JPH06347162A - 回転円筒型処理装置 - Google Patents

回転円筒型処理装置

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Publication number
JPH06347162A
JPH06347162A JP5164023A JP16402393A JPH06347162A JP H06347162 A JPH06347162 A JP H06347162A JP 5164023 A JP5164023 A JP 5164023A JP 16402393 A JP16402393 A JP 16402393A JP H06347162 A JPH06347162 A JP H06347162A
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JP
Japan
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cylindrical body
cooling
rolling roll
heating
processed
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Pending
Application number
JP5164023A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Ishizaki
満 石崎
Takashi Doi
隆 土井
Shinichiro Toda
眞一郎 戸田
Masahiro Nishida
正洋 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Engineering Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Engineering Co
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Publication date
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Priority to JP5164023A priority Critical patent/JPH06347162A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧延ロールへの被処理物の巻き込みを防止し
て円滑な処理を施し得る改良された回転円筒型処理装置
を提供する。 【構成】 回転が水平に支承された円筒体(4)の内部
には、該円筒体を冷却または加熱するための冷却または
加熱機構(6)を備え、円筒体(4)の上方には、被処
理物(3)を供給する被処理物供給部(2)を設け、円
筒体(4)の周囲には、供給された被処理物(3)を円
筒体(4)に押しつけて圧延する圧延ロール(5)と、
圧延された被処理物(3)を円筒体(4)に密着させた
まま移送させるエンドレスベルト(7)とを設け、そし
て、圧延ロール(5)の回転速度を可変に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転円筒型処理装置に
関するものであり、詳しくは、熱可塑性合成樹脂、魚や
肉のすり身等のような加工食品等、冷却や加熱処理を行
ないたい物品をシート状等の適宜の形態で供給し、冷却
または加熱されている回転円筒体の表面に押圧して効率
的に冷却または加熱処理する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、特公平2−9273号公報によ
り提案された公知の回転円筒型処理装置(1)の概略説
明図である。回転円筒型処理装置(1)は、冷却または
加熱状態にある回転可能な円筒体(4)の表面に被処理
物(3)を密着させることにより冷却または加熱処理を
行なう回転円筒型処理装置であって、回転軸が水平方向
に支承された円筒体(4)の内部には、該円筒体を冷却
または加熱するための冷却または加熱機構(6)を備
え、円筒体(4)の上方には被処理物(3)を円筒体
(4)の表面に供給する被処理物供給部(2)を設け、
円筒体(4)の周囲には被処理物供給部(2)から供給
された被処理物(3)を円筒体(4)に押しつけて圧延
する、円筒体(4)との間の間隔が調節可能とされた圧
延ロール(5)と、該圧延ロールで圧延された被処理物
(3)を円筒体(4)に密着させたまま移送させる、円
筒体(4)の外周に沿って張架されたエンドレスベルト
(7)とを設けて構成される。
【0003】なお、図4中、符号(8a)、(8b)、
(8c)はローラー、符号(9)は粗砕機、符号(1
0)は粗砕片、符号(11)は粉砕機、符号(12)は
粉砕片、符号(13)はスクリューコンベア、符号(1
4)、(15)はスクレーパー、符号(16)は気体導
出口、符号(17)はカバーを示す。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】ところで、被処理物(3)を円筒体(4)
の表面に供給し、圧延ロール(5)によって円筒体
(4)に押しつけて圧延した際、被処理物(3)によっ
ては、圧延ロール(5)に巻き付いて円筒体(4)とエ
ンドレスベルト(7)との間に円滑に導入されないこと
がある。具体的には、被処理物(3)が全体的に圧延ロ
ール(5)側へ反ったり、圧延ロール(5)へ付着する
場合があり、斯かる不具合の原因としては、被処理物
(3)の性状と装置側の処理条件との関係が考えられ
る。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みなされたもの
であり、その目的は、従来公知の回転円筒型処理装置に
ついて、被処理物を円筒体に押しつけて圧延する圧延ロ
ールへの被処理物の巻き込みを防止し、円滑に処理を施
すことの出来る改良された回転円筒型処理装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、冷却または加熱状態にある回転可能な円筒体(4)
の表面に被処理物(3)を密着させることにより冷却ま
たは加熱処理を行なう回転円筒型処理装置であって、回
転軸が水平方向に支承された円筒体(4)の内部には、
該円筒体を冷却または加熱するための冷却または加熱機
構(6)を備え、円筒体(4)の上方には被処理物
(3)を円筒体(4)の表面に供給する被処理物供給部
(2)を設け、円筒体(4)の周囲には被処理物供給部
(2)から供給された被処理物(3)を円筒体(4)に
押しつけて圧延する、円筒体(4)との間の間隔が調節
可能とされた圧延ロール(5)と、該圧延ロールで圧延
された被処理物(3)を円筒体(4)に密着させたまま
移送させる、円筒体(4)の外周に沿って張架されたエ
ンドレスベルト(7)とを設けて成り、且つ、圧延ロー
ル(5)は、その回転速度を可変に構成されていること
を特徴とする回転円筒型処理装置に存する。
【0007】
【作用】回転速度を可変に構成された圧延ロール(5)
は、被処理物(3)の種類により、その周速を円筒体
(4)のそれに対して相対的に変化させることが出来、
被処理物(3)の圧延ロール(5)の面側または円筒体
(4)の面側のいずれかについて、進行方向に対する移
動力を増加させ又は抵抗を与えるように作用し、被処理
物(3)の変形や圧延ロール(5)への付着を防止す
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の好ましい態様の回転円筒型処理
装置の一例を示す説明図である。図2は、本発明の回転
円筒型処理装置の圧延ロールの駆動機構の一例を示す側
面図である。また、図3は、圧延ロールを支持する加圧
装置を示す側面図である。
【0009】本発明の回転円筒型処理装置(1)の基本
的構成は、従来の回転円筒型処理装置(1)と同じであ
り、図1に示されるように、回転軸が水平方向に支承さ
れた円筒体(4)の内部には、該円筒体を冷却または加
熱するための冷却または加熱機構(6)を備え、円筒体
(4)の上方には、被処理物(3)を円筒体(4)の表
面に供給する被処理物供給部(2)を設け、円筒体
(4)の周囲には、被処理物供給部(2)から供給され
た被処理物(3)を円筒体(4)に押しつけて圧延す
る、円筒体(4)との間の間隔が調節可能とされた圧延
ロール(5)と、該圧延ロールで圧延された被処理物
(3)を円筒体(4)に密着させたまま移送させる、円
筒体(4)の外周に沿って張架されたエンドレスベルト
(7)とを設けて構成される。
【0010】冷却または加熱機構(6)は、被処理物
(3)を冷却処理して固化させるような場合には、円筒
体(4)の内部に冷却媒体を供給するようにし、また、
被処理物(3)を加熱処理するような場合には、円筒体
(4)の内部に加熱媒体を供給するようにしたものであ
る。そして、冷却媒体としては、水、エチレングリコー
ル水溶液、塩化カルシウム水溶液、フレオンガス、アン
モニアガス等の通常の冷却媒体として用いられる液体状
または気体状の冷却媒体が用いられ、加熱媒体として
は、温水、蒸気、ダウサム油、SK油、鉱物油、シリコ
ーン油、融解塩などの等の適宜の加熱媒体が用いられ
る。
【0011】本発明において、圧延ロール(5)は、被
処理物(3)の付着や変形を防止するため、その回転速
度を可変に構成されている。圧延ロール(5)の駆動機
構としては、図2に示すように、通常、変速機(5v)
を備えたモーター(5m)、および、圧延ロール(5)
の回転軸(51)を支承してモーター(5m)の回転を
伝達する加圧装置(5b)にて構成される。
【0012】上記の駆動機構において、加圧装置(5
b)は、圧延ロール(5)の回転軸(51)の両端側に
各々設けられている。各加圧装置(5b)は、図3に示
すように、回転軸(51)を支持する軸受(53)と、
圧延ロール(5)と平行な支軸(54)を支持する軸受
(55)とがアーム(50)に配置されて構成されてい
る。更に、一方の加圧装置(5b)には、支軸(54)
にカウンターホイール(56)が取り付けられており、
また、回転軸(51)にスプロケット(52)が取り付
けられている。そして、カウンターホイール(56)の
一方のスプロケット(56b)と圧延ロール(5)側の
スプロケット(52)にはチェーン(57)が巻回され
ている。
【0013】また、図2に示すように、変速機(5v)
を備えたモーター(5m)は、上記の一方の加圧装置
(5b)の下方に設けられており、そして、変速機(5
v)のスプロケットから、図3中に示すカウンターホイ
ール(56)の他方のスプロケット(56a)にチェー
ン(58)が巻回されている。斯かる構成により、圧延
ロール(5)の回転軸(51)には、カウンターホイー
ル(56)を介してモーター(5m)の駆動力が伝達さ
れ、その回転速度は、変速機(5v)によって変速され
る。変速機(5v)としては、ベルト式の無段変速機、
トラクションドライブ式の無段変速機、動力分流式の無
段変速機などの従来公知の各種の変速機を使用すること
が出来る。
【0014】すなわち、圧延ロール(5)の周速を円筒
体(4)の周速に対して相対的に変化させることによ
り、被処理物(3)が円筒体(4)と圧延ロール(5)
との間隙を通過する際に、被処理物(3)の圧延ロール
(5)の面側または円筒体(4)の面側のいずれかにつ
いて、進行方向に対する移動力を増加させ又は抵抗を与
えるように構成されている。なお、圧延ロール(5)及
び円筒体(4)の周速とは、各々の周面の速さであっ
て、回転は互いに逆回転である。
【0015】また、圧延ロール(5)は、被処理物
(3)の厚さを所定厚さに調節するため、円筒体(4)
との間隙が調節自在に設けられている。具体的には、上
記の加圧装置(5b)においては、図3に示されるよう
に、カウンターホイール(56)の支軸(54)は、ア
ーム(50)の一端側に設けられて本体フレームに挿通
されており、アーム(50)は、本体に対して支軸(5
4)を中心に回動自在に構成されている。更に、アーム
(50)の他端側には、ボルト(59)が摺動自在に挿
通されており、斯かるボルト(59)の上端に弾撥部材
(59c)が介装され且つ該ボルトの下端が本体側の受
け座(60)に固定されてアーム(50)を常時下方へ
付勢している。そして、アーム(50)の他端側には、
下端が受け座(60)に当接して当該アームの回動量を
規制するストッパーボルト(59b)が螺着されてい
る。
【0016】すなわち、圧延ロール(5)は、ストッパ
ーボルト(59c)を回動させることにより、円筒体
(4)に対して離間接近自在になされている。上記の圧
延ロール(5)の駆動機構に加え、圧延ロール(5)と
円筒体(4)との間隙を調整する機構を備えている場
合、被処理物(3)の性状に応じてその厚さを調節する
ことが出来、被処理物(3)の円筒体(4)に接する面
側と接しない面側における冷却速度または加熱速度の差
異を補完して付着や変形を一層防止することが出来る。
なお、圧延ロール(5)には、必要に応じ、冷却または
加熱機構を内蔵させることも出来る。また、圧延ロール
(5)への被処理物(3)の破片の付着を考慮し、例え
ば、スクレーパー(14)等を設けて付着物を掻き取る
ようにしてもよい。
【0017】また、エンドレスベルト(7)は、円筒体
(4)の側方から下方にかけて被処理物(3)を円筒体
(4)に密着させる機能を有し、例えば、図1に示すよ
うに、ローラー(8a)、(8b)、(8c)に張架さ
れた構造にされていればよい。エンドレスベルト(7)
による押圧位置や押圧力などは、ローラー(8a)、
(8b)、(8c)の位置を調節することにより調節し
得る。
【0018】粗砕機(9)は、円筒体(4)から剥れエ
ンドレスベルト(7)に沿って移送される被処理物
(3)を粗く砕く機能を有し、エンドレスベルト(7)
の被処理物(3)を送り出す位置の前方に設けられてい
る。図示した粗砕機(9)は、丸棒状の芯体の周囲に多
数のピンが植え込まれた構造をしており、回転して被処
理物を砕くものであるが、用途に応じその構造は任意で
ある。
【0019】粉砕機(11)は、粗砕機(9)の下方の
容器内に配置され、粗砕機(9)により砕かれた粗砕片
(10)を粉砕して粉砕片(12)とする機能を有す
る。粉砕機(11)としては、例えば、カッターミル等
を用いることが出来る。スクリューコンベア(13)
は、粉砕機(11)と共に容器内に配置されて粉砕片
(12)を搬出する機能を有する。粉砕片(12)は、
図1紙面の垂直方向の一方向に製品として搬出される。
【0020】円筒体(4)の表面には、被処理物(3)
の破片が付着するようなことも考えられるため、例え
ば、スクレーパー(15)等を設け、付着物を掻き取る
ようにするのが好ましい。本発明の装置は、コンパクト
な構成であるため、例えば、簡単なカバー(17)によ
って装置全体を覆うことが可能であり、これにより、被
処理物(3)と外気との遮断を容易に行なうことが出来
る。その結果、食品等の加工に用いる際等の衛生上の問
題等も解決できる。気体導出口(16)は、脱湿空気、
脱湿窒素等を導出するために必要に応じて設けられ、カ
バー(17)の内部の任意の場所に設けられる。
【0021】本発明の装置において、前述のエンドレス
ベルト(7)は、多数の通気孔を有する多孔性ベルトに
て構成されていることが好ましい。多孔性ベルトの材質
は、屈曲が容易であり、被処理物(3)を円筒体(4)
に密着させる機能を発揮し得る限り、軟質塩化ビニル、
ポリエチレン等の合成樹脂、合成ゴム、天然ゴム、金属
などの任意の材質から、被処理物(3)の材質に応じて
選ぶことが出来る。
【0022】多孔性ベルトにおける単位面積当たりの通
気孔による開口率は、10〜95%、好ましくは30〜
95%とするのがよい。多孔性ベルトとしては、例え
ば、平ベルトに多数の通気孔を形成した多孔性ベルト又
は線材料を編網した多孔性ベルトの何れであってもよ
い。前者の一例としては、パンチングメタルシートにて
構成された多孔性ベルトが挙げられ、後者の例として
は、金網ベルト等の網ベルトが挙げられる。
【0023】パンチングメタルシートにて構成された多
孔性ベルトの場合、シートの厚さは、エンドレスベルト
としての可撓性が発現される厚さにすることが必要であ
る。また、金網ベルトの線径は、通常、0.5〜3mm
の範囲である。なお、本発明において、単位面積当たり
の通気孔による開口率とは、単位面積(例えば1m2
当たりに存在する全通気孔の開口面積の割合を意味す
る。
【0024】本発明において、多孔性ベルトの少なくと
も被処理物(3)に接する側の面は、被処理物(3)に
対して離型性を有する樹脂でコーテイングするのが好ま
しい。通常、フッソ系樹脂(例えば商品名「テフロ
ン」)やシリコーン系樹脂は、大部分の種類の被処理物
(3)に対して離型性を有する。そして、離型性樹脂の
コーテイングは、コーテイング加工の簡便性などを考慮
し、全面に行なうことも出来る。例えば、金網ベルトの
場合、離型性樹脂液に浸漬した線材料を編網することに
より、全面に離型性樹脂をコーテイングした金網ベルト
を得ることが出来る。
【0025】また、本発明においては、円筒体(4)の
外周に位置するエンドレスベルト(7)を通して被処理
物(3)を冷却または加熱するための冷却または加熱機
構(18)を備えるのが好ましい。冷却または加熱機構
(18)は、通常、冷却または加熱された気体の導出口
にて構成されるが、例えば、加熱機構(18)としては
棒状ヒータを採用することも出来る。そして、冷却また
は加熱機構(18)を冷却または加熱された気体の導出
口にて構成した場合、気体の導出口からは、被処理物
(3)を冷却処理して固化させるような場合には、冷却
された気体が導出され、また、被処理物(3)を加熱処
理するような場合には、加熱された気体が導出される。
【0026】本発明の装置を被処理物(3)の冷却処理
に利用する場合は、エンドレスベルト(7)が多孔性ベ
ルトにて構成されているため、被処理物(3)の円筒体
(4)に接しない面側も効率よく放熱されて良好に冷却
される。そして、多孔性のエンドレスベルト(7)と冷
却または加熱機構(18)とを組み合わせるならば、熱
伝導率が小さい被処理物(3)の冷却または加熱処理の
場合や被処理物(3)の処理量が多くなって円筒体
(4)に押しつけて圧延される被処理物(3)の厚さが
大きくなった場合にも、極めて効率良く処理することが
出来る。
【0027】冷却または加熱機構(18)は、円筒体
(4)の外周に位置するエンドレスベルト(7)に沿っ
て適当間隔で複数個備えることも出来るが、冷却または
加熱機構(18)を冷却または加熱された気体の導出口
にて構成した場合、円筒体(4)の外周に位置するエン
ドレスベルト(7)の上流側には、冷却または加熱され
た気体の導出口(18)を配置し、該導出口の下流側に
は、導出された気体を円筒体の外周に位置するエンドレ
スベルト(7)の下流側に案内するためのガイド板(1
9)を配置することも出来る。
【0028】また、本発明においては、円筒体(4)と
エンドレスベルト(7)との出会い部に冷却または加熱
機構(20)を配置するのが好ましい。冷却または加熱
機構(20)は、通常、円筒体(4)とエンドレスベル
ト(7)との出会い部に対向して配置された冷却または
加熱された気体の導出口にて構成されるが、例えば、加
熱機構(20)としては棒状ヒータを採用することも出
来る。冷却または加熱機構(20)を冷却または加熱さ
れた気体の導出口にて構成した場合、気体の導出口から
は、被処理物(3)を冷却処理する場合には冷却された
気体が導出され、また、被処理物(3)を加熱処理する
場合には加熱された気体が導出される。
【0029】冷却または加熱機構(20)は、被処理物
(3)の冷却または加熱処理の効率を高める。そして、
本発明の装置を被処理物(3)の冷却処理に利用する場
合は、冷却機構(20)(例えば気体の導出口)から導
出される冷却された気体は、被処理物(3)の冷却固化
を促進し、多孔性のエンドレスベルト(7)の通気孔に
対する被処理物(3)の喰い込みを防止し、エンドレス
ベルト(7)からの被処理物(3)の剥がれが一層良好
になる。
【0030】なお、上記の冷却または加熱された気体
は、冷却装置または加熱装置を利用することにより容易
に得ることが出来るが、更に、冷却された気体は圧縮ガ
スの断熱膨張によっても得られる。そして、各気体の温
度は、目的に応じて適宜決定される。
【0031】本発明の装置において、被処理物(3)は
次のように処理される。すなわち、先ず、円筒体(4)
の表面に供給された被処理物(3)は、円筒体(4)の
回転に従って移動すると共に圧延ロール(5)によって
一定の厚さにされる。その結果、被処理物(3)の厚さ
が不均一の場合に生じる冷却または加熱むらが防止され
る。
【0032】また、圧延ロール(5)については、その
回転速度を可変に構成されており、被処理物(3)の粘
度等の性状に基づいて適宜に設定される。すなわち、例
えば、被処理物(3)を冷却処理する際は、トナー等の
比較的高粘度であって熱伝導率の大きい被処理物の場
合、圧延ロール(5)の周速を円筒体(4)の周速より
も大きくする。また、例えば、ワックス、ホットメルト
等の比較的低粘度であって熱伝導率の小さい被処理物の
場合、圧延ロール(5)の周速は、円筒体(4)の周速
よりも小さくする。
【0033】圧延ロール(5)の周速を円筒体(4)の
周速よりも大きな周速とした場合には、圧延ロール
(5)によって、被処理物(3)の圧延ロール(5)の
面側に対し、円筒体(4)の面側よりも大きな移動力が
付加される。その結果、被処理物(3)の圧延ロール
(5)側への反り(変形)が防止され、円筒体(4)と
エンドレスベルト(7)との間に円滑に導入させること
が出来る。
【0034】一方、圧延ロール(5)の周速を円筒体
(4)の周速よりも小さな周速とした場合には、圧延ロ
ール(5)によって、被処理物(3)の圧延ロール
(5)の面側に対して抵抗を与えることとなり、被処理
物(3)の円筒体(4)の面側の移動力が相対的に増大
される。その結果、被処理物(3)が圧延ロール(5)
に付着することがなく、圧延ロール(5)に巻き込まれ
るのを防止することが出来る。
【0035】このように、本発明の回転円筒型処理装置
によれば、被処理物(3)の性状や装置の処理条件に応
じて圧延ロール(5)の周速を円筒体(4)の周速に対
して相対的に変化させることにより、被処理物(3)の
変形や圧延ロール(5)への付着を防止することが出
来、圧延ロール(5)への巻き込みを防止して効率的に
処理を施すことが出来る。
【0036】次に、円筒体(4)の表面に所定の厚さで
押圧、密着された被処理物(3)は、円筒体(4)の温
度に応じて冷却または加熱処理される。そして、円筒体
(4)の回転に従って被処理物(3)は円筒体(4)の
下側に移動する。エンドレスベルト(7)は、被処理物
(3)の自重による円筒体(4)からの剥離を防止す
る。その結果、被処理物(3)の剥離によって生じる冷
却または加熱処理の不良部の発生が防止される。
【0037】そして、エンドレスベルト(7)が多孔性
ベルトにて構成されているため、被処理物(3)の円筒
体(4)に接しない面側も効率よく放熱されて良好に冷
却される。しかも、好ましい態様として、冷却または加
熱機構(18)を設けた場合は、熱伝導率が小さい被処
理物(3)の冷却または加熱処理の場合や被処理物
(3)の処理量が多くなって円筒体(4)に押しつけて
圧延される被処理物(3)の厚さが大きくなった場合に
も、極めて効率良く処理することが出来る。
【0038】次に、エンドレスベルト(7)により円筒
体(4)に押圧されたまま移送されて冷却または加熱処
理が行なわれた被処理物(3)は、円筒体(4)から剥
れ、エンドレスベルト(7)に沿って移送され、粗砕機
(9)によって粗く砕かれる。粗砕機(9)により砕か
れた粗砕片(10)は、粉砕機(11)により粉砕され
て粉砕片(12)とされる。そして、粉砕片(12)
は、スクリューコンベア(13)により搬出されて製品
とされる。
【0039】上記のように、圧延ロール(5)の周速を
被処理物(3)によって変化させることにより巻き付き
を防止し得るのは、以下の説明のように、円筒体(4)
に接する面側と円筒体(4)に接しない面側における温
度変化の差異による変形や付着を圧延ロール(5)が補
完することによるものと推定される。
【0040】すなわち、冷却速度の早いトナー等の被処
理物(3)においては、円筒体(4)による冷却によっ
て全体が速やかに固化する反面、円筒体(4)に接する
面側の温度低下が著しく、圧延ロール(5)側への反り
により巻き込みが発生する。斯かる場合、圧延ロール
(5)側の移動力の増加によって、被処理物(3)を円
筒体(4)側へ強制的に撓ませることが出来る。一方、
冷却速度の遅いワックス等の被処理物(3)において
は、円筒体(4)に接する面側の固化は進むが、中心部
と圧延ロール(5)に接する面側が流動的であり、圧延
ロール(5)への付着力により巻き込みが発生する。斯
かる場合、円筒体(4)側の移動力の増加によって、被
処理物(3)の円筒体(4)の面側に先行力を与えて圧
延ロール(5)への付着を抑制することが出来る。
【0041】本発明の装置は、例えば、溶融熱可塑性合
成樹脂を冷却処理して固化させるような場合、魚や肉の
すり身等のような加工食品を加熱処理するような場合に
好適に使用することが出来る。なお、圧延ロール(5)
の駆動機構としては、図2中に示される円筒体(4)の
駆動機構を構成するモーター(4m)を共通に利用する
ことが出来、例えば、圧延ロール(5)側に変速装置を
別途に設け、モーター(4m)の変速機(4v)から円
筒体(4)のスプロケット(42)に至るチェーン(4
8)を巻回させてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の回転円筒
体処理装置によれば、被処理物を円筒体に押しつけて圧
延する圧延ロールへの被処理物の巻き込みを防止して円
滑な処理を施すことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい態様の回転円筒型処理装置の
一例を示す説明図である。
【図2】本発明の回転円筒型処理装置の圧延ロールの駆
動機構の一例を示す側面図である。
【図3】圧延ロールを支持する加圧装置を示す側面図で
ある。
【図4】公知の回転円筒型処理装置の概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1 :回転円筒型処理装置 2 :被処理物供給部 3 :被処理物 4 :円筒体 5 :圧延ロール 5b:加圧装置 56:カウンターホイール 5m:モーター 5v:変速機 6 :冷却または加熱機構 7 :エンドレスベルト 18 :冷却または加熱機構 19 :ガイド板 20 :冷却または加熱機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B02C 23/00 7112−4D B29B 13/02 9350−4F 13/04 9350−4F B29C 35/02 9156−4F B65G 15/30 Z 7030−3F F25D 13/00 A 8511−3L // B29L 7:00 4F (72)発明者 西田 正洋 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化成エ ンジニアリング株式会社中部事業所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却または加熱状態にある回転可能な円
    筒体(4)の表面に被処理物(3)を密着させることに
    より冷却または加熱処理を行なう回転円筒型処理装置で
    あって、回転軸が水平方向に支承された円筒体(4)の
    内部には、該円筒体を冷却または加熱するための冷却ま
    たは加熱機構(6)を備え、円筒体(4)の上方には被
    処理物(3)を円筒体(4)の表面に供給する被処理物
    供給部(2)を設け、円筒体(4)の周囲には被処理物
    供給部(2)から供給された被処理物(3)を円筒体
    (4)に押しつけて圧延する、円筒体(4)との間の間
    隔が調節可能とされた圧延ロール(5)と、該圧延ロー
    ルで圧延された被処理物(3)を円筒体(4)に密着さ
    せたまま移送させる、円筒体(4)の外周に沿って張架
    されたエンドレスベルト(7)とを設けて成り、且つ、
    圧延ロール(5)は、その回転速度を可変に構成されて
    いることを特徴とする回転円筒型処理装置。
  2. 【請求項2】 エンドレスベルト(7)は、多数の通気
    孔を有する多孔性ベルトにて構成されている請求項1に
    記載の回転円筒型処理装置。
  3. 【請求項3】 前記多孔性ベルトの単位面積当たりの通
    気孔による開口率が10〜95%である請求項2に記載
    の回転円筒型処理装置。
  4. 【請求項4】 円筒体(4)の外周に位置するエンドレ
    スベルト(7)を通して被処理物(3)を冷却または加
    熱するための冷却または加熱機構(18)を備えて成る
    請求項2又は3に記載の回転円筒型処理装置。
  5. 【請求項5】 冷却または加熱機構(18)は、円筒体
    (4)の外周に位置するエンドレスベルト(7)の上流
    側に設けられた冷却または加熱された気体の導出口であ
    り、該導出口の下流側には、導出された気体を円筒体の
    外周に位置するエンドレスベルト(7)の下流側に案内
    するためのガイド板(19)を配置して成る請求項4に
    記載の回転円筒型処理装置。
  6. 【請求項6】 円筒体(4)とエンドレスベルト(7)
    との出会い部を冷却または加熱するための冷却または加
    熱機構(20)を配置して成る請求項1乃至は5の何れ
    かに記載の回転円筒型処理装置。
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