JPH0637441U - 吊り足場 - Google Patents

吊り足場

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JPH0637441U
JPH0637441U JP7345192U JP7345192U JPH0637441U JP H0637441 U JPH0637441 U JP H0637441U JP 7345192 U JP7345192 U JP 7345192U JP 7345192 U JP7345192 U JP 7345192U JP H0637441 U JPH0637441 U JP H0637441U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】梁の両側面に向かい合わせて取り付けた吊り足
場の踏み台から突出される踏み板の先端同士を連結する
ことにより、幅の広い梁に取り付けられた吊り足場の間
に踏み板を掛け渡すことができるようにする。 【構成】互いに向かい合う吊り足場11・11’の踏台
60・60’には軸100・100’の回りに回動する
反転踏み板70・70’が取り付けられ、一方の反転踏
み板70の先端70aにのみ断面L字形の連結部材90
が取り付けられる。まず反転踏み板70を回動させて踏
み台60から突出させ、次に反転踏み板70’を回動さ
せてその先端70a’を前記連結部材90上に載置す
る。最後に前記連結部材90と反転踏み板70’に固定
ピン95を挿通することにより反転踏み板70・70’
の連結が完了する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は高層ビルの建築現場等において骨組みを組み立てる時、梁に吊り下げ て使用される吊り足場に関し、より詳しくは梁の両側面に互いに向かい合わされ て吊り下げられた一方の吊り足場から他方の吊り足場に直接乗り移ることができ るように改良して作業能率を向上させた吊り足場に関する。
【従来の技術】
従来より、例えば高層ビルの建築現場等で骨組みを組み立てる時には種々の高 所作業台が使用されているが、その中でも水平な梁Aと梁Bを突き合わせて連結 する時には、図7に示すように梁A・Bの各々の側面に吊り足場10・10’を 互いに向かい合わせて吊り下げている。
【0002】 この従来の吊り足場10・10’の構成を簡略に述べると、まず第1の支柱2 0は、その上端部に取り付けられたT字形金具50の突起部を梁A・Bの上面の 一方の端部に係止することにより、梁A・Bの一方の側面に垂下される。このT 字形金具50に一端を軸支されたフックボルト51にはフック金具52が遊嵌さ れ、このフック金具52のフック部を梁A・Bの上面の他方の端部に係止するこ とにより、前記T字形金具50とフック金具52は梁A・Bを挟持する。さらに 前記フックボルト51の自由端側に螺合された蝶ネジ53を締め上げれば、前記 第一の支柱20は梁A・Bに固定される。 前記第一の支柱20の下端に作業員がその上に載って作業する踏み台60が軸 支されるとともに、この踏み台60の梁A・Bとは反対側に一対の第2の支柱3 0が軸支される。これらの第一の支柱20と第二の支柱30の間には前記踏台6 0と協働してこの第二の支柱30を第一の支柱20に対して平行に離間および近 接せしめる連結部材35が掛け渡されて軸支される。 さらにこの第1の支柱20の上端と第2の支柱30の上端をヒンジリンク40 で連結することにより、この吊り足場を展開すると踏台60は略水平に保持され 、またこの吊り足場10・10’を梁A・Bから取り外す時には図8に示すよう に折り畳むことができる。
【0003】 そしてこの吊り足場10・10’の踏み台60に作業員が乗り移り、梁A・B に当て板Pをあてがって梁A・Bを挟持した後に数多くのボルトを挿通しナット で締め上げることにより梁A・Bが連結される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが従来の吊り足場では、一方の吊り足場10から他方の吊り足場10’ に直接乗り移るための手段が設けられていないため、作業が能率良く行えないと いう問題があった。この問題に対して、一方の吊り足場10に取り付けた踏み板 を他方の吊り足場10’に掛け渡し、この踏み板を通って一方の吊り足場10か ら他方の吊り足場10’に乗り移ることができるようにすることも考えられる。 しかしながら、従来の吊り足場10・10’の作業員が載る踏み台60は70 センチ四方程度の大きさしかないから、この踏み台60に取り付け得る程度の長 さの踏み板では、梁A・Bの幅方向の寸法が大きい場合には、一方の吊り足場1 0に取り付けられた踏み板を相手側の吊り足場10’に掛け渡そうとしても届か ないという問題が残されていた。
【0005】 そこで、本考案は上記のような現状に着眼してなされたものであって、梁A・ Bの幅方向の寸法が大きい場合でも一方の吊り足場と他方の吊り足場の間に踏み 板を掛け渡すことができるようにして作業の能率を向上できる吊り足場を提供す ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため、本考案の請求項1に記載の吊り足場は、構造物に 上端部を係止して垂下した吊り下げ部材の下端部に作業員を載せる踏み台を取り 付けた吊り足場であって、前記構造物を挟んで互いに向かい合うように前記構造 物に取り付けられた一対の吊り足場において、各々の吊り足場の前記踏み台に、 前記踏み台と平行にかつ相手側の踏み台に向かって前記踏み台から出没自在に突 出する踏み板を設けるとともに、前記踏み板の少なくとも一方に、相手側の踏み 台から突出された前記踏み板を連結する連結部材を設けたことを特徴とする。
【0007】 また本考案の請求項2に記載の吊り足場は、前記請求項1に記載の吊り足場に ついて、前記踏み板を前記一対の吊り足場の中心線に対して対称に設けるととも に、前記踏み板の各々に、前記中心線に対して線対称片側にのみ前記連結部材を 設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案の請求項1に記載の吊り足場によれば、こちら側の踏み台から突出され た踏み板と、構造物を挟んで対向させられた相手側の吊り足場の踏み台から突出 された踏み板とを連結することにより、こちら側の吊り足場と相手側の吊り足場 との間に踏み板を掛け渡すことができる。
【0009】 本考案の請求項2に記載の吊り足場によれば、梁A・Bを挟んで互いに対向さ れ一対とされた吊り足場の中心線に対して、各々の吊り足場の踏み板をこの中心 線に対して線対称に設けるとともに、踏み板の各々に、相手側の踏み板を連結す る連結部材を前記中心線に対して線対称片側にのみ設けたから、この吊り足場を 構造物を挟んで互いに対向させると、両方の吊り足場の踏み板と各々の踏み板に 取り付けられた連結部材が一対となって組み合わされて両方の踏み板を連結する ことができる。 これにより、構造物を挟んで互いに対向させられる吊り足場を全く同一のもの にできるから、連結部材を有する吊り足場と連結部材を持たない吊り足場の2種 類の吊り足場を組み合わせて梁に取り付ける場合に較べて、吊り足場の梁への取 り付け作業を能率良く行うことができる。
【0010】
【実施例】
以下に図面を参照して、本考案の実施例を詳細に説明する。 また以下の説明中、従来例と共通する部分は同一符号を用いて説明を簡略化す るとともに、構造物を挟んで対向される相手側の吊り足場については符号に ’ (ダッシュ)を付して識別し易いようにする。 さらに以降の説明では、梁に向かって梁に近い側を前側、梁から遠い側を後ろ 側、梁に平行な方向をそれぞれ左右方向と呼ぶこととする。
【0011】 実施例1 図1は本考案の吊り足場11・11’を示す側面図、図2は本考案の反転踏み 板70・70’を拡大して示す側面図、図3は本考案の反転踏み板70・70’ を示す平面図、図4は本考案の反転踏み板70’と連結部材90の連結構造を示 す断面図である。
【0012】 本考案の請求項1に対応する実施例1の吊り足場11は、従来の吊り足場10 に対して踏み台60の第一の支柱20への枢支点Cを踏み台60の最前端側に設 けたこと、および踏み台60の踏み面63上に後述する反転踏み板70を枢支し た以外は従来の吊り足場10と同一の構造であるので、同一部分については説明 を省略する。また梁A・Bの反対側に取り付けられた吊り足場11’は、反転踏 み板70’に後述する連結部材90が取り付けられていないこと以外は吊り足場 11に全く同一であるから、まず本実施例1の吊り足場11および反転踏み板7 0について図を用いて詳しく説明する。
【0013】 図1から図3に示すように、本実施例1の吊り足場11の踏み台60の踏み面 63上には長方形状の反転踏み板70が設けられ、その一方の短辺70b側が、 踏み面63上に取り付けられた軸受け部材80に支持された梁A・Bおよび踏み 面63に平行な枢軸100に枢支されている。そして前記反転踏み板70は前記 枢軸100のまわりに回動して、反転踏み板の表面70eが踏み台60の踏み面 63に密着して踏み台60に重畳載置された収納状態と、反転踏み板70の底面 70fの一部が踏み面63に密着しながら梁A・Bの反対側に吊り下げられた吊 り足場11’に向かって突出した状態をとるようにされている。 これにより、前記踏み台60の前端の帯板64は、前記反転踏み板に干渉しな いようにその全幅の中央部分が切り欠かれている。
【0014】 図2から図4に示すように、この反転踏み板70は中空正方形断面の形材から なる一対の補強部材72を平行に並べ、かつこの補強部材72の軸方向の長さに 等しい長さの長辺を有する長方形状の板71を前記補強部材72の互いに向かい 合う面72bの間に挿入するとともに、この板71の上面71aを前記補強部材 72の上面72aと面一となるように溶接することにより構成されている。 そして、前記反転踏み板70の二つの長辺に沿う両側面70c・70dの前記 短辺70bの側の端部には、この面に垂直に前記枢軸100を挿通する図示され ない貫通孔が設けられるとともに、この反転踏み板70の前記短辺70b側の端 面は前記枢軸100の回りに回動したときに踏み台60の踏み面63に干渉しな いように隅角部が丸められている。
【0015】 吊り足場11に取り付けられる前記反転踏み板70には、その両側面70c・ 70dの自由端70a側に一対の連結部材90が溶接されている。 これに対して、梁A・Bを挟んで反対側に取り付けられる吊り足場11’の反 転踏み板70’には前記連結部材90が取り付けられずに、図4に示すように、 反転踏み板70’の両側面70c’・70d’の自由端70a’側には複数の貫 通孔75’が設けられている。この貫通孔75’の軸線は、前記両側面70c・ 70dに垂直でかつ前記補強部材72’の軸線に直交するようにされ、補強部材 72’の長手方向に所定の間隔をあけて並ぶように設けられている。
【0016】 前記連結部材90は、図4にその断面を示すように、L字形断面の形材の垂直 な辺90aの先端部分を約45度外側に折曲げて案内部90eを設けたもので、 L字形断面の内側の面90c・90dが前記補強部材72の側面72dおよび底 面72cに当接され、この連結部材90の一方の端部からその全長の約3分の1 の長さの部分が前記補強部材72に溶接されている。そして残りの部分がこの反 転踏み板70の自由端70aから突出するようにされている。 また、この連結部材90の反転踏み板70から突出する部分で、前記L字形断 面の垂直な辺90aには、複数の貫通孔94が設けられている。これらの貫通孔 94の軸線は前記反転踏み板70の両側面70c・70dに垂直でかつ前記補強 部材72の軸線に直交するようされ、また相手側の反転踏み板70’の両側面7 0c’・70d’に設けられた前記貫通孔75’同士の間隔と同一の間隔となる ように設けられている。
【0017】 次に本実施例1の吊り足場11・11’に設けた反転踏み板70・70’の操 作について説明する。
【0018】 まず本考案の吊り足場11・11’は、梁A・Bの両側面に互いに向かい合わ されて取り付けられる。両吊り足場11・11’の踏み台60・60’から反転 踏み板70・70’を突出させて互いに連結するには以下の手順で行う。 まず吊り足場11の踏み台60の上に載った作業者が、踏み台60の踏み面6 3上に重畳載置された反転踏み板70の自由端70a側を持ち上げ、軸100の 回りに180度回動させる。これにより反転踏み板70は反転して反転踏み板7 0の底面70fの一部が踏み台60の踏み面63に密着するとともに、反転踏み 板70の自由端70aは踏み台60から相手側の吊り足場11’の踏み台60’ に向かって突出される。
【0019】 次に作業者は梁A・Bを介して他方の吊り足場11’に乗り移り、同様に反転 踏み板70’を回動反転させて踏み台60’から突出させると、図2から図4に 示すように、反転踏み板70’の自由端70a’の両側端部が、吊り足場11の 反転踏み板70に取り付けられた前記一対の連結部材90の平面部90d上に載 置される。 この時、梁A・Bの幅方向の寸法により、各々の反転踏み板70・70’の先 端70a・70a’の間隔が異なるが、作業者はこの反転踏み板70’の両側面 70c’・70d’に設けられた複数の前記貫通孔75’と、相手側の反転踏み 板70に取り付けられた前記一対の連結部材90に設けられた前記貫通孔94の うち、各々の側面について一致する孔2ケ所にそれぞれ固定ピン95を挿通して 連結作業を完了する。
【0020】 以上の操作により、両方の吊り足場11・11’から突出された反転踏み板7 0・70’が連結され、両方の吊り足場11・11’の間に踏み板が掛け渡され たことになるから、作業員は両方の吊り足場11・11’の間を直接行き来する ことができるようになる。
【0021】 実施例2 図5は本考案の吊り足場12・12’を梁A・Bの両側面に互いに向かい合わ せて吊り下げ、各々の踏み台60・60’からスライドして突出されたスライド 踏み板170・170’を連結部材190・190’により互いに連結した状態 を示す側面図、図6は連結された前記スライド踏み板170・170’を示す平 面図である。
【0022】 本考案の請求項2に対応する実施例2の吊り足場12は、従来の吊り足場10 に対して踏み台60の第一の支柱20への枢支点Cを踏み台60の最前端側に設 けたこと、および踏み台60の踏み面63上に後述するスライド踏み板170を 設けた以外は従来の吊り足場10と同一の構造であるので、同一部分については 説明を省略する。また梁A・Bの反対側に取り付けられる吊り足場12’は、こ ちら側の吊り足場12に全く同一であるが、その各部分の符号に ’(ダッシュ )を付して識別し易いようにする。
【0023】 図5および図6に示すように、本考案の吊り足場12は踏み台60の踏み面6 3上にスライド踏み板170が設けられ、ガイド部材180により案内されて、 踏み台60の上に重畳載置された状態と、スライドして梁A・Bに直交する方向 に突出した状態をとるようにされている。 これにより、前記踏み台60の前端の帯板64は、前記反転踏み板に干渉しな いようにその全幅の中央部分が切り欠かれている。
【0024】 このガイド部材180は、一対のコ字形断面の形材をその開口部を互いに向か い合わせた状態で互いに平行に並べ、踏み台60の踏み面63上に前記梁A・B と直交する方向に沿って載置されて踏み面63に溶接されることにより構成され ている。
【0025】 スライド踏み板170は、一対の中空正方形断面の保持部材172を向かい合 わせて平行かつ水平に並べ、これらの保持部材172の向かい合う壁面の間に、 前記保持部材172の長手方向の寸法に等しい長さの長辺を有する長方形の板1 71を挿入するとともに、前記保持部材172の上面172aと前記板171の 表面171aが面一となるように溶接することにより構成されている。 またこのスライド踏み板170の左側の側面170cのスライド方向前端側に は、複数の貫通孔170eが設けられている。この貫通孔170eは、側面17 0cに垂直にかつ前記保持部材172の軸線に直交するようにされ、前記保持部 材172の長手方向に所定の間隔をあけて設けられている。
【0026】 このスライド踏み板170は、前記ガイド部材180のコ字形断面の内部に入 れ子式に嵌合保持され、前記踏み台60の踏み面63に平行にかつ出没自在にス ライドして、梁A・Bの反対側の側面に吊り下げられた吊り足場12’の踏み台 60’に向かって突出される。さらにスライド踏み板170には図示されない抜 け止めが設けられて、所定寸法以上にはガイド部材180から抜け出たり中に入 り込んだりすることが無いようにされる。
【0027】 前記スライド踏み板170とガイド部材180には、それぞれ梁A・Bの幅方 向の定尺寸法に合わせて図示されない複数の位置決め孔が設けられている。これ らの位置決め孔の中から梁の寸法に合った位置決め孔を選択して位置合わせし、 やはり図示されない固定ピンを挿通すれば、梁A・Bの幅方向の寸法に合わせた 最適な突出量で、スライド踏み板170は踏み台60から突出して固定される。
【0028】 前記スライド踏み板170の右側面170dの自由端170a側には、相手側 の吊り足場12’から突出されるスライド踏み板170’を連結する連結部材1 90が取り付けられている。 この連結部材190は、断面コ字型の形材の長手方向の一方の端部をテーパ状 に拡開して案内部190aとしたもので、この案内部190aとは反対の端部側 を前記スライド踏み板170の保持部材172に外嵌して溶接されている。また この連結部材190のコ字形断面の縦壁でスライド踏み板170から突出する部 分には、貫通孔190cが設けられている。この貫通孔190cは、その軸線が 前記スライド踏み板170の前記側面170dに垂直でかつ前記保持部材172 の軸線に直交するようにされ、相手側の反転踏み板70’の左側面170c’に 設けられた貫通孔170e同士の間隔と同一の間隔となるようにされて前記保持 部材172の長手方向に並べられている。
【0029】 以上のように構成された本実施例1の吊り足場12は、図5および図6に示す ように、梁A・Bの両側面に互いに向かい合わされて取り付けられる。 これにより、互いのスライド踏み板170・170’が各々の踏み台60・6 0’からスライドして突出されると、スライド踏み板170の連結部材190は 相手側のスライド踏み板170’の左側前端の隅角部170f’に対向し、同様 にスライド踏み板170’の連結部材190’が相手側のスライド踏み板170 の左側前端の隅角部170fに対向することとなる。
【0030】 次に本実施例2の吊り足場12の操作に次いて説明する。
【0031】 以上のように互いに対向された吊り足場12・12’のスライド踏み板170 ・170’を互いに連結するには、まず一方の吊り足場12の踏み台60に載っ た作業者が、スライド踏み板170をスライドさせて相手側の吊り足場12’に 向かって突出させる。 次に、スライド踏み板170とガイド部材180に設けられた図示されない複 数の位置決め孔のうち、梁A・Bの幅方向の定尺寸法に合う位置決め孔を選択し 、やはり図示されない固定ピンを挿通して、スライド踏み板170を梁A・Bの 幅方向の定尺寸法に合わせた最適な突出量で踏み台60に固定する。
【0032】 さらに、作業者はこちら側の吊り足場12から相手側の吊り足場12’に梁A ・Bを介して乗り移り、同様に相手側の吊り足場12’に設けられたスライド踏 み板170’を踏み台60’から突出させる。 この時このスライド踏み板170’に取り付けられた連結部材190’を相手 側のスライド踏み板170の左側前端の隅角部170fに外嵌すると同時に、こ のスライド踏み板170’の左側前端の隅角部170f’を相手側のスライド踏 み板170の連結部材190に挿入する。 この時、各々の連結部材190・190’には各々拡開された案内部部190 a’・190a’を設けてあるので、スライド踏み板170・170’をスムー ズに連結部材190・190’に挿入できる。
【0033】 更に連結部材190・190’のコ字型断面の立て壁に設けられた貫通孔19 0c・190c’とスライド踏み板170・170’の前記側面170c・17 0c’に設けられた貫通孔170e・170e’を位置合わせして固定ピン19 5・195’を挿通することにより、スライド踏み板170と170’が連結さ れる。 最後に、吊り足場12’のスライド踏み板170’とガイド部材180’の図 示されない位置決め孔にやはり図示されない固定ピンを挿通すれば、スライド踏 み板170’が踏み台60’に固定され、スライド踏み板170・170’の連 結作業が完了する。
【0034】 以上の操作により、両方の吊り足場12・12’の間には連結された踏み板1 70・170’が掛け渡されるから、作業員は両方の吊り足場11・11’の間 を直接行き来することができるようになる。
【0035】 また、本実施例2では両方の吊り足場に掛け渡す踏み板をスライド踏み板とし たので、このスライド踏み板のスライド量を調節することにより、梁の幅方向の 寸法の小さいものから大きなものまで幅広く対応できるという長所を有する。
【0036】 以上に説明した実施例1および実施例2の作業の途中で、反転踏み板70やス ライド踏み板170を踏み台60から突出させるが、その上に作業者が載ると踏 み台60は第一の支柱20との枢支点Cの回りに回転してその後端が持ち上がろ うとする。この場合には、前記ヒンジリンク40がその長さ方向の中央に設けら れた連結点で折れ曲がらないように、ヒンジリンク40に何らかの拘束部材を取 り付ければ良い。
【0037】
【考案の効果】
本考案は上記の構成としたので、以下のような優れた効果が得られた。
【0038】 本考案の請求項1に記載の吊り足場によれば、梁の両側面に互いに向かい合わ せて取り付けられた両方の吊り足場の踏み台からそれぞれ突出された踏み板を互 いに連結することとしたから、梁の幅方向の寸法が大きくて吊り足場の間隔が広 い場合でも、両方の吊り足場の間に踏み板をが掛け渡すことができる。 これにより、幅の広い梁であっても、一方の吊り足場から他方の吊り足場に作 業員が直接乗り移ることができるようになるから作業能率を向上できる。
【0039】 本考案の請求項2に記載の吊り足場によれば、各々の吊り足場の踏み板を一対 とされた吊り足場の中心線に対して対称に設けるとともに、踏み板の各々に、前 記中心線に対して線対称片側にのみ相手側の踏み板を連結する連結部材を設けた から、この吊り足場を構造物を挟んで互いに対向させると、両方の吊り足場の踏 み板とこの踏み板に取り付けられた連結部材が一対となって組み合わされて両方 の踏み板を連結することができる。 これにより、構造物を挟んで互いに対向させられる吊り足場を全く同一のもの にできるから、連結部材を有する吊り足場と連結部材を持たない吊り足場の2種 類の吊り足場を組み合わせて梁に取り付ける場合に較べて、吊り足場の梁への取 り付け作業を能率良く行うことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の吊り足場を示す側面図である。
【図2】実施例1の反転踏み板と踏み台を拡大して示す
側面図である。
【図3】実施例1の反転踏み板と踏み台を示す平面図で
ある。
【図4】実施例1の反転踏み板と連結部材の結合を示す
断面図である。
【図5】実施例2の吊り足場を示す側面図である。
【図6】実施例2のスライド踏み板と踏み台を示す平面
図である。
【図7】従来の吊り足場を示す斜視図である。
【図8】従来の吊り足場を折り畳んだ状態を示す側面図
である。
【符号の説明】
10 従来の吊り足場 11 実施例1の吊り足場 12 実施例2の吊り足場 20 第一の支柱 30 第二の支柱 40 ヒンジリンク 50 T字形金具 51 フックボルト 52 フック金具 53 蝶ネジ 60 踏み台 70 実施例1の反転踏み板 170 実施例2のスライド踏み板 80 実施例1の軸受け部材 180 実施例2のガイド部材 90 第一実施例の連結部材 190 第二実施例の連結部材 100 第一実施例の反転踏み板の枢軸

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物に上端部を係止して垂下した吊り
    下げ部材の下端部に作業員を載せる踏み台を取り付けた
    吊り足場であって、前記構造物を挟んで互いに向かい合
    うように前記構造物に取り付けられた一対の吊り足場に
    おいて、各々の吊り足場の前記踏み台に、前記踏み台と
    平行にかつ相手側の踏み台に向かって前記踏み台から出
    没自在に突出する踏み板を設けるとともに、前記踏み板
    の少なくとも一方に、相手側の踏み台から突出された前
    記踏み板を連結する連結部材を設けたことを特徴とする
    吊り足場。
  2. 【請求項2】 前記踏み板を前記一対の吊り足場の中心
    線に対して対称に設けるとともに、前記踏み板の各々
    に、前記中心線に対して線対称片側にのみ前記連結部材
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の吊り足場。
JP7345192U 1992-10-21 1992-10-21 吊り足場 Expired - Lifetime JP2535016Y2 (ja)

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