JPH06340943A - 耐酸化性フィルタ用合金粉末 - Google Patents
耐酸化性フィルタ用合金粉末Info
- Publication number
- JPH06340943A JPH06340943A JP13017693A JP13017693A JPH06340943A JP H06340943 A JPH06340943 A JP H06340943A JP 13017693 A JP13017693 A JP 13017693A JP 13017693 A JP13017693 A JP 13017693A JP H06340943 A JPH06340943 A JP H06340943A
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- JP
- Japan
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- powder
- weight
- filter
- oxidation
- alloy powder
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高温の酸化性ガスのフィルタに用いる耐酸化
性のCr−Al−Fe合金粉末を提供する。 【構成】 この耐酸化性フィルタ用合金粉末は、Cr:
15.0〜30.0重量%,Al:8.0〜22.0重量%,L
aまたは/およびY:0.01〜0.40重量%,残部が不
可避的不純物とFeから成る。上記組成の溶湯を水噴霧
法で造粒して製造することが好ましい。
性のCr−Al−Fe合金粉末を提供する。 【構成】 この耐酸化性フィルタ用合金粉末は、Cr:
15.0〜30.0重量%,Al:8.0〜22.0重量%,L
aまたは/およびY:0.01〜0.40重量%,残部が不
可避的不純物とFeから成る。上記組成の溶湯を水噴霧
法で造粒して製造することが好ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐酸化性フィルタ用合金
粉末に関し、更に詳しくは、高温下でも耐酸化性が優れ
ていて、フィルタの目詰まりやフィルタ形状の崩壊など
を起こしにくい耐酸化性フィルタ用合金粉末に関する。
粉末に関し、更に詳しくは、高温下でも耐酸化性が優れ
ていて、フィルタの目詰まりやフィルタ形状の崩壊など
を起こしにくい耐酸化性フィルタ用合金粉末に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種の金属粉末や合金粉末を
圧縮成形して多孔質バルク体にしたフィルタが知られて
いる。例えば、SUS304L,US316Lなどのス
テンレス鋼の粉末で賦形したフィルタは、主として理化
学機器の濾過装置の部品として使用されている。
圧縮成形して多孔質バルク体にしたフィルタが知られて
いる。例えば、SUS304L,US316Lなどのス
テンレス鋼の粉末で賦形したフィルタは、主として理化
学機器の濾過装置の部品として使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のフィルタは、例えば、ディーゼルエンジンの排
ガス中に含まれているパティキュレータ,石油ストーブ
や温風ヒータの排ガス中に含まれているパティキュレー
タなどを除去するためのフィルタとしては使用できな
い。
た従来のフィルタは、例えば、ディーゼルエンジンの排
ガス中に含まれているパティキュレータ,石油ストーブ
や温風ヒータの排ガス中に含まれているパティキュレー
タなどを除去するためのフィルタとしては使用できな
い。
【0004】その理由は、上記したような排ガス、とり
わけディーゼルエンジンの排ガスは高温の酸化性ガスで
あるため、短時間で、フィルタ粉末の主成分であるFe
が酸化されて脆弱な酸化鉄になり、この酸化鉄が粉末状
態で剥落してフィルタの目詰まりを引き起こしたり、ま
たフィルタそのものを崩壊させ、もってフィルタとして
の機能喪失が短時間で引き起こされるからである。
わけディーゼルエンジンの排ガスは高温の酸化性ガスで
あるため、短時間で、フィルタ粉末の主成分であるFe
が酸化されて脆弱な酸化鉄になり、この酸化鉄が粉末状
態で剥落してフィルタの目詰まりを引き起こしたり、ま
たフィルタそのものを崩壊させ、もってフィルタとして
の機能喪失が短時間で引き起こされるからである。
【0005】本発明は従来のフィルタ用合金粉末におけ
る上記した問題を解決し、高温で酸化性の排ガスに対し
ても長時間に亘ってフィルタ機能を確保することができ
る耐酸化性に優れたフィルタ用合金粉末の提供を目的と
する。
る上記した問題を解決し、高温で酸化性の排ガスに対し
ても長時間に亘ってフィルタ機能を確保することができ
る耐酸化性に優れたフィルタ用合金粉末の提供を目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、Cr:15.0〜30.0重量
%,Al:8.0〜22.0重量%,Laまたは/および
Y:0.01〜0.40重量%,残部が不可避的不純物とF
eから成ることを特徴とする耐酸化性フィルタ用合金粉
末が提供される。
ために、本発明においては、Cr:15.0〜30.0重量
%,Al:8.0〜22.0重量%,Laまたは/および
Y:0.01〜0.40重量%,残部が不可避的不純物とF
eから成ることを特徴とする耐酸化性フィルタ用合金粉
末が提供される。
【0007】本発明の合金粉末はFeをベースとするC
r−Al−Fe系合金の粉末であって、それが高温の酸
化性ガスに曝されると、まず最初にAlが酸化されてA
l2O3 が耐酸化性皮膜として粉末表面を被覆し、もっ
てそれ以上の酸化、すなわちCrの酸化やFeの酸化な
どが進行することを抑制するという性質を備えている。
r−Al−Fe系合金の粉末であって、それが高温の酸
化性ガスに曝されると、まず最初にAlが酸化されてA
l2O3 が耐酸化性皮膜として粉末表面を被覆し、もっ
てそれ以上の酸化、すなわちCrの酸化やFeの酸化な
どが進行することを抑制するという性質を備えている。
【0008】ここで、Crは粉末全体の耐酸化性を確保
するために必要な成分であって、その含有量は15.0〜
30.0重量%に設定される。含有量が15.0重量%より
も少ない場合は、相対的にFe成分が増量しているた
め、充分な耐酸化性が得られない。また、30.0重量%
より多くしても、粉末の耐酸化性は飽和状態になり、徒
らに製造コストの上昇を引き起こすことになる。
するために必要な成分であって、その含有量は15.0〜
30.0重量%に設定される。含有量が15.0重量%より
も少ない場合は、相対的にFe成分が増量しているた
め、充分な耐酸化性が得られない。また、30.0重量%
より多くしても、粉末の耐酸化性は飽和状態になり、徒
らに製造コストの上昇を引き起こすことになる。
【0009】つぎに、Alは、酸化性ガス中においては
粉末表面に存在する部分が酸化されてAl2 O3 に変化
し、このAl2 O3 が一種のバリアとして機能すること
により、粉末の芯部に向けた更なる酸化を抑制するため
に必要な成分であって、その含有量は8.0〜22.0重量
%に設定される。含有量が8.0重量%より少ない場合
は、粉末表面に存在できる量が少なくなって上記した機
能を果たすAl2 O3 皮膜が充分に形成されなくなる。
また、22.0重量%より多くすると、この粉末の製造方
法として採用される例えば水噴霧法において、溶湯噴霧
用の耐火ノルズの閉塞事故が多発するようになる。
粉末表面に存在する部分が酸化されてAl2 O3 に変化
し、このAl2 O3 が一種のバリアとして機能すること
により、粉末の芯部に向けた更なる酸化を抑制するため
に必要な成分であって、その含有量は8.0〜22.0重量
%に設定される。含有量が8.0重量%より少ない場合
は、粉末表面に存在できる量が少なくなって上記した機
能を果たすAl2 O3 皮膜が充分に形成されなくなる。
また、22.0重量%より多くすると、この粉末の製造方
法として採用される例えば水噴霧法において、溶湯噴霧
用の耐火ノルズの閉塞事故が多発するようになる。
【0010】本発明の合金粉末には、更に、Laまたは
/およびYが含有されている。これらの成分は、いずれ
も、粉末それ自体の耐酸化性を向上させる働きもする
が、とくに、上記したAl2 O3 の皮膜が粉末表面から
剥離することを抑制する成分として必要である。Al2
O3 の皮膜が剥離すると、この剥離皮膜はフィルタの目
詰まりを引き起こしてしまうからである。
/およびYが含有されている。これらの成分は、いずれ
も、粉末それ自体の耐酸化性を向上させる働きもする
が、とくに、上記したAl2 O3 の皮膜が粉末表面から
剥離することを抑制する成分として必要である。Al2
O3 の皮膜が剥離すると、この剥離皮膜はフィルタの目
詰まりを引き起こしてしまうからである。
【0011】La,Yは、それぞれ単独で含有されてい
てもよく、また一緒に含有されていてもよい。その含有
量は、La,Yがそれぞれ単独で含有される場合には、
0.01〜0.40重量%に設定される。また、La,Yが
一緒に含有される場合でも、その合量が0.01〜0.40
重量%となるように設定される。0.01重量%より少な
い場合は、上記した効果、すなわちAl2 O3 皮膜の剥
離を抑制する効果が充分に発揮されず、また0.40重量
%より多くしても、上記効果は飽和状態になり、徒らに
製造コストの上昇を引き起こすからである。
てもよく、また一緒に含有されていてもよい。その含有
量は、La,Yがそれぞれ単独で含有される場合には、
0.01〜0.40重量%に設定される。また、La,Yが
一緒に含有される場合でも、その合量が0.01〜0.40
重量%となるように設定される。0.01重量%より少な
い場合は、上記した効果、すなわちAl2 O3 皮膜の剥
離を抑制する効果が充分に発揮されず、また0.40重量
%より多くしても、上記効果は飽和状態になり、徒らに
製造コストの上昇を引き起こすからである。
【0012】本発明の合金粉末は、上記した組成の合金
を溶製し、その溶湯を噴霧法によって製造することがで
きる。噴霧法としては、ガス噴霧法,水噴霧法のいずれ
をも採用することができるが、ガス噴霧法で造粒された
粉末は比較的表面が平滑な球状になりやすく、そのた
め、圧縮成形してフィルタにしたときに各粉末間の結合
力が弱くなるという問題がある。
を溶製し、その溶湯を噴霧法によって製造することがで
きる。噴霧法としては、ガス噴霧法,水噴霧法のいずれ
をも採用することができるが、ガス噴霧法で造粒された
粉末は比較的表面が平滑な球状になりやすく、そのた
め、圧縮成形してフィルタにしたときに各粉末間の結合
力が弱くなるという問題がある。
【0013】これに反し、水噴霧法で造粒した粉末は、
表面に凹凸が多い異形になりやすいため、圧縮成形して
フィルタを製造するときに、これら粉末が相互に干渉し
あって、フィルタの強度を高めるという利点があるた
め、噴霧法としては水噴霧法を採用することが好まし
い。
表面に凹凸が多い異形になりやすいため、圧縮成形して
フィルタを製造するときに、これら粉末が相互に干渉し
あって、フィルタの強度を高めるという利点があるた
め、噴霧法としては水噴霧法を採用することが好まし
い。
【0014】
実施例1〜12,比較例1〜3 表1に示した組成の合金を溶製し、その溶湯に水噴霧法
を適用して粒径が0.10〜0.15mmの粉末を得た。つい
で、これらの粉末1gを、縦68mm,幅45mm,深さ1
0mmのアルミナ製箱の中に充填率約35%で充填し、全
体を1050℃の大気雰囲気炉の中に入れて下記に定義
する異常酸化開始時間を測定した。
を適用して粒径が0.10〜0.15mmの粉末を得た。つい
で、これらの粉末1gを、縦68mm,幅45mm,深さ1
0mmのアルミナ製箱の中に充填率約35%で充填し、全
体を1050℃の大気雰囲気炉の中に入れて下記に定義
する異常酸化開始時間を測定した。
【0015】異常酸化開始時間:粉末中のAl成分が優
先的に酸化されて全てAl2 O3 になるものとする。そ
のときの酸化増量aはAl1モル(26.98g)で16
×3/2(酸素分)であるから、粉末中のAl含有量を
b重量%とすると、a=1(g)×b/100×16×
3/2÷26.98(g)になる。各粉末(1g)を10
50℃の大気中で酸化したときに、その重量増が上記値
a(g)になった時点でAlの優先酸化は終了している
ものと判断する。
先的に酸化されて全てAl2 O3 になるものとする。そ
のときの酸化増量aはAl1モル(26.98g)で16
×3/2(酸素分)であるから、粉末中のAl含有量を
b重量%とすると、a=1(g)×b/100×16×
3/2÷26.98(g)になる。各粉末(1g)を10
50℃の大気中で酸化したときに、その重量増が上記値
a(g)になった時点でAlの優先酸化は終了している
ものと判断する。
【0016】そして、それ以降の酸化は、Cr,Feの
酸化であると判断し、この状態を異常酸化と判定する。
したがって、酸化増量が上記値a(g)になるまでの酸
化時間(thr)を測定し、この時間t(hr)をもって異
常酸化開始時間と定義する。
酸化であると判断し、この状態を異常酸化と判定する。
したがって、酸化増量が上記値a(g)になるまでの酸
化時間(thr)を測定し、この時間t(hr)をもって異
常酸化開始時間と定義する。
【0017】この時間tが長い粉末ほど、Cr,Feの
酸化が起こりづらい、すなわちAl2 O3 が剥離しにく
い粉末であり、耐酸化性に優れる粉末であることを示し
ている。以上の結果を一括して表1に示した。
酸化が起こりづらい、すなわちAl2 O3 が剥離しにく
い粉末であり、耐酸化性に優れる粉末であることを示し
ている。以上の結果を一括して表1に示した。
【0018】
【表1】
【0019】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
合金粉末は、高温の酸化性ガスに対する優れた耐酸化性
を備えている。これは、Alを適量配合することにより
粉末の表面にAl2 O3 皮膜を形成して粉末全体の酸化
を防止し、かつ、La,Yを配合することにより上記A
l2 O3 皮膜の剥離を防止したことがもたらす効果であ
る。
合金粉末は、高温の酸化性ガスに対する優れた耐酸化性
を備えている。これは、Alを適量配合することにより
粉末の表面にAl2 O3 皮膜を形成して粉末全体の酸化
を防止し、かつ、La,Yを配合することにより上記A
l2 O3 皮膜の剥離を防止したことがもたらす効果であ
る。
【0020】したがって、本発明の合金粉末は、ディー
ゼルエンジン,石油ストーブ,温風ヒータなどの高温の
酸化性の排ガスからパティキュレートを除去するときに
用いるフィルタの材料としてその工業的価値は非常に大
である。
ゼルエンジン,石油ストーブ,温風ヒータなどの高温の
酸化性の排ガスからパティキュレートを除去するときに
用いるフィルタの材料としてその工業的価値は非常に大
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 Cr:15.0〜30.0重量%,Al:8.
0〜22.0重量%,Laまたは/およびY:0.01〜0.
40重量%,残部が不可避的不純物とFeから成ること
を特徴とする耐酸化性フィルタ用合金粉末。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13017693A JPH06340943A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 耐酸化性フィルタ用合金粉末 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13017693A JPH06340943A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 耐酸化性フィルタ用合金粉末 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06340943A true JPH06340943A (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=15027868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13017693A Pending JPH06340943A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 耐酸化性フィルタ用合金粉末 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06340943A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6733575B1 (en) * | 1999-06-18 | 2004-05-11 | N.V. Bekaert S.A. | Hot gas filtration system |
| JP2012036503A (ja) * | 2010-08-10 | 2012-02-23 | Alantum | 開放−多孔性金属フォーム及びその製造方法 |
| CN111074164A (zh) * | 2019-12-23 | 2020-04-28 | 天津斯巴克斯机电有限公司 | 一种Fe基防爆、高散热材料及其制备方法 |
-
1993
- 1993-06-01 JP JP13017693A patent/JPH06340943A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6733575B1 (en) * | 1999-06-18 | 2004-05-11 | N.V. Bekaert S.A. | Hot gas filtration system |
| JP2012036503A (ja) * | 2010-08-10 | 2012-02-23 | Alantum | 開放−多孔性金属フォーム及びその製造方法 |
| CN111074164A (zh) * | 2019-12-23 | 2020-04-28 | 天津斯巴克斯机电有限公司 | 一种Fe基防爆、高散热材料及其制备方法 |
| CN111074164B (zh) * | 2019-12-23 | 2020-11-13 | 天津斯巴克斯机电有限公司 | 一种Fe基防爆、高散热材料及其制备方法 |
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