JPH0635437B2 - 二環式イミド及びその製法 - Google Patents

二環式イミド及びその製法

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JPH0635437B2
JPH0635437B2 JP60141469A JP14146985A JPH0635437B2 JP H0635437 B2 JPH0635437 B2 JP H0635437B2 JP 60141469 A JP60141469 A JP 60141469A JP 14146985 A JP14146985 A JP 14146985A JP H0635437 B2 JPH0635437 B2 JP H0635437B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D209/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D209/56Ring systems containing three or more rings
    • C07D209/58[b]- or [c]-condensed
    • C07D209/724,7-Endo-alkylene-iso-indoles
    • C07D209/764,7-Endo-alkylene-iso-indoles with oxygen atoms in positions 1 and 3
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F12/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring
    • C08F12/02Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical
    • C08F12/32Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical containing two or more rings

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水酸基を含有し、アリル基またはメタリル基
で置換され、さらに所望によりメチル基で置換されたビ
シクロ〔2・2・1〕ヘプテ−5−エン−2,3−ジカルボ
ン酸イミド、及びその製造方法に関する。マレインイミ
ド及びビスマレインイミド並びにN−アリルモノマレイ
ンイミドは公知である。
合衆国特許第3450711号は、エンド,シス−ビシクロ〔2
・2・1〕ヘプテ−5−エン−2,3−ジカルボン酸無水物
(5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物)と
選択された有機ジアミンとの反応により製造されるビス
イミド化合物に関する。これらのビスイミドはイミド基
中に、メチル基、メタリル基及びアリル基のいずれの置
換基も含有せず、その構造においても、また化学的反応
性においても本発明による化合物とは異なるものであ
る。上記の合衆国特許明細書による化合物はエポキシド
化合物製造のための中間体として使用される。
ヨーロッパ特許願第0,105,024号にはアリルもしくはメ
タリル基で置換されたビシクロ〔2・2・1〕ヘプテ−5−
エン−2,3−ジカルボン酸イミド及び該化合物より得
られるポリマーが記載されている。
本発明による水酸基を含有する置換されたビシクロ〔2・
2・1〕ヘプテ−5−エン−2,3−ジカルボン酸イミド
は優れた性質を有するポリマー及びそれから誘導される
スルホン酸エステルの両方のための価値ある出発物質で
ある。
該化合物は次式I: 〔式中、 R1及びR2は各々独立に水素原子またはメチル基を表わ
し、 nは1,2または3を表わし、そして R3は直接の結合を表わすか、または鎖中に酸素原子を介
在させていてもよい炭素原子数2ないし20の脂肪族基
を表わすか、または単環もしくは多環式の炭素原子数5
ないし20の脂環式基もしくは炭素原子数6ないし20
の芳香族基を表わすか、または次式II: (式中、Tはメチレン基、イソプロピリデン基、CO、O、S
もしくはSO2を表わす)で表わされる基を表わし、 水酸基はそれぞれR3中の異なる炭素原子に結合する〕で
表わされることを特徴とする。
R1及びR2は好ましくは各々水素原子を表わす。
R3は好ましくは鎖中に1個もしくはそれ以上の酸素原子
を介在させていてもよい2ないし4価の直鎖または分枝
鎖の炭素原子数2ないし20、好ましくは炭素原子数2
ないし12、とりわけ炭素原子数2ないし6の脂肪族基
を表わし得る。
R3として適する脂肪族基の例としては、エチレン基、
1,2−及び1,3−プロピレン基、ブチレン基、ペン
タ−及びヘキサメチレン基、ヘプチレン基、オクチレン
基、デシレン基、ドデシレン基、ヘキサデシレン基また
はネオペンチレン基、並びにグリセロール、1,1,1−ト
リス(ヒドロシキメチル)プロパン及びペンタエリスリ
トール〔2,2−ビス(ヒドロシキメチル)−1,2−
プロパンジオール〕の基が挙げられる。酸素原子を介在
した脂肪族基は例えばエチレングリコールまたはプロピ
レングリコールから誘導することができ、次式:-CH2CH
2 もしくは (式中、mは1ないし10の数を表わす)で表わされる
基に相当し得る。
さらに、R3は炭素原子数5ないし20の、特に2価の単
環もしくは多環式脂肪族基、例えばシクロペンチレン
基、シクロヘキシレン基、シクロヘプチレン基、シクロ
オクチレン基、ビス(シクロヘキシレン)メタン基、
2,2−ビス−(シクロヘキシレン)プロパン基及びデ
カリニレン基であってもよい。
R3が芳香族基を表わす場合は、好ましくは2価の基、例
えば1,3−もしくは1,4−フェニレン基またはナフ
チレン基であり、それぞれ所望により1個もしくはそれ
以上の炭素原子数1ないし4のアルキル基、例えばメチ
ル基、エチル基もしくはプロピル基で置換されていても
よい。上記の基は好ましくは未置換である。特に好まし
い芳香族基は1,3−及び1,4−フェニレン基であ
る。
R3が式IIの基を表わす場合、Tは好ましくはO,SO2
びとりわけメチレン基またはイソプロピリデン基を表わ
す。
特に好ましい式Iの化合物は、 R3が直接結合を表わすか、次式:-CrH2r-(式中、rは
2ないし6の数を表わす)で表わされる基、次式: (式中、mは2及び特に1を表わす)で表わされる基、
グリセロール基、単環式の2価の炭素原子数5ないし8
の脂環式基、例えばシクロペンチレン基及びシクロヘキ
シレン基、未置換の2価の炭素原子数6ないし10の芳
香族基、例えば1,3−及び1,4−フェニレン基また
はナフチレン基、またはTがO,SO2,及び特にメチレ
ン基もしくはイソプロピリデン基を表わす式IIの基を表
わす化合物である。
さらにとりわけ好ましい式Iの化合物は、R3が直接結合
を表わすか、または次式: -CH2CH2-, -CH2CH2OCH2CH2-, または で表わされる基を表わす化合物である。
さらに好ましい式Iの化合物は、R3が直接結合を表わす
か、またはエチレン基もしくは1,4−フェニレン基を
表わす化合物である。
本発明によるイミドは、 次式III: (式中、R1及びR2は前記式Iで定義した意味を表わす)
で表わされる無水物を、高温で、反応中に生ずる水を留
去しながら、次式IV: H2N-R3(OH) (IV) (式中、R3及びnは前記式Iで定義した意味を表わす)
で表わされる化合物と反応させることからなる。式IVの
化合物が低沸点化合物である場合は、過剰量の反応剤を
使用するのが有利である。反応は溶媒を用いずにまたは
水を共沸により除去するための不活性溶媒(共留剤)の
存在下で実施することができる。反応温度は100ないし2
50℃が好ましい。式Iのイミドは好ましくは溶媒状態
で、4500Pa以下の圧力で、130ないし220℃、好ましくは
180ないし220℃の温度で製造される。
驚くべきことに、式IVの化合物は式IIIの無水物との反
応において水酸基を含まないアミンの様に働き、従って
水酸基の反応により得られる生成物混合物は提供しな
い。式IIIの出発物質は、米国特許第3,105,839号明細書
に記された方法に従い、ナトリウムシクロペンタジエニ
ドまたはナトリウムメチルシクロペンタジエニドをアリ
ルもしくはメタアリルハライドと反応させた後、無水マ
レイン酸とのデイールス−アドラー反応によって製造す
ることができる。上記米国特許明細書にはアリル基は二
環構造の7−位置で結合することが示されているが、最
近の研究によればアリル基の位置(1位及び6位)に関
しての異性体と、さらに酸無水物部分のエンド形とエキ
ソ形の立体構造に関する異性体の混合物の形成されるこ
とが示されている。異性体成分は分取ガスクロマトグラ
フィのみによって分離することができる。
式IVの化合物は公知であるか、または公知方法により製
造され得る。
本発明による化合物は液体または低融点固定物質であ
り、高いガラス転移温度を有する固体生成物に重合化さ
れ得る。
2種の異なる反応性基である二重結合及び水酸基が存在
するため、本発明によるイミドは異なるポリマーの製造
のための原料または中間体として使用できる。従って式
Iのイミドは、例えば末端カルボキシル基を有するポリ
エステル、ポリイソシアネートまたはポリブタジエンと
反応させることができる。
式Iのイミドは、さらに新規なポリマーを製造するため
のモノマーまたはコモノマーとして使用することもでき
る。反応は、例えば180ないし300℃、好ましくは200な
いし250℃の温度で6ないし60時間加熱することによ
り行なうことができる。R1,R2,R3及びnは上記の定義
において好ましいとして挙げた意味を表わす。
本発明による化合物は直接使用することも、重合もしく
は縮合することもでき、または初めにトルエン、キシレ
ン、メチルエチルケトン、アルキル部分に1ないし4個
の炭素原子を含有するエチレングリコールモノアルキル
エーテル及び−ジアルキルエーテル、またはラッカー産
業で慣用の同様の溶媒に溶解することもできる。このタ
イプの溶液は含浸剤または塗布剤、及びさらに消費者へ
の送付手段としても使用される。本発明によるイミドの
好ましい利用分野は、エポキシ樹脂との反応であり、そ
れによって優れた特性を有する硬化生成物を得ることで
ある。
さらに、本発明は式Iのイミド、エポキシド樹脂及び所
望により他の慣用の添加剤、例えば触媒(硬化促進剤)
を含有する硬化性混合物にも関する。さらに本発明の目
的は式Iのイミドとエポキシド樹脂を好ましくは触媒の
存在下で反応させることにより得られるポリマーを提供
することにある。使用されるイミドは好ましくは本発明
によるN−ヒドロシキアリール誘導体である。
使用されるエポキシ樹脂として好ましいのは、1分子あ
たり平均1個以上のエポキシド基を有する。特に下記の
ものが挙げられる。
アクリル性ポリエポキシド、例えばエポキシエチル−
3,4−エポキシシクロヘキサン(ビニルシクロヘキサ
ンジエポキシド)、リモネンジエポキシド、ジシクロペ
ンタジエンジエポキシド、ビス(3,4−エポキシシク
ロヘキシルメチル)アジペート、3′,4′−エポキシ
シクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサ
ンカルボキシレート、3′,4′−エポキシ−6′−メ
チルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−6−メ
チルシクロヘキサンカルボキシレート、3−(3′,
4′−エポキシシクロヘキシル)−2,4−ジオキサス
ピロ〔5,5〕−8,9−エポキシウンデカン及び3−
グリシジルオキシエトキシエチル−2,4−ジオキサス
ピロ〔5,5〕−8,9−エポキシウンデカン; 多価アルコール、例えば1,4−ブタンジオールまたは
ポリアルキレングリコール、例えばポリプロピレングリ
コールのジ−またはポリグリシジルエーテル;脂環式ポ
リオール、例えば2,2−ビス(4′−ヒドロキシシク
ロヘキシル)プロパンのジ−またはポリグリシジルエー
テル;多価フェノール、例えばレゾルシノール、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)メタン(ビスフェノール−
F)、2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロ
パン(ビスフェノールA)、2,2−ビス(4′−ヒド
ロキシ−3′,5′−ジプロモフェニル)プロパン、1,
1,2,2-テトラキス(4′−ヒドロキシフェニル)エタ
ン、または酸性の条件下で得られるフェノールとホルム
アルデヒドとの縮合生成物、例えばフェノールノボラッ
ク及びクレゾールノボラックのジ−またはポリグリシジ
ルエーテル;及びさらに上記の多価アルコール類及び多
価フェノール類のジ−またはポリ(β−メチルグリシジ
ル)エーテル; 多価カルボン酸、例えばフタル酸、テレフタル酸、テト
ラヒドロフタル酸及びヘキサヒドロフタル酸のポリグリ
シジルエステル及びポリ(β−メチルグリシジル)エス
テル; アミン、アミド及び複素環式窒素原子含有塩基のN−グ
リシジル誘導体、例えばN,N−ジグリシジルアニリ
ン、N,N−ジグリシジルトルイジン、N,N,N′,N′
−テトラグリシジル−ビス(4−アミノフェニル)メタ
ン、トリグリシジルイソシアヌレート、N,N′−ジグリ
シジルエチル尿素、N,N′−ジグリシジル−5,5−ジ
メチルヒダントイン、N,N′−ジグリシジル−5−イソ
プロピルヒダントイン及びN,N′−ジグリシジル−5,5
−ジメチル−6−イソプロピル−5,6−ジヒドロウラ
ジル。
フェノール−もしくはクレゾール−ホルムアルデヒドノ
ボラックのポリグリシジルエーテル並びにビスフェノー
ルA及びビスフェノールFのジグリシジルエーテルが特
に好ましい。
適する触媒(硬化促進剤)は例えば:第三アミン、その
塩または第四アンモニウム化合物、例えばベンジルジメ
チルアミン、2,4,6-トリス−(ジメチルアミノメチル)
フェノール、1−メチルイミダゾール、2−エチル−4
−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、4
−アミノピリジン及びトリペンチルアンモニウムフェノ
レート;またはアルカリ金属アルコラート、例えばナト
リウムヘキサントリオレート。本発明による混合物の反
応(硬化)は50ないし300℃、好ましくは150ないし30
0℃で有利に行なわれる。
好ましい硬化促進剤は2−フェニルイミダゾールであ
る。
硬化は公知方法により、2もしくはそれ以上の工程で行
なってもよく、最初の硬化工程は低温で、次の工程は高
温で行なわれる。
所望により2工程で硬化を行なう場合は、硬化を予じめ
中断しておくか、または最初の工程をほんのわずかに上
昇させた温度で行ない、なお可融性及び/または可溶
性、硬化性の初期縮合物(いわゆるB段階)をイミド成
分(a)とエポキシド成分(b)から得る。このタイプの初期
縮合物は、例えばプレプレグ、成形材料または焼結粉末
の製造に使用される。
本発明において、“硬化”の語は可溶性の液体または可
融性のエポキシド樹脂の不溶性及び不融性の三次元的に
架橋した生成物または材料への転換を意味し、通常は同
時に注型品、プレス成分及び積層品の様な成形品の形
態、または含浸品、塗料、ラッカーフィルムまたは接着
層の形態への転換を伴なう。
充填剤、顔料、染料及び他の添加剤のような不活性で安
定な物質は当然ながら、架橋した成形品に重合化する前
に式Iのイミドに添加することができる。
本発明による式Iのイミド、特にnが1を表わすイミド
は例えば次式V: R4−SO2Cl (V) で表わされるスルホクライドと、塩化水素受容体の存在
下で冷却しながら反応させて対応するスルホン酸エステ
ルを提供し得る。上記式V中、R4は炭素原子数1ないし
6のアルキル基、炭素原子数5ないし6のシクロアルキ
ル基、炭素原子数6ないし10のアリール基または炭素
原子数7ないし12のアルカリール基、及び好ましくは
メチル基、フェニル基またはp−トリル基を表わす。
式Iの化合物と式Vのスルホクライドとの反応は好まし
くは等モル比の反応剤を用いて、沸点が200℃以下の不
活性溶媒中で実施される。適する溶媒としては、所望に
より塩素化された脂肪族または脂環式炭化水素、及び特
に所望により塩素化された芳香族炭化水素、例えばクロ
ロベンゼン、キシレン及び特にトルエンが挙げられる。
反応中に生じた塩酸を中和するために、反応は塩化水素
受容体、好ましくは第三アミン、例えばトリエチルアミ
ン、ジメチルアニリン、ピリジンまたはルチジンの存在
下で実施される。反応は発熱的に進行するので、反応混
合物の温度が好ましくは10℃を越えない様に冷却す
る。
本方法により得られた化合物は液体または低融点の固体
物質である。高温においては、該化合物は次式:R4SO3H
(式中、R4は前記で定義した意味を表わす)で表わされ
る対応するスルホン酸を放出するので、陽イオン性ポリ
マー材料の架橋のための潜触媒として適している。スル
ホン酸が開裂した後に残る化合物のラジカルは、その多
官能性のためにポリマー末端に同時に付加される。触媒
として、上記化合物のいくつかの混合物を使用すること
もできる。
触媒として上記のスルホン酸エステルを使用するのに適
する陽イオン性重合性材料は、特に所望により置換され
た二環式イミド、それらは例えばヨーロッパ特許願第0,
105,024号に記載されている。得られた架橋ポリマーは
優れた機械的及び熱的性質を特徴とする。
本発明によるいくつかのイミドの製造方法、その性質及
び該イミドの施用方法を下記の実施例により説明する。
製造実施例 実施例1:メタリルビシクロ〔2・2・1〕ヘプテ−5−エ
ン−2,3−ジカルボン酸−N−ヒドロキシルイミド 塩酸ヒドロキシルアミン34.75gを水に溶解し、メタリ
ルビシクロ〔2・2・1〕ヘプテ−5−エン−2,3−ジカ
ルボン酸無水物109gを添加する。その後50%の水酸
化ナトリウム水溶液を攪拌しながら滴下し、混合物を1
時間還流させる。その後、全ての揮発性成分を留去し、
残渣をトルエンで処理し、沈殿した塩化ナトリウムを
去し、トルエンをロータリーエバポレーターで留去す
る。(150℃,2000Pa)。200℃/2.5Pa以下では蒸発し
ない高粘性の液体98.5g(理論値の90%)が得られ
る。このため、生成物は恐らく二量体として存在してい
ると思われる。
実施例2:アリルビシクロ〔2・2・1〕ヘプテ−5−エン
−2,3−ジカルボン酸−N−(2′−ヒドロキシエチ
ル)イミド アリルビシクロ〔2・2・1〕ヘプテ−5−エン−2,3−
ジカルボン酸無水物(異性体混合物)760gを反応容器
に入れ、モノエタノールアミン227.55gを攪拌しながら
滴下する。混合物を2時間還流し、水及び過剰のモノエ
タノールアミンを温度が175℃に達するまで蒸発させ
る。その後圧力を2670Paに下げる。温度を100℃まで下
げ、4.9Paの圧力で生成物の蒸留を行なう。170ないし17
4℃で下記の特性値を有する淡黄色油状物質712.4g(理
論値の77.3%)が留出する ▲nD 25▼=1.5344 η25=2.43Pa.s IRスペクトル: 1619cm-1:環の二重結合 1641cm-1:アリル基 1697cm-1:カルボニル基 1768cm-1:環状イミドのカルボニル基 3449cm-1:水酸基 本方法により得られた生成物は出発物質と同様に1エキ
ソ−,6−エキソ−,1エンド−及び6エンド−異性体
の混合物である。
実施例3:アリルビシクロ〔2・2・1〕ヘプテ−5−エン
−2,3−ジカルボン酸−N−(2′,2′−ジメチル
−3′−ヒドロキシプロピル)イミド アリルビシクロ〔2・2・1〕ヘプテ−5−エン−2,3−
ジカルボン酸無水物(異性体混合物)204gをネオペン
タノールアミン103gと120℃で4時間反応させ、得られ
た生成物を蒸留する。235Paで、169ないし172℃の範囲
で、▲nD 25▼=1.5190の屈折率及び6.21Pa.s.の粘度を
有する黄色油状物質268g(理論量の92.7%)が得られ
る。
ピリジン中で無水酢酸によりアセチル化することによ
り、水酸基含有量を調べる。
実施例4:アリルビシクロ〔2・2・1〕ヘプテ−5−エン
−2,3−ジカルボン酸−N−〔2′−(2″−ヒドロ
キシエトキシ)エチル〕イミド アリルビシクロ〔2・2・1〕ヘプテ−5−エン−2,3−
ジカルボン酸無水物(異性体混合物)120gを140℃でジ
グリコールアミン67.9gと反応させる。混合物を200℃
に加熱し、圧力を10.6Paに下げる。25℃で1.55Pa.s.
の粘度を有し、▲nD 25▼=1.5230である黄色油状物質1
42.6gが得られる。
実施例5:アリルビシクロ〔2・2・1〕ヘプテ−5−エン
−2,3−ジカルボン酸−N−(2′,3′−ジヒドロ
キシプロピル)イミド アリルビシクロ〔2・2・1〕ヘプテ−5−エン−2,3−
ジカルボン酸無水物102gを2,3−ジヒドロキシプロ
ピルアミン45.55gと共に200℃に加熱し、圧力を47Paに
下げる。η80=605mPa.s及び▲nD 25▼=1.5380である
高粘性生成物138g(理論値の96.5%)が得られる。
実施例6:アリルビシクロ〔2・2・1〕ヘプテ−5−エン
−2,3−ジカルボン酸−N−(4′−ヒドロキシフェ
ニル)イミド アリルビシクロ〔2・2・1〕ヘプテ−5−エン−2,3−
ジカルボン酸無水物の異性体混合物408gを4−アミノ
フェノール238.26gと共に200℃に加熱する。圧力を2.7
Paに下げ、混合物をその状態に1時間保持する。ガラス
転移温度58℃の赤色固体樹脂535g(理論値の87.7
%)が得られる。
実施例7:アリルビシクロ〔2・2・1〕ヘプテ−5−エン
−2,3−ジカルボン酸−N−(3′−ヒドロキシフェ
ニル)イミド 3−アミノフェノールを使用する以外は前記の実施例6
と同じ方法で実施する。ガラス転移温度が61℃である
赤褐色固体樹脂が得られる。収率:理論量の97.5%。
実施例8:アリルメチルビシクロ〔2・2・1〕ヘプテ−5
−エン−2,3−ジカルボン酸−N−〔4′−(4″−
ヒドロキシフェニルイソプロピリデン)フェニル〕イミ
アリルメチルビシクロ〔2・2・1〕ヘプテ−5−エン−
2,3−ジカルボン酸無水物54gを200℃、2.5Paで2−
(4′−アミノフェニル)−2−(4″−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン56.74gと反応させる。ガラス転移温
度が100℃である暗褐色固体樹脂100.5g(理論量の97.3
%)が得られる。
実施例9:アリルビシクロ〔2・2・1〕ヘプテ−5−エン
−2,3−ジカルボン酸−N−ヒドロキシルイミド 塩酸ヒドロキシルアミン139g(2モル)を水200mに
溶解する。その後、アリルビシクロ〔2・2・1〕ヘプテ−
5−エン−2,3−ジカルボン酸無水物(合衆国特許第
3,105,839号明細書の実施例7に従つて製造されたも
の)408g(2モル)を添加し、続いて50%の水酸化
ナトリウム水溶液160gを激しく攪拌しながら滴下す
る。そして、混合物を1時間還流した後、水及び少量の
油状物質を留去し、残渣をトルエン中にとり、塩化ナト
リウムを去し、トルエンを150℃,2000Pa.でロータリ
ーエバポレーターを用いて留去する。80℃で1.28Pa.
s.の粘度を有する淡褐色の粘性液体としての生成物402.
6g(理論量の91.5%)が残留する。
施用例 実施例I〜V 下記の表に挙げたイミド及びエポキシド化合物を各々の
場合について約150℃で共融させる。その後、触媒とし
て2−フェニルイミダゾールを添加し、減圧下でガス抜
きし、得られた樹脂溶融物を120×120×4mm3の寸法の
プレート金型に注ぐ、該材料を200℃で3時間、220℃で
3時間、そして250℃で12時間硬化すると、完全に充
分に硬化された暗赤色の強靱且つ硬質のプレートが得ら
れ、これをのこ引きして試験用の棒を製造する。これら
の試験片について表に示した性質を測定する。
実施例VI: a)アリルビシクロ〔2・2・1〕ヘプテ−5−エン−2,3
−ジカルボン酸−N−ベンゼンスルホニルオキシドイミ
ドの製造 実施例9により得られた生成物をトルエン1に溶解す
る。その後、トリエチルアミン222.8gを添加し、均一
な溶液が形成されるまで攪拌し続ける。溶液を0℃に冷
却し、外部を冷却した状態で激しく攪拌しながら、ベン
ゼンスルホニルクロライド324.7gを反応混合物の温度
が5ないし10℃に維持される様な方法で滴下する。混
合物を室温で1晩攪拌し、水を添加し、濃塩酸でPHを5
に調節し、そして得られた混合物を75℃の水で2回洗浄
する。水層を分離した後、生成物をNa2SO4で乾燥し、
過し、110℃,2000Pa.でロータリーエバポレーターによ
り濃縮する。放置すると結晶化する粘性の液体471gが
得られる。
(融点=97.99℃) 元素分析: IRスペクトル 575.4,685.5及び736.2(cm-1) :アリール基 1195及び1398(cm-1):−SO2− 1620(cm-1) :環の二重結合 1640(cm-1) :アリル基の二重結合 1742(cm-1) :カルボニル基 b)陽イオン性重合のための触媒としての使用法 下記に示す樹脂を、a)で製造した、潜触媒として作用す
るスルホニルオキシイミドの存在下で硬化する。
樹脂:ヨーロッパ特許出願、EP-A0,105,024号の実施例
11により製造されたビス〔4−(アリルビシクロ〔2・
2・1〕−ヘプテ−5−エン−2,3−ジカルボン酸−イ
ミドフェニル)タメン〕 上記の樹脂に1%の触媒を添加し、得られた混合物を加
熱し、排気し、150×150×4mm3の寸法のスチールの型
に注ぎ、190℃で2時間及び250℃で2時間硬化する。
硬化生成物は下記の特性を有する。
曲げ強さ(ISO178) 99.0N/mm2 エッジーファイバー伸び率 3.4% 衝撃曲げ強さ(ISO179) 6.1KJ/m2 ガラス転移温度(Mettler TA2000)280℃

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次式I: 〔式中、 R1及びR2は各々独立に水素原子またはメチル基を表わ
    し、 nは1,2または3を表わし、そして R3は直接の結合を表わすか、または鎖中に酸素原子を介
    在させていてもよい炭素原子数2ないし20の脂肪族基
    を表わすか、または単環もしくは多環式の炭素原子数5
    ないし20の脂環式基もしくは炭素原子数6ないし20の
    芳香族基を表わすか、または次式II: (式中、Tはメチレン基、イソプロピリデン基、CO、O、S
    もしくはSO2を表わす)で表わされる基を表わし、 水酸基はそれぞれR3中の異なる炭素原子に結合する〕 で表わされるイミド。
  2. 【請求項2】上記式I中、R1及びR2が各々水素原子を表
    わすことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のイミ
    ド。
  3. 【請求項3】上記式I中、R3が直接結合を表わすか、次
    式:-CrH2r- (式中、rは2ないし6の数を表わす)で表わされる
    基、次式: (式中、mは2または1を表わす)で表わされる基、グ
    リセロール基、単環式の2価の炭素原子数5ないし8の
    脂環式基、未置換の2価の炭素原子数6ないし10の芳
    香族基、またはTがO、SO2、メチレン基またはイソプ
    ロピリデン基を表わす式IIの基を表わすことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のイミド。
  4. 【請求項4】上記式I中、R3が直接結合を表わすか、ま
    たは次式: -CH2CH2-, -CH2CH2OCH2CH2-, または で表わされる基を表わすことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のイミド。
  5. 【請求項5】上記式I中、R3が直接結合を表わすか、ま
    たはエチレン基もしくは1,4−フェニレン基を表わす
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のイミド。
  6. 【請求項6】次式III: (式中、R1及びR2は後記式Iで定義する意味を表わす)
    で表わされる無水物を、高温で、反応中に生ずる水を留
    去しながら、次式IV: H2N-R3(OH)n (IV) (式中、R3及びnは後記式Iで定義する意味を表わす)
    で表わされる化合物と反応させることからなる次式I: 〔式中、 R1及びR2は各々独立に水素原子またはメチル基を表わ
    し、 nは1,2または3を表わし、そして R3は直接の結合を表わすか、または鎖中に酸素原子を介
    在させていてもよい炭素原子数2ないし20の脂肪族基
    を表わすか、または単環もしくは多環式の炭素原子数5
    ないし20の脂環式基もしくは炭素原子数6ないし20の
    芳香族基を表わすか、または次式II: (式中、Tはメチレン基、イソプロピリデン基、CO、O、S
    もしくはSO2を表わす)で表わされる基を表わし、 水酸基はそれぞれR3の異なる炭素原子に結合する〕 で表わされるイミドの製造方法。
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