JPH06344931A - 動力舵取装置 - Google Patents

動力舵取装置

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Publication number
JPH06344931A
JPH06344931A JP5142041A JP14204193A JPH06344931A JP H06344931 A JPH06344931 A JP H06344931A JP 5142041 A JP5142041 A JP 5142041A JP 14204193 A JP14204193 A JP 14204193A JP H06344931 A JPH06344931 A JP H06344931A
Authority
JP
Japan
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valve
bypass
pressure
tank
pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP5142041A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyosuke Haga
恭輔 芳賀
Mikio Suzuki
幹夫 鈴木
Kenichi Fukumura
健一 福村
Katsuhisa Mori
勝久 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】供給流路の圧力のステップ変化をパワーシリン
ダに伝えないで、中立付近において差圧の上昇を防止
し、剛性を向上させる。 【構成】供給流路21の圧力に応じてバイパス流路52
を連通遮断する圧力感応バイパス弁63を設け、サーボ
バルブ30をポンプ1とタンク43とに接続する可変絞
りV1,V2,V3,V4をセミセンタオープンバルブ
として構成した第1のブリッジ回路31と、ポンプ1と
タンク43およびパワーシリンダ100とに接続しポン
プ1側の可変絞りV5,V6をセンタクローズドバルブ
に、タンク43側の可変絞りV7,V8をセンタオープ
ンバルブとして構成した第2のブリッジ回路32とによ
り構成する。そして、バルブV1,V4(V2,V3)
の絞り作用により弁63が作動された後にバルブV6
(V5)が開口し、この時期にはバルブV8(V7)は
タンク43と連通するのに十分な開口面積を有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポンプからサーボボルブ
に供給される流量を低減して省エネルギ化を図った動力
舵取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の動力舵取装置として、特願平4
―324121号公報に記載されたものがある。このも
のは図13に示すように、作動油を吐出する供給ポンプ
1と、この供給ポンプ1に供給流路2を介してサーボバ
ルブ3が接続されている。サーボバルブ3の各可変絞り
4,5,6,7の間にはパワーシリンダ8が接続されて
おり、サーボバルブ3によって分配された方向に車輪を
操舵する。
【0003】供給流路2の途中には計量オリフィス9が
設けられ、この計量オリフィス9の前後の圧力差によっ
て作動し、バイパス流路10からタンク11に作動油の
一部をバイパスしてサーボバルブ3に一定流量の作動油
を供給する流量制御弁12が設けられている。計量オリ
フィス9後の供給流路2には前記流量制御弁12の低圧
側とタンク11とに接続されたバイパス流路13が接続
されており、このバイパス流路13の途中には供給流路
2の圧力に応じてバイパス流路13とタンク11との連
通を遮断する圧力感応バイパス弁14が設けられてい
る。
【0004】また、前記圧力感応バイパス弁14と並列
に車速に応じて絞り面積を変化する電磁バイパス弁17
が設けられている。バイパス流路13の圧力感応バイパ
ス弁14とタンク11間にはバイパスコントロールパル
ブ16が接続され、供給流路2とバイパス流路13との
圧力差を一定に保つように作動してバイパス流路13の
開度を調整する。
【0005】このものは、電磁バイパス弁17により車
速に応じてバイパス流路13の開度を変化させ、(低速
時には閉口し、車速の上昇に伴い開口する)タンク11
に流出する流量を制御することによりサーボバルブ3に
供給する作動油を車速に応じて制御するものである。さ
らに、無負荷時(直進走行時)の供給流路2の圧力が低
いときには圧力感応バイパス弁14およびバイパスコン
トロールバルブ16が開いた状態であるため、計量オリ
フィス9後の圧力が低圧となり流量制御弁12により供
給ポンプ1からの作動油はバイパス流路10からバイパ
スされる。
【0006】また、負荷時(操舵時)に供給流路2の圧
力が所定以上に上昇すると、圧力感応バイパス弁14が
バイパス流路13を遮断して計量オリフィス9後の圧力
を復帰させ、サーボバルブ3に供給する作動油の流量を
復帰させる。そして、バイパスコントロールバルブ16
はバイパス流路13と供給流路2との圧力差を一定にす
るよう作動して単位時間当たりにタンク11に流出する
流量を一定に保ち供給流路11の圧力の減少を防止す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、負荷圧感応バルブ14の作動により吐出
通路2の圧力がステップ変化し、この圧力変化がパワー
シリンダ15に伝わるとアシスト力が急変動するため
(図14中部)、ハンドルの操舵フィーリングが悪いと
いう問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の動力舵取り装置
は、流量制御弁の計量オリフィスの下流側に通ずる室を
タンク側に接続するバイパス流路と、供給流路の圧力に
応じてバイパス流路の絞り面積を変化する圧力感応バイ
パス弁とを備え、サーボバルブをポンプとタンクに接続
する流路に可変絞りを設けた第1のブリッジ回路と、ポ
ンプとパワーシリンダの両油室とタンクとに接続する流
路に可変絞りを設けた第2のブリッジ回路とから構成
し、第2のブリッジ回路の可変絞りのうちポンプ側の可
変絞りをセンタクローズドバルブに、タンク側の可変絞
りをセンタオープンバルブにて構成するとともに、第1
のブリッジ回路の可変絞りをセンタオープンバルブより
開口面積が少ないセミセンタオープンバルブにて構成
し、セミセンタオープンバルブの絞り作用により圧力感
応バイパス弁が作動された後にセンタクローズドバルブ
が開口し始め、さらに、この時期には前記センタオープ
ンバルブはタンクと連通するに十分な開口面積を有する
よう形成したもの、あるいは、流量制御弁の計量オリフ
ィスの下流側に通ずる室をタンク側に接続するバイパス
流路と、このバイパス流路に設け信号に応じて絞り面積
を変化する電磁バイパス弁と、この電磁バイパス弁と並
列にバイパス流路に設け供給流路の圧力に応じて絞り面
積を変化する圧力感応バイパス弁と、電磁バイパス弁の
下流側の圧力と供給流路の圧力差に応じて作動しバイパ
ス流路の絞り面積を変化するバイパスコントロールバル
ブとを備え、サーボバルブをポンプとタンクに接続する
流路に可変絞りを設けた第1のブリッジ回路と、ポンプ
とパワーシリンダの両油室とタンクとに接続する流路に
可変絞りを設けた第2のブリッジ回路とから構成し、第
2のブリッジ回路の可変絞りのうちポンプ側の可変絞り
をセンタクローズドバルブに、タンク側の可変絞りをセ
ンタオープンバルブにて構成するとともに、第1のブリ
ッジ回路の可変絞りをセンタオープンバルブより開口面
積が少ないセミセンタオープンバルブにて構成し、セミ
センタオープンバルブの絞り作用により圧力感応バイパ
ス弁が作動された後にセンタクローズドバルブが開口し
始め、さらに、この時期には前記センタオープンバルブ
はタンクと連通するに十分な開口面積を有するよう形成
したものである。
【0009】
【作用】上記した請求項1の構成によると、ポンプから
吐出された作動油は、計量オリフィスの前後の圧力差に
応じて作動する流量制御弁により所定流量に制御されて
サーボバルブに供給される。供給流路内の圧力が低い時
は、圧力感応バイパス弁は全開であり、タンクに作動油
が流出される。よって流量制御弁の下流側が低圧となる
ことで流量制御弁はさらに作動油をタンクにバイパスす
る。
【0010】供給流路内の圧力上昇に応じて圧力感応バ
イパス弁は作動し、所定圧以上となると、バイパス流路
とタンクの連通が遮断され流量制御弁の下流側の圧力を
復帰させる。これにより流量制御弁によってタンクにバ
イパスされる流量が少なくなり、サーボバルブに必要な
流量の作動油が供給される。また、サーボバルブは、ハ
ンドル操舵の小さな中立付近においては、第1のブリッ
ジ回路の可変絞り(セミセンタオープンバルブ)は開口
しており、供給流路からの作動油をタンクに流通させ
る。第2のブリッジ回路のポンプ側の可変絞り(センタ
クローズドバルブ)は閉止状態に、パワーシリンダの両
油室はタンク側の可変絞り(センタオープン)を介して
タンクに接続されることで、パワーシリンダの両油室の
差圧の上昇を完全に防止してマニアル操舵となる。
【0011】ハンドルの操舵時には、第1のブリッジ回
路の可変絞り(セミセンタオープンバルブ)の絞り作用
により圧力感応バイパス弁が作動された後に第2のブリ
ッジ回路のセンタクローズドバルブが開口し始める。し
かし、このとき第2のブリッジ回路のセンタオープンバ
ルブはまだ十分な開口面積を有しているため、パワーシ
リンダの両油室の差圧が急激に上昇することはない。
【0012】また、上記した請求項2の構成によると、
ポンプから吐出された作動油は、計量オリフィスの前後
の圧力差に応じて作動する流量制御弁により所定流量に
制御されてサーボバルブに供給される。車速が高くなる
につれて電磁バイパス弁の絞り面積が増大されることで
タンクにバイパスされる作動油が次第に増加され、サー
ボバルブに供給される流量が減少される。そして、バイ
パスコントロールバルブは電磁バイパス弁の下流の圧力
と供給流路の圧力との差圧により応動され、タンクに流
出する作動油の流量をコントロールして、負荷圧に影響
されることなく速度に応じた安定した流量をサーボバル
ブに供給する。
【0013】また、サーボバルブは、ハンドル操舵の小
さな中立付近においては、第1のブリッジ回路の可変絞
り(セミセンタオープンバルブ)は開口しており、供給
流路からの作動油をタンクに流通させる。第2のブリッ
ジ回路のポンプ側の可変絞り(センタクローズドバル
ブ)は閉止状態に、パワーシリンダの両油室はタンク側
の可変絞り(センタオープン)を介してタンクに接続さ
れることで、パワーシリンダの両油室の差圧の上昇を完
全に防止してマニアル操舵となる。
【0014】ハンドルの操舵時には、第1のブリッジ回
路の可変絞り(セミセンタオープンバルブ)の絞り作用
により圧力感応バイパス弁が作動された後に第2のブリ
ッジ回路のセンタクローズドバルブが開口し始める。し
かし、このとき第2のブリッジ回路のセンタオープンバ
ルブはまだ十分な開口面積を有しているため、パワーシ
リンダの両油室の差圧が急激に上昇することはない。
【0015】
【実施例】以下に本発明の第1の実施例を図面に基づい
て説明する。図1は動力舵取装置の全体構成図であり、
20はエンジン回転数に応じた作動油を吐出するポンプ
である。このポンプ20に供給流路21を介してパワー
シリンダ100に作動油を分配供給するサーボバルブ3
0が接続されている。
【0016】供給流路21の途中には計量オリフィス5
0が設けられている。この計量オリフィス50前の供給
流路21にはバイパス流路51が接続され、計量オリフ
ィス50後の供給流路21にはバイパス流路52が接続
されている。バイパス流路51の途中には流量制御弁5
3のスプール54が設けられ、このスプール54の一端
には前記バイパス流路51を介して計量オリフィス50
前の供給流路21の圧力が作用し、スプール54の他端
にはバイパス流路52を介して計量オリフィス50後の
供給流路21の圧力が作用する。また、前記バイパス流
路51を閉じる方向にスプール54を付勢するようバネ
55が介挿されている。これによって、計量オリフィス
50前後の圧力差が一定になるようバイパス流路51の
開度が調整され、サーボバルブ30に所定流量の作動油
が供給される。
【0017】前記バイパス流路52の一端にはタンク4
3が接続され、バイパス流路52の途中には圧力感応バ
イパス弁63とバイパスコントロールバルブ73とが接
続されている。前記圧力感応バイパス弁63は、バイパ
ス流路52の連通遮断を行うスリット62が形成された
カット弁60が介挿され、また、このカット弁60を付
勢してバイパス流路52を開口する方向にバネ61が介
挿されている。そして、カット弁60の一端には供給流
路21の圧力が作用し、カット弁60の他端にはバイパ
ス流路52の圧力が作用するとともにバネ61の力が作
用する。
【0018】前記バイパス流路52の圧力感応バイパス
弁63の下流側には、バイパスコントロールバルブ73
が配置されており、このバイパスコントロールバルブ7
3は前記供給流路21からバイパス流路52に導入され
る圧力に応じて絞り面積が制御されるようになってい
る。すなわち、バイパスコントロールバルブ73は、バ
イパス流路52を絞り制御する可動弁71を摺動可能に
備え、この可動弁71はバネ72により通常バイパス流
路52を開口する方向に付勢されている。
【0019】前記供給ポンプ20とタンク43はリター
ン流路80で接続され、このリターン流路80にバイパ
ス流路52と接続された逃がし流路81が接続されてい
る。この逃がし流路81には供給流路21の圧力がレリ
ーフ圧以上になったときに圧力を逃がすレリーフバルブ
82が設けられている。前記サーボバルブ30は、図3
に展開図として示すように、ハンドルHDに連結されて
一体的に回転するバルブシャフト90と、このバルブシ
ャフト90の外周に同軸的に配設されたバルブボディ9
1とによって構成されている。そしてバルブシャフト9
0とバルブボディ91との間には、作動油を絞り制御す
る2種類の第1のブリッジ回路31と第2のブリッジ回
路32とが周方向に交互に形成されている。
【0020】第1のブリッジ回路31のポンプ20側に
は可変絞りV1,V2が、タンク43側には可変絞りV
3,V4とが接続しており、これら可変絞りV1,V
2,V3,V4は図4に示すように、各バルブ(バルブ
シャフト90、バルブボディ91)の端面との間がハン
ドルHDが操舵されていない状態(中立時)でθ2だけ
離間したセミセンタオープンバルブとして構成され、こ
の開口面積は、バルブシャフト90とバルブボディ91
の相対回転角(バルブ回転角)に応じて図7に示すよう
に変化する。
【0021】また、前記第2のブリッジ回路32のポン
プ20側には可変絞りV5,V6が、タンク43側には
可変絞りV7,V8が形成されている。これら可変絞り
V5,V6,V7,V8には、アシスト力を働かせるパ
ワーシリンダ100が接続されており、可変絞りV5,
V7はパワーシリンダ100の左室100Aに、可変絞
りV6,V8はパワーシリンダ100の右室100Bと
つながっている。
【0022】そして、中立時において可変絞りV5,V
6は図5に示すように各バルブ90,91どうしがθ1
だけ重なりあったセンタクローズドバルブとして構成さ
れ、可変絞りV7,V8は図6に示すように各バルブ9
0,91の端面間がθ4だけ離間したセンタオープンバ
ルブとして構成されている。そして、これら開口幅θ
1,θ2,θ3,θ4はθ2<θ1<θ4<θ3の関係
に形成されている。
【0023】上記のように構成した第1の実施例におい
ては、ポンプ20より吐出された作動油は計量オリフィ
ス50の作用によりその前後に圧力差を発生させる。ポ
ンプ20の吐出流量が増加すると、前記圧力差が増大
し、バイパス弁54がスプリング55に抗して変位され
る。これによってバイパス流路51が開口され、余剰流
の作動油がタンク43にバイパスされる。よって、供給
流路21にはアシストに必要な一定流量の作動油が送出
される。
【0024】ハンドルHDの操舵されない直進走行時
(中立時)には、サーボバルブ30の第2のブリッジ回
路32の可変絞りV5,V6(センタクローズドバル
ブ)が閉止されているため、パワーシリンダ100には
作動油が供給されない。また、パワーシリンダ100の
両油室100A,100Bは可変絞りV7,V8(セン
タオープンバルブ)を介してタンク43に接続されてい
るため、両油室100A,100Bは低圧状態に保持さ
れる。従って、ポンプ20より吐出された作動油は第1
のブリッジ回路31の可変絞りV1,V2,V3,V4
(セミセンタオープンバルブ)を通ってタンク43に排
出される。
【0025】供給流路21は第1のブリッジ回路31を
介してタンク43と連通しているため、低圧状態となっ
ている。よって圧力感応バイパス弁63のカット弁60
は図1の左端に位置しスリット62が全開状態となって
いる。また、バイパスコントロールバルブ73の可動弁
71がバイパス流路52と供給流路21との差圧により
作動し、タンク43に排出する流量を一定に保持する。
よって、バイパス流路52からスリット62およびバイ
パスコントロールバルブ73を介してタンク43につな
がれることでバイパス流路52の圧力が下がり、流量制
御弁43のスプール54に作用する計量オリフィス50
後の圧力はタンク43の圧力に近い低圧が作用する。
【0026】従って、流量制御弁53はバイパス流路5
1を全開状態にする。よって、ポンプ20から吐出され
た作動油のほとんどはバイパス流路51を介してバイパ
スされリターン流路80を介してポンプ20に戻され
る。この結果、中立時には大部分の作動油が計量オリフ
ィス50および下流の供給流路21を介すことなく、圧
力損失の少ないバイパス流路51を介し、ポンプ20に
戻されることで、ポンプ20のエネルギー損失が非常に
少なくなる。
【0027】ハンドルHDが操舵されてバルブシャフト
90がバルブボディ91に対して僅かでも相対回転(バ
ルブ回転角の増加)すると、第1のブリッジ回路31の
一方の可変絞りV1,V4(V2,V3)の開口面積が
縮小される。これにより、供給流路21の圧力が徐々に
上昇する。(図8)なお、この際供給流路21の圧力上
昇に応じてバイパス流路52からタンク43に圧力が逃
げ出さないようにバイパスコントロールバルブ73が供
給流路21とバイパス流路52との圧力差に応じて作動
し、タンク43に流出する流量を一定に保持する。
【0028】供給流路21の圧力が所定以上の圧力に達
すると、圧力感応バイパス弁63がバネ61に抗して作
動され、スリット62の開口面積が閉口される。これに
より、供給流路21の圧力(ライン圧)が急激に上昇し
(図8部)第1、第2のブリッジ回路31、32に供給
される流量が増大される。また、ハンドルHDの回転操
作により、上記したように供給流路21の圧力が急激に
上昇する(ステップ変化(図8部))が、第2のブリッ
ジ回路32の可変絞りV5,V6(センタクローズドバ
ルブ)の閉止状態はバルブ回転角θ1まで持続されるた
め、(図7,8参照)角度θ1まではパワーシリンダ1
00の両油室100A,100Bの差圧ΔPは0に保持
される。従ってバルブ回転角がθ1以下においては、パ
ワーシリンダ100の両油室100A,100Bの差圧
ΔPの上昇を防止でき、中立付近においてはマニアル操
舵となる。
【0029】そして、バルブ回転角がθ1を越えると、
第2のブリッジ回路32の可変絞りV5(V6)が開口
し始める。(図5,7) 可変絞りV5(V6)が開口し始めたときには第2のブ
リッジ回路の可変絞りV8(V7)はタンク43と連通
するに十分な開口面積を有しているため、パワーシリン
ダ100の両油室はタンク43と同程度の圧力であり、
バルブ回転角θ1のときのライン圧P1がパワーシリン
ダ100に急激に作用することを防止している。よっ
て、図9に示すようにバルブ回転角θに応じて滑らかに
パワーシリンダ100の差圧ΔPが上昇する。さらに、
可変絞りV5(V6)の開口により供給流路21の圧力
が減少して圧力感応バイパス弁63が元の状態(図1の
状態)に戻らないよう図4,5,6に示すようにバルブ
シャフト90の各部に設けられた面取り93,94,9
5により、タンク43に排出する流量を調整している。
【0030】なお、上記第1の実施例では、サーボバル
ブ30のそれぞれの開口幅θ1,θ2,θ3,θ4の関
係をθ2<θ1<θ4<θ3としているが、θ1<θ2
<θ4<θ3の関係でもよい。以下に本発明の第2の実
施例を図面に基づいて説明する。図2は動力舵取装置の
全体構成図であり、20はエンジン回転数に応じた作動
油を吐出するポンプである。このポンプ20に供給流路
21を介してパワーシリンダ100に作動油を分配供給
するサーボバルブ30が接続されている。
【0031】供給流路21の途中には計量オリフィス5
0が設けられている。この計量オリフィス50前の供給
流路21にはバイパス流路51が接続され、計量オリフ
ィス50後の供給流路21にはバイパス流路52が接続
されている。バイパス流路51の途中には流量制御弁5
3のスプール54が設けられ、このスプール54の一端
には前記バイパス流路51を介して計量オリフィス50
前の供給流路21の圧力が作用し、スプール54の他端
にはバイパス流路52を介して計量オリフィス50後の
供給流路21の圧力が作用する。また、前記バイパス流
路51を閉じる方向にスプール54を付勢するようバネ
55が介挿されている。これによって、計量オリフィス
50前後の圧力差が一定になるようバイパス流路51の
開度が調整され、サーボバルブ30に所定流量の作動油
が供給される。
【0032】前記バイパス流路52の一端にはタンク4
3が接続され、バイパス流路52の途中には圧力感応バ
イパス弁63が接続されている。この圧力感応バイパス
弁63は、バイパス流路52の連通遮断を行うスリット
62が形成されたカット弁60が介挿され、また、この
カット弁60を付勢してバイパス流路52を開口する方
向にバネ61が介挿されている。そして、カット弁60
の一端には供給流路21の圧力が作用し、カット弁60
の他端にはバイパス流路52の圧力が作用するとともに
バネ61の力が作用する。
【0033】前記供給ポンプ20とタンク43はリター
ン流路80で接続され、このリターン流路80にバイパ
ス流路52と接続された逃がし流路81が接続されてい
る。この逃がし流路81には供給流路21の圧力がレリ
ーフ圧以上になったときに圧力を逃がすレリーフバルブ
82が設けられている。前記サーボバルブ30は、図3
に展開図として示すように、ハンドルHDに連結されて
一体的に回転するバルブシャフト90と、このバルブシ
ャフト90の外周に同軸的に配設されたバルブボディ9
1とによって構成されている。そしてバルブシャフト9
0とバルブボディ91との間には、作動油を絞り制御す
る2種類の第1のブリッジ回路31と第2のブリッジ回
路32とが周方向に交互に形成されている。
【0034】第1のブリッジ回路31のポンプ20側に
は可変絞りV1,V2が、タンク43側には可変絞りV
3,V4とが接続しており、これら可変絞りV1,V
2,V3,V4は図4に示すように、各バルブ(バルブ
シャフト90、バルブボディ91)の端面との間がハン
ドルHDが操舵されていない状態(中立時)でθ2だけ
離間したセミセンタオープンバルブとして構成され、こ
の開口面積は、バルブシャフト90とバルブボディ91
の相対回転角(バルブ回転角)に応じて図7に示すよう
に変化する。
【0035】また、前記第2のブリッジ回路32のポン
プ20側には可変絞りV5,V6が、タンク43側には
可変絞りV7,V8が形成されている。これら可変絞り
V5,V6,V7,V8には、アシスト力を働かせるパ
ワーシリンダ100が接続されており、可変絞りV5,
V7はパワーシリンダ100の左室100Aに、可変絞
りV6,V8はパワーシリンダ100の右室100Bと
つながっている。
【0036】そして、中立時において可変絞りV5,V
6は図5に示すように各バルブ90,91どうしがθ1
だけ重なりあったセンタクローズドバルブとして構成さ
れ、可変絞りV7,V8は図6に示すように各バルブ9
0,91の端面間がθ4だけ離間したセンタオープンバ
ルブとして構成されている。そして、これら開口幅θ
1,θ2,θ3,θ4はθ2<θ1<θ4<θ3の関係
に形成されている。
【0037】上記のように構成した第2の実施例におい
ては、ポンプ20より吐出された作動油は計量オリフィ
ス50の作用によりその前後に圧力差を発生させる。ポ
ンプ20の吐出流量が増加すると、前記圧力差が増大
し、バイパス弁54がスプリング55に抗して変位され
る。これによってバイパス流路51が開口され、余剰流
の作動油がタンク43にバイパスされる。よって、供給
流路21にはアシストに必要な一定流量の作動油が送出
される。
【0038】ハンドルHDの操舵されない直進走行時
(中立時)には、サーボバルブ30の第2のブリッジ回
路32の可変絞りV5,V6(センタクローズドバル
ブ)が閉止されているため、パワーシリンダ100には
作動油が供給されない。また、パワーシリンダ100の
両油室100A,100Bは可変絞りV7,V8(セン
タオープンバルブ)を介してタンク43に接続されてい
るため、両油室100A,100Bは低圧状態に保持さ
れる。従って、ポンプ20より吐出された作動油は第1
のブリッジ回路31の可変絞りV1,V2,V3,V4
(セミセンタオープンバルブ)を通ってタンク43に排
出される。
【0039】供給流路21は第1のブリッジ回路31を
介してタンク43と連通しているため、低圧状態となっ
ている。よって圧力感応バイパス弁63のカット弁60
は図2の左端に位置しスリット62が全開状態となって
いる。よって、バイパス流路52に流入する作動油はス
リット62を介してタンク43に排出されるため、流量
制御弁43のスプール54に作用する計量オリフィス5
0後の圧力はタンク43の圧力に近い低圧が作用する。
従って、流量制御弁53はバイパス流路51を全開状態
にする。よって、ポンプ20から吐出された作動油のほ
とんどはバイパス流路51を介してバイパスされリター
ン流路80を介してポンプ20に戻される。
【0040】この結果、中立時には大部分の作動油が圧
力損失の少ないバイパス流路51,52を介し、ポンプ
20に戻されるため、ポンプ20のエネルギー損失が非
常に少なくなる。ハンドルHDが操舵されてバルブシャ
フト90がバルブボディ91に対して僅かでも相対回転
(バルブ回転角の増加)すると、第1のブリッジ回路3
1の一方の可変絞りV1,V4(V2,V3)の開口面
積が縮小される。これにより、供給流路21の圧力が徐
々に上昇し、所定以上の圧力に達すると、圧力感応バイ
パス弁63がバネ61に抗して作動され、スリット62
の開口面積が縮小していく。これにより、供給流路21
の圧力(ライン圧)が徐々に上昇する。操舵により(バ
ルブ回転角の増加)さらに供給流路21の圧力が上昇さ
れスリット62が閉止されると、供給流路21(ライン
圧)の圧力が急激に上昇する(ステップ変化(図8
部))ため、第1、第2のブリッジ回路31、32に供
給される流量が増大される。
【0041】また、ハンドルHDの回転操作により、上
記したように供給流路21の圧力が徐々に上昇するが、
第2のブリッジ回路32の可変絞りV5,V6(センタ
クローズドバルブ)の閉止状態はバルブ回転角θ1まで
持続されるため、(図7,8参照)角度θ1まではパワ
ーシリンダ100の両油室100A,100Bの差圧Δ
Pは0に保持される。従ってバルブ回転角がθ1以下に
おいては、パワーシリンダ100の両油室100A,1
00Bの差圧ΔPの上昇を防止でき、中立付近において
はマニアル操舵となる。
【0042】そして、バルブ回転角がθ1を越えると、
第2のブリッジ回路の可変絞りV5(V6)が開口し始
める。(図5,7) 可変絞りV5(V6)が開口し始めたときには第2のブ
リッジ回路の可変絞りV8(V7)はタンク43と連通
するに十分な開口面積を有しているため、パワーシリン
ダ100の両油室はタンク43と同程度の圧力であり、
バルブ回転角θ1のときのライン圧P1がパワーシリン
ダ100に急激に作用することを防止しているので図9
に示すようにバルブ回転角θに応じて滑らかにパワーシ
リンダ100の差圧ΔPが上昇する。さらに、可変絞り
V5(V6)の開口により供給流路21の圧力が減少し
て圧力感応バイパス弁63が元の状態(図1の状態)に
戻らないよう図4,5,6に示すようにバルブシャフト
90の各部に設けられた面取り93,94,95によ
り、タンク43に排出する流量を調整している。
【0043】なお、上記第2の実施例では、サーボバル
ブ30のそれぞれの開口幅θ1,θ2,θ3,θ4の関
係をθ2<θ1<θ4<θ3としているが、θ1<θ2
<θ4<θ3の関係でもよい。次に本発明の第3の実施
例を図面に基づいて説明する。図10は第3の実施例に
おける動力舵取装置の全体構成図であり、20はエンジ
ン回転数に応じた作動油を吐出するポンプであり、この
ポンプ20に供給流路21を介してパワーシリンダ10
0に作動油を分配供給するサーボバルブ30が接続され
ている。
【0044】供給流路21の途中には計量オリフィス5
0が設けられている。この計量オリフィス50前の供給
流路21にはバイパス流路51が接続され、計量オリフ
ィス50後の供給流路21にはバイパス流路52が接続
されている。バイパス流路51の途中には流量制御弁5
3のスプール54が設けられ、このスプール54の一端
には前記バイパス流路51を介して計量オリフィス50
前の供給流路21の圧力が作用し、スプール54の他端
にはバイパス流路52を介して計量オリフィス50後の
供給流路21の圧力が作用する。また、前記バイパス流
路51を閉じる方向にスプール54を付勢するようバネ
55が介挿されている。
【0045】前記バイパス流路52の一端にはタンク4
3が接続され、バイパス流路52の途中には圧力感応バ
イパス弁63が接続されている。この圧力感応バイパス
弁63は、バイパス流路52の連通遮断を行うスリット
62が形成されたカット弁60が介挿され、また、この
カット弁60を付勢してバイパス流路52を開口する方
向にバネ61が介挿されている。そして、カット弁60
の一端には供給流路21の圧力が作用し、カット弁60
の他端にはバイパス流路52の圧力が作用するとともに
バネ61の力が作用する。の開度とともにバネ55の力
が作用するようになっている。
【0046】また、バイパス流路52には、前記圧力感
応バイパス弁63と並列に電磁バイパス弁75が配置さ
れている。この電磁バイパス弁75は車速に応じた電気
信号が入力される電子制御装置77によって絞り面積が
制御される可変絞り76を備えている。すなわち、電磁
バイパス弁75の可変絞り76は車速が低い状態におい
ては閉止されており、車速の上昇に応じて図11に示す
ように絞り面積が増大されるようになっている。なお、
前記電子制御装置77に入力される電気信号は車速だけ
でなく、舵角、舵角速度、ハンドルトルク、ブレーキ信
号、シフトポジション信号、LSD(Limited
Slip Differential)作動信号、横
風、による横G等の電気信号を用いてもよい。
【0047】前記バイパス流路52の電磁バイパス弁7
5の下流側には、バイパスコントロールバルブ73が配
置されている。このバイパスコントロールバルブ73は
前記供給流路21からバイパス流路52に導入される圧
力に応じて絞り面積が制御されるようになっている。す
なわち、バイパスコントロールバルブ73は、バイパス
流路52を絞り制御する可動弁71を摺動可能に備え、
この可動弁71はバネ72により通常バイパス流路52
を最大開口する摺動端に保持されている。
【0048】前記ポンプ20とタンク43はリターン流
路80で接続され、このリターン流路80にバイパス流
路52と接続された逃がし流路81が接続されている。
この逃がし流路81には供給流路21の圧力がレリーフ
圧以上になったときに圧力を逃がすレリーフバルブ82
が設けられている。前記サーボバルブ30は、図3に展
開図として示すように、ハンドルHDに連結されて一体
的に回転するバルブシャフト90と、このバルブシャフ
ト90の外周に同軸的に配設されたバルブボディ91と
によって構成されている。そしてバルブシャフト90と
バルブボディ91との間には、作動油を絞り制御する2
種類の第1のブリッジ回路31と第2のブリッジ回路3
2とが周方向に交互に形成されている。
【0049】第1のブリッジ回路31のポンプ20側に
は可変絞りV1,V2が、タンク43側には可変絞りV
3,V4とが接続しており、これら可変絞りV1,V
2,V3,V4は図4に示すように、各バルブ(バルブ
シャフト90、バルブボディ91)の端面との間がハン
ドルHDが操舵されていない状態(中立時)でθ2だけ
離間したセミセンタオープンバルブとして構成され、こ
の開口面積は、バルブシャフト90とバルブボディ91
の相対回転角(バルブ回転角)に応じて図7に示すよう
に変化する。
【0050】また、前記第2のブリッジ回路32のポン
プ20側には可変絞りV5,V6が、タンク43側には
可変絞りV7,V8が形成されている。これら可変絞り
V5,V6,V7,V8には、アシスト力を働かせるパ
ワーシリンダ100が接続されており、可変絞りV5,
V7はパワーシリンダ100の左室100Aに、可変絞
りV6,V8はパワーシリンダ100の右室100Bと
つながっている。
【0051】そして、中立時において可変絞りV5,V
6は図5に示すように各バルブ90,91どうしがθ1
だけ重なりあったセンタクローズドバルブとして構成さ
れ、可変絞りV7,V8は図6に示すように各バルブ9
0,91間の端面間がθ4だけ離間したセンタオープン
バルブとして構成されている。そして、これら開口幅θ
1,θ2,θ3,θ4はθ2<θ1<θ4<θ3の関係
に形成されている。
【0052】上記のように構成した第3の実施例におい
ては、ポンプ20より吐出された作動油は計量オリフィ
ス50の作用によりその前後に圧力差を発生させる。ポ
ンプ20の吐出流量が増加すると、前記圧力差が増大
し、バイパス弁54がスプリング55に抗して変位され
る。これによってバイパス流路51が開口され、余剰流
の作動油がタンク43にバイパスされる。よって、供給
流路21にはアシストに必要な一定流量の作動油が送出
される。
【0053】ハンドルHDの操舵されない直進走行時
(中立時)には、サーボバルブ30の第2のブリッジ回
路32の可変絞りV5,V6(センタクローズドバル
ブ)が閉止されているため、パワーシリンダ100には
作動油が供給されない。また、パワーシリンダ100の
両油室100A,100Bは可変絞りV7,V8(セン
タオープンバルブ)を介してタンク43に接続されてい
るため、両油室100A,100Bは低圧状態に保持さ
れる。従って、ポンプ20より吐出された作動油は第1
のブリッジ回路31の可変絞りV1,V2,V3,V4
(セミセンタオープンバルブ)を通ってタンク43に排
出される。
【0054】上述のように供給流路21は第1のブリッ
ジ回路31を介してタンク43と連通しているため、低
圧状態となっている。よって圧力感応バイパス弁63の
カット弁60は図10の左端に位置しスリット62が全
開状態となっている。よって、バイパス流路52に流入
する作動油はスリット62を介してタンク43に排出さ
れるため、流量制御弁43のスプール54に作用する計
量オリフィス50後の圧力はタンク43の圧力に近い低
圧が作用する。従って、流量制御弁53はバイパス流路
51を全開状態にする。これにより、ポンプ20から吐
出された作動油のほとんどはバイパス流路51を介して
バイパスされリターン流路80を介してポンプ20に戻
される。
【0055】この結果、中立時には大部分の作動油が圧
力損失の少ないバイパス流路51,52を介し、ポンプ
20に戻されるため、ポンプ20のエネルギー損失が非
常に少なくなる。ところで、低速時においては、電子制
御装置77により電磁バイパス弁75の可変絞り76が
閉止されているので圧力感応バイパス弁63側に作動油
が導かれて上述したように作用する。そして、車速が上
昇するに伴い、電子制御装置77の電磁バイパス弁75
の可変絞り76が車速に応じて図11に示すように開口
される。これによりバイパス流路52の作動油は可変絞
り76をも介してタンク43連通されるため、さらに供
給流路21に送出される作動油の流量が低減される。従
って高速時においては流量の低減による車速感応性がも
たらされるとともに、省エネルギ効果が生ずる。
【0056】ハンドルHDが操舵されてバルブシャフト
90がバルブボディ91に対して僅かでも相対回転(バ
ルブ回転角の増加)すると、第1のブリッジ回路31の
一方の可変絞りV1,V4(V2,V3)の開口面積が
縮小される。これにより、供給流路21の圧力が徐々に
上昇する。(図8)なお、この際供給流路21の圧力上
昇に応じてバイパス流路52からタンク43に圧力が逃
げ出さないようにバイパスコントロールバルブ73が供
給流路21とバイパス流路52との圧力差に応じて作動
し、タンク43に流出する流量を一定に保持する。
【0057】供給流路21の圧力が所定以上の圧力に達
すると、圧力感応バイパス弁63がバネ61に抗して作
動され、スリット62の開口面積が縮小していく。操舵
により(バルブ回転角の増加)さらに供給流路21の圧
力が上昇するとスリット62は閉止される。このことに
より、供給流路21の圧力(ライン圧)が図8部に示す
ように急激に上昇される。(ステップ変化) また、ハンドルHDの回転操作により、上記したように
供給流路21の圧力が上昇されるが、第2のブリッジ回
路32の可変絞りV5,V6(センタクローズドバル
ブ)の閉止状態はバルブ回転角θ1まで持続されるため
(図7,8参照)、角度θ1まではパワーシリンダ10
0の両油室100A,100Bの差圧ΔPは0に保持さ
れる。従ってバルブ回転角がθ1以下においては、パワ
ーシリンダ100の両油室100A,100Bの差圧Δ
Pの上昇を防止でき、中立付近においてはマニアル操舵
となる。
【0058】そして、バルブ回転角がθ1を越えると、
第2のブリッジ回路の可変絞りV5(V6)が開口し始
める。可変絞りV5(V6)が開口し始めたときには第
2のブリッジ回路の可変絞りV8(V7)はタンク43
と連通するに十分な絞り面積を有しているため、パワー
シリンダ100の両油室はタンク43と同程度の圧力で
あり、バルブ回転角θ1のときのライン圧P1がパワー
シリンダ100に急激に作用することを防止しているの
で図9に示すようにバルブ回転角θに応じて滑らかにパ
ワーシリンダ100の差圧ΔPが上昇することになる。
さらに、可変絞りV5(V6)の開口により供給流路2
1の圧力が減少して圧力感応バイパス弁63が元の状態
(図1の状態)に戻らないよう図4,5,6に示すよう
にバルブシャフト90の各部に設けられた面取り93,
94,95により、タンク43に排出する流量を調整し
ている。
【0059】また、車速の上昇に伴い電子制御装置77
の電磁バイパス弁75の可変絞り76の絞り面積Aが図
11に示すように開口される。これによりバイパス流路
52の作動油は可変絞り76を介してタンク43に連通
され、供給流路21に送出される作動油の流量が低減さ
れる。従って高速時においてはサーボバルブ30に供給
される作動油の流量が低減されることで、車速感応性が
もたらされるとともに、省エネルギ効果が生ずる。
【0060】また、上述したように、前記電子制御装置
77に入力される電気信号を車速だけでなく、舵角、舵
角速度、ハンドルトルク、ブレーキ信号、シフトポジシ
ョン信号、LSD(Limited Slip Dif
ferential)作動信号、横風、による横G等の
電気信号を用いることで、走行状態に応じた最適な操舵
フィーリングを実現することができる。
【0061】なお、上記第3の実施例では、サーボバル
ブ30のそれぞれの開口幅θ1,θ2,θ3,θ4の関
係をθ2<θ1<θ4<θ3としているが、θ1<θ2
<θ4<θ3の関係でもよい。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、サーボバル
ブのセミセンタオープンバルブが絞り作用をならしめる
のとほぼ同時にセンタクローズドバルブが開口し始め、
さらに、この時期にはセンタオープンバルブはタンクと
連通するに十分な開口面積を有するよう形成したもので
あるため、圧力感応バイパス弁の作動開始時における量
流量の変動(ステップ変化)がパワーシリンダに伝わら
ず操舵フィーリングに影響させない。
【0063】さらに、中立付近におけるパワーシリンダ
の差圧の上昇を防止できることにより、中立付近の剛性
感を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における動力舵取装置の全体構成
図である。
【図2】第2の実施例における動力舵取装置の全体構成
図である。
【図3】サーボバルブの半周部分を展開した展開図であ
る。
【図4】図3のA部詳細図である。
【図5】図3のB部詳細図である。
【図6】図3のC部詳細図である。
【図7】バルブ回転角θと各可変絞りの開口面積Aとの
関係を示すグラフである。
【図8】バルブ回転角θとライン圧Pとの関係を示すグ
ラフである。
【図9】バルブ回転角θとバワーシリンダの差圧ΔPと
の関係を示すグラフである。
【図10】第3の実施例における動力舵取装置の全体構
成図である。
【図11】車速と絞り面積との関係を示すグラフであ
る。
【図12】車速に応じた圧力と流量の特性を示すグラフ
である。
【図13】従来の動力舵取装置を示す図である。
【図14】従来の動力舵取装置のバルブ回転角θと圧力
Pとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
20 ポンプ 21 供給流路 30 サーボバルブ 31 第1のブリッジ回路 32 第2のブリッジ回路 43 タンク 50 計量オリフィス 51,52 バイパス流路 53 流量制御弁 63 圧力感応バイパス弁 70 絞り 73 バイパスコントロールバルブ 75 電磁バイパス弁 100 パワーシリンダ V1〜V4 可変絞り(セミセンタオープンバルブ) V5,V6 可変絞り(センタクローズドバルブ) V7,V8 可変絞り(センタオープンバルブ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 勝久 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動油を吐出するポンプと、アシスト力
    を働かせるパワーシリンダと、前記ポンプから吐出され
    る作動油をパワーシリンダに分配供給するサーポバルブ
    と、ポンプからサーボバルブへ作動油を供給する供給流
    路と、この供給流路に設けた計量オリフィスと、前記計
    量オリフィスの前後の圧力差に応じてタンクにバイパス
    する流量を制御する流量制御弁とを備えた動力舵取装置
    において、 前記流量制御弁の前記計量オリフィスの下流側に通ずる
    室をタンク側に接続するバイパス流路と、前記供給流路
    の圧力に応じて前記バイパス流路の絞り面積を変化する
    圧力感応バイパス弁とを備え、前記サーボバルブを前記
    ポンプとタンクに接続する流路に可変絞りを設けた第1
    のブリッジ回路と、前記ポンプとパワーシリンダの両油
    室とタンクとに接続する流路に可変絞りを設けた第2の
    ブリッジ回路とから構成し、前記第2のブリッジ回路の
    可変絞りのうちポンプ側の可変絞りをセンタクローズド
    バルブに、タンク側の可変絞りをセンタオープンバルブ
    にて構成するとともに、前記第1のブリッジ回路の可変
    絞りを前記センタオープンバルブより開口面積が少ない
    セミセンタオープンバルブにて構成し、前記セミセンタ
    オープンバルブの絞り作用により前記圧力感応バイパス
    弁が作動された後に前記センタクローズドバルブが開口
    し始め、さらに、この時期には前記センタオープンバル
    ブはタンクと連通するに十分な開口面積を有するよう形
    成したことを特徴とする動力舵取装置。
  2. 【請求項2】 作動油を吐出するポンプと、アシスト力
    を働かせるパワーシリンダと、前記ポンプから吐出され
    る作動油をパワーシリンダに分配供給するサーポバルブ
    と、ポンプからサーボバルブへ作動油を供給する供給流
    路と、この供給流路に設けた計量オリフィスと、前記計
    量オリフィスの前後の圧力差に応じてタンクにバイパス
    する流量を制御する流量制御弁とを備えた動力舵取装置
    において、 前記流量制御弁の前記計量オリフィスの下流側に通ずる
    室をタンク側に接続するバイパス流路と、このバイパス
    流路に設け信号に応じて絞り面積を変化する電磁バイパ
    ス弁と、この電磁バイパス弁と並列に前記バイパス流路
    に設けられ前記供給流路の圧力に応じて絞り面積を変化
    する圧力感応バイパス弁と、前記電磁バイパス弁の下流
    側の圧力と前記供給流路の圧力差に応じて作動しバイパ
    ス流路の絞り面積を変化するバイパスコントロールバル
    ブとを備え、前記サーボバルブを前記ポンプとタンクに
    接続する流路に可変絞りを設けた第1のブリッジ回路
    と、前記ポンプとパワーシリンダの両油室とタンクとに
    接続する流路に可変絞りを設けた第2のブリッジ回路と
    から構成し、前記第2のブリッジ回路の可変絞りのうち
    ポンプ側の可変絞りをセンタクローズドバルブに、タン
    ク側の可変絞りをセンタオープンバルブにて構成すると
    ともに、前記第1のブリッジ回路の可変絞りを前記セン
    タオープンバルブより開口面積が少ないセミセンタオー
    プンバルブにて構成し、前記セミセンタオープンバルブ
    の絞り作用により前記圧力感応バイパス弁が作動された
    後に前記センタクローズドバルブが開口し始め、さら
    に、この時期には前記センタオープンバルブはタンクと
    連通するに十分な開口面積を有するよう形成したことを
    特徴とする動力舵取装置。
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