JPH06340408A - ホスゲンの精製方法 - Google Patents
ホスゲンの精製方法Info
- Publication number
- JPH06340408A JPH06340408A JP5126042A JP12604293A JPH06340408A JP H06340408 A JPH06340408 A JP H06340408A JP 5126042 A JP5126042 A JP 5126042A JP 12604293 A JP12604293 A JP 12604293A JP H06340408 A JPH06340408 A JP H06340408A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phosgene
- carbon tetrachloride
- purifying
- present
- refining
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ホスゲン中に含有されている四塩化炭素を容
易に且つ安全に除去することのできるホスゲンの精製方
法を提供する。 【構成】 四塩化炭素を含有するホスゲンを、オレフィ
ン系重合体に接触させて四塩化炭素を吸着除去するホス
ゲンの精製方法。
易に且つ安全に除去することのできるホスゲンの精製方
法を提供する。 【構成】 四塩化炭素を含有するホスゲンを、オレフィ
ン系重合体に接触させて四塩化炭素を吸着除去するホス
ゲンの精製方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホスゲンの精製方法に関
する。更に詳しくは、ホスゲン中に含有される四塩化炭
素を容易に且つ安全に除去するホスゲンの精製方法に関
するものである。
する。更に詳しくは、ホスゲン中に含有される四塩化炭
素を容易に且つ安全に除去するホスゲンの精製方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ホスゲンはポリカーボネート
樹脂や各種化学品の製造原料として利用されており、ホ
スゲンの製造法としては、活性炭を触媒として一酸化炭
素と塩素とを反応させる方法が知られている。しかしな
がら、この方法により得られるホスゲンは数百ppm の四
塩化炭素を含有している。このように多量の四塩化炭素
を含有するホスゲンを使用して製造したポリカーボネー
ト樹脂は、相当量の四塩化炭素を含有し、耐久性に劣る
等の問題が生じる。また、四塩化炭素を含有するポリカ
ーボネート樹脂を例えば射出成形すると、成形に使用し
た金型が腐食する等の問題も生じる。従って、かかる問
題を解決するため、ホスゲン中に含有される四塩化炭素
を可及的に少なくすることが望まれる。
樹脂や各種化学品の製造原料として利用されており、ホ
スゲンの製造法としては、活性炭を触媒として一酸化炭
素と塩素とを反応させる方法が知られている。しかしな
がら、この方法により得られるホスゲンは数百ppm の四
塩化炭素を含有している。このように多量の四塩化炭素
を含有するホスゲンを使用して製造したポリカーボネー
ト樹脂は、相当量の四塩化炭素を含有し、耐久性に劣る
等の問題が生じる。また、四塩化炭素を含有するポリカ
ーボネート樹脂を例えば射出成形すると、成形に使用し
た金型が腐食する等の問題も生じる。従って、かかる問
題を解決するため、ホスゲン中に含有される四塩化炭素
を可及的に少なくすることが望まれる。
【0003】ホスゲン中に含有される四塩化炭素を低減
する方法として、四塩化炭素とホスゲンの沸点差を利用
した蒸留による分離方法がある。しかしながら、この方
法は多量のエネルギーを消費するので経済的でなく、ま
た有毒なホスゲンガスを加圧系で使用するため危険を伴
うという問題がある。また、ホスゲンの合成中に発生す
る四塩化炭素の生成を抑制する方法として、金属成分を
減らした活性炭を触媒として使用する方法が提案されて
いる(特開平2−6307号公報)。しかしながら、こ
の方法によっても、ホスゲン中の四塩化炭素を十分に低
減することはできない。
する方法として、四塩化炭素とホスゲンの沸点差を利用
した蒸留による分離方法がある。しかしながら、この方
法は多量のエネルギーを消費するので経済的でなく、ま
た有毒なホスゲンガスを加圧系で使用するため危険を伴
うという問題がある。また、ホスゲンの合成中に発生す
る四塩化炭素の生成を抑制する方法として、金属成分を
減らした活性炭を触媒として使用する方法が提案されて
いる(特開平2−6307号公報)。しかしながら、こ
の方法によっても、ホスゲン中の四塩化炭素を十分に低
減することはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ホス
ゲン中に含有されている四塩化炭素を容易に且つ安全に
除去することのできるホスゲンの精製方法を提供するこ
とである。
ゲン中に含有されている四塩化炭素を容易に且つ安全に
除去することのできるホスゲンの精製方法を提供するこ
とである。
【0005】本発明者は上記目的を達成せんとして鋭意
研究を重ねた結果、四塩化炭素を含有するホスゲンをオ
レフィン系重合体に接触させると、四塩化炭素が容易に
且つ安全に吸着除去されることを究明し、本発明を完成
した。
研究を重ねた結果、四塩化炭素を含有するホスゲンをオ
レフィン系重合体に接触させると、四塩化炭素が容易に
且つ安全に吸着除去されることを究明し、本発明を完成
した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、四塩化炭素を
含有するホスゲンを、オレフィン系重合体に接触させて
四塩化炭素を吸着除去することを特徴とするホスゲンの
精製方法である。
含有するホスゲンを、オレフィン系重合体に接触させて
四塩化炭素を吸着除去することを特徴とするホスゲンの
精製方法である。
【0007】本発明で対象とするホスゲンは、四塩化炭
素を含有するホスゲンであり、四塩化炭素含有量は特に
制限する必要はないが、吸着剤の使用量や交換頻度の点
から通常数ppm 〜数百ppm の四塩化炭素を含有するホス
ゲンが好ましく、極めて少量例えば数ppm 以下の四塩化
炭素を含有するホスゲンについても有効である。
素を含有するホスゲンであり、四塩化炭素含有量は特に
制限する必要はないが、吸着剤の使用量や交換頻度の点
から通常数ppm 〜数百ppm の四塩化炭素を含有するホス
ゲンが好ましく、極めて少量例えば数ppm 以下の四塩化
炭素を含有するホスゲンについても有効である。
【0008】本発明で吸着剤として使用するオレフィン
系重合体としてはエチレン、プロピレン、ブテン−1、
イソブチレン、ペンテン−1、3−メチルブテン−1、
4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン等の
オレフィンの単独重合体、これらオレフィンの二種以上
からなる共重合体又はこれらオレフィンと共重合可能な
他のモノマーとの共重合体が挙げられる。これらの共重
合体としてはエチレンとプロピレンからなるエチレンプ
ロピレンゴム又はエチレン、プロピレン及び他のモノマ
ーからなるエチレンプロピレン系ゴムが好ましく、かか
る共重合体のプロピレン含量は20〜60重量%が好ま
しい。
系重合体としてはエチレン、プロピレン、ブテン−1、
イソブチレン、ペンテン−1、3−メチルブテン−1、
4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン等の
オレフィンの単独重合体、これらオレフィンの二種以上
からなる共重合体又はこれらオレフィンと共重合可能な
他のモノマーとの共重合体が挙げられる。これらの共重
合体としてはエチレンとプロピレンからなるエチレンプ
ロピレンゴム又はエチレン、プロピレン及び他のモノマ
ーからなるエチレンプロピレン系ゴムが好ましく、かか
る共重合体のプロピレン含量は20〜60重量%が好ま
しい。
【0009】吸着剤の形状は任意であり、例えばペレッ
ト状、粉末状、粒状、フィルム状、繊維状等限定なく使
用できるが、比表面積の大きいフィルム状や繊維状のも
のが好ましい。
ト状、粉末状、粒状、フィルム状、繊維状等限定なく使
用できるが、比表面積の大きいフィルム状や繊維状のも
のが好ましい。
【0010】かかる吸着剤を充填使用する吸着装置とし
ては任意のものが使用でき、例えば固定層吸着装置や移
動層吸着装置がある。そのホスゲンガスの流量は、四塩
化炭素の濃度、吸着装置の大きさ、吸着剤の充填量等に
より変動し一概に決められない。空塔速度は10-3〜1
02 m/分程度が好ましい。吸着温度は、あまりに低く
するとホスゲンが液化する恐れがあるので10℃以上が
好ましく、吸着剤が変質しない程度まで昇温してもよ
い。
ては任意のものが使用でき、例えば固定層吸着装置や移
動層吸着装置がある。そのホスゲンガスの流量は、四塩
化炭素の濃度、吸着装置の大きさ、吸着剤の充填量等に
より変動し一概に決められない。空塔速度は10-3〜1
02 m/分程度が好ましい。吸着温度は、あまりに低く
するとホスゲンが液化する恐れがあるので10℃以上が
好ましく、吸着剤が変質しない程度まで昇温してもよ
い。
【0011】また、四塩化炭素を吸着した吸着剤は、例
えば昇温、減圧、不活性ガス流等により四塩化炭素を脱
離させて再使用してもよく、又は例えば焼却等の処理に
よって処分してもよい。
えば昇温、減圧、不活性ガス流等により四塩化炭素を脱
離させて再使用してもよく、又は例えば焼却等の処理に
よって処分してもよい。
【0012】
【実施例】以下に実施例をあげて更に説明する。なお、
ホスゲン中の四塩化炭素の濃度はガスクロマトグラフィ
ー[(株)日立製作所製263−70 FID]によりカラ
ム[ベントン34+ SP-1200、3mmφ×2m ガラス
カラム]、カラム温度90℃、検出器温度130℃、キ
ャリアガス(N2 30ml/分)で測定した。
ホスゲン中の四塩化炭素の濃度はガスクロマトグラフィ
ー[(株)日立製作所製263−70 FID]によりカラ
ム[ベントン34+ SP-1200、3mmφ×2m ガラス
カラム]、カラム温度90℃、検出器温度130℃、キ
ャリアガス(N2 30ml/分)で測定した。
【0013】
【実施例1】カラム径40mmφ、層高40cmの吸着カラ
ムにポリプロピレン繊維[ユニセル(株)製オルソー
ブ]20g を充填し、四塩化炭素を100ppm 含有する
ホスゲンを空塔速度0.1 m/分の流量で導入した。導
入開始1時間後のカラム出口の四塩化炭素濃度は60pp
m であった。
ムにポリプロピレン繊維[ユニセル(株)製オルソー
ブ]20g を充填し、四塩化炭素を100ppm 含有する
ホスゲンを空塔速度0.1 m/分の流量で導入した。導
入開始1時間後のカラム出口の四塩化炭素濃度は60pp
m であった。
【0014】
【実施例2】ポリプロピレン繊維に代えてエチレン−プ
ロピレンゴムペレット[日本合成ゴム(株)製 EP-07
P、プロピレン含量27重量%]250g を使用する以
外は実施例1と同様の操作を行った。5時間後のカラム
出口の四塩化炭素濃度は10ppm であった。
ロピレンゴムペレット[日本合成ゴム(株)製 EP-07
P、プロピレン含量27重量%]250g を使用する以
外は実施例1と同様の操作を行った。5時間後のカラム
出口の四塩化炭素濃度は10ppm であった。
【0015】
【発明の効果】本発明の方法によれば、ホスゲン中に含
有されている四塩化炭素を簡単な操作で容易に効率よく
且つ安全に除去することができ、得られる高純度のホス
ゲンは各種化学品、特にポリカーボネート樹脂の製造原
料として有効に利用され、本発明の奏する効果は格別な
ものである。
有されている四塩化炭素を簡単な操作で容易に効率よく
且つ安全に除去することができ、得られる高純度のホス
ゲンは各種化学品、特にポリカーボネート樹脂の製造原
料として有効に利用され、本発明の奏する効果は格別な
ものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 四塩化炭素を含有するホスゲンを、オレ
フィン系重合体に接触させて四塩化炭素を吸着除去する
ことを特徴とするホスゲンの精製方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5126042A JPH06340408A (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | ホスゲンの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5126042A JPH06340408A (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | ホスゲンの精製方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06340408A true JPH06340408A (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=14925225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5126042A Pending JPH06340408A (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | ホスゲンの精製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06340408A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000024672A1 (de) * | 1998-10-22 | 2000-05-04 | Bayer Aktiengesellschaft | Tetrachlorkohlenstoffarmes phosgen |
| US9663373B2 (en) | 2013-07-26 | 2017-05-30 | Sabic Global Technologies B.V. | Method and apparatus for producing high purity phosgene |
| WO2024176967A1 (ja) * | 2023-02-22 | 2024-08-29 | ダイキン工業株式会社 | 含フッ素低分子化合物の吸着方法 |
-
1993
- 1993-05-27 JP JP5126042A patent/JPH06340408A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000024672A1 (de) * | 1998-10-22 | 2000-05-04 | Bayer Aktiengesellschaft | Tetrachlorkohlenstoffarmes phosgen |
| US6930202B1 (en) | 1998-10-22 | 2005-08-16 | Bayer Aktiengesellschaft | Phosgene having low content of carbon tetrachloride |
| US9663373B2 (en) | 2013-07-26 | 2017-05-30 | Sabic Global Technologies B.V. | Method and apparatus for producing high purity phosgene |
| WO2024176967A1 (ja) * | 2023-02-22 | 2024-08-29 | ダイキン工業株式会社 | 含フッ素低分子化合物の吸着方法 |
| JP2024119595A (ja) * | 2023-02-22 | 2024-09-03 | ダイキン工業株式会社 | 含フッ素低分子化合物の吸着方法 |
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