JPH06340959A - 小物金属部品の連続強化浸炭法 - Google Patents
小物金属部品の連続強化浸炭法Info
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- JPH06340959A JPH06340959A JP16832293A JP16832293A JPH06340959A JP H06340959 A JPH06340959 A JP H06340959A JP 16832293 A JP16832293 A JP 16832293A JP 16832293 A JP16832293 A JP 16832293A JP H06340959 A JPH06340959 A JP H06340959A
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Landscapes
- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 金属小物部品をベルトコンベア上にばら積み
して雰囲気炉中で連続して浸炭するときに、浸炭雰囲気
中のCOとCO2の合計量を24容量%以上50容量%
までとすることを特徴とする。 【効果】 ベルトコンベア上に小物金属部品はばら積み
された下層のものも良好に浸炭強化することができる。
して雰囲気炉中で連続して浸炭するときに、浸炭雰囲気
中のCOとCO2の合計量を24容量%以上50容量%
までとすることを特徴とする。 【効果】 ベルトコンベア上に小物金属部品はばら積み
された下層のものも良好に浸炭強化することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小物金属部品の連続強
化浸炭法、更に詳細には、炉内を循環するベルトコンベ
ア上にばら積みされた小物金属部品を連続して浸炭する
方法に関するものである。
化浸炭法、更に詳細には、炉内を循環するベルトコンベ
ア上にばら積みされた小物金属部品を連続して浸炭する
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス浸炭用の雰囲気ガスは、COを含む
ものが広く実用に供されており、鋼の表面にどれほどの
炭素を与え得るかというガス組成の浸炭平衡は、COの
微小の一部をもって構成されるCO2の存在とCOの分
圧比によって左右されることがよく知られている。CO
とCO2の合計量以外に存在することのあるN2とH2
は、高温における浸炭反応において、浸炭層の表面の炭
素濃度を左右することにはならない。
ものが広く実用に供されており、鋼の表面にどれほどの
炭素を与え得るかというガス組成の浸炭平衡は、COの
微小の一部をもって構成されるCO2の存在とCOの分
圧比によって左右されることがよく知られている。CO
とCO2の合計量以外に存在することのあるN2とH2
は、高温における浸炭反応において、浸炭層の表面の炭
素濃度を左右することにはならない。
【0003】ところで、一般に使用される炭化水素ガス
を空気と混合して高温に保持されたNi触媒で分解した
浸炭用ガス中のCOの含有量は、次のようになる。
を空気と混合して高温に保持されたNi触媒で分解した
浸炭用ガス中のCOの含有量は、次のようになる。
【0004】即ち、炭化水素と空気を混合して分解した
とき、メタン原科ではCO−20%、ブタン原科ではC
O−24%、更にメタノールのみを分解したときはCO
−33%となる。いずれのガスでも、前述した通りCO
−CO2の分圧比を調整することによって浸炭に供する
ことができる。
とき、メタン原科ではCO−20%、ブタン原科ではC
O−24%、更にメタノールのみを分解したときはCO
−33%となる。いずれのガスでも、前述した通りCO
−CO2の分圧比を調整することによって浸炭に供する
ことができる。
【0005】一力、ガス浸炭を行なうとき、被処理物が
近接したり或は接触した部分は十分な浸炭が行なわれな
いことが知られている。従って、なるべく均一な浸炭層
を得るためには、治具を用いて被処理物を支持し、相互
に面接触が生じないように注意することが必要となる。
治具を使って浸炭作業が行なわれる構造の炉では、この
ような注意が成立つが、ベルトコンベアで処理物を搬送
しつつ浸炭する型の連続炉では、治具で被処理物を支持
しないで、直接ベルト上にばら積みで乗せることにな
る。
近接したり或は接触した部分は十分な浸炭が行なわれな
いことが知られている。従って、なるべく均一な浸炭層
を得るためには、治具を用いて被処理物を支持し、相互
に面接触が生じないように注意することが必要となる。
治具を使って浸炭作業が行なわれる構造の炉では、この
ような注意が成立つが、ベルトコンベアで処理物を搬送
しつつ浸炭する型の連続炉では、治具で被処理物を支持
しないで、直接ベルト上にばら積みで乗せることにな
る。
【0006】しかしながら、特に小物金属部品にあって
は、互いに接触しないように間隔を置いてベルト上に乗
せるのは、手間がかかり、加工費が非常に高くなってし
まう。そこで、この場合には回転するロータリー炉を使
うことも考えられるが、小物部品が例えばネジの場合に
は、浸炭するネジ山がつぶれてしまう。
は、互いに接触しないように間隔を置いてベルト上に乗
せるのは、手間がかかり、加工費が非常に高くなってし
まう。そこで、この場合には回転するロータリー炉を使
うことも考えられるが、小物部品が例えばネジの場合に
は、浸炭するネジ山がつぶれてしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、炉内の循環
するベルトコンベア上に層状にばら積みされた小物部品
の中で、層の内方にあるものも良好に浸炭できる方法を
提供するものである。
するベルトコンベア上に層状にばら積みされた小物部品
の中で、層の内方にあるものも良好に浸炭できる方法を
提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】小物被処理物を耐熱鋼製
メッシュべルト上に層状に積載し、900℃の炉中に入
れ、0.9%炭素平衡でCOとCO2の合計量を変えた
浸炭雰囲気中で浸炭を行なったところ、保持時間が同一
であったにも拘わらず、積載した層中の一定の深さにあ
る小物部品の浸炭量は、雰囲気中のCOとCO2の合計
量の多い方が優れていることが見い出された。
メッシュべルト上に層状に積載し、900℃の炉中に入
れ、0.9%炭素平衡でCOとCO2の合計量を変えた
浸炭雰囲気中で浸炭を行なったところ、保持時間が同一
であったにも拘わらず、積載した層中の一定の深さにあ
る小物部品の浸炭量は、雰囲気中のCOとCO2の合計
量の多い方が優れていることが見い出された。
【0009】従って、浸炭平衡下でCOとCO2の合計
量、即ち浸炭雰囲気中のCOの絶対量を多くすれば、良
好な浸炭が行なえることが見い出された。
量、即ち浸炭雰囲気中のCOの絶対量を多くすれば、良
好な浸炭が行なえることが見い出された。
【0010】
実施例−1 直径3mmで長さ18mmの低炭素鋼製小ネジをメッシ
ュベルト上に20mmの厚さでばら積みして、浸炭雰囲
気中で900℃で25分間処理して後に取り出し、小ネ
ジの表面の炭素量を測定した。雰囲気ガス中のCOとC
O2の合計量は、20容量%,23容量%,24容量
%,33容量%,50容量%の5例とした。
ュベルト上に20mmの厚さでばら積みして、浸炭雰囲
気中で900℃で25分間処理して後に取り出し、小ネ
ジの表面の炭素量を測定した。雰囲気ガス中のCOとC
O2の合計量は、20容量%,23容量%,24容量
%,33容量%,50容量%の5例とした。
【0011】処理後の積載表面の小ネジのC%は、前記
した雰囲気ガスのそれぞれの場合で、0.91,0.9
0,0.91,0.91,0.90であったが、積載上
部から6mmの内部の位置から採取した小ネジのC%
は、それぞれ0.57,0.62,0.69,0.7
4,0.82であり、更に積載上部から12mm内部の
試料のC%は、それぞれ0.32,0.49,0.5
1,0.62,0.74であった。更に、処理後の小ネ
ジを焼入れしてヴィッカース硬度を測定したところ、H
V700以上の硬度が認められたのは、COとCO2の
合計量が24%以上の雰囲気ガスを使って浸炭した小ネ
ジであった。
した雰囲気ガスのそれぞれの場合で、0.91,0.9
0,0.91,0.91,0.90であったが、積載上
部から6mmの内部の位置から採取した小ネジのC%
は、それぞれ0.57,0.62,0.69,0.7
4,0.82であり、更に積載上部から12mm内部の
試料のC%は、それぞれ0.32,0.49,0.5
1,0.62,0.74であった。更に、処理後の小ネ
ジを焼入れしてヴィッカース硬度を測定したところ、H
V700以上の硬度が認められたのは、COとCO2の
合計量が24%以上の雰囲気ガスを使って浸炭した小ネ
ジであった。
【0012】なお、雰囲気ガス中のCO量が50容量%
を越えた場合には、ススが生じて実用的でないことが判
明した。
を越えた場合には、ススが生じて実用的でないことが判
明した。
【0013】実施例−2 外径12mm,内径6mm,長さ60mmの低炭素鋼製
管状体をメッシュベルト上に85mmの厚さで積載し
て、930℃で40分間浸炭処理して焼入れし、その硬
度を測定した。実施に供した雰囲気ガス中のCOとCO
2の合計量は、それぞれ20容量%,23容量%,24
容量%,33容量%,50容量%であった。
管状体をメッシュベルト上に85mmの厚さで積載し
て、930℃で40分間浸炭処理して焼入れし、その硬
度を測定した。実施に供した雰囲気ガス中のCOとCO
2の合計量は、それぞれ20容量%,23容量%,24
容量%,33容量%,50容量%であった。
【0014】焼入れ硬度は、H.R.C.でそれぞれ4
2〜62,54〜63,56〜62、58〜63,60
〜63であった。これにより、雰囲気ガス中のCOとC
O2の合計量が24容量%以上のときに、実用的な浸炭
が得られることが確かめられた。なお、一般に多用され
ている浸炭雰囲気ガスは、炭化水素を空気と混合して分
解するものであり、ブタンを分解したときでもCOはせ
いぜい24容量%である。
2〜62,54〜63,56〜62、58〜63,60
〜63であった。これにより、雰囲気ガス中のCOとC
O2の合計量が24容量%以上のときに、実用的な浸炭
が得られることが確かめられた。なお、一般に多用され
ている浸炭雰囲気ガスは、炭化水素を空気と混合して分
解するものであり、ブタンを分解したときでもCOはせ
いぜい24容量%である。
【0015】本発明の方法に用いられる浸炭用雰囲気ガ
スは、種々の方法で作ることができるが、その一例を以
下に述べる。
スは、種々の方法で作ることができるが、その一例を以
下に述べる。
【0016】燃焼排ガスを冷却脱水すると、N2とCO
2の混合ガスが得られるが、このガスを分子ふるい法で
N2とCO2に分離し、ここに生じたN2を炉開口部の
ガスカーテンに使用し、CO2は炭化水素と混合して本
発明の強化浸炭用雰囲気ガスとして使用することができ
る。 CH4+CO2→2CO+2H2(CO−50%)
2の混合ガスが得られるが、このガスを分子ふるい法で
N2とCO2に分離し、ここに生じたN2を炉開口部の
ガスカーテンに使用し、CO2は炭化水素と混合して本
発明の強化浸炭用雰囲気ガスとして使用することができ
る。 CH4+CO2→2CO+2H2(CO−50%)
【0017】この燃焼排ガスには、浸炭炉において加熱
用ラジアントチューブから排出されたものを利用するこ
ともできる。ここで、燃焼に酸素を使用すれば、排出ガ
スは全てCO2とH2Oであるので、冷却脱水するだけ
でCO2が得られる。空気を分子ふるい法でN2とO2
に分離して利用することができる。
用ラジアントチューブから排出されたものを利用するこ
ともできる。ここで、燃焼に酸素を使用すれば、排出ガ
スは全てCO2とH2Oであるので、冷却脱水するだけ
でCO2が得られる。空気を分子ふるい法でN2とO2
に分離して利用することができる。
【0018】なお、炭化水素を分解するときにO2やC
O2を直接的に混合することによって得られる変成ガス
中のCO%は、空気と炭化水素だけを使ったときよりも
高くなる。
O2を直接的に混合することによって得られる変成ガス
中のCO%は、空気と炭化水素だけを使ったときよりも
高くなる。
【0019】また、高温に保たれた粒状炭素の層を通過
させることによって、空気はCO−33%を含む浸炭性
ガスに変成され得る。また、O2やCO2を炭素に反応
させて得たCOを雰囲気ガスの一部として併用すること
により、炉内にある雰囲気中のCO量を調節することも
できる。
させることによって、空気はCO−33%を含む浸炭性
ガスに変成され得る。また、O2やCO2を炭素に反応
させて得たCOを雰囲気ガスの一部として併用すること
により、炉内にある雰囲気中のCO量を調節することも
できる。
【0020】
【発明の効果】上述した実施例の結果から明らかな通
り、本発明法によれば、炉内を連続して循環するベルト
コンベア上にばら積みされた小物金属部品も良好に浸炭
できる優れた効果がある。
り、本発明法によれば、炉内を連続して循環するベルト
コンベア上にばら積みされた小物金属部品も良好に浸炭
できる優れた効果がある。
Claims (1)
- 【請求項1】 金属製小物部品を炉内を循環するベルト
コンベア上にばら積みして浸炭する際、炉内の浸炭雰囲
気をそのCOとCO2の合計量を24容量%以上50容
量%までとして小物部品を連続強化浸炭する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16832293A JPH06340959A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 小物金属部品の連続強化浸炭法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16832293A JPH06340959A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 小物金属部品の連続強化浸炭法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06340959A true JPH06340959A (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=15865894
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16832293A Pending JPH06340959A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 小物金属部品の連続強化浸炭法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06340959A (ja) |
-
1993
- 1993-06-01 JP JP16832293A patent/JPH06340959A/ja active Pending
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