JPH06349659A - 磁石素材の仕上加工方法 - Google Patents

磁石素材の仕上加工方法

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JPH06349659A
JPH06349659A JP16604993A JP16604993A JPH06349659A JP H06349659 A JPH06349659 A JP H06349659A JP 16604993 A JP16604993 A JP 16604993A JP 16604993 A JP16604993 A JP 16604993A JP H06349659 A JPH06349659 A JP H06349659A
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JP
Japan
Prior art keywords
finishing
hole
inner diameter
magnet material
carbide tip
Prior art date
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Pending
Application number
JP16604993A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Ito
博康 伊藤
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スピードメータ等に用いられる中心部に貫通
孔を有する円板状のアルニコ磁石等の磁石素材の仕上げ
において、その内径仕上げに使用されるダイヤモンドチ
ップによるインターナル研磨の廃止、及び工程順序の変
更により、一定の仕上げ精度とコスト低減の2つの課題
を共に達成する。 【構成】 鋳造等にて成形された磁石素材Wについて、
平面粗加工により湯口が落とされ、また外周も粗加工さ
れた後、貫通孔1の内径仕上げが超硬チップ3によって
行われる。これは貫通孔1に回転する超硬チップ3を同
心的に押し込んで、特に円筒孔部bの内径仕上げを行う
ものである。さらに、ケース密着側の平面S1が平面仕
上げされた後、ショットブラストSBが施される。ケー
ス密着側の平面S1はショットブラスト面そのままに維
持されるが、カシメ側の平面S2及び外周はそれぞれ仕
上加工される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば中心部に貫通
孔を有する、円板状に成形された磁石素材について、そ
の外表面全体の仕上げ及び貫通孔の内径仕上げを行う仕
上加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、アルミニウム、ニッケル、コ
バルト等を組成に含む円板状のアルニコ磁石がスピード
メータの1部品として使用されている。例えば図10及
び11に示すような中心部に貫通孔100を有するアル
ニコ磁石101が使用され、この場合、貫通孔100は
テーパ孔部aと円筒孔部bがつながったものとなってい
る。そして、図12に示すように、円板状のアルニコ磁
石101が浅い有底円筒形状のケース102に収容され
る。貫通孔100にはシャフト103が差し通され、か
つテーパ孔部aが開口する側の平面S2に、整磁鋼材1
04を介してシャフト103の先端部がかしめられて1
つのアッセンブリとされ、このようなアルニコ磁石10
1を含むアッセンブリがシャフト103により高速で回
転させられることとなる。
【0003】なお、アルニコ磁石101の円筒孔部b側
の平面S1は、ショットブラスト、ショットピーニン
グ、あるいはサンドブラスト等の粒子吹付加工により所
定の面粗さに仕上げられ、ここがケース102の底面に
押し付けられることにより、摩擦係数が大きくされて、
ケース102とアルニコ磁石101との位置ズレが生じ
にくくなっている。
【0004】上例のようなアルニコ磁石101は、その
貫通孔100及び外形の全体が鋳造によって成形され、
それが仕上げられて製品となる。従来では、一般に図1
3に示すように、鋳込みされた後、解体により湯口やラ
ンナがばらされ、さらに磁気特性を出すためにテンパー
処理(焼戻し)が行われる。その後、ケース密着側の平
面が平面研磨装置等により仕上加工され、さらに外周面
が粗仕上げされる。その後、ショットブラスト、ショッ
トピーニングあるいはサンドブラスト等の粒子吹付加工
SBにより、磁石素材の表面が全体的に粗く仕上げられ
る。その後、カシメ側の平面が仕上加工され、さらに外
周面が仕上げられた後、最終的に貫通孔の内径仕上げが
インターナル研磨によって行われる。
【0005】これは図14及び図15に示すように、ア
ルニコ磁石素材101をチャック装置で固定した状態
で、回転軸の先端に取り付けられた円筒形のダイヤモン
ドチップ105を自転させ、貫通孔100の円筒孔部b
の内周面に押し付けつつ、その内周面に沿って公転させ
る(遊星運動を行わせる)ことにより、貫通孔100の
内径を精度よく仕上げるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなインターナル研磨の工程は、仕上精度の面では問
題ないが、1回ごとにチャック装置で磁石素材を押える
必要があり、また特にダイヤモンドチップを用いるため
に、内径仕上コストが非常に高くつく欠点がある。
【0007】本発明の課題は、特に内径仕上げにおける
インターナル研磨の欠点を解消し、鋳造や粉末焼結、プ
レス等で成形される磁石素材に求められる仕上精度の維
持と、仕上コストの低減という2つの要請を共に満足す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、2平面で規定
される厚さを有する外形と、その厚さ方向に貫通して形
成された貫通孔とを備えた磁石素材の仕上加工方法であ
って、次の各工程を備えることを特徴とする。 上記外形を粗仕上げする工程。 超硬チップを備えた回転仕上工具を上記貫通孔内に同
心的に挿入することにより、その内径仕上げを行う工
程。 前記2平面のうち少なくとも一方の平面を仕上加工す
る工程。 それら2平面を含む表面全体をショットブラスト等の
粒子吹付加工により所定の面粗さに仕上げる工程。 上記2平面のうち他部材と密着させられることが予定
されている1の平面以外の平面を仕上加工する工程。 上記2平面をつなぐ外周面を仕上加工する工程。
【0009】ここでとの工程は順序が逆になっても
よく、また及びの工程についても同様である。の
平面仕上げは、最終的にショットブラスト等による所定
粗さの仕上面を製品に残す場合、そのショットブラスト
等の仕上面の下地となる平面を作るためである。
【0010】上述のショットブラスト等の粒子吹付加工
による所定の面粗さに仕上げる工程を省略した発明も成
立する。それは、上述の発明と比較し、〜まで同じ
であるが、の工程が省略され、その後の工程とし
て、上記2平面を仕上加工することを経て、上述のの
外周仕上げの工程へ移行する。
【0011】ここで、ショットブラスト等の粒子吹付加
工が省略され得るのは、そのような粒子吹付加工により
例えば梨地状等に仕上げなくても、製品として使用でき
る場合も少なくないからである。
【0012】
【作用・効果】本発明によれば、内径仕上げに関し、高
価なダイヤモンドチップを用いたインターナル研磨を廃
止できたことにより、仕上コストが大幅に低減する。超
硬チップによる仕上げは、ダイヤモンドチップによるイ
ンターナル研磨と比べて、仕上げ精度の点ではそこまで
いかないとしても、工程を入れ換えることにより、すな
わち平面仕上げ等を超硬チップによる内径仕上げの後に
もってくることにより、仮に内径仕上げでバリ等が生じ
ても、それが後の平面仕上げ等の工程で除去される。そ
のため、バリ等が最終製品に残る心配もなく、一定以上
の仕上げ精度を維持しつつ、仕上コストの低減を図るこ
とができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1はその一実施例である仕上げ工程図であ
る。そこでAで囲った鋳込み、解体及び熱処理は従来と
同様である。その後、平面粗仕上げとして、アルニコ磁
石素材等の鋳造磁石素材W(以下、磁石素材という)に
おいて、鋳造時に残された湯口が除去される。これは例
えば端面フライス等の回転切削工具により行われ、その
後、磁石素材Wの外周が粗仕上げされる。これは、磁石
素材Wを両側から挟み付けて回転させ、その外周に粗仕
上げ用の刃物工具を押し付けること等により行うことが
できる。
【0014】その後、磁石素材Wの中心部にある貫通孔
1の内径仕上げが行われる。この内径仕上げは、貫通孔
1の特に円筒孔部bの内径を所定の公差内に仕上げるも
ので、これには、例えば図7に示すような、回転軸2の
先端に超硬チップ3が一体的に取り付けられた回転仕上
工具Tが用いられる。この超硬チップ3は角柱状の形態
をなしているが、特に図8に示すように、正方形の4つ
の角部が45度の角度で均等に面取りされたような8角
形断面を有するものが好適に採用される。この例では、
ランド3aが4箇所に均等配置され、8角形断面の各内
角θはいずれも135度となっている。すなわち、切り
刃角度θが135度程度と緩く、また切り刃が8箇所に
分散することとなるため、工具寿命が長い利点がある。
また、超硬チップ3の材質としては、よく知られている
ように、例えば炭化タングステン(WC)や炭化チタン
(TiC)等を含む超硬合金が好適に用いられる。
【0015】なお、超硬チップ3については、必ずしも
ここに例示のものに限らず、例えばランドの数が3ある
いは2とされたものや、断面が4角形あるいは6角形等
のもの、さらに切り刃角度がそれに応じて小さくされ、
あるいは大きくされたものを用いることもできる。
【0016】そして、このような超硬チップ3が、図5
及び図6に示すように磁石素材Wの貫通孔1に同心的に
押し込まれ、特にテーパ孔部aに続く円筒孔部bの内周
面をわずかに回転切削して、その内径寸法を予め定めら
れた公差範囲に仕上げる。ここで、超硬チップ3を磁石
素材Wにリーマ形態で押し込んで仕上加工する際、超硬
チップ3の先端部のみで内径仕上げを行うことも可能で
あるが、その場合は先端部のみが繰返し使用されるた
め、摩耗が速くなる。これに対し、超硬チップ3の先端
ではなく中間部で内径仕上げを行うようにすれば、摩耗
も少なくて済み、一定の内径を付与しやすい。
【0017】なお、磁石素材Wが内径仕上げ位置に対
し、図6の(a)の状態で供給されるか、(b)の状態
で供給されるかは、一般には確定できないのが普通であ
るため、図6の(a)及び(b)のいずれの状態でも内
径仕上げの可能な超硬チップ3を使用することが望まし
い。
【0018】内径仕上工程は、例えば図3及び図4に示
すように連続して行うことができる。フィーダ5にスト
ックされている多数の磁石素材Wは、整列させられて順
次その搬送路6に沿って流出させられ、移送シリンダ7
により内径仕上ステーションISに供給される。ここ
で、クランプシリンダ8のロッド8bが前進し、そのテ
ーパ状の凹面8aにおいて磁石素材Wを固定ブロック9
に押し付ける。これにより、磁石素材Wは図4に示す超
硬チップ3を含む回転仕上工具Tと同心的に位置決めさ
れ、その後、超硬チップ3が下降することにより、上述
の内径仕上げが行われる。内径仕上げが完了した磁石素
材Wは、そのステーションISから排出され、さらに排
出シリンダ10により押し出されて、回収箱11へ収容
される。
【0019】図1に戻って、上記のような超硬チップ3
による内径仕上げが完了した後、その磁石素材Wの2平
面のうち円筒孔部側の平面S1、言い換えれば図12に
示したようなケース102に密着させられる側の平面S
1に対して平面仕上げが施される。これは、図1におい
て後に予定されているショットブラスト、ショットピー
ニングあるいはサンドブラスト等の粒子吹付加工SB
(以下、ショットブラストで代表させる)の下地となる
平面を作るためで、磁石素材Wをテーブルの上に固定
し、平面研磨装置でその平面S1を研磨することとな
る。
【0020】平面S1が仕上げられた磁石素材Wには、
その表面全体にショットブラストSBが施される。この
工程は例えば図9に示すように、多数の磁石素材Wをケ
ージ12の中に収容した状態で、このケージ12を回し
ながらショット等を外部から吹き付けることによって行
う。それにより磁石素材Wの表面は全体的に梨地状等、
所定の表面粗さの状態となる。
【0021】さらに、図1において、ショットブラスト
後の磁石素材Wの平面S2に対し、平面仕上げが施され
る。この平面S2は、図12に示すようにシャフト10
3がカシメられる側の平面であり、この面はショットブ
ラストされた状態に比べて、より滑らかなものとなる。
ただし反対側の平面S1は、ケース102に密着する側
の平面であるため、ショットブラスト面はそのままとさ
れて、所定の面粗さ、ひいてはある程度大きな摩擦係数
が得られるようにされる。また、図1の磁石素材Wの外
周面もショットブラスト面となっているが、これをより
表面粗さの細かい面となるように外周仕上加工が施され
る。これは、例えば磁石素材Wを多数横方向に同心的に
連ねて芯なし研削等を行う等、適宜の方法で行われる。
【0022】図2は、図1におけるショットブラストS
Bの工程を省略した実施例で、磁石素材Wの用途等によ
っては、ショットブラスト等によって与えられる比較的
摩擦係数の大きな表面が必要でない場合もあるし、また
図12のように使用される場合でも、シャフト103の
カシメ力を大きくすれば、ショットブラスト面は必ずし
も必要でない場合もでてくる。このような前提で、図2
の工程からはショットブラストSB等の粒子吹付工程が
省略され、超硬チップ3による内径仕上げの後、磁石素
材Wの両面S1、S2がそれぞれ平面研磨により仕上げら
れ、また外周の仕上げも行われて、仕上げ工程が終了す
るものとなっている。
【0023】図1及び図2のいずれにしても、超硬チッ
プによる内径仕上げの後に、磁石素材Wの両側の平面に
対する仕上加工が行われることにより、内径仕上げで仮
にバリ等が生じても、それが最終製品に残ることがな
い。
【0024】なお、実施例は、アルニコの鋳造磁石素材
について説明したが、本発明はこれに限らず、金属粉末
を圧粉し焼結した磁石素材やプレス成形されるプラスチ
ック磁石にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る発明の一実施例を示す工程図。
【図2】請求項2に係る発明の一実施例を示す工程図。
【図3】内径仕上加工に使用される装置の一例を簡略に
示す平面図。
【図4】その側面図。
【図5】超硬チップによる内径仕上げの一例を示す平面
図。
【図6】その断面図。
【図7】超硬チップを含む回転仕上工具の一例を示す側
面図。
【図8】その先端端面図。
【図9】ショットブラスト等の粒子吹付工程の一例を簡
略に示す説明図。
【図10】鋳造磁石の一例としてスピードメータに使用
される円板状アルニコ磁石の平面図。
【図11】その断面図。
【図12】そのアルニコ磁石がスピードメータに組み付
けられた状態の断面図。
【図13】鋳造磁石素材に対する従来の仕上工程を示す
工程図。
【図14】ダイヤモンドチップのインターナル研磨によ
る従来の内径仕上工程を示す平面図。
【図15】その断面図。
【符号の説明】
1 貫通孔 a テーパ孔部 b 円筒孔部 T 回転仕上工具 3 超硬チップ 3a ランド θ 切り刃角度 W 鋳造磁石素材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2平面で規定される厚さを有する外形
    と、その厚さ方向に貫通して形成された貫通孔とを備え
    た磁石素材の仕上加工方法であって、 前記外形を粗仕上げする工程と、 超硬チップを備えた回転仕上工具を前記貫通孔内に同心
    的に挿入することにより前記貫通孔の内径仕上げを行う
    工程と、 前記2平面のうち少なくとも一方の平面を仕上加工する
    工程と、 それら2平面を含む表面全体を粒子吹付加工により所定
    の面粗さに仕上げる工程と、 前記2平面のうち他部材と密着させられることが予定さ
    れている1の平面以外の平面を仕上加工する工程と、 前記2平面をつなぐ外周面を仕上加工する工程と、 を含むことを特徴とする磁石素材の仕上加工方法。
  2. 【請求項2】 2平面で規定される厚さを有する外形
    と、その厚さ方向に貫通して形成された貫通孔とを備え
    た磁石素材の仕上加工方法であって、 前記外形を粗仕上げする工程と、 超硬チップを備えた回転仕上工具を前記貫通孔内に同心
    的に挿入することにより前記貫通孔の内径仕上げを行う
    工程と、 前記2平面を仕上加工する工程と、 前記2平面をつなぐ外周面を仕上加工する工程と、 を含むことを特徴とする磁石素材の仕上加工方法。
  3. 【請求項3】 前記超硬チップが4角柱状をなし、その
    正方形断面の4角部が45度の角度で面取りされた8角
    形断面を有するものである請求項1又は2の仕上加工方
    法。
JP16604993A 1993-06-12 1993-06-12 磁石素材の仕上加工方法 Pending JPH06349659A (ja)

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JP16604993A JPH06349659A (ja) 1993-06-12 1993-06-12 磁石素材の仕上加工方法

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JPH06349659A true JPH06349659A (ja) 1994-12-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010011579A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Nissan Motor Co Ltd 永久磁石型回転電機のロータ又はステータに配設する界磁極用磁石体、及び永久磁石型回転電機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010011579A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Nissan Motor Co Ltd 永久磁石型回転電機のロータ又はステータに配設する界磁極用磁石体、及び永久磁石型回転電機

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