JPH06345007A - 物品固定装置、充填機、及びデコレーション機 - Google Patents

物品固定装置、充填機、及びデコレーション機

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Publication number
JPH06345007A
JPH06345007A JP16599293A JP16599293A JPH06345007A JP H06345007 A JPH06345007 A JP H06345007A JP 16599293 A JP16599293 A JP 16599293A JP 16599293 A JP16599293 A JP 16599293A JP H06345007 A JPH06345007 A JP H06345007A
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JP
Japan
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article
filling
fixture
magnet
holding
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JP16599293A
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Takao Orii
孝男 折井
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品固定具内に保持されている物品を昇降せ
しめるに際し、昇降駆動力を小とするとともに、物品固
定具の搬送性を良好とすること。 【構成】 物品固定具10に設けた物品保持部(物品保
持部材14A、14B、15A、15B)にて物品1を
保持可能としてなる物品固定装置において、前記物品保
持部を支持部材(支持板30)に設け、この支持部材を
物品固定具10に昇降可能に支持してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品の搬送、貯留時等
に物品を保持するに好適な物品固定装置に関する。ま
た、本発明は、物品に内容物を充填する充填機に関す
る。更に、本発明は、物品にラベル貼り、インクジェッ
トプリント等のデコレーションを施すデコレーション機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物品固定装置として、実開平 1-5
8498号公報に記載の如く、物品固定具に設けた物品保持
部にて物品を保持可能としてなるものがある。
【0003】この物品固定装置にあっては、物品処理ラ
イン等での物品処理の自動化の容易を図る等のために、
物品固定具の全体を搬送ラインにおける搬送中に昇降
し、物品固定具内に保持されている物品を昇降可能とす
る必要がある。
【0004】即ち、充填機では、物品固定具が載る充填
機テーブルを昇降させることにて、物品固定具の全体を
昇降させ、ひいては、物品を充填ノズルに対して昇降さ
せるようになっている。そして、活性剤を含んだ液等の
充填時に泡立ち易い条件のとき、一般には充填ノズルと
充填レベルとの間の距離を一定に保持して泡立ちを最小
に防ぐように、充填に伴い充填機テーブルを下降した
り、ノズルを上昇したりする方法を採用している。
【0005】また、デコレーション機でも、物品固定具
が載るデコレーション機テーブルを昇降させることに
て、物品固定具の全体を昇降させ、ひいては物品をデコ
レーション装置に対して昇降させるようになっている。
そして、ボトルにデコテーションが必要な場合には、ボ
トル成形後、オフラインにてデコレーションを施してい
るが、薄肉ボトルになると成形〜充填〜デコレーション
を一貫ラインで行なわないと搬送取扱いが困難となる。
即ち、搬送困難な軟質容器の場合には、物品固定具を用
い、かつ内容物充填後にデコレーションを施すほうが物
品容器に剛性があるためデコレーション容易となるもの
と考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には、下記〜の問題点がある。 物品固定具の全体を搬送コンベヤ上にて昇降させるも
のであるから、昇降対象物の全体重量は大であり、大き
な昇降駆動力を付与する必要がある。
【0007】物品固定具の全体を搬送コンベヤ上にて
昇降させるものであるから、物品固定具が搬送コンベヤ
の周辺設備(例えば、定ピッチスクリューを用いた物品
固定具の送り装置等)と干渉したり、噛み込みトラブル
を生じたりする虞れがあり、物品固定具の搬送性を悪く
する。
【0008】物品固定具内に保持されている物品を充
填ノズルに対して昇降せしめる充填機にあっては、充填
機テーブル上で物品固定具の全体を昇降させる必要があ
り、上記、の不都合がある。
【0009】そして、充填時の泡立ちを防ぐために充填
ノズルと充填レベルとの間の距離を一定に保持するため
に、充填機テーブルを充填に伴って昇降させたり、ノズ
ルを昇降させる場合、これらのテーブル、ノズルの昇降
曲線は充填機に付帯しているカムによって行なうものと
なっている。このため、ボトルの横断面形状が上下方向
で大きく変化する場合については、充填ノズルと充填レ
ベルとの間の距離を一定に保持できなくなる。
【0010】物品固定具内に保持されている物品をデ
コレーション装置に対して昇降せしめるデコレーション
機にあっては、デコレーション機テーブル上で物品固定
具の全体を昇降させる必要があり、上記、の不都合
がある。
【0011】そして、物品固定具の側壁内に載置されて
いる物品に対するデコレーション範囲は、該側壁が障壁
になるため、該側壁上方の範囲に限られるものとなる。
従って、物品固定具に保持されている物品の広い範囲に
デコレーションを施すことに困難がある。
【0012】本発明は、物品固定具内に保持されている
物品を昇降せしめるに際し、昇降駆動力を小とするとと
もに、物品固定具の搬送性を良好とすることを目的とす
る。
【0013】また、本発明は、コンパクトで、物品搬送
性が良く、充填ノズルと充填レベルとの間の距離を確実
に一定に保持可能とする充填機を提供することを目的と
する。
【0014】また、本発明は、コンパクトで、物品搬送
性が良く、物品固定具に保持されている物品の広い範囲
にデコレーションを施すことができるデコレーション機
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、物品固定具に設けた物品保持部にて物品を保持可能
としてなる物品固定装置において、前記物品保持部を支
持部材に設け、この支持部材を物品固定具に昇降可能に
支持してなるようにしたものである。
【0016】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の物品固定装置を用いる充填機であって、物品の注入
口に挿入される充填ノズルと、前記支持部材を昇降さ
せ、前記物品保持部に保持されている物品を充填ノズル
に対して昇降せしめる昇降操作装置と、昇降操作装置を
制御し、物品内の充填レベルと充填ノズルとの間の距離
が充填中常に一定となるように前記支持板を昇降させる
制御装置とを有してなるようにしたものである。
【0017】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載の物品固定装置を用いるデコレーション機であって、
物品にデコレーションを施すデコレーション装置と、前
記支持部材を昇降させ、前記物品保持部に保持されてい
る物品をデコレーション装置に対して昇降せしめる昇降
操作装置とを有してなるようにしたものである。
【0018】請求項4に記載の本発明は、請求項3に記
載の本発明において更に、前記支持部材が物品固定具に
回転可能に支持され、前記物品保持部に保持されている
物品をデコレーション装置に対して回転可能としてなる
ようにしたものである。
【0019】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、下記、
の作用がある。 物品固定具自体は昇降させず、その内部の支持部材を
昇降させることにて物品固定具内の物品を昇降させるこ
とができる。従って、昇降対象物の重量は小となり、昇
降駆動力は小で足りる。
【0020】物品固定具自体は昇降させず、その内部
の支持部材を昇降させることにて物品固定具内の物品を
昇降させることができる。従って、物品固定具が搬送コ
ンベヤの周辺設備と干渉したり、噛み込みトラブルを生
じたりする虞れがなく、物品固定具の搬送性が良とな
る。
【0021】請求項2に記載の本発明によれば、下記
、の作用がある。 物品固定具内に保持されている物品を充填ノズルに対
して昇降せしめる充填機において、物品固定具の全体を
昇降させる必要がなく、物品を昇降させることができ、
コンパクトで、搬送性の良い充填機を構成できる。
【0022】支持部材の昇降操作装置を制御装置によ
って制御することにより、ボトルの横断面形状が上下方
向で大きく変化する場合についても、充填ノズルと充填
レベルとの間の距離を確実に一定に保持できる。
【0023】請求項3に記載の本発明によれば、下記
、の作用がある。 物品固定具内に保持されている物品をデコレーション
装置に対して昇降せしめるデコレーション機において、
物品固定具の全体を昇降させる必要がなく、物品を昇降
させることができ、コンパクトで、搬送性の良いデコレ
ーション機を構成できる。
【0024】物品を物品固定具の側壁外にまで昇降さ
せてデコレーションを施すことができ、物品固定具に保
持されている物品の広い範囲にデコレーションを施すこ
とができる。
【0025】請求項4に記載の本発明によれば、下記
の作用がある。 物品固定具自体は回転させず、支持部材を回転させる
ことにて物品をデコレーション装置に対して回転でき
る。従って、物品固定具に保持されている物品の外周の
周方向に沿う広い範囲にデコレーションを施すことがで
きる。
【0026】
【実施例】図1は物品固定装置の一例を示す模式図であ
り、(A)は平面図、(B)はA−A線に沿う断面図、
図2は物品保持部材の解放操作磁石装置を示す模式図で
あり、(A)は外観図、(B)は物品保持状態図、
(C)は物品解放状態図、図3は物品保持部材の解放操
作カム装置を示す模式図であり、(A)は外観図、
(B)は物品保持状態図、(C)は物品解放状態図、図
4はガイド式搬送装置の全体構成を示す模式図、図5は
磁石式搬送装置の全体構成を示す模式図、図6は充填機
の一例を示す模式図であり、(A)は全体斜視図、
(B)は充填開始状態図、(C)は充填終了状態図、図
7は充填機における物品の昇降動作を示す模式図、図8
は昇降操作装置を構成する電磁石の電圧補正曲線を示す
線図であり、(A)はストレートボトルの場合の線図、
(B)は円錐ボトルの場合の線図、(C)は逆円錐ボト
ルの場合の線図、図9はラベル貼り機の一例を示す模式
図、図10はラベル貼り機の昇降操作装置の一例を示す
模式図、図11はラベル貼り機の昇降操作装置の他の例
を示す模式図、図12はインクジェットプリント機の一
例を示す模式図、図13はインクジェットプリント機の
昇降操作装置の一例を示す模式図であり、(A)は全体
構成図、(B)は物品へのプリント状態図である。
【0027】(物品固定装置)(図1、図2、図3、図
4、図5) 物品固定具10は、物品保持領域11に装填された物品
1を保持し、搬送コンベヤ20の搬送ラインに沿って連
続的に搬送される。尚、物品1は洗剤容器であり、搬送
ラインの物品解放ゾーンで物品固定具10の物品保持領
域11に投入/取出し可能とされ、物品保持ゾーンで保
持領域11に保持されて洗剤充填、キャップ装着等を順
次施される。
【0028】然るに、物品固定具10は、固定具10に
おける側壁10Aの内周下部に設けたフランジ状ストッ
パ10B上に支持板30を支持可能とし、かつこの支持
板30を側壁10Aの内周下部〜上部に沿って昇降可能
としている。10Cは支持板30の昇降ガイドであり、
支持板30は昇降ガイド10Cを通過した側壁10Aの
内周上端部において回転可能になっている。尚、支持板
30の下面には、昇降操作のための磁石31が埋込設置
されている。
【0029】支持板30は、板状体にて構成され、物品
保持領域11を挟む前後2位置のそれぞれに、前方スラ
イドガイド12、後方スライドガイド13を互いに平行
設置している。両スライドガイド12、13は支持板3
0の上面に突出形成されたレール状であり、その横断面
形状を上端側に向けて幅広となるようにしている。
【0030】そして、前方スライドガイド12には左右
一対の物品保持部材14A、14Bが蟻溝を介してスラ
イド可能に嵌合され、後方スライドガイド13には左右
一対の物品保持部材15A、15Bが蟻溝を介してスラ
イド可能に嵌合されている。
【0031】尚、左右一対の物品保持部材14A、14
Bがそれぞれ備える保持面16A、16Bは、互いに反
対向きの勾配状とされており、互いにV字をなして接離
する。また、左右一対の物品保持部材15A、15Bが
それぞれ備える保持面17A、17Bも、互いに反対向
きの勾配状とされており、互いにV字をなして接離す
る。
【0032】更に、左右一対の物品保持部材14A、1
4Bの互いに対面する内側部のそれぞれには、物品保持
力付与装置として機能する磁石18A、18Bが埋込み
設置されている。各磁石18A、18Bは互いに反対極
(N極とS極)を対面配置し、この磁気吸引力により、
両物品保持部材14A、14Bに物品保持方向に向かう
物品保持習性力を付与する。この物品保持習性力は、物
品保持部材14A、14B間に作用してそれら物品保持
部材14A、14Bをスライドガイド12に沿って互い
に近接せしめ、それら物品保持部材14A、14Bを物
品保持位置に設定可能とする(図2(B))。
【0033】また、左右一対の物品保持部材15A、1
5Bの互いに対面する内側部のそれぞれには、磁石19
A、19Bが埋め込み設置されている。各磁石19A、
19Bは互いに反対極(N極とS極)を対面配置し、こ
の磁気吸引力により、両物品保持部材15A、15Bに
物品保持方向に向かう物品保持習性力を付与する。この
物品保持習性力は、物品保持部材15A、15B間に作
用してそれら物品保持部材15A、15Bをスライドガ
イド13に沿って互いに近接せしめ、それら物品保持部
材15A、15Bを物品保持位置に設定可能とする。
【0034】また、支持板30上で、スライドガイド1
2の両端部には、磁石18C、18Dが設置されてい
る。磁石18Cは上述した物品保持部材14Aの磁石1
8Aと互いに同一極(S極)を対面配置している。磁石
18Dは上述した物品保持部材14Bの磁石18Bと互
いに同一極(N極)を対面配置している。これにより、
物品保持部材14Aは、磁石18Aと磁石18Cとの磁
気反発力に起因して物品保持方向に向かう物品保持習性
力を付与される。また、物品保持部材14Bは、磁石1
8Bと磁石18Dとの磁気反発力に起因して物品保持方
向に向かう物品保持習性力を付与される。そして、この
物品保持習性力は、前述の磁石18Aと磁石18Bの磁
気吸引力に基づく物品保持習性力を補助して、それら物
品保持部材14A、14Bをスライドガイド12に沿っ
て互いに近接せしめるとともに、それら物品保持部材1
4A、14Bを物品固定具10内にてセンタリングせし
める。
【0035】また、支持板30上で、スライドガイド1
3の両端部には、磁石19C、19Dが設置されてい
る。磁石19Cは上述した物品保持部材15Aの磁石1
9Aと互いに同一極(S極)を対面配置している。磁石
18Dは上述した物品保持部材15Bの磁石19Bと互
いに同一極(N極)を対面配置している。これにより、
物品保持部材15Aは、磁石19Aと磁石19Cとの磁
気反発力に起因して物品保持方向に向かう物品保持習性
力を付与される。また、物品保持部材15Bは、磁石1
9Bと磁石19Dとの磁気反発力に起因して物品保持方
向に向かう物品保持習性力を付与される。そして、この
物品保持習性力は、前述の磁石19Aと磁石19Bの磁
気吸引力に基づく物品保持習性力を補助して、それら物
品保持部材15A、15Bをスライドガイド13に沿っ
て互いに近接せしめるとともに、それら物品保持部材1
5A、15Bを物品固定具10内にてセンタリングせし
める。
【0036】尚、物品保持部材14A、14Bは、後述
する物品解放操作装置としてのカム装置23、24によ
って操作される係合部25A、25Bを下端部に突出し
て備えており、支持板30はこの係合部25A、25B
の移動を許容する長孔25C、25Dを備えている。ま
た、物品保持部材15A、15Bも、後述する物品解放
操作装置としてのカム装置23、24によって操作され
る係合部25A、25Bを下端部に突出しており、支持
板30はこの係合部25A、25Bの移動を許容する長
孔25C、25Dを備えている。
【0037】また、搬送ラインの物品解放ゾーンである
物品投入/取出しステーションには、物品解放操作装置
として機能する磁石21、22が設置されている。
【0038】磁石21は、搬送ラインに停止した物品固
定具10における物品保持部材14A、14Bの下方に
て昇降可能に設置され、磁石18A、18Bに磁気作用
を及ぼさない待機位置と、磁石18A、18Bに磁気作
用を及ぼす作業位置とに切換設定可能とされている。作
業位置に設定された磁石21は、磁石18A、18Bの
それぞれに同一極(磁石18AのN極に磁石21のN
極、磁石18BのS極に磁石21のS極)を近接して対
面配置し、磁石21と磁石18A、18Bとの磁気反発
力により、各物品保持部材14A、14Bを物品解放位
置に設定せしめる(図2(C))。
【0039】磁石22は、搬送ラインに停止した物品固
定具10における物品保持部材15A、15Bの下方に
て昇降可能に設置され、磁石19A、19Bに磁気作用
を及ぼさない待機位置と、磁石19A、19Bに磁気作
用を及ぼす作業位置とに切換設定可能とされている。作
業位置に設定された磁石22は、磁石19A、19Bの
それぞれに同一極(磁石19AのN極に磁石22のN
極、磁石19BのS極に磁石22のS極)を近接して対
面配置し、磁石22と磁石19A、19Bとの磁気反発
力により、各物品保持部材15A、15Bを物品解放位
置に設定せしめる。
【0040】尚、物品固定具10にあっては、物品解放
ゾーンに設ける物品解放操作装置として、上述の磁石2
1、22に代え、図3に示す如くのカム装置23、24
を採用することもできる。
【0041】カム装置23は搬送ラインに停止した物品
固定具10における物品保持部材14A、14Bの下端
部の係合部25A、25Bに挟まれる領域に長円状カム
23Aを配置し、このカム23Aを待機位置と作業位置
とに切換回転可能としている(昇降不要)。カム23A
が待機位置にあるとき、物品保持部材14A、14B
は、磁石18A、18Bの磁気作用により物品保持位置
に設定される(図3(B))。カム23Aが作業位置に
あるとき、物品保持部材14A、14Bはカム23Aの
長径によって押し開かれ、物品解放位置に設定される
(図3(C))。
【0042】カム装置24は、搬送ラインに停止した物
品固定具10における物品保持部材15A、15Bの下
端部の係合部25A、25Bに挟まれる領域に長円状カ
ム24Aを配置し、このカム24Aを待機位置と作業位
置とに切換回転可能としている(昇降不要)。カム24
Aが待機位置にあるとき、物品保持部材15A、15B
は、磁石19A、19Bの磁気作用により物品保持位置
に設定される。カム24Aが作業位置にあるとき、物品
保持部材15A、15Bはカム24Aに長径によって押
し開かれ、物品解放位置に設定される。
【0043】また、物品固定具10にあっては、物品解
放ゾーンに設ける物品解放操作装置として、図4に示す
如くの連続ガイド式搬送装置を採用することもできる。
【0044】このとき、搬送コンベヤ20は左右の搬送
ベルトを離隔配置しており、搬送ライン上の物品解放ゾ
ーンにおいて、両ベルトの間に解放ガイド41を設置し
ている。解放ガイド41は、図4に示す如く、左右のガ
イドレール41A、41Bを搬送ラインに沿って延在し
てなり、ガイドレール41Aを物品保持部材14A、1
5Aの下部に設けた係合部25Aと搬送ラインに沿って
係合し、ガイドレール41Bを物品保持部材14B、1
5Bの下部に設けた係合部25Bと搬送ラインに沿って
係合している。
【0045】これにより、解放ガイド41は、搬送ライ
ン上の物品解放ゾーンで、各一対の物品保持部材14A
と14B、15Aと15Bを開き、物品保持位置から物
品解放位置に移動し、それら物品保持部材14Aと14
B、15Aと15Bを物品サイズよりわずかに大き目の
物品解放位置に設定可能とする。
【0046】尚、各ガイドレール41A、41Bにはシ
リンダ43A、43Bが連結されており、両ガイドレー
ル41A、41Bの設置位置(設置間隔)を、今回の取
扱い物品サイズに応じて変更可能としている。これによ
れば、解放ガイド41のガイド位置を物品解放ゾーンで
変更設定することとなり、物品保持部材14A、14
B、15A、15Bに付与される物品解放位置を自在に
設定替えできる。従って、物品保持部材14A、14
B、15A、15Bの物品解放位置を物品サイズよりわ
ずかだけ大き目に設定し、物品保持領域11への投入物
品の倒れを防止する等が確実容易となる。
【0047】また、物品固定具10にあっては、物品解
放ゾーンに設ける物品解放操作装置として、図5に示す
如くの連続磁石式搬送装置を採用することもできる。
【0048】このとき、解放磁石51は、図5に示す如
く、搬送コンベヤ20の下側に、左右の磁石レール51
A、51Bを搬送ラインに沿って延在してなり、磁石レ
ール51Aにより物品保持部材14A、15Aに設けた
前述の磁石18A、19Aに搬送ラインに沿って磁気吸
引作用を及ぼし、磁石レール51Bにより物品保持部材
14B、15Bに設けた前述の磁石18B、19Bに搬
送ラインに沿って磁気吸引作用を及ぼす。このとき、両
磁石レール51A、51Bは搬送ライン上の物品解放ゾ
ーンで幅広、物品保持ゾーンで幅狭、それら両ゾーンの
過渡領域でテーパ状をなすように設置されている。
【0049】これにより、解放磁石51は、搬送ライン
上の物品解放ゾーンで、各一対の物品保持部材14Aと
14B、15Aと15Bを開き、物品保持位置から物品
解放位置に移動し、それら物品保持部材14Aと14
B、15Aと15Bを磁石18Aと18B、19Aと1
9Bの磁気吸引作用によって設定されている物品保持位
置から物品サイズよりわずかに大き目の物品解放位置に
設定可能とする。
【0050】また、解放磁石51は、搬送ライン上の物
品保持ゾーンで、両磁石レール51A、51Bの設置位
置(設置間隔)を適宜に設定され、物品保持部材14
A、15Aの磁石18A、19Aに対し磁石レール51
Aを適宜位置に設定し、かつ物品保持部材14B、15
Bの磁石18B、19Bに対し磁石レール51Bを適宜
位置に設定せしめる。これにより、前述した磁石18A
と18B、磁石19Aと19Bがそれぞれ物品保持部材
14Aと14B、15Aと15Bに付与する物品保持位
置は、物品保持ゾーンで、適宜位置に規制可能となる。
そして、全4個の物品保持部材14A、14B、15
A、15Bは、適宜の保持力で物品1を挟持し、保持可
能とするものとなる。
【0051】然るに、物品固定装置は、物品固定具10
の支持板30上にて上述の物品保持部材14A、14
B、15A、15Bにより物品を保持した状態下で、後
述する昇降操作装置が加える昇降操作力により支持板3
0を物品固定具10の側壁10A内の下部から上部に沿
って昇降し、物品1を昇降可能とする。支持板30が上
昇端に位置するとき、物品1はその略全体を物品固定具
10の側壁10Aの外に露出するものとなる。
【0052】また、物品固定装置は、支持板30を昇降
ガイド10Cにガイドさせて上述の如く昇降し、該支持
板30が上昇端に位置してガイド10Cとの係合を解除
される状態下で、該支持板30を側壁10Aの内周上端
部において回転可能とし、該支持板30上の物品1をそ
の周方向に回転可能とするのである。
【0053】尚、物品固定装置にあっては、物品固定具
10に昇降ガイド10Cを設けることを必須としない。
この場合には、支持板30は、物品固定具10の側壁1
0A内における下部〜上部の全昇降過程で、回転可能と
なる。
【0054】以下、物品固定具10の使用動作について
説明する。 (1) 搬送ラインの物品投入ステーションでは、磁石2
1、22によって各一対の物品保持部材14A、14B
と15A、15Bを物品解放位置に設定し、ロボット等
の物品投入具が把持した物品1を、それら全4個の物品
保持部材14A、14B、15A、15Bが囲む物品保
持領域11に移載し、装入する。このとき、支持板30
はストッパ10Bに係止して下降位置にある。
【0055】(2) 搬送ラインの物品保持ゾーンである物
品処理ステーションでは、磁石18A、18Bによって
物品保持習性力を付与された物品保持部材14A、14
Bと、磁石19A、19Bによって物品保持習性力を付
与された物品保持部材15A、15Bの全4個の物品保
持部材14A、14B、15A、15Bにより物品1を
挟持し、保持する。そして、後述の昇降操作装置によ
り、物品固定具10内の支持板30を上昇させて、支持
板30上の物品保持部材14A、14B、15A、15
Bに保持されている物品1を上昇させ、該物品1にその
上昇位置にて適宜の処理を施す。その後、物品1を支持
板30とともに下降復帰せしめる。
【0056】(3) 搬送ラインの物品取出しステーション
では、磁石21、22によって各一対の物品保持部材1
4A、14Bと15A、15Bを物品解放位置に設定
し、ロボット等の物品取出具により、全4個の物品保持
部材14A、14B、15A、15Bが囲む物品保持領
域11から物品1を取出す。
【0057】然るに、物品固定具10によれば、下記
〜の作用がある。 物品固定具10自体は昇降させず、その内部の支持板
30を昇降させることにて物品固定具10内の物品1を
昇降させることができる。従って、昇降対象物の重量は
小となり、昇降駆動力は小で足りる。
【0058】物品固定具10自体は昇降させず、その内
部の支持板30を昇降させることにて物品固定具10内
の物品1を昇降させることができる。従って、物品固定
具10が搬送コンベヤ20の周辺設備と干渉したり、噛
み込みトラブルを生じたりする虞れがなく、物品固定具
10の搬送性が良となる。
【0059】物品1は、物品保持領域を挟む2位置の
それぞれに配置されている、各一対の物品保持部材14
A、14B、15A、15B、即ち、全4個の物品保持
部材14A、14B、15A、15Bがそれぞれ具備す
る保持面間にて挟持されて保持される。従って、それら
全4個の保持面16A、16B、17A、17Bに内接
することとなる物品1の保持形状はそれら4個の保持面
16A、16B、17A、17B個々の変位の組合わせ
によって変更せしめられるものとなり、保持形状の変更
態様は多く、物品1の形状変化に対する適用性は良い。
単一の物品固定装置によって、例えば、矩形断面、台形
断面、三角形断面等の断面形状の異なる多様な形状物品
1を、上記4個の物品保持部材により確実に保持でき
る。
【0060】各物品保持部材14A、14B、15
A、15Bを物品保持位置に設定する物品保持力付与装
置(磁石18A、18B、19A、19B)が、磁気作
用に基づくものであるため、長期的に安定した保持力を
確保できる。
【0061】尚、物品1を物品固定具10の物品保持
領域11に装填するとき、物品保持部材14A、14
B、15A、15Bは物品解放位置に設定されていて物
品1と擦過し合う如くがないから、物品1のすり疵発生
がなく、これに対応する物品保持部材の摩耗発生もな
い。
【0062】また、本実施例にあっては、支持板30上
におけるスライドガイド12の両端部に物品保持部材1
4A、14Bの磁石18A、18Bに相対して互いに反
発する磁石18C、18Dを設け、スライドガイド13
の両端部に物品保持部材15A、15Bの磁石19A、
19Bに相対して互いに反発する磁石19C、19Dを
設けたから、下記の作用がある。
【0063】各物品保持部材14A、14B、15
A、15Bに付与される物品保持習性力(磁石18Aと
18C、磁石18Bと18D、磁石19Aと19C、磁
石19Bと19Dの磁気反発力)が、各物品保持部材1
4A、14B、15A、15Bと物品固定具10との間
に作用せしめられ、各一対をなす物品保持部材14Aと
14B、15Aと15Bを物品固定具10内にてセンタ
リングせしめるものとすることにより、物品1を物品固
定具10内にセンタリング状態で保持できる。即ち、ロ
ボット等の物品投入具により把持された物品1が物品保
持領域11に挿入されると、該物品保持領域11を挟む
両側のそれぞれにおいて、一対をなす物品保持部材14
Aと14B、15Aと15Bのそれぞれが、物品保持習
性力によって投入位置にある当該物品側面に当接するよ
うに各個独立の移動ストロークにて移動する。これによ
り、全4個の物品保持部材14A、14B、15A、1
5Bが物品を挟持した後、物品投入具が物品を離すと、
各物品保持部材14A、14B、15A、15Bは上記
物品保持習性力の余力にて物品固定具10内でセンタリ
ングせしめられ、結果として物品1を物品固定具10内
でセンタリング保持するものとなる。
【0064】また、本実施例において、支持板30上に
おけるスライドガイド12、13の各両端部に設けた磁
石18C、18D、19C、19Dを撤去すれば、下記
、の作用がある。
【0065】各物品保持部材14A、14B、15
A、15Bに付与される物品保持習性力(磁石18Aと
18B、磁石19Aと19Bの磁気吸引力)が、各一対
をなす物品保持部材14Aと14B、15Aと15B間
に作用せしめられ、それら一対をなす物品保持部材14
Aと14B、15Aと15Bを互いに近接せしめるもの
とすることにより、物品1を物品固定具10への投入位
置で保持できる。即ち、ロボット等の物品投入具により
把持された物品1が物品保持領域11に挿入されると、
該物品保持領域11を挟む両側のそれぞれにおいて、一
対をなす物品保持部材14Aと14B、15Aと15B
のそれぞれが、物品保持習性力によって投入位置にある
当該物品側面に当接するように各個独立の移動ストロー
クにて移動する。これにより、全4個の物品保持部材1
4A、14B、15A、15Bは投入位置にある物品1
を挟持してスライドガイド12、13上に摩擦によって
静止するものとなり、その後、物品投入具が物品1を離
したときにも、該物品1を物品固定具10への上記投入
位置で保持し続ける。
【0066】一対をなす物品保持部材14Aと14
B、15Aと15Bを互いに近接せしめる物品保持習性
力が、それら一対をなす物品保持部材14Aと14B、
15Aと15Bの互いに対面する位置のそれぞれに設け
られる磁石18Aと18B、19Aと19Bの磁気吸引
力により付与されるものとすることにより、物品1の大
小に応じた適切な保持力を得ることができる。即ち、小
断面物品1は底が小さく不安定であるために、大保持力
を必要とするが、この場合には、一対をなす物品保持部
材14Aと14B、15Aと15Bの当該物品1を挟む
間隔は小であって、両磁石の磁気吸引力は大であり、当
該物品1に大挟持力を及ぼすものとなる。他方、大断面
物品1は底が大きく安定であるために、小保持力で足り
るが、この場合には、一対をなす物品保持部材14Aと
14B、15Aと15Bの当該物品1を挟む間隔は大で
あって、両磁石の磁気吸引力は小であり、当該物品1に
小挟持力を及ぼすものとなる。
【0067】(充填機)(図6、図7、図8) 充填機60は、搬送ラインの充填ステーションにおい
て、搬送コンベヤ20による搬送の過程で、前述の物品
固定具10内に保持されている物品1に洗剤等の内容物
を充填可能とする。
【0068】充填機60は、充填ノズル61と、昇降操
作装置62と、制御装置63とを有して構成される。
【0069】充填ノズル61は、充填ステーションにて
搬送コンベヤ20とともに同期して横移動する。そし
て、充填ノズル61は、この横移動の過程で、相対的に
昇降してくる物品1の注入口1Aに挿入され、物品1内
に洗剤等を充填する。
【0070】昇降操作装置62は、充填ステーションに
おいて、搬送コンベヤ20の下側に電磁石64を搬送ラ
インに沿って延在している。このとき、電磁石64は、
64A〜64Eの5ゾーンに分割されており、それらの
各ゾーンで、支持板30の下面に設けてある磁石31に
磁気反発力を及ぼす。これにより、昇降操作装置62
は、物品固定具10が充填ステーションを移動する過程
で、支持板30を昇降させ、支持板30上の物品保持部
材14A、14B、15A、15Bに保持されている物
品1を充填ノズル61に対して昇降せしめる。
【0071】制御装置63は、下記 (1)〜(3) に基づ
き、昇降操作装置62の各電磁石64A〜64E毎に設
けてある給電部65A〜65Eの給電電圧を制御する。
これにより、制御装置63は、物品1内の充填レベルと
充填ノズル61との間の距離h1 〜h5 が充填中常に一
定(h1 =h2 =h3 =h4 =h5 )となるように、支
持板30を昇降させる。
【0072】(1) 充填機60の充填ステーションに物品
固定具10が進入してくると、空物品1を保持している
支持板30が、その下面の磁石31と電磁石64との間
に生ずる反発力により、物品固定具内10の上昇端にま
で浮上する。これにより、充填ノズル61は、物品1の
底部近くまで到達する。
【0073】(2) 充填ノズル61から物品1への充填が
開始されると、物品1は自重の増加に従い、上述の磁石
31と電磁石64との間の磁力(反発力)に逆らい下降
していく。この物品1の下降過程で、物品1内の充填レ
ベルと充填ノズル61との間の距離h1 〜h5 (図7)
は一定であることが泡立ち防止の点から理想である。活
性剤を含んだ液の充填に際しては、特に重要である。そ
こで、制御装置63は、各電磁石64A〜64Eへの給
電電圧を制御することにて、各電磁石64A〜64Eと
磁石31との間の磁力(反発力)を制御し、物品1の下
降速度を制御するものである。
【0074】(3) ここで、物品1であるボトルの横断面
形状が図8(A)、(B)、(C)のそれぞれに示すス
トレート、円錐、逆円錐の如くであるとき、充填ノズル
61の吐出流量が一定であれば、それらの充填レベル−
充填量曲線は図8(A)、(B)、(C)の如くにな
る。
【0075】そして、各電磁石64A〜64Eへの給電
電圧をそれらの充填レベル−充填量曲線と同一カーブと
なるように制御すると、電磁石64と磁石31との間の
反発力はそれら電磁石64、磁石31間の距離rの2乗
に反比例するものとなり、図8(A)、(B)、(C)
の磁石間距離−反発力曲線の如くになる。従って、物品
1への充填過程で、充填レベルと充填ノズル61との間
の距離を一定化するためには、電磁石64と磁石31と
の間に発生させるべき反発力に不足を生ずる。
【0076】そこで、制御装置63は、上述の反発力の
不足を補うように、各電磁石64A〜64Eへの補正電
圧を図8(A)、(B)、(C)の如くの電圧補正曲線
に従うように制御するものである。これにより、どのよ
うな横断面形状の物品1においても、充填時の泡立ちを
最小にし、理想的な充填を行なうことができる。
【0077】然るに、充填機60によれば、下記、
の作用がある。 物品固定具10内に保持されている物品1を充填ノズ
ル61に対して昇降せしめる充填機60において、物品
固定具10の全体を昇降させる必要がなく、物品1を昇
降させることができ、コンパクトで、搬送性の良い充填
機60を構成できる。
【0078】支持板30の昇降操作装置62を制御装
置によって制御することにより、ボトルの横断面形状が
上下方向で大きく変化する場合についても、充填ノズル
61と充填レベルとの間の距離を確実に一定に保持でき
る。
【0079】(ラベル貼り機)(図9、図10、図1
1) ラベル貼り機70は、充填機60の後工程に連続して設
けられ、物品1の外面にラベル2を貼付け可能とする。
【0080】ラベル貼り機70は、ラベル貼り装置71
と、昇降操作装置72とを有して構成される。
【0081】ラベル貼り装置71は、旋回駆動軸73の
上部にラベル貼りドラム74、中間部にテーブル75
A、下部にテーブル75Bを固定され、ラベル貼りドラ
ム74、テーブル75A、75Bを同期駆動可能として
いる。
【0082】ラベル2は、マガジン76からラベル取出
しドラム77を経てラベル貼りドラム74に供給され、
糊付けローラ78によりその裏面に接着糊を供給された
状態でラベル貼りステーションに移送される。
【0083】ラベル貼り装置71の入側には、定ピッチ
送り装置79、スターホイール81が設置されている。
定ピッチ送り装置79は、物品固定具10の送り方向に
沿う両コーナー部を挟んで、該物品固定具10を定ピッ
チ送り装置79が定める定ピッチで搬送する。スターホ
イール81は、定めピッチ送り装置79から排出される
物品固定具10を順次所定の間隔でラベル貼り装置71
のテーブル75Aに送り込む。
【0084】然るに、ラベル貼り装置71のテーブル7
5Bは、スターホイール81が送り込む物品固定具10
の間隔と同一間隔で、多数の昇降操作装置72を備えて
いる。そして、各昇降操作装置72は、テーブル75B
上にエアシリンダ82を設置し、エアシリンダ82のピ
ストンロッド82A先端部にモータ83を搭載し、モー
タ83の出力軸83A上端部に磁石84を備えている。
【0085】ラベル貼り装置71の出側には、搬送ベル
ト85が設置されている。搬送ベルト85は、ラベル貼
り装置71のテーブル75Aから排出される物品固定具
10を受入れ、下工程へと搬出する。
【0086】尚、86は、ラベル貼りドラム74回りに
て物品1を背面支持するガイドロッドである。
【0087】即ち、ラベル貼り機70は、下記 (1)〜
(3) の如くに動作する。 (1) 物品固定具10がラベル貼りステーションに進入し
てくると、エアシリンダ82が下から上方に向けて伸長
し、モータ83の出力軸83Aに設けてある磁石84に
より支持板30の磁石31を吸着しつつ、該支持板30
を上昇せしめる。
【0088】(2) 支持板30が物品固定具10内の上昇
端に到達すると、支持板30上の物品1は、ガイドロッ
ド86に背面支持された状態でラベル貼りドラム74の
外周面沿いを移動し、この過程でドラム74上のラベル
2と接する。これと同時に、モータ83が回転し、支持
板30と物品1とが回転せしめられる。これにより、ド
ラム74上のラベル2は接着剤を介して物品1の外周面
に貼り付くものとなる。
【0089】(3) 物品固定具10がラベル貼りステーシ
ョンの出側に達すると、エアシリンダ82は収縮し、物
品1及び支持板30は物品固定具10内に下降復帰す
る。
【0090】然るに、ラベル貼り機70によれば、下記
〜の作用がある。 物品固定具10内に保持されている物品1をラベル貼
り装置71に対して昇降せしめるラベル貼り機70にお
いて、物品固定具10の全体を昇降させる必要がなく、
物品1を昇降させることができ、コンパクトで、搬送性
の良いラベル貼り機70を構成できる。
【0091】物品1を物品固定具10の側壁10Aの
外にまで昇降させてラベル貼りを施すことができ、物品
固定具10に保持されている物品1の広い範囲にラベル
貼りを施すことができる。
【0092】物品固定具10自体は回転させず、支持
板30を回転させることにて、物品1をラベル貼り装置
71に対して回転できる。従って、物品固定具10に保
持されている物品1の外周の周方向に沿う広い範囲にラ
ベル貼りを施すことができる。
【0093】図11のラベル貼り機90は、旋回駆動軸
91の上部にラベル貼りドラム92を固定され、中間部
にスラストベアリングを介してテーブル93を回転自在
に支持している。そして、テーブル93の下面に昇降エ
アシリンダ94を設置し、エアシリンダ94のピストン
ロッド94A先端部にスラストベアリング96を介して
磁石95を備えている。97は、ラベル貼りドラム92
回りにおいて、物品1を背面支持するガイドロッドであ
る。
【0094】従って、ラベル貼り機90は、下記 (1)〜
(3) の如くに動作する。 (1) 物品固定具10がラベル貼りステーションに進入し
てくると、エアシリンダ94が下から上方に向けて伸長
し、磁石95により支持板30の磁石31を吸着しつ
つ、該支持板30を上昇せしめる。
【0095】(2) 支持板30が物品固定具10内の上昇
端に到達すると、支持板30上の物品1は、ガイドロッ
ド97に背面支持された状態でラベル貼りドラム92の
外周面沿いに加圧され、この過程でドラム92上のラベ
ル2と接する。これにより、ラベル貼りドラム92は物
品1に回転力を及ぼし、物品1はガイドロッド97に滑
りなく転設しながらエアシリンダ94上のスラストベア
リング96回りで回転し、結果としてテーブル93を旋
回駆動軸91回りにて旋回せしめるものとなる。このと
き、ラベル貼りドラム92上のラベル2は接着剤を介し
て物品1の外周面に貼り付くものとなる。
【0096】(3) 物品固定具10がラベル貼りステーシ
ョンの出側に達すると、エアシリンダ94は収縮し、物
品1及び支持板30は物品固定具10内に下降復帰す
る。
【0097】(インクジェットプリント機)(図12、
図13) インクジェットプリント機100は、充填機60の後工
程に連続して設けられ、物品1の外面に図13(B)に
示す如くのプリント3を付与可能とする。プリント機1
00は、プリント装置101と、昇降操作装置102と
を有して構成される。
【0098】プリント装置101は、黒色インク噴射ノ
ズル103Aと赤色インク噴射ノズル103Bとを有
し、制御盤104によりそれらのノズル103A、10
3Bからインクを噴射可能とする。
【0099】昇降操作装置102は、プリントステーシ
ョンにて搬送コンベヤ20の下側にエアシリンダ105
を設置している。そして、エアシリンダ105のピスト
ンロッド105A先端部にモータ106を搭載し、この
モータ106の出力軸106A上端部に磁石107を備
えている。
【0100】尚、搬送ラインのプリントステーション入
側にはセンサ108が設置され、センサ108は物品1
の到来を検出する。制御装置109はセンサ108が物
品1を検出してから一定時間経過後に、昇降操作装置1
02のシリンダ105、モータ106を駆動せしめる。
【0101】即ち、プリント機100は、下記 (1)〜
(3) の如くに動作する。 (1) 物品固定具10がプリントステーションに進入して
くると、エアシリンダ105が搬送コンベヤ20の下か
ら上方に向けて伸長し、モータ106の出力軸106A
に設けてある磁石107により支持板30の磁石31を
吸着しつつ、該支持板30を上昇せしめる。これと同時
に、モータ106を回転し、支持板30を回転せしめ
る。これにより、支持板30上の物品1は螺旋運動して
上昇する。
【0102】(2) 物品1の上述の上昇過程で、プリント
装置101のノズル103A、103Bから物品1の外
面に向けてインクを噴射する。これにより、物品1の外
面には、2色のインクにて図13(B)に示す如くのプ
リント3が付与される。
【0103】(3) 物品固定具10がプリントステーショ
ンの出側に達すると、エアシリンダ105は収縮し、物
品1及び支持板30は物品固定具10内に下降復帰す
る。
【0104】然るに、プリント機100によれば、下記
〜の作用がある。 物品固定具10内に保持されている物品1をプリント
装置101に対して昇降せしめるプリント機100にお
いて、物品固定具10の全体を昇降させる必要がなく、
物品1を昇降させることができ、コンパクトで搬送性の
良いプリント機100を構成できる。
【0105】物品1を物品固定具10の側壁10Aの
外にまで昇降させてプリントを施すことができ、物品固
定具10に保持されている物品1の広い範囲にプリント
を施すことができる。
【0106】物品固定具10自体は回転させず、支持
板30を回転させることにて物品1をプリント装置10
1に対して回転できる。従って、物品固定具10に保持
されている物品1の外周の周方向に沿う広い範囲にプリ
ントを施すことができる。
【0107】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、物品固定
具内に保持されている物品を昇降せしめるに際し、昇降
駆動力を小とするとともに、物品固定具の搬送性を良好
とすることができる。
【0108】また、本発明によれば、コンパクトで、物
品搬送性が良く、充填ノズルと充填レベルとの間の距離
を確実に一定に保持可能とする充填機を得ることができ
る。
【0109】また、本発明によれば、コンパクトで、物
品搬送性が良く、物品固定具に保持されている物品の広
い範囲にデコレーションを施すことができるデコレーシ
ョン機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は物品固定装置の一例を示す模式図であ
り、(A)は平面図、(B)はA−A線に沿う断面図で
ある。
【図2】図2は物品保持部材の解放操作磁石装置を示す
模式図であり、(A)は外観図、(B)は物品保持状態
図、(C)は物品解放状態図である。
【図3】図3は物品保持部材の解放操作カム装置を示す
模式図であり、(A)は外観図、(B)は物品保持状態
図、(C)は物品解放状態図である。
【図4】図4はガイド式搬送装置の全体構成を示す模式
図である。
【図5】図5は磁石式搬送装置の全体構成を示す模式図
である。
【図6】図6は充填機の一例を示す模式図であり、
(A)は全体斜視図、(B)は充填開始状態図、(C)
は充填終了状態図である。
【図7】図7は充填機における物品の昇降動作を示す模
式図である。
【図8】図8は昇降操作装置を構成する電磁石の電圧補
正曲線を示す線図であり、(A)はストレートボトルの
場合の線図、(B)は円錐ボトルの場合の線図、(C)
は逆円錐ボトルの場合の線図である。
【図9】図9はラベル貼り機の一例を示す模式図であ
る。
【図10】図10はラベル貼り機の昇降操作装置の一例
を示す模式図である。
【図11】図11はラベル貼り機の昇降操作装置の他の
例を示す模式図である。
【図12】図12はインクジェットプリント機の一例を
示す模式図である。
【図13】図13はインクジェットプリント機の昇降操
作装置の一例を示す模式図であり、(A)は全体構成
図、(B)は物品へのプリント状態図である。
【符号の説明】
1 物品 1A 注入口 2 ラベル 3 プリント 10 物品固定具 11 物品保持領域 14A、14B、15A、15B 物品保持部材 30 支持板 60 充填機 61 充填ノズル 62 昇降操作装置 63 制御装置 70、90 ラベル貼り機 71 ラベル貼り装置 72 昇降操作装置 100 インクジェットプリント機 101 プリント装置 102 昇降操作装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品固定具に設けた物品保持部にて物品
    を保持可能としてなる物品固定装置において、前記物品
    保持部を支持部材に設け、この支持部材を物品固定具に
    昇降可能に支持してなることを特徴とする物品固定装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の物品固定装置を用いる
    充填機であって、 物品の注入口に挿入される充填ノズルと、 前記支持部材を昇降させ、前記物品保持部に保持されて
    いる物品を充填ノズルに対して昇降せしめる昇降操作装
    置と、 昇降操作装置を制御し、物品内の充填レベルと充填ノズ
    ルとの間の距離が充填中常に一定となるように前記支持
    板を昇降させる制御装置とを有してなる充填機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の物品固定装置を用いる
    デコレーション機であって、 物品にデコレーションを施すデコレーション装置と、 前記支持部材を昇降させ、前記物品保持部に保持されて
    いる物品をデコレーション装置に対して昇降せしめる昇
    降操作装置とを有してなるデコレーション機。
  4. 【請求項4】 前記支持部材が物品固定具に回転可能に
    支持され、前記物品保持部に保持されている物品をデコ
    レーション装置に対して回転可能としてなる請求項3記
    載のデコレーション機。
JP16599293A 1993-06-14 1993-06-14 物品固定装置、充填機、及びデコレーション機 Withdrawn JPH06345007A (ja)

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