JPH0636482A - ヘッド駆動装置 - Google Patents

ヘッド駆動装置

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Publication number
JPH0636482A
JPH0636482A JP21334592A JP21334592A JPH0636482A JP H0636482 A JPH0636482 A JP H0636482A JP 21334592 A JP21334592 A JP 21334592A JP 21334592 A JP21334592 A JP 21334592A JP H0636482 A JPH0636482 A JP H0636482A
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JP
Japan
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head
deceleration
speed
drive
voice coil
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Application number
JP21334592A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Ueki
泰弘 植木
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0636482A publication Critical patent/JPH0636482A/ja
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスク装置におけるヘッド移動を、短時間
で良好に低消費電力で行う。 【構成】 最初、加速電流IDRによってヘッドの加速が
行われる。そして、ヘッド速度が予め設定した最大スピ
ードVMAXとなったときには、加速電流IDRの出力を停
止するとともに、アクセスタイムの範囲内でVCMのボ
イスコイルのショートが行われる。すると、VCMで
は、マグネットの磁界の作用によってボイスコイルに逆
起電力が生ずるようになり、ヘッドは減速するようにな
る。これによって減速に必要な電力が低減される。ま
た、ヘッド速度が予め設定した減速開始スピードVSR
なったときには、ボイスコイルに逆方向に減速電流が流
れるようになり、ヘッドの減速が行われる。その後、回
転待ちしてヘッドが目標位置に達した時点でアクセスが
終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク駆動装置
などにおけるヘッド駆動装置にかかり、更に具体的に
は、いわゆるノートブック型のパーソナルコンピュータ
や手のひらサイズのパームトップ型のパーソナルコンピ
ュータなどに用いられるディスクサイズが2.5イン
チ,1.8インチ,あるいは1.3インチ程度の比較的
小型の磁気ディスクに好適なヘッド駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスクなどの磁気ディスクは、
例えば図7に示すように、一定の幅をもった同心円状の
トラックT0,……,T100,……によって直径方向
に区切られており、各トラックTは扇状のセクタS1,
S2,……,S48によって回転方向に区切られてい
る。これらのセクタS1,S2,……の頭部には、ヘッ
ドを位置決め,及びスピンドルモータの速度信号の生成
を行うためのサーボ信号SV1,SV2,……,SV4
8が記録されている。各サーボ信号は、 ディスク1回転に1つのインデックス認識信号, 粗なトラック方向のヘッド位置決めを行うためのトラ
ック毎のグレイコードで形成された絶対アドレス, 正確な位置決めを行うためのA,B2つのバースト信
号, を各々含んでいる。
【0003】このようなディスクの組み立ては、ヘッド
クラッシュの原因となる塵埃を最大限減少する必要性か
らクリーン度の高い室内で行われ、ベースとハウジング
とがシール材を介して密封されている。磁気ディスク装
置の構成について更に説明すると、ディスク100を回
転駆動するためのスピンドルモータは、所定のベース
(図示せず)に対してインハブタイプに構成されてお
り、ディスク100の内側に磁気回路が構成配置されて
いる。ディスクに対して情報を書込み,読出しを行うヘ
ッド102は、ディスク100の表裏各面毎にそれぞれ
設けられている。
【0004】次に、このヘッド102は、ロータリアク
チュエータ104の一端に支持されている。ロータリア
クチュエータ104は、ピボット軸106によって回転
可能に支持されているロータリアーム108を中心に構
成されており、その一端にはヘッド102が設けられて
おり、他端にはロータリアーム108を回転駆動するた
めのボイスコイルモータ(以下「VCM」という)11
0のボイスコイル112が設けられている。VCM11
0のマグネットはベース側に設けられており(図示せ
ず)、このベースにスピンドルモータ及びピボット軸1
06のベアリング部が固定支持されている。そして、こ
のベースは、シール手段(図示せず)を介してハウジン
グ(図示せず)に密封されている。
【0005】更に、ベースヨークには、外部との電気的
接続のためのコネクタが設けられている。そして、この
コネクタと前記ヘッド102あるいはロータリアクチュ
エータ104との間には、所要の回路が構成されたフレ
キシブルプリント基板が設けられており、一体のアセン
ブリとなっている。
【0006】ところで、このようなヘッド駆動装置で
は、従来、図8に示すようにしてリード/ライト時のヘ
ッドの移動が行われている。すなわち、最初ボイスコイ
ル112に対して、シーク時の制御時間が最小となるよ
うに、ヘッド102を加速する方向に最大電流を流す
(同図(B)参照)。ボイスコイル112の通電量はV
CM110の加速度に比例するので、ロータリアーム1
08は同図(A)に示すように加速されることになる。
そして、所定の速度まで加速された時点で、今度は予め
求められている減速テーブルを用いて逆方向の最大電流
をボイスコイル108に流す(同図(B)参照)。する
と、ロータリアーム108は同図(A)に示すように減
速され、目標のトラック位置となる。その後、ディスク
100が回転してヘッド102が所望のセクタに達する
まで回転待ちして、所望セクタへのアクセスが終了す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術では、次のような不都合がある。 (1)ノートブックパソコンやパームトップパソコンな
どに搭載される超薄型の磁気ディスク駆動装置では、デ
ィスクのサイズは小さくなっているものの、1枚当りの
記憶容量は変わらないか逆に増加している。従って、デ
ィスク上の記録密度を上げる必要がある。このための手
法としては、磁性体の粒子を細かくしたり磁気特性を向
上するなどの他に、ディスクに対してヘッドが浮上する
タイプでは浮上量を0.1μm以下とする必要がある。
ここで問題となる点は、アクセス時間を短縮するため、
シーク時のヘッドスピードを速くする必要があるが、ス
ピードを速くするとヘッドの振動が増加し、ヘッドクラ
ッシュの原因となる。
【0008】(2)また、ヘッドスピードを速くするた
めにアクチュエータのボイスコイルに供給する電流量を
大きくしなければならず、消費電力が大きくなってしま
うという不都合が生ずる。本発明は、これらの点に着目
したもので、ヘッドクラッシュの発生を低減するととも
に、短時間で良好にヘッド移動を行うことができる低消
費電力のヘッド駆動装置を提供することを、その目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、アクチュエー
タのコイルの通電制御を行って、アクセスの対象となる
ディスク上でヘッドを移動するヘッド駆動装置におい
て、ヘッドがディスク上の現在位置から目標位置までア
クセスするために必要とされるアクセスタイムを求め、
この値の範囲内でアクチュエータの駆動特性を考慮し
て、前記コイルのショートによる減速を含む駆動条件を
設定する駆動条件設定手段と、ヘッドの移動速度を検出
する速度検出手段と、これによって検出されたヘッド移
動速度に応じて、前記駆動条件に基づくコイルの加速電
流の通電,ショート,及び減速電流の通電を行う駆動制
御手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、ディスクの目標位置に至る最
終のアクセスタイムの範囲内で、加速後にアクチュエー
タのコイルがショートされる。このため、コイルに逆起
電力が発生して減速が行われることになる。従って、コ
イルの移動に伴う消費電力が低減されるようになる。ま
た、逆起電力による減速は、コイルの速度に応じて行わ
れるので、ヘッドの振動も抑制され、ヘッドクラッシュ
の発生も低減される。
【0011】
【実施例】以下、本発明によるヘッド駆動装置の実施例
について、添付図面を参照しながら説明する。なお、上
述した従来例と同様の構成部分又は従来例と対応する構
成部分については、同一の符号を用いる。 <第1実施例>最初に、本発明の第1実施例について説
明する。図1には、本実施例が適用された磁気ディスク
駆動装置の電気的構成部分が示されている。同図におい
て、磁気ディスク100に対してアクセスするためのヘ
ッド12,14はリード/ライト(R/W)アンプ16
に接続されており、このR/Wアンプ16はデータの読
出し,書込みの制御を行うR/Wコントローラ18のパ
ルスディテクタ20に接続されている。パルスディテク
タ20は更にデータセパレータ22に接続されており、
このデータセパレータ22は、外部とのデータ授受の制
御を行うハードディスクコントローラ24に接続されて
いる。
【0012】ハードディスクコントローラ24には、適
宜のバスによって、前記データセパレータ22,メモリ
26,各種のタイミングパルスなどを生成するゲートア
レイ28,全体の動作制御用のマイクロコンピュータ3
0,及び接続端子32が接続されている。この接続端子
32は、例えばノートブックタイプのパーソナルコンピ
ュータ本体(図示せず)に接続されている。
【0013】他方、磁気ディスク100を回転させるS
PM(スピンドルモータ)34にはSPMドライバ36
が接続されており、ヘッド12,14を移動させるVC
M110にはVCMドライバ40が接続されている。ま
た、上述したゲートアレイ28の出力側がSPMドライ
バ36に接続されており、マイクロコンピュータ30及
びサーボ制御部42がVCMドライバ40に接続されて
いる。その他、ゲートアレイ28とサーボ制御部42,
それらとパルスディテクタ20の間もそれぞれ接続され
ており、各モータ34,38及びサーボ制御部42もマ
イクロコンピュータ30に接続されている。
【0014】図2には、上述したVCMドライバ40の
構成例が示されている。同図において、上述したマイク
ロコンピュータ30から出力される通電方向を示すディ
レクション信号の入力側は、インバータAI,PNP型
のトランジスタQ1のベース,及びNPN型のトランジ
スタQ2のベースに各々接続されている。インバータA
Iの出力側は、PNP型のトランジスタQ3及びNPN
型のトランジスタQ4のベースに各々接続されている。
なお、トランジスタQ1〜Q4のベースには抵抗R1〜
R4が各々直列に接続されている。そして、トランジス
タQ1,Q2のエミッタは接続されており、トランジス
タQ2,Q4のエミッタは接続されている。また、トラ
ンジスタQ1,Q2のコレクタは接続されており、トラ
ンジスタQ3,Q4のコレクタも接続されている。そし
て、それらのコレクタ間に、VCM110のボイスコイ
ル112が接続されている。
【0015】トランジスタQ1,Q3のエミッタ側には
適宜の電源電圧が印加されており、トランジスタQ2,
Q4のエミッタ側はトランジスタQ5及び抵抗Rを介し
てアースされている。このトランジスタQ5のベースに
は、サーボ制御部42から電流コントロール信号が入力
されている。また、ボイスコイル112には、ショート
(短絡)用のスイッチSWが接続されており、このスイ
ッチSWにはマイクロコンピュータ30からショート信
号が入力されている。
【0016】このように構成されたVCMドライバ40
の動作を説明すると、ディレクション信号が論理値の
「L」の場合には、トランジスタQ1,Q4が各々OF
FからONとなって導通する。すると、同図に矢印FA
で示すように電流が流れるようになる。逆に、ディレク
ション信号が論理値の「H」の場合には、トランジスタ
Q2,Q3が各々OFFからONとなって導通する。す
ると、同図に矢印FBで示すように電流が流れるように
なる。すなわち、ディレクション信号の論理値に応じて
対角線に位置するトランジスタの組のいずれかが導通
し、ボイスコイル112に流れる電流の方向が反転する
ようになる。
【0017】このときの電流値は、トランジスタQ5及
び抵抗Rによって制限されている。すなわち、サーボ制
御部42から出力された電流コントロール信号によるト
ランジスタQ5の制御によって、電流値が規定されてい
る。また、マイクロコンピュータ30からショート信号
が入力されると、スイッチSWがOFFからONとなっ
てボイスコイル112がショートされる。ヘッド移動時
にボイスコイル112がショートされると、逆起電力が
生じて発電機として作用するようになり、移動動作に制
動がかかるようになる。なお、このときマイクロコンピ
ュータ30によってトランジスタQ5がOFFに制御さ
れる。
【0018】次に、図3を参照しながらマイクロコンピ
ュータ30について説明する。なお、図3には、本実施
例に関係する機能ブロックのみが示されている。同図に
おいて、ハードディスクコントローラ24及びサーボ制
御部42から供給される現在及び目標のヘッド位置情報
出力は、駆動条件設定部30Aに入力されている。ま
た、サーボ制御部42から供給される現在のヘッド位置
情報は速度演算部30Bにも入力されている。駆動条件
設定部30Aで設定された駆動条件は、メモリ部30C
の設定条件格納部30Dに格納されるようになってい
る。メモリ部30Cには、ROMテーブル30Eが含ま
れており、シーク制御に必要なデータが予め格納されて
いる。
【0019】速度演算部30Bの演算データは、設定条
件格納部30Dの格納データとともに速度判定部30F
に供給されている。速度判定部30Fの判定データは、
メモリ部30Cの格納データとともに、駆動指示部30
Gに供給されている。そして、この駆動指示部30Gか
ら、VCMドライバ40及びサーボ制御部42に制御信
号が出力されるようになっている。
【0020】以上の各部のうち、駆動条件設定部30A
は、ヘッド12,14の現在位置と目標位置とを比較し
て、ヘッド12,14の駆動条件,すなわち加速電流,
最大スピード,及び減速開始スピードを設定するための
もので、設定条件はメモリ部30Cの設定条件格納部3
0Dに格納されるようになっている。メモリ部30Cの
ROMテーブル30Eには、例えばヘッドシークを最短
で行う標準時間のテーブル,減速電流を規定する減速テ
ーブル,アクチュエータ104の回転条件パラメータな
どのデータが格納されている。なお、回転条件パラメー
タとしては、例えば、VCM110の慣性モーメント,
回転中にVCM110のマグネットから発生する磁束と
ボイスコイル112の形状とターン数で決定される逆起
電圧定数,ベアリングや信号を伝えるフレキシブルプリ
ント基板のテンション,スピンドルモータ34が回転中
に発生させる風などの負荷などが考慮される。
【0021】次に、速度演算部30Bは、位置データか
らヘッド12,14の速度を演算するためのものであ
る。なお、ヘッド12,14の現在位置データや速度
は、次のようにして得られている。すなわち、ディスク
100が一定速度で回転しているためにサーボ信号SV
1,SV2,……がヘッド12,14で検出されてい
る。検出されたサーボ信号は、R/Wコントローラ18
からサーボ制御部42に供給されてA/D変換され、変
換後のディジタル信号がマイクロコンピュータ30に供
給される。マイクロコンピュータ30の駆動条件設定部
30A,速度演算部30Bでは、サーボ信号からヘッド
12,14のトラック位置とインデックス信号を基準に
セクタの数をカウントし、現在位置を認識する。また、
その変化量を微分することでヘッド速度が演算される。
【0022】次に、速度判定部30Fは、速度演算部3
0Bで演算されたヘッド速度とメモリ部30Cに格納さ
れている設定条件とを比較して、ヘッド速度が最大スピ
ードや減速開始スピードに達したかどうかを判定するた
めのものである。駆動指示部30Gは、メモリ部30C
の格納データや速度判定部30Fの判定結果に応じて、
ディレクション信号やショート信号をVCMドライバ4
0に出力し、電流値指示信号をサーボ制御部42に出力
するためのものである。サーボ制御部42では、この電
流値指示信号に基づいて電流値コントロール信号がVC
Mドライバ40に出力されるようになっている。
【0023】次に、以上のように構成された本実施例の
全体的動作について、図4のタイムチャート及び図5の
フローチャートを参照しながら説明する。なお、図4
は、簡略化した電流と速度との関係を示したもので、実
際上は必ずしもそのようにはならない。前記図1の装置
の動作は、ヘッド12,14のシーク時の動作を除け
ば、実用化されている一般的なハードディスクドライブ
と基本的には同様である。すなわち、パーソナルコンピ
ュータから接続端子32を介してディスク100にアク
セスがあった場合、ゲートアレイ28,マイクロコンピ
ュータ30,サーボ制御部42の指示に基づいてドライ
バ40によりVCM38が駆動される。そして、ディス
ク100の所要のアドレスにヘッド12,14が移動し
てアクセスし、R/Wコントローラ18の指示に基づい
てR/Wアンプ16によりデータの読出し又は書込みが
行われる。
【0024】この場合において、外部装置(図示せず)
からのコマンド入力に伴って(図5,ステップSA)、
目標となるトラック及びセクタがマイクロコンピュータ
30の駆動条件設定部30Aで検出される(ステップS
B)。他方、マイクロコンピュータ30にはサーボ制御
部42からヘッド12,14の現在のトラックとセクタ
の情報が入力されており、これが駆動条件設定部30A
に取り込まれる(ステップSC)。駆動条件設定部30
Aでは、ヘッド12,14の現在位置と目標位置とが比
較され(ステップSD)、更にROMテーブル30Eに
格納されている最短標準時間や回転条件パラメータを参
照してシークの最適配分が設定される(ステップS
E))。すなわち、加速電流IDR,最大スピード
MAX,減速開始スピードVSRが各々設定される。これ
らの設定条件は、メモリ部30Cの設定条件格納部30
Dに格納される。
【0025】この動作の後、駆動条件設定部30Aの指
示に基づいて駆動指示部30Gから駆動指示が行われ、
加速方向を示すディレクション信号がVCMドライバ4
0に出力されるとともに、設定条件格納部30Dに格納
された加速電流IDRの値に基づく電流値制御信号がサー
ボ制御部42に出力される。サーボ制御部42では、入
力信号に基づいて電流値コントロール信号が生成され、
これがVCMドライバ40に出力される。VCMドライ
バ40では、図2に示したようにしてボイスコイル11
2に加速電流IDRによる通電が行われる。これによっ
て、ヘッド12,14の加速移動が開始される(ステッ
プSF)。
【0026】図4には、この様子が示されており、同図
(B)に示す加速電流IDRによって同図(A)に示すよ
うにヘッド12,14の加速が行われる。この加速時の
ヘッド速度は、速度演算部30Bにおいて演算されてお
り、演算結果は速度判定部30Fに出力されている。速
度判定部30Fでは、このヘッド速度と設定条件格納部
30Dに格納されている最大スピードVMAXとが比較さ
れ、ヘッド速度が最大スピードVMAXとなったかどうか
が判定される(ステップSG)。そして、最大スピード
MAXとなったときには、その旨を駆動指示部30Gに
知らせる。駆動指示部30Gでは、加速電流IDRの出力
を停止するための電流値制御信号がサーボ制御部42に
出力されるとともに、ショート信号がVCMドライバ4
0に出力される。
【0027】すると、サーボ制御部42の電流値コント
ロール信号によってVCMドライバ40のトランジスタ
Q5がOFFとなってボイスコイル112の通電が停止
されるとともに、スイッチSWがONとなってボイスコ
イル112がショートされる(ステップSH,図4
(B)参照)。このため、移動中のボイスコイル112
にはマグネットの磁界の作用によって逆起電力が生ずる
ようになり、ヘッド12,14は減速するようになる
(図4(A)参照)。
【0028】減速時のヘッド速度も同様に速度演算部3
0Bで演算されており、速度判定部30Fではヘッド速
度と減速開始スピードVSRとが比較されている(ステッ
プSI)。そして、減速開始スピードVSRとなったとき
には(図4(A)参照)、その旨を駆動指示部30Gに
知らせる。駆動指示部30Gでは、ROMテーブル30
Eの減速テーブルが参照され、ディレクション信号の論
理値が反転するとともに、該当する減速電流値が指示さ
れる(同図(B)参照)。これによって、VCMドライ
バ40では、ボイスコイル112に対して逆方向に減速
電流が流れるようになり、ヘッド12,14の減速が行
われる(ステップSJ,図4(A)参照)。その後、回
転待ちして目標位置に達した時点でアクセスが終了する
(ステップSK,図4参照)。
【0029】次に、駆動条件設定部30Aにおけるシー
クの最適配分について、具体例に基づいて説明する。例
えば、現在トラックT0のセクタS1にヘッド12,1
4があるものとし、トラックT0からトラックT100
へシークしてセクタS30のデータを読み込むとする。
この場合の目標セクタに至る回転に要する時間TSは、
次の(1)式で表わされる。 TS=(移動セクタ数/全セクタ数)・1回転の時間 ……(1) 本例では、移動セクタ数は30−1=29であり、全セ
クタ数は48である。また、ディスク100の回転数が
3600rpmであるとすると、1回転の時間は16.
66msecとなる。これらを(1)式に代入すると、 TS=((30−1)/48)・16.66msec ≒10msec となる。
【0030】次に、ROMテーブル30Eを参照してト
ラックT0からT100へシークする最短の標準時間を
求めると、例えば6msecという値が得られる。な
お、最短標準時間とは、図8のように最大加速・最大減
速を行ってヘッドが目標のトラック位置となるために必
要な時間である。ここで、前記TSの余り時間を求める
と、10−6=4msecとなる。もし、この余り時間
が0となった場合は、目標セクタが来るまでにヘッドを
目標トラックまで移動しなければならないということで
あるから、図8の従来例のように最大加速,最大減速が
行われる。
【0031】本例では、余り時間が4msecある。そ
こで、まず、その半分の時間2msecを最短標準時間
の6msecに足して加速・減速のシーク時間が8ms
ecとなるように加速電流IDRを最大値の3/4の値に
設定するとともに、減速電流ISRもROMテーブル30
Eの減速テーブルの値に3/4倍の係数をかけて設定す
る。すなわち、図4に点線で示すように条件設定する。
この3/4という係数は、上述した回転条件パラメータ
を考慮したものである。次に、この条件に更に加えて、
残りの回転待ち時間の2msecの3/4の時間,すな
わち1.5msec分を、ボイスコイル112のショー
トによって移動が遅れる時間として設定する。
【0032】更に、これらの各時間データと前記回転条
件パラメータを考慮して最大スピードVMAX,減速開始
スピードVSRが各々設定される。図4の例では、点線の
如く本来シークを開始してから4msecで減速を開始
するところを、3.2msecの時点からボイスコイル
112のショートが開始されるように条件が設定され
る。なお、このボイスコイル112のショートによるブ
レーキは、フィードバックループを持たないオープンル
ープであり、前記回転条件パラメータのばらつきや温度
特性のためにショートによる減速が予想とずれることが
ある。しかし、シークの最終段階では、減速テーブルを
用いた通常の減速シークが行われるので、かかるばらつ
きや温度特性による不都合は生じない。特に、振動など
の外的ショックがあっても、ヘッド速度をモニタしてい
るので減速ループに良好に移行できる。
【0033】このように、本実施例によれば、回転待ち
期間を含む実質的アクセス時間が長くならない範囲でシ
ーク制御が行われる。そして、図4(A)のグラフと、
図8(A)のグラフを比較すれば明らかなように、それ
らの面積=ヘッド移動量が同じであるとすると、余り時
間を有効に活用しているため本実施例ではピークが小さ
くなる。このことは、ヘッド駆動に伴う瞬時の最大電力
が小さくなることを意味する。また、ヘッド駆動に伴う
消費電力は、図4(B)のグラフの面積に相当するが、
同図の点線の場合と実線の場合を比較すれば明らかなよ
うに、ボイスコイルショートによる減速が行われるた
め、本実施例では大幅に低減されるようになる。なお、
本実施例では、加速あるいは減速時の電流値の制限をV
CMドライバ40のトランジスタQ5(図2参照)で行
っている。このため、コレクタ・エミッタ間電圧による
電力ロスが生じるが、全体としてみれば消費電力は大幅
に低減される。
【0034】<第2実施例>次に、図6を参照しなが
ら、本発明の第2実施例について説明する。この第2実
施例は、前記第1実施例において電流制限時のトランジ
スタによる電力ロスが生ずること、及び、減速開始時の
ヘッド速度が速い方が、ボイスコイルショートによる逆
起電圧も大きくなって減速に有利であることを考慮した
ものである。本実施例の構成は第1実施例と同様である
が、駆動条件設定部30Aにおける設定手法が異なる。
【0035】本実施例では、加速電流IDRとして最大電
流IMAXが設定され、これがボイスコイル112に印加
されてその加速が行われる。そして、第1実施例と同様
にして設定された最大スピードVMAXとなると、ボイス
コイル112のショートが行われて逆起電圧による減速
が行われる。更に、第1実施例と同様にして設定された
減速開始スピードVSRとなると、ROMテーブル30E
の減速テーブルの減速電流をそのまま(すなわち、最大
電流IMAX)ボイスコイル112に印加して減速制御が
行われる。その後、目標セクタの数セクタ手前に到達す
ると、目的セクタ位置となるまで回転待ちが行われ、そ
の後データの読出し,あるいは書込みが開始される。
【0036】例えば、現在セクタS1にヘッド12,1
4が位置しており、トラックT0からT100へシーク
し、更にセクタS30にアクセスしてそのデータを読み
出す場合を仮定する。アクセスタイムは、上述した場合
と同様に10msecである。また、トラックT0から
T100へシークする最短標準時間は同様に6msec
であり、余り時間は4msecである。この実施例で
は、余り時間4msec,アクセスタイム10msec
に対して加速・減速のシーク時間がそのまま6msec
となるように、すなわち最大電流IMAXが加速電流IDR
として設定され、減速電流ISRもROMテーブル30E
の減速テーブルを用いて最大値が設定される。すなわ
ち、図6に点線で示すように条件設定が行われる。
【0037】次に、この条件に更に加えて、残りの回転
待ち時間の4msecの3/4の時間,すなわち3ms
ec分を、ボイスコイル112のショートによって移動
が遅れる時間として設定する。なお、アクセスタイムが
短いほどボイスコイルショートの時間は短くなる(前記
実施例でも同様)。更に、これらの各時間データと前記
回転条件パラメータを考慮して最大スピードVMAX,減
速開始スピードVSRが各々設定される。図4の例では、
点線の如く本来シークを開始してから3msecで減速
を開始するところを、1.8msecの時点からボイス
コイル112のショートが開始されるように条件が設定
される。なお、前記回転条件パラメータのばらつきや温
度特性による不都合が生じないことは、第1実施例と同
様である。
【0038】このように、本実施例によれば、第1実施
例と同様に、回転待ち期間を含む実質的アクセス時間が
長くならない範囲でシーク制御が行われ、ヘッド駆動に
伴う瞬時の最大電力が小さくなって消費電力も大幅に低
減されるようになる。本実施例におけるボイスコイル1
12の印加電流は、加速,減速いずれの場合も最大電流
であるので、電流値の制御は行われない。従って、VC
Mドライバ40のトランジスタQ5は必要がなくなるの
で、それによる電力ロスは生じない。
【0039】<他の実施例>なお、本発明は何ら上記実
施例に限定されるものではなく、例えば次のようなもの
も含まれる。 (1)前記実施例に示したトラック数,セクタ数,ある
いはヘッド加速・減速の時間などは、必要に応じて適宜
設定してよい。また、回路構成も、同様の作用を奏する
ように種々設計変更が可能である。 (2)加速・減速のヘッド駆動条件を設定する際に参照
するテーブルやアクチュエータの駆動特性データも、必
要に応じて変更してよい。例えば、減速テーブルとし
て、短距離用と長距離用の2つのものを使い分けるよう
にしてよい。 (3)本発明の適用対象としては、ハードディスクドラ
イブが好適な例であるが、フレキシブルディスクや光デ
ィスクなどの駆動装置におけるヘッド駆動にも適用する
ことが可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるヘッ
ド駆動装置によれば、アクセスタイムの範囲内でアクチ
ュエータのコイルをショートして加速されたヘッドの減
速を行うこととしたので、ヘッドクラッシュを低減し
て、低消費電力で短時間で良好にヘッド移動を行うこと
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるヘッド駆動装置の第1実施例を示
す構成図である。
【図2】前記実施例におけるVCMドライバの構成例を
示す回路図である。
【図3】前記実施例におけるマイクロコンピュータの機
能ブロックを示す説明図である。
【図4】前記実施例の作用を示す概略のタイムチャート
である。
【図5】前記実施例の作用を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の第2実施例の作用を示す概略のタイム
チャートである。
【図7】ヘッド駆動のアクチュエータの一例を示す説明
図である。
【図8】従来のヘッド駆動の作用を示すタイムチャート
である。
【符号の説明】
12,14…ヘッド、16…R/Wアンプ、18…R/
Wコントローラ、24…ハードディスクコントローラ、
30…マイクロコンピュータ、30A…駆動条件設定部
(駆動条件設定部)、30B…速度演算部(速度検出手
段)、30C…メモリ部、30D…設定条件格納部、3
0E…ROMテーブル、30F…速度判定部(駆動制御
手段)、30G…駆動指示部(駆動制御手段)、34…
スピンドルモータ、36…SPMドライバ、40…VC
Mドライバ(駆動制御手段)、42…サーボ制御部、1
00…ディスク、104…ロータリアクチュエータ、1
10…ボイスコイルモータ、112…ボイスコイル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータのコイルの通電制御を行
    って、アクセスの対象となるディスク上でヘッドを移動
    するヘッド駆動装置において、ヘッドがディスク上の現
    在位置から目標位置までアクセスするために必要とされ
    るアクセスタイムを求め、この値の範囲内でアクチュエ
    ータの駆動特性を考慮して、前記コイルのショートによ
    る減速を含む駆動条件を設定する駆動条件設定手段と、
    ヘッドの移動速度を検出する速度検出手段と、これによ
    って検出されたヘッド移動速度に応じて、前記駆動条件
    に基づくコイルの加速電流の通電,ショート,及び減速
    電流の通電を行う駆動制御手段とを備えたことを特徴と
    するヘッド駆動装置。
JP21334592A 1992-07-17 1992-07-17 ヘッド駆動装置 Pending JPH0636482A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002543546A (ja) * 1999-04-23 2002-12-17 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 回転する情報担体を走査する装置及び方法
KR100506262B1 (ko) * 1997-12-29 2005-10-07 삼성전자주식회사 액츄에이터 언래칭 제어방법
KR100525887B1 (ko) * 1997-12-22 2005-12-21 삼성전자주식회사 하드 디스크 드라이브의 초기화 구현방법

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