JPH0637918B2 - 4サイクル2気筒運転エンジンのバランサ装置 - Google Patents
4サイクル2気筒運転エンジンのバランサ装置Info
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- JPH0637918B2 JPH0637918B2 JP24505185A JP24505185A JPH0637918B2 JP H0637918 B2 JPH0637918 B2 JP H0637918B2 JP 24505185 A JP24505185 A JP 24505185A JP 24505185 A JP24505185 A JP 24505185A JP H0637918 B2 JPH0637918 B2 JP H0637918B2
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- balancer
- phase
- engine
- combustion
- primary vibration
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/22—Compensation of inertia forces
- F16F15/26—Compensation of inertia forces of crankshaft systems using solid masses, other than the ordinary pistons, moving with the system, i.e. masses connected through a kinematic mechanism or gear system
- F16F15/264—Rotating balancer shafts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/027—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four
-
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B2075/1804—Number of cylinders
- F02B2075/1808—Number of cylinders two
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は4サイクル2気筒運転エンジンのバランサ装置
に関するものである。
に関するものである。
(従来技術) 4サイクルの往復動型エンジンのなかには、2気筒のみ
有して常時この2気筒による運転が行われるものや、気
筒制御エンジンにおいて、例えば4気筒とされて所定の
運転条件下では2気筒のみによる減筒運転を行うように
したものがある。そして、このように2気筒運転が行わ
れるエンジンにおいては、その燃焼は互いに360゜ク
ランク角位相をもって行われるのが一般的である。
有して常時この2気筒による運転が行われるものや、気
筒制御エンジンにおいて、例えば4気筒とされて所定の
運転条件下では2気筒のみによる減筒運転を行うように
したものがある。そして、このように2気筒運転が行わ
れるエンジンにおいては、その燃焼は互いに360゜ク
ランク角位相をもって行われるのが一般的である。
上記2気筒運転が行われるエンジンにおいては、エンジ
ンの振動、特に燃焼により生じる1次起振モーメントが
かなり大きなものとなる。このため従来、特開昭60−
69344号公報に示すように、エンジンのクランク軸
により回転駆動されるバランサを設けて、このバランサ
が発生する1次起振モーメントによって、エンジンの燃
焼によって生じる1次起振モーメントを打ち消す(相殺
する)ようにしたものが提案されている。
ンの振動、特に燃焼により生じる1次起振モーメントが
かなり大きなものとなる。このため従来、特開昭60−
69344号公報に示すように、エンジンのクランク軸
により回転駆動されるバランサを設けて、このバランサ
が発生する1次起振モーメントによって、エンジンの燃
焼によって生じる1次起振モーメントを打ち消す(相殺
する)ようにしたものが提案されている。
しかしながら燃焼による1次起振モーメントは、エンジ
ン負荷すなわち平均有効圧力によって定まるのに対し、
バランサが発生する1次起振モーメントはその遠心力を
利用したものであるのでその回転数の2乗に比例したも
のとなる。したがって、このバランサにより打ち消すこ
とのできる1次起振モーメントは、特定のエンジン回転
数でかつ特定のエンジン負荷時のときのみとなり、この
ため従来は、燃焼による1次起振モーメント最も問題と
なる運転域、例えばアイドリング時に合せてバランサの
設定を行うようにしていた。
ン負荷すなわち平均有効圧力によって定まるのに対し、
バランサが発生する1次起振モーメントはその遠心力を
利用したものであるのでその回転数の2乗に比例したも
のとなる。したがって、このバランサにより打ち消すこ
とのできる1次起振モーメントは、特定のエンジン回転
数でかつ特定のエンジン負荷時のときのみとなり、この
ため従来は、燃焼による1次起振モーメント最も問題と
なる運転域、例えばアイドリング時に合せてバランサの
設定を行うようにしていた。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、バランサにより発生する1次起振モーメント
は、遠心力に基づくものである以上、この遠心力を可変
とすること、すなわちバランサの質量あるいは回転半径
の少なくとも一方が可変の可変バランサとすることによ
り、エンジンの広い運転領域に渡って燃焼により生じる
1次起振モーメントを当該可変バランサによって完全に
打ち消すとが可能となる。
は、遠心力に基づくものである以上、この遠心力を可変
とすること、すなわちバランサの質量あるいは回転半径
の少なくとも一方が可変の可変バランサとすることによ
り、エンジンの広い運転領域に渡って燃焼により生じる
1次起振モーメントを当該可変バランサによって完全に
打ち消すとが可能となる。
しかしながら、このような可変バランサを用いたものと
しても、現実には、燃焼により生じる1次起振モーメン
トを完全に除去するには限界がある。すなわち、通常バ
ランサは、クランク軸に対してある特定の位相を有する
ように設定される反面、燃焼によって生じる1次起振モ
ーメントは、エンジン負荷の変化によってその位相が若
干変化してしまうことになる。
しても、現実には、燃焼により生じる1次起振モーメン
トを完全に除去するには限界がある。すなわち、通常バ
ランサは、クランク軸に対してある特定の位相を有する
ように設定される反面、燃焼によって生じる1次起振モ
ーメントは、エンジン負荷の変化によってその位相が若
干変化してしまうことになる。
したがって本発明は、上述のような事情を勘案して、燃
焼によって生じる1次起振モーメントのエンジン負荷に
応じた位相変化に適切に対応し得るようにした4サイク
ル2気筒運転エンジンのバランサ装置を提供することに
ある。
焼によって生じる1次起振モーメントのエンジン負荷に
応じた位相変化に適切に対応し得るようにした4サイク
ル2気筒運転エンジンのバランサ装置を提供することに
ある。
(問題点を解決するための手段、作用) 前述の目的を達成するため、本発明にあっては、燃焼に
よって生じる1次起振モーメントの位相が、エンジン負
荷が大きくなる程進角される点に着目して、この1次起
振モーメントを相殺するためのバランサの位相を、エン
ジン負荷が大きくなるにつれて進角させるようにしてあ
る。具体的には、 2気筒が互いに360゜のクランク角位相をもって燃焼
され、この燃焼によって生ずる1次起振モーメントを、
クランク軸によって回転駆動されるバランサが発生する
1次起振モーメントによって打ち消すようにした4サイ
クル2気筒運転エンジンのバランサ装置において、 エンジン負荷を検出する負荷検出手段と、 前記バランサのクランク角に対する位相を変化させる位
相調整手段と、 前記負荷検出手段からの出力を受け、前記位相調整手段
を制御して、エンジン負荷が大きくなるにつれて前記バ
ランサの位相を進角させる位相制御手段と、 を備えた構成としてある。
よって生じる1次起振モーメントの位相が、エンジン負
荷が大きくなる程進角される点に着目して、この1次起
振モーメントを相殺するためのバランサの位相を、エン
ジン負荷が大きくなるにつれて進角させるようにしてあ
る。具体的には、 2気筒が互いに360゜のクランク角位相をもって燃焼
され、この燃焼によって生ずる1次起振モーメントを、
クランク軸によって回転駆動されるバランサが発生する
1次起振モーメントによって打ち消すようにした4サイ
クル2気筒運転エンジンのバランサ装置において、 エンジン負荷を検出する負荷検出手段と、 前記バランサのクランク角に対する位相を変化させる位
相調整手段と、 前記負荷検出手段からの出力を受け、前記位相調整手段
を制御して、エンジン負荷が大きくなるにつれて前記バ
ランサの位相を進角させる位相制御手段と、 を備えた構成としてある。
このような構成とすることにより、エンジン負荷の変化
に追従して、バランサの位相を最適設定することがで
き、この結果、燃焼に起因する1次起振モーメントをよ
り効果的に低減することができる。
に追従して、バランサの位相を最適設定することがで
き、この結果、燃焼に起因する1次起振モーメントをよ
り効果的に低減することができる。
(実施例) 以下本発明の実施例を添付した図面に基いて説明する。
なお、実施例では、バランサの位相をエンジン負荷に応
じて進角調整する一方、このバランサの回転半径を調整
し得るようにして、このバランサが発生する1次起振モ
ーメントの大きさそのものをエンジン負荷およびエンジ
ン回転数に応じて最適設定し得るようにしたものを示し
てある。また、実施例では、気筒数制御エンジンを前提
として、減筒運転時に2気筒運転されるものを示してあ
る。
なお、実施例では、バランサの位相をエンジン負荷に応
じて進角調整する一方、このバランサの回転半径を調整
し得るようにして、このバランサが発生する1次起振モ
ーメントの大きさそのものをエンジン負荷およびエンジ
ン回転数に応じて最適設定し得るようにしたものを示し
てある。また、実施例では、気筒数制御エンジンを前提
として、減筒運転時に2気筒運転されるものを示してあ
る。
以上のことを前提として、第1図において、1はエンジ
ンで、これは、4つの気筒2(2a〜2d)を有する直
列4気筒とされた往復型の4サイクル式のものとされて
いる。この各気筒2a〜2dに対しては、吸気マニホル
ド3を介して吸気され、また各気筒2a〜2dからは、
排気マニホルド4を介して排気される。上記吸気マニホ
ルド3の4本の分岐管3a〜3dのうち、2番気筒2b
と3番気筒2cに対応した2本の分岐管3b、3c内に
はそれぞれシャッタ弁5が配設され、この両シャッタ弁
5は、電磁式のアクチュエータ6によって、共に開ある
いは共に閉となるように開閉制御される。そして、この
両シャッタ弁5が共に開いているときは、全ての気筒2
a〜2dによる運転(燃焼)が行われる全筒運転とさ
れ、また両シャッタ弁5が共に閉じたときは、2番と3
番の2つの気筒が2b、2cが休止して、1番と4番の
気筒2a、2dのみが運転される減筒運転すなわち2気
筒運転となる。
ンで、これは、4つの気筒2(2a〜2d)を有する直
列4気筒とされた往復型の4サイクル式のものとされて
いる。この各気筒2a〜2dに対しては、吸気マニホル
ド3を介して吸気され、また各気筒2a〜2dからは、
排気マニホルド4を介して排気される。上記吸気マニホ
ルド3の4本の分岐管3a〜3dのうち、2番気筒2b
と3番気筒2cに対応した2本の分岐管3b、3c内に
はそれぞれシャッタ弁5が配設され、この両シャッタ弁
5は、電磁式のアクチュエータ6によって、共に開ある
いは共に閉となるように開閉制御される。そして、この
両シャッタ弁5が共に開いているときは、全ての気筒2
a〜2dによる運転(燃焼)が行われる全筒運転とさ
れ、また両シャッタ弁5が共に閉じたときは、2番と3
番の2つの気筒が2b、2cが休止して、1番と4番の
気筒2a、2dのみが運転される減筒運転すなわち2気
筒運転となる。
エンジン1は、第2図〜第4図に示すように、クランク
軸11と平行にこれを挟んで左右2本のバランスシャフ
ト12を備えている。このバランスシャフト12の各一
端部にはそれぞれ被動スプロケット13が一体化され、
この両被動スプロケット13と駆動スプロケット14と
アイドルスプロケット15とに渡って、チエーン16が
介装されている。上記駆動スプロケット14は、クラン
ク軸11の軸線延長線上にあって、電磁クラッチ17を
介して当該クランク時11に断続されるようになってい
る、そして、この電磁クラッチ17は、前述した減筒運
転を行うときのみ、後述する所定のタイミングで接続さ
れ、これにより両バランスシャフト12がクランク軸1
1によって回転駆動されるようになっている。
軸11と平行にこれを挟んで左右2本のバランスシャフ
ト12を備えている。このバランスシャフト12の各一
端部にはそれぞれ被動スプロケット13が一体化され、
この両被動スプロケット13と駆動スプロケット14と
アイドルスプロケット15とに渡って、チエーン16が
介装されている。上記駆動スプロケット14は、クラン
ク軸11の軸線延長線上にあって、電磁クラッチ17を
介して当該クランク時11に断続されるようになってい
る、そして、この電磁クラッチ17は、前述した減筒運
転を行うときのみ、後述する所定のタイミングで接続さ
れ、これにより両バランスシャフト12がクランク軸1
1によって回転駆動されるようになっている。
前記バランスシャフト12は、第5図にも示すようにそ
れぞれバランサ18を備えている。このバランサ18
は、その回転半径が可変式の可変バランサとされている
関係上、実施例では、互いに隣接してバランスシャフト
12の軸心方向に2つに分割されたバランサ片18Aと
18Bとによって構成されている。この各バランサ片1
8A、18Bは、第2図、第6図に示すように、それぞ
れ略半円状の互いに合同な形状として構成されて、両バ
ランサ片18A、18Bはバランスシャフト12外周面
に形成された二重スプライン部12aに摺動自在に係合
している。そして、この二重スプライン部12aは、そ
のねじれ角が互いに等しくかつ反対向きに形成されてい
る。
れぞれバランサ18を備えている。このバランサ18
は、その回転半径が可変式の可変バランサとされている
関係上、実施例では、互いに隣接してバランスシャフト
12の軸心方向に2つに分割されたバランサ片18Aと
18Bとによって構成されている。この各バランサ片1
8A、18Bは、第2図、第6図に示すように、それぞ
れ略半円状の互いに合同な形状として構成されて、両バ
ランサ片18A、18Bはバランスシャフト12外周面
に形成された二重スプライン部12aに摺動自在に係合
している。そして、この二重スプライン部12aは、そ
のねじれ角が互いに等しくかつ反対向きに形成されてい
る。
両バランサ18A、18Bは、第1、第2の一対の保持
部材19と20とによって軸方向から挟持されている。
この第1保持部材19は、スプリング21によりバラン
サ18へ向けて付勢され、また第2保持部材20は、シ
リンダ22内に摺動自在に嵌挿されたピストンロッドと
して構成され、このシリンダ22そのものはバランスシ
ャフト13の軸方向に相対変位不能とされている。そし
て、第2保持部材20によってシリンダ22内に画成さ
れた油室23に油圧が供給されると、この第2保持部材
20がバランサ18へ向けてすなわち上記スプリング2
1を縮める方向に変位する。なお、上記油室23に対す
る供給油圧は、油圧源からの一定圧を電磁式の調圧弁か
らなるアクチュエータ23aによって可変とされる。
部材19と20とによって軸方向から挟持されている。
この第1保持部材19は、スプリング21によりバラン
サ18へ向けて付勢され、また第2保持部材20は、シ
リンダ22内に摺動自在に嵌挿されたピストンロッドと
して構成され、このシリンダ22そのものはバランスシ
ャフト13の軸方向に相対変位不能とされている。そし
て、第2保持部材20によってシリンダ22内に画成さ
れた油室23に油圧が供給されると、この第2保持部材
20がバランサ18へ向けてすなわち上記スプリング2
1を縮める方向に変位する。なお、上記油室23に対す
る供給油圧は、油圧源からの一定圧を電磁式の調圧弁か
らなるアクチュエータ23aによって可変とされる。
これにより、油室23への供給油圧に応じて、スプリン
グ21との付勢力と釣り合った位置に両バランサ片1
8、18Bが、二重スプライン部12aの作用によって
互いに相対回転しつつ、摺動変化される。この摺動変化
されたときの位置に応じて、該両バランサ18A、18
Bのなす挟み角θ(第7図参照)が可変され、この挟み
角θの変化により、両バランサ片18A、18Bの合成
重心位置の回転半径が変更される。すなわち、両バラン
サ片18A、18Bの重心位置をg、その合成重心位置
をG、一方のバランサ片18Aの重心gの回転半径をR
1、合成重心Gの回転半径をRとすると、回転半径比R
/R1は、挟み角θの変更によって、第8図のように変
化される。勿論、この回転半径比R/R1の変更は、上
述した通り、油圧室23へ供給する油圧(油液量)に応
じて変化されるものである。
グ21との付勢力と釣り合った位置に両バランサ片1
8、18Bが、二重スプライン部12aの作用によって
互いに相対回転しつつ、摺動変化される。この摺動変化
されたときの位置に応じて、該両バランサ18A、18
Bのなす挟み角θ(第7図参照)が可変され、この挟み
角θの変化により、両バランサ片18A、18Bの合成
重心位置の回転半径が変更される。すなわち、両バラン
サ片18A、18Bの重心位置をg、その合成重心位置
をG、一方のバランサ片18Aの重心gの回転半径をR
1、合成重心Gの回転半径をRとすると、回転半径比R
/R1は、挟み角θの変更によって、第8図のように変
化される。勿論、この回転半径比R/R1の変更は、上
述した通り、油圧室23へ供給する油圧(油液量)に応
じて変化されるものである。
なお、両バランサ18A、18Bとは互いに同方向ある
いは逆方向に相対回転することによりその鎖み角θが変
更されるものであるが、合成重心Gのバランスシャフト
1に対する位相は不変である。
いは逆方向に相対回転することによりその鎖み角θが変
更されるものであるが、合成重心Gのバランスシャフト
1に対する位相は不変である。
ここで、燃焼に起因する1時起振モーメントの大きさが
エンジン負荷に応じて定まる一方、バランサ18による
1次起振モーメントの大きさがその回転速度(の2乗)
に基づくものであるので、エンジンの広い運転範囲に渡
って、このバランサ18による1次起振モーメントの大
きさを燃焼に起因する1次起振モーメントの大きさに合
せるには、このバランサ18の回転半径比R/R1をエ
ンジン負荷およびエンジン回転数に応じて調整(可変)
する必要がある。このようなバランサ18の回転半径比
R/R1を、エンジン負荷およびエンジン回転数に応じ
て最適設定となるようにマップした一例を、あるエンジ
ンを例にとって示したのが第9図であり、その態様とし
ては、〜までの7種類示してある。すなわち、の
態様が回転半径比R/R1が1とされたときであり、こ
の回転半径比R/R1を順次1/2倍づつした態様を、
、、、、、の順で示してある。勿論、この
〜の態様は、あくまで代表例であり、減筒運転が行
われる領域(第9図一点鎖線で示すA領域)の全範囲に
渡って、エンジン負荷とエンジン回転数とに応じた最適
の回転半径比R/R1が細かくマップ化されているもの
である。なお、この回転回転半径比R/R1を、その質
量を勘案しつつ、エンジン負荷およびエンジン回転数に
応じてどのように定めたらよいのかは、周知のことであ
り、かつ前述した特開昭60−69344号公報にも開
示されていることなので、これ以上の詳細な説明は省略
する。
エンジン負荷に応じて定まる一方、バランサ18による
1次起振モーメントの大きさがその回転速度(の2乗)
に基づくものであるので、エンジンの広い運転範囲に渡
って、このバランサ18による1次起振モーメントの大
きさを燃焼に起因する1次起振モーメントの大きさに合
せるには、このバランサ18の回転半径比R/R1をエ
ンジン負荷およびエンジン回転数に応じて調整(可変)
する必要がある。このようなバランサ18の回転半径比
R/R1を、エンジン負荷およびエンジン回転数に応じ
て最適設定となるようにマップした一例を、あるエンジ
ンを例にとって示したのが第9図であり、その態様とし
ては、〜までの7種類示してある。すなわち、の
態様が回転半径比R/R1が1とされたときであり、こ
の回転半径比R/R1を順次1/2倍づつした態様を、
、、、、、の順で示してある。勿論、この
〜の態様は、あくまで代表例であり、減筒運転が行
われる領域(第9図一点鎖線で示すA領域)の全範囲に
渡って、エンジン負荷とエンジン回転数とに応じた最適
の回転半径比R/R1が細かくマップ化されているもの
である。なお、この回転回転半径比R/R1を、その質
量を勘案しつつ、エンジン負荷およびエンジン回転数に
応じてどのように定めたらよいのかは、周知のことであ
り、かつ前述した特開昭60−69344号公報にも開
示されていることなので、これ以上の詳細な説明は省略
する。
さらに、バランスシャフト12には、ブレーキ機構24
が付設されている。このブレーキ機構24は、全筒運転
時におけるバランスシャフト12の勝手な回転すなわち
逆転を規制して(前述したように全筒運転時には電磁ク
ラッチ17が切断されバラスシャフト12は回転駆動さ
れない)、バランスシャフト12を回転駆動させる減筒
運転時へ移行するときに、クランク軸11に対する所定
の位相関係を正確に得るためのものである。このブレー
キ機構24は、バランスシャフト12に一体化されたデ
ィスク25と、油圧の給排に応じてこのディスク25に
対する押圧(ブレーキ)と押圧解除(ブレーキ解除)と
を行う油圧式シリンダ機構23(図面では簡略化して示
してある)と、を備え、この油圧式シリンダ機構26に
対する油圧の給排用配管27,28に接続された電磁開
閉弁29、30を適宜開閉することにより、ブレーキ、
ブレーキ解除が行われる。
が付設されている。このブレーキ機構24は、全筒運転
時におけるバランスシャフト12の勝手な回転すなわち
逆転を規制して(前述したように全筒運転時には電磁ク
ラッチ17が切断されバラスシャフト12は回転駆動さ
れない)、バランスシャフト12を回転駆動させる減筒
運転時へ移行するときに、クランク軸11に対する所定
の位相関係を正確に得るためのものである。このブレー
キ機構24は、バランスシャフト12に一体化されたデ
ィスク25と、油圧の給排に応じてこのディスク25に
対する押圧(ブレーキ)と押圧解除(ブレーキ解除)と
を行う油圧式シリンダ機構23(図面では簡略化して示
してある)と、を備え、この油圧式シリンダ機構26に
対する油圧の給排用配管27,28に接続された電磁開
閉弁29、30を適宜開閉することにより、ブレーキ、
ブレーキ解除が行われる。
さて次に、第2図により、バランサ18のクランク軸1
1に対する位相可変機構41すなわち進角調整する部分
について説明する。この位相可変機構41は、一対のロ
ーラ42、43と、このローラ42、43を回転自在に
保持した支持部材44と、この支持部材44を進退駆動
する電磁式のアクチュエータ45と、を備えている。上
記両ローラ42、43のうち、一方のローラ42は、駆
動スプロケット14と一方の被動スプロケット13との
間のチエーン16に対して下方から当接されている。ま
た、他方のローラ43は、駆動スプロケット14と他方
の被動スプロケット13との間のチエーン16に対し
て、上方から当接されている。そして、両バランスシャ
フト12(両被動スプロケット13)はクランク軸11
に対して互いに逆回転するようにされており、したがっ
てアクチュエータ45により、支持部材44を介して両
ローラ42、43を、第2図実線位置から押し広げて第
2図破線位置とすると、バランスシャフト12(バラン
サ18)は、クランク軸11に対して進角される(バラ
ンスシャフト12の回転方向に進む)。
1に対する位相可変機構41すなわち進角調整する部分
について説明する。この位相可変機構41は、一対のロ
ーラ42、43と、このローラ42、43を回転自在に
保持した支持部材44と、この支持部材44を進退駆動
する電磁式のアクチュエータ45と、を備えている。上
記両ローラ42、43のうち、一方のローラ42は、駆
動スプロケット14と一方の被動スプロケット13との
間のチエーン16に対して下方から当接されている。ま
た、他方のローラ43は、駆動スプロケット14と他方
の被動スプロケット13との間のチエーン16に対し
て、上方から当接されている。そして、両バランスシャ
フト12(両被動スプロケット13)はクランク軸11
に対して互いに逆回転するようにされており、したがっ
てアクチュエータ45により、支持部材44を介して両
ローラ42、43を、第2図実線位置から押し広げて第
2図破線位置とすると、バランスシャフト12(バラン
サ18)は、クランク軸11に対して進角される(バラ
ンスシャフト12の回転方向に進む)。
ここで、エンジン負荷すなわち平均有効圧力と燃焼(ガ
ス圧)に起因する1次起振モーメントの位相角ψ1との
関係を、あるエンジンを例にとって示したものが第12
図である。この位相角ψ1は、後に詳述するが、既知の
ように、上記あるエンジンのトルクハーモニック係数
(1次成分のみ)を第11図に示すようにa1、b1と
すると、 ψ1=tan-1(b1/a1) となる。そして、このa1、b1は、エンジン回転数と
は実質的に無関係で、第11図から明らかなように1次
関数となり、c1〜c4をそれぞれ定数としかつ平均有
効圧力をPeとすると、 a1=c1Pe+c2 (1) b1=c3Pe+c4 (2) となり、したがって、上記位相角ψ1は、 となる。そして、上記あるエンジンにおいて、 c1=0、275 c2=0、45 c3=0、75 c4=1、75 であるので、これ等c1〜c4の各数値に基いて作成し
たのが、第12図となっている。この第12図から既に
明らかなように、エンジン負荷(平均有効圧力Pe)が
大きくなる程、燃焼に起因する1次起振モーメントの位
相角ψ1が直角されることが理解される。
ス圧)に起因する1次起振モーメントの位相角ψ1との
関係を、あるエンジンを例にとって示したものが第12
図である。この位相角ψ1は、後に詳述するが、既知の
ように、上記あるエンジンのトルクハーモニック係数
(1次成分のみ)を第11図に示すようにa1、b1と
すると、 ψ1=tan-1(b1/a1) となる。そして、このa1、b1は、エンジン回転数と
は実質的に無関係で、第11図から明らかなように1次
関数となり、c1〜c4をそれぞれ定数としかつ平均有
効圧力をPeとすると、 a1=c1Pe+c2 (1) b1=c3Pe+c4 (2) となり、したがって、上記位相角ψ1は、 となる。そして、上記あるエンジンにおいて、 c1=0、275 c2=0、45 c3=0、75 c4=1、75 であるので、これ等c1〜c4の各数値に基いて作成し
たのが、第12図となっている。この第12図から既に
明らかなように、エンジン負荷(平均有効圧力Pe)が
大きくなる程、燃焼に起因する1次起振モーメントの位
相角ψ1が直角されることが理解される。
第1図、第2図、第4図において、51はマイクロコン
ピュータからなる制御ユニットで、この制御ユニット5
1には、各センサ52〜56からの信号が入力される一
方、制御ユニット51からは、アクチュエータ6(気筒
数可変用)、23a(バランサ18の回転半径調整
用)、45(バランサ位相調整用)、クラッチ17(バ
ランサ18の駆動用)、開閉弁29、30(ブレーキ
用)に出力される。上記各センサ52〜56のうち、セ
ンサ52(第1図参照)は、エンジンの冷却水温を検出
する水温センサである。センサ53(第1図参照)は、
スロットル弁57直下流の吸気負圧すなわちエンジン負
荷を検出する負荷センサである。センサ54(第1図参
照)は、エンジン回転数(クランク軸11の回転数)を
検出する回転数センサである。センサ55(第4図参
照)は、バランサ18の位相を検出するための位相をセ
ンサで、実施例では例えばピックアップにより構成され
て、被動スプロケット13の位相を検出するものとなっ
ている。センサ56(第4図参照)は、クランク軸11
の位相を検出する位相センサで、実施例では例えばピッ
クアップにより構成されて、クランク軸11に一体化さ
れたカム軸駆動用のスプロケット58(第4図参照)、
の位相を検出するものとなっている。
ピュータからなる制御ユニットで、この制御ユニット5
1には、各センサ52〜56からの信号が入力される一
方、制御ユニット51からは、アクチュエータ6(気筒
数可変用)、23a(バランサ18の回転半径調整
用)、45(バランサ位相調整用)、クラッチ17(バ
ランサ18の駆動用)、開閉弁29、30(ブレーキ
用)に出力される。上記各センサ52〜56のうち、セ
ンサ52(第1図参照)は、エンジンの冷却水温を検出
する水温センサである。センサ53(第1図参照)は、
スロットル弁57直下流の吸気負圧すなわちエンジン負
荷を検出する負荷センサである。センサ54(第1図参
照)は、エンジン回転数(クランク軸11の回転数)を
検出する回転数センサである。センサ55(第4図参
照)は、バランサ18の位相を検出するための位相をセ
ンサで、実施例では例えばピックアップにより構成され
て、被動スプロケット13の位相を検出するものとなっ
ている。センサ56(第4図参照)は、クランク軸11
の位相を検出する位相センサで、実施例では例えばピッ
クアップにより構成されて、クランク軸11に一体化さ
れたカム軸駆動用のスプロケット58(第4図参照)、
の位相を検出するものとなっている。
上述した制御ユニット51は、例えば第10図に示すよ
うなフローチャートに基いて、全筒運転と減筒運転との
切換えを行う気筒数制御の他、減筒運転時におけるバラ
ンサ18(の合成重心G)の回転半径とその位相とを制
御するものとなっている。この第10図において、先ず
ステップS1において、エンジン1の現在の冷却水温T
W 、吸気負圧(エンジン負荷)Pb 、エンジン回転数N
aが読込まれる。この後、ステップS2、S3あるいは
S4において、上記各値TW 、Pb 、Na が所定の設定
値To 、Po あるいはNo と比較されて、TW ≧To で
ないときはそのままステップS1へ戻り、またPb ≧P
o でないときおよびNa ≦No でないときのいずれか1
つに該当するときは、全筒運転を行うべく、ステップS
9に移行する。このステップS9では、減筒運転切換用
のアクチュエータ6をオフすなわちシャッタ弁5を開と
する。次いでステップS8において、可変バランサ18
の調整用の各アクチュエータをオフ、すなわち、少なく
ともブレーキ機構24によりバランスシャフト12にブ
レーキをかけた状態で、位相可変機構41の調整を停止
し、バランサ18(の合成重心G)の回転半径の調整を
停止する。
うなフローチャートに基いて、全筒運転と減筒運転との
切換えを行う気筒数制御の他、減筒運転時におけるバラ
ンサ18(の合成重心G)の回転半径とその位相とを制
御するものとなっている。この第10図において、先ず
ステップS1において、エンジン1の現在の冷却水温T
W 、吸気負圧(エンジン負荷)Pb 、エンジン回転数N
aが読込まれる。この後、ステップS2、S3あるいは
S4において、上記各値TW 、Pb 、Na が所定の設定
値To 、Po あるいはNo と比較されて、TW ≧To で
ないときはそのままステップS1へ戻り、またPb ≧P
o でないときおよびNa ≦No でないときのいずれか1
つに該当するときは、全筒運転を行うべく、ステップS
9に移行する。このステップS9では、減筒運転切換用
のアクチュエータ6をオフすなわちシャッタ弁5を開と
する。次いでステップS8において、可変バランサ18
の調整用の各アクチュエータをオフ、すなわち、少なく
ともブレーキ機構24によりバランスシャフト12にブ
レーキをかけた状態で、位相可変機構41の調整を停止
し、バランサ18(の合成重心G)の回転半径の調整を
停止する。
一方、ステップS2、S3、S4の判別において、TW
≧To 、Pb ≧Po 、Na ≦No のいずれ条件をも全て
満足させる場合は、減筒運転を行う条件下であるので、
ステップS5において、アクチュエータ6をONさせて
シャッタ弁5を閉とする(減筒運転開始)。次いで、ス
テップS6において、バランサ18(の合成重心G)の
最適回転半径(回転半径比R/R1)をエンジン負荷と
エンジン回転数に応じて第7図に示すようなマップより
算出すると共に、エンジン負荷に応じて、第12図に示
すようなマップに対応してバランサ18の最適位相を算
出する。そして、ステップS7において、上記ステップ
S6において算出された設定値となるように、油室23
への供給油圧を調整(バランサの回転半径調整)すると
共に、アクチュエータ45を調整する(バランサ18の
位相を調整する)。
≧To 、Pb ≧Po 、Na ≦No のいずれ条件をも全て
満足させる場合は、減筒運転を行う条件下であるので、
ステップS5において、アクチュエータ6をONさせて
シャッタ弁5を閉とする(減筒運転開始)。次いで、ス
テップS6において、バランサ18(の合成重心G)の
最適回転半径(回転半径比R/R1)をエンジン負荷と
エンジン回転数に応じて第7図に示すようなマップより
算出すると共に、エンジン負荷に応じて、第12図に示
すようなマップに対応してバランサ18の最適位相を算
出する。そして、ステップS7において、上記ステップ
S6において算出された設定値となるように、油室23
への供給油圧を調整(バランサの回転半径調整)すると
共に、アクチュエータ45を調整する(バランサ18の
位相を調整する)。
上述のようなバランサ18の回転半径と位相との調整に
よる1次起振モーメントの打ち消しについて、図式的に
第13図、第14図に示してある。すなわち、第13図
において、実線で示すα線が燃焼に起因する1次起振モ
ーメント、破線で示すβ線がバランサ18により発生さ
れる1次起振モーメントである。そして、第14図実線
1で示すがγ線が1次起振モーメントが除去される前の
起振モーメントであり、破線で示すδ線が、バランサ1
8により1次起振モーメントを打ち消した後の起振モー
メントである。この第14図γ線とδ線との比較によ
り、1次起振モーメントをバランサ18により打ち消す
ことの効果(起振モーメント低減)が容易理解される。
よる1次起振モーメントの打ち消しについて、図式的に
第13図、第14図に示してある。すなわち、第13図
において、実線で示すα線が燃焼に起因する1次起振モ
ーメント、破線で示すβ線がバランサ18により発生さ
れる1次起振モーメントである。そして、第14図実線
1で示すがγ線が1次起振モーメントが除去される前の
起振モーメントであり、破線で示すδ線が、バランサ1
8により1次起振モーメントを打ち消した後の起振モー
メントである。この第14図γ線とδ線との比較によ
り、1次起振モーメントをバランサ18により打ち消す
ことの効果(起振モーメント低減)が容易理解される。
さて次に、エンジン負荷に応じて、バランサ18を進角
させなければならない理由について詳述する。先ず、第
2図において、クランク軸11の軸心を通りかつ気筒軸
心方向に伸びる軸をY軸、このY軸と直交する軸をX軸
として、両バランサ18(の合成重心G)の座標を(x
1、y1)および(x2、y2)とする。また、両バラ
ンサ18はクランク軸11に対して逆回転されるものと
され、かつZ軸方向(紙面直角方向)においてはクラン
ク軸11の軸方向中間部同位置にあるものとする。そし
て、クランク軸11のクランク角をθ(上死点位置から
の回転角)、バランサ18の質量をm、回転半径をr
(第7図Rに相当する)、角速度をω、一方のバランサ
18のクランク角θに対するずれの角度(位相)を
α1、他方のバランサ18のクランク角θに対するずれ
の角度をα2、エンジンの総排気量をVとする。また、
前述のように、トルクハーモニック係数をa1、b1と
する(第11図参照)。
させなければならない理由について詳述する。先ず、第
2図において、クランク軸11の軸心を通りかつ気筒軸
心方向に伸びる軸をY軸、このY軸と直交する軸をX軸
として、両バランサ18(の合成重心G)の座標を(x
1、y1)および(x2、y2)とする。また、両バラ
ンサ18はクランク軸11に対して逆回転されるものと
され、かつZ軸方向(紙面直角方向)においてはクラン
ク軸11の軸方向中間部同位置にあるものとする。そし
て、クランク軸11のクランク角をθ(上死点位置から
の回転角)、バランサ18の質量をm、回転半径をr
(第7図Rに相当する)、角速度をω、一方のバランサ
18のクランク角θに対するずれの角度(位相)を
α1、他方のバランサ18のクランク角θに対するずれ
の角度をα2、エンジンの総排気量をVとする。また、
前述のように、トルクハーモニック係数をa1、b1と
する(第11図参照)。
以上のことを前提として、燃焼に起因する1次起振モー
メントMGASは、 MGAS =V(a1 cosθ+b1sin θ)/2 (2) となる。また、両バランサ18による1次起振モーメン
トMBAL は、 さらに、両バランサ18同士自体が静的に釣合うには、 m1 r1 cos α1+m2 r2 cos α2=0(6) m1 r1 cos α1+m2 r2 sin α2=0(7) を満足する必要がある。
メントMGASは、 MGAS =V(a1 cosθ+b1sin θ)/2 (2) となる。また、両バランサ18による1次起振モーメン
トMBAL は、 さらに、両バランサ18同士自体が静的に釣合うには、 m1 r1 cos α1+m2 r2 cos α2=0(6) m1 r1 cos α1+m2 r2 sin α2=0(7) を満足する必要がある。
そして、燃焼に起因する1次起振モーメントMGAS をバ
ランサ18が発生する1次起振モーメントMBAL により
打ち消すには該両者MGAS と、MBAL とを等しくすれば
よく、このMGAS =MBAL のため、(4)、(5)式より、 −x1m1r1ω2cos α1 −x2m2r2ω2cos α2 +y1m1r1ω2sin α1 +y2m2r2ω2sin α2 =V・a1/2 (8) −x1m1r1ω2sin α1 −x2m2r2ω2sin α2 −y1m1r1ω2cos α1 −y2m2r2ω2cos α2 =V・b1/2 (9) (6)、(7)式を上記(8)、(9)式に代入して、cos α24の
項およびsin α2の項につき解くと、 (10)、(11)式より ここで、簡単化のため座標系をy1=y2かつ x1=x2とすると、(12)式は、 α2=tan -1(b1/a1) (13) また、(6)、(7)式より tan α1=tan α2 (14) したがって、この(14)式から、 α1=α2±nπ(n=1、2・・・) となるが、(8)、(9)式より、α1に対して1つのα2が
定まる。したがって、 tan α1=(tan α2)tan -1(b1/a1) (15) となる。この(17)式は、第12図に示すように、エンジ
ン負荷(平均有効圧力Pe)が大きくなるにつれて大き
くなることを明確に示している。
ランサ18が発生する1次起振モーメントMBAL により
打ち消すには該両者MGAS と、MBAL とを等しくすれば
よく、このMGAS =MBAL のため、(4)、(5)式より、 −x1m1r1ω2cos α1 −x2m2r2ω2cos α2 +y1m1r1ω2sin α1 +y2m2r2ω2sin α2 =V・a1/2 (8) −x1m1r1ω2sin α1 −x2m2r2ω2sin α2 −y1m1r1ω2cos α1 −y2m2r2ω2cos α2 =V・b1/2 (9) (6)、(7)式を上記(8)、(9)式に代入して、cos α24の
項およびsin α2の項につき解くと、 (10)、(11)式より ここで、簡単化のため座標系をy1=y2かつ x1=x2とすると、(12)式は、 α2=tan -1(b1/a1) (13) また、(6)、(7)式より tan α1=tan α2 (14) したがって、この(14)式から、 α1=α2±nπ(n=1、2・・・) となるが、(8)、(9)式より、α1に対して1つのα2が
定まる。したがって、 tan α1=(tan α2)tan -1(b1/a1) (15) となる。この(17)式は、第12図に示すように、エンジ
ン負荷(平均有効圧力Pe)が大きくなるにつれて大き
くなることを明確に示している。
以上により、エンジン負荷に応じてバランサ18の位相
をα1、α2を進角させることにより、燃焼に起因する
1次起振モーメントンのエンジン負荷に応じた位相変化
に追従して、この1次起振モーメントをバランサ18に
よって除去することができる。ちなみに、平均有効圧力
Pe が−〜5kg/cm2の範囲で減筒運転を行うとき
は、α1(α2も同じ)は、−99,93゜〜108,
36゜というように、8,43゜の範囲で変化させれば
よいことになる。なお、通常は、ある特定のエンジン負
荷のときの基準位相(α1、α2)を定めておき、エン
ジン負荷の変化に応じてこの基準位相から進角あるいは
遅角させればよい。このことは、バランサ18の回転半
径の調整についても同じである(ただし回転半径につい
ては基準となるエンジン負荷とエンジン回転数とが特定
される)。
をα1、α2を進角させることにより、燃焼に起因する
1次起振モーメントンのエンジン負荷に応じた位相変化
に追従して、この1次起振モーメントをバランサ18に
よって除去することができる。ちなみに、平均有効圧力
Pe が−〜5kg/cm2の範囲で減筒運転を行うとき
は、α1(α2も同じ)は、−99,93゜〜108,
36゜というように、8,43゜の範囲で変化させれば
よいことになる。なお、通常は、ある特定のエンジン負
荷のときの基準位相(α1、α2)を定めておき、エン
ジン負荷の変化に応じてこの基準位相から進角あるいは
遅角させればよい。このことは、バランサ18の回転半
径の調整についても同じである(ただし回転半径につい
ては基準となるエンジン負荷とエンジン回転数とが特定
される)。
(発明の効果) 本発明は以上述べたことから明らかなように、エンジン
負荷の変動に応じて燃焼に起因する1次起振モーメント
の位相が変動しても、これに応じてバランサの位相も変
化させるので、この燃焼に起因する1次起振モーメント
をより高精度に除去することができ、エンジンの振動低
減上好ましいものが得られる。
負荷の変動に応じて燃焼に起因する1次起振モーメント
の位相が変動しても、これに応じてバランサの位相も変
化させるので、この燃焼に起因する1次起振モーメント
をより高精度に除去することができ、エンジンの振動低
減上好ましいものが得られる。
第1図は本発明の一実施例を示すもので、気筒数可変式
エンジンの簡略一部断面平面図。 第2図はクランク軸とバランサとバランサの位相調整手
段との関係を示す簡略図。 第3図は第1図に示すエンジンのバランサ駆動部分にお
ける側面一部断面図。 第4図は第3図の要部拡大断面図。 第5図はバランスシャフトとバランサとの部分を示す側
面断面図。 第6図は分割式とされたバランサの一方のバランサ片を
バランスシャフトの軸方向から見た図。 第7図は2つのバランサ片からなるバランサをその軸方
向から見た説明図。 第8図は第7図に示すバランサの挟み角と回転半径比と
の関係を示すグラフ。 第9図はエンジン回転数とエンジン負荷とに対応したバ
ランサの最適な回転半径比(挟み角)の一例を示すグラ
フ(マップ)。 第10図は本発明の制御例を示すフローチャート。 第11図は1次成分のトルクハーモニック係数の一例を
示すグラフ。 第12図は平均有効圧力と燃焼に起因する1次起振モー
メントの位相との関係の一例を示すグラフ。 第13図は燃焼に起因する1次起振モーメントとバラン
サによる1次起振モーメントとの関係を示すグラフ。 第14図は燃焼に起因する1次起振モーメントが除去さ
れる前と除去された後の起振モーメントの様子を示すグ
ラフ。 1:エンジン 2:気筒 2b、2c:休止気筒(減筒運転時) 5:シャッタ弁(気筒数切換用) 6:アクチュエータ(気筒数切換用) 11:クランク軸 12:バランスシャフト 12a:二重スプライン部 13:被動スプロケット 14:駆動スプロケット 16:チエーン 17:電磁クラッチ(バランサ駆動用) 18:バランサ 18A、18B:バランサ片 22:シリンダ(バランサの回転半径比変更用) 23:油室 23a:アクチュエータ(油圧調整用) 41:位相可変機構 42、43:ローラ 44:支持部材 45:アクチュエータ(位相変更用) 51:制御ユニット 53:センサ(エンジン負荷検出用)
エンジンの簡略一部断面平面図。 第2図はクランク軸とバランサとバランサの位相調整手
段との関係を示す簡略図。 第3図は第1図に示すエンジンのバランサ駆動部分にお
ける側面一部断面図。 第4図は第3図の要部拡大断面図。 第5図はバランスシャフトとバランサとの部分を示す側
面断面図。 第6図は分割式とされたバランサの一方のバランサ片を
バランスシャフトの軸方向から見た図。 第7図は2つのバランサ片からなるバランサをその軸方
向から見た説明図。 第8図は第7図に示すバランサの挟み角と回転半径比と
の関係を示すグラフ。 第9図はエンジン回転数とエンジン負荷とに対応したバ
ランサの最適な回転半径比(挟み角)の一例を示すグラ
フ(マップ)。 第10図は本発明の制御例を示すフローチャート。 第11図は1次成分のトルクハーモニック係数の一例を
示すグラフ。 第12図は平均有効圧力と燃焼に起因する1次起振モー
メントの位相との関係の一例を示すグラフ。 第13図は燃焼に起因する1次起振モーメントとバラン
サによる1次起振モーメントとの関係を示すグラフ。 第14図は燃焼に起因する1次起振モーメントが除去さ
れる前と除去された後の起振モーメントの様子を示すグ
ラフ。 1:エンジン 2:気筒 2b、2c:休止気筒(減筒運転時) 5:シャッタ弁(気筒数切換用) 6:アクチュエータ(気筒数切換用) 11:クランク軸 12:バランスシャフト 12a:二重スプライン部 13:被動スプロケット 14:駆動スプロケット 16:チエーン 17:電磁クラッチ(バランサ駆動用) 18:バランサ 18A、18B:バランサ片 22:シリンダ(バランサの回転半径比変更用) 23:油室 23a:アクチュエータ(油圧調整用) 41:位相可変機構 42、43:ローラ 44:支持部材 45:アクチュエータ(位相変更用) 51:制御ユニット 53:センサ(エンジン負荷検出用)
Claims (1)
- 【請求項1】2気筒が互いに360゜のクランク角位相
をもって燃焼され、この燃焼によって生ずる1次起振モ
ーメントを、クランク軸によって回転駆動されるバラン
サが発生する1次起振モーメントによって打ち消すよう
にした4サイクル2気筒運転エンジンのバランサ装置に
おいて、 エンジン負荷を検出する負荷検出手段と、 前記バランサのクランク角に対する位相を変化させる位
相調整手段と、 前記負荷検出手段からの出力を受け、前記位相調整手段
を制御して、エンジン負荷が大きくなるにつれて前記バ
ランサの位相を進角させる位相制御手段と、 を備えていることを特徴とする4サイクル2気筒運転エ
ンジンのバランサ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24505185A JPH0637918B2 (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 4サイクル2気筒運転エンジンのバランサ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24505185A JPH0637918B2 (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 4サイクル2気筒運転エンジンのバランサ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62106145A JPS62106145A (ja) | 1987-05-16 |
| JPH0637918B2 true JPH0637918B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=17127848
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24505185A Expired - Lifetime JPH0637918B2 (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 4サイクル2気筒運転エンジンのバランサ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0637918B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7814878B2 (en) * | 2007-05-07 | 2010-10-19 | Ford Global Technologies, Llc | System and method for operation of an engine having multiple combustion modes and adjustable balance shafts |
| FR2971571B1 (fr) | 2011-02-15 | 2013-02-08 | Renault Sas | Moteur a combustion interne equipe d'arbres d'equilibrage et procede de pilotage d'un tel moteur |
-
1985
- 1985-10-31 JP JP24505185A patent/JPH0637918B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62106145A (ja) | 1987-05-16 |
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