JPH06356A - 転動造粒装置及び方法 - Google Patents
転動造粒装置及び方法Info
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Abstract
霧及び粉末薬剤等の散布並びに乾燥を自動的に制御する
転動造粒装置及び方法を得る。 【構成】 顆粒状の粒子61は、表面が湿潤状態と乾燥状
態とではその性質が異なり、表面が湿潤状態の粒子の流
れ方が表面が乾燥状態の粒子の流れよりも粘度が大き
い。この粘度の変化をセンサー40で検出し、その出力に
基づいて制御装置50は造粒槽1の内部の粒子の表面が所
定の湿潤状態にあるのかそれとも乾燥状態にあるのかを
判別し、それに基づいて液体の噴霧及び粉末剤の散布並
びに乾燥を制御する。
Description
に造粒する転動造粒装置及び方法に関するものである。
装置及び方法として転動造粒装置及び方法が知られてい
る。公知の転動造粒装置及び方法とは、円筒状の造粒槽
の内部において回転する円盤上で核となる粒子(以下、
核粒子とする)を転動させ、核粒子に湿度を与えるため
の液体を噴霧し、次に粉末薬剤等を散布して湿つた核粒
子の表面に付着させ、以後液体の噴霧及び粉末薬剤等の
散布を交互に繰返すか又は同時に行ない、徐々に顆粒剤
を成長させるものである。
置及び方法において、噴霧する液体の量が多すぎると顆
粒剤同士が凝集して粒子が大きくなりすぎる場合があ
る。また、粉末薬剤等の供給が多すぎると余分な粉末薬
剤等が液体の噴霧によつて固められ、核粒子をもたない
大きさの不均一な粒が混ざる場合がある。これを防止す
るために、噴霧する液体の量及び散布する粉末薬剤等の
量をそれぞれ最適に制御する必要がある。一方、顆粒剤
の粒子が成長するにつれてその表面積が大きくなるの
で、それにともなつて噴霧する液体の量及び散布する粉
末薬剤等の量を徐々に変化させなければならない。しか
し、成長しつつある顆粒剤の粒子の直径等を造粒中に測
定することは困難であり、噴霧する液体の量及び散布す
る粉末薬剤等の量の制御は、ベテラン作業者の勘に頼ら
ざるをえない。従つて、粒の大きさの不均一を完全に防
止することはできず、製造ロツトごとの製品のばらつき
が大きいという問題点を有していた。この発明は以上の
ような問題点を解決するためになされたものであり、造
粒中の顆粒剤等の状況を検出し、液体の噴霧及び粉末薬
剤等の散布を自動的に制御する転動造粒装置及び方法を
得ることを目的としている。
造粒装置は、造粒槽の内部において、粒子の転動方向に
平行な垂直面において回動自在に支持され、下方端部近
傍が転動する粒子流による応力を受け、その応力に応じ
た信号を出力するセンサーと、前記センサーの出力信号
が第1の所定値よりも小さい場合に粉末剤の散布を停止
し粒子を湿らせるための液体を噴霧し、前記センサーの
出力信号が第2の所定値よりも大きい場合に液体の噴霧
を停止し湿つた粒子に粉末剤を付着させるために粉末剤
を散布する制御手段と、を具備している。請求項2に記
載した転動造粒装置は、前記センサーの前記下方端部近
傍は、前記粒子流の方向と平行に設けられた両端部がナ
イフエツジ状の薄板であり、上方端部近傍には負荷検出
素子が設けられている。請求項3に記載した転動造粒装
置は、前記センサーの前記下方端部近傍は円柱状であ
り、他の部分に設けられたおもりによる復元力を有し、
上方端部近傍には当該上方端部の変位を検出するための
変位検出素子が設けられている。請求項4に記載した転
動造粒方法は、造粒槽の内部に投入され転動している核
粒子に連続的に液体を噴霧する第1の工程、前記造粒槽
の内部に設けられたセンサーが転動している核粒子流か
ら受ける応力が初期所定値を示したときに、液体の噴霧
を停止し、粉末剤の散布を開始する第2の工程、前記セ
ンサーが表面に粉末剤を付着させた核粒子(以下粒子と
する)流から受ける応力が前記初期所定値から変化して
第2の所定値を示したときに、粉末剤の散布を停止し、
液体の噴霧を開始する第3の工程、前記センサーが前記
粒子流から受ける応力が前記第1の所定値よりも大きい
第2の所定値に達したときに、液体の噴霧を停止し、粉
末剤の散布を再開する第4の工程、所定量の粉末剤を散
布し終えるまで、前記第3及び第4の工程を交互に繰返
す第5の工程、を具備している。請求項5に記載した転
動造粒方法は、造粒槽の内部に投入され転動している核
粒子に連続的に液体を噴霧する第1の工程、前記造粒槽
の内部に設けられたセンサーが転動している核粒子流か
ら受ける応力が初期所定値を示したときに、液体の噴霧
と同時に粉末剤の散布を平行して開始する第2の工程、
前記センサーが表面に粉末剤を付着させた核粒子(以下
粒子とする)流から受ける応力が前記初期所定値から変
化し、その変化量が所定範囲を上回つたときに、液体の
噴霧量を減じるか又は粉末剤の散布量を増加させる第3
の行程、前記応力の変化量が前記所定範囲を下回つたと
きに、液体の噴霧量を増加させるか又は粉末薬剤の散布
量を減じる第4の工程、所定量の粉末剤を散布し終える
まで、前記第3又は第4の工程を選択的に繰返しつつ液
体の噴霧と同時に粉末剤の散布を平行して行なう第5の
工程、を具備している。
ではその性質が異なり、表面が湿潤状態の粒子は液体と
固体の中間の状態(例えば泥のような状態)を示す。具
体的には、表面が湿潤状態の粒子の流れの方が表面が乾
燥状態の粒子の流れよりも粘度が大きい。この粘度の変
化をセンサーで検出し、造粒槽の内部の粒子の表面が所
定の湿潤状態にあるのかそれとも乾燥状態にあるのかを
判別し、それに基づいて液体の噴霧又は粉末剤の散布を
制御する。
の好適な第1の実施例を示す図1から図5までを用いて
説明する。図1はこの発明に係る転動造粒装置の構成を
示す斜視図、図2及び図3は転動造粒工程を示す斜視
図、図4は第1の実施例におけるセンサーの構成を示す
斜視図、図5はセンサーと転動粒子流との関係を示す図
である。
はロータ10が設けられており、造粒槽1の下部に設けら
れたモータ52により所定の方向に所定の速度で回転され
る。造粒槽1の内部は、ロータ10により上下2つの空間
1e,1bに分割され、下部の空間1bにはコンプレツサ51に
より所定の温度、湿度及び風量の空気が矢印gで示すよ
うに常時供給されている。供給された空気は矢印cで示
すように造粒槽1の内壁1aとロータ10との隙間1cから上
部の空間1eに吹出す。造粒する顆粒剤等が下部の空間1b
に落下しないように、また均一に空気を吹出させるため
に、造粒槽1の内壁1aとロータ10との隙間1cは均一で、
かつ、きわめて狭くなければならない。そのために、ロ
ータ10の回転軸の傾きをきわめて小さくするために、軸
受部11を長くしてある。造粒槽1の天井部分1fには、空
気抜きの穴2及び複数の貫通パイプ3a,3b,3c・・・等が設
けられている。造粒槽1に供給された空気は矢印fで示
すように空気抜きの穴2から外部へ排出される。1つの
貫通パイプ3aには液体を噴霧するためのスプレーガン3
0、液体の噴霧を制御するためのバルブ31及び液体を貯
蔵するためのタンク32等が取り付けられている。また、
別の貫通パイプ3bには粉末薬剤等を散布するためのノズ
ル24、連結パイプ23、粉末薬剤等の供給を制御するイン
ペラー21、インペラー21を駆動するためのモータ22及び
粉末薬剤等を貯蔵するための粉末供給器20が取り付けら
れている。造粒槽1の側部には蓋1dが設けられており、
造粒された顆粒剤等はこの蓋1dを開けて外部へ取り出さ
れる。さらに、造粒槽1の天井部分1fにはセンサー40が
設けられている。図4にセンサー40の部分を拡大して示
す。センサー40は、造粒槽1の天井部分1fを貫通する縦
棒42、縦棒42の下端部に設けられた薄板41、水平な横棒
43、横棒43を回動自在に支持する軸受44、縦棒42に設け
られた突起42a、突起42aから受ける負荷を検出するため
の荷重検出素子としてのロードセル45及びその支柱46を
具備している。薄板41は、転動する粒子からの応力を受
けるためのものであり、例えば厚さ1〜1.5mm、幅3cm程
度の金属板であり、両端部をナイフエツジ状に形成され
ている。コンプレツサ51、モータ22及び52、バルブ31、
ロードセル45等は制御装置50にそれぞれ接続されてい
る。
粒中の粒子の動きをマクロ的に見た場合、図2から図4
に示すように多数の粒子によるドーナツ状の転動層60と
して観察される。しかし、ミクロ的に個々の粒子につい
て見た場合、造粒中の個々の粒子61は、ロータ10の回転
により矢印Aで示す回転方向の力と、矢印Bで示す遠心
力及び内壁1aに衝突する際に生じる反力と、矢印cで示
す空気流による上向きの力と、重力による下向きの力、
ロータ10からの反力等を受ける。そして、これらの力が
合成され、個々の粒子61は螺旋状(つるまき状)の運動
を行なつていると考えられる。
て説明する。仮に、薄板41を例えば粒子の運動の方向に
対して直角に配置した場合、粒子が薄板41に衝突し、そ
の衝突の際の応力を検出することになる。この衝突によ
る応力は、主として粒子の質量に支配されるので、仮に
同じ質量の粒子の表面が湿潤状態かあるいは乾燥状態か
によつて薄板41に与える応力が変化するとしても、液体
の噴霧又は粉末薬剤の散布にともなう粒子の質量の増加
による応力の変化に比べて小さく、事実上粒子の表面状
態の変化に基づく応力の変化を検出することは不可能で
ある。一方、図5に示すように、薄板41を粒子の運動方
向に対して平行にし、さらに両端部をナイフエツジ状に
した場合、粒子が薄板41に衝突することはほとんどなく
なり、薄板41には主に粒子が薄板41の表面を転動する際
の摩擦力しか作用しなくなる。この摩擦力は粒子の表面
が湿潤状態か乾燥状態かによつて顕著に差があり、粒子
の表面状態の変化を明確に検出することが可能である。
以上の理由により、図1から図4において、センサー40
の薄板41は内壁1aに対して平行ではなく、個々の粒子61
の螺旋運動の方向に対して平行となるように取り付け
る。
る第1の転動造粒方法を説明する。初期工程として、造
粒槽1の内部に所定量(数)の核粒子を投入する。核粒
子は、例えば薬剤等の有効成分を含まない直径200〜500
μm程度の粒子であり、でんぷん、糖、セルロース等を
主成分とする。ロータ10は所定の方向に所定の速度で連
続的に回転し、コンプレツサ51は所定温度の空気を所定
の風量で連続的に造粒槽1に供給する。これにより、核
粒子は造粒槽1の内部で転動する。核粒子全体として
は、ドーナツ状の転動層60を形成しているように観察さ
れる。第1の工程として、制御装置50はバルブ31を制御
し、タンク32に貯蔵されている液体を造粒槽1の内部で
転動している核粒子に対して核粒子が所定の湿潤状態に
なるまで連続的に噴霧する。液体は、例えばメチルセル
ロースやエチルセルロース等の結合剤を含んだ液体であ
る。最初乾燥状態にあつた核粒子は湿潤状態に移行する
につれて粘度が大きくなり、センサー40の薄板41の表面
を核粒子が転動する際の摩擦が大きくなり、ロードセル
45の出力は徐々に大きくなる。核粒子が所定の湿潤状態
にあるときのロードセル45の出力をあらかじめ実験によ
つて測定しておき、この値を初期所定値として制御装置
50に記憶させておく。制御装置50はロードセル45からの
出力信号と記憶されている初期所定値とを比較する。ロ
ードセル45からの出力が初期の所定値に達したとき、第
2の工程として、制御装置50はバルブ31を制御して液体
の噴霧を停止し、モータ22を制御して粉末供給器20に貯
蔵されている粉末薬剤等を造粒槽1の内部に散布を開始
する。湿潤状態にある核粒子の表面に粉末薬剤等が付着
し始めると、表面が湿潤状態から乾燥状態に移行し始め
る。核粒子の表面に粉末薬剤が付着するにつれて、粒子
(粉末薬剤が付着していない核粒子と区別するため、以
下単に粒子とする)の表面が乾燥状態に移行する。これ
にともなつて、ロードセル45の出力は徐々に小さくな
る。満遍なく表面に粉末薬剤等を付着した粒子は実質的
に表面が乾燥状態にあり、表面が湿潤状態にある粒子と
比べて粘度が小さい。従つて、粒子が乾燥状態にあると
きのロードセル45の出力をあらかじめ実験によつて測定
しておき、この値を第1の所定値として制御装置50に記
憶させておく。制御装置50はロードセル45からの出力信
号と記憶されている第1の所定値とを比較する。ロード
セル45からの出力が第1の所定値に達したとき、第3の
工程として、制御装置50はモータ22を制御して粉末薬剤
等の散布を停止し、バルブ31を制御して液体の噴霧を再
開する。液体の噴霧にともない、粒子の表面に付着した
粉末薬剤等が乾燥状態から湿潤状態に移行し、ロードセ
ル45の出力は徐々に大きくなる。ここで、湿潤状態にあ
る核粒子の粘度と湿潤状態にある粉末薬剤等を付着した
粒子の粘度とを比較した場合、これらの値は一般的に一
致しない。従つて、粒子が湿潤状態にあるときのロード
セル45の出力をあらかじめ実験によつて測定しておき、
この値を第2の所定値として制御装置50に記憶させてお
く。制御装置50はロードセル45からの出力信号と記憶さ
れている第2の所定値とを比較する。ロードセル45から
の出力が第2の所定値に達したとき、第4の工程とし
て、制御装置50はバルブ31を制御して液体の噴霧を停止
し、モータ22を制御して粉末供給器20に貯蔵されている
粉末薬剤等を造粒槽1の内部に散布を再開する。粒子が
所望する直径になるまで、または所定量の粉末薬剤等を
散布し終えるまで、第5の工程として、第3の工程及び
第4の工程を交互に繰返す。
時に行なうことによつて造粒を行なう第2の転動造粒方
法について説明する。なお、上記液体の噴霧と粉末薬剤
等の散布を交互に行なう転動造粒方法と重複する部分は
その説明を省略する。前記第1の工程において、ロード
セル45からの出力が初期の所定値に達したとき、第2の
工程として、制御装置50は液体の噴霧と同時に、これと
平行してモータ22を制御して粉末供給器20に貯蔵されて
いる粉末薬剤等を造粒槽1の内部に散布を開始する。造
粒槽1の内部で転動している粒子の表面に粉末薬剤等の
付着が進むにつれて粒子径が大きくなり、表面積も増大
する。これにともなつて、粒子と粉末薬剤等との相対的
な粒子径差が拡大し、粉末を粒子表面に付着させるため
に必要な湿潤量が変化する。液体の噴霧量及び粉末薬剤
等の散布量を一定に保つたままにすると、粒子の表面は
次第に乾燥状態又は湿潤状態に移行する。ここで、実験
等によりあらかじめ最適な造粒を行なう時のロードセル
45の出力の変化を測定しておき、このデータを制御装置
50に記憶しておき、制御装置50はロードセル45の出力の
変化とこのデータとを比較する。造粒の進展にともなう
ロードセル45の出力の変化が前記データに基づく所定範
囲を上回つたとき、粒子の表面は最適な造粒状態と比較
して湿潤状態に移行している。そこで、第3の工程とし
て、制御装置50はバルブ31を制御して液体の噴霧量を減
少させるか、又はモータ22を制御して粉末供給器20に貯
蔵されている粉末薬剤等の散布量を増加させる。これに
より、造粒槽1の内部の粒子の表面の状態は湿潤状態か
ら最適状態へと移行する。一方、造粒の進展にともなう
ロードセル45の出力の変化が前記データに基づく所定範
囲を下回つたとき、粒子の表面は最適な造粒状態と比較
して乾燥状態に移行している。そこで、第4の工程とし
て、制御装置50はバルブ31を制御して液体の噴霧量を増
加させるか、又はモータ22を制御して粉末供給器20に貯
蔵されている粉末薬剤等の散布量を減少させる。これに
より、造粒槽1の内部の粒子の表面の状態は乾燥状態か
ら最適状態へと移行する。粒子が所望する直径になるま
で、または所定量の粉末薬剤等を散布し終えるまで、第
5の工程として、第3の工程及び/又は第4の工程を選
択的に繰返す。なお、この第2の転動造粒方法では、実
質的に常時液体の噴霧及び粉末薬剤等の散布を行なつて
おり、前記第1の転動造粒方法と異なり第3の工程と第
4の工程とが交互に繰返されるとは限らない。
の直径が大きくなるにつれて粒子の表面積も増加し、そ
れに対して散布すべき粉末薬剤等の量及び噴霧すべき液
体の量も徐々に変化させなければならない。従来、作業
者の勘に頼つて粉末薬剤等の散布量及び液体の噴霧量を
調整していたが、本発明によれば制御装置50がセンサー
40の出力に基づいて自動的に調整するため、粉末薬剤等
や液体の量が多すぎたり少なすぎたりすることはなく、
粒子同士が付着して粒が大きくなりすぎたり、余分な粉
末薬剤等が液体の噴霧によつて固められ、核粒子をもた
ない大きさの不均一な粒が混ざるということはない。
にセンサー部の第2実施例を図6及び図7を用いて説明
する。なお、その他の構成は図1に示す第1の実施例と
同様であるため、図示及び説明を省略する。図6におい
て、センサー400は縦棒420、水平な横棒430、横棒430を
回動自在に支持する軸受440、横棒430よりも下の位置に
おいて縦棒420に取り付けられたおもり470、縦棒420の
上方端部近傍に設けられ縦棒420の変位を検出する変位
検出素子450及びその支柱460等で構成されている。縦棒
420は、例えば丸棒であり、少なくとも下方端部近傍の
断面が円形である。変位検出素子450は、例えば差動ト
ランスなどであり、機械的な変位を電気信号等に変換し
て出力する。おもり470は、振り子の如く復元力をもた
せるためのものである。図6に示すように、粒子61の転
動層60中に縦棒420の下方端部を突込むと、図7に示す
ように粒子が縦棒420の表面を転動する。その際、縦棒4
20と粒子との摩擦によつて縦棒420は粒子の転動方向に
応力を受け、横棒430を軸として回動(傾斜)する。一
方、おもり470には重力が作用し、転動する粒子から受
ける摩擦力と重力とがバランスした位置で静止する。粒
子の粘度が大きいほど縦棒420が受ける摩擦力は大き
く、傾斜角も大きい。この縦棒420の傾斜角を変位検出
素子450により検出する。
に示す変位検出素子450の出力は、実際には単調増加成
分と粒子の表面状態の変化にともない繰返し増減する周
波数成分等の複数の成分の合成である。造粒が進むにつ
れて粒子の直径が大きくなり、粒子とセンサー40の薄板
41又はセンサー400の縦棒420との接触面積が増加する。
これにともなつて、センサー40又は400に作用する粒子
による摩擦力全体としては連続的に増加する傾向を示
す。これが単調増加成分に相当する。また、周波数成分
は、前述のごとく粒子の表面が湿潤状態と乾燥状態とを
繰返すことにより増減するセンサー40又は400の出力及
び、湿潤状態で粒子が粘性により軟凝集塊を形成したと
きにこれがセンサー40又は400に連続的に接触すること
により増減するセンサー40又は400の出力に相当する。
顆粒状に造粒する場合について説明したが、複数種類の
粉末剤等を積層状に造粒する場合は、造粒槽1の天井部
に設けられた複数の貫通パイプ3a,3b,3c・・・に異なつた
種類の粉末薬剤等を貯蔵した別の粉末供給器20等を接続
し、各層に応じて順に粉末薬剤等の散布を行なえばよ
い。
装置及び方法によれば、造粒中の粒子の表面の湿潤状態
及び乾燥状態をセンサーによつて検出し、その出力に基
づいて液体の噴霧及び粉末剤の散布を自動的に制御して
いるので、粉末薬剤等や液体の量が多すぎたり少なすぎ
たりすることはなく、粒子同士が付着して粒が大きくな
りすぎたり、余分な粉末薬剤等が液体の噴霧によつて固
められ、核粒子をもたない大きさの不均一な粒が混ざる
ということはない。また、作業者の勘に頼る必要がない
ので、誰が操作しても均質な製品ができ、ロツトごとの
ばらつきもきわめて少ないという効果を有する。
図
図
す斜視図
視図
の関係を示す図
視図
の関係を示す図
Claims (5)
- 【請求項1】 造粒槽の内部において、粒子の転動方向
に平行な垂直面において回動自在に支持され、下方端部
が転動する粒子流による応力を受け、その応力に応じた
信号を出力するセンサーと、 前記センサーの出力信号が第1の所定値よりも小さい場
合に粉末剤の散布を停止し粒子を湿らせるための液体を
噴霧し、前記センサーの出力信号が第2の所定値よりも
大きい場合に液体の噴霧を停止し湿つた粒子に粉末剤を
付着させるために粉末剤を散布する制御手段と、 を具備する転動造粒装置。 - 【請求項2】 前記センサーの前記下方端部近傍は、前
記粒子流の方向と平行に設けられた両端部がナイフエツ
ジ状の薄板であり、上方端部近傍には負荷検出素子が設
けられていることを特徴とする請求項1記載の転動造粒
装置。 - 【請求項3】 前記センサーの前記下方端部近傍は円柱
状であり、他の部分に設けられたおもりによる復元力を
有し、上方端部近傍には当該上方端部の変位を検出する
ための変位検出素子が設けられていることを特徴とする
請求項1記載の転動造粒装置。 - 【請求項4】 造粒槽の内部に投入され転動している核
粒子に連続的に液体を噴霧する第1の工程、 前記造粒槽の内部に設けられたセンサーが転動している
核粒子流から受ける応力が初期所定値を示したときに、
液体の噴霧を停止し、粉末剤の散布を開始する第2の工
程、 前記センサーが表面に粉末剤を付着させた核粒子(以下
粒子とする)流から受ける応力が前記初期所定値から変
化して第1の所定値を示したときに、粉末剤の散布を停
止し、液体の噴霧を開始する第3の工程、 前記センサーが前記粒子流から受ける応力が前記第1の
所定値よりも大きい第2の所定値に達したときに、液体
の噴霧を停止し、粉末剤の散布を再開する第4の工程、 所定量の粉末剤を散布し終えるまで、前記第3及び第4
の工程を交互に繰返す第5の工程、 を具備する転動造粒方法。 - 【請求項5】 造粒槽の内部に投入され転動している核
粒子に連続的に液体を噴霧する第1の工程、 前記造粒槽の内部に設けられたセンサーが転動している
核粒子流から受ける応力が初期所定値を示したときに、
液体の噴霧と同時に粉末剤の散布を平行して開始する第
2の工程、 前記センサーが表面に粉末剤を付着させた核粒子(以下
粒子とする)流から受ける応力が前記初期所定値から変
化し、その変化量が所定範囲を上回つたときに、液体の
噴霧量を減じるか又は粉末剤の散布量を増加させる第3
の行程、 前記応力の変化量が前記所定範囲を下回つたときに、液
体の噴霧量を増加させるか又は粉末薬剤の散布量を減じ
る第4の工程、 所定量の粉末剤を散布し終えるまで、前記第3又は第4
の工程を選択的に繰返しつつ液体の噴霧と同時に粉末剤
の散布を平行して行なう第5の工程、 を具備する転動造粒方法。
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|---|---|---|---|
| JP19008392A JP3347366B2 (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 転動造粒装置及び方法 |
| US08/074,478 US5350567A (en) | 1992-06-23 | 1993-06-11 | Centrifugal fluidizing granulator for powder coating granulation |
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