JPH06347454A - 濡れチェッカー組成物及びこれを用いた体液検査体 - Google Patents
濡れチェッカー組成物及びこれを用いた体液検査体Info
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- JPH06347454A JPH06347454A JP13865393A JP13865393A JPH06347454A JP H06347454 A JPH06347454 A JP H06347454A JP 13865393 A JP13865393 A JP 13865393A JP 13865393 A JP13865393 A JP 13865393A JP H06347454 A JPH06347454 A JP H06347454A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 体液が検査体の所望の部位に接触したか否か
を色見本等を用いずに即決できる濡れ判定手段の提供。 【構成】 水分若しくは体液に接触することによって呈
色反応を示す濡れチェッカー組成物において、吸水性粉
体に発色成分を結合させた結合物を含有させたことを特
徴とする濡れチェッカー組成物並びに、かかる濡れチェ
ッカー組成物を濡れ判定手段として用いた体液検査体。
を色見本等を用いずに即決できる濡れ判定手段の提供。 【構成】 水分若しくは体液に接触することによって呈
色反応を示す濡れチェッカー組成物において、吸水性粉
体に発色成分を結合させた結合物を含有させたことを特
徴とする濡れチェッカー組成物並びに、かかる濡れチェ
ッカー組成物を濡れ判定手段として用いた体液検査体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規の濡れチェッカー
組成物及びこれを濡れ判定手段として用いた体液検査体
に関する。
組成物及びこれを濡れ判定手段として用いた体液検査体
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の生命科学及びその周辺の技術・知
見の著しい向上により、特定の生命反応に対応して体液
中に現れる微量成分の有無等を簡易に検定して、当該生
命反応の有無を簡易かつ確実に検定することが可能にな
った。例えば、ヒトが妊娠するとヒト絨毛性性腺刺激ホ
ルモン(hCG)が体内に産出され、これが尿中に排泄され
る。そしてかかる尿中のhCGを免疫測定法を応用した尿
検査体を用いることによって、ヒトの妊娠を簡易かつ確
実に知る方法が確立され、現在では種々の当該尿検査体
が販売されている。
見の著しい向上により、特定の生命反応に対応して体液
中に現れる微量成分の有無等を簡易に検定して、当該生
命反応の有無を簡易かつ確実に検定することが可能にな
った。例えば、ヒトが妊娠するとヒト絨毛性性腺刺激ホ
ルモン(hCG)が体内に産出され、これが尿中に排泄され
る。そしてかかる尿中のhCGを免疫測定法を応用した尿
検査体を用いることによって、ヒトの妊娠を簡易かつ確
実に知る方法が確立され、現在では種々の当該尿検査体
が販売されている。
【0003】ところで、この尿検査体に代表される体液
検査体においては、検出の対象となる体液が当該検査体
に接触したか否か、又は所望の部位まで到達したか否か
を確定するために濡れ検出手段を施すのが常である。か
かる濡れ検出手段としては、所望の部位に濡れチェッカ
ー組成物を固定する手段が一般的に用いられている。し
かしながら、当該濡れチェッカー組成物はもともと固有
の色彩を有し、体液との接触後に異なる色彩に変化する
のが常である。よって体液が接触したか否かを確認する
ために色見本等を用いらなければならず煩雑であった。
検査体においては、検出の対象となる体液が当該検査体
に接触したか否か、又は所望の部位まで到達したか否か
を確定するために濡れ検出手段を施すのが常である。か
かる濡れ検出手段としては、所望の部位に濡れチェッカ
ー組成物を固定する手段が一般的に用いられている。し
かしながら、当該濡れチェッカー組成物はもともと固有
の色彩を有し、体液との接触後に異なる色彩に変化する
のが常である。よって体液が接触したか否かを確認する
ために色見本等を用いらなければならず煩雑であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、体液が検査体の所望の部位に接触したか否かを色見
本等を用いずに即決できる濡れ判定手段を提供すること
にある。
は、体液が検査体の所望の部位に接触したか否かを色見
本等を用いずに即決できる濡れ判定手段を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題の解
決のために鋭意検討した結果、濡れ判定手段として用い
る濡れチェッカー組成物中に発色成分として蛍光試薬を
用い、これに吸水性粉体を組み合わせて用いることで色
変化が無色→有色である濡れチェッカー組成物を提供す
ることができることを見出し本発明を完成した。
決のために鋭意検討した結果、濡れ判定手段として用い
る濡れチェッカー組成物中に発色成分として蛍光試薬を
用い、これに吸水性粉体を組み合わせて用いることで色
変化が無色→有色である濡れチェッカー組成物を提供す
ることができることを見出し本発明を完成した。
【0006】すなわち、本願は以下の発明をその要旨と
するものである。 (1) 水分若しくは体液に接触することによって呈色反応
を示す濡れチェッカー組成物において、吸水性粉体に発
色成分を結合させた結合物を含有させたことを特徴とす
る濡れチェッカー組成物。 (2) 前記(1)記載の濡れチェッカー組成物において、発
色成分が蛍光試薬であることを特徴とする濡れチェッカ
ー組成物。 (3) 前記(1)記載の濡れチェッカー組成物において、発
色成分がフルオレセインナトリウムであることを特徴と
する濡れチェッカー組成物。 (4) 前記(1)記載の濡れチェッカー組成物において、吸
水性粉体が微結晶セルロース及び/又はアクリル酸ナト
リウム−ビニルアルコール共重合体であることを特徴と
する濡れチェッカー組成物。 (5) 前記(1)〜(4)のうち、いずれかに記載された濡れチ
ェッカー組成物を濡れ判定手段として用いた体液検査
体。
するものである。 (1) 水分若しくは体液に接触することによって呈色反応
を示す濡れチェッカー組成物において、吸水性粉体に発
色成分を結合させた結合物を含有させたことを特徴とす
る濡れチェッカー組成物。 (2) 前記(1)記載の濡れチェッカー組成物において、発
色成分が蛍光試薬であることを特徴とする濡れチェッカ
ー組成物。 (3) 前記(1)記載の濡れチェッカー組成物において、発
色成分がフルオレセインナトリウムであることを特徴と
する濡れチェッカー組成物。 (4) 前記(1)記載の濡れチェッカー組成物において、吸
水性粉体が微結晶セルロース及び/又はアクリル酸ナト
リウム−ビニルアルコール共重合体であることを特徴と
する濡れチェッカー組成物。 (5) 前記(1)〜(4)のうち、いずれかに記載された濡れチ
ェッカー組成物を濡れ判定手段として用いた体液検査
体。
【0007】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明濡れチェッカー組成物において用いられる発色成分
は、水分若しくは体液成分が接触することでその色調を
変化させる性質を有するものであれば特に限定されな
い。そして、特に接触する体液成分のpHによって色調変
化を伴う物質が適している。かかる点で蛍光色素、殊に
フルオロセインナトリウムが、乾燥時に比べて濡れ時の
色調が特に強い蛍光を伴うという点において、好まし
い。
発明濡れチェッカー組成物において用いられる発色成分
は、水分若しくは体液成分が接触することでその色調を
変化させる性質を有するものであれば特に限定されな
い。そして、特に接触する体液成分のpHによって色調変
化を伴う物質が適している。かかる点で蛍光色素、殊に
フルオロセインナトリウムが、乾燥時に比べて濡れ時の
色調が特に強い蛍光を伴うという点において、好まし
い。
【0008】なお、これらの発色成分の添加量は用いる
当該成分の種類によって異なる。例えば、発色成分とし
てフルオレセインナトリウムを用いる場合は、通常本発
明濡れチェッカー組成物全体量に対して0.1〜0.2重量%
の範囲で用いるのが好ましい。そして、これらの発色成
分を結合させる吸水性粉体は、体液成分を水分を含んで
吸収することができるものであれば特に限定されない
が、本発明濡れチェッカー組成物が水分との接触前は無
色であることを特徴とすることを考慮すれば、白色度の
高い吸水性粉体を用いるのが好ましい。例えば、微結晶
セルロース、ヒドロキシメチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロースカルシウム等をかかる好ましい吸水性
粉体として挙げることができる。さらに、アクリル酸ナ
トリウム−ビニルアルコール共重合体は、反応部のpHを
一定に保つ作用を有するという点において好ましい。
当該成分の種類によって異なる。例えば、発色成分とし
てフルオレセインナトリウムを用いる場合は、通常本発
明濡れチェッカー組成物全体量に対して0.1〜0.2重量%
の範囲で用いるのが好ましい。そして、これらの発色成
分を結合させる吸水性粉体は、体液成分を水分を含んで
吸収することができるものであれば特に限定されない
が、本発明濡れチェッカー組成物が水分との接触前は無
色であることを特徴とすることを考慮すれば、白色度の
高い吸水性粉体を用いるのが好ましい。例えば、微結晶
セルロース、ヒドロキシメチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロースカルシウム等をかかる好ましい吸水性
粉体として挙げることができる。さらに、アクリル酸ナ
トリウム−ビニルアルコール共重合体は、反応部のpHを
一定に保つ作用を有するという点において好ましい。
【0009】なおこれらの吸水性粉体の添加量は、通常
本発明濡れチェッカー組成物全体量に対して30〜60重量
%の範囲で用いるのが好ましい。次に、前記発色成分と
吸水性担体との結合は、通常結合剤を用いて行われる。
かかる結合剤は、本発明濡れチェッカー組成物の所期の
効果を阻害しない範囲で適宜選択することができる。具
体的には、被検体液中の成分やpH等に影響を及ぼさず、
かつ発色成分の発色反応を妨げないものであることが必
要である。例えば、ポリエステル樹脂、ポリビニルピロ
リドン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリスチレン樹脂、ア
クリル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル共重合体樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、無水マレイン酸系共重
合体樹脂等の合成高分子;メチルセルロース、エチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース等のセルロース誘導体;でんぷん等の多
糖類;ゼラチン、アルギン酸ナトリウム等の天然高分子
等を用いることができる。上記結合剤のうち、ポリビニ
ルピロリドン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂は親水性
が高く、かつ溶剤適性が良好であるという点において、
特に好ましい結合剤として挙げることができる。
本発明濡れチェッカー組成物全体量に対して30〜60重量
%の範囲で用いるのが好ましい。次に、前記発色成分と
吸水性担体との結合は、通常結合剤を用いて行われる。
かかる結合剤は、本発明濡れチェッカー組成物の所期の
効果を阻害しない範囲で適宜選択することができる。具
体的には、被検体液中の成分やpH等に影響を及ぼさず、
かつ発色成分の発色反応を妨げないものであることが必
要である。例えば、ポリエステル樹脂、ポリビニルピロ
リドン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリスチレン樹脂、ア
クリル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル共重合体樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、無水マレイン酸系共重
合体樹脂等の合成高分子;メチルセルロース、エチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース等のセルロース誘導体;でんぷん等の多
糖類;ゼラチン、アルギン酸ナトリウム等の天然高分子
等を用いることができる。上記結合剤のうち、ポリビニ
ルピロリドン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂は親水性
が高く、かつ溶剤適性が良好であるという点において、
特に好ましい結合剤として挙げることができる。
【0010】なお、これらの結合剤の添加量は、本発明
濡れチェッカー組成物全体量に対して15〜60重量%の範
囲で用いるのが好ましい。本発明濡れチェッカー組成物
の調製は、通常上記発色成分を溶媒に完全に溶解させた
後、上記結合剤、粉体を順次添加してアジテーターやホ
モゲナイザー等で十分分散・混練することにより行うこ
とができる。
濡れチェッカー組成物全体量に対して15〜60重量%の範
囲で用いるのが好ましい。本発明濡れチェッカー組成物
の調製は、通常上記発色成分を溶媒に完全に溶解させた
後、上記結合剤、粉体を順次添加してアジテーターやホ
モゲナイザー等で十分分散・混練することにより行うこ
とができる。
【0011】なお、上記調製工程において用いられる溶
媒は、上記試薬類、特に結合剤を均一かつ安定に溶解ま
たは分散させ得るものが好ましい。また、本発明濡れチ
ェッカー組成物を作成する後述の体液検査体の支持体上
に塗布した後の乾燥工程を低温かつ短時間で行うのが好
ましいことから、非水系溶媒を用いるのが好適である。
このような条件を満たす溶媒としては、例えば酢酸アミ
ルアルコール、酢酸ヘプチルアルコール等のエステル
類;ブタノール、アミルアルコール、ヘプタノール等の
アルコール類;ブチルセルソルブ、メチルセルソルブ等
のセルソルブ系溶媒等を挙げることができる。
媒は、上記試薬類、特に結合剤を均一かつ安定に溶解ま
たは分散させ得るものが好ましい。また、本発明濡れチ
ェッカー組成物を作成する後述の体液検査体の支持体上
に塗布した後の乾燥工程を低温かつ短時間で行うのが好
ましいことから、非水系溶媒を用いるのが好適である。
このような条件を満たす溶媒としては、例えば酢酸アミ
ルアルコール、酢酸ヘプチルアルコール等のエステル
類;ブタノール、アミルアルコール、ヘプタノール等の
アルコール類;ブチルセルソルブ、メチルセルソルブ等
のセルソルブ系溶媒等を挙げることができる。
【0012】調製した本発明濡れチェッカー組成物の体
液検査体における塗布量は濡れ等を検出するのに十分な
量であり、かつ一定であることが好ましい。よって、一
旦支持体上に塗布して検出領域が形成し、これを本発明
体液検査体に用いることができる。かかる支持体は、本
発明濡れチェッカー組成物を構成する成分と反応せず、
かつその発色を阻害しない素材であるのが好ましい。具
体的には、紙、合成紙、不織布、合成樹脂フィルム、合
成樹脂フィルムと紙との積層体等を挙げることができ
る。当該支持体への本発明濡れチェッカー組成物の固定
化方法は、通常のインキ組成物を固定化するのに用いら
れる常法を採用することができる。例えば、シルクスク
リーン法等の印刷法、浸漬法、コーティング法等を広く
用いることが可能である。
液検査体における塗布量は濡れ等を検出するのに十分な
量であり、かつ一定であることが好ましい。よって、一
旦支持体上に塗布して検出領域が形成し、これを本発明
体液検査体に用いることができる。かかる支持体は、本
発明濡れチェッカー組成物を構成する成分と反応せず、
かつその発色を阻害しない素材であるのが好ましい。具
体的には、紙、合成紙、不織布、合成樹脂フィルム、合
成樹脂フィルムと紙との積層体等を挙げることができ
る。当該支持体への本発明濡れチェッカー組成物の固定
化方法は、通常のインキ組成物を固定化するのに用いら
れる常法を採用することができる。例えば、シルクスク
リーン法等の印刷法、浸漬法、コーティング法等を広く
用いることが可能である。
【0013】このようにして調製した濡れチェッカー組
成物固定化支持体は、企図する体液検査体の種類・形状
に応じてパターン化されて用いられる。ここで「パター
ン化」とは、上記濡れチェッカー組成物固定化支持体を
企図する体液検査体において一定の形状に固定すること
を意味する。さらに、本発明体液検査体は、本来の意味
において用いられる尿検査体や血液検査体等の他に、紙
オムツの排尿表示部分、吸湿剤の使用期限表示、さらに
冷水を注いだときの結露現象により意匠が浮かび上がる
紙コップや濡れると文字の浮き出るカード等のPOP商品
等をも含む。また、当該体液検査体形状も特に限定され
るものではない。例えば体液検査体として、妊娠反応の
検出等を企図した尿検査体を選択する場合には、スティ
ック状、ロール状等の任意の形状のものを選択すること
ができる。
成物固定化支持体は、企図する体液検査体の種類・形状
に応じてパターン化されて用いられる。ここで「パター
ン化」とは、上記濡れチェッカー組成物固定化支持体を
企図する体液検査体において一定の形状に固定すること
を意味する。さらに、本発明体液検査体は、本来の意味
において用いられる尿検査体や血液検査体等の他に、紙
オムツの排尿表示部分、吸湿剤の使用期限表示、さらに
冷水を注いだときの結露現象により意匠が浮かび上がる
紙コップや濡れると文字の浮き出るカード等のPOP商品
等をも含む。また、当該体液検査体形状も特に限定され
るものではない。例えば体液検査体として、妊娠反応の
検出等を企図した尿検査体を選択する場合には、スティ
ック状、ロール状等の任意の形状のものを選択すること
ができる。
【0014】本発明濡れチェッカー組成物の原理は以下
のごとく考えることができる。すなわち発色物質を粗表
面を有する粉体に結合させた場合、乾燥時の濡れチェッ
カーの表面積は顕著に増大する。これに相関して単位面
積当たりの発色物質の濡れチェッカー中の濃度が減少
し、また表面が擦りガラスのように、その凹凸により光
が乱反射する所謂マット化状態になっている。そのた
め、呈色試薬の濃度によっては、本来有色である発色物
質が乾燥時においては、肉眼では白色に見える。これに
対して、濡れ時においては吸水により粉体表面が平滑化
され、系全体が均一となり、その結果実質的表面積が減
少し、発色試薬の色調が直接的に系に反映される。
のごとく考えることができる。すなわち発色物質を粗表
面を有する粉体に結合させた場合、乾燥時の濡れチェッ
カーの表面積は顕著に増大する。これに相関して単位面
積当たりの発色物質の濡れチェッカー中の濃度が減少
し、また表面が擦りガラスのように、その凹凸により光
が乱反射する所謂マット化状態になっている。そのた
め、呈色試薬の濃度によっては、本来有色である発色物
質が乾燥時においては、肉眼では白色に見える。これに
対して、濡れ時においては吸水により粉体表面が平滑化
され、系全体が均一となり、その結果実質的表面積が減
少し、発色試薬の色調が直接的に系に反映される。
【0015】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明するが、こ
の実施例により本発明の技術的範囲が限定されることは
ない。 〔実施例1〕以下の3成分のうち、前処理として発色成
分を完全に溶媒中に溶解し、結合剤成分は、ポリビニル
ピロリドンとポリビニルブチラールが不均一にならない
ように分散させた後、これをホモミキサーで十分に攪拌
し、一日室温で放置した後、これを均一に前記の発色成
分を含有する溶媒中に均一に溶解させた。
の実施例により本発明の技術的範囲が限定されることは
ない。 〔実施例1〕以下の3成分のうち、前処理として発色成
分を完全に溶媒中に溶解し、結合剤成分は、ポリビニル
ピロリドンとポリビニルブチラールが不均一にならない
ように分散させた後、これをホモミキサーで十分に攪拌
し、一日室温で放置した後、これを均一に前記の発色成
分を含有する溶媒中に均一に溶解させた。
【0016】なお粉体成分は、高速粉体混合機にて均一
に分散・混合させた。 発色成分: フルオレセインナトリウム 1.0g アエロジルR−972 2.5g ブチルセルソルブ 100.0g ブチルセルソルブアセテート 100.0g 結合剤成分: ポリビニルピロリドン 150.0g ポリビニルブチラール 30.0g クエン酸トリエチル 18.0g ヘキサノール 600.0g ブチルセルソルブアセテート 255.0g 粉体成分: 微結晶セルロース 400.0g アクリル酸ナトリウム−ビニルアルコール共重合体 100.0g 発色成分200gを結合剤成分100gと十分に混練した後、粉
体成分200gをダマにならないように少量ずつ加えながら
アジテーターでさらに混練し、かかる混練物を濡れチェ
ッカー組成物とした。
に分散・混合させた。 発色成分: フルオレセインナトリウム 1.0g アエロジルR−972 2.5g ブチルセルソルブ 100.0g ブチルセルソルブアセテート 100.0g 結合剤成分: ポリビニルピロリドン 150.0g ポリビニルブチラール 30.0g クエン酸トリエチル 18.0g ヘキサノール 600.0g ブチルセルソルブアセテート 255.0g 粉体成分: 微結晶セルロース 400.0g アクリル酸ナトリウム−ビニルアルコール共重合体 100.0g 発色成分200gを結合剤成分100gと十分に混練した後、粉
体成分200gをダマにならないように少量ずつ加えながら
アジテーターでさらに混練し、かかる混練物を濡れチェ
ッカー組成物とした。
【0017】得られた濡れチェッカー組成物をスクリー
ン印刷により、Whatman 社製セルロースろ紙に直径1cm
の円形状に印刷した。なお、このスクリーン印刷に用い
たスクリーン板は100メッシュであった。調製した印刷
物を60℃で10分間乾燥させて濡れチェッカー試薬層を形
成させた。なお、当該乾燥後の膜厚は50μmであった。
ン印刷により、Whatman 社製セルロースろ紙に直径1cm
の円形状に印刷した。なお、このスクリーン印刷に用い
たスクリーン板は100メッシュであった。調製した印刷
物を60℃で10分間乾燥させて濡れチェッカー試薬層を形
成させた。なお、当該乾燥後の膜厚は50μmであった。
【0018】このようにして調製した濡れチェッカー組
成物固定化支持体の濡れチェッカー部は白く、一見した
ところでは当該部分に濡れチェッカーがあるか否かの識
別は困難であった。次いでこれに水をかけたところ、2
秒以内で蛍光黄色のチェッカー部が浮き出てきた。 〔実施例2〕実施例1に示した濡れチェッカー組成物20
0gにブチルセルソルブ100g、ブチルセルソルブアセテー
ト100gを加え、十分に混練し、これを濡れチェッカー組
成物2とした。次に水性ペンのペン先部材に使用するPE
T繊維棒(5mm×2mm×50mm)の先端10mmまでを濡れチェッ
カー組成物2の液面に垂直に5秒間浸漬した。次にこの
PET繊維棒をドライヤーで20分間60℃で乾燥させた。
成物固定化支持体の濡れチェッカー部は白く、一見した
ところでは当該部分に濡れチェッカーがあるか否かの識
別は困難であった。次いでこれに水をかけたところ、2
秒以内で蛍光黄色のチェッカー部が浮き出てきた。 〔実施例2〕実施例1に示した濡れチェッカー組成物20
0gにブチルセルソルブ100g、ブチルセルソルブアセテー
ト100gを加え、十分に混練し、これを濡れチェッカー組
成物2とした。次に水性ペンのペン先部材に使用するPE
T繊維棒(5mm×2mm×50mm)の先端10mmまでを濡れチェッ
カー組成物2の液面に垂直に5秒間浸漬した。次にこの
PET繊維棒をドライヤーで20分間60℃で乾燥させた。
【0019】この白色の濡れチェッカー組成物2固定化
支持体を妊娠診断薬の採尿部として設置した。これに尿
をかけたところ、採尿部先端は蛍光黄色を呈し、妊娠診
断薬における判定に悪影響を及ぼさなかった。 〔試験例1〕実施例1に示したのと同様の方法で(ただ
し、発色試薬としてはフルオロセインナトリウム;0.2w
t%を用いた) 濡れチェッカー組成物をスクリーン印刷
法により、Whatman 社製セルロースろ紙を支持体とした
濡れチェッカー組成物固定化支持体を調製した。
支持体を妊娠診断薬の採尿部として設置した。これに尿
をかけたところ、採尿部先端は蛍光黄色を呈し、妊娠診
断薬における判定に悪影響を及ぼさなかった。 〔試験例1〕実施例1に示したのと同様の方法で(ただ
し、発色試薬としてはフルオロセインナトリウム;0.2w
t%を用いた) 濡れチェッカー組成物をスクリーン印刷
法により、Whatman 社製セルロースろ紙を支持体とした
濡れチェッカー組成物固定化支持体を調製した。
【0020】一方、フルオロセインナトリウム10-2wt
%、10-3wt%、及び10-4wt%のエタノール溶液を調製
し、それぞれを Whatman 社製セルロースろ紙に5秒間
含浸させた後、これを60℃で10分間乾燥させた。この4
種類の調製品の乾燥時の色調を目視比較したところ表1
に示す結果となった。
%、10-3wt%、及び10-4wt%のエタノール溶液を調製
し、それぞれを Whatman 社製セルロースろ紙に5秒間
含浸させた後、これを60℃で10分間乾燥させた。この4
種類の調製品の乾燥時の色調を目視比較したところ表1
に示す結果となった。
【0021】
【表1】
【0022】前記に示したごとく、フルオロセインナト
リウムを発色剤として用いる場合の至適濃度は組成物全
体当たり、通常0.1〜0.2wt%であるので、当該濃度範囲
内では含浸物が有色であるのに対して濡れチェッカーは
白色であり、所期の効果を確かにこの段階では奏してい
ることが明らかになった。次に、濡れチェッカーと含浸
物が共に乾燥時に白色を呈したフルオロセインナトリウ
ムの濃度( 濡れチェッカー:0.2wt%、含浸物:10-4wt%)
における、各サンプルの吸水時の支持体の色彩の変化を
比較検討した。
リウムを発色剤として用いる場合の至適濃度は組成物全
体当たり、通常0.1〜0.2wt%であるので、当該濃度範囲
内では含浸物が有色であるのに対して濡れチェッカーは
白色であり、所期の効果を確かにこの段階では奏してい
ることが明らかになった。次に、濡れチェッカーと含浸
物が共に乾燥時に白色を呈したフルオロセインナトリウ
ムの濃度( 濡れチェッカー:0.2wt%、含浸物:10-4wt%)
における、各サンプルの吸水時の支持体の色彩の変化を
比較検討した。
【0023】ここでは、サンプルの濡れによる呈色変化
をより厳密に比較するため、呈色変化の度合いを色彩色
差計(ミノルタCR-221) で測定した。濡れの条件は、ス
ティック状(8mm×50mm) の試薬部位に5秒間純水をか
け、水が完全に当該試薬部位に吸収されてしまったと認
めた後に測定した。結果を表2に示す。
をより厳密に比較するため、呈色変化の度合いを色彩色
差計(ミノルタCR-221) で測定した。濡れの条件は、ス
ティック状(8mm×50mm) の試薬部位に5秒間純水をか
け、水が完全に当該試薬部位に吸収されてしまったと認
めた後に測定した。結果を表2に示す。
【0024】
【表2】
【0025】この結果より、含浸物ではL値( 明度を示
す) が5.4減少し、a(赤色方向の彩度),b(黄色方向の彩
度) とも色彩値が1以内の変化しか示さなかったのに対
し、濡れチェッカーではL,a,b 共色彩値が+方向への変
化を示し、特にb値の上昇が14.2と顕著であった。ま
た、目視比較でも含浸物は肉眼では識別しにくい微黄色
であったのに対し、濡れチェッカーでは鮮明な蛍光黄色
へと変化した。
す) が5.4減少し、a(赤色方向の彩度),b(黄色方向の彩
度) とも色彩値が1以内の変化しか示さなかったのに対
し、濡れチェッカーではL,a,b 共色彩値が+方向への変
化を示し、特にb値の上昇が14.2と顕著であった。ま
た、目視比較でも含浸物は肉眼では識別しにくい微黄色
であったのに対し、濡れチェッカーでは鮮明な蛍光黄色
へと変化した。
【0026】このようにして、本発明の所期の効果であ
る無色から有色への色調変化が本発明濡れチェッカー組
成物において認められた。
る無色から有色への色調変化が本発明濡れチェッカー組
成物において認められた。
【0027】
【発明の効果】本発明により、体液が検査体の所望の部
位に接触したか否かを色見本等を用いずに即決できる濡
れ判定手段が提供される。
位に接触したか否かを色見本等を用いずに即決できる濡
れ判定手段が提供される。
Claims (5)
- 【請求項1】 水分若しくは体液に接触することによっ
て呈色反応を示す濡れチェッカー組成物において、吸水
性粉体に発色成分を結合させた結合物を含有させたこと
を特徴とする濡れチェッカー組成物。 - 【請求項2】 請求項1記載の濡れチェッカー組成物に
おいて、発色成分が蛍光試薬であることを特徴とする濡
れチェッカー組成物。 - 【請求項3】 請求項1記載の濡れチェッカー組成物に
おいて、発色成分がフルオレセインナトリウムであるこ
とを特徴とする濡れチェッカー組成物。 - 【請求項4】 請求項1記載の濡れチェッカー組成物に
おいて、吸水性粉体が微結晶セルロース及び/又はアク
リル酸ナトリウム−ビニルアルコール共重合体であるこ
とを特徴とする濡れチェッカー組成物。 - 【請求項5】 請求項1〜請求項4のうち、いずれかに
記載された濡れチェッカー組成物を濡れ判定手段として
用いた体液検査体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13865393A JPH06347454A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 濡れチェッカー組成物及びこれを用いた体液検査体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13865393A JPH06347454A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 濡れチェッカー組成物及びこれを用いた体液検査体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06347454A true JPH06347454A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15227015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13865393A Pending JPH06347454A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 濡れチェッカー組成物及びこれを用いた体液検査体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06347454A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001296247A (ja) * | 2000-02-07 | 2001-10-26 | Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd | 結露インジケータ |
| JP2002181711A (ja) * | 2000-12-15 | 2002-06-26 | Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd | 結露インジケータ |
| JP2012506915A (ja) * | 2008-07-03 | 2012-03-22 | ボスティック インコーポレイテッド | 紫外線蛍光剤を含有する熱溶融型湿潤性指示接着剤組成物 |
| JP2016537057A (ja) * | 2013-10-15 | 2016-12-01 | アイエムブイ テクノロジーズ | 所定量の液体ベースの物質、特に動物の純粋な精液または希釈した精液を保存するためのストローならびに、これを含むセット |
| CN119322043A (zh) * | 2024-10-14 | 2025-01-17 | 中国人民解放军空军勤务学院 | 一种航空燃料中的游离水含量的快速检测方法 |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP13865393A patent/JPH06347454A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001296247A (ja) * | 2000-02-07 | 2001-10-26 | Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd | 結露インジケータ |
| JP2002181711A (ja) * | 2000-12-15 | 2002-06-26 | Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd | 結露インジケータ |
| JP2012506915A (ja) * | 2008-07-03 | 2012-03-22 | ボスティック インコーポレイテッド | 紫外線蛍光剤を含有する熱溶融型湿潤性指示接着剤組成物 |
| JP2016537057A (ja) * | 2013-10-15 | 2016-12-01 | アイエムブイ テクノロジーズ | 所定量の液体ベースの物質、特に動物の純粋な精液または希釈した精液を保存するためのストローならびに、これを含むセット |
| US11666428B2 (en) | 2013-10-15 | 2023-06-06 | Imv Technologies | Straw for the preservation of a predetermined dose of liquid-based substance, in particular pure or diluted animal semen; and set comprising it |
| CN119322043A (zh) * | 2024-10-14 | 2025-01-17 | 中国人民解放军空军勤务学院 | 一种航空燃料中的游离水含量的快速检测方法 |
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