JPH063692A - 光導電型液晶ライトバルブ - Google Patents
光導電型液晶ライトバルブInfo
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- JPH063692A JPH063692A JP16287792A JP16287792A JPH063692A JP H063692 A JPH063692 A JP H063692A JP 16287792 A JP16287792 A JP 16287792A JP 16287792 A JP16287792 A JP 16287792A JP H063692 A JPH063692 A JP H063692A
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- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 書込み光に対する読出し光出力の応答を長く
保持することができるとともに、光感度の低下しない光
導電型液晶ライトバルブを提供する。 【構成】 光導電層5及び液晶層1が積層され、光導電
層5及び液晶層1の外側に一対の透明電極8,9が配さ
れた構成の光導電型液晶ライトバルブであって、光導電
層5は、窒素を含有するアモルファスシリコンからなる
ことを特徴とする。 【効果】 アモルファスシリコンに窒素を混在される光
導電層が、書込みパルス光消滅後も液晶層に必要な印加
電圧を暫時持続させるので、書込み光に対する読出し光
レベルの充分な応答を得ることができ、しかも光導電層
は、光感度の経時変化が小さいので、常に良好な投射画
像を得ることができる。
保持することができるとともに、光感度の低下しない光
導電型液晶ライトバルブを提供する。 【構成】 光導電層5及び液晶層1が積層され、光導電
層5及び液晶層1の外側に一対の透明電極8,9が配さ
れた構成の光導電型液晶ライトバルブであって、光導電
層5は、窒素を含有するアモルファスシリコンからなる
ことを特徴とする。 【効果】 アモルファスシリコンに窒素を混在される光
導電層が、書込みパルス光消滅後も液晶層に必要な印加
電圧を暫時持続させるので、書込み光に対する読出し光
レベルの充分な応答を得ることができ、しかも光導電層
は、光感度の経時変化が小さいので、常に良好な投射画
像を得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投写型液晶表示装置に
用いられる光導電型液晶ライトバルブに関する。
用いられる光導電型液晶ライトバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光導電型液晶ライトバルブは、
書込み光によってその光導電層に像が描かれ、この光導
電層の像に対応する感光反応に応じた電圧変化を液晶層
に印加し、当該液晶分子の配向の変化に対応した読出し
反射光量をもって画像をスクリーン等に投写する。この
光導電型液晶ライトバルブを例えばCRTの光書込みに
よる投写型ディスプレイに応用する場合、光導電層の書
込み面上には残光時間が1msec程度の書込み光によ
って走査される。この場合、ある一つの画素について着
目すると、図1(a)に示されるように、当該画素は比
較的照射時間の短いパルス光によって書込まれることに
なる。そして、ライトバルブをテレビモニタ用に使用す
る場合、液晶層に充分な応答をさせるには、図1(b)
の如く、通常十数msecすなわち1フィールド時間
(16.67msec)程度の電圧の印加が必要であ
る。
書込み光によってその光導電層に像が描かれ、この光導
電層の像に対応する感光反応に応じた電圧変化を液晶層
に印加し、当該液晶分子の配向の変化に対応した読出し
反射光量をもって画像をスクリーン等に投写する。この
光導電型液晶ライトバルブを例えばCRTの光書込みに
よる投写型ディスプレイに応用する場合、光導電層の書
込み面上には残光時間が1msec程度の書込み光によ
って走査される。この場合、ある一つの画素について着
目すると、図1(a)に示されるように、当該画素は比
較的照射時間の短いパルス光によって書込まれることに
なる。そして、ライトバルブをテレビモニタ用に使用す
る場合、液晶層に充分な応答をさせるには、図1(b)
の如く、通常十数msecすなわち1フィールド時間
(16.67msec)程度の電圧の印加が必要であ
る。
【0003】この液晶層に印加する電圧を書込み光に応
じて変化させるための光導電層として従来の水素化アモ
ルファスシリコン(以下a−Si:Hと称す)膜を用い
た場合の光書込み特性を図2に示す。同図(a)は、a
−Si:H膜に照射する書込みパルス光であり、これを
ライトバルブの書込み側より入射すると、同図(b)に
示すようにa−Si:H膜のインピーダンス変化は書込
みパルス光に対して鋭敏に反応し、該パルス光の立下り
とほぼ同時にa−Si:H膜のインピーダンスも瞬時に
定常値に戻ってしまう。従って、同図(c)に示すよう
に、液晶層に印加される電圧も当該立下りにおいて直ち
に基準電圧へと立下がることになるので液晶層もこれに
応答し、この液晶層を介して反射する読出し光における
輝度信号も同図(d)の如く、書込み光がなくなると、
瞬時に暗レベルの値に戻ってしまい、液晶層を1フィー
ルド相当時間分応答させることができなくなるという問
題がある。
じて変化させるための光導電層として従来の水素化アモ
ルファスシリコン(以下a−Si:Hと称す)膜を用い
た場合の光書込み特性を図2に示す。同図(a)は、a
−Si:H膜に照射する書込みパルス光であり、これを
ライトバルブの書込み側より入射すると、同図(b)に
示すようにa−Si:H膜のインピーダンス変化は書込
みパルス光に対して鋭敏に反応し、該パルス光の立下り
とほぼ同時にa−Si:H膜のインピーダンスも瞬時に
定常値に戻ってしまう。従って、同図(c)に示すよう
に、液晶層に印加される電圧も当該立下りにおいて直ち
に基準電圧へと立下がることになるので液晶層もこれに
応答し、この液晶層を介して反射する読出し光における
輝度信号も同図(d)の如く、書込み光がなくなると、
瞬時に暗レベルの値に戻ってしまい、液晶層を1フィー
ルド相当時間分応答させることができなくなるという問
題がある。
【0004】この問題を解決すべくa−Si:H膜にB
(ボロン)を混在させた光導電膜を有する光導電型液晶
ライトバルブが既に本願出願人による特願平2−239
654号において提案されている。これによれば、書込
みパルス光消滅後も液晶層に必要な印加電圧を暫時持続
させるので、書込み光に対する読出し光レベルの充分な
応答特性を得ることができ、その特性は、図3の如くな
る。すなわち、図2と同様に、同図(a)に示すような
パルス光を、液晶層1に書込み側より入射すると、光導
電膜9のインピーダンスは、同図(b)のように書込み
パルス光の消失後すなわち該パルス光の立下りにおい
て、ボロンを添加しない場合よりもゆっくりと定常値に
立上がる。よって、同図(c)に示されるように、液晶
層1に印加される電圧もそれに応じてゆっくりと基準電
圧値まで下がることになるので、液晶層1の応答時間も
長くなり、同図(d)のように読出し光における輝度信
号も長時間明レベルを持続させることができるというも
のである。
(ボロン)を混在させた光導電膜を有する光導電型液晶
ライトバルブが既に本願出願人による特願平2−239
654号において提案されている。これによれば、書込
みパルス光消滅後も液晶層に必要な印加電圧を暫時持続
させるので、書込み光に対する読出し光レベルの充分な
応答特性を得ることができ、その特性は、図3の如くな
る。すなわち、図2と同様に、同図(a)に示すような
パルス光を、液晶層1に書込み側より入射すると、光導
電膜9のインピーダンスは、同図(b)のように書込み
パルス光の消失後すなわち該パルス光の立下りにおい
て、ボロンを添加しない場合よりもゆっくりと定常値に
立上がる。よって、同図(c)に示されるように、液晶
層1に印加される電圧もそれに応じてゆっくりと基準電
圧値まで下がることになるので、液晶層1の応答時間も
長くなり、同図(d)のように読出し光における輝度信
号も長時間明レベルを持続させることができるというも
のである。
【0005】しかしながら、ボロンを添加したa−S
i:H膜は、書込光の照射を続けていくと図4に示され
るように、次第にその光感度が低下していくという問題
があった。図4は、静的光感度特性を示しており、60
ppmにてボロンを添加したa−Si:H膜に対し、そ
の両面から透明電極を挟んで当該電極間に周波数10K
Hzの矩形波電圧を印加しつつ、LEDから波長660
nmの書込光を連続して照射した場合における当該a−
Si:H膜の光感度の経時変化を示したものである。横
軸L.S.T.(Light Soaking Time)[Hr]は測定
開始時点からの経過時間であり、縦軸I.D.R.はイ
ンピーダンス減少率(Inpeadance DecreaseRatio)とし
て書込光の暗時におけるインピーダンス|Zd|と照射
時におけるインピーダンス|Zp|の比|Zd|/|Zp
|をその連続の入射書込光に対する光感度として表して
いる。また、図4における測定ポイントとしての△,
□,▲,■,●,○印は、照射レベルがそれぞれ順に
2.5mW/cm2,480μW/cm2,130μW/
cm2,20μW/cm2,6μW/cm2,0μW/c
m2の書込光を所定時間連続して入射した場合のもので
あり、各測定ポイント間においては、照射レベルが10
mW/cm2の書込光を照射している。
i:H膜は、書込光の照射を続けていくと図4に示され
るように、次第にその光感度が低下していくという問題
があった。図4は、静的光感度特性を示しており、60
ppmにてボロンを添加したa−Si:H膜に対し、そ
の両面から透明電極を挟んで当該電極間に周波数10K
Hzの矩形波電圧を印加しつつ、LEDから波長660
nmの書込光を連続して照射した場合における当該a−
Si:H膜の光感度の経時変化を示したものである。横
軸L.S.T.(Light Soaking Time)[Hr]は測定
開始時点からの経過時間であり、縦軸I.D.R.はイ
ンピーダンス減少率(Inpeadance DecreaseRatio)とし
て書込光の暗時におけるインピーダンス|Zd|と照射
時におけるインピーダンス|Zp|の比|Zd|/|Zp
|をその連続の入射書込光に対する光感度として表して
いる。また、図4における測定ポイントとしての△,
□,▲,■,●,○印は、照射レベルがそれぞれ順に
2.5mW/cm2,480μW/cm2,130μW/
cm2,20μW/cm2,6μW/cm2,0μW/c
m2の書込光を所定時間連続して入射した場合のもので
あり、各測定ポイント間においては、照射レベルが10
mW/cm2の書込光を照射している。
【0006】この特性図から明らかな如く、ボロンを添
加したa−Si:H膜は、書込光を連続して入射すると
その感度が時間とともに減少し、特に130μW/cm
2の書込光を入射した場合において顕著に減少すること
が分かる。また、図5はパルス光感度特性を示してお
り、上記同様のボロンを添加したa−Si:H膜を含む
光導電型液晶ライトバルブに対し、液晶層を挟む電極間
に周波数10KHzの矩形波電圧を印加し、LEDから
波長660nm,平均入射レベル180μW/cm2,
残光時間1msecの書込パルス光を入射した場合にお
ける当該ライトバルブのパルス光感度の経時変化を示し
たものである。横軸L.S.T.(Light Soaking Tim
e)[Hr]は測定開始時点からの経過時間であり、縦
軸[%]は所定レベルの読出光を入射した場合における
ライトバルブの最大輝度レベルImaxに対する出力輝度
レベルIの割合(I/Imax)×100を書込パルス光
に対する応答レベルとして表している。なお、各測定ポ
イント間においては、照射レベルが10mW/cm2の
書込光を照射している。
加したa−Si:H膜は、書込光を連続して入射すると
その感度が時間とともに減少し、特に130μW/cm
2の書込光を入射した場合において顕著に減少すること
が分かる。また、図5はパルス光感度特性を示してお
り、上記同様のボロンを添加したa−Si:H膜を含む
光導電型液晶ライトバルブに対し、液晶層を挟む電極間
に周波数10KHzの矩形波電圧を印加し、LEDから
波長660nm,平均入射レベル180μW/cm2,
残光時間1msecの書込パルス光を入射した場合にお
ける当該ライトバルブのパルス光感度の経時変化を示し
たものである。横軸L.S.T.(Light Soaking Tim
e)[Hr]は測定開始時点からの経過時間であり、縦
軸[%]は所定レベルの読出光を入射した場合における
ライトバルブの最大輝度レベルImaxに対する出力輝度
レベルIの割合(I/Imax)×100を書込パルス光
に対する応答レベルとして表している。なお、各測定ポ
イント間においては、照射レベルが10mW/cm2の
書込光を照射している。
【0007】この特性図から明らかな如く、ボロンを添
加したa−Si:H膜は、書込パルス光に対する光感度
が時間とともに減少し、10時間が過ぎると、感度は0
に近づくことが分かる。このように、光導電膜において
光感度が低下すると、光導電型液晶ライトバルブの投射
画像も良好に維持することができなくなる。
加したa−Si:H膜は、書込パルス光に対する光感度
が時間とともに減少し、10時間が過ぎると、感度は0
に近づくことが分かる。このように、光導電膜において
光感度が低下すると、光導電型液晶ライトバルブの投射
画像も良好に維持することができなくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明の目的
は、書込み光に対する読出し光出力の応答を長く保持す
ることができるとともに、光感度の低下しない光導電型
液晶ライトバルブを提供することである。
は、書込み光に対する読出し光出力の応答を長く保持す
ることができるとともに、光感度の低下しない光導電型
液晶ライトバルブを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による光導電型液
晶ライトバルブは、光導電層及び液晶層が積層され、前
記光導電層及び液晶層の外側に一対の透明電極が配され
た構成の光導電型液晶ライトバルブであって、前記光導
電層は、窒素が添加されたアモルファスシリコンからな
ることを特徴としている。
晶ライトバルブは、光導電層及び液晶層が積層され、前
記光導電層及び液晶層の外側に一対の透明電極が配され
た構成の光導電型液晶ライトバルブであって、前記光導
電層は、窒素が添加されたアモルファスシリコンからな
ることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明による光導電型液晶ライトバルブは、ア
モルファスシリコンに窒素を含有する光導電層が、画面
の走査に充分な応答時間を保持する光書込特性を有する
とともに、経時変化の小なる光書込特性を有する。
モルファスシリコンに窒素を含有する光導電層が、画面
の走査に充分な応答時間を保持する光書込特性を有する
とともに、経時変化の小なる光書込特性を有する。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明す
る。図6は本発明の一実施例を示すブロック図である。
図において液晶層1の周りにはスペーサ2が設けられ、
液晶層1の両面には液晶配向膜3,4が配されている。
この液晶層1と光導電膜たるa−Si:H膜5とが光反
射膜(誘電体ミラー)6及び光吸収膜(光遮断膜)7を
挟んで積層されている。光反射膜6は読出し側から入射
する投写光を反射するためのもの、光吸収膜7は光反射
膜6からの漏れ光を吸収するためのものである。液晶層
1と光導電膜5の外側には透明電極としての透明導電膜
8,9が配されており、これらの全てはガラス基板1
0,11によって封止されている。透明導電膜8,9の
間には交流電圧が駆動電源12によって印加されてい
る。
る。図6は本発明の一実施例を示すブロック図である。
図において液晶層1の周りにはスペーサ2が設けられ、
液晶層1の両面には液晶配向膜3,4が配されている。
この液晶層1と光導電膜たるa−Si:H膜5とが光反
射膜(誘電体ミラー)6及び光吸収膜(光遮断膜)7を
挟んで積層されている。光反射膜6は読出し側から入射
する投写光を反射するためのもの、光吸収膜7は光反射
膜6からの漏れ光を吸収するためのものである。液晶層
1と光導電膜5の外側には透明電極としての透明導電膜
8,9が配されており、これらの全てはガラス基板1
0,11によって封止されている。透明導電膜8,9の
間には交流電圧が駆動電源12によって印加されてい
る。
【0012】光導電膜5は、水素化アモルファスシリコ
ン(a−Si:H)にN(窒素)を添加したものであ
る。光導電膜5の形成は、NH3ガスとSiH4ガスと
を、NH 3/SiH4のガス流量比(体積比)で好ましく
は0.01〜1にて混合し、これをプラズマで分解する
ことによってなされる。ライトバルブに入射された書込
み光は、ガラス基板11及び透明導電膜9を透過し、光
導電膜5の書込み面に像を描いて照射する。光導電膜5
の書込み面のうち、上記書込み光によって照射された部
分の導電性は、その書込み光の光出力強度に応じて低下
するので、駆動電源12による電圧が液晶層1に加わ
り、液晶分子の配向を変化せしめる。
ン(a−Si:H)にN(窒素)を添加したものであ
る。光導電膜5の形成は、NH3ガスとSiH4ガスと
を、NH 3/SiH4のガス流量比(体積比)で好ましく
は0.01〜1にて混合し、これをプラズマで分解する
ことによってなされる。ライトバルブに入射された書込
み光は、ガラス基板11及び透明導電膜9を透過し、光
導電膜5の書込み面に像を描いて照射する。光導電膜5
の書込み面のうち、上記書込み光によって照射された部
分の導電性は、その書込み光の光出力強度に応じて低下
するので、駆動電源12による電圧が液晶層1に加わ
り、液晶分子の配向を変化せしめる。
【0013】一方、偏光プリズム13から入射された読
出し光は、上記書込み光に応じて配列の変化する液晶分
子によって、液晶層及びその側面に配される光反射膜6
に反射または吸収される。反射した反射光は、液晶配向
膜3、透明導電膜8、ガラス基板10及び偏光プリズム
13を透過した後、図示せぬスクリーンへ投写される。
出し光は、上記書込み光に応じて配列の変化する液晶分
子によって、液晶層及びその側面に配される光反射膜6
に反射または吸収される。反射した反射光は、液晶配向
膜3、透明導電膜8、ガラス基板10及び偏光プリズム
13を透過した後、図示せぬスクリーンへ投写される。
【0014】このようにNを含有するa−Si:H膜に
て構成された光導電型液晶ライトバルブの光書込応答特
性は次のようになる。図7ないし図12は、上記光導電
型液晶ライトバルブに対し、透明電極間に周波数10K
Hzの矩形波電圧を印加し、読出側より所定の読出光を
照射しつつ、書込側より波長660nm,平均照射レベ
ル180μW/cm2,残光1msecの書込パルス光
を1フィールドの周期たる16.67msecの間隔で
16回連続して照射した場合におけるパルス光書込応答
特性を示したものである。Nの含有量がNH3/SiH4
ガス流量比で図7は0,図8が0.02,図9が0.0
5,図10が0.1,図11が0.2,図12が0.5
のa−Si:H膜にて構成された光導電型液晶ライトバ
ルブの特性を示している。横軸[ms]は書込パルス光
入射開始時点からの経過時間であり、縦軸[%]は所定
レベルの読出光を入射した場合におけるライトバルブの
最大輝度レベルImaxに対する出力輝度レベルIの割合
(I/Imax)×100を書込パルス光に対する応答レ
ベルとして表している。
て構成された光導電型液晶ライトバルブの光書込応答特
性は次のようになる。図7ないし図12は、上記光導電
型液晶ライトバルブに対し、透明電極間に周波数10K
Hzの矩形波電圧を印加し、読出側より所定の読出光を
照射しつつ、書込側より波長660nm,平均照射レベ
ル180μW/cm2,残光1msecの書込パルス光
を1フィールドの周期たる16.67msecの間隔で
16回連続して照射した場合におけるパルス光書込応答
特性を示したものである。Nの含有量がNH3/SiH4
ガス流量比で図7は0,図8が0.02,図9が0.0
5,図10が0.1,図11が0.2,図12が0.5
のa−Si:H膜にて構成された光導電型液晶ライトバ
ルブの特性を示している。横軸[ms]は書込パルス光
入射開始時点からの経過時間であり、縦軸[%]は所定
レベルの読出光を入射した場合におけるライトバルブの
最大輝度レベルImaxに対する出力輝度レベルIの割合
(I/Imax)×100を書込パルス光に対する応答レ
ベルとして表している。
【0015】これら特性図によれば、a−Si:H膜の
Nの含有量によって出力として生ずる輝度レベルも変化
することが分かる。各特性曲線の1つ1つの山は、入射
した書込パルス光の1つ1つに対する出力特性を示して
おり、16の書込パルス光のうち前半に入射したパルス
光に対しては出力輝度レベルも立ち上がりが遅くそのピ
ークレベルも比較的小なるレベルに留まるものである
が、後半に入射したパルス光に対しては出力輝度レベル
は立ち上がりが速くそのピークレベルも比較的大なるレ
ベルとなって安定した出力となる傾向があることが分か
る。また、応答時間についても例えば図12において最
後に入射した書込パルス光に対する出力輝度特性(斜線
にて示される)に注目すると、かかる特性の山は出力レ
ベルが約80%のピークを有し、そこから徐々にその出
力レベルを低下させ、山の発生からおよそ60msec
後に当該ピークレベルの出力が消滅したものとみなすピ
ークレベルの10%(この場合出力レベル8%)まで減
衰することとなる。この特性によれば、図1において示
したような1の画素において必要な応答時間(1フィー
ルド時間)を充分に満足することが分かる。特に、Nの
含有量がNH3/SiH4比で0.02〜0.5のa−S
i:H膜はその応答特性が良好である。
Nの含有量によって出力として生ずる輝度レベルも変化
することが分かる。各特性曲線の1つ1つの山は、入射
した書込パルス光の1つ1つに対する出力特性を示して
おり、16の書込パルス光のうち前半に入射したパルス
光に対しては出力輝度レベルも立ち上がりが遅くそのピ
ークレベルも比較的小なるレベルに留まるものである
が、後半に入射したパルス光に対しては出力輝度レベル
は立ち上がりが速くそのピークレベルも比較的大なるレ
ベルとなって安定した出力となる傾向があることが分か
る。また、応答時間についても例えば図12において最
後に入射した書込パルス光に対する出力輝度特性(斜線
にて示される)に注目すると、かかる特性の山は出力レ
ベルが約80%のピークを有し、そこから徐々にその出
力レベルを低下させ、山の発生からおよそ60msec
後に当該ピークレベルの出力が消滅したものとみなすピ
ークレベルの10%(この場合出力レベル8%)まで減
衰することとなる。この特性によれば、図1において示
したような1の画素において必要な応答時間(1フィー
ルド時間)を充分に満足することが分かる。特に、Nの
含有量がNH3/SiH4比で0.02〜0.5のa−S
i:H膜はその応答特性が良好である。
【0016】図13は、Nの含有量がNH3/SiH4ガ
ス流量比で0.05のa−Si:H膜の静的光感度特性
を示しており、図4と同一条件にて書込光を連続して照
射した場合における当該a−Si:H膜の光感度の経時
変化を示したものである。横軸L.S.T.及び縦軸
I.D.R.、並びに各測定ポイントについても図4と
同様である。
ス流量比で0.05のa−Si:H膜の静的光感度特性
を示しており、図4と同一条件にて書込光を連続して照
射した場合における当該a−Si:H膜の光感度の経時
変化を示したものである。横軸L.S.T.及び縦軸
I.D.R.、並びに各測定ポイントについても図4と
同様である。
【0017】この特性図から明らかな如く、Nを添加し
たa−Si:H膜は、ボロンを添加したa−Si:H膜
に比べ、書込光を連続して入射してもその感度が時間と
ともにさほど減少することなく平坦な特性を示すことが
分かる。また、図14はパルス光感度特性を示してお
り、上記同様のNの含有量がH3/SiH4ガス流量比で
0.05のa−Si:H膜を含む光導電型液晶ライトバ
ルブに対し、図5と同一条件にて書込光を入射した場合
における当該ライトバルブのパルス光感度の経時変化を
示したものである。横軸L.S.T.及び縦軸[%]に
ついても図5と同様である。なお、各測定ポイントにお
いては、例えば図9において最後に入射した3つの書込
パルス光に応答した出力輝度レベル(図8の斜線部の面
積に相当する)の平均値を出力輝度レベルIとしたもの
である。
たa−Si:H膜は、ボロンを添加したa−Si:H膜
に比べ、書込光を連続して入射してもその感度が時間と
ともにさほど減少することなく平坦な特性を示すことが
分かる。また、図14はパルス光感度特性を示してお
り、上記同様のNの含有量がH3/SiH4ガス流量比で
0.05のa−Si:H膜を含む光導電型液晶ライトバ
ルブに対し、図5と同一条件にて書込光を入射した場合
における当該ライトバルブのパルス光感度の経時変化を
示したものである。横軸L.S.T.及び縦軸[%]に
ついても図5と同様である。なお、各測定ポイントにお
いては、例えば図9において最後に入射した3つの書込
パルス光に応答した出力輝度レベル(図8の斜線部の面
積に相当する)の平均値を出力輝度レベルIとしたもの
である。
【0018】そして、この特性図とボロンを添加したa
−Si:H膜を含む光導電型液晶ライトバルブのパルス
光書込特性を示した先の図5とを比較すれば明らかな如
く、Nを添加したa−Si:H膜は、書込パルス光によ
る光感度の経時変化は緩やかとなることが分かる。な
お、上記実施例の他に、テトラヘドラル系アモルファス
合金(a−SiC,a−SiGe,a−SiSu)にN
を添加しても有効である。
−Si:H膜を含む光導電型液晶ライトバルブのパルス
光書込特性を示した先の図5とを比較すれば明らかな如
く、Nを添加したa−Si:H膜は、書込パルス光によ
る光感度の経時変化は緩やかとなることが分かる。な
お、上記実施例の他に、テトラヘドラル系アモルファス
合金(a−SiC,a−SiGe,a−SiSu)にN
を添加しても有効である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光導電型
液晶ライトバルブにおいては、アモルファスシリコンに
窒素を混在せしめて得られる光導電層が、書込みパルス
光消滅後も液晶層に必要な印加電圧を暫時持続させるの
で、書込み光に対する読出し光レベルの充分な応答を得
ることができる。しかもかかる光導電層は、光感度の経
時変化が小さいので、常に良好な投射画像を得ることが
できる。
液晶ライトバルブにおいては、アモルファスシリコンに
窒素を混在せしめて得られる光導電層が、書込みパルス
光消滅後も液晶層に必要な印加電圧を暫時持続させるの
で、書込み光に対する読出し光レベルの充分な応答を得
ることができる。しかもかかる光導電層は、光感度の経
時変化が小さいので、常に良好な投射画像を得ることが
できる。
【図1】 1つの画素について着目した時の書込光の入
射レベル及びそれに対する液晶の応答特性を示す図。
射レベル及びそれに対する液晶の応答特性を示す図。
【図2】 a−Siにボロンを添加しない場合の従来の
光導電型液晶ライトバルブにおける光書込特性を示す
図。
光導電型液晶ライトバルブにおける光書込特性を示す
図。
【図3】 a−Siにボロンを添加した場合の従来の光
導電型液晶ライトバルブにおける光書込特性を示す図。
導電型液晶ライトバルブにおける光書込特性を示す図。
【図4】 a−Siにボロンを添加した場合の従来の光
導電型液晶ライトバルブにおける静的光感度特性を示す
図。
導電型液晶ライトバルブにおける静的光感度特性を示す
図。
【図5】 a−Siにボロンを添加した場合の従来の光
導電型液晶ライトバルブにおけるパルス光書込による光
感度特性を示す図。
導電型液晶ライトバルブにおけるパルス光書込による光
感度特性を示す図。
【図6】 本発明の一実施例の光導電型液晶ライトバル
ブの構造を示す図。
ブの構造を示す図。
【図7】 光導電膜のNの含有量をH3/SiH4ガス流
量比で0とした場合の本発明の光導電型液晶ライトバル
ブの光書込応答特性を示す図。
量比で0とした場合の本発明の光導電型液晶ライトバル
ブの光書込応答特性を示す図。
【図8】 光導電膜のNの含有量をH3/SiH4ガス流
量比で0.02とした場合の本発明の光導電型液晶ライ
トバルブの光書込応答特性を示す図。
量比で0.02とした場合の本発明の光導電型液晶ライ
トバルブの光書込応答特性を示す図。
【図9】 光導電膜のNの含有量をH3/SiH4ガス流
量比で0.05とした場合の本発明の光導電型液晶ライ
トバルブの光書込応答特性を示す図。
量比で0.05とした場合の本発明の光導電型液晶ライ
トバルブの光書込応答特性を示す図。
【図10】 光導電膜のNの含有量をH3/SiH4ガス
流量比で0.1とした場合の本発明の光導電型液晶ライ
トバルブの光書込応答特性を示す図。
流量比で0.1とした場合の本発明の光導電型液晶ライ
トバルブの光書込応答特性を示す図。
【図11】 光導電膜のNの含有量をH3/SiH4ガス
流量比で0.2とした場合の本発明の光導電型液晶ライ
トバルブの光書込応答特性を示す図。
流量比で0.2とした場合の本発明の光導電型液晶ライ
トバルブの光書込応答特性を示す図。
【図12】 光導電膜のNの含有量をH3/SiH4ガス
流量比で0.5とした場合の本発明の光導電型液晶ライ
トバルブの光書込応答特性を示す図。
流量比で0.5とした場合の本発明の光導電型液晶ライ
トバルブの光書込応答特性を示す図。
【図13】 本発明の光導電型液晶ライトバルブにおけ
る静的光感度特性を示す図。
る静的光感度特性を示す図。
【図14】 本発明の光導電型液晶ライトバルブにおけ
るパルス光書込による光感度特性を示す図。
るパルス光書込による光感度特性を示す図。
1 液晶層 2 スペーサ 3,4 配向膜 5 光導電膜 6 光反射膜 7 光吸収膜 8,9 透明導電膜 10,11 ガラス基板 12 駆動電源 13 偏光プリズム
Claims (2)
- 【請求項1】 光導電層及び液晶層が積層され、前記光
導電層及び液晶層の外側に一対の透明電極が配された構
成の光導電型液晶ライトバルブであって、前記光導電層
は、窒素を含有するアモルファスシリコンからなること
を特徴とする光導電型液晶ライトバルブ。 - 【請求項2】 前記アモルファスシリコンの窒素含有量
は、NH3/SiH4ガス流量比で0.01ないし1であ
ることを特徴とする請求項1記載の光導電型液晶ライト
バルブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16287792A JPH063692A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 光導電型液晶ライトバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16287792A JPH063692A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 光導電型液晶ライトバルブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH063692A true JPH063692A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=15762970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16287792A Pending JPH063692A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 光導電型液晶ライトバルブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH063692A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012006119A3 (en) * | 2010-06-28 | 2012-04-05 | Llc Lawrence Livermore National Security | High voltage photo-switch package module |
| US9025919B2 (en) | 2010-06-28 | 2015-05-05 | Lawrence Livermore National Security, Llc | High voltage photo-switch package module having encapsulation with profiled metallized concavities |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP16287792A patent/JPH063692A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012006119A3 (en) * | 2010-06-28 | 2012-04-05 | Llc Lawrence Livermore National Security | High voltage photo-switch package module |
| US8655125B2 (en) | 2010-06-28 | 2014-02-18 | Lawrence Livermore National Security, Llc | High voltage photo switch package module |
| US9025919B2 (en) | 2010-06-28 | 2015-05-05 | Lawrence Livermore National Security, Llc | High voltage photo-switch package module having encapsulation with profiled metallized concavities |
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