JPH06344450A - 繊維強化樹脂管状体の製造方法 - Google Patents

繊維強化樹脂管状体の製造方法

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JPH06344450A
JPH06344450A JP5140383A JP14038393A JPH06344450A JP H06344450 A JPH06344450 A JP H06344450A JP 5140383 A JP5140383 A JP 5140383A JP 14038393 A JP14038393 A JP 14038393A JP H06344450 A JPH06344450 A JP H06344450A
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JP
Japan
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mandrel
roving
curable resin
impregnated
resin
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JP5140383A
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Hirohide Nakagawa
裕英 中川
Kimitoku Takao
公徳 高尾
Satoyuki Kobayashi
智行 小林
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】FRP製の曲り管やチ−ズ管等を、上記組物構造
の利用により容易に、かつ充分に速い生産速度で製造で
きる繊維強化樹脂管状体の製造方法を提供する。 【構成】曲管状または多軸状の繊維強化樹脂管状体を製
造する場合、マンドレル13へのロ−ビング2の巻き付
けを編組により行い、曲マンドレルまたは多軸状マンド
レル13をボビン軌道の中心の垂直方向に移動させつつ
ロ−ビング2の巻き付けを行うと共に巻き付け位置での
マンドレル中心線の接線をボビン軌道の中心の垂直方向
線に略一致させるようにマンドレル13の向きを調整す
ることにより、マンドレル13に硬化性樹脂含浸ロ−ビ
ング巻付け層またはロ−ビング巻き付け層を形成したの
ち、含浸硬化性樹脂を硬化するか、又は硬化性樹脂を含
浸してこの含浸硬化性樹脂を硬化し、次いでマンドレル
を脱型する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維強化樹脂製曲り管の
ような曲管状状繊維強化樹脂管状体、繊維強化樹脂製チ
−ズ管のような多軸状繊維強化樹脂管状体等を製造する
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】繊維強化樹脂(以下、FRPと称する)管
においては、合成樹脂管の耐食性、軽量性に加え、耐内
圧性、耐衝撃性に優れており、水道管等の内圧管として
有用である。
【0003】従来、かかる繊維強化樹脂管の製造には、
一般に、フィラメントワィンディング法(以下、FW法と
称する)が使用されている。即ち、図5に示すように、
マンドレル13’を回転させると共にフィ−ドアイ1
4’をマンドレル13’に沿いトラバ−スさせつつ樹脂
含浸ロ−ビング2’をマンドレル13’に所定の角度で
巻き付けて、樹脂含浸ロ−ビング巻き付け層を形成し、
樹脂の硬化後、マンドレルを脱型する方法が使用されて
いる。
【0004】最近においては、上記内圧管を対象とした
FRP管の強化繊維体に組物構造、所謂、編組構造を使用
することが提案されている(繊維機械学会誌、VoL4
1,No1,1988年,103頁)。
【0005】この組物構造の形成方法は、電線やホ−ス
の編組機において古くから知られており、図6の(イ)
(側面説明図)並びに図6の(ロ)(平面説明図)に示
すように、エンドレスで、かつ一定間隔ごとに交叉する
二つの軌道a’,b’の一方の軌道a’に一群のボビン
12a’,…が走行され、他方の軌道b’に他群のボビ
ン12b’が上記とは反対方向に走行され、これらボビ
ンからのロ−ビングが、上記軌道の中心を垂直方向に移
動するマンドレル13’上に巻き付けられていく。
【0006】この場合、一群のボビン12a’,…から
のロ−ビング2a’,…は例えば、左巻きに、他群のボ
ビン12b’,…からのロ−ビング2b’,…は例え
ば、右巻きで巻き付けられ、一群のボビン12a’,…
中の1ボビンが一回転する間、反対方向回転の他群のボ
ビン12b’,…が次々とすれ違っていき、そのたびご
とにロ−ビングが交叉される結果、ロ−ビングが編まれ
つつ巻き付けられていく(編組されていく)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近来、上記FRP内圧管
の接続に使用する曲り管やチ−ズ管に対しても、FRP化
により耐圧性の向上、軽量化を図ることが要求されてい
る。
【0008】そこで、FW法により、FRP曲り管やチ−ズ
管を製造することが提案されている。 而るに、FW法に
より、FRP曲り管やチ−ズ管を製造する場合、マンドレ
ルが非直線状となり、単に、マンドレルを回転させるだ
けでは、マンドレルの回転により描かれる外郭軌跡の径
がマンドレルの長さ方向の位置により異なることになる
ので、マンドレルの長き方向の位置に関係なくロ−ビン
グの巻き付け角を一定とするには、フィ−ドアイの制御
機構の複雑化が避けられない。
【0009】FW法により、FRP曲り管を製造する方法と
して、ロ−ビング巻き付け位置におけるマンドレル軸の
接線に対し、ロ−ビングの巻き付け角を垂直とするよう
に、曲りマンドレルをその長さ方向一端部の回りに旋回
させながら、この曲りマンドレルの外周にロ−ビングを
巻き付けることが提案されているが(特公平3−283
04号公報)、前提条件として、曲りマンドレルと回転
駆動軸との間を、曲りマンドレルが駆動軸の中心軸のま
わりに振り回されることのないように自在継手で連結
し、この自在継手の角度を上記曲りマンドレルの一端部
旋回量に応じて制御する必要があり、機構が複雑とな
り、マンドレルの高速回転が困難となって、生産能率の
低下が避けられない。
【0010】本発明の目的は、FRP製の曲り管やチ−ズ
管等を、上記組物構造の利用により容易に、かつ充分に
速い生産速度で製造できる繊維強化樹脂管状体の製造方
法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の繊維強化樹脂管
状体の製造方法は、曲管状または多軸状の繊維強化樹脂
管状体を製造する場合、エンドレスで、かつ一定間隔ご
とに交叉する二つの軌道の一方の軌道に一群のボビンを
走行させ、他方の軌道に他群のボビンを上記とは反対方
向に走行させ、これらボビンからのロ−ビングを硬化性
樹脂含浸状態でマンドレルに、当該マンドレルを垂直方
向に移動させつつ巻き付けると共に巻き付け位置でのマ
ンドレル中心線の接線を前記垂直方向線に略一致させる
ようにマンドレルの向きを調整することにより、マンド
レルに硬化性樹脂含浸ロ−ビング巻付け層またはロ−ビ
ング巻き付け層を形成したのち、含浸硬化性樹脂を硬化
するか、又は硬化性樹脂を含浸しこの硬化性含浸樹脂を
硬化し、次いでマンドレルを脱型することを特徴と構成
である。
【0012】また、曲りマンドレルまたは多軸状マンド
レルとして合成樹脂製の曲り管または多軸状管を使用
し、これらを脱離することなくFRP層と一体化すること
もできる。
【0013】以下、図面を参照しつつ本発明の一例を説
明する。図1の(イ)は本発明において使用する編組装
置の一例を示している。図1の(イ)において、11は
フレ−ムである。12はロ−ビング供給ボビンであり、
既述した通り、エンドレスの軌道を互いに反対方向に一
定間隔ごとの交叉のもとで走行される二つの群のボビン
から構成されている。13は軌道の中心を通り、かつ軌
道面に垂直な方向に上下に移動されると共に向きが調整
されるマンドレルである。14はマンドレルに対する支
持ア−ムであり、フレ−ムの支柱15にボ−ルねじ16
またはプ−リ付チェ−ン等に上下可動に支持され、かつ
モ−タ17により回動自在とされている。18は樹脂含
浸部である。
【0014】図2は請求項1記載の発明によりFRP曲り
管を製造する場合の一例を示している。図2において、
13は曲りマンドレルである。
【0015】この発明により、FRP曲り管を製造するに
は、ア−ム14に曲りマンドレル13を固定し、まず、
ボビン12から引き出したロ−ビング2を前記の硬化性
樹脂含浸部18を通したうえで曲りマンドレル13の上
端に係止する。次いで、図2の(イ)に示すように、ボ
ビン12を走行させ、同時に、垂直方向(編組軌道のほ
ぼ中心を通り、その軌道面に垂直な方向)にマンドレル
13を上昇移動させてマンドレル13にボビン12から
のロ−ビング2を硬化性樹脂含浸部に通し硬化性樹脂含
浸状態で編組していくと共にロ−ビング巻き付け位置で
のマンドレル中心線の接線を前記垂直方向線に略一致さ
せるように曲りマンドレル13の向きの調整を行い、こ
のようにして、図3の(ロ)に示すように、マンドレル
13の下端にまで編組を施していく。
【0016】マンドレル下端にまで編組したのちは、更
に、ロ−ビングをマンドレルの下端に係止し、上記と同
様、ロ−ビング巻き付け位置でのマンドレル中心線の接
線を前記垂直方向線に略一致させるように曲りマンドレ
ルの向きを調整しつつ図3の(ハ)に示すように、マン
ドレル13を降下移動させ、2層目の編組層を形成する
こともできる。
【0017】而して、マンドレルが曲りマンドレルであ
っても、当該マンドレルのロ−ビング巻き付け位置での
マンドレル中心線の接線を、編組軌道の中心を通る垂直
方向線に常に略一致させているから、各ボビンとマンド
レルとの位置関係を一様に保持しつつ一様な編組を施し
ていくことができる。
【0018】上記のようにして、曲りマンドレルの全外
面上にロ−ビングを編組すれば、この硬化性樹脂含浸ロ
−ビング編組マンドレルを硬化炉に入れ、硬化性樹脂の
硬化終了後、マンドレルを脱型し、両端部をトリミング
し、これにてFRP曲り管の製造を終了する。
【0019】図3は請求項1記載の発明によりFRPT型
管を製造する場合の一例を示している。この例において
は、T型マンドレル13の主管部片半部131の上端にロ
−ビングを係止し、次いで、図3の(イ)に示すよう
に、T型マンドレル13の主管部130の中心線n-nを編組
軌道の中心を通る垂直線に略一致させた状態でT型マン
ドレル13を上昇移動させて図3の(ロ)に示すよう
に、T型マンドレル13の交叉箇所にまで編組を施す。
【0020】更に、図3の(ハ)に示すように、T型マ
ンドレル13の中央枝部132を垂直とするようにT型マ
ンドレル13の向きを変え、次いで、同マンドレルを早
送りで降下させロ−ビング2をマンドレル中央枝部132
の上端132'に係止させ、而るのち、図3の(ハ)に示す
ようにマンドレル中央枝部132の中心線n'-n'を編組軌道
の中心を通る垂直方向線に略一致させた状態でT型マン
ドレルを上昇移動させ、T型マンドレル中央枝部の付け
根までに編組を施す。
【0021】更に、T型マンドレル主管部130の他半部1
33を下にするようにT型マンドレル13の向きを変え、
次いで、図3の(ニ)に示すように、マンドレル中央枝
部130の中心線n-nを編組軌道の中心を通る垂直方向線に
略一致させた状態でT型マンドレル13を上昇移動さ
せ、T型マンドレル主管部130の他半部133に編組を施
し、これにて、T型マンドレル上への硬化性樹脂含浸ロ
−ビングの編組を終了する。
【0022】而るのちは、この硬化性樹脂含浸ロ−ビン
グ編組マンドレルを硬化炉に入れ、樹脂の硬化終了後、
マンドレルを脱型し、各端部をトリミングし、これにて
FRPT型管の製造を終了する。
【0023】上記編組装置には、図1の(ロ)に示すよ
うに、両側の支柱15,15間に水平バ−19がボ−ル
ねじ16やプ−リ付チェ−ンにより上下動可能なように
跨設され、この水平バ−19にマンドレル支持用ア−ム
14がモ−タ17により回動可能に支着されたものを使
用することもできる。図1の(ロ)において、12はボ
ビン群を、13はマンドレルを、18は硬化性樹脂含浸
部をそれぞれ示している。
【0024】上記において、マンドレル13の移動制御
は、ボ−ルねじ16やプ−リ付チェ−ンのモ−タ、ア−
ム回動用モ−タ17をコンピュ−タに記憶させたプログ
ラムにより駆動させる方法、又は、回転数制御、位置制
御する方法等により行うことができる。
【0025】上記曲り管やT型管においては、各端部に
管接続用の受け口を備え、当該受口には止水用ゴムリン
グ装着溝や抜け止めリング係止溝等が設けられ、マンド
レルにおいては、受口以外の胴体部を成形する本体部と
受け口成形部とから構成されている。
【0026】このマンドレルの材質としては、鉄、ステ
ンレス、アルミ等の金属、塩化ビニル、ポリエチレン、
ABS樹脂、ポリプロピレン、アクリル等の熱可塑性樹
脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノ−ル樹脂
等の熱硬化樹脂を使用でき、プラスチックにおいては、
骨材、炭酸カルシウムや水酸化アルミニウム等のフィラ
−、繊維類(ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維等の
有機、無機繊維等)等を添加することができる。また、
マンドレルの成形には、充分な寸法精度を保証できる射
出成形、真空成形等が使用される。
【0027】上記において、ロ−ビングへの硬化性樹脂
の含浸には、ロ−ルにより抑え込む方法を使用すること
が好ましいが、硬化性樹脂の吹き付け、浸漬法も使用可
能である。
【0028】硬化性樹脂には、不飽和ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル(エポキシアクリ
ル)樹脂、ジシクロペンタジェン樹脂等を使用でき、硬
化系としては、熱硬化、紫外線硬化が使用される。
【0029】ロ−ビングには、ガラス繊維、炭素繊維等
の無機繊維、アラミド繊維等の有機繊維を使用できる。
上記にロ−ビングの編組については、ロ−ビングの巻き
付け角、繊維の目付量を所定値に設定するために、マン
ドレルの径に応じてボビンの回転速度、ボビン個数、ロ
−ビングの繊維本数等が設定され、この場合、ボビンの
回転速度を低速にしても、ボビン数を増やすことにより
所定の目付量を確保できる。ロ−ビングの巻き付け角、
繊維の目付量等は、製造するFRP管状体の用途(埋設管や
内圧管、プラント管)に応じて定められる。
【0030】編組層数はマンドレルの上または下移動一
回について一層であり、その上下移動回数に応じて多層
とすることができ、この場合、図1の(イ)に示すよう
に、補助ボビン群120を設置し、主ボビン群12からの
ロ−ビング2の編組間に接結ロ−ビング20を組み込む
こともできる。
【0031】上記請求項2記載の繊維強化樹脂管状体の
製造方法においては、上記ロ−ビングの編組前での硬化
性樹脂の含浸を行わずにマンドレルに乾式でロ−ビング
を編組し、この乾式のロ−ビング編組マンドレルのロ−
ビング編組層に硬化性樹脂を含浸し、この含浸硬化性樹
脂の硬化後、マンドレルを脱型してFRP管状体を製造し
ている。
【0032】図4は請求項2記載の発明の一例を示して
いる。図4において、aはロ−ビングを編組した曲りマ
ンドレルを示し、ロ−ビングにはまだ、硬化性樹脂が含
浸されていない。このロ−ビング編組マンドレルは、図
1の(イ)又は図1の(ロ)に示す編組装置の硬化性樹
脂含浸部を除去し、他は既述した通りにして得られる。
【0033】このロ−ビング編組マンドレルaを得た後
は、当該ロ−ビング編組マンドレルaを図4の(イ)に
示す外金型31にセットし、次いで、図4の(ロ)に示
すように、樹脂タンク32内で混合した硬化性樹脂をエ
ア−加圧とポンプ33とで金型31内に圧入してロ−ビ
ング編組マンドレルaのロ−ビング編組層に含浸し、こ
の硬化性樹脂の含浸後、図4の(ハ)に示すように外金
型31を開き、半製品bを取出し、而るのち、マンドレ
ルを脱型し、これにてFRP管状体の製造を終了する。
【0034】上記請求項2記載の繊維強化樹脂管状体の
製造方法によっても、FRPT型管やFRP四方管等のFRP非
直線管を製造できる。上記請求項3記載の繊維強化樹脂
管状体の製造方法においては、マンドレルとして合成樹
脂曲り管、または合成樹脂T型管あるいは四方管等の多
軸合成樹脂管を使用し、請求項1又は請求項2記載の方
法によってその代用マンドレル上にFRP層を一体に形成
し、このFRP層と代用マンドレルとの一体物を繊維強化
樹脂管状体としている。
【0035】この発明においては、代用マンドレルに既
存の合成樹脂ベンド管、合成樹脂チ−ズ管、合成樹脂四
方管等(受口が接着剤方式、ゴムリング装着方式等)を使
用できる。
【0036】
【作用】ロ−ビング巻き付け位置でのマンドレル中心線
の接線を軌道の中心の垂直方向線に略一致させるように
マンドレルの向きを調整することにより、ロ−ビングの
巻き付け角度が一定に保持される。
【0037】このマンドレルが非回転であるから、簡易
な機構で容易に行うことができる。
【0038】
【実施例】本発明によれば、FRP曲り管、FRP曲り管等の
FRP多軸管を、ロ−ビングの巻き付け角、繊維の目付け
量等を一様にして製造でき、充分な耐圧性を保証でき
る。
【0039】このことは、次の実施例の耐圧試験結果か
らも明らかである。次の実施例1乃至実施例3は請求項
1記載の発明の実施例である。 実施例1 FRP管状体は、口径75mm,角度450のベンド管であ
る。
【0040】マンドレルには、本体部が中央で二つ割れ
のポリエチレン製であり、受口成形部がウレタン割型で
あるものを使用し、硬化性樹脂には、不飽和ポリエステ
ル樹脂〔三井東圧化学工業(株)製、商品名エスタ−R
235〕100部、メチルエチルケトンパ−オキシド
(硬化剤)0.6部、6%ナフテン酸コバルト(促進
剤)0.6部を使用した。
【0041】ボビン数は、各群5箇づつとし、ロ−ビン
グにはガラス繊維、番手2230g/kmを使用し、ロ−ビ
ングの回転速度(周速)を10m/分とし、編組層数を
一層とした。
【0042】硬化条件を80℃,1時間とし、硬化後、
マンドレルを脱型し、管両端部をトリミングし、優れた
寸法精度(規格±0.4mmの要件を満す)のFRPベンド管
を得た。
【0043】実施例2 FRP管状体は、主管部並びに枝管部の口径が共に75m
mのチ−ズ管である。マンドレルには、本体部が主管部
形成部と枝管部形成部とに分割された二つ割れのポリエ
チレン製であり、各受口成形部がウレタン割型であるも
のを使用した。
【0044】硬化性樹脂、ボビン数、ロ−ビング並びに
ロ−ビングの回転速度、編組層数等は実施例1と同じと
した。硬化条件を80℃,2時間とし、硬化後、マンド
レルを脱型し、三方各端部をトリミングし、優れた寸法
精度(規格±0.4mmの要件を満す)のFRPチ−ズ管を得
た。
【0045】実施例3 FRP管状体は、四方管部の口径が共に50mmの四方管
である。マンドレルには、本体部が1箇の主管部形成部
と2個の枝管部形成部とに分割された三つ割れのポリエ
チレン製であり、各受口成形部がウレタン割型であるも
のを使用した。
【0046】硬化性樹脂、ボビン数、ロ−ビング並びに
ロ−ビングの回転速度、編組層数等は実施例1と同じと
した。硬化条件を80℃,2時間とし、硬化後、マンド
レルを脱型し、四方各端部をトリミングし、優れた寸法
精度(規格±0.4mmの要件を満す)のFRP四方管を得
た。
【0047】これらの実施例品について、静水圧試験を
行ったところ、全ての実施例品が40kg/cm2に耐え、脈
動圧試験(0〜20kg/cm2)についても、全ての実施例
品が水道用継手規格である二万回を越える結果であっ
た。
【0048】次の実施例4乃至6は請求項2記載の発明
の実施例である。 実施例4 繊維強化樹脂管状体は、実施例1と同じく、口径75m
m,角度450のベンド管である。
【0049】実施例1に対し、マンドレルのロ−ビング
の編組前には、硬化性樹脂を含浸せず、乾式でロ−ビン
グをマンドレルに編組し、次いで、このロ−ビング編組
マンドレルを外金型にセットし、硬化性樹脂を含浸し、
硬化して外金型から分離した以外、実施例1と同じとし
た。
【0050】実施例5 繊維強化樹脂管状体は、実施例2と同じく、主管部並び
に枝管部の口径が共に75mmのチ−ズ管である。
【0051】実施例2に対し、マンドレルのロ−ビング
の編組前には、硬化性樹脂を含浸せず、乾式でロ−ビン
グをマンドレルに編組し、次いで、このロ−ビング編組
マンドレルを外金型にセットし、硬化性樹脂を含浸し、
硬化して外金型から分離したこと、硬化性樹脂にエポキ
シ樹脂190部〔チバ・ガイギ(株)製、商品名LY5
56、100部,チバ・ガイギ(株)製、商品名HY9
17、90部〕,硬化促進剤〔チバ・ガイギ(株)製、
商品名DY070〕0.5部を使用し、硬化条件を13
0℃,2時間とした以外、実施例2に同じとした。
【0052】実施例6 繊維強化樹脂管状体は、実施例3と同じく、四方管部の
口径が共に50mmの四方管である。
【0053】実施例3に対し、マンドレルのロ−ビング
の編組前には、硬化性樹脂を含浸せず、乾式でロ−ビン
グをマンドレルに編組し、次いで、このロ−ビング編組
マンドレルを外金型にセットし、硬化性樹脂を含浸し、
硬化して外金型から分離した以外、実施例3と同じとし
た。
【0054】これらの実施例4〜6について、実施例1
〜3と同様に、静水圧試験を行ったところ、全てが40
kg/cm2に耐え、脈動圧試験(0〜20kg/cm2)について
も、全てが水道用継手規格である二万回を越える結果で
あった。
【0055】次の実施例7並びに8は、請求項3記載の
発明の実施例である 実施例7 実施例1において、曲りマンドレルに代え、口径75m
m、ベンド角450の塩化ビニル樹脂製ベンド管(受口
は接着剤方式)を使用し、このベンド管とFRP層とを一
体化したこと、硬化性樹脂の硬化条件を60℃,1時間
としたこと以外、実施例1と同じとした。
【0056】実施例8 実施例2において、T型マンドレルに代え、三方の口径
が75mmの塩化ビニル樹脂製チ−ズ管(受口は接着剤
方式)を使用し、このチ−ズ管とFRP層とを一体化した
こと、樹脂にエポキシ樹脂190部〔チバ・ガイギ
(株)製、商品名LY556、100部,チバ・ガイギ
(株)製、商品名HY917、90部〕,硬化促進剤
〔チバ・ガイギ(株)製、商品名DY070〕0.5部
を使用し、硬化条件を80℃,5時間とした以外、実施
例2に同じとした。
【0057】これらの実施例7並びに8についても、実
施例1,2と同様に、静水圧試験を行ったところ、全て
が40kg/cm2に耐え、脈動圧試験(0〜20kg/cm2)に
ついても、全てが水道用継手規格である二万回を越える
結果であった。
【0058】
【発明の効果】本発明の繊維強化樹脂管状体の製造方法
においては、ロ−ビングの巻き付けに編組を使用してい
るから、ロ−ビング巻き付け位置におけるマンドレルの
中心線を編組軌道の中心を通る垂直方向線に略一致させ
るようにマンドレルの向きを調整しつつマンドレルを上
下移動させることによりロ−ビングを一様な巻き付け角
度、一様な密度で巻き付けることができ、FW法の場合と
は異なり、マンドレルの移動操作機構を簡易にできる。
また、ボビン数を多くすることにより編組速度を早くで
き、生産速度も充分に高速にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において使用する異なるロ−ビング編組
装置を示す説明図である。
【図2】請求項1記載の発明の一実施例の製造過程を示
す説明図である。
【図3】請求項1記載の発明の別実施例の製造過程を示
す説明図である。
【図4】請求項2記載の発明の一実施例の製造過程を示
す説明図である。
【図5】公知のフィラメントワィンディング法を示す説
明図である。
【図6】図6の(イ)は公知の編組法を示す側面説明
図、図6の(ロ)は同じく平面説明図である。
【符号の説明】
12 ボビン 13 マンドレル 14 マンドレルの向きを調整するア−ム 18 硬化性樹脂含浸部 2 ロ−ビング 31 外金型 32 樹脂タンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】曲りマンドレルまたは多軸状マンドレル上
    に硬化性樹脂含浸ロ−ビングの巻付け層を形成し、含浸
    硬化性樹脂の硬化後にマンドレルを脱型することによ
    り、曲管状または多軸状の繊維強化樹脂管状体を製造す
    る方法において、エンドレスで、かつ一定間隔ごとに交
    叉する二つの軌道の一方の軌道に一群のボビンを走行さ
    せ、他方の軌道に他群のボビンを上記とは反対方向に走
    行させ、これらボビンからのロ−ビングを硬化性樹脂含
    浸状態で上記のマンドレルに、当該マンドレルを垂直方
    向に移動させつつ巻き付けると共に巻き付け位置でのマ
    ンドレル中心線の接線を前記垂直方向線に略一致させる
    ようにマンドレルの向きを調整することにより、上記マ
    ンドレル上の樹脂含浸ロ−ビング巻付け層を形成するこ
    とを特徴とする繊維強化樹脂管状体の製造方法。
  2. 【請求項2】曲りマンドレルまたは多軸状マンドレル上
    にロ−ビングの巻付け層を形成し、次いで、このロ−ビ
    ング巻付け層に硬化性樹脂を含浸し、含浸硬化性樹脂の
    硬化後にマンドレルを脱型することにより、曲管状また
    は多軸状の繊維強化樹脂管状体を製造する方法におい
    て、エンドレスで、かつ一定間隔ごとに交叉する二つの
    軌道の一方の軌道に一群のボビンを走行させ、他方の軌
    道に他群のボビンを上記とは反対方向に走行させ、これ
    らボビンからのロ−ビングを上記のマンドレルに、当該
    マンドレルを垂直方向に移動させつつ巻き付けると共に
    巻き付け位置でのマンドレル中心線の接線を前記垂直方
    向線に略一致させるようにマンドレルの向きを調整する
    ことにより、上記マンドレル上のロ−ビング巻付け層を
    形成することを特徴とする繊維強化樹脂管状体の製造方
    法。
  3. 【請求項3】曲りマンドレルまたは多軸状マンドレルと
    して合成樹脂製の曲り管または多軸状管を使用し、マン
    ドレルの脱型を行わない請求項1又は2記載の繊維強化
    樹脂管状体の製造方法。
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