JPH08251465A - ビデオ信号の垂直補間システム - Google Patents

ビデオ信号の垂直補間システム

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JPH08251465A
JPH08251465A JP7050090A JP5009095A JPH08251465A JP H08251465 A JPH08251465 A JP H08251465A JP 7050090 A JP7050090 A JP 7050090A JP 5009095 A JP5009095 A JP 5009095A JP H08251465 A JPH08251465 A JP H08251465A
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JP
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signal
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line
image
image data
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JP7050090A
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Inventor
Masahiro Tsubaki
雅博 椿
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Fujifilm Holdings Corp
Fujifilm Microdevices Co Ltd
Original Assignee
Fujifilm Microdevices Co Ltd
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオ信号の垂直補間を行う垂直補間システ
ムに関し、回路規模が小さく、安価なコストで実現する
ことができる垂直補間システムを提供することを目的と
する。 【構成】 1フレームの原画像データを垂直補間するこ
とにより、奇数フィールドと偶数フィールドからなる拡
大画像データを生成する垂直補間システムであって、原
画像データに含まれる同一種類のラインデータを用い
て、拡大画像データの偶数フィールドを生成する偶数フ
ィールド生成手段と、同一種類のラインデータを1H遅
延させるための遅延手段と、同一種類のラインデータを
直接および遅延手段を介して入力し、同一種類の引き続
く2ラインのデータを基に補間を行い、拡大画像データ
の奇数フィールドを生成する奇数フィールド生成手段と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理に関し、特に
ビデオ信号の垂直補間を行う垂直補間システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ビデオCDには、画像を含む情報が符号
の形で記録されている。符号は、MPEG1方式の符号
化手段により生成される。MPEG1は、デジタルの動
画像符号化標準方式の規格である。
【0003】MPEG1方式により符号化されたビデオ
CDの画像データを復号化すると、240(垂直方向)
×352(水平方向)画素の画像データが得られる。復
号化された画像データは、最終的にはD/A変換され、
NTSC信号としてテレビモニタに表示される。
【0004】NTSC信号は、走査線が525ラインで
ある。ビデオCDに記録されている原画像は、上記の通
り、240ラインであるので、NTSC信号に変換する
には、原画像を垂直方向に補間する必要がある。240
ラインの原画像を垂直方向に2倍補間することにより、
480ラインのデジタル画像を生成することができる。
【0005】図7は、従来技術による垂直補間の方法を
示す概略図である。図7(A)は、ビデオCDに記録さ
れている原画像をモニタに表示した際の概略図である。
本来、原画像は240ラインであるが、説明を分かりや
すくするために、6ラインの場合について以下説明す
る。
【0006】原画像は、垂直方向に6ラインL1〜L6
が並んだ画像である。データBDの領域は、輝度レベル
が0であり、黒色を示す。データWDの領域は、輝度レ
ベルが255であり、白色を示す。つまり、モニタ上で
は、右上部分が黒色であり、左下部分が白色であり、黒
と白の境界線が斜線となって現れる。
【0007】図7(B)は、原画像を垂直方向に2倍引
き伸ばした引伸画像をモニタに表示した際の概略図であ
る。引伸画像は、6ラインの原画像を基にして生成され
る12ラインの画像である。引伸画像は、インタレース
(飛び越し走査)方式のビデオ信号であり、1フレーム
の画像は奇数フィールドと偶数フィールドに分かれる。
奇数フィールドは、6ラインLO1,LO2,・・・,
LO6であり、偶数フィールドは、6ラインLE1,L
E2,・・・,LE6である。1フレームは12ライン
であり、そのうちの奇数ラインは奇数フィールドのデー
タLO1〜LO6であり、偶数ラインは偶数フィールド
のデータLE1〜LE6である。
【0008】奇数フィールドの6ラインLO1〜LO6
は、原画像の6ラインL1〜L6と同一のデータであ
り、偶数フィールドの6ラインLE1〜LE6も、原画
像の6ラインL1〜L6と同一のデータである。その結
果、モニタに表示される1フレームの画像は、奇数番目
と偶数番目の2ラインが全く同じデータになる。例え
ば、ラインLO1とラインLE1が同じであり、ライン
LO2とラインLE2が同じである。
【0009】原画像を垂直方向に2倍引き伸ばした引伸
画像においては、黒色データBDの領域と白色WDの領
域との境界線が2倍のギザギザになってしまう。例え、
原画像では、境界線が直線であったとしても、引伸画像
では、目を凝らせば階段状の直線になっていることがわ
かり、画質劣化が顕著に現れる。そこで、引伸画像の画
像データを補間することにより、次に示す補間画像を生
成する。
【0010】図7(C)は、引伸画像の画像データを補
間した補間画像をモニタに表示した際の概略図である。
補間画像は、引伸画像を補間することにより、境界線の
ギザギザ等をなくして、画質の改善を図る。
【0011】引伸画像において、1行目、3行目の画像
データは原画像の1行目とその次の2行目のデータであ
る。引伸画像の2行目の画像データを原画像の1行目デ
ータと2行目データの中間の値とすれば境界を滑らかに
できる。そこで、偶数フィールドが補間の対象となる。
【0012】補間画像において、奇数フィールドの6ラ
インLO1〜LO6は、引伸画像と同じデータが用いら
れる。偶数フィールドの6ラインLE1’〜LE6’
は、引伸画像の6ラインLE1〜LE6を基に補間によ
りデータ加工される。
【0013】黒色データBDの領域と白色データWDの
領域との境界において、偶数フィールドのデータは、補
間により灰色の輝度レベルデータGDになる。灰色デー
タは、黒色データBDと白色データWDの中間の輝度レ
ベルであるので、境界線のギザギザは目立たなくなり、
画質を改善することができる。
【0014】この際、奇数フィールドのラインと偶数フ
ィールドのラインのタイミングを調整する必要が生じ
る。偶数フィールドは、同一データの奇数フィールドの
後にくるので、偶数フィールドの補間を行うには、対象
ラインに対して、前のラインではなく、後ろのラインと
の間で補間を行う必要がある。後ろのラインは、時間的
に後ろのラインであるので、後ろのラインが供給される
まで待たなければならない。そこで、信号を2系統に分
岐し、一方を1H遅らせ、他方をそのまま通して混合
(補間)し、1H遅れの補間信号を形成する。
【0015】偶数フィールドが1H遅れとなるので、奇
数フィールドの全てのラインLO1〜LO6も1H(1
水平走査期間)ずつ遅らせる必要がある。1H分の遅延
を行うには、ディレイラインを用いる。
【0016】画像信号には、輝度信号と色信号とが含ま
れる。輝度信号に上述の補間を行うと、輝度信号は全て
1H遅れることになる。色信号は、輝度信号ほど重要で
はないので補間は行わなくてもよい。しかし、輝度信号
が1H遅延されるため、タイミングを合わせるには色信
号も1H遅らせる必要がある。したがって、輝度信号の
ための2つのディレイラインと色信号のための1つのデ
ィレイラインの3つのディレイラインが最低必要にな
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来の垂直補間システ
ムは、偶数フィールドのラインについて補間を行い、少
なくともディレイラインを3つ必要とした。このため、
回路全体の規模が大きくなり、コストが高くなる。
【0018】本発明の目的は、回路規模が小さく、安価
なコストで実現することができる垂直補間システムを提
供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のビデオ信号の垂
直補間システムは、1フレームの原画像データを垂直補
間することにより、奇数フィールドと偶数フィールドか
らなる拡大画像データを生成する垂直補間システムであ
って、原画像データに含まれるラインデータを選択的に
構成することにより、拡大画像データの偶数フィールド
を生成する偶数フィールド生成手段と、原画像データを
1H(1水平走査期間)遅延させるための遅延手段と、
原画像データを直接および遅延手段を介して入力し、同
一種類の引き続く2ラインのデータを基に補間を行い、
拡大画像データの奇数フィールドを生成する奇数フィー
ルド生成手段とを有する。
【0020】本発明のビデオ信号の垂直補間システム
は、1フレームの原画像データを垂直補間することによ
り、奇数フィールドと偶数フィールドからなる拡大画像
データを生成する垂直補間システムであって、原画像デ
ータに含まれる同一種類のラインデータを用いて、拡大
画像データの偶数フィールドを生成する偶数フィールド
生成手段と、同一種類のラインデータを1H(1水平走
査期間)遅延させるための遅延手段と、同一種類のライ
ンデータを直接および遅延手段を介して入力し、同一種
類の引き続く2ラインのデータを基に補間を行い、拡大
画像データの奇数フィールドを生成する奇数フィールド
生成手段とを有する。
【0021】
【作用】原画像データを垂直補間して拡大画像データを
生成する際に、奇数フィールドについては遅延手段を用
いて補間によりラインデータを生成し、偶数フィールド
については補間を行わず原画像データのラインデータを
そのまま用いることにより、遅延手段の数を減らすこと
ができる。
【0022】
【実施例】図2は、原画像10から引伸画像11を生成
するための回路を示すブロック図である。
【0023】原画像10は、例えばビデオCDに記録さ
れている240(垂直方向)×352(水平方向)画素
のデジタル画像である。以下、説明を分かりやすくする
ために、原画像10は240ラインではなく、6ライン
の場合について説明する。
【0024】原画像10は、輝度信号Y0と色信号C0
が分離した形で、DRAM6に供給される。DRAM6
は、ノンインタレース(順次走査)方式で供給される原
画像10のデータY0,C0を、インタレース(飛び越
し走査)方式の引伸画像11のデータY1,C1に変換
して出力する。
【0025】DRAM6は、原画像10の1フレーム分
のデータ(6ラインL1〜L6)を記憶し、記憶したデ
ータ(6ラインL1〜L6)を引伸画像11の奇数フィ
ールドのデータ(6ラインLO1〜LO6)として出力
する。続いて、同じデータ(6ラインL1〜L6)を引
伸画像11の偶数フィールドのデータ(6ラインLE1
〜LE6)として再び出力する。
【0026】つまり、DRAM6は、入力した原画像1
0と同じ画像データを2回(奇数フィールドと偶数フィ
ールド)続けて出力する。以上の処理を、原画像10の
輝度信号Y0と色信号C0について同期処理し、引伸画
像11の輝度信号Y1と色信号C1を生成する。
【0027】図3(A)は、原画像10をモニタに表示
した場合の概略図である。原画像10は、垂直方向に6
ラインL1〜L6が並んだ画像である。データBDの領
域は、輝度レベルが0であり、黒色を示す。データWD
の領域は、輝度レベルが255であり、白色を示す。モ
ニタ上では、右上部分が黒色であり、左下部分が白色で
あり、黒と白の境界線が斜線となって現れる。
【0028】図3(B)は、引伸画像11をモニタに表
示した場合の概略図である。引伸画像11は、1フレー
ムが12ラインである。1フレームの画像は、奇数フィ
ールドと偶数フィールドに分かれる。奇数フィールド
は、6ラインLO1,LO2,・・・,LO6であり、
偶数フィールドは、6ラインLE1,LE2,・・・,
LE6である。両フィールドの対応する2ラインは、同
じラインデータである。例えば、ラインLO1とライン
LE1が同じであり、ラインLO2とラインLE2が同
じである。引伸画像11は、原画像10を垂直方向に2
倍引き伸ばした画像である。
【0029】図1は、本発明の実施例による垂直補間シ
ステムの構成を示すブロック図である。垂直補間システ
ムには、図2の回路で生成された引伸画像11が入力さ
れる。引伸画像11は、輝度信号Y1と色信号C1から
なるデジタル信号である。色信号は、輝度信号に比べ重
要な情報ではないので、後に説明するが、垂直補間シス
テムは、輝度信号Y1のみについて垂直補間を行い、色
信号C1については垂直補間を行わない。
【0030】ただし、色信号C1について垂直補間を行
ってもよい。色信号C1についても垂直補間を行えばも
ちろん画質がよくなる。しかし、色信号C1について垂
直補間を行わないことにより、その分、回路規模が小さ
くなり、コストが安くなる。補間を行わないことによる
色ずれは、視覚上さほど問題にならない。
【0031】輝度信号Y1は、1Hディレイライン1に
入力される。1Hディレイライン1は、クロック信号C
LKに同期して、輝度信号Y1を1H分遅延し、輝度信
号Y1’を生成する。輝度信号Y1’は、輝度信号Y1
に比べ1H分遅延した信号である。
【0032】垂直補間処理回路2は、輝度信号Y1と輝
度信号Y1’を入力し、クロック信号CLKに同期して
垂直補間処理を行い、輝度信号Y1Oを出力する。輝度
信号Y1Oは、輝度信号Y1とY1’のレベルを平均化
した信号である。輝度信号Y1’は輝度信号Y1に対し
て1H分遅れた信号であるので、例えば、輝度信号Y1
があるフィールド内の2ライン目の信号であれば、輝度
信号Y1’は同一フィールド内の1ライン目の信号であ
る。
【0033】輝度信号Y1Oは、輝度信号Y1,Y1’
に対して以下の算術平均の関係を有する。垂直補間処理
回路の詳細な説明は、後に図5を参照しながら説明す
る。 Y1O=(Y1+Y1’)/2 なお、以上の平均化の処理は輝度信号Y1がフィールド
内の2ライン以降の信号についての処理である。輝度信
号Y1が先頭ラインである1ライン目の信号であるとき
には、輝度信号Y1の1H前の信号Y1’がないので、
別の処理を行う。
【0034】先頭ライン情報HIは、輝度信号Y1が任
意のフィールドの先頭ラインであるときに生成される情
報である。生成方法の詳細は、後に説明する。先頭ライ
ン情報HIが垂直補間処理回路2に入力されると、垂直
補間処理回路2は、平均化処理を行わずに、輝度信号Y
1を輝度信号Y1Oとして素通りさせる。輝度信号Y1
がフィールド内の先頭ラインであるとき、輝度信号Y1
Oは以下のようになる。 Y1O=Y1
【0035】また、Y1’が最終ラインとなる時にはY
1は終了している。この時は、信号を取り出さず破棄す
る。奇数フィールドの輝度信号は上述の処理で形成さ
れ、Y信号切り替え回路4を介して出力される。1ライ
ン目以外の奇数フィールド信号は補間データとなる。
【0036】また、輝度信号Y1は、タイミング調整回
路3に入力される。タイミング調整回路3は、同期信号
CLKに同期して、輝度信号Y1を所定時間だけ遅延
し、輝度信号Y1Eを生成する。輝度信号Y1Eは、輝
度信号Y1に比べて、垂直補間処理回路2の処理時間分
だけ遅延した信号である。
【0037】偶数フィールドの画像データは、上述の処
理で形成され、Y信号切り替え回路4を介して出力され
る。偶数フィールド信号は、タイミングを変更した引伸
画像データである。
【0038】輝度信号Y1は、垂直補間処理回路2とタ
イミング調整回路3のいずれかの経路を経て、それぞれ
輝度信号Y1OとY1Eが生成される。垂直補間処理回
路2は、クロック信号CLKの約2クロック分の処理時
間を有する。そこで、タイミング調整回路3において、
同時間だけ輝度信号Y1を遅延させることにより、輝度
信号Y1Oと輝度信号Y1Eのタイミングを合わせる。
【0039】Y信号切り替え回路4には、輝度信号Y1
Oと輝度信号Y1Eが入力される。Y信号切り替え回路
4は、外部から供給されるフィールド情報FIに応じ
て、輝度信号Y1Oまたは輝度信号Y1Eのいずれか
を、輝度信号Y2として出力する。フィールド情報FI
は、処理対象である輝度信号Y1が奇数フィールドの信
号であるのか、または偶数フィールドの信号であるのか
を表す信号である。生成方法は、後に説明する。
【0040】Y信号切り替え回路4は、奇数フィールド
のフィールド情報FIが供給されると輝度信号Y1Oを
出力し、偶数フィールドのフィールド情報FIが供給さ
れると輝度信号Y1Eを出力する。Y信号切り替え回路
4から出力される輝度信号Y2は、奇数フィールドのと
きは輝度信号Y1O、偶数フィールドのときは輝度信号
Y1Eの信号である。奇数フィールド信号Y1Oは、垂
直補間処理回路2により補間された信号であり、偶数フ
ィールド信号Y1Eは、タイミング調整回路3でタイミ
ング調整されただけであり、入力信号Y1と同じ画像デ
ータ信号である。
【0041】次は、色信号C1について説明する。色信
号C1は、タイミング調整回路5に入力される。タイミ
ング調整回路5は、同期信号CLKに同期して、色信号
C1を所定時間だけ遅延し、色信号C2を生成する。タ
イミング調整回路5は、タイミング調整回路3と同様
に、垂直補間処理回路2の処理時間分だけ遅延するため
の回路である。色信号C2は、色信号C1に比べて、垂
直補間処理回路2の処理時間分だけ遅延した信号であ
る。タイミング調整回路5を用いることにより、色信号
C2は、輝度信号Y2と同じタイミングで出力される。
【0042】補間画像12は、以上の輝度信号Y2と色
信号C2により構成される。輝度信号Y2は、奇数フィ
ールドが補間された信号であり、偶数フィールドは入力
信号そのままの信号である。色信号C2も、入力信号そ
のままの信号である。
【0043】図3(C)は、補間画像12をモニタに表
示した際の概略図である。補間画像12は、引伸画像1
1と同じ画像サイズ(1フレーム12ライン)である点
で共通するが、引伸画像11を補間することにより、境
界線のギザギザ等をなくして、画質の改善を図ることが
できる。
【0044】補間画像12において、偶数フィールドの
6ラインLE1〜LE6は、引伸画像と同じデータであ
る。奇数フィールドの5ラインLO2’〜LO6’は、
引伸画像の6ラインLO1〜LO6を基に補間により生
成されたデータである。奇数フィールドの先頭ラインL
O1は、同じフィールド内に前のラインデータが存在し
ないので補間を行わず、伸張画像11の奇数フィールド
の先頭ラインLO1をそのまま用いる。
【0045】黒色データBDの領域と白色データWDの
領域との境界において、偶数フィールドのデータは、補
間により灰色の輝度レベルデータGDになる。灰色デー
タは、黒色データBDと白色データWDの中間の輝度レ
ベルであるので、境界線のギザギザは目立たなくなり、
画質を改善することができる。
【0046】図4は、図1の垂直補間システムで用いる
フィールド情報FI、先頭ライン情報HIおよびクロッ
ク信号CLKを生成するための回路を示す。クロック発
生回路23は、所定の周期をもつクロック信号CLKを
生成する。クロック信号CLKは、図1の垂直補間シス
テムにおける各種回路の同期信号として用いられる。ま
た、次に説明するフィールド情報FIおよび先頭ライン
情報HIを生成する際の同期信号として用いられる。
【0047】カウンタ22は、クロック発生回路23に
接続され、クロック信号CLKに同期して順次カウント
を行う。リセット信号RSTは、1フレーム分の画像デ
ータを垂直補間システムに供給し始める際に、カウンタ
22に供給される。1フレームは、奇数フィールドと偶
数フィールドからなる。
【0048】カウンタ22は、リセット信号RSTが供
給されると、クロック信号に同期して、順次カウントを
開始する。画像情報生成回路21は、カウンタ22がカ
ウントを開始すると、まず奇数フィールドを示すフィー
ルド情報FIを生成する。そして、奇数フィールドの先
頭ラインの処理を指示するための先頭ライン情報HIを
生成出力する。
【0049】画像情報生成回路21は、先頭ラインの処
理を開始してから、カウンタ22が1H分のカウントを
行うまでの間、先頭ライン情報HIを出力し続ける。先
頭ライン情報HIは、フィールド内の先頭ラインが処理
される際に生成される情報であり、2ライン目以降では
生成されない。
【0050】カウンタ22が奇数フィールドの処理時間
分のカウントを行った後、画像情報生成回路21は、偶
数フィールドを示すフィールド情報FIを生成する。そ
して、偶数フィールドの先頭ラインの処理を指示するた
めの先頭ライン情報HIを再び生成する。
【0051】なお、図1の垂直補間処理回路2は、奇数
フィールドの処理を行っている際にのみ有効であるの
で、画像情報生成回路21は、奇数フィールドのときに
み、先頭ライン情報HIを垂直補間処理回路2に出力す
るようにしてもよい。
【0052】図5は、図1の垂直補間処理回路2の回路
構成を示す概略図である。垂直補間処理回路2は、輝度
信号Y1と輝度信号Y1’の平均化処理を行う回路であ
る。加算器25は、クロック信号CLKに同期して、輝
度信号Y1と輝度信号Y1’の加算を行う。輝度信号Y
1,Y1’は、それぞれ8ビットの信号であり、256
(=28 )階調の輝度レベルを表すことができる。
【0053】加算器25は、8ビット信号と8ビット信
号の加算を行うことにより、桁上げを考え、9ビットの
加算結果を出力する。9ビットの加算結果のうち、最下
位ビットLSBを捨てて、上位8ビットの信号Y1Oを
垂直補間処理回路2の出力とする。加算結果9ビットの
うち、最下位ビットLSBを捨てることにより、加算結
果9ビットを右1ビットシフトしたことになる。右1ビ
ットシフトすることにより、加算結果を1/2にするこ
とができる。
【0054】例えば、“000000100〔2進
数〕”(=4〔10進数〕)の9ビット加算結果のう
ち、最下位ビットLSBを捨てると、“0000001
0〔2進数〕”(=2〔10進数〕)の8ビット信号Y
1Oが得られる。
【0055】出力信号Y1Oは、以下の値である。 Y1O=(Y1+Y1’)/2 なお、先頭ラインHIが供給されたときには、信号Y1
を信号Y1Oとして出力する。
【0056】図6は、図1のタイミング調整回路3の回
路構成を示すブロック図である。タイミング調整回路3
は、8ビットの信号をタイミング調整する回路であり、
各ビットに対応する2段のレジスタRG10〜RG27
を有する。レジスタRG10〜RG27は、Dフリップ
フロップで構成され、クロック信号CLKに同期して動
作する。
【0057】タイミング調整回路3は、8ビット入力信
号Din0〜Din7を所定時間だけ遅延して、8ビッ
ト信号Dout0〜Dout7を出力する。入力信号D
in0〜Din7は、各ビットが並列に処理される。ビ
ット信号Din0を例に処理手順を説明する。他のビッ
ト信号Din1〜Din7も同様な処理である。
【0058】信号Din0は、1段目レジスタRG10
のD端子に入力され、クロック信号CLKに同期してラ
ッチされる。ラッチされた信号は、Q端子から出力され
る。Q端子から出力された信号は、2段目レジスタRG
20のD端子に入力される。D端子に入力された信号
は、次のクロック信号CLKのタイミングでラッチさ
れ、端子Qから出力される。タイミング調整回路3の出
力ビット信号Dout0は、2段目レジスタRG20の
端子Qの信号である。
【0059】信号Din0は、最初のクロック信号CL
Kのタイミングで、レジスタRG10にラッチされ、次
のクロック信号CLKのタイミングで、レジスタRG2
0にラッチされる。出力信号Dout0は、入力信号D
in0に比べて、約2クロック分遅延した信号となる。
【0060】本実施例では、レジスタを2段設けている
が、レジスタの段数を変えることにより、遅延時間を調
整することができる。タイミング調整回路3の遅延時間
は、垂直補間処理回路2(図1)の処理時間の同一時間
に調整される。色信号のタイミング調整回路5(図1)
は、タイミング調整回路3と同じ構成にし、色信号も輝
度信号と同じだけ遅延させる。
【0061】1Hディレイライン1(図1)は、上記の
タイミング調整回路3と同様の構成により遅延を行う。
1Hディレイライン1は、1Hの遅延を行うため、約9
00〜1000段位のレジスタを各ビットに対して直列
に接続すればよい。
【0062】以上のように、1Hディレイライン1は、
約8ビット×1000段のレジスタを必要とするため、
回路素子が大きくなる。従来は、偶数フィールドについ
て補間を行っていたので、奇数フィールドと偶数フィー
ルドのタイミングを調整する必要があり、1Hディレイ
ラインを最低3つ必要としていた。それに対し、本実施
例では、奇数フィールドについて補間を行っているの
で、奇数フィールドと偶数フィールドのタイミングを調
整する必要がなくなり、1つの1Hディレイラインだけ
でよくなった。
【0063】本実施例は、従来に比べ、1Hディレイラ
インの数を少なくすることができるので、回路規模を小
さくでき、コストを低減することができる。また、従来
は、奇数フィールドの偶数フィールドのタイミングを調
整するために、全体的に1H遅れて補間画像12が生成
出力されていた。本実施例では、1Hの遅れなく、補間
画像12を生成出力することができる。
【0064】なお、垂直補間処理回路2(図1)は、2
つの前後する2ラインの算術平均輝度信号を求めること
により補間を行ったが、幾何平均、重み付け平均等その
他の補間方法を行うようにしてもよい。
【0065】また、本実施例では、原画像10を垂直補
間することにより、垂直方向に2倍の大きさをもつ補間
画像12を生成する場合について述べたが、他の倍率の
補間を行うこともできる。例えば、ラインデータを間引
くことにより、1〜2倍の補間画像を生成することもで
きる。
【0066】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
拡大画像データを生成する際に、奇数フィールドについ
てのみ補間を用いてラインデータを生成するので、ライ
ンデータを1H遅延させるための遅延手段の数を減らす
ことができる。この結果、回路規模が小さくなり、コス
トを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による垂直補間システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】原画像から引伸画像を生成するための回路を示
すブロック図である。
【図3】本実施例による補間方法を示す。図3(A)は
原画像、図3(B)は引伸画像、図3(C)は補間画像
をそれぞれモニタに表示した際の概略図である。
【図4】図1の垂直補間システムで用いるフィールド情
報FI、先頭ライン情報HIおよびクロック信号CLK
を生成するための回路を示す図である。
【図5】図1の垂直補間処理回路の回路構成を示す概略
図である。
【図6】図1のタイミング調整回路の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図7】従来技術による補間方法を示す。図7(A)は
原画像、図7(B)は引伸画像、図7(C)は補間画像
をそれぞれモニタに表示した際の概略図である。
【符号の説明】
1 1Hディレイライン 2 垂直補間処理回路 3,5 タイミング調整回路 4 Y信号切り替え回路 10 原画像 11 引伸画像 12 補間画像 21 画像情報生成回路 22 カウンタ 23 クロック発生回路 25 加算器 RG レジスタ HI 先頭ライン情報 FI フィールド情報 BD 黒色データ GD 灰色データ WD 白色データ LSB 最下位ビット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1フレームの原画像データを垂直補間す
    ることにより、奇数フィールドと偶数フィールドからな
    る拡大画像データを生成する垂直補間システムであっ
    て、 原画像データに含まれる同一種類のラインデータを用い
    て、拡大画像データの偶数フィールドを生成する偶数フ
    ィールド生成手段と、 前記同一種類のラインデータを1H(1水平走査期間)
    遅延させるための遅延手段と、 前記同一種類のラインデータを直接および前記遅延手段
    を介して入力し、同一種類の引き続く2ラインのデータ
    を基に補間を行い、拡大画像データの奇数フィールドを
    生成する奇数フィールド生成手段とを有するビデオ信号
    の垂直補間システム。
  2. 【請求項2】 前記偶数フィールド生成手段と奇数フィ
    ールド生成手段は、それぞれ原画像データの輝度成分か
    ら拡大画像データの輝度成分を生成する手段であり、 さらに、原画像データの色成分データを用いて、拡大画
    像データの奇数フィールド及び偶数フィールドに対して
    同一の色成分を生成する色成分生成手段とを有する請求
    項1記載のビデオ信号の垂直補間システム。
  3. 【請求項3】 1フレームの原画像データを垂直補間す
    ることにより、奇数フィールドと偶数フィールドからな
    る拡大画像データを生成する垂直補間方法であって、 原画像データに含まれる同一種類のラインデータを用い
    て、拡大画像データの偶数フィールドを生成する工程
    と、 前記同一種類のラインデータを直接および1H遅延して
    入力し、同一種類の引き続く2ラインのデータを補間
    し、拡大画像データの奇数フィールドを生成する工程と
    を含むビデオ信号の垂直補間方法。
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