逆方向に相対回転し、絞り部Aにおいて開度は小さ
くなり、絞り部Bにおいて開度は大きくなり、絞り部C
において開度は大きくなり、絞り部Dにおいて開度は小
さくなる。これにより、車両の左右他方への操向補助力
が油圧シリンダ20によってラック16に作用する。
用車輪を介し伝達される抵抗によるトーションバー6の
捩れによって相対回転する。すなわち、第1バルブ部材
31と第2バルブ部材32とは操舵抵抗に応じ相対回転
する。これにより弁間流路27の絞り部の開度が変化
し、操舵補助力を付与する油圧シリンダ20に操舵方向
と操舵抵抗に応じて圧油が供給される。すなわち、図4
は操舵が行なわれていない状態を示し、入口ポート34
と出口ポート36とが弁間流路27を介し連通し、ポン
プ70から制御バルブ30に流入する油はタンク71に
還流し、操舵補助力は発生しない。この状態から左右一
方へ操舵することによって生じる操舵抵抗により第1バ
ルブ部材31と第2バルブ部材32とが相対回転する
と、第1凹部50に対する第2凹部51の周方向相対位
置が変化し、これにより弁間流路27の絞り部の開度が
変化する。すなわち、入口ポート34と第1ポート37
との間の絞り部Aの開度が大きくなり、第1ポート37
と出口ポート36との間の絞り部Bの開度が小さくな
り、入口ポート34と第2ポート38との間の絞り部C
の開度が小さくなり、第2ポート38と出口ポート36
との間の絞り部Dの開度が大きくなる。これによって、
油圧シリンダ20の一方の油室22に操舵方向と操舵抵
抗に応じた圧力の圧油が供給され、また、他方の油室2
3からタンク71に油が還流し、車両の左右一方への操
舵補助力が油圧シリンダ20によってラック16に作用
する。また、左右他方へ操舵すると入力軸2と出力軸3
とが逆方向に相対回転し、絞り部Aにおいて開度は小さ
くなり、絞り部Bにおいて開度は大きくなり、絞り部C
において開度は大きくなり、絞り部Dにおいて開度は小
さくなる。これにより、車両の左右他方への操向補助力
が油圧シリンダ20によってラック16に作用する。
【0026】前記弁間流路27における第2凹部51
は、入力軸2に形成された流路52aを介しトーション
バー6と入力軸2との内外周間の空間に連通し、そのト
ーションバー6と入力軸2との内外周間の空間は、図3
に示す第1の可変絞り部80を介して出口ポート36に
連通する。すなわち、入力軸2の下端の外周に、互いに
平行な一対の平坦面81が形成され、出力軸3の上端に
形成された凹部に、その平坦面81に間隔をおいて対向
するストッパー面82が形成され、出力軸3に対する入
力軸2の相対ねじれ角度が一定値になると平坦面81が
ストッパー面82に当接し、その相対ねじれ角度が過大
になるのが防止されている。その入力軸2の外周の平坦
面82と内周面とに開口する4本の油路83が形成さ
れ、この油路83から出力軸3に形成されたスリット
(図示省略)を介し、トーションバー6と入力軸2との
内外周間の圧油は出口ポート36に至る。その4本の油
路83は入力軸2の中心から放射方向に拡がるように形
成されている。その4本の油路83のうちの2本から流
出する圧油は、図3の(1)に示す操舵抵抗の小さな状
態から、図3の(2)に示すように操舵抵抗が大きな状
態になると、出力軸3に対する入力軸2の相対ねじれ角
度すなわち前記両バルブ部材31、32の相対ねじれ角
度が大きくなるので、平坦面81がストッパー面82に
近接して2本の油路83の出口とストッパー面82との
間隔が狭くなり、その平坦面81とストッパー面82と
の間で絞られる。すなわち、第1の可変絞り部80の開
度は、操舵抵抗が大きくなる程に小さくなるように、前
記両バルブ部材31、32の相対ねじれ角度に応じ変化
する。これにより、第1の可変絞り部80の上流側圧力
は操舵抵抗が大きくなる程に大きくなる。なお、トーシ
ョンバー6と入力軸2との内外周間の圧油が第1の可変
絞り部80を通ることなく出口ポート36に至るのを防
止するため、前述のように、入力軸2は出力軸3に形成
された凹部の内周面にシール兼用ブッシュ12を介し支
持されている。
は、入力軸2に形成された流路52aを介しトーション
バー6と入力軸2との内外周間の空間に連通し、そのト
ーションバー6と入力軸2との内外周間の空間は、図3
に示す第1の可変絞り部80を介して出口ポート36に
連通する。すなわち、入力軸2の下端の外周に、互いに
平行な一対の平坦面81が形成され、出力軸3の上端に
形成された凹部に、その平坦面81に間隔をおいて対向
するストッパー面82が形成され、出力軸3に対する入
力軸2の相対ねじれ角度が一定値になると平坦面81が
ストッパー面82に当接し、その相対ねじれ角度が過大
になるのが防止されている。その入力軸2の外周の平坦
面82と内周面とに開口する4本の油路83が形成さ
れ、この油路83から出力軸3に形成されたスリット
(図示省略)を介し、トーションバー6と入力軸2との
内外周間の圧油は出口ポート36に至る。その4本の油
路83は入力軸2の中心から放射方向に拡がるように形
成されている。その4本の油路83のうちの2本から流
出する圧油は、図3の(1)に示す操舵抵抗の小さな状
態から、図3の(2)に示すように操舵抵抗が大きな状
態になると、出力軸3に対する入力軸2の相対ねじれ角
度すなわち前記両バルブ部材31、32の相対ねじれ角
度が大きくなるので、平坦面81がストッパー面82に
近接して2本の油路83の出口とストッパー面82との
間隔が狭くなり、その平坦面81とストッパー面82と
の間で絞られる。すなわち、第1の可変絞り部80の開
度は、操舵抵抗が大きくなる程に小さくなるように、前
記両バルブ部材31、32の相対ねじれ角度に応じ変化
する。これにより、第1の可変絞り部80の上流側圧力
は操舵抵抗が大きくなる程に大きくなる。なお、トーシ
ョンバー6と入力軸2との内外周間の圧油が第1の可変
絞り部80を通ることなく出口ポート36に至るのを防
止するため、前述のように、入力軸2は出力軸3に形成
された凹部の内周面にシール兼用ブッシュ12を介し支
持されている。
【0027】前記バルブハウジング7に、弁間流路27
の高圧側を低圧側に連通するバイパス路90と、このバ
イパス路90に設けられた第2の可変絞り部91の開度
を、車両速度が大きくなる程に大きくするように運転条
件に応じ変化させると共に、第1の可変絞り部80の上
流側圧力が大きくなる程に小さくするよう変化させる絞
り弁92が設けられている。
の高圧側を低圧側に連通するバイパス路90と、このバ
イパス路90に設けられた第2の可変絞り部91の開度
を、車両速度が大きくなる程に大きくするように運転条
件に応じ変化させると共に、第1の可変絞り部80の上
流側圧力が大きくなる程に小さくするよう変化させる絞
り弁92が設けられている。
【0028】すなわち、そのバイパス路90は第1流路
90aと第2流路90bとから構成されている。その第
1流路90aは、一端が油圧シリンダ20の一方の油室
22に連通する前記制御バルブ30の第1ポート37に
接続され、他端が絞り弁92に接続されている。その第
2流路90bは、一端が油圧シリンダ20の他方の油室
23に連通する制御バルブ30の第2ポート38に接続
され、他端が絞り弁92に接続されている。このバイパ
ス路90を介し油圧シリンダ20の一方の油室22と他
方の油室23とが連通することで、弁間流路27の高圧
側が低圧側に連通する。なお、弁間流路27における油
圧は操舵補助力を発生させない状態では均一であるが、
操舵補助力の発生時には操舵方向に応じ油圧の高い部分
と低い部分とができ、その油圧の高い部分を高圧側、低
い部分を低圧側という。
90aと第2流路90bとから構成されている。その第
1流路90aは、一端が油圧シリンダ20の一方の油室
22に連通する前記制御バルブ30の第1ポート37に
接続され、他端が絞り弁92に接続されている。その第
2流路90bは、一端が油圧シリンダ20の他方の油室
23に連通する制御バルブ30の第2ポート38に接続
され、他端が絞り弁92に接続されている。このバイパ
ス路90を介し油圧シリンダ20の一方の油室22と他
方の油室23とが連通することで、弁間流路27の高圧
側が低圧側に連通する。なお、弁間流路27における油
圧は操舵補助力を発生させない状態では均一であるが、
操舵補助力の発生時には操舵方向に応じ油圧の高い部分
と低い部分とができ、その油圧の高い部分を高圧側、低
い部分を低圧側という。
【0029】その絞り弁92は、図5、図6に示すよう
に、バルブハウジング7に挿入された筒状の第1スプー
ル93と、この第1スプール93に挿入されている筒状
の第2スプール94と、その第1スプール93を図にお
いて下方に押すバネ95と、第2スプール94を図にお
いて上方に押すバネ(図示省略)とを備える。また、そ
の絞り弁92の下方に、第2スプール94に電磁力を作
用させるソレノイド96が設けられ、そのソレノイド9
6を車速に応じ制御する制御装置97が設けられ、その
第2スプール94は車速が大きくなる程にバネの弾性力
により図中上方に移動し、車速が小さくなる程に電磁力
により図中下方に移動する。
に、バルブハウジング7に挿入された筒状の第1スプー
ル93と、この第1スプール93に挿入されている筒状
の第2スプール94と、その第1スプール93を図にお
いて下方に押すバネ95と、第2スプール94を図にお
いて上方に押すバネ(図示省略)とを備える。また、そ
の絞り弁92の下方に、第2スプール94に電磁力を作
用させるソレノイド96が設けられ、そのソレノイド9
6を車速に応じ制御する制御装置97が設けられ、その
第2スプール94は車速が大きくなる程にバネの弾性力
により図中上方に移動し、車速が小さくなる程に電磁力
により図中下方に移動する。
【0030】その第1スプール93の外周に、バイパス
路90の第1流路90aに連通する第1バイパスポート
93aと、第2流路90bに連通する第2バイパスポー
ト93bとが形成されている。各バイパスポート93
a、93bは、第1スプール93の内周と外周とに形成
される周溝と、両周溝を連通する通孔とで構成されてい
る。それらバイパスポート93a、93bの下方におい
て、第1スプール93の外周に凹部98が形成され、こ
の凹部98と制御バルブ30の出口ポート36とを連通
する油路100がバルブハウジング7に形成され、ま
た、その凹部98と第2スプール94の内周孔94aと
は通路(図示省略)を介し連通され、これにより、第1
スプール93の上下端面に出口ポート36における圧力
すなわち第1の可変絞り部80の下流側圧力が作用す
る。
路90の第1流路90aに連通する第1バイパスポート
93aと、第2流路90bに連通する第2バイパスポー
ト93bとが形成されている。各バイパスポート93
a、93bは、第1スプール93の内周と外周とに形成
される周溝と、両周溝を連通する通孔とで構成されてい
る。それらバイパスポート93a、93bの下方におい
て、第1スプール93の外周に凹部98が形成され、こ
の凹部98と制御バルブ30の出口ポート36とを連通
する油路100がバルブハウジング7に形成され、ま
た、その凹部98と第2スプール94の内周孔94aと
は通路(図示省略)を介し連通され、これにより、第1
スプール93の上下端面に出口ポート36における圧力
すなわち第1の可変絞り部80の下流側圧力が作用す
る。
【0031】その第2スプール94の外周に周溝94b
が形成されている。この周溝94bは、前記第1バイパ
スポート93aに常時連通し、前記第2バイパスポート
93bとの間が、第1スプール93に対する第2スプー
ル94の相対的な上方への移動により開度が大きくな
り、下方への移動により開度が小さくなる第2の可変絞
り部91とされている。
が形成されている。この周溝94bは、前記第1バイパ
スポート93aに常時連通し、前記第2バイパスポート
93bとの間が、第1スプール93に対する第2スプー
ル94の相対的な上方への移動により開度が大きくな
り、下方への移動により開度が小さくなる第2の可変絞
り部91とされている。
【0032】また、第1スプール93の外周に、上部側
が下部側よりも大径とされることで段差面101が形成
され、また、第1スプール93が挿入されているバルブ
ハウジング7の挿入孔7aの内径は、上部側が下部側よ
りも大きくされ、これにより、第1スプール93の外周
とその挿入孔7aの内周との間に環状の油室102が形
成されている。この油室102に、前記第1の可変絞り
部80の上流側の圧油が導入される。すなわち、バルブ
ハウジング7に、その油室102と前記制御バルブ30
の上方における入力軸2の外方空間104とを連通する
油路105が形成されている。また、その入力軸2に、
トーションバー6と入力軸2との内外周間の空間を、第
1の可変絞り部80よりも上流において、その入力軸2
の外方空間104に連通する油路106が形成されてい
る。これにより、第1スプール93の段差面101に第
1の可変絞り部80の上流側圧力が作用し、操舵抵抗が
大きくなって第1の可変絞り部80の上流側圧力が大き
くなる程に前記バネ95の弾性力に抗して第1スプール
93は図中上方に移動し、操舵抵抗が小さくなる程にバ
ネ95の弾性力により図中下方に移動する。
が下部側よりも大径とされることで段差面101が形成
され、また、第1スプール93が挿入されているバルブ
ハウジング7の挿入孔7aの内径は、上部側が下部側よ
りも大きくされ、これにより、第1スプール93の外周
とその挿入孔7aの内周との間に環状の油室102が形
成されている。この油室102に、前記第1の可変絞り
部80の上流側の圧油が導入される。すなわち、バルブ
ハウジング7に、その油室102と前記制御バルブ30
の上方における入力軸2の外方空間104とを連通する
油路105が形成されている。また、その入力軸2に、
トーションバー6と入力軸2との内外周間の空間を、第
1の可変絞り部80よりも上流において、その入力軸2
の外方空間104に連通する油路106が形成されてい
る。これにより、第1スプール93の段差面101に第
1の可変絞り部80の上流側圧力が作用し、操舵抵抗が
大きくなって第1の可変絞り部80の上流側圧力が大き
くなる程に前記バネ95の弾性力に抗して第1スプール
93は図中上方に移動し、操舵抵抗が小さくなる程にバ
ネ95の弾性力により図中下方に移動する。
【0033】図5は第2の可変絞り部91の開度が小さ
くなった状態を示し、図6は第2の可変絞り部91の開
度が大きくなった状態を示す。すなわち、車速が増加す
る程に第2スプール94が上方に移動して第2の可変絞
り部91の開度が大きくなり、車速が減少する程に第2
スプール94が下方に移動して第2の可変絞り部91の
開度が小さくなり、操舵抵抗が大きくなる程に第1の可
変絞り部80の上流側圧力が大きくなって第1スプール
93が上方に移動して第2の可変絞り部91の開度が小
さくなり、操舵抵抗が小さくなる程に第1の可変絞り部
80の上流側圧力が小さくなって第1スプール93が下
方に移動して第2の可変絞り部91の開度が大きくな
る。
くなった状態を示し、図6は第2の可変絞り部91の開
度が大きくなった状態を示す。すなわち、車速が増加す
る程に第2スプール94が上方に移動して第2の可変絞
り部91の開度が大きくなり、車速が減少する程に第2
スプール94が下方に移動して第2の可変絞り部91の
開度が小さくなり、操舵抵抗が大きくなる程に第1の可
変絞り部80の上流側圧力が大きくなって第1スプール
93が上方に移動して第2の可変絞り部91の開度が小
さくなり、操舵抵抗が小さくなる程に第1の可変絞り部
80の上流側圧力が小さくなって第1スプール93が下
方に移動して第2の可変絞り部91の開度が大きくな
る。
【0034】上記構成によれば、図1に示す油圧回路が
構成され、操舵抵抗が大きくなる程制御バルブ30の両
バルブ部材31、32の相対ねじれ角度が大きくなり、
その相対ねじれ角度に応じて弁間流路27の絞り部A、
B、C、Dの開度は操舵補助力を大きくするように変化
する。一方、操舵抵抗が小さくなる程に両バルブ部材3
1、32の相対ねじれ角度が小さくなり、その相対ねじ
れ角度に応じて弁間流路27の絞り部A、B、C、Dの
開度は操舵補助力を小さくするように変化する。また、
車両速度が大きくなる程に弁間流路27の高圧側を低圧
側に連通するバイパス路90の第2の可変絞り部91の
開度は大きくなり、操舵補助力を小さくするように変化
することになり、一方、車両速度が小さくなる程に第2
の可変絞り部91の開度は小さくなり、操舵補助力を大
きくするように変化することになる。さらに、操舵抵抗
が大きくなる程に第1の可変絞り部80の開度は小さく
なって第1の可変絞り部80の上流側圧力は大きくな
り、これにより、第2の可変絞り部91の開度は小さく
なり、操舵補助力を大きくするように変化することにな
る。一方、操舵抵抗が小さくなる程に第1の可変絞り部
80の開度は大きくなって第1の可変絞り部80の上流
側圧力は小さくなり、これにより、第2の可変絞り部9
1の開度は大きくなり、操舵補助力を小さくするように
変化することになる。
構成され、操舵抵抗が大きくなる程制御バルブ30の両
バルブ部材31、32の相対ねじれ角度が大きくなり、
その相対ねじれ角度に応じて弁間流路27の絞り部A、
B、C、Dの開度は操舵補助力を大きくするように変化
する。一方、操舵抵抗が小さくなる程に両バルブ部材3
1、32の相対ねじれ角度が小さくなり、その相対ねじ
れ角度に応じて弁間流路27の絞り部A、B、C、Dの
開度は操舵補助力を小さくするように変化する。また、
車両速度が大きくなる程に弁間流路27の高圧側を低圧
側に連通するバイパス路90の第2の可変絞り部91の
開度は大きくなり、操舵補助力を小さくするように変化
することになり、一方、車両速度が小さくなる程に第2
の可変絞り部91の開度は小さくなり、操舵補助力を大
きくするように変化することになる。さらに、操舵抵抗
が大きくなる程に第1の可変絞り部80の開度は小さく
なって第1の可変絞り部80の上流側圧力は大きくな
り、これにより、第2の可変絞り部91の開度は小さく
なり、操舵補助力を大きくするように変化することにな
る。一方、操舵抵抗が小さくなる程に第1の可変絞り部
80の開度は大きくなって第1の可変絞り部80の上流
側圧力は小さくなり、これにより、第2の可変絞り部9
1の開度は大きくなり、操舵補助力を小さくするように
変化することになる。
【0035】図7は、操舵抵抗に対応する両バルブ部材
31、32の相対ねじれ角度に対する第2の可変絞り部
91の開口面積変化を破線で示し、その相対ねじれ角度
に対する弁間流路27の絞り部(左右一方への操舵時に
は絞り部B、C、左右他方への操舵時には絞り部A、
D)の開口面積変化を1点鎖線で示している。その第2
の可変絞り部91の開口面積変化は、車速に応じソレノ
イド96に印可する電流を段階的に変化させた場合につ
いて示している。なお、第2の可変絞り部91の開口面
積は、相対ねじれ角度が図7においてθa程度までは一
定であるが、これは、相対ねじれ角度がθaになるまで
は第1の可変絞り部80において圧油は殆ど絞られない
ためである。また、弁間流路27の絞り部A、Dまたは
B、Cの開口面積変化率は、相対ねじれ角度が図7にお
いてθbにおいて変化するが、相対ねじれ角度がθbま
では操舵補助力を発生させる油圧は殆ど変化しないもの
とされ、相対ねじれ角度がθbよりも大きい範囲が実質
的な操舵補助力の発生領域とされ、その操舵補助力の発
生領域では弁間流路27の絞り部A、DまたはB、Cの
相対ねじれ角度に対する開口面積変化率は一定とされて
いる。
31、32の相対ねじれ角度に対する第2の可変絞り部
91の開口面積変化を破線で示し、その相対ねじれ角度
に対する弁間流路27の絞り部(左右一方への操舵時に
は絞り部B、C、左右他方への操舵時には絞り部A、
D)の開口面積変化を1点鎖線で示している。その第2
の可変絞り部91の開口面積変化は、車速に応じソレノ
イド96に印可する電流を段階的に変化させた場合につ
いて示している。なお、第2の可変絞り部91の開口面
積は、相対ねじれ角度が図7においてθa程度までは一
定であるが、これは、相対ねじれ角度がθaになるまで
は第1の可変絞り部80において圧油は殆ど絞られない
ためである。また、弁間流路27の絞り部A、Dまたは
B、Cの開口面積変化率は、相対ねじれ角度が図7にお
いてθbにおいて変化するが、相対ねじれ角度がθbま
では操舵補助力を発生させる油圧は殆ど変化しないもの
とされ、相対ねじれ角度がθbよりも大きい範囲が実質
的な操舵補助力の発生領域とされ、その操舵補助力の発
生領域では弁間流路27の絞り部A、DまたはB、Cの
相対ねじれ角度に対する開口面積変化率は一定とされて
いる。
【0036】上記弁間流路27における絞り部A、Dま
たはB、Cの開度と、第2の可変絞り部91の開度との
合成値により、操舵補助力を発生させる油圧の増加割合
は定まる。これにより、操舵抵抗に応じ操舵補助力を制
御できない領域が発生することはない。よって、図8の
両バルブ部材31、32の相対ねじれ角度に対する操舵
補助力を発生させる油圧の関係特性に示すように、低速
走行時や停車時にあっては操舵抵抗が小さくても操舵補
助力を発生させる油圧の増加割合を大きくし、操舵の高
応答性を満足させることができ、一方、高速走行時にあ
っては操舵抵抗が大きくならない限り操舵補助力を発生
させる油圧の増加割合は大きくならず、操舵の安定性を
満足させることができ、中速走行時にあっては操舵抵抗
に応じた操舵の応答性と操舵の安定性とを得ることがで
きる。
たはB、Cの開度と、第2の可変絞り部91の開度との
合成値により、操舵補助力を発生させる油圧の増加割合
は定まる。これにより、操舵抵抗に応じ操舵補助力を制
御できない領域が発生することはない。よって、図8の
両バルブ部材31、32の相対ねじれ角度に対する操舵
補助力を発生させる油圧の関係特性に示すように、低速
走行時や停車時にあっては操舵抵抗が小さくても操舵補
助力を発生させる油圧の増加割合を大きくし、操舵の高
応答性を満足させることができ、一方、高速走行時にあ
っては操舵抵抗が大きくならない限り操舵補助力を発生
させる油圧の増加割合は大きくならず、操舵の安定性を
満足させることができ、中速走行時にあっては操舵抵抗
に応じた操舵の応答性と操舵の安定性とを得ることがで
きる。
【0037】そして、操舵抵抗の変化によって弁間流路
27における絞り部A、B、C、Dの開度だけでなく、
第2の可変絞り部91の開度も変化させているので、操
舵補助力の発生領域において弁間流路27における絞り
部A、B、C、Dの開度変化割合が一定であっても、そ
の第2の可変絞り部91の開度変化により、操舵抵抗が
大きくなる程に操舵補助力を発生させる油圧の増加割合
を大きくすることができる。これにより、操舵補助力の
増加割合を操舵抵抗の大きい範囲では小さい範囲よりも
大きくし、操舵抵抗の大きい範囲において操舵の応答性
を向上させ、操舵抵抗の小さい範囲において操舵の安定
性を向上させることができる。
27における絞り部A、B、C、Dの開度だけでなく、
第2の可変絞り部91の開度も変化させているので、操
舵補助力の発生領域において弁間流路27における絞り
部A、B、C、Dの開度変化割合が一定であっても、そ
の第2の可変絞り部91の開度変化により、操舵抵抗が
大きくなる程に操舵補助力を発生させる油圧の増加割合
を大きくすることができる。これにより、操舵補助力の
増加割合を操舵抵抗の大きい範囲では小さい範囲よりも
大きくし、操舵抵抗の大きい範囲において操舵の応答性
を向上させ、操舵抵抗の小さい範囲において操舵の安定
性を向上させることができる。
【0038】さらに、第1の可変絞り部80の開度は操
舵抵抗が大きくなる程に小さくなり、これにより第1の
可変絞り部80の上流側圧力は大きくなるので、弁間流
路27において操舵抵抗が大きくなると開度が小さくな
る絞り部(左右一方への操舵時には絞り部B、C、左右
他方への操舵時には絞り部A、D)の上流側と下流側の
圧力差は小さくなる。これにより、その絞り部A、B、
C、Dを通過する圧油の流速を小さくして流動音を低減
できる。
舵抵抗が大きくなる程に小さくなり、これにより第1の
可変絞り部80の上流側圧力は大きくなるので、弁間流
路27において操舵抵抗が大きくなると開度が小さくな
る絞り部(左右一方への操舵時には絞り部B、C、左右
他方への操舵時には絞り部A、D)の上流側と下流側の
圧力差は小さくなる。これにより、その絞り部A、B、
C、Dを通過する圧油の流速を小さくして流動音を低減
できる。
【0039】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例では第1の可変絞り部
80を構成する4本の油路83は、入力軸2の中心から
放射方向に拡がるように形成されているが、図9の第1
変形例に示すように、互いに平行な2本の油路83′に
より構成してもよい。また、第1の可変絞り部80の構
成を図10、図11の第2変形例に示すものとしてもよ
い。すなわち、トーションバー6の下端の外周と入力軸
2の内周との間の隙間δが微小とされ、そのトーション
バー6の下端の外周に凹部120が形成され、この凹部
120に対向するように、入力軸2に通孔121が形成
されている。その凹部120から通孔121および出力
軸3に形成された通孔122を介し、トーションバー6
と入力軸2との内外周間の圧油は出口ポート36に至
る。その凹部120から通孔121に流出する圧油は、
操舵抵抗が大きくなって入力軸2に対するトーションバ
ー6の相対ねじれ角度が大きくなると、凹部120と通
孔121との対向部分の面積が減少することから、トー
ションバー6の外周と入力軸2の内周との間で絞られ
る。他は上記実施例と同様で同一部分は同一符号で示
す。また、上記実施例では本発明をラックピニオン式油
圧パワーステアリング装置に適用したが、例えばボール
スクリュー式油圧パワーステアリング装置にも適用する
ことができる。また、上記実施例では第2の可変絞り部
の開度を車両速度に応じ変化させたが、例えば操舵角の
ような他の運転条件に応じ変化させてもよい。
のではない。例えば、上記実施例では第1の可変絞り部
80を構成する4本の油路83は、入力軸2の中心から
放射方向に拡がるように形成されているが、図9の第1
変形例に示すように、互いに平行な2本の油路83′に
より構成してもよい。また、第1の可変絞り部80の構
成を図10、図11の第2変形例に示すものとしてもよ
い。すなわち、トーションバー6の下端の外周と入力軸
2の内周との間の隙間δが微小とされ、そのトーション
バー6の下端の外周に凹部120が形成され、この凹部
120に対向するように、入力軸2に通孔121が形成
されている。その凹部120から通孔121および出力
軸3に形成された通孔122を介し、トーションバー6
と入力軸2との内外周間の圧油は出口ポート36に至
る。その凹部120から通孔121に流出する圧油は、
操舵抵抗が大きくなって入力軸2に対するトーションバ
ー6の相対ねじれ角度が大きくなると、凹部120と通
孔121との対向部分の面積が減少することから、トー
ションバー6の外周と入力軸2の内周との間で絞られ
る。他は上記実施例と同様で同一部分は同一符号で示
す。また、上記実施例では本発明をラックピニオン式油
圧パワーステアリング装置に適用したが、例えばボール
スクリュー式油圧パワーステアリング装置にも適用する
ことができる。また、上記実施例では第2の可変絞り部
の開度を車両速度に応じ変化させたが、例えば操舵角の
ような他の運転条件に応じ変化させてもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明の油圧パワーステアリング装置に
よれば、操舵抵抗ならびに運転条件に応じた操舵補助力
を付与する場合において、中速走行時において操舵補助
力を操舵抵抗に応じ制御できない領域をなくし、操舵フ
ィーリングの低下を防止できる。また、操舵補助力の増
加割合を操舵抵抗の大きい範囲では小さい範囲よりも大
きくし、操舵の応答性と安定性を向上することができ
る。さらに、操舵補助力を付与する際の圧油の流動音を
低減できる。
よれば、操舵抵抗ならびに運転条件に応じた操舵補助力
を付与する場合において、中速走行時において操舵補助
力を操舵抵抗に応じ制御できない領域をなくし、操舵フ
ィーリングの低下を防止できる。また、操舵補助力の増
加割合を操舵抵抗の大きい範囲では小さい範囲よりも大
きくし、操舵の応答性と安定性を向上することができ
る。さらに、操舵補助力を付与する際の圧油の流動音を
低減できる。
【図1】本発明の実施例の油圧パワーステアリング装置
の油圧回路図
の油圧回路図
【図2】本発明の実施例の油圧パワーステアリング装置
の縦断面図
の縦断面図
【図3】本発明の実施例の第1の可変絞り部の横断面図
【図4】本発明の実施例の制御バルブの要部の横断面図
【図5】本発明の実施例の絞り弁の低速かつ操舵抵抗の
大きな状態での断面図
大きな状態での断面図
【図6】本発明の実施例の絞り弁の高速かつ操舵抵抗の
小さな状態での断面図
小さな状態での断面図
【図7】本発明の実施例の両バルブ部材の相対ねじれ角
度と絞り部の開口面積との関係図
度と絞り部の開口面積との関係図
【図8】本発明の実施例の両バルブ部材の相対ねじれ角
度と操舵補助力を発生させる油圧との関係図
度と操舵補助力を発生させる油圧との関係図
【図9】本発明の第1変形例の第1の可変絞り部の横断
面図
面図
【図10】本発明の第2変形例の油圧パワーステアリン
グ装置の縦断面図
グ装置の縦断面図
【図11】本発明の第2変形例の第1の可変絞り部の横
断面図
断面図
【図12】従来例の油圧パワーステアリング装置の油圧
回路図
回路図
【図13】従来例の油圧パワーステアリング装置の両バ
ルブ部材の相対ねじれ角度と絞り部の開口面積との関係
図
ルブ部材の相対ねじれ角度と絞り部の開口面積との関係
図
【図14】従来例の油圧パワーステアリング装置の両バ
ルブ部材の相対ねじれ角度ならびに入力トルクに対する
操舵補助力を発生させる油圧との関係図
ルブ部材の相対ねじれ角度ならびに入力トルクに対する
操舵補助力を発生させる油圧との関係図
20 アクチュエータ 27 弁間流路 31 第1バルブ部材 32 第2バルブ部材 70 ポンプ 71 タンク 80 第1の可変絞り部 90 バイパス路 91 第2の可変絞り部 92 絞り弁 A、B、C、D 絞り部
Claims (1)
- 【請求項1】 第1バルブ部材と、この第1バルブ部材
に操舵抵抗に応じ相対回転可能に挿入される第2バルブ
部材とを有し、その第1バルブ部材と第2バルブ部材と
の間の弁間流路がポンプとタンクと操舵補助力発生用油
圧アクチュエータとに連通され、その弁間流路に、両バ
ルブ部材の相対ねじれ角度が大きくなる程に操舵補助力
が大きくなるよう開度が変化する絞り部が設けられてい
る油圧パワーステアリング装置において、その弁間流路
とタンクとを連通する流路に第1の可変絞り部が設けら
れ、この第1の可変絞り部の開度を、操舵抵抗が大きく
なる程に小さくするように、前記両バルブ部材の相対ね
じれ角度に応じ変化させる手段が設けられ、その弁間流
路の高圧側を低圧側に連通するバイパス路に第2の可変
絞り部が設けられ、この第2の可変絞り部の開度を、車
両速度が大きくなる程に大きくするように運転条件に応
じ変化させると共に、第1の可変絞り部の上流側圧力が
大きくなる程に小さくするよう変化させる手段が設けら
れていることを特徴とする油圧パワーステアリング装置
用制御バルブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15411293A JPH06340271A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 油圧パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15411293A JPH06340271A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 油圧パワーステアリング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06340271A true JPH06340271A (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=15577193
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15411293A Pending JPH06340271A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 油圧パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06340271A (ja) |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP15411293A patent/JPH06340271A/ja active Pending
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