JPH0635846Y2 - 液圧倍力装置におけるリザーバ - Google Patents

液圧倍力装置におけるリザーバ

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JPH0635846Y2
JPH0635846Y2 JP1989098837U JP9883789U JPH0635846Y2 JP H0635846 Y2 JPH0635846 Y2 JP H0635846Y2 JP 1989098837 U JP1989098837 U JP 1989098837U JP 9883789 U JP9883789 U JP 9883789U JP H0635846 Y2 JPH0635846 Y2 JP H0635846Y2
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filter
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hydraulic fluid
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克 小西
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、入力を所定の大きさに倍力させて出力する、
例えばブレーキ倍力装置等の液圧倍力装置に用いられ、
作動液を貯溜するためのリザーバに関するものである。
(従来の技術) 一般に液圧倍力装置は、入力軸を作動して制御弁を切り
換えることにより、動力室に液圧源からの液圧を導入
し、その液圧によってパワーピストンを作動させて出力
軸から出力するようになっている。
このような液圧倍力装置は、例えば自動車の制動装置に
おけるブレーキ倍力装置に用いられており、小さなブレ
ーキペダル踏力で大きなブレーキ力を得ることにより、
制動を確実にすると共に、運転者の疲労を軽減してい
る。
そして、一般には圧力媒体であるブレーキ液等の作動液
はハウジングに取り付けられたリザーバに貯溜されてい
て、液圧倍力装置が常時確実に作動できるようにしてい
る。
またこのようなリザーバは、作動液を液圧倍力装置用と
マスタシリンダ用とに共用できるような構造とされてい
ることが多い。
(考案が解決しようとする課題) ところでこのような液圧倍力装置においては、液圧倍力
装置の作動終了後、この液圧倍力装置から作動液がリザ
ーバに戻ってくるとき、液圧倍力装置のシステム内で発
生したごみ等の異物も作動液と一緒にリザーバ内に流入
するようになる。
そしてリザーバ内に流入した異物は再び液圧倍力装置内
に侵入するようになり、その結果、液圧倍力装置は確実
に作動することができないことがある。また、その異物
はマスタシリンダの油圧システムにも侵入して、そのシ
ステムにも影響を与えるようになる。そこで、従来はポ
ンプ吸込み側にフィルタを設け、このフィルタによりそ
のような異物を除去するようにしていることが多い。
しかしながら、フィルタをポンプ側に設けるようにした
のでは、液圧倍力装置のシステム内に発生した異物がマ
スタシリンダのシステムにも侵入してしまう。したがっ
て、前述の問題を効果的に解決することはできない。
また、液圧倍力装置のリザーバに連通する排出口側にフ
ィルタを配設することも行われているが、このようにす
ると異物が液圧倍力装置内に滞留してしまう。
しかも、このようなフィルタは異物をメッシュ部材に単
に付着させることにより作動液から除去するだけである
ので、ある程度の期間使用するとフィルタは目づまりを
起こすようになる。そのため、定期的にフィルタを交換
しなければならなく、メンテナンスが煩わしいものとな
ってしまう。また、フィルタを交換可能とするためには
フィルタを脱着可能に取り付ける必要があり、そのため
の構造が複雑になってしまうという問題もある。
本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、液圧倍力装置のシステム内で発生した
ごみ等の異物を確実に除去することができるようにし
て、異物が液圧倍力装置のシステムやマスタシリンダ以
降の液圧システムに及ぼす影響をより一層低減すること
のできる液圧倍力装置におけるリザーバを提供すること
である。
本考案の他の目的は、異物を除去するフィルタの目づま
りを低減することができるようにして、フィルタの交換
を不要にし、メンテナンスを簡単にすることのできる液
圧倍力装置におけるリザーバを提供することである。
(課題を解決するための手段) 前述の課題を解決するために、請求項1の考案は、圧力
源により作動液が加圧され、加圧された作動液により入
力を所定の大きさに倍力させて出力する液圧倍力装置に
用いられ、前記作動液を貯溜するリザーバであって、前
記液圧倍力装置から前記作動液が戻ってくる戻り口を少
なくとも備えたリザーバにおいて、内部を、前記戻り口
が形成されているとともに、フィルタが配設されている
第1室と、前記圧力源に作動液を供給する供給口が形成
されている第2室と、前記液圧倍力装置により作動され
るマスタシリンダへ作動液を供給するための供給口が形
成されている第3室とに区画され、前記第1室と前記第
2室とは前記フィルタの最大高さより高い位置で連通さ
れているとともに、前記第2室と前記第3室とが連通さ
れていることを特徴としている。
また請求項2の考案は、前記フィルタが、ボックス状に
形成されるとともに、少なくとも左右一側の上側部に作
動液中の異物を除去するメッシュ部材が配設されている
本体と、該本体の底部に前記メッシュ部材の下方に位置
して配設され、異物を収集保持する異物収集保持部と、
前記戻り口の孔に液密に嵌入され、前記本体に前記液圧
倍力装置から戻ってくる作動液を前記本体内部に導入す
る作動液導入部とから構成されていることを特徴として
いる。
(作用) このような構成をした本考案に係る液圧倍力装置におけ
るリザーバにおいては、戻り口にフィルタを設けている
ので、リザーバ内で異物が除去されるようになる。した
がって、液圧倍力装置のシステム内に異物がほとんど滞
留しなくなる。
またリザーバ内部を、作動液戻り口とフィルタとを配設
した第1室と、作動液を液圧倍力装置に供給する供給口
を備えた第2室と、マスタシリンダに作動液を供給する
供給口を備えた第3室とに区画しているので、液圧倍力
装置から戻ってくる作動液中に混入している異物が、第
1室内のフィルタによって確実に除去されるようにな
る。そのため、異物が第2室及び第3室には侵入しない
ようになる。その場合、第1室、第2室および第3室は
互いに区画されていることから、仮にフィルタで捕獲さ
れないで第1室内に侵入した異物があっても、この異物
は第2室および第3室の方へは更に侵入し難くい。これ
により、異物の第2室および第3室への侵入は更に一層
確実に阻止されるようになる。したがって、液圧倍力装
置のシステム及びマスタシリンダの液圧システムが異物
によってはほとんど影響されなくなる。
更に、第1室と第2室とはフィルタの最大高さより高い
位置で連通されているので、フィルタは常時作動液中に
完全に浸漬された状態に保持されるようになる。したが
って、戻り口から戻ってくる作動液がフィルタ内で撹乱
しても泡だって気泡を発生することは防止される。しか
も第1室と第2室との連通位置が高いので、第1室の底
部にある異物は第2室へ侵入し難い。
更に、フィルタの本体をボックス状に形成するととも
に、この本体の少なくとも一側の上側部に、作動液内の
異物を除去するメッシュ部材を配設しているので、メッ
シュ部材に付着した異物が重力によって落下するととも
に、落下した異物はボックス状の本体下部の異物収集保
持部に堆積して収集保持されるようになる。したがっ
て、異物は液圧倍力装置のシステム内には堆積しないよ
うになるとともに、メッシュ部材が目づまりをほとんど
起こさないようになる。また本体下部に堆積した異物が
戻ってくる作動液によって巻き上げられても、異物はボ
ックス状の本体から外には流出しない。したがって、異
物が液圧倍力装置のシステムやマスタシリンダのシステ
ムの方へ侵入することはなくなる。
(実施例) 以下、図面を用いて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案に係る液圧倍力装置用フィルタの一実施
例が取り付けられるブレーキ倍力装置の断面図、第2図
はそのフィルタが配設されているリザーバを示す図であ
る。
第1図に示されているように、ブレーキ倍力装置1はほ
ぼ筒状に形成されたハウジング2を備えている。ハウジ
ング2には、このハウジング2の左端に開口する第1孔
3、この第1孔3に連続して形成される第2孔4および
ハウジング2の左端に開口する第3孔5が同軸上にそれ
ぞれ穿設されている。また、第2孔4と第3孔5との間
には仕切り壁6が形成されている。
第2孔4には、パワーピストン7が液密に摺動可能に嵌
挿されている。また、パワーピストン7には、その左端
部にそれぞれ開口する第4および第5孔8,9がそれぞれ
同軸上に穿設されている。
ハウジング2の左端には、第1孔3を液密に閉塞するプ
ラグ10がナット11によって固定されている。また、プラ
グ10の中間部12は第2孔4内に液密に嵌入しており、更
にプラグ10の右端部13はパワーピストン7の第4孔8内
に突入している。このプラグ10とパワーピストン7との
間に、動力室14が形成されている。
プラグ10には、第6孔15が第4〜第5孔8〜9と同軸上
に穿設されている。この第6孔15には、入力軸16が液密
に摺動自在に嵌挿されている。入力軸16の左端にはフラ
ンジ部17が形成されており、入力軸16が後退、すなわち
左方に移動したとき、このフランジ部17の左面がプラグ
10の右端に当接することにより、入力軸16はそれ以上は
左方へ移動することができないようになっている。すな
わち、この位置が入力軸16の後退限位置となっている。
また、フランジ部17は、第4孔8と第5孔9との間の段
部18とパワーピストン7に取り付けられたリング状の抜
止め部材19との間に配置されていて、入力軸16がパワー
ピストン7に対して左方へ移動したとき、フランジ部17
がこの抜止め部材19に当接することによって、入力軸16
はパワーピストン7から抜け出ることが阻止されてい
る。したがって、段部18と抜止め部材19との間で、フラ
ンジ部17はパワーピストン7に対して相対移動できるよ
うになっている。更に、入力軸16の右端部には、筒状部
材20が設けられている。一方、入力軸16の左端は連結部
材21を介して図示されないブレーキペダルに連結され
る。
入力軸16のほぼ中心には筒状部材20の孔22に連通する軸
方向の通路23が穿設されているとともに、この通路23の
左端に連通する直径方向の通路24が穿設されている。こ
の通路24はプラグ10と入力軸16との間に形成された環状
溝25に連通しており、環状溝25はプラグ10に穿設された
直径方向の通路26を介してハウジング2とプラグ10との
間の環状室27に連通している。更に、環状室27はハウジ
ング2に形成された軸方向の通路28を介して排出口29に
連通している。この排出口29は、リザーバ30の戻り口31
に接続されている。
第2図に示すように、リザーバ30は、その内部が第1お
よび第2隔壁32,33によって第1、第2および第3室34,
35,36に区画されている。
第1室34は他の室35,36に比して小さく形成されてお
り、同図(c)から明らかなようにその底部には長手方
向に延びる溝34aが形成されている。またこの第1室34
には戻り口31が設けられており、したがって、この第1
室34はブレーキ倍力装置1の排出口29に連通している。
更に、第1室34内にはフィルタ38が配設されている。
第3図に示すように、このフィルタ38は、比較的大径の
円筒状部材の両端を端壁により閉塞することによりボッ
クス状に形成された本体38aと、この本体38aの一方の端
壁から突設された円筒状の作動液導入部38bとから構成
されている。本体38aの左右上側部には比較的大きな開
口が形成されており、これらの開口の全面にはメッシュ
部材38cが張設されている。
また、本体38aの底部は平面とされており、この底部と
左右側部のメッシュ部材38cより下の部分とにより異物
収集保持部38dが形成され、この保持部38dによりごみ等
の異物を収集保持することができるようにされている。
更に、底部の中央には下方に突出するガイド用突起38e
が形成されている。この突起38eが前述のリザーバ30底
部の溝34aに嵌合されることにより、フィルタ38は溝34a
に沿って移動するようになっている。そして戻り口31の
孔31aにフィルタ38の導入部38bがOリング39を介して嵌
挿されているとともに、圧縮ばね40によってフィルタ38
を戻り口31の方へ常時付勢することにより、フィルタ38
は第1室34内に固定されている。このように、第1室34
はフィルタ専用室となっている。
フィルタ38をリザーバ30内に装着するには、第4図
(a)に示すように、フィルタ38を第1室34内に上方か
ら導入するとともに、ガイド用突起38eを溝34a内に嵌合
させながらリザーバ30の底部に載置する。そして、同図
(b)に示すように、作動液導入部38bを戻り口31の孔3
1a内に嵌入させながら、フィルタ38をその本体38aの左
側面が第1室34の左端壁に当接するまで左方に移動させ
る。その場合、突起38eが溝34aに案内されるので、導入
部38bは戻り口31の孔31a内にスムーズに嵌入されるよう
になる。最後に同図(c)に示すように、本体38aの右
側面と第1室34の右側壁との間に介設した圧縮ばね40に
より、フィルタ38を第1室34内に固定する。このように
して、フィルタ38はリザーバ30に装着されるようにな
る。
一方、第2室35は第1室よりも大きな容積の室に形成さ
れており、この室35の底部にはブレーキ倍力装置1の後
述する本考案の圧力源であるポンプ67に作動液を送給す
るための作動液供給口41が形成されている。また第2室
35は、第1隔壁32に穿設された孔42によって第1室34と
連通している。その場合、その孔42はフィルタ38最上部
より高い所定の高さ位置に設けられており、これによ
り、第2室35内の作動液量が少なくなってその液面が孔
42よりも低くなっても、第1室34内の作動液面が孔42よ
りも低くなることが防止されるようになっている。した
がって、フィルタ38は常時作動液中に完全に浸漬された
状態に保持されている。
第3室36は最も大きな容積の室として形成されており、
この第3室36の底部には一対の作動液供給口43,44が形
成されている。一方の作動液供給口43は、ハウジング2
の右端に固設される二系統タンデムマスタシリンダ45の
非作動時に、そのマスタシリンダ45の一方の系統に関連
する作動室(不図示)に連通している。また同様に、他
方の作動液供給口44は、マスタシリンダ45の他方の系統
に関連する作動室(不図示)に連通している。すなわ
ち、これらの作動液供給口43,44はマスタシリンダ45以
降のブレーキシステムに作動液を供給するようになって
いる。この第3室36は、第2隔壁33に穿設された孔46に
よって第2室35に連通している。
パワーピストン7の第5孔9には、左端に球47を備えた
弁体48が摺動自在に配設されている。また、第5孔9の
左端には筒状の弁座部材49が固設されており、この弁座
部材49に弁体48の球47が圧縮コイルばね50の付勢力によ
って着座するようになっている。球47と弁座部材49との
シール部および弁体48をシールするシール部材51によっ
て圧力室52が画成されている。更に、弁座部材49の孔53
内には筒状部材20の右端部が突入して球47に作動時に着
座するようになっている。
筒状部材20と弁座部材49との間には、圧縮コイルばね54
が配設されている。このばね54は入力軸16と筒状部材20
とを筒状部材20が弁体48から離れる方向、すなわち左方
向へ常時付勢していて、入力軸16にこのばね54の付勢力
に打ち勝つほどの大きさの右方向への力が加えられない
ときには、入力軸16を後退限位置になるようにしてい
る。そして、入力軸16がばね54の付勢力に抗してパワー
ピストン7に対して前方、すなわち右方へ移動したと
き、筒状部材20の右端が球47を右方へ移動させて弁座部
材49から離座することにより、圧力室52と動力室14とが
連通するようになっている。すなわち、筒状部材20、球
47を備えた弁体48、および弁座部材49によって、制御弁
55が構成されている。
パワーピストン7の右端には出力軸56が形成されてお
り、この出力軸56は仕切り壁6をシール部材57によって
液密にかつ摺動可能に貫通している。この出力軸56の先
端は、マスタシリンダ45のピストン(不図示)を作動さ
せるようになっている。
そして、パワーピストン7と仕切り壁6との間に配設さ
れた2重リターンスプリング58によって、出力軸56およ
びパワーピストン7は図示の後退限位置になるように付
勢されている。
パワーピストン7と入力軸16とがともに後退限位置にあ
るときには、フランジ部17が段部18と抜止め部材19との
間でこれらから離隔した位置となるようにされている。
すなわち、入力軸16の非作動時、入力軸16は、そのフラ
ンジ部17がプラグ10の右端部に当接することにより、パ
ワーピストン7に対して抜止め部材19から離れた所定の
前進位置に保持されている。この保持された位置では、
入力軸16の右端部の筒状部材20の右端は球47に微小間隙
を有し近接した状態となっている。
パワーピストン7には通路59が形成され、この通路59に
よって、弁体48の右端側に形成された室60と動力室14と
が連通されている。
圧力室52は通路61を介して、ハウジング2とパワーピス
トン7外周との間に設けられた環状の溝62に連通してい
る。また、溝62はハウジング2に形成された孔63を介し
て供給口64に連通している。この供給口64は供給導管65
を介してアキュムレータ66とポンプ67の吐出側とに連通
し、ポンプ67の吸込み側はリザーバ30の作動液供給口41
に連通している。アキュムレータ66とポンプ67との間に
は、ポンプ67からアキュムレータ66に向かう方向の液の
流れのみを許容する逆止弁68が介設されている。これら
ポンプ67、アキュムレータ66、および逆止弁68は、本考
案の、作動液を加圧する圧力源を構成している。
次に、この実施例の作用について説明する。
ポンプ67が駆動されてリザーバ30から作動液が逆止弁68
を経てアキュムレータ66に導入されるとともに、供給導
管65、供給口64、通路63、溝62、および通路61を経て圧
力室52に導入される。そして、圧力室52とアキュムレー
タ66とに常時一定大きさの液圧が保持されている。
ブレーキが作動されていない状態においては、ブレーキ
倍力装置1は、入力軸16、パワーピストン7、および出
力軸56がともに後退限位置となっている。この状態で
は、制御弁55の球47が弁座部材49に着座しているととも
に、筒状部材20が球47から離座している。このため、動
力室14は圧力室52から遮断されているとともにリザーバ
30に連通している。
制動するために、図示しないブレーキペダルを踏み込む
と、入力軸16が右方へ移動して筒状部材20の右端が球47
に当接し、球47が弁座部材49から直ちに離座し、圧力室
52内の圧液が動力室14内に導入される。この圧液によ
り、パワーピストン7がスプリング58の弾発力に抗して
前方へ移動するので、出力軸56が前進してマスタシリン
ダ45のピストンを作動させる。これにより、制動が行わ
れる。
一方、動力室14内の液圧が入力軸16にも作用するので、
この液圧により入力軸16に加えられる力はブレーキ反力
として運転者に伝えられる。パワーピストン7の移動に
伴い弁座部材49も左方へ移動し、この弁座部材49が球47
に当接すると、圧力室52と動力室14との連通が遮断され
る。このため、それ以上動力室14内に圧液が導入されな
いので、パワーピストン7の移動が停止する。この結
果、ブレーキペダルの踏込み量、すなわち入力軸16の入
力に応じた量だけ、圧液が動力室14内に導入される。し
たがって、出力軸56の出力は入力軸16の入力に応じた大
きさになる。こうして、ペダル踏み込み量に応じた大き
さのブレーキ力により、制動が行われる。
また、動力室14内の圧液は通路59を通って室60内にも導
入される。この室60内の液圧が弁体48の右端に作用する
ことにより、弁体48に加えられる動力室14内の液圧によ
る力が軽減されるので、弁体48が右方へ移動するような
ことはない。これにより、ばね50の弾発力をそれほど大
きくしなくても済むようになる。
ブレーキ作動を解除するためブレーキペダルの踏込みを
解除すると、入力軸16が、フランジ部17が抜止め部材19
に当接するまで、パワーピストン7に対して大きく後退
する。このため、筒状部材20の右端が球47から離れ、動
力室14はリザーバ30に連通してその圧力が低下する。し
たがって、スプリング58の弾発力によってパワーピスト
ン7が後退し、これに伴って、動力室14内の圧液がリザ
ーバ30に排出される。
入力軸16の後退に伴い、筒状部材20が球47から大きく離
れて大きな流路面積が形成されるので、動力室14内の圧
液はリザーバ30に迅速に排出されるようになる。したが
って、パワーピストン7は迅速に後退する。
フランジ部17がプラグ10の右端に当接すると、入力軸16
はそれ以上後退しなくなり、パワーピストン7のみが後
退するようになる。このため、フランジ部17は抜止め部
材19から離れるようになる。パワーピストン7はその左
端がプラグ10に当接すると後退が停止して後退限位置と
なる。
この状態では、入力軸16はパワーピストン7に対して前
進した所定の位置となっており、筒状部材20の右端は球
47に近接した状態となる。
こうしてブレーキが迅速に解除される。
ところで、ブレーキ解除時に動力室14内の圧液がリザー
バ30に排出されるが、その際にはその圧液は動力室14か
ら通路28および排出口29を通ってリザーバ30の戻り口31
に流入する。そして、戻り口31に流入した作動液はフィ
ルタ38の作動液導入部38bの孔を通ってフィルタ本体38a
内に流入し、更に作動液は本体38a内からメッシュ部材3
8cを通って第1室34内に流入するようになる。その場
合、ブレーキ倍力装置1において発生したごみ等の異物
も作動液とともにリザーバ30内に流入するようになる。
しかし、その異物はフィルタ38のメッシュ部材38cに付
着するので第1室34内に侵入することはない。したがっ
て、当然この異物は第2室35及び第3室36内に侵入する
ようなこともない。
その結果、ブレーキ倍力装置1の液圧システムの異物が
マスタシリンダ45のブレーキシステムに侵入するような
ことはなくなる。
また、メッシュ部材38cをフィルタ本体38aの上側面に配
設しているので、メッシュ部材38cに付着した異物は重
力により容易に落下するようになる。その場合、本体38
aはボックス形状に形成されているので、落下した異物
を効率よく貯溜することができる。したがって、戻り口
31からリターンした作動液により、堆積した異物が巻き
上げられても、この異物はボックス形状の本体38a内で
巻き上げられるだけであり、しかもメッシュ部材38cに
より本体38a外に流出するようなことは確実に阻止され
る。
しかも、メッシュ部材38cに付着した異物が落下するこ
とにより、そのメッシュ部材38cは目づまりを起こしに
くくなる。これにより、フィルタ38の交換の必要がなく
なるばかりでなく、フィルタ38をリザーバ30に脱着させ
るための機構を特に設ける必要もなくなるので、リザー
バおよびフィルタの構造が簡単になると共に、これらを
安価に製造することができるようになる。
また、フィルタ38の作動液導入口38bがメッシュ部材38c
と直接対向しないようにして配設されているので、リタ
ーンした作動液がメッシュ部材38cに直接当たることは
ない。したがって、作動液の噴出流によりメッシュ部材
38cが破損したり、メッシュが広がったりしてフィルタ
の機能を損なうようなことはなくなる。
更に、フィルタ本体38aの上面にはメッシュ部材38cが配
設されていないので、作動液が上方に噴出することがな
い。したがって、作動液がリザーバ30内上部の空気層に
流入しないので、気泡が発生するようなこともない。
なお、本考案は前述の実施例に限定されるものではな
く、種々の設計変更が可能である。
例えば前述の実施例では、メッシュ部材38cを本体38aの
左右の上側部に設けるものとしているが、本考案はメッ
シュ部材38cを本体38aの左右一側の上側部に設けるよう
にすることもできる。
またフィルタ本体38aをほぼ円筒状に形成しているが、
上部が傾斜面とされた5角形の筒状に形成することもで
きる。
更に本考案は、ブレーキ倍力装置以外の例えばクラッチ
倍力装置等の液圧倍力装置にも適用できることは言うま
でもない。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案の液圧倍力装置
におけるリザーバによれば、戻り口にフィルタを設けて
いるので、リザーバ内で異物が除去されるようになる。
したがって、液圧倍力装置のシステム内に異物が滞留す
るのを防止できる。
またリザーバ内部を、作動液戻り口とフィルタとを配設
した第1室と、作動液を液圧倍力装置に供給する供給口
を備えた第2室と、マスタシリンダに作動液を供給する
供給口を備えた第3室とに区画し、作動液中に混入して
いる異物を第1室内のフィルタによって除去しているの
で、異物が第2室及び第3室にはほとんど侵入すること
はない。その場合、第1室、第2室および第3室は互い
に区画されていることから、仮にフィルタで捕獲されな
いで第1室内に侵入した異物があっても、この異物は第
2室および第3室の方へは更に侵入し難くい。これによ
り、異物の第2室および第3室への侵入は更に一層確実
に阻止されるようになる。
したがって、液圧倍力装置のシステム及びマスタシリン
ダの液圧システムが異物による影響は確実に防止するこ
とができる。
更に、第1室と第2室とはフィルタの最大高さより高い
位置で連通されているので、フィルタは常時作動液中に
完全に浸漬された状態に保持されるようになる。したが
って、戻り口から戻ってくる作動液がフィルタ内で撹乱
しても泡だって気泡が発生することを防止できる。しか
も第1室と第2室との連通位置が高いので、第1室の底
部にある異物は第2室へ侵入し難い。
また、フィルタの本体をボックス状に形成するととも
に、この本体に少なくとも左右一側の上側部に、作動液
内の異物を除去するメッシュ部材を配設するとともに、
このメッシュ部材の下方に異物収集保持部を形成し、メ
ッシュ部材に付着した異物が重力によって落下し、異物
収集部に収集保持させるようにしているので、落下した
異物を異物収集保持部に堆積させて確実に収集保持する
ことができる。したがって、メッシュ部材の目づまりが
ほとんど起きなくなるので、フィルタの交換が不要とな
り、メンテナンスが簡単になる、そのうえ、異物収集保
持部によって巻き上げられても、異物はボックス状の本
体から外には流出し難いので、異物が液圧倍力装置のシ
ステムやマスタシリンダの液圧システムの方へ侵入する
ことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るリザーバの一実施例が配設されて
いる液圧倍力装置の部分縦断面図、第2図はそのリザー
バを示し、(a)は部分的断面をとった正面図、(b)
は(a)におけるIIB−IIB線に沿う断面図、(c)は
(a)におけるIIC−IIC線に沿う断面図、第3図はフィ
ルタを示し、(a)はそのフィルタの斜視図、(b)は
(a)における矢視Aからみた斜視図、第4図はフィル
タをリザーバに装着する手順の説明図である。 1…ブレーキ倍力装置(液圧倍力装置)、30…リザー
バ、31…戻り口、34…第1室、35…第2室、36…第3
室、38…フィルタ、38a…フィルタ本体、38b…作動液導
入部、38c…メッシュ部材、38d…異物収集保持部、41…
ブレーキ倍力装置への作動液供給口、42…第1室と第2
室とを連通する孔、43,44…二系統タンデムマスタシリ
ンダへの作動液供給口、45…二系統タンデムマスタシリ
ンダ、66…アキュムレータ、67…ポンプ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力源により作動液が加圧され、加圧され
    た作動液により入力を所定の大きさに倍力させて出力す
    る液圧倍力装置に用いられ、前記作動液を貯溜するリザ
    ーバであって、前記液圧倍力装置から前記作動液が戻っ
    てくる戻り口を少なくとも備えたリザーバにおいて、 内部を、前記戻り口が形成されているとともに、フィル
    タが配設されている第1室と、前記圧力源に作動液を供
    給する供給口が形成されている第2室と、前記液圧倍力
    装置により作動されるマスタシリンダへ作動液を供給す
    るための供給口が形成されている第3室とに区画され、
    前記第1室と前記第2室とは前記フィルタの最大高さよ
    り高い位置で連通されているとともに、前記第2室と前
    記第3室とが連通されていることを特徴とする液圧倍力
    装置におけるリザーバ。
  2. 【請求項2】前記フィルタは、ボックス状に形成される
    とともに、少なくとも左右一側の上側部に作動液中の異
    物を除去するメッシュ部材が配設されている本体と、該
    本体の底部に前記メッシュ部材の下方に位置して配設さ
    れ、異物を収集保持する異物収集保持部と、前記戻り口
    の孔に液密に嵌入され、前記本体に前記液圧倍力装置か
    ら戻ってくる作動液を前記本体内部に導入する作動液導
    入部とから構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の液圧倍力装置におけるリザーバ。
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