JPH0763358B2 - サイレージ調製用乳酸菌スターター - Google Patents
サイレージ調製用乳酸菌スターターInfo
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- JPH0763358B2 JPH0763358B2 JP63033961A JP3396188A JPH0763358B2 JP H0763358 B2 JPH0763358 B2 JP H0763358B2 JP 63033961 A JP63033961 A JP 63033961A JP 3396188 A JP3396188 A JP 3396188A JP H0763358 B2 JPH0763358 B2 JP H0763358B2
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- Japan
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- growth
- production
- lactic acid
- glucose
- silage
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はサイレージ調製用乳酸菌スターターに関するも
のである。
のである。
更に詳細には、本発明のラクトバチルス・カゼイC-1631
単独か、あるいはストレプトコッカス・ラクチスC-6513
を併用するサイレージ調製用乳酸菌スターターに関する
ものである。
単独か、あるいはストレプトコッカス・ラクチスC-6513
を併用するサイレージ調製用乳酸菌スターターに関する
ものである。
本発明の乳酸菌スターターをサイレージ調製時に適用す
れば、牛が好んで食する、香味良好で均質なサイレージ
を得ることができるので、酪農界に益するところ大なる
ものがある。
れば、牛が好んで食する、香味良好で均質なサイレージ
を得ることができるので、酪農界に益するところ大なる
ものがある。
従来技術 良質のサイレージを調製するには、初期段階で乳酸発酵
を十分に行なわせてpHを速やかに低下させることが肝要
である。しかし、実際にはサイレージにする植物の種
類、その水分含量、温度などによっては、必ずしも十分
な発酵がおこるとは限らない。このために、植物に付着
してくる乳酸菌だけには頼らず、サイレージ発酵に適し
た乳酸菌生菌体を人為的に加えることにより、安定した
乳酸発酵を行なわせることが推奨され、このために数々
の乳酸菌生菌体が検討され、ある程度の効果はみられて
いるが未だ十分な乳酸菌スターターはみられない。
を十分に行なわせてpHを速やかに低下させることが肝要
である。しかし、実際にはサイレージにする植物の種
類、その水分含量、温度などによっては、必ずしも十分
な発酵がおこるとは限らない。このために、植物に付着
してくる乳酸菌だけには頼らず、サイレージ発酵に適し
た乳酸菌生菌体を人為的に加えることにより、安定した
乳酸発酵を行なわせることが推奨され、このために数々
の乳酸菌生菌体が検討され、ある程度の効果はみられて
いるが未だ十分な乳酸菌スターターはみられない。
発明が解決しようとする課題 牛が好んで食するのは香味豊かなサイレージであり、こ
の香味豊かなサイレージを調製することが酪農家の目標
となるが、同時にこの香味豊かなサイレージを均質な状
態で調製しなければならない。良質なサイレージの条件
は、pHが低い(4.2以下)。乳酸含量が高い。酪酸含量
が低い。アンモニア含量が低い。乾物回収率が高い。消
化吸収率(飼料要求率)が高い等である。これらの諸条
件を兼ね備えているサイレージは、香味豊かで嗜好性が
高く高品質のものであると評価される。
の香味豊かなサイレージを調製することが酪農家の目標
となるが、同時にこの香味豊かなサイレージを均質な状
態で調製しなければならない。良質なサイレージの条件
は、pHが低い(4.2以下)。乳酸含量が高い。酪酸含量
が低い。アンモニア含量が低い。乾物回収率が高い。消
化吸収率(飼料要求率)が高い等である。これらの諸条
件を兼ね備えているサイレージは、香味豊かで嗜好性が
高く高品質のものであると評価される。
課題を解決するための手段 本発明者らは、速やかに乳酸を産生してpHを低下させ、
異常発酵による酪酸およびアンモニアの生成を抑制し
て、嗜好性の高い香味豊かなサイレージを均質な状態で
調製するのに必要な乳酸菌を選別し、鋭意研究したとこ
ろ、新たに分離されたラクトバチルス・カゼイC-1631
(Lactobacillus casei C-1631)単独か、あるいはスト
レプトコッカス・ラクチスC-6513(Streptococcus lact
is C-6513)の2菌株を同時に使用すれば著じるしく香
味豊かなサイレージを均質な状態で調製できることを知
った。
異常発酵による酪酸およびアンモニアの生成を抑制し
て、嗜好性の高い香味豊かなサイレージを均質な状態で
調製するのに必要な乳酸菌を選別し、鋭意研究したとこ
ろ、新たに分離されたラクトバチルス・カゼイC-1631
(Lactobacillus casei C-1631)単独か、あるいはスト
レプトコッカス・ラクチスC-6513(Streptococcus lact
is C-6513)の2菌株を同時に使用すれば著じるしく香
味豊かなサイレージを均質な状態で調製できることを知
った。
本発明は、ラクトバチルス・カゼイC-1631単独、又は、
及びストレプトコッカス・ラクチスC-6513を有効菌とす
るサイレージ調製用乳酸菌スターターに関するものであ
る。
及びストレプトコッカス・ラクチスC-6513を有効菌とす
るサイレージ調製用乳酸菌スターターに関するものであ
る。
本発明はラクトバチルス・カゼイC-1631(Lactobacillu
s casei C-1631)生菌剤単独か、あるいはストレプトコ
ッカス・ラクチスC-6513(Streptococcus lactis C-651
3)生菌剤を併用してサイレージ調製時に添加すること
により、安定して良質なサイレージを調製することを可
能とする生菌剤を提供することを目的としている。
s casei C-1631)生菌剤単独か、あるいはストレプトコ
ッカス・ラクチスC-6513(Streptococcus lactis C-651
3)生菌剤を併用してサイレージ調製時に添加すること
により、安定して良質なサイレージを調製することを可
能とする生菌剤を提供することを目的としている。
本発明の有効菌の2菌株は、本発明者らが自然界から新
たに分離したラクトバチルス・カゼイC-1631とストレプ
トコッカス・ラクチスC-6513である。
たに分離したラクトバチルス・カゼイC-1631とストレプ
トコッカス・ラクチスC-6513である。
ラクトバチスル・カゼイC-1631は工業技術院微生物工業
技術研究所に微工研菌寄第9809号として寄託されている
が、本菌の菌学的性質は次の通りである。
技術研究所に微工研菌寄第9809号として寄託されている
が、本菌の菌学的性質は次の通りである。
A.形態的性状 (1)幅0.3〜0.6μm、長さ1.5〜2.5μmの桿菌 (2)グラム陽性 (3)芽胞の形成:なし (4)運動性:なし (5)通性嫌気性 B.各種培地での生育状態 (1)APT液体培地(Difco):非常に良く生育する。
(2)BL寒天培地(30℃、3日間、嫌気培養)でのコロ
ニー形状:中央部がオレンジ色、周囲が黄縁がかった灰
色のラフなコロニー C.生理的性質 (1)グルコースからのCO2産生:− (2)カタラーゼの産生:− (3)硝酸塩の還元性:− (4)ゼラチンの液化:− (5)H2Sの産生:− (6)インドールの産生:− (7)好気的発育:+ (8)15℃での発育:+ (9)45℃での発育:+ (10)乳酸の旋光性:L(+) (11)糖の発酵性 アラビノース:− キシロース:− ラムノース:− グルコース:+ マンノース:+ フラクトース:+ ガラクトース:+ シュークロース:+ マルトース:+ セロビオース:+ ラクトース:− トレハロース:+ メリビオース:− ラフィノース:− スターチ:− マンニトール:+ ソルビトール:+ エスクリン:+ サリシン:+ また、ストレプトコッカス・ラクチスC-6513は工業技術
院微生物工業技術研究所に微工研菌寄第9810号として寄
託されているが、本菌の菌学的性質は次の通りである。
ニー形状:中央部がオレンジ色、周囲が黄縁がかった灰
色のラフなコロニー C.生理的性質 (1)グルコースからのCO2産生:− (2)カタラーゼの産生:− (3)硝酸塩の還元性:− (4)ゼラチンの液化:− (5)H2Sの産生:− (6)インドールの産生:− (7)好気的発育:+ (8)15℃での発育:+ (9)45℃での発育:+ (10)乳酸の旋光性:L(+) (11)糖の発酵性 アラビノース:− キシロース:− ラムノース:− グルコース:+ マンノース:+ フラクトース:+ ガラクトース:+ シュークロース:+ マルトース:+ セロビオース:+ ラクトース:− トレハロース:+ メリビオース:− ラフィノース:− スターチ:− マンニトール:+ ソルビトール:+ エスクリン:+ サリシン:+ また、ストレプトコッカス・ラクチスC-6513は工業技術
院微生物工業技術研究所に微工研菌寄第9810号として寄
託されているが、本菌の菌学的性質は次の通りである。
A.形態的性状 (1)直径1.0〜1.5μmの球菌 (2)グラム陽性 (3)芽胞の形成:なし (4)運動性:なし (5)通性嫌気性 B.各種培地での生育状態 (1)Trypticase Soy液体培地(BLL):非常に良く生
育する。
育する。
(2)BL寒天培地(30℃、3日間、嫌気培養)でのコロ
ニー形状:灰色のスムースなコロニー C.生理的性質 (1)グルコースからのCO2産生:− (2)カタラーゼの産生:− (3)0.1%メチレンブルーミルクでの生育:+ (4)6.5%NaClでの発育:− (5)40%胆汁での発育:+ (6)pH9.6での発育:− (7)60℃、30分処理での生残性:− (8)馬血液の溶血性:− (9)ゼラチンの液化:− (10)でんぷんの加水分解:− (11)馬尿酸ナトリウムの分解:− (12)エスクリンの加水分解:− (13)アルギニンからのNH3の生成:+ (14)10℃での発育:+ (15)45℃での発育:− (16)糖の発酵性 アラビノース:+ キシロース:+ ラムノース:− グルコース:+ マンノース:+ フラクトース:+ ガラクトース:+ シュークロース:+ マルトース:+ セロビオース:+ ラクトース:+ トレハロース:+ メリビオース:− ラフィノース:− マンニトール:+ ソルビトール:− サリシン:+ 次に本発明の有効菌であるラクトバチルス・カゼイC-16
31及びストレプトコッカス・ラクチスC-6513の培養方法
を説明する。
ニー形状:灰色のスムースなコロニー C.生理的性質 (1)グルコースからのCO2産生:− (2)カタラーゼの産生:− (3)0.1%メチレンブルーミルクでの生育:+ (4)6.5%NaClでの発育:− (5)40%胆汁での発育:+ (6)pH9.6での発育:− (7)60℃、30分処理での生残性:− (8)馬血液の溶血性:− (9)ゼラチンの液化:− (10)でんぷんの加水分解:− (11)馬尿酸ナトリウムの分解:− (12)エスクリンの加水分解:− (13)アルギニンからのNH3の生成:+ (14)10℃での発育:+ (15)45℃での発育:− (16)糖の発酵性 アラビノース:+ キシロース:+ ラムノース:− グルコース:+ マンノース:+ フラクトース:+ ガラクトース:+ シュークロース:+ マルトース:+ セロビオース:+ ラクトース:+ トレハロース:+ メリビオース:− ラフィノース:− マンニトール:+ ソルビトール:− サリシン:+ 次に本発明の有効菌であるラクトバチルス・カゼイC-16
31及びストレプトコッカス・ラクチスC-6513の培養方法
を説明する。
培地としては炭素源、窒素源、無機物、ビタミン、アミ
ノ酸などを含む、微生物の培養に通常用いられる培地が
広く使用される。炭素源としては同化可能な炭素化合物
であればよく、例えばグルコース、シュークロース、マ
ルトースなどが使用される。
ノ酸などを含む、微生物の培養に通常用いられる培地が
広く使用される。炭素源としては同化可能な炭素化合物
であればよく、例えばグルコース、シュークロース、マ
ルトースなどが使用される。
窒素源としては利用可能な窒素化合物であればよく、例
えばペプトン、肉エキス、カゼイン酸加水分解物などが
使用される。その他リン酸塩、マグネシウム、ナトリウ
ム、カリウム、カルシウム、鉄、マンガン等の塩類、ビ
タミン、アミノ酸、消泡剤、界面活性剤が必要に応じて
使用される。
えばペプトン、肉エキス、カゼイン酸加水分解物などが
使用される。その他リン酸塩、マグネシウム、ナトリウ
ム、カリウム、カルシウム、鉄、マンガン等の塩類、ビ
タミン、アミノ酸、消泡剤、界面活性剤が必要に応じて
使用される。
培地は液体培地、固体培地のいずれも使用できる。培地
の初発pHはpH5〜8、好ましくはpH6〜8であり、培養温
度は20〜42℃、好ましくは25〜40℃であり、培養時間は
12時間〜3日、好ましくは15〜24時間である。
の初発pHはpH5〜8、好ましくはpH6〜8であり、培養温
度は20〜42℃、好ましくは25〜40℃であり、培養時間は
12時間〜3日、好ましくは15〜24時間である。
これらの培養は、それぞれの菌株単独に行なってもよい
し、両菌株を混合して同時に行なってもよい。
し、両菌株を混合して同時に行なってもよい。
このようにして得られた培養物は、そのままもしくは洗
浄した分離菌体として使用することができる。また、培
養物や分離菌体を、そのままもしくは添加物を加えて乾
燥したり、製剤化した後用いることもできる。本発明の
生菌剤ラクトバチルス・カゼイC-1631およびストレプト
コッカス・ラクチスC-6513は、各々サイレージ用植物1g
当たり102〜108個、望ましくは104〜107個になるように
添加すればよい。
浄した分離菌体として使用することができる。また、培
養物や分離菌体を、そのままもしくは添加物を加えて乾
燥したり、製剤化した後用いることもできる。本発明の
生菌剤ラクトバチルス・カゼイC-1631およびストレプト
コッカス・ラクチスC-6513は、各々サイレージ用植物1g
当たり102〜108個、望ましくは104〜107個になるように
添加すればよい。
次に本発明の製造例及び実施例を示す。
製造例1 脱塩水10lにカゼインペプトン200g、酵母エキス30g、リ
ン酸2カリ20g、グルコース50gを溶解させ、IN水酸化ナ
トリウム液によりpHを7.5に調整した培地をジャーファ
ーメンターに入れ、121℃、15分間殺菌後冷却し、予め
前培養しておいたラクトバチルス・カゼイC-1631、FERM
P-9809の培養液を接種し、35℃、20時間静置培養し
た。
ン酸2カリ20g、グルコース50gを溶解させ、IN水酸化ナ
トリウム液によりpHを7.5に調整した培地をジャーファ
ーメンターに入れ、121℃、15分間殺菌後冷却し、予め
前培養しておいたラクトバチルス・カゼイC-1631、FERM
P-9809の培養液を接種し、35℃、20時間静置培養し
た。
このようにして得られた培養液を遠心分離して菌体を集
め、予め殺菌した10%脱脂乳・1%グルタミン酸ソーダ
溶液を分散媒として凍結乾燥し、ラクトバチルス・カゼ
イC-1631生菌剤450gを得た。この生菌剤に含まれる生菌
数は1×1010個/gであった。
め、予め殺菌した10%脱脂乳・1%グルタミン酸ソーダ
溶液を分散媒として凍結乾燥し、ラクトバチルス・カゼ
イC-1631生菌剤450gを得た。この生菌剤に含まれる生菌
数は1×1010個/gであった。
製造例2 製造例1と同様に培地を用意し、予め前培養しておいて
ストレプトコッカス・ラクチスC-6513、FERM P-9810の
培養液を接種し、30℃、18時間静置培養した。
ストレプトコッカス・ラクチスC-6513、FERM P-9810の
培養液を接種し、30℃、18時間静置培養した。
このようにして得られた培養液を遠心分離して菌体を集
め、10%脱脂乳を分散媒として凍結乾燥し、ストレプト
コッカス・ラクチスC-6513生菌剤410gを得た。この生菌
剤に含まれる生菌数は1×1010個/gであった。
め、10%脱脂乳を分散媒として凍結乾燥し、ストレプト
コッカス・ラクチスC-6513生菌剤410gを得た。この生菌
剤に含まれる生菌数は1×1010個/gであった。
製造例3 製造例1と同様に培地を用意し、予め前培養しておいて
ラクトバチルス・カゼイC-1631、FERM P-9809とストレ
プトコッカス・ラクチスC-6513、FERM P-9810の培養液
を接種し、30℃、18時間静置混合培養した。
ラクトバチルス・カゼイC-1631、FERM P-9809とストレ
プトコッカス・ラクチスC-6513、FERM P-9810の培養液
を接種し、30℃、18時間静置混合培養した。
このようにして得られた培養液を遠心分離して菌体を集
め、10%脱脂乳・1%グルタミン酸ソーダ溶液を分散液
として凍結乾燥し、ラクトバチルス・カゼイC-1631とス
トレプトコッカス・ラクチスC-6513との混合生菌剤490g
を得た。この生菌剤に含まれる生菌数はラクトバチルス
・カゼイC-1631が1×1010個/g、ストレプトコッカス・
ラクチスC-6513が6×109個/gであった。
め、10%脱脂乳・1%グルタミン酸ソーダ溶液を分散液
として凍結乾燥し、ラクトバチルス・カゼイC-1631とス
トレプトコッカス・ラクチスC-6513との混合生菌剤490g
を得た。この生菌剤に含まれる生菌数はラクトバチルス
・カゼイC-1631が1×1010個/g、ストレプトコッカス・
ラクチスC-6513が6×109個/gであった。
製造例4 製造例1で得られた乾燥菌体1部に対して、9部のふす
まを加えてよく混合して生菌剤を得た。この生菌剤に含
まれる生菌数は8×108個/gであった。
まを加えてよく混合して生菌剤を得た。この生菌剤に含
まれる生菌数は8×108個/gであった。
製造例5 製造例2で得られた乾燥菌体1部に対して、9部の炭酸
カルシウムを加えてよく混合して生菌剤を得た。この生
菌剤に含まれる生菌数は7×108個/gであった。
カルシウムを加えてよく混合して生菌剤を得た。この生
菌剤に含まれる生菌数は7×108個/gであった。
製造例6 製造例3で得られた乾燥菌体1部に対して、9部のコー
ンスターチを加えてよく混合して生菌剤を得た。この生
菌剤に含まれる生菌数はラクトバチルス・カゼイC-1631
が8×108個/g、ストレプトコッカス・ラクチスC-6513
が5×108個/gであった。
ンスターチを加えてよく混合して生菌剤を得た。この生
菌剤に含まれる生菌数はラクトバチルス・カゼイC-1631
が8×108個/g、ストレプトコッカス・ラクチスC-6513
が5×108個/gであった。
実施例1 刈り取った牧草(オーチャド、リードカナリー、イタリ
アン、アルファルファ)を半日間天日で乾燥した後、細
断・混合し、併用区としては、その700gに製造例4およ
び製造例5で得られた生菌剤を0.5gづつ添加し、蓋付の
ポリ容器に押圧して詰込み30℃で22日間熟成させてサイ
レージを調製し、引き続き30℃で22日間熟成させた後、
更に37℃で10日間熟成させた。なお、同様の割合で製造
例4で得られたラクトバチルス・カゼイC-1631生菌剤を
単独で添加した区を単独区、生菌剤を全く添加しないも
のを対照区とした。
アン、アルファルファ)を半日間天日で乾燥した後、細
断・混合し、併用区としては、その700gに製造例4およ
び製造例5で得られた生菌剤を0.5gづつ添加し、蓋付の
ポリ容器に押圧して詰込み30℃で22日間熟成させてサイ
レージを調製し、引き続き30℃で22日間熟成させた後、
更に37℃で10日間熟成させた。なお、同様の割合で製造
例4で得られたラクトバチルス・カゼイC-1631生菌剤を
単独で添加した区を単独区、生菌剤を全く添加しないも
のを対照区とした。
結果を表1に示す。
なお、pHは細断したサイレージの10%(w/v%)抽出液
(5℃、24hr.)の濾液を試料とした。有機酸は上記試
料をガスクロマトグラフ分析して定量し、アンモニア態
窒素はセミミクロ減圧蒸留法にて定量した。
(5℃、24hr.)の濾液を試料とした。有機酸は上記試
料をガスクロマトグラフ分析して定量し、アンモニア態
窒素はセミミクロ減圧蒸留法にて定量した。
表1から明らかなように、30℃、22日熟成ではpH値、乳
酸量とも生菌剤添加区が優れていた。また、生菌剤添加
区のなかではラクトバチルス・カゼイC-1631添加の単独
区より、更にストレプトコッカス・ラクチスC-6513を添
加した併用区の方が優れていた。更に37℃、10日熟成で
は対照区にかなりの劣化が認められるに対して、単独
区、併用区ではほとんど認められなかった。単独区、併
用区のなかでは、単独区には新たに少量の酪酸産生が認
められるのに対して、併用区ではほとんど劣化しておら
ず、気温が高い時期においても良質のサイレージを調製
することが出来ることがわかる。また、4名のパネル員
での官能検査に於て、いずれの熟成条件でも、香味・色
調において単独区、併用区が優れていた。また、単独
区、併用区のなかでは併用区が一番優れていた。このよ
うに両熟成条件共に、優れた品質のサイレージを調製す
ることが出来た。
酸量とも生菌剤添加区が優れていた。また、生菌剤添加
区のなかではラクトバチルス・カゼイC-1631添加の単独
区より、更にストレプトコッカス・ラクチスC-6513を添
加した併用区の方が優れていた。更に37℃、10日熟成で
は対照区にかなりの劣化が認められるに対して、単独
区、併用区ではほとんど認められなかった。単独区、併
用区のなかでは、単独区には新たに少量の酪酸産生が認
められるのに対して、併用区ではほとんど劣化しておら
ず、気温が高い時期においても良質のサイレージを調製
することが出来ることがわかる。また、4名のパネル員
での官能検査に於て、いずれの熟成条件でも、香味・色
調において単独区、併用区が優れていた。また、単独
区、併用区のなかでは併用区が一番優れていた。このよ
うに両熟成条件共に、優れた品質のサイレージを調製す
ることが出来た。
実施例2 刈り取ったオーチャードグラスを半日間天日で乾燥した
後細断し、併用区として、その1.5kgに製造例4および
製造例5で得られた生菌剤をそれぞれ0.75gずつ添加
し、厚手のポリエチレン袋に押圧して詰込み25℃で23日
間熟成させてサイレージを調製し、更に37℃で14日間熟
成させた。単独区として、製造例4で得られた生菌剤を
0.75g添加し、併用区と同様に熟成させた。なお、生菌
剤を全く添加しないものを対照区とした。
後細断し、併用区として、その1.5kgに製造例4および
製造例5で得られた生菌剤をそれぞれ0.75gずつ添加
し、厚手のポリエチレン袋に押圧して詰込み25℃で23日
間熟成させてサイレージを調製し、更に37℃で14日間熟
成させた。単独区として、製造例4で得られた生菌剤を
0.75g添加し、併用区と同様に熟成させた。なお、生菌
剤を全く添加しないものを対照区とした。
結果を表2に示す。
なお、試料の調製および分析方法は、実施例1と同様で
ある。
ある。
表2から明らかなように、2つの熟成条件とも生菌剤添
加区の方がpH値が低く、また香味・色調においても生菌
剤添加区の方が優れていた。また、生菌剤添加区のなか
ではラクトバチルス・カゼイC-1631単独添加区より、更
にストレプトコッカス・ラクチスC-6513を添加した併用
区の方が、pH値が0.1低く、また香味・色調においても
やや優れていた。
加区の方がpH値が低く、また香味・色調においても生菌
剤添加区の方が優れていた。また、生菌剤添加区のなか
ではラクトバチルス・カゼイC-1631単独添加区より、更
にストレプトコッカス・ラクチスC-6513を添加した併用
区の方が、pH値が0.1低く、また香味・色調においても
やや優れていた。
実施例3 刈り取ったアルファルファを半日間天日で乾燥した後細
断し、生菌剤単独添加区として、その115kgに製造例4
で得られた生菌剤を57.5g添加した後、200l容密閉型ド
ラム缶に押圧して詰込み28日間熟成させてサイレージを
調製した。また、併用区として生菌剤単独添加区に更に
製造例5で得られた生菌剤を57.5g添加して、同様に調
製した。詰込んだアルファルファの水分含量は74.9%、
熟成期間中の平均気温は約20℃であった。なお、生菌剤
を全く添加しないものを対照区とした。
断し、生菌剤単独添加区として、その115kgに製造例4
で得られた生菌剤を57.5g添加した後、200l容密閉型ド
ラム缶に押圧して詰込み28日間熟成させてサイレージを
調製した。また、併用区として生菌剤単独添加区に更に
製造例5で得られた生菌剤を57.5g添加して、同様に調
製した。詰込んだアルファルファの水分含量は74.9%、
熟成期間中の平均気温は約20℃であった。なお、生菌剤
を全く添加しないものを対照区とした。
結果を表3に示す。
なお、試料の調製および分析方法は、実施例1と同様で
ある。また、牧草サイレージの評価は、官能検査40点満
点、pH60点、有機酸100点(フリーグの評点法に準
拠)、合計200点満点として行なった。
ある。また、牧草サイレージの評価は、官能検査40点満
点、pH60点、有機酸100点(フリーグの評点法に準
拠)、合計200点満点として行なった。
表3から明らかなように、生菌剤添加区の方が優れた品
質のサイレージを調製することが出来た。また、生菌剤
添加区のなかでは、ラクトバチルス・カゼイC-1631添加
の単独区より、更にストレプトコッカス・ラクチスC-65
13を添加した併用区の方が優れていた。
質のサイレージを調製することが出来た。また、生菌剤
添加区のなかでは、ラクトバチルス・カゼイC-1631添加
の単独区より、更にストレプトコッカス・ラクチスC-65
13を添加した併用区の方が優れていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:46) (72)発明者 川辺 昭司 東京都中央区銀座4丁目9番2号 畜産会 館内 全国酪農業協同組合連合会内 (72)発明者 岩波 健文 東京都渋谷区恵比寿南2丁目4番1号 カ ルピス食品工業株式会社研究開発センター 内 (72)発明者 丸田 喜義 東京都渋谷区恵比寿南2丁目4番1号 カ ルピス食品工業株式会社研究開発センター 内 (72)発明者 室田 一也 東京都渋谷区恵比寿南2丁目4番1号 カ ルピス食品工業株式会社研究開発センター 内 (72)発明者 宮崎 博 東京都渋谷区恵比寿南2丁目4番1号 カ ルピス食品工業株式会社研究開発センター 内 (56)参考文献 特開 昭60−9453(JP,A) 特開 昭61−209554(JP,A) 特開 昭56−160949(JP,A) 特開 昭64−10981(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】下記の菌学的性質を有するラクトバチルス
・カゼイC-1631及びストレプトコッカス・ラクチスC-65
13を有効菌とするサイレージ調製用乳酸菌スターター。 (A)ラクトバチルス・カゼイC-1631の菌学的性質。 (1)グラム陽性 (2)芽胞の形成:− (3)桿菌 (4)グルコースからのCO2産生:− (5)カタラーゼの産生:− (6)硝酸塩の還元性:− (7)ゼラチンの液化:− (8)H2Sの産生:− (9)インドールの産生:− (10)好気的発育:+ (11)15℃での発育:+ (12)45℃での発育:+ (13)乳酸の旋光性:L(+) (14)糖の発酵性 アラビノース:− キシロース:− ラムノース:− グルコース:+ マンノース:+ フラクトース:+ ガラクトース:+ シュークロース:+ マルトース:+ セロビオース:+ ラクトース:− トレハロース:+ メリビオース:− ラフィノース:− スターチ:− マンニトール:+ ソルビトール:+ エスクリン:+ サリシン:+ (B)ストレプトコッカス・ラクチスC-6513の菌学的性
質。 (1)グラム陽性 (2)芽胞の形成:− (3)球菌 (4)グルコースからのCO2産生:− (5)カタラーゼの産生:− (6)0.1%メチレンブルーミルクでの生育:+ (7)6.5%NaClでの発育:− (8)40%胆汁での発育:+ (9)pH9.6での発育:− (10)60℃、30分処理での生残性:− (11)馬血液の溶血性:− (12)ゼラチンの液化:− (13)でんぷんの加水分解:− (14)馬尿酸ナトリウムの分解:− (15)エスクリンの加水分解:− (16)アルギニンからのNH3の生成:+ (17)10℃での発育:+ (18)45℃での発育:− (19)糖の発酵性 アラビノース:+ キシロース:+ ラムノース:− グルコース:+ マンノース:+ フラクトース:+ ガラクトース:+ シュークロース:+ マルトース:+ セロビオース:+ ラクトース:+ トレハロース:+ メリビオース:− ラフィノース:− マンニトール:+ ソルビトール:− サリシン:+
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63033961A JPH0763358B2 (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | サイレージ調製用乳酸菌スターター |
| EP89102777A EP0329164B1 (en) | 1988-02-18 | 1989-02-17 | Lactic acid bacteria starter for preparation of silage and agent containing the bacteria in the viable state |
| DE68918471T DE68918471D1 (de) | 1988-02-18 | 1989-02-17 | Milchsäure-Bakterien-Starter für die Futterherstellung und ein diese lebensfähigen Bakterien enthaltendes Mittel. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63033961A JPH0763358B2 (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | サイレージ調製用乳酸菌スターター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01211487A JPH01211487A (ja) | 1989-08-24 |
| JPH0763358B2 true JPH0763358B2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=12401089
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63033961A Expired - Lifetime JPH0763358B2 (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | サイレージ調製用乳酸菌スターター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0763358B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100381562C (zh) * | 2005-08-11 | 2008-04-16 | 上海交通大学 | 苜蓿青贮的微生物添加剂 |
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|---|---|---|---|---|
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| JPH0757186B2 (ja) * | 1992-12-18 | 1995-06-21 | 雪印乳業株式会社 | サイレージ調製用乳酸菌製剤 |
| FR2729156A1 (fr) * | 1995-01-09 | 1996-07-12 | Cobiotex | Complexes bacteriens et leurs applications au traitement des residus d'origine biologique |
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| JPS609453A (ja) * | 1983-06-30 | 1985-01-18 | Daishiro Fujishima | サイレ−ジの製造方法 |
| JPS61209554A (ja) * | 1985-03-14 | 1986-09-17 | Oosakashi | サイレ−ジの製造方法 |
| JPS6410981A (en) * | 1987-07-01 | 1989-01-13 | Yukijirushi Shiyubiyou Kk | Preparation of powdery lactic acid bacteria pharmaceutical for adding to silage |
-
1988
- 1988-02-18 JP JP63033961A patent/JPH0763358B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100381562C (zh) * | 2005-08-11 | 2008-04-16 | 上海交通大学 | 苜蓿青贮的微生物添加剂 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
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