JPH06350876A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH06350876A
JPH06350876A JP5134410A JP13441093A JPH06350876A JP H06350876 A JPH06350876 A JP H06350876A JP 5134410 A JP5134410 A JP 5134410A JP 13441093 A JP13441093 A JP 13441093A JP H06350876 A JPH06350876 A JP H06350876A
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Ryoji Asada
良次 浅田
Shoji Nishikawa
彰治 西川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画素分割処理しても、画素分割処理しない場
合と同様のフィルタ特性の信号(水平アパーチャ信号
等)を得ることのできる撮像装置を提供する。 【構成】 撮像信号をAD変換するAD変換器1と、A
D変換器1の出力信号を、偶数画素,奇数画素の2系統
の信号系列に分割する画素分割回路2と、分割された2
系統の信号に各々撮像装置の基本処理を施すガンマ補正
回路3,4、エンハンス処理回路5,6、マトリックス
処理回路7,8と、基本処理の施された2系統の信号系
列を合成する画素合成回路9を備え、低速な信号処理回
路(LSI)を使用可能とすると共に、エンハンス処理
回路5,6において互いに他の系統で水平アパーチャ信
号のフィルタ演算に必要な信号(画素加算信号対)をや
り取りすることにより、画素分割処理しない場合と同等
の特性の水平アパーチャ信号を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、HDTV,EDTV等
対応の次世代テレビ方式に対応する撮像装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、HDTV(走査線1125本)や
第2世代EDTV(走査線525本(625本))等の
テレビ方式のように画面のワイド化が推進されてきてい
る。また、垂直方向の高画質化を追求するため順次走査
系の撮像装置が望まれている。このようにアスペクト比
が従来の4:3から16:9になり、かつ順次走査の撮
像装置になると従来より広帯域の信号を扱う。故に、撮
像素子やディスプレイのみならず信号処理回路も標準テ
レビ方式の映像信号処理装置とは異なった専用回路が必
要となる。特に最近では映像信号処理回路のデジタル化
が進み、しかもこれらの回路の大部分はLSI化されて
いる。画面をワイド化しさらに順次走査化すると映像信
号のデジタル処理を行う回路のクロック周波数が上がる
ため、乗算器,加算器,メモリ等の演算回路を高速化し
なければならない。故に、画面をワイド化しさらに順次
走査化した映像信号処理装置において映像信号をデジタ
ル処理するためには、演算回路のスピードを考慮した専
用のデジタル処理回路やLSIを開発しなくてはなら
ず、開発コストが大きくなるという問題点を有してい
た。
【0003】このような問題点を鑑み、画面をワイド化
したテレビ方式に対応した映像信号処理装置を構成する
に当たり、従来の標準テレビ用の映像信号処理装置の回
路やLSIを共用することにより開発コストを低減し、
安価なワイド画面用の映像信号処理装置を提供する手法
が近年提案されてきている。
【0004】図7はその代表的な手法のひとつを示す、
ワイド画面対応の撮像装置における信号処理回路の構成
を示すブロック図である。この手法の主な特徴は、ワイ
ド画面を奇数,偶数画素に分割し並列的に処理を行うこ
とにより、高速な順次走査系の信号を低速化することで
従来のLSI等の信号処理回路を有効利用するものであ
る。
【0005】図7において、33はレンズ等を通過した
光学像が入力される入力端子、34はワイド画面対応
(例えばアスペクト比16:9)の撮像素子、35は黒
レベル,白レベル,プリガンマ等の処理が施されるアナ
ログプロセス回路、36はアナログプロセス回路35の
出力信号をデジタル信号に変換するAD変換器、37は
AD変換器36のfckクロックレート出力信号をf
e,foクロックレートの信号に変換する分割回路、3
8,39は分割回路37のそれぞれ出力信号にガンマ補
正,エンハンス処理,マトリックス処理等を施すデジタ
ル信号処理LSI、40はfe,foクロックレートの
2つのデジタル信号処理LSI出力信号をfckクロッ
クレート信号に合成する合成回路、41は合成回路40
の出力信号をアナログ信号に変換するDA変換器、42
はfck,fe,foのクロックパルスを発生するクロ
ック発生回路、43は出力端子である。
【0006】以下、図7〜図8を用いて従来のワイド画
面対応撮像装置(順次走査)について説明する。
【0007】図7において、入力端子33より入力され
る光学像はワイド画面対応撮像素子34に結像され、図
示していない所定の垂直,水平の読み出しパルス駆動に
より電気信号として出力される。このとき、水平の読み
出しクロックは現行テレビ方式の撮像素子(アスペクト
比4:3)の読み出しクロックよりも高速であり、例え
ば現行テレビ方式の撮像素子の読み出しがインターレー
ス走査系で14.3MHz(4fsc;fscは色副搬
送波周波数)とするとき、この撮像素子と同等の解像度
を持つワイド画面対応撮像素子の読み出しクロックは、
アスペクト比16:9によりほぼ19MHzとなる。さ
らに、順次走査にすると約38MHzとなる(このクロ
ック周波数をfckとする)。
【0008】この高速のクロックfckによって読み出
された広帯域撮像信号はアナログプロセス回路35で、
ブラックバランス等による黒レベル調整やホワイトバラ
ンス等による白レベル調整、さらにプリニー処理等が施
される。この後、このアナログ信号は、精度,コントロ
ール,特性上優れるデジタル処理を行うために後段のA
D変換器36によりデジタル信号に変換される。このA
D変換は高速のクロックfckで変換が行われている。
このAD変換器36の出力信号は分割回路37に入力さ
れる。分割回路37では、クロック発生回路42より出
力される低速のクロックfe,foによりfeレートの
信号と、foレートの信号に分割して出力する。この従
来例の場合、fck,fe,foのクロック発生は、図
8のクロック発生回路42の内部構成の1例及びタイミ
ングチャートに示すように、フリップフロップ44より
fckを1/2分周した位相の180°違うクロックを
fe,foとしている。つまり、周波数約19MHzの
2系統の信号に分割している。故に、従来のテレビ方式
の信号処理速度の回路,LSI等に対して、十分に対応
可能な処理速度となっている。分割動作は例えば、ディ
レイフリップフロップを2系統用意し、それぞれfe,
foのクロックでデータ保持することで簡単に行える。
【0009】分割された2系統の信号はデジタル信号処
理LSIa38及びデジタル信号処理LSIb39にそ
れぞれ入力されガンマ補正,エンハンス処理,マトリッ
クス処理等の種々のデジタル処理が施される。デジタル
信号処理LSIa38及びデジタル信号処理LSIb3
9の動作は全く同様であり、処理の位相が180°違う
だけである。ここで、前述したようにクロックは約19
MHzであり、十分に従来のテレビ方式の処理速度に対
応可能であるため、その動作については何ら問題ない。
このデジタル信号処理LSIa38及びデジタル信号処
理LSIb39のそれぞれ出力信号はマルチプレクサ等
で構成される合成回路40でfckレートの信号に合成
される。この合成回路40で合成されたデジタル信号
は、DA変換器41でアナログ信号に変換され出力端子
43より元の広帯域ワイド画面信号が得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の構成のワイド画面対応の撮像装置では、奇
数,偶数画素の2系統に分割しワイド画面の撮像信号
(高速な撮像信号)を低速化することにより現行方式に
対応するLSIや信号処理回路等が共用できても、奇
数,偶数画素の信号系列に分割しているため水平方向の
フィルタリング処理を施す場合、1画素おきのデータし
かとることができず、正確なフィルタリング処理をする
ことができないという問題点を有していた。
【0011】例えば、エンハンス処理回路の中に含まれ
る水平アパーチャ回路は中心画素と1タップ,2タップ
といった周辺画素との演算によりアパーチャ信号を作成
しているので、分割すると分割しない場合と違った画素
の信号との演算になり正確なフィルタリング処理ができ
ない。
【0012】本発明は以上の点に鑑み、画面をワイド化
したテレビ方式に対応した撮像装置を構成するに当り、
水平のフィルタリング処理等も正確に行え、さらに回路
規模の増大なしに従来の標準テレビ用の撮像装置の信号
処理回路やLSIを共用することにより開発コストを低
減し、安価なワイド画面用の撮像装置を提供することを
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の撮像装置は、撮像素子の出力信号を所定の周
波数のクロックでAD変換しデジタル信号に変換するA
D変換器と、前記デジタル化された撮像素子の出力信号
を奇数画素信号,偶数画素信号に分割する画素分割回路
と、前記分割された奇数画素信号,偶数画素信号の信号
系列にガンマ処理、エンハンス処理、マトリックス処理
等の撮像装置の基本処理を施す2系統のデジタル信号処
理回路系と、前記2系統のデジタル信号処理回路系より
出力される奇数画素信号,偶数画素信号の2系統の信号
系列を1系統の信号系列に合成する画素合成回路とを備
え、前記2系統のデジタル信号処理回路系のエンハンス
処理回路に含まれるフィルタ演算回路が、画素分割しな
い場合に得られる任意のブースト周波数の水平アパーチ
ャ信号を得るためにそれぞれ他の系統に必要な画素信号
対を出力する画素加算信号出力回路と、前記他の系統の
画素加算信号回路より出力される画素信号対と自己の系
統のフィルタ演算処理で用いる画素信号のうち中心画素
以外の中心画素から対称位置にある画素信号対とのいず
れか一方を選択する選択回路とを備えた撮像装置であ
る。
【0014】また本発明の撮像装置は、エンハンス処理
回路のフィルタ演算回路に含まれる前記2系統の画素加
算信号出力回路を、奇数画素信号の系列と偶数画素信号
の系列に必要な画素信号対を切り換えて出力するように
して、どちらの系にも選択を切り換えることにより共通
に使用できるように同一の回路構成とした撮像装置であ
る。
【0015】
【作用】本発明は以上の構成により、撮像素子の出力信
号を所定の周波数のクロックでAD変換してデジタル信
号に変換し、画素分割回路で奇数画素信号,偶数画素信
号の2系統の信号系列に分割する。分割された2系統の
信号系列は各々の系統に対応するデジタル信号処理回路
で並列的に処理がなされる。おのおの2系統のデジタル
信号処理回路に含まれるエンハンス処理回路のフィルタ
演算回路は分割しない場合に得られる任意のブースト周
波数の水平アパーチャ信号を得るために、それぞれ他の
系統に必要な画素信号対を出力する画素加算信号出力回
路を備えており、前記各々の画素加算信号出力回路の出
力信号が他の系統に出力される。各々の系統のフィルタ
演算回路では、自己の系統のフィルタ演算処理で用いる
中心画素以外の画素信号対と他の系統より入力される画
素信号対が選択回路で選択され、所望の水平アパーチャ
信号を得ることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0017】図1は本発明の第1の実施例における撮像
装置の構成を示すブロック図である。図1で、1は撮像
信号をデジタル信号に変換するAD変換器、2はAD変
換器1の出力信号を奇数画素,偶数画素の2系統の信号
系列に分割する画素分割回路、3,4はそれぞれ奇数画
素,偶数画素の信号系列にガンマ補正を施すガンマ補正
回路、5,6は水平,垂直のアパーチャ補正を施すエン
ハンス処理回路、7,8はY,色差信号等を作るマトリ
ックス回路、9は分割された2系統の画素信号系列をも
との撮像信号に合成する画素合成回路である。
【0018】以下、本発明の第1の実施例の動作につい
て図2〜図5を用いて説明する。図2(a),(b),
(c)は画素分割におけるデータの遅延を説明する説明
図で、10は遅延時間Dを与えるディレイフリップフロ
ップである。図3は従来のエンハンス処理回路に含まれ
る水平アパーチャのフィルタ演算回路の内部構成の1例
を示すブロック図で、11は遅延時間Dを与えるディレ
イフリップフロップ、12は図中に示される係数が掛け
られる乗算器、13は加算器である。図4(A)〜
(D)は図3のフィルタ演算回路の特性式(A)〜
(D)の周波数特性図、図5は本発明の実施例のエンハ
ンス処理回路に含まれるフィルタ演算回路の1例を示す
ブロック図で、14,18は遅延時間Dを与えるディレ
イフリップフロップ、15,19は図中に示される係数
が掛けられる乗算器、16,20は加算器、17,21
はセレクタである。
【0019】図1において、図示していないワイド画面
対応の撮像素子(アスペクト比16:9)より出力され
る撮像信号は、精度,コントロール,特性上優れるデジ
タル処理を行うために後段のAD変換器1によりデジタ
ル信号に変換される。デジタル信号に変換されたワイド
画面撮像信号は従来例と同様にして画素分割回路2によ
り奇数画素の信号系列と偶数画素の信号系列の2系統に
分割される。
【0020】画素分割された奇数画素の信号系列と偶数
画素の信号系列の信号はそれぞれデジタル信号処理回路
のガンマ処理回路3,4、エンハンス処理回路5,6、
マトリックス処理回路7,8を通り、撮像装置に必要な
信号処理のガンマ補正、水平,垂直のアパーチャ補正、
マトリックス処理等が行われる。奇数画素の信号系列、
偶数画素の信号系列の信号は、従来例と同様に画素分割
されているため処理速度は順次走査、あるいは分割しな
い場合のインターレース走査の半分の速度でよく、十分
に従来の標準テレビ方式の撮像装置で用いた回路やLS
Iを共用することができる。各種デジタル信号処理後、
画素合成回路9により奇数画素信号系列と偶数画素信号
系列が合成され、この後は図示していないDA変換器に
よりアナログ信号に変換されて撮像装置出力信号(ワイ
ド画面対応撮像信号)が得られる。
【0021】ここで従来の撮像装置と大きく違う点は、
エンハンス処理回路5,6で信号のやり取りを行い、画
素分割しても分割しない場合の所望の周波数特性のアパ
ーチャ信号を得ることができる点である。
【0022】以下上記を達成するための構成及び動作を
説明する。図2(a),(b),(c)は画素分割にお
ける画素データの遅延を説明する説明図であるが、遅延
回路の構成を図2(a)とすると、画素データの遅延は
ディレイフリップフロップ10で時間Dずつ与えられ、
各ディレイフリップフロップ10のタップ位置をそれぞ
れ(1),(2),(3)・・・とすると、そのタップ
位置の信号は同図(b)の(1),(2),(3)に示
すように信号が遅延していく。画素を分割しない場合の
クロック周波数をfckとするとD=1/fckとな
る。画素分割した場合は従来例と同様なクロック発生回
路によりfckを1/2分周したfckeとfckoの
クロックでディレイフリップフロップ10が動作するた
め、同図(c)のようにD=2/fckとなる。かつ、
データは偶数画素のデータ列D0,D2,・・・と奇数
画素のデータ列D1,D3,・・・に分割される。この
とき、偶数画素のデータ列と奇数画素のデータ列は半周
期分つまり1/fckの位相差がある。故に、画素分割
しない場合の1つのディレイフリップフロップ10によ
る遅延をZ-1(Z変換)と表わすと、タップ(1)を基
準にすると、同図(a)に示すようにそれぞれ1タップ
ずつ遅れた位置の(2),(3),(4),・・・の遅
延表示は偶数画素系列がZ0,Z-2,Z-4,・・・、奇
数系列がZ-1,Z-3,Z-5,・・・と表わされる。
【0023】ここで、図3に示す構成の従来のエンハン
ス処理回路に含まれる水平アパーチャフィルタ演算回路
を例にとり、水平アパーチャ信号を作成したときの周波
数特性を考えてみる。画素分割しない場合は演算の中心
画素と、中心画素から1タップ画素信号対の演算式は同
図に示すように(A)式で表わされ、 −Z-2+2Z-3−Z-4 となる。
【0024】また、中心画素から2タップ離れた画素信
号対との演算では(B)式で表わされ、 −Z-1+2Z-3−Z-5 となる。
【0025】一方、画素分割した場合は、奇数画素,偶
数画素の両信号系列とも位相のずれを除けば周波数特性
は同じであり、(A)式の特性は(C)式に示すように
なり、(B)式の特性は(D)式に示す特性となる。
【0026】その特性図を図4(A)〜(D)に示す
(特性式(A)〜(D)が特性図(A)〜(D)に対
応)。図4から分かるように、画素分割すると同じフィ
ルタの回路構成では分割しない場合の1/2の周波数の
ブースト周波数特性しか得られない。
【0027】そこで本発明の撮像装置におけるエンハン
ス処理回路の水平アパーチャ演算回路は、図5に示す構
成をとっている。この例の場合、中心画素から1タップ
離れた画素信号対と中心画素の演算による水平アパーチ
ャ信号を得る場合の例である。
【0028】偶数画素信号処理系の中心画素の遅延表示
をZ-4とすると、コントロール信号S1によりセレクタ
17のI0入力を選択すれば、自己の系統(偶数画素信
号処理系統)の信号のみの演算となり(E)式に示す特
性式の水平アパーチャ信号が得られる(図4の周波数特
性図(B))。一方、セレクタ17のI1入力には、他
の系統(奇数画素信号処理系統)より中心画素Z-4に対
して画素分割していない場合の1タップ離れた画素信号
対 Pixaddo=Z-3+Z-5 が入力されており、このI1入力をセレクトすると、フ
ィルタ演算により(G)式に示す特性式の水平アパーチ
ャ信号が得られ、画素分割しない場合の1タップ離れた
画素の信号対との演算による特性と同じ水平アパーチャ
信号が得られる。
【0029】また、この偶数画素信号処理系統の回路に
は、奇数画素信号処理系統の回路で同様に必要な、画素
加算信号対 Pixadde=Z-4+Z-6 を出力する。
【0030】同様に、奇数画素信号処理系統の中心画素
遅延表示は、偶数画素の信号に比べZ-1の位相ずれがあ
るのでZ-5となり、コントロール信号S2によりセレク
タ21のI0入力をセレクトすると、自己の系統(奇数
画素信号処理系統)の信号のみの演算となり、(F)式
に示す特性式の水平アパーチャ信号が得られる(図4の
周波数特性図(B))。
【0031】セレクタI1の入力には他の系統(偶数画
素信号処理系統)より Pixadde=Z-4+Z-6 が入力されており、このI1入力をセレクトするとフィ
ルタ演算により(H)式に示す特性式(図4の周波数特
性図(A))の水平アパーチャ信号が得られる。
【0032】また、この奇数画素信号処理系統の回路に
は偶数画素信号処理系統で必要な画素加算信号対 Pixaddo=Z-3+-5 を出力している。
【0033】以上のような構成とすることにより本発明
の撮像装置は、偶数画素信号処理系統も奇数画素信号処
理系統も画素分割された場合の特性の水平アパーチャ信
号と、画素分割されない場合の特性の水平アパーチャ信
号とを切り換えて出力することができ、従来画素分割し
た場合に得られなかった画素分割しない場合の特性の水
平アパーチャ信号も得ることができる。
【0034】もちろん偶数画素信号処理系統,奇数画素
信号処理系統の位相のずれは、画素合成回路9で合成す
る時に位相のずれに合わせて選択し合成するので問題な
い。
【0035】次に、本発明の第2の実施例の撮像装置に
ついて説明する。図6は本発明の第2の実施例の撮像装
置におけるエンハンサ処理回路に含まれる水平アパーチ
ャフィルタ演算回路の構成を示すブロック図である。図
6で、22はディレイフリップフロップ、23は乗算
器、24は加算器、25,26,27,28はセレク
タ、29は減算器である。
【0036】本実施例において第1の実施例と違うとこ
ろは、偶数画素信号処理系統と奇数画素信号処理系統で
別構成の回路を持つのでなく、図6に示す同じ構成の回
路を持つ点である。以下その動作について説明する。
【0037】画素分割していない場合の中心画素のディ
レイ表示をZ-4とすると、偶数画素,奇数画素の各々の
信号系列の中心画素はZ-8,Z-9と表わされる。故に、
それぞれの系統で画素分割しない場合の水平アパーチャ
特性を出すための演算として、中心画素と1タップ離れ
た画素信号との演算に必要な画素加算信号対は、偶数画
素信号処理系統が Z-7+Z-9 奇数画素信号処理系統が Z-8+Z-10 となる。
【0038】故に、図6の回路を偶数画素信号処理系統
に用いた場合には、セレクト信号S1によりセレクタ2
5の入力のI1入力をセレクトするようにすれば、奇数
画素信号処理系統で必要な画素加算信号対のZ-8+Z
-10がA出力として出力される。
【0039】一方、図6の回路を奇数画素信号処理系統
に用いた場合は、セレクト信号S1によりセレクタ25
の入力のI0入力をセレクトするようにすれば、偶数画
素信号処理系統で必要な画素加算信号対のZ-7+Z-9
A出力として出力される。
【0040】同様に、セレクト信号S1よりセレクタ2
6,セレクタ27のI1入力をセレクトすると、偶数画
素信号処理系統では、Z-6+Z-12がB出力として、Z
-4+Z-14がC出力として得られ、それぞれ奇数画素信
号処理系統で必要な、中心画素Z-9と3タップ離れた画
素加算信号対と、5タップ離れた画素加算信号対が得ら
れる。また、奇数画素信号処理系統では、セレクト信号
S1よりセレクタ26,セレクタ27のI0入力をセレ
クトしZ-5+Z-11がB出力として、Z-3+Z- 12がC出
力として得られる。
【0041】各々の系統のA,B,C出力は各々他の系
統に入力されて、セレクタ28のI0,I2,I4入力
に入力される。ここで両系統において、セレクタ28の
セレクト信号S2〜S7を同じセレクトとすれば、I0
入力をセレクトすれば中心画素に対して1タップ離れた
位置の画素加算信号対(他系統より入力)、I1入力を
セレクトすれば自己の系統の1タップ離れた位置つまり
2タップ離れた位置の画素加算信号対、I2入力をセレ
クトすれば3タップ離れた位置の画素加算信号対(他系
統より入力)、I3入力をセレクトすれば自己の系統の
2タップ離れた位置つまり4タップ離れた位置の画素加
算信号対、I4入力をセレクトすれば5タップ離れた位
置の画素加算信号対(他系統より入力)、I5入力をセ
レクトすれば自己の系統の3タップ離れた位置つまり6
タップ離れた位置の画素加算信号対がセレクタ28より
出力され、各々の系統の中心画素Z-8,Z-9とフィルタ
演算され、所望の特性の水平アパーチャ信号が得られ
る。
【0042】このように本発明の第2の実施例によれば
偶数画素信号処理系統,奇数画素信号処理系統で回路構
成を別にしなくても図6に示すような同一構成の回路構
成とし、セレクト信号の設定を変えることで、他の系統
に必要な信号を出力することができ、画素分割しない場
合の特性の水平アパーチャ信号とまったく同一の信号を
得ることができる。回路構成を同一にすることにより汎
用性があり、例えばエンハンサ処理回路をLSI化した
場合に同一のLSIを使用することができ、開発コスト
を削減できる。
【0043】なお、本発明の第1,第2の実施例ともフ
ィルタ演算回路として、水平アパーチャの回路構成とし
たが、他の回路のフィルタ演算回路においても同様に応
用できることは言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
面をワイド化したテレビ方式に対応した撮像装置を構成
するに当り、画素を偶数画素と奇数画素の2系統の信号
系列に分割して処理を行う場合でも、画素を分割しない
場合の水平アパーチャ等のフィルタ特性と同一の特性の
信号を得ることができる。
【0045】また、2系統の信号処理系において、同一
の信号処理回路あるいはLSIを用いることができ、開
発コストを低減し安価なワイド画面対応の撮像装置を提
供でき、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における撮像装置の全体
の構成を示すブロック図
【図2】画素分割におけるデータの遅延を説明する説明
【図3】従来のエンハンス処理回路に含まれる水平アパ
ーチャのフィルタ演算回路の内部構成の1例を示すブロ
ック図
【図4】図3のフィルタ演算回路の特性式(A)〜
(D)の周波数特性図
【図5】本発明の第1の実施例の撮像装置のエンハンス
処理回路に含まれるフイルタ演算回路の構成を示すブロ
ック図
【図6】本発明の第2の実施例の撮像装置のエンハンス
処理回路に含まれるフィルタ演算回路の構成を示すブロ
ック図
【図7】従来の撮像装置(ワイド画面対応)の信号処理
回路の構成を示すブロック図
【図8】同従来例におけるクロック発生回路42の内部
構成の1例を示すブロック図及びそのタイミングチャー
ト図
【符号の説明】
1 AD変換器 2 画素分割回路 3,4 ガンマ処理回路 5,6,エンハンス処理回路 7,8 マトリックス処理回路 9 画素合成回路 14,18 ディレイフリップフロップ 15,19 乗算器 16,20 加算器 17,21 セレクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子の出力信号を所定の周波数のク
    ロックでAD変換しデジタル信号に変換するAD変換器
    と、 前記デジタル化された撮像素子の出力信号を奇数画素信
    号,偶数画素信号に分割する画素分割回路と、 前記分割された奇数画素信号,偶数画素信号の信号系列
    にガンマ処理、エンハンス処理、マトリックス処理等の
    撮像装置の基本処理を施す2系統のデジタル信号処理回
    路系と、 前記2系統のデジタル信号処理回路系より出力される奇
    数画素信号,偶数画素信号の2系統の信号系列を1系統
    の信号系列に合成する画素合成回路とを備え、 前記2系統のデジタル信号処理回路系のエンハンス処理
    回路に含まれるフィルタ演算回路が、画素分割しない場
    合に得られる任意のブースト周波数の水平アパーチャ信
    号を得るためにそれぞれ他の系統に必要な画素信号対を
    出力する画素加算信号出力回路と、前記他の系統の画素
    加算信号回路より出力される画素信号対と自己の系統の
    フィルタ演算処理で用いる画素信号のうち中心画素以外
    の中心画素から対称位置にある画素信号対とのいずれか
    一方を選択する選択回路を有することを特徴とする撮像
    装置。
  2. 【請求項2】 エンハンス処理回路のフィルタ演算回路
    に含まれる前記2系統の画素加算信号出力回路を、奇数
    画素信号の系列と偶数画素信号の系列に必要な画素信号
    対を切り換えて出力するようにして、どちらの系にも選
    択を切り換えることにより共通に使用できるように同一
    の回路構成とした請求項1に記載の撮像装置。
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