JPH0636645B2 - 断線検出機能付保護・制御装置 - Google Patents
断線検出機能付保護・制御装置Info
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- JPH0636645B2 JPH0636645B2 JP62232996A JP23299687A JPH0636645B2 JP H0636645 B2 JPH0636645 B2 JP H0636645B2 JP 62232996 A JP62232996 A JP 62232996A JP 23299687 A JP23299687 A JP 23299687A JP H0636645 B2 JPH0636645 B2 JP H0636645B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電力系統の零相電圧を検出し、この検出値に
基づいて送電系統の保護・制御を行う装置にかかり、特
に、電力系統の地絡事故であるかまたは入力回路の断線
であるかを弁別する機能を有する断線検出機能付保護・
制御装置に関する。
基づいて送電系統の保護・制御を行う装置にかかり、特
に、電力系統の地絡事故であるかまたは入力回路の断線
であるかを弁別する機能を有する断線検出機能付保護・
制御装置に関する。
(従来の技術) 従来、電力系統の地絡等に対する保護・制御は、第7図
に示すように、計器用変成器PTの3次回路から三相各
相の相電圧を検出し、その検出値をベクトル的に合成し
て零相電圧を算出すると共に、この零相電圧に基づいて
ディジタルリレー等を動作させることにより行ってい
た。すなわち、各相電圧ベクトルの合成値が一定値を越
えたときに地絡線の異常が系統に生じたものと判断して
継電システムを動作させ、あるいは警報を発するなどの
方法により系統の保護・制御を行っていた。
に示すように、計器用変成器PTの3次回路から三相各
相の相電圧を検出し、その検出値をベクトル的に合成し
て零相電圧を算出すると共に、この零相電圧に基づいて
ディジタルリレー等を動作させることにより行ってい
た。すなわち、各相電圧ベクトルの合成値が一定値を越
えたときに地絡線の異常が系統に生じたものと判断して
継電システムを動作させ、あるいは警報を発するなどの
方法により系統の保護・制御を行っていた。
ここで、この種の保護・制御装置には無保守化が指向さ
れており、その入力回路の断線等による異常の有無を常
時検出するための「常時監視機能」を具備することが一
般的となっている。
れており、その入力回路の断線等による異常の有無を常
時検出するための「常時監視機能」を具備することが一
般的となっている。
第7図において、ディジタルリレー等により構成される
保護・制御装置の入力回路の各相電圧をa,b,
c、零相電圧を0とすると、0は、 30=a+b+c で表されるが、通常の稼働状態では、a +b+c=0 であるため、0は0となり、系統に地絡事故等が発生
しなければ0は生じない。このため、従来では保護・
制御装置の入力回路の異常を常時監視することが困難で
あった。
保護・制御装置の入力回路の各相電圧をa,b,
c、零相電圧を0とすると、0は、 30=a+b+c で表されるが、通常の稼働状態では、a +b+c=0 であるため、0は0となり、系統に地絡事故等が発生
しなければ0は生じない。このため、従来では保護・
制御装置の入力回路の異常を常時監視することが困難で
あった。
そこで、回路の異常の有無の点検は、別途点検用電源を
用意し、前記入力回路を電力系統から切り離した後、一
定期間ごとにこの電源に切り換えて行っていた。
用意し、前記入力回路を電力系統から切り離した後、一
定期間ごとにこの電源に切り換えて行っていた。
しかし、この種の自動点検装置は回路構成が概して複雑
であり、装置自体がコスト高となるうえ、保護・制御装
置の入力回路の点検中はこの回路をロックして電力系統
から切り離しておく必要があるため、点検期間中におけ
る地絡事故からの系統の保護・制御が不可能であった。
更には、自動点検装置による点検は1日〜10日の長期間
ごとになされるのが通常であるので、一旦、前記入力回
路に異常が生じた場合には次の点検時まで異常を検出で
きず、入力回路は不良のままとなり、この間に生じた地
絡事故の検知も不可能となるため電力系統の保護として
は不完全なものであった。
であり、装置自体がコスト高となるうえ、保護・制御装
置の入力回路の点検中はこの回路をロックして電力系統
から切り離しておく必要があるため、点検期間中におけ
る地絡事故からの系統の保護・制御が不可能であった。
更には、自動点検装置による点検は1日〜10日の長期間
ごとになされるのが通常であるので、一旦、前記入力回
路に異常が生じた場合には次の点検時まで異常を検出で
きず、入力回路は不良のままとなり、この間に生じた地
絡事故の検知も不可能となるため電力系統の保護として
は不完全なものであった。
このような背景から、系統に生じた零相電圧は計器用変
成器PTの3次回路から取るのではなく、各相電圧a,
b,cを別個に取り込み、これらの相電圧を合成して
30を導出し、これを1/3して零相電圧0を取り出
す方法が提案され、採用されてきている。この方法によ
れば、系統の各相電圧a,b,cは計器用変成器P
Tの2次回路から取り込まれるため、保護・制御装置の
入力回路には常時、定格電圧(通常 )が印加されている。
成器PTの3次回路から取るのではなく、各相電圧a,
b,cを別個に取り込み、これらの相電圧を合成して
30を導出し、これを1/3して零相電圧0を取り出
す方法が提案され、採用されてきている。この方法によ
れば、系統の各相電圧a,b,cは計器用変成器P
Tの2次回路から取り込まれるため、保護・制御装置の
入力回路には常時、定格電圧(通常 )が印加されている。
そして、これらの各相電圧の値を比較するなどの方法に
より、この入力回路の異常を常時監視できることにな
り、結果的に零相回路(なお、マイクロプロセッサの演
算処理で実施する場合には、独立した回路としては存在
しない)も常時、監視できることになる。
より、この入力回路の異常を常時監視できることにな
り、結果的に零相回路(なお、マイクロプロセッサの演
算処理で実施する場合には、独立した回路としては存在
しない)も常時、監視できることになる。
このような構成の保護・制御装置では、零相電圧入力回
路が簡素化され、または不要となるため、ハードウエア
が簡略なものとなり、前記自動点検装置も不要になると
いう利点を有している。
路が簡素化され、または不要となるため、ハードウエア
が簡略なものとなり、前記自動点検装置も不要になると
いう利点を有している。
(発明が解決しようとする問題点) しかるに、この方式を採用した場合において、計器用変
成器PTの2次側に1線または2線の断線故障が生じた
ときには、保護・制御装置の入力回路では零相電圧0
が検出される。この結果、保護・制御装置は系統に地絡
事故が発生したものと判断し、保護リレーがトリップ指
令を出力してしまうという不都合がある。
成器PTの2次側に1線または2線の断線故障が生じた
ときには、保護・制御装置の入力回路では零相電圧0
が検出される。この結果、保護・制御装置は系統に地絡
事故が発生したものと判断し、保護リレーがトリップ指
令を出力してしまうという不都合がある。
ここで、系統に1線完全地絡事故が発生した場合、系統
に生ずる零相電圧V0は電源電圧Eaとほぼ等しい値とな
るので、保護・制御装置に生ずる零相電圧v0は、2次
巻線の定格電圧 と等しくなり、一方、計器用変成器PTの2次側に1線
または2線の断線故障が生じた場合の零相電圧0′
は、1線完全地絡時の零相電圧を0とすると、0 ′=0/3 で表され、計器用変成器PTの2次回路には1線完全地
絡時の零相電圧0の33%の零相電圧が発生する。
に生ずる零相電圧V0は電源電圧Eaとほぼ等しい値とな
るので、保護・制御装置に生ずる零相電圧v0は、2次
巻線の定格電圧 と等しくなり、一方、計器用変成器PTの2次側に1線
または2線の断線故障が生じた場合の零相電圧0′
は、1線完全地絡時の零相電圧を0とすると、0 ′=0/3 で表され、計器用変成器PTの2次回路には1線完全地
絡時の零相電圧0の33%の零相電圧が発生する。
この零相電圧0′は、2次回路に線間電圧負荷(Δ負
荷)がある場合には、第8図で示すように断線相(a相)
に健全相(b,c相)の電圧が負荷を通して回り込んで加
わるため、 v0′>v0/3 となり、1線完全地絡時の零相電圧v0の33%以上の大
きさとなる。
荷)がある場合には、第8図で示すように断線相(a相)
に健全相(b,c相)の電圧が負荷を通して回り込んで加
わるため、 v0′>v0/3 となり、1線完全地絡時の零相電圧v0の33%以上の大
きさとなる。
一般に、系統に生ずる地絡事故は、30%地絡(1線完全
地絡時の零相電圧V0の30パーセントが発生する地絡を
いう)以上なので、このような地絡が系統に発生した場
合には保護・制御装置が系統の零相電圧0を検出し、
地絡保護または制御機能が作動することになる。
地絡時の零相電圧V0の30パーセントが発生する地絡を
いう)以上なので、このような地絡が系統に発生した場
合には保護・制御装置が系統の零相電圧0を検出し、
地絡保護または制御機能が作動することになる。
しかるに、前述したように、計器用変成器PTの2次回
路が断線した場合にも1線完全地絡時の2次回路零相電
圧v0の30%以上の零相電圧v0′が発生するため、保護
リレーは系統に地絡事故が発生していないにも拘らずト
リップ指令を出力し、系統を遮断してしまうことにな
る。
路が断線した場合にも1線完全地絡時の2次回路零相電
圧v0の30%以上の零相電圧v0′が発生するため、保護
リレーは系統に地絡事故が発生していないにも拘らずト
リップ指令を出力し、系統を遮断してしまうことにな
る。
以上のように、計器用変成器により各相電圧を合成して
零相電圧を検出する従来の保護・制御装置では、計器用
変成器の2次回路断線時に誤動作するという不都合があ
った。
零相電圧を検出する従来の保護・制御装置では、計器用
変成器の2次回路断線時に誤動作するという不都合があ
った。
本発明は上記の問題点を解決するべく提案されたもの
で、その目的とするところは、計器用変成器の2次回路
に零相電圧が発生した場合において、各相電圧と各線間
電圧とを所定の設定値とそれぞれ比較することにより、
系統の地絡事故か、または前記2次回路の断線故障かを
即座に弁別し、断線時における誤動作を防止して信頼性
の高い保護・制御機能を実現可能とした断線検出機能付
保護・制御装置を提供することにある。
で、その目的とするところは、計器用変成器の2次回路
に零相電圧が発生した場合において、各相電圧と各線間
電圧とを所定の設定値とそれぞれ比較することにより、
系統の地絡事故か、または前記2次回路の断線故障かを
即座に弁別し、断線時における誤動作を防止して信頼性
の高い保護・制御機能を実現可能とした断線検出機能付
保護・制御装置を提供することにある。
(題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は、計器用変成器の2
次回路の断線時の最大相電圧は系統の1線地絡時の最大
相電圧以下であること、また、高抵抗接地系の1線地絡
においては、各線間電圧が殆ど変化しないことに着目し
てなされたものである。
次回路の断線時の最大相電圧は系統の1線地絡時の最大
相電圧以下であること、また、高抵抗接地系の1線地絡
においては、各線間電圧が殆ど変化しないことに着目し
てなされたものである。
すなわち本発明は、零相電圧発生後の各相電圧の何れも
が第1の設定値を越えないときにのみ第1の信号を出力
する第1の手段と、各線間電圧の何れもが第2の設定値
を越えるときにのみ第2の信号を出力する第2の手段
と、前記第1の信号及び第2の信号の反転信号の論理積
をとり、もって計器用変成器の2次回路の断線を検出し
て保護・制御機能をロックする信号を出力する第3の手
段とを備え、前記第2の設定値を、系統の1線地絡時に
おける、電源電圧変動及び検出誤差を考慮した計器用変
成器の2次側線間電圧の最小値よりも小さい値に設定
し、前記第1の設定値を、計器用変成器の2次回路断線
時における、電源電圧変動及び検出誤差を考慮した2次
側相電圧の最大値よりも小さい値に設定するものであ
る。
が第1の設定値を越えないときにのみ第1の信号を出力
する第1の手段と、各線間電圧の何れもが第2の設定値
を越えるときにのみ第2の信号を出力する第2の手段
と、前記第1の信号及び第2の信号の反転信号の論理積
をとり、もって計器用変成器の2次回路の断線を検出し
て保護・制御機能をロックする信号を出力する第3の手
段とを備え、前記第2の設定値を、系統の1線地絡時に
おける、電源電圧変動及び検出誤差を考慮した計器用変
成器の2次側線間電圧の最小値よりも小さい値に設定
し、前記第1の設定値を、計器用変成器の2次回路断線
時における、電源電圧変動及び検出誤差を考慮した2次
側相電圧の最大値よりも小さい値に設定するものであ
る。
ここで、前記第1ないし第3の手段は、例えばAND回
路により構成される。
路により構成される。
(作用) 系統に零相電圧が発生した場合において、第1の手段
は、各相電圧va,vb,vcが共に第1の設定値(K1)を
越えない場合にのみ信号“1”を出力する。一方、第2
の手段は各線間電圧vab,vbc,vcaが共に第2の設定
値(K2)を越えた場合にのみ信号“1”を出力する。
は、各相電圧va,vb,vcが共に第1の設定値(K1)を
越えない場合にのみ信号“1”を出力する。一方、第2
の手段は各線間電圧vab,vbc,vcaが共に第2の設定
値(K2)を越えた場合にのみ信号“1”を出力する。
第3の手段は、第1の手段の出力信号と、第2の手段の
出力信号の反転信号との論理積をとって信号を出力す
る。
出力信号の反転信号との論理積をとって信号を出力す
る。
従って、第1の手段からの出力信号が“1”であり、か
つ第2の手段からの出力信号が“0”の場合にのみ第3
の手段の出力信号が“1”となり、この場合を計器用変
成器の2次回路の断線とみなして保護・制御装置の機能
をロックする。
つ第2の手段からの出力信号が“0”の場合にのみ第3
の手段の出力信号が“1”となり、この場合を計器用変
成器の2次回路の断線とみなして保護・制御装置の機能
をロックする。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図って沿って説明する。
系統に地絡事故が生じた場合、零相電圧が発生するが、
このとき、計器用変成器の2次側の各相電圧va,vb,v
cのうちの何れかは一定値(K1g)以上となる。
このとき、計器用変成器の2次側の各相電圧va,vb,v
cのうちの何れかは一定値(K1g)以上となる。
一方、計器用変成器の2次回路に断線故障が生じた場合
には、各相電圧va,vb,vcの何れも一定値(K1l)以下
となる。
には、各相電圧va,vb,vcの何れも一定値(K1l)以下
となる。
従って、本来ならば、設定値K1として K1l<K1<K1g なる関係を満足する任意の値を採用し、各相電圧の何れ
かがK1以上であるときには系統に地絡事故が発生した
ものと判断でき、各相電圧の何れもがK1以下であると
きには計器用変成器の2次回路に断線故障が生じたもの
と判断すればよいことになる。
かがK1以上であるときには系統に地絡事故が発生した
ものと判断でき、各相電圧の何れもがK1以下であると
きには計器用変成器の2次回路に断線故障が生じたもの
と判断すればよいことになる。
しかし、系統の電圧には±10%程度の電圧変動があり、
また検出誤差±6%(装置誤差±5%及び計器用変成器
の誤差±1%)を考慮すると、そのままK1の値を固定値
として設定することは不可能である。
また検出誤差±6%(装置誤差±5%及び計器用変成器
の誤差±1%)を考慮すると、そのままK1の値を固定値
として設定することは不可能である。
即ち、これらの誤差が存在するため、地絡事故であるに
も拘らず、各相電圧の何れもがK1より小さいことから
計器用変成器の2次回路の断線故障であると判断される
場合がある。逆に、断線故障であるにも拘らず、各相電
圧のうち何れかがK1より大きいことから系統の地絡事
故であると判断され、保護・制御機能が働く場合もあり
うることになる。
も拘らず、各相電圧の何れもがK1より小さいことから
計器用変成器の2次回路の断線故障であると判断される
場合がある。逆に、断線故障であるにも拘らず、各相電
圧のうち何れかがK1より大きいことから系統の地絡事
故であると判断され、保護・制御機能が働く場合もあり
うることになる。
この不都合を解消するためのには、上記検出誤差要因
・電圧変動要因を解消する、K1を定めて断線故障判
断を行う上記論理に新たな論理を併用する、等の手段が
考えられる。そこで本発明は、上記の手段により、上
記不都合を解消しようとするものである。
・電圧変動要因を解消する、K1を定めて断線故障判
断を行う上記論理に新たな論理を併用する、等の手段が
考えられる。そこで本発明は、上記の手段により、上
記不都合を解消しようとするものである。
すなわち、本発明は、1線地絡時においては、系統の各
線間電圧は何れも殆ど変化しないという事実に着目し、
各線間電圧の何れもが第2の設定値(K2)を越えるとき
には1線地絡と判断し、これ以外の場合であって各相電
圧が何れも第1の設定値(K1)を越えないときにのみ計
器用変成器の2次回路の断線故障と判断して、保護・制
御機能をロックする信号を出力するものである。
線間電圧は何れも殆ど変化しないという事実に着目し、
各線間電圧の何れもが第2の設定値(K2)を越えるとき
には1線地絡と判断し、これ以外の場合であって各相電
圧が何れも第1の設定値(K1)を越えないときにのみ計
器用変成器の2次回路の断線故障と判断して、保護・制
御機能をロックする信号を出力するものである。
第1図は本発明の一実施例の主たる構成を示したもの
で、同図において、1は相電圧比較部であり、この比較
部1では、計器用変成器の2次回路各相電圧va,vb,
vcの大きさを第1の設定値K1と比較し、各相電圧
va,vb,vcが第1の設定値K1よりも小さいときに信
号“1”をAND回路2にそれぞれ出力するようになっ
ている。
で、同図において、1は相電圧比較部であり、この比較
部1では、計器用変成器の2次回路各相電圧va,vb,
vcの大きさを第1の設定値K1と比較し、各相電圧
va,vb,vcが第1の設定値K1よりも小さいときに信
号“1”をAND回路2にそれぞれ出力するようになっ
ている。
また、3は線間電圧比較部であり、この比較部3では、
計器用変成器の2次回路各線間電圧vab,vbc,vcaの
大きさを第2の設定値K2と比較し、各線間電圧vab,
vbc,vcaが第2の設定値K2よりも大きいときに信号
“1”をAND回路4にそれぞれ出力するようになって
いる。
計器用変成器の2次回路各線間電圧vab,vbc,vcaの
大きさを第2の設定値K2と比較し、各線間電圧vab,
vbc,vcaが第2の設定値K2よりも大きいときに信号
“1”をAND回路4にそれぞれ出力するようになって
いる。
そして、AND回路2の出力信号はAND回路5の一入
力端子に入力され、また、AND回路4の出力信号は反
転された上でAND回路5の他方の入力端子に入力され
ている。すなわち、va,vb,vc<K1が成立する場
合、AND回路2からは断線検出信号“1”が出力さ
れ、かつ、AND回路4の出力信号が“0”の場合にの
みAND回路5の出力信号が“1”となり、この信号は
保護・制御機能をロックする信号として用いられる。
力端子に入力され、また、AND回路4の出力信号は反
転された上でAND回路5の他方の入力端子に入力され
ている。すなわち、va,vb,vc<K1が成立する場
合、AND回路2からは断線検出信号“1”が出力さ
れ、かつ、AND回路4の出力信号が“0”の場合にの
みAND回路5の出力信号が“1”となり、この信号は
保護・制御機能をロックする信号として用いられる。
また、vab,vbc,vca>K2が成立する場合にはAN
D回路4から信号“1”が出力されるため、AND回路
2の出力信号に拘らずAND回路5から前記ロック信号
が出力されることはない。
D回路4から信号“1”が出力されるため、AND回路
2の出力信号に拘らずAND回路5から前記ロック信号
が出力されることはない。
以下、第1及び第2の設定値K1,K2の決定について説
明する。
明する。
≪第1の設定値K1の決定について≫ <系統地絡時の最大相電圧の算出> 系統の地絡事故には1線地絡事故と2線地絡事故があ
り、計器用変成器の2次回路の断線故障には1線断線故
障と2次断線故障がある。
り、計器用変成器の2次回路の断線故障には1線断線故
障と2次断線故障がある。
(1線地絡について) 始めに、系統の1線地絡事故時の計器用変成器の2次側
の各相電圧を算出する。
の各相電圧を算出する。
まず、第2図(イ)は、系統に1線地絡事故が発生した場
合の系統図であり、同図(ロ)はa相に一線地絡が生じた
場合の等価回路を示している。
合の系統図であり、同図(ロ)はa相に一線地絡が生じた
場合の等価回路を示している。
同図(イ)において、Gは発電機、Tは変圧器、RNは変
圧器Tの接地抵抗、m点は計器用変成器が接地されてい
る地点、ZA′はm点より電源側の線路インピーダン
ス、ZAはm点より負荷側の線路インピーダンス、f点
は地絡事故地点、Raは地絡時に生ずる故障点抵抗を示
している。
圧器Tの接地抵抗、m点は計器用変成器が接地されてい
る地点、ZA′はm点より電源側の線路インピーダン
ス、ZAはm点より負荷側の線路インピーダンス、f点
は地絡事故地点、Raは地絡時に生ずる故障点抵抗を示
している。
また、同図(ロ)において、Eaは電源としての変圧器T
の相電圧、0′A,1′A,2′Aはm点より見た電源側
の零相,正相,逆相の各インピーダンス、0A,1A,
2Aはm点より負荷側の零相,正相,逆相の各インピーダ
ンス、0f,1f,2fはf点における零相電圧,正相電
圧,逆相電圧、0,1,2はm点における零相電圧,
正相電圧,逆相電圧、0,1,2は零相電圧,正相
電流,逆相電流をそれぞれ表している。
の相電圧、0′A,1′A,2′Aはm点より見た電源側
の零相,正相,逆相の各インピーダンス、0A,1A,
2Aはm点より負荷側の零相,正相,逆相の各インピーダ
ンス、0f,1f,2fはf点における零相電圧,正相電
圧,逆相電圧、0,1,2はm点における零相電圧,
正相電圧,逆相電圧、0,1,2は零相電圧,正相
電流,逆相電流をそれぞれ表している。
一般に、電力系統においては、 RN,Ra≫Z0A,Z0′A,Z1A,Z1′A,Z2A,Z2′A が成立する。
また、1線地絡時においては、0,1,2の間に
以下の関係が成立する。0 =1=2 0 ,1,2は、0 =3RN+0′A+0A≒3RN 1 =1′A+1A 2 =2′A+2A で表され、0は、0 =a/(0+1+2+3Ra) ≒a/(3RN+3Ra) =a/{3RN(1+ka)} (但し、ka=Ra/RN) となる。
以下の関係が成立する。0 =1=2 0 ,1,2は、0 =3RN+0′A+0A≒3RN 1 =1′A+1A 2 =2′A+2A で表され、0は、0 =a/(0+1+2+3Ra) ≒a/(3RN+3Ra) =a/{3RN(1+ka)} (但し、ka=Ra/RN) となる。
1線地絡時のリレー設置点における各相電圧を求めるた
め、先ず、リレー設置点における0,1,2を求め
る。
め、先ず、リレー設置点における0,1,2を求め
る。
第2図(ロ)から明らかなように、0は、0 =0f+0A 0 ≒0f+0A a/3RN であるが、0f =−(3RN+0′A+0A)0 =−a/(1+ka) であるため、0 =−a/(1+ka) となる。1 は、1 =1f+1A・1≒1f であるが、1f =a−(1A+1A)1≒a であるから、1 =a となる。
また、2は、2 =2f+2A 2≒2f であるが、2f =−(2A+2A)2≒0 であるため、2 =0 となる。
従って、リレー設置点における各相電位a,b,c
は、 となる。
は、 となる。
完全地絡時にはka=0であるから、a =0b =(−1+a2)・a c =(−1+a)・a となる。
また、30%地絡時には、a =−0.3a+a=0.7a b =−0.3a+a2 a c =−0.3a+a a となる。
なお、第2図(ハ)は30%地絡時のベクトル図であり、1
線地絡時において、地絡相電圧は必ず低下し、他2相の
電圧は上昇する。
線地絡時において、地絡相電圧は必ず低下し、他2相の
電圧は上昇する。
同図から明らかなように、a相1線30%地絡時には、計
器用変成器の2次側相電圧は、va=44.45[V]、vb=
vc=74.87[V]となる。
器用変成器の2次側相電圧は、va=44.45[V]、vb=
vc=74.87[V]となる。
(2線地絡について) 次に、2線地絡時の計器用変成器の2次側各相電圧を算
出する。
出する。
まず、第3図(イ)は系統に2線地絡事故が発生した場合
の系統図、同図(ロ)はb相及びc相に2線地絡が生じた
場合の等価回路を示している。
の系統図、同図(ロ)はb相及びc相に2線地絡が生じた
場合の等価回路を示している。
2線地絡時においては、地絡地点の零相電圧0f,正相
電圧1f,逆相電圧2fの間に以下の関係が成立する。0f =1f=2f また、系統の零相インピーダンス0,正相インピーダ
ンス1,逆相インピーダンス2については1線地絡の
場合と同様に、 RN,Ra≫Z0A,Z0′A,Z1A,Z1′A,Z2A,Z2′A が成立する。
電圧1f,逆相電圧2fの間に以下の関係が成立する。0f =1f=2f また、系統の零相インピーダンス0,正相インピーダ
ンス1,逆相インピーダンス2については1線地絡の
場合と同様に、 RN,Ra≫Z0A,Z0′A,Z1A,Z1′A,Z2A,Z2′A が成立する。
2線完全地絡の場合、正相電流1は、 ここで、1≒2とすると、1 =a/21 0 ≒02 ≒−1=−a/(1+2) となる。
2線地絡時のリレー設置点における各相電圧を求めるた
め、まず、リレー設置点における0,1,2を求め
る。0 は、0 =0f+0A・0≒0f ところが、0f =−(2′A+2A)・2=a/2 であるから、0 =a/2 となる。
め、まず、リレー設置点における0,1,2を求め
る。0 は、0 =0f+0A・0≒0f ところが、0f =−(2′A+2A)・2=a/2 であるから、0 =a/2 となる。
また、1は、1 =1f+1A・1≒1f+1A a/21 ところが、1f =a/2 であるから、 となる。
更に、2は、2 =2f+2A 2≒2f+2A a/21 となる。
ところが、2f =a/2,1A=2A であるから、 となる。
従って、リレー設定点における各相電圧a,b,c
は、 となる。
は、 となる。
なお、第3図(ハ)は2線完全地絡時のベクトル図であ
る。
る。
2線不完全地絡時の特性は、故障点抵抗(アーク抵抗、
塔脚抵抗等)に入り方により、各相電圧の様相は異なる
が、完全地絡、不完全地絡の如何を問わず、何れも事故
相(b,c相)電圧は低下し、健全相電圧は上昇する。
塔脚抵抗等)に入り方により、各相電圧の様相は異なる
が、完全地絡、不完全地絡の如何を問わず、何れも事故
相(b,c相)電圧は低下し、健全相電圧は上昇する。
Rf=0,R1f=R2fで、1線完全地絡時の30%相当の
零相電圧が生ずる地絡が生じた場合には、健全相電圧
aは、 となる。
零相電圧が生ずる地絡が生じた場合には、健全相電圧
aは、 となる。
この場合、計器用変成器の2次側相電圧はva=82.6
[V],vb=vc=12.7[V]となる。
[V],vb=vc=12.7[V]となる。
このときの零相電圧0の位相0は、相電圧Vaの位相
aとほぼ同位相になるが、異地点異相地絡時には位相
0とaとに位相差を生ずる。この場合には、計器用変
成器の2次側相電圧はva<82.6[V]となるが、実系統
では1線地絡時の電圧上昇値(74.87[V])まで下がるこ
とは殆どない。
aとほぼ同位相になるが、異地点異相地絡時には位相
0とaとに位相差を生ずる。この場合には、計器用変
成器の2次側相電圧はva<82.6[V]となるが、実系統
では1線地絡時の電圧上昇値(74.87[V])まで下がるこ
とは殆どない。
<断線時の最大相電圧の算出> 次に、断線故障時における計器用変成器の2次回路の各
相電圧a′,b′,c′を算出する。
相電圧a′,b′,c′を算出する。
ここで、第4図は、ディジタルリレー等からなる保護・
制御装置の入力回路を概略的に示したもので、同図にお
いて、PTは計器用変成器、a,b,cはディジタル
リレーの負荷、ab,bc,caは装置の有する線間電圧
負荷(Δ負荷)、F1,F2は故障点(断線箇所)である。
制御装置の入力回路を概略的に示したもので、同図にお
いて、PTは計器用変成器、a,b,cはディジタル
リレーの負荷、ab,bc,caは装置の有する線間電圧
負荷(Δ負荷)、F1,F2は故障点(断線箇所)である。
(1線断線について) 第5図(イ)は一線(a相)断線時の等価回路であり、図
中、0B,1B,2Bは故障点から電源側を見た零相,正
相,逆相の各インピーダンスであり、0L,1L,2Lは
故障点からリレー側を見た零相,正相,逆相の各インピ
ーダンスを示している。
中、0B,1B,2Bは故障点から電源側を見た零相,正
相,逆相の各インピーダンスであり、0L,1L,2Lは
故障点からリレー側を見た零相,正相,逆相の各インピ
ーダンスを示している。
1線断線時には、計器用変成器の2次側にΔ負荷が接続
されていないとき、即ち相電圧負荷(Y負荷)のときに
は、断線相電圧aは、第5図(ロ)のベクトル図に示す
ように、 va≒0 となる。また、Δ負荷があるときであっても第4図のF
2点で事故が生じた場合には、零相電圧はΔ負荷には影
響を受けないので、Δ負荷が接続されていないときと同
様に扱うことができる。
されていないとき、即ち相電圧負荷(Y負荷)のときに
は、断線相電圧aは、第5図(ロ)のベクトル図に示す
ように、 va≒0 となる。また、Δ負荷があるときであっても第4図のF
2点で事故が生じた場合には、零相電圧はΔ負荷には影
響を受けないので、Δ負荷が接続されていないときと同
様に扱うことができる。
一方、Δ負荷がある場合や、第4図のF1点で事故が生
じた場合には、健全相電圧がΔ負荷を通して断線相にも
回り込むため、断線相電圧1はある程度の値を持つこ
とになる。
じた場合には、健全相電圧がΔ負荷を通して断線相にも
回り込むため、断線相電圧1はある程度の値を持つこ
とになる。
第5図(ハ)は、Δ負荷が存在する場合の各相電圧のベク
トル図の一例を示したものであり、aはΔ負荷相互間
の比及びΔ負荷とY負荷との比によっても変化すること
になるが、健全相電圧 を越えることはない。
トル図の一例を示したものであり、aはΔ負荷相互間
の比及びΔ負荷とY負荷との比によっても変化すること
になるが、健全相電圧 を越えることはない。
このように、a相断線時のvaは となる。
但し、Δ負荷とY負荷との間で、LC共振現象がある場
合には健全相電圧を越えることがあるが、実系統ではこ
のようなインピーダンス配分はない。
合には健全相電圧を越えることがあるが、実系統ではこ
のようなインピーダンス配分はない。
(2線断線について) 2線(a,b相)断線の場合、健全相は1相分のみとな
り、基本的な各相電圧の傾向は1線断線時と同様とな
る。第6図(イ)は、2線断線時の等価回路であり、同図
(ロ)はΔ負荷が無い場合のベクトル図の一例を、同図
(ハ)はΔ負荷がある場合のベクトル図の一例を示したも
のである。
り、基本的な各相電圧の傾向は1線断線時と同様とな
る。第6図(イ)は、2線断線時の等価回路であり、同図
(ロ)はΔ負荷が無い場合のベクトル図の一例を、同図
(ハ)はΔ負荷がある場合のベクトル図の一例を示したも
のである。
この場合にも が常に成立する。
以上のようにして求めた、系統の1線地絡,2線地絡事
故時の計器用変成器の2次側相電圧の最大値と、1線断
線,2線断線故障時の計器用変成器の2次側相電圧の最
大値とから、下記のような相電圧比較方式により、系統
の地絡事故と計器用変成器の2次回路断線故障とを弁別
することができる。
故時の計器用変成器の2次側相電圧の最大値と、1線断
線,2線断線故障時の計器用変成器の2次側相電圧の最
大値とから、下記のような相電圧比較方式により、系統
の地絡事故と計器用変成器の2次回路断線故障とを弁別
することができる。
即ち、保護・制御回路が相電圧の異常を検出した場合に
おいて、各相電圧のすべてが一定値K1 より小さいときは断線とみなし、逆に大きいときは系統
の地絡事故とみなすこととする。
おいて、各相電圧のすべてが一定値K1 より小さいときは断線とみなし、逆に大きいときは系統
の地絡事故とみなすこととする。
ここで、K1の値は、系統の地絡事故時の最大相電圧vm
(前述のK1g)よりも小さく、かつ、断線時の最大相電圧
vm′(前述のK1l)よりも大きくする必要がある。従っ
て、 63.5<K1<74.9 とする。
(前述のK1g)よりも小さく、かつ、断線時の最大相電圧
vm′(前述のK1l)よりも大きくする必要がある。従っ
て、 63.5<K1<74.9 とする。
しかし、系統の電圧には±10%程度の電圧変動があり、
また、検出誤差を6%(装置の誤差±5%、計器用変成
器の誤差1%)を考慮すると、誤差総計は、 (0.9×0.94−1)×100=−15.4% から、 (1.1×1.06−1)×100=16.6% の範囲をとることとなり、K1の値を固定値として設定
することは困難となる。
また、検出誤差を6%(装置の誤差±5%、計器用変成
器の誤差1%)を考慮すると、誤差総計は、 (0.9×0.94−1)×100=−15.4% から、 (1.1×1.06−1)×100=16.6% の範囲をとることとなり、K1の値を固定値として設定
することは困難となる。
例えば、ここでK1を前述した63.5と74.9との中心値、
即ち、 K1=(63.5+74.9)/2=69.2[V] として設定すると、断線時の最大相電圧は、最高で、 63.5×1.1×1.06=74.04[V] として検出されることもあり得るし、また地絡時におい
て最大相電圧は、最低で、 74.9×0.9×0.94=63.3[V] として検出されることもあり得ることになる。
即ち、 K1=(63.5+74.9)/2=69.2[V] として設定すると、断線時の最大相電圧は、最高で、 63.5×1.1×1.06=74.04[V] として検出されることもあり得るし、また地絡時におい
て最大相電圧は、最低で、 74.9×0.9×0.94=63.3[V] として検出されることもあり得ることになる。
≪第2の設定値K2の決定について≫ 1線地絡が系統に発生した場合、第2図(ロ)に示す等価
回路から、a =0b =(−1+a2)・a c =(−1+a)・a 従って、ab =a−b=(1−a2)・a bc =b−c=(a2−a)・a ca =c−a=(a−1)・a となるので、 |ab|=|bc|=|ca| となる。
回路から、a =0b =(−1+a2)・a c =(−1+a)・a 従って、ab =a−b=(1−a2)・a bc =b−c=(a2−a)・a ca =c−a=(a−1)・a となるので、 |ab|=|bc|=|ca| となる。
30%地絡時においても、各相電圧と各線間電圧との関係
は第2図(ハ)のベクトル図で表されるように各線間電圧
は殆ど変化しない。
は第2図(ハ)のベクトル図で表されるように各線間電圧
は殆ど変化しない。
このように、高抵抗接地系に1線地絡が生じた場合に
は、各線間電圧の大きさは変化しない。
は、各線間電圧の大きさは変化しない。
それゆえ、電源電圧変動(±10%)と、検出誤差(±6%)
を考慮すると、線間電圧Vの最小値は 110×0.90×0.94=93.06[V] となるので、 K2=93.0[V] と設定することができる。
を考慮すると、線間電圧Vの最小値は 110×0.90×0.94=93.06[V] となるので、 K2=93.0[V] と設定することができる。
このように前述のの手段を採用することにより、1線
地絡は確実に検出可能となるため、K1の値は、断線時
の最大相電圧よりも小さくすればよいことになるので、
最大相電圧は 63.5×1.10×1.06=74.04[V] となり、例えば、 K1=74.0[V] と設定できることになる。
地絡は確実に検出可能となるため、K1の値は、断線時
の最大相電圧よりも小さくすればよいことになるので、
最大相電圧は 63.5×1.10×1.06=74.04[V] となり、例えば、 K1=74.0[V] と設定できることになる。
このように、K1,K2を設定した場合、2線地絡時に断
線とみなしてしまう場合がある。
線とみなしてしまう場合がある。
即ち、1線完全地絡時の零相電圧の30%相当の零相電圧
が生ずるような2線地絡事故においては、最大相電圧は
82.6[V]となる。これに−10%の電源変動,−6%の検
出誤差を考慮すると、最大相電圧は69.9[V]となる。こ
のため、三相とも74.0[V]以下となって断線と判断し、
保護・制御装置にロック指令を出すことになるが、2線
地絡の場合には、短絡事故も併発しているため、短絡に
対する保護・制御処理が優先して行われ、実用上は差し
支えない。
が生ずるような2線地絡事故においては、最大相電圧は
82.6[V]となる。これに−10%の電源変動,−6%の検
出誤差を考慮すると、最大相電圧は69.9[V]となる。こ
のため、三相とも74.0[V]以下となって断線と判断し、
保護・制御装置にロック指令を出すことになるが、2線
地絡の場合には、短絡事故も併発しているため、短絡に
対する保護・制御処理が優先して行われ、実用上は差し
支えない。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、計器用変成器の2次回路
に零相電圧が発生したときに、系統の地絡事故か計器用
変成器の2次回路断線故障かを弁別することができるた
め、断線時における誤動作を確実に防止して信頼性の高
い保護・制御装置を提供することができる。
に零相電圧が発生したときに、系統の地絡事故か計器用
変成器の2次回路断線故障かを弁別することができるた
め、断線時における誤動作を確実に防止して信頼性の高
い保護・制御装置を提供することができる。
また、入力された各相電圧を合成して零相電圧を導出す
る方式が適用可能となり、零相入力回路を不要にするこ
とができると共に、自動点検装置も不要となり、低コス
トの保護・制御装置を供給することができる。
る方式が適用可能となり、零相入力回路を不要にするこ
とができると共に、自動点検装置も不要となり、低コス
トの保護・制御装置を供給することができる。
第1図は本発明の一実施例の構成の主要部を示す図、第
2図(イ)は系統1線地絡時の系統図、同図(ロ)は同じく
等価回路、同図(ハ)は同じくベクトル図、第3図(イ)は
系統2線地絡時の系統図、同図(ロ)は同じく等価回路、
同図(ハ)は同じくベクトル図、第4図は保護・制御装置
の入力回路の説明図、第5図(イ)は計器用変成器2次回
路の1線断線時の等価回路、同図(ロ),(ハ)は同じくベ
クトル図、第6図(イ)は計器用変成器2次回路の2線断
線時の等価回路、同図(ロ),(ハ)は同じくベクトル図、
第7図及び第8図は従来例を説明するための保護・制御
装置の入力回路の説明図である。 1……相電圧比較部、2,4,5……AND回路、3…
…線間電圧比較部
2図(イ)は系統1線地絡時の系統図、同図(ロ)は同じく
等価回路、同図(ハ)は同じくベクトル図、第3図(イ)は
系統2線地絡時の系統図、同図(ロ)は同じく等価回路、
同図(ハ)は同じくベクトル図、第4図は保護・制御装置
の入力回路の説明図、第5図(イ)は計器用変成器2次回
路の1線断線時の等価回路、同図(ロ),(ハ)は同じくベ
クトル図、第6図(イ)は計器用変成器2次回路の2線断
線時の等価回路、同図(ロ),(ハ)は同じくベクトル図、
第7図及び第8図は従来例を説明するための保護・制御
装置の入力回路の説明図である。 1……相電圧比較部、2,4,5……AND回路、3…
…線間電圧比較部
Claims (1)
- 【請求項1】三相電力系統における各相電圧から零相電
圧を検出して系統の保護・制御を行う装置において、 各相電圧の値のすべてが第1の設定値を越えないときに
のみ第1の信号が出力する第1の手段と、 各線間電圧のすべてが第2の設定値を越えるときにのみ
第2の信号を出力する第2の手段と、 前記第1の信号と第2の信号の反転信号との論理積をと
って、入力回路を構成する計器用変成器の2次回路の断
線を検出し、保護・制御機能をロックする信号を出力す
る第3の手段とを備え、 前記第2の設定値を、系統の1線地絡時における、電源
電圧変動及び検出誤差を考慮した計器用変成器の2次側
線間電圧の最小値よりも小さい値に設定し、前記第1の
設定値を、計器用変成器の2次回路断線時における、電
源電圧変動及び検出誤差を考慮した2次側相電圧の最大
値よりも小さい値に設定することを特徴とする断線検出
機能付保護・制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62232996A JPH0636645B2 (ja) | 1987-09-17 | 1987-09-17 | 断線検出機能付保護・制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62232996A JPH0636645B2 (ja) | 1987-09-17 | 1987-09-17 | 断線検出機能付保護・制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6477420A JPS6477420A (en) | 1989-03-23 |
| JPH0636645B2 true JPH0636645B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=16948168
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62232996A Expired - Lifetime JPH0636645B2 (ja) | 1987-09-17 | 1987-09-17 | 断線検出機能付保護・制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0636645B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6691964B2 (ja) * | 2017-10-18 | 2020-05-13 | 中国電力科学研究院有限公司China Electric Power Research Institute Company Limited | 高信頼性の配電ネットワーク故障の検出方法、装置及び記憶媒体 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54143844A (en) * | 1978-04-30 | 1979-11-09 | Kansai Electric Power Co | Grounddfault phase detector |
| JPS56145727A (en) * | 1980-04-10 | 1981-11-12 | Tokyo Shibaura Electric Co | Ground-fault protection relay unit |
-
1987
- 1987-09-17 JP JP62232996A patent/JPH0636645B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6477420A (en) | 1989-03-23 |
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