JPH06344792A - ハブクラッチ装置 - Google Patents
ハブクラッチ装置Info
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- JPH06344792A JPH06344792A JP5138308A JP13830893A JPH06344792A JP H06344792 A JPH06344792 A JP H06344792A JP 5138308 A JP5138308 A JP 5138308A JP 13830893 A JP13830893 A JP 13830893A JP H06344792 A JPH06344792 A JP H06344792A
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- retainer
- roller
- wheel hub
- rotational
- wheel
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 前輪車軸とホイールハブの回転差に応じて、
その両者の係合と離脱の切換えが自動的に行なえるハブ
クラッチ装置を提供する。 【構成】 前輪車軸50に連結する内輪2と、ホイール
ハブ52に連結する外輪1の間に、ローラ12を保持す
る保持器8を設け、この保持器8と内輪2を回転方向す
き間を介して連結する。保持器8の一端に、回転抵抗を
発生させる捩りコイルバネ17を取付け、他端に、一方
向クラッチ18を介して回転抵抗付与手段20を連結す
る。前輪車軸がホイールハブに対して回転すると、前進
する場合は、一方向クラッチ18が空転し、ローラ12
は前進スタンバイ状態で係合する。逆に後退する場合
は、一方向クラッチ18がロックし、保持器8に作用す
る回転抵抗により、回転方向すき間の分だけ保持器8の
位相が変化し、ローラ12が前進方向とは反対方向に係
合状態となる。逆に、ホイールハブの回転が前輪車軸よ
り速いと、外輪がスプラグに対してオーバーランニング
し、係合が外れる。
その両者の係合と離脱の切換えが自動的に行なえるハブ
クラッチ装置を提供する。 【構成】 前輪車軸50に連結する内輪2と、ホイール
ハブ52に連結する外輪1の間に、ローラ12を保持す
る保持器8を設け、この保持器8と内輪2を回転方向す
き間を介して連結する。保持器8の一端に、回転抵抗を
発生させる捩りコイルバネ17を取付け、他端に、一方
向クラッチ18を介して回転抵抗付与手段20を連結す
る。前輪車軸がホイールハブに対して回転すると、前進
する場合は、一方向クラッチ18が空転し、ローラ12
は前進スタンバイ状態で係合する。逆に後退する場合
は、一方向クラッチ18がロックし、保持器8に作用す
る回転抵抗により、回転方向すき間の分だけ保持器8の
位相が変化し、ローラ12が前進方向とは反対方向に係
合状態となる。逆に、ホイールハブの回転が前輪車軸よ
り速いと、外輪がスプラグに対してオーバーランニング
し、係合が外れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、前輪車軸とホイール
ハブとの間で駆動力の伝達と遮断を行なうハブクラッチ
装置に関するものである。
ハブとの間で駆動力の伝達と遮断を行なうハブクラッチ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】パートタイム式の4輪駆動
車には、後輪を常時駆動すると共に、前輪の車軸とホイ
ールハブとの間にハブクラッチ装置を組込み、そのハブ
クラッチ装置によりホイールハブへの駆動力の伝達と遮
断を行なって、4輪駆動と2輪駆動を切換えるようにし
たものがある。
車には、後輪を常時駆動すると共に、前輪の車軸とホイ
ールハブとの間にハブクラッチ装置を組込み、そのハブ
クラッチ装置によりホイールハブへの駆動力の伝達と遮
断を行なって、4輪駆動と2輪駆動を切換えるようにし
たものがある。
【0003】従来のハブクラッチ装置には、駆動の切換
え方法として手動式と自動式のものがあるが、いずれも
車軸とホイールハブを単に係合するか、切り離す機能し
かもたされていない。
え方法として手動式と自動式のものがあるが、いずれも
車軸とホイールハブを単に係合するか、切り離す機能し
かもたされていない。
【0004】すなわち、従来のハブクラッチ装置は、車
軸の動きに連動するカム機構等の作用によって車軸に嵌
合したスライドギヤを移動させ、そのスライドギヤをホ
イールハブに噛み合せて、車軸とホイールハブを断接す
るようにしているが、ハブクラッチ装置が係合した時は
車軸とホイールハブが直結した4輪駆動状態になるた
め、その状態でタイトコーナー等を旋回した際、前輪と
後輪の間に生じる旋回距離の差によって前後輪間にスリ
ップが生じ、未舗装道路や滑りやすい道路でしか走行す
ることができない。
軸の動きに連動するカム機構等の作用によって車軸に嵌
合したスライドギヤを移動させ、そのスライドギヤをホ
イールハブに噛み合せて、車軸とホイールハブを断接す
るようにしているが、ハブクラッチ装置が係合した時は
車軸とホイールハブが直結した4輪駆動状態になるた
め、その状態でタイトコーナー等を旋回した際、前輪と
後輪の間に生じる旋回距離の差によって前後輪間にスリ
ップが生じ、未舗装道路や滑りやすい道路でしか走行す
ることができない。
【0005】このため、舗装道路等を走行する場合は、
運転者がその都度ハブクラッチ装置の係合を切換えて前
後輪間の連結を切離す必要があり、その駆動の切換え操
作に手間がかかる問題があった。
運転者がその都度ハブクラッチ装置の係合を切換えて前
後輪間の連結を切離す必要があり、その駆動の切換え操
作に手間がかかる問題があった。
【0006】そこで、この発明は、上記の問題を解決
し、前輪車軸とホイールハブの回転差に応じて自動的に
その両者の係合と離脱の切換えができ、直結型でフルタ
イムの4輪駆動走行を可能とするハブクラッチ装置を提
供することを目的としている。
し、前輪車軸とホイールハブの回転差に応じて自動的に
その両者の係合と離脱の切換えができ、直結型でフルタ
イムの4輪駆動走行を可能とするハブクラッチ装置を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、前輪車軸に連結する駆動部材と、ホイ
ールハブに連結する従動部材とを内外に回転可能に嵌合
させ、その駆動部材と従動部材の間に保持器を設け、こ
の保持器に設けたポケットに、保持器と駆動部材が正逆
方向に相対回転したときに上記駆動部材と従動部材を係
合させるローラを組込み、上記保持器と駆動部材を回転
方向すき間をもって共回りするように連結し、この保持
器に、それぞれ逆方向で大きさの異なる回転力を付与す
る2つの回転力付与手段と、その回転力の作用方向を駆
動部材の回転方向に対して切換える手段とを連結したの
である。
め、この発明は、前輪車軸に連結する駆動部材と、ホイ
ールハブに連結する従動部材とを内外に回転可能に嵌合
させ、その駆動部材と従動部材の間に保持器を設け、こ
の保持器に設けたポケットに、保持器と駆動部材が正逆
方向に相対回転したときに上記駆動部材と従動部材を係
合させるローラを組込み、上記保持器と駆動部材を回転
方向すき間をもって共回りするように連結し、この保持
器に、それぞれ逆方向で大きさの異なる回転力を付与す
る2つの回転力付与手段と、その回転力の作用方向を駆
動部材の回転方向に対して切換える手段とを連結したの
である。
【0008】
【作用】上記の構造においては、自動車が前進して前輪
車軸が回転すると、保持器には一方の回転力付与手段の
回転力が作用し、その回転抵抗により、回転方向すき間
の分だけ保持器と駆動部材が相対回転し、ローラが前進
の係合作動状態に移動する。逆に、自動車が後退して車
軸が逆方向に回転すると、切換え手段の作動により回転
力の作用方向が切換り、他方の回転力付与手段の回転力
が作用して保持器と駆動部材が反対方向に相対回転し、
ローラが後退方向で係合作動状態になる。
車軸が回転すると、保持器には一方の回転力付与手段の
回転力が作用し、その回転抵抗により、回転方向すき間
の分だけ保持器と駆動部材が相対回転し、ローラが前進
の係合作動状態に移動する。逆に、自動車が後退して車
軸が逆方向に回転すると、切換え手段の作動により回転
力の作用方向が切換り、他方の回転力付与手段の回転力
が作用して保持器と駆動部材が反対方向に相対回転し、
ローラが後退方向で係合作動状態になる。
【0009】この状態で、車両が旋回すると、前輪と一
体に回るホイールハブが車軸より速く回転するため、従
動部材がローラに対して空回りし、後輪だけの2輪走行
となる。
体に回るホイールハブが車軸より速く回転するため、従
動部材がローラに対して空回りし、後輪だけの2輪走行
となる。
【0010】一方、走行中に後輪がスリップすると、減
速するホイールハブに対して車軸の回転が上回るため、
ローラが駆動部材と従動部材を係合させ、前輪に駆動力
が伝わって4輪駆動状態となる。
速するホイールハブに対して車軸の回転が上回るため、
ローラが駆動部材と従動部材を係合させ、前輪に駆動力
が伝わって4輪駆動状態となる。
【0011】
【実施例】図1乃至図9は、この発明の第1の実施例を
示している。図1は、ハブクラッチ装置を車両の前輪車
輪に装着した状態を示し、この前輪車軸50には、その
先端部分を除して車体に固定されるナックル51が嵌合
し、そのナックル51に、軸受を介してホイールハブ5
2が回転可能に支持されている。このホイールハブ52
には、ボルトを介してタイヤホイール53やブレーキ装
置54等が取付けられる。
示している。図1は、ハブクラッチ装置を車両の前輪車
輪に装着した状態を示し、この前輪車軸50には、その
先端部分を除して車体に固定されるナックル51が嵌合
し、そのナックル51に、軸受を介してホイールハブ5
2が回転可能に支持されている。このホイールハブ52
には、ボルトを介してタイヤホイール53やブレーキ装
置54等が取付けられる。
【0012】上記前輪車軸50の先端部には、セレーシ
ョン溝32の嵌め合いによって、ハブクラッチ装置Aの
駆動部材である内輪2が一体に取付けられ、その内輪2
の外側に、軸受33を介して従動部材となる外輪1が回
転可能に嵌合している。
ョン溝32の嵌め合いによって、ハブクラッチ装置Aの
駆動部材である内輪2が一体に取付けられ、その内輪2
の外側に、軸受33を介して従動部材となる外輪1が回
転可能に嵌合している。
【0013】上記外輪1の外側には、軸受35を介して
外筒3が回転可能に嵌合され、その外筒3の端部が、環
部材15を介してホイールハブ52の端面に固定されて
いる。
外筒3が回転可能に嵌合され、その外筒3の端部が、環
部材15を介してホイールハブ52の端面に固定されて
いる。
【0014】上記外輪1の端面1aは、外筒3の内側端
面3aにすき間をもって対向しており、その各端面1
a、3aに、それぞれ係合するトルク伝達用突起4、5
が設けられている。このトルク伝達用突起4、5は、図
3に示すように互いに回転方向遊びY(Y=Y1 +
Y2 )をもって配列されており、外輪1と外筒3は、直
接結合せずに回転方向遊びYをもってトルク伝達するよ
うに形成されている。
面3aにすき間をもって対向しており、その各端面1
a、3aに、それぞれ係合するトルク伝達用突起4、5
が設けられている。このトルク伝達用突起4、5は、図
3に示すように互いに回転方向遊びY(Y=Y1 +
Y2 )をもって配列されており、外輪1と外筒3は、直
接結合せずに回転方向遊びYをもってトルク伝達するよ
うに形成されている。
【0015】上記外輪1の内径面には円筒面6が形成さ
れ、それに対向する内輪2の外径面に、所定の間隔をお
いて複数の平坦なカム面7が形成されている。その各カ
ム面7は、外輪1の円筒面6との間で、円周方向の両側
が幅狭になる楔形空間を形成している。
れ、それに対向する内輪2の外径面に、所定の間隔をお
いて複数の平坦なカム面7が形成されている。その各カ
ム面7は、外輪1の円筒面6との間で、円周方向の両側
が幅狭になる楔形空間を形成している。
【0016】また、外輪1と内輪2の間には、軸受34
を介して環状の保持器8が設けられ、その保持器8に、
内輪2の周壁のピン孔9内を挿通したストッパピン10
が連結されている。
を介して環状の保持器8が設けられ、その保持器8に、
内輪2の周壁のピン孔9内を挿通したストッパピン10
が連結されている。
【0017】上記保持器8には、周方向にカム面7と同
じ数のポケット11が形成され、その各ポケット11
に、ローラ12と、バネ13とが組込まれている。この
ローラ12は、内輪2の各カム面7に対してそれぞれ1
個ずつ組込まれており、保持器8によって周方向に所定
量移動すると、カム面7と円筒面6の間に係合し、外輪
1と内輪2を一体化する。また、バネ13は、ローラ1
2とポケット11の側壁との間に組込まれ、ローラ12
を両側から押圧して円筒面6とカム面7を係合しない中
立位置に保持しようとするが、保持器8が周方向に所定
量移動すると、片側のバネだけがローラ12に作用し、
ローラを係合面に押圧する。
じ数のポケット11が形成され、その各ポケット11
に、ローラ12と、バネ13とが組込まれている。この
ローラ12は、内輪2の各カム面7に対してそれぞれ1
個ずつ組込まれており、保持器8によって周方向に所定
量移動すると、カム面7と円筒面6の間に係合し、外輪
1と内輪2を一体化する。また、バネ13は、ローラ1
2とポケット11の側壁との間に組込まれ、ローラ12
を両側から押圧して円筒面6とカム面7を係合しない中
立位置に保持しようとするが、保持器8が周方向に所定
量移動すると、片側のバネだけがローラ12に作用し、
ローラを係合面に押圧する。
【0018】また、内輪2の先端側の端面にはバネ座1
6が形成され、そのバネ座16と内輪2の内径面との間
に捩りコイルバネ17が組込まれている。この捩りコイ
ルバネ17は、一端がバネ座16に係止され、他端が保
持器8に係止されており、そのバネ力により保持器8を
回転方向とは逆方向に回転させる付勢力を与えている
(この捩りコイルバネ17が一方の回転力付与手段とし
て作用する)。
6が形成され、そのバネ座16と内輪2の内径面との間
に捩りコイルバネ17が組込まれている。この捩りコイ
ルバネ17は、一端がバネ座16に係止され、他端が保
持器8に係止されており、そのバネ力により保持器8を
回転方向とは逆方向に回転させる付勢力を与えている
(この捩りコイルバネ17が一方の回転力付与手段とし
て作用する)。
【0019】一方、上記保持器8の後端部は後方に延長
され、その延長腕14が、一方向クラッチ18を構成し
ており、その一方向クラッチ18に、入力リング19を
介して他方の回転力付与手段を構成する回転抵抗付与手
段20が連結されている。
され、その延長腕14が、一方向クラッチ18を構成し
ており、その一方向クラッチ18に、入力リング19を
介して他方の回転力付与手段を構成する回転抵抗付与手
段20が連結されている。
【0020】一方向クラッチ18は、図6に示すよう
に、入力リング19に圧入するクラッチ外輪21の内周
に、周方向に一定間隔で複数の傾斜カム面22を形成
し、そのクラッチ外輪21と保持器8の延長腕14との
間に環状の保持器23を設け、その保持器23に設けた
ポケットに、係合子としての小ローラ24と、その小ロ
ーラ24を傾斜カム面22と延長腕14の表面に押し付
けるバネ25とを組み込んで構成されている。
に、入力リング19に圧入するクラッチ外輪21の内周
に、周方向に一定間隔で複数の傾斜カム面22を形成
し、そのクラッチ外輪21と保持器8の延長腕14との
間に環状の保持器23を設け、その保持器23に設けた
ポケットに、係合子としての小ローラ24と、その小ロ
ーラ24を傾斜カム面22と延長腕14の表面に押し付
けるバネ25とを組み込んで構成されている。
【0021】上記の一方向クラッチ18では、内輪2を
介して保持器8が図6の矢印イ方向に回転すると、ロー
ラ24がカム面22と延長腕14の間に噛み込み、保持
器8と回転抵抗付与手段20を入力リング19を介して
一体化する。逆に、保持器8が図6の矢印ロ方向に回転
すると、ローラ24の係合が切れ、保持器8と入力リン
グ19が切り離される。
介して保持器8が図6の矢印イ方向に回転すると、ロー
ラ24がカム面22と延長腕14の間に噛み込み、保持
器8と回転抵抗付与手段20を入力リング19を介して
一体化する。逆に、保持器8が図6の矢印ロ方向に回転
すると、ローラ24の係合が切れ、保持器8と入力リン
グ19が切り離される。
【0022】また、上記回転抵抗付与手段20は、図2
に示すように、入力リング19と、ナックル51に設け
た溝に回転方向にのみ固定される抵抗体ケース26とを
備え、入力リング19に設けたフランジ19aを、抵抗
体ケース26とトルク調整部材27の間で抵抗体28、
28を介して擦り合わせ、その擦り合わせ部29を、ト
ルク調整部材27と止め輪30の間に組込んだバネ31
により押圧して構成されている。
に示すように、入力リング19と、ナックル51に設け
た溝に回転方向にのみ固定される抵抗体ケース26とを
備え、入力リング19に設けたフランジ19aを、抵抗
体ケース26とトルク調整部材27の間で抵抗体28、
28を介して擦り合わせ、その擦り合わせ部29を、ト
ルク調整部材27と止め輪30の間に組込んだバネ31
により押圧して構成されている。
【0023】上記バネ31のバネ力は、擦り合わせ部2
9に所定の摩擦力を生じさせる大きさに設定され、この
摩擦力により擦り合わせ部29に引きずりトルクを生じ
させており、この引きずりトルクによって、保持器18
と一体に回転しようとする入力リング19に対してその
回転を遅れさせる抵抗力を与えている。
9に所定の摩擦力を生じさせる大きさに設定され、この
摩擦力により擦り合わせ部29に引きずりトルクを生じ
させており、この引きずりトルクによって、保持器18
と一体に回転しようとする入力リング19に対してその
回転を遅れさせる抵抗力を与えている。
【0024】また、上記擦り合わせ部29で生じる回転
抵抗P1 は、上述した捩りコイルバネ17のバネ力によ
って保持器8に加わる回転抵抗P2 よりも大きく設定さ
れ、かつ、前輪車軸50に駆動経路から作用する回転抵
抗P3 よりも小さく設定されており、P2 <P1 <P3
の関係をもつように設定されている。これにより、一方
向クラッチ18が噛み合って保持器8と入力リング19
が共回りした場合、擦り合わせ部29による回転抵抗が
捩じりコイルバネ19による回転抵抗に打ち勝ち、保持
器8の位相を逆方向に切換えることになる。
抵抗P1 は、上述した捩りコイルバネ17のバネ力によ
って保持器8に加わる回転抵抗P2 よりも大きく設定さ
れ、かつ、前輪車軸50に駆動経路から作用する回転抵
抗P3 よりも小さく設定されており、P2 <P1 <P3
の関係をもつように設定されている。これにより、一方
向クラッチ18が噛み合って保持器8と入力リング19
が共回りした場合、擦り合わせ部29による回転抵抗が
捩じりコイルバネ19による回転抵抗に打ち勝ち、保持
器8の位相を逆方向に切換えることになる。
【0025】また、図4に示すように、保持器8に連結
するストッパピン10は、内輪2の周壁のピン孔9に対
して回転方向すき間Xをもって遊嵌されている。この回
転方向すき間Xは、保持器8の内輪2に対する遅れ角を
決めるもので、その大きさは、ローラ12がカム面7と
円筒面6の中立位置から係合位置に接触するまでの距離
よりも大きく設定されている。
するストッパピン10は、内輪2の周壁のピン孔9に対
して回転方向すき間Xをもって遊嵌されている。この回
転方向すき間Xは、保持器8の内輪2に対する遅れ角を
決めるもので、その大きさは、ローラ12がカム面7と
円筒面6の中立位置から係合位置に接触するまでの距離
よりも大きく設定されている。
【0026】この実施例の回転伝達装置は、上記のよう
な構造であり、図1に示すように内輪2を前輪車軸50
に連結し、外輪1と、ホイールハブ52に固定した外筒
3とをトルク伝達用突起4、5を介して連結して装着す
る。この場合、車両の前進走行時における内輪2の回転
方向が、一方向クラッチ18が切れる方向(図6の矢印
ロ方向)に一致し、後退時における回転方向が、一方向
クラッチ18の噛み込む方向(図6の矢印イ方向)に一
致するように設定する。
な構造であり、図1に示すように内輪2を前輪車軸50
に連結し、外輪1と、ホイールハブ52に固定した外筒
3とをトルク伝達用突起4、5を介して連結して装着す
る。この場合、車両の前進走行時における内輪2の回転
方向が、一方向クラッチ18が切れる方向(図6の矢印
ロ方向)に一致し、後退時における回転方向が、一方向
クラッチ18の噛み込む方向(図6の矢印イ方向)に一
致するように設定する。
【0027】上記の装着状態で自動車が前進走行する
と、前輪車軸50の駆動により内輪2が回転を始める。
と、前輪車軸50の駆動により内輪2が回転を始める。
【0028】また、保持器8は、捩りコイルバネ17の
付勢力によって回転するが、この回転方向では一方向ク
ラッチ18が空転状態になるため、回転抵抗付与手段2
0の入力リング19は、抵抗体ケース26やバネ31と
共に停止状態におかれる。
付勢力によって回転するが、この回転方向では一方向ク
ラッチ18が空転状態になるため、回転抵抗付与手段2
0の入力リング19は、抵抗体ケース26やバネ31と
共に停止状態におかれる。
【0029】上記とは逆に、自動車が後退する場合は、
内輪2が回転を始めると、保持器8は、捩りコイルバネ
17の付勢力により内輪2と同時に回転するが、この回
転方向は一方向クラッチ18がロック状態となるため、
保持器8と入力リング19が一体に回転する。このと
き、入力リング19が連結する擦り合わせ部29の回転
抵抗P1 を、捩りコイルバネ17による回転抵抗P2 よ
りも大きく設定してあるので、回転抵抗付与手段20の
抵抗により保持器8は減速し、ローラ12を図9に示す
ように上記とは反対方向に移動させて円筒面6とカム面
7の間に係合状態でスタンバイさせる。その後は、擦り
合わせ部29の回転抵抗を受けながら保持器8が回転
し、ローラ12のスタンバイ状態を保持する。
内輪2が回転を始めると、保持器8は、捩りコイルバネ
17の付勢力により内輪2と同時に回転するが、この回
転方向は一方向クラッチ18がロック状態となるため、
保持器8と入力リング19が一体に回転する。このと
き、入力リング19が連結する擦り合わせ部29の回転
抵抗P1 を、捩りコイルバネ17による回転抵抗P2 よ
りも大きく設定してあるので、回転抵抗付与手段20の
抵抗により保持器8は減速し、ローラ12を図9に示す
ように上記とは反対方向に移動させて円筒面6とカム面
7の間に係合状態でスタンバイさせる。その後は、擦り
合わせ部29の回転抵抗を受けながら保持器8が回転
し、ローラ12のスタンバイ状態を保持する。
【0030】このようにローラ12の位相を変化させる
保持器8には、自動車の前進走行時は一方向クラッチ1
8が空転して捩りコイルバネ17の抵抗だけが作用し、
後退時では擦り合わせ部29のすべり抵抗が捩りコイル
バネ17に打ち勝って作用する。このため、前進時に、
前輪車軸50と共に内輪2が回転しても軸受や擦り合わ
せ部29などからの発熱がなく、擦り合わせ部29の摩
耗も抑制される。
保持器8には、自動車の前進走行時は一方向クラッチ1
8が空転して捩りコイルバネ17の抵抗だけが作用し、
後退時では擦り合わせ部29のすべり抵抗が捩りコイル
バネ17に打ち勝って作用する。このため、前進時に、
前輪車軸50と共に内輪2が回転しても軸受や擦り合わ
せ部29などからの発熱がなく、擦り合わせ部29の摩
耗も抑制される。
【0031】上記のようにローラ12が係合位置にスタ
ンバイした状態では、自動車がスリップせずに前進又は
後退している間は、外輪1と内輪2が同速度で回転し、
ローラ12がスタンバイ状態で維持されるため、内輪2
から外輪1に駆動力が伝わらず、見かけ上後輪だけの2
輪走行になる。(なお、実際には走行中後輪にわずかな
スリップが伴なうため、前輪へのトルク配分はある。) 自動車が旋回して舵角をもつと、前輪に連結する外輪1
が内輪2よりも速く回転するため、外輪1がローラ12
に対してオーバランニングする。このため、前輪と後輪
は切り離されて回転し、タイトコーナでのブレーキング
現象が生じない。
ンバイした状態では、自動車がスリップせずに前進又は
後退している間は、外輪1と内輪2が同速度で回転し、
ローラ12がスタンバイ状態で維持されるため、内輪2
から外輪1に駆動力が伝わらず、見かけ上後輪だけの2
輪走行になる。(なお、実際には走行中後輪にわずかな
スリップが伴なうため、前輪へのトルク配分はある。) 自動車が旋回して舵角をもつと、前輪に連結する外輪1
が内輪2よりも速く回転するため、外輪1がローラ12
に対してオーバランニングする。このため、前輪と後輪
は切り離されて回転し、タイトコーナでのブレーキング
現象が生じない。
【0032】一方、前進後退の走行中、後輪がスリップ
すると、車速の低下に伴って減速する前輪に対して、前
輪車軸50に連結する内輪2の回転が上回るため、ロー
ラ12が円筒面6とカム面7に係合し、外輪1と内輪2
が一体化される。これにより、前輪に駆動力が加わり、
4輪駆動状態に切換わる。
すると、車速の低下に伴って減速する前輪に対して、前
輪車軸50に連結する内輪2の回転が上回るため、ロー
ラ12が円筒面6とカム面7に係合し、外輪1と内輪2
が一体化される。これにより、前輪に駆動力が加わり、
4輪駆動状態に切換わる。
【0033】なお、この実施例では、外輪1をホイール
ハブ52に直接固定せず、トルク伝達用突起4、5によ
り回転方向遊びYをもってトルク伝達をするようにして
いるが、これは、前輪車軸50とホイールハブ52の間
に回転方向遊びを設けたことと同じであり、次のような
働きがある。
ハブ52に直接固定せず、トルク伝達用突起4、5によ
り回転方向遊びYをもってトルク伝達をするようにして
いるが、これは、前輪車軸50とホイールハブ52の間
に回転方向遊びを設けたことと同じであり、次のような
働きがある。
【0034】車両を前進走行後、坂道等に停止させる
と、ローラ12は前進方向でスタンバイ状態となるが、
車両が坂道の傾きによって自然に後退した場合、前輪車
軸50が停止した状態でホイールハブ52だけが後退方
向に回転する。このときローラ12は前進方向にスタン
バイ状態のまま回されるために、その状態でハンドル操
作等した場合に、タイトコーナーのブレーキング現象が
発生する不具合がある。
と、ローラ12は前進方向でスタンバイ状態となるが、
車両が坂道の傾きによって自然に後退した場合、前輪車
軸50が停止した状態でホイールハブ52だけが後退方
向に回転する。このときローラ12は前進方向にスタン
バイ状態のまま回されるために、その状態でハンドル操
作等した場合に、タイトコーナーのブレーキング現象が
発生する不具合がある。
【0035】これに対して、外輪1とホイールハブ52
の間(すなわち、車軸50とホイールハブ52の間)に
回転方向遊びYがあると、停止した車軸50に対してホ
イールハブ52が後退回転しても、その遊びYの分だけ
ホイールハブ52が回転する間に前輪車軸50がプロペ
ラシャフトにより回されるため、ローラ12は前進方向
のスタンバイ状態から後退方向のスタンバイ状態に切換
わる。したがって、外輪1がローラ12に対してオーバ
ーランニング可能となり、上記のようなタイトコーナー
のブレーキング現象の発生が防止される。
の間(すなわち、車軸50とホイールハブ52の間)に
回転方向遊びYがあると、停止した車軸50に対してホ
イールハブ52が後退回転しても、その遊びYの分だけ
ホイールハブ52が回転する間に前輪車軸50がプロペ
ラシャフトにより回されるため、ローラ12は前進方向
のスタンバイ状態から後退方向のスタンバイ状態に切換
わる。したがって、外輪1がローラ12に対してオーバ
ーランニング可能となり、上記のようなタイトコーナー
のブレーキング現象の発生が防止される。
【0036】図10及び図11は第2の実施例を示す。
この例では、上述した第1の実施例の構造において各カ
ム面7と円筒面6の間に2個のローラ41、42を配置
し、その両ローラ41、42の間に、両ローラを離れる
方向に付勢するバネ43を組込んでいる。
この例では、上述した第1の実施例の構造において各カ
ム面7と円筒面6の間に2個のローラ41、42を配置
し、その両ローラ41、42の間に、両ローラを離れる
方向に付勢するバネ43を組込んでいる。
【0037】上記の構造では、図10に示すように内輪
2が矢印方向に回転すると、減速する保持器44は、一
方のローラ41を係合位置から切り離すと共に、バネ4
3を介して他方のローラ42を付勢し、そのローラ42
を係合位置に押し付ける。
2が矢印方向に回転すると、減速する保持器44は、一
方のローラ41を係合位置から切り離すと共に、バネ4
3を介して他方のローラ42を付勢し、そのローラ42
を係合位置に押し付ける。
【0038】
【効果】以上のように、この発明のハブクラッチ装置
は、機械式クラッチの係合とフリーランニングを利用
し、前輪車軸とホイールハブとの間の回転差に応じて自
動的に両者の係合と離脱を切換えるので、4輪直結状態
でタイトコーナーを旋回してもブレーキング現象を引き
起こすことがなく、フルタイムで直結型の4輪駆動を実
現できる。
は、機械式クラッチの係合とフリーランニングを利用
し、前輪車軸とホイールハブとの間の回転差に応じて自
動的に両者の係合と離脱を切換えるので、4輪直結状態
でタイトコーナーを旋回してもブレーキング現象を引き
起こすことがなく、フルタイムで直結型の4輪駆動を実
現できる。
【0039】また、係合子を常に係合作動状態におくの
で、車輪のスリップ等により車軸とホイールハブとの間
にわずかでも回転差が生じると、瞬時に係合子を係合さ
せることができ、応答性のよい駆動力の切換えと強力な
駆動力の伝達が行なえる利点がある。
で、車輪のスリップ等により車軸とホイールハブとの間
にわずかでも回転差が生じると、瞬時に係合子を係合さ
せることができ、応答性のよい駆動力の切換えと強力な
駆動力の伝達が行なえる利点がある。
【図1】第1実施例を示す一部縦断正面図
【図2】同上の要部の拡大断面図
【図3】図2のIII−III線に沿った断面図
【図4】図2のIV−IV線に沿った断面図
【図5】図2のV−V線からみた図
【図6】一方向クラッチを示す断面図
【図7】図2のVII−VII線の断面図
【図8】前進時のローラの作動状態を示す断面図
【図9】後退時のローラの作動状態を示す断面図
【図10】第2実施例を示す断面図
【図11】同上の逆方向への係合状態を示す断面図
1 外輪 2 内輪 3 外筒 4、5 トルク伝達用突起 6 円筒面 7 カム面 8 保持器 11 ポケット 12 ローラ 13 バネ 17 捩りコイルバネ 18 一方向クラッチ 19 入力リング 20 回転抵抗付与手段
Claims (2)
- 【請求項1】 前輪車軸に連結する駆動部材と、ホイー
ルハブに連結する従動部材とを内外に回転可能に嵌合さ
せ、その駆動部材と従動部材の間に保持器を設け、この
保持器に設けたポケットに、保持器と駆動部材が正逆方
向に相対回転したときに上記駆動部材と従動部材を係合
させるローラを組込み、上記保持器と駆動部材を回転方
向すき間をもって共回りするように連結し、この保持器
に、それぞれ逆方向の回転力を付与する2つの回転力付
与手段と、その回転力の作用方向を駆動部材の回転方向
に対して切換える手段とを連結したハブクラッチ装置。 - 【請求項2】 上記従動部材とホイールハブの連結部
に、上記保持器と駆動部材間の回転方向すき間よりも大
きな回転方向遊びを設けた請求項1に記載のハブクラッ
チ装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5138308A JPH06344792A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | ハブクラッチ装置 |
| US08/252,361 US5529158A (en) | 1993-06-10 | 1994-06-01 | Hub clutch device |
| FR9406808A FR2706555B1 (fr) | 1993-06-10 | 1994-06-03 | Dispositif d'embrayage de moyeu. |
| GB9411157A GB2278895B (en) | 1993-06-10 | 1994-06-03 | Hub clutch device |
| DE4420410A DE4420410C2 (de) | 1993-06-10 | 1994-06-10 | Nabenkupplungsvorrichtung |
| KR1019940013102A KR100215261B1 (ko) | 1993-06-10 | 1994-06-10 | 허브클러치 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5138308A JPH06344792A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | ハブクラッチ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06344792A true JPH06344792A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=15218847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5138308A Pending JPH06344792A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | ハブクラッチ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06344792A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100366240B1 (ko) * | 1994-04-28 | 2003-02-05 | 원 인더스트리즈, 아이엔씨. | 수동및자동허브로크장치 |
| CN111577788A (zh) * | 2020-05-07 | 2020-08-25 | 深圳市兆威机电股份有限公司 | 离合组件和控制箱 |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP5138308A patent/JPH06344792A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100366240B1 (ko) * | 1994-04-28 | 2003-02-05 | 원 인더스트리즈, 아이엔씨. | 수동및자동허브로크장치 |
| CN111577788A (zh) * | 2020-05-07 | 2020-08-25 | 深圳市兆威机电股份有限公司 | 离合组件和控制箱 |
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