JPH0637567Y2 - 非水液体活物質電池 - Google Patents
非水液体活物質電池Info
- Publication number
- JPH0637567Y2 JPH0637567Y2 JP8028787U JP8028787U JPH0637567Y2 JP H0637567 Y2 JPH0637567 Y2 JP H0637567Y2 JP 8028787 U JP8028787 U JP 8028787U JP 8028787 U JP8028787 U JP 8028787U JP H0637567 Y2 JPH0637567 Y2 JP H0637567Y2
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- JP
- Japan
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- battery
- groove
- battery container
- shape
- active material
- Prior art date
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- Y02E60/12—
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- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は防爆機能を具えた非水液体活物質電池に関す
る。
る。
塩化チオニル−リチウム電池で代表されるような正極活
物質として塩化チオニル、塩化スルフリル、塩化ホスホ
リルなどのオキシハロゲン化物系液体を用い、負極にリ
チウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属を用
いる非水液体活物質電池では、正極活物質やアルカリ金
属などが水と非常に反応しやすいため、電池容器をハー
メチックシールにより封口する完全密封構造が採用され
ている。
物質として塩化チオニル、塩化スルフリル、塩化ホスホ
リルなどのオキシハロゲン化物系液体を用い、負極にリ
チウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属を用
いる非水液体活物質電池では、正極活物質やアルカリ金
属などが水と非常に反応しやすいため、電池容器をハー
メチックシールにより封口する完全密封構造が採用され
ている。
このようなハーメチックシールを採用した非水液体活物
質電池では、密閉性が高く、貯蔵性に優れるという長所
を有するものの、その反面、密閉性が高いために、高温
加熱下にさらされたり、高電圧で充電されるなどの異常
事態に遭遇したときに、電池の内部圧力が異常に上昇し
て電池が破裂し、大きな破裂音が発生すると共に、電池
内容物が周囲に飛び散って電池使用機器を汚損するおそ
れがある。
質電池では、密閉性が高く、貯蔵性に優れるという長所
を有するものの、その反面、密閉性が高いために、高温
加熱下にさらされたり、高電圧で充電されるなどの異常
事態に遭遇したときに、電池の内部圧力が異常に上昇し
て電池が破裂し、大きな破裂音が発生すると共に、電池
内容物が周囲に飛び散って電池使用機器を汚損するおそ
れがある。
そこで、同様に、密封構造をとるアルカリ電池に関して
提案されていような、電池容器の底部に十字状に溝を形
成して電池容器の底部に薄肉部を設けることによって電
池に防爆機能をそなえさせることが、この非水液体活物
質電池においても取り入れることが必要になる。
提案されていような、電池容器の底部に十字状に溝を形
成して電池容器の底部に薄肉部を設けることによって電
池に防爆機能をそなえさせることが、この非水液体活物
質電池においても取り入れることが必要になる。
しかしながら、アルカリ電池において提案されている防
爆用の溝は、その断面形状がV字状で、その先端、つま
り溝底部を鋭利な状態にするか(例えば、実公昭58-173
32号公報)、あるいは断面V字状でその溝底部に0.1〜
0.2mmRの丸みをつけたものであり(例えば、実公昭58-2
6460号公報)、これらは、以下に詳述するように、溝形
成用のポンチの耐久性面や、防爆性能面から、非水液体
活物質電池には適用することができない。
爆用の溝は、その断面形状がV字状で、その先端、つま
り溝底部を鋭利な状態にするか(例えば、実公昭58-173
32号公報)、あるいは断面V字状でその溝底部に0.1〜
0.2mmRの丸みをつけたものであり(例えば、実公昭58-2
6460号公報)、これらは、以下に詳述するように、溝形
成用のポンチの耐久性面や、防爆性能面から、非水液体
活物質電池には適用することができない。
すなわち、アルカリ電池で提案されている断面形状がV
字状で溝底部が鋭利な溝は、切欠効果は期待できるもの
の、プレス成形により溝を形成する際に、溝形成用のポ
ンチの先端部がすぐに損傷を受け、特に非水液体活物質
電池では、正極活物質の強い腐食性に耐えるために電池
容器にはステンレス鋼などの硬度の高い耐食性金属が使
用されているので、ポンチの損傷が増々激しくなり、ポ
ンチの耐久性面やポンチの損傷によるV字状溝の形状の
バラツキから工業的には到底採用することができない。
一方、断面形状がV字状で溝底部に丸みをつけたもの
は、ポンチの損傷は少なくなると考えられるが、このよ
うな溝底部に丸みをつけた場合は、単に薄肉にしたとい
う効果が発揮されるだけで、切欠効果などの付加的効果
がほとんど加わらないため、薄肉部の厚みをよほど薄く
しないかぎり、安全な圧力範囲内では薄肉部の破壊が生
じず、また、薄肉部の厚みを薄くすると、貯蔵中に薄肉
部が腐食を受けて電器機能が失われるおそれがある。
字状で溝底部が鋭利な溝は、切欠効果は期待できるもの
の、プレス成形により溝を形成する際に、溝形成用のポ
ンチの先端部がすぐに損傷を受け、特に非水液体活物質
電池では、正極活物質の強い腐食性に耐えるために電池
容器にはステンレス鋼などの硬度の高い耐食性金属が使
用されているので、ポンチの損傷が増々激しくなり、ポ
ンチの耐久性面やポンチの損傷によるV字状溝の形状の
バラツキから工業的には到底採用することができない。
一方、断面形状がV字状で溝底部に丸みをつけたもの
は、ポンチの損傷は少なくなると考えられるが、このよ
うな溝底部に丸みをつけた場合は、単に薄肉にしたとい
う効果が発揮されるだけで、切欠効果などの付加的効果
がほとんど加わらないため、薄肉部の厚みをよほど薄く
しないかぎり、安全な圧力範囲内では薄肉部の破壊が生
じず、また、薄肉部の厚みを薄くすると、貯蔵中に薄肉
部が腐食を受けて電器機能が失われるおそれがある。
そのため、電池容器の底部に形成する溝の形状を底部が
平坦状になった断面倒立台形状にし、溝底部の端部に電
池の内部圧力による引張力と曲げによる引張力とが複合
してかかるようにし、薄肉部の厚さをある程度維持して
も、比較的低い圧力で、溝底部の端部から切裂破壊が生
じるようにして、電池に安全性の高い防爆機能を付与す
ることが開発され、本出願人によって既に特許出願され
ている(特願昭61−228760号)。
平坦状になった断面倒立台形状にし、溝底部の端部に電
池の内部圧力による引張力と曲げによる引張力とが複合
してかかるようにし、薄肉部の厚さをある程度維持して
も、比較的低い圧力で、溝底部の端部から切裂破壊が生
じるようにして、電池に安全性の高い防爆機能を付与す
ることが開発され、本出願人によって既に特許出願され
ている(特願昭61−228760号)。
しかしながら、電池を使用する立場からは、薄肉部の厚
さをより厚く保った状態で、より低い圧力で安全性がよ
り確実に確保できる圧力範囲内で防爆機能を作動させた
いという要請がある。
さをより厚く保った状態で、より低い圧力で安全性がよ
り確実に確保できる圧力範囲内で防爆機能を作動させた
いという要請がある。
この考案は、上記従来製品が持っていた高温加熱下にさ
らされたり、高電圧で充電されたときに電池の内部圧力
が異常に上昇して電池破裂が生じ、大きな破裂音を発生
したり、電池内容物が周囲に飛び散って電池使用機器に
損傷を与えるおそれがあったという問題点を解決し、電
池容器の底部に形成される防爆用の薄肉部の厚さをある
程度厚く保っても、電池が内部圧力の異常上昇を起こし
そうな状況下に置かれたときに、その初期の比較的低い
圧力範囲内で電池容器の一部が確実に切裂破壊して、電
池破裂の原因となる電池内容物を電池外部に放出させて
高圧での電池破裂を防ぐという、安全性の高い防爆機能
を備えた非水液体活物質電池を提供することを目的とす
る。
らされたり、高電圧で充電されたときに電池の内部圧力
が異常に上昇して電池破裂が生じ、大きな破裂音を発生
したり、電池内容物が周囲に飛び散って電池使用機器に
損傷を与えるおそれがあったという問題点を解決し、電
池容器の底部に形成される防爆用の薄肉部の厚さをある
程度厚く保っても、電池が内部圧力の異常上昇を起こし
そうな状況下に置かれたときに、その初期の比較的低い
圧力範囲内で電池容器の一部が確実に切裂破壊して、電
池破裂の原因となる電池内容物を電池外部に放出させて
高圧での電池破裂を防ぐという、安全性の高い防爆機能
を備えた非水液体活物質電池を提供することを目的とす
る。
本考案は、電池容器の底部に形成する溝の形状を断面形
状がW状のWの中央部分を両端部より低くしかつその先
端部を弧状とする形状にし、かつ上記溝の形成によって
電池容器の底部に設けられる防爆用の薄肉部を断面弧状
にすることによって、電池の内部圧力が上昇したとき
に、溝底部の端部に電池の内部圧力による引張力と曲げ
による引張力とがより鋭く複合してかかるようにし、よ
り低い圧力が溝底部の端部のところが大きく切裂破壊す
るようにして、薄肉部の厚みをある程度厚く保っても、
電池の内部圧力上昇初期の安全性が確保できる圧力範囲
内で防爆機能が作動するようにしたものである。
状がW状のWの中央部分を両端部より低くしかつその先
端部を弧状とする形状にし、かつ上記溝の形成によって
電池容器の底部に設けられる防爆用の薄肉部を断面弧状
にすることによって、電池の内部圧力が上昇したとき
に、溝底部の端部に電池の内部圧力による引張力と曲げ
による引張力とがより鋭く複合してかかるようにし、よ
り低い圧力が溝底部の端部のところが大きく切裂破壊す
るようにして、薄肉部の厚みをある程度厚く保っても、
電池の内部圧力上昇初期の安全性が確保できる圧力範囲
内で防爆機能が作動するようにしたものである。
つぎに本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案において電池容器の底部に形成された
溝、防爆用の薄肉部およびその近傍の拡大断面図であ
り、第2図は本考案の電池に用いられる電池容器を倒立
させた状態で示すもので、第2図(a)はその平面図、
第2図(b)は第2図(a)のX−X線における断面図
である。なお、第1図および第2図は電池容器を倒立さ
せた状態で示しているので、底部が上側にきており、第
2図(a)の平面図は電池容器の底部側から見た図であ
る。
溝、防爆用の薄肉部およびその近傍の拡大断面図であ
り、第2図は本考案の電池に用いられる電池容器を倒立
させた状態で示すもので、第2図(a)はその平面図、
第2図(b)は第2図(a)のX−X線における断面図
である。なお、第1図および第2図は電池容器を倒立さ
せた状態で示しているので、底部が上側にきており、第
2図(a)の平面図は電池容器の底部側から見た図であ
る。
電池容器1は、電池組立前は第2図に示すように有底円
筒状をしており(ただし、上記のように第2図は電池容
器を倒立させた状態で示しているので、底部2が上側に
きている)、その底部2の中央部の凸出部2aには、第2
図(a)に示すように平面形状が十字状の溝3が形成さ
れている。溝3は第1図に詳示するように、断面形状が
W状のWの中央部分を両端部より低くしかつその先端部
を弧状とする形状(この断面形状がW状のWの中央部分
を両端部より低くしかつその先端部を弧状とする形状と
いう表現は、溝底部3aが下側に配置したときの形状を表
現したものである)をしており、かつ上記溝3の形成に
より部分的に薄肉にされた部分、つまり溝3の形成によ
って電池容器1の底部2に設けられた防爆用の薄肉部4
は断面が弧状にされている。なお、本実施例では、リー
ド端子の取付位置の選定がしやすいように、第2図に示
すように、電池容器1の底部2の中央部に凸出部2aを設
けているので、溝3は該凸出部2aに形成されているが、
凸出部2aは必ずしも必要なものではなく、電池容器1の
底部2は平坦なものであってもよい。その場合、溝3は
電器容器1の平坦な底部2の中央部に形成すればよい
が、そのようにしても、凸出部2aに溝3を形成した場合
と比較して、特に防爆機能が低下するようなことはな
い。
筒状をしており(ただし、上記のように第2図は電池容
器を倒立させた状態で示しているので、底部2が上側に
きている)、その底部2の中央部の凸出部2aには、第2
図(a)に示すように平面形状が十字状の溝3が形成さ
れている。溝3は第1図に詳示するように、断面形状が
W状のWの中央部分を両端部より低くしかつその先端部
を弧状とする形状(この断面形状がW状のWの中央部分
を両端部より低くしかつその先端部を弧状とする形状と
いう表現は、溝底部3aが下側に配置したときの形状を表
現したものである)をしており、かつ上記溝3の形成に
より部分的に薄肉にされた部分、つまり溝3の形成によ
って電池容器1の底部2に設けられた防爆用の薄肉部4
は断面が弧状にされている。なお、本実施例では、リー
ド端子の取付位置の選定がしやすいように、第2図に示
すように、電池容器1の底部2の中央部に凸出部2aを設
けているので、溝3は該凸出部2aに形成されているが、
凸出部2aは必ずしも必要なものではなく、電池容器1の
底部2は平坦なものであってもよい。その場合、溝3は
電器容器1の平坦な底部2の中央部に形成すればよい
が、そのようにしても、凸出部2aに溝3を形成した場合
と比較して、特に防爆機能が低下するようなことはな
い。
この電池容器1は、例えば第4図に示すような塩化チオ
ニル−リチウム電池の組立に供されるが、電池組立後、
電池の内部圧力が上昇したとき、この断面形状がW状の
Wの中央部分を両端部より低くしかつその先端部を弧状
する形状の溝3を形成した電池容器1には、第3図に示
すように、電池の内部圧力P1により、溝底部3aの端部3a
1に内圧により引張力Paと曲げによる引張力Pbとが複合
してかかり、該溝底部3aの端部3a1のところが大きく切
裂破壊するようになる。特に、溝3の断面形状がW状の
Wの中央部分を両端部より低くしかつその先端部を弧状
とする形状であり、しかも薄肉部4の断面形状が弧状を
しているので、電池に内圧がかかったときに、弧状をし
た薄肉部4の中央部が大きく変形するので、溝底部3aの
端部3a1には内圧による引張力Paと曲げによる引張力Pb
とが、先に出願した断面倒立台形状の溝を設けた場合よ
りも、より鋭く集中してかかるようになり、断面倒立台
形状の溝を形成した場合よりも、より低い圧力で溝底部
3aの端部3a1のところが大きく切裂破壊するようにな
る。
ニル−リチウム電池の組立に供されるが、電池組立後、
電池の内部圧力が上昇したとき、この断面形状がW状の
Wの中央部分を両端部より低くしかつその先端部を弧状
する形状の溝3を形成した電池容器1には、第3図に示
すように、電池の内部圧力P1により、溝底部3aの端部3a
1に内圧により引張力Paと曲げによる引張力Pbとが複合
してかかり、該溝底部3aの端部3a1のところが大きく切
裂破壊するようになる。特に、溝3の断面形状がW状の
Wの中央部分を両端部より低くしかつその先端部を弧状
とする形状であり、しかも薄肉部4の断面形状が弧状を
しているので、電池に内圧がかかったときに、弧状をし
た薄肉部4の中央部が大きく変形するので、溝底部3aの
端部3a1には内圧による引張力Paと曲げによる引張力Pb
とが、先に出願した断面倒立台形状の溝を設けた場合よ
りも、より鋭く集中してかかるようになり、断面倒立台
形状の溝を形成した場合よりも、より低い圧力で溝底部
3aの端部3a1のところが大きく切裂破壊するようにな
る。
つぎの第1表は上記電池容器に空気圧を導入してその防
爆機能の作動試験を行ったものである。電池容器1の材
質は、ステンレス鋼で、その厚みは0.3mmである。溝3
は第1図に示すような断面形状がW状でWの中央部分を
両端部より低くしかつその先端部を弧状とする形状で、
その溝形成角度θは60°であり、溝3の底部の幅D(た
だし水平方向の幅)は0.15mmである。薄肉部4は第1図
に示すように断面が弧状で、その中央部の下面高さhは
50μmであり、薄肉部4の厚みtは80μmである。この
電池容器を試料No.1とする。
爆機能の作動試験を行ったものである。電池容器1の材
質は、ステンレス鋼で、その厚みは0.3mmである。溝3
は第1図に示すような断面形状がW状でWの中央部分を
両端部より低くしかつその先端部を弧状とする形状で、
その溝形成角度θは60°であり、溝3の底部の幅D(た
だし水平方向の幅)は0.15mmである。薄肉部4は第1図
に示すように断面が弧状で、その中央部の下面高さhは
50μmであり、薄肉部4の厚みtは80μmである。この
電池容器を試料No.1とする。
比較のため、アルカリ電池で採用されているような底部
に丸みをつけた溝を形成した電池容器(試料No.2)につ
いても、防爆機能の作動試験を行った。この試料No.2の
電池容器の溝の形状は第7図に示すとおりであり、溝3
の形成角度θは90°で、先端には0.1mmRの丸みをつけ、
薄肉部4の厚みtは80μmである。
に丸みをつけた溝を形成した電池容器(試料No.2)につ
いても、防爆機能の作動試験を行った。この試料No.2の
電池容器の溝の形状は第7図に示すとおりであり、溝3
の形成角度θは90°で、先端には0.1mmRの丸みをつけ、
薄肉部4の厚みtは80μmである。
また、対照品として本出願人が先に出願した場合のよう
な断面倒立台形状の溝を形成した電池容器(試料No.3)
についても防爆機能の作動試験を行った。この試料No.3
の電池容器の溝とその近傍の形状は第6図に示すとおり
であり、溝3の形成角度θは60°で、溝3の底部3aの幅
Dは0.15mmであり、薄肉部4の厚みtは80μmである。
な断面倒立台形状の溝を形成した電池容器(試料No.3)
についても防爆機能の作動試験を行った。この試料No.3
の電池容器の溝とその近傍の形状は第6図に示すとおり
であり、溝3の形成角度θは60°で、溝3の底部3aの幅
Dは0.15mmであり、薄肉部4の厚みtは80μmである。
第1表に示すように、溝の断面形状をW状のWの中央部
分を両端部より低くしかつその先端部を弧状とする形状
にし、薄肉部の断面形状を弧状にした試料No.1の電池容
器は、アルカリ電池に使用されているような先端に丸み
をつけた断面V字状の溝を形成した試料No.2の電池容器
に比べて防爆機能の作動圧力が低く、また、溝の断面形
状が倒立台形状で薄肉部が平坦な試料No.3の電池容器よ
りも防爆機能が低かった。この結果から、本考案におけ
るように溝の断面形状をW状のWの中央部分を両端部よ
り低くしかつその先端部を弧状とする形状にし、薄肉部
の断面形状を弧状にすることによって、これまでのもの
より薄肉部を厚く保っても、より低い圧力、つまり安全
性がより確実に確保できる圧力範囲内で防爆機能を作動
させることができることがわかる。
分を両端部より低くしかつその先端部を弧状とする形状
にし、薄肉部の断面形状を弧状にした試料No.1の電池容
器は、アルカリ電池に使用されているような先端に丸み
をつけた断面V字状の溝を形成した試料No.2の電池容器
に比べて防爆機能の作動圧力が低く、また、溝の断面形
状が倒立台形状で薄肉部が平坦な試料No.3の電池容器よ
りも防爆機能が低かった。この結果から、本考案におけ
るように溝の断面形状をW状のWの中央部分を両端部よ
り低くしかつその先端部を弧状とする形状にし、薄肉部
の断面形状を弧状にすることによって、これまでのもの
より薄肉部を厚く保っても、より低い圧力、つまり安全
性がより確実に確保できる圧力範囲内で防爆機能を作動
させることができることがわかる。
第4図は上記第1〜2図に示す電池容器を用いて組み立
てた塩化チオニル−リチウム電池を示すもので、図中、
1は前述のような溝3および防爆用の薄肉部4を設けた
電池容器である。11はアルカリ金属よりなる負極で、本
実施例ではリチウム板を上記電池容器1の内周面に圧着
することにより形成されており、そのため、この電池で
は、電池容器1は負極端子としての機能を有している。
12はセパレータであり、このセパレータ12はガラス繊維
不織布からなり、円筒状をしていて、前記円筒状の負極
11と円柱状の正極13とを隔離している。正極13はアセチ
レンブラックを主成分とする炭素質で形成された炭素多
孔質成形体よりなり、14は正極集電体で、ステンレス鋼
棒よりなる。15は電池蓋で、ステンレス鋼で形成されて
いて、その立ち上がった外周部が電池容器1の開口端部
と溶接により接合され、電池蓋15の内周側には正極端子
17との間にガラス層16が介設されている。ガラス層16は
電池蓋15と正極端子17とを絶縁するとともに、その外周
面でその構成ガラス電池蓋15の内周面に融着し、その内
周面でその構成ガラスが正極端子17の外周面に融着し
て、電池蓋15と正極端子17との間をシールし、電池容器
1の開口部はいわゆるハーメチックシールにより封口さ
れている。正極端子17はステンレス鋼製で電池組立時は
パイプ状をしていて、電解液注入口として使用され、そ
の上端部を電解液注入後にその中空部内に挿入された正
極集電体14の上部と溶接して封止したものである。18は
電解液で、この電解液18は塩化チオニルに支持電解質と
して四塩化アルミニウムリチウムを1.2mol/l溶解したも
ので、塩化チオニルは上記のように電解液の溶媒である
と共に、この電池では正極活物質でもあり、正極13の表
面で、この塩化チオニルと負極11からイオン化して溶出
してきたリチウムイオンとが反応を起こす。そして、19
および20はそれぞれガラス繊維不織布からなる底部隔離
材と上部隔離材であり、21は電池内の上部に設けられた
空気室である。
てた塩化チオニル−リチウム電池を示すもので、図中、
1は前述のような溝3および防爆用の薄肉部4を設けた
電池容器である。11はアルカリ金属よりなる負極で、本
実施例ではリチウム板を上記電池容器1の内周面に圧着
することにより形成されており、そのため、この電池で
は、電池容器1は負極端子としての機能を有している。
12はセパレータであり、このセパレータ12はガラス繊維
不織布からなり、円筒状をしていて、前記円筒状の負極
11と円柱状の正極13とを隔離している。正極13はアセチ
レンブラックを主成分とする炭素質で形成された炭素多
孔質成形体よりなり、14は正極集電体で、ステンレス鋼
棒よりなる。15は電池蓋で、ステンレス鋼で形成されて
いて、その立ち上がった外周部が電池容器1の開口端部
と溶接により接合され、電池蓋15の内周側には正極端子
17との間にガラス層16が介設されている。ガラス層16は
電池蓋15と正極端子17とを絶縁するとともに、その外周
面でその構成ガラス電池蓋15の内周面に融着し、その内
周面でその構成ガラスが正極端子17の外周面に融着し
て、電池蓋15と正極端子17との間をシールし、電池容器
1の開口部はいわゆるハーメチックシールにより封口さ
れている。正極端子17はステンレス鋼製で電池組立時は
パイプ状をしていて、電解液注入口として使用され、そ
の上端部を電解液注入後にその中空部内に挿入された正
極集電体14の上部と溶接して封止したものである。18は
電解液で、この電解液18は塩化チオニルに支持電解質と
して四塩化アルミニウムリチウムを1.2mol/l溶解したも
ので、塩化チオニルは上記のように電解液の溶媒である
と共に、この電池では正極活物質でもあり、正極13の表
面で、この塩化チオニルと負極11からイオン化して溶出
してきたリチウムイオンとが反応を起こす。そして、19
および20はそれぞれガラス繊維不織布からなる底部隔離
材と上部隔離材であり、21は電池内の上部に設けられた
空気室である。
上記電池を火中に投入し、電池が大きな破裂音を伴って
破裂するか否かを調べた結果を第2表に示す。たの電池
の電池容器は、その底部に前記のように断面形状がW状
のWの中央部分を両端部より低くしかつその先端を弧状
とする形状の溝を形成し、薄肉部の断面形状を弧状にし
た試料No.1の電池容器である。また、比較のため、アル
カリ電池を使用されているような先端に丸みをつけた断
面略V字状の溝を形成した試料No.2の電池容器を用いた
ほかは上記と同様の構成で作製した電池(比較品)を火
中に投入し、電池が大きな破裂音を伴って破裂するか否
かを調べた結果も第2表に併せて記載する。供試個数は
いずれの電池も10個ずつであり、第2表中の火中破裂電
池個数における数値の分母は試験に供した電池個数を示
し、分子は火中に破裂が生じた電池個個を示す。
破裂するか否かを調べた結果を第2表に示す。たの電池
の電池容器は、その底部に前記のように断面形状がW状
のWの中央部分を両端部より低くしかつその先端を弧状
とする形状の溝を形成し、薄肉部の断面形状を弧状にし
た試料No.1の電池容器である。また、比較のため、アル
カリ電池を使用されているような先端に丸みをつけた断
面略V字状の溝を形成した試料No.2の電池容器を用いた
ほかは上記と同様の構成で作製した電池(比較品)を火
中に投入し、電池が大きな破裂音を伴って破裂するか否
かを調べた結果も第2表に併せて記載する。供試個数は
いずれの電池も10個ずつであり、第2表中の火中破裂電
池個数における数値の分母は試験に供した電池個数を示
し、分子は火中に破裂が生じた電池個個を示す。
第2表に示すように、本考案の電池は、火中破裂を起こ
すものがまったくなく、安定した防爆機能を発揮した。
すものがまったくなく、安定した防爆機能を発揮した。
なお、本考案では、薄肉部の断面形状を弧状と表現した
が、この弧状とは、薄肉部の中央上面が凸出し、かつ薄
肉部の中央下面が凸出しているものであればよく、した
がって、この弧状という表現には例えば逆V字状や逆U
字状のような多少の変形形状も含むものである。
が、この弧状とは、薄肉部の中央上面が凸出し、かつ薄
肉部の中央下面が凸出しているものであればよく、した
がって、この弧状という表現には例えば逆V字状や逆U
字状のような多少の変形形状も含むものである。
また、上記実施例では溝3の形成角度θを60°とし、薄
肉部4の幅Dを0.15mmとしたが、溝3の形成角度は一般
に50〜90°の範囲にするのが好ましく、また薄肉部4の
幅Dは一般に0.09〜0.5mmの範囲にするのが好ましい。
そして、薄肉部4の厚さtは80μmにしたが、薄肉部4
の厚さは一般に30〜100μmの範囲にするのが好まし
い。特に本考案では、溝の形状を断面形状がW状のWの
中央部分を両端部より低くしかつその先端部を弧状とす
る形状にし、薄肉部の断面形状を弧状にしたことによ
り、防爆機能の作動圧陸を低くすることができたので、
薄肉部の厚みを70〜100μm程度と厚くしても、安全性
の確保できる圧力範囲内で防爆機能を作動させることが
できるようになった。
肉部4の幅Dを0.15mmとしたが、溝3の形成角度は一般
に50〜90°の範囲にするのが好ましく、また薄肉部4の
幅Dは一般に0.09〜0.5mmの範囲にするのが好ましい。
そして、薄肉部4の厚さtは80μmにしたが、薄肉部4
の厚さは一般に30〜100μmの範囲にするのが好まし
い。特に本考案では、溝の形状を断面形状がW状のWの
中央部分を両端部より低くしかつその先端部を弧状とす
る形状にし、薄肉部の断面形状を弧状にしたことによ
り、防爆機能の作動圧陸を低くすることができたので、
薄肉部の厚みを70〜100μm程度と厚くしても、安全性
の確保できる圧力範囲内で防爆機能を作動させることが
できるようになった。
また、上記実施例では、十字状の溝を形成した場合につ
いて説明したが、防爆機能上、溝としては複数本でそれ
らの溝が少なくとも1箇所で交わるものが好ましく、そ
の平面形状としては、実施例で示した十字状以外にも、
例えば第5図に示すように、X字状(第5図(a)参
照)、Y字状(第5図(b)参照)、アスタリスク
(*)状(第5図(c)参照)、H字状(第5図(d)
参照)などがとり得る。特に電池に内圧がかかったとき
に電池容器の底部中心部の変形が最も大きくなるので、
電池容器の底部中心部に交点を持つ十字状、その変形で
あるX字状、Y字状、アスタリスク状などが好ましい。
また、溝はその中間部が交わっていることは要求され
ず、Y字状のごとく、溝の端部が交わっているものであ
ってもよい。そして、上記溝の形成によって電池容器の
底部に設けられる防爆用の薄肉部も、実施例に例示の十
字状のものに限られることなく、溝と同様の各種平面形
状がとり得る。
いて説明したが、防爆機能上、溝としては複数本でそれ
らの溝が少なくとも1箇所で交わるものが好ましく、そ
の平面形状としては、実施例で示した十字状以外にも、
例えば第5図に示すように、X字状(第5図(a)参
照)、Y字状(第5図(b)参照)、アスタリスク
(*)状(第5図(c)参照)、H字状(第5図(d)
参照)などがとり得る。特に電池に内圧がかかったとき
に電池容器の底部中心部の変形が最も大きくなるので、
電池容器の底部中心部に交点を持つ十字状、その変形で
あるX字状、Y字状、アスタリスク状などが好ましい。
また、溝はその中間部が交わっていることは要求され
ず、Y字状のごとく、溝の端部が交わっているものであ
ってもよい。そして、上記溝の形成によって電池容器の
底部に設けられる防爆用の薄肉部も、実施例に例示の十
字状のものに限られることなく、溝と同様の各種平面形
状がとり得る。
なお、本考案において、溝は複数本形成し、該複数本の
溝が少なくとも1箇所交わるようにするのが好ましいと
したのは、溝を複数本にして、それらの溝が交点を持つ
ようにしておくと、電池の内部圧力が該交点に集中して
かかるようになり、電池の内部圧力上昇に正確に対応し
て防爆機能が作動するようになるからである。
溝が少なくとも1箇所交わるようにするのが好ましいと
したのは、溝を複数本にして、それらの溝が交点を持つ
ようにしておくと、電池の内部圧力が該交点に集中して
かかるようになり、電池の内部圧力上昇に正確に対応し
て防爆機能が作動するようになるからである。
以上説明したように、本考案では、電池容器の底部に、
断面形状がW状のWの中央部分を両端部より低くしかつ
その先端部を弧状とする形状の溝を形成し、該溝の形成
により電池容器の底部に設けられる防爆用の薄肉部の断
面形状を弧状にすることによって、薄肉部の厚みをある
程度厚く保っても、低い、つまり安全性が確保できる圧
力範囲内で防爆機能が作動する安全性の高い非水液体活
物質電池を提供することができた。
断面形状がW状のWの中央部分を両端部より低くしかつ
その先端部を弧状とする形状の溝を形成し、該溝の形成
により電池容器の底部に設けられる防爆用の薄肉部の断
面形状を弧状にすることによって、薄肉部の厚みをある
程度厚く保っても、低い、つまり安全性が確保できる圧
力範囲内で防爆機能が作動する安全性の高い非水液体活
物質電池を提供することができた。
第1図は本考案の電池に用いられる電池容器の底部に形
成された溝、薄肉部およびその近傍の拡大断面図であ
る。第2図は本考案の電池に用いられる電池容器を倒立
させた状態で示すもので、第2図(a)はその平面図
で、第2図(b)は第2図(a)のX−X線における断
面図である。第3図は第1図に示す電池容器の底部に電
池容器内部から圧力がかかったときの状態を示す部分拡
大断面図である。第4図は本考案の一実施例を示す塩化
チオニル−リチウム電池の断面図である。第5図は本考
案の電池に使用する電池容器の十字状溝以外の溝の平面
形状を概略的に例示するもので、上段はそれぞれの電池
容器の概略正面図で、下段はそれぞれの概略底面図であ
る。第6〜7図は本考案とは構成が異なる電池の電池容
器に形成された溝、薄肉部およびその近傍を示す拡大断
面図であり、第6図は溝が断面倒立台形状の場合を示
し、第7図はアルカリ電池で採用されているような溝が
断面V字状で先端に丸みを付けている場合を示す。 1…電池容器、2…底部、3…溝、4…薄肉部、11…負
極、12…セパレータ、13…正極、15…電池蓋、16…ガラ
ス層、18…電解液
成された溝、薄肉部およびその近傍の拡大断面図であ
る。第2図は本考案の電池に用いられる電池容器を倒立
させた状態で示すもので、第2図(a)はその平面図
で、第2図(b)は第2図(a)のX−X線における断
面図である。第3図は第1図に示す電池容器の底部に電
池容器内部から圧力がかかったときの状態を示す部分拡
大断面図である。第4図は本考案の一実施例を示す塩化
チオニル−リチウム電池の断面図である。第5図は本考
案の電池に使用する電池容器の十字状溝以外の溝の平面
形状を概略的に例示するもので、上段はそれぞれの電池
容器の概略正面図で、下段はそれぞれの概略底面図であ
る。第6〜7図は本考案とは構成が異なる電池の電池容
器に形成された溝、薄肉部およびその近傍を示す拡大断
面図であり、第6図は溝が断面倒立台形状の場合を示
し、第7図はアルカリ電池で採用されているような溝が
断面V字状で先端に丸みを付けている場合を示す。 1…電池容器、2…底部、3…溝、4…薄肉部、11…負
極、12…セパレータ、13…正極、15…電池蓋、16…ガラ
ス層、18…電解液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 横山 賢一 大阪府茨木市丑寅1丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)考案者 渡辺 修 大阪府茨木市丑寅1丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】正極活物質として塩化チオニル、塩化スル
フリル、塩化ホスホリルなどのオキシハロゲン化物系液
体を用い、負極(11)にリチウム、ナトリウム、カリウ
ムなどのアルカリ金属を用い、電池容器(1)をハーメ
チックシールにより封口する非水液体活物質電池におい
て、電池容器(1)の底部(2)に断面形状がW状のW
の中央部分を両端部より低くしかつその先端部を弧状と
する形状の溝(3)を形成し、該溝(3)の形成により
電池容器(1)の底部(2)に防爆用の薄肉部(4)を
設け、該薄肉部(4)の断面形状を弧状にしたことを特
徴とする非水液体活物質電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8028787U JPH0637567Y2 (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | 非水液体活物質電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8028787U JPH0637567Y2 (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | 非水液体活物質電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63188864U JPS63188864U (ja) | 1988-12-05 |
| JPH0637567Y2 true JPH0637567Y2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=30930956
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8028787U Expired - Lifetime JPH0637567Y2 (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | 非水液体活物質電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0637567Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-05-27 JP JP8028787U patent/JPH0637567Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63188864U (ja) | 1988-12-05 |
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