JPH0637471B2 - 4−ピリジルピメリン酸化合物の新規製造法 - Google Patents

4−ピリジルピメリン酸化合物の新規製造法

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JPH0637471B2
JPH0637471B2 JP2696986A JP2696986A JPH0637471B2 JP H0637471 B2 JPH0637471 B2 JP H0637471B2 JP 2696986 A JP2696986 A JP 2696986A JP 2696986 A JP2696986 A JP 2696986A JP H0637471 B2 JPH0637471 B2 JP H0637471B2
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信幸 深沢
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三井東圧化学株式会社
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【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は医薬品、とりわけ強心剤として有用なイソキノ
リノン化合物の重要な製造中間体である4-ピリジルピメ
リン酸およびそのエステル又はその塩酸塩の新規製造法
の発明である。
〔背景技術〕
強心剤として有用なイソキノリノン化合物としては特願
昭60-071182(特開昭61-229865号公報参照)、特願昭60
-144008(特開昭62-5963号公報参照)等に示されている
様に、4-シアノ-1-メチル-7-(4-ピリジル)-5,6,7,8-テ
トラヒドロ-3(2H)-イソキノリノン等がある。
従来これらイソキノリノン化合物を製造する際、その中
間体として4-ピリジルピメリン酸およびそのエステル、
塩酸塩を経由する方法が知られている。例えば、4−ピ
リジルピメリン酸化合物の製造方法としては特願昭60-1
42573(特開昭62-4266号公報参照)、同-142574(特開
昭62-4265号公報参照)、同-149165(特開昭62-10063号
公報参照)等に示されている。
しかしながら、これらに述べられている方法は原料が高
価な事などその経済的な面で問題を含んでいる。よって
さらに経済的な4-ピリジルピメリン酸およびそのエステ
ル又はその塩酸塩の製造方法が望まれている。
〔発明の目的〕 本発明は強心剤として有用なイソキノリノン化合物の製
造に際し、その重要な中間体である4-ピリジルピメリン
酸およびそのエステル又はその塩酸塩を経済的に製造す
る新しい方法を提供する事を目的とする。
〔発明の開示〕
本発明で目的としたところは、α-(4-ピリジル)-β−ジ
メチルアミノアクロレインとマロン酸ジエステルを縮合
させ、その後水素添加反応を行い、さらに酸性水溶液中
で加熱して4-ピリジルピメリン酸を製造する事によって
達成される。
更に場合によっては塩酸で塩酸塩に、又適当なアルコー
ルでそのエステルとすることもできる。
さらに本発明を詳しく説明する為に反応経路を次に示
す。
4-ピリジルピメリン酸への反応経路 すなわち、Z.Arnold(Collect.Czechoslov.Chem.Commun.
288641963)が報告しているα-(4-ピリジル)-β−ジメチ
ルアミノアクロレイン(I)の合成法を利用し、安価な
γ−ピコリンにオキシ塩化リンとジメチルホルムアミド
またはホスゲンとジメチルホルムアミドとを反応させて
(I)を製造する。
ここで得られた(I)とマロン酸ジエチルまたはジメチ
ルエステルを塩基の存在下脱水縮合させ、2-カルボキシ
-4-ピリジル−ヘプタ-2,5-ジエンジカルボン酸のジエチ
ルまたはジメチルエステル(III)と2,6-ジカルボキシ-
4-ピリジル−ヘプタ-2,5-ジエンジカルボン酸のジエチ
ルまたはジメチルエステル(II)とする。
溶媒としては各種溶媒が使用できるが、望ましくはエタ
ノール、メタノール等のアルコール溶媒が良い。
また塩基としてはナトリウムエトキサイド、ナトリウム
メトキサイド、カリウムt-ブトキサイド等の金属アルコ
ラートが適当である。
反応温度としては室温から使用溶媒の沸点まで適用可能
である。
この反応においては水が生成するが、この水の存在によ
って(III)が生成し、さらには副生成物として2,6-ジ
カルボキシ-4-ピリジルフェノールが生成する場合があ
るので好ましくは無水硫酸マグネシウム等の水分除去剤
存在下反応させるのが良い。
続いてこれら混合物をそのまま水素添加反応に付する。
触媒としてはパラジウム、ニッケル、白金等の金属触媒
を用い、溶媒としては水、メタノール、エタノール、酢
酸エチル等を使用する。場合によっては塩酸、酢酸等の
酸性溶媒を用いても良い。
さらに温度は室温で充分であるが、場合によっては加熱
下反応する事も出来る。
以上の方法により得られた2,6-ジカルボキシ-4-ピリジ
ル−ピメリン酸のエチルまたはメチルエステル(IV)と
2−カルボキシ-4-ピリジル−ピメリン酸のエチルまた
はメチルエステル(V)の混合物を塩酸または硫酸水溶
液中で加熱することにより4-ピリジルピメリン酸(VI)
を得ることができる。
反応温度は室温からその溶媒の沸点まで採用されるが、
望ましくは100〜110℃程度である。
以上の方法により得られた4-ピリジルピメリン酸(VI)
は塩酸で塩酸塩に、適当なアルコールでそのエステルと
することができる。すなわち、(VI)と塩酸を混合した
後、乾燥すれば塩酸塩が、メタノール、エタノール等に
(VI)を溶解させ、触媒として硫酸または塩化水素を添
加し、室温でまたは加熱下で反応させれば相当するエス
テル体が製造できる。
この様にして製造される4-ピリジルピメリン酸エステル
から強心剤として有用なイソキノリン化合物の製造は例
えば次の反応経路で示す方法により行われる。
すなわち、特願昭60-149165に示されている様に、4-ピ
リジルピメリン酸ジメチルエステルをテトラヒドロフラ
ン、トルエン等の溶媒に溶解させ、カリウムt-ブトキシ
ド、ナトリウムメトキシド等の塩基を添加し、いわゆる
Dieckmann反応を行い、続いて塩酸または硫酸水溶液で
加熱して4-ピリジルシクロヘキサノンを得る。さらに特
願昭60-131940(特開昭61-291570号公報参照)等に述べ
られている方法によりアセチル化し、2-アセチル-4-ピ
リジルシクロヘキサノンとする。さらに、例えば強心活
性の強い4-シアノ-1-メチル-7-(4-ピリジル)-5,6,7,8-
テトラヒドロ-3-(2H)-イソキノリノン(VII)を製造す
る場合はシアノアセトアミドをピペリジン、ナトリウム
メトキシド等の塩基存在下反応させれば良い。
この様にして製造されるイソキノリン化合物は非常に強
い強心作用を有し、従って抗心不全症治療薬として有用
である。
〔実施例〕
次に実施例において本発明を更に具体的に説明する。
実施例1 a)α-(4-ピリジル)-β−ジメチルアミノアクロレイン ジメチルホルムアミド700mlを氷冷し、オキシ塩化リン3
85mlを3.5時間かけて徐々に滴下した。攪拌しながらγ
−ピコリン135.5mlを20℃以下で滴下した。
20分間攪拌した後70℃で6時間加熱した。
冷却後、炭酸カリウム3.5kgを水3.5に溶解しそれを氷
冷下、先の反応液を徐々に加えた。
1時間後析出物を濾去し、濾液をベンゼン:エタノール
=1:1混合溶液3で抽出した。
抽出液を飽和炭酸カリウム水溶液500mlで洗浄し、さら
に無水芒硝で乾燥した。
溶媒を留去すると、α-(4-ピリジル)-β−ジメチルアミ
ノアクロレインが273.3g得られた。
その一部をメチルエチルケトンより再結晶すると融点90
〜91℃を示した。
b)2-エトキシカルボニル-4-(4-ピリジル)-ピメリン酸ジ
エチルエステル エタノール1にナトリウム金属片15gを加え、完全に
溶解させた後マロン酸ジエチルエステル105.6gを滴下し
た。
これに更に無水硫酸マグネシウム100gを添加した後実施
例1a)で得られたα-(4-ピリジル)-β−ジメチルアミノ
アクロレイン52.8gを加え還流下に1時間加熱攪拌し
た。
室温まで冷却した後濾過し、不溶物を除き濾液を減圧下
に留去した。
残渣中の塩基を塩酸で中和し、その後酢酸エチル400ml
で2回抽出した。このこの酢酸エチル抽出液を合一しこ
れに活性炭50gを添加し、よく攪拌した後、シリカゲル2
00gを用いてシリカゲルカラムクロマトを行なった。流
出液としては酢酸エチル:ヘキサン=3:1の比の混合
溶媒1を用いた。
流出液を減圧下に留去すると、残渣として主生成物2-エ
トキシカルボニル-4-(4-ピリジル)-ヘプタ-2,5-ジエン
ジカルボン酸ジエチルエステルを含む油状物66gが得ら
れた。
この油状物をそのままエタノール400mlに溶解し10%パラ
ジウム炭素5gを添加した後、常温常圧で水素ガスを約8
吸収させた。
反応終了後濾過し、触媒を除き減圧下に溶媒を留去する
と主生成物として2-エトキシカルボニル-4-(4-ピリジ
ル)-ピメリン酸ジエチルエステルを含む油状物60gが得
られた。
これをシリカゲルカラムで精製した2-エトキシカルボニ
ル-4-(4-ピリジル)-ピメリン酸ジエチルエステルの物性
値は下記の通りであった。
c)4-(4-ピリジル)-ピメリン酸塩酸塩 実施例1b)の方法で得られた油状物60gを6N-塩酸360ml
に溶解し還流下に3時間加熱攪拌した。
塩酸水溶液を減圧下に留去し、残渣をエーテルで結晶化
させ、濾過する事により4-(4-ピリジル)-ピメリン酸塩
酸塩57gを得た。
実施例2 4-(4-ピリジル)-ピメリン酸ジエチルエステル 実施例1b)の方法で得られた2-エトキシカルボニル-4-
(4-ピリジル)-ピメリン酸ジエチルエステル10.0gを6N-
塩酸水60mlに溶解し、還流下3時間加熱攪拌した。
塩酸水溶液を減圧下留去し、残渣を一旦エタノール20ml
に溶解させた後、エタノールを留去させた。この操作を
2回くり返した。
この後の残渣に50mlのエタノールを加え、塩酸ガス2
程度通じた。
室温に12時間放置した後、エタノールを留去し、氷冷下
残渣を飽和重曹水で中和した。
さらに、酢酸エチル100mlで2回抽出した後、この酢酸
エチル溶液を合一して無水芒硝で乾燥した。
濾過して芒硝を除いた後濾液を濃縮すると、4-(4-ピリ
ジル)-ピメリン酸ジエチルエステルが油状物として7.8g
得られた。
シリカゲルカラムで精製したものの物性値は下記の通り
であった。
実施例3 4-(4-ピリジル)-ピメリン酸ジメチルエステル 実施例1c)の方法で得られた4-(4-ピリジル)-ピメリン
酸塩酸塩100gをメタノール700mlに溶解し、濃硫酸12.4g
添加した後、還流下2時間加熱攪拌した。
これを20℃以下に冷却して後重曹24gを加え、メタノー
ルを留去した。
得られた残渣にトルエン500mlを加え、氷水130mlを加え
た後冷却下に於いてカ性ソーダ水溶液を滴下し中和し
た。
分液してトルエン層をとり無水芒硝で乾燥した。
トルエン層は一旦濾過し、濾液を濃縮すると4-(4-ピリ
ジル)-ピメリン酸ジメチルエステルが油状物として89g
得られた。
このものをシリカゲルカラムで精製したものの物性値は
下記の通りであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】α-(4-ピリジル)-β−ジメチルアミノアク
    ロレインとマロン酸ジエステルとを縮合させ、その後水
    素添加反応に付し、さらに酸性水溶液中で加熱する事を
    特徴とする4-ピリジルピメリン酸およびそのエステル又
    はその塩酸塩の新規製造法。
JP2696986A 1986-02-12 1986-02-12 4−ピリジルピメリン酸化合物の新規製造法 Expired - Lifetime JPH0637471B2 (ja)

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