JPH06345929A - 加硫可能なフッ素ゴム組成物 - Google Patents
加硫可能なフッ素ゴム組成物Info
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- JPH06345929A JPH06345929A JP16651493A JP16651493A JPH06345929A JP H06345929 A JPH06345929 A JP H06345929A JP 16651493 A JP16651493 A JP 16651493A JP 16651493 A JP16651493 A JP 16651493A JP H06345929 A JPH06345929 A JP H06345929A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2225/00—Synthetic polymers, e.g. plastics; Rubber
- F05C2225/04—PTFE [PolyTetraFluorEthylene]
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】フッ化ビニリデン、テトラフルオロエチレンお
よびプロピレンを共重合して得られるフッ素ゴム、有機
オニウム化合物、ポリヒドロキシ化合物、2価金属酸化
物および/または2価金属水酸化物、アミン、イミンま
たは有機リン化合物からなる加硫可能なフッ素ゴム組成
物。 【効果】フッ化ビニリデン、テトラフルオロエチレンお
よびプロピレンを共重合して得られるフッ素ゴムのポリ
オール加硫における加硫性を著しく改善させたフッ素ゴ
ム組成物が得られる。
よびプロピレンを共重合して得られるフッ素ゴム、有機
オニウム化合物、ポリヒドロキシ化合物、2価金属酸化
物および/または2価金属水酸化物、アミン、イミンま
たは有機リン化合物からなる加硫可能なフッ素ゴム組成
物。 【効果】フッ化ビニリデン、テトラフルオロエチレンお
よびプロピレンを共重合して得られるフッ素ゴムのポリ
オール加硫における加硫性を著しく改善させたフッ素ゴ
ム組成物が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加硫可能なフッ素ゴム組
成物に関し、さらに詳しくは加硫性の改善されたフッ素
ゴム組成物に関する。
成物に関し、さらに詳しくは加硫性の改善されたフッ素
ゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】フッ化ビニリデン、テトラフルオロエチ
レンおよびプロピレンを共重合して得られるフッ素ゴム
は、フッ素ゴムのなかでも特に耐エンジンオイル性に優
れた材料として知られているが、ポリヒドロキシ化合物
と加硫促進剤とを組み合わせて用いるポリオール加硫処
方において従来のフッ化ビニリデンおよびヘキサフルオ
ロプロピレンからなるフッ素ゴムと比べて加硫性が乏し
いものであった。この問題を解決する手段としていくつ
かの方法が知られている(特公平1−15530、特開
平1−299860)。
レンおよびプロピレンを共重合して得られるフッ素ゴム
は、フッ素ゴムのなかでも特に耐エンジンオイル性に優
れた材料として知られているが、ポリヒドロキシ化合物
と加硫促進剤とを組み合わせて用いるポリオール加硫処
方において従来のフッ化ビニリデンおよびヘキサフルオ
ロプロピレンからなるフッ素ゴムと比べて加硫性が乏し
いものであった。この問題を解決する手段としていくつ
かの方法が知られている(特公平1−15530、特開
平1−299860)。
【0003】しかし、特公平1−15530において
は、共重合体をポリオール加硫するためには、アルカリ
水溶液で処理することにより共重合体中に不飽和結合を
導入する必要があった。また特開平1−299860に
おいては、加硫促進剤としてベンジルトリフェニルホス
ホニウムクロリドを除く有機オニウム化合物が効果的で
あるとされているが、非常に好ましい組成物としては、
組成物の硬化速度を増加させる目的で1種以上のジ有機
硫黄酸化物を含有すると記載されている。さらに、実施
例にみられるように、一部の特殊な第4ホスホニウム塩
およびイミニウム塩を用いる場合を除いては、十分な加
硫性を得るためにはジ有機硫黄酸化物を用いる必要があ
った。
は、共重合体をポリオール加硫するためには、アルカリ
水溶液で処理することにより共重合体中に不飽和結合を
導入する必要があった。また特開平1−299860に
おいては、加硫促進剤としてベンジルトリフェニルホス
ホニウムクロリドを除く有機オニウム化合物が効果的で
あるとされているが、非常に好ましい組成物としては、
組成物の硬化速度を増加させる目的で1種以上のジ有機
硫黄酸化物を含有すると記載されている。さらに、実施
例にみられるように、一部の特殊な第4ホスホニウム塩
およびイミニウム塩を用いる場合を除いては、十分な加
硫性を得るためにはジ有機硫黄酸化物を用いる必要があ
った。
【0004】また、特公昭57−14703においては
含窒素有機化合物および第3ホスフィンを加硫促進剤と
して用いることによりフッ素ゴムの加硫反応性が高まる
ことが知られているが、フッ素ゴムとして用いられるも
のは主としてフッ化ビニリデンと他の共重合可能な含フ
ッ素オレフィンとの共重合体であり、フッ化ビニリデ
ン、テトラフルオロエチレンおよびプロピレンを共重合
して得られるフッ素ゴムを用いる場合には効果が不十分
であった。
含窒素有機化合物および第3ホスフィンを加硫促進剤と
して用いることによりフッ素ゴムの加硫反応性が高まる
ことが知られているが、フッ素ゴムとして用いられるも
のは主としてフッ化ビニリデンと他の共重合可能な含フ
ッ素オレフィンとの共重合体であり、フッ化ビニリデ
ン、テトラフルオロエチレンおよびプロピレンを共重合
して得られるフッ素ゴムを用いる場合には効果が不十分
であった。
【0005】また、フッ化ビニリデンの共重合割合が低
い共重合体では耐オンジンオイル性がさらに向上するも
のの、加硫反応性はさらに乏しくなり、従来の方法では
十分な架橋密度の成形品を得ることは困難であった。
い共重合体では耐オンジンオイル性がさらに向上するも
のの、加硫反応性はさらに乏しくなり、従来の方法では
十分な架橋密度の成形品を得ることは困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のごと
き従来技術の課題を解消するものであり、フッ化ビニリ
デン、テトラフルオロエチレンおよびプロピレンからな
る加硫性に優れたフッ素ゴム組成物を提供することを目
的とするものである。
き従来技術の課題を解消するものであり、フッ化ビニリ
デン、テトラフルオロエチレンおよびプロピレンからな
る加硫性に優れたフッ素ゴム組成物を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)フッ化
ビニリデン、テトラフルオロエチレンおよびプロピレン
を共重合して得られるフッ素ゴム 100重量部、
(B)有機オニウム化合物 0.05〜5重量部、
(C)ポリヒドロキシ化合物 0.5〜10重量部、
(D)2価金属酸化物および/または2価金属水酸化物
0.5〜50重量部、(E)アミン、イミンおよび有
機リン化合物から選ばれる少なくとも1種 0.01〜
5重量部、からなる加硫可能なフッ素ゴム組成物であ
る。
ビニリデン、テトラフルオロエチレンおよびプロピレン
を共重合して得られるフッ素ゴム 100重量部、
(B)有機オニウム化合物 0.05〜5重量部、
(C)ポリヒドロキシ化合物 0.5〜10重量部、
(D)2価金属酸化物および/または2価金属水酸化物
0.5〜50重量部、(E)アミン、イミンおよび有
機リン化合物から選ばれる少なくとも1種 0.01〜
5重量部、からなる加硫可能なフッ素ゴム組成物であ
る。
【0008】本発明における(A)成分のフッ化ビニリ
デン、テトラフルオロエチレンおよびプロピレンを共重
合して得られるフッ素ゴムは、ラジカル開始剤の存在下
に各単量体を、例えば乳化重合、懸濁重合、溶液重合、
塊状重合等の従来公知のフッ素ゴムの重合方法により共
重合することにより得られるものであり、その共重合割
合は、得られるゴムの特性からフッ化ビニリデン、テト
ラフルオロエチレンおよびプロピレンがそれぞれ、2〜
70、20〜60、20〜50モル%の範囲であること
が好ましい。なかでも、特にフッ化ビニリデンの共重合
割合が10モル%に満たない低い範囲においては耐エン
ジンオイル性に優れたゴムが得られる。
デン、テトラフルオロエチレンおよびプロピレンを共重
合して得られるフッ素ゴムは、ラジカル開始剤の存在下
に各単量体を、例えば乳化重合、懸濁重合、溶液重合、
塊状重合等の従来公知のフッ素ゴムの重合方法により共
重合することにより得られるものであり、その共重合割
合は、得られるゴムの特性からフッ化ビニリデン、テト
ラフルオロエチレンおよびプロピレンがそれぞれ、2〜
70、20〜60、20〜50モル%の範囲であること
が好ましい。なかでも、特にフッ化ビニリデンの共重合
割合が10モル%に満たない低い範囲においては耐エン
ジンオイル性に優れたゴムが得られる。
【0009】本発明に用いられる(B)成分の有機オニ
ウム化合物は、フッ素ゴムのポリオール加硫を促進する
ための必須成分であり、第4アンモニウム塩、第4ホス
ホニウム塩、第4イミニウム塩等のフッ素ゴムのポリオ
ール加硫に使用される従来公知の有機オニウム化合物は
すべて使用可能である。
ウム化合物は、フッ素ゴムのポリオール加硫を促進する
ための必須成分であり、第4アンモニウム塩、第4ホス
ホニウム塩、第4イミニウム塩等のフッ素ゴムのポリオ
ール加硫に使用される従来公知の有機オニウム化合物は
すべて使用可能である。
【0010】なかでも、有機第4ホスホニウム塩、有機
第4アンモニウム硫酸水素塩、有機第4アンモニウム有
機スルホン酸塩が加硫促進効果に優れている。ホスホニ
ウム塩の中でも炭素数1〜10の同一または異なる炭化
水素基を有するテトラアルキルホスホニウム塩が、ま
た、有機第4アンモニウム有機スルホン酸塩の中でもp
−トルエンスルホン酸塩が特に加硫促進効果に優れてい
るため、(A)成分としてフッ化ビニリデンの共重合割
合が10モル%に満たない低い範囲で、従来の方法では
加硫性に乏しいフッ素ゴムを用いた場合においても加硫
反応は良好に進行する。
第4アンモニウム硫酸水素塩、有機第4アンモニウム有
機スルホン酸塩が加硫促進効果に優れている。ホスホニ
ウム塩の中でも炭素数1〜10の同一または異なる炭化
水素基を有するテトラアルキルホスホニウム塩が、ま
た、有機第4アンモニウム有機スルホン酸塩の中でもp
−トルエンスルホン酸塩が特に加硫促進効果に優れてい
るため、(A)成分としてフッ化ビニリデンの共重合割
合が10モル%に満たない低い範囲で、従来の方法では
加硫性に乏しいフッ素ゴムを用いた場合においても加硫
反応は良好に進行する。
【0011】(A)成分100重量部に対する(B)成
分の使用量は0.05〜5重量部、好ましくは、0.1
〜3重量部の範囲であり、この範囲より少ない場合には
十分な加硫速度が得られず、また多すぎる場合には、加
硫物の物性や耐熱性等が低下することがある。
分の使用量は0.05〜5重量部、好ましくは、0.1
〜3重量部の範囲であり、この範囲より少ない場合には
十分な加硫速度が得られず、また多すぎる場合には、加
硫物の物性や耐熱性等が低下することがある。
【0012】(B)成分の具体例として、テトラブチル
ホスホニウムクロリド、テトラブチルホスホニウムブロ
ミド、トリブチルメトキシプロピルホスホニウムクロリ
ド、トリオクチルメチルホスホニウムクロリド、トリオ
クチルベンジルホスホニウムブロミド、トリフェニルベ
ンジルホスホニウムクロリド、硫酸水素テトラブチルア
ンモニウム、硫酸水素テトラメチルアンモニウム、硫酸
水素ベンジルトリブチルアンモニウム、硫酸水素トリオ
クチルメチルアンモニウム、硫酸水素1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]−7−ウンデセニウム、硫酸水素
8−メチル−1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−
7−ウンデセニウム、p−トルエンスルホン酸1,8−
ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセニウム、
p−トルエンスルホン酸テトラブチルアンモニウム、ト
リフルオロメタンスルホン酸8−ベンジル−1,8−ジ
アザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセニウム、8
−ベンジル−1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−
7−ウンデセニウムクロリド、テトラブチルアンモニウ
ムクロリド、テトラブチルアンモニウムブロミド、テト
ラメチルアンモニウムヨージド、フェニルトリメチルア
ンモニウムブロミド等が挙げられ、これらは単独で、ま
たは2種以上の混合物として用いられる。
ホスホニウムクロリド、テトラブチルホスホニウムブロ
ミド、トリブチルメトキシプロピルホスホニウムクロリ
ド、トリオクチルメチルホスホニウムクロリド、トリオ
クチルベンジルホスホニウムブロミド、トリフェニルベ
ンジルホスホニウムクロリド、硫酸水素テトラブチルア
ンモニウム、硫酸水素テトラメチルアンモニウム、硫酸
水素ベンジルトリブチルアンモニウム、硫酸水素トリオ
クチルメチルアンモニウム、硫酸水素1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]−7−ウンデセニウム、硫酸水素
8−メチル−1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−
7−ウンデセニウム、p−トルエンスルホン酸1,8−
ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセニウム、
p−トルエンスルホン酸テトラブチルアンモニウム、ト
リフルオロメタンスルホン酸8−ベンジル−1,8−ジ
アザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセニウム、8
−ベンジル−1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−
7−ウンデセニウムクロリド、テトラブチルアンモニウ
ムクロリド、テトラブチルアンモニウムブロミド、テト
ラメチルアンモニウムヨージド、フェニルトリメチルア
ンモニウムブロミド等が挙げられ、これらは単独で、ま
たは2種以上の混合物として用いられる。
【0013】本発明に用いられる(C)成分のポリヒド
ロキシ化合物は、フッ素ゴムの加硫剤であり、フッ素ゴ
ムの加硫剤として用いられる従来公知のポリヒドロキシ
芳香族化合物または含フッ素ポリヒドロキシ脂肪族化合
物はすべて使用可能である。なかでも、(C)成分とし
ては、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン[ビスフェノールA]、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)パーフルオロプロパン[ビスフェノールA
F]、ヒドロキノンが好ましく用いられる。これらはア
ルカリ金属、アルカリ土類金属、有機オニウム化合物等
の塩であってもよい。これらは単独で、または2種以上
の混合物として用いられる。
ロキシ化合物は、フッ素ゴムの加硫剤であり、フッ素ゴ
ムの加硫剤として用いられる従来公知のポリヒドロキシ
芳香族化合物または含フッ素ポリヒドロキシ脂肪族化合
物はすべて使用可能である。なかでも、(C)成分とし
ては、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン[ビスフェノールA]、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)パーフルオロプロパン[ビスフェノールA
F]、ヒドロキノンが好ましく用いられる。これらはア
ルカリ金属、アルカリ土類金属、有機オニウム化合物等
の塩であってもよい。これらは単独で、または2種以上
の混合物として用いられる。
【0014】(A)成分100重量部に対する(C)成
分の使用量は0.5〜10重量部の範囲であり、これよ
り少ない場合には十分な架橋密度を有する加硫物を得る
ことが困難であり、また多すぎる場合には、架橋密度が
高すぎて、加硫物が脆くなってしまうことがある。
分の使用量は0.5〜10重量部の範囲であり、これよ
り少ない場合には十分な架橋密度を有する加硫物を得る
ことが困難であり、また多すぎる場合には、架橋密度が
高すぎて、加硫物が脆くなってしまうことがある。
【0015】本発明に用いられる(D)成分の2価金属
酸化物および2価金属水酸化物はフッ素ゴムのポリオー
ル加硫における受酸剤であり、かつ加硫助剤として働く
ものであり、フッ素ゴムの加硫に用いられる従来公知の
金属酸化物および金属水酸化物はすべて使用可能であ
る。
酸化物および2価金属水酸化物はフッ素ゴムのポリオー
ル加硫における受酸剤であり、かつ加硫助剤として働く
ものであり、フッ素ゴムの加硫に用いられる従来公知の
金属酸化物および金属水酸化物はすべて使用可能であ
る。
【0016】(D)成分の具体例としては、水酸化カル
シウム、水酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化亜
鉛、酸化鉛、酸化マグネシウム等が挙げられる。なかで
も水酸化カルシウムと酸化マグネシウムとの併用が好ま
しく用いられる。
シウム、水酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化亜
鉛、酸化鉛、酸化マグネシウム等が挙げられる。なかで
も水酸化カルシウムと酸化マグネシウムとの併用が好ま
しく用いられる。
【0017】(A)成分100重量部に対する(D)成
分の使用量は0.5〜50重量部、好ましくは1〜30
重量部の範囲である。
分の使用量は0.5〜50重量部、好ましくは1〜30
重量部の範囲である。
【0018】本発明に用いられる(E)成分のアミン、
イミンまたは有機リン化合物は、前述の(B)成分と併
用することでさらに加硫が促進され、従来用いられるジ
有機硫黄酸化物よりも加硫促進の効果が極めて大きく、
(A)成分としてフッ化ビニリデンの共重合割合が10
モル%に満たない低い範囲で、従来の方法では加硫性に
乏しいフッ素ゴムを用いた場合においても加硫反応は良
好に進行する。
イミンまたは有機リン化合物は、前述の(B)成分と併
用することでさらに加硫が促進され、従来用いられるジ
有機硫黄酸化物よりも加硫促進の効果が極めて大きく、
(A)成分としてフッ化ビニリデンの共重合割合が10
モル%に満たない低い範囲で、従来の方法では加硫性に
乏しいフッ素ゴムを用いた場合においても加硫反応は良
好に進行する。
【0019】ここで、アミンまたはイミンとしては第3
アミンや1,8−ジアザビシクロ−[5.4.0]−7
−ウンデセンが加硫促進効果が大きいために好ましく用
いられる。また、有機リン化合物としてはホスフィン、
ホスファイト、ホスフェート、ホスフィンオキシド、ホ
スホランが加硫性の促進効果が大きいために好ましく用
いられ、なかでも第3ホスフィンが特に好ましく用いら
れる。
アミンや1,8−ジアザビシクロ−[5.4.0]−7
−ウンデセンが加硫促進効果が大きいために好ましく用
いられる。また、有機リン化合物としてはホスフィン、
ホスファイト、ホスフェート、ホスフィンオキシド、ホ
スホランが加硫性の促進効果が大きいために好ましく用
いられ、なかでも第3ホスフィンが特に好ましく用いら
れる。
【0020】(E)成分として第3ホスフィンのような
有機リン化合物を用いる場合には、(B)成分として有
機第4ホスホニウム塩、有機第4アンモニウム硫酸水素
塩または有機第4アンモニウム有機スルホン酸塩が特に
効果が認められる。
有機リン化合物を用いる場合には、(B)成分として有
機第4ホスホニウム塩、有機第4アンモニウム硫酸水素
塩または有機第4アンモニウム有機スルホン酸塩が特に
効果が認められる。
【0021】(E)成分の具体例としては1,8−ジア
ザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、1,5−
ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノネン、トリエチ
ルアミン、トリブチルアミン、ジフェニルアミン、エチ
レンイミン、ピペリジン、モルホリン、ピリジン、ベン
ゾトリアゾール、p−ジメチルアミノピリジン、1,4
−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、トリフェニ
ルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリオクチルホ
スィン、トリフェニルホスファイト、トリエチルホスフ
ァイト、トリフェニルホスフェート、トリブチルホスフ
ェート、トリフェニルホスフィンオキシド、トリオクチ
ルホスフィンオキシド等が挙げられる。これらは単独
で、または2種以上の混合物として用いられる。
ザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、1,5−
ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノネン、トリエチ
ルアミン、トリブチルアミン、ジフェニルアミン、エチ
レンイミン、ピペリジン、モルホリン、ピリジン、ベン
ゾトリアゾール、p−ジメチルアミノピリジン、1,4
−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、トリフェニ
ルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリオクチルホ
スィン、トリフェニルホスファイト、トリエチルホスフ
ァイト、トリフェニルホスフェート、トリブチルホスフ
ェート、トリフェニルホスフィンオキシド、トリオクチ
ルホスフィンオキシド等が挙げられる。これらは単独
で、または2種以上の混合物として用いられる。
【0022】(A)成分100重量部に対する(E)成
分の使用量は0.01〜5重量部、好ましくは0.01
〜3重量部の範囲である。
分の使用量は0.01〜5重量部、好ましくは0.01
〜3重量部の範囲である。
【0023】さらに本発明のフッ素ゴム組成物において
は、必要に応じて他の成分、例えばカーボンブラック、
シリカ、クレー、ケイソウ土、炭酸カルシウム等の充填
剤や加工助剤、滑剤、内部離型剤、接着促進剤、可塑
剤、顔料、発砲剤等を配合することができる。また、他
の合成ゴムや天然ゴム、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂等
を混合してもよい。
は、必要に応じて他の成分、例えばカーボンブラック、
シリカ、クレー、ケイソウ土、炭酸カルシウム等の充填
剤や加工助剤、滑剤、内部離型剤、接着促進剤、可塑
剤、顔料、発砲剤等を配合することができる。また、他
の合成ゴムや天然ゴム、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂等
を混合してもよい。
【0024】本発明のフッ素ゴム組成物は、上記の成分
をロール、ニーダー、バンバリーミキサー、押し出し機
等のゴムの混合装置で混合することにより容易に得られ
る。このようにして得られたフッ素ゴム組成物は常法に
従って加硫、成形される。すなわち、圧縮成形、射出成
形、押し出し成形、カレンダー成形または溶剤に溶かし
てディップ成形、コーティング等により成形される。
をロール、ニーダー、バンバリーミキサー、押し出し機
等のゴムの混合装置で混合することにより容易に得られ
る。このようにして得られたフッ素ゴム組成物は常法に
従って加硫、成形される。すなわち、圧縮成形、射出成
形、押し出し成形、カレンダー成形または溶剤に溶かし
てディップ成形、コーティング等により成形される。
【0025】加硫条件は、成形方法や成形品の形状によ
り異なるが、おおむね、100℃〜400℃で数秒〜5
時間の範囲である。また、加硫物の物性を安定化させる
ために二次加硫を行ってもよい。二次加硫条件として
は、150℃〜300℃で30分〜48時間程度であ
る。
り異なるが、おおむね、100℃〜400℃で数秒〜5
時間の範囲である。また、加硫物の物性を安定化させる
ために二次加硫を行ってもよい。二次加硫条件として
は、150℃〜300℃で30分〜48時間程度であ
る。
【0026】
【作用】本発明において、有機オニウム化合物とアミ
ン、イミンまたは有機リン化合物を加硫促進剤として用
いることにより、従来用いられている加硫促進剤と比較
して、フッ素ゴムポリマーの主鎖からの脱フッ化水素お
よびポリヒドロキシ化合物の付加反応における加硫促進
効果に極めて優れるため、フッ化ビニリデン、テトラフ
ルオロエチレンおよびプロピレンを共重合して得られる
フッ素ゴムのポリオール加硫における加硫性を著しく改
善させるものと考えられる。
ン、イミンまたは有機リン化合物を加硫促進剤として用
いることにより、従来用いられている加硫促進剤と比較
して、フッ素ゴムポリマーの主鎖からの脱フッ化水素お
よびポリヒドロキシ化合物の付加反応における加硫促進
効果に極めて優れるため、フッ化ビニリデン、テトラフ
ルオロエチレンおよびプロピレンを共重合して得られる
フッ素ゴムのポリオール加硫における加硫性を著しく改
善させるものと考えられる。
【0027】
【実施例】乳化重合法により、フッ化ビニリデン/テト
ラフルオロエチレン/プロピレンの共重合割合が35/
40/25(モル比)、ムーニー粘度ML1+4(10
0℃)=70のフッ素ゴム(フッ素ゴム−1)、および
共重合割合が6/52/42(モル比)、ムーニー粘度
ML1+4(100℃)=60のフッ素ゴム(フッ素ゴ
ム−2)を合成し、以下の試験に用いた。
ラフルオロエチレン/プロピレンの共重合割合が35/
40/25(モル比)、ムーニー粘度ML1+4(10
0℃)=70のフッ素ゴム(フッ素ゴム−1)、および
共重合割合が6/52/42(モル比)、ムーニー粘度
ML1+4(100℃)=60のフッ素ゴム(フッ素ゴ
ム−2)を合成し、以下の試験に用いた。
【0028】表1〜表4に示す組成に従い、各成分を2
ロールで均一に混合し、フッ素ゴム組成物を得た。得ら
れた組成物の加硫性をODR(モンサント2000型)
により測定した。また、得られた組成物をそれぞれ17
7℃で20分プレス加硫した後230℃で24時間二次
加硫を行い、加硫ゴムを得た。これらの加硫ゴムについ
て、JIS K6301に従い、物性を測定した。結果
を表1〜表4に示した。なお、表1〜表4の組成欄の略
号等は表5に示すとおりである。
ロールで均一に混合し、フッ素ゴム組成物を得た。得ら
れた組成物の加硫性をODR(モンサント2000型)
により測定した。また、得られた組成物をそれぞれ17
7℃で20分プレス加硫した後230℃で24時間二次
加硫を行い、加硫ゴムを得た。これらの加硫ゴムについ
て、JIS K6301に従い、物性を測定した。結果
を表1〜表4に示した。なお、表1〜表4の組成欄の略
号等は表5に示すとおりである。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】
【表5】
【0034】
【発明の効果】本発明は、フッ化ビニリデン、テトラフ
ルオロエチレンおよびプロピレンからなる耐エンジンオ
イル性に優れたフッ素ゴムのポリオール加硫処方におけ
る加硫性を著しく改善させるものであり、工業的にも経
済的にも極めて有用である。また、本発明により得られ
るフッ素ゴムは、耐熱性、耐エンジンオイル性、耐薬品
性等の優れた加硫物性に基づき、自動車部品のクランク
シャフトシール、エンジンまわりのO−リング、ガスケ
ット、シール材、チューブ等、ラジエータまわりのガス
ケット、チューブ等、食品、化学等の各種プラントの熱
交換ガスケット、ダイヤフラム、ガスケット、シール材
等の広範囲の用途において有用である。
ルオロエチレンおよびプロピレンからなる耐エンジンオ
イル性に優れたフッ素ゴムのポリオール加硫処方におけ
る加硫性を著しく改善させるものであり、工業的にも経
済的にも極めて有用である。また、本発明により得られ
るフッ素ゴムは、耐熱性、耐エンジンオイル性、耐薬品
性等の優れた加硫物性に基づき、自動車部品のクランク
シャフトシール、エンジンまわりのO−リング、ガスケ
ット、シール材、チューブ等、ラジエータまわりのガス
ケット、チューブ等、食品、化学等の各種プラントの熱
交換ガスケット、ダイヤフラム、ガスケット、シール材
等の広範囲の用途において有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中澤 晶子 神奈川県川崎市幸区塚越3丁目474番地2 旭硝子株式会社玉川分室内 (72)発明者 三宅 晴久 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】(A)フッ化ビニリデン、テトラフルオロ
エチレンおよびプロピレンを共重合して得られるフッ素
ゴム 100重量部、 (B)有機オニウム化合物 0.05〜5重量部、 (C)ポリヒドロキシ化合物 0.5〜10重量部、 (D)2価金属酸化物および/または2価金属水酸化物
0.5〜50重量部、 (E)アミン、イミンおよび有機リン化合物から選ばれ
る少なくとも1種 0.01〜5重量部、からなる加硫
可能なフッ素ゴム組成物。 - 【請求項2】(E)成分が第3アミンである、請求項1
の加硫可能なフッ素ゴム組成物。 - 【請求項3】(E)成分が1,8−ジアザビシクロ
[5.4.0]−7−ウンデセンである、請求項1の加
硫可能なフッ素ゴム組成物。 - 【請求項4】(E)成分が第3ホスフィンである、請求
項1の加硫可能なフッ素ゴム組成物。 - 【請求項5】(B)成分が有機第4ホスホニウム塩であ
る、請求項1の加硫可能なフッ素ゴム組成物。 - 【請求項6】(B)成分が有機第4アンモニウム硫酸水
素塩および有機第4アンモニウム有機スルホン酸塩から
選ばれる少なくとも1種である、請求項1の加硫可能な
フッ素ゴム組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16651493A JPH06345929A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 加硫可能なフッ素ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16651493A JPH06345929A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 加硫可能なフッ素ゴム組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06345929A true JPH06345929A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=15832740
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16651493A Pending JPH06345929A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 加硫可能なフッ素ゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06345929A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998054253A1 (en) * | 1997-05-26 | 1998-12-03 | Daikin Industries, Ltd. | Process for producing fluorine-containing copolymer composition |
| WO1999065984A1 (en) * | 1998-06-16 | 1999-12-23 | Asahi Glass Company, Ltd. | Crosslinkable elastic copolymer composition |
-
1993
- 1993-06-11 JP JP16651493A patent/JPH06345929A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998054253A1 (en) * | 1997-05-26 | 1998-12-03 | Daikin Industries, Ltd. | Process for producing fluorine-containing copolymer composition |
| WO1999065984A1 (en) * | 1998-06-16 | 1999-12-23 | Asahi Glass Company, Ltd. | Crosslinkable elastic copolymer composition |
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