JPH0634709B2 - 新規乳酸菌 - Google Patents
新規乳酸菌Info
- Publication number
- JPH0634709B2 JPH0634709B2 JP60270813A JP27081385A JPH0634709B2 JP H0634709 B2 JPH0634709 B2 JP H0634709B2 JP 60270813 A JP60270813 A JP 60270813A JP 27081385 A JP27081385 A JP 27081385A JP H0634709 B2 JPH0634709 B2 JP H0634709B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lactic acid
- bacterium
- negative
- lactobacillus
- growth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規乳酸菌ラクトバチルス・C−590(Lact
obacillus C-590)に関するものである。更に詳細に
は、本発明は耐塩性と低温生育性の両性質を有し、有害
細菌の生育を抑制する性質も兼ね備えた、食品工業、医
薬品工業等において広い用途を有する新規乳酸菌に関す
るものである。
obacillus C-590)に関するものである。更に詳細に
は、本発明は耐塩性と低温生育性の両性質を有し、有害
細菌の生育を抑制する性質も兼ね備えた、食品工業、医
薬品工業等において広い用途を有する新規乳酸菌に関す
るものである。
(発明が解決しようとする問題点) 各種惣菜類及び非加熱食品類、例えば漬物、サラダ、畜
肉製品等において、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、大
腸菌等の有害微生物の繁殖を抑制することは大きな課題
である。特に非加熱畜肉製品(ラックスハム、ベーコ
ン、スモークドビーフ、セミドライソーセージ、ソフト
サラミソーセージ、レバーペースト、ドライソーセー
ジ、サラミソーセージ、ジャーキー等)において、有害
微生物を殺菌剤、抗菌剤を添加使用することなく有用微
生物を用いることにより抑制できれば、畜肉加工産業に
おいて大きな価値を有する。したがって耐塩性及び低温
生育性のある乳酸菌であって、かつ高塩濃度製品におけ
る有害微生物の繁殖を抑制し、更に風味改善に寄与する
ような乳酸菌の開発は産業界から強く要望されている。
肉製品等において、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、大
腸菌等の有害微生物の繁殖を抑制することは大きな課題
である。特に非加熱畜肉製品(ラックスハム、ベーコ
ン、スモークドビーフ、セミドライソーセージ、ソフト
サラミソーセージ、レバーペースト、ドライソーセー
ジ、サラミソーセージ、ジャーキー等)において、有害
微生物を殺菌剤、抗菌剤を添加使用することなく有用微
生物を用いることにより抑制できれば、畜肉加工産業に
おいて大きな価値を有する。したがって耐塩性及び低温
生育性のある乳酸菌であって、かつ高塩濃度製品におけ
る有害微生物の繁殖を抑制し、更に風味改善に寄与する
ような乳酸菌の開発は産業界から強く要望されている。
(従来技術) 耐塩性と低温生育性の両性質を備えた乳酸菌としては、
下記のものが知られている。ストレプトコッカス・フェ
カリス(Streptococcus faecalis)、ストレプトコッカス
・フェシウム(Streptococcus faecium)、ペディオコッ
カス・ハロフィラス(Pediococcus halophilus)、ペディ
オコッカス・アシディラクテシ(Pediococcus acidilact
ici)、ペディオコッカス・ペントサセウス(Pediococcus
pentosaceus)ラクトバチルス・プランタラム(Lactobac
illus plantarum)等が挙げられる。
下記のものが知られている。ストレプトコッカス・フェ
カリス(Streptococcus faecalis)、ストレプトコッカス
・フェシウム(Streptococcus faecium)、ペディオコッ
カス・ハロフィラス(Pediococcus halophilus)、ペディ
オコッカス・アシディラクテシ(Pediococcus acidilact
ici)、ペディオコッカス・ペントサセウス(Pediococcus
pentosaceus)ラクトバチルス・プランタラム(Lactobac
illus plantarum)等が挙げられる。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、従来の乳酸菌と異なる耐塩性及び低温生
育性を有する乳酸菌を探索すべく種々検討の結果、畜肉
から分離した乳酸菌が畜肉製品等の保存に有効でかつ風
味改善に寄与する乳酸菌であり、更にこの菌が既知の乳
酸菌のいずれにも該当しない新種であることを見出し、
本発明を完成したものである。
育性を有する乳酸菌を探索すべく種々検討の結果、畜肉
から分離した乳酸菌が畜肉製品等の保存に有効でかつ風
味改善に寄与する乳酸菌であり、更にこの菌が既知の乳
酸菌のいずれにも該当しない新種であることを見出し、
本発明を完成したものである。
すなわち、本発明はラクトバチルス・C−590(Lacto
bacillus C-590)と命名した新規乳酸菌に係るものであ
る。本発明の代表菌株としては、ラクトバチルス・C−
590(Lactobacillus C-590)(微工研菌寄第8383
号)が挙げられる。本菌は市販畜肉製品の小片約2gを
滅菌済生理食塩水10mlへ懸濁し、この懸濁液より1白
金耳をAPT寒天培地(食塩5.5%添加)上へ塗抹し、
30℃、2日間培養して出現した特徴的コロニーより釣
菌し分離したものである。次にラクトバチルス・C−5
90の菌学的性質を以下に示す。
bacillus C-590)と命名した新規乳酸菌に係るものであ
る。本発明の代表菌株としては、ラクトバチルス・C−
590(Lactobacillus C-590)(微工研菌寄第8383
号)が挙げられる。本菌は市販畜肉製品の小片約2gを
滅菌済生理食塩水10mlへ懸濁し、この懸濁液より1白
金耳をAPT寒天培地(食塩5.5%添加)上へ塗抹し、
30℃、2日間培養して出現した特徴的コロニーより釣
菌し分離したものである。次にラクトバチルス・C−5
90の菌学的性質を以下に示す。
(A)菌の形態 BL寒天平板培地に於て、30℃、2日間培養したとき
の菌の形態 (1)細胞の大きさ:1.0〜1.5×1.5〜0.8μm (2)細胞の形状:桿状 (3)運動性:なし (4)芽胞形成:なし (5)グラム染色:陽性 (B)各培地における生育状態 (1)BL寒天平板培地へ菌を塗抹し、30℃、2日間嫌
気培養したときのコロニー形態 形状:円形 大きさ:0.8〜1.5mm(直径) 隆起:凸円状 色調:灰白色で不透明 周縁:円滑 表面:円滑で光沢なし (2)Briggs寒天平板培地へ菌を塗抹し、30℃、2日間
嫌気培養したときのコロニー形態 形状:円形 大きさ:0.6〜1.0mm(直径) 隆起:凸円状 色調:黄白色で不透明 周縁:円滑 表面:円滑で光沢あり (3)Briggs寒天穿刺培養(30℃,1〜2日間) 線状に生育 (4)APT液体静置培養(30℃,1〜2日間) 混濁し、底部に沈渣を生じる。
の菌の形態 (1)細胞の大きさ:1.0〜1.5×1.5〜0.8μm (2)細胞の形状:桿状 (3)運動性:なし (4)芽胞形成:なし (5)グラム染色:陽性 (B)各培地における生育状態 (1)BL寒天平板培地へ菌を塗抹し、30℃、2日間嫌
気培養したときのコロニー形態 形状:円形 大きさ:0.8〜1.5mm(直径) 隆起:凸円状 色調:灰白色で不透明 周縁:円滑 表面:円滑で光沢なし (2)Briggs寒天平板培地へ菌を塗抹し、30℃、2日間
嫌気培養したときのコロニー形態 形状:円形 大きさ:0.6〜1.0mm(直径) 隆起:凸円状 色調:黄白色で不透明 周縁:円滑 表面:円滑で光沢あり (3)Briggs寒天穿刺培養(30℃,1〜2日間) 線状に生育 (4)APT液体静置培養(30℃,1〜2日間) 混濁し、底部に沈渣を生じる。
(5)Briggs Liver液体静置培養(30℃,1〜2日間) 混濁し、底部に沈渣を生じる。
(C)生理学的性質 (1)生育温度:至適温度25〜30℃ 生育範囲8〜42℃ (2)生育pH:至適pH6.2〜6.8 生育範囲pH4.2〜8.3 (3)酵素に対する態度:通性嫌気性、好気下でも生育す
るが、CO2ガス存在下の方が生育良好 (4)硝酸塩を還元せず (5)脱窒反応:陰性 (6)MRテスト:陽性 (7)VPテスト:陰性 (8)インドールの生成:生成せず (9)硫化水素の生成:生成せず (10)デンプン加水分解:陰性 (11)ウレアーゼ:陰性 (12)オキシダーゼ:陰性 (13)カタラーゼ:陰性 (14)ゼラチンの液化:陰性 (15)リトマスミルク:不変 (16)グルコースからのガス生成:陰性 (17)塩化ナトリウム耐性:10%で生育し、12%で生
育せず (18)糖からの生成乳酸の旋光性:DL型 (19)糖類からの酸の生成: アラビノース − ラクトース − キシロース − トレハロース − ラムノース − メリビオース − リボース + ラフィノース − グルコース + メレチトース − マンノース + デンプン − フラクトース + マンニットール − ガラクトース + ソルビトール − シュークロース + エスクリン + マルトース + サリシン + セロビオース + アミグダリン + (+:陽性 −:陰性) 以上の如くラクトバチルス・C−590はグラム陽性、
無芽胞、通性嫌気性、カタラーゼ陰性の桿菌であり、ま
たグルコースからDL型乳酸の生成は見られるが、ガス
を生成しないことより、ホモ発酵型のラクトバチルス属
乳酸菌と認められる。
るが、CO2ガス存在下の方が生育良好 (4)硝酸塩を還元せず (5)脱窒反応:陰性 (6)MRテスト:陽性 (7)VPテスト:陰性 (8)インドールの生成:生成せず (9)硫化水素の生成:生成せず (10)デンプン加水分解:陰性 (11)ウレアーゼ:陰性 (12)オキシダーゼ:陰性 (13)カタラーゼ:陰性 (14)ゼラチンの液化:陰性 (15)リトマスミルク:不変 (16)グルコースからのガス生成:陰性 (17)塩化ナトリウム耐性:10%で生育し、12%で生
育せず (18)糖からの生成乳酸の旋光性:DL型 (19)糖類からの酸の生成: アラビノース − ラクトース − キシロース − トレハロース − ラムノース − メリビオース − リボース + ラフィノース − グルコース + メレチトース − マンノース + デンプン − フラクトース + マンニットール − ガラクトース + ソルビトール − シュークロース + エスクリン + マルトース + サリシン + セロビオース + アミグダリン + (+:陽性 −:陰性) 以上の如くラクトバチルス・C−590はグラム陽性、
無芽胞、通性嫌気性、カタラーゼ陰性の桿菌であり、ま
たグルコースからDL型乳酸の生成は見られるが、ガス
を生成しないことより、ホモ発酵型のラクトバチルス属
乳酸菌と認められる。
また本菌は15℃でも生育することから、ラクトバチル
ス属の亜属としてストレプトバクテリウム(Streptobact
erium)に分類される。ストレプトバクテリウムに属する
菌種は、次の13種に分類されている。〔「バージェー
ズ マニュアル オブ デターミネェティブ バクテリ
オロジー第8版」(1974年)「ザ プロカリオティ
ス第2巻」(1981年)〕 すなわちラクトバチルス(以下L .と記する)・プラ
ンタラム(L .plantarum)、L .カゼイサブスピーシ
ーズ(以下ss.と記する)アラクトサス(L .casei s
s.alactosus)、L .カゼイss.ラムノサス(L .ca
sei ss.rhamnosus)L .カゼイss.トレランス(L
.casei ss.tolerans)、L .カゼイss.カゼイ(L
.casei ss.casei)、L .カゼイss.シュードプラ
ンタラム(L .casei ss. pseudoplantarum)、L
.キシロサス(L .xylosus)、L .クルバタス
(L .curvatas)、L .コリニホルミス(L .co
ryniformis)、L .ホモヒオチ(L .homohiochi
i)L .ヤマナシエンシス(L .yamanashiensi
s)、L .ファルシミニス(L .farciminisi)、L
.アリメンタリウス(L .alimentarius)である。
ス属の亜属としてストレプトバクテリウム(Streptobact
erium)に分類される。ストレプトバクテリウムに属する
菌種は、次の13種に分類されている。〔「バージェー
ズ マニュアル オブ デターミネェティブ バクテリ
オロジー第8版」(1974年)「ザ プロカリオティ
ス第2巻」(1981年)〕 すなわちラクトバチルス(以下L .と記する)・プラ
ンタラム(L .plantarum)、L .カゼイサブスピーシ
ーズ(以下ss.と記する)アラクトサス(L .casei s
s.alactosus)、L .カゼイss.ラムノサス(L .ca
sei ss.rhamnosus)L .カゼイss.トレランス(L
.casei ss.tolerans)、L .カゼイss.カゼイ(L
.casei ss.casei)、L .カゼイss.シュードプラ
ンタラム(L .casei ss. pseudoplantarum)、L
.キシロサス(L .xylosus)、L .クルバタス
(L .curvatas)、L .コリニホルミス(L .co
ryniformis)、L .ホモヒオチ(L .homohiochi
i)L .ヤマナシエンシス(L .yamanashiensi
s)、L .ファルシミニス(L .farciminisi)、L
.アリメンタリウス(L .alimentarius)である。
前記「バージェーズ マニュアル オブ デターミネェ
ティブ バクテリオロジー第8版」(1974年)及び
「ザ プロカリオティス第2巻」(1981年)の記
載、更に、「アイディンティフィケィション・メソッド
・マイクロバイオロジスツ・パートA」(1966年)
及び「腸内菌の世界」光岡知足著、叢文社(1980
年)に記載されたラクトバチルス属のストレプトバクテ
リウム亜属に分類される公知菌株の菌学的性質と、本発
明の代表菌株であるラクトバチルス・C−590の菌学
的性質との対比を次表に示す。なお表中の「セロビオー
ス及びマンニットールからの酸 成性」の項は、前記「腸内菌の世界」光岡知足著、12
1頁、叢文社(1980年)に記載されている如く、菌
種を区分するために使われている要素の一つである。
ティブ バクテリオロジー第8版」(1974年)及び
「ザ プロカリオティス第2巻」(1981年)の記
載、更に、「アイディンティフィケィション・メソッド
・マイクロバイオロジスツ・パートA」(1966年)
及び「腸内菌の世界」光岡知足著、叢文社(1980
年)に記載されたラクトバチルス属のストレプトバクテ
リウム亜属に分類される公知菌株の菌学的性質と、本発
明の代表菌株であるラクトバチルス・C−590の菌学
的性質との対比を次表に示す。なお表中の「セロビオー
ス及びマンニットールからの酸 成性」の項は、前記「腸内菌の世界」光岡知足著、12
1頁、叢文社(1980年)に記載されている如く、菌
種を区分するために使われている要素の一つである。
前表から明らかなように、本発明菌は、菌学的諸性質に
おいてラクトバチルス属のストレプトバクテリウム亜属
に分類される公知菌のいずれとも異なる。即ち、セロビ
オースより酸を生成し、マンニットールより酸を生成し
ないという本発明菌の特性を有する公知菌は、L .ク
ルバタス、L .カゼイss.トレランス、L .ファル
シミニス及びL .アリメンタリウスの4種である。こ
の4種のうち45℃で生育せず、乳酸の旋光性DL型の
性質を示すものは、L .クルバタスのみである。
おいてラクトバチルス属のストレプトバクテリウム亜属
に分類される公知菌のいずれとも異なる。即ち、セロビ
オースより酸を生成し、マンニットールより酸を生成し
ないという本発明菌の特性を有する公知菌は、L .ク
ルバタス、L .カゼイss.トレランス、L .ファル
シミニス及びL .アリメンタリウスの4種である。こ
の4種のうち45℃で生育せず、乳酸の旋光性DL型の
性質を示すものは、L .クルバタスのみである。
しかしL .クルバタスは、馬蹄形に湾曲した細胞形状
を示すことが特徴的な単桿菌である。一方本発明菌は、
棍棒状短桿菌であり、細胞形状においてL .クルバタ
スとは異なる。さらに糖からの酸生成においても本発明
菌とL .クルバタスとは、ラクトース、アミクダリ
ン、ラムノースにおいて異なる。
を示すことが特徴的な単桿菌である。一方本発明菌は、
棍棒状短桿菌であり、細胞形状においてL .クルバタ
スとは異なる。さらに糖からの酸生成においても本発明
菌とL .クルバタスとは、ラクトース、アミクダリ
ン、ラムノースにおいて異なる。
以上の理由により本発明は、公知菌種のいずれにも該当
せず、新菌種である。
せず、新菌種である。
ラクトバチルス・C590は低温生育性が良好で、液体
培地に於て10℃、5日間で生育停止期に達する。本菌
は、APT、MRS、Briggs Liver、BL等の培地で良
好な生育を示す。更に本菌は、食塩濃度10%において
も生育可能である。
培地に於て10℃、5日間で生育停止期に達する。本菌
は、APT、MRS、Briggs Liver、BL等の培地で良
好な生育を示す。更に本菌は、食塩濃度10%において
も生育可能である。
(実施例1)…培養例 酵母エキス75g、ペプトン125g、グルコース10
0g、クエン酸ナトリウム50g、塩化ナトリウム50
g、リン酸水素2カリウム50g、塩化マンガン1.4
g、硫酸マグネシウム8g、硫酸第1鉄0.4g、ソルビ
タンモノオレイン酸コンプレックス2g、チアミン塩酸
塩0.001g、水10Lからなる培地(pH6.5)を121
℃、15分間滅菌した後30℃に冷却した。同一組成の
培地により予め30℃、20時間前培養したラクバチル
ス・C−590の種培養液500mlを前記培地10Lに
接種し、30℃、20時間静置培養した。更に同一組成
培地1000Lを90℃、30分間滅菌後30℃に冷却
し前記培養液10.5Lを接種し30℃、20時間静置培養
した。培養終了時の生菌数は8.5×108/mlであった。
0g、クエン酸ナトリウム50g、塩化ナトリウム50
g、リン酸水素2カリウム50g、塩化マンガン1.4
g、硫酸マグネシウム8g、硫酸第1鉄0.4g、ソルビ
タンモノオレイン酸コンプレックス2g、チアミン塩酸
塩0.001g、水10Lからなる培地(pH6.5)を121
℃、15分間滅菌した後30℃に冷却した。同一組成の
培地により予め30℃、20時間前培養したラクバチル
ス・C−590の種培養液500mlを前記培地10Lに
接種し、30℃、20時間静置培養した。更に同一組成
培地1000Lを90℃、30分間滅菌後30℃に冷却
し前記培養液10.5Lを接種し30℃、20時間静置培養
した。培養終了時の生菌数は8.5×108/mlであった。
培養終了の培養液をシャープレス型遠心分離機(150
00r.p.m.,13200G)により集菌し、菌体濃縮物
を90℃、30分間滅菌済生理食塩水200Lに懸濁
し、再度前記遠心分離機により集菌した。得られた菌体
濃縮物を脱脂粉乳10%(w/w)、グルタミン酸ソーダ
1%(w/w)からなる溶液(予め115℃、15分間滅
菌しておく)20Lに再懸濁し、常法に従って真空凍結
乾燥した。得られた乾燥粉末3.02kg中に本菌は、2.5×
1011/g含まれていた。
00r.p.m.,13200G)により集菌し、菌体濃縮物
を90℃、30分間滅菌済生理食塩水200Lに懸濁
し、再度前記遠心分離機により集菌した。得られた菌体
濃縮物を脱脂粉乳10%(w/w)、グルタミン酸ソーダ
1%(w/w)からなる溶液(予め115℃、15分間滅
菌しておく)20Lに再懸濁し、常法に従って真空凍結
乾燥した。得られた乾燥粉末3.02kg中に本菌は、2.5×
1011/g含まれていた。
(実施例2)…応用例 市販豚赤身肉450g、牛赤身肉300g豚脂250
g、食塩25g、グルコース2.5g、硝酸カリウム0.5
g、亜硝酸ナトリウム0.14g及び実施例1で得た本菌を
含有する粉末0.01gとスタフィロコッカス・オウレウス
IID−980(エンテロトキシシ生産株)の普通ブイヨ
ン培地培養液(30℃、24時間培養、生菌数1.0×1
09/ml)を生理食塩水で1000倍に希釈しその希釈
液10mlをサイレントカッターにて均一に混合する。
g、食塩25g、グルコース2.5g、硝酸カリウム0.5
g、亜硝酸ナトリウム0.14g及び実施例1で得た本菌を
含有する粉末0.01gとスタフィロコッカス・オウレウス
IID−980(エンテロトキシシ生産株)の普通ブイヨ
ン培地培養液(30℃、24時間培養、生菌数1.0×1
09/ml)を生理食塩水で1000倍に希釈しその希釈
液10mlをサイレントカッターにて均一に混合する。
この均一混合物中には本菌が2.4×106/g及びスタフ
ィロコッカス・オウレウスが1.0×104/g含まれてい
た。これを18℃にて3日間熟成させたとき、本菌は4.
6×108/gに増加しスタフィロコッカス・オウレウス
は1.0×102/g以下となった。このときのpHは、5.2
を示した。このように本菌は、有害微生物であるスタフ
ィロコッカス・オウレウスの繁殖を抑制する作用を有す
ることが確認できた。
ィロコッカス・オウレウスが1.0×104/g含まれてい
た。これを18℃にて3日間熟成させたとき、本菌は4.
6×108/gに増加しスタフィロコッカス・オウレウス
は1.0×102/g以下となった。このときのpHは、5.2
を示した。このように本菌は、有害微生物であるスタフ
ィロコッカス・オウレウスの繁殖を抑制する作用を有す
ることが確認できた。
(発明の効果) 本発明菌であるラクトバチルス・C−590は非加熱畜
肉製品等において黄色ブドウ球菌等の有害微生物の繁殖
を抑制し、該製品の保存安定性に寄与する菌種である。
また本菌を各種畜肉製品製造時にスターターとして添加
熟成した場合、風味改善効果も顕著である。
肉製品等において黄色ブドウ球菌等の有害微生物の繁殖
を抑制し、該製品の保存安定性に寄与する菌種である。
また本菌を各種畜肉製品製造時にスターターとして添加
熟成した場合、風味改善効果も顕著である。
以上本菌は、公知のラクトバチルス属菌種のいずれにも
該当しない新種であり産業上きわめてすぐれた性質を有
する乳酸菌である。
該当しない新種であり産業上きわめてすぐれた性質を有
する乳酸菌である。
Claims (1)
- 【請求項1】下記の菌学的性質を有する新規乳酸菌ラク
トバチルス・C−590(Lactobacillus C-590) (1)グラム陽性 (2)無芽胞 (3)桿菌 (4)運動性なし (5)通性嫌気性 (6)カタラーゼ:陰性 (7)グルコースからのガス生成:陰性 (8)生育温度範囲:8〜42℃ (9)糖からの生成乳酸の旋光性:DL型 (10)糖からの酸生成: ラクトース、ラムノースは陰性 (11)塩化ナトリウム耐性:10%で生育可能
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60270813A JPH0634709B2 (ja) | 1985-12-03 | 1985-12-03 | 新規乳酸菌 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60270813A JPH0634709B2 (ja) | 1985-12-03 | 1985-12-03 | 新規乳酸菌 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62130679A JPS62130679A (ja) | 1987-06-12 |
| JPH0634709B2 true JPH0634709B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=17491374
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60270813A Expired - Lifetime JPH0634709B2 (ja) | 1985-12-03 | 1985-12-03 | 新規乳酸菌 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0634709B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2065858B1 (es) * | 1993-08-04 | 1995-11-01 | Inst Recerca I Tecnologia Agroalimentaries | Nueva cepa de lactobacillus plantarum con efecto preventivo contra la aparicion de la mancha negra en los productos carnicos crudos curados |
| DE19917715A1 (de) * | 1999-04-09 | 2000-10-19 | Danisco A S Kopenhagen Koebenh | Neuartige Schutzkulturen und deren Verwendung bei der Konservierung von Lebensmitteln |
| JP4212838B2 (ja) | 2002-06-26 | 2009-01-21 | カルピス株式会社 | 抗アレルギー剤 |
-
1985
- 1985-12-03 JP JP60270813A patent/JPH0634709B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62130679A (ja) | 1987-06-12 |
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