JPH0635216A - 電子写真感光体用アルミニウム管状基板の製造方法 - Google Patents

電子写真感光体用アルミニウム管状基板の製造方法

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JPH0635216A
JPH0635216A JP19415092A JP19415092A JPH0635216A JP H0635216 A JPH0635216 A JP H0635216A JP 19415092 A JP19415092 A JP 19415092A JP 19415092 A JP19415092 A JP 19415092A JP H0635216 A JPH0635216 A JP H0635216A
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JP
Japan
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aluminum
surface roughness
aluminum tubular
substrate
tubular substrate
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JP19415092A
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English (en)
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Shigefumi Matsunaga
成史 松永
Hisao Watanabe
久雄 渡辺
Hiroaki Sawanobori
広明 沢登
Hajime Yamada
一 山田
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Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Yamanashi Electronics Co Ltd
Original Assignee
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Yamanashi Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 干渉縞防止効果に優れた電子写真感光体用ア
ルミニウム管状基板の提供。 【構成】 センタレス研削加工或はローラーバニシング
加工により、アルミニウム管状基板の表面粗さRzを
0.3〜3.0μmに仕上げた後、更に基板の表面を前
記加工の加工溝が消えない程度に液体ホーニング加工に
より表面粗さRzを0.5〜3.0μm、表面積増加率
5〜50%に処理を施す方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真感光体用アル
ミニウム管状基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体は、アルミ基板上に光導
電層を形成させたものが広く使用されている。特に有機
系感光体では、電荷発生層及び電荷輸送層を積層した、
いわゆる積層型感光体が高感度且つ高寿命ということで
実用に供せられている。一般にこのような光導電層は導
電性のアルミ基板上に設けられているが、その表面に異
物の付着、汚れ、微細な穴等の欠陥が存在すると、それ
らに起因する画像欠陥がコピー画像上に現れてくる場合
がある。ところで、通常アルミニウムをドラム状の基板
として用いる場合は、押出し管に加工し、続いて所定の
肉厚、外型寸法のドラムとするため、引抜き加工、イン
パクト加工、しごき加工等を行うことにより作ることが
できる。
【0003】しかし、このような非研削加工のみのアル
ミニウムドラムでは、その表面が荒れており、電子写真
感光体用基板として用いるには不充分である。そのた
め、通常その後の工程としてアルミ基板の表面を鏡面化
研削加工等により表面を仕上げる。例えば、図5及び図
6のように砥石による表面研磨やダイヤモンドバイト切
削等の方法がある。ところが、この様な切削、研磨方法
は、アルミニウム管状基板を一本づつ切削装置にチャッ
キング固定し、表面処理を施さなくてはならなく、操作
に手間がかかり、セッテイングに時間を要する等の欠点
がある。従って、製造コストが高くなり、大量生産には
不向きな方法である。
【0004】又、切削研磨により所定範囲内の平面度或
は凹凸表面に仕上げようとすると、切削により発生する
アルミニウム金属の金属粉やバイトかす(砥石かす)等
の微細な介在物が切削物と被切削物の間に混入し、これ
により切削の加工性が低下し、それらに起因する表面欠
陥が生じ、それが画像欠陥としてスジとなって現れてし
まい、安定した電子写真用感光体の提供ができない欠点
を有している。特に従来のダイヤモンドバイト切削によ
る表面研磨等の方法では、ある一定間隔に規則的周期で
粗した溝が原因で、露光の際これらアルミ基板上表面及
び感光層表面での反射光に位相差が生じ、それによって
干渉縞模様が出てしまう。この様な現象は、レーザ光等
の可干渉性の単色光を光源とした電子写真方式の場合、
顕著に画像不良として現れる。特に反転現像時に黒点或
はスジを生じて画像欠陥となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、電子写真感光体用アルミ基板をセンタレス
研削加工及びその後の表面処理として、適度なホーニン
グ加工処理を施すことにより、レーザー光等の可干渉光
を露光光源とした感光体に対して、干渉縞防止効果に優
れた電子写真感光体用アルミ基板を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、電子写真
感光体用アルミ基板について、従来の表面形状及び加工
方式により生ずる前述の問題点をなくし、本発明の目的
を達成させるため鋭意研究を重ねた結果、押出し、引抜
きにより製造した所定の表面粗さを有するアルミニウム
管状基板をセンタレス研削加工或はローラーバニシング
加工により、アルミニウム管状基板の表面粗さRzを
0.3〜3.0μmに仕上げた後、更に液体ホーニング
加工により前記アルミニウム管状基板の表面を表面粗さ
Rz0.5〜3.0μm、表面積増加率5〜50%の処
理を施すことを特徴とする電子写真感光体用アルミニウ
ム管状基板の製造方法を提供するものである。
【0007】即ち本発明は、熱間押出後引抜により所定
の寸法形状に仕上げた表面粗さ10μm以下のアルミニ
ウム管状基板をセンタレス研削加工或はローラーバニシ
ング加工により、アルミ基板の円周方向に溝を形成し、
該溝の凹凸部綾形状及び溝間隔に規則性を持たさない表
面研削で行われ、表面粗さRz0.3〜3.0μmの範
囲に仕上げた後、液体ホーニング加工により前記センタ
レス研削で形成された不規則な溝が消えない程度に表面
粗さRz0.5〜3.0μm、且つ表面積増加率5〜5
0%の範囲内で表面処理を施すことにより、本発明の目
的・課題が達成される。
【0008】以下に、本発明の内容を図面を用いて詳細
に説明する。本発明は、上記のごとく所定の表面粗さの
アルミニウム管状基板を用い、これを例えばセンタレス
研削装置により加工した場合を説明すると、回転砥石と
同じ方向に回転するフィードローラとの間に送り、被切
削物を回転砥石とフィードローラの回転軸方向に移送さ
せながら研削するものである。
【0009】センタレス研磨装置は、図1のように、回
転砥石1とこの回転砥石1と同方向に回転するフィード
ローラ2との間に被研削物3を送り、被研削物3はブレ
ード4により支持され、ガイド5、6、7、8にガイド
され、回転砥石1とフィードローラ2の回転軸方向に研
削されながら移送する。矢印は回転方向を示す。
【0010】図2は、本研削装置の上面図であり、図1
と同符号を示す。図のAの方向から順次Bの方向へ被研
削物のアルミニウム管状基板3が回転砥石1とフィード
ローラ2との間に挟まれながら被切削物3自身もランダ
ムに回転且つ、軸方向Bの方向へ移動しながら研削され
る。
【0011】この方法だと、引抜加工等の非研削加工に
より作成された非研削アルミニウム管状基板を次工程の
センタレス切削工程に自動化ラインで流すことが可能と
なり、時間当りの研削本数は、従来の方法に比べ、極め
て高能率で表面処理が可能になる。更に、転圧加工によ
り管外面に圧縮残留応力を残すことが出来るため、曲が
りや真円度も向上する。これにより、押出し引抜きアル
ミニウム管状基板表面の表面状態の悪さを本発明の方法
を用いることによって修正し、所望の表面状態に仕上げ
ることができる。
【0012】特に、前述の従来例に比べ、被研削物自身
の動作がランダムに回転、移送されるので、それによる
切削痕は被研削物の円周方向或は軸方向に非周期的に切
削されたり、または交差する場合もある。従って、これ
らの加工溝は従来問題となっている感光体の干渉縞によ
る画像不良の欠点を無くす重要な因子である。
【0013】また、ローラーバニシング加工装置でも本
発明の特徴とする前述と同様の加工溝が形成される。図
3はローラーバニシング加工装置9の説明図であり、図
のAの方向から順次Bの方向へ被研削物のアルミニウム
管状基板3が多数本のバニシングローラー10によりセ
ンタレスバニシング加工(転圧加工)され、アルミニウ
ム管状基板3の表面にランダムな溝状痕が形成される。
図中の矢印は回転方向を示す。
【0014】これら被研削物に施される溝形状について
は、加工条件、砥石粒径、粗さ、回転数、送り速度等を
適宜調整して所望のものにする。以上の表面に不規則且
つ非周期的な溝形状を有してなるアルミ基板いわゆるセ
ンタレス管をそのまま電子写真用感光体のアルミ基板と
して使用するには画像品質上、黒点等の欠陥をもたら
し、安定した電子写真用感光体の提供は出来ない。
【0015】その理由として、図1で示した回転砥石1
で研削されたアルミニウム管状基板は、それ自体が軟質
金属のため、表面に微細な凹凸が形成され、図4(a)
に示すようなアルミニウム金属のバリ11が発生してし
まう。図4(b)に示すように3はアルミ基板、11は
センタレス研磨時に発生したアルミバリ、12は感光層
である。該アルミニウム基板上に感光層を形成した場
合、アルミバリ11が感光層表面方向に生じていると、
その部分から感光層表面に向かって電荷の注入が起こ
り、結果として感光体の表面電位が打ち消され、反転現
像方式の場合、画像上に黒点として現れ画像不良にな
る。表−1に示すようにセンタレス研削されたアルミニ
ウム管状基板上に厚さ20μmの有機感光層を設けた感
光体を試作し、この感光体の画像品質評価を一成分現像
クリーニング方式のレーザープリンターにて行った。又
同時にバイト研削されたアルミニウム管状基板も同様に
評価を行った。
【0016】
【表1】
【0017】表−1に示すように、センタレス研削され
たアルミニウム管状基板サンプルA〜Eのうち、表面粗
さ0.3以下では干渉縞が発生し、3.0μm以上では
黒点がみられた。サンプルFはセンタレス研削加工を施
さない無切削管で、押出し引抜きにより得られた素地の
アルミニウム管であるが、この場合は黒点干渉縞の両方
が顕著にみられた。サンプルGは通常のダイヤモンドバ
イト切削により表面粗さ0.5μmに均一粗されたアル
ミニウム管状基板で、黒点は発生しないものの、アルミ
表面が均一且つ規則的に粗されていることが原因による
干渉縞がみられる。従って、本発明を構成する溝形状の
好適な表面粗さは、Rz0.5〜3.0μmの範囲が有
効である。
【0018】こられの点について、従来のアルミ管状基
板の表面粗さと、本発明のそれとの比較をしたものが図
7と図8である。すなわち、図7は、従来のバイト切削
により表面粗さRz0.5μmに均一に粗面化されたア
ルミニウム管状基板の表面粗さを表面粗さ計で軸方向に
測定して示したものである。図のa−b間がドラムの軸
方向2.5mm分の長さである(倍率60倍)。図8
は、本発明のセンタレス研削加工により形成されたアル
ミニウム管状基板の表面粗さを上記と同様の方法で測定
して示したもので表面粗さRz0.5μmである(倍率
60倍)。
【0019】比較してわかるように図7の従来方法によ
る溝粗さが非常にフラットで均一且つ規則的な粗さを有
している。つまり、溝間隔、ピッチ等が規則的であるゆ
え、粗さも一定且つ規則的である。これとは反対に、図
8の本発明の方法による溝粗さは、山谷のうねりがあ
り、一定の粗さを有していない。つまり、センタレス切
削により溝状痕が円周上で途切れていたり、隣の溝と重
なりあっていたり、転圧により部分部分の溝粗さが異な
っていたりして非常に不規則な性質を有していることか
ら、前述の干渉縞模様の防止効果に効を奏していると考
えられる。
【0020】これらの結果から解るように、従来のバイ
ト切削等による加工方法では、その出来上り凹凸形が規
則的な為、干渉縞を起こす原因となっていたのである
が、本発明の溝形状では特に干渉縞に対して有効な手法
であることが証明されたわけである。しかし、前述の様
にレーザー光等の可干渉光の露光光源に対して高品位の
光階調性の画像を望む場合、即ち本発明の目的を達成す
るには十分でない。しかるに、以上のように加工された
アルミ表面に、更に特定の液体ホーニング加工により表
面を粗すことで本発明の目的が達成される。
【0021】ホーニング加工処理は、図9に示すように
水等の液体に粉末状の研磨材を懸濁させ、高速度でアル
ミ基板表面に吹き付けて表面を凹状に粗面化する方法で
あるが、その場合、表面粗度は吹き付け圧力、速度、比
重及び懸濁濃度等により制御することが出来る。研磨材
としては、ガラスビーズを使用することが望ましい。装
置の基本構成としては、ポンプ13、噴射ガン14、研
磨材15、空気導入管16、処理容器17、被研磨物1
8から成る。
【0022】ホーニング加工の好ましい形状は、前記セ
ンタレス研削で形成された円周上に溝が消えてしまわな
い程度に粗すことが本発明のホーニング加工処理の目安
である。従って、ホーニング処理の表面粗さとしてRz
0.5〜3.0μmが適当である。好ましくは、1μm
〜2μmの範囲が好適である。更に溝状に粗したアルミ
ニウム管状基板の表面を前述の通り、アルミニウム管状
基板円周上の溝が完全に消えてしまう程度にホーニング
処理を施すこと本発明の目的とする効果は期待できな
い。従って、面積増加率で比較した場合、5〜50%の
範囲が円周状の溝状痕とホーニング加工との相乗効果に
よりその効果が最大となる。
【0023】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明の方法を更に詳
細に説明するが、本発明はこれにより限定されるもので
ない。サンプルのアルミニウム管状基板は、センタレス
研削加工により所望の条件で形成したもので、表面粗さ
Rz0.3〜3.0μmの範囲にあるアルミニウム管状
基板である。このアルミ基板の表面に種々の条件を変え
た液体ホーニング法により加工を施し、そのアルミ基板
上に厚さ20μmを有する有機感光層を設けた。こうし
て、得られた感光体の画像品質評価を一成分現像ブレー
ドクリーニング方式をとるレーザービームプリンタにて
評価を行った。
【0024】
【実施例1】液体ホーニング装置は、球型の研磨材(ガ
ラスビーズ)5リットルを水29リットルに懸濁させ、
それをポンプで0.25kg/cm2 の圧搾空気圧で被
研磨物のアルミニウム管状基板に吹き付けることにより
行った。その際、噴射ガンは30cm/秒で上下に移動
させ、一方、アルミニウム管状基板は8rpmで回転さ
せた。加工時間を15sec、30sec、45se
c、60secと変化させることにより、加工前の不規
則な溝状凹凸痕を有するアルミニウム管状基板を加工
し、これにより単位面積当りの表面積が増加する。この
表面積の増加率を表−2に示す。又、表−3にホーニン
グ処理したアルミニウム管状基板に感光層を設けた感光
体の画像品質の評価結果を表−2の条件に対応した形で
示す。
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】
【実施例2】実施例1において圧搾空気圧を0.5kg
/cm2 とし、加工時間を15sec、30sec、4
5sec、60secと変えて処理することにより、表
面積の増加率を得た。又、表−3に画像評価結果を示し
た。
【0028】
【実施例3】実施例1において圧搾空気圧を1.0kg
/cm2 とし、加工時間を15sec、30sec、4
5secと変えて処理することにより、表面積の増加率
を得た。又、表−3に画像評価結果を示した。
【0029】
【実施例4】実施例1において圧搾空気圧を2.0kg
/cm2 とし、加工時間を15sec、30sec、4
5sec、60secと変えて処理することにより、表
面積の増加率を得た。又、表−3に画像評価結果を示し
た。
【0030】
【実施例5】実施例1において圧搾空気圧を3.0kg
/cm2 とし、加工時間を15sec、30sec、4
5secと変えて処理することにより、表面積の増加率
を得た。又、表−3に画像評価結果を示した。
【0031】
【比較例1】実施例と同様に研磨材であるガラスビーズ
の粒径を50μmに変え、圧搾空気圧を2.0kg/c
2 とし、加工時間を15sec、30sec、45s
ec、60secと変えて処理することにより、表面積
の増加率を得た。又、表−3に画像評価結果の示した。
【0032】
【比較例2】実施例と同様に研磨材であるガラスビーズ
の粒径を100μmに変え、圧搾空気圧を2.0kg/
cm2 とし、加工時間を15sec、30sec、45
sec、60secと変えて処理することにより、表面
積の増加率を得た。又、表−3に画像評価結果を示す。
【0033】
【比較例3】センタレス研削を施していない押出し引抜
き管に(実施例4と同様の条件)で表面積の増加率を得
た。又、表−3に画像評価結果を示した。
【0034】
【比較例4】従来のバイト切削加工により、表面粗さ
2.0μmに粗したアルミニウム管状基板に実施例4と
同様の条件で表面積の増加率を得た。又、表−3に画像
評価結果を得た。表−2、表−3より研磨材のガラスビ
ーズの粒径が20μmの場合、圧搾空気圧0.25kg
/cm2 及び0.5kg/cm2 の加工時間45sec
まではバリに起因する黒点や干渉縞が発生した。しか
し、圧搾空気圧0.5kg/cm2の加工時間60se
c及び1kg/cm2 、2kg/cm2 では黒点の発生
はなく良好であった。
【0035】但し圧搾空気圧3.0kg/cm2 では画
像上カブリが発生する。また圧搾空気圧2.0kg/c
2 でもガラスビーズの粒径が50μmになると加工時
間45sec以上はカブリが発生する。カブリが発生し
始めたものは表−2に示すように液体ホーニング加工後
の単位面積当りの表面積が54.3%であることがわか
る。圧搾空気圧2.0kg/cm2 、加工時間60se
cで加工したときの表面積の増加率は50%であり、圧
搾空気圧3.0kg/cm2 、加工時間15secで加
工した時の表面積の増加率は54.3%である。画像品
質は前者が良好であり後者は画像上カブリが発生する。
従って、表面積の増加率が4.8%以下のものはバリが
完全に対策されず黒点が発生するため液体ホーニングを
する場合の有効範囲は、表面積の増加率5%以上50%
以下に処理することにより、画像品質が安定した電子写
真感光体を得ることができる。
【0036】さらにまた、ホーニング加工処理により表
面積の増加に伴って表面粗さにも顕著な差が見られた。
特に表面積増加率5%の境界値の付近では、圧搾空気圧
0.5kg/cm2 、加工時間45secでは表面粗さ
が0.43μmであり、10secでは0.5μmであ
った。さらに表面積増加率50%の境界値の付近では、
圧搾空気圧2.0kg/cm2 、加工時間60secで
は表面粗さが2.8μmであり、圧搾空気圧3.0kg
/cm2 、加工時間15secでは表面粗さが3.1μ
mであった。
【0037】上記のようにホーニング加工処理後の表面
粗さは、表面積の増加に伴い増加率が少なければ表面粗
さも小さく、増加率が多ければ表面粗さも大きいことが
わかる。前述の結果から、本発明のセンタレス管状基板
のホーニング加工処理における表面粗さは、0.5μm
〜3.0μmの範囲が有効である。
【0038】
【発明の効果】以上の如く得られる本発明による電子写
真感光体用アルミニウム基板は、そのままでは表面に汚
れや突起、傷、へこみ等が数多く存在し使用できないよ
うな非切削アルミニウム管状基板をセンタレス研削処理
及び液体ホーニング処理によってそれらの欠点を除去
し、しかも高能率で表面処理することができるもので工
業化に最適である。本発明は、特にレーザー光等の可干
渉光を用いた場合は干渉縞のない優れた画像品質を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセンタレス研削装置の正面図。
【図2】本発明のセンタレス研装置の上面図。
【図3】本発明のローラーバニシング加工装置の説明
図。
【図4】(a)はアルミ表面のバリを示す断面図。
(b)は黒点の発生メカニズムを説明した図。
【図5】従来の砥石研磨装置の一例を示す正面図。
【図6】従来のダイヤモンドバイト切削装置の一例を示
す正面図。
【図7】従来のバイト切削により表面粗さRz0.5μ
mに均一に粗面化されたアルミニウム管の表面粗さを表
面粗さ計で軸方向に測定して示した図(倍率20,00
0倍)。
【図8】本発明のセンタレス研削加工により形成された
アルミニウム管状基板の表面粗さを上記と同様の方法で
測定して示した図(倍率20,000倍)。
【図9】本発明の液体ホーニング加工装置の正面図。
【符号の説明】
1 回転砥石 2 フイードローラー 3 被研削物(アルミニウム管状基板) 4 ブレード 5〜8 ガイド 9 ローラーバニシング加工装置 10 バニシングローラー 11 アルミバリ 12 感光層 13 ポンプ 14 噴射ガン 15 研磨材 16 空気導入管 17 処理容器 18 被研削物(アルミニウム管状基板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 一 山梨県甲府市東光寺2の19の27

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタレス研削加工或はローラーバニシ
    ング加工により、アルミニウム管状基板の表面粗さRz
    を0.3〜3.0μmに仕上げた後、更に液体ホーニン
    グ加工により、前記アルミニウム管状基板の表面を前記
    センタレス研削加工或はローラーバニシング加工の加工
    溝が消えない程度に表面粗さRzを0.5〜3.0μ
    m、表面積増加率5〜50%に処理を施すことを特徴と
    する電子写真感光体用アルミニウム管状基板の製造方
    法。
JP19415092A 1992-07-21 1992-07-21 電子写真感光体用アルミニウム管状基板の製造方法 Pending JPH0635216A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10141172A (ja) * 1996-11-11 1998-05-26 Usui Internatl Ind Co Ltd コモンレールの製造方法
US6432603B1 (en) 1998-11-27 2002-08-13 Canon Kabushiki Kaisha Process for producing electrophotographic photosensitive member
JP2019211619A (ja) * 2018-06-05 2019-12-12 キヤノン株式会社 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置

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