JPH0636068B2 - 放射性廃棄物用オーバーパック容器 - Google Patents
放射性廃棄物用オーバーパック容器Info
- Publication number
- JPH0636068B2 JPH0636068B2 JP63249087A JP24908788A JPH0636068B2 JP H0636068 B2 JPH0636068 B2 JP H0636068B2 JP 63249087 A JP63249087 A JP 63249087A JP 24908788 A JP24908788 A JP 24908788A JP H0636068 B2 JPH0636068 B2 JP H0636068B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radioactive waste
- container
- overpack
- buffer material
- overpack container
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、放射性廃棄物を安全に地層処分するための放
射性廃棄物用オーバーパック容器に関する。
射性廃棄物用オーバーパック容器に関する。
(従来の技術) 現状では、原子力発電等の原子力施設から排出されるも
のはすべて放射性廃棄物として原子力施設内に貯蔵して
いるので、その量は膨大なものとなってきた。そこで、
放射性廃棄物を放射性レベルで階層化して、その放射性
レベルに応じた処分が種々検討されているが、そのうち
特に高レベルの放射性廃棄物の最終処分法として深海洋
処分と地層処分とが考えられている。前者の深海洋処分
では国際的な問題があるので、後者の地層処分の方が現
実的であると考えられている。地層処分は高レベル放射
性廃棄物を深い地層中へ搬入し、天然バリアと人工バリ
アの組み合せで構成される多重バリアで、人間環境から
放射能廃棄物を隔離するというのが基本的な考え方であ
る。
のはすべて放射性廃棄物として原子力施設内に貯蔵して
いるので、その量は膨大なものとなってきた。そこで、
放射性廃棄物を放射性レベルで階層化して、その放射性
レベルに応じた処分が種々検討されているが、そのうち
特に高レベルの放射性廃棄物の最終処分法として深海洋
処分と地層処分とが考えられている。前者の深海洋処分
では国際的な問題があるので、後者の地層処分の方が現
実的であると考えられている。地層処分は高レベル放射
性廃棄物を深い地層中へ搬入し、天然バリアと人工バリ
アの組み合せで構成される多重バリアで、人間環境から
放射能廃棄物を隔離するというのが基本的な考え方であ
る。
人工バリアの構成としては、第4図に示すように、岩盤
1中に放射性廃棄物を固化した固化体2、この固化体2
を収容するキャニスタ3、これらを収容するオーバーパ
ック容器4およびオーバーパック容器4と岩盤1との間
のバッファ材層5で構成されたものが提案されている。
このバッファ材層5は地下水がオーバーパック容器内へ
浸入するのを阻止する機能および固化体から岩盤層への
放射性核種の漏洩速度を抑制する機能等をもたせるもの
で、放射性廃棄物の地層処分の安全性の確保の点で重要
な役割を担っている。
1中に放射性廃棄物を固化した固化体2、この固化体2
を収容するキャニスタ3、これらを収容するオーバーパ
ック容器4およびオーバーパック容器4と岩盤1との間
のバッファ材層5で構成されたものが提案されている。
このバッファ材層5は地下水がオーバーパック容器内へ
浸入するのを阻止する機能および固化体から岩盤層への
放射性核種の漏洩速度を抑制する機能等をもたせるもの
で、放射性廃棄物の地層処分の安全性の確保の点で重要
な役割を担っている。
また、高レベル放射性廃棄物を金属製容器内に封入する
と共に放熱効率向上のためこの金属製容器の外側にフィ
ンが設け、約50年冷却貯蔵した後オーバーパック容器
に入れ、フィンの間にセメントを注入して固化してから
地層処分する高レベル放射性廃棄物の処分システム、が
提案されている(例えば、特開昭63−121800号
公報参照)。
と共に放熱効率向上のためこの金属製容器の外側にフィ
ンが設け、約50年冷却貯蔵した後オーバーパック容器
に入れ、フィンの間にセメントを注入して固化してから
地層処分する高レベル放射性廃棄物の処分システム、が
提案されている(例えば、特開昭63−121800号
公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記したような放射性廃棄物の地層処分で
は、容器の安全性を確保するためにバッファ材層が密に
充填されていることが重要であり、もし容器内に空隙部
が多いと、地震等何等かの理由でバッファ材層に外力が
作用したときバッファ材が変形し、クラック等が発生し
てバッファ材層の保護効果が低下するからである。ま
た、放熱効率向上のためにフィンを設けた容器では、最
後の地層処分するために、この容器に放射性廃棄物を入
れて冷却保管し、次にオーバーパック容器に入れてセメ
ントを注入して固化する、という二度の作業と約50年
の長い年月がかかるという問題があった。
は、容器の安全性を確保するためにバッファ材層が密に
充填されていることが重要であり、もし容器内に空隙部
が多いと、地震等何等かの理由でバッファ材層に外力が
作用したときバッファ材が変形し、クラック等が発生し
てバッファ材層の保護効果が低下するからである。ま
た、放熱効率向上のためにフィンを設けた容器では、最
後の地層処分するために、この容器に放射性廃棄物を入
れて冷却保管し、次にオーバーパック容器に入れてセメ
ントを注入して固化する、という二度の作業と約50年
の長い年月がかかるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、放射性廃棄物の地層処分に用いても長期にわたって
構造的にも熱的にも安全性を確保することができ、かつ
そのままの状態で地層処分可能な放射性廃棄物用オーバ
ーパック容器を提供することにある。
は、放射性廃棄物の地層処分に用いても長期にわたって
構造的にも熱的にも安全性を確保することができ、かつ
そのままの状態で地層処分可能な放射性廃棄物用オーバ
ーパック容器を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明は放射性廃棄物を収
容するオーバーパック容器において、前記容器本体内に
放射性廃棄物を収容したキャニスタを挿入配置したと
き、当該キャニスタと前記容器本体の側壁との間には全
周に亘り僅かな隙間が形成され、また当該キャニスタと
前記容器本体の上下部の空隙部にはバッファ材を充填し
たことを特徴とするものである。
容するオーバーパック容器において、前記容器本体内に
放射性廃棄物を収容したキャニスタを挿入配置したと
き、当該キャニスタと前記容器本体の側壁との間には全
周に亘り僅かな隙間が形成され、また当該キャニスタと
前記容器本体の上下部の空隙部にはバッファ材を充填し
たことを特徴とするものである。
(作 用) 本発明ではキャニスタとオーバーパック容器本体内の上
下空隙部はほとんどバッファ材で充填されており、また
キャニスタとオーバーパック容器本体内壁との間の隙間
はわずかしかないので、オーバーパック容器の外側のバ
ッファ材層に外力が加わってもバッファ材層の変形が少
なく、クラック等の発生が減少する。またキャニスタと
オーバーパック容器本体の側壁との間には全周に亘りわ
ずかな隙間しかないので、放熱効果が良く、特にオーバ
ーパック容器を積み重ねて保管する場合には効果が大き
い。したがって、少ない保管場所でよく、かつ作業性及
び信頼性の高いオーバーパック容器を提供できる。
下空隙部はほとんどバッファ材で充填されており、また
キャニスタとオーバーパック容器本体内壁との間の隙間
はわずかしかないので、オーバーパック容器の外側のバ
ッファ材層に外力が加わってもバッファ材層の変形が少
なく、クラック等の発生が減少する。またキャニスタと
オーバーパック容器本体の側壁との間には全周に亘りわ
ずかな隙間しかないので、放熱効果が良く、特にオーバ
ーパック容器を積み重ねて保管する場合には効果が大き
い。したがって、少ない保管場所でよく、かつ作業性及
び信頼性の高いオーバーパック容器を提供できる。
(実施例) 本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すオーバーパック容器の
断面図である。オーバーパック容器4は容器本体6と蓋
部7で構成されており、オーバーパック容器4内には放
射性廃棄物を入れたキャニスタ3が収容されている。キ
ャニスタ3とオーバーパック容器4との間には通常上下
にそれぞれ空隙があるので、これらの空隙にバッファ材
8,9を充填する。
断面図である。オーバーパック容器4は容器本体6と蓋
部7で構成されており、オーバーパック容器4内には放
射性廃棄物を入れたキャニスタ3が収容されている。キ
ャニスタ3とオーバーパック容器4との間には通常上下
にそれぞれ空隙があるので、これらの空隙にバッファ材
8,9を充填する。
また、オーバーパック容器4の上部に充填するバッファ
材は、第2図に示すように内部が凹状をなしており、オ
ーバーパック容器の蓋部7に接着剤等で固定されてお
り、蓋部7と一緒にハンドリング可能となっている。ま
たオーバーパック容器4の下部に充填するバッファ材9
は第3図に示すようにキャニスタ3の底部に合致するよ
うに上に凸状をなしていて、図に示すようにその縁部に
空気抜きの孔10が数ケ所設けられている。この下部の
バッファ材9はオーバーパック容器4をホットセル内に
搬入する前にオーバーパック容器の底部に入れる。した
がって、下部のバッファ材9を入れる場合には遠隔操作
をする必要はないが、上部のバッファ材8は放射性廃棄
物を収容後に取付けるようになるので、上記したように
蓋と一体にしてハンドリング可能とし、遠隔操作ができ
るようにつまみ部11を設けている。
材は、第2図に示すように内部が凹状をなしており、オ
ーバーパック容器の蓋部7に接着剤等で固定されてお
り、蓋部7と一緒にハンドリング可能となっている。ま
たオーバーパック容器4の下部に充填するバッファ材9
は第3図に示すようにキャニスタ3の底部に合致するよ
うに上に凸状をなしていて、図に示すようにその縁部に
空気抜きの孔10が数ケ所設けられている。この下部の
バッファ材9はオーバーパック容器4をホットセル内に
搬入する前にオーバーパック容器の底部に入れる。した
がって、下部のバッファ材9を入れる場合には遠隔操作
をする必要はないが、上部のバッファ材8は放射性廃棄
物を収容後に取付けるようになるので、上記したように
蓋と一体にしてハンドリング可能とし、遠隔操作ができ
るようにつまみ部11を設けている。
ところで、バッファ材としては、人工バリアのバッファ
材層で使用されるような長期安定性のあるものが適当で
あり、例えばベントナイト,合成樹脂等が好ましい。
材層で使用されるような長期安定性のあるものが適当で
あり、例えばベントナイト,合成樹脂等が好ましい。
上述したように、本実施例によると、オーバーパック容
器外側のバッファ材層に何らかの理由で外力が加わって
もバッファ材の変形が少なく、クラックの発生等が減少
するので、オーバーパック容器の外側に設けられたバッ
ファ材層の効果が長期にわたって保持される。また、キ
ャニスタとオーバーパック容器本体内壁との間の空隙部
はわずかしかないので、放熱効果が良くオーバーパック
容器を積み重ねて保管することもできる。
器外側のバッファ材層に何らかの理由で外力が加わって
もバッファ材の変形が少なく、クラックの発生等が減少
するので、オーバーパック容器の外側に設けられたバッ
ファ材層の効果が長期にわたって保持される。また、キ
ャニスタとオーバーパック容器本体内壁との間の空隙部
はわずかしかないので、放熱効果が良くオーバーパック
容器を積み重ねて保管することもできる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、キャニスタとオ
ーバーパック容器本体内の上下空隙部はほとんどバッフ
ァ材で充填されており、またキャニスタとオーバーパッ
ク容器本体の側壁との間には全周に亘りわずかな隙間し
かないので、オーバーパック容器の外側にバッファ材層
に外力が加わってもバッファ材層の変形が少なく、クラ
ック等の発生が減少する。またキャニスタとオーバーパ
ック容器本体内壁との間の隙間はわずかしかないので、
放熱効果が良く、特にオーバーパック容器を積み重ねて
保管する場合には効果が大きい。したがって、少ない保
管場所でかつ作業性及び安全に関する信頼性の高いオー
バーパック容器を提供できる。
ーバーパック容器本体内の上下空隙部はほとんどバッフ
ァ材で充填されており、またキャニスタとオーバーパッ
ク容器本体の側壁との間には全周に亘りわずかな隙間し
かないので、オーバーパック容器の外側にバッファ材層
に外力が加わってもバッファ材層の変形が少なく、クラ
ック等の発生が減少する。またキャニスタとオーバーパ
ック容器本体内壁との間の隙間はわずかしかないので、
放熱効果が良く、特にオーバーパック容器を積み重ねて
保管する場合には効果が大きい。したがって、少ない保
管場所でかつ作業性及び安全に関する信頼性の高いオー
バーパック容器を提供できる。
第1図は本発明の一実施例のオーバーパック容器縦断面
図、第2図は第1図のオーバーパック容器の蓋部の斜視
図、第3図は第1図のオーバーパック容器の底部に充填
するバッファ材の斜視図、第4図は従来の高レベル放射
性廃棄物の地層処分の概念図である。 1……岩盤 2……放射性廃棄物固化体 3……キャニスタ 4……オーバーパック容器 5……バッファ材層 6……オーバーパック容器の容器本体部 7……オーバーパック容器の蓋部 8,9……バッファ材 10……空気抜き孔 11……つまみ
図、第2図は第1図のオーバーパック容器の蓋部の斜視
図、第3図は第1図のオーバーパック容器の底部に充填
するバッファ材の斜視図、第4図は従来の高レベル放射
性廃棄物の地層処分の概念図である。 1……岩盤 2……放射性廃棄物固化体 3……キャニスタ 4……オーバーパック容器 5……バッファ材層 6……オーバーパック容器の容器本体部 7……オーバーパック容器の蓋部 8,9……バッファ材 10……空気抜き孔 11……つまみ
Claims (1)
- 【請求項1】放射性廃棄物を収容するオーバーパック容
器において、前記容器本体内に放射性廃棄物を収容した
キャニスタを挿入配置したとき、当該キャニスタと前記
容器本体の側壁との間には全周に亘り僅かな隙間が形成
され、また当該キャニスタと前記容器本体の上下部の空
隙部にはバッファ材を充填したことを特徴とする放射性
廃棄物用オーバーパック容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63249087A JPH0636068B2 (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | 放射性廃棄物用オーバーパック容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63249087A JPH0636068B2 (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | 放射性廃棄物用オーバーパック容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02145997A JPH02145997A (ja) | 1990-06-05 |
| JPH0636068B2 true JPH0636068B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=17187799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63249087A Expired - Lifetime JPH0636068B2 (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | 放射性廃棄物用オーバーパック容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0636068B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2907961B1 (fr) * | 2006-10-26 | 2009-01-23 | Cogema | Conteneur pour le stockage de dechets radioactifs. |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63121800A (ja) * | 1986-11-12 | 1988-05-25 | 株式会社日立製作所 | 高レベル放射性廃棄物の処分システム |
-
1988
- 1988-10-04 JP JP63249087A patent/JPH0636068B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02145997A (ja) | 1990-06-05 |
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