JPH06346948A - Vリブドベルト - Google Patents
VリブドベルトInfo
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- JPH06346948A JPH06346948A JP16044293A JP16044293A JPH06346948A JP H06346948 A JPH06346948 A JP H06346948A JP 16044293 A JP16044293 A JP 16044293A JP 16044293 A JP16044293 A JP 16044293A JP H06346948 A JPH06346948 A JP H06346948A
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- Japan
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- belt
- rubber layer
- rubber
- ribbed belt
- epdm
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧縮ゴム層に用いるゴム組成物をさらに改善
し、耐熱性や耐寒性のみならず小プーリ径に対する耐屈
曲性に優れ、走行寿命を延長することができるVリブド
ベルトを提供することを目的とする。 【構成】 ベルト長さ方向に沿って心線2を埋設した接
着ゴム層3と、ベルト長手方向にのびる複数のリブ部7
を有する圧縮ゴム層4とからなるVリブドベルト1にお
いて、少なくとも上記圧縮ゴム層4に、ヨウ素価が4以
上で40未満のエチレン−プロピレン−ジエン系ゴム
(以下EPDMという)100重量部に対し、EPDM
がグラフト結合された繊維径1.0μm以下のポリアミ
ド繊維を繊維分で1〜50重量部含有するゴム組成物を
用いた構成とする。
し、耐熱性や耐寒性のみならず小プーリ径に対する耐屈
曲性に優れ、走行寿命を延長することができるVリブド
ベルトを提供することを目的とする。 【構成】 ベルト長さ方向に沿って心線2を埋設した接
着ゴム層3と、ベルト長手方向にのびる複数のリブ部7
を有する圧縮ゴム層4とからなるVリブドベルト1にお
いて、少なくとも上記圧縮ゴム層4に、ヨウ素価が4以
上で40未満のエチレン−プロピレン−ジエン系ゴム
(以下EPDMという)100重量部に対し、EPDM
がグラフト結合された繊維径1.0μm以下のポリアミ
ド繊維を繊維分で1〜50重量部含有するゴム組成物を
用いた構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はVリブドベルトに係り、
詳しくは微小短繊維を含む強化ゴムを添加したEPDM
ゴム組成物をリブ部を含む圧縮ゴム層に用いることによ
り耐熱性、耐寒性、耐摩耗性、耐屈曲性に優れたVリブ
ドベルトに関する。
詳しくは微小短繊維を含む強化ゴムを添加したEPDM
ゴム組成物をリブ部を含む圧縮ゴム層に用いることによ
り耐熱性、耐寒性、耐摩耗性、耐屈曲性に優れたVリブ
ドベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、自動車の排気ガス対策、省エ
ネルギー化、コンパクト化等により、エンジンに装着さ
れるゴム製品に対して高度の耐熱性と省スペース化が要
求されている。例えば、自動車のクランク軸に装着され
たプーリの回転をオールタネート等の複数の補機を同時
に回転させるため、1本のベルトがこれらのプーリにサ
ーペンティーン状に巻き付けられている。このベルトは
接着ゴム層とベルト長さ方向にのびる複数のリブ部を有
する圧縮ゴム層からなるVリブドベルトと呼ばれるもの
である。また、このVリブドベルトは、寒冷地で使用さ
れることもあって耐寒性も要求されている。
ネルギー化、コンパクト化等により、エンジンに装着さ
れるゴム製品に対して高度の耐熱性と省スペース化が要
求されている。例えば、自動車のクランク軸に装着され
たプーリの回転をオールタネート等の複数の補機を同時
に回転させるため、1本のベルトがこれらのプーリにサ
ーペンティーン状に巻き付けられている。このベルトは
接着ゴム層とベルト長さ方向にのびる複数のリブ部を有
する圧縮ゴム層からなるVリブドベルトと呼ばれるもの
である。また、このVリブドベルトは、寒冷地で使用さ
れることもあって耐寒性も要求されている。
【0003】このため、上記Vリブドベルトは高度の耐
熱性と耐屈曲性が求められており、クロロプレンやアク
リロニトリル−ブタジエン共重合体を水素添加して得ら
れる水素化ニトリルゴム(HNBR)等の耐熱性のエラ
ストマーを用いたゴム配合物が使用されてきている。
熱性と耐屈曲性が求められており、クロロプレンやアク
リロニトリル−ブタジエン共重合体を水素添加して得ら
れる水素化ニトリルゴム(HNBR)等の耐熱性のエラ
ストマーを用いたゴム配合物が使用されてきている。
【0004】クロロプレンは、耐熱性、耐油性、耐オゾ
ン性、動的性能等のバランスのとれたポリマーである
が、最近の高耐熱性の要求に対しては、クロロプレンで
は充分でなく、また耐寒性も充分とは言えない。また、
水素化ニトリルゴムは、耐熱性、耐油性に優れ、高耐熱
性が要求される分野に使用されるようになっているが、
ポリマーの価格が高くて、また耐寒性に劣っている問題
がある。
ン性、動的性能等のバランスのとれたポリマーである
が、最近の高耐熱性の要求に対しては、クロロプレンで
は充分でなく、また耐寒性も充分とは言えない。また、
水素化ニトリルゴムは、耐熱性、耐油性に優れ、高耐熱
性が要求される分野に使用されるようになっているが、
ポリマーの価格が高くて、また耐寒性に劣っている問題
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これに対して、EPD
Mは優れた耐熱性、耐寒性を有し、比較的安価なポリマ
ーであるが、耐油性を有していないため、油がかかる用
途には積極的に使用されていない。しかし、Vリブドベ
ルトのような乾式の摩擦伝動では多量の油がかかるとス
リップし、伝動機能が損なわれることから、摩擦伝動で
は本体耐油性はさぼど重視されていない。
Mは優れた耐熱性、耐寒性を有し、比較的安価なポリマ
ーであるが、耐油性を有していないため、油がかかる用
途には積極的に使用されていない。しかし、Vリブドベ
ルトのような乾式の摩擦伝動では多量の油がかかるとス
リップし、伝動機能が損なわれることから、摩擦伝動で
は本体耐油性はさぼど重視されていない。
【0006】しかしながら、EPDMは引裂抵抗が低
く、亀裂が成長しやすいため、一般にVリブドベルトの
補強用短繊維を含むと、この短繊維が亀裂発生の核とな
り、短時間で亀裂発生するゴム組成物となり、ベルトに
は不適当であった。本発明はこのような問題点を改善す
るものであり、圧縮ゴム層に用いるゴム組成物をさらに
改善し、耐熱性や耐寒性のみならず小プーリ径に対する
耐屈曲性に優れ、走行寿命を延長することができるVリ
ブドベルトを提供することを目的とする。
く、亀裂が成長しやすいため、一般にVリブドベルトの
補強用短繊維を含むと、この短繊維が亀裂発生の核とな
り、短時間で亀裂発生するゴム組成物となり、ベルトに
は不適当であった。本発明はこのような問題点を改善す
るものであり、圧縮ゴム層に用いるゴム組成物をさらに
改善し、耐熱性や耐寒性のみならず小プーリ径に対する
耐屈曲性に優れ、走行寿命を延長することができるVリ
ブドベルトを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、ベルト
長さ方向に沿って心線を埋設した接着ゴム層と、ベルト
長手方向にのびる複数のリブ部を有する圧縮ゴム層とか
らなるVリブドベルトにおいて、少なくとも上記圧縮ゴ
ム層に、ヨウ素価が4以上で40未満のEPDM100
重量部に対し、EPDMがグラフト結合された繊維径
1.0μm以下のポリアミド繊維を繊維分で1〜50重
量部含有するゴム組成物を用いたVリブドベルトにあ
る。
長さ方向に沿って心線を埋設した接着ゴム層と、ベルト
長手方向にのびる複数のリブ部を有する圧縮ゴム層とか
らなるVリブドベルトにおいて、少なくとも上記圧縮ゴ
ム層に、ヨウ素価が4以上で40未満のEPDM100
重量部に対し、EPDMがグラフト結合された繊維径
1.0μm以下のポリアミド繊維を繊維分で1〜50重
量部含有するゴム組成物を用いたVリブドベルトにあ
る。
【0008】図1に示すVリブドベルト1は、ポリエス
テル繊維、アラミド繊維、ガラス繊維を素材とする高強
度で低伸度のコードよりなる心線2を接着ゴム層3中に
埋設し、その下側に弾性体層である圧縮ゴム層4を有し
ている。この圧縮ゴム層4にはベルト長手方向にのびる
断面略三角形の複数のリブ部7が設けられ、またベルト
表面には付着したゴム付帆布5が設けられている。
テル繊維、アラミド繊維、ガラス繊維を素材とする高強
度で低伸度のコードよりなる心線2を接着ゴム層3中に
埋設し、その下側に弾性体層である圧縮ゴム層4を有し
ている。この圧縮ゴム層4にはベルト長手方向にのびる
断面略三角形の複数のリブ部7が設けられ、またベルト
表面には付着したゴム付帆布5が設けられている。
【0009】前記圧縮ゴム層4に使用されるマトリック
スゴムのEPDMは、エチレン−プロピレン−ジエンモ
ノマーよりなるゴムをいう。ジエンモノマーの例として
は、ジシクロペンタジエン、メチレンノルボルネン、エ
チリデンノルボルネン、1,4−ヘキサジエン、シクロ
オクタジエンなどがあげられる。このEPDMはヨウ素
価が4以上で40未満であり、4未満であるとゴム組成
物の加硫が充分でなく、摩耗、粘着の問題が発生する。
一方、40を越えると、ゴム組成物のスコーチが短くな
って取扱にくくなり、また耐熱性が悪くなる。
スゴムのEPDMは、エチレン−プロピレン−ジエンモ
ノマーよりなるゴムをいう。ジエンモノマーの例として
は、ジシクロペンタジエン、メチレンノルボルネン、エ
チリデンノルボルネン、1,4−ヘキサジエン、シクロ
オクタジエンなどがあげられる。このEPDMはヨウ素
価が4以上で40未満であり、4未満であるとゴム組成
物の加硫が充分でなく、摩耗、粘着の問題が発生する。
一方、40を越えると、ゴム組成物のスコーチが短くな
って取扱にくくなり、また耐熱性が悪くなる。
【0010】この圧縮ゴム層4には、マトリックスゴム
であるEPDM100重量部に対して、EPDMと繊維
径1.0μm以下、好ましくは0.05〜0.8μmの
微小短繊維とがグラフト結合した微小短繊維強化ゴムを
繊維分で1〜50重量部、好ましくは5〜25重量部含
有されている。上記微小短繊維強化ゴムの配合量が1重
量部未満では耐摩耗性が充分でなく、また50重量部を
越えるとゴム組成物の伸びが低下し、耐熱性、耐屈曲性
が低下する。この微小短繊維強化ゴムは、これを構成し
ているEPDMが圧縮ゴム層4のマトリックスゴムのE
PDMと全く同質かもしくは類似しているため、マトリ
ックスゴムと良好に接合する。このため、微小短繊維強
化ゴムとマトリックスゴムとの間、あるいは微小短繊維
強化ゴム中でもEPDMと微小短繊維とが化学結合して
いるため、圧縮ゴム層4では亀裂が入りにくく、たとえ
亀裂が発生しても伝播しにくい。
であるEPDM100重量部に対して、EPDMと繊維
径1.0μm以下、好ましくは0.05〜0.8μmの
微小短繊維とがグラフト結合した微小短繊維強化ゴムを
繊維分で1〜50重量部、好ましくは5〜25重量部含
有されている。上記微小短繊維強化ゴムの配合量が1重
量部未満では耐摩耗性が充分でなく、また50重量部を
越えるとゴム組成物の伸びが低下し、耐熱性、耐屈曲性
が低下する。この微小短繊維強化ゴムは、これを構成し
ているEPDMが圧縮ゴム層4のマトリックスゴムのE
PDMと全く同質かもしくは類似しているため、マトリ
ックスゴムと良好に接合する。このため、微小短繊維強
化ゴムとマトリックスゴムとの間、あるいは微小短繊維
強化ゴム中でもEPDMと微小短繊維とが化学結合して
いるため、圧縮ゴム層4では亀裂が入りにくく、たとえ
亀裂が発生しても伝播しにくい。
【0011】尚、上記EPDMは引裂抵抗が低くて亀裂
が成長しやすいため、通常使用されている繊維径5〜3
0μmの太さの短繊維を使用すると、この短繊維が亀裂
発生の核となり、短時間で亀裂が発生して成長しベルト
の寿命に至る。しかし、繊維径1.0μm以下の微小短
繊維を使用すると、亀裂発生の核となることはなく亀裂
も入りにくくなる。また、EPDMは本来耐油性に欠け
るが、少量の油が付着しても微小短繊維で補強している
ため著しい膨潤までは至らず、伝達機能が損なわれるこ
とはない。
が成長しやすいため、通常使用されている繊維径5〜3
0μmの太さの短繊維を使用すると、この短繊維が亀裂
発生の核となり、短時間で亀裂が発生して成長しベルト
の寿命に至る。しかし、繊維径1.0μm以下の微小短
繊維を使用すると、亀裂発生の核となることはなく亀裂
も入りにくくなる。また、EPDMは本来耐油性に欠け
るが、少量の油が付着しても微小短繊維で補強している
ため著しい膨潤までは至らず、伝達機能が損なわれるこ
とはない。
【0012】前記微小短繊維強化ゴムにおいて、この微
小短繊維とEPDMとの界面はカップリング剤、例えば
ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニル
トリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン等のシランカップリング剤、イソプロピ
ルトリイソステアロイルチタネートを始めとするチタネ
ート系カップリング剤、アクリル酸、メタアクリル酸、
マレイン酸等の不飽和カルボン酸、あるいはノボラック
型フェノール樹脂等の接着剤を介してグラフトしている
ものであり、EPDMと微小短繊維、そしてカップリン
グ剤等の接着剤を上記短繊維が溶融する温度以上で混練
し押出して得たものである。
小短繊維とEPDMとの界面はカップリング剤、例えば
ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニル
トリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン等のシランカップリング剤、イソプロピ
ルトリイソステアロイルチタネートを始めとするチタネ
ート系カップリング剤、アクリル酸、メタアクリル酸、
マレイン酸等の不飽和カルボン酸、あるいはノボラック
型フェノール樹脂等の接着剤を介してグラフトしている
ものであり、EPDMと微小短繊維、そしてカップリン
グ剤等の接着剤を上記短繊維が溶融する温度以上で混練
し押出して得たものである。
【0013】この微小短繊維強化ゴムはゴム成分を連続
相とし、その中に微小短繊維が微細な形態で分散し、微
小短繊維はその界面でゴム成分と強固な化学結合、ある
いは相互作用している。このため、これを含んだゴム層
には亀裂が入りにくく、しかも亀裂が入っても伝播しに
くい。しかも、これを使用したベルトも耐熱性、耐寒
性、耐屈曲性、耐摩耗性に優れる。
相とし、その中に微小短繊維が微細な形態で分散し、微
小短繊維はその界面でゴム成分と強固な化学結合、ある
いは相互作用している。このため、これを含んだゴム層
には亀裂が入りにくく、しかも亀裂が入っても伝播しに
くい。しかも、これを使用したベルトも耐熱性、耐寒
性、耐屈曲性、耐摩耗性に優れる。
【0014】また、Vリブドベルトに使用するゴム組成
物には、通常使用されるカーボンブック、可塑剤、老化
防止剤、加工助剤、加硫剤を配合することができる。
物には、通常使用されるカーボンブック、可塑剤、老化
防止剤、加工助剤、加硫剤を配合することができる。
【0015】更に、上記Vリブドベルトの製造方法の一
例は以下の通りである。まず、円筒状の成形ドラムの周
面に1〜複数枚のカバー帆布とクッションゴム層とを巻
き付けた後、この上にロープからなる心線を螺旋状にス
ピニングし、更に圧縮ゴム層を順次巻き付けて積層体を
得た後、これを加硫して加硫スリーブを得る。次に、加
硫スリーブを駆動ロールと従動ロールに掛架され所定の
張力下で走行させ、更に回転させた研削ホイールを走行
中の加硫スリーブに当接するように移動して加硫スリー
ブの圧縮ゴム層表面に3〜100個の複数の溝状部を一
度に研磨する。このようにして得られた加硫スリーブを
駆動ロールと従動ロールから取り外し、該加硫スリーブ
を他の駆動ロールと従動ロールに掛架して走行させ、カ
ッターによって所定に幅に切断して個々のVリブドベル
トに仕上げる。
例は以下の通りである。まず、円筒状の成形ドラムの周
面に1〜複数枚のカバー帆布とクッションゴム層とを巻
き付けた後、この上にロープからなる心線を螺旋状にス
ピニングし、更に圧縮ゴム層を順次巻き付けて積層体を
得た後、これを加硫して加硫スリーブを得る。次に、加
硫スリーブを駆動ロールと従動ロールに掛架され所定の
張力下で走行させ、更に回転させた研削ホイールを走行
中の加硫スリーブに当接するように移動して加硫スリー
ブの圧縮ゴム層表面に3〜100個の複数の溝状部を一
度に研磨する。このようにして得られた加硫スリーブを
駆動ロールと従動ロールから取り外し、該加硫スリーブ
を他の駆動ロールと従動ロールに掛架して走行させ、カ
ッターによって所定に幅に切断して個々のVリブドベル
トに仕上げる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。 実施例1 円筒状の成形ドラムの周面に綿糸からなる平織物にゴム
をフリクションしたゴム付綿帆布を1プライと、補強繊
維を含まないEPDMゴム組成物からなるクッションゴ
ム層とを巻き付け、そしてクッションゴム層の上にポリ
エステル繊維からなるロープを螺旋状にスピニングし、
更に圧縮ゴム層を積層して未加硫スリーブを得、これを
約150°C、20分間加硫して、加硫スリーブを得
た。
する。 実施例1 円筒状の成形ドラムの周面に綿糸からなる平織物にゴム
をフリクションしたゴム付綿帆布を1プライと、補強繊
維を含まないEPDMゴム組成物からなるクッションゴ
ム層とを巻き付け、そしてクッションゴム層の上にポリ
エステル繊維からなるロープを螺旋状にスピニングし、
更に圧縮ゴム層を積層して未加硫スリーブを得、これを
約150°C、20分間加硫して、加硫スリーブを得
た。
【0017】この加硫スリーブを圧縮ゴム層が表面側に
位置するように駆動ロールと従動ロールに掛架され所定
の張力下で走行させ、更に回転させた研削ホイールを走
行中の加硫スリーブに当接するように移動して加硫スリ
ーブの表面に複数の溝状部を一度に研磨した。このよう
にして得られた加硫スリーブを駆動ロールと従動ロール
から取り外し、該加硫スリーブを他の駆動ロールと従動
ロールに掛架して走行させ、カッターによって所定に幅
に切断して個々のVリブドベルトに仕上げた。
位置するように駆動ロールと従動ロールに掛架され所定
の張力下で走行させ、更に回転させた研削ホイールを走
行中の加硫スリーブに当接するように移動して加硫スリ
ーブの表面に複数の溝状部を一度に研磨した。このよう
にして得られた加硫スリーブを駆動ロールと従動ロール
から取り外し、該加硫スリーブを他の駆動ロールと従動
ロールに掛架して走行させ、カッターによって所定に幅
に切断して個々のVリブドベルトに仕上げた。
【0018】本実施例で製造したVリブドベルトでは、
ポリエステル繊維のロープからなる心線が接着ゴム層内
に埋設され、その上側にゴム付綿帆布を1プライ積層さ
れ、他方接着ゴム層の下側の圧縮ゴム層には3個のリブ
がベルト長手方向に有している。得られたVリブドベル
トはRMA規格による長さ1100mmのK型3リブド
ベルトであり、リブピッチ3.56mm、リブ高さ2.
0mm、ベルト厚さ4.3mm、リブ角度40°であ
る。
ポリエステル繊維のロープからなる心線が接着ゴム層内
に埋設され、その上側にゴム付綿帆布を1プライ積層さ
れ、他方接着ゴム層の下側の圧縮ゴム層には3個のリブ
がベルト長手方向に有している。得られたVリブドベル
トはRMA規格による長さ1100mmのK型3リブド
ベルトであり、リブピッチ3.56mm、リブ高さ2.
0mm、ベルト厚さ4.3mm、リブ角度40°であ
る。
【0019】ここで圧縮ゴム層を,それぞれ表1に示す
ゴム組成物から調製し、バンバリーミキサーで混練後、
カレンダーロールで圧延したものを用いた。圧縮ゴム層
には短繊維が含まれベルト巾方向に配向している。
ゴム組成物から調製し、バンバリーミキサーで混練後、
カレンダーロールで圧延したものを用いた。圧縮ゴム層
には短繊維が含まれベルト巾方向に配向している。
【0020】
【表1】
【0021】次いで、前記Vリブドベルト1の耐熱性を
評価した。この評価に用いた走行試験機は、駆動プーリ
(直径120mm)、従動プーリ(直径120mm)、
これにアイドラープーリ(直径85mm)とテンション
プーリ(直径45mm)とを組み合わせて配置したもの
である。試験機の各プーリにベルトを掛架し、雰囲気温
度120℃、駆動プーリの回転数4900rpm、従動
プーリの負荷12馬力とし、テンションプーリに57k
gfの初張力をかけて走行させた。また、アイドラープ
ーリはVリブドベルト1の背面で係合し、その巻き付き
角度は約120度である。この走行試験方法によって、
ベルトのリブ部に亀裂が発生するまでの時間を測定し、
耐熱性能を比較した。その結果を表2に示す。
評価した。この評価に用いた走行試験機は、駆動プーリ
(直径120mm)、従動プーリ(直径120mm)、
これにアイドラープーリ(直径85mm)とテンション
プーリ(直径45mm)とを組み合わせて配置したもの
である。試験機の各プーリにベルトを掛架し、雰囲気温
度120℃、駆動プーリの回転数4900rpm、従動
プーリの負荷12馬力とし、テンションプーリに57k
gfの初張力をかけて走行させた。また、アイドラープ
ーリはVリブドベルト1の背面で係合し、その巻き付き
角度は約120度である。この走行試験方法によって、
ベルトのリブ部に亀裂が発生するまでの時間を測定し、
耐熱性能を比較した。その結果を表2に示す。
【0022】また、前記Vリブドベルトの耐屈曲性を評
価した。この評価に用いた走行試験機は、駆動プーリ
(直径120mm)、従動プーリ(直径120mm)、
これにアイドラープーリ(直径75mm)とを組み合わ
せて配置したものである。この試験機の各プーリにベル
トを掛架し、従動プーリに60kgfの荷重を与え、ア
イドラープーリをVリブドベルトの背面で係合し、その
巻き付き角度は約120度にして、室温雰囲気下、無荷
重で走行させて屈曲による亀裂が発生するまでの時間を
測定し、耐屈曲性能を比較した。その結果を表2に示
す。
価した。この評価に用いた走行試験機は、駆動プーリ
(直径120mm)、従動プーリ(直径120mm)、
これにアイドラープーリ(直径75mm)とを組み合わ
せて配置したものである。この試験機の各プーリにベル
トを掛架し、従動プーリに60kgfの荷重を与え、ア
イドラープーリをVリブドベルトの背面で係合し、その
巻き付き角度は約120度にして、室温雰囲気下、無荷
重で走行させて屈曲による亀裂が発生するまでの時間を
測定し、耐屈曲性能を比較した。その結果を表2に示
す。
【0023】また、前記Vリブドベルトの注油時伝達ト
ルクを評価した。この評価方法は、駆動プーリ(直径1
20mm)と従動プーリ(直径120mm)にベルトを
掛架し、従動プーリに60kgfの荷重を与て、室温で
駆動プーリを回転数3000rpmで回転し、ベルトの
腹部から注油量0.3mlまたは10mlで油を注ぎ、
駆動側の伝達トルクを測定した。その結果を表2に示
す。
ルクを評価した。この評価方法は、駆動プーリ(直径1
20mm)と従動プーリ(直径120mm)にベルトを
掛架し、従動プーリに60kgfの荷重を与て、室温で
駆動プーリを回転数3000rpmで回転し、ベルトの
腹部から注油量0.3mlまたは10mlで油を注ぎ、
駆動側の伝達トルクを測定した。その結果を表2に示
す。
【0024】更に、前記Vリブドベルトの低温耐久性を
評価した。この評価方法は、駆動プーリ(直径45m
m)と従動プーリ(直径45mm)にベルトを掛架し、
従動プーリに60kgfの荷重を与て、−35°Cの雰
囲気下で15時間放置後、5分間走行させ、その後25
分間停止し、これを繰り返してベルトに亀裂が入るまで
の時間を測定した。その結果を表2に示す。
評価した。この評価方法は、駆動プーリ(直径45m
m)と従動プーリ(直径45mm)にベルトを掛架し、
従動プーリに60kgfの荷重を与て、−35°Cの雰
囲気下で15時間放置後、5分間走行させ、その後25
分間停止し、これを繰り返してベルトに亀裂が入るまで
の時間を測定した。その結果を表2に示す。
【0025】
【表2】
【0026】このように、本実施例のベルトの耐熱性、
耐屈曲性、耐油性、耐寒性は、マトリックスゴムにEP
DMゴム組成物を使用することにより、従来のゴムに比
較して大きく向上していることが判る。
耐屈曲性、耐油性、耐寒性は、マトリックスゴムにEP
DMゴム組成物を使用することにより、従来のゴムに比
較して大きく向上していることが判る。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明の動力伝動用ベルト
では、マトリックスゴムであるEPDMに該マトリック
スゴムと同質もしくは類似したEPDMと微小短繊維と
をグラフト結合させた微小短繊維強化ゴムを添加したゴ
ム配合物を少なくとも圧縮ゴム層に使用することによ
り、耐熱性、耐屈曲性、耐油性、耐寒性に優れる効果が
ある。
では、マトリックスゴムであるEPDMに該マトリック
スゴムと同質もしくは類似したEPDMと微小短繊維と
をグラフト結合させた微小短繊維強化ゴムを添加したゴ
ム配合物を少なくとも圧縮ゴム層に使用することによ
り、耐熱性、耐屈曲性、耐油性、耐寒性に優れる効果が
ある。
【図1】本発明に係るVリブドベルトの断面図である。
1 Vリブドベルト 2 心線 3 接着ゴム層 4 圧縮ゴム層 7 リブ部
Claims (1)
- 【請求項1】 ベルト長さ方向に沿って心線を埋設した
接着ゴム層と、ベルト長手方向にのびる複数のリブ部を
有する圧縮ゴム層とからなるVリブドベルトにおいて、
少なくとも上記圧縮ゴム層に、ヨウ素価が4以上で40
未満のエチレン−プロピレン−ジエン系ゴム(以下EP
DMという)100重量部に対し、EPDMがグラフト
結合された繊維径1.0μm以下のポリアミド繊維を繊
維分で1〜50重量部含有するゴム組成物を用いたこと
を特徴とするVリブドベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16044293A JPH06346948A (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | Vリブドベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16044293A JPH06346948A (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | Vリブドベルト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06346948A true JPH06346948A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=15715025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16044293A Pending JPH06346948A (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | Vリブドベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06346948A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5610217A (en) * | 1994-10-31 | 1997-03-11 | The Gates Corporation | Ethylene-alpha-olefin belting |
| WO2000063581A1 (en) * | 1999-04-19 | 2000-10-26 | Bando Chemical Industries, Ltd. | Transmission belt and method for manufacturing the same |
-
1993
- 1993-06-04 JP JP16044293A patent/JPH06346948A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5610217A (en) * | 1994-10-31 | 1997-03-11 | The Gates Corporation | Ethylene-alpha-olefin belting |
| WO2000063581A1 (en) * | 1999-04-19 | 2000-10-26 | Bando Chemical Industries, Ltd. | Transmission belt and method for manufacturing the same |
| US6641905B1 (en) | 1999-04-19 | 2003-11-04 | Bando Chemical Industries, Ltd. | Power transmission belt and process for production of the same |
| KR100663141B1 (ko) * | 1999-04-19 | 2007-01-02 | 반도 카가쿠 가부시키가이샤 | 전동 벨트 및 그 제조 방법 |
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